JP2016122953A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】HDR動画の拡大表示中に撮影シーンが変更された場合でも、露光量の変更を効率よく行えることを可能にした撮像装置を提供すること。【解決手段】撮影手段と、画像表示手段と、画像保存手段と、特徴量決定手段と、特徴量比較手段と、露光量決定手段と、露光量変更手段と、HDR合成画像生成手段と、ライブビュー表示手段と、ライブビュー拡大表示手段を有し、画角の一部を撮影してHDRライブビュー拡大表示するとき、画角全体の撮影画像から決定した露光量でHDRライブビュー拡大表示を行い、拡大表示中に撮像した画角の一部の画像と画角全体の撮影画像の一部の特徴量を特徴量比較手段で比較し、事前に決定したある閾値以上に特徴量の差異があった際に、自動的に画角全体の撮影を行いその撮影画像に応じて露光量を決定し、変更することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置および方法に関し、特に動画HDR撮影を行う撮像装置に関する。
近年、様々な撮像技術が搭載された撮像装置が存在する。撮影画像の白飛びや黒潰れを抑制するために、同一シーンを露光量を変更して撮影した複数の画像を合成することで1回の撮影ダイナミックレンジより広いダイナミックレンジを有する画像を取得する方法として、HDR(High Dynamic Range)と呼ばれる技術が知られている。
また、近年ではそのHDRによる合成画像取得を連続的に行ってライブビュー表示を行う、または動画記録を行うHDR動画と呼ばれる技術も知られている。さらに、ライブビュー表示中に撮影視野内の一部を詳細に確認するために、拡大して表示する技術も一般的である。この拡大表示を行うとき、撮影視野の一部の撮像のみを行うため、撮影視野全体のシーンを考慮した明るさでライブビュー拡大表示を行えないことがある。
特許文献1には、拡大表示用の露光制御部を有して拡大表示の画質を変更してこの問題を解決する技術が開示されている。また、特許文献2には、HDR時の複数の露光画像の中から少なくとも1つの評価値を選択する技術が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、動画HDR時の拡大表示に関する記述は無く、また、拡大専用の露光制御部を有する必要があるため、コストの上昇という問題が生じる。また、上述の特許文献2に開示された従来技術では、たとえば少なくとも1つの評価値を用いてHDR時の露光量を決めることができるが、拡大表示についての記述は無い。
そこで、本発明の目的は、HDR動画の拡大表示中に撮影シーンが変更された場合でも、露光量の変更を効率よく行えることを可能にした撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、
被写体の撮影を行う撮影手段(100、200、400)と、前記撮影手段で撮影された画像を表示する画像表示手段(107)と、前記撮影手段で撮影された画像を保存する画像保存手段(103)と、前記撮影手段で撮影された画像の全体または一部の特徴量を決定する特徴量決定手段(102)と、前記特徴量決定手段で決定した2つ以上の特徴量を比較する特徴量比較手段(101、102)と、前記撮影手段で撮影された画像より撮影されるときの露光量を決める露光量決定手段(102)と、前記撮影手段で撮影されるときの露光量を変更する露光量変更手段(102、200)と、露光量の異なる複数の画像を合成してハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成するHDR合成画像生成手段(101、102)と、前記撮影手段で画角の全体を連続的に撮影された画像を表示するライブビュー表示手段(107)と、前記撮影手段で画角の一部を連続的に撮影して前記画像表示手段に表示するライブビュー拡大表示手段(107)を有し、
画角の一部を撮影してHDRライブビュー拡大表示するとき、画角全体の撮影画像から決定した露光量でHDRライブビュー拡大表示を行い、拡大表示中に撮像した画角の一部の画像と画角全体の撮影画像の一部の特徴量を前記特徴量比較手段で比較し、事前に決定したある閾値以上に特徴量の差異があった際に、自動的に画角全体の撮影を行いその撮影画像に応じて露光量を決定し、変更することを特徴とする。
被写体の撮影を行う撮影手段(100、200、400)と、前記撮影手段で撮影された画像を表示する画像表示手段(107)と、前記撮影手段で撮影された画像を保存する画像保存手段(103)と、前記撮影手段で撮影された画像の全体または一部の特徴量を決定する特徴量決定手段(102)と、前記特徴量決定手段で決定した2つ以上の特徴量を比較する特徴量比較手段(101、102)と、前記撮影手段で撮影された画像より撮影されるときの露光量を決める露光量決定手段(102)と、前記撮影手段で撮影されるときの露光量を変更する露光量変更手段(102、200)と、露光量の異なる複数の画像を合成してハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成するHDR合成画像生成手段(101、102)と、前記撮影手段で画角の全体を連続的に撮影された画像を表示するライブビュー表示手段(107)と、前記撮影手段で画角の一部を連続的に撮影して前記画像表示手段に表示するライブビュー拡大表示手段(107)を有し、
画角の一部を撮影してHDRライブビュー拡大表示するとき、画角全体の撮影画像から決定した露光量でHDRライブビュー拡大表示を行い、拡大表示中に撮像した画角の一部の画像と画角全体の撮影画像の一部の特徴量を前記特徴量比較手段で比較し、事前に決定したある閾値以上に特徴量の差異があった際に、自動的に画角全体の撮影を行いその撮影画像に応じて露光量を決定し、変更することを特徴とする。
本発明によれば、HDR動画の拡大表示中に撮影シーンが変更された場合でも、露光量の変更を効率よく行えることを可能にした撮像装置の提供を実現できる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態にかかわる撮像装置の構成ブロック図である。カメラ400は、マイコン100、撮像部200、記録媒体300を有しており、撮像部200が撮像した画像をマイコン100で画像処理を行い、記録媒体300に記録する。マイコン100は、画像処理部101、CPU(Central Processing Unit)102、メモリ103、コーデック部104、外部接続部105、操作部106、表示部107、記録制御部108を有する。
画像処理部101は、撮像部200から出力された画像データに対して画素補間処理や色変換処理等の画像処理を行う。また、画像処理部101は、撮像素子200aから読みだした撮像データをYUV色空間のデータフォーマットに変換を行う。また、画像処理部101は、複数の画像データの合成を行うことが可能であり、HDR合成などを実現することができる。CPU102は、メモリ103に格納されているコンピュータプログラムに従って、カメラ400全体の動作を制御する。
メモリ103は、CPU102のワークエリアとして機能する。また、メモリ103は、合成画像を生成するための画像の保持領域として機能する。なお、CPU102のワークエリアおよび画像保持領域は、メモリ103に限られるものではなく、ハードディスクドライブ等の外部記録装置等であってもよい。
撮像部200及び画像処理部101は、CPU102によって、AF処理及びAE処理を行うように制御される。CPU102からAF処理及びAE処理を開始するように指示された場合、画像処理部101は、撮像部200から出力される画像データを用いて演算処理を行う。撮像部200及び画像処理部101は、この演算結果に基づいて、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF処理及びAE処理を行う。
また、撮像部200及び画像処理部101は、CPU102によって、撮影を行うように制御される。CPU102から撮影を開始するように指示された場合、撮像部200及び画像処理部101は露光処理や現像処理等の処理を含む撮影処理を実行する。撮像素子200aから出力されたアナログデータは画像処理部101により、A/D変換を介してデジタルデータに変換され、YUV形式の画像データとしてメモリ103に書き込まれる。メモリ103に書き込まれた画像データに対して、コーデック部104によりエンコードが行われる。
コーデック部104ではYUVの画像データをJPEG形式やロスレス圧縮(RAW形式)などの静止画像へのエンコード及び、JPEG形式やロスレス圧縮(RAW形式)などのデータをYUVの画像データにデコードを行う事が可能である。エンコードされた静止画像はメモリ103に配置される。マイコン100は、同じYUVの画像データに対してコーデック部で異なるエンコードを使用して複数の静止画像を生成することができる。外部接続部105は、カメラ400が外部の機器と接続された場合に、接続制御をおこなう。
パソコンとUSB(Universal Serial Bus)などで接続された場合、撮影した静止画像を外部接続部105から直接パソコンに送ることができる。また、外部接続部105は、無線接続の通信や、テレビなどの映像出力機器への映像信号を制御できてもよい。
操作部106は、カメラ400を操作するためのユーザインターフェースを提供する。操作部106は、カメラ400を操作するための電源ボタン、モード変更ボタン、シャッターボタン、十字ボタン、メニューボタン等を有し、各ボタンはスイッチ、タッチパネル等により構成される。表示部107は、液晶ディスプレイなどの表示装置により構成される。カメラ400の動作モードが撮影モードである場合、表示部107は、撮像部200で生成された映像データがメモリ103上に展開され、その映像データが表示部107に表示されるように制御される。
記録制御部108は、カメラ400の動作モードが撮影モードである場合は、撮像部200で生成された画像データをコーデック部104でエンコードした静止画像データをファイル形式で記録媒体300に記録する。記録制御部108に接続される記録媒体300は、取り外し可能なリムーバブルメディアでもよいし、カメラ400に内蔵される記憶領域でもよい。撮像素子200aは、不図示のレンズユニットを介して入射した被写体の光学像を電気信号である画像信号に変換する。撮像素子の一例として、例えばCCDイメージセンサやCMOSセンサがある。
ミラー手段200bは、レンズユニットを介して入射した被写体の光学像を撮像素子200aまたは、ファインダー200cに導く位置に移動する。ファインダー200cは、光学ファインダーであり、レンズユニットを介して入射した被写体の光学像を目視で確認することができる。このカメラ400のマイコン100で、異なる露光量で撮影された2枚の画像を動画HDR合成して、合成画像を表示部107に表示するときのタイミングチャートについて図2を用いて説明する。
はじめに、T0において、CPU102から撮像部200に対して露光量A1を設定する。次にT10において、設定された露光量A1で撮像部200で撮像1を開始し、T11で撮像1が終了する。次に、T11において撮像1で撮像された画像に対して画像処理部101で画像処理1が開始され、T12で終了する。次に、T12において次に撮像される画像と合成させるために、メモリ103に画像保持1を行う。
次に、T13においてCPU102から撮像部200に対して、露光量A1とは違う値をとる露光量B1を設定する。次にT20において、設定された露光量B1で撮像部200で撮像2を開始し、T21で終了する。次に、T21において撮像2で撮像された画像に対して画像処理部101で画像処理2が開始され、T22で終了する。次にT22において、露光量Aで撮影された撮像1が保持されている画像保持1の画像と、露光量Bで撮影された撮像2の画像を合成開始し、T23で終了する。次にT23において、合成画像を表示部107で表示開始する。
このように2つの異なる露光量、A1とB1で撮影された撮像1と撮像2の画像を合成することで、1回の撮影で得られるダイナミックレンジよりも広いレンジを持つ画像を得るHDR合成を実現している。
次にT23において、CPU102から撮像部200に対して露光量A2を設定する。このとき露光量設定A2の値は、必ずしもT0で設定した露光量設定A1の値と同じでなくてもよい。T30以降は前述T10からT23における処理を引き続き連続して実施することで、HDR合成画像を連続して表示する動画HDRを実現している。この動画HDR画像を拡大表示する際の問題点を図3を用いて説明する。
図3はHDR合成されたときの画像で、301および303は画角全体を撮影して表示している全画面画像であり、302および304は画角の一部を撮影して表示している拡大画像である。全画面画像301では、画角全体の撮影画像の明るさを考慮して露光量を決定している。例えば被写体305や被写体306をダイナミックレンジ内に収めて白飛びや黒潰れをしないように露光量を決めることができる。
全画面画像301内の領域307を選択し、その領域を拡大表示したものが拡大画像302である。拡大画像を表示しているときは、画角の一部のみの撮影を行うため、画角全体の明るさを考慮して露光量が決めることができない。よって、拡大前の全画面表示中に決定した露光量で固定して撮影を行っている。被写体308は全画面画像で露光量を決めた時に存在していたため、その明るさはダイナミックレンジ内に収まっており、白飛びや黒潰れをすることなく適正な明るさで表示することができる。
ここで、拡大画像302を表示中に、画角外からダイナミックレンジ外の明るさを持つ被写体が画角内に現れた時のことを考える。304は、そのときのダイナミックレンジ外の明るさを持つ被写体309が表示された拡大画像である。そのときは画角全体の画像は撮影されていないが、303は画角全体のイメージを表している。
前述のように、拡大表示中は露光量を固定しているため、拡大画像304のようにダイナミックレンジ外の明るさを持つ被写体が後から拡大表示内に入った際は、HDRでダイナミックレンジを広げた特性を生かすことなく、白飛びまたは黒潰れをしたまま撮影されて表示されてしまうという問題が生じる。以下、これらの問題点を解決するための実施例を説明する。
[実施例1]
以下、図4、図5および図6を参照して、本発明の第1の実施例による、動画HDR拡大表示時に特徴量の変化を検出した時に全画面画像を取り直して露光量を再設定するときの動作について説明する。図4は拡大表示前に画角全体を撮影して表示している全画面表示イメージと画角の一部を撮影して表示している拡大表示イメージ、およびそれらの画像特徴量を表している。この図を用いて、拡大時に画像特徴量を用いて撮影シーンの変更を検出する方法を説明する。
以下、図4、図5および図6を参照して、本発明の第1の実施例による、動画HDR拡大表示時に特徴量の変化を検出した時に全画面画像を取り直して露光量を再設定するときの動作について説明する。図4は拡大表示前に画角全体を撮影して表示している全画面表示イメージと画角の一部を撮影して表示している拡大表示イメージ、およびそれらの画像特徴量を表している。この図を用いて、拡大時に画像特徴量を用いて撮影シーンの変更を検出する方法を説明する。
401は全画面画像であり、領域405は拡大指示が行われたときに拡大する領域を表している。また、402は領域405の画像特徴量を表している。画像特徴量として使用する値にはRGB各画素値や輝度値の領域内の積分値が考えられるが、その他の値を用いてもよい。403は領域405を拡大したときの拡大画像である。また、404は拡大画像403の画像特徴量を表している。この画像特徴量404を領域405の画像特徴量402と比較して、画像特徴量内の各値の差が事前に設定している閾値を超えていた時に、全画面画像と拡大画像では撮影シーンが変更されたと見なすことができる。
図5は拡大表示時に画像特徴量の変化を検出した時に、自動的に全画面画像を取り直すときの画像の表示イメージを表している。501は拡大画像であり、この画像で図4の説明で前述した撮影シーンの変更を検出したときの動作を説明する。
全画面画像501において、被写体505が拡大画像に現れたため画像特徴量が大きく変化し、撮影シーンの変更が検出される。撮影シーン変更を検出したときには露光量の変更を行いたいが、拡大表示による画角の一部の撮影では画角全体を考慮した露光量を算出することはできない。よってここで自動的に全画面撮影502を行って画角全体に存在する被写体506、507および508を考慮して露光量を再設定する。503は露光量を再設定した後の全画面表示である。露光量再設定前は白飛びしていた被写体509の白飛びが消えており、新しい撮影シーンに適正な露光量を設定することができたことがわかる。
その後、露光再設定前に拡大表示していた領域510を自動的に拡大表示してもよい。504は露光量再設定後の拡大表示である。ここでも露光量再設定前は白飛びしていた被写体511の白飛びが抑えられていることがわかる。
図6は拡大表示時に特徴量の変化を検出した時に全画面画像を取り直すときの制御のフローチャートである。このフローチャートを用いて、本制御を説明する。
はじめに、操作部106を介してCPU102がHDRモード設定を受けると、マイコン100および撮像部200は動画HDR撮像制御の設定を行う(S601)。次に、操作部106を介してCPU102が表示開始要求を受けると、S601で設定された動画HDRモードを開始して、表示部107はHDR合成画像を全画面表示する(S602)。
次に、全画面表示を行っている画角全体の撮影画像を使用して、CPU102は撮影シーンに適正な露光量を決定し、撮像部200および画像処理部101に設定して、適正露光画像を撮影する(S603)。次に、全画面表示中に操作部106を介してCPU102が拡大表示の要求を受けているかチェックし、要求が来ていなければ全画面表示を続ける(S604)。拡大表示要求を受けていれば、次に、S603で露光量を設定したときの画像をメモリ103に保存する(S605)。次に、保存した画像から、画像処理部101およびCPU102は拡大する領域の画像特徴量を算出し、メモリ103に保存する(S606)。
次に撮像部200は画角の一部を撮影して表示部107は動画HDR拡大表示を行う(S607)。次に画像処理部101およびCPU102は表示している拡大領域の特徴量を算出する(S608)。次に、CPU102はS606で全画面画像の一部領域から算出した画像特徴量と、S609で拡大画像から算出した画像特徴量を比較する(S609)。その比較の結果、特徴量の差が閾値以下のときは撮影シーンは大きく変更していないと見なして拡大表示を続ける(S610)。もし、特徴量の差が閾値以上のときは撮影シーンが大きく変更されたと見なして、自動的に動画HDR全画面表示を行う(S611)。
次に、全画面表示を行っている画角全体の撮影画像を使用して、CPU102は撮影シーンに適正な露光量を決定し、撮像部200および画像処理部101に設定して、適正露光画像を撮影する(S612)。次に、S612で露光量を設定したときの画像をメモリ103に保存する(S613)。次に、保存した画像から、画像処理部101およびCPU102は拡大する領域の画像特徴量を算出し、メモリ103に保存する(S614)。
次に、自動的にS607で表示していた位置であらためて拡大位置を行う(S615)。このときS607とは露光量が変更されていることになり、もしS607で撮影シーン変更に対応した露光量で拡大撮影が行われていなくても、S615では適正な露光量で拡大画像の撮影および表示が行えるようになる。このように拡大表示中に撮影シーンが変更しても、全画面画像を取り直すことで適正な露光量で動画HDRの撮影および表示を行うことができる。
[実施例2]
以下、図7および図8を参照して、本発明の第2の実施例による、動画HDR拡大表示時の表示位置移動後に特徴量の変化を検出した時に全画面画像を取り直して露光量を再設定するときの動作について説明する。
以下、図7および図8を参照して、本発明の第2の実施例による、動画HDR拡大表示時の表示位置移動後に特徴量の変化を検出した時に全画面画像を取り直して露光量を再設定するときの動作について説明する。
図7は拡大表示前に画角全体を撮影して表示している全画面表示イメージと画角の一部を撮影して表示している拡大表示イメージ、拡大表示位置移動後の拡大表示イメージおよびそれらの画像特徴量を表している。この図を用いて、拡大表示位置移動後に画像特徴量を用いて撮影シーンの変更を検出する方法を説明する。701は全画面画像であり、領域709は拡大指示が行われたときに拡大する領域を表している。また、702は領域709の画像特徴量を表している。
703は領域709を拡大したときの拡大画像である。また、704は拡大画像703の画像特徴量を表している。702と704の画像特徴量を比較すると、事前に設定した閾値以上の差異が無く、まだ撮影シーンの変更は発生していないと見なすことができる。
次に、拡大表示中に拡大画像703から、拡大位置を左下方向に移動したときの処理を考える。705は拡大表示前に保存した全画面画像である。この保存した画像705があるため、拡大表示位置を移動した後の画像特徴量も算出することができる。領域710は保存した全画面画像内の拡大位置移動後の拡大表示位置に相当する領域であり、708はその領域710の画像特徴量となる。
次に、拡大表示中に拡大画像703から、拡大位置を左下方向に移動したときの処理を考える。705は拡大表示前に保存した全画面画像である。この保存した画像705があるため、拡大表示位置を移動した後の画像特徴量も算出することができる。領域710は保存した全画面画像内の拡大位置移動後の拡大表示位置に相当する領域であり、708はその領域710の画像特徴量となる。
707は表示位置を移動した後の拡大画像である。また、708は拡大画像707の画像特徴量を表している。ここでは、全画面表示中に存在していなかった被写体711が新たに表示されている。この画像特徴量708と保存した画像の領域から算出した画像特徴量706を比較して、画像特徴量内の各値の差が事前に設定している閾値を超えていた時に、全画面画像と表示位置移動した後の拡大画像では撮影シーンが変更されたと見なすことができる。
図8は拡大表示位置移動後に特徴量の変化を検出した時に全画面画像を取り直すときの制御のフローチャートである。このフローチャートを用いて、本制御を説明する。S801からS805までは、それぞれ図6のS601からS605の処理に相当するため、説明を省略する。次に撮像部200は画角の一部を撮影して表示部107は動画HDR拡大表示を行う(S806)。次に、CPU102は操作部106を介して拡大表示位置の移動要求を受けていないかチェックし、現在拡大位置の移動中であると判定された場合は移動が終了するまで待つ(S807)。
拡大表示位置の移動が終われば、次に、画像処理部101およびCPU102はS805で保存した全画面画像内の移動後の拡大位置に相当する領域の画像特徴量を算出する(S808)。次に、画像処理部101およびCPU102は移動後に表示している拡大領域の特徴量を算出する(S809)。次に、CPU102はS808で全画面画像の一部領域から算出した画像特徴量と、S809で拡大画像から算出した画像特徴量を比較する(S810)。
その比較の結果、特徴量の差が閾値以下のときは撮影シーンは大きく変更していないと見なして拡大表示を続ける(S811)。特徴量の差が閾値以上のときは撮影シーンが大きく変更されたと見なして、自動的に動画HDR全画面表示を行う(S812)。S813からS816は、それぞれ図6のS612からS615の処理に相当するため、説明を省略する。
このように拡大表示位置を移動した後でも、全画面表示のときから撮影シーンが変更していることを検出することができ、その結果、全画面画像を取り直すことで適正な露光量で動画HDRの撮影および表示を行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 マイコン、101 画像処理部、102 CPU、103 メモリ、
104 コーデック部、105 外部接続部、106 操作部、107 表示部、
108 記録制御部、200 撮像部、300 記録媒体、400 カメラ
104 コーデック部、105 外部接続部、106 操作部、107 表示部、
108 記録制御部、200 撮像部、300 記録媒体、400 カメラ
Claims (5)
- 被写体の撮影を行う撮影手段(100、200、400)と、前記撮影手段で撮影された画像を表示する画像表示手段(107)と、前記撮影手段で撮影された画像を保存する画像保存手段(103)と、前記撮影手段で撮影された画像の全体または一部の特徴量を決定する特徴量決定手段(102)と、前記特徴量決定手段で決定した2つ以上の特徴量を比較する特徴量比較手段(101、102)と、前記撮影手段で撮影された画像より撮影されるときの露光量を決める露光量決定手段(102)と、前記撮影手段で撮影されるときの露光量を変更する露光量変更手段(102、200)と、露光量の異なる複数の画像を合成してハイダイナミックレンジ(HDR)画像を生成するHDR合成画像生成手段(101、102)と、前記撮影手段で画角の全体を連続的に撮影された画像を表示するライブビュー表示手段(107)と、前記撮影手段で画角の一部を連続的に撮影して前記画像表示手段に表示するライブビュー拡大表示手段(107)を有し、
画角の一部を撮影してHDRライブビュー拡大表示するとき、画角全体の撮影画像から決定した露光量でHDRライブビュー拡大表示を行い、拡大表示中に撮像した画角の一部の画像と画角全体の撮影画像の一部の特徴量を前記特徴量比較手段で比較し、事前に決定したある閾値以上に特徴量の差異があった際に、自動的に画角全体の撮影を行いその撮影画像に応じて露光量を決定し、変更する撮像装置。 - 画角の一部を撮影してHDRライブビュー拡大表示するとき、拡大する前の画角全体の撮影画像を画像保存手段で保存し、画角全体の撮影画像から決定した露光量でHDR拡大表示を行い、拡大表示中に撮像した画角の一部の画像と画角全体の撮影画像の一部の特徴量を前記特徴量比較手段で比較し、事前に決定したある閾値以上に特徴量の差異があった際に、画角全体の撮影を行いその撮影画像に応じて露光量を決定して変更するが、その画角全体の撮影画像は表示せず、拡大画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- HDRライブビュー拡大表示中にオートフォーカス動作を行っている最中は、画角の一部の画像と画角全体の撮影画像の一部の特徴量を前記特徴量比較手段で比較しないで露光量の変更は行わないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- HDRライブビュー拡大表示中に拡大表示位置の変更を行っている最中は、画角の一部の画像と画角全体の撮影画像の一部の特徴量を前記特徴量比較手段で比較しないで露光量の変更は行わないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- HDRライブビュー拡大表示中に表示している画角の一部の画像の中にダイナミックレンジ外の輝度値を取る画素が無い場合は、画角の一部の画像と画角全体の撮影画像の一部の特徴量を前記特徴量比較手段で比較しないで露光量の変更は行わないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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