JP2014053857A - 画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、圧縮処理が施された動画データであっても、精度良く超解像処理を行なえる手段を提供する。
【解決手段】 画像処理装置は、選択部と、判定部と、ノイズ除去部と、超解像処理部とを備える。選択部は、圧縮された動画データを読み出して、処理対象となる複数のフレームを選択する。判定部は、選択部が選択したフレームの情報を解析して、フレーム毎にブロックノイズを除去するか否かを判定する。ノイズ除去部は、判定部の判定結果に応じて、ブロックノイズの除去処理をフレーム毎に行なう。超解像処理部は、除去処理が施されたフレームを含む処理対象となる複数のフレームに超解像処理を施すことにより、高解像度の画像を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラムに関する。
従来から位置ずれのある複数の低解像度の画像に基づいて、高解像度の画像を生成する超解像処理が知られている(例えば、特許文献1参照)。
超解像処理では、例えば、電子カメラで撮影された複数の低解像度の静止画像を合成することにより、1枚の高解像度の静止画像を生成することができる。
特開2009−55131号公報
しかしながら、圧縮処理が施された動画データを用いて超解像処理を行なった場合、その動画データに圧縮歪みであるブロックノイズが含まれると、例えば複数のフレームを用いて超解像処理をする際に必要となる画像の位置合わせの精度を低下させてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、圧縮処理が施された動画データであっても、精度良く超解像処理を行なえる手段を提供することを目的とする。
第1の発明に係る画像処理装置は、選択部と、判定部と、ノイズ除去部と、超解像処理部とを備える。前記選択部は、圧縮された動画データを読み出して、処理対象となる複数のフレームを選択する。前記判定部は、前記選択部が選択した前記フレームの情報を解析して、前記フレーム毎にブロックノイズを除去するか否かを判定する。前記ノイズ除去部は、前記判定部の判定結果に応じて、前記ブロックノイズの除去処理を前記フレーム毎に行なう。前記超解像処理部は、前記除去処理が施されたフレームを含む前記処理対象となる複数の前記フレームに超解像処理を施すことにより、前記フレームより高解像度の画像を生成する。
第2の発明は、第1の発明において、前記判定部は、前記フレーム毎の圧縮率と圧縮形式との少なくとも一方に基づいて、前記除去処理を行なうか否かを判定する。
第3の発明は、第1の発明において、前記ノイズ除去部は、前記ブロックノイズを除去するデブロッキングフィルタ処理を行なう。
第4の発明は、第1の発明において、前記圧縮された動画データは、フレーム間予測を用いて圧縮が施されたデータである。
第5の発明は、第4の発明において、前記判定部は、前記フレーム間予測に用いられるIフレーム、Bフレーム、Pフレームについて、予め設定した圧縮率の閾値に応じて、前記除去処理を行なうか否かを判定する。
第6の発明は、第1の発明において、前記判定部は、前記超解像処理に不適な解像度のフレームを前記処理対象から外す。
第7の発明に係る撮像装置は、被写体像を連続して撮像して生成した動画データを圧縮する圧縮処理部と、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の画像処理装置とを備える。
第8の発明に係る画像処理プログラムは、選択ステップと、判定ステップと、ノイズ除去ステップと、超解像処理ステップとを備える。前記選択ステップは、圧縮された動画データを読み出して、処理対象となる複数のフレームを選択する。前記判定ステップは、前記選択ステップにより選択された前記フレームの情報を解析して、前記フレーム毎にブロックノイズを除去するか否かを判定する。前記ノイズ除去ステップは、前記判定ステップの判定結果に応じて、前記ブロックノイズの除去処理を前記フレーム毎に行なう。前記超解像処理ステップは、前記除去処理が施されたフレームを含む前記処理対象となる複数の前記フレームに超解像処理を施すことにより、前記フレームより高解像度の画像を生成する。
本発明は、圧縮処理が施された動画データであっても、精度良く超解像処理を行なえる手段を提供できる。
電子カメラ1の構成例を示すブロック図 超解像処理モードの概要を説明する図 超解像処理モード下での電子カメラ1の動作を示すフローチャート 判定処理のサブルーチンのフローチャート 超解像処理のサブルーチンのフローチャート 超解像処理モード下での電子カメラ1の動作の変形例を示すフローチャート コンピュータ100の構成例を示すブロック図
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。第1実施形態では、本発明に係る撮像装置、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する実施の形態について説明する。
図1は、電子カメラ1の構成例を示すブロック図である。ここで、本発明に係る撮像装置の一実施形態である電子カメラ1は、本発明に係る画像処理装置の機能と、電子カメラ1の内部で処理する本発明に係る画像処理プログラムとを備える。
また、電子カメラ1は、動画撮影機能を有し、圧縮処理が施された動画データであっても、精度良く超解像処理を行なえる超解像処理モードを有している。
電子カメラ1は、撮影光学系10と、撮像素子11と、信号処理部12と、RAM(Random Access Memory)13と、フラッシュメモリ14と、記録インターフェース部(以下「記録I/F部」という。)15と、表示インターフェース部(以下「表示I/F部」という。)16と、表示モニタ17と、操作部18と、レリーズ釦19と、動画撮影釦20と、CPU(Central Processing Unit)21と、バス22とを備える。
このうち、信号処理部12、RAM13、フラッシュメモリ14、記録I/F部15、表示I/F部16及びCPU21は、バス22を介して互いに接続されている。
撮影光学系10は、一例として、焦点距離を調整するズームレンズと、撮像素子11の撮像面での結像位置を調整するフォーカスレンズとを含む複数のレンズ群で構成されている。レンズ駆動部(不図示)は、撮影光学系10内でズームレンズやフォーカスレンズのレンズ位置をCPU21の指示に応じて光軸方向に調整する。なお、簡単のため、図1では、撮影光学系10を1枚のレンズとして図示する。
撮像素子11は、被写体像を撮像して、画像(アナログの画像信号)を生成する。そして、撮像素子11が出力するアナログの画像信号は、信号処理部12に入力される。なお、撮像素子11の撮像面には、R(赤)、G(緑)B(青)の3種類のカラーフィルタが例えばベイヤー配列で配置されている。また、撮像素子11の電荷蓄積時間及び画像信号の読み出しは、タイミングジェネレータ(不図示)によって制御される。撮像素子11は、CCD(Charge Coupled Device)型又はCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型のカラーイメージセンサである。
信号処理部12は、アナログフロントエンド(AFE)回路と、A/D変換部と、デジタルフロントエンド(DFE)回路とを有している。
AFE回路は、撮像素子11が出力する画像信号に対してアナログ信号処理を施す。A/D変換部は、アナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。DFE回路は、A/D変換後の画像信号にデジタル信号処理を施す。なお、撮像素子11が出力する画像信号は、バス22を介して、画像データとしてRAM13に一時的に記録される。RAM13は、揮発性のメモリであり、画像データを一時的に記録するバッファメモリの領域を有する。
フラッシュメモリ14は、書き換え可能な不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ14は、電子カメラ1の制御を行なうプログラムを格納する。
記録I/F部15には、着脱自在の記録媒体M1を接続するためのコネクタ(不図示)が形成されている。そして、記録I/F部15は、そのコネクタに接続された記録媒体M1にアクセスして静止画データや動画データの記録処理等を行なう。この記録媒体M1は、例えば、カード型の不揮発性のメモリカードである。図1では、コネクタに接続された後の記録媒体M1を示している。なお、記録媒体M1は、本発明の一実施形態の画像処理プログラムを記録しているコンピュータ可読な記録媒体として用いても良い。
表示I/F部16は、表示モニタ17の表示画面上に画像等を表示するためのインターフェースを提供する。表示モニタ17は、例えば液晶表示媒体を利用した表示装置(液晶モニタ)である。そして、表示モニタ17は、例えば静止画像、動画像又は電子カメラ1の操作メニュー等を表示する。操作部18は、撮影者の操作(ユーザ入力)を受け付ける複数の釦を有しており、電子カメラ1を操作するための指示入力を受け付ける。
レリーズ釦19は、半押し操作(撮影前におけるオートフォーカス(AF)や自動露出(AE)等の撮影準備の動作開始)と全押し操作(記録用の静止画像を取得するための撮影の動作開始)との指示入力とを受け付ける。
動画撮影釦20は、押圧操作により動画撮影(動画記録)の開始の指示入力を受け付け、再度の押圧操作により動画撮影の終了の指示入力を受け付ける。
CPU21は、ASIC(画像エンジン:Application Specific Integrated Circuit)の機能を有し、各種演算及び電子カメラ1の統括的な制御を行なうマイクロプロセッサである。CPU21は、上記のプログラムを実行することにより、電子カメラ1の各部の制御等を行なう。また、CPU21は、RAM13に記録されている画像データを読み出し、各種の画像処理を施す。
また、CPU21は、例えば、記録媒体M1から本発明の一実施形態である画像処理プログラムをフラッシュメモリ14に格納する。これにより、CPU21は、本発明に係る画像処理装置の一態様として、選択部21aと、判定部21bと、ノイズ除去部21cと、超解像処理部21dとを備える。また、CPU21は、圧縮処理部21eと、復号処理部21fと、記録処理部21gとを備える。
なお、本実施形態では、説明を分かりやすくするため、図1において、選択部21a、判定部21b、ノイズ除去部21c及び超解像処理部21dをCPU21に含めて描いているが、CPU21とは別の専用のハードウエア回路で構成しても良い。さらに、本実施形態では、圧縮処理部21e、復号処理部21f及び記録処理部21gについても専用のハードウエア回路に含めても良い。
また、CPU21は、画像処理プログラムに従って、図3〜図6に示すフローチャートの処理(以下「フローの処理」という。)を実行する。
選択部21aは、圧縮された動画データを読み出して、処理対象となる複数のフレームを選択する。ここで、圧縮された動画データは、例えば、フレーム間予測を用いて圧縮が施された動画データである。フレーム間予測は、圧縮効率を高めるために、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式等の符号化処理に利用される。
フレーム間予測を用いて圧縮が施された動画データでは、非圧縮の場合のRAWデータと異なり、例えば、何枚かに一枚の割合で取得された動き予測の基準となるIフレーム(Intra-coded Frame)と、時間的に過去のフレームから予測(順方向予測)して生成したPフレーム(Predicted Frame)と、時間的に過去と未来の双方向から予測して生成したBフレーム(Bi-directional Predicted Frame)との組み合わせにより構成される。
このフレーム間予測を用いて圧縮が施されたデータは、復号化した際に、ブロックノイズが発生しやすいので、本実施形態の超解像処理モードを適用するデータとしては好適である。なお、フレームの選択の仕方については、図2等を用いて後述する。
判定部21bは、選択部21aが選択したフレームの情報を解析して、フレーム毎にブロックノイズを除去するか否かを判定する。具体的には、判定部21bは、フレーム毎の圧縮率と圧縮形式との少なくとも一方に基づいて、ブロックノイズの除去処理を行なうか否かを判定する。例えば、判定部21bは、フレーム間予測に用いられるIフレーム、Bフレーム、Pフレームについて、予め設定した圧縮率の閾値に応じて、ブロックノイズの除去処理を行なうか否かを判定する。これにより、判定部21bは、フレームの種別毎にブロックノイズの除去処理を行なうか否かを判定することができる。
ここで、例えば、MPEG形式の符号化処理では、画像信号に対して、所定の単位の画素ブロック毎に離散コサイン変換(Discrete Cosine Transformation)を施す。そして、この符号化処理では、離散コサイン変換を施した後、所定の量子化処理を行なうことにより情報量の圧縮を図る。
この際、この符号化処理では、量子化処理の程度に応じて圧縮率を大きくすることができるが、一部の情報を切り捨てるために、圧縮率に応じてモザイク状のブロックノイズが発生する。
すなわち、MPEG形式の符号化処理では、所定の単位の画素ブロック(例えば8×8画素)毎に量子化処理等を施すため、圧縮率に応じて、復号化した際にブロック境界(ブロックノイズ)が発生してしまう。他の符号化処理でも、復号化した際に圧縮率に応じて、ブロックノイズが発生する。
そこで、本実施形態では、圧縮率に閾値を設け、例えば、Iフレームより高圧縮なBフレーム、Pフレームについて、判定部21bは、ブロックノイズの除去処理を行なう判定を行なう。これにより、判定部21bは、Iフレームより高圧縮なフレームについて、ブロックノイズの除去処理の対象とする。このような判定を行なうのは、Bフレーム、Pフレームは、Iフレームと比較して、復号化した際にブロックノイズが発生しやすいためである。
なお、判定部21bは、フレームのファイルサイズに閾値を設定しても良い。すなわち、判定部21bは、フレームのファイルサイズが閾値以下の場合、高圧縮なフレームと判定する。これにより、判定部21bは、Iフレームより高圧縮なBフレーム、Pフレームについて、ブロックノイズの除去処理を行なう判定を行なうことができる。
また、判定部21bは、超解像処理に不適な解像度のフレームを処理対象から外す。このような判定を行なうのは、超解像処理に寄与しないフレームだからである。なお、超解像処理に不適な解像度のフレームとは、例えば、ボケ等に起因する低解像度のフレームや超解像処理に用いるフレームとしては圧縮率が高く、低画質のフレーム等が挙げられる。
ノイズ除去部21cは、判定部21bの判定結果に応じて、ブロックノイズの除去処理をフレーム毎に行なう。具体的には、ノイズ除去部21cは、ブロックノイズを除去するため、ブロック境界を平滑化する公知のデブロッキングフィルタ(Deblocking Filter)処理(以下「DF処理」という。)を行なう。これにより、ノイズ除去部21cは、ブロック境界(ブロックノイズ)のみを平滑化して、ブロックノイズの発生を抑制することができる。
つまり、ノイズ除去部21cは、超解像処理に使用するフレームのうち、判定部21bの判定結果に応じて、1枚〜全てのフレームにDF処理を行なう。
ここで、ブロックノイズが発生する(歪む境界)箇所は、圧縮形式に応じて推定でき、また、ブロックノイズは、高圧縮な設定であるほど発生しやすいため、本実施形態では、ブロックノイズが発生しやすい条件で、DF処理を適用する。デブロッキングフィルタは、必要ない箇所に適用すると、画質劣化を及ぼす可能性もあるため、本実施形態では、例えば、Iフレームであれば、DF処理を適用しなくても良い構成とする。これにより、ノイズ除去部21cは、画質劣化を抑制しつつ、DF処理を行なうことができる。
超解像処理部21dは、除去処理が施されたフレームを含む処理対象となる複数のフレームに超解像処理を施して、高解像度の静止画像を生成する。なお、超解像処理の詳細については、図5等を用いて後述する。
圧縮処理部21eは、静止画データ又は動画データに対して圧縮処理を施す。圧縮処理部21eは、静止画データに対しては、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式で圧縮処理を施す。また、圧縮処理部21eは、動画データに対しては、例えばMPEG形式で圧縮処理を施す。
なお、本実施形態で採用する動画データの圧縮形式は、MPEG(例えばMPEG−1〜4)形式に限られず、例えばITU(国際電気通信連合)によって勧告された、動画データの圧縮符号化方式の一つであるH.264又はH.265であっても良い。
或いは、本実施形態で採用する動画データの圧縮形式は、Motion−JPEGであっても良い。Motion−JPEGの場合、フレーム間の圧縮をしない分、圧縮率は低くなるが、フレーム毎にJPEG圧縮を行なっているので圧縮率に応じてブロックノイズが発生する可能性がある。そのため、判定部21bは、例えば、全てのフレームに対して、DF処理を行なうようにしても良い。つまり、判定部21bは、圧縮率と圧縮形式とに基づいて、ブロックノイズの除去処理を行なうか否かを判定することができる。したがって、本実施形態で採用する動画データの圧縮形式は、特に限定されない。なお、本実施形態では、Iフレーム、Bフレーム、Pフレームについても圧縮形式の一態様としても良い。
復号処理部21fは、圧縮された静止画データや動画データを、伸長することにより復号化処理する。記録処理部21gは、超解像処理により生成した静止画像をフラッシュメモリ14又は記録媒体M1に記録する。
次に、電子カメラ1の動作について説明する。
図2は、超解像処理モードの概要を説明する図である。図3は、超解像処理モード下での電子カメラ1の動作を示すフローチャートである。CPU21は、画像処理プログラムに基づいて、図3に示すフローの処理を実行する。
図3に示すフローの処理では、圧縮処理が施された動画データを処理対象とする。この動画データは、例えば、電子カメラ1で動画撮影され、記録媒体M1に記録されていることとする。なお、本実施形態において、処理対象となる複数のフレームは、一例として、同一被写体が略同一画角で時間的に連続して撮影されたフレームから構成される動画データであることとする。
ここで、CPU21は、操作部18を介して、超解像処理モードの指示入力を受け付ける。すると、CPU21は、超解像処理モードに移行し、操作部18を介して、ユーザから動画再生の指示入力を受け付けることにより、記録媒体M1から動画データを読み出して、復号化した後、表示モニタ17に動画を再生させる。
そして、ユーザは、再生された動画を見ながら、所望のワンシーンに対して超解像処理を行ないたい画像を指定することができる。この際、CPU21は、操作部18を介して、ユーザからの動画再生を停止させる指示入力を受け付けることにより、所望のワンシーンで停止させる。すると、CPU21は、以下に示すフローの処理を開始する。
ステップS101:CPU21の選択部21aは、フレームの選択処理を行なう。具体的には、選択部21aは、後述するステップS105の超解像処理を行なうため、動画データを参照し、ユーザにより指定された画像の元になるフレーム、及びそのフレームの前後の複数のフレームを選択する。
図2(a)は、フレームの選択処理を説明する図である。図2(a)では、説明の便宜上、動画再生中のn枚目のフレームから番号付け(1〜12)をしている。また、図中のI、B、Pは、それぞれ、該当する番号のフレームが、Iフレーム、Bフレーム、Pフレームの何れかを表わしている。
一例として、ユーザが指定した画像(表示モニタ17に表示されている画像)の元になるフレームが、図2(a)において、フレーム3であった場合、選択部21は、圧縮された動画データ(例えばフレーム1〜5)を記録媒体M1からRAM13に読み出して、処理対象となるフレーム1〜5として選択する。そして、CPU21は、ステップS102の処理に移行する。
ステップS102:CPU21の判定部21bは、選択部21bが選択したフレームの判定処理を行なう。具体的には、判定部21bは、フレームの情報を解析して、フレーム毎にブロックノイズを除去するか否かを判定する。フレームの情報としては、圧縮率と圧縮形式とを含む。ここで、判定部21bは、図4に示す判定処理のサブルーチンのフローの処理を実行する。図2(b)は、判定処理を説明する図である。判定処理のサブルーチンのフローの処理が終了すると、CPU21は、ステップS103の処理に移行する。
ステップS103:CPU21の復号処理部21fは、フレームの復号化処理を行なう。一例として、復号処理部21fは、RAM13に一時記録されている処理対象となるフレーム1〜5に対して、MPEG形式に準拠した復号化処理を行なう。そして、CPU21は、ステップS104の処理に移行する。
ステップS104:CPU21のノイズ除去部21cは、必要に応じてDF処理を行なう。具体的には、ノイズ除去部21cは、後述するフラグを参照して、判定部21bがDF処理を行なう設定をしたフレームについて、DF処理を行なう。
図2(c)は、DF処理を行なうフレームを例示している。上段のフレームについては、DF処理前の状態を表わしており、ブロックノイズが存在するフレームについては、象徴的にブロックノイズを四角形状で表わしている。したがって、実際には、ブロックノイズは、モザイク状に複数存在している。
また、下段のフレームについては、DF処理後の状態を表わしており、ブロックノイズが除去された状態を表わしている。
すなわち、ノイズ除去部21cは、フレーム2〜5について、DF処理を行なう。そして、CPU21は、ステップS105の処理に移行する。
ステップS105:CPU21の超解像処理部21dは、超解像処理を行なう。具体的には、超解像処理部21dは、図5に示す超解像処理のサブルーチンのフローの処理を実行する。図2(d)は、超解像処理により高解像度の静止画像が生成したことを模式的に表わしている。超解像処理のサブルーチンのフローの処理が終了すると、CPU21は、ステップS106の処理に移行する。
ステップS106:CPU21の記録処理部21gは、記録処理を行なう。具体的には、超解像処理を施して生成した新たな静止画像をフラッシュメモリ14又は記録媒体M1に記録する。そして、CPU21は、図3に示すフローの処理を終了させる。
次に、判定処理のサブルーチンのフローの処理について説明する。
図4は、判定処理のサブルーチンのフローチャートである。
ステップS201:判定部21bは、n枚目のフレームの解析処理を行なう。具体的には、判定部21bは、選択部21が選択した処理対象となるフレームを順番に読み出して、解析処理を行なう。解析結果に応じて、CPU21は、ステップS202、S203、S204の何れかの処理に移行する。
ここで、図2(b)を例にして説明すると、判定部21bは、1枚目のフレームを読み出す。この場合、1枚目は、Iフレームであるので、判定部21bは、DF処理を行なわない判定をする。そのため、CPU21は、ステップS202に移行する。
ステップS202:判定部21bは、DF処理のフラグをオフに設定する。ここで、フラグがオフの場合、ノイズ除去部21cは、フラグがオフに設定されたフレームについては、DF処理を行なわないことを意味する。そして、CPU21は、ステップS205に移行する。
ステップS203:判定部21bは、DF処理のフラグをオンに設定する。ここで、フラグがオンの場合、ノイズ除去部21cは、フラグがオンに設定されたフレームについては、DF処理を行なうことを意味する。そして、CPU21は、ステップS205に移行する。
ステップS204:判定部21bは、当該n枚目のフレームを処理対象から外す処理を行なう。つまり、判定部21bは、超解像処理に不適な解像度のフレームを処理対象から外す。そして、CPU21は、ステップS205に移行する。
ステップS205:判定部21bは、次のフレームがあるか否かを判定する。次のフレームが無い場合(ステップS205:No)、CPU21は、図3に示すステップS103の処理に戻る。一方、次のフレームがある場合(ステップS205:Yes)、CPU21は、ステップS206の処理に移行する。
ステップS206:判定部21bは、次のフレーム番号(n=n+1)を設定する。そして、CPU21は、ステップS201の処理に戻り、引き続き、ステップS201以下の処理を繰り返す。一例として、図2(b)に示す通り、2〜4枚目は、Bフレームであるので、判定部21bは、DF処理のフラグをオンに設定する(ステップS203参照)。また、一例として、図2(b)に示す通り、5枚目は、Pフレームであるので、判定部21bは、DF処理のフラグをオンに設定する(ステップS203参照)。
但し、図2(b)の事例では、ステップS204の処理を行なわなかったが、上記の通り、超解像処理に不適な解像度のフレームの場合、ステップS204の処理に移行し、判定部21bは、当該n枚目のフレームを処理対象から外す。
次に、超解像処理のサブルーチンのフローの処理について説明する。
図5は、超解像処理のサブルーチンのフローチャートである。
ステップS301:超解像処理部21dは、位置合わせ処理を行なう。具体的には、超解像処理部21dは、ステップS104の処理が行なわれた後の複数のフレームの位置合わせ処理を行なう。この際、超解像処理部21dは、位置合わせの基準となる低解像度のフレームを基準画像とする。
一例として、超解像処理部21dは、図2(c)に示すDF処理後のフレーム3を基準画像とする。そして、超解像処理部21dは、基準画像に対して、位置合わせの対象となる低解像度の画像(フレーム1、DF処理後のフレーム2、4、5)を用いて、位置合わせ処理を行なう。なお、位置合わせ処理としては、超解像処理に用いられる位置合わせであれば、特に限定されない。超解像処理部21dは、位置合わせ処理として、例えば、公知の領域ベースマッチング法を適用しても良い。
ここで、基準画像や位置合わせの対象となる低解像度の画像にブロックノイズが存在すると、フレーム間でブロックノイズ同士が位置合わせの対象となり、被写体同士の位置合わせの精度が著しく落ちる。しかしながら、本実施形態では、予めブロックノイズを除去しているので、位置合わせ処理を精度良く行なうことができる。そして、CPU21は、ステップS302の処理に移行する。
ステップS302:超解像処理部21dは、高解像度の静止画像の合成処理を行なう。具体的には、超解像処理部21dは、位置合わせ処理後の低解像度の画像を合成することにより、高解像度の静止画像を生成する。なお、超解像処理部21dは、特定の超解像処理に限定されず、例えば、公知のML(Maximum-likelihood)法、MAP(Maximum A Posterior)法、又はPOCS(Projection Onto Convex Sets)法等の方法を用いて、超解像処理を行なうことができる。そして、CPU21は、図3に示すステップS106の処理に戻る。
以上説明した通り、本実施形態の電子カメラ1は、CPU21が画像処理プログラムに従って図3〜図5に示すフローの処理を行なうことにより、超解像処理が施された高解像度の静止画像を生成することができる。
したがって、本実施形態によれば、圧縮処理が施された動画データであっても、精度良く超解像処理を行なえる手段を提供できる。
次に、第1実施形態の変形例について説明する。
図6は、超解像処理モード下での電子カメラ1の動作の変形例を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートでは、判定部21bがフレームの判定処理を行なった後(ステップS102参照)、復号処理部21fがフレームの復号化を行なう構成とした(ステップS103参照)。
一方、第1実施形態の変形例では、図3に示すフローチャートの差異点として、復号処理部21fがフレームの復号化を行なった後(ステップS402参照)、判定部21bがフレームの判定処理を行なう構成とする(ステップS403参照)。
第1実施形態の変形例においても、CPU21は、操作部18を介して、ユーザからの動画再生を停止させる指示入力を受け付けることにより、所望のワンシーンで停止させる。すると、CPU21は、図6に示すフローの処理を開始する。なお、図6に示すフローの処理は、図3に示すフローの処理と順序が一部異なるだけなので簡略化して説明する。
ステップS401:選択部21aは、フレームの選択処理を行なう。
ステップS402:復号処理部21fは、フレームの復号化処理を行なう。
ステップS403:判定部21bは、選択部21bが選択したフレームの判定処理を行なう。この場合、既に各フレームは、復号化処理されているので、判定部21bは、復号化される前のフレームの情報(I、B、Pフレームの何れかのフレーム)に基づいて、DF処理を行なうか否かを判定しても良い。
ステップS404:ノイズ除去部21cは、必要に応じてDF処理を行なう。
ステップS405:超解像処理部21dは、超解像処理を行なう。
ステップS406:記録処理部21gは、記録処理を行なう。具体的には、超解像処理を施して生成した新たな静止画像を記録媒体M1に記録する。そして、CPU21は、図6に示すフローの処理を終了させる。
以上説明した通り、第1実施形態の変形例によれば、電子カメラ1は、CPU21が画像処理プログラムに従って図6、図4及び図5に示すフローの処理を行なうことにより、超解像処理が施された高解像度の静止画像を生成することができる。
なお、上記の超解像処理モードでは、ユーザ入力に応じて、複数のフレームから1枚の高解像度の静止画像を生成することとした。ここで、他の超解像処理モードとしては、例えば、CPU21が、自動的に図3又は図6に示すフローの処理を行なって、処理対象となる複数のフレームを選択して、超解像処理を施した静止画像を生成する構成としても良い。或いは、CPU21が、自動的に図3又は図6に示すフローの処理を繰り返し、処理対象となる複数のフレームを選択して、超解像処理を施した静止画像を時系列に複数生成する構成としても良い。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、本発明に係る画像処理プログラムをコンピュータに組み込んで使用する。
図7は、コンピュータ100の構成例を示すブロック図である。コンピュータ100は、制御部2と、記録I/F部3と、RAM4と、記録装置5と、入出力インターフェース部(以下「入出力I/F部」という。)6と、バス7とを備える。
ここで、制御部2、記録I/F部3、RAM4、記録装置5及び入出力I/F部6は、バス7を介して互いに接続されている。
また、記録I/F部3は、不揮発性の記憶媒体M1を着脱可能に接続できる。この記録媒体M1には、画像処理プログラムや電子カメラ1で撮影された圧縮された動画データが記録されている。
RAM4は、プログラムの演算結果等を一時的に記録する。このRAM4は、例えば、揮発性のSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等で構成される。
記録装置5は、例えば、ハードディスクや、不揮発性の半導体メモリ等の記録媒体で構成される。この記録装置5は、本発明の一実施形態である画像処理プログラムが格納される。
また、入出力I/F部6は、入力デバイス8(キーボード、マウス等のポインティングデバイス)と表示部(液晶モニタ等)9とがそれぞれ接続されている。なお、入出力I/F部6は、入力デバイス8からの各種入力を受け付けるとともに、表示部9に対して表示用のデータを出力する。
制御部2は、コンピュータ100の制御を行なうプロセッサである。制御部2は、記録装置5に予め格納されたOS(オペレーションシステム)を実行することにより、コンピュータ100の各部の制御等を行なう。
また、制御部2は、記録媒体M1から本発明の一実施形態である画像処理プログラムを記録装置5に格納する。この画像処理プログラムは、上記の電子カメラ1と同様、コンピュータ100にも適用することができる。この画像処理プログラムが記録装置5に格納されることにより、制御部2は、本発明に係る画像処理装置の一態様として、選択部2aと、判定部2bと、ノイズ除去部2cと、超解像処理部2dとを備える。これにより、コンピュータ100を本発明に係る画像処理装置の一実施形態としても良い。
また、制御部2は、圧縮処理部2eと、復号処理部2fと、記録処理部2gとを備える。これらの各部は、第1実施形態の電子カメラ1の選択部21a、判定部21b、ノイズ除去部21c、超解像処理部21d、圧縮処理部21e、復号処理部21f及び記録処理部21gと各々同様の機能を有するので説明を省略する。
次に、コンピュータ100の動作について説明する。ここで、制御部2は、入力デバイス8を介して、画像処理プログラムの起動の指示入力を受け付ける。すると、制御部2は、入力デバイス8を介して、ユーザから動画再生の指示入力を受け付けることにより、記録媒体M1から動画データを読み出して、復号化した後、表示部9に動画を再生させる。そして、第1実施形態と同様、ユーザは、再生された動画を見ながら、所望のワンシーンに対して超解像処理を行ないたい画像を指定することができる。この際、制御部2は、入力デバイス8を介して、ユーザからの動画再生を停止させる指示入力を受け付けることにより、所望のワンシーンで停止させる。すると、制御部2は、画像処理プログラムに従って、図3又は図6に示すフローの処理を開始する。そして、コンピュータ100では、制御部2が図3〜図5又は図4〜図6に示すフローの処理を行なうことにより、圧縮処理が施された動画データであっても、精度良く超解像処理を行なうことができる。
以上説明した通り、本実施形態のコンピュータ100は、制御部2が画像処理プログラムに従って図3〜図5又は図4〜図6に示すフローの処理を行なうことにより、超解像処理が施された高解像度の静止画像を生成することができる。
なお、本発明に係る画像処理装置は、図3〜図5又は図4〜図6に示すフローの処理と同様の処理を行なう専用のハードウエア回路として、コンピュータ100に組み込んでも良い。
(実施形態の補足事項)
(1)上記の実施形態(第1実施形態)では、レンズ一体型のコンパクトタイプの電子カメラを例示したが、本発明の適用可能な撮像装置は、このタイプの電子カメラに限られない。すなわち、本発明の適用可能な撮像装置は、例えば、一眼レフレックスタイプの電子カメラが含まれる。また、本発明の適用可能な撮像装置は、クイックリターンミラーを必要としないレンズ交換式の電子カメラが含まれる。
また、本発明の適用可能な撮像装置は、カメラ機能を備えた携帯電話機、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)も含まれる。
(2)上記の実施形態における動画データには、連写撮影した画像群が含まれても良い。
(3)上記の実施形態では、ブロックノイズを除去するため、DF処理を採用したが、他のノイズリダクションフィルタを採用しても良い。
例えば、ノイズ除去部21cは、平均値フィルタ(ガウシアンフィルタ等)又は、バイラテラルフィルタ(Bilateral Filter)等を用いても良い。これらのフィルタを用いても、ブロックノイズを平滑化することができる。また、ノイズ除去部21cは、これらの複数のフィルタを選択的に組み合わせて採用しても良い。
(4)上記の実施形態(第1実施形態)では、判定部21bがフレーム毎の圧縮率と圧縮形式との少なくとも一方に基づいて、ブロックノイズの除去処理を行なうか否かを判定する構成とした。ここで、判定部21bは、さらに、ブロックノイズを検出する手段を設けて、ブロックノイズの除去処理を行なうか否かを判定するようにしても良い。ブロックノイズを検出する手段としては、公知技術を適用すれば良く、例えば、フレーム内を複数に分割したブロックの境界における画素値のレベル差からブロックノイズを検出すれば良い。そして、判定部21bは、ブロックノイズを検出する手段を適用することにより、ブロックノイズを検出した箇所にDF処理を施す判定する。そして、ノイズ除去部21cは、ブロックノイズを検出した箇所にDF処理を施す。
これにより、超解像処理部2dは、圧縮処理が施された動画データであっても、精度良く超解像処理を行なうことができる。なお、第2実施形態も同様にして、判定部2bは、さらに、ブロックノイズを検出する手段を設けて、ブロックノイズの除去処理を行なうか否かを判定するようにしても良い。
1・・・電子カメラ、2・・・制御部、21・・・CPU、21a・・・選択部、2b、21b・・・判定部、2c、21c・・・ノイズ除去部、2d、21d・・・超解像処理部、100・・・コンピュータ

Claims (8)

  1. 圧縮された動画データを読み出して、処理対象となる複数のフレームを選択する選択部と、
    前記選択部が選択した前記フレームの情報を解析して、前記フレーム毎にブロックノイズを除去するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記ブロックノイズの除去処理を前記フレーム毎に行なうノイズ除去部と、
    前記除去処理が施されたフレームを含む前記処理対象となる複数の前記フレームに超解像処理を施すことにより、前記フレームより高解像度の画像を生成する超解像処理部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記判定部は、前記フレーム毎の圧縮率と圧縮形式との少なくとも一方に基づいて、前記除去処理を行なうか否かを判定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記ノイズ除去部は、前記ブロックノイズを除去するデブロッキングフィルタ処理を行なうことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記圧縮された動画データは、フレーム間予測を用いて圧縮が施されたデータであることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記判定部は、前記フレーム間予測に用いられるIフレーム、Bフレーム、Pフレームについて、予め設定した圧縮率の閾値に応じて、前記除去処理を行なうか否かを判定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記判定部は、前記超解像処理に不適な解像度のフレームを前記処理対象から外すことを特徴とする画像処理装置。
  7. 被写体像を連続して撮像して生成した動画データを圧縮する圧縮処理部と、
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の画像処理装置と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 圧縮された動画データを読み出して、処理対象となる複数のフレームを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択された前記フレームの情報を解析して、前記フレーム毎にブロックノイズを除去するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に応じて、前記ブロックノイズの除去処理を前記フレーム毎に行なうノイズ除去ステップと、
    前記除去処理が施されたフレームを含む前記処理対象となる複数の前記フレームに超解像処理を施すことにより、前記フレームより高解像度の画像を生成する超解像処理ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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