JP2016122770A - 太陽電池モジュールおよびこれを用いた太陽電池アレイ - Google Patents

太陽電池モジュールおよびこれを用いた太陽電池アレイ Download PDF

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Abstract

【課題】反射損失を低減した太陽電池モジュールおよび太陽電池アレイを提供する。【解決手段】第1方向に並んで配置された太陽電池素子間を接続するインナーリード9の表面に接着層8を介して基材7aおよび反射部7bからなる反射部材を設け、前記反射部材上に第1透光性部材15を積層する。反射部7bは、前記第1方向から見た断面において、第1平面7cに沿って延びる第1仮想平面7fと、第2平面7dに沿って延びる第2仮想平面7gと、傾斜面9cとで囲まれた領域が三角形状を成しており、第1透光性部材15の反射部7bに接する領域の屈折率をn1、第1透光性部材15の内部の屈折率をn2(n1<n2)、傾斜面9cと第1仮想平面7fとの成す角度を角度α、傾斜面9cと第2仮想平面7gとの成す角度を角度β(α<β)とした場合に、sin−1(n1/n2)<2(α+θ)およびsin−1(n1/n2)<2(β−θ)の関係式を満たす。【選択図】図7

Description

本発明は、太陽電池モジュールおよびこれを用いた太陽電池アレイに関するものである。
太陽光発電の発電コストを低減するため、太陽電池モジュールの高効率化が検討されている。例えば、太陽電池モジュールに入射された光は太陽電池素子同士を接続するインナーリードの表面で反射する。この反射した光は、太陽電池モジュールの外側に抜けていく。このような反射光は、太陽電池素子内で光生成キャリアの発生に寄与しないため、太陽電池モジュールの反射損失の1つの要因となっている。そこで、このような反射損失を低減するため、インナーリードの表面に三角柱状部を有する反射テープを貼付した太陽電池モジュールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような太陽電池モジュールでは、反射部材によって反射した光を太陽電池モジュールの前面ガラス近傍で反射させ、太陽電池素子の受光面に再入射させることで反射損失を低減させている。
国際公開第2013/148149号公報
特許文献1に記載の太陽電池モジュールの反射部材は、平坦なインナーリードの表面に配置することで、反射損失を低減するための再入射を実現するための構造を成している。それゆえ、上述の太陽電池モジュールでは、インナーリードの表面が所定の角度を有するような傾斜面になっていると、太陽電池素子の受光面に光を効率良く再入射させることができない場合があった。
本発明の1つの目的は、反射損失を低減した太陽電池モジュールおよび太陽電池アレイを提供することである。
本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールは、受光面および該受光面の裏側に相当する裏面を有し、第1方向に並んで配置された第1太陽電池素子および第2太陽電池素子と、前記第1太陽電池素子の受光面上に配置された第1部位と、前記第2太陽電池素子の裏面上に配置された第2部位とを有し、前記第1方向に沿う帯状のインナーリードと、前記インナーリードの前記第1部位上に配置された反射部材と、上面および下面を有し、該下面が前記第1太陽電池素子の受光面、前記第2太陽電池素子の受光面および前記反射部材に接触するように配置された第1透光性部材と、を備えている。本実施形態において、前記インナーリードの第1部位は、前記第1方向から見た断面において、前記受光面に対して角度θで傾斜する傾斜面を有しており、前記反射部材は、前記傾斜面の下方側に位置する第1平面、前記傾斜面の上方側に位置する第2平面を有する反射部を具備し、該反射部は、前記第1方向から見た断面において、前記第1平面に沿って延びる第1仮想平面と、前記第2平面に沿って延びる第2仮想平面と、前記傾斜面とで囲まれた領域が三角形状を成しており、前記第1透光性部材の前記上面に接触する領域の屈折率をn1、前記第1透光性部材の内部の屈折率をn2(但し、n1<n2)、前記傾斜面と前記第1仮想平面との成す角度を角度α、前記傾斜面と前記第2仮想平面との成す角度を角度β(但し、α<β)とした場合に、
sin−1(n1/n2)<2(α+θ)およびsin−1(n1/n2)<2(β−θ)
の関係式を満たしている。
本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイは、複数の前記太陽電池モジュールと、該複数の太陽電池モジュールを支持する架台と、を備えている。本実施形態において、前記太陽電池モジュールは、前記インナーリードの長手方向が水平方向に対して平行になるように設置されている。
本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールでは、インナーリードの表面が傾斜面になっている場合であっても、反射部材で反射させた光を第1透光性部材と第1透光性部材の上面に接触する領域との界面で効率良く反射させた後に、太陽電池素子に再入射させることができる。これにより、インナーリードの表面で反射した光を光生成キャリアの発生に寄与させることができる。この結果、太陽電池モジュールの光電変換効率が向上する。
また、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイでは、光電変換効率を向上させた前記太陽電池モジュールから出力を取り出すため、電力量を大きくすることができる。
本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールを示す平面図であり、(a)は受光面側から見た平面図、(b)は裏面側から見た平面図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールを示す断面図であり、(a)は図1(a)のIII−III線で切断した断面図、(b)は図2(a)のIV−IV線およびV−V線で囲まれた部分の拡大断面図、(c)は図2(b)のVI−VI線およびVII−VII線で囲まれた部分の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールに用いる太陽電池素子を示す平面図であり、(a)は受光面側から見た平面図、(b)は裏面側から見た平面図である。 図1(a)のI−I線およびII−II線で囲まれた部分を、第2方向から見た断面図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールの一部を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールであり、インナーリード表面の傾斜面を示す断面図である。 図6のVIII−VIII線およびIX−IX線で囲まれた部分の拡大断面図であり、幾何学的な考察のために各部材を模式的に示したものである。 本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールにおいて、光の反射状態を模式的に示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る太陽電池モジュールにおいて、光の反射状態を模式的に示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る太陽電池モジュールにおいて、光の反射状態を模式的に示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る太陽電池モジュールにおいて、図2(a)のIV−IV線およびV−V線で囲まれた部分の拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、図2、図4および図6乃至11の断面図では、図面の理解を容易にするために、一部ハッチングを省略している。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る太陽電池モジュール1は、図1(a)、(b)に示すように、複数の太陽電池素子2を有する太陽電池パネル3と、該太陽電池パネル3の外周部に配置されたフレーム4を有する。太陽電池モジュール1は、図1(a)、(b)に示すように、主として光を受ける面である受光面1fおよび該受光面1fの裏側に相当する面である裏面1rを有する。太陽電池モジュール1は、図1(b)に示すように、太陽電池モジュール1の裏面1rに端子箱5を有している。また、端子箱5には、太陽電池モジュール1の発生した電力を外部回路に供給するための出力ケーブル6が配されている。
太陽電池パネル3は、図2(a)、(b)に示すように、太陽電池素子2、反射部材7、接着層8、インナーリード9を有する。さらに、太陽電池パネルは、第1透光性部材15(第1透明基板16、受光面封止材17)、反射防止層18および裏面封止材19および裏面保護部材20を有する。
なお、以下の説明では、受光面1fに平行な辺に沿う方向を第1方向(Y軸方向)とし、第1方向と直交し受光面1aに平行な方向を第2方向(X軸方向)とし、裏面1rから受光面1fに向かう向きを第3方向(Z軸方向)とする。また、受光面1f側を上側、裏面1r側を下側と規定する。なお、本明細書中では、第1方向、第2方向および第3方向と記載し、図面にはXYZ直交座標系で記載する。
次に、太陽電池モジュール1を構成する部材について詳細に説明する。
太陽電池素子2は、入射した光を電気に変換する機能を有しており、太陽電池モジュール1内において任意の位置に複数設置されている。太陽電池素子2は、図3(a)、(b)に示すように、主として光を受ける面である受光面2fおよび該受光面2fの裏側に相当する裏面2rを有する。太陽電池素子2は、例えば、外形寸法が約100〜200mm角、厚さが約0.1〜0.3mmの略四角形状であればよい。また、太陽電池素子2の内部には、ボロンなどのp型不純物を多く含んだp層と、リンなどのn型不純物を多く含むn層とが接しているpn接合(不図示)が形成されている。太陽電池素子2は、例えば、単結晶または多結晶のシリコン基板等の半導体基板を用いて形成される。また、太陽電池素子2は、シリコン基板上にアモルファスシリコンの薄膜を形成したヘテロ接合型であってもよい。
太陽電池素子2の受光面2fには、図3(a)に示すように、受光面バスバー電極11および受光面フィンガー電極12が形成されている。受光面バスバー電極11および受光面フィンガー電極12は、有効受光面積(太陽電池素子2の受光面2fの面積から受光面バスバー電極11と受光面フィンガー電極12の面積を引いた面積)を大きくする観点から小面積で集電できるように形成される。受光面フィンガー電極12は、光生成キャリアを収集する役割を有し、受光面バスバー電極11と交差するように複数本形成される。受光面フィンガー電極12は、例えば、幅が約0.05〜0.2mmで、約1〜10mmの間隔を空けて配置されている。受光面バスバー電極11は、受光面フィンガー電極12によって収集された光生成キャリアを集電する役割を有する。この受光面バスバー電極11は、幅が約1〜3mmで、一定間隔を持って太陽電池素子2の辺に対して略平行に2〜5本形成される。受光面バスバー電極11および受光面フィンガー電極12は、例えば、銀を主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷した後に焼成して形成される。また、太陽電池素子2の受光面2fには、入射光の表面反射を低減して変換効率を向上するために反射防止膜やテクスチャ構造(不図示)が設けられてもよい。なお、本実施形態では、受光面2fにテクスチャ構造を有する場合においても、受光面2fは略水平面であることとする。
太陽電池素子2の裏面2rには、図3(b)に示すように、裏面バスバー電極13および裏面集電電極14が形成されている。裏面集電電極14は、裏面2rの外周部の約0.5〜3mmを除いて裏面2rの略全面に形成される。また、裏面集電電極14は、受光面2fの受光面フィンガー電極11と同様に、複数本の線状に形成されてもよい。上記構造にすることによって、太陽電池素子2は裏面2rに入射した光を受光することができる。この裏面集電電極14は、例えば、アルミニウムを主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷した後に焼成して形成される。裏面バスバー電極13は、該裏面バスバー電極13の一部が裏面集電電極14と接するように設けられる。また、裏面バスバー電極13は、幅が約1〜4mmで、受光面バスバー電極11と基板を介してほぼ対向する位置に2〜5本形成される。なお、図2(b)において、裏面バスバー電極13は実線状の形状に形成されているが、破線状の形状で形成されてもよい。裏面バスバー電極13は、例えば、銀を主成分とする導電性ペーストをスクリーン印刷した後に焼成して形成される。
インナーリード9は、隣接する太陽電池素子2同士を電気的に接続している。具体的には、図4に示すように、太陽電池モジュール1において、第1方向に並んで配置された第1太陽電池素子2aおよび第2太陽電池素子2bが、第1方向に沿う帯状のインナーリード9によって電気的に接続されている。インナーリード9は、第1太陽電池素子2aの受光面2af上に配置された第1部位9aと、第2太陽電池素子2bの裏面2br上に配置された第2部位9bとを有している。
インナーリード9は、例えば、銅またはアルミニウムからなる金属箔9dが用いられる。そして、この金属箔9dの全面には、はんだ9eが被覆されている。はんだ9eの材質としては、例えば、スズ−鉛系またはスズ−銀−銅系(いわゆる鉛フリーはんだ)などが用いられる。金属箔9dは、例えば、厚さが約0.05mm〜0.5mm、短手方向(第2方向)の幅が約1〜3mmであればよい。また、はんだ9eは、厚みが約5μm〜50μmになるように金属箔9dの表面に設けられる。太陽電池素子が約150mm角の略四角形状である場合、インナーリード9の長手方向(第1方向)の長さは約260〜300mmであればよい。
また、インナーリード9の第1部位9aは、図2(b)、(c)および図6に示すように、第1方向から見た断面において、太陽電池素子2の受光面2fに対して角度θで傾斜する傾斜面9cを有している。このような形状は、例えば、加圧成型等により金属箔9dが傾斜面9cを設けるよう加工してもよく、先端部が所定形状を有する加熱部材をはんだ9eに押し当てて成型することにより、はんだ9eが傾斜面9cを設けるよう加工してもよい。また、傾斜面9cは、はんだ9eの表面張力によって表面が凸状に変形することによって形成され得る場合もある。なお、本実施形態では、太陽電池モジュール1の受光面1f、太陽電池素子2の受光面2fおよびインナーリード9が太陽電池素子2と接触する面(例えば、受光面バスバー電極11の表面)は、互いに略平行に位置している。
また、インナーリード9の傾斜面9cは、例えば、第2方向において、インナーリード9の一方の端部が上側に位置し、他方の端部が下側に位置するように、傾斜する面が1つあってもよい。または、インナーリード9の中央部が上側に位置し、両端部が下側に位置するように、傾斜する面が2つあってもよい。また、傾斜面9cの角度θは、第2方向において、一定でもよいし、中央部から端部に向かって大きくなるように連続的に変化してもよい。つまり、傾斜面9cは平面でもあってもよいし、曲面であってもよい。傾斜面9cの角度θは、最大値で約3°〜15°であればよい。なお、傾斜面9cが曲面の場合において、傾斜面9cの角度θは、第1方向から見た断面において、傾斜面9c上の任意の点に接する仮想面と、太陽電池素子2の受光面2fとが成す角度で示される。
反射部材7は、図2(b)、(c)、図4および図7に示すように、インナーリード9
の第1部位9a上に配置される。この反射部材7は、例えば、反射部材7に入射した光を適切な角度で反射し、反射した光を後述する第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面15fと接触する領域との界面において再度、反射させることによって太陽電池素子2に入射させる機能を有する。反射部材7は、接着層8を介して、インナーリード9の傾斜面9cに沿って接着される。
反射部材7は、例えば、図2(c)に示すように、基材7aおよび基材7aの上に設けられる複数の反射部7bから構成される。
基材7aは、その表面に複数の反射部7bが設けられる部材であり、略直方体の形状を有している。基材7aは、例えば、厚さが約0.01mm〜0.1mm、短手方向の幅が約1mm〜10mmになるように設けられる。
反射部7bは、略三角柱の形状を有する。また、反射部7bは、第1方向から見た断面において、三角形状を有する。反射部7bは、図7に示すように、傾斜面9cの下方側に位置する第1平面7c、傾斜面9cの上方側に位置する第2平面7dおよび傾斜面9cに略平行な第3平面7eを有する。つまり、第1平面7c、第2平面7dおよび第3平面7eは、それぞれ三角柱の側面に該当する。また、三角柱状の反射部7bの底面は、図7における第1平面7c、第2平面7dおよび第3平面7eに囲まれた面に相当する。よって、反射部7bの底面の法線方向は第1方向に略等しくなる。そして、図7において、インナーリード9の幅方向(X軸方向)の端部側に向いている面が第1平面7cであり、中央部側に向いている面が第2平面7dであり、基材7aと接する面が第3平面7eである。反射部7bの大きさは、入射光の波長よりも大きい範囲であればよいが、底辺が約1μm〜100μm、高さが約1μm〜100μmになるように設けられる。
反射部材7の材質としては、樹脂または金属などが用いられる。また、基材7aと反射部7bは同一材料であってもよく、また、一体構造であってもよい。反射部材7を主として樹脂を用いて作製する場合、基材7aの材質としては、ポリエチレン(PE)樹脂およびポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂などを用いることができる。
反射部7bの材質としては、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂およびPET樹脂などを用い、第1平面7cおよび第2平面7dとなる表面に約300nm〜1200nmの波長域で90%以上の反射率を有する銀やアルミニウムなどの金属被膜が形成される。金属皮膜は、厚みが約0.1μm〜10μmになるように設けられる。また、反射部7bの作製方法としては、例えば、所定形状を有する基材7a上に塗布して形成された樹脂層に、任意の形状を有する三角状溝が多数本形成されたロール金型を用いて、加熱成型を行うことによって、連続した三角形状の樹脂層が形成される。そして、蒸着またはスパッタなどを用いて、三角形状の樹脂層の表面に金属を製膜することにより反射部7bが形成される。なお、反射部7bの最表面には、防錆、絶縁および接着性改善などの効果を有する機能性膜をさらに設けてもよい。
また、反射部材7を主として金属を用いて作製する場合、例えばアルミニウムなどを用いて、基材7aと反射部7bを一体構造で形成することができる。例えば、板状の金属に、任意の形状を有する三角状溝が多数本形成されたロール金型を用いて、加圧成型を行うことによって、連続した三角形状の反射部7bを有する反射部材7を形成することができる。このような金属製の反射部材7を用いる場合には、反射部材7とインナーリード9との間に絶縁層を設けてもよい。なお、絶縁層は接着層8であってもよい。
反射部材7の長手方向(Y軸方向)における長さは、特に限定されないが、例えば、太陽電池素子2の1辺の長さの整数倍とほぼ同等であればよい。反射部材7は、図5(a)
に示すように、複数の太陽電池素子2を跨いで取り付けられてもよいし、図5(b)に示すように、各反射部材7が各太陽電池素子2に取り付けられてもよい。また、反射部材7の第2方向の幅は、インナーリード9の第2方向の幅と略同等であることが望ましく、また、反射部材7とインナーリード9の長手方向は略平行であることが望ましい。しかしながら、発電効率を著しく低下させない範囲において、図5(c)に示すように、反射部材7の第2方向の幅が、インナーリード9の第2方向の幅より広くてもよく、また、反射部材7とインナーリード9の長手方向が若干ずれていてもよい。なお、図5では、説明の関係上、各受光面バスバー電極11に異なる形状の反射部材7をそれぞれ設けているが、通常、全ての受光面バスバー電極11に同一形状の反射部材7が設けられる。
接着層8は、例えば、ゴム系、アクリル系、ホットメルト系およびシリコーン系などの各種接着剤または粘着剤を用いることができる。接着層8は、あらかじめ反射部材7に形成しておいてもよいし、インナーリード9に形成して、インナーリード9と反射部材7とを接合してもよい。
第1透光性部材15は、太陽電池モジュール1の受光面1fを保護する役割を有し、主として光を受ける面である上面15fと、該上面15fの裏側に相当する下面15rを有する。第1透光性部材15は、下面15rが太陽電池素子2の受光面2f(第1太陽電池素子の受光面2af、第2太陽電池素子の受光面2bf)および反射部材7に接触するように配置されている。第1透光性部材15は、透光性を有する1つの部材または積層された透光性を有する複数の部材から構成される。
第1透光性部材15が複数の部材から構成される場合、各部材の屈折率は同等であり、例えば、屈折率の差は0.1未満である。なお、第1透光性部材15の上面15fに接触する領域の屈折率をn1とし、第1透光性部材15の内部の屈折率をn2とした場合には、屈折率n1と屈折率n2との関係はn1<n2を満たしている。以下、第1透光性部材15が2つの部材から構成される場合について説明する。第1透光性部材15は、例えば、第1透明基板16と受光面封止材17とを有する。
第1透明基板16は太陽電池モジュール1の受光面側を外部環境から保護する役割を有し、主として光を受ける面が、第1透光性部材15の上面15fに相当する。第1透明基板16の材質としては、例えば、白板強化ガラス、化学強化ガラス、ソーダライムガラスおよびアクリル樹脂などが用いられる。例えば、第1透明基板16が白板強化ガラスである場合、太陽電池モジュール1に必要な強度を得る観点から、厚みが約2mm〜5mmあればよい。また、第1透明基板16には、受光面封止材17と接する面に凹凸部16aを有してもよい。凹凸部16aは、例えば、第1透明基板16の作製時にエンボス加工されたロールなどを用いて形成することができる。この凹凸部16aによって、受光面封止材17との接着性を高めることができる。
受光面封止材17は、太陽電池素子2の受光面2f、インナーリード9等を保護する役割を有する。受光面封止材17は、第1透明基板16と太陽電池素子2との間に配置される。そのため、受光面封止材17の太陽電池素子2と接する面が、第1透光性部材15の下面15rに相当する。受光面封止材17は、第1透明基板16と同等の屈折率を有する材料で構成される。例えば、第1透明基板16に屈折率が約1.5である白板強化ガラスを用いた場合、受光面封止材17は、屈折率が約1.5である透明なエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂、オレフィン系樹脂およびシリコーン系樹脂を用いることができる。また、受光面封止材17の厚みは、約0.3mm〜0.8mmであればよく、光の透過性を維持するとともに、太陽電池素子2を外力から保護することができる。
また、太陽電池モジュール1(太陽電池パネル3)は、図2(a)に示すように、第1透光性部材15の上に反射防止層18を設けてもよい。反射防止層18は、入射光の表面反射を低減する役割を有する。反射防止層18が設けられた場合には、第1透光性部材15の上面15fに接触する領域の屈折率n1は反射防止層18の屈折率となる。なお、反射防止層18が設けられない場合には、第1透光性部材15の上面15fに接触する領域の屈折率n1は空気の屈折率(約1.0)である。反射防止層18は、例えば、シリカなどからなる多孔質膜である。反射防止層18は、例えば、第1透明基板16の作製時にシリカ微粒子を含む分散液を塗布した後に加熱硬化させることによって形成することができる。反射防止層18の厚みは、50nm〜500nmであればよいが、100nm〜200nmであってもよい。第1透明基板16において、屈折率が約1.5である白板強化ガラスの場合、反射防止層18の屈折率は、約1.1〜1.4であればよいが、好ましくは約1.2〜1.3であってもよい。また、反射防止層18は多層構造であってもよく、層内で屈折率が連続的に変化する構造であってもよい。さらに、反射防止層18の最表面に撥水、親水および防汚などの機能性膜を設けてもよい。
裏面封止材19は、太陽電池素子2の裏面2rを保護する役割を有する。裏面封止材19は、太陽電池素子2を保護する観点から、太陽電池素子2の裏面2rに接して配置されるとともに、太陽電池素子2の周囲において受光面封止材17と接している。裏面封止材19は、受光面透明封止材17と同等の樹脂を用いることができる。また、裏面封止材19の厚みは、約0.3mm〜0.8mmであればあればよく、太陽電池素子2を外力から保護することができる。また、裏面封止材19は反射率の高い材料を含有してもよく、例えば、二酸化チタン、炭酸カルシウムおよび酸化アルミニウムなどの白色無機顔料を樹脂に混練して用いることができる。
裏面保護部材20は、太陽電池モジュール1の裏面側を外部環境から保護する役割を有しており、裏面封止材19と接して配置される。裏面保護部材20は、例えば、ポリビニルフルオライド(PVF)樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂およびポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂、あるいは、上記樹脂を2種類以上積層した樹脂を用いることができる。裏面保護部材22の厚みは、約0.3mm〜0.5mmであればよい。
端子箱5は、太陽電池素子で得られた出力を外部に取り出す役割を有する。端子箱5は、箱体と、該箱体内に配置されるターミナル板およびバイパスダイオードと、箱体の外部へ電力を導出する出力ケーブル6とを有している。箱体の材質としては、例えば、変性ポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂およびポリフェニレンオキサイド(PPO)樹脂などが用いられる。端子箱5は、PVB樹脂およびシリコーン系樹脂などを用いて裏面保護部材20に接着され、固定される。
次に、本実施形態に係る太陽電池モジュール1の製造方法について説明する。
まず、複数の太陽電池素子2を準備する。次に、複数の太陽電池素子2同士をインナーリード9で直列接続する。接続方法としては、はんだ付けによって、インナーリード9と受光面バスバー電極11および裏面バスバー電極13とを接続する。はんだ付けの方法としては、はんだごて、ホットエアー、レーザーおよびパルスヒートなどの公知の方法を用いることができる。これにより、例えば、図1(a)に示すように、7つの太陽電池素子2をインナーリード9で接続したストリングを6つ作製する。
次いで、各ストリングを太陽電池素子2の裏面2r側を上にした状態で配置し、複数のストリング同士を配線部材で直列接続する。また、両端に位置するストリングのうち、一方の端部に位置する太陽電池素子2は、端子箱5とリード部材で接続される。これらの接
続には、上記と同様に、はんだ付けを用いればよい。
次に、インナーリード9の第1部位9a上に接着剤等を用いて反射部材7を接着する。
次いで、第1透光性部材15(第1透明基板16、受光面封止材17)を配置した後、第1透光性部材15上に反射部材7が設けられたストリングを配置する。次に、ストリング上に裏面封止材19、裏面保護部材20を順次積層して積層体を作製する。
次に、この積層体をラミネート装置にセットし、減圧した後、加圧しながら100〜200℃で例えば15分間〜1時間加熱することによって、太陽電池パネル3が作製される。
以上のようにして形成された太陽電池パネル3の外周部に、フレーム4や裏面1r側に出力ケーブル6を備えた端子箱5を取り付けることで、太陽電池モジュール1が完成する。
次に、第1実施形態に係る太陽電池モジュール1による反射損失の低減について説明する。以下では、図2(b)、(c)および図6に示すように、インナーリード9の表面が曲面となっている場合について説明を行う。つまり、傾斜面9cの角度θは、第2方向において中央部から端部に向かって大きくなる。このとき、インナーリード9の中央部における傾斜面9cの角度θは約0°であり、インナーリード9の両端部における傾斜面9cの角度θは約3°〜20°であり、角度θは上記範囲で連続的に変化している。インナーリード9の第1部位9aは、図6に示すように、インナーリード9の表面における任意の点Tにおいて、太陽電池素子2の受光面2fに対して角度θで傾斜する傾斜面9cを有している。このとき、三角形状の反射部7bはインナーリード9と比較して微小領域であるため、微小領域内に形成された傾斜面9cは略平面であるとみなすことができる。すなわち、個々の反射部7bの近傍において、角度θはそれぞれ一定値であるとみなして説明する。
反射部材7の反射部7bは、図7に示すように、傾斜面9cに対して、下方側に位置する右肩下がりの斜面である第1平面7cおよび上方側に位置する左肩下がりの斜面である第2平面7dを有している。さらに、反射部7bは、第1平面7cと第2平面7dとをつなぐ第3平面7eを有している。また、図7では、第1方向から見た断面において、第1平面7cからインナーリード9に向かって延びる延長線上に位置する平面を第1仮想平面7fとする。また、図7では、第1方向から見た断面において、第2平面7dからインナーリード9に向かって延びる延長線上に位置する平面を第2仮想平面7gとする。この場合、反射部7bは、第1仮想平面7f、第2仮想平面7gおよび傾斜面9cとで囲まれた領域が三角形状を成していると言える。このとき、傾斜面9cと第1仮想平面7fとの成す角度を角度αとし、傾斜面9cと第2仮想平面7gとの成す角度を角度βとする。反射部7bは、角度αと角度βとの関係がα<βを満たすように、第1平面7cおよび第2平面7dが設けられている。つまり、傾斜面9cに対する第1平面7cの傾きと、傾斜面9cに対する第2平面7dの傾きは異なっており、第2平面7dは第1平面7cよりも大きく傾いている。なお、反射部7bの第3平面7eは、傾斜面9cと略平行であるとみなすことができることから、同位角の関係を用いて、第3平面7eと第1平面7cとの成す角度を角度α、第3平面7eと第2平面7dとの成す角度を角度βとすることができる。また、上述したように第1透光性部材15が反射部材7と接触するように配置されており、第1透光性部材15の上面15fに接触する領域の屈折率をn1とし、第1透光性部材15の内部の屈折率をn2とし、屈折率n1と屈折率n2との関係はn1<n2を満たしている。
なお、反射部材7などの長さや角度の値は、例えば、当該部位をサンプリングした後、樹脂包埋して適切な断面研磨を行い、光学顕微鏡または電子顕微鏡で観察することによって、測定することができる。また、第1透光性部材15や反射防止層18などの屈折率は、単色光または分光を用いたエリプソメーターによって測定することができる。
次に、反射部材7による入射光の反射の様子について図8を用いて説明する。なお、以下では、傾斜面9cが第3平面7e、第1仮想平面7fが第1平面7cおよび第2仮想平面7gが第2平面7dと同じとみなして説明する。これは、傾斜面9cと第3平面7e、第1仮想平面7fと第1平面7c、および第2仮想平面7gと第2平面7dがそれぞれ同じ角度とみなしているからである。なお、図8において、線分CAが第1平面7cに該当し、線分CBは第2平面7dに該当し、線分ABは第3平面7eに該当する。また、図8において、二点鎖線は太陽電池素子の受光面2fに平行な平行線である。これにより、反射部7bは、∠CAB=α、∠ABC=β、∠BCA=γ=180°−(α+β)、γは第1平面7c(線分CA)と第2平面7d(線分CB)との成す角度θは線分ABと太陽電池素子の受光面2fとの成す角(傾斜角)を有することとなる。
図8に示すように、受光面2fに対する第1平面7cの角度が傾斜面9cの角度θだけ増加することによって、第1平面7cと受光面2fとの成す角度は(α+θ)となる。一方、受光面2fに対する第2平面7dの角度が傾斜面9cの角度θだけ減少することによって、第2平面7dと受光面2fと成す角は(β−θ)となる。
そして、第1平面7c上に受光面2fに対して垂直な入射光Rが照射されたとき、第1平面7c上の点Dで反射した光が第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面15fに接触する領域との界面上の点Fで全反射する条件は、スネルの法則を用いると以下の関係式1となる。
関係式1:sin−1(n1/n2)<2(α+θ)
なお、関係式1の導出は以下の通りである。図8において、点Cから入射光RDに平行な線分を線分CUとする。このとき、直角三角形ACUに着目すると、∠ACU=180°−90°−∠CAU=90°−(α+θ)となる。また、錯角の関係より、∠CDR=∠ACU=90°−(α+θ)となる。次に、線分CAに着目すると、第1平面7cにおける反射角(=∠RDF/2)の対称性に留意すれば、∠CDR=∠ADFとなる。そして、∠RDF=180°−∠CDR−∠ADF=180°−2∠CDR=180°−2{90°−(α+θ)}=2(α+θ)となる。一方、第1透光性部材15の上面15fにおける反射角∠DFPは∠RDFの錯角に等しいため、∠DFP=∠RDF=2(α+θ)となる。以上より、上面15fにおける全反射条件を示す関係式1としてsin−1(n1/n2)<2(α+θ)を導くことができる。
同様に、第2平面7d上に受光面2fに対して垂直な入射光Sが照射されたとき、第2平面7d上の点Eで反射した光が第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面15fに接触する領域との界面上の点Gで全反射する条件は、以下の関係式2となる。
関係式2:sin−1(n1/n2)<2(β−θ)
このように、本実施形態では、関係式1および関係式2を満たす反射部7bとすることによって、インナーリード9が傾斜面9cを有するものであっても、第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面に接触する領域との界面において反射部7bで反射した光を再度反射させることができる。これにより、本実施形態では、太陽電池素子2に反射光を効率良く再入射させて光生成キャリアの発生に寄与させることができる。この結果、太陽電池モジュール1の光電変換効率が向上する。
通常、インナーリード9の表面は太陽電池モジュール1の設置面と略平行になるように位置した平滑な面を有している。例えば、太陽電池モジュール1を地面等に水平に設置する場合には、インナーリード9の表面も水平方向に位置している。しかし、実際のインナーリード9の表面には、例えばうねりや凹凸が存在する場合もあるため、そのような表面に反射部材7を設けても第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面に接触する領域との界面で全反射できない光も発生していた。これに対し、本実施形態では、あらかじめインナーリード9に所定の角度を有する傾斜面9cを設ける、もしくはインナーリード9のうねり等で発生し得る傾斜面9cの角度を考慮した反射部材7を用いることによって、太陽電池モジュール1の反射損失を低減している。
また、第1透光性部材15の上面15fに接触する領域は空気であってもよいが、反射防止層18であってもよい。具体的に、反射防止層18を設ける場合、反射防止層18の屈折率(屈折率n1)は、空気よりも屈折率が大きく、第1透光性部材15の屈折率n2よりも小さいものを用いればよい。このように、本実施形態では、反射防止層18を設けた場合であっても、関係式1および関係式2を満たす反射部材7を用いることによって、第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面に接触する領域との界面での反射を許容して、太陽電池素子2に再度入射させることができる。これにより、第1透光性部材15の上面15fにおける反射を反射防止層18で低減しつつ、太陽電池素子2への光の再入射を促すことができる。この結果、太陽電池モジュール1の光電変換効率がより向上する。
なお、第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面15fに接触する領域との界面における臨界角をθcとした場合、関係式1と関係式2の辺々をそれぞれ加えると、以下の関係式3となる。
関係式3:θc<α+β ⇔ γ<180°−θc
このため、第1平面7cと第2平面7dとの成す角度γが関係式3を満たせばよい。例えば、屈折率n1およびn2がn1=1.0およびn2=1.5のとき、臨界角θcがθc=41.8°であるため、角度γはγ<138.2°であればよい。また、屈折率n1およびn2がn1=1.2およびn2=1.5のとき、臨界角θcがθc=53.1°であるため、角度γはγ<126.9°であればよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る太陽電池モジュール1について説明する。なお、本発明の第1実施形態と共通する部分は説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本発明の第2実施形態に係る太陽電池モジュール1は、図9に示すように、第1平面7cおよび第2平面7dで反射した光が、隣に配置された反射部7bの第2平面7dおよび第1平面7cに当たらないような反射部材7を有している。このような反射部材7は以下の関係式4および関係式5を満たす反射部7bを備えていればよい。
関係式4:β−θ≦90°−2(α+θ)
関係式5:α+θ≦90°−2(β−θ)
関係式4の90°−2(α+θ)は、入射光Rが第1平面7cで反射した光が水平方向と成す角度である。そのため、隣接する反射部7bの第2平面7bに第1平面7cで反射した光が当たらないようにするには、隣接する反射部7b(図9では+X軸方向側の反射部7b)の第2平面7bと水平方向との成す角度(β−θ)が90°−2(α+θ)以下になるように設定すればよい。これにより、第1平面7cで反射した光は、その光路上に、隣接する反射部7bの第2平面7bが存在しないため、該第2平面7bでの反射を低減できる。
また、関係式5の90°−2(β−θ)は、入射光Rが第2平面7dで反射した光が水平方向と成す角度である。そのため、隣接する反射部7bの第1平面7cに第2平面7dで反射した光が当たらないようにするには、隣接する反射部7b(図9では−X軸方向側の反射部7b)の第2平面7bと水平方向との成す角度(α+θ)が90°−2(β−θ)以下になるように設定すればよい。これにより、第2平面7dで反射した光は、その光路上に、隣接する反射部7bの第1平面7cが存在しないため、該第1平面7cでの反射を低減できる。
このように、本実施形態では、関係式4および関係式5を満たす反射部材7を用いることによって、1つの反射部7bで反射した光は、隣に配置された反射部7bにおける反射を低減し、第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面に接触する領域との界面での反射を促すことができる。これにより、反射光を太陽電池素子2に再度入射させて、光生成キャリアの発生に寄与させることができる。この結果、太陽電池モジュール1の光電変換効率がさらに向上する。
なお、関係式4と関係式5の辺々をそれぞれ加えると以下の関係式6となる。
関係式6:α+β≦60° ⇔ 120°≦γ
このため、反射部7bは、第1平面7cと第2平面7dとの成す角度γが関係式6を満たすようにすればよい。例えば、屈折率n1およびn2がn1=1.0およびn2=1.5のとき、角度γは120°≦γ<138.2°であればよい。また、屈折率n1およびn2がn1=1.2およびn2=1.5のとき、角度γは120°≦γ<126.9°であればよい。
また、反射部7bはα+β=60°の関係式を満たすほうがよい。これにより、角度θが大きい場合においても、関係式2を満たす角度βの範囲を広くすることができる。これにより、本実施形態では、反射部材7を作製する際に、角度βが想定していた値から若干ずれていたとしても太陽電池モジュール1の光電変換効率を向上させることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る太陽電池モジュール1について説明する。なお、本発明の第1実施形態および第2実施形態と共通する部分は説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本発明の第3実施形態に係る太陽電池モジュール1は、図10に示すように、第1平面7cおよび第2平面7dで反射した光が、隣に配置された反射部7bの第2平面7dおよび第1平面7cに当たってさらに反射し、第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面15fに接触する領域との界面で反射させる反射部材7を有している。このような反射部材7は以下の関係式7を満たす反射部7bを備えていればよい。
関係式7:sin−1(n1/n2)<180°−2(α+β) ⇔ α+β<90°−θc/2
なお、関係式7の導出は以下の通りである。まず、△ADEの3つの内角は以下のように求められる。図10において、線分CAに着目して反射角の対称性に留意すれば、∠ADE=(180°−∠RDE)/2={180°−2(α+θ)}/2=90°−(α+θ)となる。次に、傾斜面7eに着目して∠DAE=180°−(α+β)となる。よって、∠AED=180°−∠ADE−∠DAE=180°−{90°−(α+θ)}−{180°−(α+β)}=2α+β+θ−90°となる。
次に点Eから入射光RDに平行な線分を線分EWとする。このとき、直角三角形AEWに着目すると、∠AEW=180°−90°−∠EAW=90°−(β−θ)=∠PEQ(対頂角の関係より)。ここで、線分AEを点Aを始点として延長したものが半直線APとし、線分WEを点Wを始点として延長したものが半直線WQとする。第1透光性部材15の上面15fにおける反射角は∠FEQの錯角に等しく、∠FEQ=∠PEQ−∠PEF=∠AEW−∠AED={90°−(β−θ)}−(2α+β+θ−90°)=180°−2(α+β)。以上より、上面15fにおける全反射条件としてsin−1(n1/n2)<180°−2(α+β)を導くことができる。
関係式7を満たすことによって、傾斜面9cを有するインナーリード9上に配置された反射部7bで反射した光は、隣に配置された反射部7bに当たった場合であっても、隣に配置された反射部7bでさらに反射した光が第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面に接触する領域との界面で効果的に反射して、太陽電池素子2に再入射し、光生成キャリアの発生に寄与することができる。この結果、太陽電池モジュール1の光電変換効率がさらに向上する。
また、関係式3と関係式7を考慮すると、以下の関係式8となる。
関係式8:θc<α+β<90°−θc/2 ⇔ 90°+θc/2<γ<180°−θc
このため、第1平面7cと第2平面7dとの成す角度γは関係式8を満たせばよい。例えば、屈折率n1およびn2がn1=1.0およびn2=1.5のとき、臨界角θcがθc=41.8°であるため、角度γは110.9°<γ<138.2°であればよい。また、屈折率n1およびn2がn1=1.2およびn2=1.5のとき、臨界角θcがθc=53.1°であるため、角度γは116.6°<γ<126.9°であればよい。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る太陽電池モジュール1について説明する。なお、本発明の第1実施形態乃至第3実施形態と共通する部分は説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本発明の第4実施形態に係る太陽電池モジュール1は、図11に示すように、反射部材7が、インナーリード9の第2部位9b上にも配置されてもよい。このとき、太陽電池モジュール1には、上面および下面を有し、該上面が太陽電池素子2の裏面2rおよび第2部位9b上に位置する反射部材7に接触するように配置された第2透光性部材が設けられる。なお、裏面封止材19が透明な部材で形成されている場合、裏面封止材19が第2透光性部材に該当し、裏面封止材19および裏面保護部材20が透明な部材で形成されている場合、裏面封止材19および裏面保護部材20の積層構造が第2透光性部材に該当する。このとき、太陽電池素子2の裏面2rは、受光可能な構造を有している。
本実施形態では、太陽電池素子2の裏面2r側から入射した光のうち、第2部位9b上に配置された反射部材7に入射した光は適切な角度で反射し、反射した光を第2透光性部材と、第2透光性部材の下面と接触する領域との界面において再度、反射させることによって、太陽電池素子2に入射させることができる。この結果、太陽電池モジュール1の光電変換効率をさらに向上させることができる。特に、裏面封止材19および裏面保護部材20を透明な部材で形成した両面受光型の太陽電池モジュール1において、上記構造を適用することが望ましい。さらに、インナーリード9の第2部位9bは、第1方向から見た断面において、受光面2fに対して傾斜する傾斜面を有することが特に好適である。
次に、本発明の実施形態に係る太陽電池モジュールを用いた太陽電池アレイについて説
明する。
太陽電池アレイは、架台に複数の太陽電池モジュールを支持した構造を有する。そして、太陽電池モジュールは、インナーリードの長手方向が地面等の水平方向に対して平行になるように設置されることが好ましい。太陽の日周運動により、1日の中で入射光の仰角は日の出および日没の0°から正中の最大値の間で変化する。太陽電池アレイが上記構造を有することによって、太陽の日周運動によるインナーリードの短手方向に対する光の入射角の変化が少なくなり、日中だけでなく1日の入射光に対して反射部材7が有効に働き、太陽電池モジュール1から出力される電力量を大きくすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正および変更を加えることができる。例えば、反射部材7に設けられた複数の反射部7bにおいて、各角度αまたは各角度βが同じ値であってもよく、また違う値であっても構わない。特に、インナーリード9の傾斜面9cの角度θが連続的に変化する場合、各反射部7bが位置する傾斜面9cの角度θに対して有効な角度αおよび角度βを設定することによって、太陽電池モジュール1の光電変換効率をさらに向上させることができる。また、本実施形態では、インナーリード9が接続される受光面バスバー電極11を有する太陽電池素子2であれば、太陽電池素子の種類は特に制限されない。
以下に、本発明の実施例について説明する。太陽電池モジュール1は、第1実施形態で説明した構造であり、図7に示すように、白板強化ガラスおよびEVAを積層した第1透光性部材15、インナーリード9、インナーリード9の第1部位9a上に配置された反射部材7および太陽電池素子2を有している。また、反射防止層18が設けられてもよい。そのため、反射防止層18が設けられない場合、空気の屈折率を用いて屈折率n1は1.0であり、反射防止層18が設けられる場合、反射防止層の屈折率を用いて、屈折率n1は1.2である。また、屈折率n2は1.5である。
そして、屈折率n1、角度αおよび角度βの値がそれぞれ異なる構造1〜構造10について、角度θを変化させた場合に、第1平面7cまたは第2平面7dで反射した光が、第1透光性部材15と第1透光性部材15の上面15fに接触する領域との界面で全反射するかについて確認した。なお、表1に示される記号において、◎は反射部7bで反射した光が上記界面で全反射したこと(以下、1回反射という)を示し、○は1回反射および反射部7bで反射した光が、隣に配置された反射部7bで再度反射して、上記界面で全反射したこと(以下、2回反射という)を示し、×は反射部7bで反射した光および隣に配置された反射部7bで再度反射した光が、上記界面で全反射しなかったことを示している。なお、各構造1〜構造10に用いられる屈折率n1、角度αおよび角度βの値は表1および表2に示される。なお、構造1および構造2は、角度αと角度βが同じ値を有し、本発明の比較例に相当する。一方で、構造3乃至構造10は、角度αと角度βが異なる値を有し、本発明の実施例に相当する。
Figure 2016122770
Figure 2016122770
屈折率n1が1.0の場合、表1に示すように、第1平面7cおよび第2平面7dの両方において、1回反射が行われる角度θは、構造1が0°のみであるのに対して、構造3および構造4の場合には、0°〜13°および2°〜15°となる。また、第1平面7cおよび第2平面7dの両方において、1回反射または2回反射が行われる角度θは、構造1が0°〜9°であるのに対して、構造3および4が、0°〜13°および2°〜15°である。
また、屈折率n2が1.2の場合、表2に示すように、第1平面7cおよび第2平面7dの両方において、1回反射が行われる角度θは、構造2が0°のみであるのに対して、構造5、6および構造7の場合には、0°〜4°、4°〜8°および8°〜12°となる。また、また、第1平面7cおよび第2平面7dの両方において、1回反射または2回反射が行われる角度θは、構造2が0°〜3°であるのに対して、構造8、9および10が、0°〜6°、7〜13°および0°〜9°である。
この結果から、本発明の実施形態の構造の反射部材7を用いることによって、インナーリード9の傾斜面9cの角度θが想定していた値から若干ずれて作製された場合であっても、最適な反射を行うことができる。これにより、太陽電池モジュール1の光電変換効率を向上させることができる。
一方、構造2の結果から、太陽電池モジュール1に反射防止層18を設けた場合には、反射部材7による太陽電池モジュール1の光電変換効率の向上が小さくなることが推測される。しかしながら、構造5乃至構造10を有する反射部材7を用いることによって、太陽電池モジュール1に反射防止層18を設けた場合であっても、反射部材7による太陽電池モジュール1の光電変換効率の向上は大きくなり得る。
また、インナーリード9の傾斜面9cの角度θが連続的に変化する場合(例えば、図6に示すようにインナーリード9の幅方向(X軸方向)で連続的に変化する)は、傾斜面9cの角度θに応じて最適な反射を実現できる反射部7bの形状になるようにすればよい。例えば、角度θが0°〜6°の傾斜面においては構造8の反射部7bを用い、角度θが7°〜13°の傾斜面においては構造9の反射部7bを用いることによって、すべての領域で1回反射または2回反射が行われるため、太陽電池モジュール1の光電変換効率をより向上させることができる。
さらに、角度θが0°〜4°の傾斜面においては、例えば、構造5の反射部7bを用い、角度θが4°〜8°の傾斜面においては構造6の反射部7bを用い、角度θが8°〜12°の傾斜面においては構造7の反射部7bを用いればよい。これにより、すべての領域で1回反射が行われるため、太陽電池モジュール1の光電変換効率をさらに向上させることができる。
また、構造10の反射部7bは、1回反射および2回反射を生じさせる角度の範囲が他の構造よりも広い。そのため、構造10を採用した反射部7bを用いれば、反射損失を低減しつつ、反射部材7の作製を容易にすることができる。
1:太陽電池モジュール
1f:受光面
1r:裏面
2:太陽電池素子
2f、2af、2bf:受光面
2r、2ar、2br:裏面
3:太陽電池パネル
4:フレーム
5:端子箱
6:出力ケーブル
7:反射部材
7a:基材
7b:反射部
7c:第1平面
7d:第2平面
7e:第3平面
7f:第1仮想平面
7g:第2仮想平面
8: 接着層
9:インナーリード
9a:第1部位
9b:第2部位
9c:傾斜面
11:受光面バスバー電極
12:受光面フィンガー電極
13:裏面バスバー電極
14:裏面集電電極
15:第1透光性部材
15f:上面
15r:下面
16:第1透明基板
16a:凹凸部
17:受光面封止材
18:反射防止層
19:裏面封止材
20:裏面保護部材

Claims (7)

  1. 受光面および該受光面の裏側に相当する裏面を有し、第1方向に並んで配置された第1太陽電池素子および第2太陽電池素子と、
    前記第1太陽電池素子の受光面上に配置された第1部位と、前記第2太陽電池素子の裏面上に配置された第2部位とを有し、前記第1方向に沿う帯状のインナーリードと、
    前記インナーリードの前記第1部位上に配置された反射部材と、
    上面および下面を有し、該下面が前記第1太陽電池素子の受光面、前記第2太陽電池素子の受光面および前記反射部材に接触するように配置された第1透光性部材と、を備え、
    前記インナーリードの第1部位は、前記第1方向から見た断面において、前記受光面に対して角度θで傾斜する傾斜面を有しており、
    前記反射部材は、前記傾斜面の下方側に位置する第1平面、前記傾斜面の上方側に位置する第2平面を有する反射部を具備し、
    該反射部は、前記第1方向から見た断面において、前記第1平面に沿って延びる第1仮想平面と、前記第2平面に沿って延びる第2仮想平面と、前記傾斜面とで囲まれた領域が三角形状を成しており、
    前記第1透光性部材の前記上面に接触する領域の屈折率をn1、前記第1透光性部材の内部の屈折率をn2(但し、n1<n2)、前記傾斜面と前記第1仮想平面との成す角度を角度α、前記傾斜面と前記第2仮想平面との成す角度を角度β(但し、α<β)とした場合に、
    sin−1(n1/n2)<2(α+θ)およびsin−1(n1/n2)<2(β−θ)
    の関係式を満たす、太陽電池モジュール。
  2. 前記第1透光性部材の前記上面に接触する領域に、空気よりも屈折率が大きく、前記第1透光性部材の屈折率よりも小さい反射防止層をさらに設けた、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記反射部は、β−θ≦90°−2(α+θ)およびα+θ≦90°−2(β−θ)の関係式を満たすように、前記第1方向に直交する第2方向に亘って複数設けられている、請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記反射部はα+β=60°の関係式を満たす、請求項3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記反射部は、sin−1(n1/n2)≦180°−2(α+β)の関係式を満たすように前記第2方向に亘って複数設けられている請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記反射部材は、前記インナーリードの前記第2部位上にも配置されており、
    上面および下面を有し、該上面が前記第1太陽電池素子の裏面、前記第2太陽電池素子の裏面および前記第2部位上に位置する前記反射部材に接触するように配置された第2透光性部材をさらに備える、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の複数の太陽電池モジュールと、
    該複数の太陽電池モジュールを支持する架台と、備えた太陽電池アレイであって、
    前記太陽電池モジュールは、前記インナーリードの長手方向が水平方向に対して平行になるように設置されている、太陽電池アレイ。
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