JP2016122499A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠の自由度が高く、メンテナンス性が良好な照明装置を低コストに提供する。
【解決手段】照明装置10は、光源モジュール20と、光源モジュール20とは別体に設けられた光装飾部材40a,40b(各アウタレンズ41,42の導光部45)とを備える。光源モジュール20は、光を放射する光源部23,24と、光源部23,24が収容された透光性ハウジング22と、透光性ハウジング22の開口部11dに取付固定されて液密状態に覆うエンブレム部21とを有する。そして、各アウタレンズ41,42の導光部45の入射面45aは、透光性ハウジング22の側壁面22b,22cに対向配置されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は照明装置に関するものである。
特許文献1には、車両のフロントグリルを構成する車両外装ガーニッシュであって、ガーニッシュの内側の構造体である長手状のハウジングと、ハウジングの外側に対向するように配置されてハウジングと一体化された長手状のレンズ部材と、レンズ部材におけるハウジング側の面をなす裏面側にレンズ部材の長手方向に沿って配置された導光部材と、導光部材へ光を入射する光源とを備え、レンズ部材の中央部は光を透過しない光不透光部であり、レンズ部材の中央部の左右側から光が透過するように構成され、レンズ部材の中央部の裏側に隠される形で光源が配置され、レンズ部材の中央部にはエンブレム部が設けられ、ハウジングとレンズ部材とは一体的に固定されたものが開示されている。
特許第5478467号公報
特許文献1の技術では、フロントグリル全体がガーニッシュであるため、ガーニッシュが非常に大型になる。
また、特許文献1の技術では、ハウジングとレンズ部材とに囲繞されたガーニッシュの内部に光源が収容されているため、ハウジングおよびレンズ部材の外周縁全体を防水構造にする必要がある。
そのため、特許文献1の技術では、大型のガーニッシュの外周縁全体を防水構造にする必要があり、意匠の自由度が制限される上に、防水構造に要するコストが増大するという問題がある。
加えて、特許文献1の技術では、ハウジングとレンズ部材とが一体的に固定されているため、光源の故障時やカスタマイズ時に光源だけを交換することができず、ガーニッシュ全体を交換する必要があり、メンテナンス性が悪い上に、光源の交換に要するコストが増大するという問題がある。
本発明は前記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、意匠の自由度が高く、メンテナンス性が良好な照明装置を低コストに提供することにある。
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記のように本発明の各局面に想到した。
<第1の局面>
第1の局面は、
光を放射する光源部と、
光源部が収容された透光性ハウジングと、
透光性ハウジングの開口部に取付固定されて液密状態に覆う遮光性蓋部と
を有する光源モジュールと、
光源モジュールとは別体に設けられた導光部と
を備える照明装置であって、
導光部の入射面は、透光性ハウジングにおける光源部の放射光の出射領域に対向配置されている。
第1の局面では、導光部が光源モジュールとは別体に設けられており、光源部が収容されている光源モジュールだけを防水構造にすればよいため、導光部を含めた照明装置全体を防水構造にする場合に比べて、遮光性蓋部の意匠の自由度を高めることができる上に、防水構造に要するコストを低減できる。
また、第1の局面では、光源部の故障時やカスタマイズ時に光源モジュールだけを交換することが可能であり、照明装置全体を交換する場合に比べて、メンテナンス性が良好である上に、光源部の交換に要するコストを低減できる。
そして、第1の局面では、光源モジュールを共通化して標準品展開し、適宜な導光部と組み合わせて照明装置を商品化することが可能であり、照明装置の広範な商品展開を促進できる。
<第2の局面>
第2の局面は、第1の局面において、
遮光性蓋部の外周縁から突出した庇部を備え、
導光部は、遮光性蓋部が面する表側へ光を出射し、
透光性ハウジングの出射領域と、導光部の入射面とは、庇部の裏側に隠されるかたちで配置されている。
第2の局面では、透光性ハウジングの出射領域からの出射光が、導光部の入射面に入射されずに漏出した場合に、その漏出光を遮光性蓋部の庇部に反射させて導光部の入射面に入射させることが可能であり、光源部の放射光の利用効率を高めることができる。
また、第2の局面では、透光性ハウジングの出射領域と導光部の入射面との間に隙間がある場合に、その隙間を遮光性蓋部の庇部によって隠すことが可能であり、意匠性を高めることができる。
<第3の局面>
第3の局面は、第1の局面または第2の局面において、透光性ハウジングの出射領域に一体形成された凸レンズを備える。
第3の局面では、透光性ハウジングの出射領域からの出射光を、凸レンズにより集光させた状態で導光部の入射面に入射させることが可能であり、光源部の放射光の利用効率を高めることができる。
<第4の局面>
第4の局面は、第1〜第3の局面において、導光部は遮光性蓋部の面方向に延出された長尺物である。
第4の局面によれば、長尺物である導光部の出射面からの出射光により、ライン調の照明を行う照明装置を提供できる。
<第5の局面>
第5の局面は、第4の局面において、導光部を複数個備え、それら導光部は、中央に配置された光源モジュールに対して、両側に延びるように対称配置され、複数個の導光部の入射面に対向するように光源部を複数個備える。
第5の局面によれば、光源モジュールの両側に伸びる複数個の導光部の出射面からの出射光により、1個の導光部だけを備える場合に比べて、第5の局面の作用・効果が確実に得られる。
<第6の局面>
第6の局面は、第1〜第5の局面において、照明装置は自動車前方に設けられた車両外装ガーニッシュであり、蓋部はエンブレム部を備える。
第6の局面によれば、自動車のフロント形状に好適な意匠性に優れた照明装置を提供できる。
本発明を具体化した一実施形態の照明装置10の要部正面図。 照明装置10の要部縦断面の端面図であり、図1に示すX−X矢示断面の端面図。 照明装置10の縦断面の端面図であり、図1に示すY−Y矢示断面の端面図。 本発明を具体化した別の実施形態の照明装置60の要部正面図。
以下、本発明を具体化した各実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各実施形態において、同一の構成部材および構成要素については符号を等しくすると共に、同一内容の箇所については重複説明を省略する。
また、各図面では、説明を分かり易くするために、各実施形態の構成部材の寸法形状および配置箇所を誇張して模式的に図示してあり、各構成部材の寸法形状および配置箇所が実物とは必ずしも一致しないことがある。
[照明装置10の構成]
図1〜図3に示すように、一実施形態の照明装置10は、光源モジュール20、エンブレム部21、透光性ハウジング22(底面22a、側壁面22b,22c、開口部22d)、光源部23,24、エンブレム本体25、エンブレムベース26(庇部26a)、防水キャップ27、凸レンズ28,29、LED30、配線基板31、ワイヤハーネス32、光装飾部材40a,40b、アウタレンズ41,42、アウタレンズベース43,44、導光部45(入射面45a、反射面45b、出射面45c)、装飾部46,47、反射層48、取付部49,50、ネジ孔51、空隙Sなどを備え、長手方向(左右方向)を二分する中心線Lに対して線対称な構成である。
照明装置10は、自動車のイルミネーション付フロントグリルを構成する車両外装ガーニッシュとして用いられ、自動車前方に設けられる。
光源モジュール20は、エンブレム部21、透光性ハウジング22、光源部23,24などを備える。
エンブレム部21は、エンブレム本体25およびエンブレムベース26を備える。
エンブレム本体25は、中心部分が僅かに盛り上がった六角形平板状であり、表面にメッキ層が設けられた合成樹脂材料によって一体形成され、エンブレム本体25の表面にはメッキ層を用いて適宜な文字符号・ロゴ・紋章など(図示例では、星形符号)が形成されている。
エンブレムベース26は、エンブレム本体25の寸法形状に合わせた六角形額縁略平板状であり、遮光性を有する合成樹脂材料(例えば、黒色の合成樹脂材料など)によって一体形成され、エンブレム本体25の裏面および外周縁に密着するように取付固定されている。
透光性ハウジング22は、上面側が開口された六角形箱状であり、上面側開口部の寸法はエンブレムベース26の平面寸法より小さく、透光性の高い合成樹脂材料(例えば、PMMA(PolyMethylMethacrylate)、PC(PolyCarbonate)など)によって一体形成され、透光性ハウジング22の開口部22dの外周縁全体がエンブレムベース26の裏面に取付固定されている。
エンブレムベース26の外周縁は、透光性ハウジング22の上端部の外周縁から平面方向に対して庇状に突出し、その突出部分によりエンブレムベース26の庇部(フランジ部)26aが形成されている。
透光性ハウジング22の底面22aには挿通孔が貫通形成されており、その挿通孔にはゴム製の防水キャップ27が嵌合固定されている。
透光性ハウジング22の対向する2つの側壁面22b,22cの内側部分は、略ドーム状に突出し、その突出部分により同一寸法形状の凸レンズ28,29が透光性ハウジング22と一体形成されている。
同一構成の2個の光源部23,24はそれぞれ、LED(Light Emitting Diode)29、配線基板31、ワイヤハーネス32などを備え、透光性ハウジング22内に収容されて取付固定されている。
LED30は配線基板31に実装・搭載され、LED30は配線基板31に形成された配線パターン(図示略)を介してワイヤハーネス32の一端側に接続され、ワイヤハーネス32の他端側は防水キャップ27に挿通されて透光性ハウジング22の外部へ引き出されている。
各光源部23,24のLED30の発光面はそれぞれ、透光性ハウジング22の凸レンズ28,29の光軸上に配置されている。
透光性ハウジング22の開口部22dの外周縁全体とエンブレムベース26との接続部分は液密状態であり、透光性ハウジング22と防水キャップ27とワイヤハーネス32との接続部分も液密状態であるため、光源モジュール20は防水構造になっている。
同一構成の2個の光装飾部材40a,40bは、光源モジュール20の左右両側に左右対称になるように取付固定されている。
光装飾部材40aはアウタレンズ41およびアウタレンズベース43を備え、光装飾部材40bはアウタレンズ42およびアウタレンズベース44を備える。
同一構成の2個のアウタレンズ41,42は、平面視矩形状の略平板長尺物であり、透光性の高い合成樹脂材料(例えば、PMMA、PCなど)によって形成されている。
各アウタレンズ41,42の表面は略平坦であり、各アウタレンズ41,42の裏面における短手方向の中央部は長手方向に沿って裏面側に突出し、その突出した略直方体畝状の部分により導光部45が形成され、各アウタレンズ41,42における導光部45の両側の略平板状の部分により装飾部46,47が形成されている。
各装飾部46,47の裏面には、メッキ調塗装(ミラー塗装)の塗膜から成る反射層48が形成されている。
同一構成の2個のアウタレンズベース43,44は、各アウタレンズ41,42の寸法形状に合わせた平面視矩形状の略平板長尺物であり、遮光性を有する合成樹脂材料(例えば、黒色の合成樹脂材料など)によって一体形成され、各アウタレンズ41,42の裏面に取付固定されている。
各アウタレンズ41,42の各装飾部46,47の反射層48は、各アウタレンズベース43,44に密着するように取付固定されている。
各アウタレンズベース43,44において、各アウタレンズ41,42の短手方向の両側から突出した平板状の部分により取付部49,50が形成されている。
各取付部49,50には、複数個のネジ孔51が貫通形成されている。
照明装置10は、各ネジ孔51に挿通された雄ネジ(図示略)により、自動車の車体前方における左右前照灯の間の部分(図示略)に取付固定される。
各アウタレンズ41,42の導光部45は、入射面45a、反射面45b、出射面45cを有する。
入射面45aは導光部45の一方の側端面から成り、反射面45bは導光部45の裏面から成り、出射面45cは導光部45の略平坦な表面から成る。 導光部45の裏面は、各アウタレンズ41,42の短手方向に平行な断面三角形状の複数個の溝が穿設された鋸歯状になっている。
各アウタレンズ41,42において、入射面45aの近傍の導光部45の表面は、エンブレムベース26の庇部26aの裏面に取付固定されている。
各アウタレンズ41,42の導光部45の入射面45aは、透光性ハウジング22の側壁面22b,22c(凸レンズ28,29)に対向配置されている。
各アウタレンズ41,42の導光部45の反射面45bと、各アウタレンズベース43,44との間には、空隙(空気層)Sが設けられている。
尚、照明装置10の前記各部材の取付固定(エンブレム本体25とエンブレムベース26との取付固定、透光性ハウジング22とエンブレムベース26との取付固定、アウタレンズ41,42とアウタレンズベース43,44との取付固定、エンブレムベース26とアウタレンズ41,42との取付固定)の方法は、良好な固定状態が得られるならば、どのような固定方法を用いてもよく、例えば、各種溶着法(超音波溶着、振動溶着、誘導溶着、高周波溶着、レーザー溶着、ヒーターを用いた熱溶着など)、接着材を用いた接着、両面粘着テープを用いた固定、ネジ止め、などを用いればよい。
[照明装置10の動作]
各光源部23,24のLED30の放射光は、透光性ハウジング22の各側壁面22b,22cの各凸レンズ28,29によって集光された状態で、各アウタレンズ41,42の導光部45の入射面45aに入射され、導光部45内を長手方向(各アウタレンズ41,42の左右両端方向)へ導光されながら、導光部45の反射面45bによって反射され、導光部45の出射面45cから車体前方側へ出射される。
ここで、導光部45の反射面45bと各アウタレンズベース43,44との間に空隙Sが設けられているため、導光部45内を導光される光を、導光部45と空隙S内の空気との屈折率差による全反射で、反射面45bによって確実に反射することができる。
また、各アウタレンズ41,42の各装飾部46,47の裏面に反射層48が形成されているため、導光部45の反射面45bによる反射光の一部は、反射層48によって反射されて各装飾部46,47の表面から出射される。
各アウタレンズ41,42において、各装飾部46,47の表面から出射される光量に比べて、導光部45の出射面45cから出射される光量の方が多い。
そのため、照明装置10では、各アウタレンズ41,42において、導光部45の出射面45cが手前側に飛び出して見え、導光部45を上下方向に挟む各装飾部46,47の表面が奥まって見える。
そして、自動車の左右前照灯の間において、フロントグリルを構成する照明装置10の長手方向が車幅方向に沿うように取付固定され、中央に配置されたエンブレム部21に対して、左右両側に延びるように長尺物の各アウタレンズ41,42が対称配置されている。
そのため、照明装置10の車幅方向に沿った上下中央部分である各アウタレンズ41,42の導光部45が、車幅方向の中央に配置されたエンブレム部21の左右両側にて、ライン調に盛り上がっているように見えることから、車幅方向の広がりを強調して意匠性を高めることができる。
[照明装置10の作用・効果]
本実施形態の照明装置10によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
[1]照明装置10は、光源モジュール20と、光源モジュール20とは別体に設けられた光装飾部材40a,40b(各アウタレンズ41,42の導光部45)とを備える。
光源モジュール20は、光を放射する光源部23,24と、光源部23,24が収容された透光性ハウジング22と、透光性ハウジング22の開口部11dに取付固定されて液密状態に覆うエンブレム部21(遮光性蓋部)とを有する。
そして、各アウタレンズ41,42の導光部45の入射面45aは、透光性ハウジング22の側壁面22b,22c(光源部23,24の放射光の出射領域)に対向配置されている。
照明装置10では、各アウタレンズ41,42の導光部45が光源モジュール20とは別体に設けられており、光源部23,24が収容されている光源モジュール20だけを防水構造にすればよいため、各アウタレンズ41,42の導光部45を含めた照明装置全体を防水構造にする場合に比べて、エンブレム部21の意匠の自由度を高めることができる上に、防水構造に要するコストを低減できる。
また、照明装置10では、光源部23,24の故障時やカスタマイズ時に光源モジュール20だけを交換することが可能であり、照明装置全体を交換する場合に比べて、メンテナンス性が良好である上に、光源部23,24の交換に要するコストを低減できる。
そして、本実施形態では、各アウタレンズ41,42の導光部45を透光性ハウジング22に収容する必要がないため、導光部45の構造を簡易化できる。
加えて、本実施形態では、光源モジュール20を標準品展開し、適宜な光装飾部材40a,40bと組み合わせて照明装置10を商品化することが可能であり、照明装置10の広範な商品展開を促進できる。
[2]照明装置10は、エンブレム部21のエンブレムベース26の外周縁から突出した庇部26aを備え、各アウタレンズ41,42の導光部45はエンブレム部21が面する表側(車体前方側)へ光を出射する。
そして、透光性ハウジング22の側壁面22b,22cと、各アウタレンズ41,42の導光部45の入射面45aとは、庇部26aの裏側に隠されるかたちで配置されている。
照明装置10では、透光性ハウジング22の側壁面22b,22cからの出射光が、各アウタレンズ41,42の導光部45の入射面45aに入射されずに漏出した場合に、その漏出光をエンブレム部21の庇部26aに反射させ、各アウタレンズ41,42の導光部45の入射面45aに入射させることが可能であり、光源部23,24の放射光の利用効率を高めることができる。
また、照明装置10では、透光性ハウジング22の側壁面22b,22cと、各アウタレンズ41,42の導光部45の入射面45aとの間に隙間がある場合に、その隙間を遮光性蓋部の庇部26aによって隠すことが可能であり、意匠性を高めることができる。
[3]照明装置10は、透光性ハウジング22の側壁面22b,22cに一体形成された凸レンズ28,29を備える。
そのため、透光性ハウジング22の側壁面22b,22cからの出射光を、凸レンズ28,29により集光させた状態で、各アウタレンズ41,42の導光部45の入射面45aに入射させることが可能であり、光源部23,24の放射光の利用効率を高めることができる。
[4]各アウタレンズ41,42の導光部45は、エンブレム部21の面方向に延出された長尺物である。
そのため、本実施形態では、長尺物である各アウタレンズ41,42の導光部45の出射面45cからの出射光により、ライン調の照明を行う照明装置10を提供できる。
[5]照明装置10は、各アウタレンズ41,42にそれぞれ導光部45を備え、それら導光部45は、中央に配置された光源モジュール20に対して、両側に延びるように対称配置され、2個の導光部45に対応して2個の光源部23,24を備える。
そのため、照明装置10では、各アウタレンズ41,42のいずれか一方だけを備える場合に比べて、前記[4]の作用・効果が確実に得られる。
<別の実施形態>
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、前記実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
[A]前記実施形態は、2個の光装飾部材40a,40bを備える。
しかし、各光装飾部材40a,40bを一体物とし、その一体物である光装飾部材の中央部分に光源モジュール20を嵌め込むようにしてもよい。
[B]前記実施形態では、透光性ハウジング22の各側壁面22b,22cの内側部分を突出させることにより各凸レンズ28,29を形成している。
しかし、透光性ハウジング22の各側壁面22b,22cの外側部分を突出させることにより凸レンズを形成してもよい。
[C]前記実施形態では、各アウタレンズ41,42の導光部45の裏面を鋸歯状にすることにより反射面45bを形成している。
しかし、導光部45の裏面に各アウタレンズ41,42の長手方向に沿った溝を穿設することにより反射面45bを形成してもよい。
また、導光部45の裏面に凹凸加工(例えば、シボ加工、ブラスト加工など)を施すことにより反射面45bを形成してもよい。
また、導光部45の裏面に、光反射性の塗膜層や、光反射性の高い金属のメッキ層またはPVD(Physical Vapor Deposition)層などの反射層を設け、その反射層を反射面45bとしてもよい。
また、光散乱性の高い材料(例えば、シリカ、酸化チタンなど)の微粒子を各アウタレンズ41,42に含有させ、その微粒子により光を散乱させて導光部45の出射面45cから光を出射させるようにしてもよい。
[D]図4に示すように、本発明を具体化した別の実施形態の照明装置60は、光源モジュール20、エンブレム部21、透光性ハウジング22(底面22a、側壁面22b,22c、開口部22d)、光源部23,24、エンブレム本体25、エンブレムベース26(庇部26a)、防水キャップ27、凸レンズ28,29、LED30、配線基板31、ワイヤハーネス32、光装飾部材40a,40b、アウタレンズベース43,44(反射層43a,44a)、アウタレンズ61,62、導光部63(入射面63a、反射面63b、出射面63c)などを備え、長手方向(左右方向)に対して線対称な構成である。
図4に示す照明装置60において、図1〜図3に示す照明装置10と異なるのは、光装飾部材40a,40bの構成である。
照明装置60において、光装飾部材40aはアウタレンズ61およびアウタレンズベース43を備え、光装飾部材40bはアウタレンズ62およびアウタレンズベース44を備える。
同一構成の2個のアウタレンズ61,62は、下面側が開口された直方体箱状の長尺物であり、透光性の高い合成樹脂材料(例えば、PMMA、PCなど)によって形成されている。
各アウタレンズ61,62の表面は略平坦であり、各アウタレンズ61,62の開口部の外周縁全体が各アウタレンズベース43,44の表面に取付固定されている。
アウタレンズ61とアウタレンズベース43との間の空間部分、および、アウタレンズ62とアウタレンズベース44との間の空間部分により、各光装飾部材40a,40bの導光部63が形成されている。
導光部63における各アウタレンズベース43,44の表面には反射層43a,44aが形成されている。
反射層43a,44aは、光反射性の塗膜層、光反射性の高い金属のメッキ層またはPVD層などから成る。
尚、光反射性を有する合成樹脂材料(例えば、白色の合成樹脂材料)によって各アウタレンズベース43,44を形成すれば、反射層43a,44aを省くことができる。
各光装飾部材40a,40bの導光部63は、入射面63a、反射面63b、出射面63cを有する。
入射面63aは、透光性ハウジング22の各側壁面22b,22cに対向する各アウタレンズ61,62の側壁面の表面から成る。
反射面63bは、各アウタレンズベース43,44の反射層43a,44aから成る。
出射面63cは、各アウタレンズベース43,44の略平坦な表面から成る。
各光装飾部材40a,40bにおいて、入射面63aの近傍の導光部63の表面は、エンブレムベース26の庇部26aの裏面に取付固定されている。
各光装飾部材40a,40bの導光部63の入射面63aは、透光性ハウジング22の側壁面22b,22c(凸レンズ28,29)に対向配置されている。
照明装置60において、各光源部23,24のLED30の放射光は、透光性ハウジング22の各側壁面22b,22cの各凸レンズ28,29によって集光された状態で、各光装飾部材40a,40bの導光部63の入射面63aに入射され、導光部63内を長手方向へ導光されながら、導光部65の反射面63bによって反射され、導光部63の出射面63cから車体前方側へ出射される。
従って、照明装置60においても、照明装置10と同様の作用・効果が得られる。
[E]LED30は、どのような発光部材(例えば、EL(Electro Luminescence)素子などの半導体発光素子、電球など)に置き換えてもよい。
[F]前記各実施形態は2個の光装飾部材40a,40bを備えるが、いずれか一方の光装飾部材を省いてもよい。
また、3個以上の複数個の光装飾部材を備え、それら光装飾部材を中央に配置された光源モジュール20に対して両側に延びるように対称配置し、複数個の光装飾部材の導光部の入射面に対向するように光源部を複数個備えるようにしてもよい。
また、3個以上の複数個の光装飾部材を備え、それら光装飾部材を中央に配置された光源モジュール20に対して放射状に延びるように星形配置し、複数個の光装飾部材の導光部の入射面に対向するように光源部を複数個備えるようにしてもよい。
[G]前記各実施形態の照明装置10,60は自動車のイルミネーション付フロントグリルに適用したものであるが、本発明の照明装置は、自動車の車室内外のどのような場所に設置されるイルミネーション付ガーニッシュに適用してもよく、具体的な細部構造等については設置場所に応じて適宜変更してもよい。
また、本発明の照明装置は、車両用に限らず、どのような物品(例えば、電気製品、家具など)の照明に適用してもよく、その場合には、アウタレンズ41,42を当該物品の外装部材に置き換えればよい。
本発明は、前記各局面および前記各実施形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様も本発明に含まれる。本明細書の中で明示した公報などの内容は、その全ての内容を援用によって引用することとする。
10,60…照明装置
20…光源モジュール
21…エンブレム部(遮光性蓋部)
22…透光性ハウジング
22a…底面
22b,22c…側壁面(出射領域)
22d…開口部
23,24…光源部
25…エンブレム本体
26…エンブレムベース
26a…庇部
27…防止キャップ
28,29…凸レンズ
30…LED
31…配線基板
32…ワイヤハーネス
40a,40b…光装飾部材
41,42,61,62…アウタレンズ
43,44…アウタレンズベース
45,63…導光部
45a,63a…入射面
45b,63b…反射面
45c,63c…出射面

Claims (6)

  1. 光を放射する光源部と、
    前記光源部が収容された透光性ハウジングと、
    前記透光性ハウジングの開口部に取付固定されて液密状態に覆う遮光性蓋部と
    を有する光源モジュールと、
    前記光源モジュールとは別体に設けられた導光部と
    を備える照明装置であって、
    前記導光部の入射面は、前記透光性ハウジングにおける前記光源部の放射光の出射領域に対向配置されている照明装置。
  2. 前記遮光性蓋部の外周縁から突出した庇部を備え、
    前記導光部は、前記遮光性蓋部が面する表側へ光を出射し、
    前記透光性ハウジングの出射領域と、前記導光部の入射面とは、前記庇部の裏側に隠されるかたちで配置されている、
    請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  3. 前記透光性ハウジングの出射領域に一体形成された凸レンズを備える、
    請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記導光部は、前記遮光性蓋部の面方向に延出された長尺物である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記導光部を複数個備え、それら導光部は、中央に配置された前記光源モジュールに対して、両側に延びるように対称配置され、
    前記複数個の導光部の入射面に対向するように前記光源部を複数個備える、
    請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記照明装置は自動車前方に設けられた車両外装ガーニッシュであり、
    前記蓋部はエンブレム部を備える、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の照明装置。
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