JP2016119931A - 浴室における機能ユニットの取付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能ユニットの振動騒音などの不具合を適切に防止または抑制可能な浴室における機能ユニットの取付け構造を提供する。
【解決手段】ケース4内に所望の機器が組み込まれた機能ユニットUと、浴室内の取付け対象壁部3に取り付けられるブラケット1,2と、を具備している、浴室における機能ユニットの取付け構造C1であって、ブラケット1,2は、取付け対象壁部3からその手前側に突出して設けられ、かつ機能ユニットUは、取付け対象壁部3とは非接触状態となるように取付け対象壁部3から離間した状態でブラケット1,2に保持されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば浴槽洗浄用などの機能ユニットを浴室内の所望の壁部に取り付けるための構造に関する。
本出願人は、機能ユニットの取付け構造の一例として、特許文献1に記載された構造を先に提案している。
同文献に記載された構造においては、たとえば浴槽洗浄用の機能ユニットが、上側および下側のブラケットを利用して浴室の壁部に取り付けられている。浴槽洗浄用の機能ユニットは、ケース内に各種の流体機器や、洗剤投入用弁などが組み込まれた構成である。この機能ユニットにおいては、給湯器から供給されてくる湯水に洗剤を混入させることにより洗剤液(洗浄水)を生成し、この洗剤液を浴槽に設置された洗浄用ノズルに供給することが可能である。上側および下側ブラケットは、機能ユニットに設けられた凸部と係合可能な孔部などを有しており、機能ユニットをその一側面が浴槽の壁部に接触するようにして保持させることが可能である。機能ユニットを浴槽の壁部に接触させれば、機能ユニットの安定性を高めることが可能である。
しかしながら、前記従来技術においては、次のように、未だ改善すべき余地があった。
すなわち、機能ユニットは、浴槽の壁部に接触した状態で取り付けられているため、たとえば機能ユニットに組み込まれている開閉電磁弁の開閉動作が複数回にわたって繰り返される状況が生じ、機能ユニットが振動すると、この振動は浴槽の壁部に直接伝わる。その結果、機能ユニットと浴槽の壁部との間で衝突音(振動音)が発生し易くなる。このような衝突音は、ユーザにとって耳障りであり、適切に防止することが望まれる。
また、機能ユニットが浴槽の壁部に接触して取り付けられていると、外気温度が低い冬季には、機能ユニットが浴槽の壁部を介して外気によって冷やされ、機能ユニット内に結露が発生する虞もある。機能ユニット内の結露は、機能ユニット内に組み込まれている電気機器類に悪影響を及ぼす可能性があるため、やはりこのようなことも適切に防止することが望まれる。
特開2014−226449号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、機能ユニットの振動騒音などの不具合を適切に防止または抑制することが可能な浴室における機能ユニットの取付け構造を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される浴室における機能ユニットの取付け構造は、ケース内に所望の機器が組み込まれた機能ユニットと、浴室内の取付け対象壁部に取り付けられるブラケットと、を具備している、浴室における機能ユニットの取付け構造であって、前記ブラケットは、前記取付け対象壁部からその手前側に突出して設けられ、かつ前記機能ユニットは
、前記取付け対象壁部とは非接触状態となるように前記取付け対象壁部から離間した状態で前記ブラケットに保持されていることを特徴としている。
このような構成によれば、機能ユニットが取付け対象壁部には非接触状態であるため、機能ユニットに組み込まれている機器の動作などに起因して機能ユニットに振動が生じたとしても、この振動が取付け対象壁部に直接伝わることはない。機能ユニットと取付け対象壁部との衝突音も発生しない。したがって、機能ユニットの振動に起因する耳障りな騒音を好適に低減することができる。
また、従来技術においては、機能ユニットの取付け対象壁部が浴槽の壁部である場合には、外気温度が低い冬季に機能ユニットが浴槽の壁部を介して外気により冷やされる結果、機能ユニット内に結露が発生する虞があったものの、本発明によれば、機能ユニットが浴槽の壁部を介して外気により冷やされるといったこともなくなる。したがって、機能ユニット内に結露が発生する虞も好適に解消することが可能である。
その他、本発明によれば、機能ユニットと取付け対象壁部との相互間の隙間に、配線コードや配管部材を通すといったことも可能となる。
本発明において、好ましくは、前記機能ユニットの上面部および下面部には、上向きの上側凸部および下向きの下側凸部が設けられており、前記ブラケットとして、下側ブラケット、およびこの下側ブラケットとは一体または別体で形成された上側ブラケットを備えており、前記下側ブラケットは、前記取付け対象壁部に固定される下側固定板部と、この下側固定板部から前記取付け対象壁部の手前側に突出し、かつ前記機能ユニットを載せるための受板部と、この受板部に設けられ、かつ前記下側凸部が嵌入されることによって前記機能ユニットの下部側を前記取付け対象壁部から離間させるように位置決めすることが可能な下側位置決め用孔部とを有しており、前記上側ブラケットは、前記取付け対象壁部に固定される上側固定板部と、この上側固定板部から前記取付け対象壁部の手前側に突出する支持板部と、この支持板部に設けられ、かつ前記上側凸部が嵌入されることによって前記機能ユニットの上部側を前記取付け対象壁部から離間させるように位置決めすることが可能な上側位置決め用孔部または下向き開口状の位置決め用凹部とを有している。
このような構成によれば、簡易な構造の上側ブラケットおよび下側ブラケットを利用し、機能ユニットを取付け対象壁部から離間させた状態に保持させることができる。機能ユニットの上側凸部は、上側ブラケットの上側位置決め用孔部または下向き開口状の位置決め用凹部に嵌入し、かつ下側凸部は、下側ブラケットの下側位置決め用孔部に嵌入しているため、機能ユニットの適切な位置決め保持が可能である。
本発明において、好ましくは、前記機能ユニットを前記下側ブラケットの受板部上にその一側方から載せる際に、前記下側凸部が前記下側位置決め用孔部の形成箇所を越えて移動することを阻止するように前記機能ユニットの一側面に当接可能なストッパ部を、さらに備えている。
前記ストッパ部は、下側ブラケットと一体または別体のいずれの態様で設けられていてもよい。
このような構成によれば、機能ユニットの下側凸部を、下側ブラケットの下側位置決め用孔部に嵌入させる作業の容易化および確実化を図ることができる。浴室の狭いスペースで機能ユニットの取り付け作業を行なう場合には、機能ユニットの下側凸部や下側位置決め用凹部の位置を、作業者がはっきりと確認し難い状況となる。これに対し、前記した構成によれば、ストッパ部が下側凸部を下側位置決め用凹部に嵌入させるためのガイドとして利用されることにより、下側凸部を下側位置決め用凹部に容易かつ的確に嵌入させることが可能となる。
本発明において、好ましくは、前記ストッパ部は、前記受板部から上向きに起立するようにして前記下側ブラケットに設けられている。
このような構成によれば、ストッパ部を、下側ブラケットとは別個に設ける場合と比較すると、構成の簡素化を図ることができる。また、ストッパ部が受板部から上向きに起立する状態に設けられていれば、機能ユニットを下側ブラケットの受板部上に載せる場合に、機能ユニットの一側面をストッパ部に当接させ易くなり、ストッパ部を利用した機能ユニットの位置決め作業の作業性をより良好にすることができる。
本発明において、好ましくは、前記ストッパ部には、前記下側位置決め用孔部に連通し、かつ前記下側凸部を嵌入させることが可能な補助孔部が設けられている。
このような構成によれば、下側ブラケットの受板部上に機能ユニットを載せる際に、補助孔部に機能ユニットの下側凸部を嵌入させてから、補助孔部内において下側凸部を移動させることにより、この下側凸部を最終的に下側位置決め用孔部へ配置させるといったことが可能となる。このため、下側凸部を下側位置決め用孔部へ嵌入させる作業は、より容易化される。
本発明において、好ましくは、前記機能ユニットは、前後方向の幅寸法よりも左右の横幅寸法の方が大きくされた略直方体状であり、かつこの機能ユニットの前面部および背面部が前記取付け対象壁部と略平行となる向きに取り付けられている。
このような構成によれば、取付け対象壁部から機能ユニットが大きく嵩張った状態に突出することを抑制することができる。また、機能ユニットの取付け状態を安定させる上でも好ましいものとなる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
(a)は、本発明に係る浴室における機能ユニットの取付け構造の一例を示す斜視図であり、(b)は、(a)のIb−Ib断面図である。 図1(a)の分解斜視図である。 (a)は、図1に示す構造における機能ユニットの要部平面図であり、(b)は、図1に示す構造における機能ユニットの要部底面図である。 (a)は、図1に示す構造における機能ユニットの内部構造を示す一部破断正面図であり、(b)は、(a)のIVb−IVb断面図である。 図1に示す構造を組み立てる状態の説明図である。 本発明の他の例を示す分解斜視図である。 図1および図6に示す構造における下側ブラケットの下側固定板部の正面図である。 本発明の他の例を示す分解斜視図である。 (a)は、図8に示す構造に用いられるブラケットの構造の他の例を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す構造の分解斜視図である。 図9に示す自在ブッシュの装着作業についての説明図である。 (a),(b)は、図9に示す自在ブッシュの装着作業についての対比例を示す説明図である。 本発明の他の例を示す要部断面側面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す浴室における機能ユニットの取付け構造C1(以下、適宜「取付け構造C1」と略称する)は、機能ユニットUと、浴室の壁部3に固定して取り付けられる上側ブラケット1および下側ブラケット2とを備えている。機能ユニットUは、たとえば浴室の浴槽と浴槽エプロンとの隙間に設置される。なお、浴室の壁部3は、本発明でいう取付け対象壁部の一例に相当する。後述するように、機能ユニットUの取付け対象壁部は、浴室の壁部に限定されない。
機能ユニットUは、浴槽洗浄装置の構成要素として用いられるものであり、洗剤液(洗浄水)を生成し、かつこの洗剤液を浴槽に設置された洗浄ノズルに送り出すためのものである。機能ユニットUの構成自体は、たとえば特許文献1に記載されたものと同様である。このため、機能ユニットUについては、図4を参照して簡単に述べる。
図4において、機能ユニットUは、樹脂製のケース4内に、種々の流体機器が組み付けられて一連の通水路5が構成されたものである。ケース4は、前面開口状のケース本体40と、その前面開口部分を覆うカバー体41(図4では、その一部分のみを示している)とを組み合わせたものである。通水路5には、洗剤投入用弁50が接続されており、給湯機などから流入口5aを介して供給されてきた湯水に洗剤を混入させることにより洗剤液(洗浄水)を生成可能である。この洗浄水は、流出口5bから浴槽洗浄用の洗浄ノズルに向けて送出される。洗剤投入用弁50には、別途設けられている洗剤タンクから洗剤導入口50aを介して洗剤が供給される。前記した洗浄水の生成処理および洗浄ノズルへの送出を適切に行なうための手段として、通水路5には、フィルタ51、水ガバナ52、流量センサ53、注湯電磁弁(開閉弁)54、逆流水を通水路5の外部に逃がすための逃がし弁55,56、および複数の逆止弁などが設けられている。逃がし弁55からケース4の外部への逆流水の排出は、逃がし弁55に接続されたホース55a、およびケース4の背面壁部に設けられ、かつホース55aが接続された孔部55bを介して行なわれる。逃がし弁56からの排水は、管体56aを介して行なわれる。
機能ユニットUの取付けを図るための手段として、ケース4の上面部の一端寄り、および底面部の一端寄りの位置には、上側凸部43および下側凸部44が突設されている。これら上側凸部43および下側凸部44は、ケース本体40と一体的に樹脂成形されたものである。上側凸部43は、上向き凸状であり、図3(a)に示すように、たとえば平面視コ字状であって、前壁部43aおよび両側壁部43bを有している。下側凸部44は、下向き凸状であり、図3(b)に示すように、底面視略長矩形状またはこれに近い形状である。
図1および図2において、上側ブラケット1および下側ブラケット2は、金属板にプレス加工などを施して形成されたものであり、ビスなどのネジ体90を用いて浴室の壁部3に固定して取り付けられている。
機能ユニットUは、前後方向の幅Laよりも左右の横幅Lbの方が大きくされた略直方体状であるが、上側ブラケット1および下側ブラケット2は、機能ユニットUの前面部46aおよび背面部46bが浴室の壁部3と略平行となる向きに取り付け可能である。機能ユニットUの取付け状態において、この機能ユニットUと浴室の壁部3との相互間には、適当な幅Lcの隙間39が形成され、浴室の壁部3と機能ユニットUとは非接触状態となっている。
図2において、上側ブラケット1は、浴室の壁部3に当接してネジ体90により固定される上側固定板部10、この上側固定板部10から浴室の壁部3の手前側に突出する支持板部11、およびこの支持板部11の先端寄り領域に連設された略逆U字状の曲げ部12
を有している。この曲げ部12の内側に、下向き開口状の位置決め用凹部13が形成されている。機能ユニットUの上側凸部43(厳密には、上側凸部43の前壁部43a)は、位置決め用凹部13にその下方から嵌入させることが可能であり、その嵌入時においては、図3(a)の仮想線に示すように、曲げ部12は、上側凸部43の両側壁部43b間に挟まれる。このことにより、機能ユニットUの前後方向の位置決めが図られる。
図2において、下側ブラケット2は、浴室の壁部3に当接してネジ体90により固定される下側固定板部20、この下側固定板部20から浴室の壁部3の手前側に突出し、かつ機能ユニットUを載せるための受板部21、およびこの受板部21の一側縁部から上向きに起立したストッパ部22を有している。受板部21のうち、下側固定板部20から適当な距離だけ手前側に離間した位置には、機能ユニットUの下側凸部44を嵌入させてその位置決めを図るための下側位置決め用孔部23が設けられている。ストッパ部22は、機能ユニットUを受板部21上にその一側方から載せる際に、機能ユニットUと当接することにより、下側凸部44が下側位置決め用孔部23の形成箇所を越えて移動することを阻止するための部分である。このストッパ部22は、たとえば受板部21と同様な板状とされており、かつこのストッパ部22の下部側には、下側位置決め用孔部23に連通した補助孔部24が設けられている。この補助孔部24のサイズや形状は、下側位置決め用孔部23と同様である。ストッパ部22は、図6を参照して後述するように、下側ブラケット2を左右反転させて使用する場合に、機能ユニットUを支持する受板部としても利用可能である。
次に、前記した取付け構造C1の作用について説明する。
機能ユニットUの取り付けは、次のような操作で容易に行なうことが可能である。
すなわち、上側ブラケット1および下側ブラケット2を浴室の壁部3に取り付けた状態において、まず図5に示すように、上側凸部43を位置決め用凹部13にその下方から進入させる。次いで、位置決め用凹部13に上側凸部43を進入させた状態のまま、機能ユニットUの下部側を動かし、ストッパ部22に当接させる。この当接状態のまま機能ユニットUを下降させると、下側凸部44を下側位置決め用孔部23に嵌入させることができるとともに、機能ユニットUの底面部を受板部21上に載せることができる。このように、機能ユニットUを上側ブラケット1および下側ブラケット2に取り付ける際には、ボルト・ナットなどの連結部材や、工具などは不要であり、機能ユニットUの取り付け作業を容易かつ迅速に行なうことが可能である。したがって、機能ユニットUの設置箇所が、たとえば浴槽と浴槽エプロンとの間の狭いスペースであるような場合にも適する。機能ユニットUを上側ブラケット1および下側ブラケット2から取り外す作業も容易である。
前記した取り付け作業を行なう場合、下側凸部44や受板部21の下側位置決め用孔部23の位置は、作業者にとって判り難いが、ストッパ部22のガイド作用によって下側凸部44を下側位置決め用孔部23に嵌入させることの容易化が図られているため、機能ユニットUの取り付け作業性は、より良好である。
機能ユニットUをストッパ部22に当接させようとする場合、下側凸部44が補助孔部24に嵌入する場合がある。ただし、このような場合には、下側凸部44を補助孔部24から脱出させることなく、補助孔部24の位置から下側位置決め用孔部23の位置へ移動させるように機能ユニットUを動かせばよい。したがって、下側凸部44を下側位置決め用孔部23に嵌入させる作業は一層容易となる。
図1に示した機能ユニットUの取り付け状態においては、機能ユニットUの重量が下側ブラケット2の受板部21により受けられる。加えて、機能ユニットUの下側凸部44と下側位置決め用孔部23との嵌合作用によって機能ユニットUの水平方向の位置決めが的確に図られる。さらに、機能ユニットUの上側凸部43が上側ブラケット1の位置決め用
凹部13に嵌入していることにより、機能ユニットUの倒れ防止、ならびに機能ユニットUの上部側についての水平方向の位置決めも図られる。したがって、機能ユニットUを安定した状態に支持することが可能である。
図1(a)を参照して説明したように、機能ユニットUと浴室の壁部3との相互間には隙間39が形成され、これら両者は非接触状態とされている。このため、たとえば機能ユニットUの注湯電磁弁(開閉弁)54が開閉動作を繰り返す結果、この機能ユニットUに振動が生じたとしても、この振動が浴室の壁部3に直接伝わることはない。機能ユニットUの振動に起因する機能ユニットUと浴室の壁部3との衝突音が発生するようなこともない。このため、機能ユニットUの振動時に耳障りな騒音が発生することを極力防止することが可能となる。また、外気温度が低い冬季において、機能ユニットUが浴室の壁部3を介して外気により冷やされることも回避される。したがって、機能ユニットU内に結露が発生するといった虞も解消することができる。
図6〜図11は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付すこととし、重複説明は省略する。
図6に示す取付け構造C2においては、浴室の壁部3に対する機能ユニットUの取り付けの向き(浴室の壁部3の向き)が、図1および図2に示した前記実施形態とは反対とされている。本実施形態における上側ブラケット1Aは、前記実施形態の上側ブラケット1とは左右対称形状である。一方、下側ブラケット2は、前記実施形態の下側ブラケット2と同一構成であり、前記実施形態の下側ブラケット2と比較すると、全体を左右反転し、かつ90°だけ回転させた姿勢とされて浴室の壁部3に取り付けられている。このため、図1および図2に示した前記実施形態と本実施形態とでは、下側ブラケット2の受板部21とストッパ部22とが互いに入れ替わり、前記実施形態の受板部21が、本実施形態におけるストッパ部22となり、かつ前記実施形態のストッパ部22が受板部21として用いられた構成となっている。
好ましくは、下側ブラケット2の下側固定板部20については、図7に示すように、ネジ体挿通用の孔部20a,20bが、下側固定板部20のコーナ部25から45°の角度線L上に位置する構成とされている。このような構成によれば、前記実施形態の場合と本実施形態の場合とで、上側ブラケット1(または1A)のネジ止め用の孔部10a,10bとの関係における下側ブラケット2のネジ止め用の孔部20a,20bの相対的な位置が、前記実施形態の場合と本実施形態の場合とで一定となり、上側ブラケット(または1A)および下側ブラケット2との位置合わせ作業(ネジ止め作業)の容易化が図られる。
前記説明のように、下側ブラケット2については、浴室の壁部3に対する機能ユニットUの取り付けの向き(浴室の壁部3の向き)を変更する場合であっても、そのまま用いることができる。したがって、準備すべきブラケットの種類を少なくし、部品コストを低減する上で好ましいものとなる。
図8に示す取付け構造C3においては、上側ブラケット1Bの支持板部11のうち、上側固定板部10から離間した位置に上側位置決め用孔部15が設けられており、この上側位置決め用孔部15に、機能ユニットUの上側凸部43をその下方から嵌入させ得るようになっている。下側ブラケット2Bについては、先の実施形態におけるストッパ部22は省略されており、貫通孔状の下側位置決め用孔部23が受板部22に設けられ、かつこの部分に機能ユニットUの下側凸部44を嵌入させ得るようになっている。このような構成であっても、上側ブラケット1Bおよび下側ブラケット2Bを利用し、機能ユニットUを浴室の壁部3から離間させた状態に適切に取り付けることが可能である。
図9に示す実施形態においては、図8に示した上側ブラケット1Bの上側位置決め用孔部15の内周縁部に、自在ブッシュ8が取り付けられている。自在ブッシュ8は、たとえば実開昭61−79421号公報に記載されたものと同様な構成のものであり、曲げ変形性に優れる樹脂成形品である。上側ブラケット1Bは金属製であるため、上側位置決め用孔部15の内周縁部に上側凸部43を直接接触させた場合には、機能ユニットUの振動などに起因して上側凸部43に摩耗を生じ易くなる虞がある。これに対し、本実施形態によれば、そのような虞を適切に防止することが可能である。もちろん、自在ブッシュ8を、図8に示した下側ブラケット2Bの下側位置決め用孔部23の内周縁部に取り付けた構成とすることもできる。
上側ブラケット1B(または下側ブラケット2B)に自在ブッシュ8を取り付ける場合、上側位置決め用孔部15を矩形状に代えて、長円状に形成することが好ましい。上側位置決め用孔部15が矩形状とされている場合には、図11(a)に示すように、自在ブッシュ8の始端8aが上側位置決め用孔部15の長辺部15aにある場合と、同図(b)に示すように、始端8aが上側位置決め用孔部15の短辺部15bにある場合とでは、自在ブッシュ8の取り付け状態に大きな差異が生じる(符号8bは、終端を示す)。同図(a)の場合には、自在ブッシュ8の曲げ部Rが計4箇所になるのに対し、同図(b)の場合には、自在ブッシュ8の曲げ部Rが計計3箇所になるからである。これに対し、図10に示すように、上側位置決め用孔部15が長円状の場合には、丸みを帯びた両側縁部15cに自在ブッシュ8の始端8aを位置させることは実際上難しい。このため、直線状の長辺部15aの位置に自在ブッシュ8の始端8aを配置させざるを得ないこととなり、自在ブッシュ8の取り付け態様の一定化および適正化を好適に図ることが可能である。
図12に示す取付け構造C4においては、機能ユニットUの前面部46aおよび背面部46bが、浴室の壁部3に対して略直交する方向となるように設定されており、上側ブラケット1Cおよび下側ブラケット2Cは、そのような取り付けが可能な構成とされている。本実施形態においても、機能ユニットUと浴室の壁部3との間に、適当な幅Lcの隙間39を形成することにより、機能ユニットUが振動する際の騒音低減効果などを得ることが可能である。本実施形態から理解されるように、機能ユニットUの取り付けの向きは限定されない。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る浴室における機能ユニットの取付け構造の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
上側ブラケットおよび下側ブラケットは、互いに別体に形成されていなくてもよく、これらが一体的に繋がった状態に形成されていてもよい。
本発明でいう機能ユニットは、浴槽洗浄に用いる洗浄水を生成するものに限定されない。たとえば、ジェットバス用のポンプをケース内に組み込んだものや、湯水流路などを切り替えるための方向切り替え弁またはその他の弁をケース内に組み込んだものなど、要は、所望の機器がケース内に組み込まれてユニット化されたものであればよい。機能ユニットの取付け対象壁部は、浴室の壁部に限定されず、浴室内に位置する壁部であれば取付け対象壁部とすることができる。たとえば、浴槽のエプロン、浴槽パンの周縁部から上向きに立ち上がったフランジ部なども、取付け対象壁部とすることが可能である。
C 浴室における機能ユニットの取付け構造
U 機能ユニット
1,1A〜1C 上側ブラケット
10 上側固定板部
11 支持板部
13 位置決め用凹部
15 上側位置決め用孔部
2,2B,2C 下側ブラケット
20 下側固定板部
21 受板部
22 ストッパ部
23 下側位置決め用孔部
24 補助孔部
3 浴室の壁部(取付け対象壁部)
39 隙間
4 ケース(機能ユニットの)
43 上側凸部
44 下側凸部

Claims (6)

  1. ケース内に所望の機器が組み込まれた機能ユニットと、
    浴室内の取付け対象壁部に取り付けられるブラケットと、
    を具備している、浴室における機能ユニットの取付け構造であって、
    前記ブラケットは、前記取付け対象壁部からその手前側に突出して設けられ、かつ前記機能ユニットは、前記取付け対象壁部とは非接触状態となるように前記取付け対象壁部から離間した状態で前記ブラケットに保持されていることを特徴とする、浴室における機能ユニットの取付け構造。
  2. 請求項1に記載の浴室における機能ユニットの取付け構造であって、
    前記機能ユニットの上面部および下面部には、上向きの上側凸部および下向きの下側凸部が設けられており、
    前記ブラケットとして、下側ブラケット、およびこの下側ブラケットとは一体または別体で形成された上側ブラケットを備えており、
    前記下側ブラケットは、前記取付け対象壁部に固定される下側固定板部と、この下側固定板部から前記取付け対象壁部の手前側に突出し、かつ前記機能ユニットを載せるための受板部と、この受板部に設けられ、かつ前記下側凸部が嵌入されることによって前記機能ユニットの下部側を前記取付け対象壁部から離間させるように位置決めすることが可能な下側位置決め用孔部とを有しており、
    前記上側ブラケットは、前記取付け対象壁部に固定される上側固定板部と、この上側固定板部から前記取付け対象壁部の手前側に突出する支持板部と、この支持板部に設けられ、かつ前記上側凸部が嵌入されることによって前記機能ユニットの上部側を前記取付け対象壁部から離間させるように位置決めすることが可能な上側位置決め用孔部または下向き開口状の位置決め用凹部とを有している、浴室における機能ユニットの取付け構造。
  3. 請求項2に記載の浴室における機能ユニットの取付け構造であって、
    前記機能ユニットを前記下側ブラケットの受板部上にその一側方から載せる際に、前記下側凸部が前記下側位置決め用孔部の形成箇所を越えて移動することを阻止するように前記機能ユニットの一側面に当接可能なストッパ部を、さらに備えている、浴室における機能ユニットの取付け構造。
  4. 請求項3に記載の浴室における機能ユニットの取付け構造であって、
    前記ストッパ部は、前記受板部から上向きに起立するようにして前記下側ブラケットに設けられている、浴室における機能ユニットの取付け構造。
  5. 請求項4に記載の浴室における機能ユニットの取付け構造であって、
    前記ストッパ部には、前記下側位置決め用孔部に連通し、かつ前記下側凸部を嵌入させることが可能な補助孔部が設けられている、浴室における機能ユニットの取付け構造。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の浴室における機能ユニットの取付け構造であって、
    前記機能ユニットは、前後方向の幅寸法よりも左右の横幅寸法の方が大きくされた略直方体状であり、かつこの機能ユニットの前面部および背面部が前記取付け対象壁部と略平行となる向きに取り付けられている、浴室における機能ユニットの取付け構造。
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