JP2016119771A - ポンプ運用計画システムおよびポンプ運用計画方法 - Google Patents

ポンプ運用計画システムおよびポンプ運用計画方法 Download PDF

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Abstract

【課題】任意の時間帯における電力使用の各種要請に対応し、送配水システムにおいて各条件を踏まえた好適な電力使用形態を確立する計画の立案を可能とする。【解決手段】ポンプ運用計画システム2000において、送配水システムの浄水池および配水池と、浄水池から前記配水池に送水を行うポンプの各情報を格納した記憶装置201と、所定の節電要請および上述の各情報に基づき、節電時間帯に関し、所定時間おきのポンプの運転台数を決定変数、節電時間帯の各時刻における各ポンプの所定時間平均消費電力の総和を目的関数とし、各配水池の担う配水区における時刻毎の水需要量予測値と該当配水池に送水するポンプの運転台数とに基づく各配水池の水位予測値が、所定の運用上下限を満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって節電時間帯におけるポンプ運転台数の計画値を決定する演算装置200を備える構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、ポンプ運用計画システムおよびポンプ運用計画方法に関するものであり、具体的には、任意の時間帯における電力使用の各種要請に対応し、送配水システムにおいて各条件を踏まえた好適な電力使用形態を確立する計画の立案を可能とする技術に関する。
資源コストの高止まりが常態化する状況等もあり、電力需要家に需要抑制を促して電力消費のピークカットや平準化を図るいわゆるデマンドレスポンスの手法が注目されている。そこで、こうしたデマンドレスポンスに関する従来技術として、以下の技術が提案されている。
すなわち、節電要請に応えられるピークシフト送水計画の提供を目的として、浄水池から配水池への送水における電力消費を、電力料金および前記配水池の水位に基づき、節電要請のある時間帯からシフトさせるピークシフト工程を含むピークシフト送水計画方法(特許文献1参照)などが提案されている。この技術においては、1日の送水量を電力料金
が最も安い時間帯である夜間時にピークが来るよう電力料金テーブルに基づいて計画する。このとき、最低水位を下回らずデマンドを超えないようにピークシフトの送水量を決定する。その後水位を基準に最安単価終了時刻やその他の送水量を決定する。最大単価時間帯は送水しなければ水位が維持できない場合は送水する。
特開2014−67405号公報
浄水場と水需要家とを結ぶ送配水システムにおける配水池は、浄水場からポンプ圧送されてくる水を一旦蓄え、これを下流の配水対象に向けポンプを介して供給する、いわゆるバッファ機能を果たすものである。こうした配水池は、大規模災害に伴う一部機能停止など非常時の給水に備えるべく、容量に余裕を持たせた仕様となっているケースが多い。そのため、従来技術の如く送水時間帯の変更を行うとしても水位維持が図りやすく、節電要請に応えやすい施設の一つとされる。
ところが従来においては、電力料金テーブルにて規定する特定の時間帯に基づいて送水計画を行う構成となっており、任意の時間帯に関する節電要請に対し、柔軟に対応することは困難である。そうした節電要請が、例えば5分先などごく近い将来に関するものであれば、その困難さは更に増し、実際には対応出来ない事態となる。
また、電力料金には着目するものの、時間変化するはずの配水池の上下限水位や送水可能量など、送配水システムにおいて重要な各条件を併せて踏まえることなく計画策定を行う場合、各配水池の配置や配水池間の接続形態、或いはポンプの運用形態など実際の送配水システムの構成に則した計画内容を得られないという問題もあった。
一方、上述のデマンドレスポンスとは逆に、再生可能エネルギーによる非安定的な発電形態の増加に伴い、送電系統にて過剰となる電力の消費要請を行う場合も想定されるが、勿論、従来技術ではこうした状況に対応して計画を立案することは出来ない。
そこで本発明の目的は、任意の時間帯における電力使用の各種要請に対応し、送配水システムにおいて各条件を踏まえた好適な電力使用形態を確立する計画の立案を可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のポンプ運用計画システムは、送配水システムの浄水池および配水池と、前記浄水池から前記配水池に送水を行うポンプの各情報を格納した記憶装置と、 所定の節電要請および前記各情報に基づき、前記節電要請が示す節電時間帯に関し、所定時間おきの前記ポンプの運転台数を決定変数、前記節電時間帯の各時刻における前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和を目的関数とし、各配水池の担う配水区における時刻毎の水需要量予測値と該当配水池に送水するポンプの運転台数とに基づく各配水池の水位予測値が、所定の運用上下限を満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のポンプ運用計画方法は、送配水システムの浄水池および配水池と、前記浄水池から前記配水池に送水を行うポンプの各情報を格納した記憶装置を備えたコンピュータシステムが、所定の節電要請および前記各情報に基づき、前記節電要請が示す節電時間帯に関し、所定時間おきの前記ポンプの運転台数を決定変数、前記節電時間帯の各時刻における前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和を目的関数とし、各配水池の担う配水区における時刻毎の水需要量予測値と該当配水池に送水するポンプの運転台数とに基づく各配水池の水位予測値が、所定の運用上下限を満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、ことを特徴とする。
本発明によれば、任意の時間帯における電力使用の各種要請に対応し、送配水システムにおいて各条件を踏まえた好適な電力使用形態を確立する計画の立案が可能となる。
本実施形態のポンプ運用計画技術を適用する送配水システムの構成例を示す図である。 本実施形態におけるポンプ運用計画システムの構成例を示す図である。 本実施形態における需要量データベースの構成例を示す図である。 本実施形態における気象情報データベースの構成例を示す図である。 本実施形態における設備情報データベースの構成例を示す図である。 本実施形態におけるポンプ運用計画方法の処理手順例1を示すフロー図である。 本実施形態において立案される電力逼迫時のポンプ運用計画例を示す図である。 本実施形態における運用下限水位の例を示す図である。 本実施形態における配水池の接続形態の例1を示す図である。 本実施形態における配水池の接続形態の例2を示す図である。 本実施形態において周期別に立案したポンプ運用計画での平均消費電力の比較例を示す図である。 本実施形態におけるポンプ運転に応じた水位変化と運用下限水位との関係例を示す図である。 本実施形態において水位を運用上限とするポンプ運用計画を示す図である。 本実施形態におけるポンプ運用計画方法の処理手順例2を示すフロー図である。 本実施形態において電力余剰時に対応したポンプ運用計画例を示す図である。 本実施形態におけるポンプ運用計画システムをクラウドに実装した場合のシステム構成例を示す図である。
−−−送配水システムの例−−−
まず、本実施形態のポンプ運用計画技術を適用する送配水システムについて説明する。図1は、本実施形態のポンプ運用計画技術を適用する送配水システム100の構成例を示す図である。ここで例示する送配水システム100は、水源1から取水ポンプ10によって導水管110経由で得た水を浄化する浄水場2、この浄水場2で浄化された水を一旦貯留する浄水池3、浄水池3から送水ポンプ場A〜Cの各送水ポンプ11〜13によって送水される水を送水管101、102、103経由で受け入れて貯留し、下流の各水需要家に供給する複数の配水池4〜6、を少なくとも含む構成となっている。なお、以降の説明において、配水池間の区別を必要としない場合には、配水池4を代表させて記載することとする。同様に、送水ポンプ場間の区別を必要としない場合には、送水ポンプ場Aを代表させて記載することとする。また、送水ポンプ間の区別を必要としない場合には、送水ポンプ11を代表させて記載することとする。また、各配水池4,5,6が水の供給を担当するエリアを配水区と称する。この配水区には上述の水需要家が所在している。
また、各配水池4〜6と各水需要者との間は、配水管104、105、106をそれぞれ介して接続されている。この配水管104、105、106による水需要家への配水形態は、重力エネルギーを利用したものを想定したが、配水池4〜6が水需要量の所在地より低地にある場合などは、適宜な配水ポンプを利用した配水形態を採用することになる。また、上述の各送水ポンプ場における送水ポンプは、例えば固定速ポンプであり該当経路における流量は並列運転する送水ポンプの運転台数で制御可能となっている。つまり、送水ポンプ場A〜Cのそれぞれは、複数台の送水ポンプを備えている。
なお、図1に例示した送配水システム100はあくまで一例であって、配水池4や送水ポンプ場A、送水ポンプ11が図1の構成例よりも多く配置された系であっても良い。また、2つの配水池4を接続した構成を想定するとしても良い。
−−−ポンプ運用計画システムの構成−−−
続いて本実施形態におけるポンプ運用計画システム2000の構成例について説明する。図2は、本実施形態のポンプ運用計画システム2000の構成例を示す図である。図2に示すポンプ運用計画システム2000は、図1にて例示した送配水システム100について各送水ポンプ場の送水ポンプ運転計画を策定するものであり、任意の時間帯における電力使用の各種要請に対応し、送配水システム100において各条件を踏まえた好適な電力使用形態を確立する計画の立案を可能とするコンピュータシステムである。
また、本実施形態のポンプ運用計画システム2000は、図2にて示すように監視制御システム211とLAN210を介して通信可能に接続されている。この監視制御システム211は、上述の送配水システム100におけるポンプ運転制御や配水池4の水位計測を行うシステムである。従ってポンプ運用計画システム2000は、この監視制御システム211から、送配水システム100における各設備の観測値(過去ログを含むとしてもよい)を取得可能である。観測値には、浄水池3および配水池4の各水位、各送水ポンプ場の送水ポンプの稼働状況などが該当する。
こうしたポンプ運用計画システム2000のハードウェア構成は以下の如くとなる。 ポンプ運用計画システム2000は、通信機能を備えた一般的なコンピュータとして構成されており、CPUなど適宜な演算装置であるプロセッサ200、ROM、RAM、フラッシュメモリ等の記憶デバイスであるメモリ201、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイスを含むデータ入力手段202、表示モニタ、プリンタ等の出力デバイスを含む出力手段205、及び、ネットワークインターフェースカード等の通信モジュール等である通信手段209を少なくとも備えている。
このうち上述のプロセッサ200は、メモリ201に格納されているプログラムを実行することで、ポンプ運用計画システム2000として必要な機能として、需要予測手段203および運用計画立案手段204を実装する装置となる。すなわち、図2で例示する需要予測手段203および運用計画立案手段204の実体はプログラムである。また、メモリ201は、プロセッサ200による演算処理に利用される各種データを格納しており、配水池104から水需要家になされた配水量の履歴データを記憶した需要量データベース206(図3参照)、各配水区に関する過去の気象データを蓄積した気象情報データベース207(図4参照)、および、送配水システム100における各配水池4の運用上下限水位、配水池断面積、導水管、送水管、配水管の流量の上下限、ポンプの性能情報(定格電力、定格流量、揚程、ポンプ動作時の流量、消費電力など)の情報を格納した設備情報データベース208(図5参照)、を保持している。
こうしたポンプ運用計画システム2000を用いてポンプ運用計画の立案を行う計画立案者は、上述のデータ入力手段202を用いて、ポンプ運用計画を策定する時間帯、すなわち電力事業者から受け取った電力の節電要請や消費要請が示す時間帯(例:13時から16時)を含む所定時間帯や、ポンプ運用計画の時間刻み(例:15分ごと、30分ごと、1時間ごと)、水需要量予測の予測期間(例:翌日の0時から24時まで)や予測周期(例:15分ごと、1時間ごと)といった各値を指定することになる。
一方、上述の需要予測手段203は、データ入力手段202を介して計画立案者から入力された各情報と、メモリ201の需要量データベース206および気象情報データベース207にそれぞれ格納されている情報とを用い、計画立案者指定の予測期間における各配水池4の配水区に関する各時刻での水需要量予測を行う。ここでの水需要量予測の手法としては、需要量データベース206の格納データのうち、予測期間と同時期(例:同月、同季節など)の同時刻についての水需要量データであり、予測期間に関して得られる気象予測値と同じ気象条件の時期に関するデータを、該当配水区における各時刻の水需要量予測値として特定するパターンマッチング法等を採用出来る。またこの他にも、重回帰法、ニューラルネットワーク法など既知の様々な予測手法を適宜に用いるとしてよい。
また、運用計画立案手段204は、上述の需要予測手段203が予測した、各時刻に関する水需要量予測値と、設備情報データベース208に格納されている各配水池4の運用上下限水位情報および各送水ポンプ場の送水ポンプの消費電力情報と、通信手段210を経て監視制御システム211から得た配水池4の最新水位および各送水ポンプ場の送水ポンプ運転台数の情報と、データ入力手段202から得たポンプ運用計画対象の所定時間帯やポンプ運用計画の時間刻み、といった各情報を用いて、上述の節電要請や消費要請が指定する将来のポンプ運用計画(各送水ポンプ場における送水ポンプ運転台数の計画)を策定する。
本実施形態において、まずは、上述の所定時間帯における各送水ポンプ場の送水ポンプによる消費電力を極力抑制する運用計画の策定を行うものとする。すなわち、電力事業者や電力アグリゲータからの節電要請(DR要請:デマンドレスポンプ要請)に対応したポ
ンプ運用計画を立案する例についてまずは説明する。
−−−処理手順例1−−−
以下、本実施形態におけるポンプ運用計画方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明するポンプ運用計画に対応する各種動作は、ポンプ運用計画システム20000におけるメモリ201のプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図6は、本実施形態におけるポンプ運用計画方法の処理手順例1を示すフロー図であり、図7は本実施形態において立案される電力逼迫時のポンプ運用計画例を示す図である。ここでは図7に示したポンプ運用計画例を踏まえつつ、ポンプ運用計画方法の処理について説明するものとする。
まず、ステップ401において、ポンプ運用計画システム2000需要予測手段203は、データ入力手段202より、ポンプ運用計画の策定対象となる所定時間帯(例:13時から16時)やポンプ運用計画の時間刻み(例:15分ごと、30分ごと、1時間ごと
)、水需要量の予測期間(例:翌日の0時から24時まで)や予測周期(例:15分ごと、1時間ごと)といった各入力情報を読み込む。
続いてステップ402において、需要予測手段203は、上述の需要量データベース206および気象情報データベース207の情報を用いて、上述した既存手法に応じた適宜なアルゴリズムによって、上述の予測期間における各配水区の水需要量を予測周期ごとに予測する。
次にステップ403において、運用計画立案手段204は、上述したように、設備情報データベース208の情報、需要予測手段203から得た水需要量予測値、監視制御システム211から入手する送配水システム100の情報を用いて、後述する数1から数10
にて示す運用計画問題を解く。
またステップ404において、運用計画立案手段204は、上述のステップ403によって得た運用計画問題の解、すなわち各送水ポンプ場の送水ポンプの運用計画(運転台数)の情報を、出力手段205に表示して、上述の計画立案者に提示する。ここで提示したポンプ運用計画は、デマンドレスポンスの要請がなされた時間帯(節電時間帯:以下、DR要請時間帯)における各送水ポンプ場の送水ポンプの最大消費電力を最小化するもので、最大限に送水ポンプ消費電力を抑制する計画値になる。
図7にポンプ運用計画の策定結果例を示す。ここでは、ポンプ運用計画の策定結果である各送水ポンプ場A〜Cの送水ポンプ運転台数のグラフ302、304、306に加え、各配水池A〜C(配水池4〜6に対応)の水位301、303、305、および各送水ポンプ場A〜Cのトータルの送水ポンプ消費電力307、の各グラフを時間軸を揃えで並列させたものとする。こうした各グラフにおけるグレーアウト部分がDR要請時間帯300であり、その時間帯の直前(例えば5分前)に、電力事業者から節電要請が来たと仮定する。また、DR要請時間帯300の時間幅が例えば3時間であったとする。
この場合、送水ポンプ場Aでは、DR要請時間帯300の開始から最初の2時間は、各送水ポンプをOFF(運転台数を0)にする計画となっている。また送水ポンプ場Bでは、DR要請時間帯300における最初と最後の1時間だけ各送水ポンプをOFF(運転台
数を0)にする計画となっている。また送水ポンプ場Cでは、DR要請時間帯300のうち最後の2時間だけ各送水ポンプをOFF(運転台数を0)にする計画となっている。いずれの送水ポンプ場も、DR要請時間帯300である3時間のうち1時間は送水ポンプの
運転を行うことで送水対象の配水池における水位が運用下限(図7の該当グラフにおける点線)を下回らぬよう計画されている。
図7のポンプ運用計画例に示すように、3つの送水ポンプ場の各送水ポンプ運転タイミングが同時刻で重ならないよう計画することで、DR要請時間帯300での各送水ポンプ場での送水ポンプ消費電力を合計したトータル消費電力307のピーク抑制が可能である。つまり、DR要請時間帯300におけるトータルの送水ポンプ消費電力を最小化できる。
上述した概念でポンプ運用計画を厳密に行うためには、以下の数1〜数10に示す数理計画問題を、ポンプ運用計画システム2000が解法することで各送水ポンプ場における送水ポンプ運用計画を策定することとなる。ここでのポンプ運用計画策定における時間刻み(周期)は15分とした。
ここに、X:DR要請時間帯の全送水ポンプ場A〜Cの15分ごとの送水ポンプ運転台数を成分に持つ行列(n×2T)、t:時刻を表す整数(1時刻は30分に相当、例えばt=0が10時0分、t=1が10時30分を表す)、t’:時刻を表す整数(1時刻は15分に相当、例えば、t=0が10時0分、t=1が10時15分を表す)、T:DR要請時間帯の終了時刻を表す定数(15分刻みの場合は時刻0から時刻2TがDR要請時間帯、30分刻みの場合は時刻0から時刻TがDR要請時間帯になる)、Et:時刻t−1から時刻tの30分間の各送水ポンプ場の送水ポンプ消費電力の総和の平均値(kW)、et’:時刻t’−1から時刻t’の15分間の各送水ポンプ場の送水ポンプ消費電力の総
和(kW)、xt’:時刻t’−1から時刻t’における各送水ポンプ場の送水ポンプ運転
台数を成分にもつベクトル(n×1)(成分は0か1の値をとる)、n:送水ポンプ場の数(ここでは3)、a,b:定数ベクトル(1×n)(送水ポンプ運転台数を消費電力に換
算する係数を成分に持つもの)、1:全ての成分が1の定数ベクトル(n×1)、li,t’:配水池i(0≦i≦n)の時刻t’の水位、Δt:スケジューリング刻みを表す定数(ここでは0.25[15分]に設定)、Si:配水池iの断面積、ft’: 時刻t’−1から時刻
t’の各配水池向け送水量を成分にもつベクトル(n×1)、fmax,t’:DR要請時間
帯の終了後の時刻t’における各配水池向け最大送水量(上限送水量)を成分にもつベクトル(n×1)、di,t’: 時刻t’−1から時刻t’の15分間における各配水池が担当する配水区の総需要量、ci:定数ベクトル(1×n)(配水池ごとの接続形態によって
値は異なる)、A,B:定数ベクトル(n×n)(各送水ポンプ場の送水ポンプ運転台数を
流量に換算するためのもの。対角成分以外は0になる。)、lmin,i,t’:配水池iの時刻
t’の運用下限水位、lmax,i:配水池iの運用上限水位、xi,t’: 配水池iへ送水する送
水ポンプ場の時刻t’−1から時刻t’の15分間の送水ポンプ運転台数、fi,t’:配水
池iへの時刻t’−1から時刻t’の15分間の送水量である。
また、上述の数1は、送水ポンプの30分平均消費電力を与えるものであり、数2の15分ごとの消費電力計算値の平均により算出される。このように30分平均を用いるのは、現在日本では、30分平均の電力量で電力代金が決定されているためのである。数1により、DR要請時間帯における30分平均電力の時系列中の最大値が最小となる全送水ポンプ場の送水ポンプ運転台数Xが決定される。数4から数7で、DR要請時間帯とDR要請時間帯終了後の所定時間帯における水位変化を計算して、その計算結果である水位が運用上下限に収まるような制約を与えている。DR要請時間帯終了後の制約を与えるのは、DR要請時間帯終了後の運用で配水池の水位が運用下限を下回るのを避けるためである。
また、数8では、現時刻をt’として、以後12時間の水需要量予測値を用いて、各配水区の水需要家に12時間継続供給可能な配水池水位を求め、これを下限水位として与えている。
このように下限水位を時刻に応じて変化させる理由を図8に基づいて説明する。図8は、本実施形態における需要量予測値と運用下限水位の各グラフ例を示す図である。この図8において、運用下限水位グラフ820における固定運用下限水位503として示すように、従来運用下では下限水位は固定値であった。しかしながら運用下限水位は、事故や停電によりポンプによる送水(浄水池3から配水池4への送水)がストップした場合でも、ある程度の時間(例えば12時間)、該当配水区の需要家に対して水の継続供給を可能とする貯留量の確保を目的に設定されるものである。ここで、水の需要量は、一般に図8の需要量予測値グラフ810における水需要量予測値501として示すように、ある2つの時刻でピークを持つ波形となりやすい。従って各時刻において、12時間の継続給水が可能となる水位すなわち運用下限水位は異なることになる。厚労省の指針では、12時間程度の継続給水が可能な水位を各配水池にて確保することが望ましいとされている。そこで本実施形態のポンプ運用計画システム2000は、数8に基づき、水需要量予測値から運用下限水位を計算することとした。その計算結果を一例は、図8における可変運用下限水位502の点線のようになる。図8で示す例では、水需要量予測値501が1つのピークを迎える6時の数時間前で運用下限水位502が最高となる。
上述の例では、図9にて示すように、ポンプ50により浄水池3から送水された浄水が1つの配水池500を経て需要家に給水される構成を想定したものとなっていた。一方、配水池が2つ接続した構成も珍しくない。そこで図10に基づいて、配水池が2つ接続した構成である場合の運用下限水位の求め方を以下に示す。図10に示す構成の場合、第1配水池601と比べて浄水池3から遠い位置にある第2配水池602では、第1配水池601から給水を受けるためのポンプ604がストップした場合が最悪の状況であり、その場合に12時間継続して、配水管608を介した需要家への給水可能な水位を運用下限水位とすればよい。一方、第1配水池601では、ポンプ603がストップして浄水池3からの水供給が断たれた状況下で、ポンプ604は稼働可能の状態である場合が最悪の状況であり、この場合に配水池1から配水管607を介した需要家への給水が12時間継続できる水位を求める必要がある。
ここで、時刻tにおける配水池1の運用下限水位をLL1(t)、配水池2の水位をL(2)とし、時刻t直後から12時間における配水池1,2からの総配水量(需要量)を、それぞれ、V1(t)、V2(t)、配水池1,2の断面積をS1,S2とする。この時、12時間後に配水池1,2が同時に空になる条件は以下となる。
S1・LL1(t)+S2・L2(t)=V1(t)+V2(t) (数11)
数11をL1について、
LL1(t)=(V1(t)+V2(t)−S2・L2(t))/S1(数12)
これが、配水池1における時刻tの運用下限水位を与える式になる。時刻tの配水池1の水位をL1(t)とすると、ポンプ運用計画システム2000は、以下の制約式を上述の運用計画問題で加味し計画問題を解法すれば良いことになる。
L1(t)≧(V1(t)+V2(t)−S2・L2(t))/S1 (数13)
なお、運用計画問題においてV1(t)、V2(t)は需要量予測値から算出される定数値になる。
次に、上述の運用計画問題においてポンプ運用計画(運転台数)策定の時間刻みを15分とした理由について、図11に基づき説明する。我が国における消費電力の計測周期が30分であることから、1日の送水ポンプ消費電力量を最小化するポンプ運用計画においても30分刻みでの計画策定とすることが一般的である。しかしながら、上述のポンプ運用計画のように、30分ごとの平均消費電力の最大値を最小化する問題を扱う場合、10分や15分刻みのように、30分より短い時間刻みで計画を立てるほうが、ピーク電力をより削減できる可能性が広がることになる。
図11に示す、時系列上のポンプ運転台数とその平均消費電力の対応関係を示す各グラフ700〜702のうち、グラフ700は従来通りポンプ運転を30分刻みで計画した場合の平均消費電力を示しており、該当送水ポンプの消費電力を50kWとすると、該当送水ポンプを運転した10時半から11時までの30分間の平均消費電力は、そのまま50kWになる。
一方、グラフ701、702はポンプ運転を15分刻みで計画した場合の平均消費電力を示しており、ポンプ運転の時間帯を30分離間させて分散させることで、送水ポンプの総運転時間は30分で変わらないが、10時半から11時までの30分間の平均消費電力は25kW、同様に11時から11時半までの30分間の平均消費電力も25kWとなり、各時間帯におけるピーク電力を半減できる。このことは、30分ごとの電力計測周期(評価周期)の中でポンプ運転を分散させることで実現されるものである。この実現に際しては、上述のようにポンプ運転計画の時間刻みを30分より小さくすれば良いが、過度に時間刻みを小さくした場合、運用計画問題の規模(決定変数の数)が大きくなり、解法時間が膨大になる恐れがある。従って現実的には15分、10分程度の時間刻みが妥当である。
次に、上述の数4、数6でDR要請時間帯後の制約を設けた理由について図12に基づき説明する。ここで、送配水システム100の各送水ポンプ場における契約電力の関係から、送水ポンプ運転台数の上限を1台と仮定している。なお、送水ポンプ2台の同時運転
は契約電力以上の電力消費を招き、基本電力料金が増大してコスト増につながるので避けるべきことである。
図12にて例示するように、配水池水位803が、DR要請時間帯802中には運用下限水位804より十分高くとも、DR要請時間帯802の終了後、運用下限水位804を割り込む場合がある。これは、配水池4から需要家への配水量(需要量)が、浄水池3から配水池4への水の供給量を上回る場合に起こりうる現象である。これを避けるため、ポンプ運用計画システム2000は、DR要請時間帯802の終了後、運転台数上限の送水ポンプを運転するとの仮定で(上述の数6に相当)、DR要請時間帯802の終了後の或る時間帯で、上述の数4にて計算される水位が運用下限水位以上になるという制約(数7)を設けて問題解法を行えば良い。図12の下段にて、この場合の制約(数7)を例示した。ここで、WS(t)は時刻tでの送水ポンプによる配水への浄水供給量、D(t)は時刻tでの需要量、Sは配水池断面籍である。このように問題解法を行って計画立案することに
より、DR要請時間帯802の終了後も配水池4の水位が運用下限水位を割り込む事態を防ぐことができる。なお、ポンプ運用計画システム2000は、上述の数4の取り扱いに際し、時刻0の水位の値が必要になるが、この値はLAN210を介して監視制御から取得するものとする。
なお、上述のように定式化した数理計画問題(min-max問題)は、補助変数の設定で等
価な混合整数計画問題に変換できる。この場合、数理計画問題は、混合整数計画のソルバーで解法可能である。
また上述の例では、送水ポンプ場が3つである構成を前提とした例を示したが、実際の送配水システムにおいては、数多くのポンプ場を設置するケースが多い。よって、そのようなケースで送水ポンプ消費電力のピーク電力を最大限削減し、DR要請時間帯における消費電力を平準化するためには、上述で述べたように数理計画問題を計算機で解くことが必須となる。
次に、図13に基づき、DR要請の通知がDR要請時間帯の12時間前、或いは、1日
前などDR要請時間帯開始、すなわちDR実施まで時間的に余裕がある場合のポンプ運用計画の例について説明する。図13の水位グラフ950にて示すように、従来運用における配水池水位902は、DR実施前に運用上限水位904と運用下限水位905の中間程度に維持される。そのため、ポンプ運転台数グラフ960にて示すように、DR時間帯903において水位が運用下限水位905に早く到達し、DR時間帯903の後半にてポンプを起動させる必要が生じてしまい、送水ポンプOFFを継続できない。一方、本実施形態のポンプ運用計画での配水池水位901(図中:提案運用)は、DR開始時刻前に送水ポンプONを継続して水位を運用上限水位近くにもってゆく。これにより、ポンプ運転台数グラフ970にて示すように、DR実施時間帯903内は送水ポンプOFFを維持できることとなる。従ってピーク電力削減を大きく行うことが可能になる。
この場合、ポンプ運用計画システム2000は、上述の数理計画法のアルゴリズムによるポンプ運用計画の決定に際し、DR実施時間帯903の到来直前の時間帯において、各配水池の水位予測値が運用上限となることを求める制約条件を追加し、数理計画法のアルゴリズムによってDR実施時間帯903における送水ポンプ運転台数の計画値を決定することとなる。この場合の処理については、上述のように制約条件を追加する以外、既に各数式に基づき述べた通りである。
次に、図14に基づいて、複数の時間刻み(周期)でポンプ運用計画を立案し、その中でベストの計画を選択出力する処理について説明する。この処理は、図2、図16の運用計画立案手段204で実行されるものである。
この場合、ステップ1201において、運用計画立案手段204は、ポンプ運用計画立案の時間刻みを、30分、15分、10分の3種として、この3種類のポンプ運用計画(送水ポンプ運転台数の計画)を立案する。
時間刻み15分のポンプ運用計画を立案するための運用計画問題は、前述した通り(数1から数10)である。一方、30分および10分刻みのポンプ運用計画を立案する計画問題については後述する。
次にステップ1202において、運用計画立案手段204は、上述の3種の時間刻みのうち他の時間刻みよりピーク電力が小さくなるポンプ運用計画があるか判定する。この判定の結果、該当ポンプ運用計画が存在した場合(1202:Y)、運用計画立案手段204は、ステップ1203に処理を遷移させる。他方、上述の判定の結果、該当ポンプ運用計画が存在しなかった場合(1202:N)、運用計画立案手段204は処理をステップ1204に遷移させる。
続いてステップ1203において、運用計画立案手段204は、上述の3種の時間刻みの各ポンプ運用計画のうち、最もピーク電力が小さい運用計画案を、最終的な(最適な)運用計画案として特定し、出力手段205に出力する。
他方、ステップ1204において、運用計画立案手段204は、上述の3種の時間刻み
の各ポンプ運用計画のうち最もピーク電力が小さい運用計画案(各時間刻みのポンプ運用計画でピーク電力が全て同じとなる場合もある)のうち、時間刻みが最も大きい運用計画案を最終的な(最適な)運用計画案として出力手段205に出力し、処理を終了する。
なお、上述のステップ1204において、最小のピーク電力を与えるポンプ運用計画が複数存在する場合、時間刻みがもっとも大きいものを最終案とすることで、送水ポンプON/OFFの頻度を小さくして設備への負荷を軽減し、最小のピーク電力を実現できる効果がある。
なお、30分刻みの運用計画問題は、以下のようになる。
ここに、X:DR要請時間帯の全ポンプ場の30分ごとの送水ポンプ運転台数を成分に
持つ行列(n×T)、t:時刻を表す整数(1時刻は30分に相当)、T:DR終了時刻を表す定数(時刻0から時刻TがDR要請時間帯になる)、Et:時刻t−1から時刻tの30分間の各送水ポンプの消費電力の総和の平均値(kW)、et:時刻t−1から時刻
tの30分間の各送水ポンプの消費電力の総和(kW)、xt:時刻t−1から時刻tにお
ける各送水ポンプの運転台数を成分にもつベクトル(n×1)(成分は0か1の値をとる)、n:送水ポンプ場の数(ここでは3)、a,b:定数ベクトル(1×n)(送水ポンプ
運転台数を消費電力に換算する係数を成分に持つもの)、1:全ての成分が1の定数ベクトル(n×1)、li,t:配水池i(0≦i≦n)の時刻tの水位、Δt:スケジューリング刻みを表す定数(ここでは0.5[30分]に設定)、Si:配水池iの断面積、ft: 時刻t
−1から時刻tの各配水池向け送水量を成分にもつベクトル(n×1)、fmax,t:DR
要請時間帯後の時刻tにおける各配水池向け最大送水量(上限送水量)を成分にもつベクトル(n×1)、ci:定数ベクトル(1×n)(配水池ごとの接続形態によって値は異
なる)、A,B:定数ベクトル(n×n)(各送水ポンプ場合の送水ポンプ運転台数を流量
に換算するためのもの。対角成分以外は0になる。)、lmin,i,t:配水池iの時刻tの運
用下限水位、lmax,i:配水池iの運用上限水位、di,t:配水池iからの時刻t−1から時刻tの30分間の総配水量(総需要量)、fi,t:配水池iへの時刻t−1から時刻tの30分間の送水流量である。
一方、10分刻みの運用計画問題は次のようになる。
ここに、X:DR要請時間帯の全ポンプ場の10分ごとの送水ポンプ運転台数を成分に持つ行列(n×2T)、t:時刻を表す整数(1時刻は30分に相当)、t’:時刻を表
す整数(1時刻は10分に相当)、T:DR終了時刻を表す定数(10分刻みの場合は時刻0から時刻3TがDR要請時間帯、30分刻みの場合は時刻0から時刻TがDR要請時間帯になる)、Et:時刻t−1から時刻tの30分間の各送水ポンプの消費電力の総和の平均値(kW)、et’:時刻t’−1から時刻t’の10分間の各送水ポンプの消費電
力の総和(kW)、xt’:時刻t’−1から時刻t’における各送水ポンプの運転台数を
成分にもつベクトル(n×1)(成分は0か1の値をとる)、n:送水ポンプ場の数(ここでは3)、a,b:定数ベクトル(1×n)(送水ポンプ運転台数を消費電力に換算する
係数を成分に持つもの)、1:全ての成分が1の定数ベクトル(n×1)、li,t’:配水池i(0≦i≦n)の時刻t’の水位、Δt:スケジューリング刻みを表す定数(ここでは1/3[10分]に設定)、Si:配水池iの断面積、ft’: 時刻t’−1から時刻t’の各
配水池向け送水量を成分にもつベクトル(n×1)、fmax,t’:DR要請時間帯後の時
刻t’における各配水池向け最大送水量を成分にもつベクトル(n×1)、di,t’: 時
刻t’−1から時刻t’の10分間における各配水池が担当する配水区の総需要量(各配
水池からの総配水量)、ci:定数ベクトル(1×n)(配水池ごとの接続形態によって
値は異なる)、A,B:定数ベクトル(n×n)(各送水ポンプ場の送水ポンプ運転台数を
流量に換算するためのもの。対角成分以外は0になる。)、lmin,i,t’:配水池iの時刻
t’の運用下限水位、lmax,i:配水池iの運用上限水位、fi,t’:配水池iへの時刻t’−
1から時刻t’の10分間の送水流量である。
以上で示した例においては、送水ポンプの消費電力の総和の30分平均値を目的関数としたが、これに、図1の取水ポンプ10の消費電力を加え、取水ポンプ10の運転台数を含めて計画問題を定式化し、ポンプ運用計画を策定するとしても良い。この場合、計算負荷が大きくなるが、より厳密な(より大きな電力削減を可能とする)運用計画(ポンプ運転計画)の策定が可能になる。
また、上述の例では、送水ポンプ場が3つである場合のポンプ運用計画を策定したが、より送水ポンプ場が少ない、例えば2つの送水ポンプ場のみを対象にポンプ運用計画を策定するとしても良い。この場合、ポンプ運用計画システム2000は、ポンプ運用計画の対象外であるポンプに関して、従来運用を行うとしてDR要請時間帯の運用計画を策定し、それを数理計画問題(数1から数10)の入力として与えて、本実施形態のポンプ運用計画対象のポンプのみについてポンプ運用計画を策定する。
ここまでで述べた手法は、電力需給が逼迫して電力事業者から節電要請が発信された場合に、送配水システム100における電力DRを実施する状況を踏まえたものである。一方、太陽光や風力発電など、再生可能エネルギーによる発電が電力系統に多く流入する状況を想定した場合、不安定な発電傾向に起因して電力系統における電力が余剰分を生じてしまう恐れもある。こうした場合に、電力事業者から電力の消費要請を受けたポンプ運用
計画システム2000は、上述の余剰電力を送水ポンプの稼働による電力消費にて吸収するよう、ポンプ運用計画を策定することができる。
この場合、ポンプ運用計画システム2000は、上述の数2の目的関数を−1倍したも
のを目的関数として用い、上述の決定変数のとりうる値を送水ポンプの上限運転台数か上限台数−1台とし、送水ポンプが電力消費しやすい条件にて解法する。−1倍することは
、消費電力時系列の中で最小のものが最大となるよう計画値を算出することを意味する。この解法自体は、既に述べた節電要請に対応したポンプ運用計画に関するものと同様である。
図15に、こうした余剰電力消費に向けたポンプ運用計画の策定例を示す。ここでは、ポンプ運用計画の策定結果である各送水ポンプ場A〜Cの送水ポンプ運転台数のグラフ1002、1004、1006に加え、各配水池A〜C(配水池4〜6に対応)の水位1001、1003、1005、および各送水ポンプ場A〜Cのトータルの送水ポンプ消費電力1007、の各グラフを時間軸を揃えで並列させたものとする。こうした各グラフ1001〜1007におけるグレーアウト部分がDR実施時間帯1000であり、その時間帯の直前(例えば5分前)に、電力事業者から消費要請が来たと仮定する。また、DR実施時間帯1000の時間幅は3時間であったとする。
この場合、運転台数グラフ1002にて示すように、送水ポンプ場Aでは、DR実施時間帯1000の開始から最初の2時間は、各送水ポンプを2台ON(運転台数は上限)にする計画となっている。また運転台数グラフ1004にて示すように、送水ポンプ場Bでは、DR実施時間帯1000における最初と最後の1時間だけ各送水ポンプを2台ON(
運転台数は上限)にする計画となっている。また運転台数グラフ1006にて示すように、送水ポンプ場Cでは、DR実施時間帯1000のうち最後の2時間だけ各送水ポンプを2台ON(運転台数は上限)にする計画となっている。いずれの送水ポンプ場も、DR実施時間帯1000である3時間のうち1時間は送水ポンプの運転を1台のみとすることで
送水対象の配水池における水位が運用上限を上回らぬよう計画されている。
図15のポンプ運用計画例に示すように、3つの送水ポンプ場の各送水ポンプ運転タイミングが同時刻で重なるよう計画することで、DR実施時間帯1000での各送水ポンプ場での送水ポンプ消費電力を合計したトータル消費電力1007の最小値を最大化することが可能である。つまり、DR実施時間帯1000におけるトータルの送水ポンプ消費電力を最大化できる。このように、目的関数をマイナス倍するなど評価関数をマイナス倍することは、送水ポンプにおける最小消費電力を最大化することを意味し、配水池4の水位が運用上下限に入る制約にて消費電力を平準化しつつ、送水ポンプにて極力多くの電力を消費するポンプ運用計画を得ることができる。このポンプ運用計画に従って送水ポンプの運用を行えば、上述の余剰電力を効果的に吸収できるようになる。
次に、上述のごときポンプ運用計画システム2000によるポンプ運用計画立案のサービスを、クラウドシステムによって計画立案者に提供する形態について説明する。上述までの説明におけるポンプ運用計画システム2000は、例えば水道事業体が自社で所有し活用するものである場合を想定していた。しかしながら、水道事業体によってはそうしたポンプ運用計画システム2000を個別に開発、設置し、運用するよりも、ポンプ運用計画システム2000の機能のみを効率良く利用したいとのニーズも存在する。
そこで図16に、クラウドシステム1100としてのポンプ運用計画システムの全体構成図を示す。この場合、水道事業体の監視制御システム1103は、ポンプ運用計画策定に必要な情報を、インターネットなどの適宜なネットワーク1102を介しクラウドシステム1100に送信し、ポンプ運用計画立案依頼を行う。
一方のクラウドシステム1100は、予め蓄積した顧客(水道事業体)ごとの情報(需要量データベース1106、設備情報データベース1108に格納)を活用し、需要予測手段1103で水需要量予測値を特定し、更に、運用計画立案手段1104でポンプ運用計画を上述のポンプ運用計画システム2000と同様に作成し、その結果を監視制御システム1103に返すこととなる。クラウドシステム1100における各処理は、上述のポンプ運用計画システム2000と同様であり、備える機能も同様となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、任意の時間帯における電力使用の各種要請に対応し、送配水システムにおいて各条件を踏まえた好適な電力使用形態を確立する計画の立案が可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態のポンプ運用計画システムにおいて、前記演算装置は、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の各時刻における前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和である前記目的関数の関数値の中で最大のものを最小化する、ミニマックス最適化の処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、例えば節電時間帯での送水ポンプ消費電力を合計したトータル消費電力のピーク抑制、つまり節電時間帯におけるトータルの送水ポンプ消費電力を最小化する処理を効率的なものとできる。
また、本実施形態のポンプ運用計画システムにおいて、前記演算装置は、前記各配水区における時刻毎の水需要量予測値と、前記浄水池から送水を受けられない状況となった配水池が需要家への配水を維持すべき最低限の規定時間と、に基づき、各配水池の各時刻の水位が、前記送水の停止から前記規定時間の間に水需要量予測値が示す水需要に応えうるものとなる、各配水池の各時刻の運用下限水位を算定する処理を更に実行し、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記各配水池の水位予測値が、前記算定した各時刻の運用下限水位を各時刻で満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定するものである、としてもよい。
これによれば、配水池における運用水位の閾値について時間変化を特定し、これを踏まえた的確なポンプ運用計画を効率良く策定可能となる。
また、本実施形態のポンプ運用計画システムにおいて、前記演算装置は、接続された2つの配水池のうち前記浄水池に近い一方の配水池が担う配水区の水需要量予測値と、前記一方の配水池から送水を受ける他方の配水池の水需要量予測値と、前記浄水池から送水を受けられない状況となった前記一方および他方の各配水池が各該当配水区の需要家への配水を維持すべき最低限の規定時間と、に基づき、前記一方および他方の各配水池の各時刻の水位が、前記送水の停止から前記規定時間の間に各水需要量予測値が示す水需要に応えうるものとなる、前記各配水池の各時刻の運用下限水位を算定する処理を更に実行し、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記各配水池の水位予測値が、前記算定した各時刻の運用下限水位を各時刻で満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定するものである、としてもよい。
これによれば、配水池が連結された構成において想定される状況を踏まえた、的確なポンプ運用計画の効率的な作成が可能となる。
また、本実施形態のポンプ運用計画システムにおいて、前記演算装置は、前記決定変数における前記ポンプの運転台数を30分未満の所定時間おきのものとして、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定するものである、としてもよい。
これによれば、ポンプ運用計画の対象時間帯における平均消費電力を効果的に低減するポンプ運用計画の策定が可能となる。
また、本実施形態のポンプ運用計画システムにおいて、前記演算装置は、前記決定変数における所定時間を複数種類とした場合の、各種類の所定時間に対応した決定変数を用いて、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を、各種類の所定時間ごとに決定し、当該決定した各種類の計画値のうち、前記目的関数を最適化するもので、かつ、前記所定時間が最も大きいものを最終的なポンプ運転台数の計画値と特定する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、送水ポンプON/OFFの頻度を抑制しつつ、送水ポンプ消費電力を最も最小化するポンプ運用計画を効率良く作成することが可能になる。
また、本実施形態のポンプ運用計画システムにおいて、前記演算装置は、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の経過した後の第2の時間帯において、前記配水池に送水するポンプを上限運転台数で運転した場合の前記配水池の水位予測値が運用下限以上となることを求める制約条件を追加し、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定するものである、としてもよい。
これによれば、節電時間帯経過後に、配水池水位が運用下限水位を割り込むことを的確に回避するポンプ運用計画の策定が可能となる。
また、本実施形態のポンプ運用計画システムにおいて、前記演算装置は、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の到来直前の時間帯において、各配水池の水位予測値が運用上限となることを求める制約条件を追加し、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定するものである、としてもよい。
これによれば、節電時間帯における送水ポンプの稼働を出来るだけ回避し、節電要請に応えるポンプ運用計画の効率的な策定が可能となる。
また、本実施形態のポンプ運用計画システムにおいて、前記演算装置は、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、複数台のポンプのうち、計画対象外の所定ポンプについて、所定の従来運用に対応したアルゴリズムで運転計画を決定し、当該決定した従来運用の所定ポンプに関する運転計画を、前記複数台のポンプのうち計画対象のポンプに関する前記数理計画法のアルゴリズムにおける入力の1つとし、前記節電時間帯における前記計画対象のポンプの運転台数の計画値を決定するものである、としてもよい。
これによれば、本実施形態のポンプ運用計画の対象ではないポンプに関しても考慮に入れつつ、ポンプ運用計画の作成を行うことが出来ることとなり、ポンプ運用計画の精度が
更に良好なものとなる。
また、本実施形態のポンプ運用計画方法において、前記コンピュータシステムが、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の各時刻における前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和である前記目的関数の関数値の中で最大のものを最小化する、ミニマックス最適化の処理を実行する、としてもよい。
また、本実施形態のポンプ運用計画方法において、前記コンピュータシステムが、前記各配水区における時刻毎の水需要量予測値と、前記浄水池から送水を受けられない状況となった配水池が需要家への配水を維持すべき最低限の規定時間と、に基づき、各配水池の各時刻の水位が、前記送水の停止から前記規定時間の間に水需要量予測値が示す水需要に応えうるものとなる、各配水池の各時刻の運用下限水位を算定する処理を更に実行し、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記各配水池の水位予測値が、前記算定した各時刻の運用下限水位を各時刻で満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、としてもよい。
また、本実施形態のポンプ運用計画方法において、前記コンピュータシステムが、接続された2つの配水池のうち前記浄水池に近い一方の配水池が担う配水区の水需要量予測値と、前記一方の配水池から送水を受ける他方の配水池の水需要量予測値と、前記浄水池から送水を受けられない状況となった前記一方および他方の各配水池が各該当配水区の需要家への配水を維持すべき最低限の規定時間と、に基づき、前記一方および他方の各配水池の各時刻の水位が、前記送水の停止から前記規定時間の間に各水需要量予測値が示す水需要に応えうるものとなる、前記各配水池の各時刻の運用下限水位を算定する処理を更に実行し、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記各配水池の水位予測値が、前記算定した各時刻の運用下限水位を各時刻で満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、としてもよい。
また、本実施形態のポンプ運用計画方法において、前記コンピュータシステムが、前記決定変数における前記ポンプの運転台数を30分未満の所定時間おきのものとして、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、としてもよい。
また、本実施形態のポンプ運用計画方法において、前記コンピュータシステムが、前記決定変数における所定時間を複数種類とした場合の、各種類の所定時間に対応した決定変数を用いて、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を、各種類の所定時間ごとに決定し、当該決定した各種類の計画値のうち、前記目的関数を最適化するもので、かつ、前記所定時間が最も大きいものを最終的なポンプ運転台数の計画値と特定する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態のポンプ運用計画方法において、前記コンピュータシステムが、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の経過した後の第2の時間帯において、前記配水池に送水するポンプを上限運転台数で運転した場合の前記配水池の水位予測値が運用下限以上となることを求める制約条件を追加し、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、としてもよい。
また、本実施形態のポンプ運用計画方法において、前記コンピュータシステムが、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の到来直前の
時間帯において、各配水池の水位予測値が運用上限となることを求める制約条件を追加し、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、としてもよい。
また、本実施形態のポンプ運用計画方法において、前記コンピュータシステムが、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、複数台のポンプのうち、計画対象外の所定ポンプについて、所定の従来運用に対応したアルゴリズムで運転計画を決定し、当該決定した従来運用の所定ポンプに関する運転計画を、前記複数台のポンプのうち計画対象のポンプに関する前記数理計画法のアルゴリズムにおける入力の1つとし、前記節電時間帯における前記計画対象のポンプの運転台数の計画値を決定する、としてもよい。
また、本実施形態のポンプ運用計画方法において、前記コンピュータシステムが、前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和である前記目的関数の関数値の中で最小のものを最大化する、ミニマックス最適化の処理を実行するとしてもよい。
1 水源
2 浄水場
3 浄水池
4〜6 配水池
11〜13 送水ポンプ
100 送配水システム
2000 ポンプ運用計画システム
200 プロセッサ(演算装置)
201 メモリ(記憶装置)
202 データ入力手段
203 需要予測手段
204 運用計画立案手段
205 出力手段
206 需要量データベース
207 気象情報データベース
208 設備情報データベース
209 通信手段
210 LAN
211 監視制御装置

Claims (20)

  1. 送配水システムの浄水池および配水池と、前記浄水池から前記配水池に送水を行うポンプの各情報を格納した記憶装置と、
    所定の節電要請および前記各情報に基づき、前記節電要請が示す節電時間帯に関し、所定時間おきの前記ポンプの運転台数を決定変数、前記節電時間帯の各時刻における前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和を目的関数とし、各配水池の担う配水区における時刻毎の水需要量予測値と該当配水池に送水するポンプの運転台数とに基づく各配水池の水位予測値が、所定の運用上下限を満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する演算装置と、
    を備えることを特徴とするポンプ運用計画システム。
  2. 前記演算装置は、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の各時刻における前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和である前記目的関数の関数値の中で最大のものを最小化する、ミニマックス最適化の処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ運用計画システム。
  3. 前記演算装置は、
    前記各配水区における時刻毎の水需要量予測値と、前記浄水池から送水を受けられない状況となった配水池が需要家への配水を維持すべき最低限の規定時間と、に基づき、各配水池の各時刻の水位が、前記送水の停止から前記規定時間の間に水需要量予測値が示す水需要に応えうるものとなる、各配水池の各時刻の運用下限水位を算定する処理を更に実行し、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記各配水池の水位予測値が、前記算定した各時刻の運用下限水位を各時刻で満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ運用計画システム。
  4. 前記演算装置は、
    接続された2つの配水池のうち前記浄水池に近い一方の配水池が担う配水区の水需要量予測値と、前記一方の配水池から送水を受ける他方の配水池の水需要量予測値と、前記浄水池から送水を受けられない状況となった前記一方および他方の各配水池が各該当配水区の需要家への配水を維持すべき最低限の規定時間と、に基づき、
    前記一方および他方の各配水池の各時刻の水位が、前記送水の停止から前記規定時間の間に各水需要量予測値が示す水需要に応えうるものとなる、前記各配水池の各時刻の運用下限水位、あるいは、前記一方および他方の各配水池の各時刻の水位が満たすべき条件式を算定する処理を更に実行し、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記各配水池の水位予測値が、前記算定した各時刻の運用下限水位を各時刻で満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ運用計画システム。
  5. 前記演算装置は、
    前記決定変数における前記ポンプの運転台数を30分未満の所定時間おきのものとして、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ運用計画システム。
  6. 前記演算装置は、
    前記決定変数における所定時間を複数種類とした場合の、各種類の所定時間に対応した決定変数を用いて、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を、各種類の所定時間ごとに決定し、当該決定した各種類の計画値のうち、前記目的関数を最適化するもので、かつ、前記所定時間が最も大きいものを最終的なポンプ運転台数の計画値と特定する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ運用計画システム。
  7. 前記演算装置は、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の経過した後の第2の時間帯において、前記配水池に送水するポンプを上限運転台数で運転した場合の前記配水池の水位予測値が運用下限以上となることを求める制約条件を追加し、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ運用計画システム。
  8. 前記演算装置は、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の到来直前の時間帯において、各配水池の水位予測値が運用上限となることを求める制約条件を追加し、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ運用計画システム。
  9. 前記演算装置は、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、複数台のポンプのうち、計画対象外の所定ポンプについて、所定の従来運用に対応したアルゴリズムで運転計画を決定し、当該決定した従来運用の所定ポンプに関する運転計画を、前記複数台のポンプのうち計画対象のポンプに関する前記数理計画法のアルゴリズムにおける入力の1つとし、前記節電時間帯における前記計画対象のポンプの運転台数の計画値を決定するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ運用計画システム。
  10. 前記演算装置は、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和である前記目的関数の関数値の中で最小のものを最大化する、ミニマックス最適化の処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のポンプ運用計画システム。
  11. 送配水システムの浄水池および配水池と、前記浄水池から前記配水池に送水を行うポンプの各情報を格納した記憶装置を備えたコンピュータシステムが、
    所定の節電要請および前記各情報に基づき、前記節電要請が示す節電時間帯に関し、所定時間おきの前記ポンプの運転台数を決定変数、前記節電時間帯の各時刻における前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和を目的関数とし、各配水池の担う配水区における時刻毎の水需要量予測値と該当配水池に送水するポンプの運転台数とに基づく各配水池の水位予測値が、所定の運用上下限を満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、
    ことを特徴とするポンプ運用計画方法。
  12. 前記コンピュータシステムが、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の各時刻における前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和である前記目的関数の関数値の中で最大のものを最小化する、ミニマックス最適化の処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のポンプ運用計画方法
  13. 前記コンピュータシステムが、
    前記各配水区における時刻毎の水需要量予測値と、前記浄水池から送水を受けられない状況となった配水池が需要家への配水を維持すべき最低限の規定時間と、に基づき、各配水池の各時刻の水位が、前記送水の停止から前記規定時間の間に水需要量予測値が示す水需要に応えうるものとなる、各配水池の各時刻の運用下限水位を算定する処理を更に実行し、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記各配水池の水位予測値が、前記算定した各時刻の運用下限水位を各時刻で満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のポンプ運用計画方法。
  14. 前記コンピュータシステムが、
    接続された2つの配水池のうち前記浄水池に近い一方の配水池が担う配水区の水需要量予測値と、前記一方の配水池から送水を受ける他方の配水池の水需要量予測値と、前記浄水池から送水を受けられない状況となった前記一方および他方の各配水池が各該当配水区の需要家への配水を維持すべき最低限の規定時間と、に基づき、
    前記一方および他方の各配水池の各時刻の水位が、前記送水の停止から前記規定時間の間に各水需要量予測値が示す水需要に応えうるものとなる、前記各配水池の各時刻の運用下限水位を算定する処理を更に実行し、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記各配水池の水位予測値が、前記算定した各時刻の運用下限水位を各時刻で満たすことを求める制約条件の下、数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のポンプ運用計画方法。
  15. 前記コンピュータシステムが、
    前記決定変数における前記ポンプの運転台数を30分未満の所定時間おきのものとして、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のポンプ運用計画方法。
  16. 前記コンピュータシステムが、
    前記決定変数における所定時間を複数種類とした場合の、各種類の所定時間に対応した決定変数を用いて、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を、各種類の所定時間ごとに決定し、当該決定した各種類の計画値のうち、前記目的関数を最適化するもので、かつ、前記所定時間が最も大きいものを最終的なポンプ運転台数の計画値と特定する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のポンプ運用計画方法。
  17. 前記コンピュータシステムが、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の経過した後の第2の時間帯において、前記配水池に送水するポンプを上限運転台数で運転した場合の前記配水池の水位予測値が運用下限以上となることを求める制約条件を追加し、前
    記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のポンプ運用計画方法。
  18. 前記コンピュータシステムが、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の到来直前の時間帯において、各配水池の水位予測値が運用上限となることを求める制約条件を追加し、前記数理計画法のアルゴリズムによって前記節電時間帯における前記ポンプの運転台数の計画値を決定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のポンプ運用計画方法。
  19. 前記コンピュータシステムが、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、複数台のポンプのうち、計画対象外の所定ポンプについて、所定の従来運用に対応したアルゴリズムで運転計画を決定し、当該決定した従来運用の所定ポンプに関する運転計画を、前記複数台のポンプのうち計画対象のポンプに関する前記数理計画法のアルゴリズムにおける入力の1つとし、前記節電時間帯における前記計画対象のポンプの運転台数の計画値を決定する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のポンプ運用計画方法。
  20. 前記コンピュータシステムが、
    前記数理計画法のアルゴリズムによる前記計画値の決定に際し、前記節電時間帯の前記各ポンプの所定時間平均消費電力の総和である前記目的関数の関数値の中で最小のものを最大化する、ミニマックス最適化の処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のポンプ運用計画方法。
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