JP2016119239A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタクト同士の接触の信頼性が高い上に、コストの上昇を抑制可能な電気コネクタを提供する。【解決手段】リセプタクル用コンタクト21は、直方部の外壁から内部空間に向けて張り出した主接点部21aと、主接点部21aと対向して、外枠の内壁に沿って配置された副接点部21bと、を備え、主接点部21aと副接点部21bとで、収容枠の壁面を覆うように取り付けられたプラグ用コンタクトを、コネクタ同士の嵌合時に挟持する構成であり、副接点部21bは、リセプタクル用コンタクト21が延伸された方向に対して直交する、リセプタクル用コンタクト21の幅方向に沿って配置され、且つ、コネクタ同士の嵌合時におけるプラグ用コンタクトに向かって突出した、リセプタクル用コンタクト21の突き出し加工で成形された複数の突出部21b1を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、電気コネクタに関する。
嵌合可能に構成された2つのコネクタが嵌め合わされることで、一方のコネクタが実装された基板と他方のコネクタが実装された基板とを電気的に接続する電気コネクタとして、例えば、特許文献1に記載の電気コネクタが知られている。
この電気コネクタは、コネクタ同士が嵌合した際、一方のコネクタに配置された導電性の第1のコンタクトを、他方のコネクタに配置された導電性の第2のコンタクトの、主接点部と副接点部とで挟持する。
他方のコネクタに配置された第2のコンタクトの副接点部は、一方のコネクタに配置された第1のコンタクトを係合し(挟持し)、その係合を維持する簡易ロック機能を実現するために、主接点とは別に設けられている。この主接点部と副接点部とのそれぞれには、第1のコンタクトに向かって突出した突出部が設けられており、この突出部によって、コネクタ同士が嵌合した際、第2のコンタクトが第1のコンタクトを係止する力を強め、コンタクト同士の離脱を抑制する。
しかし、上述した電気コネクタでは、第2のコンタクトの主接点部と副接点部とのそれぞれに設けられた突出部が単数であるため、それぞれの突出部が第1のコンタクトに接触する箇所は1箇所である。よって、コネクタ同士が嵌合した際、コンタクト同士のずれ方によっては、第2のコンタクトの突出部と第1のコンタクトとが接触しない可能性がある。つまり、通電不良を起こす可能性がある。
これを解消するために、特許文献2に記載の電気コネクタでは、他方のコネクタに配置された第2のコンタクトに、主接点部と副接点部とが設けられ、一方のコネクタに配置された第1のコンタクトの、第2のコンタクト(副接点部側)と接触する部分に、複数の突出部が成形されている。特許文献2に記載の電気コネクタによれば、第1のコンタクトに突出部が複数成形されているので、コンタクト同士がずれた際にも、突出部と相手方のコンタクトとが接触する可能性が高く、コンタクト同士の接触の信頼性が高い。
特開2008−270085号公報 特許第5404957号公報
特許文献2に記載されている電気コネクタでは、前述の通り、複数の突出部が第1のコンタクトに成形されている。ここで、この突出部は、プレス加工で成形される。具体的には、突出部は、突出部の形状と同一形状の凹みが形成された金型がコンタクトに押圧され、突出部を設けない部分が金型で圧潰されることで成形される。
このように、この電気コネクタでは、プレス加工工程が、具体的には、金型の位置決め、金型のコンタクトへの押圧、コンタクトの圧潰等の工程が、必要である。よって、この電気コネクタでは、突出部を成形する工程が複雑である。従って、特許文献2に記載されている電気コネクタによれば、コンタクト同士の接触の信頼性が高いものの、製造工程の複雑化に伴いコストが上昇するという問題点がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、コンタクト同士の接触の信頼性が高い上に、製造コストの上昇を抑制可能な電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る電気コネクタは、
外枠、前記外枠で囲まれた領域内に配置された直方体状の直方部、前記外枠と前記直方部との間に配置された板状の底部を有し、前記直方部の外壁と底部と前記外枠の内壁とで溝状の内部空間を形成する絶縁性の第1のハウジング、および前記直方部の外壁、前記底部、および前記外枠の内壁を伝い、前記第1のハウジングの外部に向かって一端が延びた、板状の導電体である第1のコンタクト、を有する第1のコネクタと、
前記第1のハウジングの内部空間に収容される収容枠を有する絶縁性の第2のハウジング、および前記収容枠の壁面を覆うように取り付けられ、前記第2のハウジングの外部に向かって一端が延びた、板状の導電体である第2のコンタクト、を有する第2のコネクタと、を備え、
前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとを嵌合させることで、前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクトとが電気的に接続される電気コネクタであって、
前記第1のコンタクトは、
前記直方部の外壁から前記内部空間に向けて張り出した主接点部と、
前記主接点部と対向して、前記外枠の内壁に沿って配置された副接点部と、を備え、
前記主接点部と前記副接点部とで、前記収容枠の壁面を覆うように取り付けられた前記第2のコンタクトを、前記コネクタ同士の嵌合時に挟持する構成であり、
前記副接点部は、
前記第1のコンタクトが延伸された方向に対して直交する、前記第1のコンタクトの幅方向に沿って配置され、且つ、前記コネクタ同士の嵌合時における前記第2のコンタクトに向かって突出した、前記第1のコンタクトの突き出し加工で成形された複数の突出部を備える。
また、前記突出部は、一対であり、前記第1のコンタクトの前記幅方向の両端に配置されている、
ものでもよい。
また、前記主接点部は、前記第1のコンタクトが延伸された方向に対して直交する、前記第1のコンタクトの幅方向に沿って配置され、且つ、前記コネクタ同士の嵌合時における前記第2のコンタクトに向かって突出した、前記第1のコンタクトの潰し加工で成形された複数の突起部を備える、
ものでもよい。
また、前記突起部は、一対である、
ものでもよい。
また、前記突出部は、一対であり、前記第1のコンタクトの前記幅方向の両端に配置されており、
前記主接点部の前記複数の突起部は、前記主接点部が前記副接点部に正対する状態で前記主接点部から前記副接点部を見たとき、前記一対の前記突出部の間に位置している、
ものでもよい。
また、前記第2のコンタクトには、前記コネクタ同士の嵌合時における前記突出部に対向する位置に、前記突出部を所定の位置に案内するための溝が形成されている、
ものでもよい。
第1のコンタクトの副接点部は、コネクタ同士の嵌合時における第2のコンタクトに向かって突出した、第1のコンタクトの突き出し加工で成形された複数の突出部を備える。この突き出し加工は、プレス加工に比べて、工程が簡素である。よって、本発明の電気コネクタによれば、コンタクト同士の接触の信頼性が高い上に、製造コストの上昇を抑制可能である。
本発明の実施の形態に係る嵌合状態の電気コネクタの斜視図である。 (a)は、嵌合状態の電気コネクタの正面図であり、(b)は、(a)のA−A線での断面図である。 (a)は、リセプタクルコネクタの平面図(上面図)であり、(b)は、リセプタクルコネクタの底面図である。 (a)は、リセプタクルコネクタの正面図であり、(b)は、(a)のB−B線での断面図である。 リセプタクル用コンタクトの第1の方向から見た斜視図である。 リセプタクル用コンタクトの第2の方向から見た斜視図である。 リセプタクル用コンタクトの平面図(上面図)である。 (a)は、プラグコネクタの第1の方向から見た斜視図であり、(b)は、プラグコネクタの第2の方向から見た斜視図である。 プラグ用コンタクトの斜視図である。 (a)は、プラグコネクタをリセプタクルコネクタに嵌合させる前の電気コネクタの側面図であり、(b)は、(a)のC−C線での断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電気コネクタ10を、図面を参照して説明する。なお、各図において、電気コネクタ10の短手方向をx軸方向、長手方向をy軸方向、高さ方向をz軸方向とする直交座標系を設定し、適宜参照する。また、各軸の矢印方向を+(プラス)で示し、その反対方向を−(マイナス)で示す。
電気コネクタ10は、図1の斜視図に示すように、リセプタクルコネクタ20と、リセプタクルコネクタ20に嵌合されるプラグコネクタ40とを備える。リセプタクルコネクタ20は、例えば柔軟性が低い回路基板の電極にハンダ付けされる、リセプタクル用コンタクト21を備える。
また、プラグコネクタ40は、例えば柔軟性が高いフレキシブル基板の電極にハンダ付けされる、プラグ用コンタクト41を備える。リセプタクル用コンタクト21およびプラグ用コンタクト41は、板状の導電体である。
電気コネクタ10では、図2(b)の断面図(図2(a)のA−A線における断面図)に示すように、リセプタクルコネクタ20とプラグコネクタ40とが嵌合すると、リセプタクル用コンタクト21とプラグ用コンタクト41とが接触する。よって、リセプタクルコネクタ20とプラグコネクタ40とが嵌合すると、リセプタクル用コンタクト21に接続された回路基板の配線と、プラグ用コンタクト41に接続されたフレキシブル基板の配線とが、電気的に接続される。
リセプタクルコネクタ20は、図3(a)の平面図(上面図)および図3(b)の底面図に示すように、略矩形状の外枠23を有するリセプタクル用ハウジング22を備える。リセプタクル用ハウジング22は、例えば絶縁性の樹脂製である。リセプタクル用ハウジング22は、xy平面上に配置されている。
リセプタクル用ハウジング22は、図3(a)の平面図(上面図)に示すように、外枠23で囲まれた領域内に、一体成形された略直方体状の直方部24を有する。また、リセプタクル用ハウジング22は、外枠23と直方部24との間に配置された板状の底部25を有する。
リセプタクル用ハウジング22は、直方部24の外壁24aと底部25と外枠23の内壁23aとで溝状の内部空間SPを形成する。この内部空間SPに、プラグコネクタ40の後述するプラグ用ハウジング42の一部が配置される。
また、リセプタクルコネクタ20には、リセプタクル用ハウジング22の長手方向(y軸方向)の両端に、金属板26が埋め込まれている。図3(b)の底面図に示すように、金属板26は、基板面側に端部26aを有する。この端部26aが回路基板の電極にハンダ付けされることで、リセプタクルコネクタ20が回路基板に強固に実装される。
また、リセプタクルコネクタ20は、上述したリセプタクル用コンタクト21を備える。リセプタクル用コンタクト21は、直方部24の外壁24a、底部25、および外枠23の内壁23aを伝い、リセプタクル用ハウジング22の外部に向かって一端が延びた、板状の導電体(例えば、銅合金の平板材等)である。
また、リセプタクル用コンタクト21は、図4(b)の断面図(図4(a)のB−B線における断面図)および図5の斜視図に示すように、直方部24の外壁24aから内部空間SPに向けて張り出した主接点部21aを備える。
また、リセプタクル用コンタクト21は、主接点部21aと対向して、外枠23の内壁23aに沿って配置された副接点部21bを備える。更に、リセプタクル用コンタクト21は、主接点部21aと副接点部21bとを連接する連接部21cを備える。
上述の構成により、リセプタクル用コンタクト21は、例えば、図2(b)の断面図(図2(a)のA−A線における断面図)に示すように、コネクタ同士の嵌合時、主接点部21aと副接点部21bとで、プラグ用コンタクト41のU字状の部分を挟持する。
主接点部21aは、図2(b)の断面図(図2(a)のA−A線における断面図)および図5の斜視図に示すように、リセプタクル用コンタクト21が延伸された方向(x軸方向)に対して直交する、リセプタクル用コンタクト21の幅方向(y軸方向)に沿って配置され、且つ、コネクタ同士の嵌合時におけるプラグ用コンタクト41に向かって突出した一対の突起部21a1を備える。
突起部21a1は、リセプタクル用コンタクト21の潰し加工で成形されている。具体的には、突起部21a1は、リセプタクル用コンタクト21の主接点部21aに金型が押し当てられ、リセプタクル用コンタクト21の一部が例えば−x方向に塑性変形されることで成形されている。この潰し加工では、リセプタクル用コンタクト21に、一対の突起部21a1が成形される。
一対の突起部21a1が主接点部21aに成形されることで、主接点部21aは、コネクタ同士の嵌合時に、プラグ用コンタクト41に接触する箇所を2箇所にできる。よって、電気コネクタ10によれば、コネクタ同士の嵌合時に、コンタクト同士がずれたり、主接点部21a周辺にごみの噛みこみが発生した際にも、突起部21a1とプラグ用コンタクト41とが接触するため、コンタクト同士の接続信頼性が高くなる。
コネクタ同士の嵌合時に、プラグ用コンタクト41のU字状の部分を主接点部21aと共に挟持する副接点部21bは、図2(b)の断面図(図2(a)のA−A線における断面図)および図6の斜視図に示すように、リセプタクル用コンタクト21が延伸された方向(x軸方向)に対して直交する、リセプタクル用コンタクト21の幅方向(y軸方向)に沿って配置され、且つ、コネクタ同士の嵌合時におけるプラグ用コンタクト41に向かって突出した一対の突出部21b1を備える。詳細には、副接点部21bは、リセプタクル用コンタクト21の幅方向(y軸方向)の両端に、一対の突出部21b1を備える。
突出部21b1は、リセプタクル用コンタクト21の突き出し加工で成形されている。具体的には、突出部21b1は、リセプタクル用コンタクト21の、突出部21b1を成形する面とは反対面に、凸状の金型が瞬間的に押し当てられ、リセプタクル用コンタクト21の一部が例えば+x方向に塑性変形されることで成形されている。
突出部21b1は、リセプタクル用コンタクト21の幅方向の両端部分において、例えば+x方向への突き出しが最も多く、リセプタクル用コンタクト21の幅方向の中央部分において、例えば+x方向への突き出しが最も少ない。
即ち、突出部21b1は、リセプタクル用コンタクト21の幅方向の中央部分から、リセプタクル用コンタクト21の幅方向の両端部分に向かうに連れて、例えば+x方向への突き出しが多くなる形状である。よって、一対の突出部21b1は、コネクタ同士の嵌合の際、プラグ用コンタクト41を挟むようにして保持できる。
一対の突出部21b1を成形するための上述した突き出し加工は、従来品で採用されているプレス加工に比べて、製造工程が簡素である。
また、一対の突出部21b1が副接点部21bに成形されることで、副接点部21bは、コネクタ同士の嵌合時に、プラグ用コンタクト41に接触する箇所を2箇所にできる。よって、電気コネクタ10によれば、コネクタ同士の嵌合時に、コンタクト同士がずれたり、副接点部21b周辺にごみの噛みこみが発生した際にも、突出部21b1とプラグ用コンタクト41とが接触するため、コンタクト同士の接続信頼性が高くなる。
また、図7の平面図(上面図)に示すように、一対の突出部21b1の外端部21b11は、副接点部21bが主接点部21aに正対する状態で副接点部21bから主接点部21aを見たとき、一対の突起部21a1の外側に位置している。
言い換えれば、一対の突起部21a1は、主接点部21aが副接点部21bに正対する状態で主接点部21aから副接点部21bを見たとき、一対の突出部21b1の間に位置している。
このため、コネクタ同士の嵌合の際、一対の突出部21b1は、一対の突出部21b1の間に位置している一対の突起部21a1に、プラグ用コンタクト41を挟むようにして保持したプラグ用コンタクト41を当接できる。従って、一対の突出部21b1は、コネクタ同士の嵌合の際、コンタクト同士にずれを生じさせる力が作用したとしても、保持力によって、プラグ用コンタクト41を一対の突起部21a1に当接できる。
また、上述の通り、突起部21a1と突出部21b1とは、それぞれ一対からなるので、プラグ用コンタクト41に接触する箇所を2箇所にできる。よって、電気コネクタ10によれば、コネクタ同士の嵌合時に、コンタクト同士がずれたり、主接点部21a周辺或いは副接点部21b周辺にごみの噛みこみが発生した際にも、突起部21a1とプラグ用コンタクト41とが接触し、且つ、突出部21b1とプラグ用コンタクト41とが接触する。従って、コンタクト同士の接続信頼性が高くなる。
上述した突起部21a1および突出部21b1を備えるリセプタクル用コンタクト21と、コネクタ同士の嵌合の際に当接する、プラグ用コンタクト41は、プラグコネクタ40に配置されている。プラグコネクタ40は、図8(a)の斜視図および図8(b)の斜視図に示すように、プラグ用ハウジング42を有する。
プラグ用ハウジング42は、例えば絶縁性の樹脂製である。プラグ用ハウジング42は、xy平面上に配置されている。プラグ用ハウジング42は、リセプタクル用ハウジング22の内部空間SPに収容される収容枠43を有する。
この収容枠43の壁面のうち、収容枠43の短手方向の壁面を覆うように、プラグ用コンタクト41が取り付けられている。プラグ用コンタクト41は、プラグ用ハウジング42の外部に向かって一端が延びている。
プラグ用コンタクト41には、図8(b)の斜視図および図9の斜視図に示すように、コネクタ同士の嵌合時における突出部21b1に対向する位置に溝41aが形成されている。コネクタ同士の嵌合の際、溝41aが形成された領域(周囲よりも凹んだ領域)に、突出部21b1が当接する。
この溝41aは、嵌合を解除する力がコネクタ同士に加えられた際、突出部21b1の溝41a外への移動に対して障害になる。これにより、溝41aは、嵌合を解除する力がコネクタ同士に加えられた際、嵌合解除を防止する機能を果たす。従って、電気コネクタ10によれば、コネクタ同士の嵌合を解除し得る、その解除を意図しない力が、例えば作業者から嵌合したコネクタ同士に加えられても、嵌合を維持できる。
また、プラグコネクタ40には、図8(a)の斜視図および図8(b)の斜視図に示すように、プラグ用コンタクト41の長手方向(y軸方向)の両端に、金属板44が埋め込まれている。金属板44は、基板面側に端部44aを有する。この端部44aが回路基板の電極にハンダ付けされることで、プラグコネクタ40が回路基板に強固に実装される。
上述したプラグコネクタ40とリセプタクルコネクタ20とを嵌合させる場合、作業者は、図10(a)の正面図および図10(b)の断面図(図10(a)のC−C線における断面図)に示すように、プラグコネクタ40をリセプタクルコネクタ20に対向させる。
そして、作業者は、プラグ用ハウジング42をリセプタクル用ハウジング22に嵌め込むことで、プラグコネクタ40とリセプタクルコネクタ20とを嵌合させる。リセプタクルコネクタ20とプラグコネクタ40とが嵌合すると、図2(b)(図2(a)のA−A線における断面図)に示すように、主接点部21aと副接点部21bとが、プラグ用コンタクト41のU字状の部分を挟持する。
これにより、プラグ用コンタクト41とリセプタクル用コンタクト21とが接触する。よって、プラグ用コンタクト41に接続された、例えばフレキシブル基板の配線と、リセプタクル用コンタクト21に接続された、例えば回路基板の配線とが、電気的に接続される。
上述したように、本実施の形態の電気コネクタ10によれば、プラグ用コンタクト41の副接点部21bは、コネクタ同士の嵌合時におけるプラグ用コンタクト41に向かって突出した、プラグ用コンタクト41の突き出し加工で成形された一対の突出部21b1を備える。
この突き出し加工は、従来品で採用されているプレス加工に比べて、製造工程が簡素である。よって、本実施の形態の電気コネクタ10によれば、コンタクト同士の接触の信頼性が高い上に、製造コストの上昇を抑制可能である。
また、本実施の形態の電気コネクタ10では、突起部21a1と突出部21b1とは、それぞれ一対からなるので、プラグ用コンタクト41に接触する箇所を2箇所にできる。よって、電気コネクタ10によれば、コネクタ同士の嵌合時に、コンタクト同士がずれたり、主接点部21a周辺或いは副接点部21b周辺にごみの噛みこみが発生した際にも、突起部21a1とプラグ用コンタクト41とが接触し、且つ、突出部21b1とプラグ用コンタクト41とが接触する。従って、コンタクト同士の接続信頼性が高くなる。
また、本実施の形態の電気コネクタ10では、一対の突起部21a1は、主接点部21aが副接点部21bに対向する状態で主接点部21aから副接点部21bを見たとき、一対の突出部21b1の間に位置している。
このため、コネクタ同士の嵌合の際、一対の突出部21b1は、一対の突出部21b1の間に位置している一対の突起部21a1に、プラグ用コンタクト41を挟むようにして保持したプラグ用コンタクト41を当接できる。従って、本実施の形態の電気コネクタ10によれば、一対の突出部21b1は、コネクタ同士の嵌合の際、コンタクト同士にずれを生じさせる力が作用したとしても、保持力によって、プラグ用コンタクト41を一対の突起部21a1に当接できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、この発明は上述の実施の形態に限定されず、種々の変形および応用が可能である。
上述した実施の形態の電気コネクタ10では、主接点部21aに成形された突起部21a1は、一対、即ち、2つであったが、これに限られるものではない。突起部21a1は、3つ以上であってもよい。
また、上述した実施の形態の電気コネクタ10では、副接点部21bに成形された突出部21b1は、一対、即ち、2つであったが、これに限られるものではない。突出部21b1は、3つ以上であってもよい。
突起部21a1が例えば複数、主接点部21aに成形され、突出部21b1が例えば2つ、副接点部21bに成形されている場合、突起部21a1と突出部21b1との位置関係を、例えば次のようにしてもよい。
即ち、副接点部21bが主接点部21aに正対する状態で副接点部21bから主接点部21aを見たとき、複数の突起部21a1のうちの最も外側に位置する一対の突起部21a1よりも、更に外側に、一対の突出部21b1の外端部21b11が位置するように、突起部21a1と突出部21b1とを配置してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、上述した実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
10 電気コネクタ、20 リセプタクルコネクタ、21 リセプタクル用コンタクト、21a 主接点部、21a1 突起部、21b 副接点部、21b1 突出部、21b11 外端部、21c 連接部、22 リセプタクル用ハウジング、23 外枠、23a 内壁、24 直方部、24a 外壁、25 底部、26 金属板、26a,44a 端部、40 プラグコネクタ、41 プラグ用コンタクト、41a 溝、42 プラグ用ハウジング、43 収容枠、44 金属板、SP 内部空間。

Claims (6)

  1. 外枠、前記外枠で囲まれた領域内に配置された直方体状の直方部、前記外枠と前記直方部との間に配置された板状の底部を有し、前記直方部の外壁と底部と前記外枠の内壁とで溝状の内部空間を形成する絶縁性の第1のハウジング、および前記直方部の外壁、前記底部、および前記外枠の内壁を伝い、前記第1のハウジングの外部に向かって一端が延びた、板状の導電体である第1のコンタクト、を有する第1のコネクタと、
    前記第1のハウジングの内部空間に収容される収容枠を有する絶縁性の第2のハウジング、および前記収容枠の壁面を覆うように取り付けられ、前記第2のハウジングの外部に向かって一端が延びた、板状の導電体である第2のコンタクト、を有する第2のコネクタと、を備え、
    前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとを嵌合させることで、前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクトとが電気的に接続される電気コネクタであって、
    前記第1のコンタクトは、
    前記直方部の外壁から前記内部空間に向けて張り出した主接点部と、
    前記主接点部と対向して、前記外枠の内壁に沿って配置された副接点部と、を備え、
    前記主接点部と前記副接点部とで、前記収容枠の壁面を覆うように取り付けられた前記第2のコンタクトを、前記コネクタ同士の嵌合時に挟持する構成であり、
    前記副接点部は、
    前記第1のコンタクトが延伸された方向に対して直交する、前記第1のコンタクトの幅方向に沿って配置され、且つ、前記コネクタ同士の嵌合時における前記第2のコンタクトに向かって突出した、前記第1のコンタクトの突き出し加工で成形された複数の突出部を備える、
    電気コネクタ。
  2. 前記突出部は、一対であり、前記第1のコンタクトの前記幅方向の両端に配置されている、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記主接点部は、前記第1のコンタクトが延伸された方向に対して直交する、前記第1のコンタクトの幅方向に沿って配置され、且つ、前記コネクタ同士の嵌合時における前記第2のコンタクトに向かって突出した、前記第1のコンタクトの潰し加工で成形された複数の突起部を備える、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
  4. 前記突起部は、一対である、
    請求項3に記載の電気コネクタ。
  5. 前記突出部は、一対であり、前記第1のコンタクトの前記幅方向の両端に配置されており、
    前記主接点部の前記複数の突起部は、前記主接点部が前記副接点部に正対する状態で前記主接点部から前記副接点部を見たとき、前記一対の前記突出部の間に位置している、
    請求項3に記載の電気コネクタ。
  6. 前記第2のコンタクトには、前記コネクタ同士の嵌合時における前記突出部に対向する位置に、前記突出部を所定の位置に案内するための溝が形成されている、
    請求項1に記載の電気コネクタ。
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