JP2016118889A - 紙幣処理装置および紙幣処理方法 - Google Patents

紙幣処理装置および紙幣処理方法 Download PDF

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登志行 藤木
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Abstract

【課題】出金すべきではないと判断された紙幣を全て出金リジェクト部に送る場合と比較して出金リジェクト部に集積された紙幣がフル状態となるまでの時間を長くすることができ、また、出金リジェクト部に集積される紙幣の数を減らすことができるため紙幣の処理効率を向上させることができる紙幣処理装置および紙幣処理方法を提供する。【解決手段】制御部は、紙幣の出金処理を行う際に収納繰出部34(例えば、金種別収納庫34)から搬送部18に繰り出された紙幣を識別部20により識別させ、識別結果に基づいて当該識別部20により識別された紙幣を出金部16、保留部30および出金リジェクト部24のうち何れかに振り分ける第1処理、および保留部30から搬送部18に紙幣を繰り出し、識別部20等による再識別結果に基づいて、繰り出された紙幣を収納繰出部34または出金リジェクト部24に振り分ける第2処理をそれぞれ行う。【選択図】図1

Description

本発明は、紙幣の少なくとも出金処理を行う紙幣処理装置およびこのような紙幣処理装置による紙幣処理方法に関する。
紙幣の入金処理や出金処理等の様々な処理を行う紙幣処理装置として、従来から様々なタイプのものが知られている。例えば、特許文献1に開示される紙幣処理装置では、紙幣の入金処理を行う際に、入出金口として機能する受入部により筐体の外部から内部に投入された入金紙幣を識別部により識別した後、入金一時保留部に一時的に保留し、入金確定後に入金一時保留部から紙幣を繰り出して複数の収納庫に金種毎に収納させるようになっている。また、このような紙幣処理装置において紙幣の出金処理を行う際に、出金されるべき紙幣を収納庫から繰り出して識別部により識別した後、上記の受入部に送るようになっている。
特許第5242277号
特許文献1に開示されるような従来技術の紙幣処理装置において、紙幣の出金処理を行う際に、出金すべきではないと判断された紙幣は受入部ではなく出金リジェクト部に搬送されるようになっている。また、出金リジェクト部に搬送されて当該出金リジェクト部に集積された紙幣は、操作者が紙幣処理装置の扉を開いて内部にアクセスすることによってこの出金リジェクト部から取り出され、その後、受入部に投入されることにより収納庫に戻すことができるようになっている。このような、出金リジェクト部に集積された紙幣を収納庫に戻す動作は、例えば出金リジェクト部に集積された紙幣がフル状態となったときに、紙幣処理装置の通常の運転を休止させることにより行われるようになっている。
しかしながら、特許文献1に開示されるような従来技術の紙幣処理装置では、上述したように、紙幣の出金処理を行う際に、出金すべきではないと判断された紙幣を全て出金リジェクト部に送っていたため、出金リジェクト部に集積された紙幣がフル状態となる頻度が高くなってしまい、紙幣処理装置の通常の運転を頻繁に休止させなければならないという問題があった。また、出金リジェクト部に集積された紙幣は、紙幣処理装置における様々な処理で活用されない紙幣(いわゆる死に金)となってしまい、このため紙幣処理装置における紙幣の処理効率が低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、出金すべきではないと判断された紙幣を全て出金リジェクト部に送る場合と比較して出金リジェクト部に集積された紙幣がフル状態となるまでの時間を長くすることができ、また、出金リジェクト部に集積される紙幣の数を減らすことができるため紙幣の処理効率を向上させることができる紙幣処理装置および紙幣処理方法を提供することを目的とする。
本発明の紙幣処理装置は、筐体と、紙幣を収納するとともに収納された紙幣を繰り出すことができる収納繰出部と、前記筐体の内部において、前記収納繰出部から繰り出された紙幣を搬送する搬送部と、前記搬送部に設けられ、当該搬送部により搬送される紙幣を識別する識別部と、前記搬送部に接続され、前記筐体の内部から外部に紙幣を出金する出金部と、前記搬送部に接続され、当該搬送部から送られた紙幣を一時的に保留するとともに保留された紙幣を前記搬送部に繰り出すことができる保留部と、前記搬送部に接続され、紙幣の出金処理が行われる際に前記出金部により出金すべきではない紙幣が当該搬送部から送られる出金リジェクト部と、前記収納繰出部、前記搬送部および前記保留部の制御を行う制御部であって、紙幣の出金処理を行う際に前記収納繰出部から前記搬送部に繰り出された紙幣を前記識別部により識別させ、識別結果に基づいて当該識別部により識別された紙幣を前記出金部、前記保留部および前記出金リジェクト部のうち何れかに振り分ける第1処理、および前記第1処理が行われた後に、前記保留部に保留された紙幣を当該保留部から前記搬送部に繰り出し、繰り出された紙幣を前記識別部または前記識別部とは別に設けられた追加識別部により再識別させ、再識別結果に基づいて前記識別部または前記追加識別部により識別された紙幣を前記収納繰出部または前記出金リジェクト部に振り分ける第2処理をそれぞれ行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
このような紙幣処理装置によれば、紙幣の出金処理を行う際に収納繰出部から繰り出された紙幣を識別部により識別させ、識別結果に基づいて当該識別部により識別された紙幣を出金部、保留部および出金リジェクト部のうち何れかに振り分けることにより、出金すべきではないと判断された紙幣を全て出金リジェクト部に送る場合と比較して出金リジェクト部に集積された紙幣がフル状態となるまでの時間を長くすることができ、また、出金リジェクト部に集積される紙幣の数を減らすことができるため紙幣の処理効率を向上させることができる。
本発明の紙幣処理装置においては、前記保留部は、前記搬送部に接続され、前記筐体の外部から内部に紙幣を入金する入金部であってもよい。
この場合、前記入金部には、前記筐体の外部から当該入金部に紙幣を投入するための入金口を開閉するシャッターが設けられており、前記制御部により前記第1処理が行われる際に、前記第2処理が完了するまで前記入金口が前記シャッターにより閉じられるようになっていてもよい。
あるいは、前記保留部は、紙幣の入金処理が行われる際に前記収納繰出部に収納される前の紙幣が一時的に保留される入金一時保留部であってもよい。
本発明の紙幣処理装置においては、前記制御部は、前記第1処理を行う際に、前記識別部により識別された紙幣について、前記出金部により出金することができると判断された紙幣を前記出金部に送り、前記出金部により出金すべきではないと判断された紙幣を全て前記保留部に送るようになっていてもよい。
あるいは、前記制御部は、前記第1処理を行う際に、前記識別部により識別された紙幣について、前記出金部により出金することができると判断された紙幣を前記出金部に送り、前記出金部により出金すべきではないと判断された紙幣のうち前記保留部から前記搬送部に繰り出すことができると判断された紙幣を前記保留部に送り、前記出金部により出金すべきではないと判断された紙幣のうち前記保留部から前記搬送部に繰り出すことができないと判断された紙幣を前記出金リジェクト部に送るようになっていてもよい。
この場合、前記制御部は、前記第1処理を行う際に、斜行状態で搬送されていると前記識別部により識別された紙幣を、前記保留部から前記搬送部に繰り出すことができない紙幣であると判断し、当該紙幣を前記出金リジェクト部に送るようになっていてもよい。
また、前記制御部は、前記第1処理を行う際に、先行する他の紙幣との間の間隔が所定値よりも小さいと前記識別部により識別された紙幣を、前記保留部から前記搬送部に繰り出すことができる紙幣であると判断し、当該紙幣を前記保留部に送るようになっていてもよい。
また、前記制御部は、前記第1処理を行う際に、前記識別部における所定の判別レベルに達しないと当該識別部により判断された紙幣を、前記保留部から前記搬送部に繰り出すことができる紙幣であると判断し、当該紙幣を前記保留部に送るようになっていてもよい。
本発明の紙幣処理装置においては、前記制御部は、前記第2処理を行う際に、前記識別部または前記追加識別部により再識別された紙幣について、前記収納繰出部から前記搬送部に繰り出すことができると判断された紙幣を前記収納繰出部に送り、それ以外の紙幣を前記出金リジェクト部に送るようになっていてもよい。
あるいは、前記収納繰出部は複数設けられており、各前記収納繰出部には金種毎に紙幣が収納されるようになっており、前記制御部は、前記第2処理を行う際に、前記識別部または前記追加識別部により再識別された紙幣について、前記収納繰出部から前記搬送部に繰り出すことができると判断されるとともに金種を判別可能な紙幣を前記収納繰出部に送り、それ以外の紙幣を前記出金リジェクト部に送るようになっていてもよい。
本発明の紙幣処理方法は、筐体と、紙幣を収納するとともに収納された紙幣を繰り出すことができる収納繰出部と、前記筐体の内部において、前記収納繰出部から繰り出された紙幣を搬送する搬送部と、前記搬送部に設けられ、当該搬送部により搬送される紙幣を識別する識別部と、前記搬送部に接続され、前記筐体の内部から外部に紙幣を出金する出金部と、前記搬送部に接続され、当該搬送部から送られた紙幣を一時的に保留するとともに保留された紙幣を前記搬送部に繰り出すことができる保留部と、前記搬送部に接続され、紙幣の出金処理が行われる際に前記出金部により出金すべきではない紙幣が当該搬送部から送られる出金リジェクト部とを備えた紙幣処理装置による紙幣処理方法であって、紙幣の出金処理を行う際に前記収納繰出部から前記搬送部に繰り出された紙幣を前記識別部により識別させ、識別結果に基づいて当該識別部により識別された紙幣を前記出金部、前記保留部および前記出金リジェクト部のうち何れかに振り分ける第1処理を行う工程と、前記第1処理が行われた後に、前記保留部に保留された紙幣を当該保留部から前記搬送部に繰り出し、繰り出された紙幣を前記識別部または前記識別部とは別に設けられた追加識別部により再識別させ、再識別結果に基づいて前記識別部または前記追加識別部により識別された紙幣を前記収納繰出部または前記出金リジェクト部に振り分ける第2処理を行う工程と、を備えたことを特徴とする。
このような紙幣処理方法によれば、紙幣の出金処理を行う際に収納繰出部から繰り出された紙幣を識別部により識別させ、識別結果に基づいて当該識別部により識別された紙幣を出金部、保留部および出金リジェクト部のうち何れかに振り分けることにより、出金すべきではないと判断された紙幣を全て出金リジェクト部に送る場合と比較して出金リジェクト部に集積された紙幣がフル状態となるまでの時間を長くすることができ、また、出金リジェクト部に集積される紙幣の数を減らすことができるため紙幣の処理効率を向上させることができる。
本発明の紙幣処理装置および紙幣処理方法によれば、出金すべきではないと判断された紙幣を全て出金リジェクト部に送る場合と比較して出金リジェクト部に集積された紙幣がフル状態となるまでの時間を長くすることができ、また、出金リジェクト部に集積される紙幣の数を減らすことができるため紙幣の処理効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態による紙幣処理装置の構成の概略を示す概略構成図である。 図1に示す紙幣処理装置の制御系の構成を示す機能ブロック図である。 図1等に示す紙幣処理装置において入金処理を行う際の紙幣の流れを示す説明図である。 図1等に示す紙幣処理装置において入金処理を行う際の紙幣の流れを示す説明図である。 図1等に示す紙幣処理装置において出金処理を行う際の紙幣の流れを示す説明図である。 図1等に示す紙幣処理装置において出金処理を行う際の紙幣の流れを示す説明図である。 図1等に示す紙幣処理装置において出金処理を行う際の紙幣の流れを示す説明図である。 図1等に示す紙幣処理装置において出金処理を行う際の紙幣の流れを示す説明図である。 図1等に示す紙幣処理装置において出金処理を行う際の紙幣の流れを示す説明図である。 図1等に示す紙幣処理装置において出金処理が行われる際の当該紙幣処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図1等に示す紙幣処理装置において出金処理が行われる際の当該紙幣処理装置の動作の他の例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図11は、本実施の形態に係る紙幣処理装置および紙幣処理方法を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態による紙幣処理装置の構成の概略を示す概略構成図であり、図2は、図1に示す紙幣処理装置の制御系の構成を示す機能ブロック図である。また、図3および図4は、それぞれ、図1等に示す紙幣処理装置において入金処理を行う際の紙幣の流れを示す説明図である。また、図5乃至図9は、それぞれ、図1等に示す紙幣処理装置において出金処理を行う際の紙幣の流れを示す説明図である。また、図10および図11は、それぞれ、図1等に示す紙幣処理装置において出金処理が行われる際の当該紙幣処理装置の動作の様々な例を示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施の形態による紙幣処理装置10は略直方体形状の筐体12を有しており、この筐体12の前面(図1における左側の面)には、筐体12の外部から内部に紙幣を入金するための入金部14、および筐体12の内部から外部に紙幣を出金するための出金部16がそれぞれ設けられている。また、筐体12の前面における入金部14の下方には、紙幣処理装置10において出金処理が行われる際に出金部16により出金すべきではないと判断された紙幣が集積される出金リジェクト部24、および紙幣処理装置10において入金処理が行われる際に後述する一括収納庫32や各金種別収納庫34に収納すべきではないと判断された紙幣が集積される入金リジェクト部26がそれぞれ設けられている。ここで、入金部14には、当該入金部14に投入された紙幣を1枚ずつ筐体12の内部に繰り出すとともに筐体12の内部から入金部14に紙幣を1枚ずる繰り入れるための紙幣繰出繰入機構14bが設けられている。また、紙幣処理装置10の筐体12の内部には、当該筐体12内で紙幣を1枚ずつ搬送する搬送部18が設けられており、紙幣繰出繰入機構14bにより入金部14から繰り出された紙幣は当該搬送部18により搬送されるようになっている。また、搬送部18には識別部20が設けられており、搬送部18により搬送される紙幣は識別部20によりその金種、真偽、表裏、正損、新旧、搬送状態等が識別されるようになっている。また、搬送部18には表裏反転部22が設けられており、識別部20により識別された紙幣は表裏反転部22によりその表裏が整えられるようになっている。具体的には、表裏反転部22に送られた紙幣のうち、例えば裏面が上側となっている紙幣のみの表裏が反転されることにより、この表裏反転部22から出された紙幣は全て表面(おもてめん)が上側となるようになる。
また、図1に示すように、搬送部18には入金一時保留部30、一括収納庫32および複数(図1に示す例では3つ)の金種別収納庫34がそれぞれ接続されており、搬送部18からこれらの入金一時保留部30、一括収納庫32および各金種別収納庫34に紙幣が送られるようになっている。これらの入金一時保留部30、一括収納庫32および各金種別収納庫34では、紙幣が積層状態で集積されるようになっている。また、入金一時保留部30には紙幣繰出繰入機構30aが設けられており、当該入金一時保留部30に一時的に保留されている紙幣は紙幣繰出繰入機構30aにより1枚ずつ搬送部18に繰り出されるようになっている。また、紙幣繰出繰入機構30aにより搬送部18から入金一時保留部30に紙幣が1枚ずつ繰り入れられるようになっている。ここで、入金一時保留部30には、入金処理において識別部20により識別された紙幣が一括収納庫32や各金種別収納庫34に収納される前に一時的に保留されるようになっている。また、一括収納庫32には紙幣繰出繰入機構32aが設けられており、当該一括収納庫32に収納されている紙幣は紙幣繰出繰入機構32aにより1枚ずつ搬送部18に繰り出されるようになっている。また、紙幣繰出繰入機構32aにより搬送部18から一括収納庫32に紙幣が1枚ずつ繰り入れられるようになっている。ここで、一括収納庫32には、複数の金種の紙幣が混合状態で収納されるようになっている。また、各金種別収納庫34には紙幣繰出繰入機構34aが設けられており、各金種別収納庫34に収納されている紙幣は紙幣繰出繰入機構34aにより1枚ずつ搬送部18に繰り出されるようになっている。また、紙幣繰出繰入機構34aにより搬送部18から各金種別収納庫34に紙幣が1枚ずつ繰り入れられるようになっている。ここで、各金種別収納庫34には、それぞれ予め設定された特定の金種の紙幣が収納されるようになっている。
また、図1に示すように、搬送部18には複数(図1に示す例では2つ)の整理一時保留部40が接続されており、当該搬送部18から各整理一時保留部40に紙幣が送られるとこれらの整理一時保留部40で紙幣が集積されるようになっている。また、各整理一時保留部40の近傍にはアーム機構41および搬送機構42がそれぞれ設けられており、アーム機構41により各整理一時保留部40から紙幣の束が取り出されて搬送機構42に引き渡され、当該搬送機構42により紙幣の束が出金部16に送られるようになっている。出金部16では、搬送機構42により各整理一時保留部40から送られた紙幣の束を筐体12の外部から取り出すことができるようになっている。
また、図1に示すように、入金部14、出金部16、出金リジェクト部24および入金リジェクト部26にはそれぞれシャッター14a、16a、24a、26aが設けられている。これらのシャッター14a、16a、24a、26aは、入金部14、出金部16、出金リジェクト部24および入金リジェクト部26における筐体12の前面に面する各開口を開閉するようになっており、各シャッター14a、16a、24a、26aにより各開口が開かれると、操作者は入金部14、出金部16、出金リジェクト部24および入金リジェクト部26にそれぞれアクセスすることができるようになっている。
また、本実施の形態の紙幣処理装置10には、当該紙幣処理装置10の各構成部材の制御を行う制御部50が設けられている。より詳細には、図2に示すように、制御部50には、入金部14(具体的には、入金部14に設けられた紙幣繰出繰入機構14b)、搬送部18、識別部20、表裏反転部22、入金一時保留部30(具体的には、入金一時保留部30に設けられた紙幣繰出繰入機構30a)、一括収納庫32(具体的には、一括収納庫32に設けられた紙幣繰出繰入機構32a)、各金種別収納庫34(具体的には、各金種別収納庫34に設けられた紙幣繰出繰入機構34a)、アーム機構41、搬送機構42、各シャッター14a、16a、24a、26a(より厳密には、各シャッター14a、16a、24a、26aを開閉させるシャッター駆動機構)がそれぞれ通信可能に接続されている。そして、識別部20による紙幣の識別結果に係る信号が制御部50に送られるとともに、制御部50は紙幣処理装置10の各構成部材に指令信号を送ることによりこれらの構成部材の動作を制御するようになっている。
また、図2に示すように、制御部50には表示部52、操作部54、記憶部56、印字部58および通信インターフェース部60がそれぞれ通信可能に接続されている。表示部52は例えば筐体12の前面や上面に設けられたモニタ等からなり、紙幣処理装置10における入金処理や出金処理等の紙幣の処理状況や、一括収納庫32や各金種別収納庫34に収納されている紙幣の在高等に関する情報が表示部52に表示されるようになっている。また、操作部54は例えばキーボードや操作キー等からなり、操作者はこの操作部54により制御部50に対して様々な指令を与えることができるようになっている。なお、表示部52および操作部54がそれぞれ設けられる代わりに、表示部52および操作部54の機能が一体化されたタッチパネル等の操作表示部が筐体12の前面や上面に設けられていてもよい。
記憶部56には、紙幣処理装置10における入金処理や出金処理等の紙幣の処理履歴や、一括収納庫32や各金種別収納庫34に収納されている紙幣の在高等に関する情報が記憶されるようになっている。また、印字部58は、紙幣処理装置10における入金処理や出金処理等の紙幣の処理履歴や、一括収納庫32や各金種別収納庫34に収納されている紙幣の在高等に関する情報をレシート等に印字するようになっている。また、制御部50は通信インターフェース部60を介して本実施の形態による紙幣処理装置10とは別に設けられた外部装置(具体的には、例えば上位端末)に対して信号の送受信を行うことができるようになっている。
次に、このような構成からなる紙幣処理装置10の動作について説明する。なお、以下に示すような紙幣処理装置10の動作は、制御部50が紙幣処理装置10の各構成部材を制御することにより行われるようになっている。
まず、紙幣処理装置10において紙幣の入金処理を行う際の動作について図3および図4に示す説明図を用いて説明する。本実施の形態による紙幣処理装置10が待機状態となっているときに、操作者が入金処理開始の指令を操作部54により制御部50に入力したり上位端末等の外部装置から通信インターフェース部60を介して制御部50に入金処理開始の指令が送信されたりすると、入金部14に設けられたシャッター14aが開かれるようになり、操作者は入金部14に紙幣を投入することができるようになる。図3に示すように、入金部14に投入された紙幣は紙幣繰出繰入機構14bにより1枚ずつ筐体12内に繰り出され、搬送部18により1枚ずつ搬送されるようになる。そして、搬送部18により搬送される紙幣は識別部20によりその金種、真偽、表裏、正損、新旧、搬送状態等が識別される。また、識別部20により識別された紙幣は表裏反転部22によりその表裏が整えられる。具体的には、表裏反転部22に送られた紙幣のうち、例えば裏面が上側となっている紙幣のみの表裏が反転されることにより、この表裏反転部22から出された紙幣は全て表面(おもてめん)が上側となるようになる。そして、図3に示すように、識別部20により正常な紙幣ではないと識別された紙幣、すなわちリジェクト紙幣は表裏反転部22から搬送部18により入金リジェクト部26に送られる。ここで、入金部14に投入された紙幣が全て筐体12内に繰り出されると、入金リジェクト部26に設けられたシャッター26aが開かれるようになり、操作者は入金リジェクト部26に集積されたリジェクト紙幣を手動で取り出し、入金部14に再投入等することができるようになる。
一方、図3に示すように、識別部20により正常な紙幣であると識別された紙幣は、表裏反転部22から搬送部18により入金一時保留部30に送られ、この入金一時保留部30で一時的に保留されるようになる。そして、入金部14に投入された紙幣が全て筐体12内に繰り出され、入金一時保留部30または入金リジェクト部26に送られると、表示部52には操作者に対して入金確定の指令を促すメッセージが表示される。表示部52に表示される当該メッセージを見た操作者が操作部54により入金確定の指令を入力すると、図4に示すように、入金一時保留部30から紙幣繰出繰入機構30aにより紙幣が1枚ずつ搬送部18に繰り出され、当該搬送部18により一括収納庫32または各金種別収納庫34に送られる。より詳細には、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出された紙幣は、識別部20により識別され、表裏反転部22によりその表裏が整えられた後に、対応する金種の各金種別収納庫34に送られるが、対応する金種の金種別収納庫34が満杯状態である場合には当該紙幣は一括収納庫32に送られるようになる。そして、入金一時保留部30から紙幣が全て搬送部18に繰り出されて各金種別収納庫34や一括収納庫32に送られると、紙幣処理装置10における入金処理に係る一連の動作が完了する。
次に、紙幣処理装置10において紙幣の出金処理を行う際の動作について図5乃至図9に示す説明図および図10に示すフローチャートを用いて説明する。本実施の形態による紙幣処理装置10が待機状態となっているときに、出金すべき紙幣の金種毎の枚数や合計金額等に係る情報を含む出金処理開始の指令を操作者が操作部54により制御部50に入力したり上位端末等の外部装置から通信インターフェース部60を介して制御部50に上記の出金処理開始の指令が送信されたりすると、出金すべき金種の紙幣が各金種別収納庫34から1枚ずつ紙幣繰出繰入機構34aにより搬送部18に繰り出される(STEP1)。そして、図5に示すように、搬送部18に繰り出された紙幣は当該搬送部18により1枚ずつ搬送され、識別部20によりその金種、表裏、搬送状態等が識別される(STEP2)。また、識別部20により識別された紙幣は表裏反転部22によりその表裏が整えられる。
識別部20により識別された紙幣が、出金部16により出金することができると判断された紙幣である場合には(STEP3の「YES」)、図5に示すように、当該紙幣は出金部16に送られる(STEP5)。具体的には、出金部16により出金することができると判断された紙幣は、識別部20から搬送部18により上下の整理一時保留部40のうち一方の整理一時保留部40に送られ、当該整理一時保留部40に集積される。そして、整理一時保留部40に集積された紙幣の枚数が出金すべき枚数に達すると、整理一時保留部40に集積された紙幣の束がアーム機構41により当該整理一時保留部40から取り出され、この紙幣の束はアーム機構41により搬送機構42に引き渡され、当該搬送機構42により紙幣の束が出金部16に送られる。そして、出金されるべき紙幣が全て出金部16に送られると、この出金部16に設けられたシャッター16aが開くことにより、操作者は出金部16から紙幣の束を取り出すことができるようになる。なお、一方の整理一時保留部40に集積された紙幣の枚数だけでは出金すべき枚数に足らない場合には、アーム機構41により紙幣の束が一方の整理一時保留部40から取り出されている間、搬送部18から他方の整理一時保留部40に紙幣が送られてこの他方の整理一時保留部40に紙幣が集積されるようになっている。
識別部20により識別された紙幣が、出金部16により出金することができると判断された紙幣ではない場合には(STEP3の「NO」)、図6に示すように、当該紙幣は入金一時保留部30および出金リジェクト部24のうち何れか一方に送られる。具体的には、識別部20により識別された紙幣が、出金部16により出金することができると判断された紙幣ではない場合において、この紙幣が、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出すことができると判断された紙幣である場合には(STEP4の「YES」)、当該紙幣は識別部20から搬送部18により入金一時保留部30に送られる(STEP6)。このような紙幣は、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出すことができるため、出金されるべき紙幣が全て出金部16に送られた後に入金一時保留部30から各金種別収納庫34に紙幣を戻すことができるからである。一方、識別部20により識別された紙幣が、出金部16により出金することができると判断された紙幣ではない場合において、この紙幣が、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出すことができないと判断された紙幣である場合には(STEP4の「NO」)、当該紙幣は識別部20から搬送部18により出金リジェクト部24に送られる(STEP7)。このような紙幣は、各金種別収納庫34に戻すことができないため、出金リジェクト部24に集積させることにより、適当なタイミング、例えば、当該出金リジェクト部24が満杯状態となったときに操作者によってこの出金リジェクト部24から筐体12の外部に取り出されて回収されるようになる。
上記のSTEP4の動作において、「識別部20により識別された紙幣が、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出すことができるか否かの判断」は、様々な基準に基づいて行われるようになっている。このような判断の基準の一例について説明すると、斜行状態で搬送されていると識別部20により識別された紙幣は、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出すことができない紙幣であると制御部50において判断され、当該紙幣は出金リジェクト部24に送られるようになる。このような斜行状態で搬送されている紙幣が搬送部18により入金一時保留部30に送られると、このような紙幣は入金一時保留部30において所定の向きから傾いた状態で集積されるため、紙幣繰出繰入機構30aにより入金一時保留部30から当該紙幣を搬送部18に繰り出す際に繰り出しエラー等のトラブルが生じてしまうおそれがあるからである。
また、先行する他の紙幣との間隔が所定値よりも小さいと識別部20により識別された紙幣は、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出すことができる紙幣であると制御部50において判断され、当該紙幣は入金一時保留部30に送られるようになる。このような紙幣は、搬送部18により入金一時保留部30に送られると、先行する他の紙幣との間隔に関係なく入金一時保留部30において所定の向きで所定の位置に集積されるため、紙幣繰出繰入機構30aにより入金一時保留部30から当該紙幣を搬送部18に問題なく繰り出すことができるからである。また、識別部20における所定の判別レベルに達しないと当該識別部20により判断された紙幣も、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出すことができる紙幣であると制御部50において判断され、当該紙幣は入金一時保留部30に送られるようになる。このような紙幣は、後述するように入金一時保留部30から搬送部18に繰り出されると、識別部20で再識別することができるため、このような再識別結果に基づいて各金種別収納庫34に戻すかあるいは出金リジェクト部24に送るかを決めることができるからである。
なお、STEP4の動作における上記の様々な判断の基準は、あくまで例示的に述べたに過ぎず、実際に用いられる紙幣処理装置10の仕様等に基づいて上記の判断の基準を任意で変更することができるようになっている。
そして、紙幣処理装置10の出金処理において、出金されるべき紙幣が全て出金部16に送られるまで(STEP8の「NO」)、上記のSTEP1〜STEP7に示す動作が繰り返し行われる。一方、出金されるべき紙幣が全て出金部16に送られると(STEP8の「YES」)、入金一時保留部30から紙幣が1枚ずつ紙幣繰出繰入機構30aにより搬送部18に繰り出される(STEP9)。そして、図7に示すように、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出された紙幣は当該搬送部18により1枚ずつ搬送され、識別部20によりその金種、表裏、搬送状態等が識別される(STEP10)。ここで、識別部20により識別された紙幣が、金種別収納庫34から搬送部18に繰り出すことができると判断され、かつ金種を判別可能な紙幣である場合には(STEP11の「YES」)、当該紙幣は識別部20から搬送部18により対応する金種の金種別収納庫34に送られる(STEP12)。このような紙幣は、金種別収納庫34から搬送部18に繰り出すことができるため、次回以降の出金処理で出金紙幣として用いることができるからである。一方、識別部20により識別された紙幣が、金種別収納庫34から搬送部18に繰り出すことができないと判断された場合や、金種を判別不可能な紙幣である場合には(STEP11の「NO」)、図8に示すように、当該紙幣は識別部20から搬送部18により出金リジェクト部24に送られる(STEP13)。このような紙幣は次回以降の出金処理で出金紙幣として用いることができないため、出金リジェクト部24に集積させることによって操作者により当該出金リジェクト部24から筐体12の外部に取り出されるようになる。そして、入金一時保留部30から紙幣が全て搬送部18に繰り出され、出金リジェクト部24または各金種別収納庫34に送られると(STEP14の「YES」)、紙幣処理装置10における出金処理の一連の動作が完了する。
なお、本実施の形態の紙幣処理装置10では、紙幣の出金処理における上記のSTEP3やSTEP4の動作において、識別部20により識別された紙幣が、出金部16により出金することができると判断された紙幣ではなく、かつ入金一時保留部30から搬送部18に繰り出すことができると判断された紙幣である場合には、当該紙幣を搬送部18により入金一時保留部30に送る代わりに入金部14に送るようにしてもよい。このような態様について図9を用いて説明する。
図9に示すように、紙幣の出金処理において、識別部20により識別された紙幣が、出金部16により出金することができると判断された紙幣ではなく、かつ入金部14から紙幣繰出繰入機構14bにより搬送部18に繰り出すことができると判断された紙幣である場合には、当該紙幣は搬送部18により入金部14に送られる。この際に、入金部14における筐体12の前面に面する開口はシャッター14aにより閉じられ、操作者は入金部14にアクセスすることができないようになる。一方、紙幣の出金処理において、識別部20により識別された紙幣が、出金部16により出金することができると判断された紙幣ではなく、かつ入金部14から紙幣繰出繰入機構14bにより搬送部18に繰り出すことができないと判断された紙幣である場合には、当該紙幣は搬送部18により出金リジェクト部24に送られる。そして、出金されるべき紙幣が全て出金部16に送られると、入金部14から紙幣が1枚ずつ紙幣繰出繰入機構14bにより搬送部18に繰り出される。入金部14から搬送部18に繰り出された紙幣は当該搬送部18により1枚ずつ搬送され、識別部20によりその金種、表裏、搬送状態等が識別される。ここで、識別部20により識別された紙幣が、金種別収納庫34から搬送部18に繰り出すことができると判断され、かつ金種を判別可能な紙幣である場合には、当該紙幣は識別部20から搬送部18により対応する金種の金種別収納庫34に送られる。一方、識別部20により識別された紙幣が、金種別収納庫34から搬送部18に繰り出すことができないと判断された場合や、金種を判別不可能な紙幣である場合には、当該紙幣は識別部20から搬送部18により出金リジェクト部24に送られる。そして、入金部14から紙幣が全て搬送部18に繰り出され、出金リジェクト部24または各金種別収納庫34に送られると、紙幣処理装置10における出金処理の一連の動作が完了する。
このように、本実施の形態では、入金一時保留部30や入金部14を保留部とすると、紙幣の出金処理における上記のSTEP3やSTEP4の動作において、識別部20により識別された紙幣が、出金部16により出金することができると判断された紙幣ではなく、かつ保留部から搬送部18に繰り出すことができると判断された紙幣である場合には、当該紙幣を搬送部18により入金一時保留部30や入金部14からなる保留部に送るようになっている。そして、出金されるべき紙幣が全て出金部16に送られると、入金一時保留部30や入金部14からなる保留部から紙幣が1枚ずつ搬送部18に繰り出され、識別部20により識別された後、各金種別収納庫34または出金リジェクト部24に送られるようになる。
また、紙幣の出金処理における上記のSTEP11の動作において、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出された紙幣を識別部20により識別したときに、金種別収納庫34から搬送部18に繰り出すことができると判断され、かつ金種を判別可能な紙幣である場合に、当該紙幣を対応する金種の金種別収納庫34に送るようにしている。しかしながら、紙幣処理装置において、紙幣を収納するとともに収納された紙幣を搬送部に繰り出すことができる収納庫の数が1つである場合には、識別部により紙幣が識別されたときに、この収納庫から搬送部に繰り出すことができると判断されると、金種を判別可能であるか否かにかかわらず、当該紙幣を収納庫に送るようにしてもよい。
また、紙幣処理装置10において紙幣の出金処理を行う際に、図10に示すフローチャートに従って紙幣処理装置10の動作が行われる代わりに、図11に示すフローチャートに従って紙幣処理装置10の動作が行われるようになっていてもよい。図11に示すフローチャートによる紙幣処理装置10の動作では、紙幣の出金処理において識別部20により紙幣が識別されたときに、出金部16により出金することができないと判断された紙幣は全て入金一時保留部30に送られるようになっている。このような図11に示すフローチャートによる紙幣処理装置10の動作の詳細について以下に説明する。
紙幣処理装置10が待機状態となっているときに、出金すべき紙幣の金種毎の枚数や合計金額等に係る情報を含む出金処理開始の指令を操作者が操作部54により制御部50に入力したり上位端末等の外部装置から通信インターフェース部60を介して制御部50に上記の出金処理開始の指令が送信されたりすると、出金すべき金種の紙幣が各金種別収納庫34から1枚ずつ紙幣繰出繰入機構34aにより搬送部18に繰り出される(STEP21)。そして、搬送部18に繰り出された紙幣は当該搬送部18により1枚ずつ搬送され、識別部20によりその金種、表裏、搬送状態等が識別される(STEP22)。また、識別部20により識別された紙幣は表裏反転部22によりその表裏が整えられる。
識別部20により識別された紙幣が、出金部16により出金することができると判断された紙幣である場合には(STEP23の「YES」)、当該紙幣は出金部16に送られる(STEP24)。一方、識別部20により識別された紙幣が、出金部16により出金することができると判断された紙幣ではない場合には(STEP23の「NO」)、このような紙幣は全て搬送部18により入金一時保留部30に送られる(STEP25)。
そして、紙幣処理装置10の出金処理において、出金されるべき紙幣が全て出金部16に送られるまで(STEP26の「NO」)、上記のSTEP21〜STEP25に示す動作が繰り返し行われる。一方、出金されるべき紙幣が全て出金部16に送られると(STEP26の「YES」)、入金一時保留部30から紙幣が1枚ずつ紙幣繰出繰入機構30aにより搬送部18に繰り出される(STEP27)。そして、入金一時保留部30から搬送部18に繰り出された紙幣は当該搬送部18により1枚ずつ搬送され、識別部20によりその金種、表裏、搬送状態等が識別される(STEP28)。ここで、識別部20により識別された紙幣が、金種別収納庫34から搬送部18に繰り出すことができると判断され、かつ金種を判別可能な紙幣である場合には(STEP29の「YES」)、当該紙幣は識別部20から搬送部18により対応する金種の金種別収納庫34に送られる(STEP30)。このような紙幣は、金種別収納庫34から搬送部18に繰り出すことができるため、次回以降の出金処理で出金紙幣として用いることができるからである。一方、識別部20により識別された紙幣が、金種別収納庫34から搬送部18に繰り出すことができないと判断された場合や、金種を判別不可能な紙幣である場合には(STEP29の「NO」)、当該紙幣は識別部20から搬送部18により出金リジェクト部24に送られる(STEP31)。このような紙幣は次回以降の出金処理で出金紙幣として用いることができないため、出金リジェクト部24に集積させることによって操作者により当該出金リジェクト部24から筐体12の外部に取り出されるようになる。そして、入金一時保留部30から紙幣が全て搬送部18に繰り出され、出金リジェクト部24または各金種別収納庫34に送られると(STEP32の「YES」)、紙幣処理装置10における出金処理の一連の動作が完了する。
以上のような構成からなる本実施の形態の紙幣処理装置10によれば、制御部50は、紙幣の出金処理を行う際に各金種別収納庫34から搬送部18に繰り出された紙幣を識別部20により識別させ、識別結果に基づいて当該識別部20により識別された紙幣を出金部16、保留部(具体的には、入金一時保留部30や入金部14)および出金リジェクト部24のうち何れかに振り分ける第1処理(具体的には、図10のフローチャートにおけるSTEP1〜STEP8の動作や図11のフローチャートにおけるSTEP21〜STEP26の動作)、および第1処理が行われた後に、保留部に保留された紙幣を当該保留部から搬送部18に繰り出し、繰り出された紙幣を識別部20により再識別させ、再識別結果に基づいて識別部20により識別された紙幣を各金種別収納庫34または出金リジェクト部24に振り分ける第2処理(具体的には、図10のフローチャートにおけるSTEP9〜STEP14の動作や図11のフローチャートにおけるSTEP27〜STEP32の動作)をそれぞれ行うようになっている。このような紙幣処理装置10によれば、紙幣の出金処理を行う際に各金種別収納庫34から繰り出された紙幣を識別部20により識別させ、識別結果に基づいて当該識別部20により識別された紙幣を出金部16、保留部(具体的には、入金一時保留部30や入金部14)および出金リジェクト部24のうち何れかに振り分けることにより、出金すべきではないと判断された紙幣を全て出金リジェクト部24に送る場合と比較して出金リジェクト部24に集積された紙幣がフル状態となるまでの時間を長くすることができ、また、出金リジェクト部24に集積される紙幣の数を減らすことができるため紙幣の処理効率を向上させることができる。
また、本実施の形態の紙幣処理装置10においては、上述したように、保留部は、搬送部18に接続され、筐体12の外部から内部に紙幣を入金する入金部14であってもよく、あるいは、紙幣の入金処理が行われる際に各金種別収納庫34に収納される前の紙幣が一時的に保留される入金一時保留部30であってもよい。ここで、保留部として入金部14が用いられる場合には、制御部50により上記の第1処理が行われる際に、第2処理が完了するまで入金部14の開口(入金口)がシャッター14aにより閉じられるようになっている。このことにより、シャッター14aによって入金部14へのアクセスを禁止することができるため、当該入金部14に一時的に保留される紙幣が操作者によって誤って筐体12の外部に取り出されてしまうことを防止することができるようになる。
また、本実施の形態の紙幣処理装置10においては、図11のフローチャートに示すように、制御部50は、上記の第1処理を行う際に、識別部20により識別された紙幣について、出金部16により出金することができると判断された紙幣を出金部16に送り、出金部16により出金すべきではないと判断された紙幣を全て保留部(具体的には、入金一時保留部30や入金部14)に送るようになっていてもよい。このようにすれば、第1処理で出金することができないと判断された紙幣を全て第2処理で再識別することができるので、出金紙幣として利用できる枚数を増やすことが可能になる。
あるいは、図10のフローチャートに示すように、制御部50は、上記の第1処理を行う際に、識別部20により識別された紙幣について、出金部16により出金することができると判断された紙幣を出金部16に送り、出金部16により出金すべきではないと判断された紙幣のうち入金一時保留部30や入金部14からなる保留部から搬送部18に繰り出すことができると判断された紙幣を当該保留部に送り、出金部16により出金すべきではないと判断された紙幣のうち保留部から搬送部18に繰り出すことができないと判断された紙幣を出金リジェクト部24に送るようになっていてもよい。
この場合、制御部50は、上記の第1処理を行う際に、斜行状態で搬送されていると識別部20により識別された紙幣を、保留部から搬送部18に繰り出すことができない紙幣であると判断し、当該紙幣を出金リジェクト部24に送るようになっている。また、制御部50は、上記の第1処理を行う際に、先行する他の紙幣との間の間隔が所定値よりも小さいと識別部20により識別された紙幣を、保留部から搬送部18に繰り出すことができる紙幣であると判断し、当該紙幣を保留部に送るようになっている。また、制御部50は、上記の第1処理を行う際に、識別部20における所定の判別レベルに達しないと当該識別部20により判断された紙幣を、保留部から搬送部18に繰り出すことができる紙幣であると判断し、当該紙幣を保留部に送るようになっている。なお、上述したように、上記の様々な判断の基準は、あくまで例示的に述べたに過ぎず、実際に用いられる紙幣処理装置10の仕様等に基づいて上記の判断の基準を任意で変更することができるようになっている。
また、本実施の形態の紙幣処理装置10においては、上述したように、複数の金種別収納庫34が設けられており、各金種別収納庫34に紙幣が金種毎に収納されるようになっている場合には、制御部50は、上記の第2処理を行う際に、識別部20により再識別された紙幣について、金種別収納庫34から搬送部18に繰り出すことができると判断されるとともに金種を判別可能な紙幣を金種別収納庫34に送り、それ以外の紙幣を出金リジェクト部24に送るようになっている。なお、上述したように、変形例に係る紙幣処理装置において、紙幣を収納するとともに収納された紙幣を搬送部に繰り出すことができる収納庫の数が1つである場合には、識別部により紙幣が識別されたときに、この収納庫から搬送部に繰り出すことができると判断されると、金種を判別可能であるか否かにかかわらず、当該紙幣を収納庫に送るようにしてもよい。
なお、本実施の形態による紙幣処理装置10やこのような紙幣処理装置10による紙幣処理方法は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
変形例に係る紙幣処理装置において、上記の識別部20とは別に、入金一時保留部30や入金部14からなる保留部から搬送部18に繰り出された紙幣を識別するための追加識別部が設けられていてもよい。このような場合は、制御部50は、上記の第2処理を行う際に、入金一時保留部30や入金部14からなる保留部に保留された紙幣を当該保留部から搬送部18に繰り出し、繰り出された紙幣を識別部20とは別に設けられた追加識別部により再識別させ、再識別結果に基づいて追加識別部により識別された紙幣を各金種別収納庫34または出金リジェクト部24に振り分けるようになる。
また、上記の第2処理は、出金されるべき紙幣が全て出金部16に送られた後にすぐに行われる必要はない。上記の第2処理が行われるタイミングとして、上記の第1処理が行われた後の任意のタイミングに設定することができる。また、保留部として入金部14を用いない場合は、入金部14の紙幣繰出繰入機構14bを、紙幣の繰り出し機能のみ有するものに簡略化することができる。また、入金リジェクト部26のシャッター26aは省略することができる。
10 紙幣処理装置
12 筐体
14 入金部(保留部)
14a シャッター
14b 紙幣繰出繰入機構
16 出金部
16a シャッター
18 搬送部
20 識別部
22 表裏反転部
24 出金リジェクト部
24a シャッター
26 入金リジェクト部
26a シャッター
30 入金一時保留部(保留部)
30a 紙幣繰出繰入機構
32 一括収納庫
32a 紙幣繰出繰入機構
34 金種別収納庫(収納繰出部)
34a 紙幣繰出繰入機構
40 整理一時保留部
41 アーム機構
42 搬送機構
50 制御部
52 表示部
54 操作部
56 記憶部
58 印字部
60 通信インターフェース部

Claims (12)

  1. 筐体と、
    紙幣を収納するとともに収納された紙幣を繰り出すことができる収納繰出部と、
    前記筐体の内部において、前記収納繰出部から繰り出された紙幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部に設けられ、当該搬送部により搬送される紙幣を識別する識別部と、
    前記搬送部に接続され、前記筐体の内部から外部に紙幣を出金する出金部と、
    前記搬送部に接続され、当該搬送部から送られた紙幣を一時的に保留するとともに保留された紙幣を前記搬送部に繰り出すことができる保留部と、
    前記搬送部に接続され、紙幣の出金処理が行われる際に前記出金部により出金すべきではない紙幣が当該搬送部から送られる出金リジェクト部と、
    前記収納繰出部、前記搬送部および前記保留部の制御を行う制御部であって、紙幣の出金処理を行う際に前記収納繰出部から前記搬送部に繰り出された紙幣を前記識別部により識別させ、識別結果に基づいて当該識別部により識別された紙幣を前記出金部、前記保留部および前記出金リジェクト部のうち何れかに振り分ける第1処理、および前記第1処理が行われた後に、前記保留部に保留された紙幣を当該保留部から前記搬送部に繰り出し、繰り出された紙幣を前記識別部または前記識別部とは別に設けられた追加識別部により再識別させ、再識別結果に基づいて前記識別部または前記追加識別部により識別された紙幣を前記収納繰出部または前記出金リジェクト部に振り分ける第2処理をそれぞれ行う制御部と、
    を備えた、紙幣処理装置。
  2. 前記保留部は、前記搬送部に接続され、前記筐体の外部から内部に紙幣を入金する入金部である、請求項1記載の紙幣処理装置。
  3. 前記入金部には、前記筐体の外部から当該入金部に紙幣を投入するための入金口を開閉するシャッターが設けられており、
    前記制御部により前記第1処理が行われる際に、前記第2処理が完了するまで前記入金口が前記シャッターにより閉じられるようになっている、請求項2記載の紙幣処理装置。
  4. 前記保留部は、紙幣の入金処理が行われる際に前記収納繰出部に収納される前の紙幣が一時的に保留される入金一時保留部である、請求項1記載の紙幣処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第1処理を行う際に、前記識別部により識別された紙幣について、前記出金部により出金することができると判断された紙幣を前記出金部に送り、前記出金部により出金すべきではないと判断された紙幣を全て前記保留部に送るようになっている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記制御部は、前記第1処理を行う際に、前記識別部により識別された紙幣について、前記出金部により出金することができると判断された紙幣を前記出金部に送り、前記出金部により出金すべきではないと判断された紙幣のうち前記保留部から前記搬送部に繰り出すことができると判断された紙幣を前記保留部に送り、前記出金部により出金すべきではないと判断された紙幣のうち前記保留部から前記搬送部に繰り出すことができないと判断された紙幣を前記出金リジェクト部に送るようになっている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記制御部は、前記第1処理を行う際に、斜行状態で搬送されていると前記識別部により識別された紙幣を、前記保留部から前記搬送部に繰り出すことができない紙幣であると判断し、当該紙幣を前記出金リジェクト部に送るようになっている、請求項6記載の紙幣処理装置。
  8. 前記制御部は、前記第1処理を行う際に、先行する他の紙幣との間の間隔が所定値よりも小さいと前記識別部により識別された紙幣を、前記保留部から前記搬送部に繰り出すことができる紙幣であると判断し、当該紙幣を前記保留部に送るようになっている、請求項6記載の紙幣処理装置。
  9. 前記制御部は、前記第1処理を行う際に、前記識別部における所定の判別レベルに達しないと当該識別部により判断された紙幣を、前記保留部から前記搬送部に繰り出すことができる紙幣であると判断し、当該紙幣を前記保留部に送るようになっている、請求項6記載の紙幣処理装置。
  10. 前記制御部は、前記第2処理を行う際に、前記識別部または前記追加識別部により再識別された紙幣について、前記収納繰出部から前記搬送部に繰り出すことができると判断された紙幣を前記収納繰出部に送り、それ以外の紙幣を前記出金リジェクト部に送るようになっている、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。
  11. 前記収納繰出部は複数設けられており、各前記収納繰出部には金種毎に紙幣が収納されるようになっており、
    前記制御部は、前記第2処理を行う際に、前記識別部または前記追加識別部により再識別された紙幣について、前記収納繰出部から前記搬送部に繰り出すことができると判断されるとともに金種を判別可能な紙幣を前記収納繰出部に送り、それ以外の紙幣を前記出金リジェクト部に送るようになっている、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の紙幣処理装置。
  12. 筐体と、紙幣を収納するとともに収納された紙幣を繰り出すことができる収納繰出部と、前記筐体の内部において、前記収納繰出部から繰り出された紙幣を搬送する搬送部と、前記搬送部に設けられ、当該搬送部により搬送される紙幣を識別する識別部と、前記搬送部に接続され、前記筐体の内部から外部に紙幣を出金する出金部と、前記搬送部に接続され、当該搬送部から送られた紙幣を一時的に保留するとともに保留された紙幣を前記搬送部に繰り出すことができる保留部と、前記搬送部に接続され、紙幣の出金処理が行われる際に前記出金部により出金すべきではない紙幣が当該搬送部から送られる出金リジェクト部とを備えた紙幣処理装置による紙幣処理方法であって、
    紙幣の出金処理を行う際に前記収納繰出部から前記搬送部に繰り出された紙幣を前記識別部により識別させ、識別結果に基づいて当該識別部により識別された紙幣を前記出金部、前記保留部および前記出金リジェクト部のうち何れかに振り分ける第1処理を行う工程と、
    前記第1処理が行われた後に、前記保留部に保留された紙幣を当該保留部から前記搬送部に繰り出し、繰り出された紙幣を前記識別部または前記識別部とは別に設けられた追加識別部により再識別させ、再識別結果に基づいて前記識別部または前記追加識別部により識別された紙幣を前記収納繰出部または前記出金リジェクト部に振り分ける第2処理を行う工程と、
    を備えた、紙幣処理方法。
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