JP2016118284A - ボールジョイント - Google Patents

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Abstract

【課題】製造効率の向上や低コスト化を図った上で、球面部と軸受部材との間に所望の操作荷重を付与することができるボールジョイントを提供する。【解決手段】球面部56と、球面部56に摺動可能に外装された軸受部材52と、軸受部材52に外装され、球面部56に対して軸受部材52と一体で揺動するソケット部53と、を備え、ソケット部53は、軸受部材52の外周面に向けて突出する接地部72を介して軸受部材52に当接していることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、ボールジョイントに関する。
車両のインストゥルメントパネル等には、空調装置から送り出される空調空気を車室内に向けて吹き出す吹き出し装置が配設されている。この種の吹き出し装置は、インストゥルメントパネルに埋め込み固定されたダクトと、ダクト内に配設された吹き出し口を有するフィン部材と、ダクトとフィン部材とを揺動可能に連結するボールジョイントと、を備えている。
上述したボールジョイントは、ダクト側に配設された球面部と、フィン部材側に配設され、球面部に摺動可能に外嵌(雌雄結合)された軸受部材と、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。この構成によれば、フィン部材が球面部の中心を支点にして揺動(首振り)することで、吹き出し口から吹き出される空調空気の風向きが調整される。
ここで、軸受部材は、球面部よりも若干小径とされ、弾性変形した状態で球面部に外嵌されるとともに、その結合部分において、軸受部材の内周面が球面部の外周面に全面に亘って面接触している。これにより、フィン部材は、軸受部材と球面部との間の摩擦抵抗によって揺動位置が保持されるとともに、操作時には適度な操作荷重が与えられる。
また、軸受部材は、合成樹脂や合成ゴム等の比較的軟らかい軟材質によって弾性変形可能に構成されている。これにより、軸受部材が球面部の外面形状に倣って柔軟に変形し、熱や湿度等の外部環境の変化、経年変化による操作荷重の減少を抑制している。
実用新案登録第2570847号公報
しかしながら、上述した従来のボールジョイントにあっては、軸受部材と球面部との結合部分において、軸受部材の内周面と球面部の外周面とが全面に亘って面接触しているため、接触面積が大きく、操作荷重が高くなる傾向があった。そのため、フィーリングを向上させる点で改善の余地があった。
ここで、操作荷重を調整する方法として、球面部と軸受部材との寸法(はめあい)を変更することが考えられる。しかしながら、この場合には球面部の外周面または軸受部材の内周面全体の寸法を変更する必要があり、製造効率の低下や製造コストの増加に繋がる。また、球面部及び軸受部材を寸法精度によっては、所望の操作荷重を付与することができない場合もある。
さらに、操作荷重を調整(低く)する方法として、例えば軸受部材を硬質の材料に変更することも考えられる。しかしながら、この場合には材質変更に伴う成形金型の調整や成形条件の見直し等が必要となり、これによっても製造効率の低下や製造コストの増加に繋がる。また、外部環境の変化や経時変化により操作荷重が低くなり、長期に亘って安定したフィーリングを得ることが難しい。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、製造効率の向上や低コスト化を図った上で、球面部と軸受部材との間に所望の操作荷重を付与することができるボールジョイントを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るボールジョイントは、球面部と、前記球面部に摺動可能に外装された軸受部材と、前記軸受部材に外装され、前記球面部に対して前記軸受部材と一体で揺動するソケット部と、を備え、前記ソケット部は、前記軸受部材の外周面に向けて突出する接地部を介して前記軸受部材に当接していることを特徴とする。
この構成によれば、ソケット部は、接地部を介して軸受部材に当接し、接地部以外の部分では軸受部材との間に空間をあけて配置されることになる。そのため、ソケット部の内周面の全面と軸受部材の外周面の全面とを面接触させる場合に比べてソケット部と軸受部材との接触面積を低減させることができる。これにより、軸受部材と球面部との間に作用する操作荷重を、軸受部材とソケット部との間に形成される空間に逃がすことができ、軸受部材と球面部との間に作用する面圧を低減できる。その結果、操作時におけるフィーリングを向上させることができる。また、ソケット部は、軸受部材を介して球面部に外装されているため、ソケット部と軸受部材との間に空間を設けた場合であっても、軸受部材と球面部との間に作用する操作荷重を球面部の周方向に均一に作用させることができる。
特に、本発明の構成によれば、接地部の高さ寸法等を調整することで、軸受部材と球面部との間に作用する操作荷重を調整することができる。この場合、球面部の外周面または軸受部材の内周面全体の寸法を変更して操作荷重を調整する従来の構成と異なり、接地部の高さ寸法の調整で操作荷重を簡単に調整でき、熟成期間(操作荷重の調整に要する期間)を短縮できる。その結果、製造効率の向上や低コスト化を図った上で、軸受部材と球面部との間に所望の操作荷重を付与することができる。しかも、球面部の外周面または軸受部材の内周面全体の寸法を変更する場合に比べて寸法誤差も小さくなるので、所望の操作荷重をより確実に付与することができる。
また、軸受部材等の材質変更により操作荷重の調整を行う場合と異なり、材質変更に伴う成形金型の調整や成形条件の見直しが不要になる。また、軸受部材に軟材質を用いることができるので、軸受部材が球面部の外面形状に倣って柔軟に変形し、外部環境の変化や経時変化による操作荷重の低下を抑制できる。その結果、製造効率の向上や低コスト化を図った上で、フィーリングを確実に向上させることができる。
また、本発明に係るボールジョイントにおいて、前記接地部は、リブ状に延設されるとともに、前記ソケット部の周方向に間隔をあけて配設されていてもよい。
この場合には、接地部が周方向に間隔をあけて配設されているため、操作荷重を周方向に均一に作用させることができる。これにより、更なるフィーリングの向上を図ることができる。
また、本発明に係るボールジョイントにおいて、前記接地部は、前記軸受部材の外周面に倣った形状に形成されていてもよい。
この場合には、接地部が軸受部材の外周面に倣った形状に形成されているため、組み付け後のガタツキを均一に低減することができる。
また、本発明に係るボールジョイントにおいて、前記接地部には、前記軸受部材と前記ソケット部とを連結する連結手段が設けられていてもよい。
この場合には、ソケット部のうち、接地部に連結手段を設けることで、接地部以外の部分に連結手段を設ける場合に比べて連結手段の厚さを確保できる。そのため、軸受部材と連結手段の係り量を十分に確保することができ、ソケット部からの軸受部材の外れを防止できる。
本発明に係るボールジョイントによれば、製造効率の向上や低コスト化を図った上で、球面部と軸受部材との間に所望の操作荷重を付与することができる。
実施形態に係る吹き出し装置の斜視図である。 実施形態に係る吹き出し装置の分解斜視図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図3のIV部拡大図である。 図3のV−V線に相当する断面図である。 ソケット部を前方から見た斜視図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、本発明に係るボールジョイントを吹き出し装置に適用した場合について説明する。
<吹き出し装置>
図1は吹き出し装置1の斜視図であり、図2は吹き出し装置1の分解斜視図である。また、図3は図1のIII−III線に沿う断面図である。
図1〜図3に示すように、吹き出し装置1は、図示しない車両のインストゥルメントパネル2(図3参照)に埋め込み固定されたダクト3と、ダクト3内に配設され、空気吹き出し口4を有するフィン部材5と、ダクト3とフィン部材5とを揺動可能に連結するボールジョイント6と、ダクト3を開閉する開閉機構7と、を備えている。
なお、ダクト3及びフィン部材5は、互いに同軸上に配置された筒状を呈している。以下の説明では、ダクト3及びフィン部材5の軸線Oに沿う方向を単に軸方向といい、軸方向から見た平面視で軸線Oに直交する方向を径方向、軸線O回りに周回する方向を周方向という。本実施形態の吹き出し装置1は、その軸方向が車両の前後方向に沿った状態で車両に搭載される。したがって、以下の説明では、軸方向に沿う開閉機構7側を単に前側(図中のFR)といい、フィン部材5側を単に後側という場合がある。
(ダクト)
ダクト3は、前側(軸方向の一端側)に位置する筒状のケース11と、ケース11の後端部(軸方向の他端部)に連結された筒状の球体パネル12と、を備えている。なお、ケース11及び球体パネル12は、それぞれ合成樹脂等により構成されている。
ケース11は、外筒13及び内筒14と、これら外筒13及び内筒14間を連結する連結部15と、を有している。
外筒13のうち、前側に位置する部分には角筒状のスカート部16が形成されている。スカート部16の前端部には、図示しない空調装置の供給ダクトが接続される。これにより、空調装置から送り出される空調空気が吹き出し装置1内に供給される。
外筒13のうち、スカート部16の後端部には、フィン部材5を前側から収容する前側収容部17が連設されている。前側収容部17は、後方に向かうに従い漸次拡径するとともに、径方向の外側に向けて凸の半球状を呈している。前側収容部17における周方向の一部には、径方向の外側に向けて窪むガイド凹部18が形成されている。このガイド凹部18は、前側収容部17の内周面に倣って軸方向に延設されている。
内筒14は、外筒13と同軸上に配置された円筒状のものであって、外筒13内における後部側(スカート部16の内側)に配設されている。
連結部15は、内筒14の外周面から外筒13の内周面に向けて放射状に延設されている。ケース11内には、周方向で隣り合う連結部15間の隙間を通して空調空気が流通する。
球体パネル12は、フィン部材5を後側から収容する後側収容部21と、後側収容部21の前端部に連設されるとともに、ケース11の前側収容部17に外嵌される嵌合部22と、を有している。
後側収容部21は、後方に向かうに従い漸次縮径するとともに、径方向の外側に向けて凸の半球状を呈し、その後端開口部が車室内に向けて開口する。後側収容部21は、その前端縁がケースにおける前側収容部17の後端縁に軸方向で突き合わされるとともに、内周面が前側収容部17の内周面に滑らかに連なっている。そして、前側収容部17内と後側収容部21内とで画成された空間は、内周面が球面状の収容空間S(図3参照)を構成している。図示の例において、収納空間Sの内周面は、軸方向の中央部から両側に向かうに従い径方向の内側に向けて延びるとともに、径方向の外側に向けて凸の球面状を呈し、その曲率中心が軸線O上に位置している。
嵌合部22は、内径が前側収容部17よりも大径の筒状とされ、前側収容部17の後端部を囲繞している。
(フィン部材)
フィン部材5は、上述した収容空間S内に揺動可能に収容されたハウジング31と、ハウジング31に軸線O回りに回転可能に取り付けられたジョイントノブ32と、を備えている。なお、ハウジング31及びジョイントノブ32は、それぞれ合成樹脂等により構成されている。
ハウジング31は、筒状のリム部33と、リム部33に対して径方向の内側に配設された筒状のハブ部34と、リム部33及びハブ部34間を連結する整流板35と、を備えている。
リム部33は、その外周面が軸方向の中間部分から両側に向かうに従い漸次縮径するとともに、径方向の外側に向けて凸の球面状を呈し、収容空間Sの内周面に対して径方向に間隔をあけた状態で、収容空間Sの内周面に倣って形成されている。リム部33の最大外径部は、収容空間S(前側収容部17及び後側収容部21)の最小内径部に比べて小さくなっている。なお、リム部33における周方向の一部には、前方に向けて突出する図示しないガイド片が配設されている。ガイド片は、ケース11の上述したガイド凹部18内に収容され、ハウジング31の軸線O回りの回転を規制するとともに、フィン部材5の揺動動作に伴ってガイド凹部18内を移動することで、フィン部材5の揺動動作を案内する。
ハブ部34は、軸方向における長さがリム部33よりも長くなっており、その後端部がリム部33よりも後方に向けて突出している。ハブ部34の前部内周面は、前方に向かうに従い径方向の外側に向けて延びるとともに、径方向の外側に向けて凸の球面状を呈している。なお、上述したリム部33の後端開口部及びハブ部34の後端開口部は、車室内に向けて空調空気を吹き出す吹き出し口4を構成している。
整流板35は、ハブ部34の外周面からリム部33の内周面に向けて放射状に延設されている。本実施形態において、整流板35は、径方向の外側に向かうに従い周方向の一方側に傾斜して延設されている。ハウジング31内には、周方向で隣り合う整流板35間の隙間を通して空調空気が流通する。
ジョイントノブ32は、フィン部材5の揺動操作及び開閉機構7の開閉操作を行うためのものである。具体的に、ジョイントノブ32は、ハブ部34内に挿入された挿入筒41と、ハブ部34に外挿された操作筒42と、を備えている。
挿入筒41の前端部は、後端部に比べて外径が縮小し、ハブ部34との間に径方向の隙間を有している。挿入筒41の前端部には、径方向の外側に向けて突出する係止爪44(図4参照)が周方向に間隔をあけて形成されている。
操作筒42は、その後端部がハウジング31よりも後方に突出し、挿入筒41の後端部に連設されている。
(ボールジョイント)
図4は図3のIV部拡大図であり、図5は図3のV−V線に相当する断面図である。
図4、図5に示すように、ボールジョイント6は、ケース11側に取り付けられたジョイント部51と、ハウジング31側に取り付けられるとともに、軸受部材52を介してジョイント部51に対して揺動可能に外装されたソケット部53と、を備えている。
ジョイント部51は、合成樹脂等からなるとともに、ケース11と同軸上に配置された筒状を呈し、ケース11に軸線O回りに回転可能に支持されている。具体的に、ジョイント部51は、ケース11の内筒14内に取り付けられる取付筒55と、取付筒55の後方に連設されるとともに、外周面が球面状とされた球面部56と、を有している。
取付筒55は、後方に向かうに従い漸次縮径する多段筒状とされ、その前端部が内筒14内に回転可能に嵌合されている。
球面部56は、前端開口縁が取付筒55の後端開口縁に連設され、収容空間Sにおける径方向及び軸方向の中央部に臨んでいる。図示の例において、球面部56の外周面は、その曲率中心が軸線O上に位置するとともに、曲率半径が収容空間Sの内周面の曲率半径よりも小さくなっている。
球面部56には、径方向の外側に向けて突出するガイド突起57(図5参照)が配設されている。ガイド突起57は、球面部56のうち、軸線Oを間に挟んで径方向で対向する部分に一対で配設されている。なお、球面部56の外周面には、径方向の内側に向けて窪む複数の溝部58が形成されている。これら溝部58は、軸受部材52との間に介在するグリスを収容するグリスポケットとして機能する。
図6はソケット部53を前方から見た斜視図である。
図4〜図6に示すように、ソケット部53は、合成樹脂等からなるとともに、フィン部材5と同軸上に配置された筒状を呈し、フィン部材5のハブ部34内に回転可能に支持されている。具体的に、ソケット部53は、上述したジョイントノブ32に連結される接続筒61と、接続筒61から前方に向けて延設され、上述した球面部56を収容する収容筒62と、を有している。
接続筒61は、ジョイントノブ32の上述した挿入筒41のうち、ハブ部34の内側に位置する部分に外挿されている。接続筒61には、径方向の外側に向けて外フランジ部63が突設されている。この外フランジ部63は、ハブ部34の後端開口縁に前方から近接または当接している。
また、接続筒61には、接続筒61を径方向に貫通する係止孔64が周方向に間隔をあけて形成されている。係止孔64内には、挿入筒41の上述した係止爪44が係止されている。これにより、ジョイントノブ32及びソケット部53は、ハブ部34を軸方向に挟持するとともに、ハブ部34に対して回転可能とされている。なお、ハブ部34及びソケット部53間には、ハブ部34に対するジョイントノブ32及びソケット部53の軸線O回りの回転を所定範囲内に制限する規制部(例えば図6に示す規制部67)が配設されていてもよい。
収容筒62は、前方に向かうに従い径方向の外側に向けて漸次拡径するとともに、径方向の外側に向けて凸の半球状を呈している。収容筒62は、その最大外径部が球面部56の最大外径部よりも大きくなっており、その内側に球面部56が前方から収容されている。このように、収容筒62は、前方に向かうに従い径方向の外側に向けて漸次拡径されるので、アンダーカットになるのを防ぎ、所望の寸法精度を確保できる。
収容筒62のうち、上述したガイド突起57と周方向で同等に位置する部分には、ガイド突起57を各別に収容する一対のスリット65が形成されている。スリット65は、収容筒62を径方向に貫通するとともに、軸方向に沿って延設され、収容筒62の前端縁で開口している。
収容筒62の前端部には、収容筒62を径方向に貫通する係合孔(連結手段)66が周方向に間隔をあけて複数配設されている。図示の例において、係合孔66は、収容筒62のうち、周方向におけるスリット65間に位置する部分にそれぞれ一対ずつ配設されている。
ここで、収容筒62の内周面には、径方向の内側に向けて突出する接地部71,72が形成されている。これら接地部71,72は、第1接地部71及び第1接地部71に対して幅が狭い第2接地部72を有している。
第1接地部71は、収容筒62の内周面に倣って軸方向に延設された帯状のものであって、径方向の内側端面が収容筒62の内周面に倣った曲面状を呈している。第1接地部71は、周方向に間隔をあけて配設されている。図示の例において、第1接地部71は、収容筒62のうち、スリット65間に位置する部分(周方向で係合孔66と同等に位置する部分)に一対ずつ配設されるとともに、周方向でスリット65と同等に位置する部分にそれぞれ配設されている。本実施形態では、対応する一対の第1接地部71同士が軸線Oを間に挟んで径方向で対向している。なお、第1接地部71は、軸受部材52の外周面に倣って軸方向に延設された帯状のものであるため、組み付け後のガタツキを均一に低減することができる。
第2接地部72は、収容筒62の内周面に倣って軸方向に延設されたリブ状のものであって、その径方向の内側端面(先端部)が径方向の内側に向けて凸の湾曲面を呈している。第2接地部72は、周方向に間隔をあけて配設されている。図示の例において、第2接地部72は、収容筒62のうち、周方向で隣り合う第1接地部71間に位置する部分に配設されるとともに、第1接地部71上にも配設されている。本実施形態では、対応する一対の第2接地部72同士が軸線Oを間に挟んで径方向で対向している。なお、上述したように第1接地部71上に第2接地部72を設定することにより、第2接地部72の径方向の高さが低くなる。これにより、第2接地部72の金型加工工数を低減することができる。
図2、図4、図5に示すように、軸受部材52は、一対のカバー部材74を備えた半割構造のものであって、これらカバー部材74を径方向で対向させることで、全体として筒状を呈している。各カバー部材74は、ボールジョイント6のうち、ジョイント部51及びソケット部53よりも軟らかい軟材質(例えば、合成樹脂や合成ゴム等)により弾性変形可能に構成された半円筒状を呈している。各カバー部材74は、上述した収容筒62のうち、周方向におけるスリット65間に位置する部分にそれぞれ配設されている。なお、各カバー部材74は、それぞれ同様の構成とされている。
軸受部材52(各カバー部材74)は、軸方向における長さが上述した収容筒62と同等とされ、全体が収容筒62内に収容されている。軸受部材52の前端部には、収容筒62の係合孔66内に係合される係合爪76が形成されている。この係合爪76は、径方向の外側に向けて突出するとともに、周方向に間隔をあけて形成されている。
軸受部材52の外周面は、収容筒62の内周面に倣った球面状を呈し、上述した各接地部71,72に径方向の外側から支持されている。この場合、軸受部材52は、その外周面が収容筒62の内周面に対して径方向に間隔Kをあけて配設され、接地部71,72のみを介して収容筒62に接触している。したがって、軸受部材52と収容筒62との間では、接地部71,72のうち何れかの接地部71,72と、間隔Kと、が周方向に交互に配されるとともに、第1接地部71が軸受部材52に面接触し、第2接地部72が軸受部材52の線接触している。
また、軸受部材52は、内径が上述したジョイント部51の球面部56よりも若干小径とされ、その内側に球面部56が摺動可能に嵌合(雌雄結合)されている。軸受部材52の内周面は、球面部56の外周面に倣った球面状とされ、球面部56の外周面に摺動可能に面接触する摺動面を構成している。図示の例において、軸受部材52は、後端縁及び前端縁が球面部56における軸方向の中央部に対して両側に位置し、球面部56を軸方向の両側から保持している。
以上より、第2接地部72は軸受部材52に線接触して操作荷重を適切な値に調整し、第1接地部71は軸受部材52に面接触し、また両接地部71、72は軸受部材52の外周面に倣って延設されているので、軸受部材52による球面部56の支持を安定したものとすることができる。さらに空間Kがハウジング31の操作の際に球面部56を介して軸受部材52に作用する面圧を適度に低減させ、操作時のフィーリングを向上させることができる。
(開閉機構)
図2、図3に示すように、開閉機構7は、上述したケース11の前端開口部を開閉するダンパ81と、ジョイントノブ32の回転操作に連動して回転する回転筒82と、回転筒82とダンパ81との間を連結するリンク機構83と、を備えている。
ダンパ81は、一対の扉板85を備えた、いわゆる両開き戸(観音扉)であって、ケース11(外筒13)のスカート部16に回動可能に支持されている。
回転筒82は、ケース11の内筒14内において、ジョイント部51の取付筒55内に嵌合され、ジョイント部51と一体で回転する。回転筒82の外周面には、径方向の外側に向けて突出するガイドレール88が螺旋状に延設されている。
リンク機構83は、回転筒82に外挿された可動筒86と、可動筒86と各扉板85とをそれぞれ連結する一対のリンクアーム87と、を備えている。
可動筒86は、回転筒82を径方向の外側から挟持する半割構造のものであって、回転筒82の回転に連動して軸方向に移動可能に構成されている。具体的に、可動筒86の内周面には、回転筒82の上述したガイドレール88を収容するガイド溝89が形成されている。ガイド溝89は、ガイドレール88に倣って螺旋状に延設されている。また、可動筒86の外周面には、径方向の外側に向けて突出する規制部91が配設されている。規制部91は、その径方向の外側端部がスカート部16の内周面に軸方向に沿って延設された規制溝92内に収容され、可動筒86の軸線O回りの回転を規制する。
各リンクアーム87は、一端部が可動筒86に各別に回動可能に連結され、他端部が各扉板85に各別に回動可能に連結されている。
このように構成された吹き出し装置1では、ジョイントノブ32の回転操作に伴い、可動筒86が軸方向に移動することで、リンクアーム87を介して扉板85が回動する。これにより、ダンパ81によるケース11の前端開口部を通した空調装置内と吹き出し装置1内との連通及び遮断が切り替えられる。そして、ダンパ81の開状態において、供給ダクトを通して空調装置から送り出される空調空気は、スカート部16の前端開口部を通してダクト3内に流入する。その後、空調空気は、ダクト3内において、ボールジョイント6の内外を流通してフィン部材5内に流入し、フィン部材5における周方向で隣接する整流板35間の隙間、及びハブ部34内を通して吹き出し口4から車室内に供給される。
また、空調空気の風向きを変更する場合には、ジョイントノブ32の揺動操作に伴い、ソケット部53が球面部56の中心を支点にして軸線O回りの円錐範囲内で軸受部材52とともに揺動することで、フィン部材5がダクト3に対して収容空間S内で揺動する。これにより、吹き出し口4から吹き出される空調空気の風向きを変更できる。
ここで、本実施形態では、ソケット部53は、接地部71,72を介して軸受部材52に当接し、接地部71,72以外の部分では軸受部材52との間に空間Kをあけて配置されることになる。そのため、ソケット部53の内周面の全面と軸受部材52の外周面の全面とを面接触させる場合に比べてソケット部53と軸受部材52との接触面積を低減させることができる。これにより、軸受部材52と球面部56との間に作用する操作荷重を、軸受部材52とソケット部53との間に形成される空間Kに逃がすことができ、軸受部材52と球面部56との間に作用する面圧を低減できる。その結果、操作時におけるフィーリングを向上させることができる。また、ソケット部53が軸受部材52を介して球面部56に外装されているため、ソケット部53と軸受部材52との間に空間Kを設けた場合であっても、軸受部材52と球面部56との間に作用する操作荷重を周方向に均一に作用させることができる。
特に、本実施形態では、接地部71,72の高さ寸法等を調整することで、軸受部材52と球面部56との間に作用する操作荷重を調整することができる。この場合、球面部56の外周面または軸受部材52の内周面全体の寸法を変更して操作荷重を調整する従来の構成と異なり、操作荷重を簡単に調整でき、熟成期間(操作荷重の調整に要する期間)を短縮できる。その結果、製造効率の向上や低コスト化を図った上で、ソケット部53と球面部56との間に所望の操作荷重を付与することができる。しかも、球面部56の外周面または軸受部材52の内周面全体の寸法を変更する場合に比べて寸法誤差も小さくなるので、所望の操作荷重をより確実に付与することができる。
また、軸受部材52等の材質変更により操作荷重の調整を行う場合と異なり、材質変更に伴う成形金型の調整や成形条件の見直しが不要になる。また、軸受部材52に軟材質を用いることができるので、軸受部材52が球面部56の外面形状に倣って柔軟に変形し、外部環境の変化や経時変化による操作荷重の低下を抑制できる。
その結果、製造効率の向上や低コスト化を図った上で、フィーリングを確実に向上させることができる。
また、本実施形態では、接地部71,72が周方向に間隔をあけて配設されているため、操作荷重を周方向に均一に作用させることができる。これにより、更なるフィーリングの向上を図ることができる。
さらに、本実施形態では、第2接地部72における径方向の内側端面が径方向の内側に向けて凸の湾曲面とされているため、第2接地部72と軸受部材52との接触面積を小さくすることができ、軸受部材52と球面部56との間に作用する操作荷重を小さくすることができる。
さらに、本実施形態では、幅の異なる複数の接地部71,72を備えているため、接地部71,72の高さ寸法の変更に伴う操作荷重の調整を複数段階に分けて行うことができる。すなわち、第1接地部71の高さ寸法を変更することで、操作荷重を大きく変更(粗調整)することができ、第2接地部72の高さ寸法を変更することで、操作荷重を小さく変更(微調整)することができる。これにより、球面部56と軸受部材52との間に適度な操作荷重を付与することができる。なお、操作荷重の調整を行う場合には、第2接地部72の高さを優先的に変更することが好ましい。
また、本実施形態では、軸受部材52(係合爪76)とソケット部53とを連結する係合孔66が第2接地部72と周方向で同等の位置に形成されているため、ソケット部53のうち、第2接地部72以外の部分に係合孔等の連結手段を設ける場合に比べて係合孔66の厚さ(深さ)を確保できる。そのため、軸受部材52の係合爪76と、ソケット部53の係合孔66と、の係り量を十分に確保することができ、ソケット部53からの軸受部材52の外れを防止できる。なお、本実施形態では、連結手段として軸受部材52の係合爪76が係合される係合孔66をソケット部53に形成した場合について説明したが、これに限らず、ソケット部53に係合爪を形成し、軸受部材52に係合孔を形成する構成であっても構わない。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、軸受部材52を半割構造にした場合について説明したが、これに限らず、筒状に一体形成しても構わない。但し、軸受部材52を半割構造とすることで、ソケット部53との間の組付精度を確保し易くなるという効果を奏する。
また、上述した実施形態では、ソケット部53を、ジョイントノブ32と別体で形成した場合について説明したが、これに限らず、一体で形成しても構わない。
また、上述した実施形態では、幅の異なる2種類の接地部71,72を設ける構成について説明したが、これに限らず、接地部71,72は1種類でも3種類以上の複数種類であっても構わない。また、接地部71,72の配設ピッチ等についても適宜設計変更が可能である。
さらに、上述した実施形態では、接地部71,72が軸方向に沿って延設された構成について説明したが、これに限られない。例えば、接地部は、周方向に沿って延設されたり、点状に形成されたりしても構わない。
また、上述した実施形態では、ダクト3側にジョイント部51を設け、フィン部材5側にソケット部53を設けた場合について説明したが、これとは逆にダクト3側にソケット部53を設け、フィン部材5側にジョイント部51を設けても構わない。
さらに、上述した実施形態では、車両用の吹き出し装置1に本発明のボールジョイント6を採用する構成について説明したが、これに限らず、種々の構成に本発明のボールジョイント6を採用することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
6…ボールジョイント
51…ジョイント部
52…軸受部材
53…ソケット部
56…球面部
66…係合孔(連結手段)
71…第1接地部(接地部)
72…第2接地部(接地部)

Claims (4)

  1. 球面部と、
    前記球面部に摺動可能に外装された軸受部材と、
    前記軸受部材に外装され、前記球面部に対して前記軸受部材と一体で揺動するソケット部と、を備え、
    前記ソケット部は、前記軸受部材の外周面に向けて突出する接地部を介して前記軸受部材に当接していることを特徴とするボールジョイント。
  2. 前記接地部は、リブ状に延設されるとともに、前記ソケット部の周方向に間隔をあけて配設されていることを特徴とする請求項1記載のボールジョイント。
  3. 前記接地部は、前記軸受部材の外周面に倣った形状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のボールジョイント。
  4. 前記接地部には、前記軸受部材と前記ソケット部とを連結する連結手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のボールジョイント。
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