JP2016116611A - 打球判定装置、打球判定システム、打球判定方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】プレイヤーの作業なしで簡単にかつ精度よく打球の位置を判定する。
【解決手段】打球判定装置は、運動器具およびユーザーの少なくとも一方に装着されたモーションセンサーから、センサー信号を取得する第1取得部と、位置情報を取得する第2取得部と、複数のエリアを含む地図情報を取得する第3取得部と、前記センサー信号に基づいてショットを検出するショット検出部と、前記ショットが検出されたときの前記位置情報に基づいて、ショット位置を計測する位置計測部と、前記ショット位置が前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定するエリア判定部とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】打球判定装置は、運動器具およびユーザーの少なくとも一方に装着されたモーションセンサーから、センサー信号を取得する第1取得部と、位置情報を取得する第2取得部と、複数のエリアを含む地図情報を取得する第3取得部と、前記センサー信号に基づいてショットを検出するショット検出部と、前記ショットが検出されたときの前記位置情報に基づいて、ショット位置を計測する位置計測部と、前記ショット位置が前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定するエリア判定部とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、打球判定装置、打球判定システム、打球判定方法、およびプログラムに関する。
特許文献1には、人間の手の甲に装着した加速度センサーから得られる、スイング(ショット)のインパクト時の加速度に基づいて、打球方向や打球の飛距離を判定するスイング診断装置が記載されている。
ところで、ゴルフのプレイヤーは、ゴルフを上達するために、例えば、ティーショットのうちどのくらいが打球をフェアウェイに乗せることができたかを表す指標(フェアウェイキープ率)を知りたい。フェアウェイキープ率を求めるには、プレイヤーは、例えば、ティーショットを行う度にメモを取って後に集計する必要がある。また、フェアウェイキープ率に限らず、打球がホール内のどのエリア(例えば、フェアウェイ、ラフ、バンカーなど)に位置するかの判断、すなわち打球の位置の判断が必要な指標を求めるには、プレイヤーがショットを行う度にメモを取る必要があり、非常に煩わしいし、誤りが発生することもある。
特許文献1の技術では、ゴルフコース上の打球の位置を判断することはできない。また、打球の位置に基づくフェアウェイキープ率等の指標を求めることはできない。
そこで、本発明は、プレイヤーの作業なしで簡単にかつ精度よく打球の位置を判定することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の一態様は、打球判定装置であって、運動器具およびユーザーの少なくとも一方に装着されたモーションセンサーから、センサー信号を取得する第1取得部と、位置情報を取得する第2取得部と、複数のエリアを含む地図情報を取得する第3取得部と、前記センサー信号に基づいてショットを検出するショット検出部と、前記ショットが検出されたときの前記位置情報に基づいて、ショット位置を計測する位置計測部と、前記ショット位置が前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定するエリア判定部とを有する。これにより、プレイヤーの作業なしで簡単にかつ精度よくボールの停止位置及び当該ボールの停止位置のエリアを判定することができる。
前記打球判定装置において、前記位置計測部は、Nを2以上の整数とした場合に、N番目のショットの前記ショット位置を、N−1番目のショットにより打たれたボールの停止位置として計測し、前記エリア判定部は、前記N−1番目のショットの前記ボールの停止位置が、前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定してもよい。これにより、各ショットによるボールの停止位置およびそのエリアを順次記録することができる。
前記打球判定装置において、前記ショット検出部は、ボールへのインパクトを検出した場合に前記ショットを検出してもよい。これにより、ショット位置をより正確に検出することができる。
前記打球判定装置において、前記エリア判定部は、ゴルフコースを構成するホールごとに、各ショットの前記ボールの停止位置について判定し、前記打球判定装置は、1番目のショットの前記ボールの停止位置がフェアウェイに含まれるホール数に基づいて、フェアウェイキープ率を算出する集計部を有してもよい。これにより、プレイヤーの上達に役立つ情報として、正確なフェアウェイキープ率を簡単に提示することができる。
前記打球判定装置において、前記エリア判定部は、ゴルフコースを構成するホールごとに、各ショットの前記ボールの停止位置について判定し、前記打球判定装置は、パーオンの規定ショット数に対応するショットの前記ボールの停止位置がグリーンに含まれるホール数に基づいて、パーオン率を算出する集計部を有してもよい。これにより、プレイヤーの上達に役立つ情報として、正確なパーオン率を簡単に提示することができる。
前記打球判定装置は、前記ボールの停止位置間の距離に基づいて、各ショットの飛距離を計測する飛距離計測部を有してもよい。これにより、簡単にかつ精度よく飛距離を求めることができる。
前記打球判定装置は、各ショットについて、前記飛距離及び前記ボールの停止位置が含まれるエリアの少なくとも一方に基づいて、評価するショット評価部を有してもよい。これにより、簡単にかつ精度よくショットを評価することができる。
前記打球判定装置において、前記ショット評価部は、前記ショットの前記飛距離が所定飛距離を超えており、かつ、前記ショットの前記ボールの停止位置が含まれるエリアがフェアウェイである場合に、前記ショットをナイスショットと評価してもよい。これにより、どのショットがナイスショットであるかを評価してユーザーに伝えることができる。
前記打球判定装置において、前記ショット評価部は、前記ショットの前記飛距離が所定飛距離未満である場合に、前記ショットをミスショットと評価してもよい。これにより、どのショットがミスショットであるかを評価してユーザーに伝えることができる。
前記打球判定装置は、前記第2取得部は、前記ユーザーが携帯するGPS受信部から前記位置情報を取得してもよい。これにより、GPS受信機をユーザーに装着すれば簡単に位置情報を取得することができる。
前記打球判定装置において、前記ショット検出部は、前記センサー信号に基づいて、又は所定の操作入力に基づいて、ホールの終了を検出し、前記位置計測部は、前記ホールの終了が検出されたときの前記位置情報を、当該ホールにおける最後のショットの前記ボールの停止位置として計測し、前記エリア判定部は、前記最後のショットの前記ボールの停止位置が、前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定してもよい。これにより、ホールの最後のショットのボールの停止位置を判定できるため、各ホールの全ショットのボールの停止位置を記録することができる。
上記の課題を解決する本発明の他の態様は、打球判定システムであって、運動器具およびユーザーの少なくとも一方に装着されるモーションセンサーと、GPS受信部と、前記モーションセンサーから、センサー信号を取得する第1取得部と、前記GPS受信部から位置情報を取得する第2取得部と、複数のエリアを含む地図情報を取得する第3取得部と、前記センサー信号に基づいてショットを検出するショット検出部と、前記ショットが検出されたときの前記位置情報に基づいて、ショット位置を計測する位置計測部と、前記ショット位置が前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定するエリア判定部とを有する。これにより、プレイヤーの作業なしで簡単にかつ精度よくボールの停止位置及び当該ボールの停止位置のエリアを判定することができる。
上記の課題を解決する本発明のさらに他の態様は、打球判定方法であって、運動器具およびユーザーの少なくとも一方に装着されたモーションセンサーから、センサー信号を取得する第1取得工程と、位置情報を取得する第2取得工程と、複数のエリアを含む地図情報を取得する第3取得工程と、前記センサー信号に基づいてショットを検出するショット検出工程と、前記ショットが検出されたときの前記位置情報に基づいて、ショット位置を計測する位置計測工程と、前記ショット位置が前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定するエリア判定工程とを含む。これにより、プレイヤーの作業なしで簡単にかつ精度よくボールの停止位置及び当該ボールの停止位置のエリアを判定することができる。
上記の課題を解決する本発明のさらに他の態様は、プログラムであって、運動器具およびユーザーの少なくとも一方に装着されたモーションセンサーから、センサー信号を取得する第1取得工程と、位置情報を取得する第2取得工程と、複数のエリアを含む地図情報を取得する第3取得工程と、前記センサー信号に基づいてショットを検出するショット検出工程と、前記ショットが検出されたときの前記位置情報に基づいて、ショット位置を計測する位置計測工程と、前記ショット位置が前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定するエリア判定工程とをコンピューターに実行させる。これにより、プレイヤーの作業なしで簡単にかつ精度よくボールの停止位置及び当該ボールの停止位置のエリアを判定することができる。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。各実施形態では、ゴルフを例に上げて説明する。ゴルフでは、運動器具としてゴルフクラブが挙げられる。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態に係る打球判定システムの外観の一例を示す図である。
図1は、本発明の第一実施形態に係る打球判定システムの外観の一例を示す図である。
打球判定システム1は、打球判定装置2と、センサー装置3とを備える。打球判定装置2とセンサー装置3は、互いに通信可能に有線又は無線により接続される。図1の例では、打球判定装置2は、ユーザーPの腰に装着され、センサー装置3は、クラブCに装着されている。もちろん、打球判定装置2の装着位置は、特に限定されず、例えば、ユーザーPの背中、脚、クラブCなどであってもよい。また、センサー装置3の装着位置は、特に限定されず、例えば、ユーザーPの手の甲、手首などであってもよい。
打球判定装置2は、センサー装置3から出力される信号に基づいて、ユーザーPによるクラブCを使ったショット時のスイングを検出する。本実施形態では、ショットとは、スイング動作によりボールを飛ばす(打つ)行為を意味する(ストロークと呼んでもよい)。また、打球とは、ショットにより飛ばされた(打たれた)ボールを意味し、ショット位置は、ボールを打った場所を意味し、ボール停止位置(又は単に停止位置)は、打球が停止した位置(ショット後のボールの停止位置)を意味する。本実施形態では、クラブCには、ドライバー、アイアン、パター等が含まれる。また、ショットには、ドライバー等によるショットの他、パター等によるパッティングも含まれる。
また、打球判定装置2は、後述するGPS(Global Positioning System)受信部11から出力される信号に基づいて、ボール停止位置を計測したり、打球のあるエリアを判定したりする。打球判定装置2は、例えば、スマートフォンやタブレットなどの携帯型端末により実現することができる。
センサー装置3は、測定対象物の動きを検出して信号を出力するモーションセンサーを複数備える。本実施形態では、複数のモーションセンサーは、角速度センサー(ジャイロセンサーともいう)と加速度センサーである。角速度センサーは、検出軸回りの角速度を検出し、検出した角速度の大きさに応じた出力信号を出力する。本実施形態では、角速度センサーは、3軸(x軸、y軸、z軸)の軸回りの角速度をそれぞれ検出する。加速度センサーは、検出軸方向の加速度を検出し、検出した加速度の大きさに応じた出力信号を出力する。本実施形態では、加速度センサーは、3軸(x軸、y軸、z軸)方向の加速度をそれぞれ検出する。
図2は、打球判定システムの構成の一例を示すブロック図である。
打球判定装置2は、制御部10と、GPS受信部11と、第1の通信部12と、第2の通信部13と、記憶部14と、操作部15と、表示部16とを備える。
GPS受信部11は、GPS衛星からの信号を受信して、受信した信号に基づいて現在位置情報(例えば、緯度及び経度)を算出し、出力する。GPS受信部11は、例えば周期的に信号を受信して現在位置情報を出力する。GPS受信部11は、例えば、GPS受信機などで実現することができる。
第1の通信部12は、携帯電話回線、インターネット等のネットワークに接続し、情報の送受信を行う。第1の通信部12は、例えば、ネットワーク・インターフェイス装置などで実現することができる。
第2の通信部13は、センサー装置3に接続し、センサー信号の受信や制御信号の送受信を行う。第2の通信部13は、例えば、ネットワーク・インターフェイス装置などで実現することができる。
記憶部14は、制御部10が処理に使用するデータなどを記憶する。記憶部14は、例えば、フラッシュROM(Read Only Memory)などの不揮発性の記憶装置で実現することができる。
本実施形態では、記憶部14には、ユーザーのショットに関する情報が記憶される。図3は、ショット情報のデータ構造の一例を示す図である。ショット情報は、ゴルフコースを構成するホールを識別するホール番号141と、当該ホールにおけるショットの回数及び順番を示すショット番号142と、当該ショットにより飛ばされたボールが停止した地図上の位置を示す停止位置143と、当該ショットにより飛ばされたボールが位置するエリアの種別を示す打球エリア144とを対応付けたレコードを含む。ここで、地図は、ゴルフコースの地図であり、ゴルフコースを構成する各ホールの地図を含む。また、地図は、各ホールについて、当該ホールを構成するエリアの種別(例えば、ティーイングラウンド、フェアウェイ、ラフ、バンカー、グリーン、カップなど)や、各エリアの座標範囲などを含む。
図2の説明に戻って、操作部15は、ユーザーの操作入力を受け付け、操作に応じた操作信号を制御部10に出力する。操作部15は、例えば、キー、タッチセンサー、タッチパネルなどの入力装置で実現することができる。
表示部16は、画面を表示する。表示部16は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどで実現することができる。
制御部10は、打球判定装置2を統合的に制御する。制御部10は、センサー情報取得部(本発明の第1取得部に相当する)101と、位置情報取得部(本発明の第2取得部に相当する)102と、地図情報取得部(本発明の第3取得部に相当する)103と、ショット検出部104と、停止位置計測部(本発明の位置計測部に相当する)105と、打球エリア判定部(本発明のエリア判定部に相当する)106と、集計部107と、出力部108とを備える。
制御部10は、例えば、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)、揮発性の記憶装置であるRAM(Random Access Memory)、不揮発性の記憶装置であるROM、制御部10と他のユニットを接続するインターフェイス(I/F)回路、これらを互いに接続するバス、などを備えるコンピューターにより実現することができる。コンピューターは、画像処理回路など各種の専用処理回路を備えていてもよい。また、制御部10は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などにより実現されてもよい。
上記の制御部10の機能(センサー情報取得部101、位置情報取得部102、地図情報取得部103、ショット検出部104、停止位置計測部105、打球エリア判定部106、集計部107、出力部108)の少なくとも一部は、例えば、CPUがROMに格納された所定のプログラムをRAMに読み出して実行することにより実現することができる。当該所定のプログラムは、例えばOS(Operating System)上で動作するアプリケーションプログラムであり、持ち運び可能な記憶媒体から読み出して打球判定装置2にインストールしたり、ネットワーク上のサーバーからダウンロードして打球判定装置2にインストールしたりすることができる。もちろん、制御部10の機能の少なくとも一部は、例えば、専用処理回路により実現してもよい。また、制御部10の機能の少なくとも一部は、例えば、CPU及び専用処理回路の両方により実現されてもよい。
センサー情報取得部101は、センサー装置3から第2の通信部13を介してセンサー信号を取得する。センサー情報取得部101は、例えば、所定サンプリング周期でセンサー信号を取得する。上述したように、本実施形態では、センサー信号は、3軸(x軸、y軸、z軸)の軸回りの角速度の大きさに応じた信号と、3軸(x軸、y軸、z軸)方向の加速度の大きさに応じた信号とを含む。取得されたセンサー信号は、例えばRAMや記憶部14等の記憶装置に記憶される。
位置情報取得部102は、GPS受信部11から現在の位置情報を取得する。取得された位置情報は、例えばRAMや記憶部14等の記憶装置に記憶される。
地図情報取得部103は、ネットワーク上のサーバー等から第1の通信部12を介してゴルフコースの地図情報を取得する。取得された地図情報は、例えばRAMや記憶部14等の記憶装置に記憶される。
ショット検出部104は、取得されたセンサー信号に基づいて、ショットを検出する。本実施形態では、ショット検出部104は、ショット時のスイングを検出し、スイング動作のうちクラブヘッドがボールに当たるインパクトのタイミングを検出し、このタイミングをショットのタイミングとして検出する。ショットの検出手順は、特に限定されないが、例えば下記のような手順を採用することができる。
まず、ショット検出部104は、例えば、各軸回りの角速度及び各軸方向の加速度が、所定時間(例えば2秒)の間、安定している(例えば所定の閾値範囲内に収まっている)か否かを判定する。角速度及び加速度が安定していると判定した場合に、ショット検出部104は、スイングの開始タイミングを検出する。もちろん、センサー信号が安定しているか否かの判定方法は、上記に限られず、例えば、各軸回りの角速度及び各軸方向の加速度の変化が、所定の変化パターン(例えばワッグルの変化パターン)に一致又は近似する場合に、スイングの開始タイミングを検出してもよい。なお、全ての軸回りの角速度及び全ての軸方向の加速度を用いずに一部を用いるようにしてもよい。また、ショット検出部104は、例えば、操作部15を介して、ユーザー等からスイング開始の指示を受け付けて、スイングの開始タイミングとして検出するようにしてもよい。
スイングの開始タイミングが検出された後、所定時間(例えば3秒)の間、ショット検出部104は、所定サンプリング周期毎に、各軸回りの角速度の大きさの和(ノルムという)を計算する。そして、ショット検出部104は、所定時間の間で角速度のノルムが最大となるタイミングをインパクトのタイミングとして検出する。他の方法としては、ショット検出部104は、所定サンプリング周期毎に、角速度のノルムを時間で微分する。そして、ショット検出部104は、計算した角速度のノルムの微分の値が最大となるタイミングと最小となるタイミングのうち、先のタイミングをインパクトのタイミングとして検出する。もちろん、インパクトのタイミングの検出方法は、上記に限られず、例えば全ての軸回りの角速度を用いずに一部を用いるようにしてもよい。
上記のようにして、ショット検出部104は、スイングを検出するとともに、当該スイング動作中のインパクトのタイミングをショットとして検出することができる。
停止位置計測部105は、ショット検出部104によりショットが検出された場合に、記憶装置に記憶されている現在位置情報を取得する。なお、記憶装置には、位置情報取得部102により取得された最新の現在位置情報が記憶される。また、停止位置計測部105は、取得した現在位置情報を、検出されたショット(今回のショット、ショット番号N)の1つ前のショット(前回のショット、ショット番号N−1)の停止位置143として、ショット情報140に設定する。なお、取得した現在位置情報は、検出されたショット(今回のショット、ショット番号N)のショット位置でもある。
打球エリア判定部106は、ショットのボール停止位置と、記憶装置に記憶されているゴルフコースの地図情報とに基づいて、当該停止位置がいずれのエリア(例えば、ティーイングラウンド、フェアウェイ、ラフ、バンカー、グリーン、カップなど)に含まれているかを判定する。また、打球エリア判定部106は、判定したエリアの種別を、対応するショットの打球エリア144として、ショット情報140に設定する。
集計部107は、ショット情報140に基づいて、ゴルフに関する各種指標を算出する。なお、ゴルフコースの地図情報は、各ホールの規定打数等の情報を含むものとする。
例えば、集計部107は、各ホール(パー3のホールを除く)について、ショット番号142が「1」のレコードの打球エリア144を参照し、打球エリア144が「フェアウェイ」であるホールの数を、総ホール数(パー3のホールを除く)で割って、フェアウェイキープ率を算出する。また、例えば、集計部107は、各ホールについて、パーオンの規定打数(例えば、パー3のホールでは1打、パー4のホールでは2打又は1打、パー5のホールでは3打、2打、又は1打)に対応するショット番号142のレコードの打球エリア144を参照し、打球エリア144が「グリーン」であるホールの数を、総ホール数で割って、パーオン率を算出する。
もちろん、集計部107は、ショット情報140に基づいて、平均ストローク(1ラウンド当たりの平均ストローク)、平均パット(1ホール当たりの平均パット数)、パーキープ率(パー以上のホール数/総ホール数)、バーディー率(バーディー以上のホール数/総ラウンド数)、イーグル率(総ラウンド数/イーグル数)、リカバリー率(パーオンしなかったがパー以上であったホール数/パーオンしなかったホール数)、サンドセーブ率(グリーンサイドのバンカーから2打以内でカップインしたホール数/グリーンサイドのバンカーに打球がインしたホール数)などの各種指標を算出してもよい。
出力部108は、ショット情報140や各種指標を含む画面を生成し、表示部16に出力して表示させる。出力部108は、生成した画面を、第1の通信部12等を介して、PC(Personal Computer)、タブレットPC、スマートフォン、HMD(Head Mount Display)などの外部のデバイスに出力して、表示させるようにしてもよい。
次に、上述の打球判定装置2の動作例について説明する。
図4は、ショット情報生成処理の一例を示すフローチャートである。本フローチャートは、例えば、ユーザーによりゴルフコース及びホール番号が指定された場合に開始される。
なお、センサー信号は、センサー情報取得部101により所定サンプリング周期で取得され、記憶装置に記憶される。また、現在位置情報は、位置情報取得部102により周期的に取得されて、最新のものが記憶装置に記憶される。また、指定されたゴルフコースの地図情報は、地図情報取得部103により取得され、記憶装置に記憶される。
まず、ショット検出部104は、ショット番号Nを1に設定する(ステップS10)。
それから、ショット検出部104は、ショットがあったか否かを判定する(ステップS20)。具体的には上述したように、ショット検出部104は、センサー信号に基づいて、スイングの開始タイミング及びスイング中のインパクトのタイミングを検出する処理を行う。そして、ショット検出部104は、インパクトのタイミングを検出した場合に、ショットがあったと判定する。
ショットがあったと判定された場合(ステップS20でY)、停止位置計測部105は、記憶装置に記憶されている最新の現在位置情報を取得する(ステップS30)。また、打球エリア判定部106は、ステップS30で取得された現在位置情報と、記憶装置に記憶されているゴルフコースの地図情報とに基づいて、当該現在位置情報が示すボールの停止位置がいずれのエリアに含まれているかを判定する(ステップS40)。
それから、ショットN−1の情報が記録される(ステップS50)。具体的には、ショット検出部104は、指定されたホール番号と、設定されているショット番号Nから1を差し引いたショット番号とを含むレコードを、ショット情報140に追加する。また、停止位置計測部105は、追加されたレコードに、ステップS30で取得した現在位置情報を停止位置として設定する。また、打球エリア判定部106は、追加されたレコードに、ステップS40で判定したエリアの種別を打球エリアとして設定する。
例えば図3に示すように、1打目が行われた際には、ショット番号「0」のレコードがショット情報140に追加され、0打目時点の停止位置及び打球エリアが設定される。また、2打目が行われた際には、ショット番号「1」のレコードがショット情報140に追加され、1打目により飛ばされたボールの停止位置及び打球エリアが設定される。このように、N打目が行われた際には、ショット番号N−1のレコードがショット情報140に追加され、N−1打目により飛ばされたボールの停止位置及び打球エリアが設定される。
図4の説明に戻って、それから、ショット検出部104は、ショット番号Nに1を足し(ステップS60)、再びステップS20の処理を実行する。
ショットがないと判定した場合(ステップS20でN)、ショット検出部104は、指定されたホールのプレイが終了したか否かを判定する(ステップS70)。具体的には、ショット検出部104は、例えば、操作部15を介して、ユーザーからホール終了の指示を受け付けて、ホールの終了を検出する。この場合、ユーザーは、例えばボールがカップインした場合に、カップの傍で、操作部15からホール終了の指示を入力すればよい。もちろん、ホール終了の検出方法は、限定されず、例えば、ショット検出部104は、センサー信号に基づいて、角速度及び加速度の所定の変化を検出した場合に、ホールの終了を検出するようにしてもよい。この場合、ユーザーは、例えばボールがカップインした場合に、カップの傍で、クラブを使った所定のジェスチャー動作を行えばよい。
ホールのプレイが終了していないと判定された場合(ステップS70でN)、ショット検出部104は、再びステップS20の処理を実行する。
ホールのプレイが終了したと判定された場合(ステップS70でY)、停止位置計測部105は、記憶装置に記憶されている最新の現在位置情報を取得する(ステップS80)。また、打球エリア判定部106は、ステップS80で取得された現在位置情報と、記憶装置に記憶されているゴルフコースの地図情報とに基づいて、当該現在位置情報が示すボールの停止位置がいずれのエリアに含まれているかを判定する(ステップS90)。
それから、ショットN−1の情報が記録される(ステップS100)。具体的には、ショット検出部104は、指定されたホール番号と、設定されているショット番号Nから1を差し引いたショット番号とを含むレコードを、ショット情報140に追加する。また、停止位置計測部105は、追加されたレコードに、ステップS80で取得した現在位置情報を停止位置として設定する。また、打球エリア判定部106は、追加されたレコードに、ステップS90で判定したエリアの種別を打球エリアとして設定する。ステップS100の終了後、ショット検出部104は、本フローチャートに示す処理を終了する。
なお、例えば図3に示すように、4打目の後に指定ホールのプレイの終了が検出された際には、ショット番号「4」のレコードがショット情報140に追加され、4打目によりパッティングされたボールの停止位置及び打球エリア(カップ)が設定される。
以上のようなショット情報生成処理は、指定されたホールごとに実行され、各ホールのショット情報が記憶装置に蓄積される。なお、集計部107は、上述のショット情報生成処理により生成されたショット情報140に基づいて、フェアウェイキープ率等の各種指標を算出する。
出力部108は、ユーザーの操作に応じて、例えば図5(ショット情報及び統計情報を表示する画面の一例を示す図)に示すような画面500を生成し、表示部16に出力して表示させる。
画面500には、ショット情報領域510、ホール画像領域520、統計情報領域530等が含まれる。
出力部108は、ホール番号、当該ホール番号が示すホールにおけるショット番号、及び当該ショット番号が示すショットによる打球の打球エリアを、ショット情報領域510に表示する。出力部108は、例えば、操作部15を介して、ホール番号及びショット番号の指定を受け付け、指定されたホール番号及びショット番号をショット情報領域510に表示するとともに、指定されたホール番号及びショット番号に関連付けられた打球エリアをショット情報140から取得して、ショット情報領域510に表示する。
また、出力部108は、指定されたホール番号が示すホールの地図情報に基づいて、当該ホールの地図をホール画像領域520に表示する。また、出力部108は、少なくとも、指定されたホール番号及びショット番号に関連付けられた停止位置をショット情報140から取得し、当該停止位置を示す画像を、地図座標に対応させて地図上に表示する。なお、指定されたショット番号に関連付けられた停止位置に加え、当該ショット番号の1つ前、又は2つ以上前のショット番号に関連付けられた停止位置を表示するようにしてもよい。図5の例では、ショット番号に「2」が指定されており、ホールの地図上には、ショット番号「2」のボールの停止位置Aと、ショット番号「1」のボールの停止位置Bと、ショット番号「0」のボールの停止位置Cとが表示されている。
また、出力部108は、集計部107により算出されたフェアウェイキープ率を、統計情報領域530に表示する。もちろん、出力部108は、集計部107により算出された他の指標を統計情報領域530に表示してもよい。
以上、本発明の第一実施形態について説明した。本実施形態によれば、例えば、打球判定装置は、プレイヤーによるショットを検出し、ショットを検出した際の位置情報を取得する。これにより、プレイヤーの作業なしで簡単にかつ精度よくボール停止位置を判定することができる。また、本実施形態によれば、例えば、打球判定装置は、取得した位置情報がいずれのエリアに含まれるかを判定する。これにより、簡単にかつ精度よくボール停止位置のエリアを判定することができる。
また、本実施形態によれば、例えば、打球判定装置は、N番目のショットのショット位置を、N−1番目のショット後のボール停止位置として計測する。これにより、各ショットのボール停止位置およびそのエリアを順次記録することができる。また、本実施形態によれば、例えば、打球判定装置は、各ホールの1番目のショットのボール停止位置のエリアに基づいてフェアウェイキープ率を算出する。これにより、プレイヤーの上達に役立つ情報として、正確なフェアウェイキープ率を簡単に提示することができる。また、本実施形態によれば、例えば、打球判定装置は、各ホールのパーオンの規定ショット数に対応するショットのボール停止位置のエリアに基づいてパーオン率を算出する。これにより、プレイヤーの上達に役立つ情報として、正確なパーオン率を簡単に提示することができる。
また、本実施形態によれば、例えば、打球判定装置は、スイング中のインパクトのタイミングを検出し、このタイミングに基づいて位置情報を取得する。これにより、ショット位置をより正確に検出することができる。また、本実施形態によれば、例えば、打球判定装置は、センサー信号に基づいて、又は所定の操作入力に基づいて、ホールの終了を検出し、そのときの位置情報を最後のショット後のボール停止位置として計測する。これにより、ホールの最後のショットのボール停止位置を判定できるため、各ホールの全ショットのボール停止位置を記録することができる。
<第二実施形態>
第二実施形態では、ショットのボール停止位置及び打球エリアに加え、ショットの打球の飛距離、及びショットの評価を求める。以下では、第一実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略し、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
第二実施形態では、ショットのボール停止位置及び打球エリアに加え、ショットの打球の飛距離、及びショットの評価を求める。以下では、第一実施形態と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略し、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
図6は、本発明の第二実施形態に係る打球判定システムの構成の一例を示すブロック図である。
制御部10は、第一実施形態で示した各部に加え、飛距離計測部109と、ショット評価部110を備える。
記憶部14には、図7(ショット情報のデータ構造の一例を示す図)に示すようなショット情報140が記憶される。ショット情報140は、第一実施形態で示したデータ項目に加え、ショットにより飛ばされたボールの飛距離145と、当該ショットの評価を示すショット評価146とを含む。ショット評価には、所定規則により決定された評価値(例えば、悪い、普通、良いなど)が設定される。
図6の説明に戻って、飛距離計測部109は、連続する2つのショットのボール停止位置間の距離を、打球の飛距離として算出する。また、飛距離計測部109は、算出した飛距離を、検出されたショット(今回のショット、ショット番号N)の1つ前のショット(前回のショット、ショット番号N−1)の飛距離145として、ショット情報140に設定する。
ショット評価部110は、ショットの飛距離と当該ショットの打球エリアとに基づいて、所定規則により、当該ショットを評価する。例えば、ショット評価部110は、過去のショット情報140から平均飛距離を算出し、評価対象のショットの飛距離が平均飛距離を超えており、かつ、当該ショットの打球エリアが「フェアウェイ」である場合に、当該ショットを「良い」あるいは「ナイスショット」と評価する。また例えば、評価対象のショットの飛距離が所定距離未満であったり、当該ショットの打球エリアが「バンカー」であったりする場合に、当該ショットを「悪い」あるいは「ミスショット」と評価する。ショット評価部110は、決定したショットの評価を、対応するショットのショット評価146として、ショット情報140に設定する。
もちろん、ショットの評価方法は、上記に限られない。例えば、ショットの飛距離のみ、又は、ショットの打球エリアのみに基づいて、ショットを評価してもよい。
図8は、ショット情報生成処理の一例を示すフローチャートである。ステップS10〜S40、ステップS50〜S60、ステップS70〜S90、及びステップS100は、図4と同様であるので説明を省略する。
ステップS40の後、飛距離計測部109は、ショットの飛距離を算出する(ステップS42)。具体的には、飛距離計測部109は、ショット情報140に含まれるショット番号N−2の停止位置143と、ステップS30で取得された停止位置(ショット番号N−1の停止位置)との差分を求めることで、ショット番号N−1の飛距離を算出する。なお、飛距離計測部109は、ショット番号Nが2以上である場合に、ステップS42の処理を実行する。
また、ショット評価部110は、ショットの評価を行う(ステップS44)。具体的には上述したように、ショット評価部110は、ステップS42で算出された飛距離と、ステップS40で判定された打球エリアとに基づいて、所定規則により、当該ショットを評価する。
なお、ステップS50では、飛距離計測部109は、ショット情報140に追加されたレコード(ショット番号N−1のレコード)に、ステップS42で算出した飛距離を飛距離145として設定する。また、ショット評価部110は、当該追加されたレコードに、ステップS44で決定された評価をショット評価146として設定する。
ステップS90の後、飛距離計測部109は、ショットの飛距離を算出する(ステップS92)。具体的には、飛距離計測部109は、ショット情報140に含まれるショット番号N−2の停止位置143と、ステップS80で取得された停止位置(ショット番号N−1の停止位置)との差分を求めることで、ショット番号N−1の飛距離を算出する。なお、飛距離計測部109は、ショット番号Nが2以上である場合に、ステップS92の処理を実行する。
また、ショット評価部110は、ショットの評価を行う(ステップS94)。具体的には上述したように、ショット評価部110は、ステップS92で算出された飛距離と、ステップS90で判定された打球エリアとに基づいて、所定規則により、当該ショットを評価する。
なお、ステップS100では、飛距離計測部109は、ショット情報140に追加されたレコード(ショット番号N−1のレコード)に、ステップS92で算出した飛距離を飛距離145として設定する。また、ショット評価部110は、当該追加されたレコードに、ステップS94で決定された評価をショット評価146として設定する。
出力部108は、ユーザーの操作に応じて、図9(ショット情報及び統計情報を表示する画面の一例を示す図)、図10(ショット情報及び統計情報を表示する画面の他の例を示す図)などに示すような画面500を生成し、表示部16に出力して表示させる。
図5と異なり、ショット情報領域510には、ホール番号、当該ホール番号が示すホールにおけるショット番号、及び当該ショット番号が示すショットによる打球の打球エリアに加え、当該ショットの飛距離、及び当該ショットの評価が表示される。出力部108は、例えば、指定されたホール番号及びショット番号に関連付けられた飛距離及びショット評価をショット情報140から取得して、ショット情報領域510に表示する。図9の例では、ショット番号「2」のボールの停止位置Aは、フェアウェイ内であり、ショット評価は「良い」と表示されている。図10の例では、ショット番号「2」のボールの停止位置Aは、バンカー内であり、ショット評価は「悪い」と表示されている。
以上、本発明の第二実施形態について説明した。本実施形態によれば、例えば、打球判定装置は、ボールの停止位置間の距離に基づいてショットの飛距離を計測する。これにより、簡単にかつ精度よく飛距離を求めることができる。また、本実施形態によれば、例えば、打球判定装置は、各ショットの飛距離と停止位置に基づいてショットを評価する。これにより、簡単にかつ精度よくショットを評価することができる。
<変形例>
本発明は、上述の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記の各実施形態には、例えば下記のような変形を加えてもよい。
本発明は、上述の各実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記の各実施形態には、例えば下記のような変形を加えてもよい。
例えば、上記の第一実施形態及び第二実施形態において、集計部の機能は必須ではない。また、例えば、第二実施形態において、ショット評価部の機能は必須ではない。
上記の各実施形態では、1台のセンサー装置3に複数のセンサーが含まれているが、この態様に限られない。例えば、複数のセンサー装置を用意してそれぞれのセンサー装置に1以上のセンサーを搭載し、それぞれのセンサー装置と打球判定装置を接続するようにしてもよい。この場合、複数のセンサー装置は、例えばゴルフクラブとプレイヤーに装着するなど、異なる位置に装着することができる。
上記の各実施形態では、センサー装置3は、3軸加速度センサーと3軸角速度センサーを含んでいるが、この態様に限られない。例えば、加速度センサーは、1軸又は2軸であってもよいし、角速度センサーは、1軸又は2軸であってもよい。また、例えば、センサー装置3は、加速度センサーを備えていなくてもよい。
上記の各実施形態では、打球判定装置2は、内蔵されているGPS受信部11を用いているが、この態様に限られない。例えば、打球判定装置2は、外部のGPS受信機と接続するようにしてもよい。このようにすれば、打球判定装置2は、GPS受信部を備えない場合には外付けのGPS受信機を利用できるし、GPS受信部を備えている場合でも位置情報の精度がより高いGPS受信機を利用することができる。すなわち、打球判定システム1は、打球判定装置2と、センサー装置3と、打球判定装置2に内蔵される又は外付けされるGPS受信部とにより構成することができる。また、センサー装置3がGPS受信部を内蔵し、位置情報を打球判定装置2に出力するようにしてもよい。また、例えば、位置情報取得部102は、第1の通信部12を介して、無線基地局あるいはネットワーク上のサーバー等から現在位置情報を取得するようにしてもよい。
上記の各実施形態において、集計部107は、各時点の(例えば、1ヵ月毎、1年毎など)のフェアウェイキープ率を記憶装置に記録するようにしてもよい。この場合、出力部108は、各時点のフェアウェイキープ率を表示(例えば、時系列にグラフ表示)してもよい。パーオン率など他の指標についても、各時点の値を記録し、表示するようにしてもよい。
上記の各実施形態では、打球判定装置2は、ショット情報を記憶部14等の記憶装置に蓄積するが、この態様に限られない。例えば、出力部108は、記憶装置に蓄積されたゴルフコース別の各ホールのショット情報を、ユーザー情報とともに、第1の通信部12を介してネットワーク上のサーバーに送信する。当該サーバーは、例えば、ユーザー別に、ゴルフコース別の各ホールのショット情報を蓄積する。また、サーバーは、例えば、各ユーザーのショット情報に基づいて、各種指標を算出し、指標毎にユーザーのランキング等の比較情報を生成し、WEB上で公開する。サーバーは、生成した比較情報を打球判定装置2に送信し、出力部108は、受信した比較情報を表示部16に表示させるようにしてもよい。
なお、図2、及び図6で示した打球判定装置2の構成は、打球判定装置2の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。打球判定装置2の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。また、各構成要素の処理又は機能の分担は、本発明の目的を達成できるのであれば、上述したものに限られない。
また、図4、及び図8で示したフローチャートの処理単位は、打球判定装置2の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。打球判定装置2の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。さらに、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
また、図3、及び図7に示すショット情報の構成は、図示したものに限定されない。また、図5、図9、及び図10に示す画面の構成は、図示したものに限定されない。
1:打球判定システム、2:打球判定装置、3:センサー装置、10:制御部、11:GPS受信部、12:第1の通信部、13:第2の通信部、14:記憶部、15:操作部、16:表示部、101:センサー情報取得部、102:位置情報取得部、103:地図情報取得部、104:ショット検出部、105:停止位置計測部、106:打球エリア判定部、107:集計部、108:出力部、109:飛距離計測部、110:ショット評価部、140:ショット情報、141:ホール番号、142:ショット番号、143:停止位置、144:打球エリア、145:飛距離、146:ショット評価、500:画面、510:ショット情報領域、520:ホール画像領域、530:統計情報領域、C:クラブ、P:ユーザー
Claims (14)
- 運動器具およびユーザーの少なくとも一方に装着されたモーションセンサーから、センサー信号を取得する第1取得部と、
位置情報を取得する第2取得部と、
複数のエリアを含む地図情報を取得する第3取得部と、
前記センサー信号に基づいてショットを検出するショット検出部と、
前記ショットが検出されたときの前記位置情報に基づいて、ショット位置を計測する位置計測部と、
前記ショット位置が前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定するエリア判定部と
を有する打球判定装置。 - 請求項1に記載の打球判定装置であって、
前記位置計測部は、Nを2以上の整数とした場合に、N番目のショットの前記ショット位置を、N−1番目のショットにより打たれたボールの停止位置として計測し、
前記エリア判定部は、前記N−1番目のショットの前記ボールの停止位置が、前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定する
打球判定装置。 - 請求項1又は2に記載の打球判定装置であって、
前記ショット検出部は、ボールへのインパクトを検出した場合に前記ショットを検出する
打球判定装置。 - 請求項2に記載の打球判定装置であって、
前記エリア判定部は、ゴルフコースを構成するホールごとに、各ショットの前記ボールの停止位置について判定し、
前記打球判定装置は、
1番目のショットの前記ボールの停止位置がフェアウェイに含まれるホール数に基づいて、フェアウェイキープ率を算出する集計部
を有する打球判定装置。 - 請求項2に記載の打球判定装置であって、
前記エリア判定部は、ゴルフコースを構成するホールごとに、各ショットの前記ボールの停止位置について判定し、
前記打球判定装置は、
パーオンの規定ショット数に対応するショットの前記ボールの停止位置がグリーンに含まれるホール数に基づいて、パーオン率を算出する集計部
を有する打球判定装置。 - 請求項2に記載の打球判定装置であって、
前記ボールの停止位置間の距離に基づいて、各ショットの飛距離を計測する飛距離計測部
を有する打球判定装置。 - 請求項6に記載の打球判定装置であって、
各ショットについて、前記飛距離及び前記ボールの停止位置が含まれるエリアの少なくとも一方に基づいて、評価するショット評価部
を有する打球判定装置。 - 請求項7に記載の打球判定装置であって、
前記ショット評価部は、前記ショットの前記飛距離が所定飛距離を超えており、かつ、前記ショットの前記ボールの停止位置が含まれるエリアがフェアウェイである場合に、前記ショットをナイスショットと評価する
打球判定装置。 - 請求項7に記載の打球判定装置であって、
前記ショット評価部は、前記ショットの前記飛距離が所定飛距離未満である場合に、前記ショットをミスショットと評価する
打球判定装置。 - 請求項1に記載の打球判定装置であって、
前記第2取得部は、前記ユーザーが携帯するGPS受信部から前記位置情報を取得する
打球判定装置。 - 請求項2に記載の打球判定装置であって、
前記ショット検出部は、前記センサー信号に基づいて、又は所定の操作入力に基づいて、ホールの終了を検出し、
前記位置計測部は、前記ホールの終了が検出されたときの前記位置情報を、当該ホールにおける最後のショットの前記ボールの停止位置として計測し、
前記エリア判定部は、前記最後のショットの前記ボールの停止位置が、前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定する
打球判定装置。 - 運動器具およびユーザーの少なくとも一方に装着されるモーションセンサーと、
GPS受信部と、
前記モーションセンサーから、センサー信号を取得する第1取得部と、
前記GPS受信部から位置情報を取得する第2取得部と、
複数のエリアを含む地図情報を取得する第3取得部と、
前記センサー信号に基づいてショットを検出するショット検出部と、
前記ショットが検出されたときの前記位置情報に基づいて、ショット位置を計測する位置計測部と、
前記ショット位置が前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定するエリア判定部と
を有する打球判定システム。 - 運動器具およびユーザーの少なくとも一方に装着されたモーションセンサーから、センサー信号を取得する第1取得工程と、
位置情報を取得する第2取得工程と、
複数のエリアを含む地図情報を取得する第3取得工程と、
前記センサー信号に基づいてショットを検出するショット検出工程と、
前記ショットが検出されたときの前記位置情報に基づいて、ショット位置を計測する位置計測工程と、
前記ショット位置が前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定するエリア判定工程と
を含む打球判定方法。 - 運動器具およびユーザーの少なくとも一方に装着されたモーションセンサーから、センサー信号を取得する第1取得工程と、
位置情報を取得する第2取得工程と、
複数のエリアを含む地図情報を取得する第3取得工程と、
前記センサー信号に基づいてショットを検出するショット検出工程と、
前記ショットが検出されたときの前記位置情報に基づいて、ショット位置を計測する位置計測工程と、
前記ショット位置が前記複数のエリアのいずれに含まれるかを判定するエリア判定工程と
をコンピューターに実行させるプログラム。
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JP2014257252A JP2016116611A (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 打球判定装置、打球判定システム、打球判定方法、およびプログラム |
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JP2012139511A (ja) * | 2012-02-15 | 2012-07-26 | Yupiteru Corp | ゴルフ支援装置 |
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