JP2016127880A - 情報記録装置、情報記録システム、情報記録方法、及び情報記録プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の運動具を使用するユーザーにとって有意な情報を、より使い勝手よく取得することのできる情報記録装置、情報記録システム、情報記録方法、及び情報記録プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る情報記録装置は、ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得する第1取得部と、前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得する第2取得部と、前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録する処理部とを含む。
【選択図】図3
【解決手段】本発明に係る情報記録装置は、ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得する第1取得部と、前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得する第2取得部と、前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録する処理部とを含む。
【選択図】図3
Description
本発明は、情報記録装置、情報記録システム、情報記録方法、及び情報記録プログラムに関する。
ゴルフクラブの番手情報は、ボールの飛距離を左右するファクターであるので、ゴルフの試合(又は練習)のデータとして重要である。そこで、ゴルフクラブに予めタグを設け、タグにリーダーを近接させることによりゴルフクラブの番手を認識するシステムが提案された(特許文献1等を参照)。
しかし、上記のシステムでは、ゴルフクラブの選定に迷った時など、ゴルフクラブを持ち替える度にユーザーが所定操作を行う必要があるため、例えば操作のし忘れ等により誤った番手情報がシステムに残される虞もあり、ユーザーにとって必ずしも使い勝手の良いものではなかった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様は、複数の運動具を使用するユーザーにとって有意な情報を、ユーザーにとってより使い勝手よく取得することのできる情報記録装置、情報記録システム、情報記録方法、及び情報記録プログラムを提供することを目的とする。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る情報記録装置は、ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得する第1取得部と、前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得する第2取得部と、前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録する処理部とを含む。
本適用例に係る情報記録装置は、ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得する第1取得部と、前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得する第2取得部と、前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録する処理部とを含む。
このように、打球情報を識別情報に関連付ければ、ユーザーの保持した運動具が打球に使用されたか否かを示す情報が記録されることになる。従って、例えば、ユーザーが運動具の選定に悩み、運動具を何回か持ち替えた場合であっても、実際に打球に使用された運動具を、ユーザーが後に確認することができる。
[適用例2]
本適用例に係る情報記録装置は、前記ユーザーの位置を示す位置情報を取得する第3取得部を更に含み、前記処理部は、前記打球情報と前記識別情報と前記位置情報とを関連付けて記録する。
本適用例に係る情報記録装置は、前記ユーザーの位置を示す位置情報を取得する第3取得部を更に含み、前記処理部は、前記打球情報と前記識別情報と前記位置情報とを関連付けて記録する。
このように、打球情報と識別情報と位置情報とを関連付けて記録すれば、ユーザーが移動しながら複数の運動具を使用する場面、例えば、ゴルフプレーの場面において有意な情報を得ることができる。
[適用例3]
本適用例に係る情報記録装置において、前記運動具は、ゴルフクラブであり、前記識別情報は、ゴルフクラブの番手を示す情報である。
本適用例に係る情報記録装置において、前記運動具は、ゴルフクラブであり、前記識別情報は、ゴルフクラブの番手を示す情報である。
このように、識別情報としてゴルフクラブの番手を示す情報を記録すれば、打球と番手との関係が記録されることになる。従って、如何なる打球に如何なる番手を使用したのかを、ユーザーが後に確認することができる。この確認により、ユーザーが今後のスコアアップを図ることも可能である。
[適用例4]
本適用例に係る情報記録装置は、前記ユーザーによる打球の有無を検出するセンサー部と、前記ユーザーの保持する運動具から識別情報を読み取る読み取り部とを更に含む。
本適用例に係る情報記録装置は、前記ユーザーによる打球の有無を検出するセンサー部と、前記ユーザーの保持する運動具から識別情報を読み取る読み取り部とを更に含む。
従って、ユーザーは、例えば、複数の運動具の各々に識別用のタグ(IDタグ)を付与すると共に、情報記録装置を自分の身体の適当な部位(例えば腰、頭、腕など)へ装着しておくだけで、必要な情報を情報記録装置に記録させることができる。
[適用例5]
本適用例に係る情報記録システムは、本適用例の情報記録装置と、複数の前記運動具に個別に装着され、前記運動具による打球の有無を検出する複数のセンサー装置とを含み、前記センサー装置と前記情報記録装置とは通信可能である。
本適用例に係る情報記録システムは、本適用例の情報記録装置と、複数の前記運動具に個別に装着され、前記運動具による打球の有無を検出する複数のセンサー装置とを含み、前記センサー装置と前記情報記録装置とは通信可能である。
従って、ユーザーは、複数の運動具に対して複数のセンサー装置を個別に装着しておくだけで、必要な情報を情報記録装置に記録させることができる。
[適用例6]
本適用例に係る情報記録方法は、ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得することと、前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得することと、前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録することとを含む。
本適用例に係る情報記録方法は、ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得することと、前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得することと、前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録することとを含む。
このように、打球情報を識別情報に関連付ければ、ユーザーの保持した運動具が打球に使用されたか否かを示す情報が記録されることになる。従って、例えば、ユーザーが運動具の選定に悩み、運動具を何回か持ち替えた場合であっても、実際に打球に使用された運動具を、ユーザーが後に確認することができる。
[適用例7]
本適用例に係る情報記録プログラムは、ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得することと、前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得することと、前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録することとをコンピュータに実行させる。
本適用例に係る情報記録プログラムは、ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得することと、前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得することと、前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録することとをコンピュータに実行させる。
このように、打球情報を識別情報に関連付ければ、ユーザーの保持した運動具が打球に使用されたか否かを示す情報が記録されることになる。従って、例えば、ユーザーが運動具の選定に悩み、運動具を何回か持ち替えた場合であっても、実際に打球に使用された運動具を、ユーザーが後に確認することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.情報記録システム
1−1.第1実施形態
[システム概要]
図1は、本実施形態の情報記録システムの概要を説明するための図である。ここでは、情報記録システムの用途がゴルフである場合を説明する。図1に示すように、情報記録システム1には、例えば、複数のセンサーユニット10と、情報記録装置20と、情報表示装置30とが備えられる。
1−1.第1実施形態
[システム概要]
図1は、本実施形態の情報記録システムの概要を説明するための図である。ここでは、情報記録システムの用途がゴルフである場合を説明する。図1に示すように、情報記録システム1には、例えば、複数のセンサーユニット10と、情報記録装置20と、情報表示装置30とが備えられる。
複数のセンサーユニット10の各々は、ユーザーが使用する予定の複数のゴルフクラブ301、302、…へ個別に装着される。複数のゴルフクラブ301、302、…の間では番手が互いに異なる。複数のセンサーユニット10の各々は、3軸の各軸方向に生じる加速度と3軸の各軸回りに生じる角速度を計測可能であり、3つの検出軸(x軸,y軸,z軸)のうちの1軸、例えばy軸をシャフトの長軸方向に合わせた姿勢でゴルフクラブに取り付けられる。よって、個々のセンサーユニット10は、装着先となったゴルフクラブの位置変化及び姿勢変化を示す計測データを生成する。この計測データには、ゴルフクラブによる打球(ショット)の有無を示す情報が含まれる。
つまり、本実施形態の情報記録システム1は、複数のゴルフクラブ(運動具の一例)301、302、…に個別に装着され、かつ、ゴルフクラブ301、302、…によるショット(打球)の有無を検出する複数のセンサーユニット(センサー装置の一例)を備える。
情報記録装置20は、例えばリスト型(腕時計型)の携帯情報機器であり、ユーザーの腕(手首、腕、グローブなども含む)に装着される。情報記録装置20は、ユーザーのゴルフプレー中に複数のセンサーユニット10の各々と無線通信を行い、複数のセンサーユニット10から計測データを収集し、収集した計測データに基づき試合データ(プレーデータ)を作成する。プレーデータには、例えば、各ショットの位置情報、各ショットに使用された番手情報、各ショットに関するスイングフォームデータ、ショットカウント数などが含まれる。
つまり、情報記録システム1では、個々のセンサーユニット10(センサー装置の一例)と情報記録装置20とが通信可能である。
また、情報記録装置20は、ユーザーの指定したタイミング又は予め決められたタイミングで情報表示装置30と無線通信又は有線通信を行い、プレーデータを情報表示装置30へ送信する。
情報表示装置30は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、デスクトップPCなどの表示端末であって、インターネットなどで公開又はインターネットから配信されたゴルフコースのコースレイアウトや気象データなどのコース情報を、プレーの合間やプレーの終了後などの適当なタイミングでユーザーに表示する。その際に、情報表示装置30は、コースレイアウト上にプレーデータを表示することで、プレーの詳細とコースとの対応関係をユーザーへ提示する。
ここで、本実施形態のユーザーは、プレーの開始に当たり、情報記録装置20に対して記録開始の指示を入力する。また、ユーザーは、プレーの終了後、情報記録装置20に対して記録終了の指示を入力する。また、ユーザーは、プレーに先立ち、プレーで使用する予定の複数のゴルフクラブ301、302、…を情報記録装置20へ登録する。この登録の際、ユーザーが情報記録装置20へ入力する情報(図2に示す登録情報244)には、例えば、複数のゴルフクラブ301、302、…の各々のクラブ仕様情報(番手情報含む)、ゴルフクラブ301、302、…の各々に装着されたセンサーユニット10の識別情報、ゴルフクラブ301、302、…の各々におけるセンサーユニット10のセンサー装着位置情報などが含まれる。つまり、登録情報には、識別情報と番手との対応関係を示す情報が含まれる。
ここで、複数のセンサーユニット10の各々は、情報記録装置20へ計測データを送信する際に、計測データに対してセンサーユニット10の識別情報を付加する。
従って、情報記録装置20は、複数のセンサーユニット10の何れか1つから計測データを受信した際に、当該計測データに付加された識別情報から、計測データの生成元であるセンサーユニットを識別することができる。また、情報記録装置20は、識別情報に応じて登録情報を参照することにより、計測データに対応するゴルフクラブの番手を識別することができる。
つまり、本実施形態の情報記録装置20は、複数のセンサーユニット10の識別情報を、センサーユニット10の装着先となったゴルフクラブの番手を示す情報として用いる。
[システム構成]
図2は、本実施形態の情報記録システム1の構成を説明するための図である。図2には、1つのセンサーユニット10と情報記録装置20とを示し、他のセンサーユニット10及び情報表示装置30の図示を省略した。他のセンサーユニット10の構成は、以下で説明するセンサーユニット10の構成と同様であり、複数のセンサーユニット10の間で相違するのは識別情報のみである。
図2は、本実施形態の情報記録システム1の構成を説明するための図である。図2には、1つのセンサーユニット10と情報記録装置20とを示し、他のセンサーユニット10及び情報表示装置30の図示を省略した。他のセンサーユニット10の構成は、以下で説明するセンサーユニット10の構成と同様であり、複数のセンサーユニット10の間で相違するのは識別情報のみである。
図2に示すとおり、センサーユニット10には、処理部11、加速度センサー12、角速度センサー13、記憶部14、通信部18などが備えられ、記憶部14には、ショット判定プログラム140などが格納される。
処理部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成される。処理部11は、記憶部14に格納されたショット判定プログラム140などの各種プログラムと、情報記録装置20から送信される各種のコマンドとに従って動作する。
加速度センサー12は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の加速度を検出し、検出した3軸加速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(加速度データ)を出力する。
角速度センサー13は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の角速度を検出し、計測した3軸角速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(角速度データ)を出力する。
記憶部14は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、RAM(Random Access Memory)等の各種ICメモリーやハードディスクやメモリーカードなどの記録媒体等により構成される。ROMには、例えば、ショット判定プログラム140などのプログラムが記憶され、RAMには、例えば、処理部11の作業領域として使用可能な記憶領域(計測データ141の記憶領域など)が割り当てられる。
通信部18は、例えば、Bluetooth(登録商標)(BTLE:Bluetooth Low Energyを含む)、Wi−Fi(登録商標)(Wi-Fi:Wireless Fidelity)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near field communication)、Ant+等の近距離無線通信規格に対応した送受信機等を含んで構成される。通信部18は、外部から到来する所定周波数帯域の電磁波を不図示の無線アンテナで受信し、情報記録装置20からの所定の信号を抽出すると共に、当該信号に含まれる情報を復元して処理部11へ出力する。また、通信部18は、処理部11から与えられた情報を、当該所定の近距離無線用の信号に重畳させて情報記録装置20へ送信する。
情報記録装置20には、処理部21、通信部22、操作部23、記憶部24、表示部25、音出力部26、GPSセンサー27などが備えられ、記憶部24には、情報記録プログラム240、スイング解析プログラム242、プレーデータ243、登録情報244などが格納される。
処理部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成される。処理部21は、記憶部24に格納された情報記録プログラム240、スイング解析プログラム242などの各種プログラムと、ユーザーから入力される各種のコマンドとに従って動作する。
通信部22は、例えば、Bluetooth(登録商標)(BTLE:Bluetooth Low Energyを含む)、Wi−Fi(登録商標)(Wi-Fi:Wireless Fidelity)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near field communication)、Ant+等の近距離無線通信規格に対応した送受信機等を含んで構成される。通信部22は、外部から到来する所定周波数帯域の電磁波を不図示の無線アンテナで受信し、センサーユニット10からの所定の信号を抽出すると共に、当該信号に含まれる情報を復元して処理部21へ出力する。また、通信部22は、処理部21から与えられた情報を、当該所定の近距離無線用の信号に重畳させてセンサーユニット10へ送信する。
操作部23は、ユーザーから入力されたコマンドの内容を適当な信号に変換して処理部21へ与えるものである。操作部23は、例えば、ボタン、キー、マイクなどで実現される。
記憶部24は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、RAM(Random Access Memory)等の各種ICメモリーやハードディスクやメモリーカードなどの記録媒体等により構成される。ROMには、例えば、情報記録プログラム240、スイング解析プログラム242などのプログラムが記憶され、RAMには、例えば、処理部21の作業領域として使用可能な記憶領域(プレーデータ243の記憶領域、登録情報244の記憶領域など)が割り当てられる。
表示部25は、処理部21から送られてきた画像データやテキストデータを、文字、グラフ、表、アニメーション、その他の画像として表示するものである。表示部25は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、EPD(Electrophoretic Display)等のディスプレイで実現され、タッチパネル型ディスプレイであってもよい。
音出力部26は、処理部21から送られてきた音データを、音声やブザー音等の音として出力するものである。音出力部26は、例えば、スピーカーやブザーなどで実現される。
GPSセンサー27は、情報記録装置20の位置を示す測位データを生成して処理部21へ出力するセンサーであって、GPS受信機(GPS: Global Positioning System)等を含んで構成される。GPSセンサー27は、外部から到来する所定周波数帯域の電磁波を不図示のGPSアンテナで受信し、GPS衛星からのGPS信号を抽出すると共に、当該GPS信号に基づき位置を示す測位データを生成する。
[システム動作]
図3(A)は、センサーユニット10の処理部11の動作を説明するフローチャートであり、図3(B)は、情報記録装置20の処理部21の動作を説明するフローチャートである。なお、本実施形態において、複数のセンサーユニット10の各々の処理部11の動作は共通しており、複数のセンサーユニット10の間で相違するのは識別情報のみである。また、情報記録装置20の処理部21は、情報記録プログラム240に従って動作する。
図3(A)は、センサーユニット10の処理部11の動作を説明するフローチャートであり、図3(B)は、情報記録装置20の処理部21の動作を説明するフローチャートである。なお、本実施形態において、複数のセンサーユニット10の各々の処理部11の動作は共通しており、複数のセンサーユニット10の間で相違するのは識別情報のみである。また、情報記録装置20の処理部21は、情報記録プログラム240に従って動作する。
また、ここでは、プレー開始に当たり、情報記録装置20に対する複数のゴルフクラブ301、302、…の登録が完了し、かつ、複数のセンサーユニット10の全ての電源がオンされたとの前提で、各ステップを順に説明する。
ステップS110:センサーユニット10の処理部11は、記憶部14に対する計測データ(加速度データ、角速度データ)の蓄積を開始する。なお、記憶部14は、計測データの記憶領域として、少なくともスイング1回分の計測データを格納できるだけの領域を有しており、この記憶領域の空き容量がゼロになった場合には、古い計測データに対して新しい計測データを上書きすることで、少なくともスイング1回分の最新の計測データを常に保持できるものとする。
ステップS120:処理部11は、ショット判定プログラム140に従い、例えば、現時点でサンプリングされた計測データに含まれる角速度データの大きさと、直前にサンプリングされた計測データに含まれる角速度データの大きさとの差分を算出し、差分が所定の閾値を超過したか否かを判定することにより、ショット(打球、インパクト)の有無を判定する。
ステップS130:処理部11は、ショットが有ったと判定した場合(ステップS130のY)には、ステップS140へ移行し、ショットが無かったと判定した場合には(ステップS130のN)、ステップS150へ移行する。
ステップS140:処理部11は、現時点で記憶部14に格納されている計測データ141を読み出し、計測データ141に識別情報を付加してから、通信部18を介して情報記録装置20へ送信する。この計測データ141には、ショットに係るスイングの情報が反映されている。
ステップS150:処理部11は、情報記録装置20から終了コマンドを受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(ステップS150のY)には、フローを終了し、受信したと判定しなかった場合(ステップS150のN)には、ステップS120へ戻る。
ステップS210:情報記録装置20の処理部21は、GPSセンサー27が出力する測位データのサンプリングを開始する。
ステップS220:処理部21は、複数のセンサーユニット10の何れか1つから通信部22を介して計測データ(識別情報付き)を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(ステップS220のY)には、ステップS230へ移行し、受信していないと判定した場合(ステップS220のN)には、ステップS260へ移行する。
ステップS230:処理部21は、計測データに付加された識別情報に応じて登録情報244を参照することで、当該識別情報に予め対応づけられたゴルフクラブの番手を特定し、この番手をショットに使用された番手とみなす。また、処理部21は、計測データを受信したタイミングでサンプリングされた測位データに基づきユーザーの位置を特定し、この位置をショットの位置(ショットの地点)とみなす。
つまり、本ステップS210、S220、S230における処理部21(第1取得部、第2取得部、第3取得部の一例)は、ユーザーによるショット(打球)の有無を示す計測データ(打球情報の一例)、ユーザーが保持するゴルフクラブ(運動具の一例)の番手情報(識別情報の一例)、ユーザーの位置を示す測位データ(位置情報の一例)を取得し、これらの情報を互いに関連付ける。
ステップS240:処理部21は、スイング解析プログラム242に従い、計測データに対して例えば公知のスイング解析処理を施すことにより、スイングフォームデータを取得する。スイングフォームデータには、例えば、ゴルフクラブのヘッドの姿勢変化データ、ヘッドの位置変化データ、ゴルフクラブのシャフト回転角変化データ、スイングスピードデータなどが含まれる。なお、計測データからヘッドの姿勢変化データ、ヘッドの位置変化データを正確に計算するためには、計測データの送信元であるセンサーユニットからゴルフクラブのヘッドまでの距離の値が使用されることが望ましい。この距離の値は、例えば、識別情報に対応するクラブ仕様情報及びセンサー装着位置情報に基づき求めることができる(これらの情報は予め登録情報244に記録されている)。
ステップS250:処理部21は、プレーデータ243に対してショットの位置を示す情報、ショットに使用したゴルフクラブの番手を示す情報、ショットに関するスイングフォームデータ、現時点までのショットカウント数などを書き込む。
つまり、本ステップS250における処理部21は、ショット(打球)の有無を示す計測データ(打球情報)、ゴルフクラブ(運動具の一例)の番手情報(識別情報の一例)、ユーザーの位置を示す測位データ(位置情報の一例)を、互いに関連付けて記録する。
ステップS260:処理部21は、ユーザーから終了コマンドを受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(ステップS260のY)には、全てのセンサーユニット10に向けて終了コマンドを送信してフローを終了し、受信したと判定しなかった場合(ステップS260のN)には、ステップS220へ戻る。
なお、本実施形態のシステムのユーザーは、プレーの合間、プレーの終了後などの適当なタイミングで、プレーデータ243を情報記録装置20から情報表示装置30(図1参照)へ読み込ませることにより、ショット地点と使用番手とをコースレイアウト上で同時に確認することができる。
なお、図3のフローチャートにおいては、可能な範囲で各ステップの順番を変更してもよい。
[第1実施形態の補足]
なお、本実施形態では、記憶部14が蓄積する計測データ141のデータ量を、少なくともスイング1回分のデータ量であるとしたが、記憶部14の容量が十分に大きい場合には、プレー中の全期間における計測データを記憶部14に蓄積させてもよいし、コース中の全期間における計測データを記憶部14に蓄積させてもよい。
なお、本実施形態では、記憶部14が蓄積する計測データ141のデータ量を、少なくともスイング1回分のデータ量であるとしたが、記憶部14の容量が十分に大きい場合には、プレー中の全期間における計測データを記憶部14に蓄積させてもよいし、コース中の全期間における計測データを記憶部14に蓄積させてもよい。
また、本実施形態では、プレー中に全てのセンサーユニットの電源がオンされていることを想定したが、不使用中のゴルフクラブに装着されたセンサーユニットについては、スリープモード(例えば、処理部の動作クロックが低周波数に設定され、最小限の要素にのみ電力が供給されるモード)で動作するようにシステムを構成してもよい。
例えば、本実施形態において、プレーの当初は、全てのセンサーユニットがスリープモードで動作し、何れか1つのゴルフクラブをユーザーが保持して所定のジェスチャーをしたときに、そのゴルフクラブに装着されたセンサーユニットのスリープモードが解除され、センサーユニットと情報記録装置20とのコネクションが確立されるようにしてもよい。
また、ユーザーが所定のジェスチャーをしたか否かを処理部11が判定するためには、例えば、加速度センサー及び角速度センサーの少なくとも一方が生成する計測データを処理部11が監視し、計測データが所定の変化パターンで変化したか否かを判定すればよい。
1−2.第2実施形態
[システム構成]
図4は、本実施形態の情報記録システムの構成を説明するための図である。ここでは、第1実施形態と同様の要素については同じ符号を付して示し、第1実施形態との相違点を主に説明する。
[システム構成]
図4は、本実施形態の情報記録システムの構成を説明するための図である。ここでは、第1実施形態と同様の要素については同じ符号を付して示し、第1実施形態との相違点を主に説明する。
図4に示すとおり、本実施形態の情報記録システム100は、複数のゴルフクラブ301、302、…30Nへ個別に装着された複数のセンサーユニット10を使用する代わりに、複数のゴルフクラブ301、302、…、30Nへ個別に取り付けられた複数のIDタグ401、402、…、40Nを使用する。これに対応するため、本実施形態の情報記録装置200は、IDタグ401、402、…、40Nの各々から識別情報を読み取るためのタグリーダー41を備える。
つまり、本実施形態における情報記録装置200は、ユーザーの保持するゴルフクラブ(運動具の一例)から識別情報を読み取るタグリーダー41(読み取り部の一例)を備える。
また、本実施形態の情報記録システム100は、第1実施形態で説明した複数のセンサーユニット10を使用しないため、複数のセンサーユニット10の各々に搭載されていた機能(ショット判定の機能及び計測データの生成機能)が情報記録装置200に搭載される。従って、本実施形態の情報記録装置200は、第1実施形態の情報記録装置20において、タグリーダー41、加速度センサー12、角速度センサー13を更に備えたものに相当する。
つまり、本実施形態における情報記録装置200は、ユーザーに装着され、かつ、ユーザーによるショットの有無を検出する加速度センサー12(センサー部の一例)を、更に備える。
また、情報記録装置200は、記憶部24にショット判定プログラム140を格納し、計測データ141を格納する領域を、記憶部24に確保している。
また、本実施形態の情報記録装置200は、センサーユニット10と通信するための通信部を有していることは非必須であるが、情報表示装置30(図1参照)又は他の端末と通信するために通信部22を備える。
IDタグ401、402、…、40Nの各々は、例えば、ラベル型RF(RF: Radio Frequency)タグなどの識別用タグであり、タグリーダー41は、IDタグ401、402、…40Nに対応したタグリーダー、例えば、RFIDリーダー(RFID: Radio Frequency IDentification)である。
タグリーダー41は、IDタグ401、402、…、40Nの何れかが近接すると、近接したIDタグとの間で発生する電磁波(又は磁界)を不図示のアンテナで検知し、その電磁波(又は磁界)からIDタグの識別情報を読み取って処理部11へ通知する。
ここで、タグリーダー41がIDタグから識別情報を読み取ることのできる距離範囲(通信距離)は、適切な値に設定されており、IDタグの取り付け先となったゴルフクラブをユーザーが保持しているときにはタグリーダー41による識別情報の読み取りが可能となり、ユーザーが保持していないときにはタグリーダー41による読み取りが不可能となる。
なお、本実施形態の情報記録装置200にはショット判定の機能が搭載されるので、情報記録装置200の装着先は、例えば、ユーザー身体のうちショットに応じて大きく運動する部位(手首、腕など)とされる。
また、タグリーダー41の通信距離は、情報記録装置200の装着先に適した値に設定されることが望ましい。すなわち、情報記録装置200の装着先がユーザーの身体のいずれの部位であったとしても、IDタグの取り付け先となったゴルフクラブをユーザーが保持しているときにはタグリーダー41による識別情報の読み取りが可能となり、ユーザーが保持していないときにはタグリーダー41による読み取りが不可能となるように、タグリーダー41の通信距離が設定されることが望ましい。
また、本実施形態のユーザーも、プレーに先立ち、プレーで使用する予定の複数のゴルフクラブ301、302、…、30Nを情報記録装置200へ登録する。この登録の際、ユーザーが情報記録装置200へ入力する登録情報244には、例えば、複数のゴルフクラブ301、302、…、30Nの各々のクラブ仕様情報(番手情報含む)と、ゴルフクラブ301、302、…、30Nの各々に取り付けられたIDタグ401、402、…、40Nの識別情報と、ユーザーにおける情報記録装置200の装着位置情報とが含まれる。
[システム動作]
図5は、情報記録装置200の動作を説明するフローチャートである。情報記録装置200の処理部21は、情報記録プログラム240、ショット判定プログラム140、スイング解析プログラム242などに従って動作する。
図5は、情報記録装置200の動作を説明するフローチャートである。情報記録装置200の処理部21は、情報記録プログラム240、ショット判定プログラム140、スイング解析プログラム242などに従って動作する。
ここでは、複数のゴルフクラブ301、302、…、30Nの登録が完了しているとの前提で、各ステップを順に説明する。
ステップS211:処理部21は、記憶部24に対する計測データ(加速度データ、角速度データ)の蓄積を開始する。なお、記憶部24は、計測データの記憶領域として、少なくともスイング1回分の計測データを格納できるだけの領域を有しており、この記憶領域の空き容量がゼロになった場合には、古い計測データに対して新しい計測データを上書きすることで、少なくともスイング1回分の最新の計測データを常に保持できるものとする。また、処理部21は、GPSセンサー27が出力する測位データのサンプリングを開始する。
ステップS221:処理部21は、複数のIDタグ401、402、…、40Nの何れか1つからタグリーダー41が識別情報を読み取ったか否かを判定し、読み取ったと判定した場合(ステップS221のY)には、ステップS120へ移行し、読み取っていないと判定した場合(ステップS221のN)には、ステップS260へ移行する。
ステップS120:処理部21は、ショット判定プログラム140に従い、例えば、現時点でサンプリングされた計測データに含まれる角速度データの大きさと、直前にサンプリングされた計測データに含まれる角速度データの大きさとの差分を算出し、差分が所定の閾値を超過したか否かを判定することにより、ショット(打球、インパクト)の有無を判定する。
ステップS130:処理部21は、ショットが有ったと判定した場合には(ステップS130のY)、ステップS230へ移行し、ショットが無かったと判定した場合には(ステップS130のN)、ステップS260へ移行する。
ステップS230:処理部21は、ステップS221でタグリーダー41が読み取った識別情報に応じて登録情報244を参照することで、当該識別情報に予め対応づけられたゴルフクラブの番手を特定し、この番手をショットに使用された番手とみなす。また、処理部21は、ステップS130でショットが有りと判定したタイミングでサンプリングされた測位データに基づきユーザーの位置を特定し、この位置をショットの位置(ショットの地点)とみなす。
つまり、本ステップS211、S120、S130、S230における処理部21(第1取得部、第2取得部、第3取得部の一例)は、ユーザーによるショット(打球)の有無を示す計測データ(打球情報の一例)、ユーザーが保持するゴルフクラブ(運動具の一例)の番手情報(識別情報の一例)、ユーザーの位置を示す測位データ(位置情報の一例)を取得し、これらの情報を互いに関連付ける。
ステップS240:処理部21は、スイング解析プログラム242に従い、現時点で記憶部24に格納されている計測データ141に対して例えば公知のスイング解析処理を施すことにより、スイングフォームデータを取得する。スイングフォームデータには、例えば、ゴルフクラブのヘッドの姿勢変化データ、ヘッドの位置変化データ、ゴルフクラブのシャフト回転角変化データ、スイングスピードデータなどが含まれる。なお、計測データからヘッドの姿勢変化データ、ヘッドの位置変化データを正確に計算するためには、情報記録装置200からゴルフクラブのヘッドまでの距離の値が使用されることが望ましい。この距離の値は、例えば、識別情報に対応するクラブ仕様情報及びセンサー装着位置情報に基づき求めることができる(これらの情報は予め登録情報244に記録されている)。
ステップS250:処理部21は、プレーデータ243に対してショットの位置を示す情報、ショットに使用したゴルフクラブの番手を示す情報、ショットに関するスイングフォームデータ、現時点までのショットカウント数などを書き込む。
つまり、本ステップS250における処理部21は、ショット(打球)の有無を示す計測データ(打球情報の一例)、ゴルフクラブ(運動具の一例)の番手情報(識別情報の一例)、ユーザーの位置を示す測位データ(位置情報の一例)を、互いに関連付けて記録する。
ステップS260:処理部21は、ユーザーから終了コマンドを受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(ステップS260のY)には、フローを終了し、受信したと判定しなかった場合(ステップS260のN)には、ステップS221へ戻る。
なお、本実施形態のシステムのユーザーは、プレーの合間、プレーの終了後などの適当なタイミングで、プレーデータ243を情報記録装置200から情報表示装置30(図1参照)へ読み込ませることにより、ショット地点と使用番手とをコースレイアウト上で同時に確認することができる。
また、図5のフローチャートにおいては、可能な範囲で各ステップの順番を変更してもよい。
[第2実施形態の補足]
なお、本実施形態の情報記録システム100では、タグリーダー41と、他のセンサー(GPSセンサー27、加速度センサー12、角速度センサー13)とを一体の装置(情報記録装置200)で構成したが、別体の装置で構成し、それら装置の装着先を別々としてもよい。例えば、タグリーダー41の装着先をユーザーの腰(ベルトなども含む)などとし、他のセンサーの装着先をユーザーの腕などとしてもよい。
なお、本実施形態の情報記録システム100では、タグリーダー41と、他のセンサー(GPSセンサー27、加速度センサー12、角速度センサー13)とを一体の装置(情報記録装置200)で構成したが、別体の装置で構成し、それら装置の装着先を別々としてもよい。例えば、タグリーダー41の装着先をユーザーの腰(ベルトなども含む)などとし、他のセンサーの装着先をユーザーの腕などとしてもよい。
例えば、本実施形態における情報記録システムでは、タグリーダー41の設け先をユーザーの腕としたが、キャディバッグ(キャディバッグの開口部)としてもよい。その場合、タグリーダー41がゴルフクラブから識別情報を読み取るタイミングは、例えば、キャディバッグからゴルフクラブが抜かれたタイミングとなる。
また、本実施形態における情報記録システムでは、タグリーダー41の設け先をユーザーの腕としたが、ユーザーのベルト部分としてもよい。その場合、タグリーダーがゴルフクラブから識別情報を読み取るタイミングは、例えば、ユーザーがアドレス姿勢をとったタイミングとなる。
また、本実施形態における情報記録システムは、ゴルフクラブを識別するために、ゴルフクラブに取り付けられたタグと、タグから識別情報を読み取るリーダーとからなるタグシステムを利用したが、ゴルフクラブに取り付けられたマークと、マークを撮影するカメラ(読み取り部の一例)とからなるカメラシステムを利用してもよい。
カメラシステムのマークとしては、例えば、ゴルフクラブのグリップエンドなど、ユーザーが目視できる箇所に取り付けられたマーク(シールなど)が使用される。この場合、互いに異なるゴルフクラブには互いに異なるマークが貼付される。これらマークの間では、例えば、図6(A)、図6(B)、図6(C)に示すとおり、色、明るさ、模様などが互いに異なる。
また、カメラシステムのカメラとしては、例えば、図6(D)に示すとおり、アイグラス500に取り付けられたカメラ501などが使用される。アイグラス500は、サングラスでもよいし、ヘッドマウントディスプレイでもよい。この場合、カメラ501の視野は、アイグラス500を装着したユーザーの視野とほぼ一致する。よって、カメラシステムを使用した場合は、カメラ401が撮影する画像に対してパターン認識処理を施すことにより、ユーザーの保持しているゴルフクラブの番手を監視することができる。
従って、ユーザーは、何の意識をせずとも情報記録システムがゴルフクラブを識別できる。
なお、カメラの取り付け先は、アイグラスではなく、帽子、サンバイザー、ベルトなどであってもよい。
また、情報記録システムがカメラシステムを利用する場合には、慣性センサーを用いたショット判定(加速度センサー又は角速度センサーの出力を用いたショット判定)の代わりに、画像を用いたショット判定を行うことも可能である。画像を用いれば、プレーヤーがショットの姿勢(アドレスの姿勢)にあるか否かを、パターン認識処理により判定することが可能である。
2.実施形態の効果
以上、実施形態に係る情報記録装置は、ユーザーによるショットの有無を示す情報を取得すると共に、ユーザーが保持するゴルフクラブの番手情報を取得し、個々のショットに対して番手を関連づけたものを、プレーデータとして記録する。
以上、実施形態に係る情報記録装置は、ユーザーによるショットの有無を示す情報を取得すると共に、ユーザーが保持するゴルフクラブの番手情報を取得し、個々のショットに対して番手を関連づけたものを、プレーデータとして記録する。
従って、例えばユーザーがショット前にゴルフクラブの選定に悩み、ゴルフクラブを何回か持ち替えた場合であっても、実際にショットに使用されたゴルフクラブの番手を、プレーの合間やプレーの終了後に確認することができる。
また、実施形態に係る情報記録装置は、プレーデータにおける個々のショットに対してユーザーの位置を関連付ける。
つまり、実施形態のプレーデータには、個々のショット地点が履歴として書き込まれ、かつ、個々のショット地点に対して使用番手が紐づけられる。従って、ユーザーは、番手ごとの飛距離を、例えばコースレイアウト上で振り返り、今後のスコアアップの参考にすることもできる。
3.変形例
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
また、上記の実施形態の情報記録システムは、プレーデータとして、各ショットの位置情報、各ショットに使用された番手情報、各ショットに関するスイングフォームデータ、ショットカウント数などを記録したが、更に、気象条件(気温、湿度、風向きなど)、地理的条件(標高)などを記録してもよい。なお、気温を計測するためには、例えば、情報記録装置が温度センサーを搭載すればよく、湿度を計測するためには、例えば、情報記録装置が湿度センサーを搭載すればよく、標高を計測するためには、例えば、情報記録装置が気圧センサーを搭載すればよい。
また、上記の実施形態における情報記録装置は、リスト型に限定されることはなく、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mount Display)やスマートフォン等の携帯情報機器であってもよい。
また、上記の実施形態における運動具は、ゴルフクラブに限定されることはなく、バット、ラケットなどの他の運動具であってもよい。少なくともボールを打球する運動具であれば、上記の実施形態のシステムを適用することが可能である。但し、ゴルフクラブの場合は、一人のユーザーが持ち替えて使用するため、上記の実施形態のシステムが特に有効と考えられる。
また、上記の実施形態の情報記録システムでは、情報表示装置の機能の一部又は全部は情報記録装置の側に搭載されてもよいし、情報記録装置の機能の一部又は全部は情報表示装置の側に搭載されてもよい。
また、上記の実施形態の情報記録システムでは、情報記録装置の機能の少なくとも一部は、他の機器、例えば、リスト機器、ヘッドマウントディスプレイ、タブレットPC、ノートPC、デスクトップPC、ネットワークサーバーに搭載されてもよい。
また、上記の実施形態において、システムが取得したデータの少なくとも一部は、インターネットサーバーにアップロードされてもよい。その場合、必要なタイミングかつ所望の端末でユーザーが計測データを閲覧又はダウンロードすることができる。
また、上記の実施形態のシステムは、情報のユーザーへの通知を、表示により行ったが、表示の代わりに、又は表示に加えて、通知音又は振動を発してもよい。
また、上記の実施形態では、全地球衛星測位システムとしてGPS(Global Positioning System)を利用したが、他の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を利用してもよい。例えば、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou Navigation Satellite System)、等の衛星測位システムのうち1又は2以上を利用してもよい。また、衛星測位システムの少なくとも1つにWAAS(Wide Area Augmentation System)、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)等の静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS:Satellite-based Augmentation System)を利用してもよい。
また、上述した各実施形態及び各変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態及び各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
また、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10 センサーユニット、20 情報記録装置、11 処理部、12 加速度センサー、13 角速度センサー、18 通信部、14 記憶部、21 処理部、22 通信部、 23 操作部、25 表示部、25 音出力部、24 記憶部、1 情報記録システム
Claims (7)
- ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得する第1取得部と、
前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得する第2取得部と、
前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録する処理部とを含む、
情報記録装置。 - 前記ユーザーの位置を示す位置情報を取得する第3取得部を更に含み、
前記処理部は、
前記打球情報と前記識別情報と前記位置情報とを関連付けて記録する
請求項1に記載の情報記録装置。 - 前記運動具は、ゴルフクラブであり、
前記識別情報は、ゴルフクラブの番手を示す情報である、
請求項1又は2に記載の情報記録装置。 - 前記ユーザーによる打球の有無を検出するセンサー部と、
前記ユーザーの保持する運動具から識別情報を読み取る読み取り部と、を更に含む、
請求項1〜3の何れか一項に記載の情報記録装置。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の情報記録装置と、
複数の前記運動具に個別に装着され、前記運動具による打球の有無を検出する複数のセンサー装置と、を含み、
前記センサー装置と前記情報記録装置とは通信可能である、
情報記録システム。 - ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得することと、
前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得することと、
前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録することとを、
含む情報記録方法。 - ユーザーによる打球の有無を示す打球情報を取得することと、
前記ユーザーが保持する運動具の識別情報を取得することと、
前記打球情報と前記識別情報とを関連付けて記録することとを、
コンピュータに実行させる情報記録プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015002931A JP2016127880A (ja) | 2015-01-09 | 2015-01-09 | 情報記録装置、情報記録システム、情報記録方法、及び情報記録プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020065831A (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | 株式会社テクノクラフト | 飛距離補正システム及び飛距離補正プログラム |
JP2020074835A (ja) * | 2018-11-06 | 2020-05-21 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフ診断システム |
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-
2015
- 2015-01-09 JP JP2015002931A patent/JP2016127880A/ja active Pending
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