JP2016114705A - 眼鏡装着品及びこの眼鏡装着品を備えた眼鏡 - Google Patents

眼鏡装着品及びこの眼鏡装着品を備えた眼鏡 Download PDF

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浩史 富永
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Abstract

【課題】屋外などで作業をしたり、レジャーをするときなどの「激しい動作」が伴う眼鏡の着用時にも揺れ動いたり、邪魔になったりすることなく、さらに保持した香水や薬剤などの揮発成分が直接人体に触れることなく、しかも香水や薬剤などの揮発成分を、別の香りの香水や別の種類の薬剤などに取り替えたい場合、その眼鏡装着品ごと簡単に取り替えることができる眼鏡装着品、及びこの眼鏡装着品を備えた眼鏡を提供する。【解決手段】本体と蓋体とからなり、この蓋体が眼鏡のフレームの表面側になるようにすると共に、この蓋体側から揮発成分を発散させるようにして、前記眼鏡のフレームに形成された嵌合部に嵌脱自在としたものとしている。【選択図】図4

Description

この発明は、香水や薬剤などの揮発成分を発散させるようにした眼鏡装着品、及びこの眼鏡装着品を備えた眼鏡に関するものである。
揮発成分を発散させるようにした眼鏡装着品や、この眼鏡装着品を備えた眼鏡は、従来から多々存在する。
例えば、このような従来の眼鏡装着品には、香水の注入口と、その香水の発散口を設けた容器に、鉤状の引っ掛け部を設けることにより散香器としたものが存在する(特許文献1)。
前記散香器は、眼鏡のフレームに引っ掛けて使用することができるため、必要時に直ぐに眼鏡に装着することができて非常に便利であるとし、また耳に付けたイヤリングに引っ掛けても使用することができるため、眼鏡の着用していない者にも装着することができ非常に便利であるとしている。
さらに、このような従来の眼鏡装着品には、ウレタンフォーム等からなるパッドの一面に両面接着テープを備え、花粉症などに効く薬剤や、好みの香水などをそのパッドに浸透させることにより眼鏡用クッションパッドとしたものが存在する(特許文献2)。
前記眼鏡用クッションパッドは、鼻への圧迫感が解消されると共に、目をスッキリさせたり、香りによってストレスを解消できるなどの効果があるとしている。
また、このような従来の眼鏡には、テンプルフレームの後方に設けた保持孔に、香水の吸収性が良好な粉粒体を充填させ、この粉粒体に香水を浸透させて香気を発散するようにしたものが存在する(特許文献3)。
前記眼鏡は、使用者の好みの香水を香気保持部に滴下して香気を発散することができ、しかも保持孔に充填した粉粒体が香水の揮発性を抑制し、香気の持続性を図ることができるとしている。
さらにまた、このような従来の眼鏡には、香水を保持するような処理を施した多孔質の板片を、テンプルフレームの内側面に設けられた溝に押し込むようにしたものが存在する(特許文献4)。
前記眼鏡は、板片に香水を数滴含浸させることにより、香水が直接人体に触れることなく、芳香を発散することができ、板片には香水を必要に応じて繰り返し含浸させることができ、香水の芳香を持続的に発散させることができるとしている。
登録実用新案第3057506号公報 特開2005ー258378号公報 実開平3ー31715号公報 特開平5ー293163号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された散香器は、眼鏡のフレームに引っ掛けて使用することができるため、必要時に直ぐに眼鏡に装着することができ非常に便利であるとしているが、眼鏡のフレームに単に引っ掛けているだけなので、その装着状態が不安定であり、屋外などで作業をしたり、レジャーをするときなどの「激しい動作」が伴う眼鏡の着用時には、散香器が揺れ動いて邪魔になったりして、作業やレジャーをするのに支障をきたすという問題点を有していた。
さらに、上記特許文献2に記載された眼鏡用クッションパッドは、パッドに浸透させた香水や薬剤が直接人体に触れるので、肌荒れがしたり、人体からの発汗によって薬剤や香水が劣化して、薬効が低下したり、香りが変化したりすることがあるという問題点を有していた。
また、上記特許文献3に記載された眼鏡は、粉粒体がテンプルフレームの後方に直に形成された保持穴に充填されており、この保持穴から粉粒体を取り外せないため、別の香りの香料に取り替えたい場合、粉粒体に含浸させた香料が完全に揮発しきってしまわないうちに、その粉粒体に別の香料を含浸させると、香りが混ざってその香料の本来の香りを発散できないという問題点を有すると共に、粉粒体を保持穴から取り外せないため、長年使用していると粉粒体に埃などが溜まって、その発散機能が充分に発揮できなくなるという問題点を有していた。
さらにまた、上記特許文献4に記載された眼鏡においても、板片がテンプルフレームに設けられた溝に押し込むようにされているため、この溝から板片を取り外すことができず、前記特許文献3に記載された眼鏡と同様の問題点、すなわち板片に含浸させた香料が完全に揮発しきってしまわないうちに、その板片に別の香料を含浸させると、香りが混ざってその香料の本来の香りを発散できないという問題点を有すると共に、板片を溝から取り外すことができないため、長年使用していると板片に埃などが溜まって、その発散機能が充分に発揮できなくなるという問題点を有していた。
そこで、この発明は、屋外などで作業をしたり、レジャーをするときなどの「激しい動作」が伴う眼鏡の着用時にも揺れ動いたり、邪魔になったりすることなく、さらに保持した香水や薬剤などの揮発成分が直接人体に触れることなく、しかも香水や薬剤などの揮発成分を、別の香りの香水や別の種類の薬剤などに取り替えたい場合、その眼鏡装着品ごと簡単に取り替えることができる眼鏡装着品、及びこの眼鏡装着品を備えた眼鏡を提供することを目的としてなされたものである。
この発明の眼鏡装着品は、本体と蓋体とからなり、この蓋体が眼鏡のフレームの表面側になるようにすると共に、この蓋体側から揮発成分を発散させるようにして、前記眼鏡のフレームに形成された嵌合部に嵌脱自在としている。
さらに、この発明の眼鏡装着品は、前記蓋体に発散孔を設け、前記本体内に揮発成分保持体を収容し、この揮発成分保持体に前記揮発成分を含浸させている。
また、この発明の眼鏡装着品は、前記蓋体を揮発成分徐放性樹脂で作成し、この揮発成分徐放性樹脂に前記揮発成分を含有させている。
さらにまた、この発明の眼鏡装着品は、前記本体に貫通孔を設けている。
そして、この発明の眼鏡は、前記眼鏡装着品を備えたものとしている。
この発明は、以上に述べたように構成されており、屋外などで作業をしたり、レジャーをするときなどの「激しい動作」が伴う眼鏡の着用時にも揺れ動いたり、邪魔になったりすることがないので、その屋外などでの作業やレジャーをするのに支障をきたすことがないものとなる。
さらに、この発明は、保持した香水や薬剤などの揮発成分が直接人体に触れることがないので、肌荒れがしたりすることはなく、薬剤や香水が劣化して、薬効が低下したり、香りが変化したりすることがない。
しかも、この発明は、香水や薬剤などの揮発成分を、別の香りの香水や別の種類の薬剤などに取り替えたい場合、その眼鏡装着品ごと簡単に取り替えることができるので、香りが混ざってその香料の本来の香りを発散できないということもなく、埃などが溜まって、その発散機能が充分に発揮できなくなるということもなくなる。
この発明の眼鏡装着品の第一実施形態の斜視図である。 図1に示すこの発明の眼鏡装着品の分解斜視図である。 図1中のA−Aによるこの発明の眼鏡装着品の断面図である。 図1に示すこの発明の眼鏡装着品を取り付けた眼鏡の斜視図である。 図1に示すこの発明の眼鏡装着品を取り外した眼鏡の斜視図である。 図1に示すこの発明の眼鏡装着品を取り付けた眼鏡の側面図である。 図6中のB−Bによるこの発明の眼鏡装着品を取り付けた眼鏡の断面図である。 図6中のB−Bによるこの発明の眼鏡装着品を取り付けた眼鏡の断面図であり、(a)は眼鏡のみの断面図であり、(b)は眼鏡装着品のみの断面図である。 この発明の眼鏡装着品を包装する非通気性袋の説明図である。 この発明の眼鏡装着品の第二実施形態の斜視図である。 図10に示すこの発明の眼鏡装着品の分解斜視図である。 図10に示すこの発明の眼鏡装着品の組み立て状態を示す斜視図である。 図10に示すこの発明の眼鏡装着品の平面図である。 図13中のC−Cによるこの発明の眼鏡装着品の断面図である。 この発明の眼鏡装着品の第三実施形態の分解斜視図である。 図15に示すこの発明の眼鏡装着品を取り付けた眼鏡の側面図である。 図16中のD−Dによるこの発明の眼鏡装着品を取り付けた眼鏡の断面図である。 この発明の眼鏡装着品の第四実施形態の斜視図である。 図18に示すこの発明の眼鏡装着品の眼鏡に装着する以外の第一使用例を示す説明図である。 図18に示すこの発明の眼鏡装着品の眼鏡に装着する以外の第二使用例を示す説明図である。
以下、この発明の眼鏡装着品及びこの眼鏡装着品を備えた眼鏡を実施するための形態について、図面に基づき詳細に説明する。
図1〜3はこの発明の眼鏡装着品の第一実施形態を示し、図4〜8はこの第一実施形態の眼鏡装着品を備えた眼鏡を示している。
この第一実施形態におけるこの発明の眼鏡装着品は、図5に示したような眼鏡のフレーム101に形成された嵌合部102に嵌脱自在としている。この第一実施形態の眼鏡装着品は、本体1と蓋体2とからなり、本体1内に揮発成分保持体3を収容している。
本体1は、合成樹脂を一体成形してなるものとしており、平面形状が先端側の辺を最も短くした略長三角形状とし、先端から少し下げた位置から後端にかけて、幅方向に突出するフランジ1aを設け、さらに少なくとも前半分に収容空間1bを設け、この収容空間1bに後に述べる揮発成分保持体3を収容するようにしている。そして、この収容空間1bは、平面形状が略中央を幅狭部Saとした略長方形状としており、後に述べるように収容した揮発成分保持体3が収容空間1b内から外れにくくなるようにしている。さらに、収容空間1bの先後には、後に述べる蓋体2の嵌合爪4a、4bの嵌合部5a、5bを設けると共に、収容空間1bの両側端には、後に述べる蓋体2の嵌合爪4c、4cの嵌合部5c、5cを設けている。なお、嵌合部5a、5bは、孔形状としているが、溝形状としてもよく、また嵌合部5c、5cは溝形状としているが、孔形状としてもよい。
蓋体2は、合成樹脂を一体成形してなるものとしており、前記本体2に嵌め込まれて、収容空間1bを覆うようにすると共に、多数個の発散孔6を設けており、これらの発散孔6から後に述べる揮発成分保持体3に含浸させた香水や薬剤などの揮発成分を発散させるようにしている。そして、蓋体2の先後端には、前記収容空間1bの先後に設けた嵌合部5a、5bに嵌合する嵌合爪4a、4bを設け、蓋体2の両側端には、前記収容空間1bの両側端に設けた嵌合部5c、5cに嵌合する嵌合爪4c、4cを設けている。さらに、蓋体2の内周部には段差Sを設けると共に、本体1にもこの段差Sに対応するように段差Sを設けている。このようにすれば、本体1に蓋体2を被せ、嵌合爪4a、4bを嵌合部5a、5bに嵌合させたときに、前記段差Sと段差Sどうしが噛み合い、この噛み合い部が液止めとなって、前記収容空間1bに収容した揮発成分保持体3に含浸させた揮発成分の液漏れを可及的に防止することできる。なお、前記本体1に蓋体2を嵌め込んだ場合に、図8(b)に示したように、前記本体1と蓋体2との嵌合境界部近辺に断面アール形状の周溝Dを設けたものとしている。
揮発成分保持体3は、発泡樹脂やセラミックなどの多孔質材からなるものとしており、香水や薬剤などの揮発成分を含浸させ、これらの揮発成分を長時間、保持させておけるようにしている。そして、揮発成分保持体3を発泡樹脂とした場合は、図2に示したように、幅狭部Saを有さない収容空間1bと平面形状が同様の略長方形状としており、この揮発成分保持体3を収容空間1bに収容した場合は、揮発成分保持体3の略中央部が収容空間1bの幅狭部Saに挟まれて変形することにより、揮発成分保持体3が収容空間1b内から外れにくくなるようにしている。また、揮発成分保持体3をセラミックとした場合は、後に述べるが図11に示したように、平面形状が略中央を幅狭部Sbとして収容空間1bと同様の略長方形状としており、この揮発成分保持体3を収容空間1bに収容した場合は、揮発成分保持体3の幅狭部Sbが収容空間1bの幅狭部Saに嵌まり込んで、揮発成分保持体3が収容空間1b内から外れにくくなるようにしている。なお、揮発成分保持体3を発泡樹脂とした場合には、平面形状が略中央を幅狭部Saとした収容空間1bと同様の略長方形状としても、前記揮発成分保持体3をセラミックとした場合と同様に、揮発成分保持体3が収容空間1b内から外れにくくなる。
そして、この第一実施形態の眼鏡装着品は、以上のように構成した本体1の収容空間1bに揮発成分保持体3を収容し、この揮発成分保持体3の上方を覆うようにして、本体1に蓋体2を被せた状態にして、図5に示したような眼鏡のフレーム101に形成された嵌合部102に、蓋体2の発散孔6がフレーム101の表面側になるようにして、本体1をフレーム101に嵌脱自在として嵌め込まれる。
図5に示した眼鏡のフレーム101には、テンプルフレーム101aの前端から略中央にかけて嵌合部102が形成されている。この嵌合部102は、前記本体1がすきまなく嵌まり込むように、この本体1の略長三角形状に合致した通孔としている。そして、図8(a)に示したように、この通孔とした嵌合部102の孔壁102aの断面形状をアール形状としており、この嵌合部102に本体1を嵌め込んだときに、嵌合部102の孔壁102aが、前記本体1と蓋体2との嵌合境界部近辺に形成した周溝Dに嵌まり込むようしている。このようにすることにより、本体1のフレーム101への嵌脱操作をスムーズに行なうことができるものとなる。なお、テンプルフレーム101aの嵌合部102に本体1を嵌め込んだ状態では、図4、6、7に示したように、その本体1に被せた蓋体2の表面Fと、テンプルフレーム101aの外側表面102bとが略面一となるか、蓋体2の表面Fがテンプルフレーム101aの外側表面102bより少し低くなるようにしている。このようにすると、蓋体2を上から手指などで押し付けないかぎり、本体1がテンプルフレーム101aの嵌合部102から容易に外れることがなく、また眼鏡の使用時に手指が蓋体2に引っ掛かるなどして邪魔になるようなことがない。
また、図示した眼鏡のフレーム101は、一眼のレンズ103の両端に設けたテンプルフレーム101aに前記嵌合部102を形成したものとしたが、眼鏡が二眼のレンズである場合など、レンズフレーム(図示せず)を備えている場合には、このレンズフレームに前記嵌合部102を形成したものとしてもよい。
なお、この発明の眼鏡装着品は、眼鏡に装着しないときは、図9に示したようなアルミ箔などで作製された非通気性袋104で密閉包装しておけば、揮発成分保持体3に含浸させた香水や薬剤などの揮発成分が発散してしまうことがなく、長期間、保管しておくことができる。
図10〜14はこの発明の眼鏡装着品の第二実施形態を示している。この第二実施形態においても、この発明の眼鏡装着品は、図5に示したような第一実施形態と同様の眼鏡のフレーム101に形成された嵌合部102に嵌脱自在としている。この第二実施形態の眼鏡装着品は、本体11と蓋体12とからなり、本体11内に揮発成分保持体13を収納している。
本体11は、合成樹脂を一体成形してなるものとしており、第一実施形態と同様に、平面形状が先端側の辺を最も短くした略長三角形状とし、先端から少し下げた位置から後端にかけて、幅方向に突出するフランジ11aを設け、さらに少なくとも前半分に収容空間11bを設け、この収容空間11bに後に述べる揮発成分保持体13を収容するようにしている。そして、この収容空間11bは、平面形状が略中央を幅狭部Saとした略長方形状としており、第一実施形態と同様に収容した揮発成分保持体13が収容空間11b内から外れにくくなるようにしている。さらに、収容空間11bの後方には、後に述べる蓋体12の嵌合爪14aの嵌合部15aを設けると共に、収容空間11bの両側端には、後に述べる蓋体12の嵌合爪14b、14bの嵌合部15b、15bを設けている。なお、嵌合部15aは、孔形状としているが、溝形状としてもよく、また嵌合部15b、15bは溝形状としているが、孔形状としてもよい。また、本体11の先端は、後に述べる蓋体12の先端とヒンジ16により連結しており、このヒンジ16から蓋体12を折り返すことにより、蓋体12が本体11に被せられるようにしている。
蓋体12は、合成樹脂を一体成形してなるものとしており、前記本体11に嵌め込まれて、収容空間11bを覆うようにすると共に、多数個の発散孔17を設けており、これらの発散孔17から後に述べる揮発成分保持体13に含浸させた香水や薬剤などの揮発成分を発散させるようにしている。そして、蓋体12の後端には、前記収容空間11bの後方に設けた嵌合部15aに嵌合する嵌合爪14aを設け、蓋体12の両側端には、前記収容空間11bの両側端に設けた嵌合部15b、15bに嵌合する嵌合爪14b、14bを設けている。さらに、蓋体12の内周部には段差Sを設けると共に、本体11にもこの段差Sに対応するように段差Sを設けている。このようにすれば、本体11に蓋体12を被せ、嵌合爪14aを嵌合部15aに嵌合させたときに、前記段差Sと段差Sどうしが噛み合い、この噛み合い部が液止めとなって、前記収容空間11bに収容した揮発成分保持体13に含浸させた揮発成分の液漏れを可及的に防止することできる。なお、前記本体11に蓋体12を嵌め込んだ場合に、第一実施形態と同様に、前記本体11と蓋体12との嵌合境界部近辺に断面アール形状の周溝D(図示せず)を設けたものとしている。
揮発成分保持体13は、発泡樹脂やセラミックなどの多孔質材からなるものとしており、香水や薬剤などの揮発成分を含浸させ、これらの揮発成分を長時間、保持させておけるようにしている。そして、揮発成分保持体13をセラミックとした場合は、図11に示したように、平面形状が略中央を幅狭部Saとした収容空間11bと同様の略長方形状としており、この揮発成分保持体13を収容空間11bに収容した場合は、揮発成分保持体13の幅狭部Sbが収容空間11bの幅狭部Saに嵌まり込んで、揮発成分保持体13が収容空間11b内から外れにくくなるようにしている。また、揮発成分保持体13を発泡樹脂とした場合は、第一実施形態に示したように、幅狭部Saを有さない収容空間11bと同様の平面形状の略長方形状としたり、幅狭部Saを有した収容空間11bと同様の平面形状の略長方形状とすれば、揮発成分保持体4が収容空間3a内から外れにくくなる。
そして、この第二実施形態の眼鏡装着品は、以上のように構成した本体11の収容空間11bに揮発成分保持体13を収容し、この揮発成分保持体13の上方を覆うようにして、本体11に蓋体12を被せた状態にして、第一実施形態の眼鏡装着品と同様に、図5に示したような眼鏡のフレーム101に形成された嵌合部102に、蓋体12の発散孔17がフレーム101の表面側になるようにして、本体11をフレーム101に嵌脱自在として嵌め込まれる。
なお、この第二実施形態の眼鏡装着品においても、眼鏡のフレーム101に嵌め込まれた状態では、第一実施形態の眼鏡装着品と同様の状態になるようにしており、本体11のフレーム101への嵌脱操作をスムーズに行なうことができるものとなるとともに、蓋体12を上から手指などで押し付けないかぎり、本体11がテンプルフレーム101aの嵌合部102から容易に外れることがなく、また眼鏡の使用時に手指が蓋体12に引っ掛かるなどして邪魔になるようなことがない。
図15〜17はこの発明の眼鏡装着品の第三実施形態を示している。この第三実施形態においても、この発明の眼鏡装着品は、図5に示したような第一実施形態と同様の眼鏡のフレーム101に形成された嵌合部102に嵌脱自在としている。そして、この第三実施形態の眼鏡装着品は、本体21と蓋体22とからなるものとしている。
本体21は、合成樹脂を一体成形してなるものとしており、平面形状が先端側の辺を最も短くした略長三角形状とし、先端から少し下げた位置から後端にかけて、幅方向に突出するフランジ21aを設け、さらに少なくとも前半分に収容空間21bを設け、この収容空間21bに後に述べる蓋体22の突出部23を収容するようにしている。そして、この収容空間21bは、平面形状が略中央を幅狭部Saとした略長方形状としており、後に述べるように収容した蓋体22の突出部23が収容空間21b内から外れにくくなるようにしている。さらに、収容空間21bの先後には、後に述べる蓋体22の嵌合爪24a、24bの嵌合部25a、25bを設けると共に、収容空間21bの両側端には、後に述べる蓋体22の嵌合爪24c、24cの嵌合部25c、25cを設けている。なお、嵌合部25a、25bは、孔形状としているが、溝形状としてもよく、また嵌合部25c、25cは溝形状としているが、孔形状としてもよい。
蓋体22は、合成樹脂を一体成形してなるものとしており、下方に突出部23を設けたものとしており、この突出部23を前記本体21の収容空間21bに嵌め込むようにしている。そして、蓋体22の先後端には、前記収容空間21bの先後に設けた嵌合部25a、25bに嵌合する嵌合爪24a、24bを設け、蓋体22の両側端には、前記収容空間21bの両側端に設けた嵌合部25c、25cに嵌合する嵌合爪24c、24cを設けている。なお、前記本体21に蓋体22を嵌め込んだ場合に、第一実施形態と同様に、前記本体21と蓋体22との嵌合境界部近辺に断面アール形状の周溝D(図示せず)を設けたものとしている。
さらに、前記蓋体22を成形する合成樹脂は、揮発成分徐放性樹脂、すなわち揮発成分を徐々に発散させる加工をした合成樹脂としており、香水や薬剤などの揮発成分を含有させ、これらの揮発成分を長時間にわたって徐々に発散させるようにしている。そして、蓋体22に設けた突出部23は、平面形状が略中央を幅狭部Sbとして収容空間21bと同様の略長方形状としており、この突出部23を収容空間2bに収容した場合は、突出部23の幅狭部Sbが収容空間21bの幅狭部Saに嵌まり込んで、その突出部23が収容空間21b内から外れにくくなるようにしている。
そして、この第三実施形態の眼鏡装着品は、以上のように構成した本体21の収容空間21bに蓋体22の突出部23を収容し、この本体21に蓋体22を被せた状態にして、第一実施形態の眼鏡装着品と同様に、図5に示したような眼鏡のフレーム101に形成された嵌合部102に、蓋体22がフレーム101の表面側になるようにして、本体21をフレーム101に嵌脱自在として嵌め込まれる。
なお、この第三実施形態の眼鏡装着品においても、眼鏡のフレーム101に嵌め込まれた状態では、第一実施形態の眼鏡装着品と同様の状態になるようにしており、本体21のフレーム101への嵌脱操作をスムーズに行なうことができるものとなるとともに、蓋体22を上から手指などで押し付けないかぎり、本体21がテンプルフレーム101aの嵌合部102から容易に外れることがなく、また眼鏡の使用時に手指が蓋体22に引っ掛かるなどして邪魔になるようなことがない。
図18はこの発明の眼鏡装着品の第四実施形態を示し、図19、20はこの第四実施形態の眼鏡装着品の使用状態を示している。
この第四実施形態におけるこの発明の眼鏡装着品は、もちろん眼鏡に装着して使用することができるが、ペンダント代わりとして首からぶら下げるようにして使用したり、クリップを取り付けたりして、衣服や帽子に挟んで使用することもできるようにしている。
この第四実施形態の眼鏡装着品は、本体31と蓋体32とからなり、本体31内に揮発成分保持体(図示せず)を収容しており、図示したものは第一実施形態の眼鏡装着品と全く同様に構成したものの本体31の後半部側に貫通孔33を設けたものとしている。
そして、この第四実施形態の眼鏡装着品では、図19に示したように、本体31に設けた貫通孔33にリング41を通すなどし、このリング41に紐42を通して首にぶら下げればペンダント代わりとして使用することができる。また、図20に示したように、本体31に設けた貫通孔33にリング41を通すなどし、このリング41にクリップ43を取り付けたりすれば、衣服や帽子に挟んで使用するようことができる。
なお、この第四実施形態の眼鏡装着品は、第二実施形態の眼鏡装着品や第三実施形態の眼鏡装着品と全く同様に構成したものの本体31の後半部側に前記貫通孔33を設けたものとしてもよい。
この発明の眼鏡は、前記第一、第二実施例に示したような、本体と蓋体からなり、本体内に揮発成分保持体を収容した眼鏡装着品や、前記第三実施例に示したような、本体と蓋体からなり、その蓋体が揮発成分徐放性樹脂よりなる眼鏡装着品や、前記第四実施例に示したような眼鏡装着品を、眼鏡のフレームに備えてなるものとしている。
そして、この発明の眼鏡は、前記図5に示したように、フレーム101にはテンプルフレーム101aの前端から略中央にかけて嵌合部102が形成されている。この嵌合部102は、前記眼鏡装着品の本体1、11、21、31がすきまなく嵌まり込むように、本体1、11、21、31の略長三角形状に合致した通孔としている。そして、この通孔とした嵌合部102は、前記図8(a)に示したように、孔壁102aの断面形状をアール形状としており、嵌合部102に本体1、11、21、31を嵌め込んだときに、嵌合部102の孔壁102aが、前記本体1、11、21、31と蓋体2、12、22、32との嵌合境界部近辺に形成した周溝Dに嵌まり込むようしている。このようにすることにより、本体1、11、21、31のフレーム101への嵌脱操作をスムーズに行なうことができるものとなる。なお、テンプルフレーム101aの嵌合部102に本体1、11、21、31を嵌め込んだ状態では、その本体1、11、21、31に被せた蓋体2、12、22、32の表面Fと、テンプルフレーム101aの外側表面102bとが略面一となるか、蓋体2、12、22、32の表面Fがテンプルフレーム101aの外側表面102bより少し低くなるようにしている。このようにすると、蓋体2、12、22、32を上から手指などで押し付けないかぎり、本体1、11、21、31がテンプルフレーム101aの嵌合部102から容易に外れることがなく、また眼鏡の使用時に手指が蓋体2、12、22、32に引っ掛かるなどして邪魔になるようなことがない。
また、図示したこの発明の眼鏡のフレーム101は、一眼のレンズ103の両端に設けたテンプルフレーム101aに前記嵌合部102を形成したものとしたが、眼鏡が二眼のレンズである場合など、レンズフレーム(図示せず)を備えている場合には、このレンズフレームに前記嵌合部102を形成したものとしてもよい。
このように構成されたこの発明の眼鏡は、前記揮発成分保持体3、13に含浸させる香水や薬剤、または前記揮発成分徐放性樹脂からなる蓋体22に含有させる香水や薬剤を、虫忌避効果のあるレモンユ−カリオイル等の精油にすれば、屋外などで作業をしたり、レジャーをするときなどに着用することにより、虫が近寄ってくるようなことはなく、その虫に刺されたりすることがなくなる。
そして、この発明の眼鏡は、前記香水や薬剤をアロマオイルや花粉症などに効く薬剤等にすれば、その香りによって心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消、病気の予防や治療などの効果を得ることができるものなる。
さらに、この発明の眼鏡は、先にも述べたように、屋外などで作業をしたり、レジャーをするときなどの「激しい動作」が伴う眼鏡の着用時にも揺れ動いたり、邪魔になったりすることがないので、その屋外などでの作業やレジャーをするのに支障をきたすことがないものとなる。
また、この発明の眼鏡は、保持した香水や薬剤などの揮発成分が直接人体に触れることがないので、肌荒れがしたりすることはなく、薬剤や香水が劣化して、薬効が低下したり、香りが変化したりすることがない。
しかも、この発明の眼鏡は、香水や薬剤などの揮発成分を、別の香りの香水や別の種類の薬剤などに取り替えたい場合、その眼鏡装着品ごと簡単に取り替えることができるので、香りが混ざってその香料の本来の香りを発散できないということもなく、埃などが溜まって、その発散機能が充分に発揮できなくなるということもなくなる。
1、11、21、31 本体
2、12、22、32 蓋体
3、13 揮発成分保持体
6、17 発散孔
101 フレーム
102 嵌合部

Claims (5)

  1. 本体と蓋体とからなり、この蓋体が眼鏡のフレームの表面側になるようにすると共に、この蓋体側から揮発成分を発散させるようにして、前記眼鏡のフレームに形成された嵌合部に嵌脱自在としていることを特徴とする眼鏡装着品。
  2. 前記蓋体に発散孔を設け、前記本体内に揮発成分保持体を収容し、この揮発成分保持体に前記揮発成分を含浸させていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡装着品。
  3. 前記蓋体を揮発成分徐放性樹脂で作成し、この揮発成分徐放性樹脂に前記揮発成分を含有させていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡装着品。
  4. 前記本体に貫通孔を設けていることを特徴とする請求項1記載の眼鏡装着品。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の眼鏡装着品を備えたことを特徴とする眼鏡。
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