JP2016114333A - 冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016114333A
JP2016114333A JP2014255397A JP2014255397A JP2016114333A JP 2016114333 A JP2016114333 A JP 2016114333A JP 2014255397 A JP2014255397 A JP 2014255397A JP 2014255397 A JP2014255397 A JP 2014255397A JP 2016114333 A JP2016114333 A JP 2016114333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
heat exchanger
impeller
refrigeration cycle
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014255397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6223324B2 (ja
Inventor
良樹 森谷
Yoshiki Moriya
良樹 森谷
康巨 鈴木
Yasumasa Suzuki
康巨 鈴木
久保 和也
Kazuya Kubo
和也 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014255397A priority Critical patent/JP6223324B2/ja
Priority to CN201520788004.0U priority patent/CN205038017U/zh
Publication of JP2016114333A publication Critical patent/JP2016114333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6223324B2 publication Critical patent/JP6223324B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】冷媒の漏洩を高精度で検知可能で、かつ検知能力を維持できる冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置を提供する。【解決手段】冷媒漏洩検知装置140は、圧縮機3、熱源側熱交換器5、減圧装置6、及び負荷側熱交換器7を冷媒配管8a、8b、8c、8d、9a、9b、10a、10bで連結して、大気圧下で空気より密度の大きい冷媒を循環させる冷凍サイクルに用いられ、冷凍サイクルからの冷媒の漏洩によって回転する羽根車120a、120bと、羽根車の回転を検知することによって、冷凍サイクルからの冷媒の漏洩を判定する制御部30bとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置に関する。
従来、冷凍サイクルに用いられる冷媒として、不燃性であるR410AのようなHFC冷媒が用いられている。このR410Aは、従来のR22のようなHCFC冷媒と異なり、オゾン層破壊係数(以下「ODP」と称す)がゼロであるため、オゾン層を破壊することはない。ところが、R410Aは、地球温暖化係数(以下「GWP」と称す)が高いという性質を有している。そのため、地球の温暖化防止の一環として、R410AのようなGWPが高いHFC冷媒から、GWPが低い冷媒へと変更する検討が進められている。
そのような低GWPの冷媒候補としては、例えば、自然冷媒であるR290(C;プロパン)又はR1270(C;プロピレン)等のHC冷媒がある。しかしながら、R290及びR1270は、不燃性であるR410Aとは異なり、強燃レベルの可燃性(強燃性)を有している。そのため、R290又はR1270を冷媒として用いる場合には、冷媒漏洩に対する注意が必要となる。
また、低GWPの冷媒候補として、組成中に炭素の二重結合を持たないHFC冷媒、例えば、R410AよりもGWPが低いR32(CH;ジフルオロメタン)等がある。
また、同じような冷媒候補として、R32と同様にHFC冷媒の一種であって、組成中に炭素の二重結合を有するハロゲン化炭化水素がある。このようなハロゲン化炭化水素としては、例えば、HFO−1234yf(CFCF=CH;テトラフルオロプロペン)、HFO−1234ze(CF−CH=CHF)等がある。なお、組成中に炭素の二重結合を有するHFC冷媒は、R32のように組成中に炭素の二重結合を有しないHFC冷媒と区別するために、炭素の二重結合を持つHFC冷媒を、オレフィン(炭素の二重結合を持つ不飽和炭化水素がオレフィンと呼ばれる)の「O」を使って、「HFO」と表現されることが多い。
このような低GWPのHFC冷媒(HFO冷媒を含む)は、自然冷媒であるR290等のHC冷媒ほど強燃性ではないものの、不燃性であるR410Aとは異なり、微燃レベルの可燃性を有している。そのため、R290と同様に冷媒漏洩に対する注意が必要である。これより以降、微燃レベル以上(例えば、ASHRAE34の分類で2L以上)の可燃性を有する冷媒のことを「可燃性冷媒」と称する。
可燃性冷媒が室内空間へ漏洩した場合、室内空間の冷媒濃度が上昇し、可燃濃度域が形成されてしまう可能性がある。そのため、従来の可燃性冷媒を用いた冷凍サイクル装置は、冷媒漏洩検知のためのセンサを備えている。
例えば、特許文献1には、可燃性冷媒が漏洩した場合でも可燃濃度域の形成を抑制するために、ガスセンサを備えた空気調和機が開示されている。特許文献1の空気調和機は、室内機のケーシングの外表面に冷媒の漏洩を検知するためのガスセンサを備えている。ガスセンサで冷媒の漏洩が検知された場合、室内機ファンからの送風によって漏洩した冷媒が拡散されて可燃性冷媒の濃度が低減するため、可燃濃度域の形成が抑制される。
また、特許文献2には、冷媒センサを用いることなく冷媒漏洩を検知できる冷凍装置及び冷媒漏洩検知方法が開示されている。特許文献2では、室内機側熱交換機の配管下部に取り付けられた温度センサで液冷媒の温度が検知され、冷媒の漏洩は、圧縮機停止時の液冷媒温度の急激な低下によって判断される。
特開2002−98393号公報 特開2000−81258号公報
しかしながら、特許文献1のようにガスセンサを用いて冷媒漏洩を検知した場合は、経年劣化又は汚れ等の付着により冷媒漏洩が誤検知される等、検知能力が低下するという課題があった。
また、特許文献2のように温度センサを用いて冷媒漏洩を検知した場合、漏洩した冷媒が直接的に検知されないため、冷媒漏洩の検知精度が低くなるという課題があった。特に、特許文献2のように圧縮機停止時の液冷媒温度を検知する場合、圧縮機停止時の液冷媒の量にばらつきが生じやすいため、検知される温度もばらつきが生じやすく、冷媒漏洩の検知精度が低くなるという課題があった。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、冷媒の漏洩を高精度で検知可能で、かつ検知能力を維持できる冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本発明に係る冷媒漏洩検知装置は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、及び負荷側熱交換器を冷媒配管で連結して、大気圧下で空気より密度の大きい冷媒を循環させる冷凍サイクルに用いられ、前記冷凍サイクルからの前記冷媒の漏洩によって回転する羽根車と、前記羽根車の回転を検知することによって、前記冷凍サイクルからの前記冷媒の漏洩を判定する制御部とを備える。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、及び負荷側熱交換器を冷媒配管で連結して、大気圧下で空気より密度の大きい冷媒を循環させる冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルからの前記冷媒の漏洩によって回転する羽根車と、前記羽根車の回転を検知することによって、前記冷凍サイクルからの前記冷媒の漏洩を判定する制御部とを備える。
本発明によれば、羽根車の回転によって冷媒の漏洩を検知できるため、冷媒の漏洩を高精度で検知可能で、かつ検知能力を維持できる冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の冷媒回路の構成を概略的に示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の負荷側ユニット101の外観構成を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す右側面図である。 本発明の実施の形態1に係る冷媒漏洩検知装置140の第2の制御部30bで実行される冷媒漏洩検知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す右側面図である。 本発明の実施の形態4に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態4に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す右側面図である。 本発明の実施の形態4に係る第3の羽根車120c(第4の羽根車120d)の構造を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る第3の羽根車120c(第4の羽根車120d)の構造を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態4に係る第3の羽根車120c(第4の羽根車120d)の構造を概略的に示す側面図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1では、冷凍サイクル装置の一例として、床置形の空気調和装置100について説明する。図1は、本実施の形態1に係る空気調和装置100の冷媒回路の構成を概略的に示す冷媒回路図である。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の寸法及び形状等が実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、空気調和装置100は、圧縮機3、冷媒流路切替装置4、熱源側熱交換器5(例えば、室外熱交換器)、減圧装置6、及び負荷側熱交換器7(例えば、室内熱交換器)が冷媒配管を介して順次環状に接続され、冷凍サイクルを構成している。また、空気調和装置100は、負荷側ユニット101(例えば、室内に配置される室内機)と、熱源側ユニット102(例えば、室外に配置される室外機)とを有するセパレート形のものである。負荷側ユニット101と熱源側ユニット102との間は、冷媒配管の一部である第1の延長配管10a及び第2の延長配管10bを介して接続されている。
冷凍サイクルを循環する冷媒としては、例えば、R32、HFO−1234yf、HFO−1234ze等の微燃性冷媒、又は、R290、R1270等の強燃性冷媒が用いられている。これらの冷媒は単一冷媒として用いられてもよいし、2種以上が混合された混合冷媒として用いられてもよい。これらの冷媒は大気圧下において、空気より密度が大きいという特性を有するものである。
冷媒は、一定量をあらかじめ熱源側ユニット102内に封入した状態で出荷され、封入した冷媒の量に不足が生じる場合には、現地作業にて補填される。例えば、空気調和装置100の配置の際に、第1の延長配管10a及び第2の延長配管10bが長くなった場合には、追加の冷媒が補填される。
圧縮機3は、吸入した低圧冷媒を圧縮し、高圧冷媒として吐出する流体機械である。冷媒流路切替装置4は、冷房運転時と暖房運転時とで冷凍サイクルにおける冷媒の流れ方向を切り替えるものである。冷媒流路切替装置4としては、例えば四方弁が用いられる。熱源側熱交換器5は、冷房運転時には凝縮器(放熱器)として機能し、暖房運転時には蒸発器として機能する熱交換器である。熱源側熱交換器5では、内部を流通する冷媒と、後述する熱源側送風ファン5f(例えば、室外送風ファン)により送風される空気(外気)との間で熱交換が行われる。減圧装置6は、高圧冷媒を減圧して低圧冷媒とするものである。減圧装置6としては、例えば開度を調節可能な電子膨張弁などが用いられる。負荷側熱交換器7は、冷房運転時には蒸発器として機能し、暖房運転時には凝縮器として機能する熱交換器である。負荷側熱交換器7では、内部を流通する冷媒と、後述する負荷側送風ファン7fにより送風される空気との間で熱交換が行われる。ここで、冷房運転とは、負荷側熱交換器7に低温低圧の冷媒を供給する運転のことであり、暖房運転とは、負荷側熱交換器7に高温高圧の冷媒を供給する運転のことである。
熱源側ユニット102には、圧縮機3、冷媒流路切替装置4、熱源側熱交換器5、及び減圧装置6が収容されている。また、熱源側ユニット102には、熱源側熱交換器5に外気を供給する(吹き付ける)熱源側送風ファン5fが収容されている。熱源側送風ファン5fは、熱源側熱交換器5に対向して配置されている。熱源側熱交換器5を通過する空気流は、熱源側送風ファン5fを回転させて外気を吸引することで生成される。熱源側送風ファン5fは、例えばプロペラファンが用いられている。熱源側送風ファン5fは、熱源側熱交換器5の下流側(熱源側送風ファン5fが生成する空気流の下流側)に配置されている。
熱源側ユニット102には、冷媒配管として、ガス側(冷房運転時)の第1の延長配管接続バルブ13aと冷媒流路切替装置4とを繋ぐ第1の熱源側冷媒配管8a、圧縮機3の吸入側に接続されている吸入配管11、圧縮機3の吐出側に接続されている吐出配管12、冷媒流路切替装置4と熱源側熱交換器5とを繋ぐ第2の熱源側冷媒配管8b、熱源側熱交換器5と減圧装置6とを繋ぐ第3の熱源側冷媒配管8c、及び減圧装置6と液側(冷房運転時)の第2の延長配管接続バルブ13bとを繋ぐ第4の熱源側冷媒配管8dが配置されている。
第1の延長配管接続バルブ13aは、開放及び閉止の切替えが可能な二方弁で構成されており、その一端に第1の熱源側継手部16aが取り付けられている。第1の延長配管接続バルブ13aは、第1の延長配管10aと第1の熱源側冷媒配管8aとを連結している。
第2の延長配管接続バルブ13bは、開放及び閉止の切替えが可能な三方弁で構成されており、真空引きの際(空気調和装置100に冷媒を供給する前作業の際)に使用する第1のサービス口14aが取り付けられ、他の一端に第2の熱源側継手部16bが取り付けられている。
本実施の形態1において、第1の熱源側継手部16a及び第2の熱源側継手部16bはフレア継手であってもよい。図示しないが、第1の熱源側継手部16a及び第2の熱源側継手部16bがフレア継手である場合、フレア継手の第1の熱源側冷媒配管8aの側及び第4の熱源側冷媒配管8dの側には雄ネジ加工がなされる。熱源側ユニット102の出荷時(例えば、空気調和装置100の出荷時)には、雌ネジ加工がなされたフレアナット(図示せず)が、フレア継手の雄ネジの部分に装着される。
吐出配管12には、冷房運転時及び暖房運転時のいずれにおいても、圧縮機3で圧縮された高温高圧のガス冷媒が流れる。吸入配管11には、冷房運転時及び暖房運転時のいずれにおいても、蒸発作用を経た低温低圧の冷媒(ガス冷媒又は二相冷媒)が流れる。吸入配管11には、低圧側のフレア継手(図示せず)付きの第2のサービス口14bが接続されており、吐出配管12には、高圧側のフレア継手(図示せず)付きの第3のサービス口14cが接続されている。第2のサービス口14b及び第3のサービス口14cは、空気調和装置100の据付け時や修理時の試運転の際に圧力計を接続して、運転圧力を計測するために使用される。
なお、第2のサービス口14b及び第3のサービス口14cのフレア継手には雄ネジ加工がなされている。熱源側ユニット102の出荷時(例えば、空気調和装置100の出荷時)には、雌ネジ加工がなされたフレアナット(図示せず)が、第2のサービス口14b及び第3のサービス口14cのフレア継手の雄ネジの部分に装着される。
負荷側ユニット101には、負荷側熱交換器7が収容されている。また、負荷側ユニット101には、負荷側熱交換器7に空気を供給する負荷側送風ファン7f(例えば、室内送風ファン)が配置されている。負荷側送風ファン7fを回転させることで、負荷側熱交換器7を通過する空気流が生成される。負荷側送風ファン7fとしては、負荷側ユニット101の形態によって、遠心ファン(例えば、シロッコファン、ターボファン等)、クロスフローファン、斜流ファン、軸流ファン(例えば、プロペラファン)などが用いられる。本実施の形態1における負荷側送風ファン7fは、当該負荷側送風ファン7fが生成する空気流において負荷側熱交換器7の上流側に配置されているが、負荷側熱交換器7の下流側に配置されていてもよい。
負荷側ユニット101には、冷媒配管として、負荷側熱交換器7と第1の延長配管10aとを繋ぐ第1の負荷側冷媒配管9a、及び第2の延長配管10bと負荷側熱交換器7とを繋ぐ第2の負荷側冷媒配管9bが配置されている。第1の負荷側冷媒配管9aの第1の延長配管10aとの接続部には、第1の延長配管10aを接続するための第1の負荷側継手部15aが設けられている。また、第2の負荷側冷媒配管9bの第2の延長配管10bとの接続部には、第2の延長配管10bを接続するための第2の負荷側継手部15bが設けられている。
これによって、第1の延長配管10aの両端は、第1の熱源側継手部16aと第1の負荷側継手部15aとの間に着脱可能に接続され、第2の延長配管10bの両端は、第2の熱源側継手部16bと第2の負荷側継手部15bとの間に着脱可能に接続される。すなわち、負荷側ユニット101と熱源側ユニット102とが、第1の延長配管10a及び第2の延長配管10bによって接続されることによって冷媒回路が形成され、圧縮機3によって圧縮された冷媒を循環させる冷凍サイクル(圧縮式ヒートポンプサイクル)が構成される。
本実施の形態1においては、第1の負荷側継手部15a及び第2の負荷側継手部15bはフレア継手であってもよい。図示しないが、第1の負荷側継手部15a及び第2の負荷側継手部15bがフレア継手である場合、フレア継手には、第1の延長配管10a及び第2の延長配管10bを接続するための雄ネジ加工がなされる。負荷側ユニット101の出荷時(例えば、空気調和装置100の出荷時)には、雌ネジ加工がなされたフレアナット(図示せず)が、フレア継手の雄ネジの部分に装着される。
負荷側ユニット101には、負荷側送風ファン7fによって吸い込まれる外気(例えば、室内空気)の温度を検知する吸込空気温度センサ91、負荷側熱交換器7の冷房運転時の入口部(暖房運転時の出口部)の冷媒温度を検知する熱交換器入口温度センサ92、負荷側熱交換器7の二相部の冷媒温度(蒸発温度又は凝縮温度)を検知する熱交換器温度センサ93等が設けられている。これらのセンサ類は、負荷側ユニット101又は空気調和装置100の全体を制御する第1の制御部30aに検知信号を出力するように構成される。
第1の制御部30aは、CPU、ROM、RAM、I/Oポート等を備えたマイコンを有している。第1の制御部30aは、後述する操作部26及び第2の制御部30bとの間で相互にデータ通信を行うことができるように構成される。第1の制御部30aは、操作部26からの操作信号やセンサ類からの検知信号等に基づき、負荷側送風ファン7fの動作を含む負荷側ユニット101又は空気調和装置100の全体の動作を制御する。第1の制御部30aは、負荷側ユニット101の筐体内に設けられていてもよいし、熱源側ユニット102の筐体内に設けられていてもよい。
本実施の形態1の負荷側ユニット101は、冷媒の漏洩によって回転するプロペラ型の第1の羽根車120a及び第2の羽根車120bと、第1の羽根車120aの回転を検知する第1の回転検知センサ130aと、第2の羽根車120bの回転を検知する第2の回転検知センサ130bとを備える。第1の回転検知センサ130a及び第2の回転検知センサ130bは、第2の制御部30bに検知信号を出力するように構成される。後述するように、本実施の形態1では、第1の羽根車120a、第2の羽根車120b、第1の回転検知センサ130a、第2の回転検知センサ130b、及び第2の制御部30bは、冷媒漏洩検知装置140を構成する。
次に、空気調和装置100の冷凍サイクルの動作について説明する。まず、冷房運転時の動作について説明する。図1において、実線矢印は、冷房運転時の冷媒の流れ方向を示している。冷房運転では、冷媒流路切替装置4によって冷媒流路が実線で示すように切り替えられ、負荷側熱交換器7に低温低圧の冷媒が流れるように冷媒回路が構成される。
圧縮機3から吐出された高温高圧のガス冷媒は、冷媒流路切替装置4を経てまず熱源側熱交換器5へと流入する。冷房運転では、熱源側熱交換器5は凝縮器として機能する。すなわち、熱源側熱交換器5では、内部を流通する冷媒と、熱源側送風ファン5fにより送風される空気(外気)との熱交換が行われ、冷媒の凝縮熱が送風空気に放熱される。これにより、熱源側熱交換器5に流入した冷媒は、凝縮して高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、減圧装置6に流入し、減圧されて低圧の二相冷媒となる。低圧の二相冷媒は、第2の延長配管10bを経由して負荷側ユニット101の負荷側熱交換器7に流入する。冷房運転では、負荷側熱交換器7は蒸発器として機能する。すなわち、負荷側熱交換器7では、内部を流通する冷媒と、負荷側送風ファン7fにより送風される空気(室内空気)との熱交換が行われ、冷媒の蒸発熱が送風空気から吸熱される。これにより、負荷側熱交換器7に流入した冷媒は、蒸発して低圧のガス冷媒又は乾き度の高い二相冷媒となる。また、負荷側送風ファン7fにより送風される空気は、冷媒の吸熱作用によって冷却される。負荷側熱交換器7で蒸発した低圧のガス冷媒又は乾き度の高い二相冷媒は、第1の延長配管10a及び冷媒流路切替装置4を経由して圧縮機3に吸入される。圧縮機3に吸入された冷媒は、圧縮されて高温高圧のガス冷媒となる。冷房運転では、以上のサイクルが繰り返される。
次に、暖房運転時の動作について説明する。図1において、点線矢印は、暖房運転時の冷媒の流れ方向を示している。暖房運転では、冷媒流路切替装置4によって冷媒流路が点線で示すように切り替えられ、負荷側熱交換器7に高温高圧の冷媒が流れるように冷媒回路が構成される。暖房運転時には、冷媒は冷房運転時とは逆方向に流れ、負荷側熱交換器7は凝縮器として機能する。すなわち、負荷側熱交換器7では、内部を流通する冷媒と、負荷側送風ファン7fにより送風される空気との熱交換が行われ、冷媒の凝縮熱が送風空気に放熱される。これにより、負荷側送風ファン7fにより送風される空気は、冷媒の放熱作用によって加熱される。
次に、本実施の形態1の負荷側ユニット101の内部構造について説明する。以下の説明における各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、負荷側ユニット101を床面に配置したときのものである。
図2は、本実施の形態1に係る負荷側ユニット101の外観構成を概略的に示す正面図である。負荷側ユニット101は、縦長の直方体状の形状を有する筐体111を備えている。筐体111の前面パネルの下部には、外気(例えば、室内空気)を吸い込む吸込口112が形成されている。本実施の形態1においては、吸込口112は、筐体111の上下方向において中央部よりも下方であり、床面近傍の位置に設けられている。筐体111の前面上部、すなわち吸込口112よりも高さの高い位置には、吸込口112から吸い込まれた空気を吹き出す吹出口113が形成されている。本実施の形態1においては、吹出口113は、筐体111の上下方向における中央部よりも上方に設けられている。
筐体111の前面のうち、吸込口112よりも上方で吹出口113よりも下方には、操作部26が設けられている。操作部26は、通信線を介して第1の制御部30aに接続されており、第1の制御部30aとの間で相互にデータ通信が可能となっている。操作部26では、ユーザの操作により負荷側ユニット101(空気調和装置100)の運転開始操作、運転終了操作、運転モードの切替え、設定温度及び設定風量の設定などが行われる。操作部26には、情報をユーザに報知する表示部や音声出力部等が設けられていてもよい。
図3は、本実施の形態1に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す正面図である。図4は、本実施の形態1に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す右側面図である。
図3、図4において、負荷側熱交換器7は負荷側ユニット101の上方に配置され、負荷側熱交換器7の上側は正面から見て後方に傾いている。負荷側熱交換器7には、第1の制御部30aに検知信号を出力する熱交換器温度センサ93が配置されている。負荷側熱交換器7の下方には、負荷側熱交換器7の表面で凝縮した凝縮水を受けるドレンパン20が配置されている。
ドレンパン20の下方には、例えば、第1の制御部30a又は後述の第2の制御部30b等を構成するマイコン、各種電気部品、基板などが収容される電気品収納箱25が設けられている。
図3、図4において、負荷側送風ファン7fは、図2の吸込口112に対向する位置に配置されている。負荷側送風ファン7fの前方には、第1の制御部30aに検知信号を出力する吸込空気温度センサ91が配置されている。負荷側送風ファン7fは、誘導モータやDCブラシレスモータにて駆動される。負荷側送風ファン7fは、筐体111内に形成された風路81に配置される。吸込口112から負荷側送風ファン7fによって吸引された外気は、風路81を通り、負荷側熱交換器7にて熱交換されて、吹出口113より吹き出される。
図3、図4において、第1の延長配管10aは、第1の負荷側継手部15aを介して第1の負荷側冷媒配管9aと連結されている。また、第2の延長配管10bは、第2の負荷側継手部15bを介して第2の負荷側冷媒配管9bと連結される。第1の延長配管10a及び第2の延長配管10bは、筐体111の右側面前方下側に設けられたノックアウト穴(図示せず)を介して、熱源側ユニット102へ引き回されている。第2の負荷側冷媒配管9bには、第1の制御部30aに検知信号を出力する熱交換器入口温度センサ92が配置されている。
第1の負荷側冷媒配管9aには、ヘッダー主管61が接続されている。ヘッダー主管61には、複数のヘッダー枝管62が枝分かれして接続されている。第2の負荷側冷媒配管9bには、複数の負荷側冷媒枝管63が枝分かれして接続されている。第1の負荷側冷媒配管9aとヘッダー主管61との間の接続部、ヘッダー主管61とヘッダー枝管62との間の接続部、及び第2の負荷側冷媒配管9bと負荷側冷媒枝管63との間の接続部は、ろう付けによって接合されている。これより以降、上述のろう付けによって接合されているこれらの接続部を「熱交換器の配管ろう付け部」と称する。
次に、本実施の形態1に係る冷媒漏洩検知装置140について説明する。
図4に示すように、冷媒漏洩検知装置140は、第1の羽根車120a、第2の羽根車120b、第1の回転検知センサ130a、第2の回転検知センサ130b、及び第2の制御部30bを備える。
本実施の形態1において、第1の羽根車120aは、第1の負荷側継手部15a及び第2の負荷側継手部15bの略鉛直下方に配置されている。また、第2の羽根車120bは、ドレンパン20より上方、かつ、熱交換器の配管ろう付け部の略鉛直下方に配置されている。本実施の形態1において、第1の羽根車120a及び第2の羽根車120bは、プロペラ型(水平軸風車型)であり、回転軸が鉛直方向を向くように取り付けられる。本実施の形態1においては、第1の羽根車120a又は第2の羽根車120bは、空気調和装置100の運転中及び停止中を含む常時、又は空気調和装置100の停止中のみに、漏洩冷媒が第1の羽根車120a又は第2の羽根車120bに達した場合に冷媒と空気の密度差により回転する。
第1の回転検知センサ130a及び第2の回転検知センサ130bは、それぞれ、第1の羽根車120a及び第2の羽根車120bの回転を検知できる位置に配置される。本実施の形態1において、第1の回転検知センサ130a及び第2の回転検知センサ130bの種類は、第1の羽根車120a及び第2の羽根車120bの回転を検知できるものであれば限定されない。
例えば、第1の回転検知センサ130a(第2の回転検知センサ130b)は、DCブラシレスモータを第1の羽根車120a(第2の羽根車120b)に取り付けて、第1の羽根車120a(第2の羽根車120b)の回転による逆起電力の発生を検知するように構成してもよい。また、第1の回転検知センサ130a(第2の回転検知センサ130b)は、第1の羽根車120a(第2の羽根車120b)との微小な距離間隔の変化を検知可能なギャップセンサによって回転を検知するものであってもよい。また、第1の回転検知センサ130a(第2の回転検知センサ130b)は、ホール素子を用いた磁気センサによって回転を検知するものであってもよい。また、第1の回転検知センサ130a及び第2の回転検知センサ130bは同一の種類のものでなくてもよい。
第2の制御部30bは、CPU、ROM、RAM、I/Oポート等を備えたマイコンを有している。第2の制御部30bは、操作部26との間で相互にデータ通信を行うことができるように構成される。第2の制御部30bでは、第1の回転検知センサ130a又は第2の回転検知センサ130bからの検知信号に基づき、冷媒の漏洩の有無が判定される。また、第2の制御部30bは、第1の回転検知センサ130a又は第2の回転検知センサ130bからの検知信号に基づき、負荷側送風ファン7fの動作を含む空気調和装置100の全体の動作を制御するように構成される。第2の制御部30bは、負荷側ユニット101の筐体内に設けられていてもよいし、熱源側ユニット102の筐体内に設けられていてもよい。また、第2の制御部30bは、第1の制御部30aとの間で相互にデータ通信を行うことができるように構成してもよいし、第1の制御部30aと一体化して制御ユニットを構成してもよい。
次に、本実施の形態1に係る冷媒漏洩検知装置140の第2の制御部30bにおける、冷媒漏洩検知処理を説明する。図5は、本実施の形態1に係る冷媒漏洩検知装置140の第2の制御部30bで実行される冷媒漏洩検知処理の一例を示すフローチャートである。この冷媒漏洩検知処理は、空気調和装置100の運転中及び停止中を含む常時、又は空気調和装置100の停止中のみに、所定の時間間隔で繰り返して実行されるものである。
図5のステップS1では、第2の制御部30bでは、第1の回転検知センサ130a又は第2の回転検知センサ130bからの検知信号に基づき、第1の羽根車120a又は第2の羽根車120bが回転しているか否かが判定される。第1の羽根車120a又は第2の羽根車120bが回転していると判定された場合にはステップS2、S3に進み、回転していないと判定された場合には処理を終了する。
ステップS2では、負荷側送風ファン7fの運転を開始する。負荷側送風ファン7fが既に運転している場合には、そのまま運転を継続する。これによって、気流を攪拌し、冷媒を拡散させ、可燃濃度域が形成されないようにする。また、負荷側送風ファン7f以外の空気調和装置100の運転が開始しないようにする。
ステップS3では、操作部26に異常を表示しユーザにその旨を報知する。更に、操作部26に冷媒漏洩に対する指示事項を表示し、ユーザにその旨を報知する。例えば、「ガス漏れ発生、窓を開けるように」と表示するようにしてもよい。また、操作部26の音声出力部を用いて、異常及び指示事項をユーザに報知するようにしてもよい。
次に、本実施の形態1に係る冷媒漏洩検知装置140の効果について説明する。
本実施の形態1においては、第1の羽根車120a又は第2の羽根車120bの回転によって冷媒の漏洩を直接的に検知可能な冷媒漏洩検知装置140を構成できる。したがって、本実施の形態1では、冷媒の漏洩を高精度で検知可能な冷媒漏洩検知装置140及び空気調和装置100を得ることができる。
また、本実施の形態1の冷媒漏洩検知装置140においては、第1の羽根車120a又は第2の羽根車120bの回転によって冷媒の漏洩を検知するため、経年劣化又は汚れの付着により検知能力が低下しない。したがって、本実施の形態1では、長期間にわたり検知能力を維持可能な冷媒漏洩検知装置140及び空気調和装置100を得ることができる。
また、本実施の形態1で用いられる冷媒(例えば、R32)は大気圧下において空気より密度が大きく、漏洩した場合は下方に流れる。本実施の形態1においては、第1の羽根車120aは第1の負荷側継手部15a又は第2の負荷側継手部15bの下方に配置されている。また、第2の羽根車120bは、熱交換器の配管ろう付け部の下方に配置されている。すなわち、本実施の形態1では、冷媒が漏洩する可能性の高い箇所の下方に第1の羽根車120a又は第2の羽根車120bを配置されているため、微小の冷媒漏洩も検知することができる。したがって、本実施の形態1では、可燃濃度域が形成される前の早い段階で冷媒漏洩を検知することが可能な冷媒漏洩検知装置140及び空気調和装置100を得ることができる。
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、第1の羽根車120aを第1の負荷側継手部15a及び第2の負荷側継手部15bの略鉛直下方に配置し、第2の羽根車120bを熱交換器の配管ろう付け部の略鉛直下方に配置したが、第1の羽根車120a及び第2の羽根車120bのいずれか一方のみを配置するものとしてもよい。第1の羽根車120a又は第2の羽根車120bのいずれか一方のみとすることによって、冷媒漏洩検知装置140の製造コストを削減できる。
実施の形態3.
以下に、本発明の実施の形態3について説明する。図6は、本実施の形態3に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す正面図である。図7は、本実施の形態3に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す右側面図である。
図6、図7に示すように、本発明の実施の形態3においては、第1の負荷側継手部15a及び第2の負荷側継手部15bの側方に第1の漏洩冷媒誘導部材95aが形成されている。第1の漏洩冷媒誘導部材95aは、第1の負荷側継手部15a及び第2の負荷側継手部15bの側方を取り囲み、第1の負荷側継手部15a又は第2の負荷側継手部15bから漏洩する冷媒を第1の羽根車120aに誘導する。
また、本発明の実施の形態3においては、筐体111の正面から見た熱交換器の配管ろう付け部の側方及び後方に、第2の漏洩冷媒誘導部材95bが形成されている。第2の漏洩冷媒誘導部材95bは、配管ろう付け部から漏洩して下方に流れる冷媒を受け、受けた冷媒を第2の羽根車120bに誘導する。それ以外の構成は、上述の実施の形態1における空気調和装置100の構成と同一であるため説明は省略する。
本実施の形態3では、第1の漏洩冷媒誘導部材95a及び第2の漏洩冷媒誘導部材95bを形成することによって、熱交換器の配管ろう付け部、第1の負荷側継手部15a、又は第2の負荷側継手部15bから漏洩した冷媒は第1の羽根車120a又は第2の羽根車120bに誘導されるため、第1の羽根車120a又は第2の羽根車120bにおける冷媒検知能力を高めることができる。
実施の形態4.
以下に、本発明の実施の形態4について説明する。図8は、本実施の形態4に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す正面図である。図9は、本発明の実施の形態4に係る負荷側ユニット101の内部構造を概略的に示す右側面図である。
図8、図9では、上述の実施の形態1におけるプロペラ型の第1の羽根車120aの代わりに、開放周流型(水車型)の第3の羽根車120cが用いられている。また、上述の実施の形態1におけるプロペラ型の第2の羽根車120bの代わりに、開放周流型の第4の羽根車120dが用いられている。それ以外の構成は、上述の実施の形態1における空気調和装置100の構成と同一であるため説明は省略する。
図10は、本実施の形態4に係る第3の羽根車120c(第4の羽根車120d)の構造を概略的に示す斜視図である。図11は、本実施の形態4に係る第3の羽根車120c(第4の羽根車120d)の構造を概略的に示す正面図である。図12は、本実施の形態4に係る第3の羽根車120c(第4の羽根車120d)の構造を概略的に示す側面図である。
図10〜図12に示すように、第3の羽根車120c(第4の羽根車120d)は、回転軸121と、回転軸121を中心とした円周上に配置された複数の羽根122とを備える。本実施の形態4の第3の羽根車120c又は第4の羽根車120dは、羽根車の回転軸121が筐体111の底面に対して平行になるように配置することによって、漏洩冷媒が第3の羽根車120c又は第4の羽根車120dに達した場合に回転させることができる。
本実施の形態4においては、第3の羽根車120c又は第4の羽根車120dを筐体111の側面から見て縦長に配置することができる。したがって第3の羽根車120c又は第4の羽根車120dは、配置スペースの狭い箇所(例えば、冷媒配管の間等)にも配置することができるため、負荷側ユニット101の省スペース化を図ることができる。
その他の実施の形態.
上述の実施の形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、上述の実施の形態の空気調和装置100は床置形のものとしたが、これに限定されず4方向天井埋込形又は壁掛け形のものであってもよい。
また、上述の実施の形態の冷媒漏洩検知装置140は空気調和装置100以外にも用いることができる。例えば、冷蔵庫、冷凍庫、自動販売機、冷凍装置(冷凍機)、及び給湯器等の冷凍サイクル装置(ヒートポンプ装置)に用いることができる。
また、上述の実施の形態の羽根車(120a〜120d)は、冷媒が漏洩する可能性の高い他の箇所(例えば、熱源側ユニット102内の熱源側熱交換器5、第1の熱源側継手部16a)の下方に配置してもよい。この場合、図5の冷媒漏洩検知処理のステップS2においては、熱源側送風ファン5fの運転開始処理が実行される。
また、上述の実施の形態3においては、第1の漏洩冷媒誘導部材95a及び第2の漏洩冷媒誘導部材95bはいずれか一方のみを配置するようにしてもよい。
また、上述の各実施の形態や変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
3 圧縮機、4 冷媒流路切替装置、5 熱源側熱交換器、5f 熱源側送風ファン、6 減圧装置、7 負荷側熱交換器、7f 負荷側送風ファン、8a 第1の熱源側冷媒配管、8b 第2の熱源側冷媒配管、8c 第3の熱源側冷媒配管、8d 第4の熱源側冷媒配管、9a 第1の負荷側冷媒配管、9b 第2の負荷側冷媒配管、10a 第1の延長配管、10b 第2の延長配管、11 吸入配管、12 吐出配管、13a 第1の延長配管接続バルブ、13b 第2の延長配管接続バルブ、14a 第1のサービス口、14b 第2のサービス口、14c 第3のサービス口、15a 第1の負荷側継手部、15b 第2の負荷側継手部、16a 第1の熱源側継手部、16b 第2の熱源側継手部、20 ドレンパン、25 電気品収納箱、26 操作部、30a 第1の制御部、30b 第2の制御部、61 ヘッダー主管、62 ヘッダー枝管、63 負荷側冷媒枝管、81 風路、91 吸込空気温度センサ、92 熱交換器入口温度センサ、93 熱交換器温度センサ、95a 第1の漏洩冷媒誘導部材、95b 第2の漏洩冷媒誘導部材、100 空気調和装置、101 負荷側ユニット、102 熱源側ユニット、111 筐体、112 吸込口、113 吹出口、120a 第1の羽根車、120b 第2の羽根車、120c 第3の羽根車、120d 第4の羽根車、121 回転軸、122 羽根、130a 第1の回転検知センサ、130b 第2の回転検知センサ、140 冷媒漏洩検知装置。

Claims (6)

  1. 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、及び負荷側熱交換器を冷媒配管で連結して、大気圧下で空気より密度の大きい冷媒を循環させる冷凍サイクルに用いられ、
    前記冷凍サイクルからの前記冷媒の漏洩によって回転する羽根車と、
    前記羽根車の回転を検知することによって、前記冷凍サイクルからの前記冷媒の漏洩を判定する制御部と
    を備える冷媒漏洩検知装置。
  2. 圧縮機、熱源側熱交換器、減圧装置、及び負荷側熱交換器を冷媒配管で連結して、大気圧下で空気より密度の大きい冷媒を循環させる冷凍サイクルと、
    前記冷凍サイクルからの前記冷媒の漏洩によって回転する羽根車と、
    前記羽根車の回転を検知することによって、前記冷凍サイクルからの前記冷媒の漏洩を判定する制御部と
    を備える冷凍サイクル装置。
  3. 前記熱源側熱交換器に外気を供給する熱源側送風ファンと、
    前記負荷側熱交換器に外気を供給する負荷側送風ファンと、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記冷凍サイクルの運転中及び停止中を含む常時、又は前記冷凍サイクルの停止中のみに、前記冷媒の漏洩があると判定した場合、前記熱源側送風ファン又は前記負荷側送風ファンの少なくとも一方の運転開始処理を行い、漏洩した前記冷媒を拡散させるものである請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記羽根車は、前記熱源側熱交換器、前記負荷側熱交換器、又は前記冷媒配管の継手部のうちの少なくとも一つの下方に配置される請求項2又は3に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記熱源側熱交換器、前記負荷側熱交換器、又は前記冷媒配管の継手部のうちの少なくとも一つから漏洩した冷媒を前記羽根車に誘導する漏洩冷媒誘導部材を更に備える請求項4に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記羽根車はプロペラ型又は開放周流型である請求項2〜5のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
JP2014255397A 2014-12-17 2014-12-17 冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置 Expired - Fee Related JP6223324B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014255397A JP6223324B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置
CN201520788004.0U CN205038017U (zh) 2014-12-17 2015-10-12 制冷剂泄漏检测装置以及制冷循环装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014255397A JP6223324B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016114333A true JP2016114333A (ja) 2016-06-23
JP6223324B2 JP6223324B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=55296913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014255397A Expired - Fee Related JP6223324B2 (ja) 2014-12-17 2014-12-17 冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6223324B2 (ja)
CN (1) CN205038017U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020105117A1 (ja) * 2018-11-20 2020-05-28 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2020106175A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和機用ユニット及び空気調和機

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106895486A (zh) * 2017-02-28 2017-06-27 广东美的制冷设备有限公司 一种空调器、空调器的控制装置及其控制方法
JP7150630B2 (ja) * 2019-02-07 2022-10-11 三菱重工マリンマシナリ株式会社 排熱回収装置およびその制御方法
JP7037087B2 (ja) * 2020-03-27 2022-03-16 ダイキン工業株式会社 冷凍サイクル装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08327195A (ja) * 1995-05-29 1996-12-13 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JPH11304226A (ja) * 1998-04-23 1999-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP2002098393A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JP2008032443A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Chugoku Electric Power Co Inc:The 気密配管からの気体漏洩検出器
JP2013047591A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Noritz Corp ヒートポンプ給湯装置
JP2014081160A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Hitachi Appliances Inc 空気調和機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08327195A (ja) * 1995-05-29 1996-12-13 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JPH11304226A (ja) * 1998-04-23 1999-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP2002098393A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JP2008032443A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Chugoku Electric Power Co Inc:The 気密配管からの気体漏洩検出器
JP2013047591A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Noritz Corp ヒートポンプ給湯装置
JP2014081160A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Hitachi Appliances Inc 空気調和機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020105117A1 (ja) * 2018-11-20 2020-05-28 三菱電機株式会社 空気調和装置
JPWO2020105117A1 (ja) * 2018-11-20 2021-09-02 三菱電機株式会社 空気調和装置
US11530830B2 (en) 2018-11-20 2022-12-20 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus
JP2020106175A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和機用ユニット及び空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6223324B2 (ja) 2017-11-01
CN205038017U (zh) 2016-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6431174B2 (ja) 空気調和装置
US10094605B2 (en) Refrigeration cycle apparatus and refrigeration cycle system
US20180119998A1 (en) Refrigeration cycle apparatus
WO2015029678A1 (ja) 空気調和装置および冷媒漏洩検知方法
WO2017187618A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP6223324B2 (ja) 冷媒漏洩検知装置及び冷凍サイクル装置
US20190383509A1 (en) Refrigeration cycle device and refrigeration cycle system
JP6157789B1 (ja) 冷凍サイクル装置及び冷媒漏洩検知方法
WO2017187562A1 (ja) 冷凍サイクル装置
WO2018092197A1 (ja) 空気調和装置および冷媒漏洩検知方法
JP6272149B2 (ja) 空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6223324

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees