JP2016113818A - 便器装置 - Google Patents

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田中 邦昭
Kuniaki Tanaka
邦昭 田中
齋藤 隆久
Takahisa Saito
隆久 齋藤
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Abstract

【課題】容易に汚物を除去できる、便器装置を提供する。【解決手段】便器装置は、ボウル部の排出口22と連通し下流端開口が上下移動可能な可動排水筒2と、可動排水筒2を収容するハウジング3と、を備える。可動排水筒2の下流端は、ボウル部内への溜水を可能とする上位置23と、ボウル部内から排水を可能とする下位置24と、に亘って移動可能となる。ハウジング3には、上位置23と下位置24とに亘る移動軌跡上の可動排水筒2の下流端の表面からその表面と対向するハウジングの表面までの範囲内に、流体を噴出する流体ノズル17が設置される。【選択図】図5

Description

本発明は、便器装置に関する。より詳細には、可動排水筒を備えた便器装置に関する。
従来、ボウル部の排水口に接続され上下に移動可能な可動排水筒と、可動排水筒を収容するハウジングと、を備えた便器装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
可動排水筒の下流端は、ボウル部内への溜水を可能とする上位置と、ボウル部内からの排水を可能とする下位置と、に亘って移動可能となっている。
特開平11−210055号公報
特許文献1に記載されている便器装置では、可動排水筒とハウジングの隙間は、汚物が詰まらないように広くとられる。しかし、便器装置では、設置スペースの制約を受けることから小型化が望まれる。
便器装置の小型化を実現するためにハウジングを小さくすると、可動排水筒の下流端に付着した汚物が、可動排水筒の上下移動の際にハウジングの内面に付いてしまい易くなる。
そして、その汚物を除去するには、便器を分解してハウジング内を洗浄する必要があり、その作業が非常に面倒であった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、容易にハウジング内の汚物を除去できる、便器装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような構成とする。
ボウル部の排出口と連通し下流端開口が上下移動可能な可動排水筒と、前記可動排水筒を収容するハウジングと、を備え、前記可動排水筒の下流端は、前記ボウル部内への溜水を可能とする上位置と、前記ボウル部内から排水を可能とする下位置と、に亘って移動可能な便器装置であって、前記ハウジングには、上位置と下位置とに亘る移動軌跡上の前記可動排水筒の下流端の表面からその表面と対向する前記ハウジングの表面までの範囲内に、流体を噴出する流体ノズルが設置されることを特徴とする。
本発明の便器装置では、ハウジング内に流体ノズルが設置されるので、容易にハウジング内の汚物を除去することができる。
図1は、可動排水筒の下流端が上位置に位置する場合の便器装置の縦断面図である。 図2は、便器装置の斜視図である。 図3は、可動排水筒の下流端が下位置に位置する場合の便器装置の縦断面図である。 図4は、ハウジングの斜視図である。 図5は、流体ノズルが上壁及び奥壁に設置されたハウジングの縦断面図である。 図6は、流体ノズルの縦断面図である。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
便器装置1は、図1,図2に示すように、ボウル部11と、外殻となるケーシング13と、ケーシング13内に収容される可動トラップ装置18と、を備える。また、可動トラップ装置18は、可動排水筒2と、ハウジング3と、を有する。
ボウル部11は、平面視楕円形状や円形状等、洗浄水が環状に流れ易い形状に形成されるのが好ましいが、形状は限定されない。また、ボウル部11は、合成樹脂や陶器をはじめとする様々な材質で形成可能であり、材質は特に限定されない。ボウル部11の上部には、ボウル部11内に向けて洗浄水を吐出する洗浄水吐出口(不図示)が設けられる。
また、ボウル部11の下部には、図1に示すように、上流側排出口12aが設けられる。上流側排出口12aには排出筒12が接続されており、この排出筒12の下流端の開口が下流側排出口12bとなる。この下流側排出口12bがボウル部11の排出口となる。なお、このような排出筒12は特に設けられなくてもよい。
ここで、前方Fとは、図1,2に示すように、ボウル部11上に載置される便座(不図示)に着座した使用者が向く方向をいい、その反対方向を後方Bとする。また、左方Lおよび右方Rは、前方Fを向いたときの左右とする。
ケーシング13は、前半部をなすスカート部13aと、後半部の下側をなすサイドカバー13bと、後半部の上側をなす機器ケース15と、後端部をなすリアカバー(不図示)と、を有する。ケーシング13には、ボウル部11上に起倒可能な便座(不図示)と、便座を内部に収容する便蓋14と、が回転自在に取付けられる。
スカート部13a内には、ボウル部11が収容される。また、サイドカバー13bとリアカバー内には、可動排水筒2のハウジング3が収容される。そして、機器ケース15内には、制御部(不図示)や、各種設定を行う設定部等(不図示)が収容される。
可動排水筒2は、変形性を有し且つ通水性を有しない材料にて、伸縮可能に形成されてもよく、このような材料により蛇腹状に形成されてもよいし、蛇腹状に形成されなくてもよい。また、可動排水筒2が伸縮し難い材料により形成されてもよく、形状や材質は特に限定されない。
可動排水筒2は、図1,3に示すように、筒状をしたもので、上流端がボウル部11の下流側排出口12bに接続される。これにより、可動排水筒2の上流端に設けられる流入口21を介して、可動排水筒2内とボウル部11内とが連通する。可動排水筒2の下流端には、排出口22が設けられる。可動排水筒2は、下流端(排出口22)が上下移動可能となるように設けられる。
可動排水筒2の下流端は、図1に示すボウル部11内への溜水を可能とする上位置23と、図3に示すボウル部11内から排水を可能とする下位置24と、に亘って駆動部16により移動可能である。
駆動部16は、図4に示すように、モータをはじめとする動力を発生させる駆動源16aと、駆動源16aで生じる動力により可動排水筒2の下流端を上下移動させるアームといった動力伝達部16bと、を備える。駆動部16は、駆動源16aの出力軸に連結されるアームの回転により、可動排水筒2の下流端を上下移動させる。
また、図4に示すように、駆動源16aへの給電が行われない時に手動で可動排水筒2の下流端が上下移動可能なように、手動操作部16cと、切替部(不図示)とを備える。切替部は、駆動源16aからの動力を可動排水筒2の下流端に伝達して手動操作部16cからの動力の伝達を遮断するモードと、手動操作部16cからの動力を可動排水筒2の下流端に伝達して駆動源16aからの動力の伝達を遮断するモードと、を切り替える。なお、駆動部16はこのような構成に限定されない。
駆動部16は、制御部(不図示)により駆動が制御される。制御部は、マイクロコンピュータを備え、ROM(Read Only Memory)等の記憶部に記憶された制御プログラムを実行することで、駆動部16の制御を行う。
便器装置1では、使用されない時には、図1に示すように、可動排水筒2の下流端が上位置23に位置して、排出口22が上を向く状態となり、ボウル部11内および可動排水筒2内に溜水が形成される封水状態となる。便器装置1では、使用される時には、図3に示すように、可動排水筒2の下流端が下位置24に位置して、排出口22が下を向く状態となり、ボウル部11内および可動排水筒2内に溜水が排出される排出状態となる。
ハウジング3には、可動排水筒2が収容される。ハウジング3のボウル部11側の側壁には、図5に示すように、可動排水筒2の流入口21が挿通される上流開口31が設けられる。ハウジング3の下壁には、下方に向けて開口し下水管に接続される下流開口32が設けられる。
ハウジング3は、上壁33と、ボウル部11の下流側排出口12bと対向する奥壁34(図1,図3を参照)と、を有する。ハウジング3は、トイレ内における便器の設置スペースが限られることから、その大きさが小さく形成されることが望ましい。ここで、ハウジング3では、上位置23にある可動排水筒2の下流端と上壁33との距離が5mm〜15mmとなるように設けられることが好ましい。また、ハウジング3では、下位置24にある可動排水筒2の下流端と奥壁34との距離が5mm〜15mmとなるように設けられることが好ましい。ハウジング3は、本実施形態では、これらの条件のもと、可能な限り小さく形成される。なお、可動排水筒2の下流端とハウジング3との距離は上記した数値に限定されない。
ここで、ハウジング3では、ボウル部11内の汚物を排出するために可動排水筒2が上位置23から下位置24に移動する際や、排出後、下位置24から上位置23に移動する際に汚物が表面に付着し易い。特に、ハウジング3を上記したように可能な限り小型化すると、可動排水筒2とハウジング3とのクリアランスが狭くなり、汚物がよりハウジング3の表面に付着し易くなる。
例えば、可動排水筒2が上位置23から下位置24に移動する際、可動排水筒2からの排水が、移動軌跡上の可動排水筒2の下流端と対向するハウジング3の表面にかかる。その際に、汚物が付着してしまう。また別の例として、可動排水筒2が下位置24から上位置23に移動する際、可動排水筒2の下流端に残った汚物が、移動軌跡上の可動排水筒2の下流端と対向するハウジング3の表面に引っ掛かる。その際に、汚物が付着してしまう。
そこで、本実施形態のハウジング3には、上位置23と下位置24とに亘る移動軌跡上の可動排水筒2の下流端の表面からその表面と対向するハウジング3の表面までの範囲内に、流体を噴出する流体ノズル17が設置される。流体ノズル17は、本実施形態では、ハウジング3の中でも特に汚物が付着し易い部分に流体を噴出できる位置に配置した場合について記載する。ここで、特に汚物が付着し易いハウジング3の部分とは、上位置23にある可動排水筒2の下流端と対向する上壁の表面、下位置24にある可動排水筒2の下流端と対向する奥壁の表面となっている。
ハウジング3には、本実施形態では、図5に示すように、上位置23にある可動排水筒2の下流端の表面及びその表面に対向する上壁33における表面に付着した汚物に流体を噴出する流体ノズル17(以下、上側ノズル4と記載)が設置される。上側ノズル4は、ハウジング3の上壁33の前側の端部に設けられた開口に取付けられ、ハウジング3内の空間にその噴出口44eが臨む。
上側ノズル4は、図5,6に示すように、流体を供給する供給源に接続された供給管41と、供給管41に接続され流体を噴出するノズル本体42と、を有する。供給管41は、例えば軟質部材から形成された可撓性を有するホースや、金属から形成されたパイプ、といったものが考えられるが、特に限定されない。
ノズル本体42では、図6に示すように、上流側端部は供給管41が接続される接続部46となる。接続部46の大きさは、供給管41の内径に合わせた大きさとなる。ノズル本体42では、接続部46より下流側の端部は、流入してきた流体の速度を加速させて噴出する噴出部43となる。噴出部43の形状は、円筒状、角筒状等が考えられるが、特に限定されない。
ノズル本体42には、図6に示すように、流体が流れる貫通孔44が設けられる。貫通孔44は、上流側から、接続部46に形成される導水部44aと、噴出部43に形成され導水部44aと連通する上流側テーパー部44bと、噴出部43に形成され上流側テーパー部44bと連通する下流側テーパー部44cと、を有する。さらに、貫通孔44は、上流側から、噴出部43に形成され下流側テーパー部44cと連通する拡径部44dと、拡径部44dと連通し噴出部43から流体を噴出する噴出口44eと、を有する。なお、貫通孔44の形状は、上記した形状に限定されない。
下流側テーパー部44cには、本実施形態では、図6に示すように、逆止弁45が設けられる。逆止弁45は、上流側テーパー部44bの下流端の開口を閉塞する円錐台状の閉塞体45aと、閉塞体45aの後端部から連設する取付け体45bと、噴出口44eの縁部と取付け体45bとにその端部が取付けられる弾性体45cと、を有する。
閉塞体45aは、下流側テーパー部44cの形状に沿って形成されるが、前後方向の長さが下流側テーパー部44cよりも短く形成される。弾性体45cは、取付け体45bを介して閉塞体45aを上流側に付勢する。
流体が上流側テーパー部44bに流れ、上流側テーパー部44bの下流端に達すると、閉塞体45aは付勢される方向とは逆方向の力を受け、下流側へ押し込まれる。このとき、閉塞体45aは拡径部44dよりも直径が小さいので、閉塞体45aと拡径部44dとの隙間から流体が下流へと流れ、噴出口44eから噴出される。そして、流体の供給が停止されると、閉塞体45aは弾性体45cにより上流側に付勢され、上流側テーパー部44bの下流端の開口を閉塞する。この閉塞体45aにより、ハウジング3内の異臭が上側ノズル4を通って便所内へ拡散されることを防止できる。
この上側ノズル4の噴出口44eから噴出する流体は、図5に示すように、後方に向かって噴出される。そして、噴出口44eは、本実施形態では、噴出する流体が、上位置23にある可動排水筒2の下流端の表面からその表面に対向するハウジング3の上壁33における表面まで、という範囲に散布されるような形状に設けられる。これにより、最も汚物が溜まり易い、図5に示す可動排水筒2の下流端とハウジング3の上壁33との間61に流体を噴出することができる。従って、可動排水筒2の下流端に付着した汚物、そしてハウジング3の上壁33に付着した汚物を除去することができる。
噴出口44eの形状は、本実施形態では、円筒状であるが、上流から下流に行く程径が大きくなるテーパー状でもよい。噴出口44eの形状はテーパー状であると、散布する範囲を広げることができる。
次に、別の汚物が付着し易い箇所であるハウジング3の奥壁について記載する。
ハウジング3には、本実施形態では、図5に示すように、下位置24にある可動排水筒2の下流端の表面及びその表面に対向する奥壁34における表面に付着した汚物に流体を噴出する流体ノズル17(以下、奥側ノズル5と記載)が設置される。奥側ノズル5は、上側ノズル4と同じ構造をした流体ノズル17であるため、奥側ノズル5の構造については詳述しない。
奥側ノズル5は、ハウジング3の奥壁34の中間部に設けられた開口に取付けられ、ハウジング3内の空間にその噴出口51が臨む。
奥側ノズル5の噴出口51からの流体は、図5に示すように、下方に向かって噴出される。そして、噴出口51は、本実施形態では、噴出する流体が、下位置24にある可動排水筒2の下流端の表面からその表面に対向するハウジング3の奥壁34における表面まで、という範囲に散布されるような形状に設けられる。これにより、最も汚物が溜まり易い、図5に示す可動排水筒2の下流端とハウジング3の奥壁34との間62に流体を噴出することができる。従って、可動排水筒2の下流端に付着した汚物、そしてハウジング3の奥壁34に付着した汚物を除去することができる。
本実施形態の便器装置1では、図5に示すように、ハウジング3の上壁及び奥壁に流体ノズル17が設置されるが、流体ノズル17が設置される場所、数は限定されない。例として、ハウジング3に上側ノズル4のみを設置したり、奥側ノズル5のみを設置したり、上側ノズル4と奥側ノズル5の両方を設置したりする場合が考えられる。また、流体ノズル17は、設置される場所や、数だけでなく、流体を噴出する範囲や場所も限定されない。
流体ノズル17から噴出される流体は、本実施形態では、給水源から供給される水となっている。しかし、水ではなく、ハウジング3内の雑菌を除去するために洗浄成分を有した薬品や洗剤を混ぜた浄化液であることが好ましい。これにより、ハウジング3内の雑菌の発生や悪臭の発生を抑制することができる。
また、流体は、エアポンプを供給源とする空気であってもよい。これにより、ハウジング3内に水を噴出した場合に発生する虞がある水垢といった汚れが発生しないので、ハウジング3内を清潔に保つことができる。
次に、流体ノズル17から流体が噴出されるタイミングについて以下に記載する。
便器装置1では、ボウル部11内の汚物を排出するとき、図3に示すように、後述する排出工程中に、可動排水筒2の下流端が下位置24に位置し、排出口22が下を向く状態となる。これにより、ボウル部11内の水および汚物が下水管に排出される。
排出工程は、下降工程、下保持工程、上昇工程を有する。
下降工程は、図3に示す状態において、洗浄水供給部による洗浄水の供給が開始される。下降工程では、可動排水筒2の下流端の排出口22が図1に示す上位置23から図3に示す下位置24にかけて移動する。なお、上位置23および下位置24は、所定の範囲内に収まればよく、実用上支障ない程度の誤差を生じてもよい。また、洗浄水の供給の開始は、可動排水筒2の下流端の下降の開始よりも前に行われてもよいし、可動排水筒2の下流端の下降の開始よりも後または下降の開始と同時に行われてもよい。
下保持工程では、図3に示すように、可動排水筒2の下流端の排出口22が所定の持続時間、下位置24に保持される。これにより、汚物の排出が行われる。
上昇工程では、可動排水筒2の下流端の排出口22が図3に示す下位置24から図1に示す上位置23にかけて移動する。上昇工程では、洗浄水供給部による洗浄水の供給が停止される。なお、洗浄水の供給の停止は、可動排水筒2の下流端の上昇の停止の前に行われてもよいし、可動排水筒2の下流端の上昇の停止よりも後または上昇の停止と同時に行われてもよい。
このような排出工程において、流体ノズル17は、本実施形態では、下降工程が開始すると同時に流体を噴出し、上昇工程が終了すると同時に流体の噴出を終了する。なお、流体の噴出を開始するタイミングは、同時でなくともよく、下降工程の開始から前後してもよい。また、流体の噴出を終了するタイミングは、同時でなくともよく、上昇工程の終了から前後してもよい。
流体ノズル17からの流体の噴出は、本実施形態では、排出工程が行われる都度行うが、その頻度は特に限定されない。例えば、ハウジング3内に汚物を検知するセンサを取付け、そのセンサが汚物を検知したときのみ、流体ノズル17から流体を噴出してもよい。さらに、センサが汚物を検知した結果に基づいて、上側ノズル4と奥側ノズル5のいずれか一方又は両方を稼働させてもよい。
上記した構成の便器装置1では、ハウジング3内に流体ノズル17が設置されるので、ハウジング3を小型化することにより、可動排水筒2及びハウジング3に付着し易くなる汚物を容易に除去することができる。
上記した便器装置1は、以下のような構成を備える。
便器装置1は、ボウル部11の排出口22と連通し下流端開口が上下移動可能な可動排水筒2と、可動排水筒2を収容するハウジング3と、を備える。可動排水筒2の下流端は、ボウル部11内への溜水を可能とする上位置23と、ボウル部11内から排水を可能とする下位置24と、に亘って移動可能となる。ハウジング3には、上位置23と下位置24とに亘る移動軌跡上の可動排水筒2の下流端の表面からその表面と対向する前記ハウジングの表面までの範囲内に、流体を噴出する流体ノズル17が設置されることを特徴とする。
これにより、可動排水筒2及びハウジング3に付着した汚物を容易に除去することができる。
また、ハウジング3は、上壁と、ボウル部11の排出口22と対向する奥壁と、を有する。流体ノズル17は、上位置23にある可動排水筒2の下流端の表面からその表面と対向する上壁における表面までの範囲に、流体を噴出できる位置に設置されることが好ましい。
これにより、特に汚物が付着し易い箇所に流体を噴出することができる。
また、ハウジング3は、上壁と、ボウル部11の排出口22と対向する奥壁と、を有する。流体ノズル17は、下位置24にある可動排水筒2の下流端の表面からその表面と対向する奥壁における表面までの範囲に、流体を噴出できる位置に設置されることが好ましい。
これにより、特に汚物が付着し易い箇所に流体を噴出することができる。
また、流体ノズル17には、逆止弁45が設けられることが好ましい。
これにより、ハウジング3内の異臭が便所内へ拡散されることを防止できる。
また、流体ノズル17に給水路を接続させることで、洗浄水を噴出させることが好ましい。
これにより、便器装置1の給水源を利用して、可動排水筒2及びハウジング3に付着した汚物を容易に除去することができる。
また、洗浄水は、ハウジング3内を除菌する浄化液であることが好ましい。
これにより、ハウジング3内の雑菌の発生や悪臭の発生を抑制することができる。
また、流体ノズル17にエアポンプを接続させることで、空気を噴出させることが好ましい。
これにより、ハウジング3内に水を噴出した場合に、その水により発生する虞がある水垢といった汚れが発生しないので、ハウジング3内を清潔に保つことができる。
1 便器装置
11 ボウル部
12b 下流側排出口(ボウル部の排出口)
17 流体ノズル
18 可動トラップ装置
2 可動排水筒
23 上位置
24 下位置
3 ハウジング
33 上壁
34 奥壁
4 上側ノズル
5 下側ノズル

Claims (7)

  1. ボウル部の排出口と連通し下流端開口が上下移動可能な可動排水筒と、前記可動排水筒を収容するハウジングと、を備え、
    前記可動排水筒の下流端は、前記ボウル部内への溜水を可能とする上位置と、前記ボウル部内から排水を可能とする下位置と、に亘って移動可能な便器装置であって、
    前記ハウジングには、上位置と下位置とに亘る移動軌跡上の前記可動排水筒の下流端の表面からその表面と対向する前記ハウジングの表面までの範囲内に、流体を噴出する流体ノズルが設置されることを特徴とする便器装置。
  2. 前記ハウジングは、上壁と、前記ボウル部の前記排出口と対向する奥壁と、を有し、
    前記流体ノズルは、上位置にある前記可動排水筒の下流端の表面からその表面と対向する前記上壁における表面までの範囲に、流体を噴出できる位置に設置されることを特徴とする請求項1に記載の便器装置。
  3. 前記ハウジングは、上壁と、前記ボウル部の前記排出口と対向する奥壁と、を有し、
    前記流体ノズルは、下位置にある前記可動排水筒の下流端の表面からその表面と対向する前記奥壁における表面までの範囲に、流体を噴出できる位置に設置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の便器装置。
  4. 前記流体ノズルには、逆止弁が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の便器装置。
  5. 前記流体ノズルに給水路を接続させることで、洗浄水を噴出させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の便器装置。
  6. 前記洗浄水は、前記ハウジング内を除菌する浄化液であることを特徴とする請求項5に記載の便器装置。
  7. 前記流体ノズルにエアポンプを接続させることで、空気を噴出させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の便器装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023151370A1 (zh) * 2022-02-10 2023-08-17 泉州科牧智能厨卫有限公司 一种排污管、排污系统和马桶
WO2023151371A1 (zh) * 2022-02-10 2023-08-17 泉州科牧智能厨卫有限公司 一种排污盒、排污系统和马桶
WO2023151369A1 (zh) * 2022-02-10 2023-08-17 泉州科牧智能厨卫有限公司 清洗装置、排污系统和马桶

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