JP2016111860A - 往復動発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない動力(低消費電力)で往復動を発生させる。【解決手段】回転手段4により、軸線を中心として回転子1を回転させて、第1の永久磁石11および第2の永久磁石12の磁極を、第1の磁極配置と第2の磁極配置との間で入れ替えることにより、直動子2を第1の直動位置P1と第2の直動位置P2との間で交互に移動させ、軸線方向に沿って被往復動作体4を往復動させる。【選択図】 図1
Description
本発明は、回転子回転手段により回転子を回転させて、直動子を往復運動させることにより往復動を発生させる往復動発生装置に関する。
流体の移送や、チャンバー内の流体の圧力制御に用いるポンプなどの装置では、ダイアフラムやピストン、プランジャーなどに往復動作をさせる往復動発生機構として、モータとカムやクランク機構などからなるメカ的な方式や電磁コイルを使用した方式が、一般的に用いられている。
従来、このような往復動発生機構として、例えば、特許文献1には、ポンプのダイアフラムの往復動に、モータで回転されるカムとそれを挟むカムフォローを用いたメカ方式のものが開示されている。また、特許文献2には、ポンプのダイアフラムの往復動に電磁方式を用いたものが開示されている。
しかしながら、このような従来の往復動発生機構の場合、メカ方式は、接触・摺動部が多いため、実際の仕事に要する動力に加えて摩擦に対する余分な動力が必要であるという問題があった。一方、電磁方式は、メカ方式に比べて接触・摺動部が少ないが、動力分のすべてに電磁コイルの電力が必要であるため、消費電力が大きいという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、少ない動力(低消費電力)で往復動を発生させることができる往復動発生装置を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる往復動発生装置は、回転軸となる軸線に沿った軸線方向と直交する直交方向に前記軸線を挟むように複数の磁極を配置した第1の永久磁石と、前記第1の永久磁石の磁極に対して前記軸線方向に異極同士が対向するように複数の磁極を配置した第2の永久磁石とを備え、前記軸線を中心として回転可能で、かつ、前記軸線方向の移動を阻止するように保持された回転子と、前記軸線方向に移動可能で、かつ、前記軸線を中心とした回転を阻止するように保持されるとともに、往復動させる対象である被往復動作体に椄続されて、一方の磁極の位置を前記軸線を中心とする第1の円周上とし、他方の磁極の位置を前記第1の円周よりも大径の前記軸線を中心とする第2の円周上とする複数の磁極対を、前記軸線と直交する方向に前記回転子を挟むように配置した永久磁石を備える直動子と、前記軸線を中心として前記回転子を回転させて、前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石の磁極を、第1の磁極配置と第2の磁極配置との間で入れ替える回転手段とを備え、前記回転子は、前記第1の磁極配置である場合、前記第1の永久磁石が前記直動子の永久磁石を磁気吸引するとともに前記第2の永久磁石が前記直動子の永久磁石を磁気反発することにより前記軸線方向に沿って前記直動子を第1の直動位置に移動させ、前記第2の磁極配置である場合、前記第2の永久磁石が前記直動子の永久磁石を磁気吸引するとともに前記第1の永久磁石が前記直動子の永久磁石を磁気反発することにより前記軸線方向に沿って前記直動子を前記第2の直動位置に移動させ、前記回転手段による回転に応じて前記直動子を前記第1の直動位置と前記第2の直動位置との間で交互に移動させることにより、前記軸線方向に沿って前記被往復動作体を往復動させるようにしたものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石が、円柱または円筒状をなすものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石が、同一の形状および同一のサイズからなるものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記軸線方向における前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石の長さの合計は、前記軸線方向における前記直動子の長さ以上の長さを有しているものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石が、一体に接続されているものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石が、離間して配置されているものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石が、非磁性の部材を介して接続されているものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記回転子が、前記軸線を中心とした回転が可能で、かつ、前記軸線方向の移動を阻止するように、回転ガイドにより保持された非磁性シャフトと、前記軸線方向に接続されているものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記直動子が、径方向に着磁されたリング状または円筒状の永久磁石で形成されているものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記直動子が、1対の磁極を持つ複数の永久磁石を、それぞれの磁極方向が前記軸線と直交するよう対をなして配置した構成を有するものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記直動子が、前記被往復動作体に対して直接または接続体を介して接続されているものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記直動子が、前記軸線方向に移動可能で、かつ、前記軸線を中心とした回転を阻止するように保持されたガイド機構に接続されているものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記ガイド機構が、前記軸線方向に移動可能で、かつ、前記軸線を中心とした回転を阻止するように保持された筒状のブッシュと、前記直動子と前記被往復動作体とを接続し、前記軸線方向に沿って前記ブッシュの筒内を軌道軸として前記軸線方向に摺動する柱状のロッドとからなるものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記ガイド機構が、一端が固定端に接続され、他端が前記直動子に接続されたフラットスプリング、コイルバネ、または、ダイアフラムを有するものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記ガイド機構が、前記回転子の外周面に対して内周面が固定された筒状のブッシュをさらに有し、前記ブッシュの外周面に形成されているすべり面が前記直動子の内周面と摺動するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記ガイド機構が、前記直動子の内周面に対して外周面が固定された筒状のブッシュをさらに有し、前記ブッシュの内周面に形成されているすべり面が前記回転子の外周面と摺動するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記ガイド機構が、前記軸線方向の移動および前記軸線を中心とした回転を阻止するように保持された筒状のブッシュをさらに有し、前記ブッシュの外周面に形成されているすべり面が前記直動子の内周面と摺動するとともに、前記ブッシュの内周面に形成されているすべり面が前記回転子の外周面と摺動するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記回転手段が、前記回転子に対して前記軸線方向に接続されて、前記回転子を前記軸線まわりに回転駆動する回転駆動装置からなるものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記回転手段が、前記回転子に対して前記軸線方向に接続されたシャフトを、前記直交方向から、ベルト、ギア、またはローラーを介して前記軸線まわりに回転駆動する回転駆動装置からなるものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記回転駆動装置が、回転モータ、または流体の流れにより回転力を発生させる回転体からなるものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記回転子、前記直動子、前記被往復動作体の組を2組備え、前記回転手段からの回転動力が伝達されるシャフトの両端に、前記各組の回転子が接続されているものである。
また、本発明にかかる上記往復動発生装置の一構成例は、前記回転子、前記直動子、前記被往復動作体の組を複数組備え、前記回転手段からの回転動力を前記各組の回転子に分配する回転動力伝達機構をさらに備えるものである。
本発明によれば、往復動の動力として、お互いに非接触に配置された磁石間の吸引・反発力を利用しており、外部から入力する動力は、磁石の磁極位置を回転モータなどの回転手段で変化させることのみに使用される。また、磁石間の吸引・反発力が回転子の回転を断続的に(部分的に)サポートすることになる。このため、従来の一般的なモータとカムやクランク機構などからなるメカ的な方式と比較して、本発明の往復動発生装置にかかる方式によれば、原理的に機械的な接触・摺動部分が少なく、摩擦による動力の無駄が抑えられる。また、往復動の動力分のすべてに電磁コイルの電磁力を直接用いる電磁方式と比較して、本発明の往復動発生装置にかかる方式によれば、磁石の磁極位置を回転モータなどの回転手段で変化させるための、極めて少ない消費電力で動作可能である。これにより、流体の移送や、チャンバー内の流体の圧力制御に用いるポンプなどの装置で必要となる、動力および消費電力を大幅に削減することができる。
[本発明の原理]
まず、本発明の原理について説明する。
本発明の往復動発生装置にかかる方式は、往復動の動力として、お互いに非接触に配置された磁石間の吸引・反発力を利用しており、外部から入力する動力は、磁石の磁極位置を回転モータなどの回転手段で変化させることのみに使用される。また、磁石間の吸引・反発力が回転子の回転を断続的に(部分的に)サポートすることになる。このため、少ない動力で動作可能であり、消費電力を低減した往復機構を実現できる。なお、この方式では間欠的に動力を与えて動作させることもできるため、さらなる低消費電力化も可能である。
まず、本発明の原理について説明する。
本発明の往復動発生装置にかかる方式は、往復動の動力として、お互いに非接触に配置された磁石間の吸引・反発力を利用しており、外部から入力する動力は、磁石の磁極位置を回転モータなどの回転手段で変化させることのみに使用される。また、磁石間の吸引・反発力が回転子の回転を断続的に(部分的に)サポートすることになる。このため、少ない動力で動作可能であり、消費電力を低減した往復機構を実現できる。なお、この方式では間欠的に動力を与えて動作させることもできるため、さらなる低消費電力化も可能である。
例えば、軸線を中心とする円周上のそれぞれ180゜の位置に磁極がある磁石の場合、磁極位置を反転(180゜回転)させるときは、回転モータなどで90゜以上回転させると、あとは磁石間の吸引・反発力で外部動力なしで自力で回転するため、回転子の回転が磁石間の吸引・反発力によって断続的に(部分的に)補助される。例えば、軸線を中心とする円周上のそれぞれ90゜の位置に磁極がある磁石の場合は、それぞれ上述の半分の角度(90゜)以上となる。
よって、従来の一般的なモ一タとカムやクランクなどから成るメカ方式に比べて、原理的に機械的な接触・摺動部分が少なく、摩擦による動力の無駄が抑えられるはかりではなく、往復動の動力分のすべてに電磁コイルの電磁力を直接用いる電磁方式に比べても低消費電力での動作が可能である。
[実施の形態について]
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施の形態にかかる往復動発生装置100について説明する。図1は、本発明にかかる往復動発生装置(第1の磁極配置)の要部構成を示す説明図である。図2は、図1の要部断面図であり、図2(a)は図1のA−A断面図、図2(b)は図1のB−B断面図を示している。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施の形態にかかる往復動発生装置100について説明する。図1は、本発明にかかる往復動発生装置(第1の磁極配置)の要部構成を示す説明図である。図2は、図1の要部断面図であり、図2(a)は図1のA−A断面図、図2(b)は図1のB−B断面図を示している。
この往復動発生装置100は、流体の移送やチャンバー内の流体圧力の変化を行うポンプなどの装置においてダイアフラム、ピストン、プランジャーなどの被往復動作体を往復動作させる際に用いられる装置であって、回転手段4により回転子1を回転軸となる軸線まわりに電磁的に回転させて、直動子2を軸線方向に沿って2つの位置の間を交互に移動させることにより、被往復動作体を往復動させる機能を有している。
[回転子について]
図1において、回転子1は、永久磁石(第1の永久磁石)11と永久磁石(第2の永久磁石)12から構成されている。永久磁石11,12は、それぞれ円柱または円筒状であって、かつ、互いに同一の形状および同一サイズを有している。これら永久磁石11,12は、それぞれの軸線と直交する端面で、互いの軸線が一致するよう一体に接続されている。なお、図1では、回転子1および直動子2は、軸線を含む面に沿った部分断面図で示されている。
図1において、回転子1は、永久磁石(第1の永久磁石)11と永久磁石(第2の永久磁石)12から構成されている。永久磁石11,12は、それぞれ円柱または円筒状であって、かつ、互いに同一の形状および同一サイズを有している。これら永久磁石11,12は、それぞれの軸線と直交する端面で、互いの軸線が一致するよう一体に接続されている。なお、図1では、回転子1および直動子2は、軸線を含む面に沿った部分断面図で示されている。
永久磁石12のうち、軸線が伸びる方向すなわち軸線方向に沿って、永久磁石11側とは反対側の軸線と直交する端面の中心には、互いの軸線が一致するようにモータ(電動機)41の回転軸である非磁性のシャフト42が接続されている。なお、永久磁石11、12が円筒状の場合は、それらの中央の穴にシャフト42を貫通させて接続するのが好ましい。モータ41は、シャフト42の回転ガイド43とともに基台40に配置されており、回転子1は、軸線方向に沿った移動が阻止された状態で、回転ガイド43およびシャフト42により、軸線を回転軸として回転自在に支持されている。
永久磁石11には、軸線と直交する直交方向(径方向)に、軸線を挟むように複数の磁極が配置されている。図1および図2に示した第1の磁極配置では、軸線を挟んで対向する面側、すなわち図1および図2において紙面上面側(以下、上面側という)にN極が配置され、他方の面側、すなわち図1および図2において紙面下面側(以下、下面側という)にS極が配置されている。
また、永久磁石12にも永久磁石11と同様にして、直交方向(径方向)に軸線を挟むように複数の磁極が配置されている。図1および図2に示した第1の磁極配置では、軸線を挟んで対向する上面側にS極が配置され、他方の下面側にN極が配置されている。
すなわち、永久磁石11と永久磁石12とは、軸線方向に異極同士が対向するように、径方向に軸線を挟んで、それぞれ1対の磁極が配置された構成とされている。
すなわち、永久磁石11と永久磁石12とは、軸線方向に異極同士が対向するように、径方向に軸線を挟んで、それぞれ1対の磁極が配置された構成とされている。
したがって、回転子1が回転手段4により軸線まわりに180゜回転した場合、図1および図2に示した第1の磁極配置とは逆の磁極配置、すなわち第2の磁極配置となる。第2の磁極配置例の詳細については、図15を参照して後述する。
また、軸線方向における第1の永久磁石11と第2の永久磁石12の長さの合計は、軸線方向における直動子2の長さ以上の長さを有している。
また、軸線方向における第1の永久磁石11と第2の永久磁石12の長さの合計は、軸線方向における直動子2の長さ以上の長さを有している。
図1の例では、永久磁石11と永久磁石12とを直接接続した場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、接続体13を介して永久磁石11と永久磁石12とを接続してもよい。図3は、回転子の構成例である。ここでは、非磁性体からなる接続体13を介して、永久磁石11と永久磁石12と接続されている。この際、永久磁石11と永久磁石12との磁極配置は、図1および図2の場合と同様、軸線方向に異極同士が対向するような配置関係で接続する必要がある。これにより、永久磁石11と永久磁石12との距離を接続体13で離間することができ、直動子2を永久磁石11,12の軸線方向の長さより大きな距離にわたって往復動させることができる。
[直動子について]
図1において、直動子2は、径方向に着磁された円筒状またはリング状の永久磁石からなり、中央の穴に回転子1が配置されるとともに、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう、ガイド機構5により支持されている。
図1において、直動子2は、径方向に着磁された円筒状またはリング状の永久磁石からなり、中央の穴に回転子1が配置されるとともに、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう、ガイド機構5により支持されている。
直動子2のうち軸線方向に沿ってモータ41とは反対側の端面には、円柱状の2つのロッド(接続体)31を介して被往復動作体3が接続されている。被往復動作体3は、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう、ガイド機構5により支持されており、第1の直動位置P1と第2の直動位置P2との間を交互に移動する直動子2により、ダイアフラム、ピストン、プランジャーなどの部材として、軸線方向に沿って往復動することになる。
図1および図2に示した第1の磁極配置では、直動子2において、円筒状またはリング状の永久磁石の内周面のうち、軸線を挟んで対向する上面側にS極が配置され、他方の下面側にN極が配置されている。また、円筒状またはリング状の永久磁石の外周面のうち、軸線を挟んで対向する上面側にN極が配置され、他方の下面側にS極が配置されている。
すなわち、直動子2には、軸線を中心とする第1の円周(内周面)上をS極の位置とし、軸線を中心とする第1の円周よりも大径の第2の円周(外周面)上をN極の位置とする第1の磁極対(上側の磁極対)と、軸線を中心とする第1の円周(内周面)上をN極の位置とし、軸線を中心とする第1の円周よりも大径の第2の円周(外周面)上をS極の位置とする第2の磁極対(下側の磁極対)との2つの磁極対が、直交方向に回転子1を挟むように配置されている。
直動子2については、1つの磁性体からなる構成に限定されるものではなく、1対の磁性体で構成してもよい。
図4は、直動子の構成例であり、図4(a)は直動子の正面図、図4(b)は図4(a)のC−C断面図である。ここでは、永久磁石21,22を、非磁性体からなる半円筒状または半リング状の2つの保持部材23,24の端面で挟み込むことにより、全体として円筒状またはリング状をなす直動子2を構成したものである。この際、永久磁石21,22は、図1,図2と同様の磁極配置とする。
図4は、直動子の構成例であり、図4(a)は直動子の正面図、図4(b)は図4(a)のC−C断面図である。ここでは、永久磁石21,22を、非磁性体からなる半円筒状または半リング状の2つの保持部材23,24の端面で挟み込むことにより、全体として円筒状またはリング状をなす直動子2を構成したものである。この際、永久磁石21,22は、図1,図2と同様の磁極配置とする。
図5は、直動子の他の構成例であり、図5(a)は直動子の正面図、図5(b)は図5(a)のD−D断面図である。ここでは、永久磁石21,22を、非磁性体からなる円筒状またはリング状をなす保持部材25の端面に張り付けることにより、全体として円筒状またはリング状をなす直動子2を構成したものである。この際、永久磁石21,22は、図1,図2と同様の磁極配置とする。
図6は、直動子の他の構成例であり、図6(a)は直動子の正面図、図6(b)は図6(a)のE−E断面図である。ここでは、永久磁石21,22を、非磁性体からなる円筒状またはリング状をなす保持部材26の外周面に埋め込むことにより、全体として円筒状またはリング状をなす直動子2を構成したものである。この際、永久磁石21,22は、図1,図2と同様の磁極配置とする。
[ガイド機構について]
図1において、ガイド機構5は、直動子2および被往復動作体3を軸線方向に往復動可能であって、かつ、回転子1の影響により軸線を中心として回転するのを阻止するための支持機構であり、フラットスプリング、コイルバネ、ダイアフラム、リニアブッシュなどのガイド部材から構成されている。
図1には、ガイド機構5を、一般的な矩形状のフラットスプリング(板バネ)からなるガイド部材51,52で構成した例が示されている。
図1において、ガイド機構5は、直動子2および被往復動作体3を軸線方向に往復動可能であって、かつ、回転子1の影響により軸線を中心として回転するのを阻止するための支持機構であり、フラットスプリング、コイルバネ、ダイアフラム、リニアブッシュなどのガイド部材から構成されている。
図1には、ガイド機構5を、一般的な矩形状のフラットスプリング(板バネ)からなるガイド部材51,52で構成した例が示されている。
ガイド部材51は、一端が装置のハウジングなどの固定端に固定されており、他端が直動子2に接続されて、直動子2を軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるように支持している。
ガイド部材52は、同じく固定端に固定されており、他端が軸線方向に沿って直動子2と被往復動作体3とを接続する柱状のロッド31に接続されて、被往復動作体3およびロッド31を、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるように支持している。なお、ガイド部材51も、直動子2ではなく、柱状のロッド31の直動子2側の部分に接続してもよい。
ガイド部材52は、同じく固定端に固定されており、他端が軸線方向に沿って直動子2と被往復動作体3とを接続する柱状のロッド31に接続されて、被往復動作体3およびロッド31を、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるように支持している。なお、ガイド部材51も、直動子2ではなく、柱状のロッド31の直動子2側の部分に接続してもよい。
図1の例では、2本のロッド31を用いて直動子2と被往復動作体3とを接続した場合を示したが、ロッド31の本数については、これに限定されるものではなく、直動子2や被往復動作体3のサイズ、重さ、さらには往復動の際に被往復動作体3にかかる負荷などの要因に応じて適切に選択すればよい。また、ロッドではなく、軸線を中心とする直動子と同様な円筒状の部材で接続してもよい。
図7は、フラットスプリングの構成例である。フラットスプリングは、矩形状に限定されるものではなく、直動子2やロッド31が収容される装置のハウジング内側が円筒状である場合、図7に示すような円形状の板バネを用いてもよい。ここでは、直動子2またはロッド31に接続される内側リング5Aと、一端が装置のハウジングなどの固定端に固定される外側リング5Bと、これら内側リング5Aと外側リング5Bとの間を連結する連結アーム5Cとから構成されている。これにより、直動子2やロッド31を直交方向から均等に支持することができ、直動子2の往復動の方向を軸線に沿って精度よく維持することができる。
図7(a)には、周方向に等配された4つの連結アーム5Cが、径方向に直線的に内側リング5Aと外側リング5Bを接続する場合が示されており、図7(b)には、周方向に等配された4つの連結アーム5Cが、S字状に折れ曲がって内側リング5Aと外側リング5Bを接続する場合が示されている。図7(a)に比べて図7(b)の連結アーム5Cのほうが長いため、同じ厚さであればより柔らかな弾力性が得られる。
図8は、ガイド機構(リニアブッシュ)の構成例である。図9は、図8の要部断面図であり、図8のF−F断面図を示している。ここでは、ガイド機構5を方形壁状のブッシュ保持部材53と円筒状のリニアブッシュ54とで構成した例が示されている。
ブッシュ保持部材53は、壁面が直交方向と平行するよう基台40に設立されており、壁面のうちロッド31と対向する位置に上下2つの貫通穴が形成されて、軸線に対して軌道軸線が一致するよう、これら貫通穴にリニアブッシュ54が固定されている。
ブッシュ保持部材53は、壁面が直交方向と平行するよう基台40に設立されており、壁面のうちロッド31と対向する位置に上下2つの貫通穴が形成されて、軸線に対して軌道軸線が一致するよう、これら貫通穴にリニアブッシュ54が固定されている。
ロッド31は、リニアブッシュ54の筒内を直線運動する軌道軸として構成されており、軸線方向に沿って摺動する。これにより、ロッド31および被往復動作体3は、ブッシュ保持部材53に固定されたリニアブッシュ54により、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう支持されている。
図10は、ガイド機構(ブッシュ)の構成例である。ここでは、ガイド機構5を、ガイド部材51,52に加えて、回転子1の外周面に対して内周面が固定された円筒状のブッシュ55で構成した例が示されている。
ブッシュ55は、外周面に形成されているすべり面を介して直動子2の内周面と摺動することにより、直動子2が軸線方向に沿って直線的に移動する。これにより、直動子2、ロッド31および被往復動作体3は、ガイド部材51,52およびブッシュ55により、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう支持されている。
ブッシュ55は、外周面に形成されているすべり面を介して直動子2の内周面と摺動することにより、直動子2が軸線方向に沿って直線的に移動する。これにより、直動子2、ロッド31および被往復動作体3は、ガイド部材51,52およびブッシュ55により、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう支持されている。
図11は、ガイド機構(ブッシュ)の他の構成例である。ここでは、ガイド機構5を、ガイド部材51,52に加えて、直動子2の内周面に対して外周面が固定された円筒状のブッシュ56で構成した例が示されている。
ブッシュ56は、内周面に形成されているすべり面を介して回転子1の外周面と摺動することにより、直動子2が軸線方向に沿って直線的に移動する。これにより、直動子2、ロッド31および被往復動作体3を、ガイド部材51,52およびブッシュ56により、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう支持することができる。
ブッシュ56は、内周面に形成されているすべり面を介して回転子1の外周面と摺動することにより、直動子2が軸線方向に沿って直線的に移動する。これにより、直動子2、ロッド31および被往復動作体3を、ガイド部材51,52およびブッシュ56により、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう支持することができる。
図12は、ガイド機構(コイルバネ)の構成例である。ここでは、図11のガイド部材51,52に代えてコイルバネ57Aを用いた例が示されている。
コイルバネ57Aは、一端が装置のハウジングなどの固定端に固定されており、他端がロッド31に接続されて、ロッド31を軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるように支持している。これにより、直動子2、ロッド31および被往復動作体3を、ブッシュ56およびコイルバネ57Aにより、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう支持することができる。
コイルバネ57Aは、一端が装置のハウジングなどの固定端に固定されており、他端がロッド31に接続されて、ロッド31を軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるように支持している。これにより、直動子2、ロッド31および被往復動作体3を、ブッシュ56およびコイルバネ57Aにより、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう支持することができる。
図13は、ガイド機構(ダイアフラム)の構成例である。ここでは、図11のガイド部材51,52に代えてダイアフラム57Bで構成した例が示されている。
ダイアフラム57Bは、一端が装置のハウジングなどの固定端に固定されており、他端が被往復動作体3のうちロッド31とは反対側の動作面に接続されて、ロッド31を軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるように支持している。
ダイアフラム57Bは、一端が装置のハウジングなどの固定端に固定されており、他端が被往復動作体3のうちロッド31とは反対側の動作面に接続されて、ロッド31を軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるように支持している。
これにより、直動子2、ロッド31および被往復動作体3を、ブッシュ56およびダイアフラム57Bにより、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう支持することができる。一般に、ポンプなどの装置では、流体の移送やチャンバー内の流体圧力の変化を行う部材としてダイアフラムを備えている場合がある。したがって、図13の構成例によれば、このようなダイアフラムをダイアフラム57Bとして兼用することができ、新たなガイド機構5の追加を省くことができる。
図14は、ガイド機構(ブッシュ)の他の構成例である。ここでは、ガイド機構5を、ガイド部材52に加えて、壁状のブッシュ保持部材58と円筒状のブッシュ59とで構成した例が示されている。
ブッシュ保持部材58は、壁面が直交方向と平行するよう装置のハウジングなどの固定端に固定されており、壁面のうち回転子1と対向する位置に貫通穴が形成されて、軸線に対して軌道軸線が一致するよう、貫通穴にブッシュ59が固定されている。
ブッシュ保持部材58は、壁面が直交方向と平行するよう装置のハウジングなどの固定端に固定されており、壁面のうち回転子1と対向する位置に貫通穴が形成されて、軸線に対して軌道軸線が一致するよう、貫通穴にブッシュ59が固定されている。
ブッシュ59は、内周面に形成されているすべり面を介して回転子1の外周面と摺動するとともに、外周面に形成されているすべり面を介して直動子2の内周面と摺動することにより、直動子2が軸線方向に沿って直線的に移動する。
これにより、直動子2、ロッド31および被往復動作体3を、ガイド部材52、ブッシュ保持部材58、およびブッシュ59により、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう支持することができる。
これにより、直動子2、ロッド31および被往復動作体3を、ガイド部材52、ブッシュ保持部材58、およびブッシュ59により、軸線方向に往復動可能であって、かつ、軸線を中心とした回転が阻止されるよう支持することができる。
[往復動作について]
次に、図1−2,15−16を参照して、本発明の往復動発生装置100にかかる通常のラッチ動作について説明する。図15は、本発明にかかる往復動発生装置(第2の磁極配置)の要部構成を示す説明図である。図16は、図15の要部断面図であり、図16(a)は図15のG−G断面図、図16(b)は図15のH−H断面図を示している。
次に、図1−2,15−16を参照して、本発明の往復動発生装置100にかかる通常のラッチ動作について説明する。図15は、本発明にかかる往復動発生装置(第2の磁極配置)の要部構成を示す説明図である。図16は、図15の要部断面図であり、図16(a)は図15のG−G断面図、図16(b)は図15のH−H断面図を示している。
図15および図16に示した第2の磁極配置において、永久磁石11は、軸線を挟んで対向する面側、すなわち図15および図16において紙面上面側(以下、上面側という)にS極が配置され、他方の面側、すなわち図15および図16において紙面下面側(以下、下面側という)にN極が配置されている。また、永久磁石12は、軸線を挟んで対向する上面側にN極が配置され、他方の面側すなわち下面側にS極が配置されている。
一方、直動子2は、前述の図1および図2に示した第1の磁極配置と同様に、直動子2において、円筒状またはリング状の永久磁石の内周面のうち、軸線を挟んで対向する上面側にS極が配置され、他方の下面側にN極が配置されている。また、円筒状またはリング状の永久磁石の外周面のうち、軸線を挟んで対向する上面側にN極が配置され、他方の下面側にS極が配置されている。
すなわち、直動子2には、軸線を中心とする第1の円周(内周面)上をS極の位置とし、軸線を中心とする第1の円周よりも大径の第2の円周(外周面)上をN極の位置とする第1の磁極対(上側の磁極対)と、軸線を中心とする第1の円周(内周面)上をN極の位置とし、軸線を中心とする第1の円周よりも大径の第2の円周(外周面)上をS極の位置とする第2の磁極対(下側の磁極対)との2つの磁極対が、直交方向に回転子1を挟むように配置されている。
したがって、回転手段4によって回転子1が回転して、前述の図1および図2に示した第1の磁極配置となった場合、第1の永久磁石11の磁極は、上面側にN極、下面側にS極が配置され、第2の永久磁石12の磁極は、上面側にS極、下面側にN極が配置される。一方、直動子2の永久磁石における内周面の磁極は、常時、上面側にS極、下面側にN極が配置される。
これにより、第1の永久磁石11が直動子2の永久磁石を磁気吸引するとともに、第2の永久磁石12が直動子2の永久磁石を磁気反発するため、第1の磁極配置において、直動子2は、軸線方向に沿って第1の永久磁石11側の第1の直動位置P1に向かって直動することになる。
これにより、第1の永久磁石11が直動子2の永久磁石を磁気吸引するとともに、第2の永久磁石12が直動子2の永久磁石を磁気反発するため、第1の磁極配置において、直動子2は、軸線方向に沿って第1の永久磁石11側の第1の直動位置P1に向かって直動することになる。
一方、回転手段4によって回転子1が第1の磁極配置から180゜回転して、前述の図15および図16に示した第2の磁極配置となった場合、第1の永久磁石11の磁極は、上面側にS極、下面側にN極が配置され、第2の永久磁石12の磁極は、上面側にN極、下面側にS極が配置される。一方、直動子2の永久磁石における内周面の磁極は、常時、上面側にS極、下面側にN極が配置される。
これにより、第1の永久磁石11が直動子2の永久磁石を磁気反発するとともに、第2の永久磁石12が直動子2の永久磁石を磁気吸引するため、直動子2は、軸線方向に沿って第2の永久磁石12側の第2の直動位置P2に向かって直動することになる。
これにより、第1の永久磁石11が直動子2の永久磁石を磁気反発するとともに、第2の永久磁石12が直動子2の永久磁石を磁気吸引するため、直動子2は、軸線方向に沿って第2の永久磁石12側の第2の直動位置P2に向かって直動することになる。
このため、回転手段4によって回転子1が1回転するたびに、直動子2は、第1の直動位置P1と第2の直動位置P2との間を交互に移動することになる。したがって、回転手段4によって回転子1が連続的に回転することにより、直動子2に接続されている被往復動作体3が、軸線方向に沿って第1の直動位置P1と第2の直動位置P2との間で連続して往復動することになる。なお、第1の直動位置P1や第2の直動位置P2は、回転子1と直動子2の間の磁気的安定状態を示すものであり、往復動作時の慣性力や外力によっては、ガイド機構5の変位範囲内において、第1の直動位置P1や第2の直動位置P2の外側まで直動子2が移動する場合もある。
[多磁極化について]
次に、図17を参照して、回転子1および直動子2の多磁極化について説明する。図17は、回転子および直動子の多磁極化を示す説明図であり、図17(b)は、回転子および直動子の断面図、図17(a)は、図17(b)の立体図に相当する部分のI−I断面図、図17(c)は、図17(b)のJ−J断面図である。
次に、図17を参照して、回転子1および直動子2の多磁極化について説明する。図17は、回転子および直動子の多磁極化を示す説明図であり、図17(b)は、回転子および直動子の断面図、図17(a)は、図17(b)の立体図に相当する部分のI−I断面図、図17(c)は、図17(b)のJ−J断面図である。
図1では、回転子1の第1の永久磁石11および第2の永久磁石12に、それぞれ1対の磁極を配置し、直動子2の内周面および外周面に、それぞれ1対の磁極を配置した場合を例として説明したが、回転子1および直動子2における磁極対の数は、1対に限定されるものではなく、複数の磁極対を設けた、いわゆる多磁極化をしてもよい。
図17において、回転子1の第1の永久磁石11には、軸線と直交する直交方向(径方向)に、軸線を囲むように4つの磁極が配置されている。すなわち、軸線を挟んで対向する上面側と下面側にN極が配置され、これらN極と直交する方向に軸線を挟んで対向する面側、すなわち図17において紙面左面側(以下、左面側という)と、図17において紙面右面側(以下、右面側という)にS極が配置されている。したがって、第1の永久磁石11には、隣接するS極−N極からなる磁極対が2対分、軸線を囲むように周方向に等配されていることになる。
また、回転子1の第2の永久磁石12には、永久磁石11と軸線方向に異極同士が対向するように、軸線を囲むように4つの磁極が配置されている。すなわち、軸線を挟んで対向する上面側と下面側にS極が配置され、これらS極と直交する方向に軸線を挟んで対向する左面側と右面側にN極が配置されている。したがって、第1の永久磁石11および第2の永久磁石12のそれぞれには、隣接するS極−N極からなる磁極対が2対分、軸線を囲むように周方向に等配されていることになる。
一方、直動子2には、永久磁石の内周面と外周面のそれぞれに、軸線を囲むように4つの磁極が配置されている。すなわち内周面のうち、軸線を挟んで対向する上面側と下面側にS極が配置され、これらS極と直交する方向に軸線を挟んで対向する左面側と右面側にN極が配置されている。また、外周面のうち、軸線を挟んで対向する上面側と下面側にN極が配置され、これらN極と直交する方向に軸線を挟んで対向する左面側と右面側にS極が配置されている。
したがって、図17に示した第1の磁極配置の場合、前述の図1および図2と同様に、第1の永久磁石11が直動子2の永久磁石を磁気吸引するとともに、第2の永久磁石12が直動子2の永久磁石を磁気反発する。このため、第1の磁極配置において、直動子2は、軸線方向に沿って第1の永久磁石11側の第1の直動位置P1に向かって直動することになる。
一方、回転手段4によって回転子1が第1の磁極配置から90゜回転した場合、前述の図15および図16と同様の第2の磁極配置となる。したがって、第1の永久磁石11が直動子2の永久磁石を磁気反発するとともに、第2の永久磁石12が直動子2の永久磁石を磁気吸引するため、直動子2は、軸線方向に沿って第2の永久磁石12側の第2の直動位置P2に向かって直動することになる。
このため、回転手段4によって回転子1が1回転するたびに、直動子2は、第1の直動位置P1と第2の直動位置P2との間を2往復することになる。したがって、図1−2,15,16に示した磁極配置と比較して、回転数当たりの被往復動作体3の往復動回数を増加させることができる。なお、多磁極の場合は、周方向に隣接する磁極との間隔が近くなるためそれらの間に磁束が流れやすくなり、直動子2との間に流れる磁束が少なくなり回転子1と直動子2の間の磁気力が弱くなりやすいため、回転子1と直動子2の間の軸線と直交する方向の距離を、図1−2,15,16に示した磁極配置の場合よりも短く(径方向の隙間を小さく)して、回転子1と直動子2の間に磁束が集中して流れるようにするのが好ましい。
[回転手段について]
次に、回転手段4の構成例について説明する。
前述の図1では、回転子1に対してシャフト42を介して軸線方向にモータ41を接続し、このモータ41により回転子1を軸線まわりに回転駆動する場合を例として説明したが、モータ41から回転子1へ回転動力を伝達するための回転動力伝達機構については、これに限定されるものではなく、ベルト、ギア、またはローラーなどの回転動力伝達機構を用いてもよい。
次に、回転手段4の構成例について説明する。
前述の図1では、回転子1に対してシャフト42を介して軸線方向にモータ41を接続し、このモータ41により回転子1を軸線まわりに回転駆動する場合を例として説明したが、モータ41から回転子1へ回転動力を伝達するための回転動力伝達機構については、これに限定されるものではなく、ベルト、ギア、またはローラーなどの回転動力伝達機構を用いてもよい。
図18は、ベルト式の回転動力伝達機構を示す説明図である。ここでは、モータ41のシャフト41Sにプーリ41Pを固定するとともに、回転子1に対して軸線方向に接続したシャフト42にプーリ42Pを固定し、これらプーリ41Pとプーリ42Pとがベルト44により接続されている。これにより、モータ41の回転動力がベルト44を介して回転子1に伝達される。したがって、回転子1に対するモータ41の配置位置について大きな自由度が得られる。また、プーリ41Pとプーリ42Pの直径の大きさ比率を変えることにより、回転数やトルクを変えることもできる。これらの点については、ギアやローラーなどの場合も同様である。
また、回転子1を軸線まわりに回転駆動するための回転手段4については、モータ41などの電力式の回転駆動装置に限定されるものではない。
図19は、水力や風力などの流体力式の回転手段を示す説明図である。図19(a)は、シャフト42を介して回転子1に流体力式駆動装置である羽根車45を接続し、流体の流れにより回転する羽根車45からの回転動力により、回転子1を回転駆動するようにしたものである。なお、流体力の回転駆動装置としては、羽根車45に限定されるものではなく、図19(b)に示すようなプロペラ46やタービンなど、流体の流れる力によって回転するものであれば何でも使用可能であり、流体も水や空気に限らず他の液体や気体の流れる力を利用してもよい。また、これら流体力式駆動装置を、図18に示したようなベルト、ギア、またはローラーなどの回転動力伝達機構に適用してもよい。
図19は、水力や風力などの流体力式の回転手段を示す説明図である。図19(a)は、シャフト42を介して回転子1に流体力式駆動装置である羽根車45を接続し、流体の流れにより回転する羽根車45からの回転動力により、回転子1を回転駆動するようにしたものである。なお、流体力の回転駆動装置としては、羽根車45に限定されるものではなく、図19(b)に示すようなプロペラ46やタービンなど、流体の流れる力によって回転するものであれば何でも使用可能であり、流体も水や空気に限らず他の液体や気体の流れる力を利用してもよい。また、これら流体力式駆動装置を、図18に示したようなベルト、ギア、またはローラーなどの回転動力伝達機構に適用してもよい。
[多駆動化について]
以上の説明では、1つの回転手段4で1つの回転子1を回転駆動する場合を例として説明したが、1つの回転手段4で回転駆動する回転子1の数は、1つに限定されるものではない。
図20は、回転手段の多駆動化を示す説明図である。ここでは、駆動手段4において両軸のモータ41を用いて、2つの回転子1A,1Bを回転駆動している。これにより、回転子1A,1Bに対応して設けられた直動子2A,2Bさらには被往復動作体3A,3Bが軸線方向に往復動することになる。
以上の説明では、1つの回転手段4で1つの回転子1を回転駆動する場合を例として説明したが、1つの回転手段4で回転駆動する回転子1の数は、1つに限定されるものではない。
図20は、回転手段の多駆動化を示す説明図である。ここでは、駆動手段4において両軸のモータ41を用いて、2つの回転子1A,1Bを回転駆動している。これにより、回転子1A,1Bに対応して設けられた直動子2A,2Bさらには被往復動作体3A,3Bが軸線方向に往復動することになる。
図21は、回転動力伝達機構を示す説明図である。ここでは、モータ41から回転子1A,1Bに対して回転動力を伝達する回転動力伝達機構として、両端に回転子1A,1Bが接続されたシャフト42にプーリ42Pを固定するとともに、モータ41のシャフト41Sにプーリ41Pを固定するとともに、回転子1A,1Bに対して軸線方向に接続したシャフト42にプーリ42Pを固定し、これらプーリ41Pとプーリ42Pとがベルト44で接続されている。これにより、両軸のモータ41を使用することなく、2つの回転子1A,1Bを回転駆動できる。
なお、回転動力伝達機構については、図21に示したベルト44に限定されるものではなく、ギアやローラーなどの動力伝達機構を利用して、回転子1A,1Bへ回転動力を伝達してもよい。
また、回転子1の数は2つに限定されるものではなく、ベルト、ギア、ローラーなどの回転動力伝達機構を利用して、3つ以上の回転子へ回転動力を分配するようにしてもよい。
また、回転子1の数は2つに限定されるものではなく、ベルト、ギア、ローラーなどの回転動力伝達機構を利用して、3つ以上の回転子へ回転動力を分配するようにしてもよい。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、軸線を中心として回転可能で、かつ、軸線方向の移動を阻止するように保持された回転子1に、回転軸となる軸線に沿った軸線方向と直交する直交方向に軸線を挟むように複数の磁極を配置した第1の永久磁石11と、第1の永久磁石の磁極に対して軸線方向に異極同士が対向するように複数の磁極を配置した第2の永久磁石12とを設けるとともに、直動子2に、軸線方向に移動可能で、かつ、軸線を中心とした回転を阻止するように保持されるとともに、往復動させる対象である被往復動作体に椄続されて、一方の磁極の位置を軸線を中心とする第1の円周上とし、他方の磁極の位置を第1の円周よりも大径の軸線を中心とする第2の円周上とする複数の磁極対を、軸線と直交する方向に回転子を挟むように配置した永久磁石を設けたものである。
このように、本実施の形態は、軸線を中心として回転可能で、かつ、軸線方向の移動を阻止するように保持された回転子1に、回転軸となる軸線に沿った軸線方向と直交する直交方向に軸線を挟むように複数の磁極を配置した第1の永久磁石11と、第1の永久磁石の磁極に対して軸線方向に異極同士が対向するように複数の磁極を配置した第2の永久磁石12とを設けるとともに、直動子2に、軸線方向に移動可能で、かつ、軸線を中心とした回転を阻止するように保持されるとともに、往復動させる対象である被往復動作体に椄続されて、一方の磁極の位置を軸線を中心とする第1の円周上とし、他方の磁極の位置を第1の円周よりも大径の軸線を中心とする第2の円周上とする複数の磁極対を、軸線と直交する方向に回転子を挟むように配置した永久磁石を設けたものである。
そして、回転手段4により、軸線を中心として回転子を回転させて、第1の永久磁石11および第2の永久磁石12の磁極を、第1の磁極配置と第2の磁極配置との間で入れ替えるようにしたものである。
これにより、回転子1が、第1の磁極配置である場合、第1の永久磁石11が直動子2の永久磁石を磁気吸引するとともに第2の永久磁石12が直動子2の永久磁石を磁気反発することにより軸線方向に沿って直動子2を第1の直動位置P1に移動させ、第2の磁極配置である場合、第2の永久磁石12が直動子2の永久磁石を磁気吸引するとともに第1の永久磁石11が直動子2の永久磁石を磁気反発することにより軸線方向に沿って直動子2を第2の直動位置P2に移動させることになる。
これにより、回転子1が、第1の磁極配置である場合、第1の永久磁石11が直動子2の永久磁石を磁気吸引するとともに第2の永久磁石12が直動子2の永久磁石を磁気反発することにより軸線方向に沿って直動子2を第1の直動位置P1に移動させ、第2の磁極配置である場合、第2の永久磁石12が直動子2の永久磁石を磁気吸引するとともに第1の永久磁石11が直動子2の永久磁石を磁気反発することにより軸線方向に沿って直動子2を第2の直動位置P2に移動させることになる。
したがって、回転手段4による回転子1の回転に応じて、直動子2を第1の直動位置P1と第2の直動位置P2との間で交互に移動させることができ、結果として軸線方向に沿って被往復動作体3を往復動させることが可能となる。
このように、本発明の往復動発生装置にかかる方式は、往復動の動力として、お互いに非接触に配置された磁石間の吸引・反発力を利用しており、外部から入力する動力は、磁石の磁極位置を回転モータなどの回転手段で変化させることのみに使用される。また、磁石間の吸引・反発力が回転子の回転を断続的に(部分的に)サポートすることになる。
このため、従来の一般的なモータとカムやクランク機構などからなるメカ的な方式と比較して、本発明の往復動発生装置にかかる方式によれば、原理的に機械的な接触・摺動部分が少なく、摩擦による動力の無駄が抑えられる。また、往復動の動力分のすべてに電磁コイルの電磁力を直接用いる電磁方式と比較して、本発明の往復動発生装置にかかる方式によれば、磁石の磁極位置を回転モータなどの回転手段で変化させるための、極めて少ない消費電力で動作可能である。これにより、流体の移送や、チャンバー内の流体の圧力制御に用いるポンプなどの装置で必要となる、動力および消費電力を大幅に削減することができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
100…往復動発生装置、1,1A,1B…回転子、11…第1の永久磁石、12…第2の永久磁石、13…接続体、2,2A,2B…直動子、21,22…永久磁石、23,24,25,26…保持部材、3,3A,3B…被往復動作体、31…ロッド、4…回転手段、40…基台、41…モータ、41P,42P…プーリ、41S…シャフト、42…シャフト、43…回転ガイド、44…ベルト、45…羽根車、46…プロペラ、5…ガイド機構、5A…内側リング、5B…外側リング、5C…連結アーム、51,52…ガイド部材、53…ブッシュ保持部材、54…リニアブッシュ、55,56…ブッシュ、57A…コイルバネ、57B…ダイアフラム、58…ブッシュ保持部材、59…ブッシュ、P1…第1の直動位置、P2…第2の直動位置。
Claims (22)
- 回転軸となる軸線に沿った軸線方向と直交する直交方向に前記軸線を挟むように複数の磁極を配置した第1の永久磁石と、前記第1の永久磁石の磁極に対して前記軸線方向に異極同士が対向するように複数の磁極を配置した第2の永久磁石とを備え,前記軸線を中心として回転可能で、かつ、前記軸線方向の移動を阻止するように保持された回転子と、
前記軸線方向に移動可能で、かつ、前記軸線を中心とした回転を阻止するように保持されるとともに、往復動させる対象である被往復動作体に椄続されて、一方の磁極の位置を前記軸線を中心とする第1の円周上とし、他方の磁極の位置を前記第1の円周よりも大径の前記軸線を中心とする第2の円周上とする複数の磁極対を、前記軸線と直交する方向に前記回転子を挟むように配置した永久磁石を備える直動子と、
前記軸線を中心として前記回転子を回転させて、前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石の磁極を、第1の磁極配置と第2の磁極配置との間で入れ替える回転手段とを備え、
前記回転子は、前記第1の磁極配置である場合、前記第1の永久磁石が前記直動子の永久磁石を磁気吸引するとともに前記第2の永久磁石が前記直動子の永久磁石を磁気反発することにより前記軸線方向に沿って前記直動子を第1の直動位置に移動させ、前記第2の磁極配置である場合、前記第2の永久磁石が前記直動子の永久磁石を磁気吸引するとともに前記第1の永久磁石が前記直動子の永久磁石を磁気反発することにより前記軸線方向に沿って前記直動子を前記第2の直動位置に移動させ、前記回転手段による回転に応じて前記直動子を前記第1の直動位置と前記第2の直動位置との間で交互に移動させることにより、前記軸線方向に沿って前記被往復動作体を往復動させる
ことを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1に記載の往復動発生装置において、
前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石は、円柱または円筒状をなすことを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1または請求項2に記載の往復動発生装置において、
前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石は、同一の形状および同一のサイズからなることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記軸線方向における前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石の長さの合計は、前記軸線方向における前記直動子の長さ以上の長さを有していることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石は、一体に接続されていることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石は、離間して配置されていることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項6に記載の往復動発生装置において、
前記第1の永久磁石および前記第2の永久磁石は、非磁性の部材を介して接続されていることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記回転子は、前記軸線を中心とした回転が可能で、かつ、前記軸線方向の移動を阻止するように、回転ガイドにより保持された非磁性シャフトと、前記軸線方向に接続されていることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項8いずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記直動子は、径方向に着磁されたリング状または円筒状の永久磁石で形成されていることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記直動子は、1対の磁極を持つ複数の永久磁石を、それぞれの磁極方向が前記軸線と直交するよう対をなして配置した構成を有することを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項10のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記直動子は、前記被往復動作体に対して直接または接続体を介して接続されていることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項11のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記直動子は、前記軸線方向に移動可能で、かつ、前記軸線を中心とした回転を阻止するように保持されたガイド機構に接続されていることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項12に記載の往復動発生装置において、
前記ガイド機構は、前記軸線方向に移動可能で、かつ、前記軸線を中心とした回転を阻止するように保持された筒状のブッシュと、前記直動子と前記被往復動作体とを接続し、前記軸線方向に沿って前記ブッシュの筒内を軌道軸として前記軸線方向に摺動する柱状のロッドとからなることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項12に記載の往復動発生装置において、
前記ガイド機構は、一端が固定端に接続され、他端が前記直動子に接続されたフラットスプリング、コイルバネ、または、ダイアフラムを有することを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項14に記載の往復動発生装置において、
前記ガイド機構は、前記回転子の外周面に対して内周面が固定された筒状のブッシュをさらに有し、前記ブッシュの外周面に形成されているすべり面が前記直動子の内周面と摺動することを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項14に記載の往復動発生装置において、
前記ガイド機構は、前記直動子の内周面に対して外周面が固定された筒状のブッシュをさらに有し、前記ブッシュの内周面に形成されているすべり面が前記回転子の外周面と摺動することを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項14に記載の往復動発生装置において、
前記ガイド機構は、前記軸線方向の移動および前記軸線を中心とした回転を阻止するように保持された筒状のブッシュをさらに有し、前記ブッシュの外周面に形成されているすべり面が前記直動子の内周面と摺動するとともに、前記ブッシュの内周面に形成されているすべり面が前記回転子の外周面と摺動することを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項17のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記回転手段は、前記回転子に対して前記軸線方向に接続されて、前記回転子を前記軸線まわりに回転駆動する回転駆動装置からなることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項18のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記回転手段は、前記回転子に対して前記軸線方向に接続されたシャフトを、前記直交方向から、ベルト、ギア、またはローラーを介して前記軸線まわりに回転駆動する回転駆動装置からなることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項18または請求項19に記載の往復動発生装置において、
前記回転駆動装置は、回転モータ、または流体の流れにより回転力を発生させる回転体からなることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項20のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記回転子、前記直動子、前記被往復動作体の組を2組備え、
前記回転手段からの回転動力が伝達されるシャフトの両端に、前記各組の回転子が接続されていることを特徴とする往復動発生装置。 - 請求項1〜請求項20のいずれか1つに記載の往復動発生装置において、
前記回転子、前記直動子、前記被往復動作体の組を複数組備え、
前記回転手段からの回転動力を前記各組の回転子に分配する回転動力伝達機構をさらに備えることを特徴とする往復動発生装置。
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CN109601099A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-04-12 | 贵州兴贵源酒业有限公司 | 刺梨种植施肥浇灌装置 |
Citations (2)
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JP2008212848A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Matsushita Electric Works Ltd | アクチュエータ |
JP2008259413A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Aisin Seiki Co Ltd | リニアアクチュエータ |
-
2014
- 2014-12-09 JP JP2014248752A patent/JP2016111860A/ja active Pending
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