JP2016111795A - 巻線構造体及びこれを用いたモータ - Google Patents

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【課題】ワイヤを複数回巻いたとしてもコイル体の厚さを薄くするができる巻線構造体を提供する。【解決手段】断面形状が矩形状の平角ワイヤを複数回巻いて形成される複数のコイル体4a,4b,6a,6b,8a,8bを備えた巻線構造体である。コイル体4a(4b・・・)は平角ワイヤを同一形状に複数回巻き且つ巻くときにその幅方向に位置をずらして巻いて形成され、1つ以上のコイル体4a,4b(6a,6b,8a,8b)でもって1相が構成され、多相のコイル体4a,4b,6a,6b8a,8bが円筒状に周方向に等間隔で配設される。このとき、隣接して配置される一対のコイル体、例えばコイル体4a,6aは、所定周方向に見て上流側に位置するコイル体4aの下流側部が下流側に位置するコイル体6aの上流側部の下側となるように径方向に重ねて配置されるのが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤを複数回巻いたコイル体を備えた巻線構造体及びこれを用いたモータに関する。
モータに適用した巻線構造体として、ワイヤを同心状に巻いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この巻線構造体におけるコイル体102は、図5に示す構造を有し、断面形状が円形状のワイヤ104を同心状に複数回巻いて形成され、図5(c)で示すように、径方向の長さが拡径するコイル形状に形成される。このようなコイル体102は、図5(a)に示すように、適用されるモータの回転中心Oを中心とする円弧状に湾曲され、ロータマグネット(図示せず)の径方向外側(又は径方向内側)に周方向に間隔をおいて配設される。
また、この巻線構造体として、ワイヤを同周長にとなるように複数回巻いたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。この巻線構造体におけるコイル体112は、図6に示す構造を有し、断面形状が円形状のワイヤ114を同周長となるように複数回巻いて筒状に形成され、図6(a)〜(c)で示すように、複数回巻く際に巻いたコイル部の外幅毎に位置をずらして巻いてコイル形状に形成される。このようなコイル体112は、図6(a)で示すように、適用されるモータの回転中心Oを中心とする円弧状に湾曲され、ロータマグネット(図示せず)の径方向外側(又は径方向内側)に周方向に間隔をおいて配設される。
また、ワイヤを同周長に巻いた他の例として、複数回巻いたコイル部の外幅よりも大きく位置をずらしてコイル形状に形成したものも知られている(特許文献3参照)。
特許第4673817号公報 特許第2799395号公報 特許第4695774号公報
しかしながら、上述した従来技術には、次の通りの解決すべき問題がある。ワイヤを同心状に巻いたもの(特許文献1に開示されたもの)においては、コイル体102の厚さt1はある程度薄く、コイル体102の筒状外径D1と筒状内径d1との差Δd1が小さく、小型のモータに適用可能であるが、図5(c)から理解されるように、コイル体102におけるコイル部の周長が外側と内側とで異なり、それ故に、コイル部におけるマグネットと鎖交する部分の長さが変化し、このことに起因して、電磁コギングが発生し易い。また、コイル体102のコイル部の有効導体長L1が内側に向かうほど短くなる故に、発生トルクが小さくなり、モータに適用したときにモータ効率が悪くなる。
また、ワイヤを同周長に巻いたもの(特許文献2及び3に開示されたもの)においては、コイル体112のコイル部におけるマグネットと鎖交する部分の長さが同じであるので電磁コギングの発生が小さく、またこのコイル部の有効導体長L2が長いので発生トルクが大きくなるが、図6(a)及び(b)から理解されるように、コイル体112の厚さt2及びコイル幅はワイヤ114の外径及び巻数に大きく依存し、モータに適用する場合に設計の選択余地が非常に小さい。また、ワイヤ114の巻数が多くなると、コイル体112の筒状外径D2と筒状内径d2との差Δd2が大きくなる。このようにコイル体112の筒状外径D2と筒状内径D2との差Δd2が大きくなると、例えば特許文献3に示すように、コイル体の内側(又は外側)にモータハウジング(又はコア継鉄部)やロータマグネット(磁石)を挿入する際にコイル端部分を曲げたり、或いはコアを分割したりする必要がある。また、コアとロータマグネットとの間のエアーギャップは、ロータマグネットとコイル体とのギャップに加えてコイル体が厚くなった分大きくなり、このことに起因してモータ効率が悪くなる。
本発明の目的は、ワイヤを複数回巻いたとしてもコイル体の厚さを薄くするができる巻線構造体を提供することである。
また、本発明の他の目的は、発生トルクを大きくしてモータ効率を高め、小型のものに好適であるモータを適用することである。
本発明の請求項1に記載の巻線構造体は、ワイヤを複数回巻いたコイル体を周方向に配設した巻線構造体であって、
前記ワイヤは断面形状が矩形状の平角ワイヤであり、前記コイル体は前記平角ワイヤを同一形状に複数回巻き且つ巻くときにその幅方向に位置をずらして巻いて形成され、1つ以上の前記コイル体でもって1相が構成され、多相の前記コイル体が円筒状に周方向に等間隔で配設されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に巻線構造体では、隣接して配置される一対のコイル体は、所定周方向に見て上流側に位置するコイル体の下流側部が下流側に位置するコイル体の上流側部の下側となるように径方向に重ねて配置されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の巻線構造体では、前記平角ワイヤは、ワイヤ部の厚さt0が0.015〜2.0mmであり、前記ワイヤ部の肉厚t0に対するその幅W0の比(W0/t0)が1.5〜40であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の巻線構造体では、前記平角ワイヤとして絶縁層の上に熱又は溶剤により活性化する融着層が塗布された自己融着タイプのものが用いられることを特徴とする。
更に、本発明の請求項5に記載のモータは、請求項1〜4のいずれかに記載の巻線構造体を備え、前記巻線構造体の径方向内側又は外側にロータマグネットが回転自在に配設されることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の巻線構造体によれば、ワイヤとして断面形状が矩形状の平角ワイヤを用いているので、ワイヤの占積率(単位面積当たりに対するワイヤの占める断面積)を大きくすることができる。また、この平角ワイヤを同一形状に複数回巻き、このときその幅方向の位置をずらして巻いてコイル体を形成しているので、コイル体の導体断面積を大きくすることができ、モータに適用した場合にモータ効率を高めることができる。更に、コイル体の各コイル部は同一形状であるので、モータに適用した場合に各コイル部におけるマグネットと鎖交する部分の長さが同じとなり、これにより、電磁コギングがほとんど発生せず、滑らかな回転が得られる。
また、本発明の請求項2に巻線構造体によれば、隣接して配置される一対のコイル体は、所定周方向に見て上流側に位置するコイル体の下流側部が下流側に位置するコイル体の上流側部の下側となるように径方向に重ねて配置されているので、各コイル体を周方向に太鼓橋状に湾曲させて配置することができ、これによって、多相のコイル体を周方向にコンパクトに配設してモータの小型化を図ることができる。
また、本発明の請求項3に記載の巻線構造体によれば、平角ワイヤは、ワイヤ部の肉厚t0が0.015〜2.0mmであり、ワイヤ部の肉厚t0に対するその幅W0の比(W0/t0)が1.5〜40であるので、コイル体全体の厚さを薄くすることができるとともに、発生トルクも大きくすることができ、小型のモータに最適な巻線構造体を提供することができる。
また、本発明の請求項4に記載の巻線構造体によれば、熱又は溶剤により活性化する融着層が塗布された自己融着タイプの平角ワイヤを用いるので、巻線構造体の製作が容易になる。
更に、本発明の請求項5に記載のモータによれば、請求項1〜4のいずれかに記載の巻構造体を備えているので、電磁コギングがほとんど発生せず、また厚さの薄いコイル体でもって大きなトルクを発生させてモータ効率を高めることができる。
本発明に従う巻線構造体の一実施形態を備えたモータの一部を簡略的に示す断面図。 図1の巻線構造体のコイル体を示す断面図。 図2のコイル体を巻いた状態を示す正面図。 図3におけるIV−IV線による断面図。 図5(a)は、従来のコイル体の一例をモータに適用するように湾曲させた状態で示す平面図であり、図5(b)は、コイル体を湾曲させる前の状態で示す平面図であり、図5(c)は、コイル体を湾曲する前の状態で示す正面図。 図6(a)は、従来のコイル体の他の例をモータに適用するように湾曲させた状態で示す平面図であり、図6(b)は、コイル体を湾曲させる前の状態で示す平面図であり、図6(c)は、コイル体を湾曲する前の状態で示す正面図。
以下、図1〜図4を参照して、本発明に従う巻線構造体及びこれを用いたモータの一実施形態について説明する。図1において、図示の巻線構造体2は、周方向に間隔をおいて配設された6つのコイル体4a,4b,6a,6b,8a,8bを備え、これら6つのコイル体4a,4b,6a,6b,8a,8bが周方向に実質上等間隔をおいて配設されている。この巻線構造体2は、例えば三相コイルのモータに用いられ、一対のコイル体4a,4bが第一相のコイル体を構成し、一対のコイル体6a,6bが第二相のコイル体を構成し、また一対のコイル体8a,8bが第三相のコイル体を構成する。この形態では、各相を2つのコイル体4a,4b(6a,6b,8a,8b)から構成しているが、1つのコイル体から構成してもよく、或いは3つ以上のコイル体から構成するようにしてもよい。
第一相(及び第二相、第三相)のコイル体4a,4b(及び6a,6b,8a,8b)は実質上同一の構成であり、次に、それらの1つのコイル体4a(4b,6a,6b,8a,8b)について説明する。図1とともに図2〜図4を参照して、図示のコイル体4a(4b・・・)は、図2〜図4に示すように、断面形状が矩形状の平角ワイヤ10を用いて形成され、この平角ワイヤ10を同一形状に複数回巻いて形成される。そして、重ねて巻くときにはコイル体4a(4b・・・)の幅方向に位置をずらし、巻いたコイル部12の上側に幅方向にずれて次のコイル部12が重なるように例えば樹脂などで仮融着させながら巻き、このようにしてコイル体4a(4b・・・)が形成される。
具体的には、巻線治具(一般に、「マンドレル」と称される)に平角ワイヤ10を1回巻き、次の二巻き目においては、一巻き目のコイル部12に対してその幅方向片側(例えば、図3において左側)に所定量ずらして重なるように二巻き目を巻き、その次の三巻き目においては、二巻き目のコイル部12に対して上述したと同様にその幅方向片側に所定量ずらして重なるように巻き、このように幅方向にずらして重なるように複数回巻くことにより、図2及び図3に示すコイル体4a(4b・・・)が形成される。

このように形成したコイル体4a(4b・・・)では、図2及び図3に示す通り、各コイル部12の形状が同一となり、またその軸方向(モータに適用した場合における回転軸24(図1参照)の軸方向)の部分14(マグネット16(図1参照)と鎖交する部分)の長さL3(図3参照)が等しく、このような構成によって、鎖交する磁束数に対する起磁力が等しくなり、これにより、電磁コギングを非常に少なく抑えることができる。また、平角ワイヤ10を用いているので、複数回巻いてもコイル体4a(4b・・・)の厚さtを薄くすることができ、小型のモータに好都合に適用することができ、またその導体断面積を大きくすることが可能となり、モータに適用した場合におけるモータ効率を高めることができる。
また、このようなコイル体4a(4b・・・)においては、隣接するコイル部12の幅方向のずれ量は、例えば、平角ワイヤ10の肉厚程度にすることができ、このように設定することによって、幅方向に少しずつずれたコイル体4a(4b・・・)とすることができる。尚、この幅方向のずれ量は、適宜に設定することができ、このずれ量を調整することによって、コイル体4a(4b・・・)全体の厚みt及びコイル体4a(4b・・・)におけるマグネット16と鎖交する部分の巻数及び幅W1を調整してモータ特性を調整することができる。
このコイル体4a(4b・・・)に用いる平角ワイヤ10の断面形状は、図4に示すように、幅方向(図4において左右方向)に細長い矩形状であり、モータの大きさにもよるが、その幅W0は、例えば0.2〜40mm程度であり、その肉厚t0は、例えば0.015〜2.0mm程度であり、この平角ワイヤ10における肉厚t0に対するその幅W0の比(W0/t0)は、モータに適用した場合におけるモータ効率などを考慮して1.5〜40であるのが好ましい。平角ワイヤ10の表面は電気的絶縁材料(図示せず)、例えばエナメルなどで被覆され、その被膜絶縁層の厚さは、例えば1.5〜30μm程度となるように被覆される。尚、このような平角ワイヤ10を用いる場合、その肉厚t0及びその幅W0を変えることによって、コイル体4a(4b・・・)の厚みtやその全体の幅W2及び巻数を調整してモータ特性を最適にすることができる。
このような平角ワイヤとして、電気的絶縁層(即ち、被覆絶縁層)の上に熱(例えば、熱風など)や溶剤(例えば、アルコールなど)により活性化する融着層を塗布した自己融着タイプのものを用いることができ、このような自己融着タイプの平角ワイヤを使用すると、位置をずらして巻きながらコイル間を固定することができる。このようなコイル体4a(4b・・・)を図1に示すモータのモータハウジング18の内周面に取り付ける場合、図3に示す状態から図2に示す状態に湾曲される。モータハウジング(又はコア継鉄部)18の内周面は円形状に形成されており、従って、コイル体4a(4b・・・)は、このモータハウジング(又はコア継鉄部)18の内周面の形状に略対応した円弧状に成形された後に取り付けられる。この取付けは、例えば樹脂などでもってモータハウジング(又はコア継鉄部)18の内周面に溶着固定され、取り付けられた状態の巻線構造体2は、全体として中空円筒状となり、図1及び図2からも理解される如く、巻線構造体2(換言すると、コイル体4a,4b,6a,6b,8a,8b)の円筒状外径Dとその円筒状内径dとの差Δd(即ち、コイル体4a・・・の厚さt)を薄くすることができる。このように上記差Δdを薄くすることにより、ロータマグネット(磁石)とモータハウジング(又はコア継鉄部)との距離(所謂、エアーギャップ)が小さく(薄く)なり、モータ効率を改善することができる。また、このように薄くすることで巻線構造体の内周側や外周側にロータマグネットやモータハウジング(又はコア継鉄部)の組込みが容易となる。
巻線構造体2(即ち、コイル体4a,4b,6a,6b,8a,8b)は、図1に示すように組み付けられる。第1相のコイル体4a,4bは略対向して配設され、矢印20で示す所定周方向に見て、一方のコイル体4aの上流側端に他方のコイル体4bの下流側端が位置し、この他方のコイル体4bの上流側端に一方のコイル体4aの下流側端が位置する。また、第2相のコイル体6a,6b(第3相のコイル体8a,8b)は、第1相のコイル体4a,4bと同様に配置され、矢印20で示す所定周方向に見て、一方のコイル体6a(8a)の上流側端に他方のコイル体6b(8b)の下流側端が位置し、この他方のコイル体6b(8b)の上流側端に一方のコイル体6a(8a)の下流側端が位置する。
このように構成しているので、図1に示す通り、例えば第1相のコイル体4a,4b(第2相のコイル体6a、6b、第3相のコイル体8a,8b)について見ると、この第1相のコイル体4a(第2相のコイル体6a、第3相のコイル体8a)の内側に、第3相のコイル体8b(第1相のコイル体4a、第2相のコイル体6a)の中間部及び下流側端部と、第2相のコイル体6b(第3相のコイル体8b、第1相のコイル体4a)の下流側端部とが、径方向内方に向けてこの順に位置し、また他方の第1相のコイル体4b(第2相のコイル体6b、第3相のコイル体8b)の内側に、第3相のコイル体8a(第1相のコイル体4b、第2相のコイル体6b)の中間部及び下流側端部と、第2相のコイル体6a(第3相のコイル体8a、第1相のコイル体4b)の下流側端部とが、径方向内方に向けてこの順に位置する。
従って、周方向に隣接する一対のコイル体、例えば第1相のコイル体4aと第2相コイル体6aとを見ると、矢印20で示す周方向に見て、上流側に位置する第1相のコイル体4aの下流側部が下流側に位置する第2相のコイル体6aの上流側部の下側(即ち、径方向内側)に位置するように径方向に重ねて配置され、他の隣接する一対のコイル体も同様に重ねて配置されており、各コイル体4a(4b,6a,6b,8a,8b)は、矢印20で示す周方向に見てその上流側端部から下流側端部に向けて内径が漸減するように構成され、その形状が太鼓橋状になっている。このように構成することにより、三相のコイル体4a,4b,6a,6b,8a,8bからなる巻線構造体2をコンパクトにすることができる。
この形態では、巻線構造体2の径方向内側にロータマグネット16が配設される。ロータマグネット16には回転軸24が取り付けられ、回転軸24がモータハウジング(コア継鉄部)18に回転自在に支持され、第1〜第3相のコイル体4a,4b,6a,6b,8a,8bに駆動電流を所要の通りに流すことにより、ロータマグネット16が所定方向に回動される。
以上、本発明に従う巻線構造体及びこれを用いたモータの一実施形態について説明した、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、三相6コイルのモータに適用して説明したが、これに限定されず三相で3の倍数コイル数のモータ、二相モータなどにも同様に適用することができる。
また、例えば、上述した実施形態では、巻線構造体2の径方向内側にロータマグネット16が配設されるインナーロータ型のモータに適用して説明したが、これに限定されず、巻線構造体の径方向外側にロータマグネットが配設されるアウターロータ型のモータにも同様に適用することができる。
2 巻線構造体
4a,4b,6a,6b,8a,8b コイル体
10 平角ワイヤ
12 コイル部
16 ロータマグネット
18 モータハウジング(又はコア継鉄部)








Claims (5)

  1. ワイヤを複数回巻いたコイル体を周方向に配設した巻線構造体であって、
    前記ワイヤは断面形状が矩形状の平角ワイヤであり、前記コイル体は前記平角ワイヤを同一形状に複数回巻き且つ巻くときにその幅方向に位置をずらして巻いて形成され、1つ以上の前記コイル体でもって1相が構成され、多相の前記コイル体が円筒状に周方向に等間隔で配設されていることを特徴とする巻線構造体。
  2. 隣接して配置される一対のコイル体は、所定周方向に見て上流側に位置するコイル体の下流側部が下流側に位置するコイル体の上流側部の下側となるように径方向に重ねて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の巻線構造体。
  3. 前記平角ワイヤは、ワイヤ部の肉厚t0が0.015〜2.0mmであり、前記ワイヤ部の肉厚t0に対するその幅W0の比(W0/t0)が1.5〜40であることを特徴とする請求項1又は2に記載の巻線構造体。
  4. 前記平角ワイヤとして絶縁層の上に熱又は溶剤により活性化する融着層が塗布された自己融着タイプのものが用いられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の巻線構造体。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の巻線構造体を備え、前記巻線構造体の径方向内側又は外側にマグネットが回転自在に配設されることを特徴とするモータ。


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