JP2016109801A - 光源装置、投写型表示装置、および冷却方法 - Google Patents

光源装置、投写型表示装置、および冷却方法 Download PDF

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博昭 福永
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Abstract

【課題】光源装置の姿勢に応じて発光部を部分的に冷却することができ、かつ、小型化が可能な光源装置を提供する。【解決手段】光源装置2は、発光部13と、開口16を有し発光部を取り囲むリフレクタ12と、リフレクタ12の外側に位置する流入部18aと、流入部18aから流入した冷却風F1を、開口16を通して発光部13のそれぞれ異なる部位にそれぞれ誘導する複数の流出部20a,20bと、を有する少なくとも1つの流路17aと、自重で移動し、複数の流出部20a,20bのうち所定の流出部を、冷却風F1が流出する冷却風流出部とする選択部材21aと、を備え、少なくとも1つの流路17aは、開口16の周縁の一部に設けられている。【選択図】図16

Description

本発明は、発光部を備える光源装置、当該光源装置を備える投写型表示装置、及び発光部を冷却する方法に関する。
高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプなどの放電ランプを光源として備える投写型表示装置が知られている。これら放電ランプは、発光部内でアーク放電が生じることによって光を放出する。
放電ランプでは、適切な発光状態を維持するために、発光部全体の温度をなるべく均一に保つことが求められる。なぜなら、発光部の温度が所定温度よりも高くなると発光部に白濁が発生し、放電ランプの寿命が短くなるためである。また、発光部の温度が所定温度よりも低くなると、輝度低下やフリッカが発生する。発光部の温度低下は発光部を黒色に変色させ、放電ランプの短命化をもたらすこともある。
ところで、アーク放電が生じると、アーク(電弧)はそのときの重力方向と逆方向に延びる。そのため、発光部の重力方向上部の温度が発光部の同方向下部の温度よりも高くなる。このような理由から、光源装置の姿勢に応じて、発光部の重力方向上部を重点的に冷却することができる光源装置が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に開示される光源装置は、リフレクタと、リフレクタを保持するホルダと、ホルダに重ねられたダクト部材と、を備える。リフレクタには開口が形成されており、光源から発せられた光は当該開口から出射される。ダクト部材は、ホルダとともに、リフレクタの開口縁に沿って環状に延びる流路を画定している。ホルダは、流路からリフレクタの開口を通って発光部のそれぞれ異なる部位に冷却風をそれぞれ誘導する複数の流出部を形成している。
また、光源装置は、流路に冷却風を送る送風機と、複数の流出部のうち所定の流出部を、冷却風が流出する冷却風流出部とする選択部材と、をさらに備える。選択部材は自重で移動可能に設けられており、光源装置の姿勢に応じて、冷却風流出部を切り替える。発光部の重力方向上部に冷却風を誘導する流出部が冷却風流出部として選択されるように選択部材を設けることにより、発光部の重力方向上部を重点的に冷却することができる。
国際公開第2012/124053号
しかしながら、特許文献1に開示される光源装置では、流路は、リフレクタの開口縁に沿って環状に延びている。そのため、流路用の空間がリフレクタの開口の周縁全体に必要とされ、光源装置の小型化が困難である。
本発明の目的は、光源装置の姿勢に応じて発光部を部分的に冷却することができ、かつ、小型化が可能な光源装置、投写型表示装置、および発光部を冷却する方法を提供することにある。
本発明の光源装置は、発光部と、開口を有し、発光部を取り囲むリフレクタと、リフレクタの外側に位置する流入部と、該流入部から流入した冷却風を、開口を通して発光部のそれぞれ異なる部位にそれぞれ誘導する複数の流出部と、を有する少なくとも1つの流路と、自重で移動し、複数の流出部のうち所定の流出部を、冷却風が流出する冷却風流出部とする選択部材と、を備え、少なくとも1つの流路は、開口の周縁の一部に設けられている。
また、本発明の投写型表示装置は、前述の光源装置と、発光部から発せられた光を投写する投写レンズと、を備える。
また、本発明の冷却方法は、開口を有するリフレクタで発光部を取り囲むことと、リフレクタの外側に位置する流入部と、該流入部から流入した冷却風を、開口を通して発光部のそれぞれ異なる部位にそれぞれ誘導する複数の流出部と、を有する少なくとも1つの流路を、開口の周縁の一部に設けることと、自重で移動し、複数の流出部のうち所定の流出部を、冷却風が流出する冷却風流出部とする選択部材を設けることと、少なくとも1つの流路に冷却風を送ることと、を含む。
本発明によれば、光源装置の姿勢に応じて発光部を部分的に冷却することができかつ小型化が可能になる。
本発明の実施形態に係る投写型表示装置の内部構造を示す斜視図である。 光源装置の斜視図である。 光源装置の分解斜視図である。 ランプの斜視図である。 流路を説明するための斜視図である。 送風機を除く光源装置の斜視図である。 図に示される光源装置の正面図である。 第2のダクト部材および送風機を除く光源装置2の正面図である。 流路の周辺を拡大した斜視図である。 選択部材の斜視図である。 選択部材の斜視図である。 第1の姿勢にある光源装置の正面図である。 第1の姿勢にある光源装置の正面図である。 図13に示されるA部の拡大図である。 図13に示されるB部の拡大図である。 第1の姿勢にある光源装置における冷却風の流れを示す正面図である。 第1の姿勢にある光源装置における冷却風の流れを示す斜視図である。 第2の姿勢にある光源装置の正面図である。 第2の姿勢にある光源装置の正面図である。 図19に示されるA部の拡大図である。 図19に示されるB部の拡大図である。 第2の姿勢にある光源装置における冷却風の流れを示す正面図である。 第2の姿勢にある光源装置における冷却風の流れを示す斜視図である。 第3の姿勢にある光源装置の正面図である。 第3の姿勢にある光源装置の正面図である。 図25に示されるB部の拡大図である。 図25に示されるB部の拡大図である。 第3の姿勢にある光源装置における冷却風の流れを示す正面図である。 第3の姿勢にある光源装置における冷却風の流れを示す斜視図である。 第4の姿勢にある光源装置の正面図である。 第4の姿勢にある光源装置の正面図である。 図31に示されるB部の拡大図であり、 図31に示されるA部の拡大図であり、 第4の姿勢にある光源装置における冷却風の流れを示す正面図である。 第4の姿勢にある光源装置における冷却風の流れを示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係る投写型表示装置の内部構造を示す斜視図である。図1に示すように、投写型表示装置1は、光源装置2と、光学エンジン3と、投写レンズ4と、を備える。光源装置2から発せられた光は、光学エンジン3の内部の光学部品を経由して光学処理され、その後、投写レンズ4を介して投写される。なお、図1では、光源装置2は、投写型表示装置1の筐体5から取り外されている。
図2は光源装置2の斜視図であり、図3は光源装置2の分解斜視図である。図2および図3に示すように、光源装置2は、ランプ6と、ランプカバー7と、透光性部材8と、第1および第2のダクト部材9,10と、を備える。図4は、ランプ6の斜視図である。図4に示すように、ランプ6は、発光管11と、発光管11を取り囲むリフレクタ12と、を含む。
発光管11は、略球状の発光部13と、発光部13から互いに逆向きに延びる棒状の封止部14,15と、対向する一対の電極(不図示)と、を有する。各電極の後端は封止部14,15によってそれぞれ保持され、各電極の先端は発光部13内に配置されている。封止部14,15には、電極の後端に接続された箔状の導電部材(不図示)が封入されている。発光管11は、無機材料を主成分とする接着剤によってリフレクタベース(不図示)に固定されている。
リフレクタ12の反射面12aは楕円回転面形状を有する。発光部13は、反射面12aの回転対称軸上にある第1焦点に配置されている。反射面12aは、発光部13から発せられた光を回転対称軸上にある第2焦点に集光させる。リフレクタ12には開口16が形成されており、発光部13から発せられた光は開口16から出射する。
発光部13内で発生するアークは、重力方向と逆方向に延びる。例えば、図4において紙面下向き(白抜き矢印方向)を重力方向とすると、アークは図4の紙面上向きに延びる。よって、発光部13の紙面上方部(重力方向上部)の温度は、紙面下方部(重力方向下部)に比べて高くなる。以下の説明では、発光部13の重力方向上部を「発光部上部」、発光部13の重力方向下部を「発光部下部」と呼ぶ。換言すれば、発光部13の鉛直方向上部を「発光部上部」、発光部13の鉛直方向下部を「発光部下部」と呼ぶ。
発光部上部と発光部下部は、ランプ6の姿勢、すなわち光源装置2(図1参照)や投写型表示装置1(図1参照)の姿勢に応じて変化することに注意されたい。例えば、ある姿勢のときに発光部上部であった部分は、他の姿勢のときに発光部下部になることもある。また、ある姿勢のときに発光部上部であった部分は、他の姿勢のときには発光部上部でも発光部下部でもなくなることもある。
再び図2および図3を参照する。第1のダクト部材9はランプ6に取り付けられている。第1のダクト部材9には凹部が形成されている。第2のダクト部材10は、第1のダクト部材9の凹部を覆うように第1のダクト部材9に取り付けられており、当該凹部の内側面とともに流路17a,17bを形成している。第1および第2のダクト部材9,10は、耐熱性を有する材料(例えば、PPS:Poly Phenylene Sulfide Resin、LCP:Liquid Crystal Plastic)から形成されていることが好ましい。
流路17a,17bは、それぞれ、冷却風が流入する流入部18a,18bを含む。本実施形態では、第2のダクト部材10に流入部18a,18bが形成されている。流入部18aには送風機19aが接続されており、流入部18bには送風機19bが接続されている。リフレクタの外側の気体が、送風機19a,19bを用いて冷却風として流路17a,17bに送られる。送風機19a,19bとして、シロッコファンまたは軸流ファンを用いることができる。
図5は、流路17a,17bを説明するための斜視図である。図5に示されるように、流路17aは、冷却風が流出する複数の流出部20a,20bを含み、流路17bは、冷却風が流出する複数の流出部20c,20dを含む。複数の流出部20a,20b,20c,20dは、リフレクタ12の開口16(図4参照)を通って発光部13のそれぞれ異なる部位に冷却風を誘導する。本実施形態では、第1のダクト部材9に複数の流出部20a,20b,20c,20dが形成されている。
複数の流出部20a,20b,20c,20dは開口16の周縁に沿って等間隔に配置されている。したがって、流出部20a,20b,20c,20dから発光部13のそれぞれ異なる部位までの距離がほぼ等しく、経路の差に起因する冷却風の強さのバラツキが抑えられている。
また、流路17a,17bは、開口16(図4参照)の周縁の一部にのみ設けられている。したがって、流路17a,17bとして用いるための空間が開口16の周縁全体に必要とされず、光源装置2(図2および3参照)の小型化が可能になる。
図6は送風機19a,19bを除く光源装置2の斜視図であり、図7は図6に示される光源装置2の正面図である。図3、図6および図7に示すように、光源装置2は、複数の流出部20a,20b,20c,20dのうち所定の流出部を、冷却風が流出する冷却風流出部とする選択部材21a,21bをさらに備える。選択部材21a,21bは、自重で移動可能に設けられており、光源装置2(投写型表示装置1)の姿勢の変化に応じて移動する。
図8は、第2のダクト部材10および送風機19a,19bを除く光源装置2の正面図である。図8に示すように、選択部材21aは流路17aの内部に配されており、選択部材21bは流路17bの内部に配されている。
図9は、流路17aの周辺を拡大した斜視図である。図10および図11は選択部材21aの斜視図である。なお、選択部材21bは、選択部材21aと同じ構造を有するので、ここでは詳細を省略する。
図10および図11に示すように、選択部材21aは、風壁羽22と、風壁羽22から延びる風壁ウェイト23と、突起部24と、を含む。風壁羽22は比較的高い耐熱性を有する材料(例えば、PPS、LCP)から形成されていることが好ましく、風壁ウェイト23は比較的高い密度を有する材料から形成されていることが好ましい。
突起部24は、選択部材21aの重心よりも風壁羽22に近いところに位置している。風壁ウェイト23が風壁羽22および突起部24よりも十分に重い場合、風壁ウェイト23の重心を選択部材21aの重心とみなすことができる。
図8および図9に示されるように、流路17aの壁(本実施形態では、第1のダクト部材9)に長穴25aが形成されており、選択部材21aの突起部24(図10および図11参照)が長穴25aに通されている。したがって、選択部材21aの長穴25aは突起部24の移動を案内し、選択部材21aは長穴25aに沿って移動する。また、選択部材21aの重心が突起部24よりも上方に位置する場合、選択部材21aには突起部24を回転中心とするモーメントが作用する。
ここで、選択部材21の動作を、図12ないし図35を用いて説明する。
図12および図13は、第1の姿勢にある光源装置2の正面図である。なお、図12では送風機19a,19bが省略されており、図13では第2のダクト部材10および送風機19a,19bが省略されている。図14は図13に示されるA部の拡大図であり、図15は図13に示されるB部の拡大図である。図16および図17は、第1の姿勢にある光源装置2における冷却風の流れを示す正面図および斜視図である。なお、図16および図17では、第2のダクト部材10および送風機19a,19bは省略されている。また、図16では、流入口18a,18bが一点鎖線で示されており、リフレクタ12の開口16が破線で示されている。
図12ないし図17に示すように、「第1の姿勢」は、流出部20a,20dが鉛直方向Vに並び、流出部20b,20cが水平方向Hに並び、流出部20aが流出部20bよりも上方に位置し、流出部20dが流出部20cよりも下方に位置する姿勢である。なお、第1の姿勢は「0度姿勢」とも呼ばれ、投写型表示装置1(図1参照)が机等の上に置かれたときの光源装置2の姿勢であってもよい。
光源装置2が第1の姿勢にある場合、長穴25aは水平方向Hに対して傾斜している。したがって、選択部材21aは、自重により長穴25aに沿って下方に移動する。選択部材21aの風壁羽22が第1のダクト部材9の壁部P1に接し、選択部材21aの風壁ウェイト23が第1のダクト部材9の壁部P2に接したところで、選択部材21aは留まる。
このとき、選択部材21aの風壁羽22は、流路17aを部分的に塞ぐ。具体的には、選択部材21aは、流入部18aから流出部20aへ向かう流れを遮り、流入部18aから流出部20bへ冷却風を流通させている。したがって、流入部18aから流路17aに流入した冷却風F1は、流出部20bから流出し、流出部20aから流出しない。言い換えれば、選択部材21aは、流出部20bを、冷却風が流出する冷却風流出部とする。
また、光源装置2が第1の姿勢にある場合、長穴25bは水平方向に対して傾斜している。したがって、選択部材21bは、自重により長穴25bに沿って下方に移動する。選択部材21aの風壁羽22が第1のダクト部材9の壁部P3,P4に接したところで、選択部材21aは留まる。
このとき、選択部材21bの風壁羽22は、流路17bを塞ぐ。具体的には、選択部材21bは、流入部18bから流出部20cへ向かう流れと、流入部18bから流出部20dへ向かう流れと、の両方を遮る。したがって、流入部18bから流路17bに流入した冷却風F2は、流出部20cからも流出部20dからも流出しない。
流出部20bは、光源装置2が第1の姿勢にある場合に、冷却風F1を発光部上部に誘導する。つまり、第1の姿勢では、冷却風は流出部20bのみから流出し、発光部上部に誘導される。したがって、温度が上昇しやすい発光部上部が重点的に冷却され、発光部13の全体の温度を均一に保つことが可能になる。
また、本実施形態では、流入部18bに接続された送風機19b(図2および図3参照)を停止させることなく発光部上部にのみ冷却風を送ることができる。
さらに、選択部材21bが流路17bを塞ぐので、発光部13を冷却した冷却風は、流出部20c,20dを通って送風機19b(図2および図3参照)へ達しない。したがって、送風機19bに仕様温度よりも高い温度の冷却風が流入することがなく、送風機19bの故障を防ぐことが可能になる。
図18および図19は、第2の姿勢にある光源装置2の正面図である。なお、図18では送風機19a,19bが省略されており、図19では第2のダクト部材10および送風機19a,19bが省略されている。図20は図19に示されるA部の拡大図であり、図21は図19に示されるB部の拡大図である。図22および図23は、第2の姿勢にある光源装置2における冷却風の流れを示す正面図および斜視図である。なお、図22および図23では、第2のダクト部材10および送風機19a,19bは省略されている。
図18ないし図23に示すように、「第2の姿勢」は、流出部20a,20dが水平方向Hに並び、流出部20b,20cが鉛直方向Vに並び、流出部20bが流出部20aよりも上方に位置し、流出部20cが流出部20dよりも下方に位置する姿勢である。なお、第2の姿勢は「90度姿勢」とも呼ばれ、投写型表示装置1(図1参照)が建物の壁等に固定されたときの光源装置2の姿勢であってもよい。
光源装置2が第2の姿勢にある場合、長穴25aは水平方向Hに対して傾斜している。したがって、選択部材21aは、自重により長穴25aに沿って下方に移動する。選択部材21aの風壁羽22が第1のダクト部材9の壁部P5に接し、選択部材21aの風壁ウェイト23が第1のダクト部材9の壁部P6に接したところで、選択部材21aは留まる。
このとき、選択部材21aの風壁羽22は、流路17aを部分的に塞ぐ。具体的には、選択部材21aは、流入部18aから流出部20bへ向かう流れを遮り、流入部18aから流出部20aへ冷却風を流通させている。したがって、流入部18aから流路17aに流入した冷却風F1は、流出部20aから流出し、流出部20bから流出しない。言い換えれば、選択部材21aは、流出部20aを、冷却風が流出する冷却風流出部とする。
また、光源装置2が第2の姿勢にある場合、長穴25bは水平方向Hに対して傾斜している。したがって、選択部材21bは、自重により長穴25bに沿って下方に移動する。選択部材21aの風壁羽22が第1のダクト部材9の壁部P3,P4に接したところで、選択部材21aは留まる。
このとき、選択部材21bの風壁羽22は、流路17bを塞ぐ。具体的には、選択部材21bは、流入部18bから流出部20cへ向かう流れと、流入部18bから流出部20dへ向かう流れと、の両方を遮る。したがって、流入部18bから流路17bに流入した冷却風F2は、流出部20cからも流出部20dからも流出しない。言い換えれば、選択部材21bは、第1の姿勢と第2の姿勢の両方において、流出部20c,20dを冷却風流出部としない。
流出部20aは、光源装置2が第2の姿勢にある場合に、冷却風F1を発光部上部に誘導する。つまり、第2の姿勢では、冷却風は流出部20bのみから流出し、発光部上部に誘導される。したがって、温度が上昇しやすい発光部上部が重点的に冷却され、発光部13の全体の温度を均一に保つことが可能になる。
選択部材21aが光源装置2の姿勢に応じて流路17aを部分的に塞ぐので、選択部材21aの数を流出部20a,20bの数よりも少なくすることができる。
また、本実施形態では、流入部18bに接続された送風機19b(図2および図3参照)を停止させることなく発光部上部にのみ冷却風を送ることができる。
さらに、選択部材21bが流路17bを塞ぐので、発光部13を冷却した冷却風は、流出部20c,20dを通って送風機19b(図2および図3参照)へ達しない。したがって、送風機19bに仕様温度よりも高い温度の冷却風が流入することがなく、送風機19bの故障を防ぐことが可能になる。
図24および図25は、第3の姿勢にある光源装置2の正面図である。なお、図24では送風機19a,19bが省略されており、図25では第2のダクト部材10および送風機19a,19bが省略されている。図26は図25に示されるB部の拡大図であり、図27は図25に示されるA部の拡大図である。図28および図29は、第3の姿勢にある光源装置2における冷却風の流れを示す正面図および斜視図である。なお、図28および図29では、第2のダクト部材10および送風機19a,19bは省略されている。
図24ないし図29に示すように、「第3の姿勢」は、流出部20b,20cが水平方向Hに並び、流出部20b,20dが鉛直方向Vに並び、流出部20aが流出部20bよりも下方に位置し、流出部20dが流出部20cよりも上方に位置する姿勢をいう。なお、第3の姿勢は「180度姿勢」とも呼ばれ、投写型表示装置1(図1参照)が建物の天井等に固定されたときの光源装置2の姿勢であってもよい。
光源装置2が第3の姿勢にある場合、長穴25bは水平方向Hに対して傾斜している。したがって、選択部材21bは、自重により長穴25bに沿って下方に移動する。選択部材21bの風壁羽22が第1のダクト部材9の壁部P4に接し、選択部材21bの風壁ウェイト23が第1のダクト部材9の壁部P7に接したところで、選択部材21bは留まる。
このとき、選択部材21bの風壁羽22は、流路17bを部分的に塞ぐ。具体的には、選択部材21bは、流入部18bから流出部20dへ向かう流れを遮り、流入部18bから流出部20cへ冷却風を流通させている。したがって、流入部18bから流路17bに流入した冷却風F2は、流出部20cから流出し、流出部20dから流出しない。言い換えれば、選択部材21bは、流出部20cを、冷却風が流出する冷却風流出部とする。
また、光源装置2が第2の姿勢にある場合、長穴25aは水平方向Hに対して傾斜している。したがって、選択部材21aは、自重により長穴25aに沿って下方に移動する。選択部材21aの風壁羽22が第1のダクト部材9の壁部P1,P5に接したところで、選択部材21aは留まる。
このとき、選択部材21aの風壁羽22は流路17aを塞ぐ。具体的には、選択部材21aは、流入部18aから流出部20aへ向かう流れと、流入部18aから流出部20bへ向かう流れと、の両方を遮る。したがって、流入部18aから流路17aに流入した冷却風F1は、流出部20aからも流出部20bからも流出しない。
流出部20cは、光源装置2が第3の姿勢にある場合に、冷却風F2を発光部上部に誘導する。つまり、第3の姿勢では、冷却風は流出部20cのみから流出し、発光部上部に誘導される。したがって、温度が上昇しやすい発光部上部が重点的に冷却され、発光部13の全体の温度を均一に保つことが可能になる。
また、本実施形態では、流入部18aに接続された送風機19a(図2および図3参照)を停止させることなく発光部上部にのみ冷却風を送ることができる。
さらに、選択部材21aが流路17aを塞ぐので、発光部13を冷却した冷却風は、流出部20a,20bを通って送風機19a(図2および図3参照)へ達しない。したがって、送風機19aに仕様温度よりも高い温度の冷却風が流入することがなく、送風機19aの故障を防ぐことが可能になる。
図30および図31は、第4の姿勢にある光源装置2の正面図である。なお、図30では送風機19a,19bが省略されており、図31では第2のダクト部材10および送風機19a,19bが省略されている。図32は図31に示されるB部の拡大図であり、図33は図31に示されるA部の拡大図である。図34および図35は、第4の姿勢にある光源装置2における冷却風の流れを示す正面図および斜視図である。なお、図34および図35では、第2のダクト部材10および送風機19a,19bは省略されている。
図30ないし図35に示すように、「第4の姿勢」は、流出部20a,20dが水平方向Hに並び、流出部20b,20cが鉛直方向Vに並び、流出部20bが流出部20aよりも下方に位置し、流出部20cが流出部20dよりも上方に位置する姿勢をいう。なお、第2の姿勢は「270度姿勢」とも呼ばれ、投写型表示装置1(図1参照)が建物の壁等に固定されたときの光源装置2の姿勢であってもよい。
光源装置2が第4の姿勢にある場合、長穴25bは水平方向Hに対して傾斜している。したがって、選択部材21bは、自重により長穴25bに沿って下方に移動する。選択部材21bの風壁羽22が第1のダクト部材9の壁部P3に接し、選択部材21aの風壁ウェイト23が第1のダクト部材9の壁部P8に接したところで、選択部材21aは留まる。
このとき、選択部材21bの風壁羽22は、流路17bを部分的に塞ぐ。具体的には、選択部材21bは、流入部18bから流出部20cへ向かう流れを遮り、流入部18bから流出部20dへ向かう流れを流通させている。したがって、流入部18bから流路17bに流入した冷却風F2は、流出部20dから流出し、流出部20cから流出しない。言い換えれば、選択部材21bは、流出部20dを、冷却風が流出する冷却風流出部とする。
また、光源装置2が第4の姿勢にある場合、長穴25aは水平方向Hに対して傾斜している。したがって、選択部材21aは、自重により長穴25aに沿って下方に移動する。選択部材21aの風壁羽22が第1のダクト部材9の壁部P1,P5に接したところで、選択部材21aは留まる。
このとき、選択部材21aの風壁羽22は、流路17aを塞ぐ。具体的には、選択部材21aは、流入部18aから流出部20aへ向かう流れと、流入部18aから流出部20bへ向かう流れと、の両方を遮る。したがって、流入部18aから流路17aに流入した冷却風F1は、流出部20aからも流出部20bからも流出しない。言い換えれば、選択部材21bは、第3の姿勢と第4の姿勢の両方において、冷却風F1を流出部20a,20bから流出させない。言い換えれば、選択部材21aは、第3の姿勢と第4の姿勢の両方において、流出部20a,20bを冷却風流出部としない。
流出部20dは、光源装置2が第4の姿勢にある場合に、冷却風F2を発光部上部に誘導する。つまり、第4の姿勢では、冷却風は流出部20dのみから流出し、発光部上部に誘導される。したがって、温度が上昇しやすい発光部上部が重点的に冷却され、発光部13の全体の温度を均一に保つことが可能になる。
また、本実施形態では、流入部18aに接続された送風機19a(図2および図3参照)を停止させることなく発光部上部にのみ冷却風を送ることができる。
さらに、選択部材21aが流路17aを塞ぐので、発光部13を冷却した冷却風は、流出部20a,20bを通って送風機19a(図2および図3参照)へ達しない。したがって、送風機19aに仕様温度よりも高い温度の冷却風が流入することがなく、送風機19aの故障を防ぐことが可能になる。
なお、本実施形態では、第1および第2のダクト部材9,10が2つの流路17a,17bを形成しているが、本発明はこの形態に限られない。流路の数は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
また、本実施形態では、送風機19a,19bが、それぞれ、流入部18a,18bに接続されているが、本発明はこの形態に限られない。1つの送風機が分岐路を介して流入部18a,18bに接続されていてもよい。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1 投写型表示装置
2 光学装置
3 光学エンジン
4 投写レンズ
5 筐体
6 ランプ
7 ランプカバー
8 透光性部材
9 第1のダクト部材
10 第2のダクト部材
11 発光管
12 リフレクタ
13 発光部
14 封止部
15 封止部
16 開口
17a,17b 流路
18a,18b 流入部
19a,19b 送風機
20a,20b,20c.20d 流出部
21a,20b 選択部材
22 風壁羽
23 風壁ウェイト
24 突起部
25a,25b 長穴

Claims (10)

  1. 発光部と、
    開口を有し、前記発光部を取り囲むリフレクタと、
    前記リフレクタの外側に位置する流入部と、該流入部から流入した冷却風を、前記開口を通して前記発光部のそれぞれ異なる部位にそれぞれ誘導する複数の流出部と、を有する少なくとも1つの流路と、
    自重で移動し、前記複数の流出部のうち所定の流出部を、冷却風が流出する冷却風流出部とする選択部材と、を備え、
    前記少なくとも1つの流路は、前記開口の周縁の一部に設けられている、光源装置。
  2. 前記選択部材は、前記光源装置が第1の姿勢にあるときに、前記流入部から前記複数の流出部のうち第1の流出部へ向かう流れを遮り、前記流入部から前記複数の流出部のうち第2の流出部へ冷却風を流通させる、請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記選択部材は、前記光源装置が第2の姿勢にあるときに、前記流入部から前記第2の流出部へ向かう流れを遮り、前記流入部から前記第1の流出部へ冷却風を流通させる、請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記選択部材は、前記光源装置が第3の姿勢にあるときに、前記流入部から前記第1の流出部へ向かう流れと、前記流入部から前記第2の流出部へ向かう流れと、の両方を遮る、請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記少なくとも1つの流路の壁には長穴が形成されており、
    前記選択部材は、前記少なくとも1つの流路を塞ぐ風壁羽と、前記風壁羽から延びる風壁ウェイトと、前記長穴に通された突起部と、を有し、前記突起部は、前記選択部材の重心よりも風壁羽に近いところに位置している、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記複数の流出部が、前記開口の周縁に沿って位置している、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記リフレクタの外側の気体を冷却風として前記流入部に送る少なくとも1つの送風機をさらに含む、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の光源装置。
  8. 複数の前記流路と、それぞれの前記流路の前記流入部に接続された複数の前記送風機と、を備える、請求項7に記載の光源装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の光源装置と、
    前記発光部から発せられた光を投写する投写レンズと、を備える投写型表示装置。
  10. 開口を有するリフレクタで発光部を取り囲むことと、
    前記リフレクタの外側に位置する流入部と、該流入部から流入した冷却風を、前記開口を通して前記発光部のそれぞれ異なる部位にそれぞれ誘導する複数の流出部と、を有する少なくとも1つの流路を、前記開口の周縁の一部に設けることと、
    自重で移動し、前記複数の流出部のうち所定の流出部を、冷却風が流出する冷却風流出部とする選択部材を設けることと、
    前記少なくとも1つの流路に冷却風を送ることと、を含む、冷却方法。
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