JP2016109302A - 蓄熱装置及びこれを用いた空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄熱槽40に蓄熱された熱を有効に利用する。【解決手段】冷凍サイクル200の圧縮機23に取り付けられて、当該圧縮機23から放出される熱を蓄熱する蓄熱槽40と、蓄熱槽40内に設けられて、内部を流れる冷媒と蓄熱槽40に収容された蓄熱材との間で熱交換する蓄熱熱交換器50とを具備し、蓄熱熱交換器50が、単位空間に含まれる熱交換面積が互いに異なる第1領域S1及び第2領域S2を有し、第1領域S1が、第2領域S2よりも上方に位置するとともに、第1領域S1の単位空間に含まれる熱交換面積が、第2領域S2の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きいようにした。【選択図】図3
Description
本発明は、冷凍サイクルの圧縮機に取り付けられる蓄熱装置及びこれを用いた空気調和機に関するものである。
この種の蓄熱装置としては、特許文献1に示すように、圧縮機の周囲に設けられ、圧縮機から放出される熱を蓄熱する蓄熱槽と、前記蓄熱槽内に設けられ、内部に冷媒が流れる蓄熱熱交換器とを具備し、前記蓄熱槽に蓄熱された熱によって前記冷媒を加熱するように構成されたものがある。
具体的に前記蓄熱熱交換器は、一端開口から冷媒が流入し、他端開口から冷媒が流出する管状部材であり、その一部を等間隔に複数回折り曲げて、蓄熱槽内を蛇行するように構成されている。
これにより、蓄熱熱交換器内における冷媒の流路を長く確保することができ、これにより蓄熱槽に蓄熱された熱と冷媒との伝熱面積が大きくなり、蓄熱槽に蓄熱された熱と冷媒との熱交換を促進することができる。
これにより、蓄熱熱交換器内における冷媒の流路を長く確保することができ、これにより蓄熱槽に蓄熱された熱と冷媒との伝熱面積が大きくなり、蓄熱槽に蓄熱された熱と冷媒との熱交換を促進することができる。
ところが、蓄熱槽は上下方向に温度分布が生じやすく、下部よりも上部の方が高温になるところ、上述した構成では、管状部材が等間隔に折り曲げられているので、上部と下部とで単位空間に含まれる管状部材の表面積がほぼ等しく、高温な上部の熱を有効に利用することができない。
そこで、本発明は、蓄熱槽に蓄熱された熱を有効に利用することを主たる課題とするものである。
すなわち本発明に係る蓄熱装置は、冷凍サイクルの圧縮機に取り付けられて、当該圧縮機から放出される熱を蓄熱する蓄熱槽と、前記蓄熱槽内に設けられて、内部を流れる冷媒と蓄熱槽に収容された蓄熱材との間で熱交換する蓄熱熱交換器とを具備し、前記蓄熱熱交換器が、単位空間に含まれる熱交換面積が互いに異なる第1領域及び第2領域を有し、前記第1領域が、前記第2領域よりも上方に位置するとともに、前記第1領域の単位空間に含まれる熱交換面積が、前記第2領域の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きいことを特徴とするものである。
このような蓄熱装置であれば、第1領域が、第2領域よりも上方に位置するので、第2領域よりも高温であり、この第1領域の単位空間に含まれる熱交換面積が、第2領域の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きいので、高温な第1領域の熱をより多く冷媒に伝えることができ、蓄熱槽に蓄熱された熱を有効に利用することができる。
また、本発明に係る蓄熱装置は、冷凍サイクルの圧縮機に取り付けられて、当該圧縮機から放出される熱を蓄熱する蓄熱槽と、前記蓄熱槽内に設けられて、内部を流れる冷媒と蓄熱槽に収容された蓄熱材との間で熱交換する蓄熱熱交換器とを具備し、前記蓄熱熱交換器が、熱伝導率の異なる材質で構成された第1領域及び第2領域を有し、前記第1領域が、前記第2領域よりも上方に位置するとともに、前記第1領域の熱伝導率が、前記第2領域の熱伝導率よりも大きいことを特徴とするものである。
このような蓄熱装置であれば、第1領域が、第2領域よりも上方に位置するので、第2領域よりも高温であり、この第1領域の熱伝導率が、第2領域の熱伝導率よりも大きいので、高温な第1領域の熱をより多く冷媒に伝えることができ、蓄熱槽に蓄熱された熱を有効に利用することができる。
第1領域の単位空間に含まれる熱交換面積を、第2領域の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きくするための具体的な実施態様としては、前記蓄熱熱交換器が、内部に冷媒が流れる管状部材を有し、前記第1領域における管状部材が、前記第2領域における管状部材よりも密に配置されている構成が挙げられる。
これならば、管状部材の配置によって第1領域の単位空間に含まれる熱交換面積を第2領域の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きくすることができるので、熱交換面積を大きくするための特別な部材を用いる必要がなく、材料費を増大させることなく蓄熱槽に蓄熱された熱を有効に利用することができる。
これならば、管状部材の配置によって第1領域の単位空間に含まれる熱交換面積を第2領域の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きくすることができるので、熱交換面積を大きくするための特別な部材を用いる必要がなく、材料費を増大させることなく蓄熱槽に蓄熱された熱を有効に利用することができる。
また、第1領域の単位空間に含まれる熱交換面積を、第2領域の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きくするための他の実施態様としては、前記蓄熱熱交換器が、内部に冷媒が流れる管状部材と、前記第1領域における管状部材に設けられるとともに、前記冷媒と前記蓄熱材との間の熱交換を促進させる補助熱交換要素とを有し、前記補助熱交換要素が、前記第1領域における単位空間に含まれる熱交換面積を拡大する構成が挙げられる。
これならば、補助熱交換要素を第1領域に設けることで、第1領域の単位空間に含まれる熱交換面積を第2領域の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きくすることができるので、管状部材の構成を複雑化させることなく、蓄熱装置の製造を簡素化することができる。
これならば、補助熱交換要素を第1領域に設けることで、第1領域の単位空間に含まれる熱交換面積を第2領域の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きくすることができるので、管状部材の構成を複雑化させることなく、蓄熱装置の製造を簡素化することができる。
ここで、圧縮機に用いられている圧縮機用オイルが蓄熱熱交換器に流入すると、この圧縮機用オイルによって冷媒への伝熱が阻害されてしまい、蓄熱槽に蓄熱された熱を効率良く冷媒に伝えることができなくなる。
そこで、蓄熱熱交換器に流入した圧縮機用オイルを排出しやすくするためには、前記蓄熱熱交換器に流入した圧縮機用オイルを排出するオイル排出管をさらに具備し、前記オイル排出管の一端開口が、前記蓄熱熱交換器の下部に接続され、前記オイル排出管の他端開口が、前記圧縮機の吸入側に接続されていることが好ましい。
これならば、圧縮機の吸入側の圧力と蓄熱熱交換器の内部の圧力との差を利用して、蓄熱熱交換器の下部に溜まった圧縮機用オイルを圧縮機に戻すことができる。
そこで、蓄熱熱交換器に流入した圧縮機用オイルを排出しやすくするためには、前記蓄熱熱交換器に流入した圧縮機用オイルを排出するオイル排出管をさらに具備し、前記オイル排出管の一端開口が、前記蓄熱熱交換器の下部に接続され、前記オイル排出管の他端開口が、前記圧縮機の吸入側に接続されていることが好ましい。
これならば、圧縮機の吸入側の圧力と蓄熱熱交換器の内部の圧力との差を利用して、蓄熱熱交換器の下部に溜まった圧縮機用オイルを圧縮機に戻すことができる。
前記オイル排出管の具体的実施態様としては、キャピラリーチューブが挙げられる。
これならば、キャピラリーチューブの毛細管現象によって、圧縮機用オイルをより排出しやすくすることができる。
これならば、キャピラリーチューブの毛細管現象によって、圧縮機用オイルをより排出しやすくすることができる。
蓄熱熱交換器に流入した圧縮機用オイルを冷媒の流れによって排出するためには、前記蓄熱熱交換器が、内部に冷媒が流れる管状部材を有し、前記管状部材が、蛇行しながら上下方向に延びており、その途中に、下方に膨出するとともに、前記蓄熱熱交換器に流入した圧縮機用オイルを留めるオイル留め部が形成されていることが好ましい。
これならば、圧縮機用オイルを、蓄熱熱交換器の下部に到達するまでに、管状部材の途中に形成されたオイル留め部に留めることができる。これにより、例えば、前記オイル留め部を管状部材の上部に形成することで、僅かな冷媒の流れで前記オイル留め部に留まった圧縮機用オイルを排出することができる。
これならば、圧縮機用オイルを、蓄熱熱交換器の下部に到達するまでに、管状部材の途中に形成されたオイル留め部に留めることができる。これにより、例えば、前記オイル留め部を管状部材の上部に形成することで、僅かな冷媒の流れで前記オイル留め部に留まった圧縮機用オイルを排出することができる。
上述した蓄熱装置を具備する空気調和機も本発明の1つである。
このような空気調和機であれば、上述した作用効果を得るこができる。
このような空気調和機であれば、上述した作用効果を得るこができる。
このように構成した本発明によれば、圧縮機から放出される熱を蓄熱槽で蓄熱するとともに、その熱を有効に利用することができる。
以下に本発明に係る空気調和機の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る空気調和機100は、図1に示すように、室内ユニット10と、室外ユニット20と、室内ユニット10及び室外ユニット20に冷媒を流通させる冷凍サイクル200(以下、冷媒回路200ともいう)とを備える。
室内ユニット10には、減圧手段11と、この減圧手段11に接続された室内熱交換器12と、室内送風機13とが設けられている。
室外ユニット20には、四方弁21と、アキュムレータ22と、圧縮機23と、室外熱交換器24と、分配器25と、膨張弁26と、室外送風機27とが設けられている。
冷媒回路200は、四方弁21における4つのポートの開閉を制御することにより、冷媒の流れを反転させ、冷房運転と暖房運転とを切り換え可能に構成されている。具体的に、四方弁21は、冷房運転を行う場合は、圧縮機23から吐出された冷媒を、室外熱交換器24に導入するようにし、暖房運転を行う場合は、圧縮機23から吐出された冷媒を、室内熱交換器12に導入するように構成されている。
本実施形態では、図1に示すように、一端が圧縮機23から冷媒を吐出する吐出管231に接続され、他端が室外熱交換器24の伝熱管241に接続されたバイパス管30が設けられている。
なお、本実施形態では、複数の伝熱管241が補助分配器251に接続されており、バイパス管30の他端が前記補助分配器251を介して伝熱管241に接続されている。
なお、本実施形態では、複数の伝熱管241が補助分配器251に接続されており、バイパス管30の他端が前記補助分配器251を介して伝熱管241に接続されている。
前記バイパス管30には開閉弁SVが設けられており、例えば図示しない制御部が前記開閉弁SVを制御して、バイパス管30を開状態又は閉状態に切り替えるように構成されている。
より詳細に前記制御部は、例えば、室外熱交換器24に設けられた図示しない温度センサからの温度信号を受け付けるとともに、室外熱交換器24の温度が所定の温度以下になった場合に、前記開閉弁SVに制御信号を送信して、バイパス管30を閉状態から開状態に切り替える。これにより、圧縮機23から吐出された冷媒がバイパス管30に流れて室外熱交換器24に流入し、該室外熱交換器24の除霜が行われる。
より詳細に前記制御部は、例えば、室外熱交換器24に設けられた図示しない温度センサからの温度信号を受け付けるとともに、室外熱交換器24の温度が所定の温度以下になった場合に、前記開閉弁SVに制御信号を送信して、バイパス管30を閉状態から開状態に切り替える。これにより、圧縮機23から吐出された冷媒がバイパス管30に流れて室外熱交換器24に流入し、該室外熱交換器24の除霜が行われる。
なお、本実施形態の空気調和機100は、室外熱交換器24が複数の熱交換要素24a、24bに分割されており、各熱交換要素24a、24bそれぞれに対応したバイパス管30及び開閉弁SVが設けられている。
これにより、一方の熱交換要素24aを除霜している間に、他方の熱交換要素24bを用いて暖房運転を継続することが可能となる。
これにより、一方の熱交換要素24aを除霜している間に、他方の熱交換要素24bを用いて暖房運転を継続することが可能となる。
ここで、本実施形態の空気調和機100は、図2に示すように、圧縮機23から放出される熱を蓄熱する蓄熱装置300をさらに具備している。
前記蓄熱装置300は、圧縮機23に取り付けられる蓄熱槽40と、圧縮機23及び蓄熱槽40の間に介在する伝熱部材60と、蓄熱槽40内に設けられた蓄熱熱交換器50とを具備してなる。
蓄熱槽40は、圧縮機23の周囲に設けられ、図示しない液体などの蓄熱材を収容するとともに圧縮機23から放出される熱を蓄熱するものであり、ここでは、軽量化及び低コスト化を図るべく、例えば樹脂などにより形成されている。
伝熱部材60は、圧縮機23の外側周面233と蓄熱槽40の内側周面との間に形成された空間に装着され、圧縮機23から放出される熱を蓄熱槽40に伝えるものであり、ここでは金属からなるブロック体である。
本実施形態では、圧縮機23から放出される熱のうち、特に圧縮機23の外側周面233において蓄熱槽40が接触していない面から放出される熱を蓄熱槽40に伝えるべく、前記伝熱部材60は、圧縮機23の外側周面233のうち、蓄熱槽40が対向配置されない面に接触するように設けられている。
この構成により、伝熱部材60及び蓄熱槽40は、圧縮機23の外側周面233におけるほぼ全周を囲うことになる。
本実施形態では、圧縮機23から放出される熱のうち、特に圧縮機23の外側周面233において蓄熱槽40が接触していない面から放出される熱を蓄熱槽40に伝えるべく、前記伝熱部材60は、圧縮機23の外側周面233のうち、蓄熱槽40が対向配置されない面に接触するように設けられている。
この構成により、伝熱部材60及び蓄熱槽40は、圧縮機23の外側周面233におけるほぼ全周を囲うことになる。
蓄熱熱交換器50は、図2及び図3に示すように、蓄熱槽40の槽内に設けられ、その内部を流れる冷媒と蓄熱槽40内に収容された蓄熱材との間で熱交換するものであり、ここでは、管状部材により構成されている。
本実施形態の蓄熱熱交換器50は、図1に示すように、室内熱交換器12と膨張弁26との間から分岐する第1蓄熱用配管3L1に接続されるとともに、室外熱交換器24と四方弁21との間に合流する第2蓄熱用配管3L2に接続されている。
なお、前記第1蓄熱用配管3L1には、開閉弁V1が設けられており、前記第2蓄熱用配管3L2には逆止弁V2が設けられている。
なお、前記第1蓄熱用配管3L1には、開閉弁V1が設けられており、前記第2蓄熱用配管3L2には逆止弁V2が設けられている。
上述した構成により、例えば、図示しない制御部が前記開閉弁V1に制御信号を送信して、第1蓄熱用配管3L1を閉状態から開状態に切り替えることにより、室内熱交換器12から室外熱交換器24に流れる冷媒の一部が蓄熱熱交換器50に流入する。
蓄熱熱交換器50に流入した冷媒は、蓄熱槽40に蓄熱された熱によって加熱され、他端開口5x2から流出するとともに室外熱交換器24を通過した冷媒と合流して四方弁21、アキュムレータ22及び圧縮機23へと順次流れ込む。
蓄熱熱交換器50に流入した冷媒は、蓄熱槽40に蓄熱された熱によって加熱され、他端開口5x2から流出するとともに室外熱交換器24を通過した冷媒と合流して四方弁21、アキュムレータ22及び圧縮機23へと順次流れ込む。
このように、室内熱交換器12から流出した冷媒を蓄熱熱交換器50内で加熱してから圧縮機23に流入させた場合、前記冷媒を途中で加熱することなく圧縮機23に流入させた場合に比べて、圧縮機23から吐出される冷媒の温度がより高温になる。
これにより、例えば、暖房運転時には暖房能力を向上させることができ、除霜運転時には除霜効率が向上させることができる。
これにより、例えば、暖房運転時には暖房能力を向上させることができ、除霜運転時には除霜効率が向上させることができる。
以下、上述した蓄熱熱交換器50の具体的な構成について図3及び図4を参照しながら説明する。なお、図4に示す蓄熱熱交換器50は、図3に示す蓄熱熱交換器50を模式的に示したものである。
本実施形態の蓄熱熱交換器50は、上述したように管状部材から構成されており、管軸方向に沿って等断面形状をなし、ここでは、その横断面形状が例えば円形状をなすものである。
より具体的には、図3に示すように、例えば両端が開口した銅管を複数回折り曲げて蛇行するように構成されたものであり、一端開口5x1から下向きに形成された流入管51と、他端開口5x2から下向きに形成された流出管52と、前記流入管51及び前記流出管52とを連通し、これらに連続して形成された蛇行管53とを有している。
これにより、蓄熱熱交換器50の一端開口5x1から流入した冷媒は、流入管51内を下方に向かって流れ、そこから蛇行管53内を蛇行しながら上方に向かい、流出管52内を流れて他端開口5x2から流出する。
より具体的には、図3に示すように、例えば両端が開口した銅管を複数回折り曲げて蛇行するように構成されたものであり、一端開口5x1から下向きに形成された流入管51と、他端開口5x2から下向きに形成された流出管52と、前記流入管51及び前記流出管52とを連通し、これらに連続して形成された蛇行管53とを有している。
これにより、蓄熱熱交換器50の一端開口5x1から流入した冷媒は、流入管51内を下方に向かって流れ、そこから蛇行管53内を蛇行しながら上方に向かい、流出管52内を流れて他端開口5x2から流出する。
ここで、本実施形態の蓄熱熱交換器50は、図4に示すように、単位空間に含まれる熱交換面積が互いに異なる第1領域S1及び第2領域S2を有している。
なお、ここでいう単位空間とは、例えば所定の体積を有する空間であり、具体的には、蓄熱熱交換器50の上下方向に沿った所定の単位高さを有し、その単位高さが、蛇行管53の間隔のうち、最も長い間隔以上に設定された空間である。
また、ここでいう熱交換面積とは、蓄熱熱交換器50における冷媒と蓄熱材との間で熱を交換させる面の面積であり、具体的には、蓄熱熱交換器50を構成する例えば管状部材やその管状部材に取り付けられている種々の付属部材などの熱交換要素の表面積である。
なお、ここでいう単位空間とは、例えば所定の体積を有する空間であり、具体的には、蓄熱熱交換器50の上下方向に沿った所定の単位高さを有し、その単位高さが、蛇行管53の間隔のうち、最も長い間隔以上に設定された空間である。
また、ここでいう熱交換面積とは、蓄熱熱交換器50における冷媒と蓄熱材との間で熱を交換させる面の面積であり、具体的には、蓄熱熱交換器50を構成する例えば管状部材やその管状部材に取り付けられている種々の付属部材などの熱交換要素の表面積である。
前記第1領域S1は、図4に示すように、第2領域S2よりも上方に位置しており、ここでは、第1領域S1及び第2領域S2との境界が蓄熱熱交換器50の下端から上下方向に沿った所定の高さに位置するように設定されており、前記所定の高さより上側を第1領域S1とし、前記所定の高さより下側を第2領域S2としている。
なお、前記所定の高さは、本実施形態では、蓄熱熱交換器50の高さ寸法の半分以上に設定されている。
なお、前記所定の高さは、本実施形態では、蓄熱熱交換器50の高さ寸法の半分以上に設定されている。
そして、本実施形態の蓄熱熱交換器50は、第1領域S1の単位空間に含まれる熱交換面積が、第2領域S2の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きくなるように構成されている。
より詳細には、第1領域S1における管状部材が、第2領域における管状部材よりも密に配置されており、ここでは、第1領域S1における蛇行管53が、第2領域S2における蛇行管53よりも密に配置されている。つまり、本実施形態の蓄熱熱交換器50は、第1領域S1における管状部材の表面積密度が、第2領域S2における管状部材の表面積密度よりも大きくなるように構成されている。
本実施形態の蛇行管53は、互いに平行な複数の平行部531を有しており、第1領域S1における平行部531の第1離間距離L1が、第2領域S2における平行部531の第2離間距離L2よりも短くなるように構成されている。つまり、本実施形態の蛇行管53は、第1領域S1における平行部531の本数密度が、第2領域S2における平行部531の本数密度よりも高くなるように構成されている。
なお、本実施形態の各平行部531は、いずれも水平方向に沿って形成されており、第1領域S1における各平行部531は、第1離間距離L1で等間隔に設けられ、第2領域S2における各平行部531は、第2離間距離L2で等間隔に設けられている。
なお、本実施形態の各平行部531は、いずれも水平方向に沿って形成されており、第1領域S1における各平行部531は、第1離間距離L1で等間隔に設けられ、第2領域S2における各平行部531は、第2離間距離L2で等間隔に設けられている。
上述した構成において、本実施形態では、蓄熱熱交換器50の上下方向に沿った所定の単位高さが、蛇行管53の間隔のうち最も長い間隔、つまり第2領域における平行部531の第2離間距離L2以上に設定されている。そして、前記蛇行管53は、第1領域S1における前記単位高さに含まれる平行部531の表面積が、第2領域S2における前記単位高さに含まれる平行部531の表面積よりも大きくなるように構成されている。
このように構成された本実施形態に係る空気調和機100によれば、この第1領域S1の単位空間に含まれる熱交換面積が、第2領域S2の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きいので、温度の高い第1領域S1の熱をより多く冷媒に伝えることができ、蓄熱槽40に蓄熱された熱を有効に利用することができる。
また、第1領域S1における平行部531の第1離間距離L1を、第2領域S2における平行部531の第2離間距離L2よりも短くすることにより、第1領域S1の単位空間に含まれる熱交換面積を、第2領域S2の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きくしているので、第1領域S1の単位空間に含まれる熱交換面積を大きくするための特別な部材を用いる必要がなく、材料費を増大させずに済む。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、前記実施形態の蓄熱熱交換器は、第1領域及び第2領域における単位空間に含まれる熱交換面積が互いに異なるように構成されていたが、第1領域及び第2領域が熱伝導率の異なる材質で構成されており、第1領域が、第2領域よりも上方に位置するとともに、第1領域の熱伝導率が第2領域の熱伝導率よりも大きく構成されていても良い。
これならば、前記実施形態と同様に、温度の高い第1領域の熱をより多く冷媒に伝えることができ、蓄熱槽に蓄熱された熱を有効に利用することができる。
これならば、前記実施形態と同様に、温度の高い第1領域の熱をより多く冷媒に伝えることができ、蓄熱槽に蓄熱された熱を有効に利用することができる。
また、前記実施形態の蓄熱熱交換器は、第1領域における各平行部が、第1離間距離L1で等間隔に設けられ、第2領域における各平行部が、第2離間距離L2で等間隔に設けられていたが、例えば図5に示すように、各平行部531が、下方から上方に向かって、隣り合う平行部531の離間距離が段階的又は連続的に短くなるよう配設されていても良い。
さらに、例えば図6示すように、第1領域S1における管状部材に、冷媒と蓄熱材との間の熱交換を促進させる補助熱交換要素70を設けても良い。
具体的にこの補助熱交換要素70は、例えばフィンなどの線状部材であり、ここでは、複数の前記補助熱交換要素70が、第1領域S1における複数の平行部531を架け渡すように、各平行部531に対して垂直に設けられている。
これにより、蓄熱槽40の上下方向の温度分布が従来よりも均一化され、蓄熱槽40に蓄熱された熱を効率良く冷媒に伝えることができる。
具体的にこの補助熱交換要素70は、例えばフィンなどの線状部材であり、ここでは、複数の前記補助熱交換要素70が、第1領域S1における複数の平行部531を架け渡すように、各平行部531に対して垂直に設けられている。
これにより、蓄熱槽40の上下方向の温度分布が従来よりも均一化され、蓄熱槽40に蓄熱された熱を効率良く冷媒に伝えることができる。
ここで、蛇行管53の折り曲がっている箇所の曲げR(曲率半径)が小さいと、管状部材が破損する原因となるところ、図7に示すように、第1領域S1における蛇行管53が、蓄熱熱交換器50の側方から視て、千鳥配列になるように形成されているものが好ましい。
これならば、蛇行管53の曲げRを小さくすることなく、第1領域S1における単位空間に含まれる熱交換面積を大きくすることができる。
これならば、蛇行管53の曲げRを小さくすることなく、第1領域S1における単位空間に含まれる熱交換面積を大きくすることができる。
また、蛇行管53の曲げRを小さくせずに、第1領域S1における単位空間に含まれる熱交換面積を大きくするためには、図8に示すように、第1領域S1において、互いに平行に設けられた複数の配管531’が一対のヘッダーHを介して接続されている構成であっても良い。
これならば、複数の配管531’を曲げることなく、第1領域S1に配管531’を密に配置することができ、上述した問題を解決することができる。
これならば、複数の配管531’を曲げることなく、第1領域S1に配管531’を密に配置することができ、上述した問題を解決することができる。
そのうえ、蓄熱熱交換器は、第1領域における管状部材の径寸法が、第2領域における管状部材の径寸法よりも大きいものであっても良い。
また、蓄熱熱交換器は、第1領域における管状部材にのみ、凹凸を形成して良い。
さらに、蛇行管は、第1領域における蛇行回数が、第2領域における蛇行回数より多いものであっても良い。
上述した構成であれば、いずれも第1領域における単位空間に含まれる熱交換面積を、第2領域における単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きくすることができる。
また、蓄熱熱交換器は、第1領域における管状部材にのみ、凹凸を形成して良い。
さらに、蛇行管は、第1領域における蛇行回数が、第2領域における蛇行回数より多いものであっても良い。
上述した構成であれば、いずれも第1領域における単位空間に含まれる熱交換面積を、第2領域における単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きくすることができる。
加えて、前記実施形態の蛇行管は、平行部が水平方向に延びる構成であったが、図9に示すように、平行部が上下方向に延びており、第1領域における平行部の本数が、第2領域における平行部の本数よりも多くなるように構成しても良い。
さらに加えて、第1領域S1における蛇行管53の曲げ方向と第2領域S2における蛇行管53の曲げ方向とが互いに異なる方向となるように構成しても良い。具体的には、図10に示すように、第1領域S1における蛇行管53の平行部531が上下方向に延びており、第2領域S2における蛇行管53の平行部531が水平方向に延びている構成などが挙げられる。
ここで、本発明に係る空気調和機100は、室外熱交換器24の除霜運転時において、例えば室外熱交換器24の温度など、所定の条件が満たされたときにのみ、蓄熱熱交換器50に冷媒が流れるように構成されている。この構成において、蓄熱熱交換器50への冷媒の流れが止まると、蓄熱熱交換器50の底部には圧縮機用オイルが溜まりやすくなる。これにより、次に蓄熱熱交換器50に冷媒が流れる際に、冷媒の流量が小さいことから、一部の圧縮機用オイルが圧縮機23の吸入側に戻りにくくなる。なお、冷媒の流量が小さくなる理由としては、第1蓄熱用配管3L1に設けられた開閉弁V1の圧力損失や、室外熱交換器24の除霜時間に亘って蓄熱材から均一な速度で熱を取り出すべく、蓄熱装置300が作動する際に、冷媒の流量が小さくなるように設計されていることなどが挙げられる。
上述したプロセスが繰り返されると、圧縮機用オイルが蓄熱熱交換器50の底部に蓄積され、これにより圧縮機23内の圧縮機用オイルの量が、設計値よりも減少すると、圧縮機23の焼き切れ等の問題が生じやすくなる。
そこで、図11に示すように、一端が蓄熱熱交換器50の下部に接続され、他端が圧縮機23の吸入側に接続された例えばキャピラリー管などのオイル排出管80を有することが好ましい。
これならば、圧縮機23の吸入側の圧力と蓄熱熱交換器50の内部の圧力との差を利用して、蓄熱熱交換器50の下部に溜まった圧縮機用オイルをオイル排出管80から圧縮機23に戻すことができる。
上述したプロセスが繰り返されると、圧縮機用オイルが蓄熱熱交換器50の底部に蓄積され、これにより圧縮機23内の圧縮機用オイルの量が、設計値よりも減少すると、圧縮機23の焼き切れ等の問題が生じやすくなる。
そこで、図11に示すように、一端が蓄熱熱交換器50の下部に接続され、他端が圧縮機23の吸入側に接続された例えばキャピラリー管などのオイル排出管80を有することが好ましい。
これならば、圧縮機23の吸入側の圧力と蓄熱熱交換器50の内部の圧力との差を利用して、蓄熱熱交換器50の下部に溜まった圧縮機用オイルをオイル排出管80から圧縮機23に戻すことができる。
また、蓄熱熱交換器の下部に流れる圧縮機用オイルの量を低減するためには、図12に示すように、蓄熱熱交換器50が、その途中に下方に膨出して形成されたオイル留め部54を有しているものが好ましい。
より具体的には、蓄熱熱交換器50を構成する蛇行管53が、図12に示すように、互いに隣り合う下側の平行部531と上側の平行部531とを接続する接続部532をさらに有しており、前記オイル留め部54が、前記接続部532と前記下方の平行部531との接続箇所に形成されている。
より詳細には、複数のオイル留め部54が、蛇行管53に形成されており、各オイル留め部54は、特に蛇行管53の中間部や上部などに位置している。
なお、上述したオイル留め部54は、図12の上段拡大図に示すように、一定の径寸法を有する管状部材を下方に曲げて形成したものでも良いし、図12の下段拡大図に示すように、管状部材の径寸法を大きくすることで形成したものであっても良い。
上述した構成により、圧縮機用オイルを、蓄熱熱交換器50の底部に到達する前に、前記オイル留め部54に留めることができる。
より詳細に圧縮機用オイルの流れを説明すると、室外熱交換器24の除霜運転時は、蓄熱熱交換器50に流入した圧縮機用オイルは、冷媒とともに蓄熱熱交換器50の下部を通ってオイル留め部54が形成された蛇行管53を通過し、圧縮機23の吸入側に流れ込む。その後、前記除霜運転が終了すると、蓄熱熱交換器50内において冷媒とともに圧縮機用オイルの流れが止まる。これにより、蓄熱熱交換器50内に残存する圧縮機用オイルは、下方に向かって流れ、蛇行管53に形成されたオイル留め部54に貯まる。
これにより、蓄熱熱交換器50の下部に溜まった圧縮機用オイルに比べて、前記オイル留め部54に留まった圧縮機用オイルの方が、僅かな冷媒の流れで排出できることから、蓄熱熱交換器50内に溜まる冷媒をより多く排出することができる。これにより、圧縮機用オイルにより冷媒への伝熱が阻害されることを抑制することができ、蓄熱槽40に収容された蓄熱材の搭載量を減らして蓄熱槽40のコンパクト化を図れる。
より具体的には、蓄熱熱交換器50を構成する蛇行管53が、図12に示すように、互いに隣り合う下側の平行部531と上側の平行部531とを接続する接続部532をさらに有しており、前記オイル留め部54が、前記接続部532と前記下方の平行部531との接続箇所に形成されている。
より詳細には、複数のオイル留め部54が、蛇行管53に形成されており、各オイル留め部54は、特に蛇行管53の中間部や上部などに位置している。
なお、上述したオイル留め部54は、図12の上段拡大図に示すように、一定の径寸法を有する管状部材を下方に曲げて形成したものでも良いし、図12の下段拡大図に示すように、管状部材の径寸法を大きくすることで形成したものであっても良い。
上述した構成により、圧縮機用オイルを、蓄熱熱交換器50の底部に到達する前に、前記オイル留め部54に留めることができる。
より詳細に圧縮機用オイルの流れを説明すると、室外熱交換器24の除霜運転時は、蓄熱熱交換器50に流入した圧縮機用オイルは、冷媒とともに蓄熱熱交換器50の下部を通ってオイル留め部54が形成された蛇行管53を通過し、圧縮機23の吸入側に流れ込む。その後、前記除霜運転が終了すると、蓄熱熱交換器50内において冷媒とともに圧縮機用オイルの流れが止まる。これにより、蓄熱熱交換器50内に残存する圧縮機用オイルは、下方に向かって流れ、蛇行管53に形成されたオイル留め部54に貯まる。
これにより、蓄熱熱交換器50の下部に溜まった圧縮機用オイルに比べて、前記オイル留め部54に留まった圧縮機用オイルの方が、僅かな冷媒の流れで排出できることから、蓄熱熱交換器50内に溜まる冷媒をより多く排出することができる。これにより、圧縮機用オイルにより冷媒への伝熱が阻害されることを抑制することができ、蓄熱槽40に収容された蓄熱材の搭載量を減らして蓄熱槽40のコンパクト化を図れる。
そのうえ、前記実施形態の蓄熱装置は、空気調和機の冷凍サイクルに用いられる圧縮機に取り付けられていたが、例えば給湯器など、その他の冷凍サイクルに用いられる圧縮機に取り付けられても構わない。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・空気調和機
300・・・蓄熱装置
23 ・・・圧縮機
40 ・・・蓄熱槽
50 ・・・蓄熱熱交換器
53 ・・・蛇行管
531・・・平行部
60 ・・・伝熱部材
S1 ・・・第1領域
S2 ・・・第2領域
300・・・蓄熱装置
23 ・・・圧縮機
40 ・・・蓄熱槽
50 ・・・蓄熱熱交換器
53 ・・・蛇行管
531・・・平行部
60 ・・・伝熱部材
S1 ・・・第1領域
S2 ・・・第2領域
Claims (8)
- 冷凍サイクルの圧縮機に取り付けられて、当該圧縮機から放出される熱を蓄熱する蓄熱槽と、
前記蓄熱槽内に設けられて、内部を流れる冷媒と蓄熱槽に収容された蓄熱材との間で熱交換する蓄熱熱交換器とを具備し、
前記蓄熱熱交換器が、単位空間に含まれる熱交換面積が互いに異なる第1領域及び第2領域を有し、
前記第1領域が、前記第2領域よりも上方に位置するとともに、前記第1領域の単位空間に含まれる熱交換面積が、前記第2領域の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きいことを特徴とする蓄熱装置。 - 冷凍サイクルの圧縮機に取り付けられて、当該圧縮機から放出される熱を蓄熱する蓄熱槽と、
前記蓄熱槽内に設けられて、内部を流れる冷媒と蓄熱槽に収容された蓄熱材との間で熱交換する蓄熱熱交換器とを具備し、
前記蓄熱熱交換器が、熱伝導率の異なる材質で構成された第1領域及び第2領域を有し、
前記第1領域が、前記第2領域よりも上方に位置するとともに、前記第1領域の熱伝導率が、前記第2領域の熱伝導率よりも大きいことを特徴とする蓄熱装置。 - 前記蓄熱熱交換器が、内部に冷媒が流れる管状部材を有し、
前記第1領域における管状部材が、前記第2領域における管状部材よりも密に配置されており、前記第1領域の単位空間に含まれる前記管状部材の表面積が、前記第2領域の単位空間に含まれる前記管状部材の表面積よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の蓄熱装置。 - 前記蓄熱熱交換器が、内部に冷媒が流れる管状部材と、前記第1領域における管状部材に設けられるとともに、前記冷媒と前記蓄熱材との間の熱交換を促進させる補助熱交換要素とを有し、
前記補助熱交換要素が、前記第1領域における単位空間に含まれる熱交換面積を拡大し、
前記第1領域の単位空間に含まれる熱交換面積が、前記第2領域の単位空間に含まれる熱交換面積よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項に記載の蓄熱装置。 - 前記蓄熱熱交換器に流入した圧縮機用オイルを排出するオイル排出管をさらに具備し、
前記オイル排出管の一端開口が、前記蓄熱熱交換器の下部に接続され、
前記オイル排出管の他端開口が、前記圧縮機の吸入側に接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか一項に記載の蓄熱装置。 - 前記オイル排出管が、キャピラリーチューブであることを特徴とする請求項5記載の蓄熱装置。
- 前記蓄熱熱交換器が、内部に冷媒が流れる管状部材を有し、
前記管状部材が、蛇行しながら上下方向に延びており、その途中に、下方に膨出するとともに、前記蓄熱熱交換器に流入した圧縮機用オイルを留めるオイル留め部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のうち何れか一項に記載の蓄熱装置。 - 請求項1乃至7のうち何れか一項に記載の蓄熱装置を具備することを特徴とする空気調和機。
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JP2014243551A JP2016109302A (ja) | 2014-12-01 | 2014-12-01 | 蓄熱装置及びこれを用いた空気調和機 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02251052A (ja) * | 1989-03-22 | 1990-10-08 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置用圧縮機 |
JPH02128066U (ja) * | 1989-03-27 | 1990-10-22 | ||
EP0924471A2 (de) * | 1997-12-15 | 1999-06-23 | Arnold Teufel | Wärmespeicher |
JP2011163664A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Panasonic Corp | 蓄熱装置及び該蓄熱装置を備えた空気調和機 |
JP2013120006A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
-
2014
- 2014-12-01 JP JP2014243551A patent/JP2016109302A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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