JP2016109228A - サーモエレメント及びサーモスタット - Google Patents
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Abstract
Description
このようなサーモスタットには、冷却水のエンジン入口側に配置されて冷却水を制御する入口制御と、冷却水のエンジン出口側に配置されて冷却水を制御する出口制御とがある。
サーモエレメントは、図1に示すダイアフラムタイプ、スリーブタイプ、その他がある。ダイアフラムタイプのサーモエレメントは、熱膨張体(パラフィン)をダイアフラムで密封し、熱膨張体が膨張すると、非圧縮性流動体を介してピストンを押し出す。
スリーブタイプのサーモエレメントは、熱膨張体をスリーブで密封し、熱膨張体が膨張すると、スリーブによりピストンを絞って押し出す。
また、ラバーピストン7は、ゴム製なので、磨耗しやすく、また劣化して固くなり、シール機能が低下するので、耐久性の点で十分ではなかった。
特許文献1は、ダイアフラムタイプのサーモエレメントの改良に関し、熱膨張体をケースに封入し、ケースに連結したガイド筒部に流動体を封入し、流動体の押圧によって移動部材(ピストン)が移動するサーモエレメントを開示する。
しかし、特許文献1のパッキングは、ゴム製なので、流動体の圧力を受け、径方向に広がると、ピストンの摺動抵抗が大きくなる。また、ゴム製のパッキングは磨耗し、劣化するおそれがある。
特許文献2では、ケース内でガイド部材の内方端部分には、シール部材が配置され、熱膨張体をケース内に封入している。必要により、フッ素樹脂等で成形されたバックアッププレートが設けられる。特許文献2では、バックアッププレートは、シール機能はなく、省略することも出来るとしている。
しかし、特許文献2のシール部材は、ゴム製であり、リップ部が内と外に広がると、摺動抵抗が大きくなる。また、磨耗し、劣化するおそれがある。
このように、ダイアフラムタイプでもスリーブタイプでも、熱膨張体の膨張収縮により、流動体を介してピストンを押し出すサーモエレメントにおいて、ピストンの摺動抵抗の増大、流動体の漏洩、シール部材の磨耗と劣化の問題は、まだ十分解決されていない。
また、シール部材の磨耗と劣化が少なく、機能が低下せず耐久性の良いサーモエレメントが求められていた。
更に、このようなサーモエレメントを使用したサーモスタットが求められていた。
本発明の別の目的は、部品の磨耗と劣化が少なく、耐久性の良いサーモエレメントを提供することである。
本発明の更に別の目的は、このようなサーモエレメントを使用したサーモスタットを提供することである。
前記ダイアフラムと前記ガイド部材と前記樹脂ピストンとの間に流体室が形成され、前記流体室に変形自在な非圧縮性の流動体が収容され、前記熱膨張体の膨張収縮により、前記流体室内の前記流動体を介して、前記樹脂ピストンと前記金属ピストンが前記ガイド部材の前記ピストン摺動孔内を軸方向に移動するサーモエレメントであって、
前記樹脂ピストンは、フッ素樹脂製であり、底面から上方へ行くにしたがって内径が小さくなるようにテーパが付いたテーパ孔が形成され、前記樹脂ピストンの胴部は、底面から上方に行くにしたがって肉厚が次第に厚くなるテーパ部を有することを特徴とするサーモエレメントである。
樹脂ピストンには、底面から上方へ行くにしたがって内径が小さくなるようにテーパが付いたテーパ孔が形成されている。樹脂ピストンの胴部は、下面から上方へ行くに従って肉厚が厚くなるテーパ部を有する。テーパ孔内には流動体が充填されている。
熱膨張体が膨張すると、ダイアフラムを押し上げる。ダイアフラムの上側にある流動体は、樹脂ピストンのテーパ孔を押し広げるように力をかける。そのため、ピストン摺動孔の内面と樹脂ピストンの胴部の外面との間の密封性は向上し、流動体は漏れにくくなる。しかも、フッ素樹脂製の樹脂ピストンの摺動抵抗は小さく、摩耗も少ない。
フッ素樹脂製の樹脂ピストンが、流動体と金属ピストンの間に配置されると、流動体を金属ピストンの下で確実に封止することが出来、流動体が漏れでるおそれはない。また、樹脂ピストンは、フッ素樹脂製なので、ピストン摺動孔の内面に押し付けられても、摺動抵抗は大きくならない。
前記ダイアフラムと前記ガイド部材と前記ピストン組立体との間に形成された流体室に収容された非圧縮性の流動体とを備えるサーモエレメントであって、
前記ピストン組立体は、フッ素樹脂製の樹脂ピストンと、前記樹脂ピストンと同じ外径の金属製のピストンとを有し、
前記樹脂ピストンは、底面から上方へ行くにしたがって内径が小さくなるようにテーパが付いたテーパ孔が形成され、前記樹脂ピストンの胴部は、底面から上方に行くにしたがって肉厚が次第に厚くなるテーパ部を有することを特徴とするサーモエレメントである。
樹脂ピストンにより、流動体が漏れないように封止することが出来、金属ピストンにより、サーモエレメントの動作を行うことが出来る。
樹脂ピストンの凹部に金属ピストンの凸部を嵌め込むと、樹脂ピストンと金属ピストンとは、一体のピストン組立体となる。ピストン組立体は、熱膨張体の封止とピストンの動作と両方の作用を行うことが出来る。
樹脂ピストンの凸部を金属ピストンの凹部に嵌め込むと、樹脂ピストンと金属ピストンとは、一体のピストン組立体となる。ピストン組立体は、熱膨張体の封止とピストンの動作と両方の作用を行うことが出来る。
前記ピストン組立体は、フッ素樹脂製の樹脂ピストンと、前記樹脂ピストンと同じ外径の金属製の金属ピストンとを有し、前記ピストン摺動孔内を軸方向に移動可能であり、
前記樹脂ピストンは、底面から上方へ行くにしたがって内径が小さくなるようにテーパが付いたテーパ孔が形成され、前記樹脂ピストンの胴部は、底面から上方に行くにしたがって肉厚が次第に厚くなるテーパ部を有することを特徴とするピストン組立体である。
サーモエレメントと、
前記サーモエレメントの底部を収容するための下部凹部が形成され、液体の流れる流路が形成された下フレームと、
前記下フレームに固定され、金属ピストンの上部の外周を摺動可能に支持するピストン孔を有する上フレームと、
前記金属ピストンにより支持された開閉弁と、
前記開閉弁が当接するため、前記下フレームに固定された弁座と、
前記サーモエレメントの前記開閉弁を前記下フレームに結合された前記弁座に押し付けるバネと、を備え、
前記サーモエレメントは、底のあるケースと、前記ケースに充填され温度変化により膨張収縮する熱膨張体と、前記ケース内に前記熱膨張体を密封するダイアフラムと、前記ケースの上部に固定され、ピストン摺動孔を有するガイド部材と、前記ピストン摺動孔内を軸方向に移動可能な樹脂ピストンと、前記ピストン摺動孔内に前記樹脂ピストンに隣接して配置され、軸方向に移動可能な金属ピストンと、を備え、
前記ダイアフラムと前記ガイド部材と前記樹脂ピストンとの間に流体室が形成され、前記流体室に変形自在な非圧縮性の流動体が収容され、前記熱膨張体の膨張収縮により、前記流体室内の前記流動体を介して、前記樹脂ピストンと前記金属ピストンが前記ガイド部材の前記ピストン摺動孔内を軸方向に移動し、
前記樹脂ピストンは、フッ素樹脂製であり、底面から上方へ行くにしたがって内径が小さくなるようにテーパが付いたテーパ孔が形成され、前記樹脂ピストンの胴部は、底面から上方に行くにしたがって肉厚が次第に厚くなるテーパ部を有することを特徴とするサーモスタットである。
樹脂ピストンは、上下方向に潰れることはなく、流動体が膨張すると金属ピストンを押し上げる。ピストン組立体は、ピストンの機能を果たす。
フッ素樹脂製の樹脂ピストンは、ピストン摺動孔の内面に接するが、樹脂ピストンの摺動抵抗が大きくなることはない。
また、部品の磨耗と劣化が少なく、耐久性の良いサーモエレメントを提供することができる。
また、このようなサーモエレメントを使用したサーモスタットを提供することが出来る。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図2は、本発明の第1の実施形態のサーモエレメントの縦断面図である。本明細書では、図2の上方向、即ち金属ピストンの頂部の方向を上方向として説明する。サーモエレメントは、底部11のある円筒形のケース10と、ケース10のフランジ13を補強する座金15と、ケース10の上部に係合するガイド部材50と、ケース10に封入された熱膨張体21と、熱膨張体21を封止するための弾性密封部材としてのダイアフラム30と、ダイアフラム30とガイド部材50との間に封入された流動体22と、流動体22の上側でガイド部材50のガイド筒部に摺動自在に保持される樹脂ピストン33と、樹脂ピストン33の上側に摺動自在に保持される金属ピストン40と、を備える。
樹脂ピストン33と金属ピストン40とは、ほぼ同じ外径である。樹脂ピストン33と金属ピストン40とは、ピストン組立体を構成する。
フランジ51の下部は、肉厚が薄く円筒形のかしめ部54であり、かしめ部54を半径方向内側に折り曲げて、ダイアフラム30の外周部と、ケースのフランジ13と、座金15とを固定することができる。
座金15と、座金15の上のケース10のフランジ13と、フランジ13の上のダイアフラム30の外周部とは、ガイド部材50のかしめ部54をかしめて固定される。こうして、ケース10とガイド部材50とは気密に一体化されている。
サーモエレメントの組立て中に、流動体が漏れないようにするため、流動体として、シリコングリス、黒鉛、粘土を混合したペレット状の混合体を用いている。
樹脂ピストン33は、円筒形の部材で、下側は開口し、上に向かって内径が小さくなるテーパの付いたテーパ孔34が形成されている。テーパ孔34は貫通せず、上側は閉じている。樹脂ピストン33は、円盤状の頂部と、頂部の下の胴部とを含む。胴部は、下側から上方へ行くにしたがって肉厚が厚くなるテーパ部37となっている。
樹脂ピストン33により、ピストン摺動孔57の内面と樹脂ピストン33の外面との間は密封され、金属ピストン40とピストン摺動孔57との間に、流体室内の流動体22が漏れないようになっている。
本発明のフッ素樹脂製の樹脂ピストン33は、テーパ孔34を形成してある。テーパ部37の下部は、肉厚が薄くても磨耗が少なく、シール性能の低下は少ない。また、樹脂ピストン33は軸方向に潰されることはない。また、樹脂ピストン33は上下方向に押し潰されることはなく、流動体22が膨張すると、樹脂ピストン33は金属ピストン40を押し上げる。ピストン組立体は、ピストンとして正常に機能する。
後述するように、このとき、開閉弁75はガイド部材50の上端から離れ、開弁している(図6)。
サーモエレメントの使用中は、環境温度の変化により、図2と図3の状態の間でピストン40と樹脂ピストン33は、上下方向に移動する。
図5は、図2のサーモエレメントを使用したサーモスタットの縦断面図である。サーモスタットは、前述したサーモエレメントの構成部品の他に、下フレーム60と、下フレーム60に一体に取付けられ、下フレーム60の上方に設けられた上フレーム65と、金属ピストン40により上下方向に移動する開閉弁75と、上フレーム65に対して開閉弁75を下方に押し付けるスプリング80とを備える。
下部斜面部63に隣接する外周部64の部分は、開閉弁75が当接する弁座70となっている。下フレーム60の外周部64に、上フレーム65を勘合するための勘合孔72が形成されている。
図5に示すように、上フレーム65は、中心軸の両側に対向する2つの側面部66と、側面部66に隣接し、上方に向けて幅が狭まっていく2つの上部斜面部67と、2つの上部斜面部67の間の上部平面部68とを有する。側面部66の下端部に、勘合爪73を有し、勘合爪73を下フレームの勘合孔72に勘合させて、上フレーム65は下フレーム60に結合されている。上部平面部68の中心部は、下方に折れ曲がり、ピストン孔69が形成される。ピストン孔69に金属ピストン40を摺動自在に保持することが出来る。
サーモスタットの使用中は、環境温度の変化により、図5と6の状態の間で樹脂ピストン33と金属ピストン40が上下方向に移動し、開閉弁75が開閉する。
図7は、本発明の第2の実施形態のサーモエレメントの樹脂ピストン33dの断面図である。第2の実施形態では、樹脂ピストン33dにはテーパ孔34dが形成されている。胴部は、下側の円筒部34aとその上側のテーパ部34bとに分かれている。
第2の実施形態の樹脂ピストン33dは、円筒部37aの肉厚が薄い。上下方向に一定の幅を有する円筒部37aが、流動体22により、ピストン摺動孔57の内面に押し付けられる。そのため、第1の実施形態の樹脂ピストン33より更に、流動体22は漏れにくくなる。
図8は、本発明の第3の実施形態のサーモエレメントの樹脂ピストン33eと、金属ピストン40eの下端部の断面図である。樹脂ピストン33eは、フッ素樹脂製で、樹脂ピストン33と同様に円筒形である。樹脂ピストン33eには、下面から第1の実施形態のテーパ孔34と同様のテーパ孔34が形成されている。樹脂ピストン33eの胴部は、上方へ行くにしたがって肉厚が厚くなるテーパ部37となっている。頂部の中心部には、断面が円形の凹部35が形成されている。
第3の実施形態では、樹脂ピストン33eと金属ピストン40eとは、相互に位置ずれしにくく、確実にピストン組立体を構成し、サーモエレメントの動作が安定する。
第2の実施形態の樹脂ピストン33dも、第3の実施形態の樹脂ピストン33eのように、ピストン収容孔35を形成し、凸部42を有する金属ピストン40eと組み合わせて使用することが出来る。
図9は、本発明の第4の実施形態のサーモエレメントの樹脂ピストン33fと、金属ピストン40fの下端部の断面図である。樹脂ピストン33fには、下面から第1の実施形態のテーパ孔34と同様のテーパ孔34が形成されている。樹脂ピストン33fには、下面から第1の実施形態のテーパ孔34と同様のテーパ孔34が形成されている。樹脂ピストン33fの胴部は、上方へ行くにしたがって肉厚が厚くなるテーパ部37となっている。頂部の中心部には、円筒形の凸部36が形成されている。
凸部36の外径は、凹部43の内径と等しいか少し小さく、凸部36の高さは、凹部43の深さより少し小さい。樹脂ピストン33fの凸部36は、金属ピストン40fの凹部43に適合するようになっている。又は、凸部36の外径は凹部43の内径より少し大きくし、ピストン40fの凹部43に樹脂ピストン33fの凸部36を嵌め込んで結合するようにすることもできる。樹脂ピストン33fと金属ピストン40fとは、一体のピストン組立体を形成する。
第4の実施形態では、樹脂ピストン33fとピストン40fとは、相互に位置ずれしにくく、確実にピストン組立体を構成し、サーモエレメントの動作が安定する。
第2の実施形態の樹脂ピストン33dも、第4の実施形態の樹脂ピストン33fのように、凸部36を形成し、凹部43を有する金属ピストン40fと組み合わせて使用することが出来る。
2 熱膨張体
3 ダイアフラム
4 流動体
5 ガイド部材
6 ピストン
7 ラバーピストン
8 保護板
10 ケース
11 底
12 円筒部
13 フランジ
13a 溝
15 座金
15a 溝
21 熱膨張体
22 流動体
30 ダイアフラム
31 凸部
33,33e,33f 樹脂ピストン
34 テーパ孔
34d テーパ孔
35 凹部
36 凸部
37 テーパ部
37a 円筒部
37b テーパ部
40,40e,40f 金属ピストン
42 凸部
43 凹部
50 ガイド部材
51 フランジ
51a 溝
54 かしめ部
52 基部
53 ガイド筒部
57 ピストン摺動孔
58 テーパ部
59 中央孔
60 下フレーム
61 下部凹部
62 底面部
63a 開口部
63 下部斜面部
64 外周部
65 上フレーム
66 側面部
67 上部斜面部
68 上部平面部
69 ピストン孔
70 弁座
71 ゴム焼付け部
72 勘合孔
73 勘合爪
75 開閉弁
76 外周部
77 ピストン係止孔
80 スプリング
Claims (9)
- 底のあるケースと、前記ケースに充填され温度変化により膨張収縮する熱膨張体と、前記ケース内に前記熱膨張体を密封するダイアフラムと、前記ケースの上部に固定され、ピストン摺動孔を有するガイド部材と、前記ピストン摺動孔内を軸方向に移動可能な樹脂ピストンと、前記ピストン摺動孔内に前記樹脂ピストンに隣接して配置され、軸方向に移動可能な金属ピストンと、を備え、
前記ダイアフラムと前記ガイド部材と前記樹脂ピストンとの間に流体室が形成され、前記流体室に変形自在な非圧縮性の流動体が収容され、前記熱膨張体の膨張収縮により、前記流体室内の前記流動体を介して、前記樹脂ピストンと前記金属ピストンが前記ガイド部材の前記ピストン摺動孔内を軸方向に移動するサーモエレメントであって、
前記樹脂ピストンは、フッ素樹脂製であり、底面から上方へ行くにしたがって内径が小さくなるようにテーパが付いたテーパ孔が形成され、前記樹脂ピストンの胴部は、底面から上方に行くにしたがって肉厚が次第に厚くなるテーパ部を有することを特徴とするサーモエレメント。 - 請求項1に記載のサーモエレメントであって、前記樹脂ピストンの前記胴部は、肉厚が一定の円筒部と、肉厚が次第に厚くなるテーパ部とを有するサーモエレメント。
- 請求項1又は2に記載のサーモエレメントであって、
前記樹脂ピストンの一端面に断面が円形の凹部が形成され、前記樹脂ピストンの前記一端面に当接する前記金属ピストンの端面に、断面が円形で、前記樹脂ピストンの前記凹部に適合する凸部が形成されているサーモエレメント。 - 請求項1又は2に記載のサーモエレメントであって、
前記樹脂ピストンの一端面に断面が円形の凸部が形成され、前記樹脂ピストンの前記一端面に当接する前記金属ピストンの端面に、断面が円形で、前記樹脂ピストンの前記凸部に適合する凹部が形成されているサーモエレメント。 - 底のあるケースと、前記ケースに充填された熱膨張体と、前記ケース内に前記熱膨張体を密封するダイアフラムと、前記ケースの上部に固定され、ピストン摺動孔を有するガイド部材と、前記ピストン摺動孔内を軸方向に移動可能なピストン組立体と、
前記ダイアフラムと前記ガイド部材と前記ピストン組立体との間に形成された流体室に収容された非圧縮性の流動体とを備えるサーモエレメントであって、
前記ピストン組立体は、フッ素樹脂製の樹脂ピストンと、前記樹脂ピストンと同じ外径の金属製の金属ピストンとを有し、
前記樹脂ピストンは、底面から上方へ行くにしたがって内径が小さくなるようにテーパが付いたテーパ孔が形成され、前記樹脂ピストンの胴部は、底面から上方に行くにしたがって肉厚が次第に厚くなるテーパ部を有することを特徴とするサーモエレメント。 - 請求項5に記載のサーモエレメントであって、
前記樹脂ピストンの一端面に断面が円形の凹部が形成され、前記樹脂ピストンの前記一端面に当接する前記金属ピストンの端面に、断面が円形で、前記樹脂ピストンの前記凹部に適合する凸部が形成され、前記凹部に前記凸部を嵌め込んで、前記樹脂ピストンと前記金属ピストンとは、一体の前記ピストン組立体を形成するサーモエレメント。 - 請求項5に記載のサーモエレメントであって、
前記樹脂ピストンの一端面に断面が円形の凸部が形成され、前記樹脂ピストンの前記一端面に当接する前記金属ピストンの端面に、断面が円形で、前記樹脂ピストンの前記凸部に適合する凹部が形成され、前記凹部に前記凸部を嵌め込んで、前記樹脂ピストンと前記金属ピストンとは、一体の前記ピストン組立体を形成するサーモエレメント。 - 底のあるケースと、前記ケースに充填された熱膨張体と、前記ケース内に前記熱膨張体を密封するダイアフラムと、前記ケースの上部に固定され、ピストン摺動孔を有するガイド部材と、前記ダイアフラムと前記ガイド部材との間に形成された流体室に収容された非圧縮性の流動体とを備えるサーモエレメントに使用するピストン組立体であって、
前記ピストン組立体は、フッ素樹脂製の樹脂ピストンと、前記樹脂ピストンと同じ外径の金属製の金属ピストンとを有し、前記ピストン摺動孔内を軸方向に移動可能であり、
前記樹脂ピストンは、底面から上方へ行くにしたがって内径が小さくなるようにテーパが付いたテーパ孔が形成され、前記樹脂ピストンの胴部は、底面から上方に行くにしたがって肉厚が次第に厚くなるテーパ部を有することを特徴とするピストン組立体。 - サーモスタットであって、
サーモエレメントと、
前記サーモエレメントの底部を収容するための下部凹部が形成され、液体の流れる流路が形成された下フレームと、
前記下フレームに固定され、金属ピストンの上部の外周を摺動可能に支持するピストン孔を有する上フレームと、
前記金属ピストンにより支持された開閉弁と、
前記開閉弁が当接するため、前記下フレームに固定された弁座と、
前記サーモエレメントの前記開閉弁を前記下フレームに結合された前記弁座に押し付けるバネと、を備え、
前記サーモエレメントは、底のあるケースと、前記ケースに充填され温度変化により膨張収縮する熱膨張体と、前記ケース内に前記熱膨張体を密封するダイアフラムと、前記ケースの上部に固定され、金属ピストンを摺動自在に保持するピストン摺動孔を有するガイド部材と、前記ピストン摺動孔内を軸方向に移動可能な金属ピストンと、前記ピストン摺動孔内に前記金属ピストンに隣接して配置され、軸方向に移動可能な樹脂ピストンと、を備え、
前記ダイアフラムと前記ガイド部材と前記樹脂ピストンとの間に流体室が形成され、前記流体室に変形自在な非圧縮性の流動体が収容され、前記熱膨張体の膨張収縮により、前記流体室内の前記流動体を介して、前記金属ピストンと前記樹脂ピストンが前記ガイド部材の前記ピストン摺動孔内を軸方向に移動するようになっていて、
前記樹脂ピストンは、フッ素樹脂製であり、底面から上方へ行くにしたがって内径が小さくなるようにテーパが付いたテーパ孔が形成され、前記樹脂ピストンの前記胴部は、底面から上方に行くにしたがって肉厚が次第に厚くなるテーパ部を有することを特徴とするサーモスタット。
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