JP2016109179A - ボールねじ装置 - Google Patents

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JP2016109179A
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水口 淳二
Junji Mizuguchi
淳二 水口
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Abstract

【課題】長寿命化したボールねじ、特に、高荷重を一定方向に負荷する工作機械において好適に用いられる、長寿命化したボールねじを提供する。【解決手段】外周面に螺旋状のボール転動溝が設けられたねじ軸と、内周面に螺旋状のボール転動溝が設けられたナットと、前記ねじ軸のボール転動溝と前記ナットのボール転動溝とが対向して形成された軌道内に配置されたボール列を構成する複数のボールと、前記ボール列の一方の端からボールを掬いあげて前記ボール列の他方の端に循環させるボールチューブと、前記ボールチューブを前記ナットに固定するチューブ押さえとを有し、ナットの外周面には、ボールチューブ及びチューブ押さえを取り付けるための切欠きが形成されており、ナットの軸方向の一端には、径方向に突出したフランジが形成され、切欠きの隅及び、フランジの端面とナットの外周面との隅は、それぞれ隅R形状を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、回転運動を直線運動に変換、または直線運動を回転運動に変換するボールねじ装置に関し、そくに、高負荷用途に使用されるボールねじの耐久性向上に関するものである。
外周面に螺旋状のボール転動溝が設けられたねじ軸と、内周面に螺旋状のボール転動溝が設けられたナットと、前記ねじ軸のボール転動溝と前記ナットのボール転動溝とが対向して形成された軌道内に配置された複数のボールと、を有し、2つの円弧を含むゴシックアーク溝を、前記ねじ軸に設けたボール転動溝及び前記ナットに設けたボール転動溝にそれぞれ用いたボールねじは、現在、電動射出成形機や電動プレス機等の工作機械において使用されている。
これらの工作機械に用いられるボールねじは、比較的大型で且つ高荷重の負荷を受けるものであり、瞬間的に高負荷が一定方向に作用し、負荷が作用した状態で一旦停止した後に逆回転する(往復運動)という条件下で使用されることが少なくない。また、より高荷重な条件下でも長期間に亘って使用できるボールねじが求められている。
ボールねじ全体の長寿命化を図ることは従来から検討されている。例えば、特許文献1に記載の技術では、ねじ軸とナットの縦断面積が略等しくすることで、掛かる軸方向荷重に対してねじ軸とナットが同様に弾性変形することで、ナットの軸方向に沿ったボール荷重分布の差を抑えて耐久性を向上することが開示されている。
特開2002−276765号公報
チューブ循環方式ボールねじのように、ナット外部にボール循環部品を取り付ける構造の場合、循環部品の姿勢を安定させる目的で、ナットの本体外周面に切欠きを設けている。軸方向荷重が大きい条件下、特にナット軸方向端部側に形成されたフランジをナット本体に対して引っ張る方向の荷重が働く場合には、フランジとナット本体の外周面との隅や、切欠き部の隅に応力が集中して、ナットが破損する恐れがある。
本発明は、ナットに大きな引っ張り荷重が生じた場合にも、ナットの破損に至ることのないボールねじを提供することを目的とする。
そこで、上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、外周面に螺旋状のボール転動溝が設けられたねじ軸と、内周面に螺旋状のボール転動溝が設けられたナットと、前記ねじ軸のボール転動溝と前記ナットのボール転動溝とが対向して形成された軌道内に配置されたボール列を構成する複数のボールと、前記ボール列の一方の端からボールを掬いあげて前記ボール列の他方の端に循環させるボールチューブと、前記ボールチューブを前記ナットに固定するチューブ押さえとを有するボールねじであって、前記ナットの外周面には、前記ボールチューブ及び前記チューブ押さえを取り付けるための切欠きが形成されており、前記ナットの軸方向の一端には、径方向に突出したフランジが形成され、前記切欠きの隅及び、前記フランジの端面と前記ナットの外周面との隅は、それぞれ隅R形状を有することを特徴としている。
このような構成にすることで、ナットに形成したフランジを介してナットに大きな引張荷重が働いても、ナット外周面とフランジとの間の隅部や、ナットにボールチューブやチューブ押さえと取り付けるための切欠きが有する隅部に発生する応力集中を緩和することができ、ナットの破損を防止することができる。
本発明に係るボールねじの実施の一形態を示す側面図。 本発明に係るボールねじの実施のもう一つの形態を示す側面図。
以下、本発明の実施の一形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明における実施の一形態であるボールねじ100の構成を示す側面図である。図1に示すように、このボールねじ100は、ねじ軸2と、ナット3と、図示しないボール5と、を主たる構成要素として含んでいる。ねじ軸2は、その外周面に螺旋状のボール転動溝1aを備えている。ナット3は、その内周面に、ねじ軸2のボール転動溝1aと対向した螺旋状の図示しないボール転動溝1bを備えており、さらに、ねじ軸2と螺合されている。また、ボール5は、ねじ軸2のボール転動溝1aとナット3のボール転動溝1bとで形成される図示しない軌道1内に転動自在に装填されており、その数は複数である。また、軌道1には図示しない潤滑油が充填されている。潤滑油はグリース等の油脂が使用される。
ナット3の外周面には、ほぼU字状に屈曲したチューブからなる循環通路6が配置されており、循環通路押さえ7によってナット3に固定されている。図1においては、合計3個の循環通路6が例示されているが、その限りではない。例えば、各循環通路6の両端は、ナット3を貫通して軌道1に至り、軌道1内を転動するボール5が循環通路6を通って循環する。そのため、複数のボール5を介してねじ軸2に螺合されているナット3と、ねじ軸2とが、ボール5の転動を介して軸方向に相対移動することができる。
図1に示すように、ナット3の軸方向端部(図1の左側)には、径方向に突出したフランジ3aが形成されている。また、ナット3の外周面には、循環通路6および循環通路押さえ7を取り付けるための切欠き3bが形成されている。ナット3の外周面とフランジ3aとの隅部A及び、切欠き3bの軸方向両端の隅部B,Bは隅Rが形成されている。
次に、上記の構成からなるボールねじ100の作用及び効果について説明する。
ボールねじ100について、ねじ軸2を回転させて、ナットに直線往復運動をさせる際にはねじ軸2の軸方向端部には電動モータ等の駆動減が接続され、ナット3にはフランジ3aにテーブルやスライド等の負荷が取付けられる。ナット3が左側に移動しようとする場合にはフランジ3aにはナット3を圧縮する方向の荷重が掛かる。また、ナットが右側に移動しようとする場合にはフランジには、ナット3を引っ張る方向の荷重が掛かる。特に、ナットを引っ張る方向の荷重が掛かる場合には、隅部A、Bには、応力が集中しやすく、破損の原因となる場合がある。本発明のように、ナット3の隅部A,BにそれぞれR形状を設けることにより、応力の集中を緩和し、破損を防止することができる。
なお、図1に示すような実施態様の変形例として、図2に示すボールねじ200のように、ナット30に形成される、循環通路6及び循環通路押さえ7を取り付けるための切欠き30bの軸方向範囲が、フランジ30aの端面まで達していてもよい。この場合は、フランジ30aとナット30の外周面との隅部A、フランジ30aと切欠き30bの底部との隅部C、切欠き部30bの反フランジ側端部の隅部Bのそれぞれに隅R形状を形成する。これにより、ナット30の隅部A,B,CにそれぞれR形状をもうけることにより、応力の集中を緩和し、破損を防止することができる。
100、200 ボールねじ
2 ねじ軸
3、30 ナット
3a、30a フランジ
3b、30b 切欠き
6 循環通路
7 循環通路押さえ
A,B,C 隅部

Claims (1)

  1. 外周面に螺旋状のボール転動溝が設けられたねじ軸と、内周面に螺旋状のボール転動溝が設けられたナットと、前記ねじ軸のボール転動溝と前記ナットのボール転動溝とが対向して形成された軌道内に配置されたボール列を構成する複数のボールと、前記ボール列の一方の端からボールを掬いあげて前記ボール列の他方の端に循環させるボールチューブと、前記ボールチューブを前記ナットに固定するチューブ押さえとを有するボールねじであって、前記ナットの外周面には、前記ボールチューブ及び前記チューブ押さえを取り付けるための切欠きが形成されており、前記ナットの軸方向の一端には、径方向に突出したフランジが形成され、前記切欠きの隅及び、前記フランジの端面と前記ナットの外周面との隅は、それぞれ隅R形状を有することを特徴とするボールねじ。
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