JP2016108099A - ストッパー機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】より安価に構成できるストッパー機構を提供する。【解決手段】アームを用いて物品が出し入れされる載置棚の出入口側に設けられるストッパー機構30であって、当て面31Fと、載置棚へ出し入れされる物品に接触する位置に配置された規制部31Bとを含み、規制部31Bが載置棚に入り込む方向である投入方向A1と、その反対の方向である取出方向A2とに回転可能なように軸支された第1回転部材31と、第1回転部材31に係止可能な位置に配置され、自身が回転することに伴って、非係止状態と係止状態とを切り替える第2回転部材32とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、物品が出し入れされる載置棚の出入口側に設けられるストッパー機構に関する。
特開2010−184745号公報(特許文献1)に開示されているように、自動倉庫等の載置棚に物品を出し入れするための技術が知られている。物品を載置棚に出し入れするためには、たとえばスタッカークレーンが用いられる。
特開2010−184745号公報
物品が載置棚から意に反して出てしまったり落下してしまったりすることを抑制する必要がある。たとえば、載置棚に開閉可能な扉を設け、エアシリンダおよび制御駆動装置などで扉を開閉する。この場合、物品の落下等は防げるものの、初期費用やメンテナンス費用などが嵩む可能性がある。
本発明は、物品が載置棚から意に反して出てしまったり落下してしまったりすることを抑制するストッパー機構であって、従来に比して安価に構成することが可能なストッパー機構を提供することを目的とする。
アームを用いて物品が出し入れされる載置棚の出入口側に設けられるストッパー機構であって、当て面と、上記載置棚へ出し入れされる上記物品に接触する位置に配置された規制部とを含み、上記規制部が上記載置棚に入り込む方向である投入方向と、その反対の方向である取出方向とに回転可能なように軸支された第1回転部材と、上記第1回転部材に係止可能な位置に配置され、自身が回転することに伴って、非係止状態と係止状態とを切り替える第2回転部材と、を備え、上記非係止状態のとき、上記第2回転部材は上記第1回転部材に係止せず、上記第1回転部材は上記投入方向および上記取出方向に回転自在であり、上記第1回転部材および上記第2回転部材は、回転方向における位置が上記係止状態に対応する中立位置に近づくような付勢力をそれぞれ受けており、上記係止状態のとき、上記第2回転部材は上記第1回転部材に係止し、上記取出方向に回転することが規制された上記第1回転部材の上記規制部によって、上記物品が上記載置棚から出ることは規制され、上記物品を上記載置棚に入れる際には、上記第1回転部材は、上記載置棚に向かって移動している上記物品に押されることで上記投入方向に回転し、上記規制部は上記物品が上記載置棚に入り込むことを許容し、上記物品を上記載置棚から取り出す際には、上記第2回転部材は、上記載置棚に入り込む方向に移動している上記アームによって押されることで回転し、上記第2回転部材の状態は上記係止状態から上記非係止状態へ遷移し、上記非係止状態の形成により回転自在となった上記第1回転部材は、上記アームが上記載置棚から遠ざかる方向に移動して上記物品を引き出すことに伴って、上記物品に押されることで上記取出方向に回転し、上記規制部は上記物品の上記載置棚から取り出されることを許容し、上記非係止状態を形成している上記第2回転部材は、上記付勢力を受けることにより上記係止状態に対応する上記中立位置に近づく方向に回転したのち、上記第1回転部材の上記当て面に当たることで上記非係止状態を維持し、上記第1回転部材が上記物品から離れたのちは、上記付勢力によって上記第1回転部材が上記中立位置に戻り、上記第2回転部材は上記当て面から離れ、上記係止状態が形成される。
上記ストッパー機構においては、アームの移動や物品の移動に伴って第1回転部材および第2回転部材が協働することで、ストッパーとしての機能が発揮される。このような構成は、アームの移動や物品の移動とは独立して電気的に開閉扉を開閉する場合に比べて、安価に実現しやすい。
実施の形態におけるストッパー機構などを示す平面図である。 実施の形態におけるストッパー機構などを示す正面図である。 実施の形態におけるストッパー機構を示す斜視図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第1段階)を説明するための正面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第1段階)を説明するための平面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第1段階)を説明するための側面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第2段階)を説明するための正面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第2段階)を説明するための平面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第2段階)を説明するための側面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第3段階)を説明するための正面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第3段階)を説明するための平面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第3段階)を説明するための側面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第4段階)を説明するための正面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第4段階)を説明するための平面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第4段階)を説明するための側面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第5段階)を説明するための正面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第5段階)を説明するための平面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の投入時の第5段階)を説明するための側面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第1段階)を説明するための正面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第1段階)を説明するための平面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第1段階)を説明するための側面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第2段階)を説明するための正面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第2段階)を説明するための平面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第2段階)を説明するための側面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第3段階)を説明するための正面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第3段階)を説明するための平面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第3段階)を説明するための側面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第4段階)を説明するための正面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第4段階)を説明するための平面図である。 実施の形態におけるストッパー機構の動作(物品の取出時の第4段階)を説明するための側面図である。 実施の形態の変形例におけるストッパー機構を示す側面図である。
実施の形態におけるストッパー機構について、以下、図面を参照しながら説明する。同一の部品および相当部品には同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。図1および図2は、それぞれ、載置棚10、物品20およびストッパー機構30等を示す平面図および正面図である。図中の矢印Z方向は鉛直方向(高さ方向)に相当し、矢印X方向は載置棚10の幅方向に相当し、矢印Y方向は載置棚10の奥行方向に相当する。矢印X,Y,Zのこれらの関係については、後述する各図面にも共通する。
(載置棚10)
図1および図2に示すように、載置棚10は、一対の載置面11,12を有している。物品20は、図1中の白色矢印に示すように、載置棚10(載置面11,12の上)に投入される。物品20(図1)は、一例として、複数の燃料電池21(バッテリー)をフレーム22および複数のスペーサ23で拘束したものである。物品20は、たとえば600mmの長さを有し、投入方向(図1の白色矢印方向)における後ろ側に溝24(図1)を有している。
載置棚10の載置面11,12は、間隔13を空けて離れており、物品20は、スタッカークレーン15によって載置棚10に出し入れされる。スタッカークレーン15は、アーム16およびフォーク17を含み、アーム16およびフォーク17は、マスト18,19(図2)に沿って昇降移動する。物品20は、フォーク17の表面17S(図2)上に載置された状態で、フォーク17およびアーム16によって搬送される。
図1および図2には、物品20の溝24の中に、アーム16が嵌め込まれている様子が描かれている。物品20を載置棚10に投入する際には、フォーク17の表面17S(図2)と載置棚10の表面10S(載置面11,12の表面11S,12S)とが同一の高さになるまで、スタッカークレーン15は上昇移動する(図2中の白色矢印参照)。その後、溝24の中に嵌め込まれたアーム16は、載置棚10の方(矢印Y方向)に向かって物品20を押し込む。
(ストッパー機構30)
図3は、ストッパー機構30を示す斜視図である。ストッパー機構30は、物品20が載置棚10から意に反して出てしまったり落下してしまったりすることを抑制するための機構であり、アーム16を用いて物品20が出し入れされる載置棚10の出入口11T,12T(図1)側に設けられる。
図1〜図3(主として図3)を参照して、ストッパー機構30は、第1回転部材31、第2回転部材32、付勢装置33およびベース34を備える。ベース34は、載置面12の上に配置され、第1回転部材31、第2回転部材32および付勢装置33は、ベース34の上に設けられる。
(第1回転部材31)
第1回転部材31は、回転軸31A、金属製の本体部31Cおよび樹脂製の規制ローラー31B(規制部)を含む。本体部31Cは、回転軸31Aによって矢印A1,A2方向に回転可能なように軸支されている。本体部31Cは、本体部31Cの回転半径方向に沿って延びる棒状部31Dと、周方向に沿って円弧状(もしくは扇状)に延びる半円弧部31Eとを有している。半円弧部31Eは、棒状部31Dの一端に設けられ、規制ローラー31Bは、棒状部31Dの他端に設けられている。
第1回転部材31の棒状部31Dの矢印Y方向に位置する端面31G(図3)は、後述する第2回転部材32の爪部32Fの端面32G(図3)に対向可能である。端面31G,32G同士が対向している際には(後述する係止状態の際には)、第1回転部材31の矢印A2方向への回転は、第2回転部材32の端面32Gによって規制される。
第1回転部材31の半円弧部31Eの矢印Z方向に位置する上面は、当て面31Fを形成している。当て面31Fの詳細な動作は後述するが、当て面31Fの上には、第2回転部材32の爪部32Fの下面32Hが当てられる(図27参照)。当て面31Fの上に第2回転部材32の爪部32Fが位置している際には(後述する非係止状態の際には)、端面31G,32G同士は対向していない。第1回転部材31の回転が第2回転部材32によって規制されることはなく、第1回転部材31は回転軸31Aを中心として矢印A1,A2方向に回転することができる。
規制部としての規制ローラー31Bは、回転軸31H(図3)の周りに回転自在であり、載置棚10へ出し入れされる物品20(図1,図2)に接触可能な位置に配置される。換言すると、物品20は、物品20の一部が規制ローラー31Bに接触するように載置棚10に出し入れされる。本実施の形態では、物品20の右側面を矢印Y方向に延長すると(図1参照)、その延長線が規制ローラー31Bに交差するようにシステム全体が構成されている。
規制ローラー31Bは、第1回転部材31の本体部31Cが回転することに伴って、矢印A1,A2方向に回転する(公転する)。規制ローラー31Bが図1に示す位置から載置棚10に入り込む方向に回転する方向(図1紙面において時計回り方向)を、ここでは投入方向A1と定義する。投入方向A1の反対の方向を、ここでは取出方向A2と定義する。
(第2回転部材32)
図3を主として参照して、第2回転部材32は、ノック部32A、アーム受け32B、回転軸32Cおよび軸受32Dを含む。ノック部32Aおよびアーム受け32Bは、軸受32Dおよび回転軸32Cによって、矢印B1,B2(図3)方向に一体的に回転可能なように軸支されている。
たとえば、アーム受け32Bがアーム16(図1,図2参照)に押されて矢印B2方向に回転した際には、アーム受け32Bはノック部32Aと一体的に矢印B2方向に回転する。アーム16(図1,図2参照)からの押圧が解放されてアーム受け32Bが矢印B1方向に回転した際には、アーム受け32Bはノック部32Aと一体的に矢印B1方向に回転する。
ノック部32Aは、ノック部32Aの回転半径方向に沿って延びる棒状部32Eと、棒状部32Eの先端に設けられた爪部32Fとを有している。棒状部32Eの回転角度がおおよそ水平であるとき、爪部32Fの端面32Gは、第1回転部材31の端面31Gに対向する(係止状態)。第1回転部材31の矢印A2方向への回転は、第2回転部材32の端面32Gによって規制される。
一方で、棒状部32Eが矢印B2方向に所定角度以上に回転している状態では、端面32Gは端面31Gに対向しない。第2回転部材32の爪部32Fの下面32Hは、第1回転部材31の当て面31Fに当たることができる(図27参照)。当て面31Fの上に第2回転部材32の爪部32Fが位置している際には、第1回転部材31の回転が第2回転部材32によって規制されることはなく、第1回転部材31は回転軸31Aを中心として矢印A1,A2方向に回転することができる(非係止状態)。
すなわち、第2回転部材32は、第1回転部材31に係止可能な位置に配置されており、第2回転部材32の自身が回転することに伴って、上述の非係止状態と係止状態とを切り替える。第2回転部材32が非係止状態を形成しているとき(図24参照)、第2回転部材32は第1回転部材31に係止せず、第1回転部材31は投入方向A1および取出方向A2に回転自在である。
ここで、付勢装置33は、台座部33Aと、一対のバネ33B,33Cとを有している。第1回転部材31は、回転方向(矢印A1,A2方向)における位置が上記の係止状態に対応する中立位置(通常位置)に近づくような付勢力を一対のバネ33B,33Cから受けている。たとえば、第1回転部材31が図1に示す状態よりも矢印A1方向に回転しているとき、第1回転部材31は矢印A2方向の付勢力を受ける。第1回転部材31が図1に示す状態よりも矢印A2方向に回転しているとき、第1回転部材31は矢印A1方向の付勢力を受ける。
第2回転部材32についても同様である。第2回転部材32は、ノック部32Aの先端側に設けられた爪部32Fが「おもり」として機能している。第2回転部材32は、回転方向(矢印B1,B2方向)における位置が上記の係止状態に対応する中立位置に近づくような付勢力をこの「おもり」から受けている。第2回転部材32が図3に示す状態よりも矢印B2方向に回転しているとき、第2回転部材32は矢印B1方向の付勢力を受ける。なお詳細には図示していないが、第2回転部材32の棒状部32Eの回転可能範囲は、図3に示す回転角度よりもさらに矢印B1方向に向かって回転しないように、適宜ストッパーなどで制限されている。
第2回転部材32が係止状態を形成しているとき(図18参照)、第2回転部材32は第1回転部材31に係止し、第1回転部材31(規制ローラー31B)は取出方向A2に回転することが規制される。取出方向A2に回転することが規制された第1回転部材31の規制ローラー31B(規制部)によって、物品20が載置棚10から出ることは規制される。ストッパー機構30は、以上のような構成を有している。
(ストッパー機構30の動作)
以下、ストッパー機構30の動作について詳述する。図4〜図6は、それぞれ、物品20を載置棚10に投入する様子を示す正面図、平面図、および側面図である。なお、図6においては、第1回転部材31の一部と第2回転部材32の一部のみを図示しており、回転軸31Aや回転軸32Cなどは図示を省略している。これは、後述する図9などにおいても同様である。
(物品20の投入時)
図4〜図6に示すように、物品20を載置棚10に投入する際には、スタッカークレーン15のフォーク17と載置棚10の表面10S(載置面11,12)とが同一の高さとされる。溝24の中に嵌め込まれたアーム16は、載置棚10の方(矢印Y方向)に向かって物品20を押し込む。物品20はスライド移動する。図4〜図6に示す時点では、物品20は、第1回転部材31の規制ローラー31Bに接していない。
図7〜図9に示すように、物品20が載置面11,12の上に載ってからさらに所定距離だけ矢印Y方向に前進すると、物品20は第1回転部材31の規制ローラー31Bに接触する。この際、第1回転部材31の端面31G(図9)は、第2回転部材32の端面32G(図9)に対向しているが、第1回転部材31は、投入方向A1(図11参照)に回転することは許容されている。
図10〜図12に示すように、溝24の中に嵌め込まれたアーム16は、載置棚10の奥の方(矢印Y方向)に向かって物品20をさらに押し込む。規制ローラー31Bが載置棚10に向かって移動している物品20に押されることで、第1回転部材31は、付勢装置33の付勢力に対抗しながら投入方向A1(図11参照)に回転する。回転によって物品20の投入に必要な間口寸法が確保され、規制ローラー31B(規制部)は、物品20が載置棚10に入り込むことを許容する。規制ローラー31Bは、それ自体が回転するため物品20にキズ等を付けない。この際、第2回転部材32に特に変化はない。
図13〜図15に示すように、溝24の中に嵌め込まれたアーム16は、載置棚10の奥の方(矢印Y方向)に向かって物品20をさらに押し込む。アーム16の矢印Y方向への移動に伴って、アーム16は第2回転部材32のアーム受け32Bにいずれ接触する。第2回転部材32のアーム受け32Bがアーム16に押されることで、第2回転部材32は矢印B2方向(図15)に回転する。
物品20が載置棚10内の所定位置に配置された時点で、第1回転部材31の規制ローラー31Bは、物品20の右側面から既に離れている(図14参照)。第1回転部材31は、付勢装置33の付勢力を受けることよって矢印A2方向(図14)に回転し、中立位置(図14に示す状態)に戻っている。物品20が所定位置に配置されたのち、アーム16は上昇移動したのちに引き返す(図15の矢印AR参照)。
図16〜図18を参照して、アーム16(図示せず)が所定距離だけ引き返したとき、アーム16は第2回転部材32から離れ、第2回転部材32に対する押圧を開放する。第2回転部材32は、爪部32Fの錘の作用(付勢力)によって矢印B1方向(図18)に回転し、中立位置(図18に示す状態)に戻る。
図16〜図18を参照して、第1回転部材31の端面31Gが第2回転部材32の爪部32Fの端面32Gに対向していることによって、係止状態が形成されている。第1回転部材31の取出方向A2方向(図3等参照)への回転は、端面31G,32Gの係止によって規制される。仮に、載置棚10に揺れなどが生じて物品20が矢印Yの反対方向に移動したとしても、その移動は第1回転部材31の規制ローラー31Bによって抑制される。
したがって、載置棚10内の物品20が載置棚10から意に反して出てしまったり落下してしまったりすることを抑制できる。より高い効果を得るために、すなわち物品20の意に反する排出や落下が規制ローラー31Bによって確実に抑制されるように、ストッパー機構30を向い合せに2つ配置したり、載置棚10の表面10Sにガイドを設けて物品20の移動を直線方向に限定し、物品20を規制ローラー31Bに当てやすくしてもよい。
(物品20の取出時)
図19〜図21に示すように、物品20を載置棚10から取り出す際には、スタッカークレーン15のフォーク17と載置棚10の表面10S(載置面11,12)とが再び同一の高さとされる。アーム16は、載置棚10に入り込む方向(矢印Y方向)に移動する。
アーム16の矢印Y方向への移動に伴って、アーム16は第2回転部材32のアーム受け32Bにいずれ接触する。図20,図21に示す状態が得られる。その後、第2回転部材32のアーム受け32Bがアーム16によって押されることで、第2回転部材32は矢印B2方向(図21)に回転する。
図22〜図24に示すように、アーム16はやや上昇するように斜め上の前方に移動する(図24参照)。アーム16は、物品20の溝24の上方に到達する。この時点で、第1回転部材31の端面31Gは、第2回転部材32の端面32Gに既に対向していない。第2回転部材32の状態は、係止状態から非係止状態へ遷移している。その後、アーム16は下降移動し、物品20の溝24の中に入り込む。
図25〜図27を参照して、アーム16は、後退移動を開始するとともに、物品20を載置棚10の中から引き出す。この際、第2回転部材32は非係止状態を形成している。非係止状態の形成により、第1回転部材31は取出方向A2に回転自在となっている。アーム16は、載置棚10から遠ざかる方向に移動して物品20を引き出す。物品20は、第1回転部材31の規制ローラー31Bにいずれ接触する。物品20に規制ローラー31Bが押されることで、第1回転部材31は付勢装置33の付勢力に対抗しながら取出方向A2(図26参照)に回転する。すなわち、取出方向A2に回転自在となった第1回転部材31の規制ローラー31B(規制部)は、物品20の載置棚10から取り出されることを許容する。
アーム16(図示せず)が後退移動するにつれて、第2回転部材32(非係止状態)は、爪部32Fの錘の作用(付勢力)によって矢印B1方向(図27)に回転し、中立位置(図18に示す状態)に戻ろうとする。このとき、第1回転部材31が取出方向A2方向に回転していることによって、第1回転部材31の当て面31Fは、第2回転部材32の爪部32Fの下に入り込んでいる。
図28〜図30を参照して、第2回転部材32の爪部32Fの下面32Hが第1回転部材31の当て面31Fに当たることで、第2回転部材32が係止状態(中立位置)に戻ることは妨げられ、非係止状態が維持される。この非係止状態は、アーム16が第2回転部材32から離れた後も維持される(図30参照)。
第1回転部材31が物品20から離れたのちは、付勢装置33から受ける付勢力によって第1回転部材31が中立位置に戻り、第2回転部材32は第1回転部材31の当て面31Fから離れ、係止状態が再び形成される(図4〜図6に示す状態が再び形成される)。
(作用および効果)
上記ストッパー機構30においては、アーム16の移動や物品20の移動に伴って第1回転部材31および第2回転部材32が協働することで、ストッパーとしての機能が発揮される。このような構成は、アーム16の移動や物品20の移動とは独立して電気的に開閉扉を開閉する場合に比べて、安価に実現しやすい。メンテナンス費用も、エアシリンダおよび制御装置などを用いる場合に比べて安価にできる。
ストッパー機構30は、載置棚10に物品20を正面から出し入れすることを許容する。たとえば、他のストッパー機構としては、棚の先端に器具を固定して物品がこれを乗り越えないようにするといった構成が考えられる。しかしながらこの構成の場合には、棚に対して物品を上から降ろすように収容する必要がある。本実施の形態のストッパー機構30は、物品を上から降ろすように収容する必要はなく、正面から出し入れできる。
さらに他のストッパー機構としては、棚の先端にピン等を差し込むことも考えられる。しかしながら、人手による作業の場合、ピン等を差し込める棚の高さに制限ができ、自動倉庫では実質的に採用不可である。一方、本実施の形態におけるストッパー機構30は、アーム16の移動や物品20の移動に伴って係止状態/非係止状態を切り替えれるため、自動倉庫などにも十分に適用できる。
[変形例]
図31を参照して、第2回転部材32の爪部32Fの下方端部は、R形状を有していてもよい。当該構成によれば、非係止状態から係止状態に戻りやすくなり、ストッパー機構30の動作をより確実なものにすることができる。
以上、実施の形態について説明したが、上記の開示内容はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 載置棚、10S,11S,12S,17S 表面、11,12 載置面、11T,12T 出入口、13 間隔、15 スタッカークレーン、16 アーム、17 フォーク、18,19 マスト、20 物品、21 燃料電池、22 フレーム、23 スペーサ、24 溝、30 ストッパー機構、31 第1回転部材、31A,31H,32C 回転軸、31B 規制ローラー、31C 本体部、31D,32E 棒状部、31E 半円弧部、31F 当て面、31G,32G 端面、32 第2回転部材、32A ノック部、32D 軸受、32F 爪部、32H 下面、33 付勢装置、33A 台座部、33B,33C バネ、34 ベース、A1 投入方向、A2 取出方向。

Claims (1)

  1. アームを用いて物品が出し入れされる載置棚の出入口側に設けられるストッパー機構であって、
    当て面と、前記載置棚へ出し入れされる前記物品に接触する位置に配置された規制部とを含み、前記規制部が前記載置棚に入り込む方向である投入方向と、その反対の方向である取出方向とに回転可能なように軸支された第1回転部材と、
    前記第1回転部材に係止可能な位置に配置され、自身が回転することに伴って、非係止状態と係止状態とを切り替える第2回転部材と、を備え、
    前記非係止状態のとき、前記第2回転部材は前記第1回転部材に係止せず、前記第1回転部材は前記投入方向および前記取出方向に回転自在であり、
    前記第1回転部材および前記第2回転部材は、回転方向における位置が前記係止状態に対応する中立位置に近づくような付勢力をそれぞれ受けており、
    前記係止状態のとき、前記第2回転部材は前記第1回転部材に係止し、前記取出方向に回転することが規制された前記第1回転部材の前記規制部によって、前記物品が前記載置棚から出ることは規制され、
    前記物品を前記載置棚に入れる際には、前記第1回転部材は、前記載置棚に向かって移動している前記物品に押されることで前記投入方向に回転し、前記規制部は前記物品が前記載置棚に入り込むことを許容し、
    前記物品を前記載置棚から取り出す際には、前記第2回転部材は、前記載置棚に入り込む方向に移動している前記アームによって押されることで回転し、前記第2回転部材の状態は前記係止状態から前記非係止状態へ遷移し、
    前記非係止状態の形成により回転自在となった前記第1回転部材は、前記アームが前記載置棚から遠ざかる方向に移動して前記物品を引き出すことに伴って、前記物品に押されることで前記取出方向に回転し、前記規制部は前記物品の前記載置棚から取り出されることを許容し、
    前記非係止状態を形成している前記第2回転部材は、前記付勢力を受けることにより前記係止状態に対応する前記中立位置に近づく方向に回転したのち、前記第1回転部材の前記当て面に当たることで前記非係止状態を維持し、
    前記第1回転部材が前記物品から離れたのちは、前記付勢力によって前記第1回転部材が前記中立位置に戻り、前記第2回転部材は前記当て面から離れ、前記係止状態が形成される、
    ストッパー機構。
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