JP2016108048A - 樹脂製包装容器底部の構造 - Google Patents
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図9(a)に示す試作例1の容器底部20Aは、図4等に示した本発明の第1実施例の形状からなり、Dを69mm、D1を57.7mm、D2を52.2mm、D3を23.9mm、D4を15.9mm、H1を0.4mm、H2を3.6mm、H3を7.8mmとした。従って、D1/Dが約0.84、D2/Dが約0.76、D3/Dが約0.35、D4/Dが約0.23、H1/Dが約0.006、H2/Dが約0.05、H3/Dが約0.11である。θは8.7度である。
図9(b)に示す試作例2の容器底部20Bは、Dを69mm、D1を55.2mm、D2を44mm、D3を23mm、D4を15.9mm、H1を0.1mm、H2を3.4mm、H3を7.6mmとした。従って、D1/Dが0.8、D2/Dが約0.64、D3/Dが約0.33、D4/Dが約0.23、H1/Dが約0.001、H2/Dが約0.05、H3/Dが約0.11である。θは1.0度である。
図9(c)に示す試作例3の容器底部20Cは、Dを69mm、D1を57.7mm、D2を46.5mm、D3を23.5mm、D4を15.9mm、H1を0.5mm、H2を3.6mm、H3を7.8mmとした。従って、D1/Dが約0.84、D2/Dが約0.67、D3/Dが約0.34、D4/Dが約0.23、H1/Dが約0.007、H2/Dが約0.05、H3/Dが約0.11である。θは5.1度である。
図9(d)に示す試作例4の容器底部20Dの外陥凹部23Dは、接地部22Dから樹脂製容器10内部に一旦立ち上がって陥入する陥入壁部28Dを有した形状からなる。容器底部20Cは、Dを69mm、D1を57.7mm、D2を52.2mm、D3を24mm、D4を15.9mm、H1を0.4mm、H2を3.6mm、H3を7.8mmとした。従って、D1/Dが約0.84、D2/Dが約0.76、D3/Dが約0.35、D4/Dが約0.23、H1/Dが約0.006、H2/Dが約0.05、H3/Dが約0.11である。
図9(e)に示す試作例5の容器底部20Eは、図6等に示した本発明の第2実施例の形状からなり、試作例1と同様に、Dを69mm、D1を57.7mm、D2を52.2mm、D3を23.9mm、D4を15.9mm、H1を0.4mm、H2を3.6mm、H3を7.8mmとした。従って、D1/Dが約0.84、D2/Dが約0.76、D3/Dが約0.35、D4/Dが約0.23、H1/Dが約0.006、H2/Dが約0.05、H3/Dが約0.11である。θは17度、φは5度としたため、θ/φは約3.4である。図9(e)に示す試作例5の概略図は図7におけるD−D断面の概略図である。なお、同図のC−C断面の形状は図9(a)と同一である。
上記試作例1ないし5の樹脂製包装容器をそれぞれ20本ずつ用意し、各容器に内容物として水を内容量の600mL充填して密栓し、20℃の恒温室一定時間保管した後、落下試験を行った。落下試験では、1.5mの高さから容器を正立状態で鉄板に落下させる試行を1本当たり3回繰り返し行い、目視にて底割れの有無を確認した。各容器の評価結果は表1に示す。なお、表1において、分母が検体数の20本であり、分子がそのうちの底割れが生じた容器の数である。
次に、上記試作例1〜5の樹脂製包装容器10をそれぞれ20本ずつ用意し、各容器に内容物として水を内容量の600mL充填して密栓し、図7に示すコンベアにに各容器を載置し、運搬試験を行った。コンベアC1及びC2の横幅90〜93mm、それぞれの長さは10mとした。運搬試験では、各容器はコンベアC1からコンベアガイドGにより速度の異なるコンベアC2に移動される。コンベアC1の速度は65m/min、コンベアC2の速度は46m/minとし、コンベアガイドGの傾斜は10度とした。この過程において、容器が転倒するかどうかを観察した。各容器の評価結果は表1に示す。なお、表2において、分母が検体数の20本であり、分子がそのうちの転倒した容器の数である。
続けて、次に、上記試作例1ないし5の樹脂製包装容器を用意し、各容器に内容物として水を内容量の600mL充填して密栓し、内圧を加えた状態とし、自立時のがたつきの感触の有無の調査を行った。各容器の評価結果は表1に示す。表1において、全くがたつきが生じないものを「A」とした。ほとんどがたつきが生じないものを「B」とし、がたつきが生じるものを「C」とした。
表1に示すように、落下試験において、試作例1ないし5のいずれも底割れが発生せず、樹脂製包装容器10Aないし10Eにおいて容器底部20Aないし20Eの強度を十分に確保することができた。
11 容器胴部
15 底面
20 容器底部
21 湾曲壁部
22 接地部
23 外陥凹部
24 内陥凹部
25 底段周縁部
26 底段部
26a 底段部の中央部
27 底溝部
29 補助底溝部
31 第1接続部
32 第2接続部
33 第3接続部
34 第4接続部
D 容器胴部の最大直径
D1 第1接続部の直径
D2 第2接続部の直径
D3 第3接続部の直径
D4 第4接続部の直径
H1 第2接続部までの深さ
H2 第3接続部までの深さ
H3 底段部の中央部までの深さ
Claims (7)
- 熱可塑性ポリエステル系樹脂組成物を延伸ブロー成形により容器底部と容器胴部とを一体に形成した樹脂製容器において、
前記容器底部が、
前記容器胴部の下端から前記樹脂製容器の底面に向けて湾曲しながら縮径する湾曲壁部と、
前記湾曲壁部の下端の第1接続部に接続されて形成された前記樹脂製容器の自立時に接地する接地部と、
前記接地部の内側の第2接続部に接続されて形成された該接地部から前記樹脂製容器の内部側に傾斜しながら陥入する円錐状の外陥凹部と、
前記外陥凹部の内側の第3接続部に接続されて形成された該第外陥凹部から前記樹脂製容器の内部側に前記外陥凹部よりも大きく傾斜しながら陥入する円錐状の内陥凹部と、
前記内陥凹部の内側に第4接続部に接続されて形成された前記内陥凹部から前記樹脂製容器の内部側に陥入する円錐状の底段周縁部と、
前記底段周縁部の内側に前記底段周縁部よりもさらに前記樹脂製容器の内部側に円錐台状に陥没する底段部と、
前記底段部を中心として放射状に前記湾曲壁部、前記接地部、前記外陥凹部、前記内陥凹部及び前記底段周縁部を経由して前記底段部の第4接続部に到達する底溝部を備えており、
前記外陥凹部及び前記内陥凹部における前記底溝部の溝深さは、前記第2接続部から前記第4接続部にかけて漸次浅く形成され、
前記第1接続部の直径(D1)は前記容器胴部の最大直径(D)に対して0.80ないし0.87倍であり、
前記第2接続部の直径(D2)は前記容器胴部の最大直径(D)に対して0.68ないし0.80倍であり、
前記第3接続部の直径(D3)は前記容器胴部の最大直径(D)に対して0.32ないし0.38倍であり、
前記第4接続部の直径(D4)は前記容器胴部の最大直径(D)に対して0.20ないし0.29倍であり、
前記接地部から前記第2接続部までの深さ(H1)は前記容器胴部の最大直径(D)に対して0.004ないし0.014倍であり、
前記接地部から前記第3接続部までの深さ(H2)は前記容器胴部の最大直径(D)に対して0.03ないし0.10倍であり、
前記接地部から前記底段部の中央部までの深さ(H3)は前記容器胴部の最大直径(D)に対して0.07ないし0.16倍を満たす
ことを特徴とする樹脂製包装容器底部の構造。 - 前記外陥凹部は断面視直線形状からなり、その傾斜角度は5度ないし12度である請求項1に記載の樹脂製包装容器底部の構造。
- 前記底段周縁部が前記樹脂製容器の外側に向けて湾曲状に膨出している請求項1または2に記載の樹脂製包装容器底部の構造。
- 前記底溝部が6ないし10本形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の樹脂製包装容器底部の構造。
- 隣接する前記底溝部の間に、前記底段部を中心として放射状に形成された補助底溝部を備えている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の樹脂製包装容器底部の構造。
- 前記内陥凹部が容器内部に向けて湾曲している請求項1ないし5のいずれか1項に記載の樹脂製包装容器底部の構造。
- 前記樹脂製容器が900mL以下の内容量用の容器である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の樹脂製包装容器底部の構造。
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