JP2016107426A - スクリーン印刷機 - Google Patents

スクリーン印刷機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016107426A
JP2016107426A JP2014244275A JP2014244275A JP2016107426A JP 2016107426 A JP2016107426 A JP 2016107426A JP 2014244275 A JP2014244275 A JP 2014244275A JP 2014244275 A JP2014244275 A JP 2014244275A JP 2016107426 A JP2016107426 A JP 2016107426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
screen plate
screen
plate
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014244275A
Other languages
English (en)
Inventor
佐一郎 岩崎
Saichiro Iwasaki
佐一郎 岩崎
剛 野々田
Takeshi Nonoda
剛 野々田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mino Group Co Ltd
Original Assignee
Mino Group Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mino Group Co Ltd filed Critical Mino Group Co Ltd
Priority to JP2014244275A priority Critical patent/JP2016107426A/ja
Publication of JP2016107426A publication Critical patent/JP2016107426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ロールツーロールの印刷を連続的に行うスクリーン印刷機において、被印刷体に捨て刷りを行うことなく、ダミーワークに捨て刷りを行うことにより生産性を向上させることができるスクリーン印刷機を提供する。【解決手段】スクリーン版20のクリーニング時に、載置ローラ10からスクリーン版20とスキージ40を離隔させ、試印刷用ローラ70を版支持部30の左端からスライドさせて、スクリーン版20の下面のスキージ40の位置に持ってくることにより、試印刷用シート7がスクリーン版20の下面に密着する。その状態でスキージ40を スクリーン版20を介して試印刷用ローラ70に押し当て、スクリーン版20を印刷方向にスライドさせると、試印刷用ローラ70も回転し、スクリーン版20に残存している機能性材料が試印刷用シート7に転写され、スクリーン版20のクリーニングの状態を、被印刷体5を用いることなく確認することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダプレス式のロールツーロール印刷を行うスクリーン印刷機において、印刷版のクリーニング後の確認のための捨て刷り印刷を、被印刷体を使わずに行うことで生産性を向上させることができるスクリーン印刷機に関する。
従来、例えば、TABテープ(Tape Automated Bonding テープ)などのテープ状フレキシブル基板の製造工程において、メッシュ状のスクリーン版を用い、インクをフレキシブル基板に印刷するスクリーン印刷機があった。このスクリーン印刷機では、定期的にスクリーン版の裏面側をクリーニングする工程が実行される(例えば、特許文献1参照)。
このスクリーン印刷機では、クリーニングのためのクリーニングシートを、スクリーン支持枠の移動方向と平行になるように配置し、送り機構により、スクリーン支持枠をクリーニングシートの送り方向と反対方向に交互に移動させ、かつ、吸引手段によりクリーニングシートと反対側の面から残存しているインクなどを吸引するようになっている。
特許第3332755号公報
ところが、シリンダー式のロールツーロール印刷においては、被印刷体が連続シートのため印刷版のクリーニング後、確認のための捨て刷り印刷を高価な被印刷物に印刷を行っている。そのため良品の間に捨て刷りをされた不良品が混在することとなり、生産性を下げているという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、ロールツーロールの印刷を連続的に行うスクリーン印刷機において、被印刷体に捨て刷りを行うことなく、ダミーワークに捨て刷りを行うことにより生産性を向上させることができるスクリーン印刷機を提供することを目的とする。
この欄においては、発明に対する理解を容易にするため、必要に応じて「発明を実施するための形態」欄において用いた符号を付すが、この符号によって請求の範囲を限定することを意味するものではない。
上記「発明が解決しようとする課題」において述べた問題を解決するためになされた発明は、載置部(10)、版支持部(30)、スキージ(40)、移動機構(50)、離隔機構(60)、試印刷体(7)及び試印刷用部材(70)を備えたことを特徴とするスクリーン印刷機(1)である。
載置部(10)は、被印刷体(5)を載置するものであり、版支持部(30)は、載置部(10)の上側にスクリーン版(20)を支持するものであり、スキージ(40)は、スクリーン版(20)の表面側に塗布された機能性材料を掃引するものである。
また、移動機構(50)は、スキージ(40)を、スクリーン版(20)を介して被印刷体(5)に押し当てながら、スキージ(40)を、スクリーン版(20)の表面に沿った印刷方向に、スクリーン版(20)に対して相対的に移動させるものであり、離隔機構(60)は、スクリーン版(20)を被印刷体(5)から離隔させるものである。
さらに、試印刷体(7)は、離隔機構(60)によりスクリーン版(20)を被印刷体(5)から離隔させたときに、スクリーン版(20)の裏面に密着配置されることにより、スクリーン版(20)のクリーニング後の状態の確認する試印刷を行うためのものである。
また、試印刷用部材(70)は、離隔機構(60)によりスクリーン版(20)を被印刷体(5)から離隔させたときに、スクリーン版(20)と被印刷体(5)との間に配置され、試印刷体(7)を、スクリーン版(20)の裏面に密着させつつ回転するものである。
このような、スクリーン印刷機(1)では、スクリーン版(20)のクリーニングを行った後、離隔機構(60)により載置部(10)とスクリーン版(20)とを離隔させ、試印刷用部材(70)及び 試印刷体(7)をスクリーン版(20)の裏面(スキージ(40)の反対面)に密着させて スキージ(40)を、スクリーン版(20)を介して試印刷用部材(70)に押し当て スクリーン版(20)を移動させる。
これにより、スクリーン版(20)のクリーニングを行った後に、被印刷体(5)ではなく、試印刷体(7)に対して印刷(いわゆる「捨て刷り」)を行うことができる。
つまり、従来の印刷用ローラを用いて被印刷体(5)に連続的に印刷を行うロールツーロール印刷においては、スクリーン版(20)のクリーニング後に、高価な被印刷体(5)に捨て刷りを行ってクリーニング後の状態を確認する必要があった。したがって、被印刷体(5)において、良品の間に捨て刷りをされた不良品が混在することとなり、生産性が低下するという問題がある。
これに対し、本願発明に係るスクリーン印刷機(1)では、スクリーン版(20)のクリーニング後の確認を、被印刷体(5)に代えて、試印刷体(7)に対して行っているため、被印刷体(5)において、良品の間に捨て刷りをされた不良品が混在することがない。したがって、スクリーン印刷を行う際の生産性が向上させることができる。
また、試印刷体(7)の材質等を適切に選択することにより、高価な被印刷体(5)に代えて、低価格な試印刷体(7)に捨て刷りを行えばよいため、クリーニング後の確認のためのコストを低減させることができる。
また、請求項2に記載のように、離隔機構(60)を、版支持部(30)及びスキージ(40)を、スクリーン版(20)の表面に対して垂直方向に移動させることによりスクリーン版(20)を被印刷体(5)から離隔させる構成とすると、離隔機構(60)を簡易な構成とすることができる。
スクリーン印刷機の概略の構成を示す外観図である。 スクリーン版をクリーニングする場合の説明図である。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
(スクリーン印刷機1の構成)
まず、図1及び図2に基づいてスクリーン印刷機1の構成について説明する。図1は、スクリーン印刷機1の概略の構成を示す外観図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は平面図、図1(c)は右側面図である。また、図2は、試印刷体に捨て刷りする場合の説明図である。
なお、図1及び図2においては、説明を分かりやすくするために、一部簡略化した図としている。さらに、図2においては、説明を分かりやすくするため、後述する供給装置80を省略してある。
図1に示すように、スクリーン印刷機1は、載置ローラ10、版支持部30、スキージ40、移動機構50、離隔機構60、試印刷用シート7(図2参照)、試印刷用ローラ70(図2参照)、供給装置80、基部90及び制御部100を備えている。
載置ローラ10は、印刷の際に被印刷体5を載置する部分であり、ステンレスなどの金属材料を円柱状に形成したローラ部材である。
版支持部30は、載置ローラ10の上側にスクリーン版20を支持する部分であり、後述する移動機構50を取り付けるための筐体である。版支持部30は、被印刷体5の印刷方向(供給装置80と図示しない巻取装置との間を被印刷体5が移動する方向)の両側に、上下方向の幅の大きい、鉄製、ステンレス製あるいはアルミ合金製の枠部材32が配置され、その2つの枠部材32を枠部材32の両端で結語する結合部材34とから構成されている。
また、版支持部30には、スクリーン版20を上昇/下降させるための図示しないアクチュエータが備えられている。
スキージ40は、スキージブレードとも呼び、スクリーン版20の表面側に塗布されたインクを掃引するブレード状の部材であり、スクリーン版20に接触するブレード部分がウレタンゴム、スキージを版支持部に固定する部分が木製やアルミ製で形成されている。
スキージ40の材料は、ウレタンゴム、木製、アルミ製などに限定されず、印刷目的(紙の印刷、回路パターンの印刷等)や使用する機能性材料(インク、導電ペースト等)に応じて適切な材料とすることができる。
移動機構50は、アクチュエータを取付けた枠部材32が スクリーン版20を載せ右から左に移動し、スキージ40を スクリーン版20を介して 被印刷体5を載置ローラ10に押しあて、スキージ40が スクリーン版20の表面に沿った印刷方向にスクリーン版20に対して相対的に移動させる機構である。
具体的には、版支持部30において、枠部材32に取り付けられた図示しないアクチュエータにより、スクリーン版20と被印刷体5の両端に、移動方向と平行に配置された図示しないガイドに沿って、スクリーン版20を、被印刷体5の移動方向と平行に移動させる機構であり、枠部材32に取り付けられた図示しないリニアモータ(アクチュエータ)と、ロール状の載置ローラ10の回転とを同期させて、載置ローラ10の回転速度(載置ローラ10の周速)と同じ速さで図1中左右方向に、スクリーン版20を移動させるようになっている。
印刷時には、スクリーン版20を版支持部30ごとアクチュエータにより印刷面(載置ローラ10)の外周面まで下降させ、スキージ40でスクリーン版20及び被印刷体5を載置ローラ10に押しつけ、載置ローラ10を回転させつつ、供給装置80側から巻取装置(図示せず)側(図1(a)中、右側から左側)に 図示しないリニアモータ(アクチュエータ)がスクリーン版20を移動させながら印刷する。
印刷が終了すると、スクリーン版20をアクチュエータにより上昇させつつ、枠部材32に取り付けられた図示しないリニアモータ(アクチュエータ)によりスクリーン版20を巻取装置側から供給装置80側(図1(a)中、左側から右側)へ移動させる。
供給装置80から被印刷体5を供給しつつ、このような作動を繰り返すことによって、ロール状の載置ローラ10で、連続して供給される被印刷体5に、連続的に印刷を行う。
離隔機構60は、スクリーン版20を被印刷体5から離隔させるため、版支持部30及びスキージ40を、スクリーン版20の表面に対して垂直方向に移動させることによりスクリーン版20を被印刷体5から離隔させる機構である。
離隔機構60は、筐体62とその上面に配置されたアクチュエータ64とからなる。通常の印刷時には、アクチュエータ64が収縮した状態となっている。
スクリーン版20のクリーニングが必要な場合に、後述する制御部100の操作盤を兼ねた液晶ディスプレイ102を使用者が操作することにより、アクチュエータ64が伸張し、スクリーン版20、スキージ40や版支持部30が設置されている版支持部30を筐体62から離隔させるようになっている。
試印刷用シート7(図2参照)は、離隔機構60によりスクリーン版20を被印刷体5から離隔させたときに、スクリーン版20の裏面に密着配置されることにより、スクリーン版20のクリーニング後の状態の確認する試印刷を行うためのシート材である。
試印刷用シート7は、機能性材料を転写させるために適した、被印刷体5に比べ安価な材料で形成されており、例えば、機能性材料が水溶性や油性のインクの場合、材質は紙であり、導電ペーストの場合、ポリエステルフィルムなどである。
また、試印刷用シート7は、縦長のシート状に形成したもの巻き出しシートローラ72に巻回し、巻き出しシートローラ72から後述する試印刷用ローラ70に送り出され、巻き取りシートローラ74に巻き取られるようになっている。
試印刷用ローラ70(図2参照)は、離隔機構60によりスクリーン版20を被印刷体5から離隔させたときに、スクリーン版20と被印刷体5との間に配置され、試印刷用シート7を、スクリーン版20の裏面に密着させつつ回転させることで、スクリーン版20機能性材料を試印刷用シート7に転写させるためのロール状の部材である。
試印刷用ローラ70は、ステンレスなどの金属材料を円柱状に形成したローラである。
また、試印刷用ローラ70は、被印刷体5の印刷方向が長手方向(図2中左右方向)となるように、版支持部30の両側面に設けられたレール(図示せず)をアクチュエータ(図示せず)により移動するようになっている。
そして、通常の印刷を行う際(スクリーン版20が被印刷体5に接触するようになっている状態)には、試印刷用ローラ70は、レールの左端に位置する(図2中一点鎖線で示す)ようになって、印刷が可能となる。
また、スクリーン版20の捨て刷り印刷を行う際(離隔機構60によりスクリーン版20を被印刷体5から離隔した状態)には、レールを図2中で左方向へ移動し、スキージ40のブレード部分に位置するようになっている。
巻き出しシートローラ72は、ステンレスなどの金属材料を円柱状に形成したローラであり、回転中心が版支持部30の短手方向と平行になるように、版支持部30の左端部の下方に設けられている(図2参照)。
このように、巻き出しシートローラ72を版支持部30の左端部の下方に配置することにより、試印刷用ローラ70と巻き取りシートローラ74に巻きとられる試印刷用シート7が、スクリーン印刷機1の側面(図2中前面)から見て傾斜することになる。
したがって、スクリーン版20から試印刷用シート7への機能性材料の転写が、試印刷用ローラ70の部分で行われるため、一旦試印刷用シート7へ転写された機能性材料が再びスクリーン版20に転写されてスクリーン版20を汚染することがなくなる。
供給装置80は、ロール状に巻いた状態の被印刷体5を連続的に供給する装置であり、ステンレスなどの金属材料を円柱状に形成したローラ84、ローラ84から繰り出される被印刷体5を載置ローラ10に導入するための補助ローラ85,86,87及びローラ84を回転駆動する供給用モータ88を備えている。
そして、被印刷体5をローラ84に巻き付けた状態で保持し、印刷中に、後述する制御部100からの制御信号により、供給用モータ88でギヤを介してローラ84を回転駆動することにより、補助ローラ85,86,87を介して、ロール状に巻かれた被印刷体5を連続的に供給する。
図1及び図2中に図示していない巻取装置は、載置ローラ10、スクリーン版20及びスキージ40により印刷を行った被印刷体5をロール状に巻き取る装置であり、ステンレスなどの金属材料を円柱状に形成したローラと、ローラを回転駆動させる巻取用モータとを備えている。
そして、後述する制御部100からの制御信号により、巻取用モータでローラを回転駆動することにより、印刷が完了した被印刷体5をローラに巻き付けながら保持する。
基部90は、スクリーン印刷機1を工場などの設置面に設置するための鉄などの金属製のいわゆる定盤であり、底面には、スクリーン印刷機1を水平に設置するための高さを調整できる高さ調整部92が設けられている。
制御部100は、図示しないCPU、ROM、RAM、I/O及び操作盤を兼ねた液晶ディスプレイ102などを備えた装置であり、印刷時には、下記(ア)に示す制御を実行し、スクリーン版20のクリーニング時には、下記(イ)に示す制御を実行する。
(ア)印刷時
(a)被印刷体5の供給方向とロール状の載置ローラ10、スクリーン版20及びスキージ40による印刷方向とが一致するように、供給装置80及び巻取装置の回転を制御し被印刷体5の印刷部分が載置ローラ10の位置となりように、被印刷体5を供給する。
(b)版支持部30のアクチュエータを操作し、スクリーン版20を印刷面まで下降させ、スキージ40で被印刷体5を載置ローラ10に押しつける。
(c)載置ローラ10を回転させるとともに、枠部材32に載せられたスクリーン版20 をスライドさせて印刷を行う。
(d)印刷が終了すると、アクチュエータによりスクリーン版20を上昇させ、供給装置80及び巻取装置を回転させ、被印刷体5の新たな印刷部分を載置ローラ10の位置となるようにする。
(a)〜(d)を繰り返し、被印刷体5に連続的に印刷を行う。
(イ)捨て刷り印刷時
(a)アクチュエータ64を伸張させ、版支持部30を筐体62から離隔させる。これにより、スクリーン版20及びスキージ40を載置ローラ10から離隔させる。
(b)試印刷用ローラ70をレールの左端からスキージ40のブレード部分に移動させる。これにより、試印刷用ローラ70に巻きつけられた試印刷用シート7の端面がスキージ40の位置まで移動する。
(c)スクリーン版20をスライドさせる。
スキージ40を下降させ、印刷状態で枠部材32に載せられたスクリーン版20をアクチュエータによりスライドさせる。これにより、スクリーン版20と試印刷用シート7との摩擦で試印刷用シートが移動し、試印刷用ローラ70も回転する。なお、試印刷用ローラ70は単独で回転できるようモータを持っていてもよい。
この動作により、スクリーン版20の機能性材料が試印刷用シート7に転写される。(スクリーン印刷機1の捨て刷り時の作動)
次に、図2に基づき、スクリーン印刷機1のスクリーン版20の捨て刷り時の作動について説明する。なお、印刷時の作動については、従来のスクリーン印刷機と同様であるため、その説明を省略する。
印刷時には、図1に示すように、離隔機構60のアクチュエータ64は、収縮しており版支持部30は、最下端に位置し、載置ローラ10にスクリーン版20が接触している。
これに対し、スクリーン版20を捨て刷りする場合には、図2に示すように、アクチュエータ64を伸張させ、版支持部30を上昇させる。版支持部30の上昇に伴い、スクリーン版20、版支持部30及びスキージ40が載置ローラ10から離隔する。
スクリーン版20のクリーニングが終了したら、試印刷用ローラ70が版支持部30の左端からスキージ40の位置までスライドする。また、試印刷用ローラ70のスライドに伴い、試印刷用シート7がスキージ40の位置まで移動する。
そして、スクリーン版20が右から左へスライドするとともに、試印刷用ローラ70が図2中で左回転する。この作動により、スクリーン版20の機能性材料が試印刷用シート7に転写される。
転写後の試印刷用シート7の状態を確認することにより、スクリーン版20のクリーニングの状態(良、不良)を確認することができる。
スクリーン版20のクリーニング状態の確認終了後は、試印刷用ローラ70が版支持部30の左端へ戻され、アクチュエータ64が収縮することにより、印刷ができる状態に戻される。
なお、本実施形態において、被印刷体5には、紙やフィルムあるいは電子回路を絶縁フィルムに印刷して形成する場合の絶縁フィルム等も含んでいる。
(スクリーン印刷機1の特徴)
以上のようなスクリーン印刷機1では、スクリーン版20のクリーニング後の状態を確認する場合、離隔機構60のアクチュエータ64により載置ローラ10とスクリーン版20とを離隔させ、スキージ40が印刷位置に下降し、試印刷用ローラ70と試印刷用シート7を密着させてスクリーン版20をアクチュエータによりスライドさせることによりスクリーン版20の機能性材料を転写している。
つまり、スクリーン版20の機能性材料を試印刷用シート7に転写させてクリーニングの状態を確認しているため、被印刷体5に対して試印刷用の捨て刷りを行う必要がない。したがって、被印刷体5において、良品の間に捨て刷りによる不良品が混在することがないため、スクリーン印刷時の生産性を向上させることができる。
また、試印刷用シート7を構成材料の特性に応じて安価なものとすることができるため、試印刷によるコストを低減させることもできる。換言すれば、高価な被印刷体5に対してではなく、安価な試印刷用シート7に対して捨て刷りを行うことにより、印刷コストを低減することができる。
さらに、離隔機構60を、筐体62に配置したアクチュエータ64で構成し、版支持部30及びスキージ40を、スクリーン版20の表面に対して垂直方向に移動させることによりスクリーン版20を被印刷体5から離隔させる構成としてあるため、離隔機構60を簡易な構成とすることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
(1)上記実施形態では、版支持部30やスキージ40をアクチュエータ64によって、載置ローラ10から離隔させていたが、アクチュエータ64を用いず、ジャッキ等を用いて手動で離隔させるようにすると。より簡易な構造とすることができる。
(2)また、上記実施形態では、版支持部30やスキージ40を載置ローラ10から離隔させつつモータにより試印刷用ローラ70をスキージ40の位置まで移動させていたが、手動で移動させるようにすると、より簡易な構造とすることができる。
(3)さらに、上記実施形態では、ロール状に形成した試印刷用ローラ70を用いていたが、ロール状ではなく、スクリーン版20の下面に凸面を有するように湾曲したものであってもよいし、平面形状であってもよい。
1… スクリーン印刷機 5… 被印刷体 7… 試印刷用シート 10… 載置ローラ 20… スクリーン版 30… 版支持部 32… 枠部材 34… 結合部材 40… スキージ 50… 移動機構 60… 離隔機構 62… 筐体 64… アクチュエータ 70… 試印刷用ローラ 72… 巻き出しシートローラ 74…巻き取りシートローラ 80… 供給装置 84… ローラ 85,86,87… 補助ローラ 88… 供給用モータ 90… 基部 92… 調整部 100… 制御部 102… 液晶ディスプレイ。

Claims (2)

  1. 被印刷体を載置する載置部と、
    前記載置部の上側にスクリーン版を支持する版支持部と、
    前記スクリーン版の表面側に塗布された機能性材料を掃引するスキージと、
    前記スキージを、前記スクリーン版を介して前記被印刷体に押し当てながら、前記スキージを前記スクリーン版の表面に沿った印刷方向に、前記スクリーン版に対して相対的に移動させる移動機構と、
    前記スクリーン版を前記被印刷体から離隔させる離隔機構と、
    前記離隔機構により前記スクリーン版を前記被印刷体から離隔させたときに、前記スクリーン版の裏面に密着配置されることにより、前記スクリーン版のクリーニング後の状態を確認可能とする試印刷を行うための試印刷体と、
    前記離隔機構により前記スクリーン版を前記被印刷体から離隔させたときに、前記スクリーン版と前記被印刷体との間に配置され、前記試印刷体を、前記スクリーン版の裏面に密着させつつ回転する試印刷用部材と、
    を備えたことを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 請求項1に記載のスクリーン印刷機において、
    前記離隔機構は、前記版支持部及び前記スキージを前記スクリーン版の表面に対して垂直方向に移動させることにより前記スクリーン版を前記被印刷体から離隔させることを特徴とするスクリーン印刷機。
JP2014244275A 2014-12-02 2014-12-02 スクリーン印刷機 Pending JP2016107426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014244275A JP2016107426A (ja) 2014-12-02 2014-12-02 スクリーン印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014244275A JP2016107426A (ja) 2014-12-02 2014-12-02 スクリーン印刷機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016107426A true JP2016107426A (ja) 2016-06-20

Family

ID=56122695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014244275A Pending JP2016107426A (ja) 2014-12-02 2014-12-02 スクリーン印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016107426A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106042612A (zh) * 2016-07-20 2016-10-26 浙江雅阁集成吊顶有限公司 一种全自动滚筒式丝网印刷机
CN112519391A (zh) * 2020-11-18 2021-03-19 温州欧宏机械有限公司 一种滚筒式卷对卷丝网印刷机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106042612A (zh) * 2016-07-20 2016-10-26 浙江雅阁集成吊顶有限公司 一种全自动滚筒式丝网印刷机
CN112519391A (zh) * 2020-11-18 2021-03-19 温州欧宏机械有限公司 一种滚筒式卷对卷丝网印刷机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5440817B2 (ja) スクリーン印刷装置及び方法
CN103534095B (zh) 印刷装置
JP5919480B2 (ja) スクリーン印刷機及びスクリーンマスクのクリーニング装置
JP5899434B2 (ja) スクリーン印刷装置およびマスククリーニング方法
US20190091989A1 (en) Screen printer and screen printing method
JP2016107426A (ja) スクリーン印刷機
TWI583564B (zh) 噴墨記錄裝置
JP6379020B2 (ja) スクリーン印刷機
JP2011189669A (ja) ペーパー部材進行量検出装置、スクリーン印刷機、ペーパー部材進行量検出方法及びスクリーン印刷方法
JP2018001518A (ja) スクリーン印刷機およびスクリーン印刷方法
JP6510845B2 (ja) スクリーン印刷機
JP6386119B2 (ja) グラビアオフセット印刷機
JP4561682B2 (ja) スクリーン印刷装置
IL180111A (en) Two-mode printer
TW201425057A (zh) 噴墨記錄裝置
JP2009172838A (ja) スクリーン印刷装置及びスクリーン印刷装置のクリーニング方法
JP4604982B2 (ja) スクリーン印刷装置
TW201107142A (en) Inking method and apparatus therof
JP5184868B2 (ja) スクリーン印刷装置、及びその印刷方法
JP2004034529A (ja) スクリ−ン印刷装置及び印刷方法
JP2007168283A (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷用のスキージホルダ
WO2015166788A1 (ja) 凹版印刷機
JP2005199452A (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
KR102110925B1 (ko) 스크린 인쇄장치
JP5250721B2 (ja) 印刷用紙自動供給機を有する印刷装置