JP2016106829A - 光走査型観察システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体を実際に走査して得られる画像の画角を適正な画角にするための作業を簡便に行うことが可能な光走査型観察システムを提供する。【解決手段】光走査型観察システムは、光源部から発せられる照明光により被写体を走査して戻り光を受光する内視鏡と、被写体を所定の走査経路で走査するための駆動信号を生成して内視鏡へ出力する駆動信号生成部と、戻り光に応じた画像を生成する画像生成部と、所定のテストチャートを被写体として走査した際に生成されるテストチャート画像に基づいて観察距離及び走査距離をそれぞれ取得し、取得した観察距離及び走査距離を用いて内視鏡の画角を算出する演算部と、演算部により算出された画角が所定の画角に一致するように駆動信号の振幅を変化させる制御を行う制御部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、光走査型観察システムに関し、特に、被写体を走査して画像を取得する光走査型観察システムに関するものである。
医療分野の内視鏡においては、被検者の負担を軽減するために、当該被検者の体腔内に挿入される挿入部を細径化するための種々の技術が提案されている。そして、このような技術の一例として、前述の挿入部に相当する部分に固体撮像素子を有しない走査型内視鏡、及び、当該走査型内視鏡を具備して構成されたシステムが知られている。
具体的には、走査型内視鏡を具備するシステムは、例えば、光源部から発せられた光を導光する照明用の光ファイバの先端部を揺動させることにより被写体を所定の走査経路で2次元走査し、当該被写体からの戻り光を受光用の光ファイバで受光し、当該受光用の光ファイバで受光された戻り光に基づいて当該被写体の画像を生成するように構成されている。
一方、走査型内視鏡を具備するシステムにおいては、例えば、被写体を実際に走査した際の走査経路(以降、実際の走査経路とも称する)と理想的な走査経路との間の誤差に起因し、当該被写体を実際に走査して得られる画像の画角が適正な画角から逸脱してしまう場合がある。そのため、走査型内視鏡を具備するシステムにおいては、例えば、特許文献1に開示されたキャリブレーション装置等を用いて実際の走査経路を補正することにより、被写体を実際に走査して得られる画像の画角を適正な画角にするような作業を適宜行う必要がある。
ここで、特許文献1に開示されたキャリブレーション装置等を用いて実際の走査経路を補正する際の補正精度は、例えば、走査型内視鏡の先端面と補正用の被写体の表面との間の距離が適正な距離から離れるに従って悪化するものと考えられる。そのため、例えば、特許文献1に開示されたキャリブレーション装置等を用い、実際の走査経路を良好な補正精度で補正しようとする場合には、走査型内視鏡の先端面と補正用の被写体の表面との間の距離を、目視でまたは専用の器具を用いて適正な距離に近づけるような煩雑な作業を行う必要がある、という問題点が生じている。
しかし、特許文献1には、前述のような問題点を解決するための方法について特に開示等されていない。その結果、特許文献1に開示された構成によれば、被写体を実際に走査して得られる画像の画角を適正な画角にするための作業が煩雑化してしまう、という前述の問題点に応じた課題が生じている。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、被写体を実際に走査して得られる画像の画角を適正な画角にするための作業を簡便に行うことが可能な光走査型観察システムを提供することを目的としている。
本発明の一態様の光走査型観察システムは、光源部から発せられる照明光により被写体を走査して戻り光を受光するように構成された内視鏡と、前記被写体を所定の走査経路で走査するための駆動信号を生成して前記内視鏡へ出力するように構成された駆動信号生成部と、前記内視鏡において受光された前記戻り光に応じた画像を生成するように構成された画像生成部と、所定のテストチャートを前記被写体として走査した際に前記画像生成部により生成される画像であるテストチャート画像に基づき、前記所定のテストチャート上の所定の基準位置と前記内視鏡の先端部との間の実際の距離である観察距離と、前記所定のテストチャート上の前記所定の基準位置と前記所定のテストチャートを前記所定の走査経路で走査した際の走査領域の最外部との間の実際の距離である走査距離と、をそれぞれ取得し、当該取得した観察距離及び走査距離を用いて前記内視鏡の画角を算出する処理を行うように構成された演算部と、前記演算部の処理により算出された前記内視鏡の画角が所定の画角に一致するように前記駆動信号の振幅を変化させる制御を前記駆動信号生成部に対して行うように構成された制御部と、を有する
本発明における光走査型観察システムによれば、被写体を実際に走査して得られる画像の画角を適正な画角にするための作業を簡便に行うことができる。
実施例に係る光走査型観察システムの要部の構成を示す図。 アクチュエータ部の構成を説明するための断面図。 アクチュエータ部に供給される駆動信号の信号波形の一例を示す図。 中心点Aから最外点Bに至る渦巻状の走査経路の一例を示す図。 最外点Bから中心点Aに至る渦巻状の走査経路の一例を示す図。 実施例に係る光走査型観察システムとともに用いられるテストチャートの構成の一例を示す図。 図6のテストチャートの表面に描かれた図形FTの形状等を説明するための図。 図6のテストチャートの走査領域ARを走査した際に生成される画像ISの一例を示す図。 実施例に係る光走査型観察システムにより行われる画角算出処理の一例を説明するためのフローチャート。 図9に示す画角算出処理において用いられる、観察距離及び輝度値の相関関係を表す情報をグラフ化して示した場合の例を示す図。 図9に示す画角算出処理において取得される、実長及び画素間距離の相関関係を表す近似関数の一例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
図1から図11は、本発明の実施例に係るものである。図1は、実施例に係る光走査型観察システムの要部の構成を示す図である。
光走査型観察システム1は、例えば、図1に示すように、被検者の体腔内に挿入される走査型の内視鏡2と、内視鏡2を接続可能な本体装置3と、本体装置3に接続される表示装置4と、本体装置3に対する情報の入力及び指示を行うことが可能な入力装置5と、を有して構成されている。
内視鏡2は、被検者の体腔内に挿入可能な細長形状を備えて形成された挿入部11を有して構成されている。
挿入部11の基端部には、内視鏡2を本体装置3のコネクタ受け部62に着脱自在に接続するためのコネクタ部61が設けられている。
コネクタ部61及びコネクタ受け部62の内部には、図示しないが、内視鏡2と本体装置3とを電気的に接続するための電気コネクタ装置が設けられている。また、コネクタ部61及びコネクタ受け部62の内部には、図示しないが、内視鏡2と本体装置3とを光学的に接続するための光コネクタ装置が設けられている。
挿入部11の内部における基端部から先端部にかけての部分には、本体装置3の光源ユニット21から供給された照明光を照明光学系14へ導光する光ファイバである照明用ファイバ12と、被写体からの戻り光を受光して本体装置3の検出ユニット23へ導くための1本以上の光ファイバを具備する受光用ファイバ13と、がそれぞれ挿通されている。
照明用ファイバ12の光入射面を含む入射端部は、本体装置3の内部に設けられた合波器32に配置されている。また、照明用ファイバ12の光出射面を含む出射端部は、挿入部11の先端部に設けられたレンズ14aの光入射面の近傍に配置されている。
受光用ファイバ13の光入射面を含む入射端部は、挿入部11の先端部の先端面における、レンズ14bの光出射面の周囲に固定配置されている。また、受光用ファイバ13の光出射面を含む出射端部は、本体装置3の内部に設けられた分波器36に配置されている。
照明光学系14は、照明用ファイバ12の光出射面を経た照明光が入射されるレンズ14aと、レンズ14aを経た照明光を被写体へ出射するレンズ14bと、を有して構成されている。
挿入部11の先端部側における照明用ファイバ12の中途部には、本体装置3のドライバユニット22から供給される駆動信号に基づいて駆動するアクチュエータ部15が設けられている。
照明用ファイバ12及びアクチュエータ部15は、挿入部11の長手軸方向に垂直な断面において、例えば、図2に示す位置関係を具備するようにそれぞれ配置されている。図2は、アクチュエータ部の構成を説明するための断面図である。
照明用ファイバ12とアクチュエータ部15との間には、図2に示すように、接合部材としてのフェルール41が配置されている。具体的には、フェルール41は、例えば、ジルコニア(セラミック)またはニッケル等により形成されている。
フェルール41は、図2に示すように、四角柱として形成されており、挿入部11の長手軸方向に直交する第1の軸方向であるX軸方向に対して垂直な側面42a及び42cと、挿入部11の長手軸方向に直交する第2の軸方向であるY軸方向に対して垂直な側面42b及び42dと、を有している。また、フェルール41の中心には、照明用ファイバ12が固定配置されている。なお、フェルール41は、柱形状を具備する限りにおいては、四角柱以外の他の形状として形成されていてもよい。
光走査部としての機能を有するアクチュエータ部15は、図2に示すように、側面42aに沿って配置された圧電素子15aと、側面42bに沿って配置された圧電素子15bと、側面42cに沿って配置された圧電素子15cと、側面42dに沿って配置された圧電素子15dと、を有している。
圧電素子15a〜15dは、予め個別に設定された分極方向を具備するとともに、本体装置3から供給される駆動信号に応じて伸縮するように構成されている。
すなわち、内視鏡2は、本体装置3の光源ユニット21から発せられる照明光により被写体を走査するとともに、当該被写体からの戻り光を受光用ファイバ13において受光するように構成されている。
挿入部11の内部には、内視鏡2毎に固有の内視鏡情報を格納するためのメモリ16が設けられている。そして、メモリ16に格納された内視鏡情報は、内視鏡2のコネクタ部61と本体装置3のコネクタ受け部62とが接続され、かつ、本体装置3の電源がオンされた際に、本体装置3のコントローラ25により読み出される。
本体装置3は、光源ユニット21と、ドライバユニット22と、検出ユニット23と、メモリ24と、コントローラ25と、を有して構成されている。
光源ユニット21は、光源31aと、光源31bと、光源31cと、合波器32と、を有して構成されている。
光源31aは、例えばレーザ光源等を具備し、コントローラ25の制御により発光された際に、赤色の波長帯域の光(以降、R光とも称する)を合波器32へ出射するように構成されている。
光源31bは、例えばレーザ光源等を具備し、コントローラ25の制御により発光された際に、緑色の波長帯域の光(以降、G光とも称する)を合波器32へ出射するように構成されている。
光源31cは、例えばレーザ光源等を具備し、コントローラ25の制御により発光された際に、青色の波長帯域の光(以降、B光とも称する)を合波器32へ出射するように構成されている。
合波器32は、光源31aから発せられたR光と、光源31bから発せられたG光と、光源31cから発せられたB光と、を合波して照明用ファイバ12の光入射面に供給するように構成されている。
ドライバユニット22は、コントローラ25の制御に応じ、アクチュエータ部15に印加する駆動電圧に応じた駆動信号を生成するように構成されている。また、ドライバユニット22は、信号発生器33と、D/A変換器34a及び34bと、アンプ35と、を有して構成されている。
信号発生器33は、コントローラ25の制御に基づき、照明用ファイバ12の出射端部をX軸方向に揺動させるための第1の駆動信号として、例えば、図3の破線で示すような、所定の変調を正弦波に施して得られる信号波形を具備する信号を生成してD/A変換器34aへ出力する。また、信号発生器33は、コントローラ25の制御に基づき、照明用ファイバ12の出射端部をY軸方向に揺動させるための第2の駆動信号として、例えば、図3の一点鎖線で示すような、第1の駆動信号の位相を90°ずらした信号波形を具備する信号を生成してD/A変換器34bへ出力する。図3は、アクチュエータ部に供給される駆動信号の信号波形の一例を示す図である。
D/A変換器34aは、信号発生器33から出力されたデジタルの第1の駆動信号をアナログの第1の駆動信号に変換してアンプ35へ出力するように構成されている。
D/A変換器34bは、信号発生器33から出力されたデジタルの第2の駆動信号をアナログの第2の駆動信号に変換してアンプ35へ出力するように構成されている。
アンプ35は、D/A変換器34a及び34bから出力された第1及び第2の駆動信号を増幅してアクチュエータ部15へ出力するように構成されている。
ここで、例えば、図3の破線で示すような信号波形を具備する第1の駆動信号がアクチュエータ部15の圧電素子15a及び15cに供給されるとともに、図3の一点鎖線で示すような信号波形を具備する第2の駆動信号がアクチュエータ部15の圧電素子15b及び15dに供給されることにより、照明用ファイバ12の出射端部が渦巻状に揺動され、このような揺動に応じて被写体の表面が図4及び図5に示すような渦巻状の走査経路で走査される。図4は、中心点Aから最外点Bに至る渦巻状の走査経路の一例を示す図である。図5は、最外点Bから中心点Aに至る渦巻状の走査経路の一例を示す図である。
具体的には、まず、時刻T1においては、被写体の表面における照明光の照射位置の中心点Aに相当する位置に照明光が照射される。その後、第1及び第2の駆動信号の振幅が時刻T1から時刻T2にかけて増加するに伴い、被写体の表面における照明光の照射位置が中心点Aを起点として外側へ第1の渦巻状の走査経路を描くように変位し、さらに、時刻T2に達すると、被写体の表面における照明光の照射位置の最外点Bに照明光が照射される。そして、第1及び第2の駆動信号の振幅が時刻T2から時刻T3にかけて減少するに伴い、被写体の表面における照明光の照射位置が最外点Bを起点として内側へ第2の渦巻状の走査経路を描くように変位し、さらに、時刻T3に達すると、被写体の表面における中心点Aに照明光が照射される。
すなわち、アクチュエータ部15は、ドライバユニット22から供給される第1及び第2の駆動信号に基づいて照明用ファイバ12の出射端部を揺動することにより、当該出射端部を経て被写体へ出射される照明光の照射位置を図4及び図5に示す渦巻状の走査経路に沿って変位させることが可能な構成を具備している。また、図4及び図5の渦巻状の走査経路を例に挙げた場合、内視鏡2を用いて被写体を実際に走査して得られる画像の画角(以降、単に内視鏡2の画角とも称する)は、当該渦巻状の走査経路の最外点Bを含む最外周の経路に応じて規定されるとともに、アクチュエータ部15に供給される駆動信号の最大振幅の大きさに合わせて変化する。
検出ユニット23は、分波器36と、検出器37a、37b及び37cと、A/D変換器38a、38b及び38cと、を有して構成されている。
分波器36は、ダイクロイックミラー等を具備し、受光用ファイバ13の光出射面から出射された戻り光をR(赤)、G(緑)及びB(青)の色成分毎の光に分離して検出器37a、37b及び37cへ出射するように構成されている。
検出器37aは、例えば、アバランシェフォトダイオード等を具備し、分波器36から出力されるR光の強度を検出し、当該検出したR光の強度に応じたアナログのR信号を生成してA/D変換器38aへ出力するように構成されている。
検出器37bは、例えば、アバランシェフォトダイオード等を具備し、分波器36から出力されるG光の強度を検出し、当該検出したG光の強度に応じたアナログのG信号を生成してA/D変換器38bへ出力するように構成されている。
検出器37cは、例えば、アバランシェフォトダイオード等を具備し、分波器36から出力されるB光の強度を検出し、当該検出したB光の強度に応じたアナログのB信号を生成してA/D変換器38cへ出力するように構成されている。
A/D変換器38aは、検出器37aから出力されたアナログのR信号をデジタルのR信号に変換してコントローラ25へ出力するように構成されている。
A/D変換器38bは、検出器37bから出力されたアナログのG信号をデジタルのG信号に変換してコントローラ25へ出力するように構成されている。
A/D変換器38cは、検出器37cから出力されたアナログのB信号をデジタルのB信号に変換してコントローラ25へ出力するように構成されている。
メモリ24には、本体装置3の制御の際に用いられる制御情報として、例えば、図3の信号波形を特定するためのパラメータ、及び、内視鏡2の適正な画角である所定の画角θrを含む情報が予め格納されている。また、メモリ24には、内視鏡2の画角を算出するための処理である画角算出処理(後述)に用いられる情報である画角算出用情報が予め格納されている。
なお、本実施例においては、メモリ24に格納された制御情報の中に所定の画角θrが含まれているものに限らず、例えば、メモリ16に格納された内視鏡情報の中に所定の画角θrが含まれていてもよい。
コントローラ25は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により構成されている。また、コントローラ25は、入力装置5においてなされた指示に応じた動作及び制御等を行うことができるように構成されている。また、コントローラ25は、図示しない信号線等を介してコネクタ受け部62におけるコネクタ部61の接続状態を検出することにより、挿入部11が本体装置3に電気的に接続されているか否かを検出することができるように構成されている。また、コントローラ25は、光源制御部25aと、走査制御部25bと、画像処理部25cと、を有して構成されている。
光源制御部25aは、メモリ24から読み込んだ制御情報に基づき、例えば、光源31a〜31cを同時に発光させるための制御を光源ユニット21に対して行うように構成されている。
走査制御部25bは、メモリ24から読み込んだ制御情報に基づき、例えば、図3に示すような信号波形を具備する駆動信号を生成させるための制御をドライバユニット22に対して行うように構成されている。また、走査制御部25bは、メモリ24から読み込んだ制御情報に含まれる所定の画角θrと、画像処理部25cの演算部252(後述)において行われる画角算出処理の処理結果と、に基づき、ドライバユニット22において生成される駆動信号の振幅を変化させるための制御を行うように構成されている。
画像処理部25cは、検出ユニット23から出力されるデジタル信号に応じた画像を生成するように構成されている。また、画像処理部25cは、メモリ24から読み込んだ画角算出用情報と、所定のテストチャート(後述)の走査時に生成した画像と、に基づいて画角算出処理を行うように構成されている。また、画像処理部25cは、画像生成部251と、演算部252と、を有して構成されている。
画像生成部251は、例えば、走査制御部25bの制御に応じて生成される駆動信号の信号波形に基づいて直近の走査経路を検出し、当該検出した走査経路上の照明光の照射位置に対応するラスタスキャン形式の画素位置を特定し、当該特定した画素位置に検出ユニット23から出力されるデジタル信号により示される輝度値をマッピングすることにより1フレーム分の画像を生成するように構成されている。また、画像生成部251は、前述のように生成した1フレーム分の画像に対してホワイトバランス調整を施すとともに、当該ホワイトバランス調整を施した1フレーム分の画像を表示装置4へ順次出力するように構成されている。
すなわち、画像生成部251は、内視鏡2の受光用ファイバ13において受光された被写体からの戻り光に応じた画像を生成するように構成されている。
演算部252は、メモリ24から読み込んだ画角算出用情報と、所定のテストチャートの走査時に画像生成部251において生成された画像と、に基づいて画角算出処理を行うとともに、当該画角算出処理の処理結果を走査制御部25bへ出力するように構成されている。
表示装置4は、例えば、モニタ等を具備し、本体装置3から出力される画像を表示することができるように構成されている。
入力装置5は、例えば、キーボードまたはタッチパネル等を具備して構成されている。なお、入力装置5は、本体装置3とは別体の装置として構成されていてもよく、または、本体装置3と一体化したインターフェースとして構成されていてもよい。
続いて、以上に述べたような構成を具備する光走査型観察システム1の動作等について説明する。
ユーザは、光走査型観察システム1の各部を接続して電源を投入した後、図6に例示するようなテストチャート101を挿入部11の先端面に対向する位置に配置する。図6は、実施例に係る光走査型観察システムとともに用いられるテストチャートの構成の一例を示す図である。
そして、ユーザは、例えば、テストチャート101の表面に描かれた図形FT全域を走査することが可能であるとともに、渦巻状の走査経路の中心点Aとテストチャート101の中心点Cとが一致するような位置に挿入部11及びテストチャート101をそれぞれ配置した状態において、入力装置5のキャリブレーションスイッチ(不図示)を押下する。
ここで、図形FTの形状等について、図7を参照しつつ説明する。図7は、図6のテストチャートの表面に描かれた図形FTの形状等を説明するための図である。
なお、図7の図形FTにおいては、説明及び図示の便宜上、図6の図形FTの黒色で塗りつぶされた領域がドット模様で示されているものとする。また、図6及び図7においては、図形FTに係る説明を行う際に必要と考えられる仮想の線及び点等が適宜描かれているものとする。
図形FTは、例えば、図7に示すように、4回対称の図形として形成されているとともに、点C1を中心とする円環形状に形成された黒色の円環部201と、円環部201の内周側の一部の領域を扇状に窪めて形成した窪み部201aに配置された黒色のかつ円形のマーカ202と、円環部201の外周側に配置された白色のかつ円形のマーカ203と、を有して構成されている。
円環部201の中心点に相当する点C1は、例えば、テストチャート101の中心点Cと同じ位置に配置されている。
マーカ202は、例えば、図7に示すように、点C1を通過する直線SAに沿って2つ配置されているとともに、点C1において直線SAと直交する直線SBに沿って2つ配置されている。また、マーカ202の中心点に相当する点C2は、例えば、図7に示すように、直線SAまたはSBのいずれか一方の直線上に配置されている。
マーカ203は、例えば、図7に示すように、直線SAに沿って2つ配置されているとともに、直線SBに沿って2つ配置されている。また、マーカ203の中心点に相当する点C3は、例えば、図7に示すように、直線SAまたはSBのいずれか一方の直線上に配置されている。
なお、本実施例においては、テストチャート101上の点C1と点C2との間の距離に相当する実長d1の大きさが、メモリ24に予め格納される画角算出用情報に含まれているものとする。また、本実施例においては、テストチャート101上の点C1と点C3との間の距離に相当する実長d2(但し、d1<d2であるとする)の大きさが、メモリ24に予め格納される画角算出用情報に含まれているものとする。また、本実施例においては、マーカ202及び203が相互に同一の円形形状を具備するものとして説明を行う。
すなわち、テストチャート101の図形FTは、中心点Cから実長d1に相当する距離だけ離れた位置に設けられた4つのマーカ202と、中心点Cから実長d2に相当する距離だけ離れた位置に設けられた4つのマーカ203と、を具備している。
光源制御部25aは、入力装置5のキャリブレーションスイッチが押下されたことを検出した際に、光源31a〜31cを同時に発光させることにより、所定の光量ALの白色光を出射させるための制御を光源ユニット21に対して行う。
走査制御部25bは、入力装置5のキャリブレーションスイッチが押下されたことを検出した際に、図3に示すような信号波形を具備する駆動信号を生成させるための制御をドライバユニット22に対して行う。
そして、以上に述べたような制御が光源制御部25a及び走査制御部25bにおいて行われることにより、例えば、テストチャート101の図形FTを含む円形または楕円形の領域である走査領域AR(図6参照)が渦巻状の走査経路で走査される。なお、以降においては、簡単のため、走査領域ARが中心点Cを中心とする円形の領域であるものとして説明を進める。
画像生成部251は、検出ユニット23から出力されるデジタル信号により示される輝度値を前述の方法でマッピングすることにより、例えば、図8に示すような、テストチャート101上の図形FTと相似な図形FTSが描画された画像ISを生成する。図8は、図6のテストチャートの走査領域ARを走査した際に生成される画像ISの一例を示す図である。
なお、図8の図形FTSにおいては、説明及び図示の便宜上、図6の図形FTの黒色で塗りつぶされた領域がドット模様で示されているものとする。また、図8においては、図形FTS及び画像ISに係る説明を行う際に必要と考えられる仮想の線及び点等が適宜描かれているものとする。
画像生成部251は、画像ISの中心に位置する画素P1(図8参照)を含み、かつ、図形FTSのマーカ202よりも内側に位置する白色の領域である画像領域ARB(図8参照)を画像ISの中から抽出するための処理を行い、さらに、当該抽出した画像領域ARBに含まれる各画素の輝度値に基づき、ホワイトバランス調整の際に用いるホワイトバランスゲイン値を算出する処理を行う。そして、このような画像生成部251の処理によれば、例えば、検出ユニット23から出力されるR信号、G信号及びB信号により示される輝度値の比を1:1:1にするようなホワイトバランスゲイン値が算出される。
演算部252は、メモリ24から読み込んだ画角算出用情報と、図形FTSを含む画像ISと、に基づいて画角算出処理を行う。
ここで、演算部252において行われる画角算出処理の具体例について、図9のフローチャート等を参照しつつ説明する。図9は、実施例に係る光走査型観察システムにより行われる画角算出処理の一例を説明するためのフローチャートである。
演算部252は、画素P1を含む画像領域ARBを画像ISの中から抽出する処理を行った(図9のステップS1)後、画像領域ARBに含まれる各画素の輝度値を用いて所定の演算処理を行うことにより演算値αを算出し、さらに、当該算出した演算値αと所定の閾値とを比較した比較結果に基づき、現在の観察状態が観察距離Dの算出に適した観察状態になっているか否かを判定する処理を行う(図9のステップS2)。
具体的には、演算部252は、図9のステップS2において、例えば、画像領域ARBに含まれる各画素の輝度値の平均値AVBを演算値αとして算出するとともに、当該算出した平均値AVBと閾値THBとを比較することにより、現在の観察状態が観察距離Dの算出に適した観察状態になっているか否かを判定するような処理を行う。そして、演算部252は、例えば、平均値AVBが閾値THB以上であるとの比較結果を得た場合には、現在の観察状態が観察距離Dの算出に適した観察状態になっていると判定した後、図9のステップS3の処理を続けて行う。また、演算部252は、例えば、平均値AVBが閾値THB未満であるとの比較結果を得た場合には、現在の観察状態が観察距離Dの算出に適した観察状態になっていないと判定した後、図9のステップS1の処理を再度行う。
なお、観察距離Dは、例えば、挿入部11の先端部の先端面と、照明光学系14を経て出射された照明光により走査される被写体と、の間の実際の距離として規定される。そのため、以降においては、観察距離Dが、挿入部11の先端部の先端面と、テストチャート101の中心点Cと、の間の実際の距離に等しくなるものと推定して説明を進める。
演算部252は、図9のステップS2の処理により算出した演算値αと、メモリ24から読み込んだ画角算出用情報と、に基づいて観察距離Dを取得する処理を行う(図9のステップS3)。
具体的には、演算部252は、例えば、メモリ24から読み込んだ画角算出用情報の中から、図10のグラフとして示されるような、所定の光量ALの白色光で白色の被写体を走査した場合における観察距離及び輝度値の相関関係を表す情報を取得し、当該取得した情報の中から演算値αに相当する輝度値を特定し、当該特定した輝度値に対応する観察距離を観察距離Dとして取得するような処理を行う。図10は、図9に示す画角算出処理において用いられる、観察距離及び輝度値の相関関係を表す情報をグラフ化して示した場合の例を示す図である。
なお、本実施例によれば、例えば、画像ISの各画素の輝度値が0〜255のいずれかの値で表されるとともに、図10のグラフとして示したような情報が画角算出用情報に含まれているような場合に、前述の閾値THBを100程度の値に設定しておくことにより、図9のステップS3において取得される観察距離Dの精度を高めることができる。
また、本実施例によれば、例えば、現在の観察状態が観察距離Dの算出に適した観察状態になっているか否かに係る判定処理をスキップすることにより、演算値αが閾値THB未満の場合においても観察距離Dを取得するようにしてもよい。
演算部252は、例えば、マーカ202及び203と同一の円形形状を具備する基準パターンを用いたパターンマッチングを行うことにより、画像IS内におけるマーカ202及び203の位置を特定し、さらに、当該特定したマーカ202の中心に位置する画素P2(図8参照)の座標値と、当該特定したマーカ203の中心に位置する画素P3(図8参照)の座標値と、をそれぞれ取得する処理を行う(図9のステップS4)。
演算部252は、図9のステップS4の処理により取得した画素P2及びP3の座標値に基づき、画素P1と画素P2との間の距離に相当する画素間距離L1と、画素P1と画素P3との間の距離に相当する画素間距離L2と、をそれぞれ取得する処理を行う(図9のステップS5)。
具体的には、演算部252は、例えば、画素P1から画素P2までの画素数NP1を、画素P1を0番目の画素としてカウントすることにより画素間距離L1を取得するような処理を行う。また、演算部252は、例えば、画素P1から画素P3までの画素数NP2を、画素P1を0番目の画素としてカウントすることにより画素間距離L2を取得するような処理を行う。
なお、画素P1の座標値は、例えば、図9のステップS1の処理時等のような、図9のステップS5の処理が行われる前までの任意のタイミングで取得されるものとする。
演算部252は、図9のステップS5の処理により取得した画素間距離L1及びL2と、メモリ24から読み込んだ画角算出用情報と、に基づき、テストチャート101上の中心点Cを基点とした場合の実際の距離に相当する実長dと、画像IS上の画素P1を基点とした場合の画素間距離に相当する画素間距離Lと、の相関関係を取得する処理を行う(図9のステップS6)。
具体的には、演算部252は、例えば、メモリ24から読み込んだ画角算出用情報の中から実長d1及びd2を取得し、さらに、実長d1及び画素間距離L1を組み合わせて得られる第1のデータ(d1,L1)と、実長d2及び画素間距離L2を組み合わせて得られる第2のデータ(d2,L2)と、を対数関数にフィッティングさせる処理を行うことにより、図11に示すような、実長d及び画素間距離Lの相関関係を表す近似関数APFを取得する。図11は、図9に示す画角算出処理において取得される、実長及び画素間距離の相関関係を表す近似関数の一例を示す図である。
なお、前述の近似関数APFの取得に係る処理においては、照明光学系14の光学特性等に応じた糸巻き型の歪曲収差が発生する前提の上で、第1のデータ(d1,L1)及び第2のデータ(d2,L2)のフィッティングに対数関数が用いられているものとする。
演算部252は、画像ISの最外部に位置し、かつ、画素P1、P2及びP3を通過する直線上に位置する画素である画素P4(図8参照)の座標値を取得するための処理を行う(図9のステップS7)。
演算部252は、図9のステップS7の処理により取得した画素P4の座標値に基づき、画素P1と画素P4との間の距離に相当する画素間距離L3を取得する処理を行う(図9のステップS8)。
具体的には、演算部252は、例えば、画素P1から画素P4までの画素数NP3を、画素P1を0番目の画素としてカウントすることにより画素間距離L3を取得するような処理を行う。
演算部252は、図9のステップS6の処理により取得した実長d及び画素間距離Lの相関関係に基づき、図9のステップS8の処理により取得した画素間距離L3に対応するテストチャート101上の実際の距離である実長d3を取得する処理を行う(図9のステップS9)。
具体的には、演算部252は、例えば、近似関数APF及び画素間距離L3に基づき、図11に示すように、当該近似関数APF上の(d3,L3)に該当する実長d3を取得するような処理を行う。
すなわち、図9のステップS9の処理により取得される実長d3は、テストチャート101上の中心点Cと、テストチャート101を渦巻状の走査経路で走査した際の走査領域ARの最外部と、の間の実際の距離である走査距離に相当する。そのため、例えば、図6の走査領域ARが円形の領域である場合には、当該走査領域ARの半径と、実長d3として取得される走査距離と、が相互に同じ大きさになる。
演算部252は、図9のステップS3の処理により取得した観察距離Dと、図9のステップS9の処理により取得した実長d3と、を下記数式(1)に適用することにより、内視鏡2の画角θを算出する(図9のステップS10)。

θ=arctan(d3/D) …(1)

そして、演算部252は、図9のステップS10の処理により算出した画角θを画角算出処理の処理結果として走査制御部25bへ出力する。
走査制御部25bは、メモリ24から読み込んだ制御情報に含まれる所定の画角θrと、演算部252から出力される画角θと、を比較した比較結果に基づき、ドライバユニット22において生成される駆動信号の振幅を変化させるための制御を行う。
具体的には、走査制御部25bは、例えば、演算部252から出力される画角θが所定の画角θrよりも小さいとの比較結果を得た場合には、ドライバユニット22において生成される駆動信号の振幅を現在の振幅から増加させるための制御を行う。また、走査制御部25bは、例えば、演算部252から出力される画角θが所定の画角θrよりも大きいとの比較結果を得た場合には、ドライバユニット22において生成される駆動信号の振幅を現在の振幅から減少させるための制御を行う。すなわち、走査制御部25bは、演算部252の処理により算出された内視鏡2の画角θが所定の画角θrに一致するように駆動信号の振幅を変化させる制御をドライバユニット22に対して行う。
なお、本実施例の演算部252は、例えば、テストチャート101が挿入部11の先端面に対して傾いた状態で配置されていないこと(テストチャート101の表面と挿入部11の先端面とが平行になっていること)を検出した際に、図9のステップS5以降の処理を行うとともに、テストチャート101が挿入部11の先端面に対して傾いた状態で配置されていること(テストチャート101の表面と挿入部11の先端面とが平行になっていないこと)を検出した際に、図9のステップS1〜ステップS4の処理を再度行うものであってもよい。
具体的には、演算部252は、例えば、図9のステップS4の処理を行った後に、画素P1を通過する直線SC(不図示)上に位置する2つの画素P3の間の距離である画素間距離LCと、画素P1において直線SCと直交する直線SD(不図示)上に位置する2つの画素P3の間の距離である画素間距離LDと、をそれぞれ取得するとともに、当該取得した画素間距離LC及びLDに基づき、テストチャート101が挿入部11の先端面に対して傾いた状態で配置されているか否かを判定するような処理を行う。そして、演算部252は、例えば、画素間距離LC及びLDが同じ大きさであることを検出した場合には、テストチャート101が挿入部11の先端面に対して傾いた状態で配置されていないと判定した後、図9のステップS5の処理を続けて行う。また、演算部252は、例えば、画素間距離LC及びLDが異なる大きさであることを検出した場合には、テストチャート101が挿入部11の先端面に対して傾いた状態で配置されていると判定した後、図9のステップS1〜ステップS4の処理を再度行う。
以上に述べたように、本実施例によれば、図形FTが描かれたテストチャート101を走査して得られる画像ISに基づいて観察距離D及び実長d3をそれぞれ算出し、当該算出した観察距離D及び実長d3を用いて内視鏡2の画角θを算出することができる。そのため、本実施例によれば、例えば、観察距離Dを適正な距離に近づけるための煩雑な作業を行わずとも内視鏡2の画角θを算出することができ、その結果、被写体を実際に走査して得られる画像の画角を適正な画角にするための作業を簡便に行うことができる。
なお、本実施例によれば、例えば、図9に示した各処理のうちの少なくとも一部を変形することにより、画素P4が画素P3に等しい場合、すなわち、画素P3がテストチャート101を走査して得られる画像の最外部に位置する場合であっても、内視鏡2の画角θを算出することができる。
また、本実施例によれば、例えば、挿入部11の先端部を挿入可能な形状を具備する凹部を本体装置3に設け、さらに、当該凹部にテストチャート101及びヒータを設けることにより、当該凹部に挿入された挿入部11の先端部の温度を当該ヒータで被検者の体腔内の温度に略等しくなるまで上昇させてからテストチャート101を走査するようにしてもよい。
本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
1 光走査型観察システム
2 内視鏡
3 本体装置
4 表示装置
5 入力装置
11 挿入部
12 照明用ファイバ
13 受光用ファイバ
14 照明光学系
15 アクチュエータ部
16 メモリ
21 光源ユニット
22 ドライバユニット
23 検出ユニット
24 メモリ
25 コントローラ
25a 光源制御部
25b 走査制御部
25c 画像処理部
101 テストチャート
251 画像生成部
252 演算部
日本国特開2014−18556号公報

Claims (7)

  1. 光源部から発せられる照明光により被写体を走査して戻り光を受光するように構成された内視鏡と、
    前記被写体を所定の走査経路で走査するための駆動信号を生成して前記内視鏡へ出力するように構成された駆動信号生成部と、
    前記内視鏡において受光された前記戻り光に応じた画像を生成するように構成された画像生成部と、
    所定のテストチャートを前記被写体として走査した際に前記画像生成部により生成される画像であるテストチャート画像に基づき、前記所定のテストチャート上の所定の基準位置と前記内視鏡の先端部との間の実際の距離である観察距離と、前記所定のテストチャート上の前記所定の基準位置と前記所定のテストチャートを前記所定の走査経路で走査した際の走査領域の最外部との間の実際の距離である走査距離と、をそれぞれ取得し、当該取得した観察距離及び走査距離を用いて前記内視鏡の画角を算出する処理を行うように構成された演算部と、
    前記演算部の処理により算出された前記内視鏡の画角が所定の画角に一致するように前記駆動信号の振幅を変化させる制御を前記駆動信号生成部に対して行うように構成された制御部と、
    を有することを特徴とする光走査型観察システム。
  2. 前記所定のテストチャートは、前記所定の基準位置から第1の距離だけ離れた位置に設けられた第1のマーカと、前記所定の基準位置から前記第1の距離よりも遠い第2の距離だけ離れた位置に設けられた第2のマーカと、を具備し、
    前記演算部は、前記テストチャート画像上の前記所定の基準位置と前記第1のマーカとの間の距離に相当する第1の画素間距離と、前記テストチャート画像上の前記所定の基準位置と前記第2のマーカとの間の距離に相当する第2の画素間距離と、をそれぞれ取得し、当該取得した第1の画素間距離及び第2の画素間距離に基づき、前記テストチャート画像上の前記所定の基準位置と前記テストチャート画像の最外部との間の距離に相当する第3の画素間距離に対応する前記所定のテストチャート上の実際の距離を前記走査距離として取得する処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査型観察システム。
  3. 前記演算部は、前記第1の距離及び前記第1の画素間距離を組み合わせて得られる第1のデータと、前記第2の距離及び前記第2の画素間距離を組み合わせて得られる第2のデータと、に基づき、前記所定のテストチャート上の前記所定の基準位置を基点とした場合の実際の距離と、前記テストチャート画像上の前記所定の基準位置を基点とした場合の画素間距離と、の相関関係を取得するとともに、当該取得した相関関係における前記第3の画素間距離に対応する前記所定のテストチャート上の実際の距離を前記走査距離として取得する処理を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の光走査型観察システム。
  4. 前記演算部は、前記所定のテストチャートが前記内視鏡の先端部の先端面に対して傾いた状態で配置されていないことを検出した際に、前記第1の画素間距離及び前記第2の画素間距離を取得する処理を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の光走査型観察システム。
  5. 前記演算部は、前記テストチャート画像の所定の領域に含まれる各画素の輝度値を用いて算出した演算値に基づいて前記観察距離を取得する処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査型観察システム。
  6. 前記演算部は、前記演算値が所定の閾値以上であることを検出した場合に、前記観察距離を取得する処理を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の光走査型観察システム。
  7. 前記画像生成部は、前記所定の領域に含まれる各画素の輝度値に基づき、前記戻り光に応じて生成した画像に対してホワイトバランス調整を行う際のホワイトバランスゲイン値を算出する処理を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の光走査型観察システム。
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