JP2016105685A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】従来に比して製造工程を削減できると共に、ホルダ部材の材料が制限されることを回避できるモータを提供する。【解決手段】モータハウジング18は、有底筒状に形成されたモータハウジング本体46と、モータハウジング本体46の開口の周縁部から径方向外側に突出するストッパ部48とを有する。エンドハウジング20は、モータハウジング18の開口を塞ぎ、この開口の周縁部56に当接する。ホルダ部材22は、環状に形成されて内側にモータハウジング本体46が配置されると共にエンドハウジング20と反対側からストッパ部48に当接するホルダ本体58と、ホルダ本体58から径方向外側に延びるフランジ部60とを有する。シュラウド24は、フランジ部60に固定された固定部66と、モータハウジング18と反対側からエンドハウジング20に当接する当接部68とを有する。【選択図】図2
Description
本発明は、モータに関する。
従来、有底筒状に形成されたモータハウジングと、モータハウジングの開口を塞ぐエンドハウジングと、モータハウジングの外周面に固定されたホルダ部材(ブラケット部材)と、ホルダ部材に固定されたシュラウドとを備えるモータがある(例えば、特許文献1参照)。
上記従来のモータでは、一般に、ホルダ部材がモータハウジングの外周面に溶接により固定される。したがって、溶接を行う分、製造工程が増加する。また、ホルダ部材をモータハウジングの外周面に溶接により固定する場合、ホルダ部材を溶接に適した材料で形成する必要があるため、ホルダ部材の材料が制限される。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、従来に比して製造工程を削減できると共に、ホルダ部材の材料が制限されることを回避できるモータを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のモータは、有底筒状に形成されたモータハウジング本体と、前記モータハウジング本体の開口の周縁部に形成され前記モータハウジング本体の径方向外側に突出するストッパ部とを有するモータハウジングと、前記モータハウジング本体の開口を塞ぎ該開口の周縁部に当接するエンドハウジングと、環状に形成され内側に前記モータハウジング本体が配置されると共に前記エンドハウジングと反対側から前記ストッパ部に当接するホルダ本体と、前記ホルダ本体から径方向外側に延びるフランジ部とを有するホルダ部材と、前記フランジ部に固定された固定部と、前記モータハウジングと反対側から前記エンドハウジングに当接する当接部とを有するシュラウドと、を備える。
このモータによれば、ホルダ本体の内側にモータハウジング本体が挿入されることにより、ホルダ本体がモータハウジング本体の外周面に装着される。また、ホルダ本体は、モータハウジングのストッパ部に当接され、モータハウジング本体の開口の周縁部に当接するエンドハウジングには、モータハウジングと反対側からシュラウドの当接部が当接される。そして、この状態で、シュラウドの固定部がフランジ部に固定されることにより、ホルダ部材が軸方向への移動を規制された状態でモータハウジングに固定される。
したがって、ホルダ部材をモータハウジングに固定するために、ホルダ部材をモータハウジングの外周面に溶接する必要が無い。これにより、溶接工程を廃止することができるので、従来に比して製造工程を削減することができる。また、ホルダ部材を溶接に適した材料で形成する必要も無いため、ホルダ部材の材料が制限されることを回避することができる。
請求項2に記載のモータは、請求項1に記載のモータにおいて、前記当接部が前記エンドハウジングを前記モータハウジング側に押圧する構成とされている。
このモータによれば、当接部は、フランジ部に固定部が固定された状態において、エンドハウジングをモータハウジング側に押圧するので、この当接部の押圧力に対する反力で、フランジ部を固定部側に引き込むことができる。これにより、ホルダ本体をストッパ部に押圧状態で当接させることができるので、ホルダ部材の軸方向へのがたつきを抑制することができる。
請求項3に記載のモータは、請求項1又は請求項2に記載のモータにおいて、前記モータハウジング本体が前記ホルダ本体の内側に嵌合された構成とされている。
このモータによれば、モータハウジング本体は、ホルダ本体の内側に嵌合されているので、ホルダ部材の径方向のがたつきを抑制することができる。
また、ホルダ本体の内側にモータハウジング本体を嵌合してホルダ本体をモータハウジング本体に仮装着した状態では、モータハウジング本体の外周面とホルダ本体の内周面との摩擦によって、ホルダ部材の位置ずれを抑制することができる。これにより、モータハウジングへのホルダ部材の組付を容易にすることができる。
請求項4に記載のモータは、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のモータにおいて、前記シュラウドが、前記モータハウジングと反対側から前記エンドハウジングと隙間を有して対向するシュラウド本体を有し、前記当接部が、前記シュラウド本体から前記エンドハウジング側に突出し、前記エンドハウジングにおける径方向外側の端部を前記モータハウジング側に押圧する構成とされている。
このモータによれば、当接部は、エンドハウジングにおける径方向外側の端部を押圧する位置に設けられているので、ホルダ部材とモータハウジングとの当接箇所(ストッパ部)と、エンドハウジングとモータハウジングとの当接箇所(開口の周縁部)と、シュラウドとエンドハウジングとの当接箇所(当接部)とが、モータハウジングの外周部の近傍に位置される。これにより、モータハウジング、エンドハウジング、ホルダ部材、及び、シュラウドを軸方向に効果的に締め付けることができるので、モータハウジング、エンドハウジング、ホルダ部材、及び、シュラウドのがたつきを抑制することができる。
請求項5に記載のモータは、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のモータにおいて、前記フランジ部が前記ホルダ本体の軸方向中央部に位置する構成とされている。
このモータによれば、フランジ部は、ホルダ本体の軸方向中央部に位置するので、モータの軸方向の重量バランスを良好にすることができる。
請求項6に記載のモータは、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のモータにおいて、前記モータハウジングが軟磁性材料により形成され、前記ホルダ部材が高耐食溶融めっき鋼板により形成され、前記モータハウジング本体の内周面にマグネットが固着され、前記ホルダ本体における軸方向の少なくとも一部が前記マグネットと前記ホルダ本体の軸方向にオーバラップする構成とされている。
このモータによれば、ホルダ本体における軸方向の少なくとも一部は、マグネットとホルダ本体の軸方向にオーバラップする。したがって、軟磁性材料により形成されたモータハウジング本体と、高耐食溶融めっき鋼板により形成されたホルダ本体をそれぞれメインヨーク及びサブヨークとして機能させることができる。これにより、マグネットによる吸引・反発力を増加させることができる。
また、前記課題を解決するために、請求項7に記載のモータは、有底筒状に形成されたモータハウジング本体と、前記モータハウジング本体の開口の周縁部に形成され前記モータハウジング本体の径方向外側に突出するストッパ部とを有するモータハウジングと、前記モータハウジング本体の開口を塞ぎ該開口の周縁部に当接するエンドハウジング本体と、前記エンドハウジング本体の径方向外側に形成され先端部が屈曲して前記ストッパ部に係止された第一固定片とを有するエンドハウジングと、環状に形成され内側に前記モータハウジング本体が配置されると共に前記エンドハウジングと反対側から前記ストッパ部に当接するホルダ本体と、前記ホルダ本体における前記エンドハウジング側の端部に対して屈曲し前記モータハウジング本体の開口の周縁部に係止された第二固定片とを有するホルダ部材と、を備える。
このモータによれば、ホルダ本体の内側にモータハウジング本体が挿入されることにより、ホルダ本体がモータハウジング本体の外周面に装着される。また、ホルダ本体がモータハウジングのストッパ部に当接された状態で、ホルダ本体におけるエンドハウジング側の端部に対して第二固定片が屈曲される。そして、この第二固定片がモータハウジング本体の開口の周縁部に係止されることにより、ホルダ部材が軸方向への移動を規制された状態でモータハウジングに固定される。
したがって、ホルダ部材をモータハウジングに固定するために、ホルダ部材をモータハウジングの外周面に溶接する必要が無い。これにより、溶接工程を廃止することができるので、従来に比して製造工程を削減することができる。また、ホルダ部材を溶接に適した材料で形成する必要も無いため、ホルダ部材の材料が制限されることを回避することができる。
請求項8に記載のモータは、請求項7に記載のモータにおいて、前記モータハウジング本体の周方向の一部に、前記モータハウジング本体の開口側から切り欠かれた開放口が形成され、前記開放口の縁部が、前記モータハウジング本体の開口の周縁部の周方向の一部を形成し、前記第二固定片は、前記開放口の縁部に係止された構成とされている。
このモータによれば、モータハウジング本体の周方向の一部には、開放口が確保されているので、この開放口を通じてモータハウジングの内部を換気したりモータハウジングの内部の水滴等を排出したりすることができる。
また、前記課題を解決するために、請求項9に記載のモータは、有底筒状に形成されたモータハウジング本体と、前記モータハウジング本体の開口の周縁部に形成され前記モータハウジング本体の径方向外側に突出するストッパ部とを有するモータハウジングと、前記モータハウジング本体の開口を塞ぐエンドハウジング本体と、エンドハウジング本体の径方向外側に形成され前記ストッパ部と重なる重なり部とを有するエンドハウジングと、環状に形成され内側に前記モータハウジング本体が配置されると共に前記エンドハウジングと反対側から前記ストッパ部に当接するホルダ本体と、前記ホルダ本体から前記エンドハウジング側に延びて前記ストッパ部及び前記重なり部を貫通すると共に先端部が屈曲して前記エンドハウジング本体における径方向外側の端部に係止された係止片とを有するホルダ部材と、を備える。
このモータによれば、ホルダ本体の内側にモータハウジング本体が挿入されることにより、ホルダ本体がモータハウジング本体の外周面に装着される。また、ホルダ本体がモータハウジングのストッパ部に当接され、ホルダ本体からエンドハウジング側に延びる係止片が、モータハウジング及びエンドハウジングのストッパ部及び重なり部を貫通する。そして、この係止片の先端部が屈曲されてエンドハウジング本体における径方向外側の端部に係止されることにより、ホルダ部材が軸方向への移動を規制された状態でモータハウジングに固定される。
したがって、ホルダ部材をモータハウジングに固定するために、ホルダ部材をモータハウジングの外周面に溶接する必要が無い。これにより、溶接工程を廃止することができるので、従来に比して製造工程を削減することができる。また、ホルダ部材を溶接に適した材料で形成する必要も無いため、ホルダ部材の材料が制限されることを回避することができる。
また、前記課題を解決するために、請求項10に記載のモータは、有底筒状に形成されたモータハウジング本体を有するモータハウジングと、前記モータハウジング本体の開口を塞ぎ該開口の周縁部に当接するエンドハウジングと、環状に形成され内側に前記モータハウジング本体が配置されたホルダ本体と、前記ホルダ本体における前記エンドハウジング側の端部に対して屈曲して前記エンドハウジングにおける径方向外側の端部に係止された係止片と、前記ホルダ本体における前記エンドハウジングと反対側の端部に形成され前記モータハウジングにおける開口と反対側の端部に係止された係止部とを有するホルダ部材と、を備える。
このモータによれば、ホルダ本体の内側にモータハウジング本体が挿入されることにより、ホルダ本体がモータハウジング本体の外周面に装着される。また、ホルダ本体におけるエンドハウジングと反対側の端部に形成された係止部がモータハウジングにおける開口と反対側の端部に係止されると共に、ホルダ本体におけるエンドハウジング側に形成された係止片が屈曲されてエンドハウジングにおける径方向外側の端部に係止される。そして、これにより、ホルダ部材が軸方向への移動を規制された状態でモータハウジングに固定される。
したがって、ホルダ部材をモータハウジングに固定するために、ホルダ部材をモータハウジングの外周面に溶接する必要が無い。これにより、溶接工程を廃止することができるので、従来に比して製造工程を削減することができる。また、ホルダ部材を溶接に適した材料で形成する必要も無いため、ホルダ部材の材料が制限されることを回避することができる。
請求項11に記載のモータは、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のモータにおいて、前記モータハウジングが軟磁性材料により形成され、前記ホルダ部材が高耐食溶融めっき鋼板により形成された構成とされている。
このモータによれば、ホルダ部材は、高耐食溶融めっき鋼板により形成されているので、コストダウンすることができる。
[第一実施形態]
はじめに、本発明の第一実施形態について説明する。
はじめに、本発明の第一実施形態について説明する。
図1に示される本発明の第一実施形態に係るモータ10は、ブラシ付き直流モータであり、例えば、車両用ファンモータとして使用される。このモータ10は、電機子12と、ブラシ装置14と、マグネット16と、モータハウジング18と、エンドハウジング20と、ホルダ部材22と、シュラウド24とを備える。
電機子12は、回転子であり、シャフト26と、コア28と、整流子30と、巻線32とを有する。コア28及び整流子30は、シャフト26に一体回転可能に固定されている。巻線32は、コア28に形成されたティース部に巻回されると共に、整流子30に設けられた係止片に係止されて接続されている。後述するモータハウジング18及びエンドハウジング20の軸芯部には、軸受収容部34,36がそれぞれ形成されており、シャフト26は、この軸受収容部34,36に収容された軸受38,40によって回転可能に支持されている。
ブラシ装置14は、ブラシホルダ42及びブラシ44を有する。ブラシホルダ42は、後述するエンドハウジング20に固定されている。ブラシ44は、ブラシホルダ42に保持されており、整流子30の外周面に摺接される。マグネット16は、後述するモータハウジング本体46における内周面に固着されている。電機子12、ブラシ装置14、及び、マグネット16の構成、並びに電機子12の回転原理は、公知のモータと同様である。
図2に示されるように、モータハウジング18は、モータハウジング本体46及びストッパ部48を有する。モータハウジング本体46は、底部50及び筒状部52を有する有底筒状に形成されており、ストッパ部48は、モータハウジング本体46の開口の周縁部に形成されており、モータハウジング本体46の径方向外側に突出する。ストッパ部48は、モータハウジング本体46の周方向に沿って環状に形成されていても良く、また、モータハウジング本体46の周方向に間隔を空けて複数設けられていても良い。
エンドハウジング20は、板状に形成されており、モータハウジング18の軸方向を板厚方向として配置されている。このエンドハウジング20は、モータハウジング18の開口を閉塞可能な大きさ及び形状を有しており、このモータハウジング18の開口を塞いでいる。エンドハウジング20における径方向外側の端部54は、ストッパ部48を含む開口の周縁部56に当接されている。
ホルダ部材22は、ホルダ本体58及びフランジ部60を有する。ホルダ本体58は、環状に形成されている。このホルダ部材22の内側には、モータハウジング本体46が配置されている。本実施形態では、一例として、モータハウジング本体46は、ホルダ本体58の内側に軽圧入により嵌合されている。ホルダ部材22は、エンドハウジング20と反対側からストッパ部48に当接されている。
フランジ部60は、ホルダ本体58から径方向外側に延びている。このフランジ部60は、ホルダ本体58の周方向に沿って環状に形成されていても良く、また、ホルダ本体58の周方向に間隔を空けて複数設けられていても良い。このフランジ部60は、ホルダ本体58の軸方向中央部に位置しており、ホルダ本体58の軸方向を板厚方向として形成されている。このフランジ部60には、フランジ部60の板厚方向に貫通するネジ穴62が形成されている。
上述のモータハウジング本体46及びストッパ部48を含むモータハウジング18の全体は、例えば、珪素鉄やステンレス鋼などの軟磁性材料により形成されている。一方、ホルダ部材22は、例えば、高耐食溶融めっき鋼板により形成されている。
シュラウド24は、車体に直接又は間接的に固定されるものであり、例えば樹脂製とされる。このシュラウド24は、シュラウド本体64、固定部66、及び、当接部68を有する。シュラウド本体64は、円板状に形成されており、モータハウジング18と反対側からエンドハウジング20と隙間を有して対向する。シュラウド本体64における径方向外側の端部70は、上述のストッパ部48よりも径方向外側に位置する。
固定部66は、シュラウド本体64における径方向外側の端部70に形成されており、シュラウド本体64からフランジ部60側に突出する。固定部66の先端部には、フランジ部60に当接する当接壁部72が形成されている。この当接壁部72は、フランジ部60と対向して形成されており、この当接壁部72には、当接壁部72の板厚方向に貫通する貫通穴74が形成されている。貫通穴74は、上述のフランジ部60に形成されたネジ穴62と同軸上に位置する。貫通穴74には、ボルト76が挿通され、このボルト76の先端部は、ネジ穴62に螺入される。そして、固定部66及びフランジ部60は、ボルト76により締結される。
当接部68は、固定部66よりもシュラウド本体64の径方向内側に位置しており、シュラウド本体64からエンドハウジング20側に突出する。この当接部68は、モータハウジング18と反対側からエンドハウジング20に当接する。また、この当接部68は、固定部66及びフランジ部60がボルト76により締結された状態において、エンドハウジング20における径方向外側の端部54をモータハウジング18側に押圧する。
次に、モータハウジング、エンドハウジング、ホルダ部材、及び、シュラウドの組付方法について説明する。
先ず、図3の工程Aに示されるように、ホルダ本体58の内側にモータハウジング本体46が軽圧入により挿入され、ホルダ部材22がモータハウジング本体46の外周面に装着される。また、モータハウジング18の開口がエンドハウジング20によって塞がれ、このエンドハウジング20における径方向外側の端部54がストッパ部48を含む開口の周縁部56に当接される。
続いて、図3の工程Bに示されるように、シュラウド本体64がモータハウジング18と反対側からエンドハウジング20と対向され、当接部68がエンドハウジング20における径方向外側の端部54にモータハウジング18と反対側から当接される。また、貫通穴74にボルト76が挿通され、このボルト76の先端部がネジ穴62に螺入される。
なお、この図3の工程Bの段階では、ホルダ本体58がモータハウジング本体46に仮装着された状態とされる。つまり、図3の工程Bの拡大図である図4に示されるように、ホルダ本体58とストッパ部48との間に隙間d1が生じると共に、フランジ部60と固定部66との間に隙間d2が生じる状態とされる。
本実施形態では、ホルダ本体58のモータハウジング本体46への仮装着時において、隙間d1,d2が生じている状態では、隙間d1が隙間d2よりも小さくなるように、各部の寸法(例えば、固定部66の突出長さや、ホルダ本体58におけるフランジ部60からストッパ部48側への突出長さなど)が設定されている。
このように隙間d1,d2が生じている状態からボルト76がネジ穴62に螺入されると、ホルダ本体58がフランジ部60側に引き寄せられ、隙間d1,d2が徐々に狭まる。隙間d1は、隙間d2よりも小さいので、フランジ部60と固定部66とが当接されるよりも先に、ホルダ本体58とストッパ部48とが当接される。この隙間d2と隙間d1との差分は、ボルト76の締め代として利用される。
そして、図3の工程Cに示されるように、ボルト76がネジ穴62にさらに螺入されると、固定部66及びフランジ部60が当接し、ボルト76により固定部66及びフランジ部60が締結される。
このようにボルト76により固定部66及びフランジ部60が締結された状態では、この固定部66及びフランジ部60の当接と、ホルダ本体58及びストッパ部48の当接とによって、モータハウジング本体46の軸方向へのホルダ部材22の移動が規制され、ホルダ部材22がモータハウジング18に固定される。また、当接部68がエンドハウジング20に当接した状態で固定部66及びフランジ部60が締結されることにより、シュラウド24は、ホルダ部材22及びエンドハウジング20を介してモータハウジング18に固定される。
以上の要領により、モータハウジング18、エンドハウジング20、ホルダ部材22、及び、シュラウド24が組み付けられる。
次に、本発明の第一実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本発明の第一実施形態に係るモータ10によれば、ホルダ本体58の内側にモータハウジング本体46が挿入されることにより、ホルダ本体58は、モータハウジング本体46の外周面に装着される。また、ホルダ本体58は、モータハウジング18のストッパ部48に当接され、モータハウジング本体46の開口の周縁部56に当接するエンドハウジング20には、モータハウジング18と反対側からシュラウド24の当接部68が当接される。そして、この状態で、シュラウド24の固定部66がフランジ部60に固定されることにより、ホルダ部材22が軸方向への移動を規制された状態でモータハウジング18に固定される。
したがって、ホルダ部材22をモータハウジング18に固定するために、ホルダ部材22をモータハウジング18の外周面に溶接する必要が無い。これにより、溶接工程を廃止することができるので、従来に比して製造工程を削減することができる。また、ホルダ部材22を溶接に適した材料で形成する必要も無いため、ホルダ部材22の材料が制限されることを回避することができる。つまり、例えば、コスト低減が可能な高耐食溶融めっき鋼板によりホルダ部材22を形成することができる。この結果、コストダウンすることができる。
また、当接部68は、フランジ部60に固定部66が固定された状態において、エンドハウジング20をモータハウジング18側に押圧するので、この当接部68の押圧力に対する反力で、フランジ部60を固定部66側に引き込むことができる。これにより、ホルダ本体58をストッパ部48に押圧状態で当接させることができるので、ホルダ部材22の軸方向へのがたつきを抑制することができる。
しかも、モータハウジング本体46は、ホルダ本体58の内側に軽圧入(嵌合)されているので、ホルダ部材22の径方向のがたつきも抑制することができる。
また、ホルダ本体58の内側にモータハウジング本体46を軽圧入してホルダ本体58をモータハウジング本体46に仮装着した状態では、モータハウジング本体46の外周面とホルダ本体58の内周面との摩擦によって、ホルダ部材22の位置ずれを抑制することができる。これにより、モータハウジング18へのホルダ部材22の組付を容易にすることができる。
また、当接部68は、エンドハウジング20における径方向外側の端部54を押圧する位置に設けられているので、ホルダ部材22とモータハウジング18との当接箇所(ストッパ部48)と、エンドハウジング20とモータハウジング18との当接箇所(開口の周縁部56)と、シュラウド24とエンドハウジング20との当接箇所(当接部68)とが、モータハウジング18の外周部の近傍に位置される。これにより、モータハウジング18、エンドハウジング20、ホルダ部材22、及び、シュラウド24を軸方向に効果的に締め付けることができるので、モータハウジング18、エンドハウジング20、ホルダ部材22、及び、シュラウド24のがたつきを抑制することができる。
また、ホルダ本体58がモータハウジング本体46に仮装着されている状態では、ホルダ本体58とストッパ部48との間の隙間d1が、フランジ部60と固定部66との間の隙間d2よりも小さい。したがって、この隙間d1と隙間d2との差分をボルト76の締め代とすることができるので、モータハウジング18、エンドハウジング20、ホルダ部材22、及び、シュラウド24をより強固に固定することができる。
また、フランジ部60は、ホルダ本体58の軸方向中央部に位置するので、モータ10の軸方向の重量バランスを良好にすることができる。
次に、本発明の第一実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、フランジ部60は、ホルダ本体58の軸方向中央部に形成されているが、図5に示されるように、フランジ部60は、ホルダ本体58におけるストッパ部48側と反対側の端部に形成されていても良い。
また、図5に示されるように、ホルダ本体58における軸方向中央側の部分(両端部よりも中央側の部分)は、マグネット16とホルダ本体58の軸方向にオーバラップしていても良い。また、特に図示しないが、ホルダ本体58の軸方向においてホルダ本体58がマグネット16と略同一の長さに形成されて、ホルダ本体58における軸方向の全体がマグネット16とホルダ本体58の軸方向にオーバラップしていても良い。
このようにホルダ本体58における軸方向の少なくとも一部が、マグネット16とホルダ本体58の軸方向にオーバラップしていると、軟磁性材料により形成されたモータハウジング本体46と、高耐食溶融めっき鋼板により形成されたホルダ本体58をそれぞれメインヨーク及びサブヨークとして機能させることができる。これにより、マグネット16による吸引・反発力を増加させることができる。
また、上記実施形態において、モータハウジング本体46は、ホルダ本体58の内側に軽圧入されているが、ホルダ本体58の内側に圧入されても良い。
また、上記実施形態において、当接部68は、シュラウド本体64から突出する突起状に形成されているが、突起状以外の形状で形成されても良い。また、当接部68が廃止されると共に、シュラウド本体64がエンドハウジング20に重ね合わされて当接されることにより、このシュラウド本体64が本発明における「当接部」として機能しても良い。
また、当接部68は、ホルダ本体58及びストッパ部48とホルダ本体58の軸方向に一直線上に並んで配置されていても良い。このように構成されていると、モータハウジング18、エンドハウジング20、ホルダ部材22、及び、シュラウド24を軸方向により一層効果的に締め付けることができる。
また、上記実施形態において、ホルダ部材22は、好ましくは、高耐食溶融めっき鋼板により形成されるが、高耐食溶融めっき鋼板以外の材料で形成されても良い。
また、上記実施形態において、モータ10は、より好適には、車両用ファンモータとして使用されるが、車両用ファンモータ以外の用途で使用されても良い。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図6に示される第二実施形態に係るモータ80は、上述の第一実施形態に係るモータ10(図2参照)に対し、次のように構造が変更されている。
すなわち、エンドハウジング20は、モータハウジング本体46の開口を塞ぐエンドハウジング本体82と、エンドハウジング本体82の径方向外側に形成された第一固定片84とを有する。エンドハウジング本体82における径方向外側の端部は、モータハウジング本体46の開口の周縁部56に当接されている。
第一固定片84の基部84Bは、ストッパ部48に重ねられており、第一固定片84の先端部84Aは、かしめ加工によりホルダ部材22側に屈曲されてストッパ部48の先端部に係止されている。
また、モータハウジング本体46の周方向の一部(例えば、モータの軸方向が水平方向である場合の鉛直方向下側に位置する部分)には、モータハウジング本体46の開口側から切り欠かれた開放口88が形成されている。この開放口88の縁部90は、モータハウジング本体46の開口の周縁部56の一部である。
ホルダ部材22は、第二固定片92を有する。第二固定片92は、ホルダ本体58のエンドハウジング20側に形成されている。この第二固定片92は、かしめ加工により、ホルダ本体58におけるエンドハウジング20側の端部94に対してホルダ本体58の径方向内側に屈曲されており、開放口88の縁部90に係止されている。
なお、第二実施形態に係るモータ80において、シュラウド24からは、当接部68(図2参照)が省かれている。
そして、この第二実施形態に係るモータ80では、ホルダ本体58の内側にモータハウジング本体46が軽圧入されることにより、ホルダ本体58がモータハウジング本体46の外周面に装着される。また、ホルダ本体58がモータハウジングのストッパ部48に当接された状態で、ホルダ本体58におけるエンドハウジング20側の端部94に対して第二固定片92が屈曲される。そして、この第二固定片92がモータハウジング本体46の開口の周縁部56(開放口88の縁部90)に係止されることにより、ホルダ部材22が軸方向への移動を規制された状態でモータハウジングに固定される。
このように、第二実施形態に係るモータ80によっても、ホルダ部材22をモータハウジング18に固定するために、ホルダ部材22をモータハウジング18の外周面に溶接する必要が無い。これにより、溶接工程を廃止することができるので、従来に比して製造工程を削減することができる。また、ホルダ部材22を溶接に適した材料で形成する必要も無いため、ホルダ部材22の材料が制限されることを回避することができる。つまり、例えば、コスト低減が可能な高耐食溶融めっき鋼板によりホルダ部材22を形成することができる。この結果、コストダウンすることができる。
また、モータハウジング本体46の周方向の一部には、開放口88が確保されているので、この開放口88を通じてモータハウジング18の内部を換気したりモータハウジング18の内部の水滴等を排出したりすることができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
図7に示される第三実施形態に係るモータ100は、上述の第一実施形態に係るモータ10(図2参照)に対し、次のように構造が変更されている。
すなわち、モータハウジング18は、位置決め部102を有する。位置決め部102は、ストッパ部48の先端部からモータハウジング18の軸方向に沿ってエンドハウジング20側へ延びている。この位置決め部102は、モータハウジング18の全周に亘って形成されている。そして、この位置決め部102の内側にエンドハウジング20が収容されることにより、エンドハウジング20がモータハウジング18と同軸上に配置されている。
エンドハウジング20は、モータハウジング本体46の開口を塞ぐエンドハウジング本体104と、このエンドハウジング本体104の径方向外側に形成された重なり部106とを有する。重なり部106は、ストッパ部48に重ねられている。
ストッパ部48には、このストッパ部48の厚さ方向(モータハウジング18の軸方向)に貫通する貫通孔108が形成されており、重なり部106には、エンドハウジング20の径方向外側から切り欠かれた切欠き110が形成されている(図8,図9も参照)。
切欠き110は、貫通孔108と整合する位置に形成されている。この貫通孔108及び切欠き110は、モータハウジング18及びエンドハウジング20の周方向における複数個所(第三実施形態では、一例として三箇所)に形成されている。
ホルダ部材22は、係止片112を有する。係止片112は、ホルダ本体58からエンドハウジング20側に延びている。この係止片112は、ホルダ部材22の周方向の一部、すなわち、貫通孔108及び切欠き110と整合する位置に形成されている。
係止片112は、貫通孔108及び切欠き110に挿入されることによりストッパ部48及び重なり部106を貫通している(図8参照)。係止片112の先端部112Aは、かしめ加工により、エンドハウジング20の径方向内側に屈曲されており、エンドハウジング本体104における径方向外側の端部(切欠き110の縁部)に係止されている。
なお、第三実施形態に係るモータ100において、シュラウド24からは、当接部68(図2参照)が省かれている。
そして、この第三実施形態に係るモータ100では、ホルダ本体58の内側にモータハウジング本体46が軽圧入されることにより、ホルダ本体58がモータハウジング本体46の外周面に装着される。また、ホルダ本体58がモータハウジング18のストッパ部48に当接され、ホルダ本体58からエンドハウジング20側に延びる係止片112が、貫通孔108及び切欠き110に挿入されることによりストッパ部48及び重なり部106を貫通する。そして、この係止片112の先端部112Aが屈曲されてエンドハウジング本体104における径方向外側の端部(切欠き110の縁部)に係止されることにより、ホルダ部材22が軸方向への移動を規制された状態でモータハウジング18に固定される。
このように、第三実施形態に係るモータ100によっても、ホルダ部材22をモータハウジング18に固定するために、ホルダ部材22をモータハウジング18の外周面に溶接する必要が無い。これにより、溶接工程を廃止することができるので、従来に比して製造工程を削減することができる。また、ホルダ部材22を溶接に適した材料で形成する必要も無いため、ホルダ部材22の材料が制限されることを回避することができる。つまり、例えば、コスト低減が可能な高耐食溶融めっき鋼板によりホルダ部材22を形成することができる。この結果、コストダウンすることができる。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態について説明する。
次に、本発明の第四実施形態について説明する。
図10に示される第四実施形態に係るモータ120は、上述の第一実施形態に係るモータ10(図2参照)に対し、次のように構造が変更されている。
すなわち、エンドハウジング20における径方向外側の端部122は、この端部の径方向内側に位置するエンドハウジング本体124に対してモータハウジング18側と反対側にオフセットされている。エンドハウジング本体124は、モータハウジング18の開口の周縁部56の内側に収容されており、端部122は、モータハウジング18の開口の周縁部56にモータハウジング18の軸方向一方側から当接されている。モータハウジング18の外周面と端部122の外周面とは、面一状に形成されている。
また、ホルダ部材22には、係止片126と、係止部128とが形成されている。係止片126は、ホルダ本体58のエンドハウジング20側に形成されている。係止片126は、エンドハウジング20における径方向外側の端部122よりもモータハウジング18と反対側に位置している。この係止片126は、かしめ加工により、エンドハウジング20の径方向内側に屈曲されており、エンドハウジング20における径方向外側の端部122に係止されている。
係止部128は、ホルダ本体58におけるエンドハウジング20と反対側の端部に形成されている。この係止部128は、モータハウジング18の径方向内側に湾曲して形成されており、モータハウジング18における開口と反対側の端部130に係止されている。
なお、第四実施形態に係るモータ120において、モータハウジング18及びシュラウドからは、ストッパ部及び当接部(図2参照)がそれぞれ省かれている。
そして、この第四実施形態に係るモータ120では、図11の工程Aで示されるように、モータハウジング18にエンドハウジング20が組み付けられる。このとき、エンドハウジング本体124は、モータハウジング18の開口の周縁部56の内側に収容され、エンドハウジング20における径方向外側の端部122は、モータハウジング18の開口の周縁部56にモータハウジング18の軸方向一方側から当接される。
続いて、図11の工程Bで示されるように、ホルダ本体58をスライドさせ、ホルダ本体58がモータハウジング本体46の外周面に装着される。このとき、ホルダ本体58の内側にモータハウジング本体46が軽圧入される。また、図11の工程Cで示されるように、ホルダ本体58におけるエンドハウジング20と反対側の端部に形成された係止部128がモータハウジング18における開口と反対側の端部130に係止される。
続いて、図11の工程Dから工程Eで示されるように、ホルダ本体58のエンドハウジング20側に形成された係止片126が屈曲されてエンドハウジング20における径方向外側の端部122に係止される。そして、これにより、ホルダ部材22が軸方向への移動を規制された状態でモータハウジング18に固定される。
このように、第四実施形態に係るモータ120によっても、ホルダ部材22をモータハウジング18に固定するために、ホルダ部材22をモータハウジング18の外周面に溶接する必要が無い。これにより、溶接工程を廃止することができるので、従来に比して製造工程を削減することができる。また、ホルダ部材22を溶接に適した材料で形成する必要も無いため、ホルダ部材22の材料が制限されることを回避することができる。つまり、例えば、コスト低減が可能な高耐食溶融めっき鋼板によりホルダ部材22を形成することができる。この結果、コストダウンすることができる。
なお、上記第一乃至第四実施形態においても、上述の第一実施形態に係る変形例を採用することが可能である。
以上、本発明の第一乃至第四実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10,80,100,120…モータ、12…電機子、14…ブラシ装置、16…マグネット、18…モータハウジング、20…エンドハウジング、22…ホルダ部材、24…シュラウド、26…シャフト、28…コア、30…整流子、32…巻線、34,36…軸受収容部、38,40…軸受、42…ブラシホルダ、44…ブラシ、46…モータハウジング本体、48…ストッパ部、56…開口の周縁部、58…ホルダ本体、60…フランジ部、64…シュラウド本体、66…固定部、68…当接部、82…エンドハウジング本体、84…第一固定片、88…開放口、92…第二固定片、102…位置決め部、104…エンドハウジング本体、106…重なり部、108…貫通孔、110…切欠き、112…係止片、124…エンドハウジング本体、126…係止片
Claims (11)
- 有底筒状に形成されたモータハウジング本体と、前記モータハウジング本体の開口の周縁部に形成され前記モータハウジング本体の径方向外側に突出するストッパ部とを有するモータハウジングと、
前記モータハウジング本体の開口を塞ぎ該開口の周縁部に当接するエンドハウジングと、
環状に形成され内側に前記モータハウジング本体が配置されると共に前記エンドハウジングと反対側から前記ストッパ部に当接するホルダ本体と、前記ホルダ本体から径方向外側に延びるフランジ部とを有するホルダ部材と、
前記フランジ部に固定された固定部と、前記モータハウジングと反対側から前記エンドハウジングに当接する当接部とを有するシュラウドと、
を備えるモータ。 - 前記当接部は、前記エンドハウジングを前記モータハウジング側に押圧する、
請求項1に記載のモータ。 - 前記モータハウジング本体は、前記ホルダ本体の内側に嵌合されている、
請求項1又は請求項2に記載のモータ。 - 前記シュラウドは、前記モータハウジングと反対側から前記エンドハウジングと隙間を有して対向するシュラウド本体を有し、
前記当接部は、前記シュラウド本体から前記エンドハウジング側に突出し、前記エンドハウジングにおける径方向外側の端部を前記モータハウジング側に押圧する、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のモータ。 - 前記フランジ部は、前記ホルダ本体の軸方向中央部に位置する、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のモータ。 - 前記モータハウジングは、軟磁性材料により形成され、
前記ホルダ部材は、高耐食溶融めっき鋼板により形成され、
前記モータハウジング本体の内周面には、マグネットが固着され、
前記ホルダ本体における軸方向の少なくとも一部は、前記マグネットと前記ホルダ本体の軸方向にオーバラップする、
請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のモータ。 - 有底筒状に形成されたモータハウジング本体と、前記モータハウジング本体の開口の周縁部に形成され前記モータハウジング本体の径方向外側に突出するストッパ部とを有するモータハウジングと、
前記モータハウジング本体の開口を塞ぎ該開口の周縁部に当接するエンドハウジング本体と、前記エンドハウジング本体の径方向外側に形成され先端部が屈曲して前記ストッパ部に係止された第一固定片とを有するエンドハウジングと、
環状に形成され内側に前記モータハウジング本体が配置されると共に前記エンドハウジングと反対側から前記ストッパ部に当接するホルダ本体と、前記ホルダ本体における前記エンドハウジング側の端部に対して屈曲し前記モータハウジング本体の開口の周縁部に係止された第二固定片とを有するホルダ部材と、
を備えるモータ。 - 前記モータハウジング本体の周方向の一部には、前記モータハウジング本体の開口側から切り欠かれた開放口が形成され、
前記開放口の縁部は、前記モータハウジング本体の開口の周縁部の一部であり、
前記第二固定片は、前記開放口の縁部に係止されている、
請求項7に記載のモータ。 - 有底筒状に形成されたモータハウジング本体と、前記モータハウジング本体の開口の周縁部に形成され前記モータハウジング本体の径方向外側に突出するストッパ部とを有するモータハウジングと、
前記モータハウジング本体の開口を塞ぐエンドハウジング本体と、エンドハウジング本体の径方向外側に形成され前記ストッパ部と重なる重なり部とを有するエンドハウジングと、
環状に形成され内側に前記モータハウジング本体が配置されると共に前記エンドハウジングと反対側から前記ストッパ部に当接するホルダ本体と、前記ホルダ本体から前記エンドハウジング側に延びて前記ストッパ部及び前記重なり部を貫通すると共に先端部が屈曲して前記エンドハウジング本体における径方向外側の端部に係止された係止片とを有するホルダ部材と、
を備えるモータ。 - 有底筒状に形成されたモータハウジング本体を有するモータハウジングと、
前記モータハウジング本体の開口を塞ぎ該開口の周縁部に当接するエンドハウジングと、
環状に形成され内側に前記モータハウジング本体が配置されたホルダ本体と、前記ホルダ本体における前記エンドハウジング側の端部に対して屈曲して前記エンドハウジングにおける径方向外側の端部に係止された係止片と、前記ホルダ本体における前記エンドハウジングと反対側の端部に形成され前記モータハウジングにおける開口と反対側の端部に係止された係止部とを有するホルダ部材と、
を備えるモータ。 - 前記モータハウジングは、軟磁性材料により形成され、
前記ホルダ部材は、高耐食溶融めっき鋼板により形成されている、
請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のモータ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10958130B2 (en) | 2016-11-23 | 2021-03-23 | Nidec Corporation | Motor and electric power steering device |
-
2015
- 2015-11-17 JP JP2015225099A patent/JP2016105685A/ja active Pending
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