JP2016104353A - 1つ以上の圧縮可能通気孔を含むアクセスアセンブリ - Google Patents

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    • A61B2218/007Aspiration
    • A61B2218/008Aspiration for smoke evacuation

Abstract

【課題】1つ以上の圧縮可能通気孔または可撓性通気孔を含むアクセスアセンブリを提供すること。【解決手段】近位端と、遠位端とを有する管状部材であって、近位端は、第1の構成において流体密閉のシールを作るように構成される少なくとも1つのスリットシール部材と機械的に協働する、管状部材と、管状部材の近位端に固定される第1のリングと、管状部材の遠位端に固定される第2のリングとを備え、第1のリングの向かい合う端部に力が加えられた場合、少なくとも1つのスリットシール部材は、第2の構成において開口部を作るように構成される、アクセスアセンブリ。【選択図】図1a

Description

(関連出願の参照)
本出願は、2010年11月24日に出願された米国仮出願第61/416,777号の利益および優先権を主張し、この仮出願の内容全体が本明細書に参照によって援用される。
(背景)
(技術分野)
本開示は、体腔にアクセスする装置および方法に関する。より詳細には、本開示は、1つ以上の圧縮可能通気孔または可撓性通気孔を含むアクセスアセンブリに関する。
(関連技術の背景)
切開部を通って腹腔内に受容されるように構成されるアクセスアセンブリは公知であり、切開部を通ってアクセスアセンブリを挿入する方法も公知である。従来のアクセスアセンブリは、体壁の組織を通って体腔内に受容される剛性のカニューレを含む。様々な電気外科処置において、内視鏡、腹腔鏡および他の適切な器具は、次いでカニューレの近位端のハウジングを通って導かれて、密閉状態で体腔にアクセスし得る。
電気外科手術は、外科手術処置中、組織を切るか、切断するか、切除するか、凝固させるか、密閉するか、またはさもなければ生物学的組織を治療するために電気エネルギおよび/または電磁気エネルギを適用することを伴う。さらに特定の電気外科手術方式は、実質的に切ることなく、例えば人間の肉または内部器官の組織などの生物学的組織に電気スパークを適用することを行う。スパークは、適切な電気外科手術発電機から生成される高周波電気エネルギの炸裂によって生成される。概して、高周波療法は、体組織を凝固させるか、切るかまたは溶け合わせるために用いられる。凝固は、組織を乾燥させるプロセスとして定義され、この場合、組織細胞は、破裂させられ、脱水させられ/乾かされる。他方、電気外科手術切断は、切断効果または分裂効果を引き出すために、電気スパークを組織に適用することを含む。
概して、電気外科手術は、エネルギ発生器と、アクティブ電極と、リターン電極とを利用する。エネルギ発生器は、電磁波が組織に当てられたときアクティブ電極とリターン電極との間で筋肉および/または神経の刺激を避けるために、典型的には100キロヘルツを超える電磁波(本明細書において「電気外科手術エネルギ」という)を生成する。電気外科手術中、電気外科手術発生器によって生成される電流は、2つの電極間に配置される患者の組織を通って伝導させられる。電気外科手術エネルギは、患者の下に位置を決められるリターン電極パッドを介して(すなわち、単極システム構成)か、または外科手術部位に本体接触するかもしくは外科手術部位のすぐ近くに隣接して位置決め可能であるより小さいリターン電極を介して(すなわち、双極システム構成)、電気外科供給源に戻される。電磁波が組織のインピーダンスに打ち勝つと、電流は、組織を熱くさせ、その結果、外科手術部位にスモークが生成される。
さらに、圧縮可能アセンブリであって、体腔にアクセスするように構成され、そこを通って密閉して外科手術器具を受容することを可能にするように構成される、圧縮可能アセンブリもまた公知である。そのような圧縮可能アセンブリは、シリコーン、熱可塑性エラストマー(TPE)、ゴム、発泡体、ゲルおよび他の圧縮可能材料から構成され、切開部の中に挿入されることを容易にするために圧縮されるように構成される。典型的には、そ
のようなアセンブリは、外科医が自分の指を用いるか、または掴みデバイスすなわち鉗子の助けにより外科医によって変形させられる。アセンブリの圧縮は、アセンブリの外形を減少させ、それによって、切開部の中へのアセンブリの受容を容易にする。圧縮力が解放されると、圧縮されたアセンブリは圧縮されない構成に戻る。圧縮されない構成において、アクセスアセンブリは、体腔に対して切開部を密閉する。アセンブリは、1つ以上のアクセスポートであって、そこを通って電気外科手術器具を受け取り、電気外科エネルギを組織に当てる、アクセスポートを有し得る。
従って、組織を通って挿入されるように構成されるアクセスアセンブリを有することが利益となり、その結果、外科手術器具がそこを通って容易に挿入され得、スモーク瀉出(smoke evacuation)が容易にかつ楽に達成され得る。
(概要)
従って、アクセスアセンブリが提供される。アクセスアセンブリは、近位端と、遠位端とを有する管状部材を含み、近位端は、第1の構成において流体密閉のシールを作るように構成される少なくとも1つのスリットシール部材と機械的に協働する。アクセスアセンブリは、管状部材の近位端に固定される第1のリングと、管状部材の遠位端に固定される第2のリングとをさらに含む。少なくとも1つのスリットシール部材は、第1のリングの向かい合う端部に力が加えられた場合、第2の構成において開口部を作るように構成される。
第1のリングは、組織の外部で受けられるように構成され、一方、第2のリングは、体腔内で受けられるように構成される。管状部材は、第1の位置において先細になるように構成されて、組織を通る挿入を容易にし、第2の位置において実質的に細腰の形状を規定するように構成される。
少なくとも1つのスリットシール部材は、第2の構成において外科手術部位からスモーク瀉出を可能にするスモーク通気孔として動作するように構成される。さらに、少なくとも1つのスリットシール部材は、第2の構成において少なくとも1つのスリットシール部材を通って少なくとも1つの外科手術器具を受けるように構成される。
管状部材の近位端は、複数の内腔を含み、管状部材の近位端は、複数のスリットシール部材を含み得る。少なくとも1つのスリットシール部材は、まっすぐな構成であるように構成され得る。代替の実施形態において、少なくとも1つのスリットシール部材は、湾曲した構成であるように構成され得る。さらに別の代替の実施形態において、少なくとも1つのスリットシール部材は、様々な長さの複数の平行スリットとして構成され得る。
別の例示的実施形態において、少なくとも1つのスリットシール部材は、ダックビル突起部であるように構成され得る。管状部材の近位端はまた、複数のダックビル突起部を含み得る。代替の実施形態において、管状の部材の近位端は、少なくとも2つのスリットシール部材を含み、その1つはまっすぐな構成であるように構成され、もう1つはダックビル構成であるように構成される。
体腔にアクセスする方法もまた、提供される。方法は、近位端と、遠位端とを有する管状部材を提供するステップであって、近位端は、第1の構成において流体密閉のシールを作るように構成される少なくとも1つのスリットシール部材と機械的に協働する、ステップと、管状部材の近位端に固定される第1のリングを提供するステップと、管状部材の遠位端に固定される第2のリングを提供するステップとを含み、第1のリングの向かい合う
端部に力が加えられた場合、少なくとも1つのスリットシール部材は、第2の構成において開口部を作るように構成される。
さらに、本開示の特定の局面は腹壁を介する腹腔鏡外科手術に関して説明されるが、本発明は、体腔へのアクセスが、膣、肛門、口、耳、鼻通路などの自然の開口部を介して提供される切開部のない外科手術などの他のタイプの外科手術に等しく関連し、それらの他のタイプの外科手術に関連して用いられ得ることは理解されるべきである。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
近位端と、遠位端とを有する管状部材であって、該近位端は、第1の構成において流体密閉のシールを作るように構成される少なくとも1つのスリットシール部材と機械的に協働する、管状部材と、
該管状部材の該近位端に固定される第1のリングと、
該管状部材の該遠位端に固定される第2のリングと
を備え、該第1のリングの向かい合う端部に力が加えられた場合、該少なくとも1つのスリットシール部材は、第2の構成において開口部を作るように構成される、アクセスアセンブリ。
(項目2)
上記第1のリングは、組織の外部で受けられるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目3)
上記第2のリングは、体腔内で受けられるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目4)
上記管状部材は、第1の位置において先細になるように構成されて、組織を通る挿入を容易にし、第2の位置において実質的に細腰の形状を規定するように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目5)
上記少なくとも1つのスリットシール部材は、上記第2の構成において外科手術部位からスモーク瀉出を可能にするスモーク通気孔として動作するように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目6)
上記少なくとも1つのスリットシール部材は、上記第2の構成において該少なくとも1つのスリットシール部材を通って少なくとも1つの外科手術器具を受けるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目7)
上記管状部材の上記近位端は、複数の内腔を含む、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目8)
上記管状部材の上記近位端は、複数のスリットシール部材を含む、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目9)
上記管状部材の上記近位端は、複数の内腔と、複数のスリットシール部材とを含む、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目10)
上記少なくとも1つのスリットシール部材は、まっすぐな構成であるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目11)
上記少なくとも1つのスリットシール部材は、湾曲した構成であるように構成される、
上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目12)
上記少なくとも1つのスリットシール部材は、様々な長さの複数の平行スリットとして構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目13)
上記少なくとも1つのスリットシール部材は、ダックビル突起部であるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目14)
上記管状部材の上記近位端は、複数のダックビル突起部を含む、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目15)
上記管状部材の上記近位端は、少なくとも2つのスリットシール部材を含み、その1つはまっすぐな構成であるように構成され、もう1つはダックビル構成であるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目16)
上記少なくとも1つのスリットシール部材は、まっすぐな構成、湾曲した構成のうちの少なくとも1つの構成で、様々な長さの複数の平行スリットとして、ダックビル構成で、またはこれらの組み合わせで構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目16A)
体腔にアクセスする方法であって、該方法は、
近位端と、遠位端とを有する管状部材を提供することであって、該近位端は、第1の構成において流体密閉のシールを作るように構成される少なくとも1つのスリットシール部材と機械的に協働する、ことと、
該管状部材の該近位端に固定される第1のリングを提供することと、
該管状部材の該遠位端に固定される第2のリングを提供することと
を包含し、該第1のリングの向かい合う端部に力が加えられた場合、該少なくとも1つのスリットシール部材は、第2の構成において開口部を作るように構成される、方法。
(項目17A)
上記少なくとも1つのスリットシール部材が、上記第2の構成において外科手術部位からスモーク瀉出を可能にするスモーク通気孔として動作することを可能にするステップをさらに包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目18A)
上記少なくとも1つのスリットシール部材が、上記第2の構成において該少なくとも1つのスリットシール部材を通って少なくとも1つの外科手術器具を受けることを可能にするステップをさらに包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目19A)
上記少なくとも1つのスリットシール部材は、まっすぐな構成、湾曲した構成のうちの少なくとも1つの構成で、様々な長さの複数の平行スリットとして、ダックビル構成で、またはこれらの組み合わせで構成される、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目20A)
上記管状部材の上記近位端に、複数の内腔と、複数のスリットシール部材とを含めるステップをさらに包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(摘要)
近位端と、遠位端とを有する管状部材であって、近位端は、第1の構成において流体密閉のシールを作るように構成される少なくとも1つのスリットシール部材と機械的に協働する、管状部材を含むアクセスアセンブリが提供される。アクセスアセンブリはまた、管状部材の近位端に固定される第1のリングと、管状部材の遠位端に固定される第2のリングとを含む。少なくとも1つのスリットシール部材は、第1のリングの向かい合う端部に
力が加えられた場合、第2の構成において開口部を作るように構成される。
本明細書に組み込まれ本明細書の一部を構成する添付の図面は、本開示の実施形態を例示し、上記に与えられた本開示の全般説明および下記に与えられる実施形態の詳細な説明と共に本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1Aは、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの斜視図であり、アクセスアセンブリは、アクセスアセンブリの上部分に位置を決められるスリットを有する。 図1Bは、本開示の一局面に従う、図1のアクセスアセンブリの斜視図であり、外科手術器具は、アクセスアセンブリの上部分に位置を決められるチャネルを通って挿入される。 図2Aは、本開示の一局面に従う、図1のアクセスアセンブリの上面図であり、複数のチャネルおよびスリットを例示する。 図2Bは、本開示の一局面に従う、図2Aのアクセスアセンブリの上面図であり、少なくとも1つの力がアクセスアセンブリの上部分に加えられて、スリットを広げる。 図3Aは、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの上面図であり、複数のチャネルおよび複数のスリットを例示する。 図3Bは、本開示の一局面に従う、図3Aのアクセスアセンブリの上面図であり、少なくとも1つの力がアクセスアセンブリの上部分に加えられて、複数のスリットを広げる。 図4Aは、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの上面図であり、複数のチャネルおよび湾曲スリットを例示する。 図4Bは、本開示の一局面に従う、図4Aのアクセスアセンブリの上面図であり、少なくとも1つの力がアクセスアセンブリの上部分に加えられて、湾曲スリットを広げる。 図5Aは、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの上面図であり、複数のチャネルおよび様々な長さの一連の平行なスリットを例示する。 図5Bは、本開示の一局面に従う、図5Aのアクセスアセンブリの上面図であり、少なくとも1つの力がアクセスアセンブリの上部分に加えられて、様々な長さの一連の平行なスリットを広げる。 図6Aは、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの斜視図であり、アクセスアセンブリは、アクセスアセンブリの上部分に位置を決められるダックビル突起部を有する。 図6Bは、本開示の一局面に従う、図6Aのアクセスアセンブリの斜視図であり、外科手術器具は、アクセスアセンブリの上部分に位置を決められるチャネルを通って挿入される。 図7Aは、アクセスアセンブリの上部分にスリットと少なくとも1つのダックビル突起部との両方を有するアクセスアセンブリの斜視図である。 図7Bは、アクセスアセンブリの上部分に一連の平行なスリットと少なくとも1つのダックビル突起部との両方を有するアクセスアセンブリの斜視図である。
(詳細な説明)
本開示のアクセスポートは、単独でまたはカニューレアセンブリと組み合せて、患者の体腔と外気との間に実質的に流体密閉のシールを提供する。本開示のアクセスポートまたはシールアセンブリは、様々な直径の外科手術器具を受けるように構成され、また外科手術部位において生成されるスモークの瀉出を助けるように構成される。企図される様々な
外科手術処置は、腹腔鏡処置と、関節鏡外科手術処置とを含む。
本開示のアクセスポートは、トロカールおよび/またはカニューレアセンブリを通って挿入されるように適合された様々なタイプの器具使用の導入を企図し、一方、器具の周りに実質的に流体密閉の界面を維持して、気体および/または流体の漏れに対して外科手術処置の雰囲気の完全性を保つことを助ける。器具使用の例は、クリップアプライアと、グラスパと、解剖器具と、レトラクタと、ステープラと、レーザプローブと、写真デバイスと、内視鏡および腹腔鏡と、管などとを含むが、これらに限定されない。そのような器具は、総称して「器具(instruments)」または「器具使用(instrumentation)」と呼ばれる。
ここに開示される装置の実施形態は、図面を参照してここで詳細に説明され、図面において類似の番号は、いくつかの図の各々において同一かまたは対応する要素を示す。本明細書において用いられる場合、用語「遠位」は、ユーザからより遠くに離れている、ツールの部分またはツールの構成要素をいい、一方、用語「近位」は、ユーザにより近い、ツールの部分またはツールの構成要素をいう。アクセスアセンブリの使用は、本明細書においてしばしば切開部を係合するように説明されるが、これは、単に例示であり、いかなる方法においてもアセンブリの使用を限定することが意図されていないことは認識されるべきであり、そうではなくむしろ、アクセスアセンブリが切開部、自然に存在する穴または任意の他の適切な開口部を係合する状況におけるすべての事例において本開示が使用可能であることが意図されていることは認識されるべきである。
最初に図1Aを参照すると、体腔にアクセスするアセンブリは、全体としてアクセスアセンブリ10として示される。アクセスアセンブリ10は、アセンブリ10の過大な取り扱いまたは操作をすることなくかつ別個の挿入デバイスなしに、組織における切開部または他の開口部を通って挿入されるように構成される。
アクセスアセンブリ10は、第1のリング12(または上部リング)と、第2のリング14(または下部リング)とを含む。近位端と遠位端とを有する管状部材16は、第1のリング12と第2のリング14との間に位置を決められる。第1のリング12は、管状部材16の近位端に固定され、一方、第2のリング14は、管状部材16の遠位端に固定される。下記に説明されるように、管状部材16の近位端は、第1の構成において流体密閉のシールを作るように構成される少なくとも1つのスリットシール部材と機械的に協働する。
アクセスアセンブリ10は、複数の内腔またはチャネルを含む。例えば、図1Aにおいて、第1のチャネル18、第2のチャネル20、および第3のチャネル22が、例示される。チャネル18、20、22のチャネルの各々は、アクセスアセンブリ10の全長に延び得る。換言すると、チャネル18、20、22の各々は、管状部材16の近位端から遠位端に延び得る。
アクセスアセンブリ10の上部分24はまた、通気孔またはスリット26を含む。スリット26は、アクセスアセンブリ10の上部分24の中央に位置を定められて示される。しかしながら、スリット26は、アクセスアセンブリ10の上部分24に対して任意の位置に位置を決められ得る。さらに、図3A、図4A、図5Aを参照して下記に説明されるように、スリット26は、複数の異なる形状およびサイズで組み立てられ得る。スリット26は、管状部材16の全部分に延びる。換言すると、スリット26は、管状部材16の近位端から遠位端に延びる。第1のリング12から第2のリング14へのスリット26の延長は、管状部材16の開口部30で終わるチャネル28を形成する。
図1Bを参照すると、図1Aのアクセスアセンブリ10の動作は、チャネル18、20、22およびスリット26に関して説明される。図1Bにおいて、アクセスアセンブリ10は、組織42に挿入された第2の構成40で示される。第1のリング12は、組織42の外部で受けられるように構成され、一方、第2のリング14は、体腔内で受けられるように構成される。外科手術器具44は、第3のチャネル22を通って挿入され、管状部材16の長さに延び、その結果、外科手術器具44のチップ46は、アクセスアセンブリ10の下部分を出る。
外科手術器具44の電源がオンにされると、1つ以上の機能が起動される。例えば、外科手術器具44は、凝固または焼灼を引き起こすために、好ましくは高周波エネルギである熱発生エネルギを用いて組織および血管を加熱することによって改良された止血を達成する電気焼灼機能を有し得る。単極外科手術器具または単極外科手術デバイスは、切断器具または焼灼器具に関連付けられる1つの電極と、通常、患者の外部に付着される遠隔リターン電極とを利用する。双極器具は、2つの電極を利用し、焼灼電流は、通常、外科手術器具44の(例えば、エンドエフェクタなどの)組織治療部分の2つの電極間の組織に限定される。外科手術中、(例えば、患者の組織などの)有機物質が蒸発させられているとき、電気外科手術器具44は、通常、(典型的には、外科医によって「スモーク」と呼ばれる)エーロゾルまたはプルーム48を生成する。有機物質の蒸発によって作られるエーロゾル48は、吸入された場合、不快であり、おそらく危険である。エーロゾル48は、一酸化炭素などの気体、ならびに気体内に浮遊する固体または液体を含み得る。さらに、エーロゾル48はビリオンを含み得、ビリオンは伝染性であり得る。そのようなものとして、そのようなエーロゾルまたはスモーク48は、外科手術部位から瀉出される必要がある。回収デバイス41は、外科手術部位から放出されるあらゆるかつすべての危険なまたは感染性の気体を回収するために含められ得る。
図1Bに従って、スモーク48は、開口部30を通って移動し、チャネル28を上方にスリット26の方に移動する。従って、スモーク48は、管状部材16の全長をスリット26の方に移動する。図2Bに示され、下記に説明されるように、ユーザまたは外科医は、スリット26を広げてスモーク48の瀉出を可能にするために、第1のリング12を圧縮し得るかまたは第1のリング12に少なくとも1つの力を加え得る。スリット26は、第1のリング12を挟んで締めつけることによって開いて通気孔として動作する。
図2Aを参照すると、複数のチャネルおよびスリットを例示する、本開示の一局面に従う図1のアクセスアセンブリの上面図が提示される。図2Bを参照すると、本開示の一局面に従う図2Aのアクセスアセンブリの上面図が提示され、この場合、少なくとも1つの力がアクセスアセンブリの上部分に加えられてスリットを広げる。
図2Aにおいて、上面図50は、アクセスアセンブリ10の上部分24を囲む第1のリング12を描く(図1Aを参照されたい)。上部分24は、第1のチャネル18と、第2のチャネル20と、第3のチャネル22と、スリット26とを含む。この第1の構成において、スリット26は、圧縮されない状態または閉じられた状態で示される。そのようなものとして、第1のリング12に加えられるいかなる力もなく、スリット26は閉じられたままである。
それに対して、図2Bにおいて上面図60は、第2の構成における第1のリング12を描き、この場合、第1のリング12を曲げる(bend)かまたは屈曲させる(flex)ために、(矢印「A」によって示される)少なくとも1つの力が第1のリング12に加えられる。力は、第1のリング12の向かい合う端部に加えられ得る。そのようなものとして、第1のリング12は、部分62、64において圧縮される。例えば広げられたスリット66を通ってスモーク48(図1Bを参照されたい)が出ることを可能にするために
、第1のリング12の圧縮は、図2Aのスリット26を広げられたスリット66として第2の構成に広げる。従って、広げられたスリット66は、アクセスアセンブリ10の上部表面24(図1Aを参照されたい)に直接位置を決められる通気孔として選択可能に用いられ得る。広げられたスリット66がスモーク除去デバイスなどの追加の外科手術器具を収容するために用いられ得ることが企図される。
図3Aを参照すると、複数のチャネルおよび複数のスリットを例示する、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの上面図が提示される。図3Bを参照すると、本開示の一局面に従う図3Aのアクセスアセンブリの上面図が提示され、この場合、少なくとも1つの力がアクセスアセンブリの上部分に加えられて複数のスリットを広げる。
図3Aにおいて、上面図70は、本開示の第2の実施形態のアクセスアセンブリの上部分74を囲む第1のリング72を描く。上部分74は、第1のチャネル76と、第2のチャネル78と、そして第1のスリット80と、第2のスリット82とを含む。本開示の第2の実施形態のこの第1の構成において、第1のスリット80および第2のスリット82は、圧縮されない状態または閉じられた状態で示される。そのようなものとして、第1のリング72に加えられるいかなる力もなく、第1のスリット80および第2のスリット82は閉じられたままである。
それに対して、図3Bにおいて上面図90は、第2の構成における第1のリング72を描き、この場合、第1のリング72を曲げるかまたは屈曲させるために、(矢印「A」によって示される)少なくとも1つの力が第1のリング72に加えられる。力は、第1のリング72の向かい合う端部に加えられ得る。そのようなものとして、第1のリング72は、部分92、94において圧縮される。例えば第1の広げられたスリット96および第2の広げられたスリット98を通ってスモーク48(図1Bを参照されたい)が出ることを可能にするために、第1のリング72の圧縮は、図3Aの第1のスリット80および第2のスリット82を第1の広げられたスリット96として第2の構成に広げる。従って、第1の広げられたスリット96および第2の広げられたスリット98は、アクセスアセンブリの上部表面74に直接位置を決められる通気孔として選択可能に用いられ得る。第1の広げられたスリット96および第2の広げられたスリット98が追加の外科手術器具を収容するために用いられ得ることが企図される。
図4Aを参照すると、複数のチャネルおよび湾曲スリットを例示する、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの上面図が提示される。図4Bを参照すると、本開示の一局面に従う図4Aのアクセスアセンブリの上面図が提示され、この場合、少なくとも1つの力がアクセスアセンブリの上部分に加えられて湾曲スリットを広げる。
図4Aにおいて、上面図100は、本開示の第3の実施形態のアクセスアセンブリの上部分104を囲む第1のリング102を描く。上部分104は、第1のチャネル106と、第2のチャネル108と、第3のチャネル110と、そして湾曲スリット112とを含む。本開示の第3の実施形態のこの第1の構成において、湾曲スリット112は、圧縮されない状態または閉じられた状態で示される。そのようなものとして、第1のリング102に加えられるいかなる力もなく、湾曲スリット112は閉じられたままである。
それに対して、図4Bにおいて上面図120は、第2の構成における第1のリング102を描き、この場合、第1のリング102を曲げるかまたは屈曲させるために、(矢印「A」によって示される)少なくとも1つの力が第1のリング102に加えられる。力は、第1のリング102の向かい合う端部に加えられ得る。そのようなものとして、第1のリング102は、部分122、124において圧縮される。例えば湾曲スリット126を通ってスモーク48(図1Bを参照されたい)が出ることを可能にするために、第1のリン
グ102の圧縮は、図4Aの湾曲スリット112を広げられた湾曲スリット126として第2の構成に広げる。従って、湾曲スリット126は、アクセスアセンブリの上部表面104に直接位置を決められる通気孔として選択可能に用いられ得る。湾曲スリット126が追加の外科手術器具を収容するために用いられ得ることが企図される。
図5Aを参照すると、本開示の一局面に従う図5Aのアクセスアセンブリの上面図が提示され、この場合、少なくとも1つの力がアクセスアセンブリの上部分に加えられて一連の平行スリットを広げる。図5Bを参照すると、本開示の一局面に従う図5Aのアクセスアセンブリの上面図が提示され、この場合、少なくとも1つの力がアクセスアセンブリの上部分に加えられて一連の平行スリットを広げる。
図5Aにおいて、上面図130は、本開示の第4の実施形態のアクセスアセンブリの上部分134を囲む第1のリング132を描く。上部分134は、第1のチャネル136と、第2のチャネル138と、第3のチャネル140と、そして一連の平行スリット142とを含む。平行のスロット142は、同じ長さまたは様々な長さであり得る。本開示の第4の実施形態のこの第1の構成において、一連の平行スリット142は、圧縮されない状態または閉じられた状態で示される。そのようなものとして、第1のリング132に加えられるいかなる力もなく、一連の平行スリット142は閉じられたままである。
それに対して、図5Bにおいて上面図150は、第2の構成における第1のリング132を描き、この場合、第1のリング132を曲げるかまたは屈曲させるために、(矢印「A」によって示される)少なくとも1つの力が第1のリング132に加えられる。力は、第1のリング132の向かい合う端部に加えられ得る。そのようなものとして、第1のリング132は、部分152、154において圧縮される。例えば平行スリット156を通ってスモーク48(図1Bを参照されたい)が出ることを可能にするために、第1のリング132の圧縮は、図5Aの一連の平行スリット142を広げられた平行スリット156として第2の構成に広げる。従って、湾曲スリット156は、アクセスアセンブリの上部表面134に直接位置を決められる通気孔として選択可能に用いられ得る。平行スリット156が追加の外科手術器具を収容するために用いられ得ることが企図される。
図2A〜図5Bを参照すると、任意の数のスリットが任意の数の異なる構成および任意の数の異なる組み合わせで用いられ得ることが企図される。追加の外科手術器具を収容するためまたは外科手術部位からスモークを効果的に瀉出するために、スリットは、任意のタイプの望ましい形状で組み立てられ得る。
図6Aを参照すると、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの斜視図が提示され、アクセスアセンブリは、アクセスアセンブリの上部分に位置を決められるダックビル突起部を有する。図6Bを参照すると、本開示の一局面に従う図6Aのアクセスアセンブリの斜視図が提示され、この場合、外科手術器具は、アクセスアセンブリの上部分に位置を決められるチャネルを通って挿入される。
アクセスアセンブリ160は、第1のリング162(または上部リング)と、第2のリング164(または下部リング)とを含む。近位端と遠位端とを有する管状部材166は、第1のリング162と第2のリング164との間に位置を決められる。第1のリング162は、管状部材166の近位端に固定され、一方、第2のリング164は、管状部材166の遠位端に固定される。下記に説明されるように、管状部材166の近位端は、第1の構成において流体密閉のシールを作るように構成される少なくとも1つのスリットシール部材または突起部(そこに組み込まれる1つ以上のスリットを有する)と機械的に協働する。
アクセスアセンブリ160は、複数の内腔またはチャネルを含む。例えば、図6Aにおいて、第1のチャネル168、第2のチャネル170、および第3のチャネル172が、例示される。チャネル168、170、172のチャネルの各々は、アクセスアセンブリ160の全長に延び得る。換言すると、チャネル168、170、172の各々は、管状部材166の近位端から遠位端に延び得る。
アクセスアセンブリ160の上部分176はまた、ダックビル突起部174を含む。突起部174は、アクセスアセンブリ160の上部分176の中央に位置を定められて示される。しかしながら、突起部174は、アクセスアセンブリ160の上部分176に対して任意の位置に位置を決められ得る。さらに、図7A、図7Bを参照して下記に説明されるように、突起部174は、複数の異なる形状およびサイズで組み立てられ得る。突起部174は、管状部材166の全長に延びるスリット178を(上部分に)含み得る。突起部174の幅に沿ったスリット178は、管状部材166の遠位端に延びる内腔と連絡する。
図6Bを参照すると、図6Aのアクセスアセンブリ160の動作が、チャネル168、170、172およびスリット178を有する突起部174を参照して説明される。図6Bにおいて、アクセスアセンブリ160は、組織186に挿入された第2の構成180で示される。第1のリング162は、組織186の外部で受けられるように構成され、一方、第2のリング164は、体腔内で受けられるように構成される。外科手術器具184は、第3のチャネル172を通って挿入され、管状部材166の長さに延び、その結果、外科手術器具184のチップ186は、アクセスアセンブリ160の下部分を出る。
上記に述べられたように、外科手術中、(例えば、患者の組織などの)有機物質が蒸発させられているとき、電気外科手術器具184は、通常、(典型的には、外科医によって「スモーク」と呼ばれる)エーロゾルまたはプルーム188を生成し、エーロゾルまたはプルーム188は、危険であり得、外科手術部位から瀉出される必要がある。例えば回収デバイス181が、潜在的に危険な気体の回収を助けるために突起部174に連結され得る。
図6Bに従って、スモーク188は、開口部190を通って移動し、チャネル192を上方に突起部174のスリット178の方に移動する。従って、スモーク188は、管状部材166の全長を突起部174のスリット178の方に移動する。その結果、ユーザまたは外科医は、突起部174のスリット178を広げてスモーク188の瀉出を可能にするために、第1のリング162を圧縮し得るかまたは第1のリング162に少なくとも1つの力を加え得る。スリット178は、突起部174を挟んで締めつけるかまたは操作することによって開かれ/閉じられる。
図7Aを参照すると、アクセスアセンブリの上部分にスリットと、少なくとも1つのダックビル突起部との両方を有するアクセスアセンブリの斜視図が提示される。図7Bを参照すると、アクセスアセンブリの上部分に一連の平行スリットと、少なくとも1つのダックビル突起部との両方を有するアクセスアセンブリの斜視図が提示される。
図7Aにおいて、アクセスアセンブリ200は、第1のリング202(または上部リング)と、第2のリング204(または下部リング)とを含む。近位端と遠位端とを有する管状部材206は、第1のリング202と第2のリング204との間に位置を決められる。第1のリング202は、管状部材206の近位端に固定され、一方、第2のリング204は、管状部材206の遠位端に固定される。アクセスアセンブリ200は、第1の突起部210と、第2の突起部220とを含む。アクセスアセンブリ200はまた、スリット230を含む。従って、スリットと突起部との組み合わせを有するアクセスアセンブリを
組み立てることが企図される。スリットおよび突起部は、複数の異なる形状およびサイズで組み立てられ得る。
図7Bにおいて、本開示の代替の実施形態において、アクセスアセンブリ250は、第1のリング252(または上部リング)と、第2のリング254(または下部リング)とを含む。近位端と遠位端とを有する管状部材256は、第1のリング252と第2のリング254との間に位置を決められる。第1のリング252は、管状部材256の近位端に固定され、一方、第2のリング254は、管状部材256の遠位端に固定される。アクセスアセンブリ250は、突起部260と、一連の平行スリット270とを含む。パラレルスリット270は、同じ長さであり得かまたは様々な長さであり得る。従って、スリットと突起部との組み合わせを有するアクセスアセンブリを組み立てることが企図される。
本開示のいくつかの実施形態が図面に示されたが、本開示がそれら限定されることは意図されない。なぜなら、本開示は技術が許容する限り広い範囲であり、明細書も同様に読まれるべきであることが意図されるからである。従って、上記の説明は、限定することとして解釈されるべきではなく、単にここに開示される実施形態の例証として解釈されるべきである。従って実施形態の範囲は、与えられた実施例によって決定されるよりはむしろ、添付の特許請求の範囲およびそれらの法的均等物によって決定されるべきである。
当業者は、本明細書において具体的に説明され添付の図面に例示されるデバイスおよび方法が非限定の例示的実施形態であることを理解する。1つの例示的実施形態に関連して例示されるかまたは説明される特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わされ得る。そのような修正形態および変形形態は、本開示の範囲内に含まれることが意図される。同様に、当業者は、上記に説明された実施形態に基づいて本開示のさらなる特徴および利点を理解する。従って本開示は、添付の特許請求の範囲によって示されるようなことを除いて、詳細に示され説明されたことによって限定されない。
10 アクセスアセンブリ
12 第1のリング
14 第2のリング
16 管状部材
18 第1のチャネル
20 第2のチャネル
22 第3のチャネル
24 上部分
26 通気孔またはスリット
28 チャネル
42 組織

Claims (15)

  1. 第1の端と第2の端とを有する管状部材であって、前記管状部材は、スリットを画定する、管状部材と、
    前記管状部材の前記第1の端に固定された第1のリングであって、前記第1のリングが圧縮されると前記スリットが開口部を画定し、これにより、前記管状部材の全長を通って延びる開チャネルを形成する、第1のリングと
    を備えたアクセスアセンブリ。
  2. 前記管状部材の前記第2の端は、前記スリットと連通する孔を画定する、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  3. 前記管状部材の前記第1の端は、前記第1のリングが圧縮されていない状態である場合に流体密閉のシールを提供するように前記スリットと機械的に協働する、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  4. 前記開チャネルは、外科手術部位からのスモーク瀉出を提供するように構成されている、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  5. 前記開チャネルは、それを通って外科手術器具を受けるように構成されている、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  6. 前記管状部材は、それを通って外科手術器具を受けるような大きさにされた内腔を画定する、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  7. 前記第1の端は、前記スリットを画定する突起部を含む、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  8. 前記スリットは、まっすぐな構成であるように構成されている、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  9. 前記スリットは、湾曲した構成であるように構成されている、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  10. 前記管状部材は、複数のスリットをさらに画定する、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  11. 前記複数のスリットは、互いに平行である、請求項10に記載のアクセスアセンブリ。
  12. 前記スリットは、前記管状部材の前記第1の端において画定される、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  13. 前記管状部材の前記第2の端に固定された第2のリングをさらに備えた、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  14. 前記第2のリングは、体腔内で受けられるように構成されている、請求項13に記載のアクセスアセンブリ。
  15. 前記第1のリングは、前記体腔の外部に配置されるように構成されている、請求項14に記載のアクセスアセンブリ。
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