JP2016104074A - 姿勢判定装置、姿勢判定システム及びプログラム - Google Patents

姿勢判定装置、姿勢判定システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】着座状態における人物の姿勢を判定する場合に、座面の圧力の重心を検出する場合と比較して、該人物の前後左右方向の姿勢の傾きの度合いをより正確に判定する。【解決手段】位置情報取得部401は、着座状態の人物の身体の予め定められた部位の位置を示す位置情報を取得する。圧力情報取得部402は、人物が着座する座面における複数地点の圧力値の分布を表す圧力情報を取得する。第1のピーク値抽出部404は、座面における圧力値の最大値を第1のピーク値として抽出する。第2のピーク値抽出部405は、予め定められた条件と一致する場合に、候補圧力値を第2のピーク値として抽出する。傾き度合い算出部407は、位置情報、第1のピーク値の座標を中心とした第1の領域内の圧力値の合計値および第2のピーク値の座標を中心とした第2の領域内の圧力値の合計値に基づいて、人物の着座状態における前後方向及び左右方向の傾き度合いを算出する。【選択図】図3

Description

本発明は、姿勢判定装置、姿勢判定システム及びプログラムに関する。
特許文献1には、複数の圧力センサ素子に加えられる圧力分布のエリアの左右対称線を決定し、左右対称線を基準として対称位置に位置する圧力センサ素子からの検出出力同士の比を求め、左右対称線を基準として対称位置に位置する圧力センサ素子からの検出出力の和が所定値以上あるか否かを判断し、検出出力の和をランク分けして、ランク分けされた圧力センサのうち最大検出出力に基づいて着座した人の座骨位置を決定して、座骨間隔を算出することが記載されている。
特許文献2には、臀部後方輪郭線に基づいて、押圧力の分布を二分する仮の着座方位線を決定し、押圧力の分布が、長手方向が仮の着座方位線に直交するようにして、複数の帯状領域に分割し、帯状領域における押圧力の分布の重心位置から着座方位線を決定することが記載されている。
特許文献3には、着座者の座への荷重を支持する荷重支持面を傾斜させると共に任意の傾斜角度で固定可能な電動の座傾動手段を有し、着座者の荷重支持面への荷重のバランスを検出する座荷重センサからの検出結果を受けて荷重支持面の荷重が大きく掛かっている方を高くするように座傾動手段を作動させることが記載されている。
特開2002−005761号公報 特開2010−210367号公報 特開2002−336095号公報
本発明の目的は、着座状態における人物の姿勢を判定する場合に、座面の圧力の重心を検出する場合と比較して、該人物の前後方向及び左右方向の姿勢の傾きの度合いをより正確に判定することが可能な姿勢判定装置、姿勢判定システム及びプログラムを提供することである。
請求項1に係る本発明は、着座状態の人物を撮影した撮影画像から推定される、該人物の身体の予め定められた部位の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記人物が着座する座面における複数地点の圧力値の分布を表す圧力情報を取得する圧力情報取得手段と、
前記圧力情報に基づいて、前記座面における圧力値の最大値を第1の極大値として抽出する第1の抽出手段と、
前記圧力情報において、前記最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、当該候補圧力値が、予め定められた条件と一致する場合に、当該候補圧力値を第2の極大値として抽出する第2の抽出手段と、
前記位置情報に基づいて、前記人物の着座状態における前後方向の傾きの度合いを算出し、前記第1の極大値の座標を中心として予め定められた第1の領域内の圧力値の合計値および前記第2の極大値の座標を中心として予め定められた第2の領域内の圧力値の合計値に基づいて、前記人物の着座状態における左右方向の傾きの度合いを算出する算出手段と、
を有する姿勢判定装置である。
請求項2に係る本発明では、前記第2の抽出手段は、前記候補圧力値が、前記第1の極大値の座標から閾値以上の距離が離れた座標であり、前記第1の極大値の座標から予め定められた角度以内の座標であり、当該候補圧力値の座標と前記第1の極大値の座標との中間点における圧力値が当該候補圧力値よりも小さいことを前記予め定められた条件とする請求項1記載の姿勢判定装置である。
請求項3に係る本発明は、前記人物が姿勢判定の基準となる姿勢で座面に着座した際に、前記圧力情報取得手段により取得された圧力情報に基づいて、当該人物に対応する前記閾値を予め設定する設定手段をさらに有する請求項2記載の姿勢判定装置である。
請求項4に係る本発明は、前記算出手段により算出された前後方向及び左右方向の傾きの度合いを表示する表示手段をさらに有する請求項1から3いずれか1項記載の姿勢判定装置である。
請求項5に係る本発明では、前記第1の抽出手段及び第2の抽出手段は、前記圧力情報において、前記最大値が2つ存在する場合には、当該2つの最大値の座標間の距離が閾値以上離れており、当該最大値と、2つの最大値の座標間の中間点の圧力値との差が予め定められた値未満である際に、当該2つの最大値を第1の極大値及び第2の極大値としてそれぞれ抽出する請求項1から4いずれか1項記載の姿勢判定装置である。
請求王6に係る本発明では、前記第1の抽出手段および前記第2の抽出手段は、前記圧力情報において、前記最大値が複数存在する場合には、当該複数の最大値の圧力値のうち、座標間の距離が最も離れている2つの最大値を第1の極大値及び第2の極大値としてそれぞれ抽出する請求項1から4いずれか1項記載の姿勢判定装置である。
請求項7に係る本発明は、着座状態の人物を撮影する撮影装置と、前記人物が着座する座面にかかる圧力を測定する測定装置と、姿勢判定装置とを備え、
前記姿勢判定装置は、
前記撮影装置により撮影された撮影画像から推定される、該人物の身体の予め定められた部位の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記測定装置により測定された前記座面における複数地点の圧力値の分布を表す圧力情報を取得する圧力情報取得手段と、
前記圧力情報に基づいて、前記座面における圧力値の最大値を第1の極大値として抽出する第1の抽出手段と、
前記圧力情報において、前記最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、当該候補圧力値が、予め定められた条件と一致する場合に、当該候補圧力値を第2の極大値として抽出する第2の抽出手段と、
前記位置情報に基づいて、前記人物の着座状態における前後方向の傾きの度合いを算出し、前記第1の極大値の座標を中心として予め定められた第1の領域内の圧力値の合計値および前記第2の極大値の座標を中心として予め定められた第2の領域内の圧力値の合計値に基づいて、前記人物の着座状態における左右方向の傾きの度合いを算出する算出手段と、
を有する姿勢判定システムである。
請求項8に係る本発明は、着座状態の人物を撮影した撮影画像から推定される、該人物の身体の予め定められた部位の位置を示す位置情報を取得するステップと、
前記人物が着座する座面における複数地点の圧力値の分布を表す圧力情報を取得するステップと、
前記圧力情報に基づいて、前記座面における圧力値の最大値を第1の極大値として抽出するステップと、
前記圧力情報において、前記最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、当該候補圧力値が、予め定められた条件と一致する場合に、当該候補圧力値を第2の極大値として抽出するステップと、
前記位置情報に基づいて、前記人物の着座状態における前後方向の傾きの度合いを算出し、前記第1の極大値の座標を中心として予め定められた第1の領域内の圧力値の合計値および前記第2の極大値の座標を中心として予め定められた第2の領域内の圧力値の合計値に基づいて、前記人物の着座状態における左右方向の傾きの度合いを算出するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、着座状態における人物の姿勢を判定する場合に、座面の圧力の重心を検出する場合と比較して、該人物の前後方向及び左右方向の姿勢の傾きの度合いをより正確に判定することが可能な姿勢判定装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、座面の圧力の重心を検出する場合と比較して、着座状態における人物の左右方向の傾きの度合いをより正確に判定することが可能な姿勢判定装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、請求項2に係る発明の効果に加えて、人物の体格に応じた閾値を設定することが可能な姿勢判定装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、請求項1から3いずれか1項に係る発明の効果に加えて、人物の前後方向及び左右方向の傾きの度合いを視覚的に判定することが可能な姿勢判定装置を提供することができる。
請求項5に係る本発明によれば、請求項1から4いずれか1項に係る発明の効果に加えて、圧力情報において、最大値が2つ存在する場合でも、座面の圧力の重心を検出する場合と比較して、着座状態における人物の左右方向の傾きの度合いをより正確に判定することが可能な姿勢判定装置を提供することができる。
請求項6に係る本発明によれば、請求項1から4いずれか1項に係る発明の効果に加えて、圧力情報において、最大値が複数存在する場合でも、座面の圧力の重心を検出する場合と比較して、着座状態における人物の左右方向の傾きの度合いをより正確に判定することが可能な姿勢判定装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、着座状態における人物の姿勢を判定する場合に、座面の圧力の重心を検出する場合と比較して、該人物の前後方向及び左右方向の姿勢の傾きの度合いをより正確に判定することが可能な姿勢判定システムを提供することができる。
請求項8に係る本発明によれば、着座状態における人物の姿勢を判定する場合に、座面の圧力の重心を検出する場合と比較して、該人物の前後方向及び左右方向の姿勢の傾きの度合いをより正確に判定することが可能なプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態における姿勢判定システム2の構成の一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態における端末装置4のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における端末装置4の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における人物12の頭部Pから撮影装置6までの距離d1及び人物12の胸部Qから撮影装置6までの距離d2との関係を示す模式図である。 本発明の一実施形態における前後方向の傾き度合いの算出方法を示す一例である。 本発明の一実施形態における圧力測定装置8にかかる圧力の一例を示す図である。 本発明の一実施形態において圧力情報の圧力値を大きい順にソートした圧力値表の一例を示す図である。 本発明の一実施形態において人物12が姿勢判定の基準となる姿勢で座面に着座した際に、座面に敷かれた圧力測定装置8により検知された座面にかかる圧力を示す一例である。 本発明の一実施形態における人物に対応する閾値の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における第1のピーク値の座標を中心とした第1の領域及び第2のピーク値の座標を中心とした第2の領域の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における左右方向の傾き度合いを算出する方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における表示部409による2次元表示の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における評価部408による姿勢評価の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における姿勢判定システム2の処理の全体的な流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における左右方向の傾き度合いを算出する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る姿勢判定システム2の構成の一例を示す模式図である。本発明の姿勢判定システム2は、端末装置4と、撮影装置6と、圧力測定装置8とから構成されており、撮影装置6及び圧力測定装置8は、有線又は無線により通信可能に端末装置4に接続されている。
端末装置4は、コンピュータとしての機能を備えた装置であり、例えば、タブレットPC(personal computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォンなどである。
撮影装置6は、着座状態の人物を撮影するカメラである。本実施形態では、撮影装置6は、端末装置4に一体的に設けられており、椅子10に着座した人物12を人物12の正面から撮影する。なお、撮影装置6は、端末装置4とは別に設けられていてもよい。また、椅子10に着座した人物12を人物12の背面から撮影してもよい。また、本実施形態では、撮影装置6は、距離画像センサを搭載したカメラであり、距離画像を撮影するよう構成されている。このため、撮影装置6からは撮影データとして3次元のデータが得られる。本実施形態では、撮影装置6は、距離画像が撮影できればよく、距離画像の撮影方式については問わない。例えば、距離画像の撮影方式としてTOF(Time Of Flight)方式であってもパターン照射方式であってもよい。なお、後述するように、人物12の側面から撮影する場合には、撮影装置6は、2次元画像を撮影するカメラとして構成し、距離画像を撮影しなくてもよい。
撮影装置6は、本実施形態では、着座状態の人物12の例えば臀部を含む上半身を撮影するよう設けられているが、撮影範囲はこれに限られない。例えば、腰部から上の身体を撮影するよう設けられていてもよいし、臀部よりも下部を含む範囲を撮影するよう設けられていてもよい。
圧力測定装置8は、人物が着座する座面にかかる圧力を測定する測定装置である。圧力測定装置8は、例えば、シート状に構成されており、座面に敷かれ、着座により座面にかかる圧力を検知する。本実施形態では、圧力測定装置8は、椅子10の座面に設けられており、座面領域の各地点(例えば、16×16の256地点)の圧力を検知する。
図2は、端末装置4のハードウェア構成の一例を示す図である。
端末装置4は、図2に示されるように、CPU20、メモリ22、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶部24、撮影装置6及び圧力測定装置8との間でデータの送受信を無線又は有線で行う通信インタフェース(IF)26、操作者によってなされる入力を受付け、表示対象の情報を表示するタッチパネルなどのユーザインタフェース(UI)部28を有し、これらの構成要素は、制御バス30を介して互いに接続されている。なお、通信IF26は、図示しないネットワークを介して、他の装置との間ともデータの送受信を行ってもよい。また、UI部28は、タッチパネルによる構成に限らず、ポインティングデバイス又はキーボードとディスプレイとから構成されてもよい。
CPU20は、メモリ22または記憶部24に格納されたプログラムに基づいて処理を実行して、端末装置4の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU20は、メモリ22または記憶部24内に格納されたプログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU20に提供することも可能であるし、通信IF22を介してCPU20に提供することも可能である。
図3は、プログラムが実行されることにより実現される端末装置4の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、端末装置4は、位置情報取得部401と、圧力情報取得部402と、圧力値ソート部403と、第1のピーク値抽出部404と、第2のピーク値抽出部405と、合計圧力値算出部406と、傾き度合い算出部407と、評価部408と、表示部409と、閾値設定部410と、基準データ記憶部411とを有する。
位置情報取得部401は、着座状態の人物12の身体の予め定められた部位の位置情報を取得する。具体的には、位置情報取得部401は、撮影装置6による撮影で得られた撮影データから推定される位置情報を取得する。
位置情報取得部401は、例えば、機械学習などにより予め人体の骨格などをモデル化しておき、撮影装置6からの撮影画像にモデルをあてはめることにより、着座状態の人物12の身体の部位の位置を推定し、位置情報を取得する。なお、位置情報取得部401は、着座状態の人物12の身体の予め定められた部位の位置情報を取得すればよく、位置情報の推定方法は限定されない。また、位置情報取得部401は、他の装置により推定された位置情報を取得してもよい。
本実施形態では、位置情報取得部401は、予め定められた部位の位置情報として、頭部、肩部、腰部、臀部などの部位の位置情報を取得する。位置情報取得部401は、頭部の位置情報として例えば頭部の中心部分として推定される位置を取得し、肩部の位置情報として例えば肩の関節部分として推定される位置を取得し、腰部の位置情報として例えば腰椎の中央部分として推定される位置を取得し、臀部として仙骨の中心部分として推定される位置を取得する。
圧力情報取得部402は、人物12が着座する座面における複数地点の圧力値の分布を表す圧力情報を取得する圧力情報を取得する機能を備え、本実施形態では圧力測定装置8により測定された圧力の測定データを取得する。本実施形態では、座面領域上に等間隔でマス目状に配列される縦16×横16の計256地点の圧力値からなる圧力情報を取得する。
圧力値ソート部403は、圧力情報取得部402により取得された圧力情報の圧力値を大きい順にソート(整列)する。
第1のピーク値抽出部404は、圧力情報に基づいて、座面における圧力値の最大値を第1のピーク値(極大値)として抽出する。本実施形態においては、第1のピーク値抽出部404は、圧力値ソート部403により大きい順にソートされた圧力値を参照して、圧力情報における圧力値の最大値を検出し、この圧力値の最大値を第1のピーク値として抽出する。
第2のピーク値抽出部405は、圧力情報において、最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、この候補圧力値が、予め定められた条件と一致する場合に、当該候補圧力値を第2のピーク値として抽出する。本実施形態においては、第2のピーク値抽出部405は、圧力値ソート部403により大きい順にソートされた圧力値を参照して、最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、この候補圧力値が、第1のピーク値の座標から閾値以上の距離が離れた座標であり、第1のピーク値の座標から予め定められた角度以内の座標であり、当該候補圧力値の座標と第1のピーク値の座標との中間点における圧力値が当該候補圧力値よりも小さい場合に、当該候補圧力値を第2のピーク値として抽出する。なお、第2のピーク値の抽出方法の具体例については後述する。
合計圧力値算出部406は、第1のピーク値の座標を中心として予め定められた第1の領域内の圧力値の合計値と、第2のピーク値の座標を中心として予め定められた第2の領域内の圧力値の合計値とを算出する。なお、第1の領域内の圧力値の合計値及び第2の領域内の圧力値の合計値の具体的な算出方法については後述する。
傾き度合い算出部407は、位置情報取得部401により取得された位置情報に基づいて人物12の身体の前後方向の傾き度合い(傾きの度合い)を算出する。なお、人物12の前後方向の傾き度合いを算出する具体的な方法については後述する。
また、傾き度合い算出部407は、合計圧力値算出部406により算出された第1のピーク値の座標を中心として予め定められた第1の領域内の圧力値の合計値および第2のピーク値の座標を中心として予め定められた第2の領域内の圧力値の合計値に基づいて、人物12の着座状態における左右方向の傾き度合いを後述する方法を用いて算出する。
評価部408は、傾き度合い算出部407により算出された前後方向及び左右方向の傾き度合いに基づいて、人物12の着座状態におけるバランスを評価する。本実施形態においては、評価部408は、前後方向及び左右方向の傾き度合いに応じて、一定時間が経過した場合に、人物12に対して表示部409を介してメッセージを表示する。
表示部409は、傾き度合い算出部407により算出された前後方向及び左右方向の傾き度合いを表示する。本実施形態においては、表示部409は、傾き度合い算出部407により算出された前後方向及び左右方向の傾き度合いに基づいて、人物12の前後方向及び左右方向にどれだけ傾いているかを示す2次元表示を行う。
閾値設定部410は、人物12が姿勢判定の基準となる姿勢で座面に着座した際に、圧力情報取得部402により取得された圧力情報に基づいて、人物12に対応する閾値を予め設定する。なお、具体的な閾値の設定方法については後述する。
基準データ記憶部411は、閾値設定部410により設定された閾値を記憶する。
次に、傾き度合い算出部407の前後方向の傾き度合いを算出する方法の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
図4及び図5は、位置情報取得部401により取得された位置情報に基づく前後方向の傾き度合いの算出方法の一例を示す図である。図4は、人物12の姿勢と、人物12の頭部Pから撮影装置6までの距離d1及び人物12の胸部Qから撮影装置6までの距離d2との関係を示す模式図である。また、図5は、距離d1、距離d2の差と、前後方向の傾き度合いの関係とを示す表である。図4及び図5に示される例では、傾き度合い算出部407は、位置情報取得部401により取得された距離d1と距離d2の差の大きさにより、位置情報取得部401により取得された位置情報に基づく前後方向の傾き度合いを算出する。
傾き度合い算出部407は、距離d1と距離d2との差が予め定められた閾値よりも大きい場合、人物12の姿勢が基準姿勢(この例では、d1≒d2である姿勢を基準姿勢としている)に比べて前のめりの姿勢又は背もたれた姿勢であると判定する。そして、傾き度合い算出部407は、前のめり度合い又は背もたれ度合いに応じて、前後方向の傾き度合いを算出する。すなわち、前のめり度合い又は背もたれ度合いが大きいほど、前後方向の傾き度合いが大きいものとして算出する。
図5に示される例では、距離d1と距離d2との差が閾値Tha1, Tha2, Tha3, Tha4, Tha5(ただし、Tha1 < Tha2 < Tha3 < Tha4 < Tha5)を超えるか否かによって、前のめり度合いが判断され、前方向の傾き度合いが算出される。また、距離d1と距離d2との差が閾値Thb1, Thb2, Thb3, Thb4, Thb5(ただし、Thb1 < Thb2 < Thb3 < Thb4 < Thb5)を超えるか否かによって、後方向の傾き度合いが算出される。例えば、傾き度合い算出部407は、図5に示されるように、d2 > d1 + Tha1である場合には、前後方向の傾き度合いが−20であると算出する。
このように、基準姿勢とのずれ度合いにより、前後方向の傾き度合いを算出している。上記例では、基準姿勢はd1≒d2である姿勢としているが、基準姿勢はこれに限定されず、d1(d2)が、d2(d1)に対して、予め定められた長さだけ長い状態を基準姿勢としてもよい。また、上記例では、頭部と胸部の位置に基づいて姿勢を判断しているが、他の部位の位置に基づいて姿勢を判断してもよいし、人物12の部位の前後方向の位置に限らず横方向の位置に基づいて、人物12の基準姿勢からのずれを判定し、前後方向の傾き度合いを算出してもよい。また、上記例では、閾値をTha1, Tha2, Tha3, Tha4, Tha5及びThb1, Thb2, Thb3, Thb4, Thb5として、10個の閾値が設定されているものとして説明しているが、閾値の数は限定されるものではなく、10個よりも多くの閾値を設定して、前後方向の傾き度合いをより細かく算出するようにしてもよい。
次に、第1のピーク値抽出部404及び第2のピーク値抽出部405による第1のピーク値及び第2のピーク値の抽出方法の具体例について、図面を参照して詳細に説明する。
図6は、圧力測定装置8にかかる圧力の一例を示す図である。図6においては、説明を簡単にするために、圧力値の高さを色の濃さで示している。具体的には、色が濃い地点は圧力値が高い地点であり、色が薄い地点は圧力値が低い地点を示している。また、図7は、圧力値ソート部403により圧力情報の圧力値が大きい順にソートされた場合の一例を示す圧力値表である。
図7に示されるように、圧力値ソート部403は、圧力情報取得部402により取得された圧力情報の圧力値を、大きい順にVal1、Val2、Val3、Val4・・・Val5・・・としてそれぞれソートした圧力値表を作成する。また、圧力値ソート部403は、それぞれの圧力値の地点及びその座標(x,y)を対応付ける。例えば、図7に示されるように、地点61における圧力値Val1が圧力情報における最大値である場合には、Val1を圧力値表の先頭とし、Val1の地点61及びその座標(11,8)をそれぞれ対応付ける。
なお、本実施形態においては、図6に示されるように、1つのマス目を1つの地点とし、各マス目がx軸方向に1、y軸方向に1の大きさである正方形であるものとして説明する。また、本実施形態における座標とは、図6に示されるように、地点60を(1,1)とし、x軸方向及びy軸方向に地点60から何マス離れているかを示している。例えば、座標(11,8)は、地点60からx軸方向に11マス、y軸方向に8マス離れた地点を示している。
そして、第1のピーク値抽出部404は、圧力値ソート部403により大きい順にソートされた圧力値を参照して、圧力情報における最大値を第1のピーク値として抽出する。例えば、図7に示されるように、Val1が最大値である場合には、Val1を第1のピーク値として抽出する。
次に、第2のピーク値抽出部405は、圧力値ソート部403により大きい順にソートされた圧力値を参照して、最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択する。
そして、第2のピーク値抽出部405は、候補圧力値の座標が、第1のピーク値の座標から人物12に対応する閾値以上の距離が離れているかを判定する。例えば、人物12に対応する閾値として3が設定されている場合、第2のピーク値抽出部405は、候補圧力値の座標が、第1のピーク値の座標からx軸方向に3マスの距離が離れているかを判定する。
次に、第2のピーク値抽出部405は、第1のピーク値の座標が、座面領域上において右領域であるか左領域であるかを判定する。本実施形態においては、図6に示されるように、x軸方向に16個の地点が2等分される位置を基準として、座面領域をx軸方向に8マスずつとなるように分割する。本実施形態においては、図6に示されるように、x座標が8以下である場合には左領域、x座標が9以上である場合には右領域であるものとして説明する。
そして、第2のピーク値抽出部405は、候補圧力値の座標が第1のピーク値の座標から予め定められた角度以内の座標であるかを判定する。本実施形態においては、第2のピーク値抽出部405は、第1のピーク値の座標のx座標を参照して、第1のピーク値の座標が右領域(x座標が9以上)である場合には、候補圧力値の座標が第1のピーク値の左側においてx軸との平行線から−45°以上45°以下であるか否かを判定し、第1のピーク値の座標が左領域(x座標が8以下)である場合には、候補圧力値の座標が第1のピーク値の右側においてx軸との平行線から−45°以上45°以下であるかを判定する。本実施形態においては、第1のピーク値として抽出された圧力値Val1の地点61のx座標が11であるため、第1のピーク値は右領域に存在するものとして説明する。
さらに、第2のピーク値抽出部405は、圧力情報を参照して、候補圧力値の座標と第1のピーク値の座標との中間点における圧力値が、候補圧力値よりも小さいかを判定する。本実施形態においては、第2のピーク値抽出部405は、圧力値ソート部403により作成された圧力値表を参照して、候補圧力値の座標と第1のピーク値の座標との中間点における圧力値が、圧力値表において候補圧力値よりも下位であるかを判定する。
そして、第2のピーク値抽出部405は、候補圧力値が、上述した全ての条件を満たしている場合に、この候補圧力値を第2のピーク値として抽出する。
また、第2のピーク値抽出部405は、候補圧力値がいずれかの条件と一致しない場合には、圧力ソート部により大きい順にソートされた圧力値を参照して、次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、同様に候補圧力値が予め定められた条件と一致するか否かを判定することにより、第2のピーク値を抽出する処理を繰り返す。
具体的には、図7に示されるように、第1のピーク値抽出部404は、地点61の圧力値Val1を第1のピーク値として抽出する。次に、図7に示されるように、第2のピーク値抽出部405は、圧力値Val1の次に大きい圧力値Val2を候補圧力値として選択する。
そして、第2のピーク値抽出部405は、図6に示されるように、圧力値Val2の地点62が、第1のピーク値として抽出された圧力値Val1の地点61よりもx軸方向に3マス以上の距離が離れていないため、圧力値Val2は予め定められた条件と一致しないと判定して、次の候補圧力値を選択する。
次に、第2のピーク値抽出部405は、図7に示されるように、圧力値Val2の次に大きい圧力値Val3を候補圧力値として選択する。
そして、第2のピーク値抽出部405は、図6に示されるように、圧力値Val3の地点63は、右領域であると判定された第1のピーク値の地点61よりも右側の座標に存在するため、圧力値Val3は予め定められた条件と一致しないと判定して、次の候補圧力値を選択する。
次に、第2のピーク値抽出部405は、図7に示されるように圧力値Val3の次に大きい圧力値Val4を候補圧力値として選択する。
そして、図6に示されるように、圧力値Val4の地点64は、第1のピーク値として抽出された圧力値Val1の地点61よりもx軸方向に3マス以上の距離が離れており、第1のピーク値の地点61の左側においてx軸との平行線から−45°以上45°以下の座標に存在している。また、図7に示されるように、圧力値ソート部403により作成された圧力値表において、圧力値Val4の地点64と第1のピーク値の地点61との中間点である地点65の圧力値Val5は、圧力値Val4よりも下位であるため、第2のピーク値抽出部405は、圧力値Val4を第2のピーク値として抽出する。
次に、閾値設定部410により人物12に対応する閾値を設定する具体的な方法について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本実施形態の姿勢判定処理を行う前の事前処理として、閾値設定部410は、基準となる閾値として基準閾値3を予め設定しておき、基準データ記憶部411に記憶させる。次に、人物12に姿勢判定の基準となる姿勢で座面に着座してもらう。この際に、閾値設定部410は、端末装置4にログインしているユーザのユーザIDを取得して、基準データ記憶部411は、取得されたユーザIDを記憶する。
図8は、人物12が姿勢判定の基準となる姿勢で座面に着座した際に、座面に敷かれた圧力測定装置8により検知された座面にかかる圧力を示す一例である。
そして、圧力情報取得部402は、圧力測定装置8により測定された圧力の測定データに基づいて、圧力情報を取得する。
次に、第1のピーク値抽出部404及び第2のピーク値抽出部405は、上述した方法を用いて、第1のピーク値及び第2のピーク値をそれぞれ抽出する。具体的には、第1のピーク値抽出部404は、圧力値ソート部403によりソートされた圧力値を参照して、圧力情報における圧力値の最大値を第1のピーク値として抽出する。また、第2の抽出手段405は、圧力値ソート部403により大きい順にソートされた圧力値を参照して、最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、この候補圧力値が、第1のピーク値の座標から基準閾値以上の距離が離れた座標であり、第1のピーク値の座標から予め定められた角度以内の座標であり、当該候補圧力値の座標と第1のピーク値の座標との中間点における圧力値が当該候補圧力値よりも小さい場合に、当該候補圧力値を第2のピーク値として抽出する。
なお、事前処理において閾値設定部410により人物12に対応する閾値を設定する場合、第2のピーク値を抽出する際の閾値は、上述した基準となる閾値として予め設定された基準閾値3を用いる。
例えば、図8に示されるように、地点71が最大値であり、地点72が最大値の次に大きい圧力値である場合、第1のピーク値抽出部404は、地点71の圧力値を第1のピーク値として抽出する。また、地点72は、第1のピーク値である地点71から基準閾値3以上の距離が離れており、右領域である第1のピーク値の地点61の左側においてx軸との平行線から−45°以上45°以下に存在しており、地点71と地点72との中間点における圧力値が地点72の圧力値より小さいため、第2のピーク値抽出部405は、地点72の圧力値を第2のピーク値として抽出する。
そして、閾値設定部410は、第1のピーク値の座標と、第2のピーク値の座標とのx軸方向の距離を算出する。そして、第1のピーク値の座標と第2のピーク値の座標とのx軸方向の距離に応じて、人物12に対応する閾値を設定する。本実施形態においては、人物12が姿勢判定の基準となる姿勢で座面に着座した際に、抽出された第1のピーク値の座標と第2のピーク値の座標とのx軸方向の距離から2を減算した値を、人物12に対応する閾値として設定する。なお、本実施形態においては、第1のピーク値の座標と第2のピーク値の座標とのx軸方向の距離から2を減算した値を、人物12に対応する閾値としているが、第1のピーク値の座標と第2のピーク値の座標とのx軸方向の距離以下の値であれば減算する値を2に限定されるものではなく適宜設定可能である。
具体的には、地点71と地点72のx軸方向の距離が5マスである場合、人物12に対応する閾値を3と設定して、基準データ記憶部411に記憶させる。また、人物12の体格が大柄であり、地点71と地点72のx軸方向の距離が7マスである場合、人物12に対応する閾値を5と設定して、基準データ記憶部411に記憶させる。また、人物12の体格が小柄であり、地点71と地点72のx軸方向の距離が3マスである場合、人物12に対応する閾値を1と設定して、基準データ記憶部411に記憶させる。
そして、図9に示されるように、基準データ記憶部411は、閾値設定部410により上記のようにして設定された閾値を、各人物のユーザIDに対応付けて記憶する。
なお、本実施形態においては、閾値設定部410が、端末装置4にログインしているユーザのユーザIDを取得するものとして説明したが、端末装置4を介してユーザID等の情報の入力を要求するようにしてもよい。
次に、傾き度合い算出部407による左右方向の傾き度合いを算出する方法について、図面を参照して詳細に説明する。
図10は、第1のピーク値の座標を中心とした第1の領域及び第2のピーク値の座標を中心とした第2の領域の一例を示す図である。
図10に示されるように、本実施形態においては、まず、合計圧力値算出部406は、第1のピーク値の座標と第2のピーク値の座標との間の垂直二等分線までの距離を半径とした円を算出する。
次に、合計圧力値算出部406は、第1のピーク値の座標を中心とした円の内部を第1の領域とし、第1の領域内の各地点の圧力値の和を第1の合計圧力値として算出する。また、合計圧力値算出部406は、第2のピーク値の座標を中心とした円の内部を第2の領域とし、第2の領域内の各地点の圧力値の和を第2の合計圧力値として算出する。
そして、傾き度合い算出部407は、合計圧力値算出部406により算出された第1の合計圧力値及び第2の合計圧力値に基づいて、左右方向の傾き度合いを算出する。
具体的には、図11に示されるように、傾き度合い算出部407は、左右方向の傾き度合いE、第1の合計圧力値D1及び第2の合計圧力値D2に基づいて、E=((D1/(D1+D2))−0.5)×200という式を用いて左右方向の傾き度合いを算出する。なお、傾き度合いEは、−100〜+100の範囲で設定する。本実施形態における左右の傾き度合いは、0を基準として、0よりも大きい場合には右方向、0よりも小さい場合には左方向にそれぞれ着座状態の人物12が傾いていることを示している。例えば、第1の合計圧力値D1が700、第2の合計圧力値D2が300である場合には、傾き度合い算出部407は、左右方向の傾き度合いが40であると算出する。
なお、本実施形態においては、E=((D1/(D1+D2))−0.5)×200という式を用いて左右方向の傾き度合いを算出するものとして説明したが、例えば、E=(D1/(D1+D2)としてもよく、左右の傾きの度合いが把握できるものであれば限定されるものではない。また、本実施形態においては、第1のピーク値の座標及び第2のピーク値の座標との間の垂直二等分線までの距離を半径とした円の内部をそれぞれ、第1の領域及び第2の領域として説明したが、第1のピーク値の座標及び第2のピーク値の座標がそれぞれ中心となる領域であれば限定されるものではなく、第1のピーク値の座標及び第2のピーク値の座標がそれぞれ中心となる予め定められた範囲の領域を第1の領域及び第2の領域としてもよい。
次に、表示部409による前後左右方向の傾き度合いを2次元表示する一例について、図面を参照して詳細に説明する。
図12に示されるように、表示部409は、傾き度合い算出部407により算出された前後方向及び左右方向の傾き度合いを2次元表示する。本実施形態においては、図12に示されるように、縦軸で前後方向の傾きを示し、横軸で左右方向の傾きを示しており、傾き度合い算出部407により算出された前後左右方向の傾き度合いの値に基づいて、人物12の現在の傾き度合いを、傾き点80の位置により表示している。そして、図12に示すように、前後方向及び左右方向の傾き度合いに応じて、「正常」の領域、「やや傾き」の領域及び「かなり傾き」の領域をそれぞれ表示している。例えば、図12においては、前後方向の傾き度合いが20、左右方向の傾き度合いが80である場合を示しており、傾き点80は、「かなり傾き」の領域に位置している。
そして、図13に示されるように、評価部408は、前後方向及び左右方向の傾き度合いに応じて設定された許容時間が経過したか否かを判定する。具体的には、傾き点80が各領域において位置した時間をカウントしていき、「正常」の領域、「やや傾き」の領域及び「かなり傾き」の領域それぞれに設定された許容時間以上となった場合、評価部408は、表示部409に対して人物12にメッセージを表示するよう指示する。例えば、傾き点80が「やや傾き」の領域に位置した時間が30分経過した場合、評価部408は、「姿勢が悪くなっています。」というメッセージを表示部409を介して表示する。
なお、本実施形態においては、前後方向及び左右方向の傾き度合いの値に基づいて、人物12の現在の傾き度合いを、傾き点80の位置により表示するものとして説明したが、傾き度合いの値をそのまま表示するようにしてもよく、視覚的に人物12の傾きの度合いが把握できる方法であれば限定されるものではない。
次に、本実施形態における姿勢判定システム2の全体的な処理の流れについて、図14のフローチャートを参照して説明する。
まず、姿勢判定システム2における事前処理を行う(ステップS101)。この際に、閾値設定部410は、人物12に対応する閾値を設定する。
次に、位置情報取得部401は、着座状態の人物12の身体の予め定められた部位の位置情報を取得する(ステップS102)。
そして、傾き度合い算出部407は、取得された位置情報に基づいて、人物12の着座状態における前後方向の傾き度合いを算出する(ステップS103)。
また、圧力情報取得部402は、人物12が着座する座面における複数地点の圧力値の分布を表す圧力情報を取得する(ステップS104)。
そして、傾き度合い算出部407は、取得された圧力情報に基づいて、人物12の着座状態における左右方向の傾き度合いを算出する(ステップS105)。
次に、表示部409は、算出された前後方向及び左右方向の傾き度合いを2次元表示する(ステップS106)。
そして、評価部408は、前後方向及び左右方向の傾き度合いに応じて設定された許容時間が経過したか否かを判定する(ステップS107)。許容時間が経過していない場合には(ステップS107においてno)、ステップS102に戻り、許容時間が経過している場合には(ステップS107においてyes)、メッセージを表示する(ステップS108)。
次に、ステップS105における左右方向の傾き度合いを算出する処理の流れを、図15のフローチャートを参照して説明する。
まず、圧力値ソート部403は、圧力情報取得部402により取得された圧力情報の圧力値を大きい順にソートした圧力値表を作成する(ステップS201)。
次に、第1のピーク値抽出部404は、圧力値ソート部403により大きい順にソートされた圧力値を参照して、圧力値の最大値を検出する(ステップS202)。そして、第1のピーク値抽出部404は、検出された最大値を第1のピーク値として抽出する(ステップS203)。
そして、第2のピーク値抽出部405は、圧力値ソート部403により大きい順にソートされた圧力値を参照して、最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択する(ステップS204)。
そして、第2のピーク値抽出部405は、候補圧力値が、第1のピーク値の座標から閾値以上の距離が離れた座標であるか否かを判定する(ステップS205)。
次に、候補圧力値が、第1のピーク値の座標から閾値以上の距離が離れた座標である場合には(ステップS205においてyes)、第2のピーク値抽出部405は、候補圧力値が、第1のピーク値の座標から予め定められた角度以内の座標であるか否かを判定する(ステップS206)。
そして、候補圧力値が、第1のピーク値の座標から予め定められた角度以内の座標である場合には(ステップS206においてyes)、第2のピーク値抽出部405は、候補圧力値の座標と第1のピーク値の座標との中間点における圧力値が候補圧力値よりも小さいか否かを判定する(ステップS207)。
そして、候補圧力値の座標と第1のピーク値の座標との中間点における圧力値が候補圧力値よりも小さい場合には(ステップS207においてyes)、第2のピーク値抽出部405は、候補圧力値を第2のピーク値として抽出する(ステップS208)。
また、ステップS205〜ステップS207においてnoと判定された場合に、ステップS204に戻り、第2のピーク値抽出部405は、再度、圧力値表を参照して、現在の候補圧力値の次に大きい圧力値を新たな候補圧力値として選択して、ステップS205〜ステップS207の処理を繰り返す。
次に、合計圧力値算出部406は、第1のピーク値の座標を中心として予め定められた第1の領域内の圧力値の合計値である第1の合計圧力値と、第2のピーク値の座標を中心として予め定められた第2の領域内の圧力値の合計値である第2の合計圧力値を算出する(ステップS209)。
そして、傾き度合い算出部407は、合計圧力値算出部406により算出された第1の合計圧力値及び第2の合計圧力値に基づいて、人物12の着座状態における左右方向の傾き度合いを算出する(ステップS210)。
なお、本実施形態においては、第1のピーク値抽出部404により、座面における圧力値の最大値を第1のピーク値として抽出し、第2のピーク値抽出部405により、最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、当該候補圧力値が、予め定められた条件と一致する場合に、当該候補圧力値を第2のピーク値として抽出するものとして説明した。しかし、座面の異なる2つの地点における圧力値が等しく、かつ、圧力情報における最大値として検出される場合がある。このように、圧力情報において、最大値が2つ存在する場合には、当該2つの最大値の座標間の距離が閾値以上離れており、当該最大値と、2つの最大値の座標間の中間点の圧力値との差が予め定められた値未満である際に、当該2つの最大値を第1のピーク値及び第2のピーク値としてそれぞれ抽出するようにしてもよい。
また、第1のピーク値抽出部404及び第2のピーク値抽出部405は、圧力情報において、最大値が複数存在する場合には、当該複数の最大値の圧力値のうち、座標間の距離が最も離れている2つの最大値を第1のピーク値及び第2のピーク値としてそれぞれ抽出するようにしてもよい。
4 端末装置
6 撮影装置
8 圧力測定装置8
10 椅子
12 人物
20 CPU
22 メモリ
24 記憶部
26 通信IF
28 UI部
30 制御バス
60〜65、71、72 地点
80 傾き点
401 位置情報取得部
402 圧力情報取得部
403 圧力値ソート部
404 第1のピーク値抽出部
405 第2のピーク値抽出部
406 合計圧力値算出部
407 傾き度合い算出部
408 評価部
409 表示部
410 閾値設定部
411 基準データ記憶部

Claims (8)

  1. 着座状態の人物を撮影した撮影画像から推定される、該人物の身体の予め定められた部位の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記人物が着座する座面における複数地点の圧力値の分布を表す圧力情報を取得する圧力情報取得手段と、
    前記圧力情報に基づいて、前記座面における圧力値の最大値を第1の極大値として抽出する第1の抽出手段と、
    前記圧力情報において、前記最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、当該候補圧力値が、予め定められた条件と一致する場合に、当該候補圧力値を第2の極大値として抽出する第2の抽出手段と、
    前記位置情報に基づいて、前記人物の着座状態における前後方向の傾きの度合いを算出し、前記第1の極大値の座標を中心として予め定められた第1の領域内の圧力値の合計値および前記第2の極大値の座標を中心として予め定められた第2の領域内の圧力値の合計値に基づいて、前記人物の着座状態における左右方向の傾きの度合いを算出する算出手段と、
    を有する姿勢判定装置。
  2. 前記第2の抽出手段は、前記候補圧力値が、前記第1の極大値の座標から閾値以上の距離が離れた座標であり、前記第1の極大値の座標から予め定められた角度以内の座標であり、当該候補圧力値の座標と前記第1の極大値の座標との中間点における圧力値が当該候補圧力値よりも小さいことを前記予め定められた条件とする請求項1記載の姿勢判定装置。
  3. 前記人物が姿勢判定の基準となる姿勢で座面に着座した際に、前記圧力情報取得手段により取得された圧力情報に基づいて、当該人物に対応する前記閾値を予め設定する設定手段をさらに有する請求項2記載の姿勢判定装置。
  4. 前記算出手段により算出された前後方向及び左右方向の傾きの度合いを表示する表示手段をさらに有する請求項1から3いずれか1項記載の姿勢判定装置。
  5. 前記第1の抽出手段及び第2の抽出手段は、前記圧力情報において、前記最大値が2つ存在する場合には、当該2つの最大値の座標間の距離が閾値以上離れており、当該最大値と、2つの最大値の座標間の中間点の圧力値との差が予め定められた値未満である際に、当該2つの最大値を第1の極大値及び第2の極大値としてそれぞれ抽出する請求項1から4いずれか1項記載の姿勢判定装置。
  6. 前記第1の抽出手段および前記第2の抽出手段は、前記圧力情報において、前記最大値が複数存在する場合には、当該複数の最大値の圧力値のうち、座標間の距離が最も離れている2つの最大値を第1の極大値及び第2の極大値としてそれぞれ抽出する請求項1から4いずれか1項記載の姿勢判定装置。
  7. 着座状態の人物を撮影する撮影装置と、前記人物が着座する座面にかかる圧力を測定する測定装置と、姿勢判定装置とを備え、
    前記姿勢判定装置は、
    前記撮影装置により撮影された撮影画像から推定される、該人物の身体の予め定められた部位の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記測定装置により測定された前記座面における複数地点の圧力値の分布を表す圧力情報を取得する圧力情報取得手段と、
    前記圧力情報に基づいて、前記座面における圧力値の最大値を第1の極大値として抽出する第1の抽出手段と、
    前記圧力情報において、前記最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、当該候補圧力値が、予め定められた条件と一致する場合に、当該候補圧力値を第2の極大値として抽出する第2の抽出手段と、
    前記位置情報に基づいて、前記人物の着座状態における前後方向の傾きの度合いを算出し、前記第1の極大値の座標を中心として予め定められた第1の領域内の圧力値の合計値および前記第2の極大値の座標を中心として予め定められた第2の領域内の圧力値の合計値に基づいて、前記人物の着座状態における左右方向の傾きの度合いを算出する算出手段と、
    を有する姿勢判定システム。
  8. 着座状態の人物を撮影した撮影画像から推定される、該人物の身体の予め定められた部位の位置を示す位置情報を取得するステップと、
    前記人物が着座する座面における複数地点の圧力値の分布を表す圧力情報を取得するステップと、
    前記圧力情報に基づいて、前記座面における圧力値の最大値を第1の極大値として抽出するステップと、
    前記圧力情報において、前記最大値の次に大きい圧力値を候補圧力値として選択し、当該候補圧力値が、予め定められた条件と一致する場合に、当該候補圧力値を第2の極大値として抽出するステップと、
    前記位置情報に基づいて、前記人物の着座状態における前後方向の傾きの度合いを算出し、前記第1の極大値の座標を中心として予め定められた第1の領域内の圧力値の合計値および前記第2の極大値の座標を中心として予め定められた第2の領域内の圧力値の合計値に基づいて、前記人物の着座状態における左右方向の傾きの度合いを算出するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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