[第1実施形態]
(操作監視システムの全体構成)
以下に添付図面を参照して、本発明に係る操作監視システムの実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る操作監視システムの全体構成を示す概念図である。なお、第1実施形態では、通信ネットワーク5上に配置される管理サーバが各情報処理端末1と通信を行って複数の情報処理端末を同期し、情報処理端末に対する操作を互いに監視する場合を例に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る操作監視システムは、情報処理端末1に対する操作を監視するシステムであって、通信ネットワーク5に各ユーザが所持する情報処理端末1,1と、管理サーバ4とを有するとともに、店舗などに設置され、情報処理端末1が待機させられる箱部材2とを有している。なお、図1において、情報処理端末1は、2台のみ記載しているが、複数の情報処理端末1が通信ネットワーク5に接続可能であり、本システムに参加できるものとする。
通信ネットワーク5は、無線通信網を含み、通信プロトコルTCP/IPを用いて種々の通信回線(電話回線やISDN回線、ADSL回線、光回線などの公衆回線、専用回線、無線通信網)を相互に接続して構築される分散型の通信ネットワークであり、この通信ネットワーク5には、10BASE−Tや100BASE−TX等によるイントラネット(企業内ネットワーク)や家庭内ネットワークなどのLANなども含まれる。
無線基地局6は、中継装置7を通じて通信ネットワーク5に接続され、情報処理端末1との間で無線通信接続を確立し、情報処理端末1による通話やデータ通信を提供する装置である。なお、本実施形態における無線基地局6は、通信ネットワーク5上において、各情報処理端末1がどのセルに在圏しているのかを管理する位置情報取得部としての機能を果たす。
中継装置7は、通信ネットワーク5に接続するためのモデムやターミナルアダプタ、ゲートウェイ装置等のノード装置であり、通信経路の選択や、データ(信号)の相互変換を行い、無線基地局6と、通信ネットワーク5との間における中継処理を行う。この中継装置7には、Wi−Fi(登録商標)ルーターやアクセスポイント装置の機能も含まれ、情報処理端末1と無線通信を行っている。衛星8は、地球上空における所定の軌道上を周回する位置情報衛星であり、1.57542GHzの電波(L1波)に航法メッセージを重畳させて地上に送信している。
管理サーバ4は、通信ネットワーク5上に配置されて、ユーザ管理、データ収集管理など、システム全体を管理・制御するサーバ装置である。また、管理サーバ4には、Webサーバが含まれ、WWW(World Wide Web)等のドキュメントシステムにおいて、HTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像ファイル、音楽ファイルなどの情報送信を行うサーバコンピュータ或いはその機能を持ったソフトウェアであり、HTML文書や画像などの情報を蓄積しておき、情報処理端末1上で実行されるWebブラウザなどのアプリケーションの要求に応じて、コンテンツ(Webページ)の配信を情報処理端末1へ配信されている。
情報処理端末1は、各ユーザが所持する端末であって、CPUによる演算処理機能、及び無線通信機能を有する携帯電話機又はスマートフォンであり、一般的な基地局等の中継点と無線で通信し、通話やデータ通信等の通信サービスを移動しつつ受けることができる。この携帯電話機の通信方式としては、例えば、FDMA方式、TDMA方式、CDMA方式、W−CDMAの他、PHS(Personal Handyphone System)方式等が挙げられる。また、上述した通信方式とは別の無線インターフェースとして、無線LANの規格等に準じたIPパケットの送受による通信方式に対応した機能も備えている。さらに、この情報処理端末1は、デジタルカメラ機能、アプリケーションソフトの実行機能、及びGPS機能等の機能が搭載され、携帯情報端末(PDA)としての機能も果たす。
箱部材2は、情報処理端末1が待機させられる待機位置に設置される部材であって、内部に空間を有し、所定数の情報処理端末1を内部空間に収納可能となっている。この待機位置としては、例えば、飲食店の店舗、会議室、ユーザ宅など種々の場所にとすることができる。なお、本実施形態において、情報処理端末1を待機させるものとして箱状の部材を用いたが、本発明は、これに限定するものではなく、情報処理端末1が待機させることができればよく、例えば、布部材で形成された袋であってもよく、また、所定の部材に収納する必要もなく、テーブル等を待機位置としてもよい。さらに、待機位置として各情報処理端末1を纏める必要もなく、例えば、各自の鞄の中を待機位置としてもよい。
本実施形態において、箱部材2には、当該待機位置を識別する識別情報(待機位置ID)を記録する記録媒体であるICチップ21が設けられている。このICチップ21には、アンテナを有しており、外部のリーダライタ装置(ここでは、情報処理端末1)が発信する弱い電波を利用してデータを送受信するようになっており、箱部材2に情報処理端末1を置くとICチップ内の待機位置IDが情報処理端末1に読み取られるようになっている。なお、箱部材2に非接触のリーダライタ装置を設け、情報処理端末1に蓄積された情報処理端末1を機別するユーザIDを読み取らせる構成であってもよい。この場合には、箱部材2には通信機能を有し、通信ネットワーク5を介して管理サーバ4と接続される。
(各装置の内部構造)
次いで、上述したシステムを構成する各装置の内部構造について説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理端末1の内部構成を示すブロック図であり、図3は、本実施形態に係る管理サーバ4の内部構成を示すブロック図である。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
(1)情報処理端末1
先ず、情報処理端末1の内部構成について説明する。図2に示すように、情報処理端末1は、通信インターフェース11、メモリ15と、アプリケーション実行部17と、出力インターフェース13と、入力インターフェース12と、データ送受信部18とを備えている。
通信インターフェース11は、通話を行うための移動通信用のプロトコルによる無線通信と、例えば無線LAN等のデータ通信用のプロトコルによる無線通信とを実行する機能を備え、4G回線、LET回線、3G回線やPHSその他の高速データ通信網等の公衆携帯電話網に接続可能となっている。具体的に通信インターフェース11は、無線LAN接続を行うためにIEEE 802.11bに準拠した送受信装置であり、モバイルコンピュータやPDAにおいては、無線LANアダプタ等により実現することができる。この通信インターフェース11には、Wi−Fiルーターである中継装置7とWi−Fi方式(登録商標)で無線通信する機能も備えている。なお、本実施形態では、管理サーバ4に対して、同期操作信号D1やゲーム開始後における情報処理端末1に対して操作された操作信号を送信するとともに、同期された他の情報処理端末1の情報やゲーム開始後におけるイベント処理情報等を受信する。
入力インターフェース12は、操作ボタンやタッチパネルなどユーザ操作を入力するデバイスである。また、出力インターフェース13は、ディスプレイやスピーカーなど、映像や音響を出力するデバイスである。特に、この出力インターフェース13には、液晶ディスプレイなどの表示部13aが含まれている。メモリ15は、OS(Operating System)や各種のアプリケーション用のプログラム、その他のデータ等などを記憶する記憶装置であり、このメモリ15内には、情報処理端末1を識別するユーザID(情報処理端末1のIPアドレス等)や、位置情報取得部16が取得した位置情報を一時的に蓄積する。
位置情報取得部16は、自機の現在位置を示す位置情報を取得し、記録するモジュールであり、例えば、GPS(Global Positioning System)のように、衛星8からの信号によって自機の位置を検出したり、携帯電話の無線基地局6からの電波強度などによって位置を検出する。検出された監視位置情報は、地図情報で特定可能な座標情報であり、アプリケーション実行部17に送信される。
モーションセンサー14は、情報処理端末1の振動又は加速度を検出するセンサーであり、例えば、3軸加速度センサー、3軸ジャイロセンサーなどで構成されている。そして、このモーションセンサー14で取得された加速度や角加速度は、アプリケーション実行部17に入力される。ICチップ読取部19は、ICチップ21に記録された識別情報を読み取るリーダライタ装置である。この読取装置としては、非接触式の装置であり、通信距離が約10cmであるアンテナを持ち、読取部19が発信する弱い電波を利用してデータを送受信する。
アプリケーション実行部17は、一般のOSやブラウザソフトなどのアプリケーションを実行するモジュールであり、通常はCPU等により実現される。このアプリケーション実行部17によって、本ゲームプログラムが実行されることで、同期操作検知部174と、ゲーム実行部171とが構築される。
同期操作検知部174は、他の情報処理端末1と同期するための操作を同期操作信号D1として取得するモジュールである。本実施形態において、他の情報処理端末1と同期するための操作とは、種々の方法を採用することができる。この同期処理としては、例えば、同じ場所に位置し、同じタイミングで所定操作(タッチパネルへのタップ、情報処理端末1の揺動、又は2以上操作ボタンを同時押しなど)を行った情報処理端末1同士を同期する方法を用いてもよい。この場合には、所定の操作信号(モーションセンサー14から取得した情報処理端末1の動き信号、又は入力インターフェース12から取得したタッチパネル又は操作ボタンへの操作信号)に、位置情報取得部16から取得した位置情報と、操作時の時刻情報、及びユーザIDが付加されて同期操作信号D1として管理サーバ4へ送信される。
また、他の同期処理としては、例えば、同一のWi−Fiルーターに接続された情報処理端末1を同期する手法を採用してもよい。情報処理端末1が通信ネットワーク5に接続されたWi−Fiルーター(中継装置7)に対して接続処理を行った場合、同期操作検知部174は、その接続操作を同期操作として認識する。そして、接続操作によって取得されたWi−Fiルーターを識別する中継装置IDに、ユーザIDと、時刻情報と付加して同期操作信号D1として管理サーバ4に送信される。
さらに、他の同期処理として、待機位置IDを利用した手法もある。この場合、同期操作検知部174は、ICチップ読取部19が読み取ったICチップ21に記録された待機位置IDを取得し、待機位置IDに、送信時の時刻情報やユーザIDを付加して同期操作信号D1として管理サーバ4へ送信する。なお、箱部材2に情報処理端末1内に記録されたユーザIDを読み取るリーダライタ装置がある場合には、ユーザIDを箱部材2に送信し、箱部材からユーザIDと待機位置IDとを同期操作信号D1として管理サーバ4へ送信する。この場合、箱部材の読取装置としては、非接触式の装置であり、情報処理端末1に対して通信距離が約10cmであるアンテナを持ち、箱部材の読取装置が発信する弱い電波を利用してデータを送受信する。
ゲーム実行部171は、各情報処理端末1が同期されてグループ化された後、ゲームを実行するモジュールであり、操作監視部173とイベント処理実行部172とを備えている。操作監視部173は、管理サーバ4の同期処理部424に基づいて同期された情報処理端末1に対する操作を監視するモジュールであり、情報処理端末1に対してユーザ操作があるか否かを監視している。このユーザ操作とは、例えば、入力インターフェース12のタッチパネルや操作ボタンに対する操作や、モーションセンサー14によって検知される情報処理端末1の動き(振動又は加速度)が含まれる。
本実施形態において、操作監視部173は、監視期間内に同期されたすべての情報処理端末1を監視対象としている。すなわち、監視期間内において途中参加してきた情報処理端末1についても、監視対象とするようになっている。そして、操作監視部173は、操作信号を検出すると操作有りと判断して、データ送受信部18を介してその情報を管理サーバ4に送信する。
イベント処理実行部172は、同期された情報処理端末1のいずれかに対して所定のイベント処理を実行するモジュールである。本実施形態における処理されるイベントには、監視を行うための監視期間内に、いずれの情報処理端末1も操作されなかった場合と、いずれかの情報処理端末1が操作された場合とが含まれおり、イベント処理実行部172は、操作監視部173により、監視期間内に同期された情報処理端末1のいずれかに対する操作を検出した場合、又は管理サーバ4の計時部426が経過時刻が所定値に到達した場合に、管理サーバ4からそれぞれのイベント処理に関する情報を取得してイベント処理を実行する。
ここで、監視期間内において、いずれの情報処理端末も操作されなかった場合には、ゲーム成功である旨のイベント内容を管理サーバ4から取得する。そして、イベント処理実行部172は、同期された各情報処理端末1に対してゲームが成功したことを示す情報を表示部13aに表示させる。
一方、監視期間内に、いずれかの情報処理端末1が操作された場合には、管理サーバ4から、操作された情報処理端末1を敗者として決定した情報と、敗者に対する罰ゲームの内容が含まれたイベント情報を取得する。そして、イベント処理実行部172では、各情報処理端末1に対して所定のイベント処理を実行する。具体的に、監視期間内に操作した情報処理端末1では、敗者となった旨を知らせる情報と、操作された情報処理端末1を所持するユーザに対する罰ゲームの内容が表示される。一方、操作されていない情報処理端末1では、敗者となった情報処理端末1を特定する情報と罰ゲームの内容を示したデータとが表示される。
この罰ゲームとしてのイベント内容は、例えば、飲食代の支払いや、勝者となったユーザが敗者となったユーザに対して、所定の命令を下す王様ゲームなどが含まれる。なお、飲食代の支払いをイベント処理とする場合には、例えば、店舗のPOSシステムと連動して、現時点での支払額を算出して請求金額を画面上に表示させてもよい。また、イベント処理が命令を下す王様ゲームである場合には、例えば、予め定められた複数のイベントの内容を画面上に表示させて、その後、ユーザ操作に基づいた抽選でいずれかのイベント処理を決定するようにしてもよい。
データ送受信部18は、通信インターフェース11を介して、管理サーバ4へ各種のデータを送受信する通信部であり、本実施形態では、同期情報送受信部18aと、ゲーム情報送受信部18bとを備えている。同期情報送受信部18aは、同期処理時における各データを送受するモジュールであり、管理サーバ4に対して、同期操作検知部174で取得した上述の各同期操作信号D1を送信する。また、同期情報送受信部18aは、管理サーバ4から同期処理されたグループ情報を取得する。このグループ情報には、グループID、及び他の情報処理端末1に関するユーザID、及びニックネームなどが含まれている。この情報を受信するとゲーム実行部171は他の情報処理端末1に関する情報と、同期完了した旨を表示部13aに表示させて、その後、ゲーム開始を開始するようになっている。
ゲーム情報送受信部18bは、ゲーム実行時に関する情報を送受するモジュールであり、本実施形態では、ゲーム開始後に、操作監視部173で検出された操作信号をユーザID及びグループIDを付加して管理サーバ4に送信する。また、ゲーム情報送受信部18bは、ゲーム実行時において、各種のイベント情報を受信する。この情報はイベント処理実行部172に入力され、イベント処理実行部172でイベント処理が実行される。
(2)管理サーバ
次いで、管理サーバ4の内部構成について説明する。管理サーバ4は、単一のサーバ装置の他、Webサーバやデータベースサーバなど複数のサーバ群から構成することができ、本実施形態では、図3に示すように、通信インターフェース43と、制御部42と、記憶部41とを備えている。
記憶部41は、本システムに関する各種の情報を蓄積するデータベース群であり、ここでは、会員データベース411と、グループデータベース412と、地図情報記録部413と、イベントデータベース414とを備えている。会員データベース411は、情報処理端末1に関する情報を蓄積するデータベースであり、本実施形態では、情報処理端末1を識別するユーザID(情報処理端末1のIPアドレス等)に、ユーザに関する情報(端末のメールアドレス、電話番号、ユーザの氏名、ニックネームや年齢などの個人情報)などが関連付けて記録されている。
グループデータベース412は、同期された情報処理端末1を一纏めに管理するデータベースであり、グループを識別するグループIDに、同期処理部424によって同期された各情報処理端末1のユーザID、実施日時やゲーム結果などの情報が関連付けて記録されている。
地図情報記録部413は、所定地域の地理的情報を蓄積する地図情報を蓄積する記憶装置であり、本実施形態では、各地域が、緯度及び経度の座標値で表示されている。なお、この地図情報記録部413には、ICチップ21の位置情報が待機位置IDとともに関連付けて記録されており、同期処理時に位置を特定可能となっている。
イベントデータベース414は、情報処理端末1の表示部13aに表示されるイベント処理の内容を示したコンテンツデータ(テキストデータや画像データを含む。)を蓄積するデータベースであり、本実施形態では、ゲームIDに、イベント処理の内容を示すコンテンツデータを蓄積されている。
制御部42は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、各部の動作制御、ユーザ操作に対する種々の処理を行っている。そして、本実施形態において、制御部42には、認証部423と、会員登録部421と、同期処理部424と、操作信号取得部425と、イベント決定部422と、計時部426とを備えている。
認証部423は、アクセス者の正当性を検証するコンピュータ或いはその機能を持ったソフトウェアであり、通信ネットワーク5を通じて情報処理端末1又は情報処理端末1のIPアドレス等の識別子を取得し、会員データベース411を照合することによって、アクセス者にその権利があるか否かや、そのアクセス者が本人であるか否かなどを確認するモジュールである。
会員登録部421は、本システムを利用するユーザの会員登録を処理するモジュールであり、情報処理端末1からのアクセスを受け付けて会員登録を行う。具体的に、会員登録部421は、先ず、情報処理端末1を特定するための識別情報として、情報処理端末1のIPアドレス、MACアドレスなどを取得して会員データベース411に記録するとともに、その後、ユーザからの個人情報入力があった場合には、そのユーザIDに、ユーザが所持する情報処理端末1に関する情報(情報処理端末1のメールアドレス、電話番号、ユーザの氏名や年齢などの個人情報など)を会員データベース411に関連付けて記録する。
同期処理部424は、通信インターフェース43によって受信した同期操作信号D1に基づいて複数の情報処理端末1を同期するモジュールであり、本実施形態では、同期操作信号D1を各情報処理端末1から取得し、その同期操作信号D1に基づいて同期処理を行う。ここで、例えば、同じ場所に位置し、同じタイミングで所定操作(タッチパネルへのタップ、情報処理端末1の揺動、又は2の操作ボタンを同時押しなど)を行った情報処理端末1同士を同期する場合には、情報処理端末1から位置情報と、情報処理端末1を揺らすなどの所定操作を行った信号とを取得し、同時刻に送信されたユーザIDの中から、同じ場所(所定エリア)に位置する各ユーザIDの情報処理端末1を同期処理する。
また、例えば、同一のWi−Fiルーターに接続された情報処理端末1を同期する場合には、同時刻に送信されたユーザIDの中から、同じルーター識別子を有する各ユーザIDの情報処理端末1を同期処理する。さらに、待機位置IDを利用する場合、送信されたユーザIDの中から、同じ待機位置IDを有する情報処理端末1を同期処理する。なお、箱部材2からユーザIDを取得する場合には、待機位置IDに関連付けられた各ユーザIDの情報処理端末1を同期処理する。なお、同期処理部424は、監視期間内であれば、既に同期されたグループに新たな情報処理端末1を追加する同期処理を行うことができるようになっている。
同期された各情報処理端末1のユーザIDは、グループIDが関連付けられてグループデータベース412内に記録される。そして、同期処理部424は、通信インターフェース43を介して同期された情報処理端末1に対して、通信インターフェース43を介してグループ情報を配信する。
操作信号取得部425は、情報処理端末1においてゲームが開始された後の操作信号を取得するモジュールである。操作信号取得部425では、併せて通知されたグループIDに基づいて、グループデータベース412内のグループを特定し、当該グループの該当するユーザIDの欄に操作検知有りとのログ情報を付加する。そして、操作信号をイベント決定部422に送信する。
計時部426は、現在時刻を取得して、操作監視部173からの同期操作信号D1の受信に応じて監視を行うための監視期間の開始、及び経過時刻を計測するモジュールである。本実施形態においては、計時部426は、同期処理部424によって同期処理が実行された後、監視期間を決定して計測を開始するとともに、経過時刻を計測しつつ、経過時刻が監視期間における所定値に到達か否かを判断する。そして、経過時刻が所定値に到達した場合には、その情報をイベント決定部422に送信する。なお、計時部426によって決定される監視期間は、予め設定された期間であってもよいし、情報処理端末1から設定された期間であってもよい。
イベント決定部422は、同期された情報処理端末1に対するイベント処理を決定するモジュールであり、操作監視部173によって監視期間内に同期された情報処理端末1のいずれかに対する操作信号を情報処理端末1から取得した場合、又は計時部426から経過時刻が所定値に到達した到達信号を取得した場合に、各イベント処理を決定する。
具体的に、イベント決定部422は、計時部426から到達信号を取得するまでに、いずれの情報処理端末1からも操作信号が取得されなかった場合には、全情報処理端末1において監視期間内に操作されなかったと判断し、ゲーム成功である旨のイベント内容を、通信インターフェース43を介して各情報処理端末1に送信する。
一方、監視期間内に、操作監視部173の監視結果によって操作信号が検知され、いずれかの情報処理端末1から操作信号を取得した場合、イベント決定部422は、操作された情報処理端末1を敗者として決定した敗者情報と、敗者に対するイベント処理の内容が含まれたイベント情報(テキストデータ及び画像データを含むWebデータ)を通信インターフェース43を介して各情報処理端末1に取得する。この際、イベント決定部422は、グループデータベース412内からユーザIDに付加されたログ情報を参照して、各当該ユーザIDの端末を敗者として決定する。なお、イベント決定部422において選択されるイベント処理は、イベント決定部422がランダムに選択してもよいし、情報処理端末1から指定された指定情報に基づいて選択してもよい。
通信インターフェース43は、通信ネットワーク5を通じて、情報処理端末1や各サーバ装置との間でデータの送受信を行う通信インターフェースである。本実施形態において通信インターフェース43は、通信ネットワーク5を介して、他の情報処理端末1と同期するための操作を同期操作信号D1や、ゲーム開始後には、操作信号を受信する。一方、通信インターフェース43は、同期処理部424によって決定されたグループ情報を配信するとともに、イベント決定部422によって決定されたイベント情報を送信する。
(操作監視方法)
以上の構成を有する操作監視システムを動作させることで、本発明の操作監視方法を実施することができる。図4は、本実施形態に係る監視方法を示すシーケンス図である。ここでは、飲食店で友人同士が食事中に情報処理端末1a,1bの操作を制限する場合を例に説明する。なお、会員登録の処理は完了しており、会員データベース411内に、情報処理端末1a及び情報処理端末1aの各情報が蓄積されているものとする
先ず、各情報処理端末1a及び1bは、それぞれアプリケーションを起動させ(S101及びS201)、他の情報処理端末1と同期するため同期操作を行うとともに、その同期操作を同期操作信号D1として通信ネットワーク5を介して管理サーバ4へ送信する(S102及びS202)。ここで、同期操作としては、上述したいずれかの同期操作を行うものとする。
ここで、例えば、同じ場所に位置し、同じタイミングで所定操作(タッチパネルへのタップ、情報処理端末1の揺動、又は2以上操作ボタンを同時押しなど)を行う場合には、所定操作の信号(モーションセンサー14から取得した情報処理端末1の加速度等、又は入力インターフェース12から取得したタッチパネル又は操作ボタンへの操作信号)に、位置情報と、送信時の時刻情報と、ユーザIDを付加して同期操作信号D1として管理サーバ4に送信する。
また、同一のWi−Fiルーター(中継装置7)に接続された情報処理端末1を同期する場合には、同期操作検知部174は、Wi−Fiルーター(中継装置7)に対する接続操作によって取得された中継装置IDに、ユーザIDと、時刻情報とを付加して同期操作信号D1として管理サーバ4に送信する。さらに、ICチップ21を利用する場合には、ICチップ読取部19によって待機位置IDをICチップ21から読み取り、同期操作検知部174は、読み取ったICチップ21の待機位置IDに、送信時の時刻情報と、ユーザIDとを付加して同期操作信号D1として管理サーバ4に送信する。
管理サーバ4では、各情報処理端末1a及び1bから認証部423で認証を行った後に、同期処理部424で、同期操作信号D1を取得して(S301)、その受信した同期操作信号D1に基づいて同期処理を行い(S302)、各ユーザIDをグループIDに関連付けて、グループデータベース412に記録する。ここで、同期操作信号として、ICチップ21から待機位置IDを読み取った場合には、同期操作信号として取得した待機位置IDを解析し、この解析結果に基づいて同期処理を行う。その後、同期処理部424は、各情報処理端末1a及び1bにグループ情報を送信する(S303)。
各情報処理端末1a及び1bの同期情報送受信部18aでは、グループ情報を取得すると、ゲーム実行部171に送信する。ゲーム実行部171は、他の情報処理端末1に関する情報と、同期完了した旨を表示部13aに表示させて(S103及びS203)、その後、ゲーム開始を開始させる(S104及びS204)。
ゲームが開始されると、同期された情報処理端末1a及び1bの各操作監視部173では、情報処理端末1に対する操作を監視し(S105及びS205)、操作があるか否かを判断する(S106及びS206)。なお、情報処理端末1に設けられたモーションセンサー14によって操作を監視する場合には、当該情報処理端末1の振動又は加速度を検出し、この検出結果を操作として監視する。
一方、管理サーバ4では、同期処理を行った後、計時部426において、監視を行うための監視期間を決定し、監視期間の計測を開始するとともに、経過時刻を計測する(S304)。なお、計時部426によって決定された監視期間や計測された経過時刻等の情報は、リアルタイムに情報処理端末1a及び1bに送信され表示可能となっている。
計時部426では、計測を開始すると、経過時刻が監視期間の終了を示す所定値に到達したか否かを随時判断している(S305)。ここで、経過時刻が所定値に到達した場合には(S305における“Y”)、全ユーザが操作せずに終了したログ情報を記録して(S306)、その情報をイベント決定部422に送信する。一方、経過時刻が所定値に到達しない場合には(S305における“N”)、操作信号取得部425において、操作信号が取得したかを判断する(S306)。そして、操作信号を取得していない場合には(S306における“N”)、監視期間が終了されるまで処理を繰り返す(S304〜S306)。
情報処理端末1a,1b側では、操作監視部173が、監視期間内に同期されたすべての情報処理端末1を監視対象とし、上記のいずれかの操作信号を取得するまで(S106における“N”、及びS206における“N”)、監視処理を繰り返す。ここで、本実施形態では、情報処理端末1aにおいてユーザ操作が検知されたものとする。情報処理端末1aの操作監視部173は、操作信号を検知すると(S106における“Y”)、操作有りと判断して(S107)、操作信号をユーザIDとともにデータ送受信部18を介して管理サーバ4へ送信する(S108)。
管理サーバ4の操作信号取得部425は、この操作信号を取得すると、操作信号取得部425において、操作信号が取得されたと判断され(S306における“Y”)、その後、グループIDに基づいて、グループデータベース412内のグループを特定し、当該グループの該当するユーザIDの欄に操作検知有りとのログ情報を付加する(S307)。そして、操作検知された旨を示す信号をイベント決定部422に送信する。
イベント決定部422は、操作信号取得部425から、監視期間内に同期された情報処理端末1のいずれかに対する操作を取得した場合、又は計時部426によって経過時刻が所定値に到達した到達信号を取得した場合に、イベント処理を決定する。
具体的に、イベント決定部422は、計時部426から到達信号を取得するまでの間に、いずれの情報処理端末1からも操作信号を取得しなかった場合には、監視期間内にいずれの情報処理端末も操作されなかったと判断し、ゲーム成功のイベントを決定し(S308)、ゲーム成功である旨のイベント内容を、通信インターフェース43を介して各情報処理端末1に送信する(S309)。
一方、イベント決定部422は、監視期間内に、いずれかの情報処理端末1から操作信号を取得した場合には、操作された情報処理端末1を敗者とする罰ゲームのイベントを決定し(S308)、通信インターフェース43を介して、敗者に対するイベント処理の内容が含まれたイベント情報を各情報処理端末1に取得させる(S309)。
他の情報処理端末1bが、これらの情報を取得すると(S207)、ゲーム実行部171は、画面上には、敗者となった情報処理端末1aの所有者の名前と罰ベームの内容を表示させる(S208)。一方、敗者となった情報処理端末1aがこれらの情報を取得すると(S109)、画面上にイベント処理の内容を表示させて(S110)、敗者となった情報処理端末1に対して所定のイベント処理が実行される(S111)。なお、イベント処理は、例えば、飲食代の支払いや王様ゲームなど情報処理端末1aの画面上に内容を表示させるものでもよく、例えば、カメラ機能でユーザを撮影して落書きをするなど他の機能を用いたイベント処理であってもよい。
その後、各情報処理端末1a及び1bでは、次ゲームの開始か否かを判断し(S112及びS209)、次のゲームが選択された場合(S112又はS209における“Y”)には、ステップS104〜S211及びS204〜S208、及びS304〜S309の処理を繰り返し行う。一方、次のゲームの選択がなく(S12及びS209における“N”)、ゲーム終了の選択があった場合には(S113及びS210)、処理を終了する。
(操作監視プログラム)
上述した本実施形態係る操作監視システムは、所定の言語で記述された操作監視プログラムをコンピューター上で実行することにより実現することができる。すなわち、このプログラムを、ユーザー端末やWebサーバ等のコンピューターやICチップにインストールし、CPU上で実行することにより、上述した各機能を有するシステムを容易に構築することができる。このプログラムは、例えば、通信回線を通じて配布することが可能であり、またスタンドアローンの計算機上で動作するパッケージアプリケーションとして譲渡することができる。
このようなプログラムは、パーソナルコンピューターで読み取り可能な記録媒体に記録することができる。具体的には、フレキシブルディスクやカセットテープ等の磁気記録媒体、若しくはCD−ROMやDVD−ROM等の光ディスクの他、RAMカードなど、種々の記録媒体に記録することができる。そして、このプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体によれば、汎用のコンピューターや専用コンピューターを用いて、上述したシステムや方法を実施することが可能となるとともに、プログラムの保存、運搬及びインストールを容易に行うことができる。
(作用・効果)
このような本実施形態では、同期操作信号に基づいて、情報処理端末1,1同士を同期して、その同期された情報処理端末1に対する操作を監視しているので、例えば、一方の情報処理端末1が操作された場合には、同期された他の情報処理端末1にその旨を報知することができる。このように、本発実施形態によれば、友人間で情報処理端末1に対する操作を監視し合うことができるため、情報処理端末の使用を制限することができる。その結果、例えば、他のユーザと集まって食事している最中に、各ユーザがスマートフォンを操作することを防止でき、食事の際におけるマナーを改善することができる。
特に、本実施形態では、箱部材2にICチップ21から待機位置IDを読み取って同期操作信号とすることができるので、近くに異なるグループがいる場合であっても、他グループの情報処理端末と誤って同期されてしまうことを防止できる。さらに、本実施形態において、操作監視部173は、モーションセンサー14による検出結果も監視しているので、例えば、タッチパネルや操作ボタンに対する操作を監視するだけでなく、情報処理端末1を手に持つことも監視することができ、情報処理端末1を操作する前動作についても制限することができる。
本実施形態において、イベント処理実行部172は、操作監視部173の監視結果によって、操作された情報処理端末1を決定するとともに、当該情報処理端末1に対して所定のイベント処理を実行しているので、情報処理端末1に対する操作の監視結果に応じてイベント処理を実行するなど、ゲーム的要素を付加してエンターテイメント性を高めることができ、より情報処理端末の使用を制限することができる。
特に、本実施形態では、操作監視部173による同期操作信号の受信に応じて監視を行うための監視期間の開始、及び経過時刻を計測する計時部426とをさらに備え、操作監視部173は、監視期間内に同期されたすべての情報処理端末1を監視対象とし、イベント処理実行部172は、操作監視部173によって監視期間内に同期された情報処理端末1のいずれかに対する操作を検出した場合、又は計時部426が経過時刻が所定値に到達した場合に、イベント処理を実行しているので、監視期間内において、いずれの情報処理端末1からも操作を検出しなかった場合には、ゲーム成功などのイベントを発生させるなど、参加するグループ内のユーザ間に一体感を喚起させることができ、より情報処理端末の使用を制限することができる。
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、管理サーバ4を介して、同期処理や操作信号によるイベント処理の決定を行ったが、本実施形態では、情報処理端末100間で直接通信処理を行って同期処理やイベントの決定する場合を例に説明する。図5は、第2実施形態に係るゲームシステムを示す概略図である。なお、本実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
図5に示すように、本発明に係る操作監視システムは、情報処理端末100間において直接通信を行って同期し、情報処理端末100に対する操作を監視するゲームシステムであって、情報処理端末100,100と、ゲーム実行中に情報処理端末100が待機させられる待機位置に設置される箱部材2とから構成されている。
箱部材2には、本実施形態においても、記録媒体であるICチップ21が設けられており、このICチップ21内には、当該待機位置を識別する待機位置IDが記録されている。
情報処理端末100には、Wi−Fi方式(登録商標)のデータ通信用のプロトコル、又はBluetooth(登録商標)方式のデータ通信用のプロトコルによる無線通信を実行するアダプタを備えており、アドホック方式によってアクセスポイントを介せず、他の情報処理端末100と直接通信を行い、各種データを送受している。なお、本実施形態において、図5には、管理サーバ4や通信ネットワーク5を図示していないが、情報処理端末100は、本ゲームプログラムをインストールする際には、通信ネットワーク5を介して管理サーバ4と通信を行って本ゲームプログラムをダウンロードするものとする。
次いで、上述したゲームシステムを構成する情報処理端末100の内部構造について説明する。図6は、本実施形態に係る情報処理端末100の内部構成を示すブロック図である。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
情報処理端末100は、図6に示すように、通信インターフェース11、メモリ15と、アプリケーション実行部17と、出力インターフェース13と、入力インターフェース12と、データ送受信部20と、計時部16aと、ICチップ読取部19と、モーションセンサー14とを備えている。
通信インターフェース11には、アドホック方式によってアクセスポイントを介せず、他の情報処理端末100と近距離で直接無線通信を行う近距離無線通信部11aを有しており、この近距離無線通信部11aを通じて、同期操作信号などの各種データを他の情報処理端末100と送受信する。この近距離無線通信部11aは、例えば、Wi−Fi方式(登録商標)のデータ通信用のプロトコル、又はBluetooth(登録商標)方式のデータ通信用のプロトコルによって、6mほどの通信距離無線通信を実行するアダプタである。また、近距離無線通信部11aの無線通信としては、UWB(Ultra Wide Band)方式、赤外線を用いてもよい。
本実施形態においてメモリ15には、OSや各種のアプリケーション用のプログラム、その他のデータ等、ユーザIDの他、第1実施形態のイベントデータベース414、グループデータベース412、会員データベース411、地図情報記録部413などの情報が蓄積されている。
計時部16aは、アプリケーション実行部17からの同期完了後の信号を受信して、情報処理端末100に対する操作の監視を行うための監視期間の開始、及び経過時刻を計測するモジュールであり、具体的には、操作監視部173による同期操作信号の受信に応じて計測を行う。これらの計測結果や監視期間の到達などは、適宜ゲーム実行部176に入力される。
アプリケーション実行部17は、一般のOSやブラウザソフトなどのアプリケーションを実行するモジュールであり、通常はCPU等により実現される。このアプリケーション実行部17によって、本ゲームプログラムが実行されることで、同期処理部175と、ゲーム実行部176とが構築される。
同期処理部175は、近距離無線通信部11aによって送受信された同期操作信号に基づいて複数の情報処理端末100を同期する。本実施形態における同期処理部175とは、互いのユーザIDをアドホック方式で送受させて同期させてもよく、また、ICチップ読取部19により、ICチップ21から待機位置IDを読み取り、この待機位置IDを送受させることで、同期処理を行ってもよい。この場合、待機位置IDがアドホック通信の暗号キーとして利用することもできる。そして、同期された後において、同期処理部175は、グループIDに各ユーザIDを付加してメモリ15内に蓄積する。
ゲーム実行部176は、同期処理部175によって、各情報処理端末100が同期されてグループ化された後、ゲームを実行するモジュールであり、操作監視部173とイベント処理実行部178とを備えている。操作監視部173は、同期処理部175によって同期された情報処理端末100に対する操作を監視するモジュールであり、本実施形態では、監視期間内に同期されたすべての情報処理端末100を監視対象とし、情報処理端末100に対してユーザ操作があるか否かを監視している。このユーザ操作とは、情報処理端末100の動きや、タッチパネルや操作ボタンに対する操作である。
イベント処理実行部178は、同期された情報処理端末100のいずれかに対して所定のイベント処理を実行するモジュールである。本実施形態においても、監視を行うための監視期間内に、いずれの情報処理端末100も操作されなかった場合と、いずれかの情報処理端末100が操作された場合とが含まれており、イベント処理実行部178は、操作監視部173により、監視期間内に同期された情報処理端末100のいずれかに対する操作を検出した場合、又は計時部16aが経過時刻が所定値に到達した場合にイベント処理を実行する。
ここで、監視期間内に、いずれかの情報処理端末100が操作された場合とは、先ず、操作された情報処理端末100の操作監視部173に操作を検知した信号が入力される。そして、その情報処理端末100のイベント処理実行部178は、操作監視部173の監視結果によって、操作された情報処理端末100を敗者と決定するとともに、敗者が決定した情報を同グループ内の他の情報処理端末100に送信する。そして、メモリ15内を参照してイベント処理の内容を決定して当該情報処理端末100に対して所定のイベント処理を実行する。
一方、監視期間内に、いずれの情報処理端末も操作されなかった場合には、各情報処理端末100のイベント処理実行部178は、ゲーム成功である旨のイベント内容を自己の端末の表示部13aに表示させるイベント処理を実行する。
データ送受信部20は、他の情報処理端末100とデータを送受するモジュールであり、同期情報送受信部20aとゲーム情報送受信部20bとを備えている。同期情報送受信部20aは、近距離無線通信によって、他の情報処理端末100と同期するための操作を同期操作信号として送受信するモジュールであり、他の情報処理端末100に対してメモリ15内に蓄積されたユーザIDを同期操作信号D1として送信するとともに、他の情報処理端末100からユーザIDを同期操作信号D1として受信する。なお、例えば、待機位置IDを同期操作信号D1として利用する場合、同期情報送受信部20aは、ICチップ読取部19が読み取った箱部材2の待機位置IDにユーザIDを付加して送受する。
ゲーム情報送受信部20bは、ゲーム実行時に関する情報を送受するモジュールであり、本実施形態では、ゲーム開始後に、自己の端末における操作監視部173で操作信号が検出された場合には、イベント処理実行部178から敗者となった旨を知らせる情報(ユーザID)とイベント処理の内容を示したイベント情報を他の情報処理端末100に送信する。他の情報処理端末100のゲーム情報送受信部20bは、他のユーザから敗者となった敗者となった旨を知らせる情報(ユーザID)とイベント処理の内容を示したデータとを受信する。
(操作監視方法)
以上の構成を有する操作監視システムを動作させることで、本発明の操作監視方法を実施することができる。なお、ここでも、飲食店などで友人同士が食事中に情報処理端末1a,1bの操作を制限する場合を例に説明する。図7は、本実施形態に係る監視方法を示すシーケンス図である。
先ず、各情報処理端末100a及び100bは、それぞれアプリケーションを起動させ(S401及びS501)、他の情報処理端末100と同期するため同期操作を行うとともに、近距離無線通信部11aによって、近距離無線通信を行い、他の情報処理端末100a,100bと同期するための操作を同期操作信号として送受信する(S402及びS502)。
この同期操作の送受とは、Wi−Fi方式(登録商標)又はBluetooth(登録商標)方式のアドホック通信を用いて、直接情報処理端末100を識別するユーザIDを同期操作信号D1として送受信するものであり、各メモリ15内に記録されたユーザIDをそれぞれ送受する。なお、他の同期処理として、箱部材2に貼り付けられてICチップ21を利用する場合、待機位置IDをICチップ21から読み取り、読み取ったICチップ21の待機位置IDを他の情報処理端末100と送受して、当該待機位置IDをアドホック通信の認証として利用する。他の情報処理端末100は、読み取った待機位置IDを解析し、この解析結果に基づいて当待機位置IDを同期操作信号として取得する。
同期処理部175では、アドホック通信処理によって送受信された同期操作信号に基づいて複数の情報処理端末100を同期する(S403及びS503)。同期した後、各情報処理端末100のゲーム実行部176は、他の情報処理端末100に関する情報と、同期完了した旨を表示部13aに表示させて、その後、ゲーム開始を開始させる(S404及びS504)。
イベント処理実行部178では、ゲーム開始を開始後、監視期間内に同期された情報処理端末100のいずれかに対する操作を取得した場合、又は計時部16aによって経過時刻が所定値に到達した到達信号を取得した場合に、イベント処理を決定する。
具体的に、ゲームが開始されると、計時部16aでは、監視を行うための監視期間を決定し、監視期間の計測を開始するとともに、経過時刻を計測する(S405及びS505)。なお、計時部16aによって決定された監視期間や計測された経過時刻等の情報は、リアルタイムに情報処理端末100a及び100bに送信され表示可能となっている。
計時部16aは、計測を開始すると、経過時刻が監視期間の終了を示す所定値に到達したか否かを随時判断している(S406及びS506)。ここで、経過時刻が所定値に到達した場合には(S406における“Y”、及びS506における“Y”)、全ユーザが情報処理端末100a,100bを操作せずに終了したログ情報を記録する(S408及びS508)、一方、経過時刻が所定値に到達しない場合には(S406における“N”、及びS506における“N”)、操作監視部173において、操作信号が取得したかを判断する(S407及びS507)。
操作監視部173では、それぞれの各情報処理端末100a、100bに対する操作をそれぞれ監視する。このユーザ操作とは、例えば、情報処理端末100の動きや、入力インターフェース12のタッチパネルや操作ボタンに対する操作が含まれており、モーションセンサー14や入力インターフェース12から各信号を取得する。なお、情報処理端末100に設けられたモーションセンサー14によって操作を監視する場合には、当該情報処理端末100の振動又は加速度を検出し、この検出結果を操作として監視する。
操作信号を取得していない場合には(S407における“N”、及びS507における“N”)、監視期間が終了、又は操作信号を取得するまで処理を繰り返す(S405〜S407及びS505〜S507)。
本実施形態においても、情報処理端末100aにおいてユーザ操作が監視されたものとする。情報処理端末100aの操作監視部173は、操作信号を検知すると(S407における“Y”)、操作有りとのログ情報を付加する(S408)。そして、操作検知された旨を示す信号をイベント処理実行部178に送信する。
イベント処理実行部178では、計時部16aから到達信号を取得するまでの間に、いずれの情報処理端末100からも操作信号を取得しなかった場合には、監視期間内にいずれの情報処理端末も操作されなかったと判断し(S409)、ゲーム成功のイベントを決定し、ゲーム成功である旨のイベント内容を画面上に表示させるイベント処理を実行する。なお、この場合は、各情報処理端末100a,100bのイベント処理実行部178で行われる。
一方、監視期間内に、いずれかの情報処理端末100から操作信号を取得した場合には、操作された情報処理端末100aを敗者とする罰ゲームのイベントを決定し(S409)、敗者となった情報処理端末100aを特定する情報と、敗者に対するイベント処理の内容が含まれたイベント情報を、近距離無線通信部11aを介して他の情報処理端末100bに送信する(S410)。
他の情報処理端末100bが、これらの情報を取得すると(S509)、ゲーム実行部176は、画面上には、敗者となった情報処理端末100aの所有者の名前と罰ベームの内容を表示させる(S510)。一方、敗者となった情報処理端末100aでは、画面上にイベント処理の内容が表示される(S411)。
その後、各情報処理端末100a及び100bでは、次ゲームの開始か否かを判断し(S412及びS511)、次のゲームが選択された場合(S412における“Y”及びS511における“Y”)には、ステップS405〜S411及びS505〜S510の処理を繰り返し行う。一方、次のゲームの選択がなく(S412における“N”及びS511における“N”)、ゲーム終了の選択があった場合には(S413及びS512)、処理を終了する。
(作用・効果)
このような第2実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様な作用効果を奏する。また、本実施形態では、情報処理端末100間における通信接続は、近距離無線通信部11aを用い、通信距離の短いアドホック方式が用いられているので、例えば、近くに異なるグループがいる場合であっても、他グループの情報処理端末100と誤って同期されてしまうことを防止できる。
[第3実施形態]
次いで、本発明の第3実施形態について説明する。上述した第1実施形態及び第2実施形態では、複数の情報処理端末に対する操作を互いに監視して、その監視結果によってイベントを発生させたが、本実施形態では、子供などが所持する情報処理端末(子供用端末)110aを、親が所持する情報処理端末(親用端末)110bで監視する場合を例に説明する。図8は、第3実施形態に係る操作監視システムを示す概略図であり、図9は、第3実施形態に係る各端末の内部構成を示すブロック図である。なお、本実施形態において、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態に係る操作監視システムは、情報処理端末間において直接通信を行って同期し、子供が所持する子供用端末110aに対する操作を監視するゲームシステムであって、通信ネットワーク5上に管理サーバ4と、子供が所持する子供用端末110aと、親が所持する親用端末110bと、子供用端末110aが待機させられる待機位置に設置される箱部材2とから構成されている。なお、図8では、子供用端末110aは1台のみ記載したが、複数の子供用端末110aが1つの親用端末110bと同期させることもできる。
箱部材2には、本実施形態においても、記録媒体であるICチップ21が設けられ、ICチップ21内には、当該待機位置を識別する待機位置IDが記録されている。また、本実施形態において、この箱部材2には、蓋22が形成されており、例えば、鍵22aを用い、鍵22aが解除されない限り開閉不能としてもよい。なお、鍵22aとは、図8に示すような機械的な錠前のようなものに限定されず、例えば、暗証番号を入力することで蓋が開放される電子的な錠前であってもよい。
子供用端末110a及び親用端末110bは、親又は子供が所持する端末であって、CPUによる演算処理機能、及び無線通信機能を有する携帯電話機又はスマートフォンである。この端末の基本的な構成は、第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
本実施形態では、第2実施形態のように、それぞれの端末に近距離無線通信部11aを有しており、アドホック方式で直接データを送受するものとするが、本発明はこれに限定するものではなく、通信ネットワーク5(中継装置7及び無線基地局6を含む)を通じて通信することもできるものとする。
管理サーバ4は、通信ネットワーク5上に配置されて、ユーザ管理、データ収集管理など、システム全体を管理・制御するサーバ装置である。本実施形態において、管理サーバ4の会員データベース411には、親用端末110b及び子供用端末110aのユーザーIDを含む各情報が関連付けて蓄積されているものとする。
次いで、上述したゲームシステムを構成する子供用端末110a及び親用端末110bの内部構造について説明する。図9(a)及び(b)は、本実施形態に係る子供用端末110a及び親用端末110bの内部構成を示すブロック図である。
本実施形態において、子供用端末110a及び親用端末110bには、通信インターフェース11、メモリ15と、アプリケーション実行部17と、出力インターフェース13と、入力インターフェース12と、データ送受信部20と、計時部16aと、ICチップ読取部19と、モーションセンサー14と、位置情報取得部16とを備えている。なお、ここでは、第1実施形態及び第2実施形態とは異なる機能モジュールのみ説明するものとする。
本実施形態において、両端末における同期情報送受信部20aは、通信ネットワーク5を介して、子供用端末110a及び親用端末110bと同期するための操作を同期操作信号として送受信する。また、両端末の同期処理部175では、データ送受信部20によって送受信された同期操作信号に基づいて子供用端末110a及び親用端末110bを同期する。この同期するための操作は、第1実施形態及び第2実施形態で説明した各同期操作を利用することができる。
本実施形態では、子供用端末110aにのみ操作監視部173が備えており、同期後は子供用端末110aに対する操作を監視している。この操作の監視としては、第1実施形態及び第2実施形態と同様であり、例えば、モーションセンサー14による検出結果や、タッチパネルや操作ボタンに対する入力信号であってもよい。
また、子供用端末110aには、操作監視部173による同期操作信号の受信に応じて監視を行うための監視期間の開始、及び経過時刻を計測する計時部16aを有しており、同期された後に、監視期間を決定するとともに、経過時刻を計測して、経過時刻が所定値に到達したか否かを判断するようになっている。子供用端末110aでは、ゲーム情報送受信部20bを介して、この操作監視部173によって検知された操作信号や、計時部16aによる判断結果を親用端末110bに送信する。
一方、親用端末110bでは、この操作信号を取得するゲーム情報送受信部20bを備えており、この操作信号はイベント処理実行部179に入力される。また、親用端末110bには、子供用端末110aの操作監視部173の監視結果によって、操作された子供用端末110aを決定するとともに、当該子供用端末110a及び親用端末110bに対して所定のイベント処理を実行するイベント処理実行部179を備えている。
本実施形態において、イベント処理実行部179は、子供用端末110aの操作監視部173によって監視期間内に同期された子供用端末110aに対する操作を検出した場合、又は計時部16aが経過時刻が所定値に到達した場合に、イベント処理を実行する。
本実施形態におけるイベント処理とは、例えば、監視期間内に子供用端末110aが操作されなかった場合には、その旨を親用端末110bの表示部に表示させる。ここで、箱部材2に電子鍵22aが付いている場合には、画面上に解除用の番号を表示させてもよい。一方、イベント処理実行部179が子供用端末110aから監視期間内に操作信号を取得した場合には、画面上に操作されている旨を表示させるとともに、警告音を出力させる。
(操作監視方法)
以上の構成を有する操作監視システムを動作させることで、本発明の操作監視方法を実施することができる。図10は、本実施形態に係る監視方法を示すシーケンス図である。先ず、子供用端末110a及び親用端末110bは、それぞれアプリケーションを起動させ(S601及びS701)、同期するため同期操作を行うとともに、近距離無線通信部11aによって、近距離無線通信を行い、子供用端末110a及び親用端末110bと同期するための操作を同期操作信号として送受信する(S602及びS702)。
この同期操作の送受とは、Wi−Fi方式(登録商標)又はBluetooth(登録商標)方式のアドホック通信を用いて、直接子供用端末110a又は親用端末110bを識別するユーザIDを同期操作信号D1として送受信するものであり、各メモリ15内に記録されたユーザIDをそれぞれ送受する。なお、他の同期処理として、箱部材2に貼り付けられてICチップ21を利用する場合、待機位置IDをICチップ21から読み取り、読み取ったICチップ21の待機位置IDを送受して、当該待機位置IDをアドホック通信の認証として利用する。待機位置IDを受信した端末は、読み取った待機位置IDを解析し、この解析結果に基づいて当待機位置IDを同期操作信号として取得する。
各端末の同期処理部175では、近距離無線通信部11aによって送受信された同期操作信号に基づいて子供用端末110a及び親用端末110bを同期する(S603及びS703)。なお、第1実施形態のように、通信ネットワーク5上の管理サーバ4を介して同期処理させることもできる。同期した後、子供用端末110a及び親用端末110bのゲーム実行部176は、同期された相手側の端末に関する情報と、同期完了した旨を表示部13aに表示させる。その後、子供用端末110aを箱部材2に収納することでゲーム開始を開始させる(S604及びS704)。この際、蓋22を被せて鍵22aで施錠してもよい。また、子供用端末110aに対して画面ロックなどを行ってもよい。
ゲームが開始されると、子供用端末110aの計時部16aでは、監視を行うための監視期間を決定し、監視期間の計測を開始するとともに、経過時刻を計測する(S605)。なお、この監視期間は、予め設定された期間としてもよいし、親用端末110bによって設定された期間としてもよい。また、計時部16aによって決定された監視期間や計測された経過時刻等の情報は、リアルタイムに親用端末110bに送信され表示可能となっている。
計時部16aは、計測を開始すると、経過時刻が監視期間の終了を示す所定値に到達したか否かを随時判断している(S606)。ここで、経過時刻が所定値に到達した場合には(S606における“Y”)、子供用端末110aが操作されずに監視期間が終了したログ情報を記録する(S608)、一方、経過時刻が所定値に到達しない場合には(S606における“N”)、操作監視部173において、操作信号が取得したかを判断する(S607)。
具体的に操作監視部173では、自己の端末に対する操作を監視する。この操作とは、例えば、子供用端末110aの動きや、入力インターフェース12のタッチパネルや操作ボタンに対する操作が含まれており、モーションセンサー14や入力インターフェース12から各信号を取得する。なお、子供用端末110aに設けられたモーションセンサー14によって操作を監視する場合には、当該子供用端末110aの振動又は加速度を検出し、この検出結果を操作として監視する。操作信号を取得していない場合には(S607における“N”)、監視期間が終了するまで処理を繰り返す(S605〜S607)。
子供用端末110aにおいて、ユーザ操作が検知された場合には(S607における“Y”)、操作有りとのログ情報を付加する(S608)。そして、ゲーム情報送受信部20bを介して、操作検知された旨を示す信号を親用端末110bに送信する。
親用端末110bのイベント処理実行部179では、ゲーム開始を開始後、監視期間内に同期された子供用端末110aに対する操作を取得した場合、又は計時部16aによって経過時刻が所定値に到達した到達信号を取得した場合に、イベント処理を決定する。
具体的に、イベント処理実行部179では、計時部16aから到達信号を取得するまでの間に、いずれの子供用端末110aからも操作信号を取得しなかった場合には、監視期間内に子供用端末110aが操作されなかったと判断し、ゲーム成功のイベントを決定する(S707)。そして、そのイベント情報を子供用端末110aに通知するとともに、ゲーム成功である旨のイベント内容を画面上に表示させるイベント処理を実行する。一方、子供用端末110aでは、このイベント情報を取得すると、監視期間終了した旨を画面上に表示させる。
なお、子供用端末110aに画面ロックなどを施している場合には、このイベント情報によって画面ロックを解除してもよい。また、箱部材2に電子鍵22aが付いている場合には、親用端末110bの画面上に解除用の番号を表示させて、その番号を入力することで箱部材2が開放されるようにしてもよい。
一方、監視期間内に、子供用端末110aに対する操作があり、操作信号を監視結果として取得した場合には(S705)、親用端末110bの画面上に、操作有りとの警告画面や警告音を出力させるイベント処理を決定し(S706)、出力処理を実行する(S708)。なお、この場合においても、イベント情報を子供用端末110aに通知し(S707)、子供用端末110aでは、現在使用不可である旨を表示させてもよい(S610)。
その後、各子供用端末110a及び110bでは、次ゲームの開始か否かを判断し(S611及びS709)、次のゲームが選択された場合(S611における“Y”及びS709における“Y”)には、ステップS605〜S610及びS705〜S708の処理を繰り返し行う。一方、次のゲームの選択がなく(S611における“N”及びS709における“N”)、ゲーム終了の選択があった場合には(S612及びS710)、処理を終了する。
(作用・効果)
このような本実施形態によれば、子供が所持する子供用端末110aに対する操作を監視することができるので、そのスマートフォンの依存性を低め、睡眠時間の減少など生活リズムの乱れや、オンラインコミュニケーション上のトラブルを防止することができる。
[変更例]
なお、上述した各実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
例えば、上述した第1実施形態において、監視期間の計測は管理サーバ4で行ったが、本発明はこれに限定するものではなく、情報処理端末1で行ってもよい。また、第3実施形態において、監視期間の計測は子供用端末110aで行ったが、本発明はこれに限定するものではなく、親用端末110bで行ってもよい。