JP2012090067A - 通信装置、移動体通信端末、通信方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、移動体通信端末、通信方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2012090067A
JP2012090067A JP2010234996A JP2010234996A JP2012090067A JP 2012090067 A JP2012090067 A JP 2012090067A JP 2010234996 A JP2010234996 A JP 2010234996A JP 2010234996 A JP2010234996 A JP 2010234996A JP 2012090067 A JP2012090067 A JP 2012090067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
mobile communication
short
unit
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010234996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Ichikawa
哲也 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2010234996A priority Critical patent/JP2012090067A/ja
Publication of JP2012090067A publication Critical patent/JP2012090067A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】高い利便性を維持しながら、所望の機能制限を実行する。
【解決手段】他の移動体通信端末の第1識別データを記憶させるためのメンバ設定部134と、現在の時刻が所定の時間内にあることを成立要件の1つとする近距離通信開始条件の成否を判断する電力モード判断部121及び時間判断部122と、近距離通信開始条件が成立していると判断された場合に近距離通信を実行する通信制御部124と、近距離通信により、通信可能な範囲内にある移動体通信端末が保持する第2識別データを読み取って、その第2識別データと第1識別データとを照合することにより、移動体通信端末(ユーザ)の周囲に、登録された他の移動体通信端末の全てがあるか否かを判断するメンバ判断部125と、他の移動体通信端末の全てがあると判断された場合に、所定の機能制限を実行する有効機能管理部126と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信装置、移動体通信端末、通信方法、及びプログラムに関する。
近年、多くの人が移動体通信端末を保有するようになり、使用できる場所が増えるなど、移動体通信端末ユーザのための環境整備も進んでいる。しかし、使用できる場所が増えることで、逆に不都合が生じることが懸念される。例えば駅、空港、病院、美術館、又は映画館など、公共の場での移動体通信端末の使用は、周囲の人に迷惑をかけてしまうおそれがある。
そこで、特許文献1には、所定のエリアに入ると、自動的に携帯電話機の操作が制限される通信装置が提案されている。また、特許文献2には、GPS機能以外は使用しないスリープモードのまま所定のエリアに入ると、自動的にアクティブモード(通常モード)に切り換わる通信装置が開示されている。
特開2002−142262号公報 特開2006−17498号公報
上記公共の場だけではなく、会社又は学校での移動体通信端末の使用も、仕事や授業の妨げになるなど、周囲の人に迷惑をかけてしまうおそれがある。この点、特許文献1及び2に記載の通信装置によれば、会社や学校での移動体通信端末の使用を制限することができる。しかしながら、これらの通信装置では、所定のエリアに入ると自動的に機能制限又はモード切替が実行されるため、必要がない時にまでユーザの使用が制限されることが多く、利便性が低いと考えられる。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、高い利便性を維持しながら、所望の機能制限を実行することを目的とする。
本発明に係る通信装置は、基地局と無線通信を行う移動体通信端末に搭載される通信装置であって、一乃至複数の他の移動体通信端末の第1識別データを記憶させるための識別記憶部と、現在の時刻が所定の時間内にあること、及び、現在位置が所定のエリア内にあることのいずれか一方を満たすこと又は両方を満たすことを成立要件の1つとする近距離通信開始条件の成否を判断する第1判断部と、前記第1判断部により前記近距離通信開始条件が成立していると判断された場合に、前記基地局との無線通信よりも近距離での無線通信である近距離通信を実行する通信制御部と、前記近距離通信により、通信可能な範囲内にある移動体通信端末が保持する第2識別データを読み取って、該第2識別データと前記第1識別データとを照合することにより、当該通信装置が搭載される移動体通信端末の周囲に、前記他の移動体通信端末の全てがあるか否かを判断する第2判断部と、前記第2判断部により前記他の移動体通信端末の全てがあると判断された場合に、所定の機能制限を実行する機能制限部と、を有することを特徴とする。
前記近距離通信は、機器間で直接的に行う双方向の通信であることが好ましい。
前記第1判断部は、現在の時刻が所定の時間内にあることを前記近距離通信開始条件の成立要件の1つとすることが好ましい。
前記識別記憶部には、それぞれ一乃至複数の他の移動体通信端末をメンバとする複数のグループと、それら各グループのメンバ全員の前記第1識別データと、が記憶されており、当該通信装置は、前記グループごとに区分して機能制限の内容を記憶させるための制限記憶部をさらに有し、前記第2判断部は、前記複数のグループの各々について、前記照合により、当該通信装置が搭載される移動体通信端末の周囲に前記メンバ全員があるか否かを判断し、前記機能制限部は、前記第2判断部によりグループのメンバ全員があると判断された場合に、前記制限記憶部に記憶されたそのグループの機能制限の内容で、前記機能制限を実行することが好ましい。
前記第1判断部は、ユーザにより変更可能な省電力モードのステータスがONになっていることを前記近距離通信開始条件の成立要件の1つとすることが好ましい。
前記第1判断部は、現在の時刻が所定の時間内にあること、及び、ユーザにより変更可能な省電力モードのステータスがONになっていること、の両方を満たすことを前記近距離通信開始条件の成立要件の1つとし、前記機能制限部は、前記省電力モードのステータスがONになっていない場合には、前記機能制限を実行せず、前記省電力モードのステータスがONになっており、且つ、現在の時刻が前記所定の時間内にない場合には、前記機能制限を実行することが好ましい。
前記機能制限部は、前記第2判断部により前記他の移動体通信端末のいずれかがないと判断された場合には、前記第2判断部により前記他の移動体通信端末の全てがあると判断された場合に実行する前記機能制限とは異なる内容の機能制限を実行することが好ましい。
前記通信制御部は、断続的に前記近距離通信を実行することが好ましい。
本発明に係る移動体通信端末は、前記通信装置を有することを特徴とする。
本発明に係る通信方法は、基地局と無線通信を行う一の移動体通信端末と他の移動体通信端末との通信方法であって、前記他の移動体通信端末の第1識別データを記憶装置に記憶させることと、コンピュータが、現在の時刻が所定の時間内にあること、及び、現在位置が所定のエリア内にあることのいずれか一方を満たすこと又は両方を満たすことを成立要件の1つとする近距離通信開始条件の成否を判断することと、前記近距離通信開始条件が成立していると判断された場合に、コンピュータが、前記基地局との無線通信よりも近距離での無線通信である近距離通信を実行することと、コンピュータが、前記近距離通信により、通信可能な範囲内にある移動体通信端末が保持する第2識別データを読み取って、該第2識別データと前記第1識別データとを照合することにより、前記一の移動体通信端末の周囲に、前記他の移動体通信端末の全てがあるか否かを判断することと、前記他の移動体通信端末の全てが前記一の移動体通信端末の周囲にあると判断された場合に、コンピュータが、前記一の移動体通信端末に対して所定の機能制限を実行することと、を含むことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、基地局と無線通信を行う移動体通信端末に搭載されるプログラムであって、一乃至複数の他の移動体通信端末の第1識別データを記憶させるための識別記憶部を有するコンピュータを、現在の時刻が所定の時間内にあること、及び、現在位置が所定のエリア内にあることのいずれか一方を満たすこと又は両方を満たすことを成立要件の1つとする近距離通信開始条件の成否を判断する第1判断部、前記第1判断部により前記近距離通信開始条件が成立していると判断された場合に、前記基地局との無線通信よりも近距離での無線通信である近距離通信を実行する通信制御部、前記近距離通信により、通信可能な範囲内にある移動体通信端末が保持する第2識別データを読み取って、該第2識別データと前記第1識別データとを照合することにより、当該通信装置が搭載される移動体通信端末の周囲に、前記他の移動体通信端末の全てがあるか否かを判断する第2判断部、前記第2判断部により前記他の移動体通信端末の全てがあると判断された場合に、所定の機能制限を実行する機能制限部、として機能させることを特徴とする。
なお、各構成要素の重複する機能に関しては、構成要素ごとに別々にその機能を実現する手段を設けてもよいが、1つの手段を複数の構成要素で共用するようにして、全体の構成の簡素化を図ってもよい。
本発明によれば、高い利便性を維持しながら、所望の機能制限を実行することができる。
本発明の実施形態1に係る移動体通信端末の通信態様を示す図である。 本発明の実施形態1に係る移動体通信端末の概略構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る移動体通信端末に搭載される通信装置の構成を模式的に示すブロック図である。 実施形態1に係る移動体通信端末が用いられる環境の一例を示す図である。 実施形態1に係る移動体通信端末が使用される会社のタイムスケジュールの一例を示す図である。 実施形態1に係る移動体通信端末のメンバ設定部(識別記憶部)に記憶される第1識別データの一例を示す図である。 実施形態1に係る移動体通信端末の時間設定部に記憶される時間帯(設定時間)、及び有効機能設定部(制限記憶部)に記憶される機能制限の内容の一例を示す図である。 第1識別データ、設定時間、又は機能制限の内容等を設定する手法の一例を説明するための図である。 本発明の実施形態1に係る通信方法を示すフローチャートである。 メンバ全員がユーザの周囲にある例を示す図である。 メンバのいずれかがユーザの周囲にない例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る移動体通信端末の時間設定部に記憶される時間帯(設定時間)、及び有効機能設定部(制限記憶部)に記憶される機能制限の内容の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る通信方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る通信方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4に係る移動体通信端末のメンバ設定部に記憶される複数のグループ及びそれら各グループのメンバ全員の第1識別データ、並びに有効機能設定部(制限記憶部)にグループごとに区分して記憶される機能制限の内容の一例を示す図である。 本発明の実施形態4に係る通信方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態5に係る移動体通信端末に搭載される通信装置の構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態5に係る移動体通信端末のエリア設定部に記憶されるエリア(設定エリア)の一例を示す図である。 本発明の実施形態5に係る通信方法を示すフローチャートである。 移動体通信端末の時間設定部に記憶される時間帯(設定時間)の設定方法の別例を説明するための図である。 本発明の他の実施形態(その1)を説明するための図である。 本発明の他の実施形態(その2)を説明するための図である。 本発明の他の実施形態(その3)を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1に、本実施形態に係る移動体通信端末10の通信態様の一例を模式的に示す。この例では、デジタル移動体通信システム(例えばセルラ方式)において移動体通信端末10が使用される。移動体通信端末10は、例えば一般的な通信機能のほか、GPS(Global Positioning System)の人工衛星104と無線通信(以下、GPS通信という)を行うための機能(以下、GPS通信機能という)、無線LAN(Local Area Network)に接続するための機能(以下、LAN接続機能という)、及び近距離で直接機器間通信を行うための機能(以下、直接通信機能という)等も有している。一般的な通信機能には、メール送受信機能及びインターネット接続機能等が含まれる。
本実施形態では、移動体通信端末10を携帯電話とする。ただし、移動体通信端末10は、これに限定されず、例えばPHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistants)、又は小型コンピュータ等、他の移動体通信端末であってもよい。また、デジタル移動体通信システムは、セルラ方式に限られず、コードレス方式等であってもよい。
図1に示すデジタル移動体通信システムにおいて、ネットワーク101は、例えば公衆回線等により構築される電話網である。複数の基地局102は、ネットワーク101及び図示しない交換機等を介して、相互に通信可能に接続される。また、ネットワーク101は、他のネットワーク(例えばインターネット等)にも通信可能に接続される。さらに、ネットワーク101は、直接又は他のネットワークを介して、サーバ103と通信可能に接続される。サーバ103は、例えば位置情報等のデータを保管し、随時更新し、要求に応じてそのデータを提供する装置である。
移動体通信端末10は、各地に設置された基地局102と無線通信C1を行うことができる。詳しくは、基地局102の各々は、電波が届く範囲(以下、セルという)内にある移動体通信端末10等と無線通信を行うことができる。そして、図1に示すデジタル移動体通信システムでは、こうした基地局102が多数設置され、それら基地局102がネットワーク101を介して相互に通信可能に接続される。このため、移動体通信端末10は、離れた場所にいる他の移動体通信端末10とも、基地局102及びネットワーク101を介して無線通信を行うことができる。
GPSは、地球を周回する24個の人工衛星104を利用した全地球規模の3次元測位システムである。本実施形態の移動体通信端末10は、GPS通信機能を有するため、人工衛星104とGPS通信C2を行うことができる。
本実施形態の移動体通信端末10は、直接通信機能を有するため、互いに近距離に位置する2つの移動体通信端末10は、相互に1:1で直接通信C3を行うことができる。なお、通信相手は、携帯電話以外の移動体通信端末、例えばPHS又はPDA等であってもよい。また、3つ以上の端末が、互いに直接通信C3を行ってもよい。
無線LAN105は、例えばインフラストラクチャ型の無線LANである。本実施形態の移動体通信端末10は、LAN接続機能を有するため、無線LAN105のアクセスポイント105aに対してLAN接続通信C4を行うことができる。
図2に、本実施形態に係る移動体通信端末10の概略構成を示す。
移動体通信端末10は、例えば図2に示すように、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、ユーザ入力部14と、画像処理部15と、撮像部15aと、表示部15bと、音声処理部16と、音声入力部16aと、音声出力部16bと、を有する。
通信部11は、無線通信を行うための機能を有し、外部と信号の送受信を行う。通信部11は、例えば回路、又は回路とプログラムとの組み合わせ等から構成される。また、通信部11のために、専用プロセッサを設けてもよい。通信部11の詳細な構成については後述する(図3参照)。
制御部12は、ユーザ入力部14からの入力等に基づいて、通信部11、画像処理部15、及び音声処理部16を制御する。また、制御部12は、必要に応じて、データを記憶部13に格納する。制御部12は、例えばマイクロコンピュータから構成される。なお、マイクロコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)から構成される。ROMは、各種処理を実行するためのプログラムのほか、プログラムの実行に用いられるデータ等を記憶する。RAMは、データを一時的に記憶する。また、CPUは、ROM又はRAM等からプログラムやデータを読み出して、プログラムの実行やデータ処理等を行う。制御部12の詳細な構成については後述する(図3参照)。
記憶部13は、例えばハードディスク又は不揮発性メモリなど、電源を切っても記憶内容を保持することができる記憶装置の一部又は全部の記憶領域として設けられる。記憶部13には、例えばアプリケーションプログラム、自己識別のためのIDデータ、通信(例えば通話又はメール等)のためのアドレスデータ(例えばIPアドレス又は電話番号等)、送信又は受信したメールデータ、電子商取引等のための認証・暗号データ、ユーザが作成したテキストデータ、及び再生可能なメディアデータ(音声データ及び映像データ)等が格納される。記憶部13は、1つの記憶装置で構成されていても、複数の記憶装置で構成されていてもよい。記憶部13の内部構造については後述する(図3参照)。
ユーザ入力部14は、例えばキーボード、タッチパネル(タッチスクリーン)、ポインティングデバイス(例えばマウス又はトラックボール等)、イメージスキャナ、ディジタイザ(例えばタブレット等)、音声認識装置、又はこれらの組み合わせなどから構成される。本実施形態では、主にタッチパネルをユーザ入力部14として用いる。ユーザがユーザ入力部14を操作すると、その操作の内容が電気信号となって、制御部12に入力される。
画像処理部15は、画像データに対して変換、抽出、及び圧縮等の画像処理を行う。画像処理部15は、例えば回路、又は回路とプログラムとの組み合わせ等から構成される。また、画像処理部15のために、専用プロセッサを設けてもよい。
撮像部15aは、被写体の像を電気信号に変換して取り込む。撮像部15aは、例えばCCDカメラ又はCMOSカメラ等から構成される。また、表示部15bは、電気信号を画像に変換して出力する。表示部15bは、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等から構成される。本実施形態では、LCDタッチパネルを用いる。LCDタッチパネルは、ディスプレイとしての表示機能に加え、感圧式又は静電式等により、ユーザの入力操作を感知する機能を有する。すなわち、LCDタッチパネルは、ユーザ入力部14及び表示部15bの両方として機能する。
音声処理部16は、音声データに対して変換、抽出、及び圧縮等の音声処理を行う。音声処理部16は、例えば回路、又は回路とプログラムとの組み合わせ等から構成される。また、音声処理部16のために、専用プロセッサを設けてもよい。
音声入力部16aは、音声を電気信号に変換して取り込む。音声入力部16aは、例えばマイクから構成される。また、音声出力部16bは、電気信号を音声に変換して出力する。音声出力部16bは、例えばスピーカから構成される。
制御部12は、ユーザ入力部14からの入力(ユーザの要求)等に基づいて、画像データ及び音声データを記憶部13に格納する。これにより、録音及び録画が可能になる。また、制御部12は、ユーザ入力部14からの入力(ユーザの要求)等に基づいて、記憶部13に記憶された画像データ又は音声データを読み出して、表示部15b又は音声出力部16bに出力させる。これにより、画像データ又は音声データの再生が可能になる。
図3に、移動体通信端末10に搭載される通信装置の構成、詳しくは通信部11、制御部12、及び記憶部13の詳細な構成を示す。
記憶部13は、電力モード設定部131と、通信方式設定部132と、時間設定部133と、メンバ設定部134(識別記憶部)と、有効機能設定部135(制限記憶部)と、を有する。
電力モード設定部131には、省電力モードのステータス(ON/OFF)が記憶される。
通信方式設定部132には、現在用いるべき通信手段(例えばGPS部111/無線通信部112/BT部113/LAN接続部114)が記憶される。本実施形態では、通常は無線通信部112に設定されており、変更要求があったときにのみ、他の通信手段が設定される。
時間設定部133には、機能制限実行条件(後述の図9のステップS14)の成否を判断すべき時間帯が記憶される(後述の図7参照)。なお、時間帯の数は、1つでも複数でもよい。また、平日、土・日曜日・祝祭日、元旦、年末、月初め、月末、誕生日、記念日、又は給料日などで区分して、それらに異なる時間帯を設定してもよい(後述の図14参照)。
メンバ設定部134には、ユーザが任意に、自己の移動体通信端末以外の移動体通信端末(以下、メンバという)を登録する。メンバ設定部134には、メンバを識別するための識別データ(第1識別データ)が記憶される(後述の図6参照)。本実施形態では、メンバ設定部134が、識別データ記憶部に相当する。また、本実施形態では、メンバ設定部134に記憶させる識別データ(第1識別データ)として端末IDを用いる。ただしこれに限られず、端末IDに代えて、例えば端末の名称、IPアドレス、又は電話番号等を用いてもよい。
有効機能設定部135には、機能制限の内容(機能制限をする機能等)が記憶される(後述の図7参照)。
ユーザは、ユーザ入力部14により、記憶部13に記憶されている上記各データの追加、削除、変更等をすることができる。ただし、これに限られず、変更する必要のないデータは、書き込み不能な記憶装置(例えばROM等)に記憶して変更不能にしてもよい。記憶部13の上記各部は、同一の記憶装置において、異なる記憶領域として設けることもできるし、各々を異なる記憶装置の記憶領域として設けることもできる。さらには、1つの部分が、複数の記憶装置にわたって設けられていてもよい。
通信部11は、GPS部111と、無線通信部112と、BT部113と、LAN接続部114と、を有する。GPS部111、無線通信部112、BT部113、LAN接続部114は、それぞれアンテナ111a、112a、113a、114aを有し、外部との無線通信を行う。
GPS部111は、アンテナ111aを介して、人工衛星104との無線通信(GPS通信C2)を行う。
無線通信部112は、アンテナ112aを介して、基地局102との無線通信(無線通信C1)を行う。
BT部113は、例えばBluetooth(登録商標)のチップセットから構成され、アンテナ113aを介して、近距離に存在する他の端末と直接無線通信(直接通信C3)を行う。Bluetoothは、機器間のケーブルレス化をするための近距離無線通信規格である。Bluetoothによれば、近距離において、共通のプロファイルを持つ端末と直接1対1又は1対2以上の通信を行うことができる。移動体通信端末10がBluetoothで直接通信C3を行う場合、移動体通信端末10は、近距離に位置する他の端末の識別データ(例えばBluetooth用ID)を取得することで、その識別データに基づいて、その他の端末を指定して双方向の直接通信をすることができる。また逆に、予め移動体通信端末10にメンバの識別データを登録しておくことで、その識別データに基づいて、移動体通信端末10の通信可能な範囲にそのメンバがあるか否かを判断することができる。
現時点において、Bluetooth(登録商標)の最長通信距離(通信可能な最長距離)は、約10m〜約100mの範囲内にあることが一般的である。本実施形態では、最長通信距離10mのBluetoothを用いることとする。最長通信距離を短くすることで、消費電力の面で有利になる。最長通信距離10mのBluetoothで通信する端末は、10m以内にある他の端末とは通信することができるが、10mよりも離れている他の端末とは通信することができない。
LAN接続部114は、例えばWi−Fi(登録商標)のチップセットから構成され、アンテナ114aを介して、直接通信C3又はLAN接続通信C4を行う。Wi−Fiは、無線LANの標準規格であるIEEE802.11a(5.2GHz、約54Mbps)又はIEEE802.11b(2.4GHz、約11Mbps)に基づいて通信を行う通信方式である。無線LANの接続方式は、インフラストラクチャ型とアドホック型との2種類に大別される。インフラストラクチャ型の無線LANを形成する場合、LAN接続部114は、無線LAN105のアクセスポイント105aとLAN接続通信C4を行う。一方、アドホック型の無線LANを形成する場合、LAN接続部114は、アクセスポイントを使用せずに、共通のプロトコル及び設定を持つ端末とPeer to Peer通信(直接通信C3)を行う。
制御部12は、電力モード判断部121と、時間判断部122と、時計部122aと、通信方式管理部123と、通信制御部124と、メンバ判断部125(第2判断部)と、有効機能管理部126(機能制限部)と、を有する。本実施形態では、電力モード判断部121及び時間判断部122が、第1判断部に相当する。
電力モード判断部121は、電力モード設定部131に記憶されている省電力モードのステータスがONかOFFかを判断する。
時計部122aは、時計機能を有し、要求に応じて又は常に、現在の時刻を出力する。また、時間判断部122は、時計部122aから得た現在の時刻が、時間設定部133に記憶されている時間(以下、設定時間という)内か否かを判断する。
通信方式管理部123は、電力モード判断部121及び時間判断部122の判断結果に基づいて、通信方式設定部132に記憶されている通信手段(以下、使用通信手段という)を変更する。本実施形態では、所定の条件(以下、近距離通信開始条件という)を満たす場合に、通信方式管理部123が、使用通信手段をBT部113に変更する(書き換える)。本実施形態においては、電力モード判断部121により省電力モードのステータスがONと判断され、且つ、時間判断部122により現在の時刻が設定時間内にあると判断された場合に、近距離通信開始条件を満たすこととする(後述の図9のステップS11、S12参照)。
通信制御部124は、GPS部111、無線通信部112、BT部113、及びLAN接続部114のうち、通信方式設定部132で指定される使用通信手段を用いて通信を行う。本実施形態では、上記近距離通信開始条件を満たす場合には、通信制御部124がBT部113を用いて近距離通信を行う。
メンバ判断部125は、近距離通信中において、予めメンバ設定部134に登録されたメンバ全員がユーザの周囲(近距離)にあるか否かを判断する。具体的には、メンバ判断部125は、近距離通信(Bluetooth通信)により、その通信可能な範囲内にある移動体通信端末(メンバ以外も含む)が保持する識別データ(第2識別データ)を読み取って、その読み取った識別データ(第2識別データ)とメンバ設定部134に記憶されている各メンバの識別データ(第1識別データ)とを照合することにより、近距離通信の範囲にメンバ全員があるか否かを判断する(図10A、図10B参照)。
有効機能管理部126は、メンバ判断部125の判断結果に基づいて、ユーザの移動体通信端末10に対して機能制限(後述の図9のステップS15参照)を実行する。具体的には、メンバ判断部125によりメンバ全員がユーザの周囲にあると判断された場合には、有効機能管理部126は、有効機能設定部135に記憶されている機能制限の内容で、ユーザが携帯している移動体通信端末10の機能を制限する。
以下、本実施形態に係る移動体通信端末10の動作について説明する。詳しくは、図4に示すように、会社1000において、移動体通信端末10を使用する例について説明する。この例では、ユーザUと、ユーザUの同僚A、B、C、D、Eとが、それぞれ移動体通信端末10u、10a、10b、10c、10d、10eを携帯している。移動体通信端末10u、10a、10b、10c、10d、10eは、それぞれ本実施形態の移動体通信端末10と同様の構成を有する(図2及び図3参照)。ユーザU及び同僚A、B、C、D、Eが、それぞれ出勤して会社内で仕事をしている状態においては、同僚A、B、C、D、E全員が、ユーザUの周囲10m以内に位置することとする。会社1000のタイムスケジュールは、図5に示すように、出社9時、昼休み12時〜13時、退社18時である。
この例では、同僚A、B、C、D、Eの移動体通信端末10a、10b、10c、10d、10eを、メンバとする。すなわち、移動体通信端末10uのメンバ判断部125には、例えば図6に示すように、移動体通信端末10a、10b、10c、10d、10eを識別するための端末ID等が記憶される。
また、移動体通信端末10uの時間設定部133には、例えば図7に示すように、出社から退社までの時間帯、すなわち9時〜18時が記憶される。
また、移動体通信端末10uの有効機能設定部135には、例えば図7に示すように、機能制限の内容が記憶される。具体的には、GPS、バックライト、LCD、CPU、メモリ、無線LAN、アプリケーションの各機能について、機能制限時にOFF(完全停止又は抑制)するか否かが記憶される。この例では、GPS、バックライト、LCD、無線LAN、及びアプリケーションは機能制限(OFF)するが、CPU及びメモリは機能制限(OFF)しない。こうした機能制限がなされると、省電力化が図られるため、移動体通信端末10uは、極力電源を落とした状態、いわゆるスリープモードの状態になる。なお、バックライト、LCD、CPU、メモリ、GPS、又は無線LANをOFFすることは、主に省電力を目的とする電力系の機能制限である。一方、アプリケーション、GPS、又は無線LANをOFFすることは、主にユーザによる使用を禁止することを目的とするユーザ操作系の機能制限である。GPS及び無線LANをOFFすることは、両方に大きく関係する機能制限である。この例では、電力系の機能制限及びユーザ操作系の機能制限の両方が含まれているが、機能制限の内容は任意である。例えば子供や学生等による所定の機能の使用を禁止することを目的とする場合には、ユーザ操作系の機能制限のみを機能制限の内容としてもよい。また、消費電力の大きなアプリケーションを使用する場合には、電力系の機能制限として、そのアプリケーションの動作を停止することなども考えられる。また、ユーザ操作系の機能制限として、移動体通信端末をオフラインにすることなども考えられる。また、有効機能設定部135に、より詳細な機能制限の内容を記憶させてもよい。例えばどの程度機能を制限するか(具体的には、バックライトをどの程度弱めるか等)を、有効機能設定部135に設定してもよい。
上記メンバ判断部125の識別データ、時間設定部133の時間帯(設定時間)、及び有効機能設定部135の機能制限の内容は、例えば図8に示すように、ユーザUが、移動体通信端末10uのユーザ入力部14(LCDタッチパネル)を通じて任意に設定することができる。なお、パスワードを設定するなどして、特定のユーザだけがデータを変更できるようにしてもよい。
予め上記メンバ等が登録された移動体通信端末10uは、例えば図9に示すような処理を実行する。
図9の処理は、例えば移動体通信端末10uの制御部12において、ROM内のプログラムをCPUが実行することで開始され、所定の周期で繰り返し実行される。図9の処理は、例えば制御部12の起動時に開始される。ただしこれに限定されず、図9の処理の開始タイミングは任意である。例えばユーザUが好きなタイミングで図9の処理を開始できるようにしてもよい。
まず、ステップS11では、電力モード判断部121が、電力モード設定部131に記憶されている省電力モードのステータスがONか否かを判断する。なお、省電力モードのステータスは、ユーザがユーザ入力部14(LCDタッチパネル)を通じて自由に変更することができる(図8参照)。なお、パスワードを設定するなどして、特定のユーザのみが省電力モードのステータスを変更できるようにしてもよい。
ステップS11で電力モードがONになっていないと判断された場合には(ステップS11:NO)、ステップS12以降の処理を実行せずに、図9の処理を終了する。
他方、ステップS11で省電力モードがONになっていると判断された場合には(ステップS11:YES)、続くステップS12で、時間判断部122が、時計部122aから現在の時刻を得るとともに、時間設定部133を参照して、現在の時刻が設定時間内にあるか否かを判断する。
ステップS12で現在の時刻が設定時間内にないと判断された場合には(ステップS12:NO)、ステップS13及びS14をスキップして、後述のステップS15の処理を実行する。他方、ステップS12で現在の時刻が設定時間内にあると判断された場合には(ステップS12:YES)、ステップS13に進む。
ステップS13では、通信方式管理部123が、使用通信手段をBT部113に変更する(書き換える)。これにより、通信制御部124がBT部113を用いて近距離通信を行うようになる。この際、通信制御部124は、所定間隔で、断続的に近距離通信を実行することが好ましい。連続的に近距離通信を実行するよりも、断続的に近距離通信を実行した方が消費電力を抑制できるからである。通信間隔に関しては、現在のBluetoothの送信電力は、一般的に通信距離が10mの時、2.5mWと少ないので、1時間に1回通信することが望ましいと考えられる。また、通信間隔は一定に限られず、時間帯に応じて変えてもよい。例えば出社時刻又は登校時刻である9時の1時間前後、人が集まりやすい昼12時の1時間前後、午後15時休憩の1時間前後、又は帰宅中の18時から22時までの間などは15分に1回の通信とし、それ以外は1時間に1回の通信を行うことが好ましい。
続くステップS14では、メンバ判断部125が、BT部113による近距離通信中において、予めメンバ設定部134に登録されたメンバ(移動体通信端末10a、10b、10c、10d、10e)全員がユーザU(厳密に言えば、移動体通信端末10u)の周囲にあるか否かを判断する。具体的には、メンバ判断部125は、近距離通信(Bluetooth通信)により、機器間で直接的に双方向の無線通信を行って、その通信可能な範囲内にある移動体通信端末が保持する端末ID(第2識別データ)を読み取る。そして、メンバ判断部125は、その読み取った端末IDとメンバ設定部134に記憶されている各メンバの端末IDとを照合することにより、移動体通信端末10uの周囲(詳しくは、近距離通信で通信可能な範囲)に、登録された他の移動体通信端末10a、10b、10c、10d、10eの全てがあるか否かを判断する。
図10Aに示すように、移動体通信端末10uの通信可能な範囲R(移動体通信端末10uから距離r1以内の範囲)に、移動体通信端末10a、10b、10c、10d、10eの全ての端末IDを確認できれば、ステップS14でメンバ全員がユーザUの周囲にあると判断される。他方、図10Bに示すように、移動体通信端末10uの通信可能な範囲Rに、移動体通信端末10a、10b、10c、10d、10eの少なくとも1つ(例えば移動体通信端末10c)の端末IDが確認できなければ、ステップS14でいずれかの端末(メンバ)がユーザUの周囲にないと判断される。なお、距離r1はBT部113の最長通信距離(近距離通信の最長通信距離)に相当し、本実施形態では10mである。
ステップS14でいずれかの端末(メンバ)がユーザUの周囲にないと判断された場合には(ステップS14:NO)、ステップS15の処理を実行せずに、図9の処理を終了する。
他方、ステップS14でメンバ全員がユーザUの周囲にあると判断された場合には(ステップS14:YES)、続くステップS15で、有効機能管理部126が、有効機能設定部135に記憶されている機能制限の内容(図7参照)で、ユーザUが携帯している移動体通信端末10uの機能を制限する。具体的には、GPS、バックライト、LCD、無線LAN、及びアプリケーションの機能を制限(OFF)する。
上記のように、この例では、ユーザUの移動体通信端末10uに、同僚A、B、C、D、Eの移動体通信端末10a、10b、10c、10d、10eをメンバとして登録する。また、時間設定部133には、会社1000の勤務時間に対応した9時〜18時(図5参照)が登録される。これにより、省電力モードにおいて、勤務時間中にメンバ全員がユーザUの周囲にある時には、仕事中と判断して、ユーザUの移動体通信端末10uに対して、有効機能設定部135に登録された内容の機能制限が実行される。また、勤務時間外に省電力モードのステータスがONになっている場合も、同様の機能制限が実行される。
会社には、概ね決まった人が集まり、会社において、移動体通信端末の機能を制限すべき時間帯(例えば勤務時間)も概ね決まっている。本実施形態では、現在の時刻が所定の時間内にあることを近距離通信開始条件の成立要件の1つとして(図9のステップS12参照)、近距離通信により、移動体通信端末10の周囲に、登録した他の移動体通信端末の全てがある場合に(図9のステップS14:YES)、所定の機能制限を実行するようにした(図9のステップS15参照)。これにより、高い利便性を維持しながら、所望の機能制限を実行することが可能になる。また、機能制限を実行することで、消費電力の削減も図られる。
本実施形態では、ユーザにより変更可能な省電力モードのステータスがONになっていることも近距離通信開始条件の成立要件の1つとして(図9のステップS11参照)、省電力モードのステータスがONになっていない場合には(図9のステップS11:NO)機能制限を実行せず、省電力モードのステータスがONになっており(図9のステップS11:YES)、且つ、現在の時刻が所定の時間(勤務時間)内にない場合には(図9のステップS12:NO)、機能制限を実行するようにした。こうすることで、勤務時間外においては機能制限の有無をユーザが自由に決めることが可能になる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について、上記実施形態1との相違点を中心に説明する。なおここでは、上記図1等に示した要素と同一の要素には各々同一の符号を付し、既に説明した共通の部分、すなわち説明が重複する部分については、便宜上、その説明を割愛することとする。
本実施形態では、省電力モードにおいて、複数種の機能制限、例えば互いに異なる内容を有する第1機能制限及び第2機能制限が実行される。具体的には、本実施形態では、有効機能管理部126に、図11に示すような機能制限の内容が記憶される。この例では、GPS、バックライト、LCD、無線LAN、及びアプリケーションを機能制限(OFF)する第1機能制限と、バックライト、LCD、CPU、及びメモリを機能制限(OFF)する第2機能制限と、が設定されている。そして、本実施形態の移動体通信端末10は、図12に示すような処理を実行する。
図12のステップS11〜S14の処理内容は、図9のステップS11〜S14の処理内容と同様である。ただし、省電力モードのステータスがONになってさえいれば(ステップS11:YES)、機能制限が必ず実行される。この際、実行される機能制限の内容は、所定の条件に基づき、上記第1機能制限及び第2機能制限のいずれか一方が選択される。詳しくは、ステップS14でメンバ全員がユーザUの周囲にあると判断された場合には(ステップS14:YES)、ステップS151で、第1機能制限が実行される。一方、ステップS12で現在の時刻が設定時間内にないと判断された場合(ステップS12:NO)、及びステップS14でいずれかの端末(メンバ)がユーザUの周囲にないと判断された場合には(ステップS14:NO)、ステップS152で、第1機能制限とは異なる内容を有する第2機能制限が実行される。
本実施形態では、現在の時刻が所定の時間内にあることを近距離通信開始条件の成立要件の1つとして(図9のステップS12参照)、近距離通信により、移動体通信端末10の周囲に、登録した他の移動体通信端末の全てがある場合に(図9のステップS14:YES)、通常の省電力モードにおける機能制限(第2機能制限)とは異なる機能制限(第1機能制限)を実行するようにした(図9のステップS15参照)。こうすることで、状況に合わせて、より望ましい機能制限を行いやすくなる。
また、ユーザが省電力モードのステータスをONにすれば、必ず機能制限が実行されるため、ユーザが望む機能制限が行われやすくなる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3について、上記実施形態1との相違点を中心に説明する。なおここでは、上記図1等に示した要素と同一の要素には各々同一の符号を付し、既に説明した共通の部分、すなわち説明が重複する部分については、便宜上、その説明を割愛することとする。
本実施形態の移動体通信端末10は、図13に示すような処理を実行する。図13の処理では、図9のステップS11の処理を行わず、ステップS12から始める。図13のステップS12〜S15の処理内容は、図9のステップS12〜S15の処理内容と同様である。ただし、図13のステップS12で現在の時刻が設定時間内にないと判断された場合には(ステップS12:NO)、機能制限を実行しない。
本実施形態では、省電力モードのステータスがONになっていること(図9のステップS11参照)を近距離通信開始条件とはしていない。すなわち、現在の時刻が所定の時間内にあることのみを近距離通信開始条件として近距離通信を行い、この近距離通信により、移動体通信端末10の周囲に、登録した他の移動体通信端末の全てがある場合に(図9のステップS14:YES)、自動的に所定の機能制限を実行するようにした(図9のステップS15参照)。こうすることで、ユーザの操作によらず自動的に機能制限がされるようになるため、ユーザの手間を省くことができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4について、上記実施形態1との相違点を中心に説明する。なおここでは、上記図1等に示した要素と同一の要素には各々同一の符号を付し、既に説明した共通の部分、すなわち説明が重複する部分については、便宜上、その説明を割愛することとする。
本実施形態のメンバ設定部134には、図14に示すように、それぞれ一乃至複数の他の移動体通信端末をメンバとする複数のグループ、例えば互いに異なるメンバを有する第1グループ、第2グループ、及び第3グループが登録され、グループごとに異なる内容で、時間設定部133の時間帯及び有効機能管理部126の機能制限が設定されている。このように、本実施形態の有効機能管理部126には、グループごとに区分して機能制限の内容が記憶される。また、本実施形態の時間設定部133には、グループごとに区分して、機能制限実行条件(後述の図15のステップS141〜S143)の成否を判断すべき時間帯(設定時間)が記憶される。メンバ設定部134には、それら各グループのメンバ全員の識別データ(第1識別データ)が記憶されている。識別データとしては、例えば端末ID、端末の名称、IPアドレス、又は電話番号等を用いることができる。
図14の例では、第1グループのメンバに職場の同僚A、B、C、D、Eの移動体通信端末を登録し、第2グループのメンバに配偶者Fの移動体通信端末を登録し、第3グループのメンバには、友人である同僚A、Cの移動体通信端末を登録している。
そして、第1グループの設定時間には、例えば平日のみに、会社の勤務時間(休み時間を除く)が設定される(図5参照)。第2グループの設定時間には、例えば平日(月〜金曜日)と土・日曜日とで、異なる時間帯が設定される。詳しくは、平日については、帰宅時間から就寝時間までに相当する19時〜22時が設定され、土・日曜日については、起床時間から就寝時間までに相当する8時〜22時が設定される。第3グループの設定時間には、例えば土・日曜日のみに、外出する傾向にある時間帯が設定される。
第1グループに係る機能制限の内容は、例えば実施形態1と同様である。一方、第2グループに係る機能制限では、例えば全ての項目を機能制限(OFF)する。また、第3グループに係る機能制限では、例えばバックライト、LCD、無線LAN、及びアプリケーションは機能制限(OFF)するが、GPS、CPU、及びメモリは機能制限(OFF)しない。
本実施形態の移動体通信端末10は、図15に示すような処理を実行する。なお、図15のステップS11〜S13の処理内容は、図9のステップS11〜S13の処理内容と同様である。ただし、図15の処理では、ステップS13の後、図9のステップS14の処理に代えて、ステップS141〜S143の処理を実行する。
ステップS141では、メンバ判断部125が、近距離通信により、第1グループのメンバ全員がユーザの周囲にあるか否かを判断する。そして、ステップS141で第1グループのメンバ全員がユーザの周囲にあると判断された場合には(ステップS141:YES)、続くステップS150で、第1グループに設定された内容の機能制限(図14参照)を実行する。
ステップS141で第1グループのいずれかの端末(メンバ)がユーザの周囲にないと判断された場合には(ステップS141:NO)、続くステップS142で、メンバ判断部125が、近距離通信により、第2グループのメンバ全員がユーザの周囲にあるか否かを判断する。そして、ステップS142で第2グループのメンバ全員がユーザの周囲にあると判断された場合には(ステップS142:YES)、続くステップS150で、第2グループに設定された内容の機能制限(図14参照)を実行する。
ステップS142で第2グループのいずれかの端末(メンバ)がユーザの周囲にないと判断された場合には(ステップS142:NO)、続くステップS143で、メンバ判断部125が、近距離通信により、第3グループのメンバ全員がユーザの周囲にあるか否かを判断する。そして、ステップS143で第3グループのメンバ全員がユーザの周囲にあると判断された場合には(ステップS143:YES)、続くステップS150で、第3グループに設定された内容の機能制限(図14参照)を実行する。
また、ステップS143で第3グループのいずれかの端末(メンバ)がユーザの周囲にないと判断された場合には(ステップS143:NO)、機能制限(ステップS150)を行わずに、図15の処理を終了する。
なお、ステップS141〜S143の判断の手法は、例えば図9のステップS14と同様である。また、本実施形態では、優先順位を、高い方から、第1グループ、第2グループ、第3グループとしたが、優先順位は任意である。
本実施形態では、複数のグループを登録し、それらグループの別に異なる内容の機能制限を設定することとした。そして、それらグループの各々について、ユーザの周囲にメンバ全員があるか否かを判断し、いずれかのグループのメンバ全員があると判断された場合には、そのグループに対応した内容の機能制限を実行するようにした。こうすることで、ユーザの周囲にあるメンバに合わせて、より望ましい機能制限を行いやすくなる。
(実施形態5)
本発明の実施形態5について、上記実施形態1との相違点を中心に説明する。なおここでは、上記図1等に示した要素と同一の要素には各々同一の符号を付し、既に説明した共通の部分、すなわち説明が重複する部分については、便宜上、その説明を割愛することとする。
本実施形態では、現在の時刻が所定の時間内にあることの代わりに、ユーザの現在位置が所定のエリア内にあることを、近距離通信開始条件の成立要件の1つとする。具体的には、本実施形態の移動体通信端末10は、図16に示すような構成を有する。すなわち、本実施形態の記憶部13は、図3に示した時間設定部133に代えて、エリア設定部136を有する。また、本実施形態の制御部12は、図3に示した時間判断部122及び時計部122aに代えて、位置判断部127及び位置検出部127aを有する。
エリア設定部136には、機能制限実行条件(後述の図18のステップS27)の成否を判断すべきエリアが記憶される。例えば図17に示すように、ユーザが、基準となる場所(例えばユーザの会社又は学校など)の緯度及び経度を設定(複数の場所を設定する場合は場所ごとに設定)することで、それら緯度及び経度で指定される地点(中心位置)から所定の距離(例えば100m)以内のエリアが自動的に設定されることとする。なお、緯度及び経度の入力方法は任意であり、例えば数値入力でもよい。しかし、例えばサーバ103(図1)から提供される地図を移動体通信端末10のLCDタッチパネル(ユーザ入力部14、表示部15b)に表示させて、ユーザがポインティングデバイスとしてのタッチパネルを通じて任意の位置を指定することにより、その位置の緯度及び経度が自動的に入力されるようにした方が、ユーザの操作は容易になる。
位置検出部127aは、測位機能を有し、要求に応じて又は常に、現在位置を出力する。具体的には、位置検出部127aは、例えば4個の人工衛星104(図1)から発射された電波(以下、GPS電波という)が移動体通信端末10に到達するまでの時間差を測定し、その時間差から移動体通信端末10の位置座標を算出する。
位置判断部127は、位置検出部127aから得た現在位置が、エリア設定部136に記憶されているエリア(以下、設定エリアという)内か否かを判断する。
本実施形態の通信方式管理部123は、電力モード判断部121及び位置判断部127の判断結果に基づいて、通信方式設定部132に記憶されている通信手段(使用通信手段)を変更する。本実施形態においては、電力モード判断部121により省電力モードのステータスがONと判断され、且つ、位置判断部127により現在位置が設定エリア内にあると判断された場合に、近距離通信開始条件を満たすこととする(後述の図18のステップS21、S25参照)。
本実施形態の移動体通信端末10は、図18に示すような処理を実行する。
まず、ステップS21で、図9のステップS11と同様の処理を実行する。そして、ステップS11で省電力モードがONになっていると判断された場合には(ステップS11:YES)、続くステップS22で、通信方式管理部123が、使用通信手段をGPS部111に変更する(書き換える)。これにより、通信制御部124がGPS部111を用いてGPS通信を行うようになる。
続けて、ステップS23では、GPS電波を受信できるか否かを判断する。具体的には、例えば位置検出部127aからの位置信号に基づいて、位置判断部127が判断する。
ステップS23でGPS電波を受信できないと判断された場合には(ステップS23:NO)、ステップS24〜S27をスキップして、後述のステップS28の処理を実行する。
他方、ステップS23でGPS電波を受信できると判断された場合には(ステップS23:YES)、ユーザの現在位置を検出するとともに、ユーザが設定エリア内にいるか否かを判断する。具体的には、ステップS24で、位置検出部127aが、ユーザの携帯する移動体通信端末10の現在位置を算出し、さらに続くステップS25で、位置判断部127が、ステップS24で算出された現在位置が設定エリア内にあるか否かを判断する。設定エリアは、例えばエリア設定部136に登録された位置(緯度及び経度)を中心に100m以内とする。
ステップS25でユーザが設定エリア内にいないと判断された場合には(ステップS25:NO)、ステップS26以降の処理を実行せずに、図18の処理を終了する。
他方、ステップS25でユーザが設定エリア内にいると判断された場合には(ステップS25:YES)、続くステップS26〜S28でそれぞれ、図9のステップS13〜S15と同様の処理を実行する。
本実施形態では、移動体通信端末10の現在位置が設定エリア内にあることを、近距離通信開始条件の成立要件の1つとする。こうすることで、近距離通信を開始する際にユーザが登録場所(例えば会社又は学校等)にいることが、より確実になる。これにより、不必要な機能制限が抑制され、高い利便性を維持しやすくなる。
(他の実施形態)
実施形態1〜4では、ユーザが数値入力により時間設定部133に任意の時間帯を設定するようにしたが、こうした時間帯(設定時間)の設定方法は任意である。例えばユーザがユーザ入力部14を通じて各メンバのタイムスケジュール(例えば図19に示すようなタイムスケジュール)を登録することで、各メンバの設定時間に、そのタイムスケジュールに対応した時間帯が自動的に設定されるようにしてもよい。
実施形態5では、測位にGPSを用いたが、これに限定されず、他の手法で位置を検出するようにしてもよい。例えばGPS以外の衛星測位システム、又は基地局102の情報を利用して位置を検出してもよい。
実施形態5において、エリア設定部136へのエリア(設定エリア)の設定方法は任意である。エリアの形状も、円や球に限られず任意である。例えばユーザがユーザ入力部14を通じて任意の領域を、上記設定エリアとして設定してもよい。また、ランドマーク等を利用してエリアを設定してもよい。
実施形態2では、省電力モードのステータスがONになっているときは必ず機能制限が実行されるようしたが、これに限定されない。例えば図12のステップS14でいずれかの端末(メンバ)がユーザの周囲にないと判断された場合に(ステップS14:NO)、いずれの機能制限も実行せずに、図12の処理を終了するようにしてもよい。
上記各実施形態では、現在の時刻が設定時間内にあること又は現在位置が設定エリア内にあることを条件にして近距離通信を開始し、現在の時刻が設定時間外にあること又は現在位置が設定エリア外にあることを条件にして近距離通信を終了することとした。しかしこれに限られず、近距離通信の終了条件は任意である。例えば図20に示すように、図9のステップS12に代えて、ステップS120で、設定時刻(例えば9時)になったか否か、換言すれば現在の時刻が設定時刻以降の時間内にあるか否かを判断するようにしてもよい。この場合、時間設定部133には、時間帯(近距離通信の開始時刻及び終了時刻)ではなく、近距離通信の開始時刻のみが設定される。また、近距離通信は、例えばユーザがユーザ入力部14を通じて指示した任意のタイミングで終了することとする。図20には、図9の処理の別例を示したが、図15、図18の処理についても同様である。
上記各実施形態では、省電力モードのステータスがONになっている間は、所定の周期で繰り返し図9、図15のステップS12以降の処理又は図18のステップS22以降の処理が実行されるようにした。しかしこれに限られず、例えば図21に示すように、図9のステップS11に代えて、ステップS10で、ステータスがOFFからONに切り替わったか否かを判断し、このステップS10でステータスがOFFからONに切り替わったと判断された場合にのみ(ステップS10:YES)、ステップS12以降の処理を実行するようにしてもよい。この場合、ステップS12以降の処理は、省電力モードのステータスがOFFからONに切り替わったタイミングで、1回だけ実行されるようになる。こうした構成は、消費電力を削減する上で有利である。図21には、図9の処理の別例を示したが、図15、図18の処理についても同様である。
近距離通信を行う手段は、Bluetooth(登録商標)に限られず、基地局102との無線通信C1(図1)よりも近距離での無線通信(近距離通信)を行うことができるものであれば任意である。例えばアドホック(無線LAN)で、近距離通信を行ってもよい。アドホックは、アクセスポイントを使用せずに、共通のプロトコル及び設定を持つ端末とPeer to Peer通信を行う通信方式である。アドホックの場合、移動している端末間でも一時的なネットワークが形成できる。また、アドホックネットワークに参加している端末同士で情報を共有することができる。ただし、アドホックネットワークには原則、誰でも参加できるため、セキュリティの面では、Bluetoothの方が優れていると考えられる。また、用途等によっては、UWB(Ultra Wide Band)又は赤外線通信で、近距離通信を行ってもよい。
近距離通信の最長通信距離は、10mには限られず、基地局102との無線通信C1の最長通信距離と比較して、より近距離であれば任意である。ただし、会社や教室のスペースを考慮すると、近距離通信の最長通信距離は10m〜20mが好ましいと考えられる。また、近距離通信の最長通信距離は、固定であってもよいが、可変である方が好ましい。
機能制限が実行された時の、日時、メンバ、又は場所等のデータ(以下、ログ情報という)を、記憶部13等に保存にして残すようにしてもよい。ログ情報の用途は任意である。例えば親が、子供の生活習慣を把握するためなどにログ情報を用いてもよい。また、ログ情報(統計データ)に基づいて、時間設定部133の時間帯(設定時間)等を自動更新するようにしてもよい。
その他の点についても、移動体通信端末10の構成(構成要素、寸法、材質、形状、又は配置等)は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変更又は割愛することができる。
例えば、図2及び図3等に示した構成に、テレビ機能・ラジオ機能(地上波受信機能)、又はユーザの生体情報(例えば脈拍又は体温等)を検出する機能などを追加してもよい。また、必要がなければ、撮像部15a又は音声入力部16a等を割愛してもよい。
前述の機能制限を実行する場所は、会社1000(図4)に限られず任意であり、例えば駅、空港、病院、美術館、又は映画館などの、公共の場であってもよい。ただし、実施形態1〜4の構成は、時間帯及びメンバを条件として機能制限を実行するため、会社、学校、家など、決まった時間帯に決まった人が集まる場所で機能制限を行う場合に特に有効である。
本発明の移動体通信端末の用途は、任意である。例えば今後学校で、学生に移動体通信端末を持たせて授業を行うケースが増えてくると予想される。そこで、所定の時間帯(例えば授業中)又は所定のエリア(例えば学校の校舎内)において、ユーザである学生の周囲に先生がいるときには、学生の移動体通信端末をオフラインにしたり、ゲーム系のアプリケーションを使用できなくしたりすることが考えられる。また、美術館や映画館等で自動的に移動体通信端末がオフラインになるようにしてもよい。また、本発明の移動体通信端末を用いてゲームをしてもよい。例えば自己の端末の機能制限の内容を見て、周囲にある他の端末を推測することなどが考えられる。
上記実施形態に係る通信装置の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、上記実施形態においてROMや記憶部13等に記憶されているプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するようにしてもよい。
また、通信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
更に、プログラムの全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムを実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
本発明の通信方法は、図9、図15、又は図18のフローチャートに示した内容及び順序に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に内容及び順序を変更することができる。また、用途等に応じて、必要ない工程を割愛してもよい。
上記各実施形態や変形例等は、任意に組み合わせることができる。例えば実施形態1の構成と実施形態5の構成とを組み合わせてもよい。具体的には、例えば図22に示すように、図9のステップS13の前に、図18のステップS22〜S25を挿入して、現在の時刻が所定の時間内にあること、及び、現在位置が所定のエリア内にあることの両方を満たすことを、近距離通信開始条件の成立要件の1つとしてもよい。また、実施形態5について、実施形態2〜4の構成を適用してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、設計上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、「請求項」に記載されている発明や「発明を実施するための形態」に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれると理解されるべきである。
10 移動体通信端末
10a、10b、10c、10d、10e、10u 移動体通信端末
11 通信部
12 制御部
13 記憶部
14 ユーザ入力部
15 画像処理部
15a 撮像部
15b 表示部
16 音声処理部
16a 音声入力部
16b 音声出力部
101 ネットワーク
102 基地局
103 サーバ
104 人工衛星
105a アクセスポイント
111 GPS部
111a アンテナ
112 無線通信部
112a アンテナ
113 BT部
113a アンテナ
114 LAN接続部
114a アンテナ
121 電力モード判断部
122 時間判断部
122a 時計部
123 通信方式管理部
124 通信制御部
125 メンバ判断部
126 有効機能管理部
127 位置判断部
127a 位置検出部
131 電力モード設定部
132 通信方式設定部
133 時間設定部
134 メンバ設定部
135 有効機能設定部
136 エリア設定部
1000 会社

Claims (11)

  1. 基地局と無線通信を行う移動体通信端末に搭載される通信装置であって、
    一乃至複数の他の移動体通信端末の第1識別データを記憶させるための識別記憶部と、
    現在の時刻が所定の時間内にあること、及び、現在位置が所定のエリア内にあることのいずれか一方を満たすこと又は両方を満たすことを成立要件の1つとする近距離通信開始条件の成否を判断する第1判断部と、
    前記第1判断部により前記近距離通信開始条件が成立していると判断された場合に、前記基地局との無線通信よりも近距離での無線通信である近距離通信を実行する通信制御部と、
    前記近距離通信により、通信可能な範囲内にある移動体通信端末が保持する第2識別データを読み取って、該第2識別データと前記第1識別データとを照合することにより、当該通信装置が搭載される移動体通信端末の周囲に、前記他の移動体通信端末の全てがあるか否かを判断する第2判断部と、
    前記第2判断部により前記他の移動体通信端末の全てがあると判断された場合に、所定の機能制限を実行する機能制限部と、
    を有する、
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記近距離通信は、機器間で直接的に行う双方向の通信である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1判断部は、現在の時刻が所定の時間内にあることを前記近距離通信開始条件の成立要件の1つとする、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記識別記憶部には、それぞれ一乃至複数の他の移動体通信端末をメンバとする複数のグループと、それら各グループのメンバ全員の前記第1識別データと、が記憶されており、
    当該通信装置は、前記グループごとに区分して機能制限の内容を記憶させるための制限記憶部をさらに有し、
    前記第2判断部は、前記複数のグループの各々について、前記照合により、当該通信装置が搭載される移動体通信端末の周囲に前記メンバ全員があるか否かを判断し、
    前記機能制限部は、前記第2判断部によりグループのメンバ全員があると判断された場合に、前記制限記憶部に記憶されたそのグループの機能制限の内容で、前記機能制限を実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記第1判断部は、ユーザにより変更可能な省電力モードのステータスがONになっていることを前記近距離通信開始条件の成立要件の1つとする、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記第1判断部は、現在の時刻が所定の時間内にあること、及び、ユーザにより変更可能な省電力モードのステータスがONになっていること、の両方を満たすことを前記近距離通信開始条件の成立要件の1つとし、
    前記機能制限部は、前記省電力モードのステータスがONになっていない場合には、前記機能制限を実行せず、前記省電力モードのステータスがONになっており、且つ、現在の時刻が前記所定の時間内にない場合には、前記機能制限を実行する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記機能制限部は、前記第2判断部により前記他の移動体通信端末のいずれかがないと判断された場合には、前記第2判断部により前記他の移動体通信端末の全てがあると判断された場合に実行する前記機能制限とは異なる内容の機能制限を実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記通信制御部は、断続的に前記近距離通信を実行する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の通信装置を有する移動体通信端末。
  10. 基地局と無線通信を行う一の移動体通信端末と他の移動体通信端末との通信方法であって、
    前記他の移動体通信端末の第1識別データを記憶装置に記憶させることと、
    コンピュータが、現在の時刻が所定の時間内にあること、及び、現在位置が所定のエリア内にあることのいずれか一方を満たすこと又は両方を満たすことを成立要件の1つとする近距離通信開始条件の成否を判断することと、
    前記近距離通信開始条件が成立していると判断された場合に、コンピュータが、前記基地局との無線通信よりも近距離での無線通信である近距離通信を実行することと、
    コンピュータが、前記近距離通信により、通信可能な範囲内にある移動体通信端末が保持する第2識別データを読み取って、該第2識別データと前記第1識別データとを照合することにより、前記一の移動体通信端末の周囲に、前記他の移動体通信端末の全てがあるか否かを判断することと、
    前記他の移動体通信端末の全てが前記一の移動体通信端末の周囲にあると判断された場合に、コンピュータが、前記一の移動体通信端末に対して所定の機能制限を実行することと、
    を含む、
    ことを特徴とする通信方法。
  11. 基地局と無線通信を行う移動体通信端末に搭載されるプログラムであって、
    一乃至複数の他の移動体通信端末の第1識別データを記憶させるための識別記憶部を有するコンピュータを、
    現在の時刻が所定の時間内にあること、及び、現在位置が所定のエリア内にあることのいずれか一方を満たすこと又は両方を満たすことを成立要件の1つとする近距離通信開始条件の成否を判断する第1判断部、
    前記第1判断部により前記近距離通信開始条件が成立していると判断された場合に、前記基地局との無線通信よりも近距離での無線通信である近距離通信を実行する通信制御部、
    前記近距離通信により、通信可能な範囲内にある移動体通信端末が保持する第2識別データを読み取って、該第2識別データと前記第1識別データとを照合することにより、当該通信装置が搭載される移動体通信端末の周囲に、前記他の移動体通信端末の全てがあるか否かを判断する第2判断部、
    前記第2判断部により前記他の移動体通信端末の全てがあると判断された場合に、所定の機能制限を実行する機能制限部、
    として機能させるためのプログラム。
JP2010234996A 2010-10-19 2010-10-19 通信装置、移動体通信端末、通信方法、及びプログラム Pending JP2012090067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010234996A JP2012090067A (ja) 2010-10-19 2010-10-19 通信装置、移動体通信端末、通信方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010234996A JP2012090067A (ja) 2010-10-19 2010-10-19 通信装置、移動体通信端末、通信方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012090067A true JP2012090067A (ja) 2012-05-10

Family

ID=46261217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010234996A Pending JP2012090067A (ja) 2010-10-19 2010-10-19 通信装置、移動体通信端末、通信方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012090067A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014060627A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 I-O Data Device Inc 情報処理装置、通信システム、及び通信プログラム
JP2016103790A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 薫 渡部 操作監視システム及び操作監視プログラム
JP2018113492A (ja) * 2017-01-05 2018-07-19 京セラ株式会社 電子機器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014060627A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 I-O Data Device Inc 情報処理装置、通信システム、及び通信プログラム
JP2016103790A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 薫 渡部 操作監視システム及び操作監視プログラム
JP2018113492A (ja) * 2017-01-05 2018-07-19 京セラ株式会社 電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10789044B2 (en) End-to-end user experiences with a digital assistant
KR100992163B1 (ko) 휴대단말장치, 원격통지방법 및 프로그램을 기록한기록매체
CN106412906B (zh) 用于无线设备的隐私增强的方法、设备和计算机可读介质
US8923891B2 (en) Intelligent location tagging for deterministic device behavior
US9002272B2 (en) Method, apparatus, and use of presence detection to control a function of a device requiring a pairing security level
WO2010033499A2 (en) Orientation based control of mobile device
KR20070112030A (ko) 이동 단말을 위치 기반 리마인더로서 이용하는 방법 및시스템
JP2010206668A (ja) 携帯端末装置及びプログラム
JP2015142171A (ja) 無線端末装置、位置情報出力方法及び位置情報出力プログラム
JP5077678B2 (ja) 通信端末装置及びプログラム
JP2012090067A (ja) 通信装置、移動体通信端末、通信方法、及びプログラム
US8676246B2 (en) Information communication terminal provided with security control function, communication system, and communication method performed by the terminal
JP2009071664A (ja) 携帯端末のモード制御システム,携帯端末および携帯端末のモード制御方法
US20230188980A1 (en) Method for providing electronic device positioning service and apparatus thereof
US20220343747A1 (en) Method and apparatus for providing location alarm service of electronic device
ES2811366T3 (es) Proporcionar una posición actual a la vez que se reduce el consumo total de energía
US20150163340A1 (en) Portable terminal and a method for operating the same
EP4184957A1 (en) Method for managing wireless connection of electronic device and device therefor
JP2008117085A (ja) 携帯型電子装置および携帯型電子装置のセキュリティ制御プログラム
JP6057638B2 (ja) 情報処理装置、通信システム、及び通信プログラム
JP2005223782A (ja) 移動携帯端末
JP2008206025A (ja) 携帯端末探索システム、携帯端末
JP2013197685A (ja) 端末装置
JPWO2006046304A1 (ja) 端末セキュリティ保護装置、端末セキュリティ保護方法および端末セキュリティ保護プログラム
EP4187932A1 (en) Method for providing location confirmation service for electronic device, and device therefor