JP2016102414A - 冷却装置 - Google Patents

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Hiroshi Watanabe
大士 渡辺
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Abstract

【課題】機関運転状態に応じてリーン燃焼モードとストイキ燃焼モードの間で燃焼モードを切り替える内燃機関において、燃焼モードの切り替え完了時にノッキングが発生するのを抑制する。【解決手段】ストイキ燃焼モードへの切り替え後に点火時期をMBTから遅角する必要が生じるか否かを判定する(ステップS12)。遅角の必要が生じると判定された場合、ECU30は、目標流量q4に基づいてラジエータ通過流量をF/F制御する(ステップS14)。遅角の必要が生じないと判定された場合、ECU30は、目標流量q3に基づいてラジエータ通過流量をF/F制御する(ステップS16)。目標流量q4>目標流量q3となるので、遅角の必要が生じると判定された場合、遅角の必要が生じないと判定された場合に比べて、エンジン10の冷却水温をより低下させることができる。【選択図】図9

Description

この発明は、冷却装置に関し、より詳細には、内燃機関の冷却水が循環する冷却装置に関する。
従来、例えば特許文献1(特開昭62−237025号公報)には、理論空燃比で燃料を燃焼させるストイキ燃焼モードと、リーン空燃比で燃料を燃焼させるリーン燃焼モードとを切り替える内燃機関の冷却装置が開示されている。この冷却装置は、内燃機関の冷却水が循環する経路に設けた流量制御弁と、この流量制御弁の目標開度を機関負荷と燃焼空燃比に基づいて決定する制御装置と、を備えている。この制御装置は、具体的に、機関負荷に基づいて算出した基本開度に、燃焼空燃比の増大に反比例させて流量制御弁の開度を減少させるための補正係数を乗じることにより、目標開度を決定している。リーン燃焼させる場合はストイキ燃焼させる場合に比べて燃料の燃焼による発熱量が少なくなるので、リーン燃焼モードで内燃機関を冷やし過ぎると燃焼性が悪化する可能性がある。この点、上記の如く流量制御弁の目標開度を決定すれば、リーン燃焼モードでの冷却水温を高温に保つことができる。
特開昭62−237025号公報 特開2012−047121号公報 特開昭59−226225号公報 特開2008−121539号公報
特許文献1では言及されていないが、ストイキ燃焼させる場合は燃焼による発熱量が多くなるが故にノッキングが起こり易くなる。この点、上記の如く流量制御弁の目標開度を決定すれば、ストイキ燃焼モードでの冷却水温を十分に低下させることができるので、ノッキング抑制効果も期待できる。しかし、流量制御弁には応答遅れがあることから、その開度が目標開度となるまでに時間を要する。そのため、上記の如く流量制御弁の目標開度を決定したとしても、リーン燃焼モードからストイキ燃焼モードに切り替える途中で内燃機関を十分に冷却できず、ストイキ燃焼モードへの切り替え完了時にノッキングが発生する可能性がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものである。即ち、機関運転状態に応じてリーン燃焼モードとストイキ燃焼モードの間で燃焼モードを切り替える内燃機関において、燃焼モードの切り替え完了時にノッキングが発生するのを抑制することを目的とする。
第1の発明は、冷却装置であって、
機関運転状態に応じてリーン燃焼モードとストイキ燃焼モードの間で燃焼モードを切り替え可能な内燃機関の冷媒を循環させる循環経路と、
前記循環経路に設けられ、冷媒との熱交換により冷媒を冷却する熱交換器と、
前記内燃機関と前記熱交換器との間に流れる冷媒の流量を調節する流量調節手段と、
燃焼モードの切り替え要求が出された際の前記内燃機関の運転状態に基づき、燃焼モードの切り替え完了時にノッキングが発生するか否かを予測する予測手段と、
前記ノッキングが発生すると予測された場合、前記ノッキングが発生しないと予測された場合に比べて、燃焼モードの切り替え中における前記内燃機関と前記熱交換器との間に流れる冷媒の流量を増やすように前記流量調節手段を制御する流量制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記内燃機関の運転状態とストイキマップとに基づいて求めたストイキ目標値と、前記内燃機関の運転状態とリーンマップとに基づいて求めたリーン目標値との補間によって、前記ストイキ燃焼モードに対応するストイキ空燃比と、前記リーン燃焼モードに対応するリーン空燃比の間の中間空燃比で前記内燃機関を運転する場合に前記内燃機関と前記熱交換器との間に流れる冷媒の流量目標値を算出する中間目標値算出手段を更に備え、
前記ストイキマップが、前記ストイキ空燃比で前記内燃機関を運転する場合に前記内燃機関と前記熱交換器との間に流れる冷媒の流量目標値を、前記内燃機関の運転状態に関連付けて定めたマップであり、
前記リーンマップが、前記リーン空燃比で前記内燃機関を運転する場合に前記内燃機関と前記熱交換器との間に流れる冷媒の流量目標値を、前記内燃機関の運転状態に関連付けて定めたマップであることを特徴とする。
また、第3の発明は、第2の発明において、
前記流量制御手段は、燃焼モードの切り替え中において、前記中間目標値算出手段により算出した流量目標値よりも大きな流量目標値に基づいて、前記流量調節手段を制御することを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかにおいて、
前記切り替え要求が、前記リーン燃焼モードから前記ストイキ燃焼モードへの切り替え要求であることを特徴とする。
第1の発明によれば、燃焼モードの切り替え要求が出された際の内燃機関の運転状態に基づき、燃焼モードの切り替え完了時にノッキングが発生するか否かを予測し、尚且つ、ノッキングが発生すると予測された場合、ノッキングが発生しないと予測された場合に比べて、内燃機関と熱交換器との間に流れる冷媒の流量を増やすことができる。従って、燃焼モードの切り替え中に内燃機関を十分に冷やして燃焼モードの切り替え完了時にノッキングが発生するのを抑制できる。
第2の発明によれば、中間空燃比で内燃機関を運転する場合に、内燃機関の運転状態とストイキマップとに基づいて求めたストイキ目標値と、内燃機関の運転状態とリーンマップとに基づいて求めたリーン目標値との補間によって、内燃機関と熱交換器との間に流れる冷媒の流量目標値を算出することができる。従って、中間空燃比での運転の際に、内燃機関の燃焼性が悪化するのを抑制できる。また、中間空燃比に対応させたマップを設定せずに済むので設定工数の低減を図ることもできる。
第3の発明によれば、中間目標値算出手段により算出した流量目標値よりも大きな流量目標値に基づいて、流量調節手段を制御することができる。従って、燃焼モードの切り替え中に内燃機関を十分に冷やすことが可能となる。
燃焼モードを切り替える際の内燃機関の運転状態によるものの、リーン燃焼モードからストイキ燃焼モードへ切り替える際は、ストイキ燃焼モードに切り替わった直後にノッキングが発生し易い。この点、第4の発明によれば、リーン燃焼モードからストイキ燃焼モードに切り替わった直後のノッキングの発生を抑制できる。
実施の形態の冷却装置の冷却対象である内燃機関のシステム構成を説明するための図である。 実施の形態の冷却装置のシステム構成を説明するための図である。 燃焼モードマップの一例を示した図である。 目標水温マップの一例を示した図である。 目標流量マップの一例を示した図である。 中間A/Fでのラジエータ通過流量の目標値の算出手法を説明するための図である。 点火時期をMBTに設定できる運転領域を示した図である。 リーン燃焼モードからストイキ燃焼モードに切り替える際の問題点を説明するための図である。 実施の形態において、ECU30により実行される燃焼モードの切り替え前後におけるラジエータ通過流量の制御ルーチンを示すフローチャートである。 エンジンの発熱量と空燃比との関係を示した図である。 エンジン冷却水の流量と空燃比との関係を示した図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態の冷却装置の冷却対象である内燃機関のシステム構成を説明するための図である。このシステムは、火花点火式の内燃機関としてのエンジン10を備えている。エンジン10は、その運転状態に応じてリーン燃焼モードとストイキ燃焼モードの間で燃焼モードを切り替え可能に構成されている。なお、エンジン10の気筒数と気筒配列に特に限定はない。
エンジン10の筒内には、吸気通路12と排気通路14が連通している。吸気通路12には、ターボ過給機16のコンプレッサ16aが設置されている。コンプレッサ16aは、排気通路14に配置されたタービン16bと連結軸を介して一体的に連結されている。コンプレッサ16aの下流には、電子制御式のスロットルバルブ18が設けられている。なお、このシステムにターボ過給機16が搭載されていなくてもよい。
エンジン10の各気筒には、筒内に燃料を直接噴射するための燃料噴射弁20と、混合気に点火するための点火プラグ22とがそれぞれ設けられている。なお、燃料噴射弁20は、エンジン10の吸気ポート(図示せず)に設けられていてもよい。また、エンジン10のクランク軸24の近傍には、エンジン回転速度を検出するためのクランク角センサ26が設けられている。
このシステムは、更に、ECU(Electronic Control Unit)30を備えている。ECU30の入力側には、上述したクランク角センサ26の他、アクセルペダルの開度を検出するためのアクセル開度センサ28等が接続されている。ECU30の出力側には、上述したスロットルバルブ18、燃料噴射弁20、点火プラグ22等が接続されている。ECU30の詳細については後述する。
図2は、本実施の形態の冷却装置のシステム構成を説明するための図である。エンジン10の本体(シリンダブロックやシリンダヘッド)には、ウォータージャケット48が設けられている。このウォータージャケット48を流れる冷却水(冷媒)とエンジン10との間で熱交換が行われる。
ウォータージャケット48を流れる冷却水は、電動式のウォーターポンプ32から供給される。ウォーターポンプ32は、回転により冷却水を送液するインペラと、このインペラを回転させるモータとを備えている(何れも図示せず)。モータの回転を電気的に制御することで、ウォーターポンプ32から吐出される冷却水の流量が変更される。なお、電動式のウォーターポンプ32を、エンジン10によって駆動される機械式のウォーターポンプで構成してもよい。
ウォータージャケット48の入口部とウォーターポンプ32の吐出ポート(図示せず)とは、供給流路34によって接続されている。ウォータージャケット48の出口部には、戻り流路36が接続されている。戻り流路36は途中で3つの流路36a〜36cに分岐している。分岐流路36a〜36cは、独立してウォーターポンプ32の吸入ポート(図示せず)に接続されている。つまり、本実施の形態の冷却装置は、供給流路34、ウォータージャケット48および戻り流路36が共通し、分岐流路36a〜36cが独立する3つの冷却水循環流路を備えている。
第1の冷却水循環流路は、分岐流路36aに設けられたラジエータ40に冷却水を通過させるものである。ラジエータ40に冷却水を通過させると、外気と冷却水との間で熱交換が行われる。第2の冷却水循環流路は、分岐流路36bに設けられたデバイス42に冷却水を通過させるものである。デバイス42には、オイルクーラ、EGRクーラ、ATF(自動変速機油)クーラが含まれている。デバイス42に冷却水を通過させると、デバイス42を流れる流体(オイル、EGRガス等)と冷却水との間で熱交換が行われる。第3の冷却水循環流路は、分岐流路36cに設けられた車内空調用のヒータ44に冷却水を通過させるものである。ヒータ44に冷却水を通過させると車内暖房用空気と冷却水との間で熱交換が行われる。
第1〜第3の冷却水循環流路が分岐する部分、即ち、戻り流路36が分岐流路36a〜36cに分岐する部分には、多機能弁38が設けられている。多機能弁38は、排出ポート38a〜38cおよび流入ポート38dを有するバルブボディと、バルブボディ内に回転軸を中心に回転自在に収容されたロータと、ロータを回転させるモータと、を備えるロータリーバルブである。モータによってロータを回転させると、各排出ポートと流入ポート38dとの間の開口面積が変化して、各排出ポートと流入ポート38dとの連通状態が変化する。つまり、各分岐流路の開口面積が変化して各分岐流路の開閉状態が変化する。多機能弁38によれば、各分岐流路に流れる冷却水の流量、各分岐流路の熱交換器への熱の分配や、冷却装置内を循環させる冷却水の温度を制御できる。
本実施の形態の冷却装置は、図1に示したシステムとECU30を共有している。ECU30は、少なくとも入出力インタフェースとメモリとCPUとを備えている。入出力インタフェースは、各種センサからセンサ信号を取り込むとともに、アクチュエータに対して操作信号を出力するために設けられる。ECU30が信号を取り込むセンサには、図1に示したクランク角センサ26、アクセル開度センサ28の他に、ウォータージャケット48の出口部に設けられた水温センサ46等が含まれる。ECU30が操作信号を出すアクチュエータには、図1に示したスロットルバルブ18、燃料噴射弁20、点火プラグ22の他に、ウォーターポンプ32のモータや、多機能弁38のモータが含まれる。メモリには、各種の制御プログラムやマップが記憶されている。CPUは、制御プログラム等をメモリから読み出して実行し、取り込んだセンサ信号に基づいて操作信号を生成する。なお、ECU30を共有せずに、冷却装置とエンジン10が別々のECUを有していてもよい。
本実施の形態において、ECU30のメモリが記憶しているマップには、燃焼モードマップ、目標水温マップ、目標流量マップが含まれる。
燃焼モードマップは、エンジン10の燃焼モードをエンジン10の運転状態に応じて切り替える制御に用いられるマップである。図3は、燃焼モードマップの一例を示した図である。この燃焼モードマップは、ストイキ燃焼モードおよびリーン燃焼モードを、エンジン10の運転状態に関連付けて設定したものである。なお、エンジン10の運転状態は、アクセル開度センサ28の出力に基づいて算出されたエンジン負荷と、クランク角センサ26の出力に基づいて算出されたエンジン回転速度とに基づいて特定される。
目標水温マップは、暖機後のエンジン10の水温を最適温度に調節する水温調節制御において、冷却水温の目標値を設定するために用いられるマップである。図4は、目標水温マップの一例を示した図である。この目標水温マップは、エンジン10のライナー壁温が最適温度となる水温センサ値を、エンジン10の運転状態に関連付けて設定したものである。本実施の形態では、ストイキ燃焼モードの空燃比A/Fsに対応させた目標水温マップ(以下、「ストイキ目標水温マップ」と称す。)と、リーン燃焼モードの空燃比A/Flに対応させた目標水温マップ(以下、「リーン目標水温マップ」と称す。)の2つが設定されている。なお、空燃比A/Fsおよび空燃比A/Flは固定値である。
目標流量マップは、水温調節制御において、冷却水温を目標水温に制御するために必要な冷却水の流量の目標値を設定するために用いられるマップである。図5は、目標流量マップの一例を示した図である。この目標流量マップは、上述した第1の冷却水循環流路に流れる冷却水の流量(エンジン10とラジエータ40の間に流れる冷却水の流量をいう。以下、「ラジエータ通過流量」と称す。)を、エンジン10の運転状態と目標水温とに関連付けて設定したものである。目標水温マップ同様、本実施の形態では、空燃比A/Fsに対応させた目標流量マップ(以下、「ストイキ目標流量マップ」と称す。)と、空燃比A/Flに対応させた目標流量マップ(以下、「リーン目標流量マップ」と称す。)の2つが設定されている。
[実施の形態の特徴1]
エンジン10の燃焼モードがストイキ燃焼モードに設定されている場合、エンジン10の運転状態がストイキ目標水温マップに適用されて目標水温が求められる。また、求めた目標水温と、エンジン10の運転状態とがストイキ目標流量マップに適用されてラジエータ通過流量が求められる。同様に、エンジン10の燃焼モードがリーン燃焼モードに設定されている場合、エンジン10の運転状態がリーン目標水温マップに適用されて目標水温が求められる。また、求めた目標水温と、エンジン10の運転状態とがリーン目標流量マップに適用されてラジエータ通過流量の目標値が求められる。何れの場合においても、求めたラジエータ通過流量の目標値に基づいて、ウォーターポンプ32のモータの回転速度および/または多機能弁38のモータの回転角度が制御される。
また、エンジン10の燃焼モードがストイキ燃焼モードとリーン燃焼モードの何れかに設定されている場合は、ラジエータ通過流量がフィードバック制御(以下、「F/B制御」と称す。)される。具体的に、エンジン10の燃焼モードがストイキ燃焼モードに設定されている場合、水温センサ46で検出した実際の冷却水温(以下、「実水温」と称す。)が、ストイキ目標水温マップで設定した目標水温に近づくようにラジエータ通過流量がF/B制御される。また、エンジン10の燃焼モードがリーン燃焼モードに設定されている場合、実水温がリーン目標水温マップで設定した目標水温に近づくようにラジエータ通過流量がF/B制御される。このF/B制御においては、ウォーターポンプ32のモータの回転速度および/または多機能弁38のモータの回転角度が微調節される。
しかし、エンジン10の燃焼モードを切り替える場合は、燃焼空燃比により冷却水の受熱状態が変化することから実温度が変わり易い。そのため、上述したF/B制御を燃焼モードの切り替え中に行うのは望ましくない。また、空燃比A/Fsと空燃比A/Flの間のA/F(以下、「中間A/F」と称す。)に対応させた目標水温マップや目標流量マップを設定しておくことは、メモリの容量やマップの設定工数(適合工数)の観点から望ましくない。そこで、本実施の形態では、ストイキ目標水温マップ、リーン目標水温マップ、ストイキ目標流量マップおよびリーン目標流量マップに基づいて、中間A/Fでのラジエータ通過流量の目標値を算出し、算出した目標値に基づいてラジエータ通過流量をフィードフォワード制御(以下、「F/F制御」と称す。)する。
図6は、中間A/Fでのラジエータ通過流量の目標値の算出手法を説明するための図である。この設定手法では、先ず、エンジン10の運転状態をストイキ目標水温マップとリーン目標水温マップに適用して、空燃比A/Fsでの目標水温tと空燃比A/Flでの目標水温tとを求める。続いて、目標水温tと目標水温tの線形補間によって、中間A/Fでの目標水温tを算出する。ここで、目標水温tは、具体的に、次式(1)によって算出する。なお、式(1)に示すA/Fmは中間A/Fの値である。
=t+(t−t)×(A/Fm−A/Fl)/(A/Fs−A/Fl) ・・・(1)
目標水温tを算出したら、この目標水温tと、エンジン10の運転状態とをストイキ目標流量マップとリーン目標流量マップに適用して、目標水温tでの目標流量qs(t),ql(t)を求める。続いて、目標流量qs(t),ql(t)の線形補間によって、中間A/Fでのラジエータ通過流量の目標値(目標流量q)を算出する。ここで、目標流量qは、具体的に、次式(2)によって算出する。なお、式(2)に示すA/Fmは中間A/Fの値である。
=ql(t)+{qs(t)−ql(t)}×(A/Fm−A/Fl)/(A/Fs−A/Fl) ・・・(2)
このように算出した目標流量qに基づいてラジエータ通過流量をF/F制御すれば、燃焼モードの切り替え中の燃焼性の悪化を抑制できる。なお、このF/F制御においては、ウォーターポンプ32のモータの回転速度および/または多機能弁38のモータの回転角度が目標流量qに基づいて制御される。
[実施の形態の特徴2]
本実施の形態では、リーン燃焼モードとストイキ燃焼モードの何れの場合においても、点火プラグ22の点火時期を各燃焼モードに対応するMBT(Minimum advanced for Best Torque)に近付けるように制御する点火時期制御を行う。ここで、燃料の燃焼による発熱量の違いから、リーン燃焼モードとストイキ燃焼モードでは点火時期を各燃焼モードに対応するMBTに設定できる運転領域(以下、「MBT領域」と称す。)がそもそも異なる。なお、MBTはエンジン出力や燃料消費率が最良となる点火基準時期を意味する。
図7は、MBT領域を示した図である。図7に示す領域(i)は、空燃比A/Fsに対応するMBT(以下、「ストイキMBT」と称す。)に点火時期を設定できない領域に該当し、領域(ii)は空燃比A/Flに対応するMBT(以下、「リーンMBT」と称す。)に点火時期を設定できない領域に該当する。図7に示すように、領域(i)の一部に領域(ii)が形成される。つまり、領域(i)は領域(ii)よりも広い。この理由は、ストイキ燃焼時はリーン燃焼時に比べて発熱量が多くなるので、ノッキングが発生し易く、点火時期を多めに遅角する必要があるためである。
MBT領域の面積に差があることで、エンジンの運転状態によっては、リーン燃焼モードからストイキ燃焼モードに切り替える際に点火時期をストイキMBTよりも更に遅角しなければならないケースが出てくる。図8は、リーン燃焼モードからストイキ燃焼モードに切り替える際の問題点を説明するための図である。図8に示す「運転状態Q」は、図7において、運転状態が点Pから点Qに変化して燃焼モードの切り替え要求が出された場合に相当する。また、「運転状態R」は、図7において、運転状態が点Pから点Rに変化して燃焼モードの切り替え要求が出された場合に相当する。
図8に示すように、「運転状態Q」および「運転状態R」の何れの場合においても、トルクを一定に維持したまま、リーン運転時の燃焼空燃比および点火時期(即ちリーンMBT)から、ストイキ運転時の燃焼空燃比および点火時期(即ちストイキMBT)へ徐々に変更させる。トルクを一定に維持するのは、燃焼モードの切り替え中のトルク段差の発生を抑制するためである。しかし、運転状態Rは、点火時期をMBTから遅角する領域(ii)にあることから(図7参照)、切り替え後のノッキングを見越して点火時期を遅角しなければならない。その場合、トルクを一定に維持するためには、空気量や燃料噴射量を増やす必要がある。空気量を増やすためにはスロットルバルブを追加操作してスロットル開度を増やす必要がある。しかし、スロットルバルブには応答遅れがあるので、スロットル開度を増やすことで燃焼モードの切り替えに時間を要してしまう。また、燃料噴射量を増やすことで、燃費が悪化してしまう。
そこで、本実施の形態では、リーン燃焼モードからストイキ燃焼モードに切り替える要求が出された際に、切り替え後に点火時期をストイキMBTから更に遅角する必要が生じるか否かを予測する。そして、遅角の必要が生じると予測された場合には、上述した目標水温tの算出後、算出した目標水温tをより低温側の目標水温tに変更する(目標水温t<目標水温t)。続いて、目標水温tと、エンジン10の運転状態とをストイキ目標流量マップとリーン目標流量マップに適用して、目標水温tでの目標流量qs(t),ql(t)を求める。続いて、目標流量qs(t),ql(t)の線形補間によって、中間A/Fでのラジエータ通過流量の目標値(目標流量q)を算出する。目標流量qの算出は、上式(2)の変数tを変数tに置き換えた次式(3)によって算出する。
=ql(t)+{qs(t)−ql(t)}×(A/Fm−A/Fl)/(A/Fs−A/Fl) ・・・(3)
そして、目標流量qに基づいてラジエータ通過流量をF/F制御する。
目標水温tをより低温側の目標水温tに変更することで、目標流量qが目標流量qよりも多くなるので、冷却水温を低下させることができる。MBT領域の面積は冷却水温に左右され、冷却水温が下がることでMBT領域の面積が拡大する。そのため、冷却水温を低下させることで、図7の領域(i)の面積を縮小できる。よって、切り替え後のノッキングの発生を未然に防止できる。また、仮にノッキングが発生したとしても、点火時期の遅角量を少なくできる。従って、スロットルバルブの追加操作の発生を防止し、または、スロットルバルブの追加操作に伴う応答遅れの低減を図ることができる。即ち、燃焼モードの切り替え時間の短縮化を図ることができる。燃費の悪化の抑制を図ることもできる。
[具体的処理]
次に、図9を参照しながら、上述した機能を実現するための具体的な処理について説明する。図9は、実施の形態において、ECU30により実行される燃焼モードの切り替え前後におけるラジエータ通過流量の制御ルーチンを示すフローチャートである。なお、図9に示すルーチンは、エンジン10の燃焼モードがリーン燃焼モードに設定されている際に、繰り返し実行されるものとする。
図9に示すルーチンにおいて、先ず、ECU30は、リーン燃焼モードからストイキ燃焼モードへの切り替え要求が出されているか否かを判定する(ステップS10)。本ステップでは、具体的に、上述した燃焼モードマップにアクセル開度センサ28の出力に基づいて算出されたエンジン負荷と、クランク角センサ26の出力に基づいて算出されたエンジン回転速度とを適用し、特定される運転状態がストイキ燃焼モードにあるか否かにより切り替え要求の有無が判定される。
ステップS10において、切り替え要求が出されていると判定された場合、ECU30は、ストイキ燃焼モードへの切り替え後に点火時期をストイキMBTから更に遅角する必要が生じるか否かを判定する(ステップS12)。本ステップでは、具体的に、ステップS10において特定した運転状態が、図7で説明した領域(ii)に含まれるか否かにより点火時期をストイキMBTから更に遅角する必要が生じるか否かが判定される。なお、リーン運転時の燃焼空燃比およびリーンMBTから、ストイキ運転時の燃焼空燃比およびストイキMBTへの変更については、本制御ルーチンとは別の制御ルーチンに従ってECU30により実行されているものとする。
ステップS12において、点火時期をストイキMBTから更に遅角する必要が生じると判定された場合、ECU30は、ストイキ目標水温マップ、リーン目標水温マップ、ストイキ目標流量マップおよびリーン目標流量マップに基づいて目標水温tを算出する。そして、算出した目標水温tを低温側の目標水温tに変更した上で目標流量qを算出し、目標流量qに基づいてラジエータ通過流量をF/F制御する(ステップS14)。一方、ステップS12において、点火時期をMBTから遅角する必要が生じないと判定された場合、ECU30は、ストイキ目標水温マップ、リーン目標水温マップ、ストイキ目標流量マップおよびリーン目標流量マップに基づいて目標水温tを算出する。そして、算出した目標水温tから目標流量qを算出し、目標流量qに基づいてラジエータ通過流量をF/F制御する(ステップS16)。目標水温t,tと目標流量q,qの算出手法については、既に説明した通りである。
ステップS14またはステップS16に続いて、ECU30は、ストイキ燃焼モードへの切り替えが完了したか否かを判定する(ステップS18)。本ステップでは、具体的に、燃焼切り替えフラグが切り替え完了を示すか否かによって切り替えが完了したか否かが判定される。なお、燃焼切り替えフラグが切り替え完了を示すのは、本制御ルーチンとは別の制御ルーチンから燃焼切り替えが完了したとの情報が出されたときであるとする。
ステップS18において、ストイキ燃焼モードへの切り替えが完了したと判定された場合、ECU30は、ストイキ燃焼モードでのラジエータ通過流量のF/B制御を行う(ステップS20)。即ち、ストイキ目標水温マップおよびストイキ目標流量マップに基づいて目標水温tと目標流量qが算出され、目標流量qに基づいてラジエータ通過流量がF/B制御される。目標水温tと目標流量qの算出手法については、既に説明した通りである。
以上、図9に示した制御ルーチンによれば、リーン燃焼モードからストイキ燃焼モードに切り替える要求が出された際に、スロットルバルブの応答遅れの発生を防止し、または、応答遅れの低減を図ることができる。即ち、燃焼モードの切り替え時間の短縮化を図ることができる。燃費の悪化の抑制を図ることもできる。
なお、上記実施の形態においては、供給流路34、ウォータージャケット48、戻り流路36、分岐流路36aが上記第1の発明における「循環流路」に、ラジエータ40が同発明における「熱交換器」に、ウォーターポンプ32および/または多機能弁38が同発明における「流量調節手段」に、それぞれ相当している。
また、上記実施の形態においては、ECU30が図9のステップS12の処理を実行することにより上記第1の発明における「予測手段」が、同図のステップS14の処理を実行することにより同発明における「流量制御手段」が、それぞれ実現されている。
また、上記実施の形態においては、ストイキ目標水温マップおよびストイキ目標流量マップが上記第2の発明における「ストイキマップ」に、リーン目標流量マップおよびリーン目標流量マップが同発明における「リーンマップ」に、それぞれ相当している。
また、上記実施の形態においては、ECU30が図9のステップS16の処理を実行することにより上記第2の発明における「中間目標値算出手段」が実現されている。
ところで、上記実施の形態においては、目標水温tと目標水温tの線形補間によって中間A/Fでの目標水温tを算出し、この目標水温tから求めた目標流量qs(t),ql(t)の線形補間によって中間A/Fでの目標流量qを算出した。しかし、目標水温tと目標流量qは何れもエンジン10の運転状態の関数であることから、目標水温tを算出せずにエンジン10の運転状態から目標流量qを算出することもできる。但しこの場合は、ラジエータ通過流量をエンジン10の運転状態のみに関連付けて図5同様の目標流量マップを設定する必要がある。
また、上記実施の形態においては、中間A/Fでの目標流量qを線形補間によって算出したが、より高精度に目標流量qを算出するためには、線形補間以外の補間法によって算出することが望ましい。この理由について、図10乃至図11を参照しながら説明する。図10はエンジンの発熱量と空燃比との関係を示した図であり、図11はエンジン冷却水の流量と空燃比との関係を示した図である。エンジンの発熱量は燃料噴射量に比例するので、空燃比をリッチにするほどエンジンの発熱量が大きくなる。この特性を示したのが図10である(但し、エンジンの運転条件は一定とする)。一方、このエンジンの冷却水温をある目標水温に制御するためには、この発熱量と釣り合う熱量を冷却水と交換する必要がある。しかし、平板強制対流の場合の熱伝達の式(Q=h(T―T)、h=Nu・L/λ、Nu=0.037・Re4/5・Pr1/3、(但し、T,Tは温度、Lは代表長さ、λは熱伝導率、Nuはヌセルト数、Reは流速、Prはプラントル数))に基づくと、L、Prが一定の条件では熱伝達率hが流速Reの0.8乗に比例することが分かる。この特性を示したのが図11である。図11から、エンジン冷却水の流量と空燃比の関係が厳密には線形でないことが分かる(但し、エンジンの運転条件および目標水温は一定とする)。よって、目標流量qをより高精度に算出する場合には、線形補間以外の補間法によって算出することが望ましいことなる。
一方、中間A/Fでの目標水温tは線形補間によって高精度に算出できる。但し、上記実施の形態は、目標水温tの算出法が線形補間のみであることを限定するものではない。即ち、上記実施の形態において、中間A/Fでの目標水温tを線形補間以外の補間法によって算出してもよい。
また、上記実施の形態においては、リーン燃焼モードからストイキ燃焼モードへの切り替え要求が出された場合を例として説明した。しかし、本発明は、ストイキ燃焼モードからリーン燃焼モードへの切り替え要求が出された場合においても同様に適用が可能である。即ち、リーン燃焼モードへの切り替え後に点火時期をリーンMBTから遅角する必要が生じるか否かを予測し、遅角の必要が生じると予測された場合には、目標流量qに基づいてラジエータ通過流量をF/F制御することができる。
また、上記実施の形態においては、エンジン10の燃焼モードがストイキ燃焼モードまたはリーン燃焼モードに設定されている場合、実水温が目標水温tまたは目標水温tに近づくようにラジエータ通過流量をF/B制御するとした。しかし、目標流量qや目標流量qに基づいて、ラジエータ通過流量をF/F制御してもよい。
10 エンジン
22 点火プラグ
26 クランク角センサ
28 アクセル開度センサ
30 ECU
32 ウォーターポンプ
34 供給流路
36 戻り流路
36a,36b,36c 分岐流路
38 多機能弁
40 ラジエータ
46 水温センサ
48 ウォータージャケット
また、上記実施の形態においては、ストイキ目標水温マップおよびストイキ目標流量マップが上記第2の発明における「ストイキマップ」に、リーン目標水温マップおよびリーン目標流量マップが同発明における「リーンマップ」に、それぞれ相当している。
また、上記実施の形態においては、ECU30が図9のステップS16の処理を実行することにより上記第2の発明における「中間目標値算出手段」が実現されている。

Claims (4)

  1. 機関運転状態に応じてリーン燃焼モードとストイキ燃焼モードの間で燃焼モードを切り替え可能な内燃機関の冷媒を循環させる循環経路と、
    前記循環経路に設けられ、冷媒との熱交換により冷媒を冷却する熱交換器と、
    前記内燃機関と前記熱交換器との間に流れる冷媒の流量を調節する流量調節手段と、
    燃焼モードの切り替え要求が出された際の前記内燃機関の運転状態に基づき、燃焼モードの切り替え完了時にノッキングが発生するか否かを予測する予測手段と、
    前記ノッキングが発生すると予測された場合、前記ノッキングが発生しないと予測された場合に比べて、燃焼モードの切り替え中における前記内燃機関と前記熱交換器との間に流れる冷媒の流量を増やすように前記流量調節手段を制御する流量制御手段と、
    を備えることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記内燃機関の運転状態とストイキマップとに基づいて求めたストイキ目標値と、前記内燃機関の運転状態とリーンマップとに基づいて求めたリーン目標値との補間によって、前記ストイキ燃焼モードに対応するストイキ空燃比と、前記リーン燃焼モードに対応するリーン空燃比の間の中間空燃比で前記内燃機関を運転する場合に前記内燃機関と前記熱交換器との間に流れる冷媒の流量目標値を算出する中間目標値算出手段を更に備え、
    前記ストイキマップが、前記ストイキ空燃比で前記内燃機関を運転する場合に前記内燃機関と前記熱交換器との間に流れる冷媒の流量目標値を、前記内燃機関の運転状態に関連付けて定めたマップであり、
    前記リーンマップが、前記リーン空燃比で前記内燃機関を運転する場合に前記内燃機関と前記熱交換器との間に流れる冷媒の流量目標値を、前記内燃機関の運転状態に関連付けて定めたマップであることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記流量制御手段は、燃焼モードの切り替え中において、前記中間目標値算出手段により算出した流量目標値よりも大きな流量目標値に基づいて、前記流量調節手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記切り替え要求が、前記リーン燃焼モードから前記ストイキ燃焼モードへの切り替え要求であることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載の冷却装置。
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