JP2016100705A5 - - Google Patents

Description

ここで、前記時刻同期システム１００と、時刻同期システム１００から位相同期回路１６を除去してなる比較用システムとを用意し、それぞれを作動させ、時刻精度についての比較を行った。すなわち、時刻同期システム１００と比較用システムとのそれぞれについて、システムを作動させ、生成した第１の時刻信号および第２の時刻信号の位相（時刻）のずれ量を求め、そのずれ量を縦軸、時間を横軸としてグラフを記載した。図５が、比較用システムについての結果であり、図６が、時刻同期システム１００についての結果である。

これに対して、時刻同期システム１００の場合は、図６に示すように、衛星信号を受信できる時に、第２の時刻信号について、位相の揺らぎが低減または除去され、短期的な時刻精度が向上していることが判る。

Claims (10)

1. 発振器を含み、第１の時刻信号を生成するクロック供給装置と、
   衛星信号に基づいて第２の時刻信号を生成する受信機と、前記第２の時刻信号の揺らぎを低減する揺らぎ低減部と、を含み、前記クロック供給装置の外部に設けられた時刻同期装置と、を含む、時刻同期システム。
2. 前記揺らぎ低減部は、前記第２の時刻信号の位相の揺らぎを低減する、請求項１に記載の時刻同期システム。
3. 前記クロック供給装置は、前記第１の時刻信号および前記第２の時刻信号のいずれかを用いる、請求項１または２に記載の時刻同期システム。
4. 従属同期方式を用いた網同期に用いられる請求項１ないし３のいずれか１項に記載の時刻同期システム。
5. 前記発振器は原子発振器である、請求項１ないし４のいずれか１項に記載の時刻同期システム。
6. 前記受信機と前記クロック供給装置とが互いに離れた位置に配置されている請求項１ないし５のいずれか１項に記載の時刻同期システム。
7. 前記受信機と前記クロック供給装置とが光ファイバーで接続されている請求項１ないし６のいずれか１項に記載の時刻同期システム。
8. 前記揺らぎ低減部は位相同期回路を有する、請求項１ないし７のいずれか１項に記載の時刻同期システム。
9. 前記位相同期回路は、フィルターを有しており、
   前記フィルターの時定数は１秒以上１０秒以下の範囲内に設定される請求項８に記載の時刻同期システム。
10. 前記クロック供給装置は、前記時刻同期装置が前記第２の時刻信号を生成できない場合は、前記第１の時刻信号を用いる、請求項３に記載の時刻同期システム。