JP2016099922A - 装置、端末、システム、感染予防方法 - Google Patents

装置、端末、システム、感染予防方法 Download PDF

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Abstract

【課題】感染症を患っていない者が病院においてインフルエンザ等の感染症に感染してしまうリスクを低減する装置、端末、システム及び感染予防方法を提供する。
【解決手段】互いに通信を行う端末100と装置200を備える。端末100は、所定のタイミングに、自身が備わる端末を示す端末識別子を送信する送信部101と、送信に応じて場所を示す情報が通知されたとき、情報を報知する第1の信号を出力する報知部102と、を備える。装置200は、受信した端末識別子に対応する所定の症状に応じた、症状が感染症の症状か否かによって異なる場所を示す所定の情報を端末識別子の端末100に通知する。
【選択図】図18

Description

本発明は、端末、装置、システム、感染予防方法に関し、特に、患者の症状に応じた処理を行う端末、装置、システム、感染予防方法に関する。
一般的に、病院の受付に関するシステムが知られている。
上述の病院の受付に関するシステムは、以下の特許文献1に開示されている。
特許文献1のシステムは、携帯端末90と、入場確認装置91と、予約センター92と、を備える。
携帯端末90を持つ者は、所定の施設(例えば、病院やコンサート会場等)の入り口に配置されている入場確認装置91に携帯端末90を接続する。入場確認装置91は、携帯端末90から端末番号と予約情報を取得し、取得した端末番号等と予約情報を予約センター92に送信する。予約センター92は、予約情報データベース93を検索し、携帯端末90の端末番号と予約情報が正しいか否かの認証を行う。認証の結果が正しい場合には、予約センター92は、携帯端末90を持つ者を入場者として登録する。
上述の構成や動作の通り、特許文献1のシステムは、携帯端末90を持つ者が所定の施設に来場したことを登録することができる。所定の施設が病院であれば、特許文献1のシステムは、携帯端末90を持って来院した者の受付を行うことができる。その後、携帯端末90を持った来院者は、病院の待合室で医者からの呼び出しを待つことができる。
特開2002−123730号公報
しかし、特許文献1のシステムは、来院した者の受付を行うだけであり、来院した者の症状に応じて待合室を来院者に通知しない。その為、病院の待合室には、様々な症状の患者が呼び出しを待つこととなり、ときには、インフルエンザ等の感染症を患った患者と、感染症を患っていない患者とが近接して待つこともあった。
その結果、特許文献1のシステムでは、来院者(感染症を患っていない者)が、待合室で呼び出しを待つ間、インフルエンザ等の感染症に感染してしまうという課題があった。
本発明は、上記課題を解決する端末、装置、システム、感染予防方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の端末は、所定のタイミングに、自身が備わる端末を示す端末識別子を送信する送信部と、前記送信に応じて場所を示す情報が通知されたとき、前記情報を報知する第1の信号を出力する報知部と、を備える。
上記目的を達成するために、本発明の装置は、受信した端末識別子に対応する所定の症状に応じた、前記症状が感染症の症状か否かによって異なる場所を示す所定の情報を前記端末識別子の端末に通知する。
上記目的を達成するために、本発明のシステムは、互いに通信を行う端末と装置を備え、前記端末は、所定のタイミングに、自身が備わる端末を示す端末識別子を送信する送信部と、前記送信に応じて場所を示す情報が通知されたとき、前記情報を報知する第1の信号を出力する報知部と、を備える端末であり、前記装置は、受信した端末識別子に対応する所定の症状に応じた、前記症状が感染症の症状か否かによって異なる場所を示す所定の情報を前記端末識別子の端末に通知する装置である。
上記目的を達成するために、本発明の感染予防方法は、所定のタイミングに、端末が自身を示す端末識別子を送信する第1のステップと、前記第1のステップにより送信された前記端末識別子に対応する所定の症状に応じた、前記症状が感染症の症状か否かによって異なる場所を示す所定の情報を前記端末に通知する第2のステップと、前記場所を示す情報が通知されたとき、前記情報を報知する第1の信号を前記端末が出力する第3のステップと、を有する。
本発明によれば、システムは、感染症を患っていない者が病院においてインフルエンザ等の感染症に感染してしまうリスクを特許文献1のシステムよりも低減することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムが病院に備わったときの様子を示した図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムの来院制御サーバに設定される患者診療データの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムの来院制御サーバに設定される待合スペース指定データの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムに備わる来院制御サーバの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムの動作を説明する為の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムの動作をより詳細に説明する為の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムの動作(モニタ表示動作)を説明する為の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステムの来院制御サーバにより変更された患者診療データの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムが病院に備わったときの様子を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムに備わる来院制御サーバに設定される患者関連データの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムの来院制御サーバに設定される移動許可エリア情報の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムに備わる来院制御サーバの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムの動作を説明する為の図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムの来院制御サーバにより更新された患者関連データの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステムの動作(モニタ表示動作)を説明する為の図である。 本発明の第3の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。
次に本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
≪第1の実施の形態≫
[概要]
本発明の第1の実施の形態におけるシステムは、病院に設置され、来院した患者に対し、その症状に応じて、病院内のどの待合スペースで待つべきかを通知するシステムである。患者の持つ端末に、待つべき待合スペースが通知される。
その為に、本実施形態のシステムには、患者の持つ端末を示す識別子(以下、「端末識別子」という)と、当該患者の症状と、が対応づけられた表(以下、「対応表1」という)が予め設定される。さらに、本実施形態のシステムには、いくつかの症状毎に、待合スペースが対応づけられた表(以下、「対応表2」という)が予め設定される。なお、対応表2において、感染症と無関係の症状に対応する待合スペースは、感染症の症状に対応する待合スペースとは異なるように設定される。
本実施形態のシステムは、来院した患者の端末から端末識別子を取得し、取得した端末識別子に対応する患者の病状を対応表1から求める。本実施形態のシステムは、(対応表1から求めた)患者の症状に対応する待合スペースを対応表2から取得し、該待合スペースを患者の持つ端末に通知する。感染症を患っていない患者の持つ端末には、感染症を患った患者の持つ端末とは異なる待合スペースが通知される。
その結果、来院した患者(感染症を患っていない患者)は、感染症を患った患者と同じ待合スペースで待つことがなくなり、感染症に感染するリスクを減らすことができる。
以下に、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成や機能、動作について説明する。
[構成の説明]
まず、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成と機能について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。図2は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムが病院に備わったときの様子を示した図である。
(1)本発明の第1の実施の形態におけるシステムの構成
本実施形態のシステムは、図1に示されるように、端末1と、情報取得局2と、来院制御サーバ3と、モニタ端末4と、を備える。端末1は、スマートフォンであり、情報取得局2は、フェムトセル基地局である。
端末1は、無線回線を介して情報取得局2と接続され、情報取得局2は、図示していないが、一般的な移動体通信網を介して来院制御サーバ3と接続される。来院制御サーバ3は、モニタ端末4と有線回線を介して接続される。
端末1は、病院に来院する患者が持つ端末である。情報取得局2(すなわち、フェムトセル基地局)は、図2に示されるように、病院の玄関付近に設置される。来院制御サーバ3とモニタ端末4は、病院内(例えば、受付等)に設置されてもよい。また、本実施形態のシステムが備わる病院には、図2に示されるように、いくつかの待合スペースX、Y、Zが設けられている。待合スペースX、Y、Zには、患者が呼び出しを待つスペースであり、長椅子が備えられてもよい。
(2)端末1の機能
端末1は、一般的なスマートフォンであり、3GPP(3rd Generation Partnership Project)に準拠して動作を行う。具体的には、端末1は、情報取得局2(フェムトセル基地局)配下のセルに在圏すると、周知の位置登録メッセージを送信する。但し、端末1は、上述の位置登録メッセージに、自身を示す端末識別子を含めて送信する。端末識別子は、IMEIであってもよいし、IMSIであってもよい。さらに、端末識別子は、電話番号であってもよい。
上述のIMSIは、International Mobile Subscriber Identityの略称であり、IMEIは、International Mobile Equipment Identifierの略称である。
さらに、端末1は、待合スペースを示す情報を情報取得局2から受信すると、受信した待合スペースを示す情報をユーザに報知する。例えば、端末1は、待合スペースを示す情報を受信すると、「病院内で待つ場所に関して情報が通知されました」と所定の音声を流し、自身に備わる画面に、受信した待合スペースを示す情報を表示してもよい。
(3)情報取得局2(フェムトセル基地局)の機能
情報取得局2は、一般的なフェムトセル基地局であり、3GPPに準拠して動作する。但し、情報取得局2は、端末1から周知の位置登録メッセージを受信したときには、受信した位置登録メッセージから端末識別子を抽出し、抽出した端末識別子を来院制御サーバ3に送信する。
また、情報取得局2(フェムトセル基地局)は、来院制御サーバ3から待合スペースを示す情報を受信すると、受信した待合スペースを示す情報を端末1に送信する。
(4)来院制御サーバ3の機能
まず、来院制御サーバ3には、設置先の病院関係者によって、いくつかの情報が予め設定される。以下、来院制御サーバ3に設定される情報について説明する。図3は、来院制御サーバ3に設定される患者診療データの一例を示す図である。
(4−1)患者診療データ
来院制御サーバ3には、患者診療データが本実施形態のシステムの管理者によって設定される。患者診療データは、図3に示されるように、端末識別子(表の右端に記載)と、当該端末識別子の端末を持つ患者の症状と、が少なくとも対応づけられた表である。
本実施形態のシステムは、病院に設置されるので、本実施形態のシステムの管理者は一般的には病院関係者である。本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、患者から診療予約の電話を受けたときに、患者から(自覚する)症状と、患者が持っている端末1の端末識別子を聞き、それらを患者診療データとして来院制御サーバ3に設定してもよい。
例えば、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、患者から38度以上の熱がある症状と聞いたとき、症状「高熱」とした患者診療データを来院制御サーバ3に設定してもよい。若しくは、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、患者から、転倒して足の一部を打撲した状態と聞いたとき、症状「打撲」とした患者診療データを来院制御サーバ3に設定してもよい。若しくは、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、患者から、春先等になって目に痒みがあり、鼻が詰まった状態の症状と聞いたとき、症状「目の痒みと鼻づまりの症状」とする患者診療データを来院制御サーバ3に設定してもよい。さらに、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、患者から、一日中気分が落ち込んでおり、何をしても楽しめない状態の症状と聞いたとき、症状「気力減退」とした患者診療データを来院制御サーバ3に設定してもよい。本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、患者から聞いた症状を端末識別子と対応づけ、患者診療データとして来院制御サーバ3に設定する。
なお、患者は、端末1の端末識別子を以下のように確認して病院関係者に伝えることができる。
まず、端末識別子がIMEIである場合、患者は、電池パックを外した所に貼ってある製品シールを見ることでIMEIを確認することができる。端末識別子がIMSIである場合、患者は、端末1(SIMカード)からIMSIを読み取る一般的なアプリケーションを端末1にインストールし、そのアプリケーションを用いて、端末1のIMSIを確認することができる。上述のアプリケーションは、mTelephonyMbr.getDeviceId関数を用いたアプリケーションであってもよい。端末識別子が電話番号である場合、患者は、電話料金の請求書等から端末1の電話番号を確認することができる。
上述の患者診療データは、図3に示されるように、患者の来院の有無や患者の氏名、予約の日時等も対応づけられたデータであってもよい。来院制御サーバ3は、設定された上述の患者診療データを記憶する。
(4−2)待合スペース指定データ
図4は、来院制御サーバ3に設定される待合スペース指定データの一例を示した図である。
来院制御サーバ3には、待合スペース指定データが本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)によって設定される。待合スペース指定データは、図4に示されるように、いくつかの症状毎に、その症状の患者が病院内で待つ待合スペースが対応づけられた表である。図4に示される待合スペースXは、感染症の症状の患者が病院内で待つ待合スペースであり、待合スペースYや待合スペースZは、感染症に無関係の症状の患者が病院内で待つ待合スペースである。本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、感染症の症状(例えば、高熱)に対応する待合スペースについては、感染症と無関係の症状(例えば、打撲)に対応する待合スペースとは異なる待合スペースを待合スペース指定データに設定する。
来院制御サーバ3は、設定された上述の待合スペース指定データを記憶する。
(4−3)患者の待合スペース抽出機能
来院制御サーバ3は、端末識別子を受信すると、受信した端末識別子に対応する患者の症状を患者診療データから抽出する。
また、来院制御サーバ3は、患者の症状を患者診療データから抽出すると、抽出した症状に対応する待合スペースを示す情報を待合スペース指定データから抽出する。
(4−4)待合スペース通知機能
来院制御サーバ3は、待合スペースを示す情報を抽出すると、抽出した待合スペースを示す情報を、情報取得局2(フェムトセル基地局)を介して端末1に通知する。
(5)来院制御サーバ3の構成
(5−1)来院制御サーバ3の構成
図5は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムに備わる来院制御サーバ3の構成例を示す図である。
来院制御サーバ3は、上述の「(4)来院制御サーバ3の機能」を実現する為に、図5に示される通り、通信部30と、制御部31と、データ保持部32と、を備える。
制御部31は、通信部30とデータ保持部32に接続される。
(5−2)来院制御サーバ3を構成する各部位の機能
(5−2−1)通信部30の機能
通信部30は、端末識別子を受信すると、受信した端末識別子を制御部31に出力する。また、通信部30は、制御部31から入力された、待合スペースを示す情報を情報取得局2(フェムトセル基地局)に送信する。
(5−2−2)制御部31の機能
制御部31は、端末識別子が通信部30から入力されると、患者診療データと待合スペース指定データをデータ保持部32から取得する。さらに、制御部31は、入力された端末識別子に対応する患者の症状を患者診療データから抽出する。
制御部31は、患者診療データから患者の症状を抽出すると、抽出した症状に対応する待合スペースを示す情報を待合スペース指定データから抽出する。制御部31は、抽出した待合スペースを示す情報を通信部30に出力する。
(5−2−3)データ保持部32の機能
データ保持部32は、上述の待合スペース指定データや患者診療データが設定される記憶部である。データ保持部32は、RAM等のメモリを用いて実現することができる。
上述の通信部30は、電子回路とFPGA(Field−Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)を用いて実現することができる。制御部31は、電子回路とRAM等のメモリを用いて実現することができる。
[動作の説明]
図6は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの動作の動作を説明する為の図である。図6を用いて、本実施形態のシステムの詳細な動作を以下に説明する。
(1)患者が病院を訪れたときの様子
まず、患者が、腕を打撲した為、事前に診療を予約し、病院に訪れたとする。患者は、診療予約した際に、症状が打撲であることと、自身の持つ端末1の端末識別子(例えばIMEI)が「xxxxxxxxxxxxxx5」であることを病院関係者に伝えてある。その為、来院制御サーバ3のデータ保持部32には、病院関係者によって、図3、4に示される患者診療データと待合スペース指定データが設定されているものとする。
(2)位置登録時の処理
患者が病院を訪れたとき、患者の持つ端末1は、病院の玄関付近で情報取得局2(フェムトセル基地局)のセルに在圏する。
端末1は、情報取得局2(フェムトセル基地局)のセルに在圏すると、図6に示されるように、周知の位置登録メッセージを情報取得局2(フェムトセル基地局)に送信する(S1)。
なお、端末1は、自身を示す端末識別子「xxxxxxxxxxxxxx5」を上述の位置登録メッセージに含めて送信する。
次に、情報取得局2は、端末1から周知の位置登録メッセージを受信すると、受信した位置登録メッセージから端末識別子を抽出し、抽出した端末識別子を来院制御サーバ3に送信する(S2)。
抽出し、送信した端末識別子は、端末識別子「xxxxxxxxxxxxxx5」である。
(3)待合スペースを示す情報を通知する処理
次に、来院制御サーバ3は、情報取得局2から端末識別子「xxxxxxxxxxxxxx5」を受信すると、図3に示す患者診療データから、受信した端末識別子に対応する患者の症状「打撲」を抽出する(S3)。
次に、来院制御サーバ3は、患者の症状「打撲」を抽出すると、図4に示す待合スペース指定データから、抽出した症状「打撲」に対応する待合スペースYを示す情報を抽出する(S4)。
次に、来院制御サーバ3は、抽出した待合スペースYを示す情報を、情報取得局2を介して端末1に通知する(S5)。
上述のS3〜S5は、来院制御サーバ3の通信部30や制御部31が、以下の「(4)S3〜S5の具体的内容」に示されるS10〜S16を実施することで実現される。
(4)S3〜S5の具体的内容
図7は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの動作をより詳細に説明する為の図である。
まず、来院制御サーバ3の通信部30は、図7に示されるように、情報取得局2から端末識別子を受信すると、受信した端末識別子を制御部31に出力する(S10)。
次に、制御部31は、通信部30から端末識別子が入力されると、患者診療データ及び待合スペース指定データをデータ保持部32から取得する(S11)。
次に、制御部31は、通信部30から入力された端末識別子に対応する患者の症状「打撲」を、取得した患者診療データから抽出する(S12)。
上述のS10〜S12は、上述のS3に対応する動作である。
次に、上述のS12の後、来院制御サーバ3の制御部31は、抽出した症状に対応する待合スペースYを示す情報を、待合スペース指定データから抽出する(S13)。
上述のS13は、上述のS4に対応する動作である。
次に、上述のS13の後、制御部31は、抽出した待合スペースYを示す情報を通信部30に出力する(S14)。
次に、通信部30は、制御部31から入力された待合スペースYを示す情報を情報取得局2(フェムトセル基地局)に送信する(S15)。
次に、情報取得局2(フェムトセル基地局)は、待合スペースYを示す情報を自セル配下の端末1に送信する(S16)。
上述のS14〜S16は、上述のS5に対応する動作である。
(5)待合スペースを端末1のユーザに報知する処理
上述のS5(S16)後、端末1は、待合スペースYを示す情報を受信すると、図7に示されるように、受信した待合スペースYを示す情報を、端末1を持つ患者に報知する(S6)。具体的には、端末1は、自身に備わる画面に、受信した待合スペースYを示す情報を表示すると共に、「病院内で待つ場所に関して情報が通知されました」との音声を発する。
端末1を持つ患者は、病院の玄関から自身の症状「打撲」に対応する待合スペースYで医者から呼ばれるのを待てばいいと分かり、待合スペースYに行くことができる。待合スペースYは、インフルエンザ等の感染症の症状を持つ患者が待つ待合スペースでない。その為、端末1を持つ患者は、インフルエンザ等の感染症を患った患者と近接して待ち、インフルエンザ等の感染症にかかるリスクを低減することができる。
(6)モニタ表示動作
本実施形態のシステムは、上述の図3に示す患者診療データをモニタ端末4に表示させてもよい。
上述の動作は、来院制御サーバ3の各機能部とモニタ端末4が以下のS17〜S19を実施することで実現される。図8は、本発明の第1の実施の形態におけるシステムの動作(モニタ表示動作)を説明する為の図である。
まず、来院制御サーバ3の制御部31は、図8に示されるように、上述のS14の後、入力された端末識別子「xxxxxxxxxxxxxx5」に対応する、患者診療データにおける来院の有無を、来院有に変更する(S17)。
端末1を持つ患者が来院していることを患者診療データに反映し、最新の状態とする為である。反映(変更)された患者診療データは、図9に示される通りの患者診療データとなる。図9は、来院制御サーバに変更された患者診療データの一例を示す図である。
次に、来院制御サーバ3の制御部31は、図8に示されるように、変更した患者診療データをモニタ端末4に出力する(S18)。
次に、モニタ端末4は、来院制御サーバ3の制御部31から入力された患者診療データを、自身に備わる画面に表示する(S19)。
病院関係者は、モニタ端末4の患者診療データ(来院の有無)を確認することで、端末1を持つ患者が来院したことを知ることができる。
なお、来院制御サーバ3の制御部31は、上述のS18において、患者診療データと共に、(上述のS11で)入力された端末識別子「xxxxxxxxxxxxxx5」をモニタ端末4に出力してもよい。その場合、モニタ端末4は、上述のS19において、入力された患者診療データの中から、入力された端末識別子に対応するデータ(患者の氏名等)のみを表示させてもよい。病院関係者は、新たに来院した患者が誰なのかを、より早く知ることができる。
(7)待合スペースまでのルート通知処理
本実施形態のシステムは、上述のS1〜S6の処理により、待合スペースを端末1に通知した。本実施形態のシステムは、通知した待合スペースと共に、その待合スペースまでのルートも通知してもよい。
その場合、待合スペース指定データの各待合スペースを示す情報には、該待合スペースまでのルートを示す情報(以下、「ルート情報」という)が本実施形態のシステムの管理者より対応づけられる。ルート情報は、病院の玄関から当該待合スペースまでのルートを示す文字データであってもよい。例えば、待合スペースXを示す情報に対応するルート情報の場合、そのルート情報は、「玄関を入って、受付と小児科の間の通路を直進して下さい。突き当りの待合スペースが待合スペースXです。」といった文字データであってもよい。
さらに、来院制御サーバ3の通信部30、制御部31、情報取得局2、端末1は以下の動作を行う。
まず、制御部31は、上述のS13において、症状に対応する待合スペースを示す情報を抽出すると、抽出した待合スペースを示す情報に対応するルート情報を待合スペース指定データから抽出する。制御部31は、上述のS14で、抽出した待合スペースと共に、抽出したルート情報も送信する。次に、通信部30と情報取得局2は、上述のS15、S16において、待合スペースを示す情報とルート情報を受信すると、受信した待合スペースを示す情報とルート情報を端末1に送信する。端末1は、上述のS6において、待合スペースを示す情報とルート情報を受信すると、受信した待合スペースを示す情報とルート情報を自身に備わる画面に表示する。
端末1を持つ患者は、表示されたルート情報に従って、通知された待合スペースに行くことができる。
(8)端末台数について
本実施形態のシステムに備わる端末は、端末1の1台に限らない。本実施形態のシステムは、端末1と同じ機能を有する端末を複数備えてよい。さらに、上述の情報取得局2(フェムトセル基地局)は、来院制御サーバ3の機能を備えてもよい。その場合の本実施形態のシステムは、来院制御サーバ3を備えない。
(9)待合スペースについて
上記では、待合スペースXが、感染症の症状を持つ患者が病院内で待つ待合スペースとしたが、これに限らない。待合スペースYと待合スペースXが、感染症の症状を持つ患者が病院内で待つ待合スペースであってもよい。その場合、本実施形態のシステムの管理者は、待合スペース指定データにおいて、感染症の症状に対応する待合スペースについては待合スペースX、Yを設定し、また、感染症と無関係の症状に対応する待合スペースについては待合スペースZを設定する。
さらに、本実施形態のシステムの管理者は、異なる感染症の症状毎に、待合スペースを分けてもよい。例えば、感染症の症状として「高熱のみ」と「出血を伴う高熱」があったとする。その場合、本実施形態のシステムの管理者は、待合スペース指定データの症状に「高熱のみ」と「出血を伴う高熱」を設定する。さらに、本実施形態のシステムの管理者は、待合スペース指定データにおいて、症状「高熱のみ」に対応する待合スペースについては待合スペースXを設定し、症状「出血を伴う高熱」に対応する待合スペースについては待合スペースYを設定する。異なる感染症を患った患者同士が同じ待合スペースで待つリスクを低減することができる。
[効果の説明]
本実施形態によれば、システムは、感染症を患っていない者が病院においてインフルエンザ等の感染症に感染してしまうリスクを特許文献1のシステムよりも低減することができる。
なぜならば、本実施形態のシステムは、患者の持つ端末から受信した端末識別子を基に患者の症状を取得し、取得した患者の症状に応じた待合スペース、さらにいうと、取得した症状が感染症の症状か否かによって異なる待合スペースを患者に報知するからである。
≪第2の実施の形態≫
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施形態のシステムは、移動可能なエリア(玄関〜通知した待合スペースまでの移動経路)以外の場所に患者が位置している場合には、通知した待合スペースに移動することを患者に促すシステムである。
上述の動作を実現する為の第2の実施の形態のシステムの構成と動作について以下に説明する。なお、図10は、本発明の第2の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。図11は、本発明の第2の実施の形態におけるシステムが病院に備わったときの様子を示した図である。
[構成の説明]
(1)第2の実施形態のシステムの構成
第2の実施形態のシステムは、図10に示されるように、端末1、情報取得局2、来院制御サーバ3、及びモニタ端末4の代わりに、端末51、情報取得局60〜67、来院制御サーバ70、及びモニタ端末80を備える。情報取得局60〜67は、フェムトセル用の基地局であり、図示していないが、一般的な移動体通信網を介して来院制御サーバ70と接続される。端末51は、情報取得局60〜67のいずれかと無線回線を介して接続される。
情報取得局60〜67は、図11に示されるように、病院内の患者が移動することが可能な廊下や待合スペースに複数に設置される。
(2)端末51の機能
端末51は、端末1と同様、3GPPの規定に準拠して動作を行う。例えば、端末51は、周知の位置登録メッセージを送信したセル以外のセルに在圏すると、そのセルの情報取得局60〜67に対して、周知の接続要求メッセージを送信する。接続要求メッセージは、RRC(Radio Resource Control) CONNECTION REQUESTであってもよい。但し、端末51は、上述の接続要求メッセージに、自身を示す端末識別子(例えば、IMEI)を含めて送信する。
端末51は、待合スペースを示す情報を情報取得局60〜67から受信すると、受信した待合スペースを示す情報を記憶する。さらに、端末51は、待合スペースへの移動を促すメッセージを情報取得局60〜67から受信すると、自身を持つ使用者に対して、待合スペースに移動することを促す所定の処理を行う。所定の処理の詳細については、後述の[動作の説明]にて具体的に説明する。記憶した、上述の待合スペースを示す情報も所定の処理の中で使用される。
(3)情報取得局60〜67の機能
情報取得局60〜67は、フェムトセル基地局である。情報取得局60〜67各々には、その装置を示す識別子(以下、「基地局識別子」という)が本実施形態のシステムの管理者によって設定される。以下、情報取得局60〜67各々には、図11に示されるように、基地局識別子A〜Hが設定されたものとして説明を行う。
情報取得局60〜67は、上述の周知の接続要求メッセージを端末51から受信すると、受信した接続要求メッセージから端末識別子を抽出し、抽出した端末識別子と、自身を示す基地局識別子と、を併せて来院制御サーバ70に送信する。送信された基地局識別子は、(併せて送信された端末識別子の)端末が、どの情報取得局60〜67(フェムトセル基地局)のセルに位置しているかを示している。すなわち、基地局識別子は、端末識別子が示す端末の現在の位置を示している。
(4)来院制御サーバ70の機能
来院制御サーバ70には、本実施形態のシステムの管理者(設置先の病院関係者)によって、患者診療データと待合スペース指定データの代わりに、患者関連データと移動許可エリア情報が予め設定される。以下、患者関連データと移動許可エリア情報について説明する。図12は、来院制御サーバ70に設定される患者関連データの一例を示す図である。
(4−1)患者関連データ
来院制御サーバ70には、患者関連データが、事前に病院関係者によって設定される。患者関連データは、図12に示されるように、端末識別子と、当該端末識別子が示す端末を持つ患者の症状と、及び当該端末識別子が示す端末の位置情報と、が対応づけられた表である。患者関連データは、患者診療データに、端末の位置情報が付け加わった表である。
なお、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、上述の位置情報には、任意のデータ(例えば、−に対応する文字データ)を設定する。上述の位置情報は、後述の「(4−3)患者の位置把握機能」で詳細を説明するが、来院制御サーバ70によって更新されるからである。
来院制御サーバ70は、設定された上述の患者関連データを記憶する。
(4−2)移動許可エリア情報
図13は、来院制御サーバ70に設定される移動許可エリア情報の一例を示す図である。
来院制御サーバ70には、移動許可エリア情報が、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)によって事前に設定される。移動許可エリア情報は、図13に示されるように、症状と、該症状の患者が病院内で待つ待合スペースを示す情報と、該症状の患者が病院内で移動可能なエリアを示す情報と、が対応づけられた表である。移動許可エリア情報は、上述の待合スペース指定データに、「移動可能なエリアを示す情報」が付け加わった表である。
上述の「移動可能なエリアを示す情報」は、対応する症状の患者が玄関から待合スペースまで移動する間に位置してよいエリアを示す情報である。本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、上述の「移動可能なエリアを示す情報」として、対応する症状の患者が玄関から待合スペースまで移動する経路に設置された情報取得局60〜67の基地局識別子を設定する。
例えば、病院関係者は、症状「高熱」に対応する「移動可能なエリアを示す情報」として、当該症状の患者が玄関から待合スペースXまで移動する経路にある情報取得局60、66、67の基地局識別子A、G、Hを設定する。
来院制御サーバ70は、設定された上述の患者関連データを記憶する。
(4−3)患者の位置判別機能
(4−3−1)移動可能なエリア抽出機能
来院制御サーバ70は、情報取得局60〜67から端末識別子と基地局識別子を受信した後、受信した端末識別子に対応する患者の症状を、(図12に示される)上述の患者関連データから抽出する。さらに、来院制御サーバ70は、抽出した患者の症状に対応する、「移動可能なエリアを示す情報」を、(図13に示される)上述の移動許可エリア情報から抽出する。
(4−3−2)患者の位置判別機能
来院制御サーバ70は、受信した基地局識別子が、抽出した「移動可能なエリアを示す情報」に示される基地局識別子のいずれかと同じか否かを判別する。上述の判別は、受信した端末識別子が示す端末の現在の位置が、玄関から待合スペースまでの移動可能なエリア内なのかどうかを判別することに相当する。
(4−4)待合スペースへの移動を促すメッセージ送信機能
来院制御サーバ70は、受信した基地局識別子が、抽出した「移動可能なエリアを示す情報」に示される基地局識別子のいずれかと同じ場合には、次に端末識別子と基地局識別子を受信するのを待つ。
来院制御サーバ70は、受信した基地局識別子が、抽出した「移動可能なエリアを示す情報」に示される基地局識別子のいずれとも同じでない場合は、待合スペースへの移動を促すメッセージを端末51に送信する。(玄関〜通知した待合スペースまでの)移動可能なエリア以外の場所に患者が位置しており、通知した待合スペースに移動させる為である。
(4−5)患者の位置記憶
来院制御サーバ70は、情報取得局60〜67から端末識別子と基地局識別子を受信すると、患者関連データを更新してもよい。具体的には、来院制御サーバ70は、図12に示される患者関連データのうち、受信した端末識別子に対応する位置情報を、受信した基地局識別子に更新してもよい。
更新された患者関連データの位置情報には、受信した端末識別子が示す端末の現在の位置(どの情報取得局60〜67のセル配下にいるか)を示す情報として、情報取得局60〜67を示す基地局識別子が反映される。病院関係者は、患者関連データを来院制御サーバ70から取得した場合、端末識別子が示す端末を持つ患者が、どの情報取得局60〜67近辺にいるかを知ることができる。
(5)来院制御サーバ70の構成
図14は、本発明の第2の実施の形態におけるシステムに備わる来院制御サーバ70の構成例を示す図である。
来院制御サーバ70は、上述の「(4)来院制御サーバ70の機能」を実現する為に、図14に示されるように、通信部30、制御部31、及びデータ保持部32の代わりに、通信部71、制御部72、及びデータ保持部73を備える。
なお、通信部71、制御部72、及びデータ保持部73の機能を以下の「(6)来院制御サーバ70を構成する各部位の機能」に説明するが、より具体的に説明を行う後述の[動作の説明]を先に読んでもよい。
(6)来院制御サーバ70を構成する各部位の機能
(6−1)データ保持部73の機能
データ保持部73は、上述の患者関連データと移動許可エリア情報を記憶する。
(6−2)通信部71の機能
通信部71は、情報取得局60〜67から端末識別子と基地局識別子を受信すると、受信した端末識別子と基地局識別子を制御部72に出力する。通信部71は、制御部72から入力された、待合スペースへの移動を促すメッセージを情報取得局60〜67に送信する。
(6−3)制御部72の機能
(6−3−1)患者の位置記憶機能
制御部72は、通信部71から端末識別子と基地局識別子が入力されると、データ保持部73に記憶される(図12の)患者関連データのうち、入力された端末識別子に対応する位置情報に、入力された基地局識別子を設定する。
(6−3−2)患者の位置判別機能
制御部72は、上述の位置情報に基地局識別子を設定すると、入力された端末識別子に対応する患者の症状を、データ保持部73に記憶される(図12の)患者関連データから抽出する。
さらに、制御部72は、抽出した患者の症状に対応する、「移動可能なエリアを示す情報」を、データ保持部73に記憶される(図13の)移動許可エリア情報から抽出する。抽出された「移動可能なエリアを示す情報」は、基地局識別子である。
制御部72は、入力された基地局識別子が、抽出した基地局識別子のいずれかと同じか否かを判別する。
(6−3−3)待合スペースへの移動を促すメッセージ送信機能
制御部72は、入力された基地局識別子が、抽出した基地局識別子のいずれかと同じ場合は、端末識別子と基地局識別子が入力されるのを待つ。
制御部72は、入力された基地局識別子が、抽出した基地局識別子のいずれとも同じでない場合は、待合スペースへの移動を促すメッセージを通信部71に出力する。
上述した以外の構成や機能は、第1の実施の形態におけるシステムと同じであるので、同一の符号を付して説明を省略する。
[動作の説明]
次に、本実施形態のシステムの動作を説明する。図15は、本発明の第2の実施の形態におけるシステムの動作を説明する為の図である。
(1)患者が病院を訪れたときの様子
まず、インフルエンザを患い、38度以上の高熱の症状を持つ患者(以下、「インフルエンザの患者」という)が、事前に診療を予約し、病院を訪れたとする。インフルエンザの患者は、診療予約した際に、症状が高熱であることと、自身の持つ端末51の端末識別子(例えばIMEI)が「xxxxxxxxxxxxxx1」であることを病院関係者に伝えている。その為、来院制御サーバ70のデータ保持部73には、病院関係者によって、図12、13に示される患者関連データと移動許可エリア情報が設定されているものとする。
(2)病院の玄関付近での動作
インフルエンザの患者が病院を訪れたとき、患者の持つ端末51は、病院の玄関付近で情報取得局60(フェムトセル基地局)のセルに在圏する。端末51が情報取得局60のセルに在圏したことを契機に、端末51、情報取得局60、及び来院制御サーバ70は、第1の実施形態のシステムの端末1、情報取得局2、及び来院制御サーバ3と同様、上述のS1〜S6を実施する。但し、端末51、情報取得局60、及び来院制御サーバ70は、患者診療データを患者関連データと読み替え、待合スペース指定データを移動許可エリア情報と読み替えて上述のS1〜S6を実施する。
その結果、端末51は、待合スペースXを示す情報を受信し、自身を使用するインフルエンザの患者に対し、受信した待合スペースXを示す情報を報知する。
(3)通知された待合スペース記憶動作
待合スペースXを示す情報を報知した後、端末51は、図15に示されるように、報知した待合スペースXを示す情報を記憶する(S20)。
(4)病院内での患者の動き
待合スペースXを示す情報が報知された端末51を持つインフルエンザの患者は、待合スペースXに向かうつもりだったが、思考能力が低下しており、誤って待合スペースZの方に向かってしまったとする。このままでは、待合スペースZのインフルエンザに感染していない患者に、(端末51を持つ)インフルエンザの患者が近接し、インフルエンザが感染してしまう可能性がある。
しかし、本実施形態のシステムでは、インフルエンザの患者が待合スペースZに向かっていくと、やがて、インフルエンザの患者の持つ端末51が、情報取得局61配下のセルに在圏することとなる。
(5)通知した待合スペースに向かっていないことを通知する動作
情報取得局61配下のセルに在圏した端末51は、図15に示されるように、3GPPの規定に従って周知の接続要求メッセージを送信する(S21)。
但し、端末51は、自身を示す端末識別子「xxxxxxxxxxxxxx1」を、上述の接続要求メッセージに含めて送信する。接続要求メッセージは、RRC(Radio Resource Control) CONNECTION REQUESTであってもよい。
次に、情報取得局61は、自身のセルに在圏した端末51から接続要求メッセージを受信すると、その接続要求メッセージから端末51を示す端末識別子を抽出し、抽出した端末識別子と、自身を示す基地局識別子Bと、を来院制御サーバ70に送信する(S22)。
次に、来院制御サーバ70の通信部71は、情報取得局61から端末識別子「xxxxxxxxxxxxxx1」と基地局識別子Bを受信すると、受信した端末識別子と基地局識別子Bを来院制御サーバ70の制御部72に出力する(S23)。
次に、来院制御サーバ70の制御部72は、通信部71から端末識別子と基地局識別子が入力されると、データ保持部73に記憶される(図12の)患者関連データを更新する(S24)。具体的には、来院制御サーバ70の制御部72は、データ保持部73に記憶される(図12の)患者関連データのうち、入力された端末識別子「xxxxxxxxxxxxxx1」に対応する位置情報を、入力された基地局識別子Bに更新する。
更新された患者関連データは、図16の通りとなる。更新した患者関連データは、後述の「(6)モニタ機能」に示されるように、モニタ端末80に表示され、患者がどこの情報取得局(フェムトセル基地局)近辺に位置しているのかを病院関係者が確認するのに利用される。
次に、制御部72は、(上述のS24において)通信部71から入力された端末識別子に対応する患者の症状を、(データ保持部73に記憶される図16の)患者関連データから抽出する(S25)。
入力された端末識別子「xxxxxxxxxxxxxx1」なので、制御部72は、上述のS25において、症状「高熱」を抽出する。
次に、制御部72は、上述のS25で抽出した症状「高熱」に対応する、移動可能なエリアを示す情報(基地局識別子A、G、H)を、(データ保持部73に記憶される図13の)移動許可エリア情報から抽出する(S26)。
次に、制御部72は、上述のS24で入力された基地局識別子Bが、上述のS26で抽出した移動可能なエリアを示す情報(基地局識別子A、G、H)のいずれかと同じか否かを判別する(S27)。
次に、制御部72は、上述のS27において、入力された基地局識別子Bが、上述のS26で抽出した基地局識別子A、G、Hのいずれとも同じでない場合(S27でNoの場合)には、待合スペースへの移動を促すメッセージを通信部71に出力する(S28)。
なぜならば、患者は、移動可能なエリア以外、すなわち、玄関〜通知した待合スペースXまでの移動経路以外の場所に位置しており、通知した待合スペースXに移動していないからである。
次に、上述のS28の後、通信部71は、制御部72から入力されたメッセージを情報取得局61(フェムトセル基地局)に送信する(S29)。
次に、情報取得局61(フェムトセル基地局)は、来院制御サーバ70の通信部71から受信した待合スペースへの移動を促すメッセージを、端末51に送信する(S30)。
次に、端末51は、待合スペースへの移動を促すメッセージを受信すると、自身を保持するユーザに対し、通知した待合スペースに移動することを促す所定の処理を行う(S31)。具体的には、端末51は、上述のメッセージを受信すると、上述のS20で記憶した待合スペースを示す情報を、自身に備わる画面に表示する。さらに、端末51は、所定の音声「正しい待合スペースに移動して下さい。正しい待合スペースは画面に表示の通りです。」を自身に備わるスピーカーから発する。上述の音声は、周りが気づく程度の大きな音量であってもよい。
インフルエンザの患者は、上述の音声を聞き、通知された待合スペースXに向かっていないことに気付き、さらに、端末51の画面を見る事で、待合スペースXに向かうことができる。
上述のように、本実施形態のシステムは、インフルエンザ等の感染症の患者が、インフルエンザ等に感染していない患者の待つ待合スペースに接近するリスクを第1の実施形態のシステムよりも低減することができる。その結果、本実施形態のシステムは、第1の実施形態のシステムよりもインフルエンザ等の感染症が広がるのを防ぐことができる。
なお、上述のS28の後、制御部72は、次に端末識別子と基地局識別子が入力されるのを待つ(S32)。
また、制御部72は、上述のS27において、上述のS24で入力された基地局識別子Bが、上述のS26で抽出した基地局識別子A、G、Hのいずれかと同じでない(S27でNoの場合)にも、次に端末識別子と基地局識別子が入力されるのを待つ(S32)。
(6)モニタ表示動作
来院制御サーバ70は、上述のS24において更新した患者関連データをモニタ端末80に表示させてもよい。病院関係者は、表示された患者関連データを見て、患者がどの情報取得局60〜67近辺にいるかを知ることができる。
上述のモニタ表示動作は、来院制御サーバ70の各機能部とモニタ端末80が以下のS40、S41を実施することで実現される。図17は、本発明の第2の実施の形態におけるシステムの動作(モニタ表示動作)を説明する為の図である。
まず、上述のS28の後、来院制御サーバ70の制御部72は、図17に示されるように、上述のS24で更新した患者関連データをモニタ端末80に出力する(S40)。
次に、モニタ端末80は、来院制御サーバ70の制御部72から入力された患者関連データを、自身に備わる画面に表示する(S41)。
病院関係者は、表示された患者関連データ(の位置情報)を確認して、各患者の位置を認識することができる。
なお、来院制御サーバ70の制御部72は、上述のS40において、患者関連データと共に上述のS24で入力された端末識別子「xxxxxxxxxxxxxx1」をモニタ端末80に出力してもよい。その場合、モニタ端末80は、上述のS40において、入力された患者関連データのうち、入力された端末識別子に対応するデータ(患者の氏名等)のみを表示する。病院関係者は、通知された待合スペースに移動していない患者を把握することができる。
(7)端末51の構成について
端末51は、送信部と報告部を備えてもよい。その場合、送信部は、上述のS1、S21を実施し、報告部は、上述のS6、S31を実施する。
その他の動作については、第1の実施の形態の動作と同様である為、詳細の説明を省略する。
(8)患者関連データにおける患者の症状の設定について
なお、上記では、患者関連データに含まれる患者の症状は、上述の「(4−1)患者関連データ」の通り、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)によって設定されたが、来院制御サーバ70によって、以下の「(8−1)」「(8−2)」のように設定されてもよい。その場合、端末51や情報取得局60は、患者の体温を測定する機能を備え、来院制御サーバ70に通知する。来院制御サーバ70が上述の患者の症状を設定する動作の詳細を以に説明する。
(8−1)来院制御サーバ70による設定(その1)
まず、情報取得局60は、病院の玄関を通る患者の体温を測定するサーモグラフィーを備える。情報取得局60は、上述のS2において、端末識別子を抽出した後、抽出した端末識別子と共に、サーモグラフィーで測定した患者の体温を来院制御サーバ70に送信する。
来院制御サーバ70の制御部72は、端末識別子が入力されると、上述のS11を実施する前に、受信した患者の体温が所定の温度以上かを判別する。所定の温度は、例えば、発熱とされる温度(37.5度以上の温度)が本実施形態のシステムの管理者によって設定される。制御部72は、受信した患者の体温が所定の温度以上である場合には、患者関連データに含まれる、受信した端末識別子に対応する患者の症状に症状「高熱」を設定する。制御部72は、症状「高熱」を設定した後に、上述のS11以降の処理を実施する。なお、制御部72は、受信した患者の体温が所定の温度以上でない場合にも、上述のS11以降の処理を実施する。
その結果、本実施形態のシステムは、インフルエンザ等の感染症を発症する可能性のある患者の端末に、感染症に無関係の症状の患者が待つ待合スペースとは別の待合スペースを通知することとなる。その結果、インフルエンザ等の感染症を発症する可能性のある患者と、感染症に無関係の症状の患者とが、同じ待合スペースYで待たないようにすることができる。
(8−2)来院制御サーバ70による設定(その2)
端末51は、患者の体温を測定するヘルスケア機能を備える。端末51は、上述のS1で位置登録メッセージを送信する際、ヘルスケア機能によって測定した患者の体温を位置登録メッセージに含めて送信する。情報取得局2は、上述のS2において、受信した位置登録メッセージから端末識別子と共に患者の温度も抽出し、抽出した端末識別子と患者の温度を来院制御サーバ70に送信する。
来院制御サーバ70の制御部72は、端末識別子と患者の温度を受信すると、上述の「(8−1)来院制御サーバ70による設定(その1)」に記載した動作を行う。すなわち、来院制御サーバ70の制御部72は、患者の体温が所定の温度以上であるとき、患者関連データ中の患者の症状を症状「高熱」に設定する。
[効果の説明]
本実施形態によれば、システムは、第1の実施形態のシステムよりもインフルエンザ等の感染症の感染が広がるのを防ぐことができる。
なぜならば、本実施形態のシステムは、患者の病院内の位置を把握し、移動可能なエリア以外、すなわち、通知した待合スペースに移動できていないときには、通知した待合スペースに移動することを患者に促すからである。
≪第3の実施の形態≫
図18は、本発明の第3の実施の形態におけるシステムの構成例を示す図である。以下に、第3の実施の形態のシステムの構成と動作について説明する。
[構成の説明]
(1)第3の実施形態のシステムの構成
第3の実施形態のシステムは、図18に示されるように、互いに通信を行う端末100と装置200を備える。端末100は、送信部101と、報知部102と、を備える。
上述の装置200は、基地局であってもよく、その場合、装置200と端末100は、無線回線を介して接続される。
(2)端末100の各部位の機能
(2−1)送信部101の機能
端末100の送信部101は、所定のタイミングに、自身が備わる端末100を示す端末識別子を送信する。
上述の所定のタイミングは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)に規定される位置登録を行う時であってもよく、本実施形態のシステムの管理者によって送信部101に設定される。
(2−2)報知部102の機能
端末100の報知部102は、上述の送信に応じて場所を示す情報が通知されたとき、通知された情報を報知する第1の信号を出力する。
上述の「場所を示す情報」は、病院の待合スペースを示す情報であってもよい。
(3)装置200の機能
装置200は、(端末100から)受信した端末識別子に対応する所定の症状に応じた、(該所定の症状が感染症の症状か否かによって異なる)場所を示す所定の情報を上述の端末識別子の端末に通知する。
上述の所定の症状は、本実施形態のシステムの管理者により、装置200にいくつか設定される。本実施形態のシステムの管理者は、設定した所定の症状の1つに、端末100の端末識別子を対応づける。
また、上述の所定の症状各々毎に、該症状と対応づけて所定の情報が、本実施形態のシステムの管理者により装置200に設定される。上述の「所定の情報」は、対応する症状が感染症の症状か否かによって異なる場所を示す情報である。上述の場所は、病院の待合スペースであってもよい。
[動作の説明]
次に、本実施形態のシステムの動作を説明する。
(1)事前設定について
本実施形態のシステムが病院に設置されたとする。そのとき、本実施形態のシステムの管理者は、例えば、病院関係者である。本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、以下の「(1−1)」「(1−2)」の通り、複数の情報を装置200に設定する。
(1−1)症状の設定
まず、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、いくつかの症状(症状「打撲」や「高熱」)を装置200に設定する。設定する症状は、文字データであってもよい。
さらに、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、端末100を持つ患者から診療の予約電話を受けたときに、症状と、患者の持つ端末100の端末識別子と、を確認する。確認した患者の症状が「打撲」であったものとして説明を続ける。本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、設定した症状「打撲」に対応させて、確認した端末100の端末識別子を装置200に設定する。
(1−2)所定の情報について
また、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、設定した症状「打撲」と対応づけて、場所を示す所定の情報を装置200に設定する。さらに、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、設定した症状「高熱」と対応づけて、場所を示す所定の情報を装置200に設定する。但し、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、場所を示す所定の情報として、それに対応する症状が感染症の症状か否かによって異なる場所を示す情報を設定する。
例えば、本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、感染症の症状でない症状「打撲」に対応する「所定の情報」については、待合スペースXを示す所定の情報を設定する。本実施形態のシステムの管理者(病院関係者)は、感染症の症状である症状「高熱」に対応する「所定の情報」については、待合スペースYを示す所定の情報を設定する。上述の待合スペースXと待合スペースYは、互いに異なる場所である。
(2)本実施形態のシステムの動作
端末100の送信部101は、所定のタイミングに、自身が備わる端末100を示す端末識別子を装置200に送信する。
上述の所定のタイミングは、3GPPに規定される位置登録を行った時であってもよい。
次に、装置200は、(端末100の送信部101から)受信した(端末100の)端末識別子に対応する所定の症状「打撲」に応じた場所を示す所定の情報(待合スペースXを示す所定の情報)を上述の端末識別子の端末100に通知する。
次に、端末100の報知部102は、上述の送信に応じて場所を示す情報が通知されたとき、通知された場所を示す情報(待合スペースXを示す情報)を報知する第1の信号を出力する。
端末100の使用者(打撲している患者)は、報知された情報から場所(待合スペースX)を認識すると、病院に行った際、その場所(待合スペースX)で待つ。待合スペースXは、インフルエンザ等の感染症の症状がある患者が待つ待合スペースYとは別の待合スペースである。その為、端末100の使用者(打撲している患者)は、インフルエンザ等の感染症の症状を持つ患者と近接して待ち、インフルエンザ等の感染症に感染してしまうリスクを下げることができる。
[効果の説明]
本実施形態によれば、システムは、感染症を患っていない者が病院においてインフルエンザ等の感染症に感染してしまうリスクを特許文献1のシステムよりも低減することができる。
なぜならば、本実施形態のシステムは、患者の持つ端末から受信した端末識別子を基に患者の症状を取得し、取得した患者の症状に応じた待合スペース、さらにいうと、取得した症状が感染症の症状か否かによって異なる待合スペースを患者に報知するからである。
なお、上述した実施の形態は、その形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
さらに、上記の各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
所定のタイミングに、自身が備わる端末を示す端末識別子を送信する送信部と、
前記送信に応じて場所を示す情報が通知されたとき、前記情報を報知する第1の信号を出力する報知部と、
を備えることを特徴とする端末。
(付記2)
前記報知部は、前記場所へのルートを示すルート情報が通知されたとき、前記ルート情報を報知する第2の信号を出力する、
ことを特徴とする付記1に記載の端末。
(付記3)
前記送信部は、在圏するセルの基地局に接続要求する時に、自身が備わる端末を示す前記端末識別子を前記基地局に送信し、
前記報知部は、前記基地局を介して所定のメッセージを受信すると、前記第1の信号を出力する、
ことを特徴とする付記1乃至2のいずれか1項に記載の端末。
(付記4)
前記報知部は、前記第1の信号の出力に対応して、通知された前記場所への移動を促す所定の処理を行う、
ことを特徴とする付記3に記載の端末。
(付記5)
受信した端末識別子に対応する所定の症状に応じた、前記症状が感染症の症状か否かによって異なる場所を示す所定の情報を前記端末識別子の端末に通知する、
ことを特徴とする装置。
(付記6)
前記通知に対応して、前記場所へのルートを示す所定の情報も前記端末に通知する、
ことを特徴とする付記5に記載の装置。
(付記7)
前記端末から受信した前記端末識別子、及び自身を示す基地局識別子を送信する基地局に接続し、
前記端末識別子と、前記端末の使用者が移動可能なエリアに係る基地局識別子と、が対応づけられた対応表を記憶する記憶部を備え、
前記基地局から前記基地局識別子と前記端末識別子を受信すると、受信した前記基地局識別子が、受信した前記端末識別子に対応する前記対応表の前記基地局識別子のいずれとも同じでない場合には、所定のメッセージを前記端末に前記基地局を介して送信する、
ことを特徴とする付記5乃至6のいずれか1項に記載の装置。
(付記8)
互いに通信を行う端末と装置を備え、
前記端末は、付記1乃至4のいずれか1項に記載の端末であり、
前記装置は、付記5乃至7のいずれか1項に記載の装置である、
ことを特徴とするシステム。
(付記9)
入力された情報を表示するモニタを備え、
前記装置は、受信した前記端末識別子に係る所定の情報を前記モニタに出力する、
ことを特徴とする付記8に記載のシステム。
(付記10)
所定のタイミングに、端末が自身を示す端末識別子を送信する第1のステップと、
前記第1のステップにより送信された前記端末識別子に対応する所定の症状に応じた、前記症状が感染症の症状か否かによって異なる場所を示す所定の情報を前記端末に通知する第2のステップと、
前記場所を示す情報が通知されたとき、前記情報を報知する第1の信号を前記端末が出力する第3のステップと、を有する、
ことを特徴とする感染予防方法。
(付記11)
前記第2のステップの前記通知に対応して、前記場所へのルートを示す所定の情報も前記端末に通知する第4のステップと、
前記場所へのルートを示すルート情報が通知されたとき、前記ルート情報を報知する第2の信号を前記端末が出力する第5のステップと、を有する、
ことを特徴とする請求項10に記載の感染予防方法。
(付記12)
前記端末が、在圏するセルの基地局に接続要求する時に、自身を示す前記端末識別子を前記基地局に送信する第6のステップと、
前記基地局が、前記端末から受信した前記端末識別子、及び自身を示す基地局識別子を送信する第7のステップと、
前記基地局から前記端末識別子と前記基地局識別子を受信すると、受信した前記基地局識別子が、所定の対応表の中の、受信した前記端末識別子に対応する前記端末の使用者が移動可能なエリアに係る前記基地局識別子のいずれとも同じでない場合に、所定のメッセージを前記端末に前記基地局を介して送信する第8のステップと、を有し、
前記所定のメッセージを受信した前記端末が前記第1の信号を出力する第9のステップと、を有する、
ことを特徴とする付記10乃至11のいずれか1項に記載の感染予防方法。
(付記13)
前記第1の信号の出力に対応して、通知された前記場所への移動を促す所定の処理を行う第10のステップと、を有する、
ことを特徴とする付記12に記載の感染予防方法。
(付記14)
前記所定の処理は、前記場所への移動を促す所定の音声を発する処理である、
ことを特徴とする付記13に記載の感染予防方法。
(付記15)
前記所定のタイミングは、3GPP(3rd Generation Partnership Project)に規定される位置登録を行う時である、
ことを特徴とする付記10乃至14のいずれか1項に記載の感染予防方法。
(付記16)
付記7に記載の前記装置が、受信した前記基地局識別子を前記モニタに出力する、
ことを特徴とする付記9に記載のシステム。
(付記17)
前記所定の処理は、前記場所への移動を促す所定の音声を発する処理である、
ことを特徴とする付記4に記載の端末。
(付記18)
前記報知部は、通知された前記場所を示す情報を端末画面に表示する、
ことを特徴とする付記1乃至4、又は付記17のいずれか1項に記載の端末。
(付記19)
前記端末識別子は、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、IMEI(International Mobile Equipment Identifier)、又は電話番号のいずれかである、
ことを特徴とする付記1乃至4、又は付記17乃至18のいずれか1項に記載の端末。
(付記20)
前記場所は、病院に設定された待合スペースである、
ことを特徴とする付記1乃至4、又は付記17乃至19のいずれか1項に記載の端末。
(付記21)
前記所定のタイミングは、所定の位置登録を行う時である、
ことを特徴とする付記1乃至4、又は付記17乃至20のいずれか1項に記載の端末。
(付記22)
前記所定の位置登録は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)に規定される、
ことを特徴とする付記21に記載の端末。
(付記23)
受信した前記基地局識別子が、受信した前記端末識別子に対応する前記対応表の前記基地局識別子のいずれかと同じである場合には、前記端末識別子を受信するのを待つ、
ことを特徴とする付記7に記載の装置。
(付記24)
前記装置は、サーバ、若しくは基地局である、
ことを特徴とする付記5乃至7、又は付記23のいずれか1項に記載の装置。
(付記25)
所定のサーモグラフィーで測定された前記端末を持つ者の体温が所定の温度以上であるとき、前記所定の症状を前記感染症の症状に更新する、
ことを特徴とする付記5乃至7、又は付記23乃至24のいずれか1項に記載の装置。
(付記26)
前記所定のサーモグラフィーをさらに備える、
ことを特徴とする付記25に記載の装置。
(付記27)
前記所定のサーモグラフィーは、前記装置に接続する前記基地局に含まれている、
ことを特徴とする付記25に記載の装置。
1、51、100 端末
2、60〜67 情報取得局
3、70 来院制御サーバ
4 モニタ端末
30、71 通信部
31、72 制御部
32、73 データ保持部
80 モニタ端末
90 携帯端末
91 入場確認装置
92 予約センター
101 送信部
102 報知部
200 装置

Claims (10)

  1. 所定のタイミングに、自身が備わる端末を示す端末識別子を送信する送信部と、
    前記送信に応じて場所を示す情報が通知されたとき、前記情報を報知する第1の信号を出力する報知部と、
    を備えることを特徴とする端末。
  2. 前記報知部は、前記場所へのルートを示すルート情報が通知されたとき、前記ルート情報を報知する第2の信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末。
  3. 前記送信部は、在圏するセルの基地局に接続要求する時に、自身が備わる端末を示す前記端末識別子を前記基地局に送信し、
    前記報知部は、前記基地局を介して所定のメッセージを受信すると、前記第1の信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載の端末。
  4. 前記報知部は、前記第1の信号の出力に対応して、通知された前記場所への移動を促す所定の処理を行う、
    ことを特徴とする請求項3に記載の端末。
  5. 受信した端末識別子に対応する所定の症状に応じた、前記症状が感染症の症状か否かによって異なる場所を示す所定の情報を前記端末識別子の端末に通知する、
    ことを特徴とする装置。
  6. 前記通知に対応して、前記場所へのルートを示す所定の情報も前記端末に通知する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 前記端末から受信した前記端末識別子、及び自身を示す基地局識別子を送信する基地局に接続し、
    前記端末識別子と、前記端末の使用者が移動可能なエリアに係る基地局識別子と、が対応づけられた対応表を記憶する記憶部を備え、
    前記基地局から前記基地局識別子と前記端末識別子を受信すると、受信した前記基地局識別子が、受信した前記端末識別子に対応する前記対応表の前記基地局識別子のいずれとも同じでない場合には、所定のメッセージを前記端末に前記基地局を介して送信する、
    ことを特徴とする請求項5乃至6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 互いに通信を行う端末と装置を備え、
    前記端末は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の端末であり、
    前記装置は、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の装置である、
    ことを特徴とするシステム。
  9. 入力された情報を表示するモニタを備え、
    前記装置は、受信した前記端末識別子に係る所定の情報を前記モニタに出力する、
    ことを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 所定のタイミングに、端末が自身を示す端末識別子を送信する第1のステップと、
    前記第1のステップにより送信された前記端末識別子に対応する所定の症状に応じた、前記症状が感染症の症状か否かによって異なる場所を示す所定の情報を前記端末に通知する第2のステップと、
    前記場所を示す情報が通知されたとき、前記情報を報知する第1の信号を前記端末が出力する第3のステップと、を有する、
    ことを特徴とする感染予防方法。
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