JP2016099859A - 保守管理システム、保守管理方法および保守管理プログラム - Google Patents

保守管理システム、保守管理方法および保守管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 保守対象装置の個々の構成要素においてその特性がばらついていても、構成要素のそれぞれに最適な、その構成要素に保守のための処置をすべきかどうかを表わす指標を求めることができる。かつ、専用の通信回線を設ける必要がなく、システムの設定が容易である。
【解決手段】 ある保守対象からそのログ情報を受信し、そのログ情報を汎用通信回線を通じて送信する保守手段と、前記ログ情報を、汎用通信回線を通じて受信し、前記保守対象に対して保守のための処置をすべきであるかどうかを示す指標を、前記ログ情報の解析を行うことにより更新する管理手段と、前記指標を出力する出力手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、システム又は装置あるいはそれらの構成要素の保守管理に関する。
保守対象装置等の構成要素に異常が生じた場合には、それを保守対象装置等により自動的に復旧させるには、偶然に復旧する場合を除き、多くの場合に、構成要素を切り離し、代わりとなる同じような構成要素に切替えを行うことで復旧する仕組みによる。ここで、本明細書において、保守対象装置等とは、保守を行う者が保守対象とする装置(以下、「保守対象装置」という。)及びその構成部品をいう。ここで、構成要素に異常が発生するには、多くの場合物理的な原因がある。その原因は、例えば電気配線、記録装置の記録部分あるいは駆動部分等の劣化である。そして、これらの劣化は時間の経過とともに進み、それらの異常としての影響は大きくなり、最終的には復旧不可となる多重障害等の発生により、上記切替えでは復旧できなくなる。この状況になると、保守対象装置の全部もしくは大きな部分が利用できなくなる可能性があり、被害が大きい。従い、このような状況になる前に、保守対象装置等の異常状況からその構成部品の交換時期を定め、事前に交換することが重要である。
ここで、代表的な保守対象装置としてコンピュータシステムが考えられる。コンピュータシステムを構成する各コンピュータ機器の数は、一般的に年々増加する。それら機器を構成する部品の種類は多岐にわたり、かつ同一の構成部品であってもその信頼性は必ずしも同じではなく、開発時期、製造時期、または部品提供ベンダが複数にわたる場合はその提供ベンダなどによりバラツキがある。そのため、画一的な交換時期では部品を交換できないという問題があった。
この問題に関連する問題の解決手段に関して、下記開示がある。
特許文献1には、コンピュータシステムの構成部品であるディスクのエラー情報を取得し、特定のファイルに記録し、エラー情報を統計分析することにより、障害発生前にスペアディスクに予防交換する、アレイディスクの自動復旧方法並びにシステムが開示されている。
また、特許文献2には、コンピュータシステムの要素であるアレイディスク群の保守管理システム、保守管理装置、保守管理方法および保守管理プログラムが開示されている。すなわち、複数のディスク装置からログ情報を取得し、該ログ情報からフォルトしたアレイディスクの数の情報(フォルト数情報)を取得し、該フォルト数情報に基づいて、アレイディスクの世代毎の異常率を算出する。そして、算出されたアレイディスクの世代毎の異常率に基づいて、各世代のアレイディスクのリカバリエラーの発生回数についての上記所定の許容値を更新する。アレイディスクのリカバリエラーの発生回数が上記所定の許容値を超えた時に、該アレイディスク内のデータを予備のアレイディスクにコピーして、該アレイディスクの予防交換を行う。
特開2000−305720号公報 特開2008−171231号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載のシステム等における処理は、単一サイト内の装置内に閉じた専用通信回線を用いた処理になっている。すなわち、ある管理範囲内での全てのコンピュータシステムの稼動状態を元にそのコンピュータを構成する部品等(以下、「構成部品等」という。)の予防交換を行うかどうかの判断を実施するわけではない。このため、その管理範囲内における全てのコンピュータシステムにおいて、特性がばらついている個々の構成要素に対して最適な予防交換等の保守のための処置を実施することはできない場合がある。
また保守のために専用の通信回線を設ける必要があり、その設定等も容易ではない。
本発明は、保守対象装置の個々の構成要素においてその特性がばらついていても、構成要素のそれぞれに最適な、その構成要素に保守のための処置をすべきかどうかを表わす指標を求めることができる保守管理システムを提供することを目的とする。さらに、本発明は、専用の通信回線を設ける必要がなく、システムの設定が容易な保守管理システムの提供を目的とする。
装置又はシステムあるいはそれらの構成要素の保守を行う者の顧客が管理する領域に設置した1番目の保守管理手段と、前記保守を行う者の管理する領域に設置される2番目の保守管理手段と、出力手段とを備える。前記1番目の保守管理手段は、前記装置又はシステムあるいはそれらの構成要素からログ情報を受信し、当該ログ情報を、前記2番目の保守管理手段に汎用通信回線を用いて送る。前記2番目の保守管理手段は、前記汎用通信回線を用いて送られた前記ログ情報を受信し、前記保守を行う者が保守対象とする前記装置又はシステムの構成要素に保守のための処置をすべきであるかどうかを示す指標を、前記ログ情報を解析することにより更新する。前記出力手段は前記指標を出力する。
本発明の保守管理システムは、保守対象装置の個々の構成要素においてその特性がばらついていても、構成要素のそれぞれに最適な、その構成要素に保守のための処置をすべきかどうかを表わす指標を求めることができる。さらに、本発明の保守管理システムは、専用の通信回線を設ける必要がなく、システムの設定が容易である。
第一実施形態の保守管理システムの構成を表わす概念図である。 第二実施形態の保守管理システムの構成を表わす概念図である。 第二実施形態の保守管理方法を表わすフローチャートである。 第三実施形態の保守管理システムの構成を表わす概念図である。 第四実施形態の保守管理システムの構成を表わす概念図である。 第四実施形態の保守管理方法を表わすフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
[第一実施形態]
第一実施形態は、本発明の最小構成の保守管理システムについての実施形態である。
[本実施形態の保守管理システムの構成]
図1は、第一実施形態の保守管理システムの構成を表わす概念図である。本構成が本発明の最小構成である。
本実施形態の保守管理システムは、保守装置110と、管理装置1310と、許容値出力部1610とを備える。
ここで、本明細書において、「顧客サイト」とは、保守対象装置の保守を行う者の顧客が管理する領域をいう。
保守装置110は、ログ情報受信部1710と、送信部1110とを備える。
ログ情報受信部1710は、保守対象装置から通信回線を通じて送られる保守要素のログ情報を受信し、送信部1110に送る。
送信部1110は、ログ情報受信部から送られる前記ログ情報を、管理装置1310の管理装置受信部710に汎用通信回線を通じて送信する。
管理装置1310は、管理装置受信部710と、ログ情報記録部510と、異常解析部1410と、異常率算出部810と、許容値更新部910と、管理装置許容値記録部1010とを備える。
管理装置受信部710は、送信部1110から汎用通信回線を通じて送られる前記ログ情報を受け取り、ログ情報記録部510に送る。
ログ情報記録部510は、管理装置受信部710から送られる前記ログ情報を記録する。ログ情報は異常解析部1410に送られる。
異常解析部1410は前記ログ情報を解析し、保守対象装置の保守対象とする構成要素の異常を検出する。検出された異常に関する情報は、異常率算出部810に送られ、前記構成要素について異常率が算出される。ここで、異常率とは、ある保守要素が、ある期間内に異常を発生した回数、またはある期間内に異常が発生する回数の推定値をいう。算出された異常率は許容値更新部910に送られる。
許容値更新部910は、異常率算出部810から送られた構成要素の異常率と管理装置許容値記録部1010から送られたその保守要素の一つ前の許容値とから、更新後の許容値を計算し、更新する。ここで、本実施形態において、許容値は、ある構成要素またはその保守要素に保守のための処置が必要であるかどうかを示す指標をいう。更新後の個々の構成要素についての許容値は管理装置許容値記録部1010及び許容値出力部1610に送られる。
管理装置許容値記録部1010は、前記更新後の許容値を記録する。また、許容値更新部910が更新後の許容値を算出する際に用いるその前の許容値を許容値更新部910に送る。
許容値出力部1610は、許容値更新部910から送られた更新後の許容値を含む情報を出力する。許容値出力部1610の設置場所は任意であり、例えば保守装置や管理装置に含めて設置することもできる。
[本実施形態の効果]
本実施形態の保守管理システムは、保守対象装置の個々の構成要素においてその特性がばらついていても、構成要素のそれぞれに最適な、その構成要素に保守のための処置をすべきかどうかを表わす指標を求めることができる。さらに、本発明の保守管理システムは、専用の通信回線を設ける必要がなく、システムの設定が容易である。
[第二実施形態]
第二実施形態は、保守装置を一つの顧客サイトに設置し、保守対象装置が一つの場合の保守管理システムに関する実施形態である。
[保守管理システムの構成]
図2は、第二実施形態の保守管理システムの構成を表わす概念図である。
本実施形態の保守管理システムは、保守装置120と、管理装置1320とを備える。
保守装置120は、顧客サイト020に設置されている。保守装置120は、保守ネットワーク320と、ログ情報受信部1720と、保守装置情報処理部1220と、保守装置許容値記録部220と、保守装置送受信部1120とを備える。
保守ネットワーク320は、情報通信手段であり、保守対象装置4200から保守装置情報処理部1220への情報の送信を可能にする機能を備えている。保守ネットワーク320は、その代用となるネットワークが利用できるときは省略することもできる。
ログ情報受信部1720は、保守対象装置4200から保守ネットワーク320を通じて送られる保守要素のログ情報を受信し、保守装置情報処理部1220に送る。
保守装置情報処理部1220は、保守対象装置4200から、保守ネットワーク320を通じて送られる保守対象装置4200の保守要素(保守対象装置における保守対象とする構成要素をいう。以下同じ。)のログ情報を処理し、ログ情報を保守装置送受信部1120に送る。この際のログ情報には、保守対象装置4200の保守要素の異常発生に関する情報が含まれる。保守装置情報処理部1220は、さらに、保守装置送受信部1120から送られる、以下に説明する異常発生回数許容値を含む情報を処理し、保守装置許容値記録部220に送る。
保守装置許容値記録部220は、異常発生回数許容値を記録する。
保守対象装置4200は、典型的には、コンピュータやコンピュータ関連装置である。
ここで異常発生回数許容値は、保守要素を交換又は修理(保守対象装置が自ら異常修復するいわゆるリカバリー等を除く。)すべき指標を示す、その保守要素についての異常発生回数をいう。この場合の異常発生回数は、その保守要素が稼働してからの回数でも良いし、ある定められた期間内の回数でも構わない。
ここで保守要素の「異常」は、保守対象装置等の交換又は修理をせずに、その機能を回復させることが結果的にできた異常に、その異常の発生により保守対象装置等の交換が必要な異常を含めて数える場合もあり得る。また、特に回復を要しない異常を含めて数える場合もあり得る。
保守装置送受信部1120は、保守装置情報処理部1220から送られるログ情報を受け取り、汎用通信回線620を介して、管理装置1320の管理装置送受信部720に送信する。
汎用通信回線620は典型的にはインターネットである。
管理装置1320は、典型的には、保守センタ420に設置されている。管理装置1320は、管理装置送受信部720と、ログ情報記録部520と、異常解析部1420と、異常率算出部820と、許容値更新部920と、管理装置許容値記録部1020と、管理装置出力部1620とを備える。
管理装置送受信部720は、保守装置送受信部1120から汎用通信回線620を介して送られる前記ログ情報を受け取り、ログ情報記録部520に送る。また、許容値更新部920から送られる更新後の異常発生回数許容値を、保守装置120の保守装置送受信部1120に送る。
ログ情報記録部520は、管理装置送受信部720から送られるログ情報を受け取り、記録する。ログ情報は異常解析部1420に送られる。
異常解析部1420はログ情報を解析し、保守要素の異常を検出する。保守要素の異常に関する情報は、異常率算出部820に送られ、保守要素についての異常率が算出される。算出された異常率は許容値更新部920に送られる。ここで、異常率は、ある一つの保守要素が定められたある一定期間内に異常を発生し、又は異常を発生すると推定される回数である。たとえば、異常率として、その保守要素を稼働してからある時点までに発生した異常の回数を、その稼働時間で除し、ある一定期間を乗じることで推定して求めることもできる。異常率としては、例えば、ある一つの部品等が、1年間に発生する年間平均異常率を用いることもできる。
許容値更新部920は、異常率算出部820から送られたある保守要素の異常率と管理装置許容値記録部1020から送られたその保守要素についての一つ前の異常発生回数許容値とから、更新後の異常発生回数許容値を計算する。更新後の異常発生回数許容値は管理装置許容値記録部1020及び管理装置送受信部720に送られる。
管理装置許容値記録部1020は、許容値更新部920から送られた更新後の異常発生回数許容値を記録する。また、許容値更新部920が更新後の許容値を算出する際に用いる一つ前の異常発生回数許容値を許容値更新部920に送る。また、予め設定された異常率閾値を記録しており、許容値更新部920が更新後の許容値を算出する際に用いる異常率閾値を許容値更新部920に送る。
ここで、異常率閾値は、複数の保守要素を、その群として、平均的に交換すべきかどうかを表わす指標として、その保守要素群のそれぞれにあてはめられる異常率の許容値をいう。この異常率閾値の定め方は任意である。個々の保守要素の実際の異常発生率の平均を勘案して定めてもよいし、単に実績に基づいて定めてもよい。
なお、異常率閾値は、管理装置許容値記録部1020ではなく他の記録できる部分に記録させておいて必要に応じて取り出してもよい。
管理装置出力部1620は、保守対象装置4010の保守要素についての更新後の異常発生回数許容値や、その保守要素についての実際の異常発生回数を含む情報を出力する。ここでの出力は典型的には表示部への表示であるが、音声等の他の方法による出力でも構わない。保守をする者は、出力された前記情報に基づいて、その保守要素が、交換すべきであることを知る。あるいは交換するまでにどの程度の期間の余裕があるか等について予測することが可能になる。異常発生回数許容値に実際に異常が発生した回数が近ければ、その保守要素はもうすぐ交換時期を迎える等である。
[保守管理方法]
図3は、第二実施形態の保守管理方法を表わすフローチャートである。
保守対象装置4200の保守要素のログ情報が、保守ネットワーク320を通じてログ情報受信部1720に送られ受信され、保守装置情報処理部1220に送られる。(S201)保守装置情報処理部1220が所定の処理後、保守装置送受信部1120に前記ログ情報を送り、保守装置送受信部1120が汎用通信回線620を通じて、管理装置1320の管理装置送受信部720に前記ログ情報を送る(S202)。そして、管理装置送受信部720は前記ログ情報を受信し、ログ情報記録部520に前記ログ情報を送る(S203)。ログ情報記録部520は前記ログ情報を記録し、前記ログ情報を異常解析部1420に送る(S204)。異常解析部1420は送られたログ情報を解析し、異常の発生に関する情報を抽出し、異常率算出部820に送る(S205)。異常率算出部820は受け取った前記ログ情報を解析し、保守対象装置4200の保守要素の異常情報を抽出し、その異常率を算出し、算出した異常率を許容値更新部920に送る(S206)。許容値更新部920は、送られた異常率が異常率閾値より小さいかを判定する(S207)。異常率が異常率閾値よりも小さい場合には、異常発生回数許容値を1増やす(S208)。異常率が異常率閾値より小さくない場合には、異常率が異常率閾値より大きいかを判定する(S209)。異常率が異常率閾値よりも大きい場合には、異常発生回数許容値を一つ減らす(S210)。異常率が異常率閾値よりも大きくない場合には、異常発生回数許容値を更新しない(S211)。次に、S208又はS210において異常発生回数許容値を更新した場合には、更新後の異常発生回数許容値を管理装置許容値記録部1020に送り、管理装置許容値記録部1020は更新後の異常発生回数許容値を記録する(S212)。そして、更新後の異常発生回数許容値を管理装置出力部1620が出力する(S213)。更新後の異常発生回数許容値は、管理装置送受信部720に送られ、保守装置120の保守装置送受信部1120に汎用通信回線を通じて送信される(S214)。保守装置送受信部1120により受信された更新後の異常発生回数許容値は、保守装置許容値記録部220により記録される。
[本実施形態の効果]
以上のように、本実施形態の保守管理システムは、保守要素一つ一つの異常率から、その保守要素を交換すべき異常発生回数に到達したことを表わす指標である異常発生回数許容値を更新する。そのため、その保守要素の信頼性が、供給メーカ、製造時期又は製造ロットの違い等により異なっていても、個々の保守要素に固有の最適な交換タイミングを、保守管理を行う者が予測することが可能になる。さらに、本実施形態の保守管理システムは、顧客サイト等に設置される保守装置と、保守センタ等に設置される管理装置をインターネット等の汎用通信回線で接続するため、システムの設定が容易である。
[第三実施形態]
第三実施形態は、保守装置の数及び一の保守装置が保守対象とする保守対象装置がそれぞれ複数の場合の実施形態である。保守装置及び一の保守装置が保守対象とする保守対象装置の数は任意である。ここでは保守装置の数が2であり、一の保守装置が保守対象とする保守対象装置の数が8である場合について説明する。
[保守管理システムの構成]
図4は、第三実施形態の保守管理システムの構成を表わす概念図である。
本実施形態の保守管理システムは、第一保守装置131と、第二保守装置132と、管理装置1330とを備える。
第一保守装置131は第一顧客サイト031に、第二保守装置132は第二顧客サイト032に、それぞれ設置される。管理装置は、保守要素の保守を行う者が管理する保守センタに設置される。
第一保守装置131と第二保守装置132との構成及び動作は同様であるので、ここでは第二保守装置132についての説明は省略し、第一保守装置131についてのみ説明する。
第一保守装置131は、第一保守ネットワーク331と、第一ログ情報受信部1731と、第一保守装置情報処理部1231と、第一保守装置許容値記録部231と、第一保守装置送受信部1131とを備える。
第一保守ネットワーク331は情報通信手段であり、保守対象装置4311乃至4318から第一ログ情報受信部1731への情報の送信を可能にする機能を備えている。
第一保守ネットワーク331は、その代用となるネットワークが利用できるときは省略することもできる。
第一ログ情報受信部1731は、保守対象装置4311乃至4318から第一保守ネットワーク331を通じて送られる保守対象装置の保守要素のログ情報を受信し、第一保守装置情報処理部に送る。
第一保守装置情報処理部1231は、保守対象装置4311乃至4318から、第一保守ネットワーク331を通じて送られる保守対象装置4311乃至4318の保守要素それぞれについてのログ情報を処理し、そのログ情報を第一保守装置送受信部1131に送る。この際のログ情報には、保守対象装置4311乃至4318の保守要素の異常に関する情報が含まれる。第一保守装置情報処理部1231は、さらに、第一保守装置送受信部1131から送られる保守対象装置4311乃至4318の保守要素それぞれについての異常発生回数許容値を含む情報を処理し、第一保守装置許容値記録部231に送る。
第一保守装置許容値記録部231は、送られた更新後の異常発生回数許容値を記録する。
保守対象装置4311乃至4318は、典型的には、コンピュータやコンピュータ関連装置である。
第一保守装置送受信部1131は、第一保守装置情報処理部1231から送られるログ情報を受け取り、汎用通信回線630を介して、管理装置1330の管理装置送受信部730に送信する。汎用通信回線630は典型的にはインターネットである。
管理装置1330は、管理装置送受信部730と、ログ情報記録部530と、異常率算出部830と、許容値更新部930と、管理装置許容値記録部1030とを備える。
管理装置送受信部730は、第一保守装置送受信部1131及び第二保守装置送受信部1132から汎用通信回線630を介して送られるログ情報を受け取り、ログ情報記録部530に送る。また、許容値更新部930から送られる更新後の異常発生回数許容値を、保守対象装置4311乃至4318の保守要素に関するものについては、第一保守装置送受信部1131に送る。また、保守対象装置4321乃至4328の保守要素に関するものについては、第二保守装置送受信部1132に送る。
ログ情報記録部530は、管理装置送受信部730から送られるログ情報を受け取り、記録する。ログ情報は異常解析部1430に送られる。
異常解析部1430はログ情報を解析し、保守要素の異常を検出する。保守要素の異常に関する情報は、異常率算出部830に送られ、個々の保守要素についての異常率が算出される。算出された異常率は許容値更新部930に送られる。
許容値更新部930は、異常率算出部830から送られたある保守要素の異常率と管理装置許容値記録部1030から送られたその保守要素についての一つ前の異常発生回数許容値とから、更新後の異常発生回数許容値を計算する。保守対象装置4311乃至4318及び4321乃至4328の保守要素それぞれについての更新後の異常発生回数許容値は、管理装置許容値記録部1030、管理装置出力部1630及び管理装置送受信部730に送られる。
管理装置許容値記録部1030は、許容値更新部930から送られた更新後の異常発生回数許容値を記録する。また、管理装置許容値記録部1030は、許容値更新部930が更新後の許容値を算出する際に用いる一つ前の異常発生回数許容値を許容値更新部930に送る。また、予め設定された異常率閾値を記録しており、許容値更新部920が更新後の許容値を算出する際に用いる異常率閾値を許容値更新部930に送る。なお、異常率閾値は、管理装置許容値記録部1020ではなく他の記録できる部分に記録させておいてもよい。
管理装置出力部1630は、保守対象装置4311乃至4318及び4321乃至4328の保守要素それぞれについての更新後の異常発生回数許容値の少なくとも一部を含む情報を出力する。その際の出力方法は、表示部への出力、プリンタへの出力、音声による出力等任意である。
[保守管理方法]
本実施形態の保守管理方法を表わすフローチャートについての説明は、第二実施形態の説明と同様であるので、その説明を省略する。
[本実施形態の効果]
本実施形態の保守管理システムは、まず第二実施形態の保守管理システムと同じ効果を奏する。加えて、顧客サイトが複数であり、または、一つの顧客サイトにおかれた保守対象装置の数が複数の場合にも対応できる。本実施形態の保守管理システムは、顧客サイト等に設置される保守装置と、保守センタ等に設置される管理装置をインターネット等の汎用通信回線で接続するため、顧客サイトが複数の場合でもシステムの設定が容易である。
[第四実施形態]
第四実施形態は、保守装置と管理装置との間の汎用通信回線が接続されなくなった場合でも保守作業者の作業により保守管理が継続できる保守管理システムの実施形態である。保守装置及び一つの保守装置が保守対象とする保守対象装置の数は任意である。ここでは保守装置の数が2、一つの保守装置が保守対象とする保守対象装置の数が8の場合について説明する。
[保守管理システムの構成]
図5は、第四実施形態の保守管理システムの構成を表わす概念図である。
本実施形態の保守管理システムは、第一保守装置141と、第二保守装置142と、管理装置1340とを備える。
第一保守装置141は第一顧客サイト041に、第二保守装置142は第二顧客サイト042に、それぞれ設置される。管理装置は、保守要素の保守を行う者が管理する保守センタに設置される。
第一保守装置141は、第一保守ネットワーク341と、第一ログ情報受信部1741と、第一保守装置情報処理部1241と、第一保守装置許容値記録部241と、第一保守装置送受信部1141と、第一保守装置入出力部2041とを備える。
第二保守装置142は、第二保守ネットワーク342と、第二ログ情報受信部1742と、第二保守装置情報処理部1242と、第二保守装置許容値記録部242と、第二保守装置送受信部1142と、第二保守装置入出力部2042とを備える。
管理装置1340は、管理装置送受信部740と、ログ情報記録部540と、異常率算出部840と、許容値更新部940と、管理装置許容値記録部1040と、管理装置入出力部1540と、管理装置出力部1640とを備える。管理装置1340は、典型的には、保守センタ440に設置されている。
本実施形態の保守管理システムが、第三実施形態の保守管理システムと異なる点は、第一保守装置141が第一保守装置入出力部2041を、第二保守装置142が第二保守装置入出力部を、管理装置1340が管理装置入出力部1540をそれぞれ備える点である。その他の点については、第三実施形態の保守管理装置の対応する各構成要素と同じなので、ここでは説明を省略し上記点についてのみ説明する。また、第二保守装置142についての説明は、第一保守装置141についての説明と同様なので、ここでは省略し、以下には第一保守装置141についてのみ説明する。
第一保守装置情報処理部1241から第一保守装置入出力部2041へは、保守対象装置4411乃至4418の保守対象の構成要素それぞれのログ情報が送られる。
第一保守装置入出力部2041はログ情報を含む情報を出力する。この際の出力は典型的には、外部記録装置への出力である。また、第一保守装置入出力部2041は、後述の通り管理装置入出力部1540から出力され、第一保守装置入出力部に入力される、保守対象装置4441乃至4448の保守要素それぞれに関する更新後の異常発生回数許容値を含む情報を第一保守装置情報処理部1241に送る。この際の更新後の異常発生回数許容値を含む情報の入力は、典型的には外部記録装置によって行われる。
第一保守装置情報処理部1241は、入力された更新後の異常発生回数許容値を第一保守装置許容値記録部241に送る。
第一保守装置許容値記録部241は、入力された更新後の異常発生回数許容値を記録する。
管理装置入出力部1540へは、上記の通り第一保守装置入出力部2041から出力された、保守対象装置4411乃至4418及び4421乃至4428の保守要素それぞれのログ情報が入力される。この入力は典型的には外部記録装置を経由して行われる。また、管理装置入出力部1540は、許容値更新部940が更新した、保守対象装置4411乃至4418及び4421乃至4428の保守要素それぞれの更新後の異常発生回数許容値を含む情報の一部又は全部を出力する。出力は典型的には外部記録装置に対して行われる。この更新後の異常発生回数許容値を含む情報のうち、保守対象装置4411乃至4418に関するものが、第一保守装置入出力部2041に、保守対象装置4421乃至4428に関する者が第二保守装置入出力部2042に、入力されるべき情報である。
第一保守装置入出力部2041、第二保守装置入出力部2042及び管理装置入出力部1540への入出力は、典型的には保守作業員により行われるが、ロボット等により行っても構わない。
なお、管理装置入出力部1540と管理装置出力部1640とは共通であっても構わない。
[保守管理方法]
図6は、第四実施形態の保守管理方法を表わすフローチャートである。
第一保守装置141を用いた場合と第二保守装置142を用いた場合とでは保守管理方法のフローが同じなので、ここでは第一保守装置141を用いた場合について説明する。
保守対象装置4411乃至4418の保守要素のログ情報が、第一保守ネットワーク341を通じて第一保守装置情報処理部124に送られる(S401)。次に、汎用通信回線640を通じて第一保守装置送受信部1141が管理装置送受信部740に接続されているかどうかを判定する(S402)。汎用通信回線640がインターネットの場合は、その機能により、この判定は容易に行うことができる。そして、汎用通信回線640を通じて第一保守装置送受信部1141が管理装置送受信部740に接続されている場合には、汎用通信回線640を通じて、第一保守装置送受信部1141から管理装置送受信部740に、前記ログ情報を送信する(S403)。前記ログ情報は、管理装置送受信部により、受信され、ログ情報記録部540に送られる(S404)。一方、汎用通信回線640を通じて第一保守装置送受信部1141が管理装置送受信部740に接続されていない場合には、前記ログ情報は第一保守装置入出力部2041から出力される(S405)。出力された前記ログ情報は、管理装置入出力部1540により入力され、ログ情報記録部540に送られる(S406)。ログ情報記録部540は、管理装置送受信部740又は管理装置入出力部1540から送られた前記ログ情報を記録し、前記ログ情報を異常解析部1440に送る(S407)。異常解析部1440は、前記ログ情報を解析し、保守対象装置4411乃至4418の保守要素の異常に関する情報を抽出し、それらの情報を異常率算出部840に送る(S408)。異常率算出部840は受け取った前記異常に関する情報を抽出し、その異常率を算出し、その異常率を許容値更新部940に送る(S409)。許容値更新部940は、送られた異常率があらかじめ設定した異常率閾値より小さいかを判定する(S410)。異常率が異常率閾値よりも小さい場合には、異常発生回数許容値を1増やす(S411)。異常率が異常率閾値より小さくない場合には、異常率が異常率閾値より大きいかを判定する(S412)。、異常率が異常率閾値よりも大きい場合には、異常発生回数許容値を一つ減らす(S413)。異常率が異常率閾値よりも大きくない場合には、異常発生回数許容値を更新しない(S414)。次に、S411又はS413において異常発生回数許容値を更新した場合には、更新後の異常発生回数許容値を管理装置許容値記録部1040に送り、管理装置許容値記録部1040は更新後の異常発生回数許容値を記録する(S415)。管理装置入出力部1540は更新後の異常発生回数許容値を出力する(S416)。この場合の出力は典型的には表示部への表示であるが、音声による出力等の他の方法であってもよい。次に、汎用通信回線640を通じて第一保守装置送受信部1141が管理装置送受信部740に接続されているかどうかを判定する(S417)。汎用通信回線640がインターネットの場合は、その機能により、この判定を行うことができる。汎用通信回線640を通じて第一保守装置送受信部1141が管理装置送受信部740に接続されている場合には、更新後の異常発生回数許容値を保守装置の第一保守装置送受信部1141に送信する(S418)。汎用通信回線640を通じて第一保守装置送受信部1141が管理装置送受信部740に接続されていない場合には、更新後の異常発生回数許容値は第一保守装置入出力部2041から入力される(S419)。更新後の異常発生回数許容値は第一保守装置許容値記録部241に記録される(S420)。
[本実施形態の効果]
本実施形態の保守管理システムは、まず第三実施形態の保守管理システムとと同じ効果を奏する。加えて、保守装置と管理装置との間の汎用通信回線が接続されていない場合であっても、接続されている場合と同様の保守管理を行うことができる。
以上好ましい実施形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
また、上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記述され得るが、以下には限られない。
(付記1)
ある保守対象からそのログ情報を受信し、そのログ情報を汎用通信回線を通じて送信する保守手段と、
前記ログ情報を、汎用通信回線を通じて受信し、前記保守対象に対して保守のための処置をすべきであるかどうかを示す指標を、前記ログ情報の解析を行うことにより更新する管理手段と、
前記指標を出力する指標出力手段と、
を備える保守管理システム。
(付記2)
前記指標出力手段を前記管理手段に備える、付記1記載の保守管理システム。
(付記3)
複数の前記保守手段を備える付記1又は2に記載された保守管理システム。
(付記4)
前記保守手段が、前記保守対象について保守を受けるものの管理する領域に設置される付記1乃至3のうちのいずれか一に記載された保守管理システム。
(付記5)複数の前記保守手段を備え、前記保守手段が複数の前記領域に設置される付記4に記載された保守管理システム。
(付記6)
前記管理手段が、前記保守対象について保守を行うものが管理する領域に設置される付記1乃至5のうちのいずれか一に記載された保守管理システム。
(付記7)
前記指標が、前記保守対象が前記処置を行うまでの異常発生回数の許容値である付記1乃至6のうちのいずれか一に記載された保守管理システム。
(付記8)
前記ログ情報の解析が、
前記ログ情報から、ある前記保守対象についての異常発生の抽出と、
前記異常発生から、その前記保守対象についてある期間内において発生し又は発生すると推定される期間内異常発生回数の算出と、
前記期間内異常発生回数について、その多寡の判定と、
を含む、付記1乃至7のうちのいずれか一に記載された保守管理システム。
(付記9)
前記保守手段が、
前記ログ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記ログ情報を前記汎用通信回線を用いて送信する送信手段と、
を備える付記1乃至8のうちのいずれか一に記載された保守管理システム。
(付記10)
前記管理手段が、
前記汎用通信回線を用いて送信された前記ログ情報を受信する受信手段と、
前記ログ情報を記録する記録手段と、
前記ログ情報を解析する解析手段と、
前記解析手段による解析結果をもとに、ある前記構成要素が、定められた期間に異常を発生した回数である異常既発生回数を算出する異常既発生回数算出手段と、
前記異常既発生回数から、その前記構成要素が交換又は修理を行うべき異常発生回数である異常発生回数許容値の更新をする異常発生回数許容値更新手段と、
前記更新後の異常発生回数許容値を記録する異常発生回数許容値記録手段と、
を備える、付記1乃至9のうちのいずれか一に記載された保守管理システム。
(付記11)
前記異常発生回数許容値更新手段が行う前記更新が、ある前記保守対象の構成要素について、前記異常既発生回数から求めたある一定期間内に発生した異常既発生回数と、予め設定した基準値とを比較し、前記期間内異常発生回数が基準値を上回る場合には前記異常発生回数許容値を1増やし、前記期間内異常発生回数が基準値を下回る場合には前記異常発生回数許容値を1減らす付記10に記載された保守管理システム。
(付記12)
前記異常発生回数許容値更新手段が行う前記更新が、ある前記保守対象の構成要素について、前記異常既発生回数から推定したある一定期間に生じるであろう異常の発生回数の予測値と、予め設定した基準値とを比較し、前記装置が基準値を上回る場合には前記異常発生回数許容値を1増やし、前記装置が基準値を下回る場合には前記異常発生回数許容値を1減らす付記10記載の保守管理システム。
(付記13)
前記管理装置が、前記更新後の異常発生回数許容値を前記保守装置に前記汎用通信回線を用いて送る送信手段をさらに備え、
前記保守装置が、前記汎用通信回線を通じて前記管理装置から送られた前記更新後の異常発生回数許容値を受信する受信手段と、
前記更新後の異常発生回数許容値を記録する異常発生回数許容値記録手段と、
前記更新後の異常発生回数許容値を出力する第二指標出力手段と
をさらに備える、
付記1乃至12のうちのいずれか一に記載の保守管理システム。
(付記14)
前記保守装置が、前記ログ情報を出力するログ情報出力手段をさらに備え、
前記管理装置が、前記ログ情報出力手段が出力した前記ログ情報を入力する入力手段をさらに備える、
付記1乃至13のうちのいずれか一に記載の保守管理システム。
(付記15)
ある保守対象からそのログ情報を受信し、そのログ情報を、汎用通信回線を通じて送信するステップと、
前記ログ情報を汎用通信回線を通じて受信し、前記保守対象に対して保守のための処置をすべきであるかどうかを示す指標を、前記ログ情報の解析を行うことにより更新するステップと、
前記指標を出力するステップと、
を含む保守管理方法。
(付記16)
前記ログ情報の解析が、
前記ログ情報から、ある前記保守対象についての異常発生の抽出と、
前記異常発生から、その前記保守対象についてある期間内において発生し又は発生すると推定される期間内異常発生回数の算出と、
前記期間内異常発生回数について、その多寡の判定と、
を含む、付記15に記載された保守管理方法。
(付記17)
前記ログ情報の記録をするステップと、
前記ログ情報の解析をするステップと、
前記解析の結果をもとに前記構成要素が異常を発生した回数の算出をするステップと、
前記算出の結果を用いて、その前記構成要素の異常が発生した回数がその値に到達したときに前記構成要素の交換又は修理を行うべき値である異常発生回数許容値の更新をするステップと、
前記更新後の異常発生回数許容値を記録するステップと、
を含む、付記15又は16に記載された保守管理方法。
(付記18)
前記更新が、前記保守対象の構成要素について、前記異常既発生回数から求めた、ある一定期間内に発生した異常発生回数である一定期間内異常既発生回数と、予め設定した基準値とを比較し、前記一定期間内異常既発生回数が基準値を上回った場合には前記異常発生回数許容値を1増やし、前記一定期間内異常既発生回数が基準値を下回った場合には前記異常発生回数許容値を1減らす付記17に記載された保守管理方法。
(付記19)
前記異常発生回数許容値更新手段が行う前記更新が、ある前記保守対象の構成要素について、ある一定期間内に発生した異常発生回数である一定期間内異常既発生回数から推定したある一定期間に生じるであろう異常の発生回数の予測値と、予め設定した基準値とを比較し、前記予測値が基準値を上回る場合には前記異常発生回数許容値を1増やし、前記よ装置が基準値を下回る場合には前記異常発生回数許容値を1減らす付記17に記載された保守管理方法。
(付記20)
前記汎用通信回線を通じて送られた前記更新後の異常発生回数許容値を受信するステップと、
前記更新後の異常発生回数許容値を記録するステップと、
前記更新後の異常発生回数許容値を出力するステップと
をさらに含む、
付記17乃至19のうちのいずれか一に記載された保守管理方法。
(付記21)
前記ログ情報の出力をするステップと、
前記出力をされた前記ログ情報を入力するステップと、
をさらに備える、付記17乃至20のうちのいずれか一に記載の保守管理方法。
(付記22)
ある保守対象からそのログ情報を受信し、そのログ情報を汎用通信回線を通じて送信する処理と、
前記ログ情報を、汎用通信回線を通じて受信し、前記保守対象に対して保守のための処置をすべきであるかどうかを示す指標を、前記ログ情報の解析を行うことにより更新する処理と、
前記指標を出力する処理と、
を含む処理をコンピュータに実行させる保守管理プログラム。
020 顧客サイト
031、041 第一顧客サイト
032,042 第二顧客サイト
110,120 保守装置
131,141 第一保守装置
132,142 第二保守装置
220 保守装置許容値記録部
231,241 第一保守装置許容値記録部
232,242 第二保守装置許容値記録部
320 保守ネットワーク
331,341 第一保守ネットワーク
332、342 第二保守ネットワーク
420、430、440 保守センタ
510、520、530、540 ログ情報記録部
620、630、640 汎用通信回線
710 管理装置受信部
720、730、740 管理装置送受信部
810、820、830、840 異常率算出部
910、920、930、940 許容値更新部
1010、1020、1030、1040 管理装置許容値記録部
1110 送信部
1120 保守装置送受信部
1131、1141 第一保守装置送受信部
1132、1142 第二保守装置送受信部
1220 保守装置情報処理部
1231、1241 第一保守装置情報処理部
1232、1242 第二保守装置情報処理部
1310、1320、1330、1340 管理装置
1410、1420、1430、1440 異常解析部
1540 管理装置入出力部
1610 許容値出力部
1620、1630、1640 管理装置出力部
1710、1720 ログ情報受信部
1731、1741 第一ログ情報受信部
1732、1742 第二ログ情報受信部
2041 第一保守装置入出力部
2042 第二保守装置入出力部
4200、4311、4312、4313、4314、4315、4316、4317、4318、4321、4322、4323、4324、4325、4326、4327、4328、4411、4412、4413、4414、4415、4416、4417、4418、4421、4422、4423、4424、4425、4426、4427、4428 保守対象装置

Claims (10)

  1. ある保守対象からそのログ情報を受信し、そのログ情報を汎用通信回線を通じて送信する保守手段と、
    前記ログ情報を、汎用通信回線を通じて受信し、前記保守対象に対して保守のための処置をすべきであるかどうかを示す指標を、前記ログ情報の解析を行うことにより更新する管理手段と、
    前記指標を出力する指標出力手段と、
    を備える保守管理システム。
  2. 複数の前記保守手段を備える請求項1に記載された保守管理システム。
  3. 前記保守手段が、前記保守対象について保守を受けるものの管理する領域に設置される請求項1又は2に記載された保守管理システム。
  4. 複数の前記保守手段を備え、前記保守手段が複数の前記領域に設置される請求項3に記載された保守管理システム。
  5. 前記管理手段が、前記保守対象について保守を行うものが管理する領域に設置される請求項1乃至4のうちのいずれか一に記載された保守管理システム。
  6. 前記指標が、前記保守対象が前記処置を行うまでの異常発生回数の許容値である請求項1乃至5のうちのいずれか一に記載された保守管理システム。
  7. 前記ログ情報の解析が、
    前記ログ情報から、ある前記保守対象についての異常発生の抽出と、
    前記異常発生から、その前記保守対象についてある期間内において発生し又は発生すると推定される期間内異常発生回数の算出と、
    前記期間内異常発生回数について、その多寡の判定と、
    を含む、請求項1乃至6のうちのいずれか一に記載された保守管理システム。
  8. 前記管理手段が、
    前記汎用通信回線を用いて送信された前記ログ情報を受信する受信手段と、
    前記ログ情報を記録する記録手段と、
    前記ログ情報を解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析結果をもとに、ある前記構成要素が、定められた期間に異常を発生した回数である異常既発生回数を算出する異常既発生回数算出手段と、
    前記異常既発生回数から、その前記構成要素が交換又は修理を行うべき異常発生回数である異常発生回数許容値の更新をする異常発生回数許容値更新手段と、
    前記更新後の異常発生回数許容値を記録する異常発生回数許容値記録手段と、
    を備える、請求項1乃至7のうちのいずれか一に記載された保守管理システム。
  9. ある保守対象からそのログ情報を受信し、そのログ情報を、汎用通信回線を通じて送信するステップと、
    前記ログ情報を汎用通信回線を通じて受信し、前記保守対象に対して保守のための処置をすべきであるかどうかを示す指標を、前記ログ情報の解析を行うことにより更新するステップと、
    前記指標を出力するステップと、
    を含む保守管理方法。
  10. ある保守対象からそのログ情報を受信し、そのログ情報を汎用通信回線を通じて送信する処理と、
    前記ログ情報を、汎用通信回線を通じて受信し、前記保守対象に対して保守のための処置をすべきであるかどうかを示す指標を、前記ログ情報の解析を行うことにより更新する処理と、
    前記指標を出力する処理と、
    を含む処理をコンピュータに実行させる保守管理プログラム。
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