JP2016099842A - 書き込みデータ送信装置、音声出力機器、書き込みデータ共有システム、制御方法、および制御プログラム - Google Patents

書き込みデータ送信装置、音声出力機器、書き込みデータ共有システム、制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】投稿時刻を音声出力時刻と対応させる書き込みデータ送信装置、音声出力機器及書き込みデータ共有システムを提供する。【解決手段】エージェントサーバ1は、通信部11、制御部12及び記憶部13を備える。通信部11は、外部サーバ2a、家族伝言板サーバ2b及びホームサーバ2cとの通信を行う。通信部11は、出力情報決定部(音声データ出力可否判定部)121によって制御されて、外部サーバ2aから天気予報データを受信し、出力情報決定部121に出力する。また、音声送信制御部122によって制御されて、音声データをホームサーバ2cに、投稿制御部123によって制御されて、投稿データを家族伝言板サーバ2bに送信する。制御部12は、エージェントサーバ1の機能を統括して制御し、出力情報決定部、音声送信制御部及び投稿制御部を含む。記憶部13は、エージェントサーバ1が使用する各種データを記憶する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する情報処理装置に書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置等に関する。
近年、家庭内電気機器(以下、家庭内機器と称する)に発話させたり、SNSなどの伝言板サービスに家庭内機器としての書き込みを投稿させたり、家庭内機器から音声を出力させたりして、ユーザと家庭内機器との疑似的なコミュニケーションを実現するシステムが拡がっている。
例えば、特許文献1には、ネットワークを介して外部の環境情報を取得し、当該外部環境を盛り込んだ生成文を作成して出力する(所定の電子掲示板に対して送出する)ことにより、ユーザと擬人化エージェントとの電子的コミュニケーションを支援する電子コミュニケーション装置が開示されている。
特開2005−92540号公報(2005年4月7日公開)
家庭内機器としての書き込みの投稿と同内容の家庭内機器からの音声出力とを行う場合、書き込みの投稿時刻と音声出力時刻とが対応していないと、書き込みの投稿時刻と音声出力時刻とが大きくずれてしまい、ユーザが困惑してしまうという問題がある。
また、上述した従来技術では、電子掲示板への書き込みについて記載されているのみであり、書き込みの投稿時刻と音声出力時刻との対応については、開示されていない。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、書き込みの投稿時刻を音声出力時刻と対応させた書き込みデータ送信装置等を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る書き込みデータ送信装置は、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する情報処理装置に書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置であって、上記書き込みデータと対応している音声データに従って音声出力機器が音声出力可能な出力可能期間に応じて、上記書き込みデータが上記サービスに投稿される時刻を決定する投稿時刻決定部と、上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信する書き込みデータ送信部と、を備えている。
また、本発明の一態様に係る書き込みデータ送信装置の制御方法は、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する情報処理装置に書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置の制御方法であって、上記書き込みデータと対応している音声データを音声出力機器が出力可能な出力可能期間に応じて、上記書き込みデータが上記サービスに投稿される時刻を決定する投稿時刻決定ステップと、上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信する書き込みデータ送信ステップと、を含む。
また、本発明の一態様に係る書き込みデータ共有システムは、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する書き込みデータ共有システムであって、上記サービスを提供する情報処理装置と、上記情報処理装置に上記書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置と、を含み、上記書き込みデータ送信装置にて、上記書き込みデータと対応している音声データを音声出力機器が出力可能な出力可能期間に応じて、上記書き込みデータが上記サービスに投稿される時刻を決定し、上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信する。
また、本発明の一態様に係る音声出力機器は、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する情報処理装置に書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置から受信した音声データに従って音声を出力する音声出力機器であって、上記音声データの出力可能期間に、ユーザの出力操作を受け付けたとき、該音声データに従って音声出力する音声出力部と、上記出力可能期間内に上記出力操作を受け付けなかったとき、上記書き込みデータ送信装置に、該書き込みデータ送信装置から上記情報処理装置に上記音声データに対応する上記書き込みデータを送信するように指示する指示部と、を備えている。
本発明の一態様によれば、音声出力時刻と投稿時刻とのずれを抑えることができ、音声出力時刻と投稿時刻とが大きくずれることによるユーザの困惑を防ぐことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1および2に係る家族伝言板システムのエージェントサーバおよび空調装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1および2に係る家族伝言板システムの概要を示す図である。 図1に示すエージェントサーバに格納されている条件テーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図1に示すエージェントサーバに格納されている音声データテーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図1に示すエージェントサーバに格納されている投稿データテーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図1に示す空調装置に格納されている受信音声データテーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図1に示すエージェントサーバが実行する投稿処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示す空調装置が実行する発話処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (a)は、実施形態2に係る条件テーブルのデータ構造および具体例を示す図であり、(b)は、実施形態2に係る投稿データテーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 本発明の実施形態3に係る家族伝言板システムのエージェントサーバおよび電子レンジの要部構成の一例を示すブロック図である。 (a)は、図10に示すエージェントサーバに格納されている音声データテーブルのデータ構造および具体例を示す図であり、(b)は、図10に示すエージェントサーバに格納されている投稿データテーブルのデータ構造および具体例を示す図である。 図10に示すエージェントサーバが実行する投稿処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10に示す電子レンジが実行する発話処理の流れの一例を示すフローチャートである。 上記のエージェントサーバ、空調装置、および電子レンジとして利用可能なコンピュータの構成を例示したブロック図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について、図1〜図8に基づいて説明すれば以下のとおりである。
(家族伝言板システム100)
まず、本実施形態に係る家族伝言板システム(書き込みデータ共有システム)100の概要について、図2を参照して説明する。図2は、家族伝言板システム100の概要を示す図である。家族伝言板システム100は、予め登録されたユーザ(図2に示す例ではお父さん、お母さん、子供)の間で情報を共有可能な電子伝言板(いわゆるソーシャル・ネットワーク・サービス)を提供するシステムである。家族伝言板システム100は、エージェントサーバ(書き込みデータ送信装置)1、家族伝言板サーバ(情報処理装置)2b、ホームサーバ2c、家庭内に配置された家庭内機器(音声出力機器)3(空調装置3a、電子レンジ3b、掃除ロボット3c)、スマートフォン4a、スマートフォン4b、スマートフォン4cを含む。
なお図2では、家庭内機器3が空調装置3a、電子レンジ3b、掃除ロボット3cである例を示すが、家庭内機器3の種類および数は、図2の例に限定されない。
また、スマートフォン4a、スマートフォン4b、スマートフォン4cを特に区別する必要が無い場合は、単に「スマートフォン4」と称する。なお、家族伝言板システム100に含まれるスマートフォン4の数は、家族の人数に応じて変わるため、図2の例に限定されない。
エージェントサーバ1は、家族伝言板サーバ2bに書き込みデータを送信することで、家族伝言板に家庭内機器3としての書き込み(メッセージ)を投稿する。また、本実施形態のエージェントサーバ1は、外部サーバ2aと通信可能である。外部サーバ2aは、エージェントサーバ1が投稿するメッセージを決定するための情報を管理している。なお、本実施形態の外部サーバ2aは天気予報に関する情報である天気予報データを管理しているものとして説明する。ただし、外部サーバ2aは、天気予報データを管理するサーバに限定されるものではない。
エージェントサーバ1は、外部サーバ2aから取得した天気予報データに応じて、家庭内機器3の各々を擬人化したキャラクタとして、家族伝言板にメッセージを投稿する。これにより、ユーザは家族伝言板において家庭内機器3の各々とのコミュニケーションを疑似体験できる。なお、本実施形態においては、空調装置3aを擬人化したキャラクタが、家族伝言板にメッセージを投稿する例を説明する。
また、エージェントサーバ1は、ホームサーバ2cを介して、家庭内機器3が出力する音声データを家庭内機器3に送信する。例えば、本実施形態のエージェントサーバ1は、外部サーバ2aから受信した天気予報データに応じた音声データを空調装置3aに送信する。これにより、家庭内機器3の各々は、外部サーバ2aから取得した情報に応じた音声を出力することができる。
家族伝言板サーバ2bは、エージェントサーバ1から受信した投稿データ(書き込みデータ)を家族伝言板に投稿する。また、家族伝言板サーバ2bは、スマートフォン4に対する家族伝言板の表示画面の提示、およびメッセージの管理などの、家族伝言板に関する処理全般を行う。
ホームサーバ2cは、家庭内機器3の各々と、エージェントサーバ1との間の情報の送受信を統括して制御する。ホームサーバ2cには、家庭内機器3の各々が通信可能に無線接続されており、ホームサーバ2cは、エージェントサーバ1から受信した音声データを各家庭内機器3に送信する。なお、ホームサーバ2cは、センシングデータや音声出力ログなどを家庭内機器3から受信して、エージェントサーバ1に送信してもよい。
なお、ホームサーバ2cは必須ではなく、ホームサーバ2cの役割を家庭内機器3が実行してもよい。この場合、家庭内機器3が直接エージェントサーバ1と通信可能に接続されていてもよい。
家庭内機器3は、ホームサーバ2cから受信した音声データに従って音声を出力する。なお、掃除ロボット3cがホームサーバ2cからの音声データをすべて受信してもよい。この場合、掃除ロボット3cが受信した音声データの送信先(受信した音声データに従って音声を出力する家庭内機器3)を特定し、特定した家庭内機器3に音声データを送信する。
スマートフォン4は、ユーザが家族伝言板にメッセージを投稿したり、家族伝言板を閲覧したりするための端末装置である。なお、ユーザはスマートフォン4を操作して、家庭内機器3を制御するための操作指示を送信してもよい。当該操作指示は、家族伝言板サーバ2b、エージェントサーバ1、ホームサーバ2cを介して家庭内機器3に送信されてもよいし、その他の通信経路によって家庭内機器3に送信されてもよい。
(エージェントサーバ1の要部構成)
次に、図1を参照して、エージェントサーバ1の要部構成について説明する。図1は、エージェントサーバ1および空調装置3aの要部構成の一例を示すブロック図である。なお、空調装置3aの要部構成については後述する。
図1に示すように、エージェントサーバ1は、通信部11、制御部12、および記憶部13を備える。
通信部11は、外部サーバ2a、家族伝言板サーバ2b、およびホームサーバ2cとの通信を行う通信デバイスである。具体的には、通信部11は、後述する出力情報決定部(音声データ出力可否判定部)121によって制御されて、外部サーバ2aから天気予報データを受信し、出力情報決定部121に出力する。
ここで、天気予報データについて説明する。天気予報データとは、所定の期間(例えば当日から今後1週間など)の天気、最高気温、最低気温、湿度、降水確率を示す情報、並びに、PM(particulate matter)2.5、花粉、および黄砂の量などを示す情報が含まれる。なお、天気予報データは天気に関する情報であればよく、上述した例に限定されない。例えば他にも、注意報、警報、風の強さ、波の高さ、台風の進路を示す情報などが含まれてもよい。
また、通信部11は、後述する音声送信制御部122によって制御されて、音声データをホームサーバ2cに送信する。また、通信部11は、後述する投稿制御部123によって制御されて、投稿データを家族伝言板サーバ2bに送信する。
記憶部13は、エージェントサーバ1が使用する各種データを記憶する記憶デバイスである。具体的には、記憶部13は条件テーブル131、音声データテーブル132、および投稿データテーブル133を格納している。
ここで条件テーブル131、音声データテーブル132、および投稿データテーブル133の詳細について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、条件テーブル131のデータ構造および具体例を示す図である。図4は、音声データテーブル132のデータ構造および具体例を示す図である。図5は、投稿データテーブル133のデータ構造および具体例を示す図である。
条件テーブル131は、出力情報を識別する出力情報IDと、出力情報IDが示す出力情報が出力されるための、天気予報データに関する条件である天気予報条件とを対応付けて記憶している。なお、ここで記載した「出力情報」とは、1対1で対応する音声データと投稿データとの組み合わせを示す。そして、「出力情報が出力される」とは、音声データがホームサーバ2c(家庭内機器3)に送信される、かつ当該音声データと1対1で対応する投稿データが家族伝言板サーバ2bに送信されることを示す。
また、出力情報ID、および当該出力情報IDと対応付けられた天気予報条件をテーブル形式で記憶することは一例であり、これらの記憶形式はテーブル形式に限定されるものではない。
「出力情報ID」のカラムには、出力情報を識別する出力情報IDが登録される。出力情報IDは、各出力情報を識別可能な情報であればよく、図3に示すようなアルファベットと数字からなる文字列に限定されない。
「天気予報条件」のカラムには、出力情報IDが示す出力情報が出力されるための条件を示す情報であり、外部サーバ2aから受信した天気予報データに関する条件を示す情報が登録される。
「データ取得時刻」のカラムには、出力情報決定部121が天気予報データを取得する時刻の情報が登録される。この情報は、対応付けられた出力情報IDが示す出力情報が出力されるための条件の1つである。なお以降、この情報をデータ取得時刻情報、当該情報が示す時刻を「データ取得時刻」と称する場合がある。
音声データテーブル132は、上述した出力情報IDおよび発話可能時間(出力可能期間)情報と、音声データとを対応付けて記憶している。なお、図4に示すようにこれらの情報をテーブル形式で記憶する構成は一例であり、記憶形式はテーブル形式に限定されるものではない。また、「出力情報ID」のカラムに登録される情報は、条件テーブル131における「出力情報ID」のカラムに登録される情報とそれぞれ同様であるため、ここでの説明を省略する。
また、図4に示した例では、発話可能時間として時間(6:00〜10:00等)を指定しているが、これに限られず、エージェントサーバ1が音声データを送信後(家庭内機器3が受信後)、何時間という形式で指定してもよい。例えば、「送信後4時間」と指定すれば、家庭内機器3が音声データを受信後、4時間が発話可能時間となる。換言すれば、家庭内機器3が受信した時刻が6:00であれば、6:00〜10:00が発話可能時間となる。また、受信した家庭内機器3では、受信時から経過時間を管理して発話可能時間を管理してもよいし、受信時に受信時刻から時間に変換して「何時〜何時」という形式で管理してもよい。
「音声データ」のカラムには、家庭内機器3が出力する音声の基となる音声データが登録される。なお図4に示す例では、wav形式の音声データが登録されているが、この例に限定されるものではない。例えば、mp3形式のデータであってもよいし、音声出力機器がテキスト読み上げ可能であれば、テキストデータでもよい。すなわち、出力音声を規定するデータであればどのようなものであってもよい。
投稿データテーブル133は、上述した出力情報ID、家族伝言板に投稿される文字列である投稿内容、並びに家族伝言板に投稿される画像である投稿画像を対応付けて記憶している。なお、図5に示すようにこれらの情報をテーブル形式で記憶する構成は一例であり、記憶形式はテーブル形式に限定されるものではない。また、「出力情報ID」のカラムに登録される情報は、条件テーブル131における「出力情報ID」のカラムに登録される情報とそれぞれ同様であるため、ここでの説明を省略する。
「投稿内容」のカラムには上述した投稿内容が登録される。この投稿内容は、天気予報データに含まれる情報に関する文字列であったり、天気予報データに含まれる情報に関連した空調装置3aの機能に関する文字列であったりする。また、「投稿画像」のカラムには上述した投稿画像が格納される。この投稿画像は、空調装置を擬人化したイラストである。なお、本実施形態における投稿データとは、図5に示す投稿内容および投稿画像を示す。
なお、図4を参照して説明した音声データの内容は、同じ出力情報IDに対応付けられている投稿内容と同様である。つまり、D0001という出力情報IDに対応付けられた音声データは、「今日は外の空気の汚れがひどいみたい。窓を開けられないときは、プラズマクラスター運転がおすすめだよ。」という音声を出力するためのデータである。ただし、音声データの内容と投稿データの内容とが一字一句同じである必要はない。同じ内容を提示するものであればよく、音声データは音声としてユーザが聞いたときに適切と感じる表現であってよく、また、投稿データはユーザが見たときに文字等として適切と感じる記載であってよい。
制御部12は、エージェントサーバ1の機能を統括して制御するものであり、出力情報決定部121、音声送信制御部122、および投稿制御部123を含む。
出力情報決定部121は、出力する出力情報、すなわち、ホームサーバ2cに送信する音声データ、および家族伝言板サーバ2bに送信する投稿データを決定する。具体的には、出力情報決定部121は、現在時刻がデータ取得時刻になったとき、通信部11を制御して外部サーバ2aから天気予報データを受信する。そして、受信した天気予報データと条件テーブル131とを参照して、当該天気予報データを受信した時刻と一致するデータ取得時刻情報を含むレコードをまず特定する。そして、特定したレコードに含まれる天気予報条件を満たす情報が、受信した天気予報データにあるか否かを判定する。ここで、天気予報条件を満たす情報がある場合、当該天気予報条件に対応付けられた出力情報IDを読み出し、音声送信制御部122に供給する。
音声送信制御部122は、音声データをホームサーバ2cを介して家庭内機器3に供給する。具体的には、音声送信制御部122は、出力情報決定部121から供給された出力情報IDと一致する出力情報IDを含む音声レコード1321を、音声データテーブル132から特定し、特定した音声レコード1321を読み出す。そして、読み出した音声レコード1321を、通信部11を制御してホームサーバ2cに送信する。
また音声送信制御部122は、読み出した音声レコード1321を投稿制御部123に供給する。
投稿制御部123は、投稿データを家族伝言板サーバ2bに送信するものであり、投稿レコード選択部1231、投稿時刻決定部1232、送信指示部(書き込みデータ送信部)1233を含む。
詳細には、投稿レコード選択部1231は、音声送信制御部122から供給された音声レコード1321における出力情報IDと一致する出力情報IDを含む投稿レコード1331を、投稿データテーブル133から特定し、特定した投稿レコード1331を読み出す。そして、読み出した投稿レコード1331を音声レコード1321とともに投稿時刻決定部1232に供給する。
投稿時刻決定部1232は、供給された投稿レコード1331に含まれる投稿データを投稿する時刻を、供給された音声レコード1321に含まれる発話可能時間に基づいて決定する。本実施形態では、発話可能時間内の任意の時刻を投稿時刻として決定している。そして、決定した投稿時刻を投稿レコード1331とともに送信指示部1233に供給する。
投稿時刻を発話可能時間内に決定することにより、同じ出力情報IDに対応付けられた音声データと投稿データとについて、家庭内機器3から当該音声データに従って音声が出力される時刻と、家族伝言板に投稿データに基づくメッセージが投稿される時刻とが大きくずれることが無くなる。また、投稿すると決定した複数の投稿データの投稿時刻をずらし、かつ、それぞれの投稿時刻が、対応する音声データに従う音声出力の時刻と大きくずれないようにすることができる。
送信指示部1233は、投稿時刻決定部1232が決定した投稿時刻に、通信部11を制御して投稿データ(読み出した投稿レコード1331に含まれる投稿内容および投稿画像)を家族伝言板サーバ2bに送信する。
なお、送信指示部1233は、投稿時刻に投稿データを送信するのではなく、投稿時刻決定時に決定された投稿時刻とともに、投稿データを家族伝言板サーバ2bに送信するものであってもよい。これにより、投稿データを送信後に何らかの理由で、家族伝言板サーバ2bとの通信回線が切断した場合でも、投稿時刻に、家族伝言板サーバ2bにて家族伝言板への投稿が可能となる。
ここで、出力情報決定部121は、複数の出力情報IDを読み出す場合がある。この詳細について図3を参照して説明する。
例えば、6:00に受信した天気予報データにおける今日のPM2.5のデータがランク3、今日の花粉情報が5、および今日の黄砂予報のデータがランク3である場合、D0001という出力情報IDを読み出す。このとき、同じ天気予報データにおいて、当日から7日後までのすべての日において最低気温が15℃以上、当日から7日後までのすべての日において最高気温が24℃以下、今日の日付が3月〜5月の範囲に含まれる場合、D0011という出力情報IDもまた読み出す。
従来のエージェントサーバの場合、出力すると決定した出力情報は直ちに出力される。そのため、同じ天気予報データに応じて、複数の出力情報の出力が決定された場合、家族伝言板に連続して家庭内機器3からのメッセージが表示されることとなる。これにより、家族伝言板が家庭内機器3からのメッセージで埋まってしまうという問題がある。
これに対して本実施形態では、図3に示すように、同時に読み出される可能性がある出力情報IDに対応する投稿データの投稿時刻をそれぞれ異ならせることができる。これにより、出力の決定が同時になされた複数の出力情報(投稿データ)について、投稿制御部123は異なる時刻に家族伝言板サーバ2bに送信する。よって、家族伝言板が家庭内機器3からのメッセージで埋まってしまうという状況を防ぐことができる。
(空調装置3aの要部構成)
次に、図1を参照して、空調装置3aの要部構成について説明する。なお、空調装置3aにおいて、本発明に直接関係のない部分(例えば、排気を制御する部分など)については、以下の説明および図1のブロック図から省略している。また、図1において空調装置3aを記載しているのは一例であり、家庭内機器3であれば空調装置3aに限定されない。例えば図2に示す電子レンジ3bであってもよい。空調装置3a以外の家庭内機器3であっても、本実施形態に係る家庭内機器3における要部構成は、図1に示す空調装置3aと同様である。
図1に示すように、空調装置3aは、機器通信部31、機器制御部32、記憶部33、入力部34、報知部35、およびスピーカ36を備える。
機器通信部31は、ホームサーバ2cとの通信を行う通信デバイスである。具体的には、機器通信部31は、エージェントサーバ1から送信された、音声データを含む音声レコード1321を、ホームサーバ2cを介して受信する。そして、受信した音声レコード1321を後述する音声出力制御部(音声出力部、指示部)321に出力する。
記憶部33は、空調装置3aが使用する各種データを記憶する記憶デバイスである。具体的には、記憶部33は受信音声データテーブル331を格納している。
ここで、受信音声データテーブル331の詳細について、図6を参照して説明する。図6は、受信音声データテーブル331のデータ構造および具体例を示す図である。
受信音声データテーブル331は、エージェントサーバ1から受信した音声レコード1321を受信音声レコード3311として登録したものである。なお、図6に示すようにこれらの情報をテーブル形式で記憶する構成は一例であり、記憶形式はテーブル形式に限定されるものではない。また、「出力情報ID」、「音声データ」、「発話可能時間」のカラムの詳細については、音声データテーブル132における同一名称の各カラムと同様であるため、ここでの説明を省略する。「No」のカラムには、受信音声レコード3311が受信音声データテーブル331に登録された順番を示す数字(番号)が登録されるが、この例に限定されるものではない。例えば、出力情報IDの数字が若い順に番号が付されてもよい。また、「No」のカラムは受信音声データテーブル331に必須ではなく、省略されてもよい。
入力部34は、ユーザの入力操作を受け付ける入力デバイスであり、例えばユーザが押下することができるボタンや、リモコン(不図示)からの指示を受けるための赤外線受光部などであるが、この例に限定されるものではない。入力部34は、入力操作(出力操作)を受け付けたことを後述する音声出力制御部321に通知する。
報知部35は、音声出力可能な音声データがあることをユーザに報知する。なお、本実施形態の報知部35はLED(Light Emitting Diode)であるものとして説明する。具体的には、報知部35は、音声出力可能な音声データがある場合、後述する報知制御部322によって制御されて、点灯(または点滅)する。これにより、ユーザに音声出力可能な音声データがあることを報知する。なお、報知部35は、音声出力可能な音声データがあることをユーザに報知することができればよく、LEDに限定されない。例えばディスプレイやスピーカであってもよい。また、報知部35は必須ではない。例えば、LED、ディスプレイ、スピーカを設けていない家庭内機器3であれば、報知部35は不要である。
スピーカ36は、後述する音声出力制御部321によって制御されて、音声データに基づく音声を出力する。
機器制御部32は、空調装置3aの機能を統括して制御するものであり、音声出力制御部321、および報知制御部322を含む。
音声出力制御部321は、空調装置3aからの音声出力を制御する。具体的には、音声出力制御部321は、機器通信部31から音声レコード1321を受け取って、受信音声データテーブル331に受信音声レコード3311として登録する。また、音声出力制御部321は、現在時刻が、受信音声データテーブル331に登録されたいずれかの受信音声レコード3311に含まれる発話可能時間情報が示す期間内になったとき、その旨および当該発話可能時間情報を報知制御部322に通知する。
さらに、音声出力制御部321は、入力部34から入力操作を受け付けたことを通知されると、受信音声データテーブル331を参照して、現在時刻を発話可能時間内に含む受信音声レコード3311のうちの1つを特定する。そして、特定した受信音声レコード3311に含まれる音声データを読み出し、音声データに基づいて音声信号を生成し、スピーカ36から該音声データに基づく音声を出力させる。
なお、現在時刻を発話可能時間内に含む受信音声レコード3311が複数ある場合、当該複数の受信音声レコード3311からランダムに1つを選択することで1つの受信音声レコード3311を特定してもよいし、「No」のカラムに登録された数字が最も若い受信音声レコード3311を選択することで1つの受信音声レコード3311を特定してもよい。
また、音声出力制御部321は、音声として出力した音声データを含む受信音声レコード3311、および、発話可能時間が現在時刻より前となった(発話可能時間が終了した)受信音声レコード3311を受信音声データテーブル331から削除する。
報知制御部322は、報知部35を制御するものである。報知制御部322は、音声出力制御部321からの通知を受けると、報知部35を点灯(または点滅)させる。また、通知された発話可能時間情報が示す期間が終了すると、報知制御部322は報知部35を消灯させる。なお、上述したように報知部35は必須ではなく、報知部35を含まない場合は、報知制御部322も含まない構成であってよい。
(投稿処理の流れ)
次に、図7を参照して、エージェントサーバ1が実行する投稿処理の流れについて説明する。図7は、エージェントサーバ1が実行する投稿処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、出力情報決定部121は、データ取得時刻になるまで待機している(S1)。そして、データ取得時刻になったとき(S1でYES)、外部サーバ2aから天気予報データを取得する(S2)。
続いて、出力情報決定部121は、条件テーブル131に取得した天気予報データと合致する天気予報条件があるか否かを判定する(S3)。具体的には、出力情報決定部121は、受信した天気予報データと条件テーブル131とを参照して、当該天気予報データを受信した時刻と一致するデータ取得時刻情報を含むレコードをまず特定する。そして、特定したレコードに含まれる天気予報条件を満たす情報が、受信した天気予報データにあるか否かを判定する。ここで、合致する天気予報条件が無い場合(S3でNO)、投稿処理は終了する。
一方、合致する天気予報条件がある場合(S3でYES)、出力情報決定部121は、天気予報データと合致する天気予報条件に対応付けられた出力情報IDを特定する(S4、送信データ決定ステップ)。具体的には、天気予報データと合致する天気予報条件と同レコードの出力情報IDを読み出し、音声送信制御部122に供給する。
音声送信制御部122は、特定した出力情報IDを含む音声レコード1321を読み出す(S5)。具体的には、音声送信制御部122は、出力情報決定部121から供給された出力情報IDを含む音声レコード1321を、音声データテーブル132から読み出す。そして、音声送信制御部122は、読み出した音声レコード1321をホームサーバ2cに送信する(S6)。
続いて、投稿制御部123は、特定した出力情報IDを含む投稿レコード1331を読み出し、投稿時刻を決定する(S7、投稿時刻決定ステップ)。具体的には、投稿制御部123は、音声送信制御部122から供給された出力情報IDを含む投稿レコード1331を、投稿データテーブル133から読み出す。そして、音声送信制御部122から供給された音声レコード1321に含まれる発話可能時間に基づいて、投稿データを投稿する(投稿データを家族伝言板サーバ2bに送信する)時刻(投稿時刻)を決定する。
そして、投稿制御部123は、決定した投稿時刻になるまで待機する(S8)。決定した投稿時刻になったとき(S8でYES)、投稿制御部123は、投稿データを家族伝言板サーバ2bに送信する(S9、書き込みデータ送信ステップ)。具体的には、投稿制御部123は、読み出した投稿レコード1331に含まれる投稿内容および投稿画像を家族伝言板サーバ2bに送信する。
続いて、投稿制御部123は、読み出した投稿レコード1331に、投稿データを未送信の投稿レコード1331があるか否かを判定する(S10)。投稿データを未送信の投稿レコード1331が無い場合(S10でNO)、投稿処理は終了する。
これに対して、投稿データを未送信の投稿レコード1331がある場合(S10でYES)、ステップS8の処理に戻り、投稿制御部123は、投稿データを未送信の投稿レコード1331の投稿時刻になるまで待機する。そして、ステップS8からステップS10までの処理を、投稿データを未送信の投稿レコード1331がなくなるまで繰り返す。
(発話処理の流れ)
次に、図8を参照して、空調装置3aが実行する発話処理の流れについて説明する。図8は、空調装置3aが実行する発話処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、音声出力制御部321は、ホームサーバ2cから送信される音声レコード1321を待機している(S21)。ここで、ホームサーバ2cから音声レコード1321を受信したとき(S21でYES)、受信した音声レコード1321を受信音声データテーブル331に追加する(S22)。具体的には、受信した音声レコード1321を、受信音声レコード3311として受信音声データテーブル331に登録する。
そして、音声出力制御部321は、現在時刻がいずれかの音声データの発話可能時間になるまで待機している(S23)。ここで、いずれかの音声データの発話可能時間になったとき(S23でYES)、具体的には、現在時刻が、受信音声データテーブル331に登録されたいずれかの受信音声レコード3311に含まれる発話可能時間情報が示す期間内になったとき、その旨および当該発話可能時間情報を報知制御部322に通知する。
そして、報知制御部322は、発話可能な音声データがあることをユーザに報知する(S24)。具体的には、報知制御部322は、音声出力制御部321からの通知を受けると、報知部35を点灯(または点滅)させる。
報知部35を点灯(または点滅)させた後、空調装置3aは、ユーザからの発話指示の入力を待機する状態となる(S25)。ここで、入力部34に対してユーザからの発話指示が入力されたとき(S25でYES)、音声出力制御部321に発話指示が入力されたことが通知される。音声出力制御部321は、当該通知を受けると、発話可能な音声データのうちの1つを出力する(S26)。具体的には、音声出力制御部321は、受信音声データテーブル331を参照して、現在時刻を発話可能時間内に含む受信音声レコード3311のうちの1つを特定する。そして、特定した受信音声レコード3311に含まれる音声データを読み出し、スピーカ36に読み出した音声データに基づく音声を出力させる。
続いて、音声出力制御部321は、出力した音声データを含む受信音声レコード3311を受信音声データテーブル331から削除する(S27)。
なお、ステップS27の処理は必須ではなく、音声データの音声出力後も当該音声データを含む音声レコードを削除しない構成であってもよい。この場合、後述するステップS32において音声レコードが削除される。したがって、発話可能時間内は、音声レコードが維持されることになる。これにより、一度再生された音声データを、発話可能時間内であれば、発話指示の入力により、再度再生させることが可能となる。
一方、入力部34に対してユーザからの発話指示が入力されず(S25でNO)、発話可能な音声データの発話可能時間が終了した場合(S31でYES)、音声出力制御部321は、発話可能時間が終了した受信音声レコード3311を受信音声データテーブル331から削除する(S32)。
ここで、報知制御部322は、音声出力制御部321から通知された発話可能時間情報を参照して、現在時刻が発話可能時間内である限り、換言すれば、発話可能な音声データがある限り報知部35の点灯(または点滅)を継続させる(S28)。そして、発話可能な音声データが無くなった場合(S28でNO)、換言すれば、通知された発話可能時間情報が示す期間が終了した場合、発話可能な音声データが無いことをユーザに報知する(S29)。具体的には、報知制御部322は報知部35を消灯させる。
空調装置3aは、受信音声データテーブル331に受信音声レコード3311がある限り(S30でYES)、ステップS23以降の処理を繰り返す。一方、受信音声データテーブル331に受信音声レコード3311が無くなった場合(S30でNO)、発話処理を終了する。
なお、上述した実施形態では、エージェントサーバ1にて投稿時刻の決定を行ったが、これに限られるものではない。例えば、エージェントサーバ1から家族伝言板サーバ2bには、投稿データのみが送られ、家族伝言板サーバ2bが受け取った投稿データの投稿時刻を決定するものであってもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。図9の(a)は、本実施形態に係る条件テーブル131のデータ構造および具体例を示す図であり、図9の(b)は、本実施形態に係る投稿データテーブル133のデータ構造および具体例を示す図である。なお、図9に示すようにテーブル形式で記憶する構成は一例であり、記憶形式はテーブル形式に限定されるものではない。また、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係るエージェントサーバは、条件テーブルが実施形態1にて説明した条件テーブル131と異なるのみである。そのため、本実施形態に係るエージェントサーバは、実施形態1にて説明したエージェントサーバ1(図1参照)であるとして説明する。ただし、図1の条件テーブル131は本実施形態にて説明する条件テーブル231に置き換わっている。
本実施形態に係る条件テーブル231には、図9の(a)に示すように、実施形態1にて説明した出力情報IDおよび天気予報条件に、関連データ条件が対応付けられている。関連データ条件は、同レコードの出力情報IDが示す出力情報と関連する別の出力情報に基づく条件を示す情報であり、具体的には、関連する別の出力情報における音声データ(先行音声データ)および投稿データの少なくとも何れかが、所定の期間(以降、有効期間と称する)中にホームサーバ2cまたは家族伝言板サーバ2bに送信されていないという条件を示す情報である。関連データ条件は、上記別の出力情報が有効期間内に出力されていない場合に出力すべき出力情報の出力情報IDに対応付けられる。
本実施形態に係る出力情報決定部121は、関連データ条件が出力情報IDに対応付けられている出力情報の場合、天気予報条件および関連データ条件を満たすときに、当該出力情報を出力すると決定する。つまり、関連出力情報が出力情報IDに対応付けられている出力情報は、別の出力情報が有効期間内に出力されている場合には出力されない。
例えば、図9の(a)に示す、D0021という出力情報IDが示す出力情報は、今年初めての夏日予想が今日発表されたことを出力するための情報である(図5参照)。当該情報の出力情報IDには、図9の(a)に示すように、関連データ条件として「D0022およびD0023がホームサーバに送信されていない(有効期間:今年度)」という情報が対応付けられている。ここで、D0022およびD0023が示す出力情報はそれぞれ、今年初めての真夏日予想および猛暑日予想が今日発表されたことを出力するための情報である。なお、上記では有効期間として「今年度」としているが、投稿される内容に合わせて、「今年」としてもよいし、「今年度」としてもよい。
今年初めての夏日予想は、夏日が真夏日および猛暑日より最高気温が低い日であることから、真夏日予想および猛暑日予想が今年度に出力されていない場合に出力すべき情報である。このため、本実施形態に係る出力情報決定部121は、6:00に取得した天気予報データに、今日の最高気温が今年初めて25℃以上30℃未満であることを示す情報が含まれており、かつ、D0022およびD0023が今年度にまだ出力されていない場合に、D0021が示す出力情報を出力すると決定する。
なお、有効期間は上述した今年度に限定されるものではない。例えば、図9の(a)に示す、D0032という出力情報IDが示す出力情報は、図9の(b)に示すように、今夜が熱帯夜となることを出力するための情報である。D0032には、「D0031がホームサーバに送信されていない(有効期間:本日)」という関連データ条件が対応付けられている。
ここで、D0031が示す出力情報は、D0032と同様に今夜が熱帯夜となることを出力するための情報である。ただし、図9の(a)に示すように、D0031は、6:00に取得した天気予報データに、今日および明日の最低気温がいずれも25℃以上であることを示す情報が含まれている場合に出力される。つまり、本日6:00の時点で熱帯夜の条件を満たす天気予報データを取得している場合は、D0031に対応する発話可能時間から決定された投稿時刻にD0031が示す投稿データが家族伝言板に投稿されていることになる。例えば、D0031に対応する発話可能時間が6:00〜10:00であり、決定された投稿時刻が8:30である場合、8:30にD0031が示す投稿データが家族伝言板に投稿されていることになる。すなわち、午前中に「今夜が熱帯夜になること」が出力されている。
そして、今夜が熱帯夜となることが既に出力されている場合は、同じ情報を改めて出力する必要は無い。つまりD0032が示す出力情報は、今晩が熱帯夜となることがまだ出力されていない場合に出力すべき情報である。
そのため、本実施形態に係る出力情報決定部121は、15:15に取得した天気予報データに、今日および明日の最低気温がいずれも25℃以上であることを示す情報が含まれており、かつD0031が本日まだ出力されていない場合に、D0032が示す出力情報を出力すると決定する。
なお、D0031が示す出力情報とD0032が示す出力情報とは、ともに今夜が熱帯夜となることを出力する情報であるが、図9の(b)に示すように、投稿内容の示す意味が変わらない限り、その文字列が異なっていてもよい。
以上のように、本実施形態のエージェントサーバ1は、関連データ条件が出力情報IDに対応付けられている出力情報については、天気予報条件を満たし、かつ関連データ条件にて示された出力情報IDが示す上記別の出力情報が有効期間内に出力されていない場合に、当該出力情報を出力すると決定する。
これにより、関連データ条件が出力情報IDに対応付けられている出力情報は、天気予報条件を満たしていたとしても、上記別の出力情報が有効期間内に出力されている場合は出力されない。これにより、既に出力された上記別の出力情報によって出力の必要が無くなった出力情報が出力されたり、ユーザに既に報知された出力情報が再び出力されたりすることが無くなる。よって、ユーザと家庭内機器との快適なコミュニケーションを実現することができる。
なお、有効期間は出力情報の内容に応じて設定される現時点より過去の所定期間であればよく、上記の例に限定されない。例えば、「今日から1か月前まで」や、「昨日および本日中」といった期間であってもよい。
〔実施形態3〕
本発明のさらに別の実施形態について、図10〜図13に基づいて説明すれば以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(家族伝言板システム200)
まず、本実施形態に係る家族伝言板システム200について、図10を参照して説明する。図10は、本実施形態に係る家族伝言板システム200のエージェントサーバ5および電子レンジ3bの要部構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態に係る家族伝言板システム200と、実施形態1にて説明した家族伝言板システム100との相違点は、実施形態1にて説明したエージェントサーバ1に代えてエージェントサーバ5が含まれる点、および、実施形態1にて説明した空調装置3aに代えて、電子レンジ3bが含まれる点である。
また、エージェントサーバ1とエージェントサーバ5との相違点は、制御部12が、出力情報決定部121を含まず、音声送信制御部122および投稿制御部123に代えて音声送信制御部124および投稿制御部125を含む点、および、記憶部13が条件テーブル131を格納しておらず、音声データテーブル132および投稿データテーブル133に代えて音声データテーブル134および投稿データテーブル135を格納している点である。
本実施形態のエージェントサーバ5は、電子レンジ3bに送信した音声データが発話可能時間内に音声出力されなかった場合、当該音声データに対応する投稿データを家族伝言板に投稿する。以下、この構成の詳細について説明する。
まず、音声データテーブル134および投稿データテーブル135の詳細について、図11を参照して説明する。図11の(a)は、エージェントサーバ5に格納されている音声データテーブル134のデータ構造および具体例を示す図であり、図11の(b)は、エージェントサーバ5に格納されている投稿データテーブル135のデータ構造および具体例を示す図である。
音声データテーブル134は、実施形態1にて説明した音声データテーブル132と同様に、出力情報ID、音声データ、および発話可能時間情報を対応付けて記憶している。なお、図11の(a)に示すように、これらの情報をテーブル形式で記憶する構成は一例であり、記憶形式はテーブル形式に限定されるものではない。
投稿データテーブル135は、出力情報ID、投稿内容、および投稿画像を対応付けて記憶している。実施形態1にて説明した投稿データテーブル133と異なり、投稿時刻情報は対応付けられていない。なお、図11の(b)に示すように、これらの情報をテーブル形式で記憶する構成は一例であり、記憶形式はテーブル形式に限定されるものではない。
「投稿内容」のカラムに登録される投稿内容は、今日のおすすめのレシピを紹介する文字列である。また、「投稿画像」のカラムに登録される投稿画像は、電子レンジを擬人化したイラストである。
なお、音声データテーブル134に登録されている音声データの内容は、同じ出力情報IDに対応付けられている投稿内容と同様である。つまり、音声データテーブル134の「音声データ」のカラムには、今日のおすすめのレシピを紹介する音声データが登録されている。
音声送信制御部124は、音声データをホームサーバ2cを介して家庭内機器3に供給する。音声送信制御部124は、所定の時刻(以下、音声データ送信時刻と称する)になると音声データテーブル134から音声レコード1341を読み出し、読み出した音声レコード1341を、通信部11を制御してホームサーバ2cに送信する。
投稿制御部125は、投稿データを家族伝言板サーバ2bに送信するものであり、出力情報ID取得部1251、および投稿レコード選択部(書き込みデータ送信部)1252を含む。
出力情報ID取得部1251は、電子レンジ3bからホームサーバ2cを介して、出力情報IDを取得し、取得した出力情報IDを投稿レコード選択部1252に供給する。なお、出力情報ID取得部1251が取得するのは、出力情報IDに限られるものではなく、投稿データを投稿する指示を示すものであれば、どのようなものであってもよい。
投稿レコード選択部1252は、供給された出力情報IDと一致する出力情報IDを含む投稿レコード1351を投稿データテーブル135から読み出す。そして、読み出した投稿レコード1351に含まれる投稿データを、通信部11を制御して家族伝言板サーバ2bに送信する。
電子レンジ3bは、上述したように空調装置3aと同様の要部構成であるため、各部材の詳細な説明は省略する。なお、本実施形態の音声出力制御部321は、実施形態1にて説明した機能に加え、発話可能時間が現在時刻より前となった(発話可能時間が終了した)受信音声レコード3311について、当該受信音声レコード3311を受信音声データテーブル331から削除するとともに、当該受信音声レコード3311に含まれる出力情報IDを、ホームサーバ2cを介してエージェントサーバ5に送信する。
なお、音声出力制御部321は、出力情報IDそのものではなく、該出力情報IDと対応する投稿レコードの投稿データを投稿する指示を送信してもよい。
(投稿処理の流れ)
次に、図12を参照して、エージェントサーバ5が実行する投稿処理の流れについて説明する。図12は、エージェントサーバ5が実行する投稿処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、音声送信制御部124は、音声データ送信時刻となるまで待機している(S41)。ここで、音声データ送信時刻となったとき(S41でYES)、音声送信制御部124は、音声レコード1341を音声データテーブル134から読み出して、ホームサーバ2cに送信する(S42)。そして、音声送信制御部124は、音声レコード1341を送信した旨を投稿制御部125に通知する。
投稿制御部125は、音声送信制御部124からの通知を受けると、ホームサーバ2cからの出力情報IDを待機する状態となる(S43)。ここで、出力情報IDを受信した場合(S43でYES)、受信した出力情報IDを含む投稿レコード1351を投稿データテーブル135から読み出す(S44、送信データ決定ステップ)。そして、投稿制御部125は、読み出した投稿レコード1351に含まれる投稿データを家族伝言板サーバ2bに送信する(S45、書き込みデータ送信ステップ)。以上で投稿処理は終了する。
(発話処理の流れ)
次に図13を参照して、電子レンジ3bが実行する発話処理の流れについて説明する。図13は、電子レンジ3bが実行する発話処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図13のフローチャートにおけるステップS51〜ステップS61、およびステップS63については、図8のフローチャートにおけるステップS21〜ステップS31、およびステップS32と同様の処理であるため、ここでの説明を省略する。
発話可能な音声データの発話可能時間が終了した場合(S31でYES)、音声出力制御部321は、発話可能時間が終了した受信音声レコード3311に含まれる出力情報IDをホームサーバ2cに送信する(S62)。
なお、ステップS62とステップS63とは逆であってもよい。
また、上記では、送信時刻に音声データを送信する構成としたが、これに限られず、エージェントサーバ5が外部サーバから音声データを取得したときに、ホームサーバ2cへ送信する構成であってもよい。
〔変形例〕
上述した実施形態1〜3にて説明したエージェントサーバ1およびエージェントサーバ5は、自装置にて記憶している音声データおよび投稿データをホームサーバ2cおよび家族伝言板サーバ2bにそれぞれ送信する構成であった。しかしながら、音声データおよび投稿データはエージェントサーバ1およびエージェントサーバ5に記憶されているものに限定されない。例えば、本発明に係るエージェントサーバは、ユーザがスマートフォン4を用いて家族伝言板に投稿した音声データを家族伝言板サーバ2bから受信して、ホームサーバ2cに送信してもよい。また、本発明に係るエージェントサーバは、家庭内機器3から受信した、家庭内機器3の動作状況を示す情報を投稿データとして家族伝言板サーバ2bに送信してもよい。
また、上述した実施形態3にて説明した電子レンジ3bは、受信音声レコード3311に含まれる音声データが音声出力されないまま発話可能時間が終了したときに、当該受信音声レコード3311に含まれる出力情報IDをエージェントサーバ5に送信する構成であった。しかしながら、本発明に係る家庭内機器は、音声データが出力された受信音声レコード3311に含まれる出力情報IDについても、エージェントサーバ5に送信してもよい。そして、エージェントサーバ5は、受信した出力情報IDと対応付けられた投稿データを家族伝言板サーバ2bに送信する。これにより、音声出力された内容が家族伝言板にも投稿されることとなる。
また、上述した実施形態1および2では、外部サーバ2aから天気予報データを受信して、当該天気予報データと条件テーブル131または条件テーブル231の天気予報条件とを比較することで、出力する出力情報を決定していた。しかしながら、外部サーバ2aから取得するデータは天気予報データに限定されるものではない。例えば、外部サーバ2aから本日のニュースを受信してもよい。この場合、条件テーブル131における天気予報条件は、ニュースに関連する条件に変わる。当該条件の例としては、「ユーザが予め設定した地域で事件があった」や「ユーザがあらかじめ設定したサッカーチームが勝った」などが挙げられる。
〔実施形態4〕
上記各実施形態では、1つのエージェントサーバ1またはエージェントサーバ5を用いる例を説明したが、エージェントサーバ1およびエージェントサーバ5の有する各機能が、個別のサーバにて実現されていてもよい。そして、複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
〔実施形態5〕
エージェントサーバ1、エージェントサーバ5および家庭内機器3の各ブロック(特に、エージェントサーバ1、5の制御部12、家庭内機器の機器制御部32)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、エージェントサーバ1、エージェントサーバ5および家庭内機器3のそれぞれを、図14に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。
図14は、エージェントサーバ1、エージェントサーバ5および家庭内機器3として利用可能なコンピュータ910の構成を例示したブロック図である。コンピュータ910は、バス911を介して互いに接続された演算装置912と、主記憶装置913と、補助記憶装置914と、入出力インターフェース915と、通信インターフェース916とを備えている。演算装置912、主記憶装置913、および補助記憶装置914は、それぞれ、例えばCPU、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブであってもよい。入出力インターフェース915には、ユーザがコンピュータ910に各種情報を入力するための入力装置920、および、コンピュータ910がユーザに各種情報を出力するための出力装置930が接続される。入力装置920および出力装置930は、コンピュータ910に内蔵されたものであってもよいし、コンピュータ910に接続された(外付けされた)ものであってもよい。例えば、入力装置920は、キーボード、マウス、タッチセンサなどであってもよく、出力装置930は、ディスプレイ、プリンタ、スピーカなどであってもよい。また、タッチセンサとディスプレイとが一体化されたタッチパネルのような、入力装置920および出力装置930の双方の機能を有する装置を適用してもよい。そして、通信インターフェース916は、コンピュータ910が外部の装置と通信するためのインターフェースである。
補助記憶装置914には、コンピュータ910をエージェントサーバ1、エージェントサーバ5および家庭内機器3として動作させるための各種のプログラムが格納されている。そして、演算装置912は、補助記憶装置914に格納された上記プログラムを主記憶装置913上に展開して該プログラムに含まれる命令を実行することによって、コンピュータ910を、エージェントサーバ1、エージェントサーバ5および家庭内機器3が備える各部として機能させる。なお、補助記憶装置914が備える、プログラム等の情報を記録する記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」であればよく、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブル論理回路などであってもよい。
また、上記プログラムは、コンピュータ910の外部から取得してもよく、この場合、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して取得してもよい。そして、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る書き込みデータ送信装置(エージェントサーバ1、エージェントサーバ5)は、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する情報処理装置(家族伝言板サーバ2b)に書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置であって、上記書き込みデータと対応している音声データに従って音声出力機器(空調装置3a、電子レンジ3b)が音声出力可能な出力可能期間に応じて、上記書き込みデータが上記サービスに投稿される時刻である投稿時刻を決定する投稿時刻決定部(投稿制御部123、投稿制御部125)と、上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信する書き込みデータ送信部(通信部11)と、を備えている。
上記の構成によれば、書き込みデータを投稿する時刻を、当該書き込みデータと対応している音声データの出力可能期間に応じて決定する。これにより、音声データが音声出力機器から出力される時刻(音声出力時刻)と、書き込みデータが投稿される時刻(投稿時刻)とを対応させることができる。よって、音声出力時刻と投稿時刻とのずれを抑えることができ、音声出力時刻と投稿時刻とが大きくずれることによるユーザの困惑を防ぐことができる。
本発明の態様2に係る書き込みデータ送信装置は、上記態様1において、上記投稿時刻決定部は、上記音声出力機器に送信された音声データに従って上記出力可能期間に上記音声出力機器から音声出力されなかったとき、当該音声データと対応している書き込みデータの投稿時刻を当該音声データの出力可能期間後とするものであってもよい。
上記の構成によれば、音声出力機器が音声データを出力できる期間中に音声が出力されなかった場合、当該音声データと対応する書き込みデータの投稿時刻を出力可能期間後とするので、音声が出力されなかった場合に、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービス(伝言板)で、当該音声の内容をユーザに伝えることができる。また、音声出力がされなかったことをユーザに認識させることができる。
本発明の態様3に係る書き込みデータ送信装置は、上記態様1または2において、上記投稿時刻決定部は、上記書き込みデータが複数ある場合、当該複数の書き込みデータの上記投稿時刻を互いに異ならせるものであってもよい。
上記の構成によれば、書き込みデータが複数ある場合、当該複数の書き込みデータの投稿時刻が異なるようになる。
これにより、送信書き込みデータが一度に大量に投稿されることを防ぐことができる。また、伝言板における表示が書き込みを時系列順にするものである場合、大量の書き込みが連続して表示されることを防ぐことができる。
本発明の態様4に係る書き込みデータ送信装置は、上記態様1〜3のいずれかにおいて、上記投稿時刻決定部は、上記書き込みデータの上記投稿時刻を、該書き込みデータと対応する上記音声データの上記出力可能期間内とするものであってもよい。
上記の構成によれば、書き込みデータの投稿時刻が、音声出力機器が、書き込みデータと対応する音声データを音声出力できる期間内となるので、書き込みデータの投稿と音声出力とが大きくずれることを防ぐことができる。
本発明の態様5に係る書き込みデータ送信装置は、上記態様1〜4のいずれかにおいて、上記書き込みデータ送信部は、上記投稿時刻決定部が決定した時刻に、上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信するものであってもよい。
上記の構成によれば、決定された投稿時刻に書き込みデータが情報処理装置に送信されるので、送信すべき書き込みデータが重なって書き込みデータの送信経路を圧迫してしまうことを防止することができる。
本発明の態様6に係る書き込みデータ送信装置は、上記態様1〜4のいずれかにおいて、上記書き込みデータ送信部は、上記投稿時刻決定部が決定した時刻を、上記書き込みデータとともに上記情報処理装置に送信するものであってもよい。
上記の構成によれば、投稿時刻よりも前に書き込みデータが情報処理装置に送信されるので、投稿時刻に情報処理装置との通信経路が切断されていたとしても、書き込みデータの投稿を適切に実行することができる。
本発明の態様7に係る書き込みデータ送信装置は、上記態様1〜6のいずれかにおいて、音声データと対応付けられた先行音声データが音声出力されていないとき、該音声データの音声出力を可とする音声データ出力可否判定部を備え、上記投稿時刻決定部は、上記音声データ出力可否判定部が音声出力を可と判定した音声データと対応する書き込みデータの投稿時刻を、該音声データの上記出力可能期間に応じて決定するものであってもよい。
上記の構成によれば、先行音声データが音声出力されていない場合に、音声データの音声出力を可とするとともに、書き込みデータの投稿時刻を決定することができる。
例えば、先行音声データが、午前中に発話可能となる「今夜が熱帯夜となること」についてであり、音声データが午後に送信される「今夜が熱帯夜となること」についてである場合で、午前中には今夜が熱帯夜となる予報は出ておらず、午後になってから今夜が熱帯夜となる予報が出た場合、音声データの音声出力が可能となるとともに、該音声データと対応する書き込みデータの投稿時刻が決定されるので、ユーザに「今夜が熱帯夜となること」を認識させることができるとともに、同じことが2回、音声出力または投稿されてしまうことを防止することができる。
本発明の態様8に係る書き込みデータ送信装置は、上記態様7において、上記投稿時刻決定部は、上記音声データ出力可否判定部が音声出力を可と判定した音声データと対応する書き込みデータの投稿時刻を、該音声データの上記出力可能期間後とするものであってもよい。
上記の構成によれば、音声データと対応する書き込みデータの投稿時刻を出力可能期間後とするので、音声出力期間が経過した後に、伝言板で当該音声の内容をユーザに伝えることができる。
本発明の態様9に係る書き込みデータ送信装置の制御方法は、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する情報処理装置に書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置の制御方法であって、上記書き込みデータと対応している音声データに従って音声出力機器が音声出力可能な出力可能期間に応じて、上記書き込みデータが上記サービスに投稿される時刻を決定する投稿時刻決定ステップ(ステップS7)と、上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信する書き込みデータ送信ステップ(ステップS9、ステップS45)と、を含む。
これによれば、上述した効果と同様の効果を奏する。
本発明の態様10に係る書き込みデータ共有システム(家族伝言板システム100、家族伝言板システム200)は、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する書き込みデータ共有システムであって、上記サービスを提供する情報処理装置と、上記情報処理装置に上記書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置と、を含み、上記書き込みデータ送信装置にて、上記書き込みデータと対応している音声データに従って音声出力機器が音声出力可能な出力可能期間に応じて、上記書き込みデータが上記サービスに投稿される時刻を決定し、上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信する。
これによれば、上述した効果と同様の効果を奏する。
本発明の態様11に係る音声出力機器は、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する情報処理装置に書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置から受信した音声データに従って音声を出力する音声出力機器であって、上記音声データの出力可能期間に、ユーザの出力操作を受け付けたとき、該音声データに従って音声出力する音声出力部(音声出力制御部321)と、上記出力可能期間内に上記出力操作を受け付けなかったとき、上記書き込みデータ送信装置に、該書き込みデータ送信装置から上記情報処理装置に上記音声データに対応する上記書き込みデータを送信するように指示する指示部(音声出力制御部321)と、を備えている。
上記の構成によれば、音声出力されなかった音声データと対応する書き込みデータの送信を書き込みデータ送信装置に指示するので、伝言板に音声データの内容を投稿することができる。これにより、音声出力されなかった音声データの内容をユーザに認識させることができる。
本発明の各態様に係る書き込みデータ送信装置および音声出力機器は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記書き込みデータ送信装置および音声出力機器が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記書き込みデータ送信装置および音声出力機器をコンピュータにて実現させる書き込みデータ送信装置および音声出力機器の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスに上記書き込みを投稿する情報処理装置に、書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置などに好適である。
1、5 エージェントサーバ(書き込みデータ送信装置)
2b 家族伝言板サーバ(情報処理装置)
3a 空調装置(音声出力機器)
3b 電子レンジ(音声出力機器)
34 入力部
100、200 家族伝言板システム(書き込みデータ共有システム)
121 出力情報決定部(音声データ出力可否判定部)
122 音声送信制御部
123 投稿制御部
1231 投稿レコード選択部
1232 投稿時刻決定部
1233 送信指示部(書き込みデータ送信部)
125 投稿制御部
1251 出力情報ID取得部
1252 投稿レコード選択部(書き込みデータ送信部)
321 音声出力制御部(音声出力部、指示部)
S7 投稿時刻決定ステップ
S9 書き込みデータ送信ステップ
S45 書き込みデータ送信ステップ

Claims (13)

  1. 複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する情報処理装置に書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置であって、
    上記書き込みデータと対応している音声データに従って音声出力機器が音声出力可能な出力可能期間に応じて、上記書き込みデータが上記サービスに投稿される時刻である投稿時刻を決定する投稿時刻決定部と、
    上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信する書き込みデータ送信部と、
    を備えていることを特徴とする書き込みデータ送信装置。
  2. 上記投稿時刻決定部は、上記音声出力機器に送信された音声データに従って上記出力可能期間に上記音声出力機器から音声出力されなかったとき、当該音声データと対応している書き込みデータの投稿時刻を当該音声データの出力可能期間後とすることを特徴とする請求項1に記載の書き込みデータ送信装置。
  3. 上記投稿時刻決定部は、上記書き込みデータが複数ある場合、当該複数の書き込みデータの上記投稿時刻を互いに異ならせることを特徴とする請求項1または2に記載の書き込みデータ送信装置。
  4. 上記投稿時刻決定部は、上記書き込みデータの上記投稿時刻を、該書き込みデータと対応する上記音声データの上記出力可能期間内とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の書き込みデータ送信装置。
  5. 上記書き込みデータ送信部は、上記投稿時刻決定部が決定した時刻に、上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の書き込みデータ送信装置。
  6. 上記書き込みデータ送信部は、上記投稿時刻決定部が決定した時刻を、上記書き込みデータとともに上記情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の書き込みデータ送信装置。
  7. 音声データと対応付けられた先行音声データが音声出力されていないとき、該音声データの音声出力を可とする音声データ出力可否判定部を備え、
    上記投稿時刻決定部は、上記音声データ出力可否判定部が音声出力を可と判定した音声データと対応する書き込みデータの投稿時刻を、該音声データの上記出力可能期間に応じて決定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の書き込みデータ送信装置。
  8. 上記投稿時刻決定部は、上記音声データ出力可否判定部が音声出力を可と判定した音声データと対応する書き込みデータの投稿時刻を、該音声データの上記出力可能期間後とすることを特徴とする請求項7に記載の書き込みデータ送信装置。
  9. 請求項1に記載の書き込みデータ送信装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記投稿時刻決定部および上記書き込みデータ送信部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
  10. 複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する情報処理装置に書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置の制御方法であって、
    上記書き込みデータと対応している音声データに従って音声出力機器が音声出力可能な出力可能期間に応じて、上記書き込みデータが上記サービスに投稿される時刻である投稿時刻を決定する投稿時刻決定ステップと、
    上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信する書き込みデータ送信ステップと、
    を含むことを特徴とする書き込みデータ送信装置の制御方法。
  11. 複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する書き込みデータ共有システムであって、
    上記サービスを提供する情報処理装置と、
    上記情報処理装置に上記書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置と、を含み、
    上記書き込みデータと対応している音声データに従って音声出力機器が音声出力可能な出力可能期間に応じて、上記書き込みデータが上記サービスに投稿される時刻である投稿時刻を決定し、
    上記書き込みデータを上記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする書き込みデータ共有システム。
  12. 複数のユーザで書き込みを共有可能なサービスを提供する情報処理装置に書き込みデータを送信する書き込みデータ送信装置から受信した音声データに従って音声を出力する音声出力機器であって、
    上記音声データの出力可能期間に、ユーザの出力操作を受け付けたとき、該音声データに従って音声出力する音声出力部と、
    上記出力可能期間内に上記出力操作を受け付けなかったとき、上記書き込みデータ送信装置に、該書き込みデータ送信装置から上記情報処理装置に上記音声データに対応する上記書き込みデータを送信するように指示する指示部と、
    を備えていることを特徴とする音声出力機器。
  13. 請求項12に記載の音声出力機器としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記音声出力部および上記指示部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
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