JP2016099363A - 光走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光走査装置の熱変形による光学素子の位置ずれを低減するとともに光走査装置の防塵性能を維持する。
【解決手段】光走査装置は、光源と、光源からの光ビームを偏向する偏向手段と、光ビームを感光体に結像する光学手段と、光源が取り付けられ、偏向手段および光学手段を内部に保持する光学ハウジング90と、光学ハウジングを覆うカバー部材91と、光学ハウジングとカバー部材との間を密封するシール部材と、カバー部材を光学ハウジングに締結するネジ101fと、カバー部材を光学ハウジングに締結する段付ネジ101hと、を備え、ネジは、光ビームを通過させる開口部に関して偏向手段が配置される側の第1の配置部においてカバー部材を光学ハウジングに締結し、段付ネジは、開口部に関して偏向手段が配置される側の反対側の第2の配置部においてカバー部材を光学ハウジングに締結し、段付ネジは、シール部材の外側に設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、光学ハウジングにカバー部材を締結するネジおよび段付ネジを有する光走査装置に関する。
光走査装置は、レーザービームプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置に用いられている。光走査装置は、ミラー、レンズ等の光学素子を収容する光学ハウジングと、光学ハウジングを閉じるカバー部材とを有している。光走査装置の外部から内部へ侵入する塵埃により光学素子が汚れることを防止するために、光走査装置の全周にわたり光学ハウジングとカバー部材との間にシール部材を配置することが提案されている(特許文献1)。カバー部材は、ネジにより光学ハウジングに締結されている。ネジは、シール部材の内側に配置されている。
特開2010−66431号公報
光学ハウジングとカバー部材の材質が異なる場合、線膨張係数の違いにより熱変形量に差が生じ、光走査装置に反りが発生する。反りが発生すると内部に配設された光学素子の位置精度が狂い光学性能を劣化させる。カバー部材を光学ハウジングに固定する方法として複数のネジのいくつか又は全てを段付ネジにして線膨張差による反り変形を軽減したものが実施されている。ネジによる締結は、推力が非常に高く、例えば、M3のネジを締め付けトルク0.63N・mで締め付けた場合、摩擦力等も考慮すると約700Nの推力が発生する。この推力により、光学ハウジング、カバー部材およびネジが圧縮変形し、それぞれの接触面の間の隙間は、ほとんどなくなる。
一方、段付ネジを用いた場合、ネジとカバー部材の接触面は、シール部材の圧縮による反力を受ける。圧縮力が1.5N/cm2のシール材を面積50cm2で使用すると、カバー部材取付け時の反力が75Nとなる。7つの段付ネジによりカバー部材を締結すると、カバー部材の変形等を無視した場合、段付ネジ一つ当たりにかかる力は、約10Nとなる。従って、段付ネジとカバー部材との間の隙間は、シール部材の反力によりあまり軽減できない。また、段付ネジを使用した場合、光学ハウジングとカバー部材は、接触しないので、光学ハウジングとカバー部材の間に隙間が残る。さらに、カバー部材に開けられた孔は、段付ネジの肩部との間に隙間を開けている。
従来、レンズ、ミラー、回転多面鏡等の光学素子に付着して画像不良を発生させる原因は、直径数μmの画像形成装置内で飛散しているトナーや数十μmのケバであることが多かった。直径数μmのトナーや数十μmのケバは、段付ネジを使用した場合の段付ネジとカバー部材との間の隙間から光走査装置の内部へ侵入する可能性が少ない。しかし近年、所謂大気エアロゾル粒子の中でも粒径が1μm以下の浮遊粒子が大気中に増加している。この浮遊粒子は、段付ネジを使用した場合の段付ネジとカバー部材との間の隙間、段付ネジの肩部と孔との間の隙間および光学ハウジングとカバー部材との間の隙間から、光走査装置の内部へ侵入する。そして、浮遊粒子は、光学素子を汚損し、画像不良を発生させることがある。そこで、微小な粒子の侵入を防ぐために、段付ネジではないネジにより光学ハウジングとカバー部材を締結する。その場合、光走査装置の熱変形により光学素子の位置ずれを低減できないという問題がある。
そこで、本発明は、光走査装置の熱変形による光学素子の位置ずれを低減するとともに防塵性能を維持することができる光走査装置を提供する。
前記課題を解決するために、本発明による光走査装置は、
光ビームを出射する光源と、
前記光源から出射された前記光ビームが感光体の表面を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、
前記光ビームを前記感光体の前記表面に結像する光学手段と、
前記光源が取り付けられ、前記偏向手段および前記光学手段を内部に保持する光学ハウジングと、
前記光学ハウジングを覆うカバー部材と、
前記光学ハウジングと前記カバー部材との間を密封する密封部材と、
前記光学ハウジングに対して前記カバー部材が移動しないように前記カバー部材を前記光学ハウジングに締結するネジと、
前記光走査装置が熱変形したときに、前記光学ハウジングと前記カバー部材との相対移動を許容するように前記カバー部材を前記光学ハウジングに締結する段付ネジと、
を備え、
前記光学ハウジングまたは前記カバー部材は、前記偏向手段により偏向された前記光ビームを前記感光体へ向けて通過させる開口部が設けられており、
前記ネジは、前記開口部に関して前記偏向手段が配置される側の前記光学ハウジングの第1の配置部において前記カバー部材を前記光学ハウジングに締結し、
前記段付ネジは、前記開口部に関して前記偏向手段が配置される前記側の反対側の光学ハウジングの第2の配置部において前記カバー部材を前記光学ハウジングに締結し、
前記段付ネジは、前記密封部材の外側に設けられている。
本発明によれば、光走査装置の熱変形による光学素子の位置ずれを低減するとともに光走査装置の防塵性能を維持することができる。
実施例1の光走査装置の概略断面図。 実施例1の光走査装置の概略斜視図。 実施例1のカバー部材の底面図。 実施例1の光学ハウジングとカバー部材の接合前の状態を示す斜視図。 接合前の第2の配置部を示す斜視図。 接合状態におけるネジと段付ネジの断面図。 別形態の接合状態におけるネジと段付ネジの断面図。 実施例2の光走査装置の概略断面図。 実施例2の光走査装置の概略斜視図。 実施例2のカバー部材の底面図。 実施例2の光学ハウジングとカバー部材の接合前の状態を示す斜視図。 画像形成装置の断面図。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を例示的に説明する。
(画像形成装置)
図12は、画像形成装置1の断面図である。本実施例の画像形成装置1は、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体Sに画像を形成するデジタル複写機である。しかし、画像形成装置1は、例えば、アナログ複写機、電子写真プリンタ(例えばカラーレーザビームプリンタ)、MFP(複合機)、ファクシミリ装置、印刷機又はワードプロセッサでもよい。本実施例の画像形成装置1は、モノクロ画像形成装置であるが、画像形成装置1は、カラー画像形成装置でもよい。画像形成装置1は、画像読取部(読み取り光学系)2、画像形成部3、定着器4、原稿搬送部5、光走査装置6及び記録媒体搬送部7を備える。
原稿搬送部5は、原稿Pが積載される原稿トレー52及び原稿トレー52から原稿台ガラス20へ原稿を搬送する原稿搬送手段51を有する。原稿搬送部5は、原稿トレー52上の原稿Pを原稿台ガラス20へ搬送する。原稿台ガラス20の上に載置された原稿P1は、複写開始司令手段(不図示)からの指令信号に応じて、画像読取部2により読み取られる。原稿P1の画像は、画像読取部2により画像信号へ変換される。画像信号は、デジタル処理部(不図示)へ入力される。デジタル処理部は、画像信号をデジタルデータへ変換し、デジタルデータに必要なデータ処理を施す。処理されたデジタルデータは、画像データとしてデジタル処理部からビデオ変換部(不図示)へ出力される。ビデオ変換部は、画像データをビデオ信号へ変換し、ビデオ信号を光走査装置6へ出力する。光走査装置6は、ビデオ信号に基づいてレーザ光(以下、光ビームという。)Lを出力する。
光走査装置6は、偏向手段(偏向器)61、光源ユニット(光源)62及び光学素子を備える。光走査装置6は、ビデオ変換部からのビデオ信号に基づいて光ビームLを偏向手段61へ向けて出力する。光ビームLは、感光ドラム(感光体)31上を走査するように偏向手段61により偏向される。光ビームLは、回転する感光ドラム31上を繰り返し走査して感光ドラム31上に潜像を形成する。現像器32は、感光ドラム31上の潜像に現像剤(トナー)を付着してトナー像を形成する。
一方、画像形成装置1の下部に配置された給紙カセット10aまたは10b内の転写材(記録媒体)Sは、取り込みローラ12により1枚ずつ給送される。転写材Sは、給送ローラ13及び14によりレジストローラ15へ給送される。レジストローラ15は、感光ドラム31上のトナー像に同期して、感光ドラム31と転写帯電器33との間の転写部へ転写材Sを搬送する。転写部において、転写帯電器33により感光ドラム31上のトナー像が転写材Sへ転写される。その後、転写材Sは、搬送部16により定着器4へ搬送される。定着器4は、転写材Sに熱および圧力を加えてトナー像を転写材Sに定着させる。画像が形成された転写材Sは、排紙ローラ17及び18により排紙トレー19へ排紙される。また、次の転写材Sは、先の転写材Sに対して一定の間隔をもって同様に搬送され、画像形成プロセスを経た後、排紙トレー19へ排紙される。
感光ドラム31上に残ったトナーは、クリーナ34により除去される。さらに、感光ドラム31は、除電器35により除電され、帯電器36により帯電された後、再び光走査装置6により感光ドラム31に潜像が形成される。以上のような画像プロセスを行う画像形成装置1に用いられる光走査装置6を以下に説明する。
(光走査装置)
図1は、実施例1の光走査装置6の概略断面図である。図2は、実施例1の光走査装置6の概略斜視図である。光走査装置6は、光学素子を収容する光学ハウジング(筐体)90と、光学ハウジング90を閉じるカバー部材91とからなる。光学ハウジング90は、樹脂材料により形成されている。光源ユニット62は、半導体レーザ(不図示)、半導体レーザの駆動電気基板62a、コリメータレンズ鏡筒62b、及びコリメータレンズ62cを有している。半導体レーザから出射された光ビームLは、コリメータレンズ62cにより平行な光ビームLにされる。シリンダーレンズ63は、副走査方向に屈折力を有する。偏向手段61は、光ビームLが感光ドラム31の表面の上を走査するように光ビームLを偏向する。光ビームLの偏向は、回転多面鏡(偏向部材)61aの回転により行われる。回転多面鏡61aは、駆動基板61b上に実装されたモータ61cにより回転される。駆動基板61bは、モータ61cを駆動するモータ駆動回路が実装されている。トーリックレンズ64およびシリンダーレンズ65は、光ビームLを感光ドラム31上に所定のスポット径で結像する。トーリックレンズ64、シリンダーレンズ65及び反射ミラー66は、走査光学系(光学手段)を構成する光学要素である。光学ハウジング90は、光源ユニット62、偏向手段61および走査光学系を一体的に保持する。
(光学ハウジング)
光学ハウジング90は、回転多面鏡61aにより偏向された光ビームLを感光ドラム31へ向けて通過させる開口部90aが形成されている。開口部90aは、外部の浮遊粒子が光走査装置6の内部へ侵入することを防ぐための防塵ガラス67が接着剤等により取り付けられている。本実施例において、開口部90aは、光学ハウジング90に設けられているが、カバー部材91に設けられていてもよい。ここで、開口部90aの偏向手段61の側の端部90a1を境界として、偏向手段61が配置される側の光学ハウジング90の部分を第1の配置部A1という。偏向手段61が配置される側の反対側の光学ハウジング90の部分を第2の配置部A2という。
光源ユニット62、シリンダーレンズ63、偏向手段61、トーリックレンズ64およびシリンダーレンズ65は、光学ハウジング90の第1の配置部A1の底面または側壁に配設された支持部により支持されている。反射ミラー66は、長手方向の両端部を光学ハウジング90の支持部により支持されている。反射ミラー66は、長手方向の一方の端部を2点、もう一方の端部を1点で支持されている。3点のうち少なくとも1点は、光学ハウジング90の第2の配置部A2の底面または側壁に配設された支持部により支持されている。光学ハウジング90は、カバー部材91をネジにより締結するための座面90b、90c、90d、90e、90f、90g及び90hが設けられている。
(カバー部材)
図3は、実施例1のカバー部材91の底面図である。図3は、カバー部材91を図1で示すところの下側から見た図である。カバー部材91は、金属の平板で形成されている。カバー部材91は、光学ハウジング90に対してネジ締結するための孔91b、91c、91d、91e、91f、91g及び91hが形成されている。孔91b乃至91hは、図2に示す座面90b乃至90hにそれぞれ対応する。
(シール部材)
シール部材(密封部材)92は、発泡ウレタンフォームや低硬度のゴムで形成されている。従来は、1本または複数本の細長く形成されたシール部材をカバー部材91に貼付するものも多かった。しかし、1ヶ所以上の隙間が発生するため防塵が不十分なものとなる。本実施例においては、防塵性能を高めるために、図3に示す形状に形成した無端状の連続したシール部材92を両面テープによりカバー部材91に貼付する。あるいは、一旦溶融した合成ゴムをカバー部材91の周囲に沿って塗布するようなシール部材を用いてもよい。その場合、シール部材の材料に無駄が生じない。
シール部材92は、光学ハウジング90とカバー部材91の間に配置されて光学ハウジング90とカバー部材91の間の隙間をぴったりと閉じ、光走査装置6を密封する。シール部材92は、光学ハウジング90とカバー部材91との間で圧縮されて光学ハウジング90とカバー部材91との間を密封する。カバー部材91の周囲にシール部材92を配設する。光学ハウジング90の第1の配置部A1を覆うカバー部材91の部分において、シール部材92は、孔91b、91c、91d、91e及び91fの外側に配設される。すなわち、孔91b、91c、91d、91e及び91fは、シール部材92により囲まれている。光学ハウジング90の第2の配置部A2を覆うカバー部材91の部分において、シール部材92は、孔91g及び91hの内側に配設される。すなわち、孔91g及び91hは、シール部材92により囲まれていない。
孔91gは、孔91gより内側に配設されるシール部材92の部分92a、部分92aに連続する部分92bの延長線92bX及び部分92aに連続する部分92cの延長線92cXにより囲まれるカバー部材91の平面部(斜線部)91jに設けられている。孔91hは、孔91hより内側に配設されるシール部材92の部分92d、部分92dに連続する部分92eの延長線92eX及び部分92aに連続する部分92cの延長線92cXにより囲まれるカバー部材91の平面部(斜線部)91kに設けられている。平面部91j及び91kは、反射ミラー66の長手方向の両端部の近傍の光学ハウジング90の角部に対応するカバー部材91の部分に設けられている。
(締結手段)
図4は、実施例1の光学ハウジング90とカバー部材91の接合前の状態を示す斜視図である。図5は、接合前の第2の配置部A2を示す斜視図である。図5は、光学ハウジング90とカバー部材91の接合前の第2の配置部A2を光学ハウジング90の側から見た図である。カバー部材91を光学ハウジング90に載置した後、カバー部材91は、光学ハウジング90の第1の配置部A1にネジ(第1の締結手段)101b、101c、101d、101e及び101fにより締結される。ネジ101b、101c、101d、101e及び101fは、第1の配置部A1においてカバー部材91を光学ハウジング90にリジッドに締結(しっかりと固定)する。本実施例において、ネジ101b、101c、101d、101e及び101fは、第1の配置部A1においてカバー部材91を光学ハウジング90に対して移動不可能に固定する。
カバー部材91は、光学ハウジング90の第2の配置部A2に段付ネジ(第2の締結手段)101g及び101hにより締結される。段付ネジ101g及び101hは、開口部90aの長手方向の両端部の近傍に設けられている。段付ネジ101g及び101hは、ねじを切ってない円筒部(以下、肩部という。)111g(不図示)及び111hの外径が孔91g及び91hの内径よりも小さい。段付ネジ101g及び101hは、光学ハウジング90とカバー部材91をシール部材92の当接方向に位置決めするとともに、当接方向に垂直な方向に光学ハウジング90とカバー部材91が相対的に移動可能に締結する。シール部材92の当接方向は、段付ネジ101g及び101hの締結方向、すなわち、シール部材92の圧縮方向である。段付ネジ101g及び101hは、熱変形によるカバー部材91の変形を許容する程度に第2の配置部A2においてカバー部材91を光学ハウジング90に締結(固定)する。シール部材92の外側に配置した段付ネジ101g及び101hは、シール部材92の安定した圧縮量を維持するために、シール部材92の近傍に配置されている。
段付ネジ101g及び101hの肩部111g(不図示)及び111hの外径が孔91g及び91hの内径よりも小さいので、肩部111g(不図示)及び111hと孔91g及び91hとの間に隙間が形成される。光走査装置6が熱変形したときに、この隙間の分だけ光学ハウジング90とカバー部材91との相対移動が可能である。これによって、光走査装置6の反りを防止し、光走査装置6の内部に配置された光学素子の位置ずれを低減することができる。しかし、光走査装置6の外部の微小粉塵は、段付ネジ101g及び101hの肩部111g(不図示)及び111hと孔91g及び91hとの間の隙間を通して光走査装置6の内部へ侵入するおそれがある。そこで、段付ネジ101g及び101hは、シール部材92の外側に配置されている。
図6は、接合状態におけるネジ101fと段付ネジ101hの断面図である。図6を参照して、接合状態における各部の寸法を説明する。ネジ101f及び段付ネジ101hによる締結部分の寸法を説明するが、他のネジ101b−101e及び他の段付ネジ101gによる締結部分も同様の寸法である。カバー部材91は、平板で形成されている。ネジ101fによる締結部分において光学ハウジング90の基準面90jから座面90fまでの高さをH1とする。本実施例において、光学ハウジング90の基準面90jは、シール部材92に接触する光学ハウジング90の面である。カバー部材91の厚さをtとする。段付ネジ101hによる締結部分において、光学ハウジング90の基準面90jから座面90hまでの高さをH2とする。段付ネジ101hの首下長さ(肩部111hの長さ)をhとする。H1+t=H2+hという条件を満たすことにより、カバー部材91の変形を防ぎ、シール部材92の圧縮量を安定化させることができ、それによって、光走査装置6の防塵性能を保証する。
また、段付ネジ101hの肩部111hの長さhをカバー部材91の厚さをtより大きくする(h>t)ことにより、座面90hとカバー部材91との間、および段付ネジ101hとカバー部材91との間に滑りが生じることを可能にする。それによって、光走査装置6の変形を抑制することができる。
(カバー部材の変形例)
図7は、別形態の接合状態におけるネジ101fと段付ネジ101hの断面図である。図7を参照して、別形態の接合状態における各部の寸法を説明する。カバー部材191は、ネジ締結部分191mに絞り加工が施されている。ネジ締結部分191mと段付ネジ締結部分191nの段差をH3とする。カバー部材191において、カバー部材91と同様の構成には同様の参照符号を付して説明を省略する。図6と同様に、ネジ締結部分191mにおいて光学ハウジング90の基準面90jから座面90fまでの高さをH1とする。カバー部材191の厚さをtとする。段付ネジ締結部分191nにおいて、光学ハウジング90の基準面90jから座面90hまでの高さをH2とする。段付ネジ101hの肩部111gの長さをhとする。H1+t+H3=H2+hという条件を満たすことにより、カバー部材191の変形を防ぎ、シール部材92の圧縮量を安定化させることができ、それによって、光走査装置6の防塵性能を保証する。
また、段付ネジ101hの肩部111hの長さhをカバー部材91の厚さをtより大きくする(h>t)ことにより、座面90hとカバー部材191の間、および段付ネジ101hとカバー部材191の間に滑りが生じることを可能にする。それによって、光走査装置6の変形を抑制する。
ネジによる締結部分は、図6に示す平らなネジ締結部分と図7に示す絞り加工されたネジ締結部分191mの組合せであってもよい。また、カバー部材91またはカバー部材91において、段付ネジによる締結部分に絞り等による段差を設けてもよい。
本実施例によれば、光走査装置の熱変形による光学素子の位置ずれを低減するとともに光走査装置の防塵性能を維持することができる。
以下、実施例2を説明する。実施例2において、実施例1と同様の構造には同様の参照符号を付して説明を省略する。実施例2による画像形成装置(不図示)は、複数の感光ドラム(不図示)上に複数の光ビームLを走査する光走査装置106を有する。
(光走査装置)
図8は、実施例2の光走査装置106の概略断面図である。図9は、実施例2の光走査装置106の概略斜視図である。光走査装置106は、光源ユニット(光源)62を複数設けている。本実施例において、光走査装置106は、2つの光源ユニット62を有する。光走査装置106は、1つの偏向手段61を用いて偏向手段61の両側に走査光学系(光学手段)を配設し、2つの感光ドラムを露光する。図8および図9において、図1および図2に示す構成と同様の機能を有する構成には同様の参照符号を付し説明を省略する。
(光学ハウジング)
光学ハウジング93は、樹脂材料から形成されている。光学ハウジング93は、回転多面鏡61aにより偏向された光ビームLを感光ドラムへ向けて通過させる開口部93a及び93bが複数設けられている。開口部93a及び93bは、外部の浮遊粒子が光走査装置106の内部へ侵入することを防ぐための防塵ガラス67が接着剤等により取り付けられている。本実施例において、開口部93a及び93bは、光学ハウジング93に設けられているが、カバー部材94に設けられていてもよい。ここで、開口部93a及び93bの偏向手段61の側の端部93a1及び93b1を境界として、偏向手段61が配置される側の光学ハウジング93の部分を第1の配置部B1、第1の配置部B1の両側の光学ハウジング93の部分を第2の配置部B2という。
光源ユニット62、シリンダーレンズ63、偏向手段61、トーリックレンズ64およびシリンダーレンズ65は、光学ハウジング93の第1の配置部B1の底面または側壁に配設された支持部により支持されている。反射ミラー66は、長手方向の両端部を光学ハウジング93の支持部により支持されている。反射ミラー66は、長手方向の一方の端部を2点、もう一方の端部を1点で支持されている。3点のうち少なくとも1点は、光学ハウジング93の第2の配置部B2の底面あるいは側壁に配設された支持部により支持されている。光学ハウジング93は、カバー部材94をネジにより締結するための座面93c、93d、93e、93f、93g、93h、93j、93k、93m、93n及び93pが設けられている。
(カバー部材)
図10は、実施例2のカバー部材94の底面図である。図10は、カバー部材94を図7で示すところの下側から見た図である。カバー部材94は、金属の平板で形成されている。カバー部材94は、光学ハウジング93に対してネジ締結するための孔94c、94d、94e、94f、94g、94h、94j、94k、94m、94n及び94pが形成されている。孔94c乃至94pは、図9に示す座面93c乃至93pにそれぞれ対応する。
(シール部材)
シール部材(密封部材)95は、発泡ウレタンフォームや低硬度のゴム(可撓性部材)で形成されている。本実施例においては、防塵性能を高めるために、図10に示す形状に形成した無端状の連続したシール部材95を両面テープによりカバー部材94に貼付する。あるいは、一旦溶融した合成ゴムをカバー部材94の周囲に沿って塗布するようなシール部材を用いてもよい。その場合、シール部材の材料に無駄が生じない。
シール部材95は、光学ハウジング93とカバー部材94との間で圧縮されて光学ハウジング93とカバー部材94との間を密封する。カバー部材94の周囲にシール部材95を配設する。光学ハウジング93の第1の配置部B1を覆うカバー部材94の部分において、シール部材95は、偏向手段61を囲む孔94c、94d及び94eの外側に配設される。すなわち、孔94c、94d及び94eは、シール部材95により囲まれている。光学ハウジング93の第2の配置部B2を覆うカバー部材94の部分において、シール部材95は、孔94k、94m、94n及び94pの内側に配設される。すなわち、孔94k、94m、94n及び94pは、シール部材95により囲まれていない。
第1の配置部B1においてカバー部材94を光学ハウジング93に締結するネジを通す孔のうち偏向手段61を囲まない孔94f、94g、94h及び94jは、シール部材95の内側に配設しても外側に配設してもよい。第2の配置部B2においてカバー部材94を光学ハウジング93に締結するネジを通す孔94k、94m、94n及び94pは、図3に示した平面部91j及び91kと同様の平面部(斜線部)94r、94s、94t及び94uに設けられている。平面部94r、94s、94t及び94uは、反射ミラー66の長手方向の両端部の近傍の光学ハウジング93の角部に対応するカバー部材94の部分に設けられている。
(締結手段)
図11は、実施例2の光学ハウジング93とカバー部材94の接合前の状態を示す斜視図である。カバー部材94を光学ハウジング93に載置した後、カバー部材94は、光学ハウジング93の第1の配置部B1のうち偏向手段61を囲む少なくとも3ヶ所でネジ(第1の締結手段)102c、102d及び102eにより締結される。ネジ102c、102d及び102eは、第1の配置部B1においてカバー部材94を光学ハウジング93にリジッドに締結(しっかりと固定)する。本実施例において、ネジ102c、102d及び102eは、第1の配置部B1においてカバー部材94を光学ハウジング93に対して移動不可能に固定する。
カバー部材94は、光学ハウジング93の第2の配置部B2に段付ネジ(第2の締結手段)102k、102m、102n及び102pにより締結される。段付ネジ102k、102m、102n及び102pは、開口部93a及び93bの長手方向の両端部の近傍に設けられている。段付ネジ102k、102m、102n及び102pは、光学ハウジング93とカバー部材94をシール部材95の当接方向に位置決めするとともに、当接方向に垂直な方向に光学ハウジング93とカバー部材94が相対的に移動可能に締結する。シール部材95の当接方向は、段付ネジ102k、102m、102n及び102pの締結方向、すなわち、シール部材95の圧縮方向である。段付ネジ102k、102m、102n及び102pは、熱変形によるカバー部材94の変形を許容する程度に第2の配置部B2においてカバー部材94を光学ハウジング93に締結(固定)する。シール部材95の外側に配置した段付ネジ102k、102m、102n及び102pは、シール部材95の安定した圧縮量を維持するために、シール部材95の近傍に配置されている。
第1の配設部B1において、孔94f及び94gは、シール部材95の内側に配設されているので、ネジ102f及び102gにより締結される。ネジ102f及び102gは、偏向手段61を囲んでいないので、孔94f及び94gとともにシール部材95の外側に配設してもよい。ネジ102f及び102gをシール部材95の外側に配設した場合、ネジ102f及び102gは、段付ネジでもよい。孔94h及び94jは、ネジ102h及び102jにより締結される。しかし、本実施例において、孔94h及び94jは、シール部材95の外側に配設されているので、ネジ102h及び102jは、段付ネジでもよい。
本実施例によれば、光走査装置の熱変形による光学素子の位置ずれを低減するとともに光走査装置の防塵性能を維持することができる。
6、106・・・光走査装置
62・・・光源ユニット(光源)
31・・・感光ドラム(感光体)
61・・・偏向手段
64、65、66・・・走査光学系(光学手段)
90、93・・・光学ハウジング
91、94・・・カバー部材
92、95・・・密封部材
101b、101c、101d、101e、101f、102c、102d、102e
・・・ネジ
101g、101h、102k、102m、102n、102p・・・段付ネジ
90a、93a、93b・・・開口部
A1、B1・・・第1の配置部
A2、B2・・・第2の配置部
L・・・光ビーム

Claims (7)

  1. 光走査装置であって、
    光ビームを出射する光源と、
    前記光源から出射された前記光ビームが感光体の表面を走査するように前記光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記光ビームを前記感光体の前記表面に結像する光学手段と、
    前記光源が取り付けられ、前記偏向手段および前記光学手段を内部に保持する光学ハウジングと、
    前記光学ハウジングを覆うカバー部材と、
    前記光学ハウジングと前記カバー部材との間を密封する密封部材と、
    前記光学ハウジングに対して前記カバー部材が移動しないように前記カバー部材を前記光学ハウジングに締結するネジと、
    前記光走査装置が熱変形したときに、前記光学ハウジングと前記カバー部材との相対移動を許容するように前記カバー部材を前記光学ハウジングに締結する段付ネジと、
    を備え、
    前記光学ハウジングまたは前記カバー部材は、前記偏向手段により偏向された前記光ビームを前記感光体へ向けて通過させる開口部が設けられており、
    前記ネジは、前記開口部に関して前記偏向手段が配置される側の前記光学ハウジングの第1の配置部において前記カバー部材を前記光学ハウジングに締結し、
    前記段付ネジは、前記開口部に関して前記偏向手段が配置される前記側の反対側の光学ハウジングの第2の配置部において前記カバー部材を前記光学ハウジングに締結し、
    前記段付ネジは、前記密封部材の外側に設けられている光走査装置。
  2. 前記ネジは、前記第1の配置部において前記偏向手段を囲む少なくとも3ヶ所で前記カバー部材を前記光学ハウジングに締結する請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記ネジは、前記密封部材の内側に設けられている請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記段付ネジは、前記開口部の長手方向の端部の近傍に設けられている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記密封部材は、無端状の連続する可撓性部材である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記光源を複数設け、
    前記開口部を前記光学ハウジングまたは前記カバー部材に複数設けた請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 感光体を有し、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記感光体に光ビームを出射する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光走査装置と、
    を備えた画像形成装置。
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