JP2016099205A - 原子炉格納容器保全設備および原子炉格納容器保全方法 - Google Patents

原子炉格納容器保全設備および原子炉格納容器保全方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルタ性能を確保しつつ排気機構を小型化すること。【解決手段】炉心を格納する原子炉圧力容器101を気密状態で収容する原子炉格納容器100に設けられる原子炉格納容器保全設備であって、原子炉格納容器100の内部であって原子炉圧力容器101の上方に配置されたスプレイノズル11、および当該スプレイノズル11に接続されて原子炉格納容器100の外部からスプレイノズル11に冷却水Wを供給する給水手段12を有する注水機構1と、原子炉格納容器100の外部に引き出される排気配管21、および排気配管21に接続されて原子炉格納容器100の内部に発生する水蒸気から放射性物質を除くフィルタ22を有する排気機構2と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、炉心が溶融して原子炉圧力容器から流出するシビアアクシデント時での原子炉格納容器の安全を確保するための原子炉格納容器保全設備および原子炉格納容器保全方法に関する。
従来、原子力プラントにおけるシビアアクシデントを想定した対策として、例えば、特許文献1では、原子炉圧力容器から流出した溶融物を補足する捕捉部と、冷媒が貯蔵されている冷媒貯蔵部内に設けられて補足部を介して溶融物が流入する複数の筒部とを有する溶融物冷却構造が示されている。この溶融物冷却構造は、溶融物を複数に分散させて小分けに筒部内に堆積することで、流出した溶融物が山状に堆積することを防止する。しかも、筒部を介して当該筒部に流入した小分けにされた溶融物と、冷媒貯蔵部内の冷媒との接触面積を増加させることで、原子炉から流出した溶融物の冷却効率を向上させる。
また、例えば、特許文献2では、上部ドライウェルと圧力抑制プールとを結ぶ蒸気ベント管と、通常時における圧力抑制プールの水面の高さよりも低い位置の下部ドライウェル内部と圧力抑制プールとを結ぶ冷却水流路管と、下部ドライウェル内で冷却水流路管に設けられて、通常時には閉じていて下部ドライウェル内の温度が所定の温度よりも高くなったときに開放される温度作動弁機能と、圧力抑制プール側から下部ドライウェル側へ向かう流れを許容し下部ドライウェル側から圧力抑制プール側へ向かう流れを阻止する逆止弁機能と、を備えた原子力プラントが示されている。この原子力プラントは、原子炉の非常時に圧力抑制プールを水源として下部ドライウェルに注水を行なうことができ、しかも圧力抑制プールの圧力抑制機能を損なわない構成とする。
特開2011−174897号公報 特開2011−133372号公報
溶融物を冠水させて冷却する場合、溶融物の崩壊熱により原子炉格納容器内で水蒸気が発生する。すると、水蒸気の充満によって原子炉格納容器の内部の圧力が上昇し、原子炉格納容器の耐圧を超えた場合、原子炉格納容器が破壊されるおそれがある。このような事態を回避するため、従来では、特許文献1や特許文献2に記載のように冷却効率や圧力抑制機能を高める工夫がなされている。
一方、原子炉格納容器の内圧が上昇し原子炉格納容器の耐圧を超える場合では、内圧を下げるために原子炉格納容器の外部に水蒸気を放出することが必要となり、その場合、水蒸気から放射性物質を除くためのフィルタを有する排気機構を備えることとなる。
しかしながら、排気機構、特にフィルタの性能をより高いものとするには、フィルタ自体が大型化し、原子炉格納容器や、原子炉格納容器付近の建屋の耐震性が低下するおそれがある。そのため小型でも十分なフィルタ性能を有する排気機構が望まれている。
本発明は上述した課題を解決するものであり、フィルタ性能を確保しつつ排気機構を小型化することのできる原子炉格納容器保全設備および原子炉格納容器保全方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の原子炉格納容器保全設備は、炉心を格納する原子炉圧力容器を気密状態で収容する原子炉格納容器に設けられる原子炉格納容器保全設備であって、前記原子炉格納容器の内部であって前記原子炉圧力容器の上方に配置されたスプレイノズル、および当該スプレイノズルに接続されて前記原子炉格納容器の外部から前記スプレイノズルに冷却水を供給する給水手段を有する注水機構と、前記原子炉格納容器の外部に引き出される排気配管、および前記排気配管に接続されて前記原子炉格納容器の内部に発生する水蒸気から放射性物質を除くフィルタを有する排気機構と、を備えることを特徴とする。
この原子炉格納容器保全設備によれば、注水機構により原子炉圧力容器の上方から冷却水を注水することで、原子炉格納容器の内部で発生した水蒸気を凝縮させる。このため、原子炉格納容器の内部の圧力の上昇を抑制することが可能となり、排気機構による水蒸気の排出を防止する、または水蒸気の排出タイミングを遅延させることが可能になる。さらに、排気機構による水蒸気の排出タイミングを遅延させた時間で、炉心の崩壊熱が低下して水蒸気発生量が低下するため、水蒸気を排出する場合に小容量のフィルタを用いることが可能になり、かつ小口径の排気配管を用いて原子炉格納容器に既設の貫通部配管を流用することが可能になる。この結果、フィルタ性能を確保しつつ排気機構を小型化することができる。このように、排気機構の小型化の実現により、配置スペースの自由度が高まるとともに、設備コストを低減することができる。しかも、注水機構により原子炉圧力容器の上方から冷却水を注水することで、原子炉格納容器の内部において浮遊する放射性物質を含み得る塵や埃などの浮遊物を沈下させることができ、水蒸気とともに当該浮遊物をフィルタ側に送り排出する事態を防ぐ。このため、小容量のフィルタを用いることが可能になる。この結果、フィルタ性能を確保しつつ排気機構を小型化することができる。
また、本発明の原子炉格納容器保全設備は、前記注水機構により前記原子炉格納容器の内部に断続して冷却水を注水することを特徴とする。
この原子炉格納容器保全設備によれば、断続して冷却水を注水することで、原子炉格納容器の内部の圧力を一定に保ち、原子炉格納容器の内部で発生した水蒸気の凝縮を促進させる。この結果、排気機構による水蒸気の排出を防止する効果、または水蒸気の排出タイミングをより遅延させる効果を顕著に得ることができる。
また、本発明の原子炉格納容器保全設備は、前記注水機構による冷却水の注水により前記原子炉格納容器の内部が所定水位となった場合、前記注水機構による冷却水の注水を停止することを特徴とする。
この原子炉格納容器保全設備によれば、排気機構において原子炉格納容器の内部での排気配管の開口部を冠水させない水位、または重要な機器(検出器など)を冠水させない水位を維持することができる。
また、本発明の原子炉格納容器保全方法は、原子炉格納容器の内部の圧力が発生する水蒸気により第一圧力となった場合に前記原子炉格納容器の内部に原子炉圧力容器の上方から断続して冷却水を注水する工程と、次に、前記原子炉格納容器の内部の圧力が前記第一圧力よりも高い第二圧力となった場合、前記水蒸気から放射性物質を除くフィルタを介して前記水蒸気を前記原子炉格納容器の外部に排出する工程と、を含むことを特徴とする。
この原子炉格納容器保全方法によれば、断続して冷却水を注水することで、原子炉格納容器の内部の圧力を一定に保ち、原子炉格納容器の内部で発生した水蒸気の凝縮を促進させる。このため、原子炉格納容器の外部への水蒸気の排出を防止する、または水蒸気の排出タイミングを遅延させることが可能になる。さらに、水蒸気の排出タイミングを遅延させた時間で、炉心の崩壊熱が低下して水蒸気発生量が低下するため、水蒸気を排出する場合に小容量のフィルタを用いることが可能になり、かつ小口径の排気配管を用いて原子炉格納容器に既設の貫通部配管を流用することが可能になる。この結果、フィルタ性能を確保しつつ排気機構を小型化することができる。このように、排気機構の小型化の実現により、配置スペースの自由度が高まるとともに、設備コストを低減することができる。しかも、注水機構により原子炉圧力容器の上方から冷却水を注水することで、原子炉格納容器の内部において浮遊する放射性物質を含み得る塵や埃などの浮遊物を沈下させることができ、水蒸気とともに当該浮遊物をフィルタ側に送り排出する事態を防ぐ。このため、小容量のフィルタを用いることが可能になる。この結果、フィルタ性能を確保しつつ排気機構を小型化することができる。
本発明によれば、フィルタ性能を確保しつつ排気機構を小型化することができる。
図1は、原子力プラントの一例の概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る原子炉格納容器保全設備の構成図である。 図3は、本発明の実施形態に係る原子炉格納容器保全設備の動作を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係る原子炉格納容器保全設備による作用を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る原子炉格納容器保全設備の他の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、原子力プラントの一例の概略構成図である。図1に示す原子力プラントは、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)である。この原子力プラントは、原子炉格納容器100内において、原子炉圧力容器101、加圧器102、蒸気発生器103および一次冷却水ポンプ104が、一次冷却水管105により順次接続されて、一次冷却水の循環経路が構成されている。
原子炉圧力容器101は、内部に炉心である複数の燃料集合体101aを密閉状態で格納するもので、燃料集合体101aが挿抜できるように、容器本体101bとその上部に装着される容器蓋101cとにより構成されている。容器蓋101cは、容器本体101bに対して開閉可能に設けられている。容器本体101bは、上方が開口し、下方が半球形状とされて閉塞された円筒形状をなし、上部に一次冷却水としての軽水を給排する入口側管台101dおよび出口側管台101eが設けられている。出口側管台101eは、蒸気発生器103の入口側水室103aに連通するように一次冷却水管105が接続されている。また、入口側管台101dは、蒸気発生器103の出口側水室103bに連通するように一次冷却水管105が接続されている。
蒸気発生器103は、半球形状に形成された下部において、入口側水室103aと出口側水室103bとが仕切板103cによって区画されて設けられている。入口側水室103aおよび出口側水室103bは、その天井部に設けられた管板103dによって蒸気発生器103の上部側と区画されている。蒸気発生器103の上部側には、逆U字形状の伝熱管103eが設けられている。伝熱管103eは、入口側水室103aと出口側水室103bとを繋ぐように端部が管板103dに支持されている。そして、入口側水室103aは、入口側の一次冷却水管105が接続され、出口側水室103bは、出口側の一次冷却水管105が接続されている。また、蒸気発生器103は、管板103dによって区画された上部側の上端に、出口側の二次冷却水管106aが接続され、上部側の側部に、入口側の二次冷却水管106bが接続されている。
また、原子力プラントは、蒸気発生器103が、原子炉格納容器100外で二次冷却水管106a,106bを介して蒸気タービン107に接続されて、二次冷却水の循環経路が構成されている。
蒸気タービン107は、高圧タービン108および低圧タービン109を有すると共に、発電機110が接続されている。また、高圧タービン108および低圧タービン109は、湿分分離加熱器111が、二次冷却水管106aから分岐して接続されている。また、低圧タービン109は、復水器112に接続されている。この復水器112は、二次冷却水管106bに接続されている。二次冷却水管106bは、上述したように蒸気発生器103に接続され、復水器112から蒸気発生器103に至り、復水ポンプ113、低圧給水加熱器114、脱気器115、主給水ポンプ116、高圧給水加熱器117および主給水弁118が設けられている。
従って、原子力プラントでは、一次冷却水が原子炉圧力容器101にて加熱されて高温・高圧となり、加圧器102にて加圧されて圧力を一定に維持されつつ、一次冷却水管105を介して蒸気発生器103に供給される。蒸気発生器103では、一次冷却水と二次冷却水との熱交換が行われることにより、二次冷却水が蒸発して蒸気となる。熱交換後の冷却した一次冷却水は、一次冷却水管105を介して一次冷却水ポンプ104側に回収され、原子炉圧力容器101に戻される。一方、熱交換により蒸気となった二次冷却水は、蒸気タービン107に供給される。蒸気タービン107に係り、湿分分離加熱器111は、高圧タービン108からの排気から湿分を除去し、さらに加熱して過熱状態とした後に低圧タービン109に送る。蒸気タービン107は、二次冷却水の蒸気により駆動され、その動力が発電機110に伝達されて発電される。タービンの駆動に供された蒸気は、復水器112に排出される。復水器112は、取水管112aを介してポンプ112bにより取水した冷却水(例えば、海水)と、低圧タービン109から排出された蒸気とを熱交換し、当該蒸気を凝縮させて低圧の飽和液に戻す。熱交換に用いられた冷却水は、排水管112cから排出される。また、凝縮された飽和液は、二次冷却水となり、復水ポンプ113によって二次冷却水管106bを介して復水器112の外部に送り出される。さらに、二次冷却水管106bを経る二次冷却水は、低圧給水加熱器114で、例えば、低圧タービン109から抽気した低圧蒸気により加熱され、脱気器115で溶存酸素や不凝結ガス(アンモニアガス)などの不純物が除去された後、主給水ポンプ116により送水され、高圧給水加熱器117で、例えば、高圧タービン108から抽気した高圧蒸気により加熱された後、蒸気発生器103に戻される。ここで、二次冷却水を蒸気発生器103に給水する系統を主給水系という。主給水系は、蒸気発生器103の二次冷却水の水位を維持するため、主給水ポンプ116や主給水弁118などが制御される。
図2は、本実施形態に係る原子炉格納容器保全設備の構成図である。図2に示すように、原子炉格納容器100の内部において、原子炉圧力容器101の容器本体101bの下部を囲むように原子炉キャビティ10が設けられている。この原子炉キャビティ10は、炉心が溶融して原子炉圧力容器101から流出するシビアアクシデント時において、溶融物を捕捉し、かつ冷却水が満たされることで溶融物を冷却するものである。
そして、本実施形態の原子炉格納容器保全設備は、注水機構1および排気機構2を備える。注水機構1は、原子炉格納容器100の内部において、原子炉圧力容器101の上方に配置されたスプレイノズル11、および当該スプレイノズル11に接続されて原子炉格納容器100の外部からスプレイノズル11に冷却水Wを供給する給水手段12を有する。
スプレイノズル11は、例えば、原子炉圧力容器101の上方でリング状に形成されたノズル配管11aに、当該リング状に沿って複数のノズル部11bが設けられたものである。また、ノズル配管11aは、リング状部分から延出する注水配管11cが接続されている。この注水配管11cは、原子炉格納容器100の外部に引き出されている。
給水手段12は、貯留部12aと、給水配管12bと、給水ポンプ12cと、給水弁12dとを有している。貯留部12aは、冷却水Wを貯留する。給水配管12bは、原子炉格納容器100の外部に引き出された注水配管11cと貯留部12aとを接続する。給水ポンプ12cは、給水配管12bに設けられ、給水配管12bを通じて貯留部12aの冷却水Wを注水配管11cに圧送する。給水弁12dは、例えば、電動弁からなり、給水配管12bにおける冷却水Wの供給を開放または閉止する。なお、本実施形態において、注水機構1は、注水量を検出するため、給水手段12の給水配管12bに流量計3が設けられている。
すなわち、注水機構1は、給水弁12dを開放状態とし給水ポンプ12cを稼動することで、貯留部12aの冷却水Wを給水配管12bから注水配管11cを介してノズル配管11aに供給し、当該冷却水Wをノズル部11bから注水する。また、注水機構1は、給水弁12dを閉止状態とし給水ポンプ12cを停止することで、冷却水Wの注水を停止する。
排気機構2は、原子炉格納容器100の内部から、当該原子炉格納容器100の外部に引き出された排気配管21と、原子炉格納容器100の外部において排気配管21に接続されるフィルタ22とを有している。排気配管21は、排気弁21aが設けられている。排気弁21aは、例えば、電動弁からなり、排気配管21における排気を開放または閉止する。フィルタ22は、上下が閉塞された筒体であり密閉構造とされている。フィルタ22は、その内部の下方に、排気配管21に接続されたノズル配管22aが設けられている。ノズル配管22aは、例えば、排気配管21に接続されつつフィルタ22の内部で下方に向けて延在し、フィルタ22の内部の底で水平放射方向に複数に分岐して設けられている。そして、分岐した各先端に排気ノズル22bがそれぞれ設けられている。この排気ノズル22bは、フィルタ22の内部に注入された吸着液Lに浸されている。吸着液Lは、水であり、吸着剤が添加されていてもよい。また、フィルタ22は、その内部の上方に、気水分離器22cが設けられている。気水分離器22cは、複数の波板を並設したもので、吸着液Lから離隔して設けられている。また、フィルタ22は、その上部に、外部に通じる排気管22dが設けられている。
すなわち、排気機構2は、排気弁21aを開放状態とすることで、原子炉格納容器100の内部に発生する水蒸気を、排気配管21および排気管22dを介して原子炉格納容器100の外部に排出する過程で、吸着液Lに通して水蒸気から放射性物質を吸着して除く。また、排気機構2は、排気弁21aを閉止状態とすることで、原子炉格納容器100の外部への水蒸気の排出を停止する。
なお、本実施形態において、原子炉格納容器100は、その内部の圧力を検出する圧力計4、およびその内部の水位を検出する水位計5が設けられている。
また、本実施形態の原子炉格納容器保全設備は、制御部6を有している。制御部6は、CPU(Central Processing Unit)を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、このCPUの他に、処理プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、記憶装置とを含むコンピュータシステムである。
この制御部6は、圧力計4により検出される圧力情報iAを入力し、当該圧力情報iAに応じた注水指令iaにより給水弁12dを開閉制御するとともに給水ポンプ12cを駆動制御する。また、制御部6は、圧力計4により検出される圧力情報iAを入力し、当該圧力情報iAに応じた排気指令ia’により排気弁21aを開閉制御する。また、制御部6は、水位計5により検出される水位情報iBまたは流量計3により検出される流量情報iCに応じた注水指令icにより給水弁12dを開閉制御するとともに給水ポンプ12cを駆動制御する。
なお、制御部6により給水弁12d、給水ポンプ12cおよび排気弁21aを制御せず、圧力計4により検出される圧力情報iAを入力し、当該圧力情報iAに応じた注水指令iaにより注水開始または注水停止を報知する。また、制御部6は、圧力計4により検出される圧力情報iAを入力し、当該圧力情報iAに応じた排気指令ia’により排気開始または排気停止を報知する。また、制御部6は、水位計5により検出される水位情報iBまたは流量計3により検出される流量情報iCに応じた注水指令ib(ic)により注水開始または注水停止を報知する。これらの報知は、ブザーやランプなどで行う。この場合、報知に基づいて作業員により給水弁12d、給水ポンプ12cおよび排気弁21aが操作される。
図3は、本実施形態に係る原子炉格納容器保全設備の動作を示すフローチャートであり、図4は、本実施形態に係る原子炉格納容器保全設備による作用を示す図である。
図3および図4は、シビアアクシデントとなった場合を示している。シビアアクシデント時では、原子炉キャビティ10に冷却水が満たされ、捕捉した溶融物を冷却する。この際、溶融物の崩壊熱により原子炉格納容器100内で水蒸気が発生する。
そこで、制御部6は、原子炉格納容器100の内部が第一圧力P1となった場合(ステップS1:Yes)、給水弁12dを開放状態にするとともに給水ポンプ12cを駆動して注水を開始する(ステップS2)。ここで、第一圧力P1とは、原子炉格納容器100が十分に耐え得る設計圧力である。一方、制御部6は、原子炉格納容器100の内部が第一圧力P1とならなければ(ステップS1:No)、ステップS1を繰り返して圧力の監視を行う。なお、作業員が給水弁12dおよび給水ポンプ12cを操作する場合、制御部6は、第一圧力P1となった場合(ステップS1:Yes)、報知を行う。
ステップS2で注水を開始した後、制御部6は、原子炉格納容器100の内部の水位が所定水位に至らず(ステップS3:No)、かつ第一設定圧力P1’以下となった場合(ステップS4:Yes)、注水を停止する(ステップS5)。ここで、所定水位とは、例えば、排気機構2において原子炉格納容器100の内部での排気配管21の開口部を冠水させない水位、またはシビアアクシデントにおいて重要な機器(検出器など)を冠水させない水位である。また、第一設定圧力P1’とは、第一圧力P1よりも低く設定された圧力である。なお、作業員が給水弁12dおよび給水ポンプ12cを操作する場合、制御部6は、第一設定圧力P1’となった場合(ステップS4:Yes)、報知を行う。
ステップS5で注水を停止した後、制御部6は、ステップS1に戻り、第一圧力P1となった場合(ステップS1:Yes)、注水を開始、または報知を行う(ステップS2)。このように、ステップS1〜ステップS5の動作を繰り返すことで、原子炉格納容器100の内部の圧力を一定に保てる。
また、ステップS4において、第一設定圧力P1’以下でない場合(ステップS4:No)、注水を続ける(ステップS2)。また、ステップS3において、所定水位となった場合(ステップS3:Yes)、注水を停止する(ステップS6)。なお、作業員が給水弁12dおよび給水ポンプ12cを操作する場合、制御部6は、所定水位となった場合(ステップS3:Yes)、報知を行う。
ステップS6で注水を停止した後、制御部6は、原子炉格納容器100の内部が第二圧力P2となった場合(ステップS7:Yes)、排気弁21aを開放状態としてフィルタ22を介して水蒸気を原子炉格納容器100の外部に排出する(ステップS8)。ここで、第二圧力P2とは、第一圧力P1よりも高く、原子炉格納容器100が設計上耐え得る上限の圧力である。一方、制御部6は、原子炉格納容器100の内部が第二圧力P2とならなければ(ステップS7:No)、ステップS7に戻り圧力の監視を行う。なお、作業員が排気弁21aを操作する場合、制御部6は、第二圧力P2となった場合(ステップS7:Yes)、報知を行う。
ステップS8で排気を開始した後、制御部6は、原子炉格納容器100の内部の圧力が低下して第一圧力P1となった場合(ステップS9:Yes)、排気を停止する(ステップS10)。一方、制御部6は、原子炉格納容器100の内部の圧力が低下して第一圧力P1とならなければ(ステップS9:No)、ステップS8に戻り排気を継続する。なお、作業員が排気弁21aを操作する場合、制御部6は、第一圧力P1となった場合(ステップS9:Yes)、報知を行う。
ステップS10で排気を停止した後、制御部6は、ステップS3に戻り、水位が下がり所定水位となっていなければ(ステップS3:No)、第一圧力P1および第一設定圧力P1’を監視してステップS1〜ステップS6の注水動作を行う。一方、制御部6は、水位が下がらず所定水位となっていれば(ステップS3:Yes)、第二圧力P2を監視してステップS7〜ステップS10の排気動作を行う。
このように、本実施形態の原子炉格納容器保全設備は、炉心を格納する原子炉圧力容器101を気密状態で収容する原子炉格納容器100に設けられる原子炉格納容器保全設備であって、原子炉格納容器100の内部であって原子炉圧力容器101の上方に配置されたスプレイノズル11、および当該スプレイノズル11に接続されて原子炉格納容器100の外部からスプレイノズル11に冷却水Wを供給する給水手段12を有する注水機構1と、原子炉格納容器100の外部に引き出される排気配管21、および排気配管21に接続されて原子炉格納容器100の内部に発生する水蒸気から放射性物質を除くフィルタ22を有する排気機構2と、を備える。
この原子炉格納容器保全設備は、注水機構1により原子炉圧力容器101の上方から冷却水Wを注水することで、原子炉格納容器100の内部で発生した水蒸気を凝縮させる。このため、原子炉格納容器100の内部の圧力の上昇を抑制することが可能となり、排気機構2による水蒸気の排出を防止する、または水蒸気の排出タイミングを遅延させることが可能になる。さらに、排気機構2による水蒸気の排出タイミングを遅延させた時間で、炉心の崩壊熱が低下して水蒸気発生量が低下するため、水蒸気を排出する場合に小容量のフィルタ22を用いることが可能になり、かつ小口径の排気配管21を用いて原子炉格納容器100に既設の貫通部配管を流用することが可能になる。この結果、フィルタ性能を確保しつつ排気機構2を小型化することが可能になる。このように、排気機構2の小型化の実現により、配置スペースの自由度が高まるとともに、設備コストを低減することが可能になる。
しかも、注水機構1により原子炉圧力容器101の上方から冷却水Wを注水することで、原子炉格納容器100の内部において浮遊する放射性物質を含み得る塵や埃などの浮遊物を沈下させることができ、水蒸気とともに当該浮遊物をフィルタ22側に送り排出する事態を防ぐ。このため、小容量のフィルタ22を用いることが可能になる。この結果、フィルタ性能を確保しつつ排気機構2を小型化することが可能になる。
また、本実施形態の原子炉格納容器保全設備は、注水機構1により原子炉格納容器100の内部に断続して冷却水Wを注水することが好ましい。
この原子炉格納容器保全設備によれば、断続して冷却水Wを注水することで、原子炉格納容器100の内部の圧力を一定に保ち、原子炉格納容器100の内部で発生した水蒸気の凝縮を促進させる。この結果、排気機構2による水蒸気の排出を防止する効果、または水蒸気の排出タイミングをより遅延させる効果を顕著に得ることが可能になる。
また、本実施形態の原子炉格納容器保全設備は、注水機構1による冷却水の注水により原子炉格納容器100の内部が所定水位となった場合、注水機構1による冷却水の注水を停止することが好ましい。
この原子炉格納容器保全設備によれば、排気機構2において原子炉格納容器100の内部での排気配管21の開口部を冠水させない水位、またはシビアアクシデントにおいて重要な機器(検出器など)を冠水させない水位を維持することが可能になる。
また、本実施形態の原子炉格納容器保全方法は、原子炉格納容器100の内部の圧力が発生する水蒸気により第一圧力P1となった場合に原子炉格納容器100の内部に原子炉圧力容器101の上方から断続して冷却水Wを注水する工程と、次に、原子炉格納容器100の内部の圧力が第一圧力P1よりも高い第二圧力P2となった場合に水蒸気から放射性物質を除くフィルタ22を介して水蒸気を原子炉格納容器100の外部に排出する工程と、を含む。
この原子炉格納容器保全方法によれば、断続して冷却水Wを注水することで、原子炉格納容器100の内部の圧力を一定に保ち、原子炉格納容器100の内部で発生した水蒸気の凝縮を促進させる。このため、排気機構2による水蒸気の排出を防止する、または水蒸気の排出タイミングを遅延させることが可能になる。さらに、排気機構2による水蒸気の排出タイミングを遅延させた時間で、炉心の崩壊熱が低下して水蒸気発生量が低下するため、水蒸気を排出する場合に小容量のフィルタ22を用いることが可能になり、かつ小口径の排気配管21を用いて原子炉格納容器100に既設の貫通部配管を流用することが可能になる。この結果、フィルタ性能を確保しつつ排気機構2を小型化することが可能になる。このように、排気機構2の小型化の実現により、配置スペースの自由度が高まるとともに、設備コストを低減することが可能になる。
しかも、注水機構1により原子炉圧力容器101の上方から冷却水Wを注水することで、原子炉格納容器100の内部において浮遊する放射性物質を含み得る塵や埃などの浮遊物を沈下させることができ、水蒸気とともに当該浮遊物をフィルタ22側に送り排出する事態を防ぐ。このため、小容量のフィルタ22を用いることが可能になる。この結果、フィルタ性能を確保しつつ排気機構2を小型化することが可能になる。
図5は、本実施形態に係る原子炉格納容器保全設備の他の動作を示すフローチャートである。図5では、図3に示す動作に対して、注水動作(ステップS1〜ステップS6)は同様であり、排気動作においてステップS8以降の動作が異なる。
すなわち、ステップS8で排気を開始した後、制御部6は、原子炉格納容器100の内部の圧力が低下して第二設定圧力P2’以下となった場合(ステップS11:Yes)、排気を停止する(ステップS12)。ここで、第二設定圧力P2’とは、第二圧力P2よりも低く設定された圧力である。一方、制御部6は、原子炉格納容器100の内部が第二設定圧力P2’以下とならなければ(ステップS11:No)、ステップS8に戻り排気を継続する。なお、作業員が排気弁21aを操作する場合、制御部6は、第二設定圧力P2’以下となった場合(ステップS11:Yes)、報知を行う。
ステップS12で排気を停止した後、制御部6は、原子炉格納容器100の内部の圧力がさらに低下し(ステップS13:Yes)、かつ第一圧力P1となった場合(ステップS14:Yes)、ステップS3に戻り、水位が下がり所定水位となっていなければ(ステップS3:No)、第一圧力P1および第一設定圧力P1’を監視してステップS1〜ステップS6の注水動作を行う。一方、ステップS13において、制御部6は、原子炉格納容器100の内部の圧力がさらに低下していない場合(ステップS13:No)、ステップS7に戻り圧力の監視を行う。また、ステップS14において、制御部6は、第一圧力P1となっていない場合(ステップS14:No)、ステップS13に戻り圧力の監視を行う。また、ステップS3において、制御部6は、水位が下がらず所定水位となっていれば(ステップS3:Yes)、第二圧力P2を監視してステップS7〜ステップS14の排気動作を行う。
このように、図5に示す動作のように、ステップS7〜ステップS14の排気動作において、第二設定圧力P2’以下となった場合(ステップS11:Yes)、排気を停止する(ステップS12)。このため、図3に示す動作のように、原子炉格納容器100の内部の圧力が低下して第一圧力P1となるまで(ステップS9:Yes)、排気を継続することがない。この結果、排気時間を短縮することで、フィルタ性能を確保しつつ排気機構2をさらに小型化することが可能になる。
なお、上述した実施形態では、原子炉格納容器保全設備の適用対象を加圧水型原子炉である原子力プラントとして説明したが、沸騰水型原子炉(BWR:Boiling Water Reactor)である原子力プラントにおいて原子炉格納容器保全設備を適用することも可能である。
1 注水機構
2 排気機構
3 流量計
4 圧力計
5 水位計
6 制御部
10 原子炉キャビティ
11 スプレイノズル
11a ノズル配管
11b ノズル部
11c 注水配管
12 給水手段
12a 貯留部
12b 給水配管
12c 給水ポンプ
12d 給水弁
21 排気配管
21a 排気弁
22 フィルタ
22a ノズル配管
22b 排気ノズル
22c 気水分離器
22d 排気管
100 原子炉格納容器
101 原子炉圧力容器
L 吸着液
W 冷却水

Claims (4)

  1. 炉心を格納する原子炉圧力容器を気密状態で収容する原子炉格納容器に設けられる原子炉格納容器保全設備であって、
    前記原子炉格納容器の内部であって前記原子炉圧力容器の上方に配置されたスプレイノズル、および当該スプレイノズルに接続されて前記原子炉格納容器の外部から前記スプレイノズルに冷却水を供給する給水手段を有する注水機構と、
    前記原子炉格納容器の外部に引き出される排気配管、および前記排気配管に接続されて前記原子炉格納容器の内部に発生する水蒸気から放射性物質を除くフィルタを有する排気機構と、
    を備えることを特徴とする原子炉格納容器保全設備。
  2. 前記注水機構により前記原子炉格納容器の内部に断続して冷却水を注水することを特徴とする請求項1に記載の原子炉格納容器保全設備。
  3. 前記注水機構による冷却水の注水により前記原子炉格納容器の内部が所定水位となった場合、前記注水機構による冷却水の注水を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の原子炉格納容器保全設備。
  4. 原子炉格納容器の内部の圧力が発生する水蒸気により第一圧力となった場合に前記原子炉格納容器の内部に原子炉圧力容器の上方から断続して冷却水を注水する工程と、
    次に、前記原子炉格納容器の内部の圧力が前記第一圧力よりも高い第二圧力となった場合、前記水蒸気から放射性物質を除くフィルタを介して前記水蒸気を前記原子炉格納容器の外部に排出する工程と、
    を含むことを特徴とする原子炉格納容器保全方法。
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