JP2016099069A - 冷蔵庫 - Google Patents

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真子 國分
船山 敦子
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Abstract

【課題】他貯蔵室への冷却を止めず、かつ、食品に冷気を直接当てずに急速に冷却する急速冷却室を備えた冷蔵庫を提供することにある。
【解決手段】少なくとも冷蔵室、冷凍室、及び野菜室を形成する断熱箱体と、冷気を生成する冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルからの冷気を送風機によって前記冷蔵室、冷凍室、及び野菜室に供する冷気供給路とを備えた冷蔵庫において、間接冷却の急冷却室と、前記急冷却室への冷気の供給を制御する急冷却室ダンパと、を有し、急冷却モードの際、前記急冷却室ダンパを開にして、前記急速冷却室へ冷気を送風するとともに、前記冷蔵室、前記冷凍室、及び前記野菜室の少なくともいずれかにも冷気を供給する。
【選択図】図4

Description

本発明は食品や飲料水等を冷蔵或いは冷凍して貯留する冷蔵庫に係り、特に急速冷却室を備えた冷蔵庫に関するものである。
加熱後の食品を保存する場合、風味や外観、組織及びビタミン等の栄養価を損なわない為に調理終了後急速に冷却する事が重要であるとされている。ホテルやレストランなどのビュッフェスタイルで料理を提供する際など、調理後、提供に時間がかかる場合、加熱調理後、急冷却して粗熱をとることで、食品のうまみを閉じ込め、色、風味、食感を保つことが出来る。
ところで、最近では核家族化や共働き夫婦の増加等の家庭環境の変化により、家庭用冷蔵庫において、加熱処理した野菜や余分に作った料理をホームフリージングする機会が増えている。また、一括調理して、食事をとる時間が異なるなどの場面がよく見受けられる。このため、加熱調理後の食品の栄養価を守り、おいしく保存することがますます求められている。
例えば、特開2012-88043号公報(特許文献1)においては、冷蔵室、冷凍室、チルド室及び野菜室とは断熱隔離され、冷気流入側、流出側にそれぞれダンパを設け、冷気を循環させる送風機を備えた温度切替室において、貯蔵物の粗熱取りを行うとともに乾燥を防止できる冷蔵庫が提案されている。
特開2012-88043号公報
ところで、特許文献1に記載の冷蔵庫においては、温度切替室を粗熱取りモードに設定すると温度切替室吐出ダンパ、温度切替室戻りダンパが開き、冷蔵室ダンパおよびチルド室ダンパが閉じるものであった。つまり、温度切替室で粗熱を取っている間は冷蔵室、チルド室に冷気は送られず、冷蔵室、チルド室の冷却と粗熱取りを同時に行えないものであり、冷却効率の悪いものであった。つまり、特許文献1に記載の冷蔵庫では、粗熱取りモードを選択すると、冷蔵室、チルド室の温度が上昇してしまう恐れがあるという問題があった。
また、食品に直接冷気を当て、冷やすことは食品の温度を下げるには効率的な方法であるが、食品の水分を奪い、劣化の大きな要因となる。しかし、そのときに乾燥対策としてラップなどをかけてしまうと、蒸気の逃げ場がなくなり、水っぽくなり、品質が悪くなるという問題も同時に生じる恐れがあった。
そこで、本発明の目的は、他貯蔵室への冷却を止めず、かつ、食品に冷気を直接当てずに急速に冷却する急速冷却室を備えた冷蔵庫を提供することにある。
本発明は、少なくとも冷蔵室、冷凍室、及び野菜室を形成する断熱箱体と、冷気を生成する冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルからの冷気を送風機によって前記冷蔵室、冷凍室、及び野菜室に供する冷気供給路とを備えた冷蔵庫において、間接冷却の急冷却室と、前記急冷却室への冷気の供給を制御する急冷却室ダンパと、を有し、急冷却モードの際、前記急冷却室ダンパを開にして、前記急速冷却室へ冷気を送風するとともに、前記冷蔵室、前記冷凍室、及び前記野菜室の少なくともいずれかにも冷気を供給することを特徴とする。
本発明によれば、他貯蔵室への冷却を止めず、かつ、食品に冷気を直接当てずに急速に冷却することができる。
本発明が適用される冷蔵庫の正面外観図である。 図1に示す冷蔵庫の縦断面を示す縦断面図である。 図2に示す冷蔵庫の庫内の背面内部の構成を示す正面図である。 急冷却に設定したときの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態になる急冷却室の要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態になる急冷却室の要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態になる急冷却室の正面断面図である。 本発明の第2の実施形態になる急冷却室の縦断面図である。 加熱したブロッコリーに直接冷気が当たるように冷却した場合の冷却後のビタミンC残存量を示すグラフである。 加熱したブロッコリーに直接冷気が当たらないように冷却した場合の冷却後のビタミンC残存量を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
本発明の具体的な実施例を説明する前に、本発明が適用される冷蔵庫の構成を図1乃至図3に基づいて説明する。図1は冷蔵庫の正面外観図であり、図2は図1の縦断面を示す断面図である。尚、図2においては製氷室の断面は示されていない。
図1、及び図2において、冷蔵庫1は、上方から冷蔵室2、製氷室3及び上部冷凍室4、下部冷凍室5、野菜室6を有する。ここで、製氷室3と上部冷凍室4は、冷蔵室2と下部冷凍室5との間に左右に並べて設けている。一例として、冷蔵室2はおよそ+3℃、野菜室6はおよそ+3℃〜+7℃の冷蔵温度帯の貯蔵室である。また、製氷室3、上部冷凍室4及び下部冷凍室5は、およそ−18℃の冷凍温度帯の貯蔵室である。
尚、上部冷凍室4は下部冷凍室5より容積が小さく形成されており、少量の食品が冷凍、貯蔵されるものである。
冷蔵室2は前方側に、左右に分割された観音開き(いわゆるフレンチ型)の冷蔵室扉2a、2bを備えている。製氷室3、上部冷凍室4、下部冷凍室5、野菜室6は夫々引き出し式の製氷室扉3a、上部冷凍室扉4a、下部冷凍室扉5a、野菜室扉6aを備えている。
また、各扉の貯蔵室側の面には、各扉の外縁に沿うように磁石が内蔵されたパッキン(図示せず)を設けており、各扉の閉鎖時、鉄板で形成された冷蔵庫外箱のフランジや後述の各仕切り鉄板に密着し貯蔵室内への外気の侵入、及び貯蔵室からの冷気の漏れを抑制する構成とされている。
ここで、図2に示すように冷蔵庫本体10の下部には機械室11が形成され、この中に圧縮機12が内蔵されている。冷却器収納室13と機械室11には水抜き通路14によって連通され、凝縮水が排出できるようになっている。
図2に示すように、冷蔵庫本体10の庫外と庫内は、内箱と外箱との間に発砲断熱材(発泡ポリウレタン)を充填することにより形成される断熱箱体15により隔てられている。また冷蔵庫本体10の断熱箱体15は複数の真空断熱材16を実装している。冷蔵庫本体10は、上側断熱仕切壁17により冷蔵室2と上部冷凍室4及び製氷室3(図1参照、図2中で製氷室3は図示されていない)とが区画され、下側断熱仕切壁18により下部冷凍室5と野菜室6とが区画されている。
また、下部冷凍室5の上部には横仕切部を設けている。横仕切部は、製氷室3及び上部冷凍室4と下部冷凍室5とを上下方向に仕切っている。また、横仕切部の上部には、製氷室3と上部冷凍室4との間を左右方向に仕切る縦仕切部を設けている。
横仕切部は、下側断熱仕切壁18の前面及び左右側壁前面と共に、下部冷凍室扉5aの貯蔵室側の面に設けたパッキン(図示せず)と接触する。製氷室扉3aと上部冷凍室扉4aの貯蔵室側の面に設けたパッキン(図示せず)は、横仕切部、縦仕切部、上側断熱仕切壁51及び冷蔵庫本体1の左右側壁前面と接することで、各貯蔵室と各扉との間での冷気の移動をそれぞれ抑制している。
図2に示すように、上部冷凍室4、下部冷凍室5及び野菜室6は、それぞれの貯蔵室の前方に備えられた扉4a、5a、6aが取り付けられている。また、上部冷凍室4には上部冷凍貯蔵容器41が収納、配置され、下部冷凍室5には上段冷凍貯蔵容器61、下段冷凍貯蔵容器62が収納、配置されている。更に、野菜室6には上段野菜貯蔵容器71、下段野菜貯蔵容器72が収納、配置されている。
そして、製氷室扉3a、上部冷凍室扉4a、下部冷凍室扉5a及び野菜室扉6aは、それぞれ図示しない取手部に手を掛けて手前側に引き出すことにより、製氷貯蔵容器3b(図示せず)、上部冷凍貯蔵容器41、下段冷凍貯蔵容器62、下段野菜貯蔵容器72が引き出せるようになっている。
詳しくは、下段冷凍貯蔵容器62は冷凍室扉内箱に取り付けられた支持アーム5dに下段冷凍貯蔵容器62の側面上部のフランジ部が懸架されており、冷凍室扉5aを引き出すと同時に下段冷凍貯蔵容器62のみが引き出される。上段冷凍貯蔵容器61は冷凍室5の側面壁に形成された凹凸部(図示しない)に載置されており前後方向にスライド可能になっている。
下段野菜貯蔵容器72も同様にフランジ部が野菜室扉6aの内箱に取り付けられた支持アーム6dに懸架され、上段野菜貯蔵容器71は野菜室側面壁の凹凸部に載置されている。また、この野菜室6には断熱箱体15に固定された電熱ヒーター6Cが設けられており、この電熱ヒーター6Cによって野菜室6の温度が冷やし過ぎにならないように、野菜の貯蔵に適した温度になるようにしている。尚、この電熱ヒーター6Cは必要に応じて設けられれば良いものであるが、本実施例では野菜の貯蔵がより上手く行えるように電熱ヒーター6Cを設けるようにしている。
次に本実施形態の冷蔵庫の冷却方法について説明する。冷蔵庫本体1には冷却器収納室13が形成され、この中に冷却手段として冷却器19を備えている。冷却器19(一例として、フィンチューブ熱交換器)は、下部冷凍室5の背部に備えられた冷却器収納室13内に設けられている。また、冷却器収納室13内であって冷却器19の上方には送風手段として送風機20(一例として、プロペラファン)が設けられている。
冷却器19で熱交換して冷やされた空気(以下、冷却器19で熱交換した低温の空気を「冷気」と称する)は、送風機20によって冷蔵室送風ダクト21、冷凍室送風ダクト22、及び図示しない製氷室送風ダクトを介して、冷蔵室2、製氷室3、上部冷凍室4、下部冷凍室5、野菜室6の各貯蔵室へそれぞれ送られる。
各貯蔵室への送風は、冷蔵温度帯の冷蔵室2への送風量を制御する第一の送風制御手段(以下、冷蔵室ダンパ23という)と、冷凍温度帯の冷凍室4、5への送風量を制御する第二の送風量制御手段(以下、冷凍室ダンパ24という)とにより制御される。ちなみに、冷蔵室2、製氷室3、上部冷凍室4、下部冷凍室5、及び野菜室6への各送風ダクトは、図3に破線で示すように冷蔵庫本体1の各貯蔵室の背面側に設けられている。具体的には、冷蔵室ダンパ23が開状態、冷凍室ダンパ24が閉状態のときには、冷気は、冷蔵室送風ダクト21を経て多段に設けられた吹き出し口25から冷蔵室2に送られる。
また、冷蔵室2を冷却した冷気は、冷蔵室2の下部に設けられた冷蔵室戻り口26から冷蔵室−野菜室連通ダクト27を経て、下側断熱仕切壁18の下部右奥側に設けた野菜室吹き出し口28から野菜室6へ送風される。野菜室6からの戻り冷気は、下側断熱仕切壁18の下部前方に設けられた野菜室戻りダクト入口29から野菜室戻りダクト30を経て、野菜室戻りダクト出口から冷却器収納室13の下部に戻る。尚、別の構成として冷蔵室−野菜室連通ダクト27を野菜室6へ連通せずに、図3において冷却器収納室12の上面から見て、右側下部に戻す構成としてもよい。この場合の一例として、冷蔵室−野菜室連通ダクト27の前方投影位置に野菜室送風ダクトを配置して、冷却器19で熱交換した冷気を、野菜室吹き出し口28から野菜室6へ直接送風するようになる。
図2、図3に示すように、冷却器収納室13の前方には、各貯蔵室と冷却器収納室13との間を仕切る仕切部材31が設けられている。仕切部材31には、図3にあるように上下に一対の吹き出し口32a、32b、33a、33bが形成されており、冷凍室ダンパ24が開状態のとき、冷却器19で熱交換された冷気が送風機20により図示を省略した製氷室送風ダクトや上段冷凍室送風ダクト34を経て吹き出し口32a、32bからそれぞれ製氷室3、上部冷凍室4へ送風される。また、下段冷凍室送風ダクト35を経て吹き出し口、33a、33bから下部冷凍室5へ送風される。尚、下部冷凍室5には必要に応じて吹き出し口を増設しても良いものである。
また、冷蔵庫本体10の天井壁上面側にCPU、ROMやRAM等のメモリ、インターフェース回路等を搭載した制御装置が設けられており、外気温度センサ(図示せず)、冷却器温度センサ(図示せず)、冷蔵室温度センサ(図示せず)、野菜室温度センサ(図示せず)、冷凍室温度センサ(図示せず)、扉2a、2b、3a、4a、5a、6aの各扉の開閉状態をそれぞれ検知する扉センサ(図示せず)、冷蔵室2内壁に設けられた図示しない温度設定器等と接続し、ROMに予め搭載されたプログラムにより、圧縮機12のON、OFF等の制御、冷蔵室ダンパ23及び冷凍室ダンパ24を個別に駆動するそれぞれのアクチュエータの制御、送風機20のON/OFF制御や回転速度制御、扉開放状態を報知するアラームのON/OFF等の制御を行うようになっている。
図1に戻って、冷蔵室扉2aには入力制御部40が設けられており、この入力制御部40は上述した制御装置に接続されている。したがって、入力制御部40からの入力によって冷蔵庫1の各貯蔵室の温度を設定できるようになっている。例えば圧縮機12の回転数、送風機20の回転数、冷蔵室ダンパ23及び冷凍室ダンパ24の開閉や開閉量等を制御することで各貯蔵室の温度を制御するものである。
本実施例では上部冷凍室4を急冷却室として使用するようにしたものである。本実施例で、上部冷凍室4を急冷却室として用いるのは、調理に用いる下処理した食材や、作りおきしたい料理を冷却することを対象としており、容積の少ない上部冷凍室4内で効率よく冷やすことが望ましいからである。今後、上部冷凍室4を急冷却室4として説明することとする。
本実施例では急冷却設定ボタン41が設けられており、急冷却設定ボタン41は急冷却室4に供給される冷気の制御を行うものである。図4に急冷却モードに設定したときの動作を示すフローチャートを示す。急冷却を行いたい食品を急冷却室4に入れ、急冷却モードを選択すると、急冷却室4専用のダンパが開き、冷気供給路45を通って冷気吹き出し口46から冷気が供給されるようになっている。このときの冷気は冷凍温度帯であることが望ましい。冷凍温度帯の冷気を集中的に急冷却室4に送り込み、食品の温度を素早く低下させる。所定時間経過し急冷却が完了したら、アラーム音などで使用者に知らせ、急冷却4専用のダンパを閉じ、急冷却室4への冷気の送風を止め、急冷却モードを終了させる。その後、使用者は急冷却した食品を調理へ使用したり、小分けにして冷凍保存したりできる。また、調理済み食品を急冷却し粗熱をとった場合には適した温度帯へ食品を移動させ、料理を提供することができる。
以上のような構成の冷蔵庫において、次に本発明の実施形態について説明する。
図5は本発明の第1の実施形態を示している。急冷却室4専用のダンパ、或いはシャッター等によりにより流量が調整された冷気は、冷気供給路45を通って冷気吹き出し口46から吹き出すように、貯蔵容器44に供給されるようになっている。
冷気吹き出し口46は貯蔵容器44の外周側の壁面に向けて開口されており、このため、冷気吹き出し口46から供給された冷気は、貯蔵容器44の外周側の壁面に沿って流れるようになる。これによって、貯蔵容器44内の食品は、間接的に冷却されることになる。
更に、急冷却を行う貯蔵容器44の底面には熱伝導率が高い熱良導性部材、例えばアルミニウムからなる金属トレー48が設置されており、供給された冷気によって食品を急速に冷却できるようにしても良い。また、貯蔵容器44自体を熱伝導率が高い熱良導性部材で形成して、更に、急冷却に適した形にするようにしても良いものである。このようにして、貯蔵容器44の外壁面から進入して冷気の冷熱を素早く取り込み、貯蔵容器44内の食品を急速に冷却できるようにしている。
次の本発明の第2の実施形態について図6を用いて説明する。図5と相違している点は、冷気吹き出し口46の位置と直接冷気があたらないように、急冷却室4内にふたを設けたところである。
この構造では、上部から噴き出した冷気は下方に流れるため、冷却性に優れているが、食品に冷気がそのまま当たってしまうという問題がある。そこで、急冷却室4内に仕切りとなるカバーをつけることによって、食品の乾燥を防ぐことができる。
図7に急冷却室4の正面断面図を示す。貯蔵容器44内の内側側面に仕切りカバーの支持部49をつけ、その隙間に仕切りカバー50を取り付ける。図8には急冷却室4の縦断面図を示す。図8に示すように仕切りカバー50は2枚からなるように設けるのが望ましい。急冷却室4の奥側に設ける仕切りカバー50aは固定され、急冷却室4の手前側に設ける仕切りカバー50bのみが可動でき、スライドさせることによって食品の出し入れが可能となる。
このように、間接冷却を行うことにより、加熱された食品から発生する暖かい空気が他貯蔵室へ流れることがないため、他所蔵室へ冷気を送るのを止める必要はない。
ここで、急冷却を行ったときの効果等について説明する。加熱調理した食材の粗熱をとる場合など、室温で冷ますよりも、急速に冷却し食品の温度を下げることで菌の増殖が行われる危険な温度帯を速やかに通過することができ、食中毒などのリスクを軽減できる。また、急冷却することで色や香りを保持し、ぼそぼそとした食感になるのを防ぐとされている。
図9、10は加熱したブロッコリーを急冷却した場合と、常温放置した場合のビタミンC含有量を示している。図9は食品に直接冷気が当たるように冷却した場合、図10は食品に直接冷気が当たらないように間接的に冷却した場合である。これら図9、10から、直接冷気を食品に当てることで、食品の栄養価を損なわしている可能性が考えられる。このことから、間接的に冷却することで、食品の栄養価を守ることができるといえる。このように加熱処理した食品は間接的に急冷却することが望ましい。
また、調理後すぐに食べない揚げ物、焼き物などの料理も加熱調理後急冷却を行い、粗熱をとることで、オーバーヒーティングによる身の縮れや、油浮きを抑制し、さめた後でもふっくらとした食感を保つことができるようになる。
したがって、本実施例では、少なくとも冷蔵室、冷凍室、及び野菜室を形成する断熱箱体と、冷気を生成する冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルからの冷気を送風機によって前記冷蔵室、冷凍室、及び野菜室に供する冷気供給路とを備えた冷蔵庫において、
間接冷却の急冷却室と、前記急冷却室への冷気の供給を制御する急冷却室ダンパと、を有し、急冷却モードの際、前記急冷却室ダンパを開にして、前記急速冷却室へ冷気を送風するとともに、前記冷蔵室、前記冷凍室、及び前記野菜室の少なくともいずれかにも冷気を供給する。これにより、急冷却室で加熱食品を急速に冷却することによって、食品の栄養価を守り、おいしく保存することができるようになると共に、他の貯蔵室の温度上昇を抑制できる。
10…冷蔵庫本体、2…冷蔵室、3…製氷室、4…上部冷凍室、5…下部冷凍室、6…野菜室、19…冷却器、12…冷却器収納室、18…断熱仕切壁、20…送風機、41…温度設定ボタン、44…貯蔵容器、45…冷気供給路、46…冷気吹き出し口、48…金属トレー、49…仕切りカバー支持部、50…仕切りカバー

Claims (3)

  1. 少なくとも冷蔵室、冷凍室、及び野菜室を形成する断熱箱体と、冷気を生成する冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルからの冷気を送風機によって前記冷蔵室、冷凍室、及び野菜室に供する冷気供給路とを備えた冷蔵庫において、
    間接冷却の急冷却室と、前記急冷却室への冷気の供給を制御する急冷却室ダンパと、を有し、急冷却モードの際、前記急冷却室ダンパを開にして、前記急速冷却室へ冷気を送風するとともに、前記冷蔵室、前記冷凍室、及び前記野菜室の少なくともいずれかにも冷気を供給する
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷蔵庫において、前記急冷却室の冷気吐き出し口は、前記急冷却室貯蔵容器の下方に設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 請求項1に記載の冷蔵庫において、前記急冷却室の冷気吐き出し口は、前記急冷却室の貯蔵容器の上方に設け、冷気による食品の乾燥を防止するために、前記急冷却室の貯蔵容器内にカバーを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
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