JP2016098964A - 管装置、及び、管装置を備えた管継手 - Google Patents
管装置、及び、管装置を備えた管継手 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】この発明の管装置1は、管状に構成され、内周面により管状部材が差し込まれるための差し込み空間40を区画する、樹脂製の本体部材10と、本体部材の内周面における差し込み空間を区画する部分の、軸線方向の少なくとも一部に対応する外周側で、本体部材に設けられた、補強部材20と、を備えている。
【選択図】図2
Description
本発明の管装置によれば、管状部材が差し込まれる際に管状部材から径方向外側に向けた力が作用した場合の本体部材の拡径を抑制するとともに、流体漏れを防ぐことができる。
なお、本明細書において、「軸線方向」とは、管装置1の管路の中心軸線(図1及び図2の一点鎖線)に沿う方向を指すものとする。
ただし、本発明の管継手は、2つ以上の配管接続口を備えている限り、例えば略I字型、略T字型、略十字型等、任意の形状に形成されてよい。また、管継手の配管接続口のうち少なくとも1つが、本発明の管装置で構成されていればよい。
また、管状部材50を本体部材10の内周面に差し込む際には、管状部材50の外周面と本体部材10の内周面との間に止水部材を介在させてもよい。
なお、図の例では、本体部材10の内周面のうち、差し込み空間40を区画する部分の全体に、ねじ部10aが形成されているが、本体部材10の内周面のうち、差し込み空間40を区画する部分における一部のみにねじ部10aが形成されていてもよい。
なお、管状部材50のねじ部50aが平行雄ねじで構成されている場合でも、管状部材50を本体部材10に螺合する際に、管状部材50が径方向外側に向けた力を管装置1に作用させることとなる。
図の例では、補強部材20は、全周にわたって板厚が一定である環状に構成されており、例えばプレス加工や打ち抜き加工、絞り加工等により形成される。また、図の例では、補強部材20は、例えばインサート成形により、本体部材10の外周面に固定されている。また、図の例では、補強部材20の軸線方向両側の端面は、それよりも軸線方向外側に1つずつ配置された、本体部材10のフランジ部10bと当接されている。補強部材20の軸線方向両外側に本体部材10のフランジ部10bを設けることにより、補強部材20の、本体部材10からの抜けを、防止できる。ただし、軸線方向両側の一対のフランジ部10bのうちいずれか一方又は両方を設けなくてもよい。
補強部材20の内周面は、本体部材10の外周面に隙間無く当接していることが好ましい。
また、本例ではテーパ雌ねじで構成された、本体部材10のねじ部10aを、例えば射出成形等により本体部材10の成形時に形成できるので、ねじ部10aの形成工程を別途設ける必要が無く、管装置1の製造コストや製造時間を低減することができる。
なお、平行雌ねじ又はテーパ雌ねじで構成された本体部材10のねじ部10aの呼び径(ねじの呼び)に対応する呼び径(ねじの呼び)を有する、テーパ雄ねじで構成された管状部材50のねじ部50aの、管端からの基準の長さが、本体部材10の軸線方向の開口端側の端から補強部材20の軸線方向の開口端とは反対側の端までの軸線方向距離X1(図2)と、等しいこと、あるいは、該距離X1よりも短いことが、好ましい。ここで、「基準の長さ」及び「ねじの呼び」は、JISB0203に規定されている。このように構成することにより、管状部材50を本体部材10の内周面に基準の長さだけねじ込んだ際に、管状部材50に対応する外周側に、補強部材20の少なくとも一部が位置することとなるので、補強部材20による本体部材10の拡径抑制作用を確実に発揮させることができる。
例えば、本体部材10の内周面のねじ部10aは、平行雌ねじで構成されてもよい。その場合、管状部材50の外周面のねじ部50aが上述したようなテーパ雄ねじで構成される場合に、管状部材50を本体部材10に螺合する際に、管状部材50からの径方向外側に向けた力が管装置1に作用することとなる。そして、その場合でも、補強部材20によって、本体部材10の拡径抑制作用が効果的に発揮される。また、この場合、平行雌ねじで構成された、本体部材10のねじ部10aを、例えば射出成形等により本体部材10の成形時に形成できるので、ねじ部10aの形成工程を別途設ける必要が無く、管装置1の製造コストや製造時間を低減することができる。
なお、逆に、本体部材10の内周面のうち、差し込み空間40を区画する部分の一部に、凸部を形成してもよい。その場合、外周面に、本体部材10の内周面の凸部に係合可能な凹部が設けられた管状部材50を、本体部材10の内周面に差し込む際に、本体部材10の凸部と管状部材50の凹部とが係合するまでの間、管状部材50から径方向外側に向けた力が管装置1に作用することとなる。
本発明の管継手は、例えば冷水、温水、油、空気等の任意の流体のための配管に利用できる。
Claims (4)
- 管状に構成され、内周面により管状部材が差し込まれるための差し込み空間を区画する、樹脂製の本体部材と、
前記本体部材の内周面における前記差し込み空間を区画する部分の、軸線方向の少なくとも一部に対応する外周側で、前記本体部材に設けられた、補強部材と、
を備えたことを特徴とする、管装置。 - 前記本体部材の内周面のうち、前記差し込み空間を区画する部分には、ねじ部が形成されている、請求項1に記載の管装置。
- 前記ねじ部は、テーパねじで構成されている、請求項2に記載の管装置。
- 2つ以上の配管接続口を備え、
前記配管接続口のうち少なくとも1つが、請求項1〜3のいずれか一項に記載の管装置で構成されていることを特徴とする、管継手。
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---|---|---|---|
JP2014238353A JP2016098964A (ja) | 2014-11-26 | 2014-11-26 | 管装置、及び、管装置を備えた管継手 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018221184A1 (ja) * | 2017-06-02 | 2018-12-06 | 株式会社ブリヂストン | 射出成形金型、樹脂部材、及び、樹脂製品の製造方法 |
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-
2014
- 2014-11-26 JP JP2014238353A patent/JP2016098964A/ja active Pending
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