JP2016098605A - 太陽光モジュール固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽光モジュールの取り付けが容易で経済性に優れた太陽光モジュール固定装置を提供すること。
【解決手段】太陽光モジュール100の裏面120と接し太陽光モジュール100の並び方向に沿って延びる一対の支持板部210を備え、一対の支持板部210の間に開口部230を有するラック部材200と、開口部230に配置され、太陽光モジュール100の表面110に係合する押圧部15を備え、太陽光モジュール100を押圧部15と支持板部210との間で挟み込む押さえ具10と、支持板部210の裏面側に配置され、支持板部210の裏面に圧接する圧接部24を備え、押さえ具10をラック部材200に固定するための固定具20と、押さえ具10と固定具20を締結し、押圧部15と圧接部24との間で支持板部210と太陽光モジュール100を締め付けるためのネジ30と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、太陽光モジュールを固定する太陽光モジュール固定装置に関する。
従来、例えば、太陽光モジュールを屋根に設置する場合、始めに、架台となるラック部材を屋根の棟から軒へ沿わせて固定する。次に、固定されたラック部材の上に複数枚の太陽光モジュールを並べて固定する。このとき、隣接する太陽光モジュールの間に押さえ具を挿入してラック部材に固定する。この押さえ具によって、太陽光モジュールがラック部材に固定される。
特開2011−196029号公報
従来、押さえ具は、ラック部材の底部に設けたネジ孔の位置でラック部材に取付けられる。(例えば、特許文献1参照)。現在、種々のサイズの太陽光モジュールが流通しているため、施工現場、又は、工場において、太陽光モジュールのサイズに合わせてラック部材に孔あけ加工を施す必要がある。この場合、孔あけ位置を誤るとラック部材全体が使用できなくなる虞がある。また、工場で一括して孔あけ加工をする場合には、種々の太陽光モジュールのサイズに合わせて孔あけ加工がされたラック部材を在庫として保管する必要がある。
そこで、太陽光モジュールの取り付けが容易で経済性に優れた太陽光モジュール固定装置の開発が望まれている。
一実施形態に係る太陽光モジュール固定装置は、連続して配置される複数の太陽光モジュールを所定の位置に固定する太陽光モジュール固定装置であって、前記太陽光モジュールの裏面と接し前記太陽光モジュールの並び方向に沿って延びる一対の支持板部を備え、前記一対の支持板部の間に開口部が形成された棒状のラック部材と、前記開口部に配置され、前記太陽光モジュールの表面に係合する押圧部を備え、前記太陽光モジュールを前記押圧部と前記支持板部との間で挟み込む押さえ具と、前記支持板部の裏面側に配置され、前記支持板部の裏面に圧接する圧接部を備え、前記押さえ具を前記ラック部材に固定するための固定具と、前記押さえ具と前記固定具を締結し、前記押圧部と前記圧接部との間で前記支持板部と前記太陽光モジュールを締め付けるためのネジと、を備える。
本発明の実施形態によれば、太陽光モジュールの取り付けが容易で経済性に優れた太陽光モジュール固定装置を提供することができる。
図1は、太陽光モジュールを屋根に固定するための第1の実施形態に係る太陽光モジュール固定装置を示した分解斜視図である。 図2は、図1の太陽光モジュール固定装置をF2−F2で切断した断面図である。 図3は、図1の太陽光モジュール固定装置をF3−F3で切断した断面図である。 図4は、図1に示す太陽光モジュール固定装置の固定ユニット2を示す分解斜視図である。 図5は、図1の太陽光モジュール固定装置の使用例を示す断面図である。 図6は、図1の太陽光モジュール固定装置の別の使用例を示す断面図である。 図7は、太陽光モジュールを屋根に固定するための第2の実施形態に係る太陽光モジュール固定装置の押さえ具を第1の姿勢で用いた様子を示す断面図である。 図8は、図7に示す太陽光モジュール固定装置の押さえ具を第2の姿勢で用いた様子を示す断面図である。 図9は、太陽光モジュールを屋根に固定するための第3の実施形態に係る太陽光モジュール固定装置を示す断面図である。 図10は、太陽光モジュールを屋根に固定するための第4の実施形態に係る太陽光モジュール固定装置を示した断面図である。 図11は、図10の太陽光モジュール固定装置をF10−F10で切断した断面図である。 図12は、図10の太陽光モジュール固定装置の使用方法を説明するための説明図である。 図13は、図11のラック部材に取付けられるアース部材を示した斜視図である。 図14は、図11のラック部材に取付けられるアース部材の別の例を示した斜視図である。 図15は、太陽光モジュールを屋根に固定するための第5の実施形態に係る太陽光モジュール固定装置を示した斜視図である。 図16は、図15の太陽光モジュール固定装置をF16−F16で切断した断面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る太陽光モジュール固定装置1(以下、固定装置1という。)について説明する。なお、以下の説明では、ラック部材200に最初に固定する太陽光モジュールを第1太陽光モジュール100Aと称し、次にラック部材200に配置される太陽光モジュールを第2太陽光モジュール100Bと称する。あるいは、これら2枚の第1太陽光モジュール100A、第2太陽光モジュール100Bを総称して太陽光モジュール100とする場合もある。
図1は、太陽光モジュール100を建物の屋根(図示せず)に固定するための第1の実施形態に係る固定装置1を示した分解斜視図である。図2は、第1太陽光モジュール100A及び第2太陽光モジュール100Bを取り付けた状態の固定装置1を図1のF2−F2で切断した断面図である。図3は、第1太陽光モジュール100A及び第2太陽光モジュール100Bを取り付けた状態の固定装置1を図1のF3−F3で切断した断面図である。図4は、固定装置1の構成要素である固定ユニット2の分解斜視図である。
太陽光モジュール100は、矩形枠状のフレーム130と、このフレーム130に支持される太陽電池セル150とを備えている。図1及び図2に示すように、太陽光モジュール100は、平板状の外観を有している。フレーム130は、太陽電池セル150の周縁部と表裏面の一部を覆う断面略U字形に形成され、フレーム130の内側で太陽電池セル150の裏面側には空間Sが設けられている。また、フレーム130には、メッキ加工が施されている。ここでは、複数の太陽光モジュール100を傾斜した屋根(図示せず)に沿って設置する場合を例として説明する。
固定装置1は、ラック部材200と、固定ユニット2と、固定金具400と、化粧板300とを有している。
ラック部材200は、図1、図2及び図3に示すように、太陽光モジュール100が配置される屋根の棟から軒に沿わせて固定される金属性の棒状部材である。ラック部材200は、太陽光モジュール100のフレーム130の裏面120と接し、太陽光モジュール100の並び方向に沿って延びる一対の支持板部210を有している。ラック部材200は、一対の支持板部210の間に開口部230を備えている。ラック部材200は、支持板部210を開口部230と反対側でつなげた形状の中空棒状である。具体的には、ラック部材200は、帯状の一対の支持板部210と、支持板部210と離間して略平行に設けられる底部270を備える。また、ラック部材200は、底部270の互いに対向する2辺から略垂直に延び一対の支持板部210とそれぞれ繋がる第1側壁290及び第2側壁291を有している。ラック部材200の材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄等の金属材料又は樹脂材料を用いることができる。
固定ユニット2は、図1及び図2に示すように、例えば、第1太陽光モジュール100A及び第2太陽光モジュール100Bの間に配置され、ラック部材200に太陽光モジュール100A及び100Bを固定する。図4に示すように、固定ユニット2は、押さえ具10と固定具20とネジ30とを備えている。
押さえ具10は、支持部13と延出部11と押圧部15とを一体に有する。支持部13は、ネジ孔17を備え、押さえ具10を固定具20のベース部26にネジ30により着脱自在に取り付ける板状の部分である。延出部11は、支持部13の一端から略垂直方向に折り曲げられた板状の部分である。押圧部15は、延出部11の支持部13と反対側の先端に設けられ支持部13と略平行に延出し、太陽光モジュール100のフレーム130の表面110に係合する板状の部分である。なお、本実施形態において、押さえ具10は、例えば、押し出し成形により一体に形成されている。
固定具20は、例えば、図3及び図4に示すように、矩形の一枚の金属板を加工して形成される。固定具20は、ベース部26と、一対の圧接部24と、一対の第1壁部25と、一対の第2壁部27と、を有する。ベース部26は、押さえ具10の支持部13を固定するためのネジ孔28を備えるとともに、アース部22を有する。圧接部24は、ラック部材200の一対の支持板部210の裏面に接触する帯状の部分であり、ベース部26と平行に設けられる。第1壁部25は、ベース部26の互いに対向する2辺から略垂直に延び、圧接部24に繋がる壁部である。第2壁部27は、第1壁部25と反対側で圧接部24と繋がり、第1壁部25と平行に対向する壁部である。また、固定具20は、太陽光モジュール100との間にネジ30を収容するため、圧接部24とベース部26との間に段差(凹部)を設けている。この凹部の深さは、ネジ30を締めた状態でネジ30の頭部が太陽光モジュール100に接触せず、アース部22の先端が圧接部24よりわずかに突出する深さに設計されている。
アース部22は、ベース部26の一部を切り起こすことで形成され、押圧部15に対して太陽光モジュール100の厚み方向に重なる位置に設けられている。また、アース部22は、その突出方向の先端に3つの突起23を備えている。突起23は、太陽光モジュール100のフレーム130に当接してフレーム130に施されているメッキ加工による薄膜層を貫通し、フレーム130の金属部分と接触する。これにより、太陽光モジュール100をアースする。
ネジ30は、押さえ具10と固定具20を締結し、押さえ具10の押圧部15と固定具20の圧接部24との間でラック部材200の支持板部210と太陽光モジュール100を挟み込んで締め付けて固定する。なお、押さえ具10の支持部13とネジ30の間には、ワッシャ31及び33が設けられ、ネジ30が緩むことを防止する。
図1及び図2に示すように、固定金具400は、ラック部材200の軒側の先端部に設けられ、第1太陽光モジュール100Aの軒側の端縁を固定する。また、化粧板300は、固定金具400のさらに軒側に配置され、ラック部材200に対して屋根に沿って略直交する方向に延設される。
次に、第1の実施形態に係る太陽光モジュール固定装置1を用いた、第1太陽光モジュール100Aの設置工程について説明する。
まず、図1に示すように、太陽光モジュール100を載置するためのラック部材200を屋根に固定する。そして、図2に示すように、ラック部材200の軒側の先端部に固定金具400を取り付ける。ここで、固定金具400を取り付けるときに化粧板300を固定金具400の軒側にはめ込み固定する。化粧板300を固定金具400の軒側に設けることにより、固定金具400が直接視認されることを防ぎ美観を保持する。固定金具400は、ラック部材200の底部270にネジ420を用いて固定される。
次に、第1太陽光モジュール100Aをラック部材200上に載置する。本実施形態において、第1太陽光モジュール100A及び第2太陽光モジュール100Bは、2本の略平行に配置されたラック部材200の間に架け渡されるように配置される。第1太陽光モジュール100Aは、固定金具400の押圧部410とラック部材200の支持板部210との間に軒側のフレーム130を挟み込むことで支持される。
第1太陽光モジュール100Aの軒側の端縁がラック部材200に保持された後、第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁を固定するため、固定ユニット2をラック部材200に取り付ける。固定ユニット2は、第1太陽光モジュール100Aを間に挟んで、ラック部材200に沿って固定金具400と反対側で、ラック部材200の開口部230の所定の位置にセットされる。なお、固定ユニット2は、ラック部材200へ取り付ける前に、押さえ具10と固定具20をネジ30で仮留めしておくと後の作業を効率的にすることができる。以下、固定ユニット2は、取り付けの際、予め仮留めされているものとして説明する。
固定ユニット2をラック部材200に取り付ける際には、固定具20をラック部材200の開口部230内へ挿入する。図3に示すように、固定具20は、開口部230を介してラック部材200の内部に挿入された後、圧接部24が支持板部210に対して平行に当接する向きに配置される。そして、ラック部材200の内側へ固定具20が挿入された仮組み状態の固定ユニット2は、第1太陽光モジュール100Aに向けてラック部材200に沿ってスライドされ、第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁にはめ込まれる。この状態で、第1太陽光モジュール100Aのフレーム130の側面と押さえ具10の延出部11が接触し、第1押圧部12が第1太陽光モジュール100Aのフレーム130の表面110に係合する。
押さえ具10の位置が決定したらネジ30を締め付ける。ネジ30を締めることにより、固定具20の圧接部24がラック部材200の支持板部210の方向へ引き上げられ支持板部210の裏側に圧接される。同時に、押さえ具10の第1押圧部12がフレーム130の表面110から支持板部210へ向かって第1太陽光モジュール100Aを押圧する。これにより、第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁が、第1押圧部12及び支持板部210に挟み込まれて固定される。
このとき、固定具20のアース部22は、第1太陽光モジュール100Aのフレーム130に向けて押圧され、突起23がフレーム130の薄膜を破ってフレーム130の裏面120と電気的に導通される。なお、本実施形態において、突起23は、3つ形成されているが、この中の一つでも導通が得られればよい。上述の工程により、図2に示すように、第1太陽光モジュール100Aがラック部材200に固定される。
続いて、第2太陽光モジュール100Bの設置工程について説明する。
まず、第1太陽光モジュール100Aの棟側を固定している固定ユニット2の第2押圧部14とラック部材200の支持板部210の間に第2太陽光モジュール100Bの軒側の端縁を挟み込むように配置する。
第2太陽光モジュール100Bがラック部材200の上に配置されると、第1太陽光モジュール100Aの棟側を固定している固定ユニット2との間に第2太陽光モジュール100Bを挟んで対向する位置に次の固定ユニット2をセットする。なお、第2太陽光モジュール100Bの棟側の端縁を固定する固定ユニット2の取り付け方法は、第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁を固定した固定ユニット2の取り付け方法と同様のため、その詳細な説明は省略する。また、3枚目以降の太陽光モジュール100においても、以降同様の方法を繰り返すことで屋根に取り付けられる。
次に、第1の実施形態に係る固定ユニット2の一使用例について図5及び図6を用いて説明する。太陽光モジュール100には、種々のサイズがあり、また、それぞれの厚みも異なっている。そこで、例えば、太陽光モジュール100の厚みがL1(図5参照)の場合にも、L2(図6参照)の場合にも対応できる工夫をしている。具体的には、支持部13とベース部26との間にスペーサ40を配置する。
スペーサ40は、ネジ30を避けて押さえ具10の支持部13と固定具20のベース部26との間に挟み込むことが可能な板材である。例えば、スペーサ40としては、ネジ30の位置にU字の切欠きを設けた板材、又は、ネジ30が貫通する位置にネジ孔を設けた板材を用いることができる。スペーサ40の材料としては、例えば、押さえ具10又は固定具20と同じ材料を用いることができる。
そして、固定ユニット2を太陽光モジュール100の棟側にセットしたときに、太陽光モジュール100の厚みが厚い場合には、例えば、図6に示すように厚さL2を確保するために必要な枚数のスペーサ40を支持部13とベース部26との間に挟み込む。これにより、押さえ具10の押圧部15から支持板部210までの距離を太陽光モジュール100の厚みに合わせて調整できる。
(第1の実施形態の効果)
このように構成された固定装置1によれば、ラック部材200の底部270に固定ユニット2を固定するための孔を設ける必要がない。また、固定ユニット2は、ラック部材の長手方向の任意の位置に固定することが可能である。このため、固定ユニット2は、太陽光モジュール100のサイズが異なる場合であっても、ラック部材200の開口部230に沿って任意の位置にスライドさせることができる。このため、固定ユニット2は、あらゆるサイズの太陽光モジュール100をラック部材200に固定することが可能である。また、固定ユニット2は、底部270側ではなく、支持板部210側に取り付けられるため、ラック部材200の底部270近くには所定の空間が設けられる。このため、ラック部材200の内部にゴミ等が溜った場合にも、雨によりゴミ等は洗いながされる。よって、ネジ30や固定具20の腐食が防止される。
また、固定ユニット2の固定具20には、アース部22が一体に設けられているため、ラック部材200に沿って別途アース部材を取り付ける必要が無い。また、アース部22は、鋭利に尖った少なくとも1つの突起23を有している。突起23は、押さえ具10の押圧部15と太陽光モジュール100の厚み方向に重なる位置に設けられている。突起23は、ネジ30が締められることによりフレーム130の裏面120のメッキを貫通可能である。このため、予めアース部22を接地する位置のフレーム130の裏面120のメッキを剥離してフレーム本体の金属面を露出させる必要が無く作業性に優れている。
また、押さえ具10の第2押圧部14の接触面18から支持板部210の表面までの距離が、第1押圧部12の接触面16から支持板部210の表面までの距離よりも若干大きく設計されている。このため、第1太陽光モジュール100Aを固定後に第2太陽光モジュール100Bを第2押圧部14の接触面18と支持板部210の間にはめ込むときに、第2太陽光モジュール100Bを斜め上から嵌め込むことが可能であるため、作業性が良い。
また、押さえ具10の支持部13は、後から配置される第2太陽光モジュール100B側に延出されている。つまり、支持部13は、第2押圧部14側に設けられている。このため、第1太陽光モジュール100Aを固定するときに、支持部13が第1太陽光モジュール100Aにより覆われることがなく第1太陽光モジュール100Aの取り付け作業を可能にする。また、常に作業者は、固定作業を実施している太陽光モジュール100よりも棟側でネジ30の締結作業を行うことができるため、ネジ30の締め付け作業中に太陽光モジュール100の太陽電池セル150に乗る必要がない。
また、固定具20は、太陽光モジュール100との間にネジ30を収容するため、圧接部24とベース部26との間に段差(凹部)を有する。このため、ネジ30が開口部230から太陽光モジュール100側に突出し、太陽光モジュール100を傷付けることがない。
また、このように構成された固定装置1の一使用例(図5及び図6)によれば、太陽光モジュール100の厚みが異なる場合であっても押さえ具10と固定具20との間にスペーサ40を挟むことにより自在に押さえ具10の押圧部15から支持板部210までの距離を太陽光モジュール100の厚みに合わせて調整できる。このため、太陽光モジュールの厚みに応じてサイズの異なる数種の押さえ具10を用意しておく必要がないため、在庫管理が容易で経済的である。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態の太陽光モジュール固定装置1A(以下、固定装置1Aという。)について図7及び図8を用いて説明する。なお、本実施形態において、上述の第1の実施形態の固定装置1と同等の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1の実施形態の固定装置1と図7及び図8に示した固定装置1Aは、固定ユニット2Aの押さえ具10Aの構造が異なる。簡単に説明すると、固定装置1Aの押さえ具10Aは、固定具20との取り付け方を変えることにより2種類の厚みの太陽光モジュール100に対応できる構造を有している。
具体的には、押さえ具10Aは、延出部11A(第1部分)と、支持部13A(第2部分)と、押圧部15Aと、別の押圧部15Bと、を一体に有する。延出部11Aは、押圧部15Aを一端に備える。支持部13Aは、延出部11Aの押圧部15Aから離間した他端に設けた折り曲げ部61を介して延出部11Aと直交する方向に延びる。押圧部15Bは、支持部13Aの折り曲げ部61から離間した延出端に設けられる。
第1のネジ孔17aは、支持部13Aに設けられる。第1のネジ孔17aは、延出部11Aに設けた押圧部15Aを太陽光モジュール100のフレーム130の表面110に係合させる第1の姿勢に押さえ具10Aを配置した状態でネジ30を挿通する。
第2のネジ孔17bは、延出部11Aに設けられる。第2のネジ孔17bは、支持部13Aに設けた押圧部15Bを太陽光モジュール100のフレーム130の表面110に係合させる第2の姿勢に押さえ具10Aを配置した状態でネジ30を挿通する。
また、押圧部15Aが太陽光モジュール100Aのフレーム130の表面110を押圧する接触面16と折り曲げ部61との間の延出部11Aの長さは、押圧部15Bが太陽光モジュール100Aのフレーム130の表面110を押圧する接触面16と折り曲げ部61との間の支持部13Aの長さと異なる。
本実施形態においては、図7及び図8に示すように、延出部11Aの折り曲げ部61から押圧部15Aの接触面16までの距離は、支持部13Aの折り曲げ部61から押圧部15Bの接触面16までの距離よりも短い。例えば、図7に示すように、厚みが小さい太陽光モジュール100を固定する場合には、押さえ具10Aを第1の姿勢にして太陽光モジュール100を固定する。また、厚みが大きい太陽光モジュール100を固定する場合には、図8に示すように、押さえ具10Aを第2の姿勢にして太陽光モジュール100を固定する。
次に、本実施形態の固定装置1Aを用いた太陽光モジュール100の固定方法について説明する。
本実施形態の押さえ具10Aは、固定具20と固定する部分を変えることにより、2種類の太陽光モジュール100の厚みに対応することができる。図7は、押さえ具10Aを第1の姿勢に配置した様子を示し、図8は、押さえ具10Aを第2の姿勢に配置した様子を示す。
第1太陽光モジュール100Aの厚みがL1の場合には押さえ具10Aを第1の姿勢に配置する。図7に示すように、押さえ具10Aは、第1太陽光モジュール100Aを支持板部210との間で押圧部15Aを用いて固定する。この場合、押さえ具10Aは、支持部13Aに設けられたネジ孔17aに挿通されたネジ30を用いて固定具20と固定される。なお、固定された支持部13Aの先端部に設けられた押圧部15Bの第2押圧部14は、フレーム130のラック部材200と接触する面よりもさらに棟側に位置する。このため、押圧部15Bの第2押圧部14が空間S側へ突出した場合においてもフレーム130と当接することがない。
一方、第1太陽光モジュール100Aの厚みがL2の場合には押さえ具10Aを第2の姿勢に配置する。図8に示すように、押さえ具10Aは、第1太陽光モジュール100Aを支持板部210との間で押圧部15Bを用いて固定する。この場合、押さえ具10Aは、延出部11Aに設けられたネジ孔17bに挿通されたネジ30を用いて固定具20と固定される。なお、固定された延出部11Aの先端部に設けられた押圧部15Aの第2押圧部14は、フレーム130のラック部材200と接触する面よりもさらに棟側に位置する。このため、押圧部15Aの第2押圧部14が空間S側へ突出した場合においてもフレーム130と当接することがない。
(第2の実施形態の効果)
このように構成された固定装置1Aによれば、第1の実施形態の固定装置1の効果に加えて、さらに、固定ユニット2Aの押さえ具10Aの取り付け方向を変えることにより、2種類の厚さの太陽光モジュール100を固定することができる。このため、第1の実施形態の固定ユニット2のようにスペーサ40を挟んで厚みを調整する必要がなく作業が容易である。また、2種類の太陽光モジュールの厚みに対応可能であるため、押さえ具の在庫管理が容易で経済的である。
(第3の実施形態)
続いて、第3の実施形態の太陽光モジュール固定装置1B(以下、固定装置1Bという。)について図9を用いて説明する。なお、本実施形態において、上述の第1の実施形態の固定装置1と同等の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1の実施形態の固定装置1と図9に示した固定装置1Bとの構成上の相違点は、ラック部材200Aの断面形状と固定具20Aの断面形状である。固定装置1Aは、ラック部材200Aと固定ユニット2Aとを含む。
ラック部材200Aは、第1の実施形態のラック部材200と同じように、太陽光モジュール100が配置される屋根の棟から軒に沿わせて固定される金属性の中空の棒状部材である。ラック部材200Aは、太陽光モジュール100のフレーム130の裏面120と接し、太陽光モジュール100の並び方向に沿って延びる一対の支持板部210を有している。ラック部材200Aは、一対の支持板部210の間に開口部230を備えている。ラック部材200Aは、支持板部210を開口部230と反対側でつなげた形状の中空棒状である。
具体的には、ラック部材200Aは、帯状の一対の支持板部210と、支持板部210と離間して略平行に設けられる底部270を備える。また、ラック部材200Aは、底部270の互いに対向する2辺から略垂直に延び一対の支持板部210とそれぞれ繋がる第1側壁290及び第2側壁291を有している。また、第1側壁290及び第2側壁291の内側には、2対の帯状の第1鍔部240及び第2鍔部250が一体に設けられている。
第1鍔部240は、支持板部210と第2鍔部250の間に設けられ、支持板部210と所定の間隔を空けて平行に配置される。第2鍔部250は、第1鍔部240と底部270との間に設けられ、支持板部210と平行に配置されるとともに、第1鍔部240と所定の間隔を空けて配置される。第2鍔部250は、第1鍔部240よりも突出長さ長い。
ラック部材200Aの材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄等の金属材料又は樹脂材料を用いることができる。なお、本実施形態において、ラック部材200Aは押し出し成形により形成される。また、本実施形態においては、第2鍔部250の突出長を第1鍔部240よりも長く配置しているが、第1鍔部240と第2鍔部250の突出長は、これに限定されない。つまり、第2鍔部250は、以下に説明する固定具20Aの底部270への落下を防止できる程度に突出していればよい。
固定ユニット2Bは、第1の実施形態の固定ユニット2と同様に、例えば、第1太陽光モジュール100A及び第2太陽光モジュール100Bの間に配置され、ラック部材200Aに第1太陽光モジュール100A及び第2太陽光モジュール100Bを固定する。図9に示すように、固定ユニット2Bは、押さえ具10と固定具20Aとネジ30とを備えている。
押さえ具10及びネジ30は、第1の実施形態と同じものを用いているため、その詳細な説明は省略する。
固定具20Aは、例えば、矩形の一枚の金属板を加工して形成される。固定具20Aは、第1鍔部240と第2鍔部250との間に挿入される。固定具20Aは、ベース部26Aと一対の圧接部24Aとを有する。ベース部26Aは、押さえ具10の支持部13を固定するためのネジ孔28を備える。圧接部24は、ラック部材200Aの一対の第1鍔部240の裏面と接触する。圧接部24Aは、固定具20Aの対向する2辺の端縁に沿って第1鍔部240の延出幅に合わせて表面を所定量削った帯状の段部である。
固定具20Aは、断面凸形状の凸部にベース部26Aが設けられているのに対して、固定具20は、断面凹形状の凹部にベース部26が設けられている点が異なっている。また、本実施形態における固定具20Aのベース部26Aは、圧接部24Aよりも第1鍔部240の厚みだけ厚く設計され、固定具20Aの固定時にベース部26Aの表面と第1鍔部240の支持板部210側の表面が略面一になる。
次に、第3の実施形態に係る固定装置1Bを用いた、第1太陽光モジュール100A及び100Bの設置工程について説明する。
第1太陽光モジュール100Aのフレーム130を固定金具400の押圧部410と支持板部210との間に挟み込む。これにより、第1太陽光モジュール100Aがラック部材200Aに配置される。その後、第1太陽光モジュール100Aを固定するため、固定ユニット2Bを設置する。
固定ユニット2Bは、例えば、ラック部材200Aの棟側の端部から挿入される。具体的には、固定ユニット2Bの固定具20Aは、第1鍔部240と第2鍔部250との間の空間に挿入される。なお、このとき、押さえ具10と固定具20Aは、仮留めされているものとする。
次に、第1太陽光モジュール100Aのフレーム130に押さえ具10の延出部11が当接する位置まで、固定具20Aを移動させる。そして、押圧部15の第1押圧部12を第1太陽光モジュール100Aの表面110に係合させてネジ30を締める。これにより第1太陽光モジュール100Aがラック部材200Aに固定される。
第1の実施形態の固定ユニット2の取り付け機構と固定ユニット2Bの相違点は、固定具20Aを支持板部210の裏側当接させるのではなく、第1鍔部240の裏面側に固定具20Aを当接させる点である。このため、固定具20Aは、支持板部210から、さらに底部270側に固定されることになる。よって、固定具20Aにネジ30を収容する凹部を設けなくても、支持板部210と第1鍔部240との間の空間をネジ30の収容スペースとして利用することができる。また、固定具20Aのラック部材200Aの底部270への落下を防ぐ第2鍔部250が設けられている点も異なっている。なお、本実施形態では、ラック部材200Aの棟側の端部から第1鍔部240と第2鍔部250の間に固定具20Aを挿入することを想定しているが、支持板部210に沿って設けられている第1鍔部240の途中にいくつかの切欠き部を設ければ、この切欠き部から固定ユニット2Bを挿入することも可能である。
(第3の実施形態の効果)
このように構成された第3の実施形態に係る固定装置1Bによれば、ラック部材200Aの底部270に固定ユニット2Bを固定するための孔を設ける必要がない。また、固定ユニット2Bは、ラック部材200Aの長手方向に沿った任意の位置に固定具20Aを取り付けることが可能である。このため、固定ユニット2Bは、あらゆるサイズの太陽光モジュール100をラック部材200Aに固定することが可能である。
また、固定ユニット2Bは、底部270側ではなく、第1鍔部240側に取り付けられるため、ラック部材200Aの底部270近くには所定の空間が設けられる。このため、ラック部材200Aの内部にゴミ等が溜った場合にも、雨によりゴミ等は洗いながされる。よって、ネジ30や固定具20の腐食が防止される。
また、ラック部材200Aは、第2鍔部250を備えている。このため、仮留めしたネジ30が外れても、底部270に固定具20Aが落下することがない。つまり、施工時において、押さえ具10と固定具20Aの仮留めが外れた場合においても、細い開口部230に手を入れて落下した固定具20Aを拾う必要が無く作業性に優れている。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る太陽光モジュール固定装置1C(以下、固定装置1Cという。)について説明する。図10は、固定装置1Cをラック部材200Bに沿って切断した断面図である。図11は、固定装置1Cを図10のF10−F10で切断した断面図である。図12は、固定装置1Cの押さえ具10Bの使用方法を示すための説明図である。図13は、図11のラック部材200Bに取付けられるアース部材50の斜視図である。図14は、ラック部材200Bに取付けられる図10の変形例であるアース部材50Aの斜視図である。なお、第4の実施形態において、上述の第1の実施形態の固定装置1と同じ部材については、同一の符号を付している。
固定装置1Cは、ラック部材200Bと、固定ユニット2Cと、アース部材50と、固定金具400と、化粧板300とを有している。
ラック部材200Bは、太陽光モジュール100が配置される屋根の棟から軒に沿わせて固定される金属性の中空の棒状部材である。ラック部材200Bは、太陽光モジュール100のフレーム130の裏面120と接し太陽光モジュール100の並び方向に沿って延びる一対の支持板部210を有している。ラック部材200Bは、一対の支持板部210の間に開口部230を備えている。ラック部材200Bは、支持板部210を開口部230と反対側でつなげた形状の中空棒状である。ラック部材200Bの材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄等の金属材料又は樹脂材料を用いることができる。
ラック部材200Bは、図10及び図11に示すように、支持板部210と、底部270と、第1側壁290と、第2側壁291と、開口部230と、を備えた断面が略U字形状の棒状部材である。支持板部210は、フレーム130の裏面120と接し太陽光モジュール100の並び方向に沿って延びる一対の帯状の鍔部である。底部270は、支持板部210と離間して略平行に設けられる板状の部分である。第1側壁290及び第2側壁291は、底部270の互いに対向する2辺から略垂直に延び一対の支持板部210とそれぞれ繋がる壁状の部分である。第1側壁290は、その長手方向に所定の間隔を設けて第1側壁290の長手方向に延びる略長円形状の複数の連結孔280を有している。また、第2側壁291は、第1側壁290の連結孔280と対向する位置に同様の複数の連結孔280を有している。
固定ユニット2Cは、例えば、図10に示すように、第1太陽光モジュール100Aと第2太陽光モジュール100Bの間に配置され、ラック部材200Bに第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁と太陽光モジュール100Bの軒側の端縁とを固定する。図10及び図11に示すように、固定ユニット2Cは、押さえ具10Bとネジ30Aを備えている。
押さえ具10Bは、支持部13Bと押圧部15と延出部11Bとを一体に備える。押圧部15は、第1太陽光モジュール100Aの棟側のフレーム130と太陽光モジュール100Bの軒側のフレーム130を表面110側から押さえる部分である。押圧部15は、ラック部材200Bの支持板部210と略平行に配置される。
延出部11Bは、押圧部15の太陽光モジュール100に対向する面から略垂直に延び、且つ、ラック部材200Bの長手方向と直交する面に沿って配置される板状の部分である。言い換えれば、延出部11Bは、第1太陽光モジュール100Aの棟側のフレーム130及び、太陽光モジュール100Bの軒側のフレーム130に挟まれ、太陽光モジュール100を位置決めする部分である。支持部13Bは、延出部11Bの押圧部15と反対側の端部に設けられる。
支持部13Bは、図10に示すように、互いに平行に延びた複数(本実施形態においては4つ)の貫通孔19a、19b、19c、19dを有する。複数の貫通孔19a、19b、19c、19dは、ラック部材200Bの幅方向、すなわち延出部11Bの面に沿って延設されている。以下、貫通孔19a、19b、19c、19dは、総称して貫通孔19とする場合もある。
本実施形態においては、貫通孔19aは、延出部11Bの端部近くに設けられる。貫通孔19bは、図10に示すように、貫通孔19aの図示左斜め下側に隣接して配置される。貫通孔19cは、貫通孔19aの図示下側に設けられる。貫通孔19dは、貫通孔19bの図示下側に設けられる。
言い換えれば、貫通孔19a及び19cは、図10に示すように、延出部11Bを底部270に向かって延長した仮想面に対して、太陽光モジュール100B側に配置される。貫通孔19d及び19dは、上記仮想面に対して第1太陽光モジュール100A側に配置される。
アース部材50は、例えば図11示すように、ラック部材200Bの第1側壁290の外側にネジ30Aにより固定される。アース部材50は、図13に示すように、略矩形の金属板を折り曲げて段部53を設けたものである。アース部材50は、段部53を挟んで壁部54及び固定部55を有する。壁部54は、段部53と反対側の端縁の先端に3つの突起51を備える。また、壁部54には孔57が設けられている。固定部55は、ラック部材200Bの第1側壁290側の連結孔280からラック部材200Bの内側に挿入される部分である。なお、アース部材50は、第2側壁291側に取り付けることもできる。
ネジ30Aは、ラック部材200Bの第2側壁291側の連結孔280から、支持部13Bの貫通孔19を介して、対向する位置にある第1側壁290側の連結孔280へ挿通される連結部材である。なお、支持部13Bの各貫通孔19の径は、ネジ30Aの断面径よりも若干大きい。押さえ具10Bは、開口部230からラック部材200Bの内側へ挿入され、ラック部材200Bの内側に取り付けられたときに、ネジ30Aを軸として回動自在である。
次に、上述した第4の実施形態に係る固定装置1Cを用いた第1太陽光モジュール100A及び第2太陽光モジュール100Bの設置工程について説明する。
まず、太陽光モジュール100を載置するためのラック部材200Bを屋根に固定する。そして、図10に示すように、ラック部材200Bの軒側の先端部に固定金具400を取り付ける。ここで、固定金具400を取り付けるときに化粧板300を固定金具400の軒側にはめ込み固定する。化粧板300を固定金具400の軒側に設けることにより、固定金具400が直接視認されることを防ぎ美観を保持する。固定金具400は、ラック部材200Bの底部270にネジ420を用いて固定される。
次に、第1太陽光モジュール100Aをラック部材200B上に載置する。本実施形態において、第1太陽光モジュール100A及び第2太陽光モジュール100Bは、2本の略平行に配置されたラック部材200Bの間に架け渡されるように配置される。第1太陽光モジュール100Aは、固定金具400の押圧部410と支持板部210との間に軒側のフレーム130を挟むことで支持される。
第1太陽光モジュール100Aの軒側の端縁がラック部材200Bによって保持された後、第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁を固定するため、固定ユニット2Cをラック部材200Bに取り付ける。固定ユニット2Cは、第1太陽光モジュール100Aを間に挟んで、ラック部材200Bに沿って固定金具400と反対側で、ラック部材200Bの開口部230の所定の位置にセットされる。
固定ユニット2Cをラック部材200Bに取り付ける際は、押さえ具10Bの第1押圧部12を第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁に掛ける。このときに、太陽光モジュール100の厚みに適合した支持部13Bの貫通孔19の一つがラック部材200Bの連結孔280に対向する。図10に示す例では、貫通孔19cが連結孔280に対向して配置されている。
そして、図11に示すように、アース部材50のネジ孔57と、ラック部材200Bの第1側壁290の連結孔280と第2側壁291の連結孔280と支持部13Bの貫通孔19cが一直線に並んだ状態で、ネジ30Aを通してナットで固定する。この状態で、アース部材50がラック部材200Bの外側に固定され、押さえ具10Bが回動自在にラック部材200Bの内側に取り付けられる。
ネジ30Aを用いて、ラック部材200Bに押さえ具10Bを取り付け後、ネジ30Aを軸として押さえ具10Bを第1太陽光モジュール100Aの方向へ回動させ、第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁と延出部11Bを当接させるとともに第1押圧部12を第1太陽光モジュール100Aのフレーム130の表面110に係合させる。これにより、第1太陽光モジュール100Aは、ラック部材200Bに固定される。
続いて、第2太陽光モジュール100Bの設置工程について説明する。
まず、第1太陽光モジュール100Aの棟側を固定している固定ユニット2Cの第2押圧部14とラック部材200Bの支持板部210の間に第2太陽光モジュール100Bの軒側の端縁を挟み込むように配置する。
第2太陽光モジュール100Bがラック部材200Bの上に配置されると、第1太陽光モジュール100Aの棟側を固定している固定ユニット2Cとの間に第2太陽光モジュール100Bを挟んで対向する位置、すなわち、第2太陽光モジュール100Bの棟側の端縁に対向する位置に次の固定ユニット2Cをセットする。なお、第2太陽光モジュール100Bの棟側の端縁を固定する固定ユニット2Cの取り付け方法は、第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁を固定した固定ユニット2Cの取り付け方法と同様のため、その詳細な説明は省略する。3枚目以降の太陽光モジュール100においても、以降同様の方法を繰り返すことによりラック部材200Bに取り付けられる。並べられた太陽光モジュール100の列の最後の固定ユニット2Cには、例えば、押さえ具10Bが棟側へ回動することを防止する係止具(図示せず)を設けて固定する。
次に、固定ユニット2Cの太陽光モジュール100の厚みに合わせた使用例を図12に示す。固定ユニット2Cの押さえ具10Bは、ネジ30Aを通す貫通孔19を変えることにより、太陽光モジュール100の厚みに合わせることができる。すなわち貫通孔19は、押圧部15と支持板部210の間の距離を調整することができる。例えば、太陽光モジュール100の厚みがL1である場合には、貫通孔19aにネジ30Aを通す。太陽光モジュール100の厚みがL2である場合には、貫通孔19bにネジ30Aを通す。太陽光モジュール100の厚みがL3である場合には、貫通孔19cにネジ30Aを通す。太陽光モジュール100の厚みがL4の場合には、貫通孔19dにネジ30Aを通す。以上のように、本実施形態によると太陽光モジュール100の厚みに合わせて、押圧部15と支持板部210の距離を4段階に調整することができる。
なお、貫通孔19の数や配置はこれに限られることなく、ラック部材200Bの底部270から支持板部210までの距離を考慮して適宜設計可能である。例えば、貫通孔19の数を増加することにより、より細かく固定位置を調整することも可能である。また、貫通孔19の配置は、本実施形態に限らず、例えば、貫通孔19は直線状に複数並べられていてもよい。
(第4の実施例の効果)
ラック部材200Bの連結孔280は、ラック部材200Bの長手方向に沿って細長い略長円形状を有しているため、太陽光モジュール100のサイズに合わせて連結孔280に沿ってネジ30Aをスライドさせ、押さえ具10Bの固定位置を調整することが可能である。また、固定装置1Cは、底部270ではなく、第1側壁290及び第2側壁291に固定する構造としている。このため、ラック部材200Bの内部にゴミ等が溜った場合にも、雨によりゴミ等は洗いながされる。よって、ネジ30Aや押さえ具10Bの腐食が防止される。
また、押さえ具10Bの第2押圧部14の接触面18から支持板部210の表面までの距離が、第1押圧部12の接触面16から支持板部210の表面までの距離よりも若干大きく設計されている。このため、第1太陽光モジュール100Aを固定した後、第2太陽光モジュール100Bの軒側の端縁を第2押圧部14の接触面18と支持板部210の間にはめ込むときに、第2太陽光モジュール100Bの軒側の端縁を容易に嵌め込むことが可能である。このため、太陽光モジュール100の施工時の作業性に優れている。
また、固定ユニット2Cは、支持部13Bに4つの貫通孔19a、19b、19c及び19dを有している。このため、使用される太陽光モジュール100の厚みに合わせて、貫通孔19a、19b、19c及び19dを選択することにより、4種の厚さの異なる太陽光モジュール100を固定することができる。このため、第1の実施形態のように、スペーサ40等の別部品を用いる必要がなく、太陽光モジュール100の厚みに合わせて施工現場で押さえ具10Bの固定位置の調整が可能である。
また、押さえ具10Bは、太陽光モジュール100をネジ30Aで直接圧接して固定していない。このため、押さえ具10Bを棟側に回動することにより太陽光モジュール100とラック部材200Bの固定を解除することができる。よって、太陽光モジュール100の設置及び撤去が容易である。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る太陽光モジュール固定装置1D(以下、固定装置1Dという。)について図15及び図16を用いて説明する。なお、本実施形態において、上述の第1の実施形態の固定装置1と同等の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第5の実施形態に係る固定装置1Dと第1の実施形態に係る固定装置1との主な相違点は、ラック部材600の構造である。固定装置1Dは、ラック部材600と、固定ユニット2とを備えている。
ラック部材600は、図15及び図16に示すように、太陽光モジュール100が配置される屋根の棟から軒に沿わせて固定される金属性の一対の棒材650A及び650B及び、複数の土台670を有する。棒材650A及び650Bは、太陽光モジュール100のフレーム130の裏面120と接し、太陽光モジュール100の並び方向に沿って延びる一対の支持面610と、支持面610に対向し、屋根側に配置される一対の圧接面611を有している。棒材650Aと650Bとの間には、隙間630が形成されている。棒材650A及び650Bは、矩形の中空棒状を有している。棒材650の材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄等の金属材料又は樹脂材料を用いることができる。なお、棒材650は、太陽光モジュール100を載置可能であれば、中空素材に限られない。
土台670は、図15に示すように、例えば、矩形棒状の部材であって、屋根に沿って棒材650と略直交するように、棒材650と屋根との間に設けられる。土台670の棒材650に対向する固定面671には、棒材650を所定の間隔で固定可能な矩形の切欠きが設けられている。土台670の材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄等の金属材料又は樹脂材料を用いることができる。固定ユニット2は、第1の実施形態に記載したものと同じものを用いた。このため、その構造の詳細な説明は省略する。
以下、例えば、第1太陽光モジュール100Aと第2太陽光モジュール100B(図示せず)の間において固定ユニット2を設置する場合について説明する。
固定ユニット2をラック部材600に取り付ける際には、固定具20を棒材650A及び650Bと屋根の間の空間へ配置する。図16に示すように、固定具20は、棒材650の圧接面611と対向する位置に配置される。固定具20は、棒材650の一対の圧接面611に対して一対の圧接部24が平行になる向きに調整される。この状態で、固定ユニット2の押さえ具10と固定具20とをネジ30で仮留めする。仮留めされた固定ユニット2は、第1太陽光モジュール100Aの棟側のフレーム130に向けて棒材650に沿ってスライドされる。固定ユニット2は、第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁にはめ込まれる。具体的には、第1太陽光モジュール100Aのフレーム130の側面と押さえ具10の延出部11が接触し、第1押圧部12が第1太陽光モジュール100Aのフレーム130の表面110に係合する。
固定ユニット2の押さえ具10の位置が決定したらネジ30を締め付ける。ネジ30を締めることにより、固定具20の圧接部24が棒材650の圧接面611の方向へ引き上げられ圧接面611に圧接される。同時に、押さえ具10の第1押圧部12がフレーム130の表面110から支持面610へ向かって第1太陽光モジュール100Aを押圧する。これにより、第1太陽光モジュール100Aの棟側の端縁が、第1押圧部12及び支持面610に挟み込まれて固定される。なお、2枚目以降の太陽光モジュール100についても同様の方法により固定される。
(第5の実施形態の効果)
第5の実施形態に係る固定装置1Dは、図16に示すように、第1の実施形態に記載された効果に加えて、土台670を用いていることから、土台670の厚みを変更することにより、太陽光モジュール100と屋根との距離を容易に調整することが可能である。また、ラック部材600は、ラック部材200と異なり第1側壁290や第2側壁291のような壁で囲まれていないため、棒材650と屋根の間の空間に棒材650A及び650Bの外側から容易にアクセスすることができ、作業性に優れている。
なお、本発明は第1の実施形態乃至第5の実施形態に限定されるものではない。
上述した第1乃至第5の実施形態では、固定ユニット2、2A及び2Bの押さえ具10を押し出し成形により形成したが、これに限らずプレス加工等により形成してもよい。また、第1乃至第5の実施形態における太陽光モジュール固定装置1、1A、1B、1C及び1Dは、金属を用いているが、屋外の設置に耐えられる強度、腐食性等を考慮すれば、樹脂や他の材料を用いることも可能である。
また、アース部22の突起23の数や大きさ等については、固定具の大きさや、太陽光モジュール100までの距離等により適宜設計可能である。
また、第3の実施形態において、アース部材50は、例えば図14に示すように、ラック部材200Aの外周を囲む金属性のU字形状のアース部材50Aとすることもできる。アース部材50Aは、一枚の金属板を曲げて形成される。アース部材50Aは、底部58と、一対の壁部59を有する。一対の壁部59は、底部58の対向する2辺から略垂直に同じ方向に曲げて形成される。一対の壁部59の先端には、複数の突起51が設けられている。壁部59は、孔57を有する。
また、第5の実施形態の棒材650は2本の棒材650A及び650Bを別々の部材としているが、例えば、矩形の枠状の部材を用いることも可能である。また、土台670の矩形の切欠きは、棒材650の固定位置のみに設けても良いが、例えば、所定の間隔で櫛状に連続した構成とすることも可能である。
この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施が可能であるのはもちろんである。
1…太陽光モジュール固定装置、1A…太陽光モジュール固定装置、1B…太陽光モジュール固定装置、1C…太陽光モジュール固定装置、1D…太陽光モジュール固定装置、2…固定ユニット、2A…固定ユニット、2B…固定ユニット、10…押さえ具、10A…押さえ具、10B…押さえ具、11…延出部、11A…延出部、11B…延出部、12…第1押圧部、13…支持部、13A…支持部、13B…支持部、14…第2押圧部、15…押圧部、15A…押圧部、15B…押圧部、16…接触面、17…ネジ孔、17a…ネジ孔、17b…ネジ孔、18…接触面、19…貫通孔、19a、19b、19c、19d…貫通孔、20…固定具、20A…固定具、22…アース部、23…突起、24…圧接部、25…第1壁部、26…ベース部、26A…ベース部、27…第2壁部、28…連結孔、30…ネジ、30A…ネジ、31…ワッシャ、33…ワッシャ、40…スペーサ、50…アース部材、50A…アース部材、51…突起、53…段部、54…壁部、55…固定部、57…孔、61…角部、100…太陽光モジュール、100A…第1太陽光モジュール、100B…第2太陽光モジュール、110…表面、120…裏面、130…フレーム、150…太陽電池セル、200…ラック部材、200A…ラック部材、200B…ラック部材、210…支持板部、230…開口部、240…第1鍔部、250…第2鍔部、270…底部、280…連結孔、290…第1側壁、291…第2側壁、300…化粧板、400…固定金具、410…押圧部、420…ネジ、600…ラック部材、610…支持面、611…圧接面、630…隙間、650…棒材、650A…棒材、650B…棒材、670…土台
一実施形態に係る太陽光モジュール固定装置は、連続して配置される複数の太陽光モジュールを所定の位置に固定する太陽光モジュール固定装置であって、前記太陽光モジュールの裏面と接し前記太陽光モジュールの並び方向に沿って延びる一対の支持板部を備え、前記一対の支持板部の間に開口部が形成された棒状のラック部材と、前記開口部に配置され、前記太陽光モジュールの表面に係合する押圧部を備え、前記太陽光モジュールを前記押圧部と前記支持板部との間で挟み込む押さえ具と、前記支持板部の裏面側に配置され、前記支持板部の裏面に圧接する圧接部を備え、前記押さえ具を前記ラック部材に固定するための固定具と、前記押さえ具と前記固定具を締結し、前記押圧部と前記圧接部との間で前記支持板部と前記太陽光モジュールを締め付けるためのネジと、を備え、前記固定具は、前記固定具の一部に一体に構成され、前記押さえ具と前記支持板部との間に挟み込まれる2つの前記太陽光モジュールの一方側であって、且つ、前記押さえ具の前記押圧部と前記太陽光モジュールの厚み方向に重なる位置に、前記押圧部へ向かって設けられた、前記太陽光モジュールを裏面側から接地するアース部を備える。
この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施が可能であるのはもちろんである。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]連続して配置される複数の太陽光モジュールを所定の位置に固定する太陽光モジュール固定装置であって、
前記太陽光モジュールの裏面と接し前記太陽光モジュールの並び方向に沿って延びる一対の支持板部を備え、前記一対の支持板部の間に開口部が形成された棒状のラック部材と、
前記開口部に配置され、前記太陽光モジュールの表面に係合する押圧部を備え、前記太陽光モジュールを前記押圧部と前記支持板部との間で挟み込む押さえ具と、
前記支持板部の裏面側に配置され、前記支持板部の裏面に圧接する圧接部を備え、前記押さえ具を前記ラック部材に固定するための固定具と、
前記押さえ具と前記固定具を締結し、前記押圧部と前記圧接部との間で前記支持板部と前記太陽光モジュールを締め付けるためのネジと、
を備えることを特徴とする太陽光モジュール固定装置。
[2]前記押さえ具は、前記押圧部を一端に備えた第1部分と、
この第1部分の前記押圧部から離間した他端に設けた折り曲げ部を介して前記第1部分と直交する方向に延びた第2部分と、
この第2部分の前記折り曲げ部から離間した延出端に設けた別の押圧部と、
前記第1部分に設けた前記押圧部を前記太陽光モジュールの前記表面に係合させる第1の姿勢に当該押さえ具を配置した状態で前記ネジを挿通するように前記第2部分に設けた第1のネジ孔と、
前記第2部分に設けた前記別の押圧部を前記太陽光モジュールの前記表面に係合させる第2の姿勢に当該押さえ具を配置した状態で前記ネジを挿通するように前記第1部分に設けた第2のネジ孔と、を有し、
前記押圧部が前記太陽光モジュールの前記表面を押圧する押圧面と前記折り曲げ部との間の前記第1部分の長さは、前記別の押圧部が前記太陽光モジュールの前記表面を押圧する押圧面と前記折り曲げ部との間の前記第2部分の長さと異なることを特徴とする[1]に記載の太陽光モジュール固定装置。
[3]前記ラック部材は、前記一対の支持板部を前記開口部と反対側でつなげた中空棒状に形成されていることを特徴とする請求項[1]に記載の太陽光モジュール固定装置。
[4]前記ラック部材は、前記固定具と前記押さえ具により圧接され、前記固定具の前記開口部の方向への移動を規制する突部を内壁に備えていることを特徴とする[3]に記載の太陽光モジュール固定装置。
[5]前記押圧部は、第1太陽光モジュールの表面と係合する第1押圧部と、前記第1太陽光モジュールを固定した後に前記第1太陽光モジュールに隣接して設置される第2太陽光モジュールの表面と係合する第2押圧部とを備え、
前記第2押圧部の前記第2太陽光モジュールの表面に係合する第2係合面と前記支持板部との距離は、前記第1押圧部の前記第1太陽光モジュールの表面に係合する第1係合面と前記支持板部との距離よりも大きく形成されていることを特徴とする[1]に記載の太陽光モジュール固定装置。
[6]前記固定具は、前記太陽光モジュールを裏面側から接地するアース部を備えていることを特徴とする[1]に記載の太陽光モジュール固定装置。
[7]前記アース部は、前記押さえ具の前記押圧部と前記太陽光モジュールの厚み方向に重なる位置に設けられていることを特徴とする[6]に記載の太陽光モジュール固定装置。
[8]前記固定具は、前記太陽光モジュールとの間に前記ネジを収容するための凹部が設けられていることを特徴とする[1]に記載の太陽光モジュール固定装置。
[9]連続して配置される複数の太陽光モジュールを所定の位置に固定する太陽光モジュール固定装置であって、
前記太陽光モジュールの裏面と接し前記太陽光モジュールの並び方向に沿って互いに離間して配置される一対の支持板部と、前記一対の支持板部に対して前記太陽光モジュールから離間して前記一対の支持板部と略平行に設けられる板状の底部と、前記一対の支持板部と前記底部の互いに対向する2辺をつなぐように前記各辺から略垂直に延びた第1側壁及び第2側壁と、を備え、前記第1側壁及び前記第2側壁がその長手方向に沿って複数の連結孔を有する中空棒状のラック部材と、
前記一対の支持板部の間に配置され、前記太陽光モジュールを表面側から押さえる押圧部と、前記押圧部の前記太陽光モジュールに対向する面から略垂直に延び、且つ、前記ラック部材の長手方向と直交する面に沿って設けられる板状の延出部と、前記延出部の前記押圧部と反対側の端部に設けられ、前記ラック部材の幅方向、且つ、前記延出部の面に沿って延設される前記押圧部からの距離が異なる複数の貫通孔と、を備える押さえ具と、
前記連結孔及び前記貫通孔に挿通され前記押さえ具と前記ラック部材を連結する連結部材と、を有することを特徴とする太陽光モジュール固定装置。

Claims (9)

  1. 連続して配置される複数の太陽光モジュールを所定の位置に固定する太陽光モジュール固定装置であって、
    前記太陽光モジュールの裏面と接し前記太陽光モジュールの並び方向に沿って延びる一対の支持板部を備え、前記一対の支持板部の間に開口部が形成された棒状のラック部材と、
    前記開口部に配置され、前記太陽光モジュールの表面に係合する押圧部を備え、前記太陽光モジュールを前記押圧部と前記支持板部との間で挟み込む押さえ具と、
    前記支持板部の裏面側に配置され、前記支持板部の裏面に圧接する圧接部を備え、前記押さえ具を前記ラック部材に固定するための固定具と、
    前記押さえ具と前記固定具を締結し、前記押圧部と前記圧接部との間で前記支持板部と前記太陽光モジュールを締め付けるためのネジと、
    を備えることを特徴とする太陽光モジュール固定装置。
  2. 前記押さえ具は、前記押圧部を一端に備えた第1部分と、
    この第1部分の前記押圧部から離間した他端に設けた折り曲げ部を介して前記第1部分と直交する方向に延びた第2部分と、
    この第2部分の前記折り曲げ部から離間した延出端に設けた別の押圧部と、
    前記第1部分に設けた前記押圧部を前記太陽光モジュールの前記表面に係合させる第1の姿勢に当該押さえ具を配置した状態で前記ネジを挿通するように前記第2部分に設けた第1のネジ孔と、
    前記第2部分に設けた前記別の押圧部を前記太陽光モジュールの前記表面に係合させる第2の姿勢に当該押さえ具を配置した状態で前記ネジを挿通するように前記第1部分に設けた第2のネジ孔と、を有し、
    前記押圧部が前記太陽光モジュールの前記表面を押圧する押圧面と前記折り曲げ部との間の前記第1部分の長さは、前記別の押圧部が前記太陽光モジュールの前記表面を押圧する押圧面と前記折り曲げ部との間の前記第2部分の長さと異なることを特徴とする請求項1に記載の太陽光モジュール固定装置。
  3. 前記ラック部材は、前記一対の支持板部を前記開口部と反対側でつなげた中空棒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光モジュール固定装置。
  4. 前記ラック部材は、前記固定具と前記押さえ具により圧接され、前記固定具の前記開口部の方向への移動を規制する突部を内壁に備えていることを特徴とする請求項3に記載の太陽光モジュール固定装置。
  5. 前記押圧部は、第1太陽光モジュールの表面と係合する第1押圧部と、前記第1太陽光モジュールを固定した後に前記第1太陽光モジュールに隣接して設置される第2太陽光モジュールの表面と係合する第2押圧部とを備え、
    前記第2押圧部の前記第2太陽光モジュールの表面に係合する第2係合面と前記支持板部との距離は、前記第1押圧部の前記第1太陽光モジュールの表面に係合する第1係合面と前記支持板部との距離よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光モジュール固定装置。
  6. 前記固定具は、前記太陽光モジュールを裏面側から接地するアース部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光モジュール固定装置。
  7. 前記アース部は、前記押さえ具の前記押圧部と前記太陽光モジュールの厚み方向に重なる位置に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の太陽光モジュール固定装置。
  8. 前記固定具は、前記太陽光モジュールとの間に前記ネジを収容するための凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光モジュール固定装置。
  9. 連続して配置される複数の太陽光モジュールを所定の位置に固定する太陽光モジュール固定装置であって、
    前記太陽光モジュールの裏面と接し前記太陽光モジュールの並び方向に沿って互いに離間して配置される一対の支持板部と、前記一対の支持板部に対して前記太陽光モジュールから離間して前記一対の支持板部と略平行に設けられる板状の底部と、前記一対の支持板部と前記底部の互いに対向する2辺をつなぐように前記各辺から略垂直に延びた第1側壁及び第2側壁と、を備え、前記第1側壁及び前記第2側壁がその長手方向に沿って複数の連結孔を有する中空棒状のラック部材と、
    前記一対の支持板部の間に配置され、前記太陽光モジュールを表面側から押さえる押圧部と、前記押圧部の前記太陽光モジュールに対向する面から略垂直に延び、且つ、前記ラック部材の長手方向と直交する面に沿って設けられる板状の延出部と、前記延出部の前記押圧部と反対側の端部に設けられ、前記ラック部材の幅方向、且つ、前記延出部の面に沿って延設される前記押圧部からの距離が異なる複数の貫通孔と、を備える押さえ具と、
    前記連結孔及び前記貫通孔に挿通され前記押さえ具と前記ラック部材を連結する連結部材と、を有することを特徴とする太陽光モジュール固定装置。
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