JP2016097653A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 機密性の高い印刷物の保護機能を向上させると同時に、ユーザの利便性を高めた画像形成装置などを提供する。【解決手段】 受信した画像データを記憶する記憶部と、前記画像データに基づいて媒体に画像を形成する画像形成処理部と、ビーコンを無線で送信する無線信号送信部と、前記ビーコンを受信した電子機器から無線で送信された応答信号を受信する無線信号受信部と、前記応答信号の受信に基づいて、前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する制御部と、を備える画像形成装置を提供する。【選択図】 図1
Description
本発明の一態様は、LANなどのネットワークに接続された端末から画像データを受信して媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
近年、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などのネットワークに複数のコンピュータ端末が接続され、これらの端末から送信された写真、文字、及び図形などの画像データに基づいて、紙などの媒体に印刷するネットワーク型のプリンタ装置が普及している。このようなネットワーク型のプリンタ装置では、複数のユーザがそれぞれの端末から送信した画像データを一台のプリンタ装置で印刷可能である。
一方で、このようなネットワーク型のプリンタ装置で機密性の高い文書を印刷した際に、意図しない他人にこの文書を見られてしまうリスクがあった。このようなリスクに対して、ユーザがプリンタ装置で所定の操作を行うまで、文書等の印刷を開始しない技術があった。しかしながら、このような技術を採用したプリンタ装置では、ユーザがプリンタ装置の場所に行くまで印刷が開始されないため、印刷の完了までに時間を要していた。この点、特許文献1には、通信アンテナによる通信を利用して、ユーザが到着する前に印刷ジョブを開始する技術について開示されている。また、特許文献2には、無線端末を所持するユーザを識別し、配置された配信装置によってユーザの位置情報を取得して、機器利用時の動線を判断する技術について開示されている。また、特許文献3には、近距離通信と遠距離通信を備え、近距離通信で接続を行うと、遠距離通信でジョブを完了させるための先行処理を開始する技術について開示されている。
しかしながら、上記従来の技術では、プリンタ装置に到着するまで印刷が開始されず、印刷に時間を要するため、ユーザの利便性に欠ける点があった。また、例えば特許文献1に記載の技術を採用する場合には、通信アンテナを複数設ける必要があり、プリンタ装置を含むシステムを構築するのに高コストになるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、機密性の高い印刷物の保護機能を向上させると同時に、ユーザの利便性を高めた画像形成装置などを提供することを目的のひとつとする。
本発明は、上記課題を解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の手段1は、
受信した画像データを記憶する記憶部(メモリ120)と、
前記画像データに基づいて媒体に画像を形成する画像形成処理部(印刷部150)と、
ビーコンを無線で送信する無線信号送信部(ビーコン送信部130)と、
前記ビーコンを受信した電子機器(携帯端末30)から無線で送信された応答信号を受信する無線信号受信部(無線受信部140)と、
前記応答信号の受信に基づいて、前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する制御部(CPU100)と、を備える
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
受信した画像データを記憶する記憶部(メモリ120)と、
前記画像データに基づいて媒体に画像を形成する画像形成処理部(印刷部150)と、
ビーコンを無線で送信する無線信号送信部(ビーコン送信部130)と、
前記ビーコンを受信した電子機器(携帯端末30)から無線で送信された応答信号を受信する無線信号受信部(無線受信部140)と、
前記応答信号の受信に基づいて、前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する制御部(CPU100)と、を備える
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
上記の構成によれば、画像形成装置が応答信号を受信するまで画像形成(印刷)を開始しないため、画像形成装置に機密性の高い印刷物が放置されることを防止することが可能となる。また、一般的に普及しているBluetoothなどで用いられるビーコンを利用した画像形成装置と電子機器との通信により画像形成の開始を判定するため、ユーザが画像形成装置の配置位置に近づいたタイミングで画像形成を開始する装置を比較的安価に構成することができる。これにより、ユーザが画像形成装置の配置位置に到着する前に画像形成を開始することが可能となり、ユーザが画像形成の完了を待つまでの時間を短縮することができる。
本発明の手段2は、
前記無線信号送信部は、前記ビーコンを第1の範囲に送信する第1範囲送信モードと、前記ビーコンを前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲に送信する第2範囲送信モードとで動作する
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
前記無線信号送信部は、前記ビーコンを第1の範囲に送信する第1範囲送信モードと、前記ビーコンを前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲に送信する第2範囲送信モードとで動作する
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
上記の構成によれば、ビーコンの送信範囲を段階的に変化させながら電子機器(携帯端末30)との通信を行うことで電子機器の位置を特定することなどが可能となる。そして、この特定結果に基づいて画像形成を開始することが可能となる。
本発明の手段3は、
前記制御部は、前記第2範囲送信モードで前記応答信号を受信したときに前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
前記制御部は、前記第2範囲送信モードで前記応答信号を受信したときに前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
上記の構成によれば、ビーコンの送信範囲に基づいて電子機器の位置を特定し、これにより電子機器を保持するユーザが近づいたことを判定して画像形成を開始することが可能となる。
本発明の手段4は、
前記制御部は、
(1)前記第1範囲送信モードで前記応答信号を受信するが、前記第2範囲送信モードでは前記応答信号を受信しない状態から、
(2)前記第2範囲送信モードで前記応答信号を受信する状態に変化したとき、
前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
前記制御部は、
(1)前記第1範囲送信モードで前記応答信号を受信するが、前記第2範囲送信モードでは前記応答信号を受信しない状態から、
(2)前記第2範囲送信モードで前記応答信号を受信する状態に変化したとき、
前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
上記の構成によれば、電子機器を保持するユーザが画像形成装置に近づいたことをより適切に判定しつつ、当該判定に基づいて画像形成を開始することが可能となる。
本発明の手段5は、
第2ビーコン信号を第3の範囲(ビーコン送信範囲411、421)に無線で送信する第2無線信号送信部(ビーコン送信器131、132)と、
前記第2ビーコン信号を受信した電子機器から無線で送信された第2応答信号を受信する第2無線信号受信部(無線受信部141、142)と、をさらに備え、
前記第3の範囲は、前記ビーコン信号が送信される第1の範囲(ビーコン送信範囲431)の外側を含み、
前記制御部(CPU100)は、
(1)前記第2無線信号受信部が前記第2応答信号を受信するが、前記無線信号受信部が前記応答信号を受信しない状態から、
(2)前記無線信号受信部が前記応答信号を受信する状態に変化したとき、
前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する、
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
第2ビーコン信号を第3の範囲(ビーコン送信範囲411、421)に無線で送信する第2無線信号送信部(ビーコン送信器131、132)と、
前記第2ビーコン信号を受信した電子機器から無線で送信された第2応答信号を受信する第2無線信号受信部(無線受信部141、142)と、をさらに備え、
前記第3の範囲は、前記ビーコン信号が送信される第1の範囲(ビーコン送信範囲431)の外側を含み、
前記制御部(CPU100)は、
(1)前記第2無線信号受信部が前記第2応答信号を受信するが、前記無線信号受信部が前記応答信号を受信しない状態から、
(2)前記無線信号受信部が前記応答信号を受信する状態に変化したとき、
前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する、
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
上記の構成によれば、異なる範囲に送信されたビーコンを利用して電子機器(携帯端末30)との通信を行うことで電子機器の位置を特定し、その特定結果に基づいてユーザが画像形成装置(プリンタ装置10)に近づいたことを判定することができる。そして、この判定結果に基づいて画像形成を開始することが可能となる。
本発明の手段6は、
前記制御部(CPU100)が、前記画像データの画像形成量(印刷量)が所定の量以上である場合には、前記画像データの画像形成量が所定の量より少ない場合と比較して、前記画像形成処理部に対して画像形成の開始を指示するタイミングを早くする
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
前記制御部(CPU100)が、前記画像データの画像形成量(印刷量)が所定の量以上である場合には、前記画像データの画像形成量が所定の量より少ない場合と比較して、前記画像形成処理部に対して画像形成の開始を指示するタイミングを早くする
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
上記の構成によれば、画像形成量(印刷量)が多い場合には画像形成の開始タイミングを早めることが可能となり、ユーザの利便性を高めることができる。
本発明の手段7は、
前記制御部が、前記画像データの画像形成量が所定の量より少ない場合には、前記無線信号受信部が前記応答信号を受信してから所定の時間経過後に前記画像形成処理部に対して画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
前記制御部が、前記画像データの画像形成量が所定の量より少ない場合には、前記無線信号受信部が前記応答信号を受信してから所定の時間経過後に前記画像形成処理部に対して画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
上記の構成によれば、画像形成量(印刷量)が少ない場合に、画像形成の開始タイミングを遅くすることが可能となる。これによって、画像形成が完了した媒体が画像形成装置に置かれたままとなる時間を短くすることができ、ユーザの利便性をさらに高めることができる。
本発明の手段8は、
前記制御部が、前記画像データの画像形成量が所定の量以上である場合には、前記画像データの画像形成量が所定の量より少ない場合と比較して、より広い範囲で送信された前記ビーコンに対応する前記応答信号の受信に基づいて、前記画像形成処理部に対して画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
前記制御部が、前記画像データの画像形成量が所定の量以上である場合には、前記画像データの画像形成量が所定の量より少ない場合と比較して、より広い範囲で送信された前記ビーコンに対応する前記応答信号の受信に基づいて、前記画像形成処理部に対して画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする画像形成装置(プリンタ装置10)である。
上記の構成によれば、画像形成量(印刷量)が多い場合に、画像形成の開始タイミングを早くすることが可能となる。これによって、ユーザが画像形成の完了を待つまでの時間を短くすることができ、ユーザの利便性をさらに高めることができる。
本発明の手段9は、
前記記憶部(メモリ120)が、複数の画像データと、該複数の画像データにそれぞれ関連付けられた識別信号(ユーザ識別信号)とを受信順に記憶し、
前記制御部(CPU100)は、一の画像データに関連付けられた前記識別信号に対応する前記応答信号を受信する前に、該一の画像データより後に受信した他の画像データに関連付けられた前記識別信号に対応する前記応答信号を受信したとき、該一の画像データより先に、該他の画像データに基づく画像形成の開始を前記画像形成処理部に指示する
ことを特徴とする上記いずれかの画像形成装置(プリンタ装置10)である。
前記記憶部(メモリ120)が、複数の画像データと、該複数の画像データにそれぞれ関連付けられた識別信号(ユーザ識別信号)とを受信順に記憶し、
前記制御部(CPU100)は、一の画像データに関連付けられた前記識別信号に対応する前記応答信号を受信する前に、該一の画像データより後に受信した他の画像データに関連付けられた前記識別信号に対応する前記応答信号を受信したとき、該一の画像データより先に、該他の画像データに基づく画像形成の開始を前記画像形成処理部に指示する
ことを特徴とする上記いずれかの画像形成装置(プリンタ装置10)である。
上記の構成によれば、ユーザが画像形成装置に近づかないことにより画像形成が開始されない画像データより先に、画像形成装置に近づいたユーザが送信した画像データに基づく画像形成を開始することなどが可能となる。
本発明の手段10は、
受信した画像データを記憶するステップと、
ビーコンを無線で送信するステップと、
前記ビーコンを受信した電子機器から無線で送信された応答信号を受信するステップと、
前記応答信号の受信に基づいて、画像形成の開始を指示するステップと、
前記指示に応じて前記画像データに基づく画像を媒体に形成するステップと、を含む
ことを特徴とする画像形成方法である。
受信した画像データを記憶するステップと、
ビーコンを無線で送信するステップと、
前記ビーコンを受信した電子機器から無線で送信された応答信号を受信するステップと、
前記応答信号の受信に基づいて、画像形成の開始を指示するステップと、
前記指示に応じて前記画像データに基づく画像を媒体に形成するステップと、を含む
ことを特徴とする画像形成方法である。
上記の方法によれば、例えば画像形成装置において、応答信号が受信されるまで画像形成(印刷)を開始しないため、機密性の高い印刷物が放置されることを防止することが可能となる。また、一般的に普及しているBluetoothなどで用いられるビーコンを利用した画像形成装置と電子機器との通信により画像形成の開始を判定するため、ユーザが画像形成装置の配置位置に近づいたタイミングで画像形成を開始することができる。これにより、ユーザが画像形成装置の配置位置に到着する前に画像形成を開始することが可能となる。
本発明に係る実施形態について、以下の構成に従って図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。なお、各図面において、同一の構成要素には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.実施形態1
(1)プリンタシステムの構成例
(2)印刷処理の具体例
2.実施形態2
3.実施形態3
4.実施形態4
5.適用例
6.補足事項
1.実施形態1
(1)プリンタシステムの構成例
(2)印刷処理の具体例
2.実施形態2
3.実施形態3
4.実施形態4
5.適用例
6.補足事項
<1.実施形態1>
まず、本発明の実施形態1について、図1〜図6を参照しながら説明する。本実施形態は、プリンタ装置に関するものであり、印刷データの送信者がプリンタ装置に近づいたことを検出し、この検出結果に応じて印刷を開始することができることを特徴の一つとする。
まず、本発明の実施形態1について、図1〜図6を参照しながら説明する。本実施形態は、プリンタ装置に関するものであり、印刷データの送信者がプリンタ装置に近づいたことを検出し、この検出結果に応じて印刷を開始することができることを特徴の一つとする。
<(1)プリンタシステムの構成例>
図1は、本実施形態のプリンタシステムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態のプリンタシステムは、プリンタ装置10、PC20、及び携帯端末30を含んで構成される。PC20は、一般的に知られた所謂コンピュータ端末であるが、プリンタ装置10に対して印刷のための画像データを送信可能な装置であればよく、スマートフォン、タブレット機器などに置き換えられてもよい。携帯端末30は、一般的に知られたスマートフォン、またはタブレット機器などの、Bluetoothなどを利用した無線通信を実行可能な電子機器である。なお、以下の説明において、記録対象媒体である紙などの媒体に対してインクなどによって所定の画像を形成することを印刷と呼ぶ。
図1は、本実施形態のプリンタシステムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態のプリンタシステムは、プリンタ装置10、PC20、及び携帯端末30を含んで構成される。PC20は、一般的に知られた所謂コンピュータ端末であるが、プリンタ装置10に対して印刷のための画像データを送信可能な装置であればよく、スマートフォン、タブレット機器などに置き換えられてもよい。携帯端末30は、一般的に知られたスマートフォン、またはタブレット機器などの、Bluetoothなどを利用した無線通信を実行可能な電子機器である。なお、以下の説明において、記録対象媒体である紙などの媒体に対してインクなどによって所定の画像を形成することを印刷と呼ぶ。
<PC20>
PC20は、プリンタ装置10に対して印刷対象の画像データ、並びにこの画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を送信可能に構成される。ユーザ識別情報は、各ユーザに個別に登録された識別情報であり、印刷しようとするユーザを特定可能な情報である。ユーザ識別情報は、PC20へのログイン時のユーザIDによって決定されてもよい。また、ユーザ識別情報は、PC20を使用するユーザが1人ずつである場合には、各PC20に個別に登録された識別情報であってもよい。ファイル種別は、画像データが通常ファイルか特定ファイルかを識別可能な情報であるが、必ずしも用いられる必要はない。通常ファイルと特定ファイルとの種別はPC20のユーザによって決定されるが、例えば、特定ファイルは機密性の高いファイル(データ)であり、通常ファイルは特定ファイルに比べて機密性の低いファイル(データ)である。
PC20は、プリンタ装置10に対して印刷対象の画像データ、並びにこの画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を送信可能に構成される。ユーザ識別情報は、各ユーザに個別に登録された識別情報であり、印刷しようとするユーザを特定可能な情報である。ユーザ識別情報は、PC20へのログイン時のユーザIDによって決定されてもよい。また、ユーザ識別情報は、PC20を使用するユーザが1人ずつである場合には、各PC20に個別に登録された識別情報であってもよい。ファイル種別は、画像データが通常ファイルか特定ファイルかを識別可能な情報であるが、必ずしも用いられる必要はない。通常ファイルと特定ファイルとの種別はPC20のユーザによって決定されるが、例えば、特定ファイルは機密性の高いファイル(データ)であり、通常ファイルは特定ファイルに比べて機密性の低いファイル(データ)である。
<プリンタ装置10>
プリンタ装置10は、CPU100、通信I/F(通信インタフェース)110、メモリ120、ビーコン送信部130、無線受信部140、及び印刷部150を含んで構成される。なお、プリンタ装置10は、印刷機能を有する複合機などの装置であってもよい。
プリンタ装置10は、CPU100、通信I/F(通信インタフェース)110、メモリ120、ビーコン送信部130、無線受信部140、及び印刷部150を含んで構成される。なお、プリンタ装置10は、印刷機能を有する複合機などの装置であってもよい。
<通信I/F110>
通信I/F110は、PC20からユーザ操作により送信された画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を受信する。通信I/F110が受信した画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別は、CPU100に出力される。
通信I/F110は、PC20からユーザ操作により送信された画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を受信する。通信I/F110が受信した画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別は、CPU100に出力される。
<メモリ120>
メモリ120は、CPU100の指示によって、画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を記憶する。また、メモリ120は、CPU100からの要求に応じて、記憶している画像データ、ユーザ識別情報、及びファイル種別をCPU100に出力する。メモリ120は、画像データ並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を、原則としてプリンタ装置10が受信した順序で記憶する。メモリ120に記憶された画像データ、ユーザ識別情報、及びファイル種別は、プリンタ装置10が受信した順序に沿って印刷を実行していくが、この印刷順序は、CPU100によって変更されることがある。
メモリ120は、CPU100の指示によって、画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を記憶する。また、メモリ120は、CPU100からの要求に応じて、記憶している画像データ、ユーザ識別情報、及びファイル種別をCPU100に出力する。メモリ120は、画像データ並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を、原則としてプリンタ装置10が受信した順序で記憶する。メモリ120に記憶された画像データ、ユーザ識別情報、及びファイル種別は、プリンタ装置10が受信した順序に沿って印刷を実行していくが、この印刷順序は、CPU100によって変更されることがある。
<ビーコン送信部130>
ビーコン送信部130は、CPU100の制御により、例えばBluetoothのビーコンを無線で、所定の時間間隔で送信する。ビーコン送信部130は、その出力の電波強度を変更することで、プリンタ装置10を中心とする所定の範囲にビーコンを送信することができる。ビーコン送信部130によって送信されたビーコンは、携帯端末30によって受信される。ビーコンは、所定のデータフォーマットに沿ったデータを含む信号である。なお、ビーコン送信部130により送信されるビーコンは、必ずしもBluetoothの規格に沿ったものに限定されず、無線LAN、または赤外線によるものであってもよい。
ビーコン送信部130は、CPU100の制御により、例えばBluetoothのビーコンを無線で、所定の時間間隔で送信する。ビーコン送信部130は、その出力の電波強度を変更することで、プリンタ装置10を中心とする所定の範囲にビーコンを送信することができる。ビーコン送信部130によって送信されたビーコンは、携帯端末30によって受信される。ビーコンは、所定のデータフォーマットに沿ったデータを含む信号である。なお、ビーコン送信部130により送信されるビーコンは、必ずしもBluetoothの規格に沿ったものに限定されず、無線LAN、または赤外線によるものであってもよい。
<無線受信部140>
無線受信部140は、ビーコン送信部130から送信されたビーコンを受信した携帯端末30により無線で送信された応答信号を受信する。無線受信部140は、受信した応答信号をCPU100に出力する。
無線受信部140は、ビーコン送信部130から送信されたビーコンを受信した携帯端末30により無線で送信された応答信号を受信する。無線受信部140は、受信した応答信号をCPU100に出力する。
<印刷部150>
印刷部150は、一般的なインクジェットプリンタまたはレーザービームプリンタ等が備えるインクヘッドまたは感光ドラム等の構成を備えて構成される。印刷部150は、CPU100から印刷指示と共に入力された画像データに基づいて、紙などの媒体に画像を印刷する。
印刷部150は、一般的なインクジェットプリンタまたはレーザービームプリンタ等が備えるインクヘッドまたは感光ドラム等の構成を備えて構成される。印刷部150は、CPU100から印刷指示と共に入力された画像データに基づいて、紙などの媒体に画像を印刷する。
<CPU100>
CPU100は、CPU100の内部メモリまたはメモリ120に記録されたプログラムに沿って種々の処理を実行する。CPU100は、通信I/F110から入力された画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を、メモリ120に記憶させる。CPU100は、ビーコン送信部130からビーコンを送信させ、このビーコンに対して無線受信部140で受信された応答信号を受け取る。CPU100は、この応答信号に含まれるユーザ識別情報に基づいて、メモリ120に記憶された画像データに関連付けられたユーザ識別情報に、同一の情報が含まれるか否かを照合する。CPU100は、このユーザ識別情報の照合に成功したら、応答信号に基づいてこのユーザがプリンタ装置10に近づいているかを判定し、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたときに、このユーザ識別情報に関連付けられた画像データの印刷を開始するよう、印刷部150に印刷指示を行う。CPU100での処理を含むさらに具体的な印刷処理については後述する。
CPU100は、CPU100の内部メモリまたはメモリ120に記録されたプログラムに沿って種々の処理を実行する。CPU100は、通信I/F110から入力された画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を、メモリ120に記憶させる。CPU100は、ビーコン送信部130からビーコンを送信させ、このビーコンに対して無線受信部140で受信された応答信号を受け取る。CPU100は、この応答信号に含まれるユーザ識別情報に基づいて、メモリ120に記憶された画像データに関連付けられたユーザ識別情報に、同一の情報が含まれるか否かを照合する。CPU100は、このユーザ識別情報の照合に成功したら、応答信号に基づいてこのユーザがプリンタ装置10に近づいているかを判定し、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたときに、このユーザ識別情報に関連付けられた画像データの印刷を開始するよう、印刷部150に印刷指示を行う。CPU100での処理を含むさらに具体的な印刷処理については後述する。
図2は、プリンタ装置10のビーコン送信部130から送信されるビーコンの範囲(ビーコン送信範囲)を示す図である。図2に示されるように、プリンタ装置10のビーコン送信部130からは、例えば3通りのビーコン送信範囲410、420、及び430でビーコンを送信することができる。送信されたビーコンは、ユーザ31が保持する携帯端末30で受信され、携帯端末30からは応答信号が送信される。プリンタ装置10では、この応答信号を受信することによって、携帯端末30がどの範囲に存在するかを判定することが可能となる。
<携帯端末30>
携帯端末30は、ビーコン送信部130から送信されたビーコンを受信すると、このビーコンに対する応答信号を無線で送信する。この応答信号には、携帯端末30のユーザを特定可能なユーザ識別情報が含まれる。このユーザ識別情報は、PC20からプリンタ装置10に送信された画像データを送信したユーザであることを特定可能な情報である。
携帯端末30は、ビーコン送信部130から送信されたビーコンを受信すると、このビーコンに対する応答信号を無線で送信する。この応答信号には、携帯端末30のユーザを特定可能なユーザ識別情報が含まれる。このユーザ識別情報は、PC20からプリンタ装置10に送信された画像データを送信したユーザであることを特定可能な情報である。
<(2)印刷処理の具体例>
次に、図3〜図6を参照しながら印刷処理の具体例について説明する。
次に、図3〜図6を参照しながら印刷処理の具体例について説明する。
<S500〜S510>
図3は、プリンタ装置10での印刷処理の具体例を示すフローチャートである。PC20から、画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を通信I/F110が受信したら、通信I/F110はこの画像データ、及びユーザ識別情報をCPU100に出力する。CPU100は、この画像データ、及びユーザ識別情報のセットをメモリ120に記憶させる(S500〜S510)。
図3は、プリンタ装置10での印刷処理の具体例を示すフローチャートである。PC20から、画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別を通信I/F110が受信したら、通信I/F110はこの画像データ、及びユーザ識別情報をCPU100に出力する。CPU100は、この画像データ、及びユーザ識別情報のセットをメモリ120に記憶させる(S500〜S510)。
<S520>
次に、CPU100は、この画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきたかどうかを判定する(S520)。画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきたかどうかかは、プリンタ装置10のビーコン送信部130から送信されるビーコンと、携帯端末30から送信される応答信号とを用いた通信により判定される。携帯端末30から送信され、プリンタ装置10の無線受信部140で受信される応答信号には、この携帯端末30のユーザに関するユーザ識別情報が含まれる。無線受信部140から応答信号と受け取ったCPU100は、この応答信号に含まれるユーザ識別情報と同一のユーザ識別情が関連付けられた画像データがメモリ120に記憶されているかを確認する。これによって、メモリ120に記憶された画像データの送信者であるユーザが、プリンタ装置10に近づいてきたことを検出する。ビーコンを利用した、画像データの送信者が近づいてきたことの検出処理の具体例は後述する。
次に、CPU100は、この画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきたかどうかを判定する(S520)。画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきたかどうかかは、プリンタ装置10のビーコン送信部130から送信されるビーコンと、携帯端末30から送信される応答信号とを用いた通信により判定される。携帯端末30から送信され、プリンタ装置10の無線受信部140で受信される応答信号には、この携帯端末30のユーザに関するユーザ識別情報が含まれる。無線受信部140から応答信号と受け取ったCPU100は、この応答信号に含まれるユーザ識別情報と同一のユーザ識別情が関連付けられた画像データがメモリ120に記憶されているかを確認する。これによって、メモリ120に記憶された画像データの送信者であるユーザが、プリンタ装置10に近づいてきたことを検出する。ビーコンを利用した、画像データの送信者が近づいてきたことの検出処理の具体例は後述する。
画像データの送信者がプリンタ装置10からの所定の範囲にまで近づいたことが検出されなければ(S520でN)、CPU100は上記S520の処理を断続的に繰り返す。
<S590>
画像データの送信者がプリンタ装置10からの所定の範囲にまで近づいたことが検出されると(S520でY)、CPU100は印刷部150に対して、この画像データの印刷開始を指示する(S590)。
画像データの送信者がプリンタ装置10からの所定の範囲にまで近づいたことが検出されると(S520でY)、CPU100は印刷部150に対して、この画像データの印刷開始を指示する(S590)。
<画像データ送信者の近接検出>
ここで、画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきたか否かの判定の具体例について、図4〜図6を参照しながら説明する。
ここで、画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきたか否かの判定の具体例について、図4〜図6を参照しながら説明する。
<S521>
ビーコン送信部130は、CPU100の制御により、範囲が異なる複数(ここでは3)のビーコン送信範囲410、420、及び430でビーコンを送信する(図2参照)。携帯端末30は、送信されたビーコンを受信すると、ユーザ識別情報を含む応答信号を送信する。無線受信部140は、携帯端末30から送信された応答信号を受信すると、この応答信号をCPU100に出力する。CPU100は、この応答信号を受け取ることで、携帯端末30を保有するユーザが、どのビーコン送信範囲にいるかを特定することができる。ここで、ビーコン送信範囲410(第1の範囲)でビーコンが送信されたときに携帯端末30からの応答信号をプリンタ装置10が受信したら(S521でY)、CPU100は、ユーザ31がビーコン送信範囲410の内側(よりプリンタ装置10に近い場所)にいると判定することができる(図5参照)。ただし、この時点では、CPU100はユーザ31がビーコン送信範囲420、または430の外側にいることは判定できない。ビーコン送信範囲410(第1の範囲)で送信されたビーコンに対する応答信号をプリンタ装置10が受信しない場合には(S521でN)、当該処理(S521)が繰り返される。
ビーコン送信部130は、CPU100の制御により、範囲が異なる複数(ここでは3)のビーコン送信範囲410、420、及び430でビーコンを送信する(図2参照)。携帯端末30は、送信されたビーコンを受信すると、ユーザ識別情報を含む応答信号を送信する。無線受信部140は、携帯端末30から送信された応答信号を受信すると、この応答信号をCPU100に出力する。CPU100は、この応答信号を受け取ることで、携帯端末30を保有するユーザが、どのビーコン送信範囲にいるかを特定することができる。ここで、ビーコン送信範囲410(第1の範囲)でビーコンが送信されたときに携帯端末30からの応答信号をプリンタ装置10が受信したら(S521でY)、CPU100は、ユーザ31がビーコン送信範囲410の内側(よりプリンタ装置10に近い場所)にいると判定することができる(図5参照)。ただし、この時点では、CPU100はユーザ31がビーコン送信範囲420、または430の外側にいることは判定できない。ビーコン送信範囲410(第1の範囲)で送信されたビーコンに対する応答信号をプリンタ装置10が受信しない場合には(S521でN)、当該処理(S521)が繰り返される。
<S522>
ビーコン送信範囲410(第1の範囲)で送信されたビーコンに対する応答信号をプリンタ装置10が受信した場合には(S521でY)、S522の処理に移行する。ここで、ビーコン送信範囲420(第2の範囲)でビーコンが送信されたときに携帯端末30からの応答信号をプリンタ装置10が受信したら(S522でY)、CPU100は、ユーザ31がビーコン送信範囲420の内側にいると判定することができる(図6参照)。ビーコン送信範囲420(第2の範囲)で送信されたビーコンに対する応答信号をプリンタ装置10が受信しない場合には(S522でN)、S521に戻る。
ビーコン送信範囲410(第1の範囲)で送信されたビーコンに対する応答信号をプリンタ装置10が受信した場合には(S521でY)、S522の処理に移行する。ここで、ビーコン送信範囲420(第2の範囲)でビーコンが送信されたときに携帯端末30からの応答信号をプリンタ装置10が受信したら(S522でY)、CPU100は、ユーザ31がビーコン送信範囲420の内側にいると判定することができる(図6参照)。ビーコン送信範囲420(第2の範囲)で送信されたビーコンに対する応答信号をプリンタ装置10が受信しない場合には(S522でN)、S521に戻る。
<S523>
ビーコン送信範囲420(第2の範囲)で送信されたビーコンに対する応答信号をプリンタ装置10が受信した場合には(S521でY)、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたと判定する(S523)。
ビーコン送信範囲420(第2の範囲)で送信されたビーコンに対する応答信号をプリンタ装置10が受信した場合には(S521でY)、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたと判定する(S523)。
上記のような処理を実行することで、プリンタ装置10に対して、携帯端末30を保有するユーザ31がビーコン送信範囲410より内側で、ビーコン送信範囲420より外側の場所にいる状態(図5の状態)から、ユーザ31がビーコン送信範囲420より内側の場所にいる状態(図6の状態)へと変化したことを検出することができる。このようにして、ユーザ31がプリンタ装置10に近づいたことを検出する。
以上のような処理を行うことで、ユーザがプリンタ装置10に近づいたことを、ビーコンを利用した携帯端末30との通信により判定し、このユーザが送信した画像データの印刷を開始することが可能となる。これによって、ユーザがプリンタ装置10の場所に到着する前に印刷を開始することが可能となり、ユーザがプリンタ装置10の前で待つ時間を短縮することが可能となる。また、ユーザがプリンタ装置10に近づくまでは印刷を行わないため、プリンタ装置10に印刷物が放置されることを防止することができる。
<2.実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について、図7を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態1と比較して、プリンタ装置10とは別の場所に、ビーコン送信器131と無線受信器141との組み合わせ、及びビーコン送信器132と無線受信器142との組み合わせが配置されている(図7参照)。本実施形態では、これらのビーコン送信器131と無線受信器141との組み合わせ、及びビーコン送信器132と無線受信器142との組み合わせを含む構成を、プリンタ装置10と呼ぶ。ただし、これらの装置は個別の装置になっていてもよい。本実施形態のプリンタ装置10では、これらのビーコン送信器131と無線受信器141との組み合わせ、及びビーコン送信器132と無線受信器142との組み合わせを利用して携帯端末30との通信を行って、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたことを判定する。以下の説明では、上記の相違点についてのみ具体的に説明し、実施形態1と同様の機能や処理についてはその説明を省略する。
次に、本発明の実施形態2について、図7を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態1と比較して、プリンタ装置10とは別の場所に、ビーコン送信器131と無線受信器141との組み合わせ、及びビーコン送信器132と無線受信器142との組み合わせが配置されている(図7参照)。本実施形態では、これらのビーコン送信器131と無線受信器141との組み合わせ、及びビーコン送信器132と無線受信器142との組み合わせを含む構成を、プリンタ装置10と呼ぶ。ただし、これらの装置は個別の装置になっていてもよい。本実施形態のプリンタ装置10では、これらのビーコン送信器131と無線受信器141との組み合わせ、及びビーコン送信器132と無線受信器142との組み合わせを利用して携帯端末30との通信を行って、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたことを判定する。以下の説明では、上記の相違点についてのみ具体的に説明し、実施形態1と同様の機能や処理についてはその説明を省略する。
<ビーコン送信器131、132>
ビーコン送信器131及び132は、それぞれBluetoothのビーコンを、所定の時間間隔で、無線で送信する。この機能は、プリンタ装置10のビーコン送信部130と同様である。
ビーコン送信器131及び132は、それぞれBluetoothのビーコンを、所定の時間間隔で、無線で送信する。この機能は、プリンタ装置10のビーコン送信部130と同様である。
<無線受信器141、142>
無線受信器141及び142は、それぞれビーコン送信器131及び132から送信されたビーコンを受信した携帯端末30により無線で送信された応答信号を受信する。無線受信器141及び142は、受信した応答信号をプリンタ装置10のCPU100に送信する。
無線受信器141及び142は、それぞれビーコン送信器131及び132から送信されたビーコンを受信した携帯端末30により無線で送信された応答信号を受信する。無線受信器141及び142は、受信した応答信号をプリンタ装置10のCPU100に送信する。
<CPU100>
CPU100は、ビーコン送信部130、並びにビーコン送信器131及び132を制御して、所定の範囲にビーコンを送信させる。また、CPU100は、無線受信部140、並びに無線受信器141及び142から受け取った応答信号に基づいて、メモリ120に記憶された画像データのユーザ識別情報との比較を行うことで、ユーザ識別情報の照合を行う。さらに、CPU100は、これらの応答信号に基づいてこのユーザがプリンタ装置10に近づいているかを判定し、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたときに、このユーザ識別情報に関連付けられた画像データの印刷を開始するよう、印刷部150に印刷指示を行う。
CPU100は、ビーコン送信部130、並びにビーコン送信器131及び132を制御して、所定の範囲にビーコンを送信させる。また、CPU100は、無線受信部140、並びに無線受信器141及び142から受け取った応答信号に基づいて、メモリ120に記憶された画像データのユーザ識別情報との比較を行うことで、ユーザ識別情報の照合を行う。さらに、CPU100は、これらの応答信号に基づいてこのユーザがプリンタ装置10に近づいているかを判定し、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたときに、このユーザ識別情報に関連付けられた画像データの印刷を開始するよう、印刷部150に印刷指示を行う。
<画像データ送信者の近接検出>
本実施形態では、上記の構成でユーザがプリンタ装置10に近づいてきたか否かを判定し、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたときに印刷を開始する。例えば、ビーコン送信器131と無線受信器141とによってビーコン送信範囲411にユーザがいると判定された後、ビーコン送信器132と無線受信器142によってビーコン送信範囲421にユーザがいると判定されたときには、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきていると判定することができる。よって、CPU100は、この判定に基づいて、画像データの印刷を開始するよう印刷部150に印刷指示をする。
本実施形態では、上記の構成でユーザがプリンタ装置10に近づいてきたか否かを判定し、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたときに印刷を開始する。例えば、ビーコン送信器131と無線受信器141とによってビーコン送信範囲411にユーザがいると判定された後、ビーコン送信器132と無線受信器142によってビーコン送信範囲421にユーザがいると判定されたときには、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきていると判定することができる。よって、CPU100は、この判定に基づいて、画像データの印刷を開始するよう印刷部150に印刷指示をする。
上記のような構成のプリンタ装置10によれば、異なるビーコン送信範囲411、421、または431に送信されたビーコンを利用して携帯端末30との通信を行うことでこの携帯端末30の位置を特定し、その特定結果に基づいてこの携帯端末30を保持するユーザがプリンタ装置10に近づいたことを判定することができる。そして、この判定結果に基づいて画像形成を開始することが可能となる。
<3.実施形態3>
次に、本発明の実施形態3について、図8〜図10を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態1のプリンタ装置が有する機能に加え、画像データの印刷順序の入れ替えを実行可能である点で異なる。具体的には、画像データと関連付けられたファイル種別によって機密性の高い「特定ファイル」とされた画像データについて、ユーザがプリンタ装置に近づくことによる認証が行われないときには、プリンタ装置が次の印刷順の画像データの印刷を実行する。また、このような特定ファイルとされた画像データをプリンタ装置が優先的に印刷する。以下の説明では、上記の本実施形態の特徴部分についてのみ具体的に説明し、実施形態1と同様の機能や処理についてはその説明を省略する。
次に、本発明の実施形態3について、図8〜図10を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態1のプリンタ装置が有する機能に加え、画像データの印刷順序の入れ替えを実行可能である点で異なる。具体的には、画像データと関連付けられたファイル種別によって機密性の高い「特定ファイル」とされた画像データについて、ユーザがプリンタ装置に近づくことによる認証が行われないときには、プリンタ装置が次の印刷順の画像データの印刷を実行する。また、このような特定ファイルとされた画像データをプリンタ装置が優先的に印刷する。以下の説明では、上記の本実施形態の特徴部分についてのみ具体的に説明し、実施形態1と同様の機能や処理についてはその説明を省略する。
図8は、本実施形態のプリンタ装置における印刷処理の具体例を示すフローチャートである。
<S511〜S512>
CPU100は、受信した画像データ、ユーザ識別情報、及びファイル種別のうちのファイル種別が、特定ファイルか否かを確認する(S511)。画像データに関連付けられたファイル種別が特定ファイルではなく通常ファイルである場合(S511でN)、ユーザ識別情報の照合(ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたことの判定)は行うことなく通常印刷を実行する(S512)。
CPU100は、受信した画像データ、ユーザ識別情報、及びファイル種別のうちのファイル種別が、特定ファイルか否かを確認する(S511)。画像データに関連付けられたファイル種別が特定ファイルではなく通常ファイルである場合(S511でN)、ユーザ識別情報の照合(ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたことの判定)は行うことなく通常印刷を実行する(S512)。
<S520>
画像データに関連付けられたファイル種別が特定ファイルであった場合(S510でY)、CPU100は、この画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきたか否かを判定する(S520)。
画像データに関連付けられたファイル種別が特定ファイルであった場合(S510でY)、CPU100は、この画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきたか否かを判定する(S520)。
<S541>
上記S520の処理において、CPU100により、画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきていると判定された場合(S520でY)、CPU100は、メモリ120に記憶された画像データの印刷順序の入れ替え処理を行う(S541)。
上記S520の処理において、CPU100により、画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきていると判定された場合(S520でY)、CPU100は、メモリ120に記憶された画像データの印刷順序の入れ替え処理を行う(S541)。
図9は、メモリ120に記憶された画像データの一覧を示す概念図である。図9に示すように、メモリ120には、印刷順序ごとに画像データが記憶されており、画像データに関連付けられたファイル種別、及びユーザ識別情報(図示せず)が同様に記憶されている。印刷順序は、印刷順序の入れ替えが行われない限りは、プリンタ装置10で受信された順序で並べられる。
図9(a)は、CPU100による印刷順序の入れ替え処理(S541)が実行される直前のメモリ120の記憶状態を示している。図9(a)に示すように、印刷順序1の画像データは印刷中の通常ファイル、印刷順序2、3、及び5の画像データは印刷待ちの通常ファイル、印刷順序4の画像データは印刷待ちの特定ファイルである。ここで、S520の処理によって、印刷順序4の特定ファイルに関連付けられたユーザ識別情報の照合が行われたら(特定ファイルを送信したユーザがプリンタ装置10に近づいてきたと判定されたら)(S520でY)、CPU100は、この画像データの印刷の印刷順序を優先させるための印刷順序の入れ替え処理を行う(S541)。具体的には、印刷中の画像データの次に、この画像データの印刷を実行するよう、印刷順序の入れ替え処理を行う。
図9(b)は、CPU100による印刷順序の入れ替え処理(S541)が実行された直後のメモリ120の記憶状態を示している。図9(b)に示すように、ユーザ識別情報の照合が行われた特定ファイルの画像データの印刷順序が4から2に繰り上げられており、印刷順序2及び3の画像データがそれぞれ印刷順序3及び4に繰り下げられている。
<S590>
上記のように、必要に応じて印刷順序の入れ替えが行われた後、プリンタ装置10ではCPU100が印刷部150に対して印刷指示を行い、印刷が開始される(S590)。
上記のように、必要に応じて印刷順序の入れ替えが行われた後、プリンタ装置10ではCPU100が印刷部150に対して印刷指示を行い、印刷が開始される(S590)。
<S530>
一方、上記の特定ファイルの画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきていない場合(S520でN)、CPU100は、画像データの受信から一定時間(例えば1時間)が経過しているかどうかを確認する(S530)。
一方、上記の特定ファイルの画像データの送信者がプリンタ装置10に近づいてきていない場合(S520でN)、CPU100は、画像データの受信から一定時間(例えば1時間)が経過しているかどうかを確認する(S530)。
<S541A>
プリンタ装置10において画像データの受信から一定時間が経過していない場合には(S530でN)、再度、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたかの判定を行う前に、CPU100は、メモリ120に記憶された画像データの印刷順序の入れ替え処理を行う(S541A)。ここでの画像データの印刷順序の入れ替え処理は、ユーザがプリンタ装置10に近づいてこないことで印刷が滞り、他の印刷を開始できない状態を回避するための処理である。
プリンタ装置10において画像データの受信から一定時間が経過していない場合には(S530でN)、再度、ユーザがプリンタ装置10に近づいてきたかの判定を行う前に、CPU100は、メモリ120に記憶された画像データの印刷順序の入れ替え処理を行う(S541A)。ここでの画像データの印刷順序の入れ替え処理は、ユーザがプリンタ装置10に近づいてこないことで印刷が滞り、他の印刷を開始できない状態を回避するための処理である。
図10は、メモリ120に記憶された画像データの一覧を示す概念図である。図10(a)は、ここでのCPU100による印刷順序の入れ替え処理(S541A)が実行される直前のメモリ120の記憶状態を示している。図10(a)に示すように、印刷順序1の画像データは印刷中の通常ファイル、印刷順序2の画像データは印刷待ちの特定ファイル、印刷順序3〜5の画像データは印刷待ちの通常ファイルである。ここで、S520の処理によって、特定ファイルを送信したユーザは未だプリンタ装置10に近づいてきていないと判定されているため(S520でNであるため)、CPU100は、印刷順序3の通常ファイルの画像データの印刷を、印刷順序2の特定ファイルである画像データの印刷より優先して実行させるための印刷順序の入れ替え処理を行う(S541A)。
図10(b)は、CPU100による印刷順序の入れ替え処理(S541A)が実行された直後のメモリ120の記憶状態を示している。図10(b)に示すように、未だプリンタ装置に近づいてきていないユーザにより送信された特定ファイルの画像データの印刷順序が2から3に繰り下げられており、印刷順序が3であった通常ファイルの画像データが印刷順序2に繰り上げられている。なお、このS541Aの処理は、印刷中の画像データの印刷が終了したタイミングでのみ実行するようにしてもよい。
<S540>
一方、S530で、プリンタ装置10において画像データの受信から一定時間が経過した場合には(S530でY)、CPU100は、この特定ファイルの画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別をメモリ120から消去する。
一方、S530で、プリンタ装置10において画像データの受信から一定時間が経過した場合には(S530でY)、CPU100は、この特定ファイルの画像データ、並びに画像データに関連付けられたユーザ識別情報及びファイル種別をメモリ120から消去する。
このような処理を行うことで、機密性の高い特定ファイルと、特定ファイル以外の通常ファイルの印刷順序を効果的に入れ替えることが可能となる。
<4.実施形態4>
次に、本発明の実施形態4について説明する。本実施形態では、画像データの印刷枚数、またはデータ量に応じて、印刷開始のタイミングを変化させる点で異なる。すなわち、画像データの印刷枚数またはデータ量が多い場合は、印刷に比較的長時間を要し、画像データの印刷枚数またはデータ量が少ない場合には、印刷が比較的短時間で完了する。そのため、画像データの印刷枚数またはデータ量が多い場合には、少ない場合と比較して、印刷の開始タイミングを早める点で、本実施形態は実施形態1と異なる。以下、この相違点について具体的に説明する。
次に、本発明の実施形態4について説明する。本実施形態では、画像データの印刷枚数、またはデータ量に応じて、印刷開始のタイミングを変化させる点で異なる。すなわち、画像データの印刷枚数またはデータ量が多い場合は、印刷に比較的長時間を要し、画像データの印刷枚数またはデータ量が少ない場合には、印刷が比較的短時間で完了する。そのため、画像データの印刷枚数またはデータ量が多い場合には、少ない場合と比較して、印刷の開始タイミングを早める点で、本実施形態は実施形態1と異なる。以下、この相違点について具体的に説明する。
既に説明したように、プリンタ装置10では、ビーコンを利用して携帯端末30がプリンタ装置10にどの程度近づいているかを段階的に判定可能である。例えば、(1)画像データの印刷枚数またはデータ量が所定の閾値以上である場合には、ビーコン送信範囲410からビーコン送信範囲420に携帯端末30を保持するユーザ31が移動してきたときにCPU100が印刷部150に印刷開始の指示を行い、(2)画像データの印刷枚数またはデータ量が所定の閾値より少ない場合には、ビーコン送信範囲420からビーコン送信範囲430に携帯端末30を保持するユーザ31が移動してきたときにCPU100が印刷部150に印刷開始の指示を行うように制御する。
上記のように、画像データの印刷枚数、またはデータ量に応じて、印刷開始のタイミングを変化させることで、印刷量が多いときには印刷の開始タイミングを早めることが可能となり、プリンタ装置10の利便性を高めることができる。
なお、上記のプリンタ装置10における印刷は、上記以外のタイミングで開始されてもよい。例えば、画像データの印刷枚数またはデータ量に応じて、所定の条件を満足してから印刷を開始するまでの時間を変化させてもよい。より具体的には、(1)画像データの印刷枚数またはデータ量が所定の閾値以上である場合には、ビーコン送信範囲410からビーコン送信範囲420に携帯端末30を保持するユーザ31が移動してきた直後にCPU100が印刷部150に印刷開始の指示を行い、(2)画像データの印刷枚数またはデータ量が所定の閾値より少ない場合には、ビーコン送信範囲420からビーコン送信範囲430に携帯端末30を保持するユーザ31が移動してきてから10秒後にCPU100が印刷部150に印刷開始の指示を行うように制御するなどの方法を採用可能である。
または、プリンタ装置10における印刷開始タイミングの判定に用いるビーコンの送信範囲を、画像データの印刷枚数またはデータ量に応じて変化させる方法も採用可能である。より具体的には、CPU100は、画像データの印刷枚数またはデータ量が多いほど、より広い範囲で送信されたビーコンに対応する応答信号の受信に基づいて印刷を開始するよう印刷部150に指示するなどの方法を採用できる。
<5.適用例>
次に、本発明の適用例について説明する。本発明のプリンタ装置は、複数人が共同で利用するオフィスのプリンタ装置などに適用可能である。また、出張先などのオフィスに到着したときに印刷を開始できるよう画像データを予めこのオフィスのプリンタ装置に送信しておけば、ユーザがプリンタ装置に近づいたときに印刷を開始することなどが可能となる。
次に、本発明の適用例について説明する。本発明のプリンタ装置は、複数人が共同で利用するオフィスのプリンタ装置などに適用可能である。また、出張先などのオフィスに到着したときに印刷を開始できるよう画像データを予めこのオフィスのプリンタ装置に送信しておけば、ユーザがプリンタ装置に近づいたときに印刷を開始することなどが可能となる。
また、本発明のプリンタ装置は、店舗での自動会計システムなどにも適用可能である。この場合、例えばショッピングカートに入れた品物に添付されたRFIDを読み取るリーダを備えたショッピングカートを用いて、店舗出口に近づく前にショッピングカート内の品物の金額を予め算出してそのデータをプリンタ装置に送信し、ユーザが店舗出口に近づくと自動的に領収書の印刷を開始するシステムなどに適用されうる。この場合、ショッピングカートが携帯端末30に置き換えられる構成となる(図1参照)。
<6.補足事項>
以上、本発明の各実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
以上、本発明の各実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
上記各実施形態は、それぞれ組み合わせて実行することができる。例えば、実施形態2と実施形態3とを組み合わせることなどが可能である。
また、上記実施形態では、ユーザがプリンタ装置に近づいたことの判定をビーコンによって行ったが、送信範囲を任意に変更可能な別の無線信号を採用することも可能である。ただし、Bluetoothのビーコンは広く普及しているため、このようなビーコンを利用することが特に好ましい。
また、プリンタ装置10は、ユーザがプリンタ装置10に近づかないことで印刷が開始できない場合に、ユーザのPC20または携帯端末30に対して、印刷開始を促すメッセージを送信してもよい。
また、ビーコン送信部130から送信されるビーコンは、必ずしも3の範囲で段階的に送信される必要はなく、2または4以上の範囲で段階的に送信されてもよい。
本発明は、機密性の高い文書等が放置されることを防止する機能を備えた、プリンタ装置、またはプリンタ機能を備える複合機などの画像形成装置として好適に適用される。
10…プリンタ装置
20…PC
30…携帯端末
31…ユーザ
110…通信I/F
120…メモリ
130…ビーコン送信部
140…無線受信部
150…印刷部
410、411、420、421、430、431…ビーコン送信範囲
131、132…ビーコン送信器
141、142…無線受信器
20…PC
30…携帯端末
31…ユーザ
110…通信I/F
120…メモリ
130…ビーコン送信部
140…無線受信部
150…印刷部
410、411、420、421、430、431…ビーコン送信範囲
131、132…ビーコン送信器
141、142…無線受信器
Claims (10)
- 受信した画像データを記憶する記憶部と、
前記画像データに基づいて媒体に画像を形成する画像形成処理部と、
ビーコンを無線で送信する無線信号送信部と、
前記ビーコンを受信した電子機器から無線で送信された応答信号を受信する無線信号受信部と、
前記応答信号の受信に基づいて、前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する制御部と、を備える
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記無線信号送信部は、前記ビーコンを第1の範囲に送信する第1範囲送信モードと、前記ビーコンを前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲に送信する第2範囲送信モードとで動作する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記第2範囲送信モードで前記応答信号を受信したときに前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、
(1)前記第1範囲送信モードで前記応答信号を受信するが、前記第2範囲送信モードでは前記応答信号を受信しない状態から、
(2)前記第2範囲送信モードで前記応答信号を受信する状態に変化したとき、
前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 第2ビーコン信号を第3の範囲に無線で送信する第2無線信号送信部と、
前記第2ビーコン信号を受信した電子機器から無線で送信された第2応答信号を受信する第2無線信号受信部と、をさらに備え、
前記第3の範囲は、前記ビーコン信号が送信される第1の範囲の外側を含み、
前記制御部は、
(1)前記第2無線信号受信部が前記第2応答信号を受信するが、前記無線信号受信部が前記応答信号を受信しない状態から、
(2)前記無線信号受信部が前記応答信号を受信する状態に変化したとき、
前記画像形成処理部に画像形成の開始を指示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記画像データの画像形成量が所定の量以上である場合には、前記画像データの画像形成量が所定の量より少ない場合と比較して、前記画像形成処理部に対して画像形成の開始を指示するタイミングを早くする
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記画像データの画像形成量が所定の量より少ない場合には、前記無線信号受信部が前記応答信号を受信してから所定の時間経過後に前記画像形成処理部に対して画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記画像データの画像形成量が所定の量以上である場合には、前記画像データの画像形成量が所定の量より少ない場合と比較して、より広い範囲で送信された前記ビーコンに対応する前記応答信号の受信に基づいて、前記画像形成処理部に対して画像形成の開始を指示する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記記憶部は、複数の画像データと、該複数の画像データにそれぞれ関連付けられた識別信号とを受信順に記憶し、
前記制御部は、一の画像データに関連付けられた前記識別信号に対応する前記応答信号を受信する前に、該一の画像データより後に受信した他の画像データに関連付けられた前記識別信号に対応する前記応答信号を受信したとき、該一の画像データより先に、該他の画像データに基づく画像形成の開始を前記画像形成処理部に指示する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 受信した画像データを記憶するステップと、
ビーコンを無線で送信するステップと、
前記ビーコンを受信した電子機器から無線で送信された応答信号を受信するステップと、
前記応答信号の受信に基づいて、画像形成の開始を指示するステップと、
前記指示に応じて前記画像データに基づく画像を媒体に形成するステップと、を含む
ことを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014238694A JP2016097653A (ja) | 2014-11-26 | 2014-11-26 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014238694A JP2016097653A (ja) | 2014-11-26 | 2014-11-26 | 画像形成装置及び画像形成方法 |
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JP2016097653A true JP2016097653A (ja) | 2016-05-30 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018103525A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | ブラザー工業株式会社 | プリンタ |
JP2019045988A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | 富士ゼロックス株式会社 | サーバ装置、情報処理装置及びプログラム |
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2014
- 2014-11-26 JP JP2014238694A patent/JP2016097653A/ja active Pending
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