JP2016097107A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者や介護者に交換時期や排尿量に合った製品を選ぶための目安が解り、かつコストを抑えたより安全で美粧性の優れた吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収性物品は、身体接触側表面の液透過性のトップシート10と、裏面側の液不透過性のバックシート20と、トップシート10とバックシート20の間に備えられた吸収体30と、トップシート10と吸収体30の間に設けられ、トップシート10とは異なる色相を有する液拡散性シート40を有し、液拡散性シート40が、0.5dtex〜15dtexの繊維径の繊維で構成され、10g/m2〜100g/m2の坪量と、0.5〜3.0mmの厚みとを有し、トップシート10と液拡散性シート40と吸収体30とを接合するエンボス15が間欠的に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
軽失禁パッドやパンツ用パッドなどの使用中に、吸収の目安量近くになっても表面材のドライ性は保たれてはいるが、更に、排尿すると漏れが発生したり、おむつ内部の蒸れが著しく不具合が発生することがある。また、まだ使えるのに定時交換で早々と取り換えてしまうこともある。その他、排尿量にあっていない吸収性物品を使って漏れたり、必要以上に吸収量の高い吸収性物品を使用して着用者の活動を妨げたりすることがあった。そこで、使用者や介護者に取り換え時期や目安の解る吸収性物品が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の吸収性物品では、吸収性物品の長手方向両端部及び幅方向両端部に濡れ検知領域を有するものが開示されている。
特開2014−108264
しかしながら、特許文献1に記載の吸収性物品では、濡れ検知手段には、pHの変化による呈色指示薬や水溶性インキの塗布が用いられるため、試薬使用によるコストアップや試薬やインキの流出や下着への着色などの問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、使用者や介護者に交換時期や排尿量に合った製品を選ぶための目安が解り、かつコストを抑えてより安全で美粧性の優れた吸収性物品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、(1)本発明は、吸収性物品であって、身体接触側表面の液透過性のトップシートと、裏面側の液不透過性のバックシートと、前記トップシートと前記バックシートの間に備えられた吸収体と、前記トップシートと前記吸収体の間に設けられ、前記トップシートとは異なる色相を有する液拡散性シートを有し、前記液拡散性シートが、0.5dtex〜15.0dtexの繊維径の繊維で構成され、10g/m2〜100g/m2の坪量と、0.5〜3.0mmの厚みとを有し、前記トップシートと前記液拡散性シートと前記吸収体を接合するエンボスが間欠的に設けられている。
(2)上記(1)において、前記液拡散性シートが前記吸収性物品の長手方向の長さの1/3以上の長さを有する。
(3)上記(1)又は(2)において、前記エンボスが施された部分が前記トップシートの表面状態においてその周縁部分とは色相が異なっている。
(4)上記(1)〜(3)において、前記エンボスが前記トップシートの表面に対して1%〜10%の範囲で設けられている。
(5)上記(1)〜(4)において、長手方向に沿って連続的に形成された左右のチャネルエンボスを有し、前記間欠的に設けられたエンボスが少なくとも一部において前記左右のチャネルエンボス間に存在するように形成されている。
(6)上記(1)〜(5)において、前記トップシートが、隠蔽性を高めた材料を含むサーマルボンド不織布である。
(7)上記(1)〜(6)において、前記吸収体が前記液拡散性シート側において凸部が形成されており、前記エンボスが前記吸収体に形成された凸部上に設けられている。
(8)上記(1)〜(7)において、前記トップシートの下層であって、前記隣接するエンボス間に設けられる空気層を有する。
本発明によれば、使用者や介護者に交換時期や排尿量に合った製品を選ぶための目安が解り、かつコストを抑えてより安全で美粧性の優れた吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 図1に示す吸収性物品における、X−X断面図である。 図2に示す吸収性物品における、破線部の拡大図、(a)は吸液前、(b)は吸液直後、(c)は液拡散後、(d)は飽和状態の様子を示した拡大図である。 本発明の実施形態に係る吸収性物品におけるエンボス部分の平面概略図、(a)は吸液前、(b)は吸液後の様子を示した平面外略図である。 本発明の実施形態に係る吸収性物品の変形例である。 本発明の実施形態に係る吸収性物品の変形例である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。本発明の説明において、吸収性物品の長手方向は、吸収性物品が着用されたときに着用者の前後にわたる方向となり、吸収性物品の短手方向は、長手方向に対して横又は直交する方向となる。「長手方向」とは図1の上下方向を、「短手方向」とは図1の左右方向をそれぞれ意味する。
本発明の実施形態に係る吸収性物品としては、例えば、軽失禁パッド、パンティライナー、紙おむつ、紙おむつライナー、生理用ナプキンが例示されるが、これに限定されるものではなく、その他の吸収性物品であってもよい。
本発明の実施形態の吸収性物品について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る吸収性物品の平面図である。図2は、図1に示す吸収性物品における、X−X断面図である。
図1及び図2に示すように、吸収性物品1は、身体接触側表面の液透過性のトップシート10と、裏面側の液不透過性のバックシート20と、トップシート10とバックシート20の間に備えられた吸収体30と、トップシート10と吸収体30の間に設けられ、吸収性物品1にインジケーター機能を与えるための液拡散性シート40を有する。液拡散性シート40は、インジケーター機能を発揮するために、トップシート10と異なる色相を有している。
トップシート10及びバックシート20は、液拡散性シート40及び吸収体30を上下に挟み込む形で積層し、その周囲が一部あるいは全周に渡ってホットメルト接着剤(図示せず)により固定されている。
トップシート10の基材は、血液、体液等の液体が吸収体30へと移動するような液透過性を備えていればよく、例えば、エアースルー不織布を代表とするサーマルボンド不織布等の不織布、スパンボンド不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。なかでも、尿等の逆戻り防止の観点から、エアースルー不織布が好ましい。また、肌への刺激を低減させるために、トップシート10に、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させることも好ましい。さらに、強度および加工性の点から、トップシート10の坪量は、10g/m以上50g/m以下、さらに好ましくは18g/m以上であることが好ましい。
また、トップシート10は、隠蔽性を高めるための材料を含んで構成されている。隠蔽性を高めるための材料としては、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、パール顔料などの無機系顔料、アゾ系化合物などの有機顔料をあげることができる。トップシート10に隠蔽性を高めるための材料を入れることにより、乾燥時の不透明性が増し、吸液時には透明性が増すことにより色相の違いが良く解るようにできる。
バックシート20の基材は、吸収体30が保持している体液が下着に漏れないような液不透過性を備えたものであればよく、不織布、樹脂フィルム、あるいはこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。かかる不織布は、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンドやメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドを積層した複合不織布及びこれらの複合材料があげられる。また、かかる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等があげられる。バックシート20には、下着等に粘着させる粘着剤を設け、その外側に剥離紙を設けることが好ましい。
強度および加工性の点から、バックシート20の坪量は、15g/m以上40g/m以下程度であることが好ましく、18g/m以上のポリエチレンフィルムがさらに好ましい。また、装着時の蒸れを防止するため、バックシート20は通気性を持たせることが好ましい。通気性を備えさせるために、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合することや、バックシート20にエンボス加工を施すことがあげられる。フィラーとしては、炭酸カルシウムをあげることができ、その加工方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
吸収体30は、フラップパルプと高吸収性樹脂(高吸収性ポリマー:SAP)を含有する。吸収体30の基材は、一般に生理用ナプキンやおむつ、尿パッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュ、吸収紙、親水性不織布といった材料から形成される。この中で、吸収性の観点から、フラッフパルプが好ましい。フラッフパルプ以外では合成繊維、ポリマー繊維等の非木材パルプを綿状に解繊したものをあげることができる。また、吸収性能および肌触りを損なわないよう、吸収体30の基材の坪量を300g/m以上600g/m以下とすることが好ましい。
吸収体30のSAPは、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアスパラギン酸、(デンプン−アクリル酸)グラフト共重合体、アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、といった材料から形成される。この中で、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸ナトリウムが好ましい。また、吸収性能および肌触りを損なわないよう、吸収体30の高吸収ポリマーの坪量は、100g/m以上500g/m以下とすることが好ましい。
吸収体30の基材と高吸収性ポリマーは、基材中に高吸収性ポリマー粒子を混合して形成したものが好ましい。吸収体30の形状としては、一般に生理用ナプキンやおむつ、尿パッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、矩形状、砂時計状、I字状等をあげることができる。さらに、吸収体30の表面にエンボス加工を施すと、体液の拡散をコントロールすると共に、使用者の体型に応じて吸収体30が容易に変形するので好ましい。
次に、インジケーター機能を発揮させるための液拡散性シートについて説明する。
液拡散性シート40の素材は、親水性不織布が使用でき、特には、エアースルー不織布が好ましい。また、液拡散性シート40としては、例えば、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布やメルトブローン不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブローン、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドを積層した複合不織布があげられる。液拡散性シート40は、繊維径が0.5dtex〜15.0dtexの繊維で構成されている。繊維径については、一般的には、エアスルー不織布が1.5〜15dtex程度、スパンボンド不織布が1.7〜3dtex程度、メルトブローン不織布が0.5〜2dtex程度となる。
液拡散性シート40は、吸収性物品1の長手方向の長さの1/3以上の長さを有することが好ましい。図1に示す例では、吸収性物品1の長手方向の長さがL1であるのに対して、液拡散性シート40の長手方向の長さはL2であり、L2は吸収性物品1の長手方向の長さ1/3以上の長さを有する。
液拡散性シート40の坪量は、10g/m2〜100g/m2の範囲にあることが好ましい。液拡散性シート40の厚みは、0.5〜3.0mmの範囲にあることが好ましい。液拡散性シート40の拡散の度合いは、繊維の配合や油剤等の添加剤により調整する。液拡散性シート40の坪量は、JIS P8124に基づいて測定する。また、厚さは、シックネスゲージ(尾崎製作所製のダイヤルシックネスゲージ「PEACOCK」)を用いて測定する。測定は、荷重250gf、測定子直径30mmで、測定子と測定台の間に試料を置き、測定子を1秒間に1mm以下の速度で下ろしたときのゲージを読み取る。
液拡散性シート40は、トップシート10とは異なる色相を有する。液拡散性シート40の色相は、青、緑系の色が好ましく、赤色、黄色、茶色、黒色等の血液、尿、便、異物を連想させる色味は好ましくない。液拡散性シート40の着色は、既存技術による原料への染料、顔料添加等の原着や印刷を用いることができる。ここで、「異なる色相」には、トップシート10が白色の場合、色相は無いことになるが、液拡散性シート40が青色でトップシート10が白色の場合、液拡散性シート40は、トップシート10の色相と異なるため、液拡散性シート40とトップシート10は異なる色相という。
トップシート10は、間欠的にエンボス15が施された部分の透明度が高く、下層に位置する液拡散性シート40の色相の影響で、トップシート10の表面状態においてその周縁部分とは色相が異なっているように見える。
トップシート10と液拡散性シート40と吸収体を接合するエンボス15が間欠的に設けられており、図1に示す例では、エンボス15は吸収性物品1のほぼ全面に亘り設けられている。このエンボス15は、使用者や介護者に吸収性物品の取り換え時期や、尿の拡散状態が目視判断可能なインジケーターとして機能させるためのものである。エンボス15は、トップシート10の表面に対して1%〜10%の範囲で設けられている。エンボス15の大きさ、形状、分布状態は任意に設定でき、例えばドット柄、花、植物、星、ハート等の美粧性を高めるための図柄であってもよい。エンボス15は、熱エンボス処理又は超音波シール処理によってエンボス加工が施される。
図3は、図2の破線で囲われた部分の拡大図であってエンボス15が施された部分の液分の吸収を説明する図であって、(a)は吸液前、(b)は吸液直後、(c)は液拡散後、(d)は飽和状態の様子を示した拡大図である。
図3(a)のように、エンボス15が施された部分は、液拡散性シート40が吸収体30と接している。そして、排尿された尿は図3(b)のように、トップシート10から液拡散性シート40へ伝わり、液拡散性シート40中を平面方向に広がりながら、さらに液拡散性シート40が吸収体30と接する部分を中心に下層の吸収体30へ浸透されていく。尿が液拡散性シート40に留まっている間は、着色された液拡散性シート40は濃い色調に変色するが、図3(c)のように、尿が吸収体30へ拡散し、液分が吸収されると、数分の間に液拡散性シート40の色調は元の状態に戻る現象が生じる。この現象は、排尿の度に繰り返されるが、図3(d)のように、吸収体30が一定量の尿を吸収すると、液拡散性シート40からの尿の拡散は行われなくなり、常時湿潤した状態となり、液拡散性シート40の色調は濃い色調のままとなる。
図4は、尿の吸収前後のエンボス15部分の色調の変化を説明する図である。
図4(a)は尿の吸収前のエンボス15の様子である。エンボス15が施された部分は、液拡散性シート40がトップシート10と密に接しているため、乾燥時であっても液拡散性シート40の色調が透け、周縁部分と比べて色調が濃く現れる。これにより、エンボス15の図柄が視認しやすく、美粧性を高めることができる。
次に、図4(b)は尿の吸収後のエンボス15の様子である。エンボス15が施された部分は、液拡散性シート40が吸収体30と密に接しているため、エンボス15部分が他の周縁部に比べて早く濃い色調へと変化する。このことから、少数のエンボス15の色調が濃く変化する段階では吸収体30の吸収能力はまだ余裕があると判断することができる。一方、ほとんどのエンボス15の色調が濃く変化し、かつエンボス15周縁部までもが色調が濃く現れ始めた段階では吸収体30の吸収能力は限界に近づいていると判断することができる。このように間欠的にエンボス15が施されることによって、エンボス15部分の単体、あるいは、隣接するエンボス15部分との比較観察することで、色調の変化したエンボス15の個数や分布によって尿吸収の状態の把握が容易となる。
次に本発明の実施形態に係る吸収性物品の変形例について説明する。図5は、本発明の実施形態に係る吸収性物品の変形例である。図5に示すように、吸収体30には、液拡散性シート40側において凸部21が形成されている。エンボス15は、吸収体30上に形成された凸部21上に位置するように形成されている。トップシート10の下層の隣接するエンボス15間には、凸部21によって空気層45が形成されている。また、吸収体30を多層にして上層に開口を設けるようにすることもできる。吸収体30の表面の形状を変化させることで、吸収体30中の横方向の拡散を部分的に制限することにより、液分は吸収体30を経由して隣接するエンボス15の部分に達するため、より正確に吸収体30の吸収状態を確認でき、よりインジケーター機能を高めることができる。
図6は、本発明の実施形態に係る吸収性物品の変形例である。図6に示すように、吸収性物品100は、長手方向に沿って連続的に形成された左右のチャネルエンボス16がトップシート10から吸収体30に至るまで形成されている。間欠的に設けられたエンボス15は、少なくともその一部において左右のチャネルエンボス16間に存在するように形成されている。チャネルエンボス16によって折り癖がつくことにより吸収性物品100が着用時に立体的に変形しやすくなる。チャネルエンボス16は、点状又は線状などの様々なパターンで形成することができる。
以上、本実施形態によれば、液拡散性シート40は、トップシート10とは異なる色相を有し、間欠的なエンボスを設けることにより、特別な試薬等や新たな部材を用いることなく、より安全に使用者や介護者に吸収性物品の取り換え時期や、尿の拡散状態が目視判断できる。また、介護者におむつが適切な位置に装着しているかどうかの確認も容易となる。また、美粧性に優れた外観が得られる吸収性物品を提供することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1、100 吸収性物品
10 トップシート
15 エンボス
16 チャネルエンボス
20 バックシート
30 吸収体
40 液拡散性シート

Claims (8)

  1. 吸収性物品であって、
    身体接触側表面の液透過性のトップシートと、
    裏面側の液不透過性のバックシートと、
    前記トップシートと前記バックシートの間に備えられた吸収体と、
    前記トップシートと前記吸収体の間に設けられ、前記トップシートとは異なる色相を有する液拡散性シートを有し、
    前記液拡散性シートが、0.5dtex〜15.0dtexの繊維径の繊維で構成され、10g/m2〜100g/m2の坪量と、0.5〜3.0mmの厚みとを有し、
    前記トップシートと前記液拡散性シートと前記吸収体とを接合するエンボスが間欠的に設けられていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記液拡散性シートが前記吸収性物品の長手方向の長さの1/3以上の長さを有することを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記エンボスが施された部分が前記トップシートの表面状態においてその周縁部分とは色相が異なっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記エンボスが前記トップシートの表面に対して1%〜10%の範囲で設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 長手方向に沿って連続的に形成された左右のチャネルエンボスを有し、
    前記間欠的に設けられたエンボスが少なくとも一部において前記左右のチャネルエンボス間に存在するように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記トップシートが、隠蔽性を高めた材料を含むサーマルボンド不織布であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収体が前記液拡散性シート側において凸部が形成されており、
    前記エンボスが前記吸収体に形成された凸部上に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記トップシートの下層であって、前記隣接するエンボス間に設けられる空気層を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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