JP2016097054A - 投薬制御方法、投薬装置および投薬制御プログラム - Google Patents
投薬制御方法、投薬装置および投薬制御プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】投薬システムにおいて、さらなる使い勝手の向上に寄与する投薬制御方法を提供
する。
【解決手段】投薬制御方法は、生体に装着される投薬装置12と、投薬装置12と近距離
無線通信する制御装置17との間の距離を取得し、投薬装置12へのコマンドを取得し、
コマンドを距離に基づいてデコードして、投薬装置12を制御する信号を生成する。投薬
装置12および制御装置17の距離に応じて投薬装置12の制御信号は生成される。共通
のコマンドであっても距離に応じて制御内容は相違することができる。
【選択図】図2
する。
【解決手段】投薬制御方法は、生体に装着される投薬装置12と、投薬装置12と近距離
無線通信する制御装置17との間の距離を取得し、投薬装置12へのコマンドを取得し、
コマンドを距離に基づいてデコードして、投薬装置12を制御する信号を生成する。投薬
装置12および制御装置17の距離に応じて投薬装置12の制御信号は生成される。共通
のコマンドであっても距離に応じて制御内容は相違することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、投薬制御方法、投薬装置および投薬制御プログラム等に関する。
特許文献1に開示されるように、投薬システムはインスリンポンプおよび外部コントロ
ーラーを備える。インスリンポンプは例えばユーザーの体表に貼り付けられる。インスリ
ンポンプから生体内にインスリンは注入される。インスリンポンプには無線通信で外部コ
ントローラーが接続される。インスリンポンプの動作は外部コントローラーで制御される
。
ーラーを備える。インスリンポンプは例えばユーザーの体表に貼り付けられる。インスリ
ンポンプから生体内にインスリンは注入される。インスリンポンプには無線通信で外部コ
ントローラーが接続される。インスリンポンプの動作は外部コントローラーで制御される
。
インスリンポンプを外部コントローラーと組み合わせて使う場合に、さらなる使い勝手
の向上が求められている。例えば特許文献1では、外部コントローラーにモードスイッチ
や数値設定スイッチが設けられる。外部コントローラーの表示部には、モードスイッチや
数値設定スイッチの操作に応じた内容が表示され、ユーザーはモードや数値を確認する。
全ての操作をコントローラーのボタンで制御する場合には、操作が煩雑になる恐れがある
。
の向上が求められている。例えば特許文献1では、外部コントローラーにモードスイッチ
や数値設定スイッチが設けられる。外部コントローラーの表示部には、モードスイッチや
数値設定スイッチの操作に応じた内容が表示され、ユーザーはモードや数値を確認する。
全ての操作をコントローラーのボタンで制御する場合には、操作が煩雑になる恐れがある
。
本発明の少なくとも1つの態様によれば、投薬システムにおいて、さらなる使い勝手の
向上に寄与する投薬制御方法は提供されることができる。
向上に寄与する投薬制御方法は提供されることができる。
(1)本発明の一態様は、生体に装着される投薬装置と、前記投薬装置と近距離無線通
信する制御装置との間の距離を取得し、前記投薬装置へのコマンドを取得し、前記コマン
ドを前記距離に基づいてデコードして、前記投薬装置を制御する信号を生成する投薬制御
方法に関する。
信する制御装置との間の距離を取得し、前記投薬装置へのコマンドを取得し、前記コマン
ドを前記距離に基づいてデコードして、前記投薬装置を制御する信号を生成する投薬制御
方法に関する。
投薬装置および制御装置の距離に応じて投薬装置の制御信号は生成される。共通のコマ
ンドであっても距離に応じて制御内容は相違することができる。1つのスイッチから投薬
装置に共通のコマンドが入力されても、距離に応じて複数種類の制御内容は実現されるこ
とができる。操作そのものは簡素化されることから、投薬システムの使い勝手は向上する
。
ンドであっても距離に応じて制御内容は相違することができる。1つのスイッチから投薬
装置に共通のコマンドが入力されても、距離に応じて複数種類の制御内容は実現されるこ
とができる。操作そのものは簡素化されることから、投薬システムの使い勝手は向上する
。
(2)本発明の他の態様は、生体に装着される生体情報取得装置と、前記生体情報取得
装置と近距離無線通信する制御装置との間の距離を取得し、前記生体に装着される投薬装
置へのコマンドを取得し、前記コマンドを前記距離に基づいてデコードして、前記投薬装
置を制御する信号を生成する投薬制御方法に関する。
装置と近距離無線通信する制御装置との間の距離を取得し、前記生体に装着される投薬装
置へのコマンドを取得し、前記コマンドを前記距離に基づいてデコードして、前記投薬装
置を制御する信号を生成する投薬制御方法に関する。
生体情報取得装置および制御装置の距離に応じて投薬装置の制御信号は生成される。共
通のコマンドであっても距離に応じて制御内容は相違することができる。1つのスイッチ
から投薬装置に共通のコマンドが入力されても、距離に応じて複数種類の制御内容は実現
されることができる。操作そのものは簡素化されることから、投薬システムの使い勝手は
向上する。
通のコマンドであっても距離に応じて制御内容は相違することができる。1つのスイッチ
から投薬装置に共通のコマンドが入力されても、距離に応じて複数種類の制御内容は実現
されることができる。操作そのものは簡素化されることから、投薬システムの使い勝手は
向上する。
(3)投薬制御方法は、取得された前記距離を第1基準距離と比較し、比較結果に基づ
いて前記投薬装置での一回当たりの投薬量を可変する信号を生成してもよい。
いて前記投薬装置での一回当たりの投薬量を可変する信号を生成してもよい。
一般に投薬装置はユーザーの身体に取り付けられる。したがって、投薬装置と制御装置
との距離はユーザーから制御装置までの距離に等しい。例えば、制御装置がユーザーの手
元にあるのにわざわざ投薬装置を操作する場合には、ユーザーは操作の煩雑さを感じてい
るに違いない。その一方で、ユーザーの視界には存在するものの制御装置が手元から離れ
ている際に投薬装置を操作する場合には、ユーザーは移動の煩雑さを感じているに違いな
い。このように場面に応じてユーザーの意図は相違する。こうした意図を反映して投薬量
が設定されれば、ユーザーにとって投薬システムの使い勝手はさらに向上する。
との距離はユーザーから制御装置までの距離に等しい。例えば、制御装置がユーザーの手
元にあるのにわざわざ投薬装置を操作する場合には、ユーザーは操作の煩雑さを感じてい
るに違いない。その一方で、ユーザーの視界には存在するものの制御装置が手元から離れ
ている際に投薬装置を操作する場合には、ユーザーは移動の煩雑さを感じているに違いな
い。このように場面に応じてユーザーの意図は相違する。こうした意図を反映して投薬量
が設定されれば、ユーザーにとって投薬システムの使い勝手はさらに向上する。
(4)投薬制御方法は、取得された前記距離を前記第1基準距離よりも長い第2基準距
離と比較し、取得された前記距離が前記第2基準距離以上であるときには、前記制御装置
を探索可能な出力を前記制御装置より発生させてもよい。
離と比較し、取得された前記距離が前記第2基準距離以上であるときには、前記制御装置
を探索可能な出力を前記制御装置より発生させてもよい。
ユーザーがどこかに制御装置を置き忘れた場合には、制御装置は投薬装置から遠ざかっ
た可能性が高いと考えられる。少なくともユーザーのすぐ近くには存在しない場合が多い
。したがって、生体に装着された投薬装置の操作で探索可能な出力が制御装置から発せら
れれば、ユーザーは制御装置のありかを容易に知ることができる。こうしてユーザーにと
って投薬システムの使い勝手はさらに向上する。
た可能性が高いと考えられる。少なくともユーザーのすぐ近くには存在しない場合が多い
。したがって、生体に装着された投薬装置の操作で探索可能な出力が制御装置から発せら
れれば、ユーザーは制御装置のありかを容易に知ることができる。こうしてユーザーにと
って投薬システムの使い勝手はさらに向上する。
(5)投薬制御方法は、前記投薬装置と前記制御装置とが通信不能状態のときに前記投
薬装置へのコマンドが取得された場合には、前記投薬装置は一回だけ再接続処理を実施し
た後は、定期的な再接続処理を一定期間禁止してもよい。
薬装置へのコマンドが取得された場合には、前記投薬装置は一回だけ再接続処理を実施し
た後は、定期的な再接続処理を一定期間禁止してもよい。
投薬装置と制御装置との間で通信が切断されている場合には、定期的に再接続処理が実
施される。こうした再接続処理によれば、ユーザーが意識せずとも投薬装置と制御装置と
の間で通信は接続されることができる。その一方で、ユーザーが投薬装置の操作で意図的
に通信の接続を試みる場合には、制御装置はユーザーの視界から外れていることが想定さ
れる。したがって、一回だけの再接続処理で繋がらない場合には、制御装置は投薬装置の
通信範囲から外れている可能性が高い。こうして定期的な再接続処理が禁止されれば、消
費電力は抑制されることができる。
施される。こうした再接続処理によれば、ユーザーが意識せずとも投薬装置と制御装置と
の間で通信は接続されることができる。その一方で、ユーザーが投薬装置の操作で意図的
に通信の接続を試みる場合には、制御装置はユーザーの視界から外れていることが想定さ
れる。したがって、一回だけの再接続処理で繋がらない場合には、制御装置は投薬装置の
通信範囲から外れている可能性が高い。こうして定期的な再接続処理が禁止されれば、消
費電力は抑制されることができる。
(6)投薬制御方法は、前記投薬装置を制御する前記信号の生成に先立って、制御の内
容ごとに相違する告知信号を生成してもよい。投薬装置と制御装置との距離が明確ではな
く、ユーザーが認識する制御の内容と距離に応じて実施される制御の内容とが一致しない
と、ユーザーは混乱する。したがって、制御信号の生成に先立って制御の内容がユーザー
に告知されれば、そういった誤操作は防止されることができる。こうして投薬システムの
使い勝手はさらに向上する。
容ごとに相違する告知信号を生成してもよい。投薬装置と制御装置との距離が明確ではな
く、ユーザーが認識する制御の内容と距離に応じて実施される制御の内容とが一致しない
と、ユーザーは混乱する。したがって、制御信号の生成に先立って制御の内容がユーザー
に告知されれば、そういった誤操作は防止されることができる。こうして投薬システムの
使い勝手はさらに向上する。
(7)投薬制御方法は、前記投薬装置を制御する前記信号の生成に先立って、前記制御
装置に入力された操作からの時間を計測してもよい。コマンドの生成前の一定期間に制御
装置に操作が入力されていれば、ユーザーは身近に存在する制御装置を覚えていて制御装
置を操作した可能性が高い、と考えられる。したがって、ユーザーは距離に応じて期待ど
おりに所望の機能を実現することができる。一方で、距離が変化せずにコマンドの生成前
の一定期間に制御装置に操作が入力されていなければ、ユーザーは手元の制御装置を忘れ
ている可能性が高くなっている。距離に応じて制御装置が機能を実施してしまうと、ユー
ザーの思惑とは相違する機能が実施されるおそれがある。こうしてユーザーの誤操作は防
止される。投薬システムの使い勝手は向上する。
装置に入力された操作からの時間を計測してもよい。コマンドの生成前の一定期間に制御
装置に操作が入力されていれば、ユーザーは身近に存在する制御装置を覚えていて制御装
置を操作した可能性が高い、と考えられる。したがって、ユーザーは距離に応じて期待ど
おりに所望の機能を実現することができる。一方で、距離が変化せずにコマンドの生成前
の一定期間に制御装置に操作が入力されていなければ、ユーザーは手元の制御装置を忘れ
ている可能性が高くなっている。距離に応じて制御装置が機能を実施してしまうと、ユー
ザーの思惑とは相違する機能が実施されるおそれがある。こうしてユーザーの誤操作は防
止される。投薬システムの使い勝手は向上する。
(8)本発明の他の態様は、生体に装着され、制御装置と近距離無線通信する投薬装置
であって、前記制御装置と前記投薬装置との間の距離を取得する距離取得部と、前記投薬
装置へのコマンドを取得するコマンド取得部と、前記コマンドを前記距離に基づいてデコ
ードするコマンドデコーダーとを有する投薬装置に関する。
であって、前記制御装置と前記投薬装置との間の距離を取得する距離取得部と、前記投薬
装置へのコマンドを取得するコマンド取得部と、前記コマンドを前記距離に基づいてデコ
ードするコマンドデコーダーとを有する投薬装置に関する。
(9)本発明のさらに他の態様は、生体に装着される投薬装置と、前記投薬装置と近距
離無線通信する制御装置との間の距離を取得する手順と、前記投薬装置へのコマンドを取
得する手順と、前記コマンドを前記距離に基づいてデコードして、前記投薬装置を制御す
る信号を生成する手順とをコンピューターに実施させる投薬制御プログラムに関する。
離無線通信する制御装置との間の距離を取得する手順と、前記投薬装置へのコマンドを取
得する手順と、前記コマンドを前記距離に基づいてデコードして、前記投薬装置を制御す
る信号を生成する手順とをコンピューターに実施させる投薬制御プログラムに関する。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。なお、以下に説明する本
実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、
本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、
本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(1)第1実施形態に係る投薬システムの全体構成
図1は第1実施形態に係る投薬システム11の全体構成を概略的に示す。投薬システム
11はインスリンポンプ(投薬装置)12を備える。インスリンポンプ12は留置針13
を有する。留置針13は例えば人体といった生体に挿入される。留置針13の先端は例え
ば皮下組織間質液に達する。インスリンポンプ12が作動すると、皮下に向けて投薬は実
施される。投薬によって間質液にはインスリンが供給される。インスリンポンプ12は人
体といった生体に装着されて利用される。
図1は第1実施形態に係る投薬システム11の全体構成を概略的に示す。投薬システム
11はインスリンポンプ(投薬装置)12を備える。インスリンポンプ12は留置針13
を有する。留置針13は例えば人体といった生体に挿入される。留置針13の先端は例え
ば皮下組織間質液に達する。インスリンポンプ12が作動すると、皮下に向けて投薬は実
施される。投薬によって間質液にはインスリンが供給される。インスリンポンプ12は人
体といった生体に装着されて利用される。
インスリンポンプ12の動作にはベーサル投与およびボーラス投与が含まれる。ベーサ
ル投与では留置針13から継続的にインスリンが生体に注入される。インスリンは5分や
15分の間隔で周期的に続く限り途切れなく投与される。その一方で、ボーラス投与では
特定の時期にスポット的に留置針13からインスリンが生体に注入される。インスリンは
例えば予め決められた時刻やユーザーの指定に従って周期的に数分間にわたって生体に投
与される。
ル投与では留置針13から継続的にインスリンが生体に注入される。インスリンは5分や
15分の間隔で周期的に続く限り途切れなく投与される。その一方で、ボーラス投与では
特定の時期にスポット的に留置針13からインスリンが生体に注入される。インスリンは
例えば予め決められた時刻やユーザーの指定に従って周期的に数分間にわたって生体に投
与される。
インスリンポンプ12はボタンスイッチ14を有する。ボタンスイッチ14は、インス
リンポンプ12が生体に装着された際に、インスリンポンプ12の筐体表面に露出する位
置に配置される。ボタンスイッチ14が操作されると、第1イージーボーラス機能、第2
イージーボーラス機能、コントローラー探索機能および再接続機能が実現される。個々の
機能の詳細は後述される。
リンポンプ12が生体に装着された際に、インスリンポンプ12の筐体表面に露出する位
置に配置される。ボタンスイッチ14が操作されると、第1イージーボーラス機能、第2
イージーボーラス機能、コントローラー探索機能および再接続機能が実現される。個々の
機能の詳細は後述される。
投薬システム11は血糖値計(生体情報収集装置)15を備える。血糖値計15は例え
ば1対の電極16を有する。電極16は例えば生体に挿入される。電極16の先端は例え
ば皮下組織間質液中に浸される。血糖値計15は間質液内で血糖値すなわちグルコース濃
度(生体情報)を検出する。血糖値計15には例えばCGM(連続グルコースセンサー)
が用いられることができる。血糖値計15は3分や5分の間隔で定期的に血糖値のデータ
を出力する。
ば1対の電極16を有する。電極16は例えば生体に挿入される。電極16の先端は例え
ば皮下組織間質液中に浸される。血糖値計15は間質液内で血糖値すなわちグルコース濃
度(生体情報)を検出する。血糖値計15には例えばCGM(連続グルコースセンサー)
が用いられることができる。血糖値計15は3分や5分の間隔で定期的に血糖値のデータ
を出力する。
投薬システム11はコントローラー(制御装置)17を備える。コントローラー17は
インスリンポンプ12の動作を制御する。動作の制御にあたってコントローラー17は血
糖値計15からモニター情報として血糖値のデータを収集する。血糖値のデータで血糖値
の過度の低下が予想されると、コントローラー17は、ユーザーに警告を発したり、投薬
の停止を指示したりする。コントローラー17には例えば携帯可能なノートパソコンやス
マートホン、タブレットパソコンその他の機器が用いられることができる。以下ではスマ
ートホンを例に説明する。
インスリンポンプ12の動作を制御する。動作の制御にあたってコントローラー17は血
糖値計15からモニター情報として血糖値のデータを収集する。血糖値のデータで血糖値
の過度の低下が予想されると、コントローラー17は、ユーザーに警告を発したり、投薬
の停止を指示したりする。コントローラー17には例えば携帯可能なノートパソコンやス
マートホン、タブレットパソコンその他の機器が用いられることができる。以下ではスマ
ートホンを例に説明する。
図2に示されるように、インスリンポンプ12はタンク21を備える。タンク21には
インスリンが貯蔵される。タンク21は例えばカートリッジ式に構成することができる。
カートリッジの交換に応じてインスリンポンプ12にはインスリンを補充することができ
る。
インスリンが貯蔵される。タンク21は例えばカートリッジ式に構成することができる。
カートリッジの交換に応じてインスリンポンプ12にはインスリンを補充することができ
る。
インスリンポンプ12は加圧部22を備える。加圧部22にはタンク21が結合される
。加圧部22の働きでタンク21からインスリンは放出される。放出されたインスリンは
留置針13に供給される。加圧部22は例えばモーターを有する。モーターの駆動力に応
じて加圧部22では圧力が生成される。生成された圧力の働きでインスリンはタンク21
から留置針13まで流れる。モーターは例えば圧電モーターから構成することができる。
圧電モーターは圧電素子の働きで駆動力を生成する。
。加圧部22の働きでタンク21からインスリンは放出される。放出されたインスリンは
留置針13に供給される。加圧部22は例えばモーターを有する。モーターの駆動力に応
じて加圧部22では圧力が生成される。生成された圧力の働きでインスリンはタンク21
から留置針13まで流れる。モーターは例えば圧電モーターから構成することができる。
圧電モーターは圧電素子の働きで駆動力を生成する。
インスリンポンプ12は制御回路23を備える。制御回路23は加圧部22に接続され
る。制御回路23は加圧部22の動作を制御する。制御にあたって制御回路23はコマン
ド(制御信号)を受信する。コマンドは、吐出開始や吐出停止、投薬頻度、一回あたりの
投薬量を特定する。制御回路23はコマンドに基づき加圧部22に対応の動作を指示する
。コマンドで吐出開始が特定されると、制御回路23は加圧部22の吐出動作の開始を指
示する。加圧部22は、投薬頻度で指定される周期で吐出動作を開始する。加圧部22の
動作量はコマンドで指定される投薬量に応じる。コマンドで吐出停止が特定されると、制
御回路23は加圧部22の吐出動作の停止を指示する。加圧部22は吐出動作を停止する
。制御回路23は例えばCPU(中央演算処理装置)やメモリー、クロック回路で構成す
ることができる。CPUはメモリーに記憶されるプログラムに従って動作する。CPUの
動作はクロック回路で生成されるクロックに同期する。
る。制御回路23は加圧部22の動作を制御する。制御にあたって制御回路23はコマン
ド(制御信号)を受信する。コマンドは、吐出開始や吐出停止、投薬頻度、一回あたりの
投薬量を特定する。制御回路23はコマンドに基づき加圧部22に対応の動作を指示する
。コマンドで吐出開始が特定されると、制御回路23は加圧部22の吐出動作の開始を指
示する。加圧部22は、投薬頻度で指定される周期で吐出動作を開始する。加圧部22の
動作量はコマンドで指定される投薬量に応じる。コマンドで吐出停止が特定されると、制
御回路23は加圧部22の吐出動作の停止を指示する。加圧部22は吐出動作を停止する
。制御回路23は例えばCPU(中央演算処理装置)やメモリー、クロック回路で構成す
ることができる。CPUはメモリーに記憶されるプログラムに従って動作する。CPUの
動作はクロック回路で生成されるクロックに同期する。
インスリンポンプ12は通信回路24を備える。通信回路24は制御回路23に接続さ
れる。通信回路24は例えば近距離無線通信を通じて外部からコマンドを受信する。制御
回路23は通信回路24から受け取るコマンドに従って動作する。通信回路24は例えば
ブルートゥース(登録商標)を利用すればよい。ブルートゥースのプロキシミティプロフ
ァイルによれば、インスリンポンプ12の通信回路24は他の通信回路との送受信を通じ
て信号強度から距離情報を提供する。
れる。通信回路24は例えば近距離無線通信を通じて外部からコマンドを受信する。制御
回路23は通信回路24から受け取るコマンドに従って動作する。通信回路24は例えば
ブルートゥース(登録商標)を利用すればよい。ブルートゥースのプロキシミティプロフ
ァイルによれば、インスリンポンプ12の通信回路24は他の通信回路との送受信を通じ
て信号強度から距離情報を提供する。
制御回路23のCPUでデコーダープログラムが実行されると、CPUは距離取得部2
5、コマンド取得部26およびコマンドデコーダー27といった機能ブロックを形成する
。距離取得部25は、インスリンポンプ12とコントローラー17との距離情報を取得す
る。距離情報の取得にあたって距離取得部25は通信回路24に接続される。近距離無線
通信の距離測定機能が利用される。こうした距離測定機能には例えばブルートゥース(登
録商標)のプロキシミティプロファイルが挙げられる。
5、コマンド取得部26およびコマンドデコーダー27といった機能ブロックを形成する
。距離取得部25は、インスリンポンプ12とコントローラー17との距離情報を取得す
る。距離情報の取得にあたって距離取得部25は通信回路24に接続される。近距離無線
通信の距離測定機能が利用される。こうした距離測定機能には例えばブルートゥース(登
録商標)のプロキシミティプロファイルが挙げられる。
コマンド取得部26はボタンスイッチ14に接続される。ボタンスイッチ14はコマン
ド取得部26にコマンド(信号)を供給する。コマンドの供給にあたってボタンスイッチ
14は操作される。ボタンスイッチ14は単一のコマンド(制御信号)のみを出力する。
したがって、コマンド取得部26はコマンドの有無のみを検出する。
ド取得部26にコマンド(信号)を供給する。コマンドの供給にあたってボタンスイッチ
14は操作される。ボタンスイッチ14は単一のコマンド(制御信号)のみを出力する。
したがって、コマンド取得部26はコマンドの有無のみを検出する。
コマンドデコーダー27は距離取得部25およびコマンド取得部26に接続される。コ
マンドデコーダー27は、距離取得部25で取得された距離に基づき、コマンド取得部2
6から供給されるコマンドをデコードする。デコードにあたってコマンドデコーダー27
は、第1基準距離および第2基準距離と、取得した距離とを比較する。ここでは、例えば
第1基準距離に1mが設定され、第2基準距離に2mが設定される。距離が1m(第1基
準距離)未満であれば、コマンドデコーダー27は第1機能コマンドを出力する。第1機
能コマンドは、第1イージーボーラス機能に従って加圧部22を動作させる。距離が1m
以上であって2m(第2基準距離)未満であれば、コマンドデコーダー27は第2機能コ
マンドを出力する。第2機能コマンドは、第2イージーボーラス機能に従って加圧部22
を動作させる。距離が2m以上であれば、コマンドデコーダー27は第3機能コマンドを
出力する。第3機能コマンドはコントローラー探索機能に従って通信回路24を動作させ
る。加えて、コマンドデコーダー27は、通信不能状態を検出すると、第4機能コマンド
を出力する。第4機能コマンドは再接続機能に従って通信回路24を動作させる。距離取
得部25、コマンド取得部26およびコマンドデコーダー27はハードウェアとして構成
されてもよい。
マンドデコーダー27は、距離取得部25で取得された距離に基づき、コマンド取得部2
6から供給されるコマンドをデコードする。デコードにあたってコマンドデコーダー27
は、第1基準距離および第2基準距離と、取得した距離とを比較する。ここでは、例えば
第1基準距離に1mが設定され、第2基準距離に2mが設定される。距離が1m(第1基
準距離)未満であれば、コマンドデコーダー27は第1機能コマンドを出力する。第1機
能コマンドは、第1イージーボーラス機能に従って加圧部22を動作させる。距離が1m
以上であって2m(第2基準距離)未満であれば、コマンドデコーダー27は第2機能コ
マンドを出力する。第2機能コマンドは、第2イージーボーラス機能に従って加圧部22
を動作させる。距離が2m以上であれば、コマンドデコーダー27は第3機能コマンドを
出力する。第3機能コマンドはコントローラー探索機能に従って通信回路24を動作させ
る。加えて、コマンドデコーダー27は、通信不能状態を検出すると、第4機能コマンド
を出力する。第4機能コマンドは再接続機能に従って通信回路24を動作させる。距離取
得部25、コマンド取得部26およびコマンドデコーダー27はハードウェアとして構成
されてもよい。
インスリンポンプ12は電源28を備える。電源28は制御回路23や加圧部22、通
信回路24に接続される。電源28は例えば電池で構成することができる。電源28から
供給される電力に応じて制御回路23や加圧部22、通信回路24は動作する。
信回路24に接続される。電源28は例えば電池で構成することができる。電源28から
供給される電力に応じて制御回路23や加圧部22、通信回路24は動作する。
血糖値計15は検出回路31を備える。検出回路31は電極16に接続される。検出回
路31は電極16間で生じる電流を測定する。ここで、検出回路31の原理の一例を挙げ
ると、皮下組織間質液中のグルコースがグルコースオキシダーゼ酵素膜を通過する際、グ
ルコースと酸素とからグルコン酸と過酸化水素とが生成される。生成された過酸化水素は
さらに電極面で水および酸素に分解される。その際、反応電流が電極16間で生じる。こ
の電流は過酸化水素量に比例する。過酸化水素量は間質液中のグルコース濃度に比例する
ことから、実測された反応電流値を間質液中のグルコース濃度に換算することができる。
路31は電極16間で生じる電流を測定する。ここで、検出回路31の原理の一例を挙げ
ると、皮下組織間質液中のグルコースがグルコースオキシダーゼ酵素膜を通過する際、グ
ルコースと酸素とからグルコン酸と過酸化水素とが生成される。生成された過酸化水素は
さらに電極面で水および酸素に分解される。その際、反応電流が電極16間で生じる。こ
の電流は過酸化水素量に比例する。過酸化水素量は間質液中のグルコース濃度に比例する
ことから、実測された反応電流値を間質液中のグルコース濃度に換算することができる。
血糖値計15は演算回路32を備える。演算回路32は検出回路31に接続される。演
算回路32は例えば5秒や10秒といった時間間隔で検出回路31の検出結果を取得する
。演算回路32は5分や10分といった周期で検出回路31の検出結果から平均値を算出
し、血糖値のデータとして出力する。演算回路32は例えばCPU(中央演算処理装置)
やメモリー、クロック回路で構成することができる。CPUはメモリーに記憶されるプロ
グラムに従って動作する。CPUの動作はクロック回路で生成されるクロックに同期する
。
算回路32は例えば5秒や10秒といった時間間隔で検出回路31の検出結果を取得する
。演算回路32は5分や10分といった周期で検出回路31の検出結果から平均値を算出
し、血糖値のデータとして出力する。演算回路32は例えばCPU(中央演算処理装置)
やメモリー、クロック回路で構成することができる。CPUはメモリーに記憶されるプロ
グラムに従って動作する。CPUの動作はクロック回路で生成されるクロックに同期する
。
血糖値計15は通信回路33を備える。通信回路33は演算回路32に接続される。通
信回路33は例えば無線通信を通じて外部に血糖値のデータを送信することができる。通
信回路33は同様に無線通信を通じて外部からコマンド(制御信号)を受信することがで
きる。演算回路32は通信回路33から受け取る制御信号に従って動作することができる
。制御信号には、血糖値の検出を禁止する禁止信号が含まれる。通信回路33は例えばブ
ルートゥース(登録商標)を利用すればよい。
信回路33は例えば無線通信を通じて外部に血糖値のデータを送信することができる。通
信回路33は同様に無線通信を通じて外部からコマンド(制御信号)を受信することがで
きる。演算回路32は通信回路33から受け取る制御信号に従って動作することができる
。制御信号には、血糖値の検出を禁止する禁止信号が含まれる。通信回路33は例えばブ
ルートゥース(登録商標)を利用すればよい。
血糖値計15は電源34を備える。電源34は演算回路32や検出回路31、通信回路
33に接続される。電源34は例えば電池で構成することができる。電源34から供給さ
れる電力に応じて演算回路32や検出回路31、通信回路33は動作する。
33に接続される。電源34は例えば電池で構成することができる。電源34から供給さ
れる電力に応じて演算回路32や検出回路31、通信回路33は動作する。
コントローラー17はCPU(中央演算処理装置)36を備える。CPU36にはメモ
リー37が接続される。CPU36はメモリー37に記憶されるプログラムに従って動作
する。メモリー37には例えば投薬制御プログラム38が格納される。投薬制御プログラ
ム38は例えばウェブサイトからダウンロードされてメモリー37に格納されればよい。
リー37が接続される。CPU36はメモリー37に記憶されるプログラムに従って動作
する。メモリー37には例えば投薬制御プログラム38が格納される。投薬制御プログラ
ム38は例えばウェブサイトからダウンロードされてメモリー37に格納されればよい。
コントローラー17は通信回路39を備える。通信回路39はCPU36に接続される
。CPU36は例えば近距離無線通信を通じてインスリンポンプ12の通信回路24にコ
マンド号を送信する。同様に、CPU36は近距離無線通信を通じて血糖値計15の通信
回路33から血糖値のデータを受信したり血糖値計15の通信回路33に向けてコマンド
を送信したりすることができる。近距離無線通信には前述のようにブルートゥース(登録
商標)が用いられる。ブルートゥースのプロキシミティプロファイルによれば、前述のよ
うに、インスリンポンプ12の通信回路24はコントローラー17の通信回路39との送
受信を通じて信号強度から距離情報を提供する。
。CPU36は例えば近距離無線通信を通じてインスリンポンプ12の通信回路24にコ
マンド号を送信する。同様に、CPU36は近距離無線通信を通じて血糖値計15の通信
回路33から血糖値のデータを受信したり血糖値計15の通信回路33に向けてコマンド
を送信したりすることができる。近距離無線通信には前述のようにブルートゥース(登録
商標)が用いられる。ブルートゥースのプロキシミティプロファイルによれば、前述のよ
うに、インスリンポンプ12の通信回路24はコントローラー17の通信回路39との送
受信を通じて信号強度から距離情報を提供する。
コントローラー17はディスプレイ41やスピーカー42といった出力機器やマイク4
3やタッチスクリーンパネル44といった入力機器を備えてもよい。コントローラー17
はディスプレイ41やスピーカー42を通じて視覚的または聴覚的にユーザーに警告を発
することができる。ユーザーはマイク43やタッチスクリーンパネル44からコントロー
ラー17に指示や設定、データを入力することができる。
3やタッチスクリーンパネル44といった入力機器を備えてもよい。コントローラー17
はディスプレイ41やスピーカー42を通じて視覚的または聴覚的にユーザーに警告を発
することができる。ユーザーはマイク43やタッチスクリーンパネル44からコントロー
ラー17に指示や設定、データを入力することができる。
(2)第1実施形態に係る投薬システムの動作
次に投薬システム11の動作を説明する。図3に示されるように、インスリンポンプ1
2および血糖値計15はユーザー(人体)Pに装着される。装着にあたってインスリンポ
ンプ12および血糖値計15はそれぞれユーザーPの腹部に貼り付けられる。貼り付けに
あたって例えば接着層が用いられることができる。
次に投薬システム11の動作を説明する。図3に示されるように、インスリンポンプ1
2および血糖値計15はユーザー(人体)Pに装着される。装着にあたってインスリンポ
ンプ12および血糖値計15はそれぞれユーザーPの腹部に貼り付けられる。貼り付けに
あたって例えば接着層が用いられることができる。
コントローラー17で投薬制御プログラム38が実行されると、投薬制御方法は実施さ
れる。投薬制御方法の実施にあたってコントローラー17にはインスリンポンプ12およ
び血糖値計15が関連づけられる。ここでは、コントローラー17に無線でインスリンポ
ンプ12および血糖値計15が接続される。ブルートゥースを通じてコントローラー17
とインスリンポンプ12および血糖値計15との間に無線回線が確立される。コントロー
ラー17にはインスリンポンプ12および血糖値計15が登録される。
れる。投薬制御方法の実施にあたってコントローラー17にはインスリンポンプ12およ
び血糖値計15が関連づけられる。ここでは、コントローラー17に無線でインスリンポ
ンプ12および血糖値計15が接続される。ブルートゥースを通じてコントローラー17
とインスリンポンプ12および血糖値計15との間に無線回線が確立される。コントロー
ラー17にはインスリンポンプ12および血糖値計15が登録される。
血糖値計15の電源34が入れられると、血糖値計15は血糖値の計測を開始する。コ
ントローラー17は血糖値計15のコマンドを生成する。コントローラー17は、コマン
ドに基づき、血糖値を検出しモニター情報として収集する動作を血糖値計15に指示する
。血糖値計15はコントローラー17に血糖値のデータを供給する。血糖値計15は特定
の周期で血糖値を検出しモニター情報として収集する動作を繰り返す。
ントローラー17は血糖値計15のコマンドを生成する。コントローラー17は、コマン
ドに基づき、血糖値を検出しモニター情報として収集する動作を血糖値計15に指示する
。血糖値計15はコントローラー17に血糖値のデータを供給する。血糖値計15は特定
の周期で血糖値を検出しモニター情報として収集する動作を繰り返す。
コントローラー17はインスリンポンプ12のコマンドを生成する。コマンドが吐出開
始の指示を含むと、インスリンポンプ12は投薬を開始する。患者の体内に留置針13か
らインスリンが投与される。投薬は特定の周期で繰り返される。インスリンの投薬を要因
として血糖値は変化する。
始の指示を含むと、インスリンポンプ12は投薬を開始する。患者の体内に留置針13か
らインスリンが投与される。投薬は特定の周期で繰り返される。インスリンの投薬を要因
として血糖値は変化する。
図4に示されるように、コントローラー17はステップS1で皮下組織間質液中の血糖
値をモニターする。コントローラー17は、ステップS2で血糖値の過度の低下を予測す
ると、ステップS3でインスリンポンプ12からインスリンの注入を停止する。コントロ
ーラー17はインスリンポンプ12に向けて吐出停止のコマンドを出力する。こうして取
得される血糖値に応じて投薬量は調整される。こうして投薬制御プログラム38は実行さ
れる。
値をモニターする。コントローラー17は、ステップS2で血糖値の過度の低下を予測す
ると、ステップS3でインスリンポンプ12からインスリンの注入を停止する。コントロ
ーラー17はインスリンポンプ12に向けて吐出停止のコマンドを出力する。こうして取
得される血糖値に応じて投薬量は調整される。こうして投薬制御プログラム38は実行さ
れる。
インスリンポンプ12の制御回路23でデコーダープログラムが実行されると、制御回
路23は通信回路24の距離情報をモニターする。ステップS4のように、制御回路23
ではインスリンポンプ12の通信回路24とコントローラー17の通信回路39との距離
が把握される。このとき、ボタンスイッチ14が操作されると、ボタンスイッチ14は通
電する。ボタンスイッチ14には単一のコマンド(信号)が割り当てられ、当該コマンド
は制御回路23のコマンド取得部26に供給される。こうして制御回路23はコマンドを
取得する。ステップS5でコマンドの取得が判定される。
路23は通信回路24の距離情報をモニターする。ステップS4のように、制御回路23
ではインスリンポンプ12の通信回路24とコントローラー17の通信回路39との距離
が把握される。このとき、ボタンスイッチ14が操作されると、ボタンスイッチ14は通
電する。ボタンスイッチ14には単一のコマンド(信号)が割り当てられ、当該コマンド
は制御回路23のコマンド取得部26に供給される。こうして制御回路23はコマンドを
取得する。ステップS5でコマンドの取得が判定される。
コマンドデコーダー27は距離に基づきコマンドをデコードして、インスリンポンプ1
2の動作を制御する信号を生成する。例えば図5に示されるように、ボタンスイッチ14
からコマンドが入力された際に、ステップS6で通信が確認されると、ステップS7で距
離が判定される。距離が1m未満であれば、コマンドデコーダー27はステップS8で第
1機能コマンドを出力する。加圧部22は第1機能コマンドの受領に応じて第1イージー
ボーラス機能を実施する。コントローラー17が1m未満の手元にある場合に、あえてイ
ンスリンポンプ12のボタンスイッチ14を操作してボーラス機能の吐出を実施するとい
うことは、コントローラー17の細かな操作が煩雑であるということから、ボーラスの吐
出単位を1unitという粗い単位で行いこの要求を満たす。
2の動作を制御する信号を生成する。例えば図5に示されるように、ボタンスイッチ14
からコマンドが入力された際に、ステップS6で通信が確認されると、ステップS7で距
離が判定される。距離が1m未満であれば、コマンドデコーダー27はステップS8で第
1機能コマンドを出力する。加圧部22は第1機能コマンドの受領に応じて第1イージー
ボーラス機能を実施する。コントローラー17が1m未満の手元にある場合に、あえてイ
ンスリンポンプ12のボタンスイッチ14を操作してボーラス機能の吐出を実施するとい
うことは、コントローラー17の細かな操作が煩雑であるということから、ボーラスの吐
出単位を1unitという粗い単位で行いこの要求を満たす。
ボタンスイッチ14からコマンドが入力された際に距離が1m以上であって2m未満で
あるとステップS9で判定されれば、コマンドデコーダー27はステップS10で第2機
能コマンドを出力する。加圧部22は第2機能コマンドの受領に応じて第2イージーボー
ラス機能を実施する。手元ではないものの、コントローラー17がユーザーPの視界に入
る場合にインスリンポンプ12のボタンスイッチ14を操作してボーラス機能の吐出を実
施するということは、コントローラー17の場所までの移動が煩雑であるということから
、ボーラスの吐出単位を0.5unitという細かな単位で行い、仮に多くボタンスイッ
チ14を押してしまった場合にコントローラー17に手を伸ばせば停止することができ、
被害が大きくならないようにしている。
あるとステップS9で判定されれば、コマンドデコーダー27はステップS10で第2機
能コマンドを出力する。加圧部22は第2機能コマンドの受領に応じて第2イージーボー
ラス機能を実施する。手元ではないものの、コントローラー17がユーザーPの視界に入
る場合にインスリンポンプ12のボタンスイッチ14を操作してボーラス機能の吐出を実
施するということは、コントローラー17の場所までの移動が煩雑であるということから
、ボーラスの吐出単位を0.5unitという細かな単位で行い、仮に多くボタンスイッ
チ14を押してしまった場合にコントローラー17に手を伸ばせば停止することができ、
被害が大きくならないようにしている。
前述のように、インスリンポンプ12はユーザーPの身体に取り付けられる。したがっ
て、インスリンポンプ12とコントローラー17との距離はユーザーPからコントローラ
ー17までの距離に等しい。例えば、コントローラー17がユーザーPの手元にあるのに
わざわざインスリンポンプ12でボタンスイッチ14を操作する場合には、ユーザーPは
操作の煩雑さを感じているに違いない。その一方で、ユーザーPの視界には存在するもの
のコントローラー17が手元から離れている際にインスリンポンプ12のボタンスイッチ
14を操作する場合には、ユーザーPは移動の煩雑さを感じているに違いない。このよう
に場面に応じてユーザーPの意図は相違する。こうした意図を反映して投薬量が設定され
るので、ユーザーPにとって投薬システム11の使い勝手は向上する。
て、インスリンポンプ12とコントローラー17との距離はユーザーPからコントローラ
ー17までの距離に等しい。例えば、コントローラー17がユーザーPの手元にあるのに
わざわざインスリンポンプ12でボタンスイッチ14を操作する場合には、ユーザーPは
操作の煩雑さを感じているに違いない。その一方で、ユーザーPの視界には存在するもの
のコントローラー17が手元から離れている際にインスリンポンプ12のボタンスイッチ
14を操作する場合には、ユーザーPは移動の煩雑さを感じているに違いない。このよう
に場面に応じてユーザーPの意図は相違する。こうした意図を反映して投薬量が設定され
るので、ユーザーPにとって投薬システム11の使い勝手は向上する。
ボタンスイッチ14からコマンドが入力された際に距離が2m以上であれば、コマンド
デコーダー27はステップS11で第3機能コマンドを出力する。通信回路24は第3機
能コマンドの受領に応じてコントローラー探索機能を実施する。この場合には、コントロ
ーラー17はインスリンポンプ12から切断されていないものの、ユーザーPはコントロ
ーラー17を置き忘れた可能性が高い。通信回路24はコントローラー17に向けて制御
信号を出力する。コントローラー17は制御信号の受領に応じて探索可能な出力を発生す
る。探索可能な出力には、例えばディスプレイ41の画面の発光や、スピーカー42から
音の出力などが含まれる。
デコーダー27はステップS11で第3機能コマンドを出力する。通信回路24は第3機
能コマンドの受領に応じてコントローラー探索機能を実施する。この場合には、コントロ
ーラー17はインスリンポンプ12から切断されていないものの、ユーザーPはコントロ
ーラー17を置き忘れた可能性が高い。通信回路24はコントローラー17に向けて制御
信号を出力する。コントローラー17は制御信号の受領に応じて探索可能な出力を発生す
る。探索可能な出力には、例えばディスプレイ41の画面の発光や、スピーカー42から
音の出力などが含まれる。
ユーザーPがどこかにコントローラー17を置き忘れた場合には、コントローラー17
はインスリンポンプ12から遠ざかった可能性が高いと考えられる。少なくともユーザー
Pのすぐ近くには存在しない場合が多い。したがって、ユーザーPに装着された投薬装置
の操作で探索可能な出力がコントローラー17から発せられれば、ユーザーPはコントロ
ーラー17のありかを容易に知ることができる。こうしてユーザーPにとって投薬システ
ム11の使い勝手は向上する。
はインスリンポンプ12から遠ざかった可能性が高いと考えられる。少なくともユーザー
Pのすぐ近くには存在しない場合が多い。したがって、ユーザーPに装着された投薬装置
の操作で探索可能な出力がコントローラー17から発せられれば、ユーザーPはコントロ
ーラー17のありかを容易に知ることができる。こうしてユーザーPにとって投薬システ
ム11の使い勝手は向上する。
ボタンスイッチ14からコマンドが入力された際にコマンドデコーダー27がステップ
S6で通信不能状態を検出すると、コマンドデコーダー27はステップS12で第4機能
コマンドを出力する。第4機能コマンドは再接続機能に従って通信回路24を動作させる
。こうして通信が切断されている場合にはボタンスイッチ14からのコマンドはコントロ
ーラー17との再接続スイッチとして機能し、コントローラー17と任意のタイミングで
再接続することができる。ただし、コマンドデコーダー27は、一回だけ再接続処理を実
施した後は、定期的な再接続処理を一定期間禁止する。インスリンポンプ12とコントロ
ーラー17との間で通信が切断されている場合には、定期的に再接続処理が実施される。
こうした再接続処理によれば、ユーザーPが意識せずともインスリンポンプ12とコント
ローラー17との間で通信は接続されることができる。その一方で、ユーザーPがボタン
スイッチ14の操作で意図的に通信の接続を試みる場合には、コントローラー17はユー
ザーPの視界から外れていることが想定される。したがって、一回だけの再接続処理で繋
がらない場合には、コントローラー17はインスリンポンプ12の通信範囲から外れてい
る可能性が高い。こうして定期的な再接続処理が禁止されれば、消費電力は抑制されるこ
とができる。
S6で通信不能状態を検出すると、コマンドデコーダー27はステップS12で第4機能
コマンドを出力する。第4機能コマンドは再接続機能に従って通信回路24を動作させる
。こうして通信が切断されている場合にはボタンスイッチ14からのコマンドはコントロ
ーラー17との再接続スイッチとして機能し、コントローラー17と任意のタイミングで
再接続することができる。ただし、コマンドデコーダー27は、一回だけ再接続処理を実
施した後は、定期的な再接続処理を一定期間禁止する。インスリンポンプ12とコントロ
ーラー17との間で通信が切断されている場合には、定期的に再接続処理が実施される。
こうした再接続処理によれば、ユーザーPが意識せずともインスリンポンプ12とコント
ローラー17との間で通信は接続されることができる。その一方で、ユーザーPがボタン
スイッチ14の操作で意図的に通信の接続を試みる場合には、コントローラー17はユー
ザーPの視界から外れていることが想定される。したがって、一回だけの再接続処理で繋
がらない場合には、コントローラー17はインスリンポンプ12の通信範囲から外れてい
る可能性が高い。こうして定期的な再接続処理が禁止されれば、消費電力は抑制されるこ
とができる。
コマンドデコーダー27は、第1〜第4機能コマンドの生成に先立って、制御の内容ご
とに相違する告知信号を生成してもよい。インスリンポンプ12とコントローラー17と
の距離が明確ではなく、ユーザーPが認識する制御の内容と距離に応じて実施される制御
の内容とが一致しないと、ユーザーPは混乱する。例えば、ユーザーPはコントローラー
17が手元になくて探すつもりでボタンスイッチ14を押したものの、実際にはコントロ
ーラー17は2m未満の距離に存在し第1イージーボーラス機能または第2イージーボー
ラス機能を実行してしまうことが考えられる。このとき、機能の実行前に、第1〜第4機
能コマンドの生成に先立ってコマンドの内容がディスプレイ41の発光や音の出力、バイ
ブレーションなどでユーザーPに告知されれば、そういった誤操作は防止されることがで
きる。どんな機能が実行されるのかユーザーPに通達し、ユーザーPが実行される機能を
認識した上でもう一度ボタンスイッチ14の操作を促せばよい。こうして投薬システム1
1の使い勝手は向上する。
とに相違する告知信号を生成してもよい。インスリンポンプ12とコントローラー17と
の距離が明確ではなく、ユーザーPが認識する制御の内容と距離に応じて実施される制御
の内容とが一致しないと、ユーザーPは混乱する。例えば、ユーザーPはコントローラー
17が手元になくて探すつもりでボタンスイッチ14を押したものの、実際にはコントロ
ーラー17は2m未満の距離に存在し第1イージーボーラス機能または第2イージーボー
ラス機能を実行してしまうことが考えられる。このとき、機能の実行前に、第1〜第4機
能コマンドの生成に先立ってコマンドの内容がディスプレイ41の発光や音の出力、バイ
ブレーションなどでユーザーPに告知されれば、そういった誤操作は防止されることがで
きる。どんな機能が実行されるのかユーザーPに通達し、ユーザーPが実行される機能を
認識した上でもう一度ボタンスイッチ14の操作を促せばよい。こうして投薬システム1
1の使い勝手は向上する。
その他、コマンドデコーダー27は、図6に示されるようにタイマー45を有し、第1
〜第4機能コマンドの生成に先立って、コントローラー17に入力された操作からの時間
を計測してもよい。第1〜第4機能コマンドの生成前の一定期間にコントローラー17に
操作が入力されれば、コントローラー17はユーザーPの身近に存在する可能性が高い。
そのことをユーザーが認識していると考えられる。例えば、30分以内にコントローラー
17がスリープ状態から解除されていれば、コントローラー17はユーザーPの身近にあ
る可能性が高く、第1イージーボーラス機能または第2イージーボーラス機能を実行する
。あるいは、30分以内に何らかのキーが操作されていれば、同様に第1イージーボーラ
ス機能または第2イージーボーラス機能を実行する。あるいは、コントローラー17に内
蔵された加速度センサーの出力を検出し、コントローラー17が放置されてから30分以
内である場合には、同様に第1イージーボーラス機能または第2イージーボーラス機能を
実行してもよい。したがって、ユーザーPは距離に応じて期待どおりに所望の機能を実現
することができる。ユーザーPの誤操作は防止される。投薬システム11の使い勝手は向
上する。その他、第1イージーボーラス機能の実行時には30分の計時に代えて15分が
計時されてもよい。こうしてユーザーPからの操作から時間が経っていないことを強調す
ることができる。また、コントローラー探索機能は30分以上にわたってユーザーPの操
作がなかった場合にのみ実行されてもよい。
〜第4機能コマンドの生成に先立って、コントローラー17に入力された操作からの時間
を計測してもよい。第1〜第4機能コマンドの生成前の一定期間にコントローラー17に
操作が入力されれば、コントローラー17はユーザーPの身近に存在する可能性が高い。
そのことをユーザーが認識していると考えられる。例えば、30分以内にコントローラー
17がスリープ状態から解除されていれば、コントローラー17はユーザーPの身近にあ
る可能性が高く、第1イージーボーラス機能または第2イージーボーラス機能を実行する
。あるいは、30分以内に何らかのキーが操作されていれば、同様に第1イージーボーラ
ス機能または第2イージーボーラス機能を実行する。あるいは、コントローラー17に内
蔵された加速度センサーの出力を検出し、コントローラー17が放置されてから30分以
内である場合には、同様に第1イージーボーラス機能または第2イージーボーラス機能を
実行してもよい。したがって、ユーザーPは距離に応じて期待どおりに所望の機能を実現
することができる。ユーザーPの誤操作は防止される。投薬システム11の使い勝手は向
上する。その他、第1イージーボーラス機能の実行時には30分の計時に代えて15分が
計時されてもよい。こうしてユーザーPからの操作から時間が経っていないことを強調す
ることができる。また、コントローラー探索機能は30分以上にわたってユーザーPの操
作がなかった場合にのみ実行されてもよい。
(3)第2実施形態に係る投薬システムの全体構成
図7は第2実施形態に係る投薬システム11aの全体構成を概略的に示す。この投薬シ
ステム11aではコントローラー17aで投薬制御プログラム38の一部としてデコーダ
ープログラムが実行される。その結果、コントローラー17のCPU36aで距離取得部
25、コマンド取得部26およびコマンドデコーダー27といった機能ブロックが形成さ
れる。コマンド取得部26には通信回路39、24を通じてボタンスイッチ14からコマ
ンド(信号)が供給される。コマンドデコーダー27は通信回路39、24を通じて第1
〜第4機能コマンドをインスリンポンプ12aの制御回路23aに供給する。その他、距
離取得部25、コマンド取得部26およびコマンドデコーダー27の構成は前述の距離取
得部25、コマンド取得部26およびコマンドデコーダー27と同様である。
図7は第2実施形態に係る投薬システム11aの全体構成を概略的に示す。この投薬シ
ステム11aではコントローラー17aで投薬制御プログラム38の一部としてデコーダ
ープログラムが実行される。その結果、コントローラー17のCPU36aで距離取得部
25、コマンド取得部26およびコマンドデコーダー27といった機能ブロックが形成さ
れる。コマンド取得部26には通信回路39、24を通じてボタンスイッチ14からコマ
ンド(信号)が供給される。コマンドデコーダー27は通信回路39、24を通じて第1
〜第4機能コマンドをインスリンポンプ12aの制御回路23aに供給する。その他、距
離取得部25、コマンド取得部26およびコマンドデコーダー27の構成は前述の距離取
得部25、コマンド取得部26およびコマンドデコーダー27と同様である。
インスリンポンプ12aの制御回路23aには再接続処理部46が形成される。再接続
処理部46にはボタンスイッチ14が接続される。ボタンスイッチ14が押された際に再
接続処理部46が通信不能状態を検出すると、再接続処理部46は第4機能コマンドを出
力する。第4機能コマンドは再接続機能に従って通信回路24を動作させる。こうして通
信が切断されている場合にはボタンスイッチ14からのコマンドはコントローラー17と
の再接続スイッチとして機能し、コントローラー17と任意のタイミングで再接続するこ
とができる。ただし、再接続処理部46は、一回だけ再接続処理を実施した後は、定期的
な再接続処理を一定期間禁止する。他の構成は投薬システム11と同様である。
処理部46にはボタンスイッチ14が接続される。ボタンスイッチ14が押された際に再
接続処理部46が通信不能状態を検出すると、再接続処理部46は第4機能コマンドを出
力する。第4機能コマンドは再接続機能に従って通信回路24を動作させる。こうして通
信が切断されている場合にはボタンスイッチ14からのコマンドはコントローラー17と
の再接続スイッチとして機能し、コントローラー17と任意のタイミングで再接続するこ
とができる。ただし、再接続処理部46は、一回だけ再接続処理を実施した後は、定期的
な再接続処理を一定期間禁止する。他の構成は投薬システム11と同様である。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効
果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるで
あろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれる。例えばCPU
36aの距離取得部25は、前述のようなインスリンポンプ12aとコントローラー17
aとの距離に代えて、血糖値計15とコントローラー17aとの距離を取得してもよい。
距離の取得にあたって距離取得部25はコントローラー17aの通信回路39と血糖値計
15の通信回路33との送受信を通じて距離情報を取得すればよい。前述のようにインス
リンポンプ12aも血糖値計15もユーザーPに装着されることから、投薬システム11
aは同様な効果を発揮することができる。また、前述の実施形態では、インスリンポンプ
12、12aと血糖値計15とは個別の筐体に収容されたものの、インスリンポンプ(投
薬装置)12、12aおよび血糖値計(生体情報収集装置)15は同一筐体に収容されて
もよい。その他、例えば、明細書または図面において、少なくとも一度、より広義または
同義な異なる用語とともに記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所において
も、その異なる用語に置き換えられることができる。また、インスリンポンプ12、12
aや血糖値計15、コントローラー17、17a等の構成および動作も本実施形態で説明
したものに限定されず、種々の変形が可能である。
果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるで
あろう。したがって、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれる。例えばCPU
36aの距離取得部25は、前述のようなインスリンポンプ12aとコントローラー17
aとの距離に代えて、血糖値計15とコントローラー17aとの距離を取得してもよい。
距離の取得にあたって距離取得部25はコントローラー17aの通信回路39と血糖値計
15の通信回路33との送受信を通じて距離情報を取得すればよい。前述のようにインス
リンポンプ12aも血糖値計15もユーザーPに装着されることから、投薬システム11
aは同様な効果を発揮することができる。また、前述の実施形態では、インスリンポンプ
12、12aと血糖値計15とは個別の筐体に収容されたものの、インスリンポンプ(投
薬装置)12、12aおよび血糖値計(生体情報収集装置)15は同一筐体に収容されて
もよい。その他、例えば、明細書または図面において、少なくとも一度、より広義または
同義な異なる用語とともに記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所において
も、その異なる用語に置き換えられることができる。また、インスリンポンプ12、12
aや血糖値計15、コントローラー17、17a等の構成および動作も本実施形態で説明
したものに限定されず、種々の変形が可能である。
12 投薬装置(インスリンポンプ)、12a 投薬装置(インスリンポンプ)、17
制御装置(コントローラー)、17a 制御装置(コントローラー)、25 距離取得
部、26 コマンド取得部、27 コマンドデコーダー、38 投薬制御プログラム。
制御装置(コントローラー)、17a 制御装置(コントローラー)、25 距離取得
部、26 コマンド取得部、27 コマンドデコーダー、38 投薬制御プログラム。
Claims (9)
- 生体に装着される投薬装置と、前記投薬装置と近距離無線通信する制御装置との間の距
離を取得し、
前記投薬装置へのコマンドを取得し、
前記コマンドを前記距離に基づいてデコードして、前記投薬装置を制御する信号を生成
することを特徴とする投薬制御方法。 - 生体に装着される生体情報取得装置と、前記生体情報取得装置と近距離無線通信する制
御装置との間の距離を取得し、
前記生体に装着される投薬装置へのコマンドを取得し、
前記コマンドを前記距離に基づいてデコードして、前記投薬装置を制御する信号を生成
することを特徴とする投薬制御方法。 - 請求項1または2において、
取得された前記距離を第1基準距離と比較し、比較結果に基づいて前記投薬装置での一
回当たりの投薬量を可変する信号を生成することを特徴とする投薬制御方法。 - 請求項3において、
取得された前記距離を前記第1基準距離よりも長い第2基準距離と比較し、取得された
前記距離が前記第2基準距離以上であるときには、前記制御装置を探索可能な出力を前記
制御装置より発生させることを特徴とする投薬制御方法。 - 請求項1乃至4のいずれか一項において、
前記投薬装置と前記制御装置とが通信不能状態のときに前記投薬装置へのコマンドが取
得された場合には、前記投薬装置は一回だけ再接続処理を実施した後は、定期的な再接続
処理を一定期間禁止することを特徴とする投薬制御方法。 - 請求項1乃至5のいずれか一項において、
前記投薬装置を制御する前記信号の生成に先立って、制御の内容ごとに相違する告知信
号を生成することを特徴とする投薬制御方法。 - 請求項1乃至6のいずれか一項において、
前記投薬装置を制御する前記信号の生成に先立って、前記制御装置に入力された操作か
らの時間を計測することを特徴とする投薬制御方法。 - 生体に装着され、制御装置と近距離無線通信する投薬装置であって、
前記制御装置と前記投薬装置との間の距離を取得する距離取得部と、
前記投薬装置へのコマンドを取得するコマンド取得部と、
前記コマンドを前記距離に基づいてデコードするコマンドデコーダーと、
を有することを特徴とする投薬装置。 - 生体に装着される投薬装置と、前記投薬装置と近距離無線通信する制御装置との間の距
離を取得する手順と、
前記投薬装置へのコマンドを取得する手順と、
前記コマンドを前記距離に基づいてデコードして、前記投薬装置を制御する信号を生成
する手順と、
をコンピューターに実施させることを特徴とする投薬制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014236290A JP2016097054A (ja) | 2014-11-21 | 2014-11-21 | 投薬制御方法、投薬装置および投薬制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014236290A JP2016097054A (ja) | 2014-11-21 | 2014-11-21 | 投薬制御方法、投薬装置および投薬制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016097054A true JP2016097054A (ja) | 2016-05-30 |
Family
ID=56075793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014236290A Pending JP2016097054A (ja) | 2014-11-21 | 2014-11-21 | 投薬制御方法、投薬装置および投薬制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016097054A (ja) |
-
2014
- 2014-11-21 JP JP2014236290A patent/JP2016097054A/ja active Pending
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