JP2016096893A - 棺及び棺用内部カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】 球面部や曲面部を容易かつ自在に形成可能にして、形状面の多様性、更にはファンタジ性を拡大するとともに、安価な素材による低コスト化及び大幅な軽量化を実現する。
【解決手段】 被火葬体Hを収容する上方が開放された本体部2と、この本体部2の上方を覆うことにより全体を密閉状に閉塞する蓋部3とを有する棺1(棺用内部カバー1s)を構成するに際して、本体部2及び蓋部3をそれぞれ紙Pにより形成し、かつ本体部2の全部又は一部、及び/又は,蓋部3の全部又は一部に、球面部Ss及び/又は曲面部Srを形成するとともに、本体部2の底面2dに、紙Pにより形成し、かつ被火葬体Hの荷重を支持する底盤部4を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 被火葬体Hを収容する上方が開放された本体部2と、この本体部2の上方を覆うことにより全体を密閉状に閉塞する蓋部3とを有する棺1(棺用内部カバー1s)を構成するに際して、本体部2及び蓋部3をそれぞれ紙Pにより形成し、かつ本体部2の全部又は一部、及び/又は,蓋部3の全部又は一部に、球面部Ss及び/又は曲面部Srを形成するとともに、本体部2の底面2dに、紙Pにより形成し、かつ被火葬体Hの荷重を支持する底盤部4を設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被火葬体を収容する上方が開放された本体部及びこの本体部の上方を覆うことにより全体を密閉状に閉塞する蓋部を備える棺及び棺用内部カバーに関する。
一般に、お葬式には棺が使用されるが、棺は火葬場で被火葬体と一緒に焼かれるため、その殆どは木製である。しかも、火葬場における焼炉の関係から大きさが制限され、棺の大きさは火葬場に応じて画一的に決められているのが実情である。一方、時代による価値観の多様化により、葬祭形式も大きく変わりつつあり、合理性の観点から、より簡略化した個人葬を選択する人も増えている。このため、棺にも合理性が求められ、例えば、ダンボールを用いた棺も提案されるに至っている。
従来、この種の棺としては、特許文献1で開示される折たたみ式ダンボール棺が知られている。この折たたみ式ダンボール棺は、木製長箱棺に代わるダンボール棺であるが、災害地搬入携帯用棺としての使用が可能であって、安価な棺であるため、福祉用葬儀等に使用できるほか、夏期死体等のクーラーボックスとしても使用できるようにすることを目的としたものであり、具体的には、ドライアイスの付着水分浸透防止と棺内の断熱効果を得る目的においてダンボール棺箱両側面を二重構造に加工して内面外面間に中空部を設け、更に棺底面に吸水性の高い乾燥合板等を付設した構造を備えたものである。
しかし、上述した従来の棺は、災害地搬入携帯用棺或いは福祉用葬儀を念頭においた棺であるため、次のような難点もあった。
即ち、低廉化及び携帯性(折りたたみ性)を考慮したものであるため、全体の構成は、従来からの直方体形状をそのまま踏襲する。したがって、単に、木製を紙製に素材変更したに留まるとともに、一部に木製の合板を使用するなど、ダンボールを利用するとしても必ずしも十分と言えるものではない。
特に、形状が直方体形状の箱に固定されるため、選べる形状が限定的となる難点がある。生きてきた最後に身を包むものとして、人によっては、例えば、宗教的な象徴になる形態や自分の人生そのものの象徴になる形態など、特定の形態を積極的に希望する場合があるとともに、直方体形状の箱そのものを望まない場合も考えられるが、従来の棺では、これらの様々な要求に応えられないのが実情である。このため、一般のお葬式であっても十分に利用できるようにするとともに、形状面からの多様性を広げる観点からは更なる改善の余地があった。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した棺及び棺用内部カバーの提供を目的とするものである。
本発明に係る棺1は、上述した課題を解決するため、被火葬体Hを収容する上方が開放された本体部2と、この本体部2の上方を覆うことにより全体を密閉状に閉塞する蓋部3とを有する棺を構成するに際して、本体部2及び蓋部3をそれぞれ紙Pにより形成し、かつ本体部2の全部又は一部、及び/又は,蓋部3の全部又は一部に、球面部Ss及び/又は曲面部Srを形成するとともに、本体部2の底面2dに、紙Pにより形成し、かつ被火葬体Hの荷重を支持する底盤部4を設けてなることを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、本体部2の全部又は一部、及び/又は,蓋部3の全部又は一部に、プレス成形により外方又は内方に膨出形成した模様部11を設けることができる。なお、紙Pには、ダンボール紙Pdを用いることが望ましい。また、底盤部4は、縦方向Fvに配した複数のダンボール紙Pd…を横方向Fhに積層して構成することができる。一方、蓋部3には、開口部12及びこの開口部12を開閉する扉部13を設けることができる。この際、扉部3は、紙Pを用いたヒンジ部14により、又は紙Pを用いたレール部15により、開閉変位可能に支持することができる。他方、本発明に係る棺1は、直方体形状に形成する一般的な棺の中に入れて使用する棺用内部カバー1sとして使用することもできる。
このような構成を有する本発明に係る棺1及び棺用内部カバー1sによれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 本体部2及び蓋部3を構成する素材として加工性に優れた紙Pを用いるため、球面部Ssや曲面部Srを容易かつ自在に形成できる。したがって、様々な形状(形態)を容易に実現できるとともに、特に、生きてきた最後に身を包むものとして、宗教的或いは個人的なものも含め、様々な要求に応えることができるなど、形状面の多様性、更にはファンタジ性を飛躍的に拡大させることができる。しかも、住宅内等で移動させる際に、狭い直角通路であっても容易に通過できるとともに、棺の角を、壁や柱にぶつけてしまう不具合を回避できる。
(2) 紙Pにより形成し、本体部2に対して被火葬体Hの荷重を支持する底盤部4を組合わせたため、基本的に木製部分を一切排除可能となる。この結果、安価な素材による低コスト化を図れるとともに、大幅な軽量化を実現できるなど、木製の棺に存在する問題点をほぼ完璧に近い形で解消できる。
(3) 好適な態様により、本体部2の全部又は一部、及び/又は,蓋部3の全部又は一部に、プレス成形により外方又は内方に膨出形成した模様部11を設ければ、紙Pを使用する場合であっても、外観上、凹凸のある模様部11を容易に形成できるため、花や図案等の模様に対する立体感や高級感を容易に醸し出すことができる。
(4) 好適な態様により、紙Pとして、ダンボール紙Pdを用いれば、厚さや強度等のダンボール紙Pdの有するメリットを享受できるため、棺1及び棺用内部カバー1sを製造する際における最適な素材として採用できる。
(5) 好適な態様により、底盤部4を構成するに際し、縦方向Fvに配した複数のダンボール紙Pd…を横方向Fhに積層して構成すれば、垂直方向に付与される力に対する必要かつ十分な強度を得れるため、特に、被火葬体Hの荷重を支持するに必要な強度を容易に確保できる。
(6) 好適な態様により、蓋部3に、開口部12及びこの開口部12を開閉する扉部13を設ければ、一般的な棺に設けられ小窓(扉)と同様に機能させることができるため、棺1及び棺用内部カバー1sに必要となる基本的な機能を容易に確保できる。
(7) 好適な態様により、扉部3を支持するに際し、紙Pを用いたヒンジ部14により、又は紙Pを用いたレール部15により、開閉変位可能に支持すれば、棺1及び棺用内部カバー1sを構成する全ての素材(部品)を紙Pで形成できるため、焼いた後に無用な異物が残留する弊害を回避できる。したがって、棺1及び棺用内部カバー1sにとって最適な形態として実施できる。
次に、本発明に係る好適実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る棺1の構成について、図1〜図6を参照して説明する。
本発明に係る棺1は、図4に示すように、大別して、本体部2,蓋部3及び底盤部4を備える。本体部2は、上方が開放され、被火葬体Hを収容する機能を備えるとともに、蓋部3は、本体部2の上方を覆うことにより全体を密閉状に閉塞する機能を備える。また、底盤部4は、本体部2の底面2dに固定することにより、被火葬体Hの荷重を支持する機能を備える。
この場合、本発明に従って、本体部2,蓋部3及び底盤部4は、いずれも全体を紙Pにより形成する。紙Pとしては、一般的な厚紙などであっても構成可能であるが、望ましくはダンボール紙Pdを用いる。ダンボール紙Pdは、図6に示すように、一対の板紙Pa,Pbの間に波状(階段状)に湾曲形成した中間紙Pcを介在させた三層構造からなる一般的なダンボール紙を用いてもよいし、或いは、専用に製作したダンボール紙を用いてもよい。紙Pとして、このようなダンボール紙Pdを用いれば、厚さや強度等のダンボール紙Pdの有するメリットを享受できるため、棺1を製造する際における最適な素材として利用できる利点がある。
例示の棺1は、図1〜図3に示すように、全体を、球面部Ss及び曲面部Srを組合わせた卵形に形成する。そして、中間部位を水平ラインLcでカットした形状により、下側を本体部2として構成し、かつ上側を蓋部3として構成するとともに、別途製作した図6に示す底盤部4を本体部2の下面(底面の外面)に固定する。本体部2と蓋部3は、それぞれ成形型を用いたプレス成形により成形することができる。なお、成形する紙Pに対しては、予め、合成樹脂等のバインダーを滲み込ませることにより、成形後の形状が維持されるように処理することができる。また、本体部2と蓋部3は、それぞれ一体成形することが望ましいが、必ずしも一体成形することを要せず、個別に製造した複数の部品を接着等により組合わせ、これにより一体化させてもよい。
次に、本体部2,蓋部3及び底盤部4の具体的な構造について説明する。例示する本体部2は、図5に示すように二層構造に構成した。この場合、外層2oは外面を形成するため、外観性等を考慮して形成するとともに、内層2iは内面を形成するとともに、蓋部3に対する位置決め機能を持たせるため、図4に示すように、外層2oの上端辺よりも上方へ突出する突出部2icを有する形状に形成する。
また、例示する蓋部3は、図5に示すように一層構造とし、一端側の所定部位Xw、即ち、図3に示すように、本体部2に収容した被火葬体Hの顔部Hfの上方に位置する部位Xwには、開口部12を設けるとともに、この開口部12を開閉する扉部13を設ける。このような開口部12及び扉部13を設ければ、一般的な棺に設けられ小窓(扉)と同様に機能させることができるため、棺1及び棺用内部カバー1sに必要となる基本的な機能を容易に確保できる利点がある。
この場合、扉部13は、一端側に設けたヒンジ部14を支点として回動変位可能に構成する。したがって、扉部13の他端側は自由端となる。図1及び図5において、Xcが閉位置、Xoが開位置をそれぞれ示している。さらに、自由端となる扉部13の他端側には、止バンド部21の一端を固定して設けるとともに、扉部13に、この止バンド部21を挿通させることができる複数(例示は二つ)の切込部22a,22bを形成する。これにより、止バンド部21を、上側の切込部22aに外側から挿通させた後,下側の切込部22bに内側から挿通させれば、扉部13を閉位置Xcに固定することができる。
この扉部13も、蓋部3と同様の紙P(ダンボール紙Pd)により形成するとともに、ヒンジ部14及び止バンド部21も紙Pを用いる。具体的には、強度及びデザインを考慮した一枚の紙片を用いたヒンジ部材14pを、図2に示すように、扉部13と蓋部3間に跨がるように貼り付けることによりヒンジ部14を構成できる。また、同様に、強度及びデザインを考慮した一枚の短冊紙片を用いたバンド部材21pの一端(上端)を、図2に示すように、自由端となる扉部13の他端側に貼り付けることにより止バンド部21を構成できる。このように構成すれば、棺1を構成する全ての素材(部品)を紙Pで形成できるため、焼いた後に無用な異物が残留する弊害を回避できる。したがって、棺1にとって最適な形態として実施できる利点がある。
さらに、底盤部4は、被火葬体Hの荷重を支持できる強度が得られるように紙Pを利用して構成する。被火葬体Hの荷重を支持できるとは、被火葬体Hを載せた際に、ある程度の撓みが生じるとしても、中間部に折れ曲がり(屈折)が生じることなく支持できることを意味する。具体的には、図6に示すように、縦方向Fvに配した複数のダンボール紙Pd…を横方向Fhに接着し、積層構造として構成する。この際、縦方向Fvの寸法を選定すれば、縦方向Fvの荷重に対する支持強度を必要な大きさに設定できる。また、底盤部4の外周面は、化粧紙Prで覆うことにより外観性を考慮する。底盤部4をこのように構成すれば、垂直方向に付与される力に対する必要かつ十分な強度を得れるため、特に、被火葬体Hの荷重を支持するに必要な強度を容易に確保できる利点がある。そして、この底盤部4は、前述した図5に示すように、本体部2の下面(底面の外面)に接着により固定する。
以上により、本実施形態に係る棺1の基本的な形態を製作できる。なお、本体部2及び蓋部3は、成形を行った段階において、必要な塗装や印刷を行うことができるとともに、必要に応じて化粧紙等を表面に貼り付けることができる。
また、この際において、図7及び図8に示すように、蓋部3の一部(上面)に、プレス成形により外方に膨出形成した模様部11を設けることもできる。このように、紙Pを用いたことから、外観上、凹凸のある模様部11を、プレス成形により容易に形成できる。したがって、花や図案等の模様に対する立体感や高級感を容易に醸し出すことができる利点がある。例示の模様部11は、花の模様を示している。なお、例示する模様部11は、蓋部3の一部に設けた場合を示したが、蓋部3の全部に設けてもよいし、或いは本体部2の全部又は一部に設けてもよい。
よって、このような本実施形態に係る棺1によれば、本体部2及び蓋部3を構成する素材として加工性に優れた紙Pを用いるため、球面部Ssや曲面部Srを容易かつ自在に形成できる。したがって、様々な形状(形態)を容易に実現できるとともに、特に、生きてきた最後に身を包むものとして、宗教的或いは個人的なものも含め、様々な要求に応えることができるなど、形状面の多様性、更にはファンタジ性を飛躍的に拡大させることができる。しかも、住宅内等で移動させる際に、狭い直角通路であっても容易に通過できるとともに、棺の角を、壁や柱にぶつけてしまう不具合を回避できる。また、紙Pにより形成し、本体部2に対して被火葬体Hの荷重を支持する底盤部4を組合わせたため、基本的に木製部分を一切排除可能となる。この結果、安価な素材による低コスト化を図れるとともに、大幅な軽量化を実現できるなど、木製の棺に存在する問題点をほぼ完璧に近い形で解消できる。
次に、本発明の変更実施形態に係る棺1の構成について、図9及び図10を参照して説明する。
この変更実施形態に係る棺1は、図1〜図8に示した基本形態の棺1に対して、本体部2を一枚の平坦な紙Pにより構成、即ち、前述した底盤部4の上面に一枚のシート部材2sを貼り付けた形態により構成した点、蓋部3をいわゆる蒲鉾形Scに形成した点、開口部12及び扉部13を設けるも、矩形に形成した扉部13を、紙Pを用いたレール部15により、開閉変位可能に支持、即ち、スライド式に開閉可能にした点、が異なる。
この場合、本体部2に対して蓋部3を装着するに際しては、本体部2及び底盤部4に対して蓋部3を上から被せればよい。この際、図10に仮想線で示すように、本体部2及び底盤部4が、蓋部3に対して下方から進入するとともに、蓋部3の開口部に対して底盤部4の中間部位が位置した状態で、本体部2の上面が蓋部3の内部に設けたストッパ部31…に係止するように構成する。特に、本体部2を、底盤部4の上面に貼り付けることができる一枚のシート部材2sにより構成すれば、本体部2に対して被火葬体Hを容易に収容できる利点がある。
また、変更実施形態に係る棺1は、蓋部3の形状を蒲鉾形Scに形成したため、蓋部3の両端面は平坦面に形成するとともに、周面部を曲面部Srとして形成した。即ち、蓋部3の一部に曲面部Srを形成した形態となる。したがって、変更実施形態に係る棺1によれば、プレス成形による成形は不要であり、曲げ加工機等を用いた単純な曲げ工程で製作可能になるとともに、印刷や塗装等も容易に行うことができる。さらに、レール部15は、扉部13の両側の辺部でスライド自在にガイドする一対のレールメンバ15a,15bにより構成する。一つのレールメンバ15aは、二枚の短冊状の紙片Pm,Pnを蓋部3の内面に貼り付け、扉部13の一辺部をスライド自在に支持するガイドスリット15asを構成する。他方のレールメンバ15bもレールメンバ15aに対して左右対称に構成する点を除いてレールメンバ15aと同一に構成できる。なお、32は、扉部13に設けた把手部を示す。この把手部32も紙Pによる構成できる。
したがって、変更実施形態による棺1であっても、棺1を構成する全ての素材(部品)を紙Pで形成できるため、焼いた後に無用な異物が残留する弊害を回避できる。この結果、棺1にとって最適な形態として実施できる。その他、図9及び図10において、図1〜図8と同一部分(同一機能部分)には同一符号を付して、その構成を明確にするとともに、その詳細な説明は省略する。
他方、実施形態では棺1を例示して説明したが、この棺1は、直方体形状に形成する一般的な棺の中に入れて使用する棺用内部カバー1sとして使用することもできる。この場合、前述した棺1を、例えば、直方体形状に形成する一般的な棺の中に収容できるように、一回り小型のサイズに形成すれば、そのまま棺用内部カバー1sとして使用できる。この場合であっても、生きてきた最後に身を包むものとして、宗教的或いは個人的なものも含め、様々な要求に応えることができるなど、形状上の多様化を飛躍的に高めることができる利点がある。
以上、好適実施形態(変更実施形態)について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,素材,数量,製造方法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。特に、実施形態では特徴を分かりやすくするため、形状として卵形と蒲鉾形を例示したが、自動車,飛行機,植物,鳥,物語や宗教上の登場物等の様々なイメージを形状にすることができる。
本発明に係る棺及び棺用内部カバーは、火葬に使用する各種棺及び棺用内部カバーに利用できる。なお、被火葬体は直接的には人を意味するがペット等の動物を火葬する際にも利用可能である。
1:棺,1s:棺用内部カバー,2:本体部,2d:本体部の底面,3:蓋部,4:底盤部,11:模様部,12:開口部,13:扉部,14:ヒンジ部,15:レール部,H:被火葬体,P:紙,Ss:球面部,Sr:曲面部,Pd:ダンボール紙,Fv:縦方向,Fh:横方向
Claims (7)
- 被火葬体を収容する上方が開放された本体部と、この本体部の上方を覆うことにより全体を密閉状に閉塞する蓋部とを有する棺において、前記本体部及び前記蓋部をそれぞれ紙により形成し、かつ前記本体部の全部又は一部、及び/又は,前記蓋部の全部又は一部に、球面部及び/又は曲面部を形成するとともに、前記本体部の底面に、紙により形成し、かつ前記被火葬体の荷重を支持する底盤部を設けてなることを特徴とする棺。
- 前記本体部の全部又は一部、及び/又は,前記蓋部の全部又は一部に、プレス成形により外方又は内方に膨出形成した模様部を設けることを特徴とする請求項1記載の棺。
- 前記紙は、ダンボール紙を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の棺。
- 前記底盤部は、縦方向に配した複数のダンボール紙を横方向に積層して構成することを特徴とする請求項3記載の棺。
- 前記蓋部には、開口部及びこの開口部を開閉する扉部を有することを特徴とする請求項1記載の棺。
- 前記扉部は、紙を用いたヒンジ部により、又は紙を用いたレール部により、開閉変位可能に支持することを特徴とする請求項5記載の棺。
- 被火葬体を収容する上方が開放された本体部と、この本体部の上方を覆うことにより全体を密閉状に閉塞する蓋部とを有する棺用内部カバーであって、前記本体部及び前記蓋部をそれぞれ紙により形成し、かつ前記本体部の全部又は一部、及び/又は,前記蓋部の全部又は一部に、球面部及び/又は曲面部を形成するとともに、前記本体部の底面に、紙により形成し、かつ前記被火葬体の荷重を支持する底盤部を設けてなることを特徴とする棺用内部カバー。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7246658B1 (ja) * | 2022-10-04 | 2023-03-28 | 株式会社ドゥ・ミール | 火葬用の棺 |
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2014
- 2014-11-19 JP JP2014234579A patent/JP2016096893A/ja active Pending
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