JP2016096849A - 情報取得装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 導波部として多関節アームを用いた情報取得装置において、照射部の位置による照射光分布の変化を抑制する。
【解決手段】 導波部103は、照射部105から被検体123に光を照射する照射方向と平行な方向に導波する複数の第1の導波管103c、103g、103kと、照射方向と垂直な面内方向に光を導波する少なくとも一つの第2の導波管103a、103e、103iと、導波方向を略垂直に曲げるように配置されたミラーを内包する関節部と、を有し、複数の第1の導波管103c、103g、103kは、複数の第1の導波管103c、103g、103kそれぞれの中を導波する光の導波方向が同じになるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報取得装置に関する。
レーザなどの光源から被検体に光を照射し、入射した光に基づいて得られる被検体内の情報を画像化する光イメージング装置の研究が医療分野で積極的に進められている。この光イメージング技術の一つとして、Photo Acoustic Tomography(以下、PATという)がある。
PATでは、光源から発生したパルス光を被検体に照射し、被検体内で伝搬、拡散した光が生体組織で吸収されて発生する音響波を検出し受信信号を得る。受信信号を解析処理することで、被検体である生体内部の光学特性に関連した情報を取得する技術である。この光音響波発生の現象を光音響効果と呼び、光音響効果により発生した音響波を光音響波と呼ぶ。これにより、被検体内の光学特性分布、特に、光吸収係数分布を得ることができる。これらの情報は、被検体内の特定物質、例えば血液中に含まれるグルコースやヘモグロビンなどの定量的計測にも利用できる。
光音響波又はその受信信号の強度は、光音響波の発生源の光吸収係数、及び、発生源に照射された光エネルギー密度に比例することが知られている。すなわち、被検体内の光吸収係数分布を画像化しようとした場合、被検体内の光エネルギー密度分布(以下、光分布という)を精度よく取得することが光吸収係数分布の定量性向上に有効である。
光源を被検体近傍に配置することは物理的な制約があるので、一般に、光源と被検体にパルス光を照射する照射部との間は導波部によって接続されている。
特許文献1では、レーザ治療装置において、光源と出射ユニット(照射部)との間を多関節アーム(導波部)で接続する例が開示されている。この多関節アームは、光を伝搬可能なように内部が中空となった複数の剛体管と、ミラーを内包した複数の関節部と、で構成されている。多関節アームによって、照射位置を変えることができる。また、特許文献1では、出射ユニットのレーザ透過率や照射スポット径などの情報を予め記憶しておき、取り付けられた出射ユニットに応じた情報を参照して照射光の条件を最適化するものである。
特開2003−613号公報
多関節アームを用いた導波部では、照射部の照射位置によって、照射部によって照射された照射光分布が変化する場合がある。この照射光分布の変化を考慮しない場合、被検体内の光分布を精度よく取得できないため、光吸収係数分布を精度よく取得することができなくなってしまう。
本発明の目的は、導波部として多関節アームを用いた情報取得装置において、照射部の走査位置による照射光分布の変化を抑制することである。
本発明は、光源と、前記光源から発せられた光を被検体に照射する照射部と、前記光源から発せられた光を前記照射部まで導波する導波部と、前記照射部から前記被検体に光が照射されることにより発生する音響波を検出して電気信号を出力する検出部と、前記電気信号に基づいて前記被検体の内部の情報を取得する取得部と、を有する情報取得装置であって、前記照射部は走査可能な構成であり、前記導波部は、前記照射部から前記被検体に光を照射する照射方向と平行な方向に導波する複数の第1の導波管と、前記照射方向と垂直な面内方向に光を導波する少なくとも一つの第2の導波管と、前記第1の導波管と前記第2の導波管とを連結し、前記第1の導波管と前記第2の導波管それぞれの中を導波する光の導波方向を略垂直に曲げるように配置されたミラーを内包する関節部と、を有し、前記複数の第1の導波管の少なくとも一つと前記第2の導波管とが、前記面内方向に移動可能に構成されており、前記複数の第1の導波管は、前記複数の第1の導波管それぞれの中を導波する光の導波方向が同じになるように構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、導波部として多関節アームを用いた情報取得装置において、照射部の位置による照射光分布の変化を抑制することが可能となる。
本発明の実施形態1に係る情報取得装置の一例を示す模式図 比較例に係る導波部内の光分布の様子を説明する図 本発明の実施形態1に係る導波部内の光分布の様子を説明する図 本発明の実施形態1に係る照射部の走査軌跡を説明する図 本発明の実施形態2に係る情報取得装置の一例を示す模式図 本発明の実施形態2に係る情報取得装置において情報を取得する関心領域と走査軌跡を説明する図 本発明の実施形態3に係る情報取得装置の一例を示す模式図 本発明の実施形態4に係る情報取得装置に用いられる導波部の一例を示す模式図
以下に、本発明に係る情報取得装置について説明する。なお、本発明において、音響波とは、音波、超音波、光音響波と呼ばれるものを含み、被検体に近赤外線等の光(電磁波)を照射して被検体内部で発生する弾性波のことを示す。また、本発明の情報取得装置は、人や動物の悪性腫瘍や血管疾患などの診断や化学治療の経過観察などを主な目的とし、被検体の内部の被検体情報を取得する装置である。よって、被検体としては生体、具体的には人体や動物が想定され、その一部、例えば乳房や指、手足などが診断の対象部位として想定される。
本実施形態に係る被検体情報とは、光音響効果により発生した光音響波の発生音圧(初期音圧)、光エネルギー吸収密度、光吸収係数、および組織を構成する物質の濃度等である。ここで、物質の濃度とは、酸素飽和度、オキシヘモグロビン濃度、デオキシヘモグロビン濃度、および総ヘモグロビン濃度等である。総ヘモグロビン濃度とは、オキシヘモグロビン濃度およびデオキシヘモグロビン濃度の和である。
また、本実施形態における被検体情報は、数値データとしてだけではなく、分布データであってもよい。すなわち、光吸収係数分布や酸素飽和度分布などの分布データを被検体情報としてもよい。被検体情報は、画像データという形式であってもよい。
本発明の情報取得装置は、光源と、光源から発せられた光を被検体に照射する照射部と、光源から発せられた光を照射部まで導波する導波部と、を有している。さらには、情報取得装置は、照射部から被検体に光が照射されることにより発生する音響波を検出して電気信号を出力する検出部と、電気信号に基づいて被検体の内部の情報を取得する取得部と、を有している。
(光源)
被検体が生体の場合、光源は、生体を構成する成分のうち特定の成分に吸収される波長のパルス光を射出する。効率的に光音響波を発生させるため、パルス幅は10乃至100ns程度が好適である。光源としては大出力が得られるレーザが好ましいが、レーザの代わりに発光ダイオードやフラッシュランプ等を用いることもできる。レーザとしては、固体レーザ、ガスレーザ、色素レーザ、半導体レーザなど様々なレーザを使用できる。本発明において使用する光源の波長は、被検体内部まで光が伝搬する波長であることが望ましい。具体的には被検体が生体の場合、500nm以上1200nm以下である。
光源は、単一の光源で構成されていてもよいし、複数の光源で構成されていてもよい。また、複数の光源で構成される場合、その複数の光源が同じ波長帯域の光を発する光源のみで構成されていてもよいし、異なる波長帯域の光を発する光源を含んで構成されていてもよい。光源は、中心波長を変えることができる、いわゆる波長可変の光源であってもよい。
(照射部)
照射部は、光源から発せられたパルス光を生体などの被検体に照射するものである。照射部は、被検体上での照射強度や光分布、位置が好適になるようにミラー、レンズ、プリズムなどの光学素子によって調整されていることが望ましい。照射部は1次元又は2次元的に走査可能に構成されており、その照射位置を変えることができる。
(導波部)
導波部は、光源から発せられた光を照射部にまで導波させる。導波部は、複数の中空の導波管が、ミラーを内包した関節によって接続された光学系で構成されている。導波部は、光源と接続され、また照射部とも接続されている。また、導波部を構成する一部の導波管は移動可能な構成である。詳細な構成は後述する。
(検出部)
検出部は、照射されたパルス光により被検体表面及び被検体内部で発生する光音響波を受信し、アナログ信号である電気信号(受信信号)に変換するものである。検出部としては、圧電現象を用いたもの、光の共振を用いたもの、静電容量の変化を用いたもの等、音響波信号を受信できるものであれば、どのような検出器を用いてもよい。検出部として、典型的には複数の受信素子が1次元、2次元、又は立体的に配置されたものがよい。このような多次元配列素子を用いることで、同時に複数の位置で音響波を検出することができ、測定時間を短縮できる。検出器が立体的に配置される場合は、それぞれの検出器の受信感度が強い指向領域が被検体の位置で重なるように、例えば、球面に沿って配置することが望ましい。
(取得部)
取得部は、後述する電気信号収集部により収集された電気信号と、後述する記憶部に記憶された照射部の1つの走査位置に対応する射出光分布に関する情報と、に基づいて、被検体の内部の被検体情報を取得する。具体的には、取得部は、電気信号収集部により収集された電気信号から3次元の被検体内の初期音圧分布を生成する。初期音圧分布の生成に関しては、例えば、ユニバーサルバックプロジェクション(Universal Back−projection、以下UBP)アルゴリズムやディレイアンドサム(Delay and Sum)アルゴリズムを用いることができる。また、取得部は、記憶された照射部の射出光分布に関する情報を基に、被検体内の3次元の光分布情報を生成する。これは、2次元の射出光分布に関する情報から光拡散方程式を解くことで取得できる。電気信号から生成された被検体内の初期音圧分布と、照射部の射出光分布から生成された3次元光分布情報で規格化することで、被検体情報である被検体内の光吸収係数分布を得ることができる。また、複数の波長における光吸収係数分布を演算することで、被検体内のヘモグロビンの酸素飽和度分布を得ることができる。
なお、上記以外にも、情報取得装置としては以下の構成要素を有している。
(電気信号収集部)
電気信号収集部は、検出部で得られた電気信号を収集するものである。電気信号収集部は、効率よく処理するためにはアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換部を有することが望ましい。
(保持部)
保持部は、被検体を保持するために用いるものであり、例えば、被検体の形状に合わせたカップ状で構成されていたり、被検体を挟んで固定するように2枚の保持板で構成されていたりする。被検体と検出器との間に位置する保持部や保持板は、光の吸収が小さく、音響波の吸収が小さいかつ被検体との音響インピーダンス差が小さいことが望ましく、ポリメチルペンテン樹脂などが好適である。
(走査部)
走査部は、照射部を2次元走査が可能なようにするものである。走査部には、走査時の照射部の走査位置を検出する位置検出部が設けられていてもよい。走査部は、必要に応じて検出部と照射部とを一体化して同時に走査する構成であってもよい。
(走査駆動部)
走査駆動部は、後述する制御部からの命令により、走査部を制御して、照射部に所望の走査を与えるものである。走査駆動部は、走査部による走査が等速運動で連続的に行うように走査部を駆動してもよいし、移動とデータの受信をステップアンドリピートで行うように走査部を駆動してもよい。また、走査駆動部は、走査部が円弧状やらせん状に走査するように走査部の駆動を行ってもよい。
(走査位置取得部)
走査位置取得部は、被検体にパルス光を照射した時の照射部の走査位置を取得するものである。制御部が走査駆動部に与えた命令から照射部の位置が認識できる場合は、位置検出部及び走査位置取得部は必ずしも必要なわけではない。検出部と照射部とが一体化されている場合は、走査位置取得部によって、被検体にパルス光を照射した時の検出部の位置情報も同時に取得できる。
(制御部)
制御部は、所望のタイミングで音響波の検出が行えるように制御するものである。制御部は、後述する、光源制御部、走査制御部、電気信号収集制御部及びシステム制御部を有する。
(光源制御部)
光源制御部は、パルス光の発光タイミング、すなわち被検体にパルス光を照射するタイミングを制御するものである。例えば、光源制御部は、ある特定の繰り返し周波数でパルス光を発光させたり、又は、照射部の位置情報を基準としてパルス光を発光させたりするものである。
(走査制御部)
走査制御部は、走査駆動部を制御して、照射部に所望の動きを与えるものである。また、走査制御部は、被検体にパルス光を照射する瞬間の照射部の位置情報を取得するように走査位置取得部に命令を与える。走査制御部は、被検体の特定領域の音響情報を取得できるように、術者が関心領域を指定する機能を別に設けておき、その関心領域に対応した走査命令を走査駆動部に与えてもよい。
(電気信号収集制御部)
電気信号収集制御部は、被検体内で発生した音響波を検出部が検出するタイミング及び検出時間を制御するものである。被検体にパルス光を照射した瞬間から、又は、一定時間経過した後から、画像化したい被検体深さに相当する時間までの電気信号を収集させるように電気信号収集部に命令を与える。
(システム制御部)
所望のタイミングで音響波の検出が行えるように、光源制御部、走査制御部、電気信号収集制御部を連動させて制御するものである。
(記憶部)
記憶部は、照射部から発せられた、例えば2次元空間分布で表される射出光分布に関する情報を記憶するものである。照射部を所定の位置に配置した際の射出光分布に関する情報があればよい。射出光分布は、照射部近傍、又は、一定距離離れた位置に仮想スクリーンを置いた場合の射出光の光分布とする。
以上が本発明における情報取得装置の構成である。より詳細の構成については、以下の実施形態の中で述べる。
(実施形態1)
図1(a)は本実施形態に係る情報取得装置の一例を説明する模式図である。情報取得装置は、光源101と、光源101から発せられた光を被検体(乳房123)に照射する照射部105と、光源101から発せられた光を照射部105まで導波する導波部103と、を有している。さらに、情報取得装置は、照射部105から被検体に光が照射されることにより発生する音響波を検出して電気信号を出力する検出部109と、電気信号に基づいて被検体の内部の情報を取得する取得部165と、を有している。また、照射部105は走査可能な構成である。
導波部103は多関節アームを有している。多関節アームは、複数の第1の導波管(本実施形態では、垂直導波管103c、103g、103kに対応)と、少なくとも一つの第2の導波管(本実施形態では、水平導波管103a、103e、103iに対応)を有している。さらに、多関節アームは、関節部(103b、103d、103f、103h、103j)を有している。垂直導波管103c、103g、103kは、照射部105から被検体に光を照射する照射方向(+Z方向)と平行な方向に導波する機能を有している。水平導波管103a、103e、103iは、照射方向(+Z方向)と垂直な面内方向(XY面内方向)に光を導波する機能を有している。関節部は、垂直導波管と水平導波管とを連結し、垂直導波管と水平導波管それぞれの中を導波する光の導波方向を略垂直に曲げるように配置されたミラーを内包している。ここで「略垂直に曲げる」とは、85度以上95度以下の角度で曲げることをいう。
水平導波管103eの両側には、関節部103dを介して垂直導波管103cと、関節部103fを介して垂直導波管103gが連結されている。また、水平導波管103iの両側には、関節部103hを介して垂直導波管103gと、関節部103jを介して垂直導波管103kが連結されている。
水平導波管103a、関節部103b、垂直導波管103cはそれぞれXY面内で移動不可能に接続され、固定されている。関節部103d、水平導波管103e、関節部103fはそれぞれが独立には移動できないように接続されており、関節部103h、水平導波管103i、関節部103jもそれぞれが独立には移動できないように接続されている。関節部103dは、垂直導波管103cの中心軸を回転中心としてXY面内で回転可能な構成である。関節部103f、103hは、垂直導波管103gの中心軸を回転中心としてXY面内で回転可能な構成である。関節部103jは垂直導波管103kの中心軸を回転軸としてXY面内で回転可能な構成である。この構成により、水平導波管103e、103i、垂直導波管103g、103kはXY面内で移動が可能となっている。
また、複数の垂直導波管103c、103g、103kは、それぞれの中を導波する光の導波方向が同じになるように構成されている。具体的には、垂直導波管103c、103g、103kの中を導波する光の向きはすべて+Z方向である。なお、本発明において、+Z方向と−Z方向とは区別される。この構成の技術的な意味について、以下で詳細に述べる。
図2は比較例の情報取得装置の導波部203を示しており、図3は本実施形態の情報取得装置の導波部103を示している。本実施形態では、上述したように、垂直導波管103c、103g、103kは全て、その導波管内を導波する光の方向が同じ方向(+Z方向)である。これに対して、比較例では、垂直導波管203cの中を導波する光は−Z方向であり、垂直導波管203g、203kの中を導波する光の方向は+Z方向である。つまり、比較例の導波部203では、垂直導波管203c、203g、203kの中を導波する光の方向が、一つの垂直導波管で異なった構成である。この構成の違いにより、照射部105を動かした場合の照射光の射出光分布の様子の違いを以下に説明する。なお、それ以外は、本実施形態と比較例は同じ構成である。
なお、光源101は、光源101から射出された光を導波部103で導波する光路上において最も光源101に近い第1の導波管(垂直導波管103c)を導波する光が、垂直導波管103cの中心軸に対して非対称な射出光分布を有するような構成である。
図2(a)は、多関節アームである導波部203は「肘を曲げた状態」である。これを基準として、図2(b)は、照射部105を右側(+X方向)に動かした場合を示している。導波部203は「肘を伸ばした状態」である。ただし、図2(b)では、導波部203は「肘を伸ばしきった状態」ではない。図2(c)は、照射部105を左側(−X方向)に動かした場合を示している。導波部203は「肘をかなり曲げた状態」である。
図2(a)乃至(c)において、導波部203の3つの垂直導波管203c、203g、203k中に仮想的にスクリーン(図中A、B、Cで表記)を置き、そこに照射される射出光分布をベッド側から観察した場合を考える。射出光分布の例を図中円内に示す。スクリーンA、Bの射出光分布は、その間の水平導波管203eの断面を対称面として鏡像の関係にある。したがって、スクリーンBではスクリーンAに対して射出光分布が反転する。また、ベッド側から観察した場合、その対称面(水平導波管203eの断面)は垂直導波管203cを中心として「肘の角度」に依存して回転する。その結果、スクリーンBの射出光分布は、スクリーンAの射出光分布に対して反転と回転が加わった分布となる。一方、スクリーンB、Cの射出光分布はその間の水平導波管203iを導波されても、射出光分布は保存されたままで向きが変わることがない。
図2(a)乃至(c)の各スクリーンの射出光分布の変化から、導波部203の「肘を曲げていく」に従い(図2(b)、(a)、(c)の順)、照射部105の射出光分布と同等であるスクリーンCの射出光分布は時計の回転方向に回転することがわかる。さらに、照射部105中の凹レンズ(不図示)の光軸と、照射部105に到達した光ビームの中心がずれている場合がある。その場合には、導波部203の「肘の曲げ伸ばし」によって、照射部105からの照射光は、光ビームの中心とは異なる位置を中心として回転することになる。つまり、比較例の導波部203の構成では、照射部105の走査位置ごとに射出光分布が異なってしまう。射出光分布が異なると、実際に被検体に照射される照射光分布を異なることを意味している。この場合、射出光分布の変化を考慮せずに、ある照射位置に対応する照射部105の射出光分布だけを用いると、取得部165は被検体内の光分布を精度良く算出することができず、結果として、被検体情報を精度よく取得することができない。
一方、図3は、本実施形態における導波部103の垂直導波管103c、103g、103k内の射出光分布の様子を示している。図3(a)乃至(c)は、図2(a)乃至(c)のそれぞれに対応している。
図3(a)乃至(c)の各スクリーンの射出光分布から、導波部103の「肘を曲げて」も、照射部105における射出光分布と同等であるスクリーンCの射出光分布は変動しないことがわかる。さらに、照射部105中の凹レンズ(図中不指示)の光軸と、の光軸と照射部105に到達した光ビームの中心がずれている場合、照射部105からの光は鉛直から傾いた方向に照射される。しかし、導波部103の「肘の曲げ伸ばし」に関係なく、その傾きの方向は維持されるので射出光分布は変化しない。そのため、ある照射位置での照射部105の射出光分布だけを用いて、取得部165は被検体内の光分布を精度良く算出することができ、被検体情報を精度よく取得することができる。
記憶される照射部105の射出光分布は、照射部105を走査可能範囲の中央である保持カップ119の最深部直下に置き、照射部105から10cm上方(+Z方向)の位置にスクリーンを配置した場合に照射された射出光分布を計測した情報である。この10cmという距離は検出部109を支持する半球の支持部材の半径に合わせたものである。なお、上述したように、導波部103は、各走査位置における照射部105の射出光分布はほぼ同じであるため、記憶部301に記憶される射出光分布情報は、他の走査位置で同様に射出光分布を計測した情報であっても構わない。例えば、記憶される射出光分布に関する情報は、照射部105が保持カップ119の周辺部に対応する位置で、照射部105から10cm上方(+Z方向)の位置にスクリーンを配置した場合に照射された射出光分布を計測した情報であってもよい。また、照射部105からの高さを10cm上方の位置以外の任意の位置にスクリーンを配置した場合に照射された射出光分布を計測するようにしてもよい。このように計測した射出光分布が、記憶部301に記憶される。すなわち、記憶部301は、照射部105が走査される複数の走査位置の中の一つの走査位置における照射部105から射出された射出光の射出光分布に関する情報を予め記憶している。この構成により、記憶部301の容量の使用を抑えることができる。
図1(b)は、本実施形態の導波部の他の一例を示す模式図である。この導波部703は、光源101の上部から光が導波部103に導入され、図1(a)で示した導波部103に対して水平導波管103a、関節部103bがない構成である。また、垂直導波管103cは固定されている。図1(a)と同様、複数の垂直導波管103c、103g、103kは、それぞれの中を導波する光の導波方向が同じ方向(+Z方向)になるように構成されている。
なお、2次元状に照射部を走査する場合には、情報取得装置は、XY面内を移動できる水平導波管は2本以上有する必要がある。垂直導波管は水平導波管と交互に設けられているため、XY面内を移動できる第1の導波管である垂直導波管も2本以上必要である。また、導波部103を構成する導波管の数が増えると、構成が複雑になるため、第1の導波管である垂直導波管は5本以下が好ましい。
光源101は、例えば、波長800nm、パルス幅20ns、繰り返し周波数10Hz、パルスエネルギー30mJのパルス光を発生するチタンサファイアレーザからなるパルス光源である。
照射部105は光ビームを拡大するための凹レンズ(不図示)を内包している。垂直導波管103kの終端部は照射部105に接続されている。
検出部109として、例えば、素子サイズ3mm角、中心検出周波数2MHzの圧電素子からなるトランスデューサを500個、半球面上に並べたものを用いる。半球の半径は10cmである。
これ以外に、情報取得装置は、照射部105と検出部109を一体で支持するキャリッジ(支持体)107、キャリッジ107を支持する支持台113を有している。支持台113はXYステージ(走査部に相当)115上に設置されており、XY面内を2次元に走査が可能である。XYステージ115は走査駆動部153によって走査される。また、XYステージ115は位置センサー(不図示)を備えている。
キャリッジ107と被検者121の被検体(乳房123)を保持する保持カップ119の間には音響マッチング剤111が配置される。この音響マッチング剤111としては水が用いられる。
被検者121を支持するベッド117には開口部が設けられており、その開口部から乳房123を保持カップ119に保持させるようにする。なお、乳房123と保持カップ119の間は音響マッチングのため超音波ジェル(不図示)で埋められている。保持カップ119は移動しない構成である。
光源101から発せられた光は多関節アームで構成される導波部103中を伝搬し、照射部105、音響マッチング剤111、保持カップ119を介して乳房123に照射される。そして、乳房123にて光音響波が発生し、その光音響波を検出部109で検出し、電気信号に変換する。
そして、取得部165では、照射部105の位置、すなわち、電気信号取得位置ごとに、電気信号収集部157により収集された電気信号からUBPアルゴリズムを用いて3次元の被検体内の初期音圧分布を生成する。そして、記憶部301に記憶された射出光分布に関する情報を基に、照射部105の位置ごとに光拡散方程式を用いて被検体内の3次元光分布情報を生成する。さらに、初期音圧分布を3次元光分布情報で規格化することで、照射部105の位置ごとの被検体内の光吸収係数分布を得る。これらの工程を照射部105の走査範囲全体で実施し、最後に、照射部105の位置ごとに得られた初期音圧分布、光吸収係数分布をそれぞれ重畳することで、被検体全体の3次元の初期音圧分布、光吸収係数分布を得る。
なお、演算の順番はこれに限ったものではなく、まず、被検体全体の3次元の初期音圧分布を取得し、さらに、被検体全体の3次元光分布情報を取得し、これらから被検体全体の3次元の光吸収係数分布を求めてもよい。
制御部151は、光源制御部、走査制御部、電気信号収集制御部、及び全体を制御するシステム制御部を備えている。制御部151の光源制御部は、所望のタイミングでパルス光を発するように光源101を制御する。本実施形態では10Hzの繰り返し周波数で光源101は制御される。
制御部151の走査制御部は、走査駆動部153を制御し、照射部105に所望の動きを与えるものである。また、走査制御部は、走査位置取得部155に命令を与え、被検体にパルス光を照射する瞬間の照射部105の位置情報を取得する。本実施形態においては、照射部105と検出部109は一体化されているので、取得された照射部105の位置情報は検出部109の電気信号取得位置情報を兼ねている。
例えば、走査駆動部153は、走査制御部からの命令を受けて、照射部105と検出部109とが一体で支持するキャリッジ107をらせん状に走査する。光源制御部は光源に命令を出し、光源101は、走査に合わせて、パルス光を10Hzの繰り返し周波数で512回照射する。乳房123にパルス光を照射した瞬間の照射部105の位置は512ヶ所である。
図4は、照射部105の走査位置を説明する図であり、ベッド117側から観測した照射部105の走査軌跡の模式図である。図4において、303は走査可能範囲を示しており、305は照射部105の走査の軌跡を示している。また、乳房123にパルス光を照射する瞬間の照射部105の走査位置を黒丸で示し、(x1,y1)などはXY座標を表している。このような走査を行うことで、被検体全体の被検体情報を取得できる。
制御部151の電気信号収集制御部は、被検体にパルス光を照射した瞬間を0μsとして、60μs乃至110μsまでの時間に検出部109に到達した信号を収集するように電気信号収集部157に命令を与える。この時間範囲は被検体中75mmの距離に相当する。
本実施形態では、多関節アームを用いた導波部であっても、第1の導波管の中を導波される光の方向がすべて同じ方向であるため、照射部の走査位置に対する射出光分布の変化を抑制することができる。このため、被検体内の光分布を精度よく算出でき、さらに被検体情報を精度よく取得することを可能にする情報取得装置を提供することができる。
なお、本実施形態の光源101は、垂直導波管103cを導波する光が、垂直導波管103cの中心軸に対して非対称な射出光分布を有する構成である。しかし、これに限らず以下のような場合にも、本発明は効果を発揮する。すなわち、垂直導波管103cを導波する光の射出光分布の重心位置が垂直導波管103cの中心軸からずれている場合、垂直導波管103cを導波する光の導波方向が垂直導波管103cの中心軸の方向と完全に平行ではない場合などである。
また、照射部105は、光源101から射出された光を導波部103で導波する光路上において被検体に最も近い第1の導波管(垂直導波管103k)と兼ねていてもよい。
(実施形態2)
図5は、本実施形態に係る情報取得装置の一例を示す模式図である。本実施形態に係る情報取得装置は、実施形態1の情報取得装置とは、被検体の関心領域を設定する領域設定部401を有する点で異なっている。これ以外は実施形態2の情報取得装置と同じである。図5では、図1(a)と同一の部分には同じ番号を付加し、説明は省略する。本実施形態は、超音波エコーやMRIなど他のイメージング装置による画像や、触診などによって被検体内の関心領域が予め分かっている場合に対応したものである。
制御部151中の走査制御部は、領域設定部401による関心領域に基づいて照射部105の走査範囲や走査パターンを設定し、走査駆動部153を制御して照射部105に所望の動きを与える。
領域設定部401は、術者がモニタ(不図示)上で指定することで被検体内の関心領域を設定されてもよいし、自動で関心領域を設定する構成であってもよい。
関心領域及び照射部105の走査範囲について図6を用いて説明する。図6において、303は走査可能範囲を示しており、405は設定された関心領域を示している。407は関心領域405に基づいて決定された照射部105の走査軌跡を示している。
関心領域がどこに設定されるかは被検体に依存しており、無限に取りうる。したがって照射部105の走査パターンも無限に取りうる。このような場合においても、照射部105からの照射光分布は走査位置によって略変化しないので、関心領域405がどこに設定されるかによらず、実施形態1と同様に、被検体情報を精度よく算出することができる。
(実施形態3)
図7は、本実施形態に係る情報取得装置の一例を示す模式図である。本実施形態に係る情報取得装置は、実施形態1の情報取得装置とは、導波部103を支持する支持部500を有する点で異なっている。これ以外は実施形態1の情報取得装置と同じである。図1(a)と同一の部分には同じ番号を付加し、説明は省略する。
具体的には、導波部103を支持する支持部500は、床501の上に、床の面内に沿って移動可能なボール503、509、ボール503、509を支持するボール受け部505、511を有している。さらに、支持部500は、ボール受け部505、511と導波部103とを接続する接続体507、513で構成されている。ボール503、509によって、支持部は、鉛直方向に垂直な面内で移動可能である。この支持部により、照射部105を走査した時に機械的なずれが発生しにくくなり、より安定に照射部105を走査することが可能になる。なお、図7には示されていないが、接続体507、513の長さを調節可能とする機構が備わっている。
(実施形態4)
実施形態1乃至3では、光走査部をXY面内に沿って動かす例を示したが、本発明はそれに限ったものではない。図8は、本実施形態に係る情報取得装置の導波部の一例を示す模式図である。それ以外は、実施形態1乃至3と同じ構成を適用できる。本実施形態のように、例えば、被検者を伏臥位で寝かせた状態で乳房123を2枚の保持板601、602で保持しておき、保持板601、602に沿ってYZ面内で、多関節アームである導波部603、照射部105を動かすような構成としてもよい。
導波部603は、水平導波管603a、603e、603i、垂直導波管603c、603g、関節部603b、603d、603f、603hで構成された多関節アームである。本実施形態では、照射部105から被検体(乳房123)に光を照射する照射方向は+X方向であるため、第1の導波管は、水平導波管603a、603e、603iであり、第2の導波管は、垂直導波管603c、603gである。本実施形態では、水平導波管603a、603e、603i内を導波する光の導波方向は、全て同じであり、+X方向である。
この構成により、照射部105から照射される照射光分布は、照射部105の走査位置によらないものとなる。そのため、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態でも、実施形態1と同様に、2次元状の照射部を走査するためには、情報取得装置は、XY面内で移動可能な構成の第1の導波管は2本以上必要である。また、導波部103を構成する導波管の数が増えると、構成が複雑になるため、第1の導波管は5本以下が好ましい。
101 光源
103 導波部
103a、103e、103i 第2の導波路
103b、103d、103f、103h、103j 関節部
103c、103g、103k 第1の導波路
105 照射部
109 検出部
165 取得部

Claims (8)

  1. 光源と、前記光源から発せられた光を被検体に照射する照射部と、前記光源から発せられた光を前記照射部まで導波する導波部と、前記照射部から前記被検体に光が照射されることにより発生する音響波を検出して電気信号を出力する検出部と、前記電気信号に基づいて前記被検体の内部の情報を取得する取得部と、を有する情報取得装置であって、
    前記照射部は走査可能な構成であり、
    前記導波部は、前記照射部から前記被検体に光を照射する照射方向と平行な方向に導波する第1の導波管と、前記照射方向と垂直な面内方向に光を導波する第2の導波管と、前記第1の導波管と前記第2の導波管とを連結し、前記第1の導波管と前記第2の導波管それぞれの中を導波する光の導波方向を略垂直に曲げるように配置されたミラーを内包する関節部と、を有し、
    前記第2の導波管の両側には、前記関節部を介して前記第1の導波管がそれぞれ連結されており、
    前記第2の導波管の両側に位置する2つの第1の導波管それぞれの中を導波する光の導波方向が同じになるように構成されていることを特徴とする情報取得装置。
  2. 前記照射部が走査される複数の走査位置の一つの走査位置における前記照射部から照射された照射光の射出光分布に関する情報が予め記憶された記憶部を有し、
    前記取得部は、前記電気信号と前記記憶部に記憶された前記射出光分布に関する情報とに基づいて、前記被検体の内部の情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報取得装置。
  3. 前記導波部と前記検出部とを一体で支持する支持体を有し、
    前記導波部が前記検出部と一体で走査可能な構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報取得装置。
  4. 前記被検体の関心領域を設定する領域設定部と、
    前記関心領域に基づいて前記照射部の走査パターンと走査範囲を設定する走査制御部と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報取得装置。
  5. 前記導波部を支持する支持部を有し、
    前記支持部は、鉛直方向に垂直な面内で移動可能な構成であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報取得装置。
  6. 前記第1の導波管は、前記面内方向に移動可能な2本以上の第1の導波管を有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報取得装置。
  7. 前記照射部は、前記光源から射出された光を前記導波部で導波する光路上において最も前記被検体に近い第1の導波管を兼ねることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報取得装置。
  8. 前記光源は、前記光源から射出された光を前記導波部で導波する光路上において最も前記光源に近い第1の導波管を導波する光が、前記最も前記光源に近い第1の導波管の中心軸に対して非対称な射出光分布を有する構成であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報取得装置。
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