JP2016096465A - プロジェクタ及び投射面色補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】投射面の色の影響を確実に抑制することができる、小型で低コストのプロジェクタを提供する。【解決手段】プロジェクタは、画像を形成する画像形成部3と、画像形成部3で形成された画像を投射する投射光学系4と、入力操作に応じて操作内容を示す操作信号S5を出力する操作部8と、操作信号S5に基づき、画像形成部3の動作を制御し、色相環に基づいて色補正情報を生成する色補正制御部11と、色補正情報に基づいて入力映像信号を補正し、色補正した映像信号に基づく画像を画像形成部3に形成する色補正部2を有する。色補正制御部11は、色相環を構成する複数の色相のリストの中から指定された色相の補色を基準とする所定の色相の範囲を複数の階調で表したカラーチャートを作成し、該カラーチャートの投射画像上で選択された色相に基づいて色補正情報を生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、壁等への投射が可能なプロジェクタに関する。さらに、本発明は、そのようなプロジェクタにおいて行われる投射面色補正方法に関する。
近年、壁や黒板などに画像を投射したり、部屋の照明器具を点灯させた状態で画像を投射したりするなど、様々な環境でプロジェクタを使用するようになってきた。このような環境下では、例えば壁の色や照明光の影響(投射面の色の影響)を受けて投射画像の色合いが変化するといった問題が生じる。
そこで、投射面の色の影響を抑制することができるプロジェクタが提案されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1には、壁色補正が可能なプロジェクタが記載されている。このプロジェクタは、記憶部、制御部および投射部を備える。予め設定された複数の壁色に関し、壁色毎に、ホワイトバランス調整用の色データが記憶部に保持されている。制御部は、各壁色に対応する複数のカラーパレットからなるホワイトバランス調整用画面を投射部より投射させる。使用者が投射画面上で最も白に近いカラーパレットを指定すると、制御部は、指定されたカラーパレットに対応する色データを記憶部から読み出し、該色データに基づいて画像の色補正を行う。
特許文献2には、投射面の色に応じた色補正を自動的に行うことができる自律色補正型プロジェクタが提案されている。このプロジェクタでは、原色である赤色光、緑色光及び青色光を順々に投射面上に投射し、カラーセンサを用いて投射面からの赤色光、緑色光及び青色光をそれぞれ測定する。この測定結果に基づいて、投射面上の赤、緑及び青それぞれの三刺激値(X’r、Y’r、Z’r)、(X’g、Y’g、Z’g)、(X’b、Y’b、Z’b)を求める。これら三刺激値と既存の赤、緑及び青それぞれの三刺激値(Xr、Yr、Zr)、(Xg、Yg、Zg)、(Xb、Yb、Zb)とから求まる色変換行列に基づいて、投射すべき原色の混合量を投射面上で再現すべき原色の混合量に変換する。
特開2006−186662号公報 特開2003−333611号公報
しかし、特許文献1、2に記載のプロジェクタには、以下のような問題がある。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、予め設定した壁色に関するホワイトバランス調整用の色データを用いて色補正が行われる。この場合、設定色以外の壁色については、色補正を行うことは困難である。
特許文献2に記載のプロジェクタにおいては、カラーセンサを用いるため、装置が大掛かりになり、コストも増大する。
本発明の目的は、上記問題を解決し、投射面の色の影響を確実に抑制することができる、小型で低コストのプロジェクタ及び投射面色補正方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、
画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部で形成された画像を投射する投射光学系と、
入力操作に応じて操作内容を示す操作信号を出力する操作部と、
前記操作信号に基づき、前記画像形成部の画像形成動作を制御し、色相環に基づいて色補正情報を生成する色補正制御部と、
前記色補正情報に基づいて入力映像信号を色補正し、色補正した映像信号に基づく画像を前記画像形成部で形成する色補正部と、を有し、
前記色補正制御部は、
前記色補正情報の生成の際には、前記色相環を構成する複数の色相のリストを示すリスト画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記リスト画像を投射し、
前記リストの中から色相を指定する旨を示す第1の操作信号を受け付けると、該第1の操作信号により示された色相の補色を基準とする所定の色相の範囲を複数の階調で表した第1のカラーチャートを作成し、該第1のカラーチャートの画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記第1のカラーチャートの画像を投射し、
前記第1のカラーチャートの投射画像上で色相を選択する旨を示す第2の操作信号を受け付けると、該第2の操作信号により示された色相に基づいて前記色補正情報を生成する、プロジェクタが提供される。
本発明の別の態様によれば、画像を形成する画像形成部と、該画像形成部で形成された画像を投射する投射光学系とを備えたプロジェクタの投射面色補正方法であって、
色相環を構成する複数の色相のリストを示すリスト画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記リスト画像を投射し、
使用者が前記リストの中から色相を指定する第1の操作を行うと、前記色相環に基づいて該第1の操作により指定された色相の補色を決定し、該補色を基準とする所定の色相の範囲を複数の階調で表したカラーチャートの画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記カラーチャートの画像を投射し、
使用者が前記カラーチャートの投射画像上で色相を選択する第2の操作を行うと、該第2の操作により選択された色相に基づいて色補正情報を生成し、
前記色補正情報に基づいて入力映像信号を色補正し、色補正した映像信号に基づく画像を前記画像形成部に形成して、該画像を前記投射光学系により投射する、投射面色補正方法が提供される。
本発明によれば、リストに設定されていない色でも補正することができるので、投射面の色の影響を確実に抑制することができる。加えて、カラーセンサ等を用いる必要がないので、装置の小型化及び低コスト化が可能である。
本発明の第1の実施形態であるプロジェクタの構成を示すブロック図である。 色相環情報の一例を説明するための図である。 明度情報の一例を説明するための図である。 彩度情報の一例を説明するための図である。 図2Aに示す色相環情報に対応する色相名リストの一例を説明するための図である。 図1に示すプロジェクタにおいて行われる投射面色補正処理の一手順を示すフローチャートである。 指定色が黄色である場合の第1のカラーチャートの一例を説明するための図である。 図5に示す2次元のチャート上で選択されたタイルの色を基準とするカラーチャートの一例を説明するための図である。 使用者の入力操作及びプロジェクタの表示動作の一手順を説明するための図である。 色相名リストの投射画像の一例を示す模式図である。 第1のカラーチャートの投射画像の一例を示す模式図である。 第1のカラーチャートの2次元のチャート及び1次元のチャートの一例を示す模式図である。 第2のカラーチャートの2次元のチャート及び1次元のチャートの一例を示す模式図である。 第2のカラーチャートの表示形態の一例を示す模式図である。 第2のカラーチャートの2次元チャート画像上で複数のタイルが選択された場合の投射画像の一例を示す模式図である。 図11Aに示す選択タイルの表示形態の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態であるプロジェクタにおいて行われる投射面色補正処理の一手順を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態であるプロジェクタの構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、プロジェクタは、制御部1、色補正部2、画像形成部3、投射光学系4、光源駆動部5、光源6、記憶部7及び操作部8を有する。なお、図1には、便宜上、色補正に関わる主要な構成のみを示しており、映像処理回路や照明光学系などのプロジェクタに必要な他の構成については省略されている。
映像信号S1が外部映像供給装置から色補正部2に供給される。外部映像供給装置は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置や、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤやビデオレコーダなどの映像出力装置である。
画像形成部3は、表示素子駆動部30及び表示素子31を有する。表示素子駆動部30は、映像信号S3に基づいて表示素子31を駆動する。表示素子31は、光源6からの光を変調して映像信号S3に基づく画像を形成する。表示素子31として、例えば、液晶表示デバイスやデジタル・マイクロミラー素子(DMD)などを用いることができる。
光源駆動部5は、制御部1からの駆動信号に従って光源6を点灯する。光源6には、水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)等の固体光源、蛍光体を用いた光源などを用いることができる。
投射光学系4は、表示素子31に形成された画像を投射面P上に投射する投射レンズ等を含む。投射面Pは、壁や黒板など、画像を投射することが可能な物であれば、どのような物であってもよい。
記憶部7は、半導体メモリ等の記憶装置であって、プロジェクタを動作させるのに必要な種々のプログラムやデータを保持する。例えば、記憶部7は、色相名リスト71、カラーチャートデータ72、色補正データ73を保持する。ここで、色相名リスト71及びカラーチャートデータ72は、予め記憶部7に格納されている。
カラーチャートデータ72は、PCCS(Practical Color Co-ordinate System)の色相環情報、明度情報及び彩度情報を含む。図2Aに色相環情報の一例を示し、図2Bに明度情報の一例を示し、図2Cに彩度情報の一例を示す。
図2Aに示す色相環情報は、12色相を知覚的に等歩度に移行するように順序立てて円環に配列した色相環を示す。12色相は、赤、赤みの橙、黄みの橙、黄、黄緑、緑、青緑、緑みの青、青、青紫、紫、及び赤紫であり、この順番で時計回りに配列されている。赤、黄、青緑、青紫はそれぞれ円環の「0deg」、「90deg」、「180deg」、「270deg」の位置に配置されている。180度の関係にある色相は補色の関係にある。補色の関係にある2色を混ぜると無彩色(色合いのない白黒またはグレー)になる。なお、図2Aの例では、便宜上、12色相に対して、赤を1番として時計回りの方向に12番までの番号が付されている。なお、色相環情報は、12色相の色相環に限定されない。色相環情報は、24色相等の色相環であってもよい。
図2Bに示す明度情報は、色の明るさの度合いを階調的に表したものであって、白と黒との間を知覚的に等歩度となるように分割したものである。白を9.5、黒を1.5とし、これらの間が0.5ステップで17段階に分割されている。
図2Cに示す彩度情報は、12色相を全て同じ彩度(9s)とし、彩度(9s)から無彩色(0s)までの変化を知覚的に等間隔になるように分割したものである。通常、彩度とは色の形容を表す要素であるが、図2Cに示した例では、便宜上、モノクロのグラデーションで彩度を表している。
色相名リスト71は、カラーチャートデータ72の色相環情報に対応して設定されている。色相名リスト71の一例として、図3に、図2Aに示した色相環情報に対応する色相名リストを示す。
図3に示す色相名リスト71は、番号、色相名、記号の項目からなる。番号の項目には、図2Aに示した色相環の1〜12の番号が記載されている。色相名の欄には、図2Aに示した色相環の12色相名が番号毎に記載されている。記号の項目には、色相名に対応する記号が記載されている。例えば、色相名が「赤」の記号は「R」である。
操作部8は、電源キー、メニューキー、テンキー、方向キー(例えば、上下左右のそれぞれの方向を示す4つの方向キー)、決定キーなどの複数の操作キーを備える。操作部8は、使用者による入力操作に応じた操作内容を示す操作信号S5を出力する。
制御部1は、プロジェクタ全体の動作を制御するものであって、例えば、記憶部7に格納されたプログラムに従って動作するCPU(Central Processing Unit)により構成される。制御部1は、操作部8からの操作信号S5に従って必要な処理を実行する。
制御部1は、色補正制御部11を有する。色補正制御部11は、画像形成部3の画像形成動作を制御し、操作信号S5に基づき、使用者による入力操作に応じて色補正情報S2を生成する。
色補正部2は、色補正情報S2に基づいて映像信号S1により示される画像の色を補正する。色補正を行った場合は、色補正部2は、色補正した映像信号を映像信号S3として画像形成部3に供給する。なお、色補正情報S2が色補正部2に供給されていない場合は、色補正部2は、色補正を行うことなく、映像信号S1をそのまま映像信号S3として画像形成部3に供給する。
次に、本実施形態のプロジェクタの投射面色補正方法について説明する。
図4に、投射面色補正処理の一手順を示す。
色補正制御部11は、操作信号S5に基づき、使用者による色補正実行指示の有無を判定する(ステップS10)。この判定において、色補正制御部11は、例えば、通常動作モードや色補正モードなどの種々のモードを選択可能なメニュー画面を示す画像信号S4を表示素子駆動部30に供給する。表示素子駆動部30は、画像信号S4に基づく画像を表示素子31上に形成し、その結果、投射面P上に、メニュー画面が投射される。
使用者が操作部8を用いてメニュー画面の中から色補正モードを選択するための入力操作を行うと、色補正実行指示を示す操作信号S5が操作部8から色補正制御部11に供給される。色補正制御部11は、制御信号S5に基づいて、色補正実行指示を認識する。
色補正実行指示を認識した色補正制御部11は、図3に示した色相名リスト71を示す画像信号S4を表示素子駆動部30に供給する。表示素子駆動部30は、画像信号S4に基づく画像(リスト画像)を表示素子31上に形成し、その結果、投射面P上に、色相名リスト71の画像(リスト画像)が投射される(ステップS11)。ここで、色補正制御部11は、リスト画像と一緒に、使用者に投射面Pの色に近い色を選択させることを促すようなメッセージを表示してもよい。
色補正制御部11は、操作信号S5に基づき、使用者により色相名(色)が指定されたか否かを判定する(ステップS12)。使用者は、操作部8を用いて、色相名リスト71のうちから投射面Pの色に最も近い色を指定する。例えば、使用者は、操作部8上で、色相名リスト71に記載されている1〜12の番号のうちから投射面Pの色に最も近い色に対応する番号を入力して決定キーを押す。これにより、指定色を示す操作信号S5が操作部8から色補正制御部11に供給される。色補正制御部11は、操作信号S5に基づき指定色を認識する。
使用者により色相名(色)が指定されると、色補正制御部11は、記憶部7のカラーチャートデータ72を参照し、指定色の補色を基準とする第1の色相の範囲を複数の階調で表した第1のカラーチャートを作成する。そして、色補正制御部11は、第1のカラーチャートを示す画像信号S4を表示素子駆動部30に供給する。表示素子駆動部30は、画像信号S4に基づく画像を表示素子31上に形成し、その結果、投射面P上に、第1のカラーチャートの画像が投射される(ステップS13)。ここで、色補正制御部11は、第1のカラーチャートの画像と一緒に、使用者に投射画像上で最も白い色相を選択させることを促すようなメッセージを表示してもよい。
第1のカラーチャートの一例として、図5に、指定色が黄色である場合のカラーチャートを示す。図2Aに示した色相環において、黄色(90deg)の補色は青紫(270deg)である。図5に示す第1のカラーチャートは、PCCSの彩度、色相をそれぞれ縦軸、横軸にとった2次元のチャートと、PCCSの明度を示す1次元のチャートとを含む。
2次元のチャートは、青紫(270deg)を基準とする色相の範囲255deg〜285degを7.5deg毎の5段階の色相に区分し、各色相をそれぞれ、1s、3s、5s、7s、9sの5段階の彩度で表したものである。この2次元のチャートは、5×5のタイルからなる。ここで、色相の範囲255deg〜285degは、図2Aに示した色相環の10番の範囲に対応する。
2次元のチャート上には、タイル選択用の黒枠9aが表示される。この黒枠9aは、使用者による入力操作に応じて2次元のチャート上を上下左右の方向に移動する。例えば、使用者が右方向を示す方向キーを1回押下すると、黒枠9aが現在のタイルから右隣のタイル上に移動する。使用者は、黒枠9aを最も白に近い色のタイル上に移動して決定キーを押下することで色を選択する。
明度の1次元のチャートには、明度を指定するための黒色の三角マーク9bが付与されている。三角マーク9bは、使用者による入力操作に応じて1次元のチャート上を上下方向に移動する。例えば、使用者が上方向を示す方向キーを1回押下すると、三角マーク9bが現在の明度から一段階上の明度に移動する。使用者が、三角マーク9bを所望の明度を示す位置に移動して決定キーを押下すると、色補正制御部11は、三角マーク9bにより示された明度に応じて2次元のチャート全体の色調を変化させる。これにより、使用者は、明度を調整しながら2次元のチャート上で最も白に近い色のタイルを容易に判断することができる。
色補正制御部11は、操作信号S5に基づき、第1のカラーチャートの投射画像上で使用者による色選択(タイルの選択)がなされたか否かを判定する(ステップS14)。
使用者による色選択がなされると、色補正制御部11は、記憶部7のカラーチャートデータ72を参照し、選択色を基準とする第2の色相の範囲を第1のカラーチャートよりも細かい階調で表した第2のカラーチャートを作成する。そして、色補正制御部11は、第2のカラーチャートを示す画像信号S4を表示素子駆動部30に供給する。表示素子駆動部30は、画像信号S4に基づく画像を表示素子31上に形成し、その結果、投射面P上に、第2のカラーチャートの画像が投射される(ステップS15)。ここで、色補正制御部11は、第2のカラーチャートの画像と一緒に、使用者に投射画像上で最も白い色相を選択させることを促すようなメッセージや、色決定又は色再選択を促すようなメッセージを表示してもよい。
第2のカラーチャートの一例として、図6に、図5に示した2次元のチャート上の黒枠9aにより選択されたタイル(色相270deg、彩度7s)の色を基準とするカラーチャートを示す。第1のカラーチャートと同様、図6に示す第2のカラーチャートも、PCCSの彩度、色相をそれぞれ縦軸、横軸にとった2次元のチャートと、PCCSの明度を示す1次元のチャートとを含む。1次元のチャートは、図5に示したものと同じである。
2次元のチャートは、選択色である青紫(色相270deg)を基準とする色相の範囲266deg〜274を2deg毎の5段階の色相に区分し、各色相をそれぞれ、6s、6.5s、7s、7.5s、8sの5段階の彩度で表したものである。中央のタイルの色相が270deg、彩度が7sであり、図5に示した選択タイルに対応する。換言すると、図6に示した2次元のチャートは、図5に示した2次元のチャート上の選択タイル(色相270deg、彩度7s)を基準とし、上下左右に隣接するタイルとの間で、より細かい階調のチャートを作成したものである。図6に示した2次元のチャートも、5×5のタイルからなり、タイル選択用の黒枠9aを含む。
図6に示した第2のカラーチャートにおいて、使用者は、1次元のチャートの三角マーク9bを移動させることで明度を調整し、2次元のチャート上の最も白に近いタイルに黒枠9aを移動することで色を選択する。そして、使用者は、選択した色を補正色として決定する場合は、操作部8の決定キーを押下する。一方、色を再選択する場合は、使用者は、操作部8を用いて色を再選択するための入力操作を行う。
色補正制御部11は、操作信号S5に基づき、色決定及び色再選択のいずれの操作が行われたかを判定する(ステップS16)。具体的には、色補正制御部11は、決定キーを押下したことを示す操作信号S5を受信した場合は、色決定の操作が行われたと判定し、色を再選択する旨を示す操作信号S5を受信した場合は、色再選択の操作が行われたと判定する。
色決定の操作が行われた場合、色補正制御部11は、決定した色に基づいて色補正情報S2を生成する(ステップS17)。色補正制御部11は、色補正情報S2を色補正部2に供給するとともに、色補正情報S2を記憶部7の色補正データ73に保存する。色補正データ73に保存した色補正情報S2は、次回、プロジェクタを起動させた際に利用することができる。一方、色再選択の操作が行われた場合は、色補正制御部11は、ステップS13〜16の処理を再度実行する。
色補正部2は、色補正情報S2に基づいて入力映像信号S1を色補正する。そして、色補正部2は、入力映像信号S1を色補正した映像信号S3を表示素子駆動部30に供給する。表示素子駆動部30は、映像信号S3に基づく画像を表示素子31上に形成し、その結果、投射面P上に、映像信号S3の画像が投射される(ステップS18)。
映像信号S3の画像は、入力映像信号S1の画像(投射すべき画像)に、色補正情報S2により示される補正色の画像を加えたものである。補正色の画像は、投射面Pの色を打ち消すように作用するため、色覚的に、投射面Pを白い面と見做すことができ、投射すべき画像が投射面Pの色の影響(壁の色や照明光の影響)を受けることを抑制することができる。
以下に、上記投射面色補正方法を使用者の入力操作とプロジェクタの表示動作とに分けて具体的に説明する。
図7に、使用者の入力操作及びプロジェクタの表示動作の一手順を示す。図7において、ステップS20、S22、S24は、プロジェクタにより実行されるステップであり、ステップS21、S23、S25は、使用者による入力操作である。
ステップS20で、プロジェクタが、12色のリスト(色相名リスト71)の画像を投射面P上に投射する。ステップS21で、使用者が、操作部8を用いて、投射面P上に表示された12色のリストのうちから投射面Pの色に最も近い色を指定する。ここでは、使用者が4番の黄を指定したと仮定する。
ステップS22で、プロジェクタが、黄(4番)の補色である青紫(10番)を基準とする第1のカラーチャートの画像(図5)を投射面P上に投射する。ステップS23で、使用者が、操作部8を用いて、明度を調整し、最も白く補正出来ているタイル(最も白に近いタイル)を選択する。
ステップS24で、プロジェクタが、使用者により選択された色を基準とする第2のカラーチャートの画像(図6)を投射面P上に投射する。ステップS25で、使用者が、操作部8を用いて、明度を調整し、最も白く補正出来ているタイル(最も白に近いタイル)を選択する。そして、使用者は、選択したタイルの色で色補正を行うか否かを判断する。
使用者が色決定の操作を行った場合は、プロジェクタが、決定したタイル色に基づく色補正を行う。一方、使用者が色再選択の操作を行った場合は、ステップS23〜S25の操作及処理が再度行われる。
上述した本実施形態のプロジェクタによれば、以下のような作用効果を奏する。
使用者が色相名リストの中から色を指定すると、その指定した色の補色を基準とする第1の色相の範囲を複数の階調で表した第1のカラーチャートの画像が投射面P上に投射される。例えば、図5に示したように、第1のカラーチャートは、補色である青紫(270deg)を基準とする色相範囲255deg〜285degを7.5deg毎の5段階の色相に区分し、各色相をそれぞれ2s毎の5段階の彩度で表した2次元のチャートを含む。使用者は、この2次元のチャートの投射画像上で最も白に近いタイルを選択する。この選択操作によれば、投射面Pの色に完全に一致する色相名(色)が色相名リスト中に無い場合でも、第1のカラーチャートを用いて投射面Pの色の補色を正確に選択することができる。
さらに、使用者が第1のカラーチャートの投射画像上で色を選択すると、その選択した色を基準とする第2の色相の範囲を第1のカラーチャートよりも細かい階調で表した第2のカラーチャートの画像が投射面P上に投射される。例えば、図6に示したように、第2のカラーチャートは、選択色である青紫(色相270deg)を基準とする色相の範囲266deg〜274を2deg毎の5段階の色相に区分し、各色相をそれぞれ0.5s毎の5段階の彩度で表した2次元のチャートを含む。使用者は、この2次元のチャートの投射画像上で最も白に近いタイルを選択する。このように、第1のカラーチャートよりもさらに階調が細かい第2のカラーチャートを用いることで、投射面Pの色の補色を高精度に選択することができる。
また、本実施形態のプロジェクタによれば、カラーセンサ等を用いる必要がないので、カラーセンサ等を備えたプロジェクタと比較して、装置の小型化及び低コスト化が可能である。
以上説明した本実施形態のプロジェクタの構成及び動作は一例であり、適宜に、変更又は改良を加えることができる。
以下に、変形例を説明する。
図8Aに、色相名リスト画像を投射する場合の投射画像の一例を示す。投射面Pの色は黄である。投射画像P1は、色相名リスト画像71aを含む。投射画像P1の色相名リスト画像71a以外の領域の色は白(白色光)である。色相名リスト画像71aの周囲の色を白にすることで、使用者は、投射面Pの色をより認識し易くなる。
図8Bに、第1のカラーチャートの画像を投射する場合の投射画像の一例を示す。投射面Pの色は黄である。投射画像P1は、第1のカラーチャートを構成する2次元チャート画像及び1次元チャート画像を含む。投射画像P1の2次元チャート画像及び1次元チャート画像以外の領域の色は黒である。2次元チャート画像の周辺の色を黒にすることで、色覚的な周辺からの影響を抑制することができる。なお、図8Bに示した投射画像は、第2のカラーチャートにも適用することができる。
第1及び第2のカラーチャートはいずれも、彩度と色相で表された2次元のチャートと、明度を示す1次元のチャートとからなるが、これに限定されない。2次元のチャートを明度と色相で表し、1次元のチャートが彩度を示すものであってもよい。
例えば、図9Aに示すように、第1のカラーチャートを、明度と色相で表された2次元のチャートと、彩度を示す1次元のチャートとで構成する。また、図9Bに示すように、第2のカラーチャートを、彩度と色相で表された2次元のチャートと、明度を示す1次元のチャートとから構成する。これら第1及び第2のカラーチャートにおいて、2次元チャート画像の周辺の色を黒にしてもよい。
第1及び第2のカラーチャートをそれぞれ、彩度及び明度の一方の要素を縦軸にとり、色相を横軸にとった2次元のチャートと、彩度及び明度の他方の要素を階調的に表した1次元のチャートとで構成する。そして、色補正制御部11が、操作信号S5に応じて、2次元のチャートの縦軸を一方の要素から他方の要素に切り替え、1次元のチャートを他方の要素から一方の要素に切り替えてもよい。
色補正制御部11は、第1及び第2のカラーチャートにおいて、2次元のチャート上でタイルを選択すると、選択したタイル以外のタイルを全て黒表示してもよい。
図10に、第2のカラーチャートについて、選択タイル以外のタイルを全て黒表示する場合の投射画像の変化を模式的に示す。第2のカラーチャートの投射画像P1は、5×5のタイルからなる2次元チャート画像を含む。使用者が、操作部8を用いて、2次元チャート画像上のタイル9cを選択するための入力操作を行うと、色補正制御部11が、操作信号5Sに基づいて、タイル9cが選択されたことを認識する。そして、色補正制御部11が、タイル9c以外のタイルの色を黒に変更する。これにより、使用者が、タイル9cが白に近いか否かを判断する際に、色覚的に他のタイルの色が影響することを抑制することができる。
色補正制御部11は、第1及び第2のカラーチャートにおいて、使用者が2次元のチャート上で複数のタイルを選択すると、選択した複数のタイルからなる選択タイル画像を表示してもよい。
図11Aに、第2のカラーチャートの2次元チャート画像上で3つのタイルが選択された場合の投射画像の一例を示し、図11Bに、それら選択タイルからなる選択タイル画像の一例を示す。
図11Aに示すように、使用者が操作部8を用いて2次元チャート画像上の3つのタイルを順番に選択するための入力操作を行うと、色補正制御部11が、操作信号5Sに基づいて、選択された3つのタイルを認識し、これらタイルを囲む黒枠9aを表示する。そして、色補正制御部11が、選択された3つのタイルからなる選択タイル画像を示す画像信号S4を表示素子駆動部30に供給する。その結果、図11Bに示すように、選択された3つのタイルからなる選択タイル画像が投射面P上に投射される。選択タイル画像は、使用者が選択した3つのタイルを選択した順番で重ねた画像である。選択タイル画像の周辺の色は黒である。使用者は、方向キー等を用いた操作を行うことで、選択タイル画像の順序を変更して、所望の選択タイル画像を最前面に配置することができる。使用者は、選択タイル画像の順番を切り替えながら、どのタイルが最も白いかを判断する。これにより、最も白いタイルがどれであるかの判定をより確実に行うことができる。
なお、図11Bの例では、3つの選択タイル画像が重ねられて表示されているが、これに限定されない。例えば、3つの選択タイル画像を画面の中央部付近に重ならないように並べてもよい。また、3つの選択タイル画像を一枚ずつ順番に画面中央付近に表示してもよい。この場合、図11Aに示した2次元チャート画像上の黒枠9a内の選択タイルを所定の順番で自動的に表示するように構成してもよい。また、使用者が、方向キー等を用いた操作を行うことで、表示される選択タイル画像が切り替わるように構成してもよい。例えば、黒枠9a内の中央のタイルの選択タイル画像が表示された状態で、左方向キーが押されると、中央のタイルの左側のタイルの選択タイル画像が表示され、右方向キーが押されると、中央のタイルの右側のタイルの選択タイル画像が表示される。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態のプロジェクタも、図1に示した構成を有する。第1の実施形態のプロジェクタでは、投射面色補正処理に第1及び第2のカラーチャートが用いられているが、本実施形態のプロジェクタでは、第1のカラーチャートのみを用いた投射面色補正処理が行われる。
図12に、その投射面色補正処理の一手順を示す。ステップS30〜S34の処理は、図4に示したステップS10〜S14の処理と同じである。
ステップS34で色が選択されると、色補正制御部11は、操作信号S5に基づき、色決定及び色再選択のいずれの操作が行われたかを判定する(ステップS35)。このステップS35は、図4に示したステップS16と基本的に同じである。
色決定の操作が行われた場合、色補正制御部11は、決定した色に基づいて色補正情報S2を生成する(ステップS36)。色補正制御部11は、色補正情報S2を色補正部2に供給するとともに、色補正情報S2を記憶部7の色補正データ73に保存する。このステップS36は、図4に示したステップS17と基本的に同じである。
色補正部2は、色補正情報S2に基づいて入力映像信号S1を色補正する。そして、色補正部2は、入力映像信号S1を色補正した映像信号S3を表示素子駆動部30に供給し、その結果、投射面P上に、映像信号S3の画像が投射される(ステップS37)。このステップS37は、図4に示したステップS18と基本的に同じである。
映像信号S3の画像は、入力映像信号S1の画像(投射すべき画像)に、色補正情報S2により示される補正色の画像を加えたものである。補正色の画像は、投射面Pの色を打ち消すように作用するため、色覚的に、投射面Pを白い面と見做すことができ、投射すべき画像が投射面Pの色の影響(壁の色や照明光の影響)を受けることを抑制することができる。
本実施形態のプロジェクタによれば、第1の実施形態と同様、投射面Pの色に完全に一致する色相名(色)が色相名リスト中に無い場合でも、第1のカラーチャートを用いて投射面Pの色の補色を正確に選択することができる。
また、カラーセンサ等を用いる必要がないので、カラーセンサ等を備えたプロジェクタと比較して、装置の小型化及び低コスト化が可能である。
本実施形態のプロジェクタにおいても、第1の実施形態で説明した変形を適宜に適用することができる。
以上説明した各実施形態のプロジェクタは、本発明の一例であり、その構成及び動作は適宜に変更することができる。例えば、PCCSの色相環に代えて、マンセルの色相環を用いてカラーチャートデータ72を作成してもよい。
また、本発明は、以下の付記1〜7のような形態をとり得るが、これら形態に限定されない。
(付記1)
画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部で形成された画像を投射する投射光学系と、
入力操作に応じて操作内容を示す操作信号を出力する操作部と、
前記操作信号に基づき、前記画像形成部の画像形成動作を制御し、色相環に基づいて色補正情報を生成する色補正制御部と、
前記色補正情報に基づいて入力映像信号を色補正し、色補正した映像信号に基づく画像を前記画像形成部で形成する色補正部と、を有し、
前記色補正制御部は、
前記色補正情報の生成の際には、前記色相環を構成する複数の色相のリストを示すリスト画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記リスト画像を投射し、
前記リストの中から色相を指定する旨を示す第1の操作信号を受け付けると、該第1の操作信号により示された色相の補色を基準とする所定の色相の範囲を複数の階調で表した第1のカラーチャートを作成し、該第1のカラーチャートの画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記第1のカラーチャートの画像を投射し、
前記第1のカラーチャートの投射画像上で色相を選択する旨を示す第2の操作信号を受け付けると、該第2の操作信号により示された色相に基づいて前記色補正情報を生成する、プロジェクタ。
(付記2)
付記1に記載のプロジェクタにおいて、
前記色補正制御部は、前記第2の操作信号を受け付けた場合に、該第2の操作信号により示された色相を基準とする所定の色相の範囲を前記第1のカラーチャートよりも細かい階調で表した第2のカラーチャートを作成し、該第2のカラーチャートの画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記第2のカラーチャートの画像を投射し、その後、前記第2のカラーチャートの投射画像上で色相を選択する第3の操作信号を受け付けると、該第3の操作信号により示された色相に基づいて前記色補正情報を生成する、プロジェクタ。
(付記3)
付記2に記載のプロジェクタにおいて、
前記第1及び第2のカラーチャートはそれぞれ、彩度及び明度の一方の要素を縦軸にとり、色相を横軸にとった2次元のチャートと、前記彩度及び明度の他方の要素を階調的に表した1次元のチャートと、を含み、
前記色補正制御部は、前記第1及び第2のカラーチャートのそれぞれについて、前記1次元のチャート上で設定された前記他方の要素の値に基づいて前記2次元のチャートの色調を変化させる、プロジェクタ。
(付記4)
付記3に記載のプロジェクタにおいて、
前記2次元のチャートは、複数の階調を表す複数の色のタイルを有し、
前記色補正制御部は、前記2次元のチャート上でタイルを選択する旨を示す操作信号を受け付けると、該操作信号により示されたタイル以外のタイルの色を全て黒表示に変更する、プロジェクタ。
(付記5)
付記3に記載のプロジェクタにおいて、
前記2次元のチャートは、複数の階調を表す複数の色のタイルを有し、
前記色補正制御部は、前記2次元のチャート上で2つ以上のタイルを選択する旨の操作信号を受け付けると、該操作信号により示された前記2つ以上のタイルからなる画像を前記画像形成部で形成する、プロジェクタ。
(付記6)
付記3から5のいずれか1つに記載のプロジェクタにおいて、
前記色補正制御部は、前記1次元及び2次元のチャートの間で前記彩度及び明度を切り替える旨を示す操作信号を受け付けると、該操作信号に従って、前記2次元のチャートを、前記他方の要素を縦軸にとり、前記色相を横軸にとった2次元のチャートに切り替え、前記1次元のチャートを、前記一方の要素を階調的に表した1次元のチャートに切り替える、プロジェクタ。
(付記7)
画像を形成する画像形成部と、該画像形成部で形成された画像を投射する投射光学系とを備えたプロジェクタの投射面色補正方法であって、
色相環を構成する複数の色相のリストを示すリスト画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記リスト画像を投射し、
使用者が前記リストの中から色相を指定する第1の操作を行うと、前記色相環に基づいて該第1の操作により指定された色相の補色を決定し、該補色を基準とする所定の色相の範囲を複数の階調で表したカラーチャートの画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記カラーチャートの画像を投射し、
使用者が前記カラーチャートの投射画像上で色相を選択する第2の操作を行うと、該第2の操作により選択された色相に基づいて色補正情報を生成し、
前記色補正情報に基づいて入力映像信号を色補正し、色補正した映像信号に基づく画像を前記画像形成部に形成して、該画像を前記投射光学系により投射する、投射面色補正方法。
1 制御部
2 色補正部
3 画像形成部
4 投射光学系
5 光源駆動部
6 光源
7 記憶部
8 操作部
11 色補正制御部

Claims (7)

  1. 画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で形成された画像を投射する投射光学系と、
    入力操作に応じて操作内容を示す操作信号を出力する操作部と、
    前記操作信号に基づき、前記画像形成部の画像形成動作を制御し、色相環に基づいて色補正情報を生成する色補正制御部と、
    前記色補正情報に基づいて入力映像信号を色補正し、色補正した映像信号に基づく画像を前記画像形成部で形成する色補正部と、を有し、
    前記色補正制御部は、
    前記色補正情報の生成の際には、前記色相環を構成する複数の色相のリストを示すリスト画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記リスト画像を投射し、
    前記リストの中から色相を指定する旨を示す第1の操作信号を受け付けると、該第1の操作信号により示された色相の補色を基準とする所定の色相の範囲を複数の階調で表した第1のカラーチャートを作成し、該第1のカラーチャートの画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記第1のカラーチャートの画像を投射し、
    前記第1のカラーチャートの投射画像上で色相を選択する旨を示す第2の操作信号を受け付けると、該第2の操作信号により示された色相に基づいて前記色補正情報を生成する、プロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記色補正制御部は、前記第2の操作信号を受け付けた場合に、該第2の操作信号により示された色相を基準とする所定の色相の範囲を前記第1のカラーチャートよりも細かい階調で表した第2のカラーチャートを作成し、該第2のカラーチャートの画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記第2のカラーチャートの画像を投射し、その後、前記第2のカラーチャートの投射画像上で色相を選択する第3の操作信号を受け付けると、該第3の操作信号により示された色相に基づいて前記色補正情報を生成する、プロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記第1及び第2のカラーチャートはそれぞれ、彩度及び明度の一方の要素を縦軸にとり、色相を横軸にとった2次元のチャートと、前記彩度及び明度の他方の要素を階調的に表した1次元のチャートと、を含み、
    前記色補正制御部は、前記第1及び第2のカラーチャートのそれぞれについて、前記1次元のチャート上で設定された前記他方の要素の値に基づいて前記2次元のチャートの色調を変化させる、プロジェクタ。
  4. 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記2次元のチャートは、複数の階調を表す複数の色のタイルを有し、
    前記色補正制御部は、前記2次元のチャート上でタイルを選択する旨を示す操作信号を受け付けると、該操作信号により示されたタイル以外のタイルの色を全て黒表示に変更する、プロジェクタ。
  5. 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記2次元のチャートは、複数の階調を表す複数の色のタイルを有し、
    前記色補正制御部は、前記2次元のチャート上で2つ以上のタイルを選択する旨の操作信号を受け付けると、該操作信号により示された前記2つ以上のタイルからなる画像を前記画像形成部で形成する、プロジェクタ。
  6. 請求項3から5のいずれか1項に記載のプロジェクタにおいて、
    前記色補正制御部は、前記1次元及び2次元のチャートの間で前記彩度及び明度を切り替える旨を示す操作信号を受け付けると、該操作信号に従って、前記2次元のチャートを、前記他方の要素を縦軸にとり、前記色相を横軸にとった2次元のチャートに切り替え、前記1次元のチャートを、前記一方の要素を階調的に表した1次元のチャートに切り替える、プロジェクタ。
  7. 画像を形成する画像形成部と、該画像形成部で形成された画像を投射する投射光学系とを備えたプロジェクタの投射面色補正方法であって、
    色相環を構成する複数の色相のリストを示すリスト画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記リスト画像を投射し、
    使用者が前記リストの中から色相を指定する第1の操作を行うと、前記色相環に基づいて該第1の操作により指定された色相の補色を決定し、該補色を基準とする所定の色相の範囲を複数の階調で表したカラーチャートの画像を前記画像形成部に形成して、前記投射光学系により前記カラーチャートの画像を投射し、
    使用者が前記カラーチャートの投射画像上で色相を選択する第2の操作を行うと、該第2の操作により選択された色相に基づいて色補正情報を生成し、
    前記色補正情報に基づいて入力映像信号を色補正し、色補正した映像信号に基づく画像を前記画像形成部に形成して、該画像を前記投射光学系により投射する、投射面色補正方法。
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