JP2016096330A - ビアの形成方法およびプリント配線板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回路を有する基板の前記回路上にパターン状のレジストを形成するレジストパターン形成工程、前記パターン状のレジスト上にマスクを配置するマスク配置工程、前記マスク上から熱硬化性樹脂組成物を、前記回路を有する基板上に塗布する熱硬化性樹脂組成物塗布工程、前記熱硬化性樹脂組成物を硬化させる硬化工程、および、前記パターン状のレジストを除去するレジストパターン除去工程を含むことを特徴とするビアの形成方法である。
【選択図】図1
Description
回路を有する基板の前記回路上にパターン状のレジストを形成するレジストパターン形成工程、
前記パターン状のレジスト上にマスクを配置するマスク配置工程、
前記マスク上から熱硬化性樹脂組成物を、前記回路を有する基板上に塗布する熱硬化性樹脂組成物塗布工程、
前記熱硬化性樹脂組成物を硬化させる硬化工程、および、
前記パターン状のレジストを除去するレジストパターン除去工程を含むことを特徴とするものである。
ここで、レジストとは、熱硬化性樹脂層用のレジストのことである。
また、本発明のビア形成方法では、レーザー加工を行う必要がないため、短時間で多数のビアを形成することが可能であり、かつ、デスミア処理も要しない。従って、本発明では、レーザー加工を行う場合に比べてタクトタイムの短縮が可能になる。
レジストパターン形成工程は、回路を有する基板の前記回路上にパターン状のレジストを形成する工程であり、当該工程によって、ビアを設けたい回路上の所望の位置、すなわちビアパット上に後で除去可能なパターン状のレジストを形成する。当該レジストは、後で除去可能であれば特に限定されないが、フォトリソグラフィー法によってパターン形成が容易であり、また、アルカリ水溶液によって除去が容易であることから、アルカリ現像可能な感光性樹脂組成物からなることが好ましい。また、パターン状のレジストの形成方法としては、一括露光によってビアパッド上にパターン状のレジストを一括に形成することができ、短時間で処理できるため、フォトリソグラフィー法を用いることが好ましい。
マスク配置工程は、パターン状のレジスト上にマスクを配置する工程である。次の工程である熱硬化性樹脂組成物塗布工程において、パターン状のレジスト上に熱硬化性樹脂組成物を塗布してしまうと、硬化工程で熱硬化性樹脂組成物を硬化させた後に、レジストを除去することが困難になるため、パターン状のレジスト上に熱硬化性樹脂組成物を塗布しないようにマスクするのが該マスク配置工程である。マスクは特に限定されず、パターン状のレジスト上に熱硬化性樹脂組成物が塗布されないように目が塞がっていればよく、また、次の熱硬化性樹脂組成物塗布工程の塗布方法に適した方法であればよい。
熱硬化性樹脂組成物塗布工程は、前記マスク配置工程で配置したマスク上から熱硬化性樹脂組成物を、前記回路を有する基板上に塗布する工程である。熱硬化性樹脂組成物の塗布方法は特に限定されず、従来公知の塗布方法を用いることができる。例えば、ロールコート法やカーテンコート法等を用いて塗布してもよく、また、前記マスク配置工程を含めてスクリーン印刷で塗布することが好ましい。
前記熱硬化性樹脂組成物を硬化させる工程である。該硬化工程において、熱硬化性樹脂組成物を本硬化させる必要はなく、後のレジストパターン除去工程で、レジスト除去後に、熱硬化性樹脂層の形状を維持できる程度に硬化させればよい。熱硬化性樹脂組成物の組成にもよるが、例えば、100〜150℃で10〜60分間加熱すればよい。また、レジストが熱硬化性成分を含有する場合は、後のレジストパターン除去工程で除去を容易にするため、加熱しすぎないことが好ましい。
レジストパターン除去工程は、前記パターン状のレジストを除去する工程であり、当該工程によって、熱硬化性樹脂層にビアを形成することができる。レジストの除去方法は特に限定されないが、レジストがアルカリ現像可能な感光性樹脂組成物からなる場合は、強アルカリ性の水溶液、例えば、1〜10重量%の水酸化ナトリウム水溶液、TMAH水溶液等を用いて除去することができる。
下記表1に示す処方にて各成分を配合、3本ロールミルにて混練分散し、熱硬化性樹脂組成物を得た。なお、表中の配合量は、特に断り書きがない場合は質量部を示す。
*2:DIC社製N−870(クレゾールノボラック型エポキシ樹脂)
*3:明和化成社製HF−1M(フェノールノボラック樹脂)
*4:四国化成社製2E4MZ(2−エチル−4−メチルイミダゾール)
*5:アドマテックス社製SO−C5(球状シリカ、平均粒子径1.6μm)
*6:三協化学社製CA(ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート)
銅厚15μm、Φ400μmの円形、パッド間のピッチ1mmの銅パッドが形成されている両面プリント配線基板に前処理として、メック社製CZ−8101を用いて0.5μm相当のエッチング処理を行い、試験基板を得た。
上記で得た試験基板に、日立化成社製Photec PH−3038(厚み38μm)をバッチ式真空加圧ラミネーターMVLP-500(名機社製)を用い、80℃にてレジストをラミネートした。次いで、高圧水銀灯(ショートアークランプ)搭載の露光装置にて、パターン状(Φ100μmの円柱状のパターン、パッド中心部に位置する)に60mJ/cm2で露光した。次いでキャリアフィルムを剥離後、30℃の1wt%Na2CO3水溶液をスプレー圧0.2Paの条件で60秒間現像を行い、銅パッド上にΦ100μmのパターン状のレジストを得た。
次いで、パッド部がΦ400μmの円形パターンでマスクされたドットスクリーンパターンを用い、上記で得た熱硬化型樹脂組成物を、半自動印刷機を用い印刷を行った。樹脂層の厚みは、銅回路上で、乾燥後20μmになるように印刷速度、スキージ角度の調整を行った。その後、熱風循環式乾燥炉にて110℃にて40分間平置き硬化を行い、樹脂層の仮硬化を行った。
次いで、50℃の3.0wt%NaOH水溶液を、スプレー圧0.2Paの条件で90秒間、パッド上に形成されたレジストの剥離を行った。その後、熱風循環式乾燥炉にて150℃にて60分間平置き硬化を行い、樹脂層を完全に硬化させた。
上記で得た試験基板の銅パッド上に、レジストを形成せずに、上記で得た熱硬化性樹脂組成物を、Φ400μmの円形パターンのドットスクリーンパターンを用い、半自動印刷機にて印刷した。樹脂層の厚みは、銅回路上で、乾燥後20μmになるように印刷速度、スキージ角度の調整を行った。次いで、110℃にて40分間平置き硬化を行い、樹脂層を仮硬化した。
上記で得た試験基板の銅パッド上に、レジストを形成せずに、上記で得た熱硬化性樹脂組成物を、硬化後で回路上の厚みが20μmになるように全面印刷を行い、次いで熱風循環式乾燥炉にて110℃にて40分間平置き硬化を行い、その後150℃にて60分間平置き硬化を行い、樹脂層を完全に硬化させた。その後、ビアメカニクス社製CO2レーザー:LC−2K212にてトップ径が120μm、ボトム径が100μmのレーザービアを、Φ400μmの銅パッド上に形成した。
実施例および比較例のビアの形成方法にて得られたそれぞれの基板について、ビアの形成状態の確認を、基板の表層部から、光学顕微鏡にて状態観察およびビア底の測長を行った。判断基準は以下の通り。
○:表層部からの観察で、ビアの形成が確認された。あわせて、ビア底の直径がΦ100μmであることが確認された。
×:表層部からの観察で、ビアの形成が確認できなかった。
実施例および比較例のビアの形成方法にて得られたそれぞれの基板について、ビア底のスミアの状態を、基板の表層部から、光学顕微鏡にて観察を行った。判断基準は以下の通り。
○:ビア底に、スミアが生じず、銅の光沢が確認された。
×:ビア底に、レーザー加工時に発生した黒色の残差物が多数確認された。また、Φ100μmのビア底範囲内で、銅の光沢は確認できなかった。
観察不可:ビアの形成ができず、観察ができなかった。
2 ビアパッド
3 熱硬化性樹脂層用レジスト層
4 フォトマスク
5 パターン状のレジスト
6 ドットパターンマスク
7 熱硬化性樹脂層
8 仮乾燥後の熱硬化性樹脂層
9 ビア
Claims (3)
- 回路を有する基板の前記回路上にパターン状のレジストを形成するレジストパターン形成工程、
前記パターン状のレジスト上にマスクを配置するマスク配置工程、
前記マスク上から熱硬化性樹脂組成物を、前記回路を有する基板上に塗布する熱硬化性樹脂組成物塗布工程、
前記熱硬化性樹脂組成物を硬化させる硬化工程、および、
前記パターン状のレジストを除去するレジストパターン除去工程を含むことを特徴とするビアの形成方法。 - 請求項1記載のビアの形成方法に用いる熱硬化性樹脂組成物。
- 請求項1記載のビアの形成方法で形成したビアを備えることを特徴とするプリント配線板。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014226428 | 2014-11-06 | ||
JP2014226428 | 2014-11-06 |
Publications (1)
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ID=56071344
Family Applications (1)
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JP2015196604A Pending JP2016096330A (ja) | 2014-11-06 | 2015-10-02 | ビアの形成方法およびプリント配線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016096330A (ja) |
-
2015
- 2015-10-02 JP JP2015196604A patent/JP2016096330A/ja active Pending
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