JP2016095071A - ファンコンベクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンコンベクタが設置された室内の空気を十分に撹拌することができるファンコンベクタを提供する。
【解決手段】ファンコンベクタ10は、筐体1の内部に配置された熱交換器2と、熱交換器2により熱交換された温風を筐体1の外部へ送出する送風ファン3とを含むものである。筐体1は、前面部11と、前面部11の上方側に配置された上面部12と、前面部11の側方側に配置された側面部13とを含んでいる。筐体1は、前面部11に設けられた前面給気口11aと、上面部12に設けられた上面給気口12aおよび側面部13に設けられた側面給気口13aの少なくともいずれかとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ファンコンベクタに関するものである。
ファンコンベクタは、たとえば、特開2007−33003号公報(特許文献1)に記載されているように、筐体と、筐体の内部に配置された熱交換器と、熱交換器により熱交換された温風を筐体の外部へ送出する送風ファンとを有している。
特開2007−33003号公報
上記公報に記載されたファンコンベクタにおいては、ファンコンベクタが設置された室内の空気を吸い込むための吸込口が筐体の上部に設けられており、温風を吹出すための吹出口が筐体の前面に設けられている。したがって、ファンコンベクタが設置された室内の空気は、筐体の上面の吸込口から入り、筐体の前面の吹出口から出る。したがって、ファンコンベクタが設置された室内の空気の流れは一方向となる。このため、ファンコンベクタが設置された室内の空気は十分に撹拌され難いという問題がある。よって、ファンコンベクタが設置された室内の温度分布を均一化することは困難である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ファンコンベクタが設置された室内の空気を十分に撹拌することができるファンコンベクタを提供することである。
本発明のファンコンベクタは、筐体の内部に配置された熱交換器と、熱交換器により熱交換された温風を筐体の外部へ送出する送風ファンとを含むものである。筐体は、前面部と、前面部の上方側に配置された上面部と、前面部の側方側に配置された側面部とを含んでいる。筐体は、前面部に設けられた前面給気口と、上面部に設けられた上面給気口および側面部に設けられた側面給気口の少なくともいずれかとを有する。
本発明のファンコンベクタによれば、筐体は、前面部に設けられた前面給気口と、上面部に設けられた上面給気口および側面部に設けられた側面給気口の少なくともいずれかとを有する。このため、前面給気口と、上面給気口および側面給気口の少なくともいずれかとからファンコンベクタが設置された室内の空気が筐体に送り込まれる。したがって、ファンコンベクタが設置された室内の空気の流れは複数方向となる。これにより、ファンコンベクタが設置された室内の空気を十分に撹拌することができる。よって、ファンコンベクタが設置された室内の温度分布を均一化することは容易である。
上記のファンコンベクタは、筐体の内部に配置されたフィルタをさらに備えている。筐体は、筐体本体部と筐体前面部とを含んでいる。筐体本体部は、フィルタと、熱交換器と、送風ファンとを収容する。筐体前面部は、筐体本体部の前方に配置され、かつ前面給気口を有している。フィルタは、空間を介して筐体前面部と向かい合うように配置されている。前面給気口と、上面給気口および側面給気口の少なくともいずれかとは、フィルタと筐体前面部との間の空間に通じている。このため、ファンコンベクタが設置された室内の空気は、フィルタと筐体前面部との間の空間からフィルタを通って筐体の内部に送り込まれる。これにより、前面給気口と、上面給気口および側面給気口の少なくともいずれかとは、フィルタを共有化することができる。よって、ファンコンベクタのコストを低減することができる。また、ファンコンベクタの構造を簡易にすることができる。
上記のファンコンベクタにおいて、上面給気口および側面給気口の少なくともいずれかは、フィルタの前端位置よりも前方側に配置された部分を有している。このため、前面給気口と、上面給気口および側面給気口の少なくともいずれかとからフィルタの前方側にファンコンベクタが設置された室内の空気が送り込まれる。これにより、フィルタによって空気中のゴミ、塵埃などが取り除かれた空気を筐体の内部に送り込むことができる。
また、前面給気口と、上面給気口および側面給気口の少なくともいずれかとから送り込まれた空気をフィルタの前方で合流させることができる。前面給気口と、上面給気口および側面給気口の少なくともいずれかとから筐体内に送り込まれた空気が合流するまでの距離が短いため、空気をスムーズに合流させることができる。これにより、空気を前面給気口、上面給気口および側面給気口の少なくともいずれかから筐体に送り込むことが容易である。よって、ファンコンベクタが設置された室内の空気の流れをよりスムーズにすることができる。
上記のファンコンベクタにおいて、筐体前面部は、前面給気口の下端に接続され、かつ筐体本体部に向かって延在する前面接続部を有している。筐体本体部は、前面接続部に接続された本体接続部を有し、前面接続部の上面と本体接続部の上面とが面一となっている。このため、前面給気口の下端から前面接続部および本体接続部の上の塵埃などを掃除機で吸い込むことが容易である。
上記のファンコンベクタにおいて、筐体本体部は、側方に向かって筐体前面部との距離が大きくなるように傾斜したテーパ部を側部に有している。このため、側面給気口の開口面積を大きくすることができる。これにより、空気を側面給気口から筐体の内部に送り込むことが容易である。よって、ファンコンベクタが設置された室内の空気の流れをよりスムーズにすることができる。
上記のファンコンベクタにおいて、筐体は、上面給気口と側面給気口との双方を有している。上面給気口と、側面給気口とは、前面部から同じ距離に配置された部分を有している。このため、上面給気口および側面給気口から送り込まれた空気をスムーズに合流させることができる。これにより、空気を上面給気口および側面給気口から筐体に送り込むことが容易である。よって、ファンコンベクタが設置された室内の空気の流れをよりスムーズにすることができる。
上記のファンコンベクタにおいて、筐体は、前面部に対向する背面部を含んでいる。筐体は、前面部側から背面部側に向かって延在する羽板を含んでいる。羽板は、前面給気口から背面部側に向かって厚みを維持しながら延在している。このため、羽板は、厚みを維持しながら延在していない場合に比べて、水平方向において室内空気に触れる距離が短くなる。これにより、筐体に空気が送り込まれるときの空気と羽板との接触抵抗を低減することができる。
上記のファンコンベクタにおいて、筐体は、前面部に対向する背面部を含んでいる。筐体は、前面部側から背面部側に向かって延在する羽板を含んでいる。羽板は、前面給気口から背面部側に向かって上下方向の厚みが厚くなるテーパ形状を有している。このため、羽板の開口面積を大きくすることができる。これにより、空気を前面給気口から筐体に送り込むことが容易である。よって、ファンコンベクタが設置された室内の空気の流れをよりスムーズにすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、ファンコンベクタが設置された室内の空気を十分に撹拌することができるファンコンベクタを提供することができる。
本発明の一実施の形態におけるファンコンベクタの構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示すファンコンベクタの分解斜視図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 本発明の一実施の形態におけるファンコンベクタの構成を概略的に示す側面図である。 図4のP部を拡大して示す拡大図である。 本発明の一実施の形態におけるファンコンベクタの変形例の図6に対応する部分の構成を示す拡大図である。 比較例のファンコンベクタの構成を概略的に示す斜視図である。 比較例のファンコンベクタが設置された室内の空気の流れを概略的に示す平面図である。 比較例のファンコンベクタが設置された室内の空気の流れを概略的に示す側面図である。 本発明の一実施の形態におけるファンコンベクタが設置された室内の空気の流れを概略的に示す平面図である。 本発明の一実施の形態におけるファンコンベクタが設置された室内の空気の流れを概略的に示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず、本発明の一実施の形態におけるファンコンベクタの構成について説明する。ファンコンベクタは温水を熱源とする暖房装置である。以下では各方向はファンコンベクタを床面に設置した状態を基準としている。なお、本実施の形態のファンコンベクタは、壁に固定されるものであってもよく、また壁に固定されずに移動可能なものであってもよい。
図1および図2を参照して、本実施の形態のファンコンベクタ10は、筐体1と、熱交換器2と、送風ファン3と、モータ3aと、制御部4と、温水配管5と、風向板6と、フィルタ7とを主に有している。なお、図2では、見やすくするためフィルタ7の枠のみが図示されている。筐体1の内部に熱交換器2と、送風ファン3と、モータ3aと、制御部4と、温水配管5と、風向板6と、フィルタ7とが配置されている。筐体1は、筐体本体部1aと、筐体本体部1aの前方に配置された筐体前面部1bとを有している。
筐体1は、前面部11と、上面部12と、側面部13と、背面部14と、底面部15とを有している。筐体本体部1aは、上面部12と、側面部13と、背面部14と、底面部15とを構成している。筐体前面部1bは前面部11を含んでいる。
前面部11は筐体1の正面に配置されている。前面部11に前面給気口11aが設けられている。つまり、筐体前面部1bは前面給気口11aを有している。前面給気口11aは前面部11の上下方向の中央よりも下方に配置されている。前面給気口11aは前面部11を前後方向に貫通している。前面給気口11aは前面部11の左右方向の略全長に渡って設けられている。本実施の形態では、前面給気口11aはガラリ(ルーバ)の貫通孔である。また、前面部11に吹出口11bが設けられている。吹出口11bは前面給気口11aの下方に配置されている。
上面部12は、前面部11の上方側に配置されている。上面部12は、前面部11の上端に接続されている。上面部12に上面給気口12aが設けられている。上面給気口12aは上面部12の前後方向の中央よりも前方に配置されている。上面給気口12aは前面部11の近傍に配置されている。上面給気口12aは上面部12を上下方向に貫通している。上面給気口12aは上面部12の左右方向の略全長に渡って設けられている。
筐体本体部1aは、上方に向かって筐体前面部1bとの距離が大きくなるテーパ部TUを有している。テーパ部TUは筐体1の内側から上面部12に向かって筐体本体部1aと筐体前面部1bとの距離が大きくなるように構成されている。つまり、上面給気口12aから筐体1の内部に向かって開口面積が小さくなっている。本実施の形態では、テーパ部TUは、フィルタ7の枠および筐体本体部1aの前面に設けられている。
図1および図3を参照して、側面部13は、前面部11の側方側に配置されている。側面部13は互いに対向する第1の側面部13fと第2の側面部13sとを有している。第1の側面部13fおよび第2の側面部13sの各々は、前面部11、上面部12、背面部14および底面部15にそれぞれ接続されている。側面部13に側面給気口13aが設けられている。側面給気口13aは、第1の側面部13fおよび第2の側面部13sにそれぞれ設けられている。側面給気口13aは、側面部13の前後方向の中央よりも前方に配置されている。側面給気口13aは前面部11の近傍に配置されている。側面給気口13aは、側面部13を左右方向に貫通している。側面給気口13aは、側面部13の上端近傍から前面給気口11aの下端に渡って設けられている。
筐体本体部1aは、側方に向かって筐体前面部1bとの距離が大きくなるように傾斜したテーパ部TSを側部に有している。テーパ部TSは筐体1の内側から側面部13に向かって筐体本体部1aと筐体前面部1bとの距離が大きくなるように構成されている。つまり、側面給気口13aから筐体1の内部に向かって開口面積が小さくなっている。
背面部14は筐体1の背面に配置されている。背面部14は前面部11に対向するように配置されている。底面部15は前面部11の下方側に配置されている。底面部15は前面部11の下端に接続されている。
本実施の形態では、筐体1は、前面給気口11aと、上面給気口12aと、側面給気口13aとを有している。しかしながら、筐体1は、前面給気口11aと、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかとを有していればよい。
また、本実施の形態では、側面給気口13aは第1の側面部13fおよび第2の側面部13sにそれぞれ設けられているが、側面給気口13aは第1の側面部13fおよび第2の側面部13sの少なくともいずれかに設けられていればよい。
図2および図4を参照して、筐体本体部1aに、熱交換器2と、送風ファン3と、モータ3aと、制御部4と、温水配管5と、風向板6と、フィルタ7とが収容されている。
熱交換器2は筐体1の内部に配置されている。熱交換器2は、熱交換器2の内部を循環する湯水と、熱交換器2の周囲の空気との間で熱交換を行うためのものである。熱交換器2は前面給気口11aと向かい合う部分を有している。熱交換器2は送風ファン3の前方に配置されている。
送風ファン3は、熱交換器2により熱交換された温風を筐体1の外部へ送出するよう構成されている。送風ファン3は、たとえばクロスフローファンである。送風ファン3にはモータ3aが接続されている。送風ファン3はモータ3aの駆動力によって回転することにより送風可能に構成されている。送風ファン3は、熱交換器2を挟んで前面給気口11aと向かい合うように配置されている。送風ファン3は吹出口11bの上方に配置されている。
制御部4は、ファンコンベクタ10を制御するマイコン(図示せず)を備えた制御基板を有しており、ファンコンベクタ10の各部の動作を制御可能に構成されている。具体的には、制御部4は、ファンコンベクタ10の温度センサ(サーミスタ)等からの信号を取得可能であり、ファンコンベクタ10を流れる湯水の温度およびファンコンベクタ10が設置されている室内の温度などを取得可能に構成されている。そして、制御部4は、取得した情報に基づいてファンコンベクタ10の各部を制御可能に構成されている。
温水配管5は、筐体1の内部において熱交換器2に接続されている。温水配管5は温水を筐体1の外部から熱交換器2に循環させるように構成されている。温水配管5は図示しない熱源機に接続される。温水配管5は図示しない熱源機から供給された温水を熱交換器2に流し、熱交換器2で熱交換された温水を熱源機に流すように構成されている。具体的には、温水配管5は、第1の温水配管5aと、第2の温水配管5bとを有している。第1の温水配管5aは図示しない熱源機から供給された温水を熱交換器2に流すように構成されており、第2の温水配管5bは熱交換器2から温水を熱源機に流すように構成されている。
風向板6は吹出口11bから吹出される風の向きを変えるためのものである。風向板6は送風ファン3と吹出口11bとの間に配置されている。風向板6は吹出口11bから露出している。
筐体1の内部にフィルタ7が配置されている。フィルタ7は、前面給気口11aなどから筐体1の内部に取り込まれた空気からゴミ、塵埃などを除去するためのものである。フィルタ7は、枠と、枠に支持された不織布およびメッシュ材などにより構成されている。フィルタ7は、空間Sを介して筐体前面部1bと向かい合うように配置されている。フィルタ7は熱交換器2の前方に配置されている。
図1および図5を参照して、本実施の形態では、前面給気口11aと、上面給気口12aと、側面給気口13aとは、フィルタ7と筐体前面部1bとの間の空間Sに通じている。しかしながら、前面給気口11aと、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかとが、フィルタ7と筐体前面部1bとの間の空間Sに通じていればよい。
図4および図5を参照して、本実施の形態では、上面給気口12aおよび側面給気口13aはそれぞれフィルタ7の前端位置PFよりも前方側(図4中矢印R側)に配置された部分P1を有している。しかしながら、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかがフィルタ7の前端位置PFよりも前方側に配置された部分P1を有していればよい。また、上面給気口12aと、側面給気口13aとは、前面部11から同じ距離に配置された部分P2を有している。つまり、上面給気口12aの前面部11から背面14側への距離n1と、側面給気口13aの前面部11から背面14側への距離n2とは同じ距離である。
図6を参照して、筐体本体部1aは、本体接続部1a1を有している。本体接続部1a1はフィルタ7の前方に配置されている。本体接続部1a1は上面を有している。本体接続部1a1の上面は平面状に形成されている。
筐体前面部1bは、前面接続部1b1を有している。前面接続部1b1は、前面給気口11aの下端に接続されている。ここで、前面給気口11aの下端とは、前面給気口11aの最も下側の端部であり、前面部11の前面に位置する部分である。前面接続部1b1は、筐体本体部1aに向かって延在する。前面接続部1b1は上面を有している。前面接続部1b1の上面は平面状に形成されている。
本体接続部1a1は、前面接続部1b1に接続されている。前面接続部1b1の上面と本体接続部1a1の上面とが面一となっている。具体的には、本体接続部1a1の上面と前面接続部1b1の上面とが同一平面を形成するように、本体接続部1a1は、前面接続部1b1に接続されている。つまり、本体接続部1a1の上面と前面接続部1b1の上面とが隙間なく接続されている。また、本体接続部1a1の上面と前面接続部1b1の上面とが略同一の高さとなるように、本体接続部1a1は前面接続部1b1に接続されている。
前面給気口11aの下端から本体接続部1a1および前面接続部1b1の上の塵埃などを一緒に掃除機で吸い込むことができれば良いため、本体接続部1a1の上面と前面接続部1b1の上面とが面一なっているとは、本体接続部1a1の上面の高さと前面接続部1b1の上面の高さとの差が±0.5mm以内であればよい。
また、本体接続部1a1の上面の高さが前面接続部1b1の上面の高さよりも高くてもよい。この場合、本体接続部1a1によって前面接続部1b1の上の塵埃が筐体1の後方側に入り込むことが抑制される。したがって、前面給気口11aの下端から前面接続部1b1の上の塵埃などを掃除機で吸い込むことができる。
また、本体接続部1a1の上面および前面接続部1b1の上面が前面給気口11a側に下がるように傾斜していてもよい。これにより、本体接続部1a1および前面接続部1b1の上の塵埃などが前面給気口11aから排出され易くなる。
再び図1および図6を参照して、本実施の形態では、前面部11にガラリが形成されている。筐体1は、前面部11に前面給気口11aと複数の羽板11cとで構成されたガラリを有している。つまり、筐体1は、羽板11cを有している。羽板11cは、前面部11側から背面部14側に向かって延在する。羽板11cは、前面給気口11aから背面部14側に向かって厚みを維持しながら延在している。
続いて、図7を参照して、本実施の形態の変形例について説明する。本実施の形態の変形例では、上記の本実施の形態と比べて、羽板11cの構成が異なっている。羽板11cは、前面給気口11aから背面部14側に向かって上下方向の厚みが厚くなるテーパ形状11c1を有している。
また、本実施の形態の変形例では、羽板11cの前方側の角部に丸みが付けられている。これにより、羽板11cの前方側の角部をスムーズに空気が流れるため、前面給気口11aからの空気をスムーズに取り込むことができる。
また、前面給気口11aの下端の開口面積は、他の前面給気口11aの開口面積よりも大きくてもよい。これにより、本体接続部1a1および前面接続部1b1の上の塵埃などを前面給気口11aから掃除機で吸込み易くなる。
次に、本実施の形態のファンコンベクタの動作について説明する。
再び図1および図4を参照して、本実施の形態のファンコンベクタ10は設置された室内の温度を昇温および維持するための暖房運転を行うことができる。具体的には、図示しない熱源機から第1の温水配管5aに温水が供給される。第1の温水配管5aに供給された温水は第1の温水配管5aを通って熱交換器2に流れる。なお、熱交換器2で熱交換された温水は第2の温水配管5bを通って図示しない熱源機に送られる。
モータ3aの駆動力によって送風ファン3が回転する。これにより、図4中矢印A1で示すように前面給気口11aから空気が筐体1の内部に吸い込まれる。また、図1に示す上面給気口12aおよび側面給気口13aからも空気が筐体1の内部に吸い込まれる。これらの筐体1の内部に吸い込まれた空気はフィルタ7を通って熱交換器2の周囲に流れる。そして、熱交換器2の内部を循環する湯水と、熱交換器2の周囲の空気との間で熱交換が行われる。これにより、熱交換器2の周囲の空気は温められる。この温められた空気が送風されることにより温風が生じる。
この温風は、送風ファン3を経由して図4中矢印A2で示すように筐体1の内部の流路Fを通って吹出口11bに送られる。そして、この温風は、図4中矢印A3に示すように吹出口11bから室内に吹出される。このようにして、本実施の形態のファンコンベクタ10では、暖房運転が行われる。
次に、本実施の形態のファンコンベクタの作用効果について比較例と対比して説明する。特に説明しない限り比較例のファンコンベクタは本実施の形態のファンコンベクタと同様の構成を有している。
図8を参照して、比較例のファンコンベクタ10は、本実施の形態のファンコンベクタ10と比較して、上面給気口12aおよび側面給気口13aを有していない点で主に異なっている。また、前面給気口11aが前面部11の上下方向に広い範囲で設けられている点でも異なっている。
図9および図10を参照して、比較例のファンコンベクタ10では、前面給気口11aおよび吹出口11bが筐体1の前面部11に設けられている。したがって、ファンコンベクタ10が設置された室内20の空気は、筐体1の前面部11の前面給気口11aから筐体1の内部に入り、吹出口11bから出る。したがって、ファンコンベクタ10が設置された室内20の空気の流れは、前面部11の前方を循環するような一方向となる。このため、ファンコンベクタ10が設置された室内20の空気は十分に撹拌され難いという問題がある。よって、ファンコンベクタ10が設置された室内の温度分布を均一化することは困難である。
これに対して、本実施の形態のファンコンベクタ10によれば、図1に示すように、筐体1は、前面部11に設けられた前面給気口11aと、上面部12に設けられた上面給気口12aおよび側面部13に設けられた側面給気口13aの少なくともいずれかとを有する。このため、前面給気口11aと、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかとからファンコンベクタ10が設置された室内の空気が筐体に送り込まれる。したがって、図11および図12に示すように、ファンコンベクタ10が設置された室内20の空気の流れは複数方向となる。これにより、ファンコンベクタ10が設置された室内20の空気を十分に撹拌することができる。よって、ファンコンベクタ10が設置された室内20の温度分布を均一化することは容易である。
また、本実施の形態のファンコンベクタ10では、前面給気口11aと、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかとから空気を吸い込むことができるため、前面給気口11aの開口面積を小さくしても給気量を低減させないようにすることができる。したがって、前面給気口11aの開口面積を小さくすることができる。このため、前面部11のガラリを小さくすることができる。これにより、前面給気口11aの外観をすっきりした印象にすることができる。このため、ファンコンベクタ10について、意匠上の美観を向上させることができる。
図5に示すように、本実施の形態のファンコンベクタ10においては、前面給気口11aと、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかとは、フィルタ7と筐体前面部1bとの間の空間Sに通じている。このため、ファンコンベクタ10が設置された室内の空気は、フィルタ7と筐体前面部1bとの間の空間Sからフィルタ7を通って筐体1の内部に送り込まれる。これにより、前面給気口11aと、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかとは、フィルタ7を共有化することができる。よって、ファンコンベクタ10のコストを低減することができる。また、ファンコンベクタ10の構造を簡易にすることができる。
本実施の形態のファンコンベクタ10において、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかは、フィルタ7の前端位置PFよりも前方側に配置された部分P1を有している。このため、前面給気口11aと、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかとからフィルタ7の前方側にファンコンベクタ10が設置された室内の空気が送り込まれる。これにより、フィルタ7によって空気中のゴミ、塵埃などが取り除かれた空気を筐体1の内部に送り込むことができる。
また、前面給気口11aと、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかとから送り込まれた空気をフィルタ7の前方で合流させることができる。前面給気口11aと、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかとから筐体1内に送り込まれた空気が合流するまでの距離が短いため、空気をスムーズに合流させることができる。これにより、空気を前面給気口11a、上面給気口12aおよび側面給気口13aの少なくともいずれかから筐体1に送り込むことが容易である。よって、ファンコンベクタ10が設置された室内20の空気の流れをよりスムーズにすることができる。
図6に示すように、本実施の形態のファンコンベクタ10においては、前面給気口11aの下端に接続された前面接続部1b1の上面と本体接続部1a1の上面とが面一になっている。したがって、前面給気口11aの下端から前面接続部1b1および本体接続部1a1の上の塵埃などを掃除機で吸い込むことが容易である。
図3に示すように、本実施の形態のファンコンベクタ10において、筐体本体部1aは、側方に向かって筐体前面部1bとの距離が大きくなるように傾斜したテーパ部TSを側部に有している。このため、側面給気口13aの開口面積を大きくすることができる。これにより、空気を側面給気口13aから筐体1の内部に送り込むことが容易である。よって、ファンコンベクタ10が設置された室内の空気の流れをよりスムーズにすることができる。
図5に示すように、本実施の形態のファンコンベクタ10において、上面給気口12aと、側面給気口13aとは、前面部11から同じ距離に配置された部分P2を有している。このため、上面給気口12aおよび側面給気口13aから送り込まれた空気をスムーズに合流させることができる。これにより、空気を上面給気口12aおよび側面給気口13aから筐体1の内部に送り込むことが容易である。よって、ファンコンベクタ10が設置された室内20の空気の流れをよりスムーズにすることができる。
図6に示すように、本実施の形態のファンコンベクタ10において、羽板11cは、前面給気口11aから背面部14側に向かって厚みを維持しながら延在している。このため、羽板11cは、厚みを維持しながら延在していない場合に比べて、水平方向において空気に触れる距離が短くなる。これにより、筐体1に空気が送り込まれるときの空気と羽板11cとの接触抵抗を低減することができる。
図7に示すように、本実施の形態のファンコンベクタ10において、羽板11cは、前面給気口11aから背面部14側に向かって上下方向の厚みが厚くなるテーパ形状11c1を有している。このため、羽板11cの開口面積を大きくすることができる。これにより、空気を前面給気口11aから筐体1に送り込むことが容易である。よって、ファンコンベクタ10が設置された室内の空気の流れをよりスムーズにすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 筐体、1a 筐体本体部、1a1 本体接続部、1b 筐体前面部、1b1 前面接続部、2 熱交換器、3 送風ファン、3a モータ、4 制御部、5 温水配管、5a 第1の温水配管、5b 第2の温水配管、6 風向板、7 フィルタ、10 ファンコンベクタ、11 前面部、11a 前面給気口、11b 吹出口、11c 羽板、11c1 テーパ形状、12 上面部、12a 上面給気口、13 側面部、13a 側面給気口、13f 第1の側面部、13s 第2の側面部、14 背面部、15 底面部、20 室内、F 流路、P1 フィルタの前方に配置された部分、P2 前面部から同じ距離に配置された部分、PF 前端位置、S 空間、TS,TU テーパ部。

Claims (8)

  1. 筐体の内部に配置された熱交換器と、前記熱交換器により熱交換された温風を前記筐体の外部へ送出する送風ファンとを含むファンコンベクタであって、
    前記筐体は、
    前面部と、
    前記前面部の上方側に配置された上面部と、
    前記前面部の側方側に配置された側面部とを含み、
    前記筐体は、前記前面部に設けられた前面給気口と、前記上面部に設けられた上面給気口および前記側面部に設けられた側面給気口の少なくともいずれかとを有する、ファンコンベクタ。
  2. 前記筐体の内部に配置されたフィルタをさらに備え、
    前記筐体は、
    前記フィルタと、前記熱交換器と、前記送風ファンとを収容する筐体本体部と、
    前記筐体本体部の前方に配置され、かつ前記前面給気口を有する筐体前面部とを含み、
    前記フィルタは、空間を介して前記筐体前面部と向かい合うように配置されており、
    前記前面給気口と、前記上面給気口および前記側面給気口の少なくともいずれかとは、前記フィルタと前記筐体前面部との間の前記空間に通じている、請求項1に記載のファンコンベクタ。
  3. 前記上面給気口および前記側面給気口の少なくともいずれかは、前記フィルタの前端位置よりも前方側に配置された部分を有している、請求項2に記載のファンコンベクタ。
  4. 前記筐体前面部は、前記前面給気口の下端に接続され、かつ前記筐体本体部に向かって延在する前面接続部を有し、
    前記筐体本体部は、前記前面接続部に接続された本体接続部を有し、前記前面接続部の上面と前記本体接続部の上面とが面一となっている、請求項2または3に記載のファンコンベクタ。
  5. 前記筐体本体部は、前記側方に向かって前記筐体前面部との距離が大きくなるように傾斜したテーパ部を側部に有している、請求項2〜4のいずれか1項に記載のファンコンベクタ。
  6. 前記筐体は、前記上面給気口と前記側面給気口との双方を有し、
    前記上面給気口と、前記側面給気口とは、前記前面部から同じ距離に配置された部分を有している、請求項1〜5のいずれか1項に記載のファンコンベクタ。
  7. 前記筐体は、前記前面部に対向する背面部を含み、
    前記筐体は、前記前面部側から前記背面部側に向かって延在する羽板を含み、
    前記羽板は、前記前面給気口から前記背面部側に向かって厚みを維持しながら延在している、請求項1〜6のいずれか1項に記載のファンコンベクタ。
  8. 前記筐体は、前記前面部に対向する背面部を含み、
    前記筐体は、前記前面部側から前記背面部側に向かって延在する羽板を含み、
    前記羽板は、前記前面給気口から前記背面部側に向かって上下方向の厚みが厚くなるテーパ形状を有している、請求項1〜6のいずれか1項に記載のファンコンベクタ。
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