JP2016094633A - 鋼構造物の防食構造の形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鋼構造物と犠牲陽極材との間の保水状態を長期間維持して鋼構造物を長期的に防食する。
【解決手段】一部が下地2中に埋設される鋼構造物1の防食構造の形成方法であって、前記鋼構造物1の埋設部分直上の地際部の外周面に、水を吸収させた膨潤ゴムからなる保水材10を介して鋼よりも腐食電位が卑な犠牲陽極材11を設置するとともに、前記保水材10の上面に水を溜める貯水部12を形成し、さらに前記犠牲陽極材11と鋼構造物1とを導通可能に接続する。
【選択図】 図1A

Description

本発明は、土壌、コンクリート、アスファルト、鋼以外の金属等の下地に設置された鋼構造物の防食構造に関する。
地面に設置されるガードレール、標識柱、柵等の鋼構造物や、地下埋設されるマンホール等の鋼構造物では、鋼構造物の埋設部分がカソードとなり、露出部分のうちの埋設部分直上の地際部がアノードとなってマクロセル腐食が生じる。かかる鋼構造物のマクロセル腐食に対しては、鋼構造物よりも腐食電位の卑な材料からなる防食具を地際部に取り付け、その防食具を犠牲陽極として犠牲腐食させる方法が知られている。(特許文献1〜3参照)。
特許文献1においては、鉄筋コンクリート構造物を貫通する地下埋設配管(鉄製)に対し、コンクリート壁面に亜鉛陽極シートを取付け、この亜鉛陽極シートを配管に導通させてマクロセル腐食を防止する技術が開示されている。
また、特許文献2、3においては、鋼材製施設体の外周に取り付けるリング形防食具として、亜鉛系、アルミニウム系、マグネシウム系等の金属製で、2個1対の半円形のリング半体が記載されている。2個のリング半体は、施設体の周りに向かい合わせに配置してリング状に組み合わせ、突き合わせ部をネジやピンで締結し、リングの外周からボルトまたは楔を用いて施設体に接続固定される。そして、特許文献2では、リングの内周面から接触片を突出させて施設体に接触させることにより、施設体とリングとの通電状体を確保している。また、特許文献3では、施設と分割リングとの間に吸水性の充填材を入れてリングと設置面とを確実に接触させ、通電状態を確保している。前記吸水性充填材としてモルタル、コンクリート、ベントナイト等のバックフィル材、金属繊維、吸水性樹脂が開示され、吸水性樹脂としてスポンジなどの連続気泡性発泡合成樹脂が好ましいとされている。
特開平11−209885号公報 特開2002−227149号公報(請求項1) 特開2002−226983号公報(請求項8、9、[0015])
スポンジ等の発泡合成樹脂は容易に多量の水を吸収するが、吸収した水の蒸発も容易であるため、長期的に保水状態を維持することが困難である。このため、長期的な防食が困難であった。
本発明は、上述した技術背景に鑑み、鋼構造物と犠牲陽極材との間の保水状態を長期間維持することで長期的に防食できる構造物の防食構造の形成方法およびその関連技術の提供を目的とする。
即ち、本発明は下記[1]〜[6]に記載の構成を有する。
[1]一部が下地中に埋設される鋼構造物の防食構造の形成方法であって、
前記鋼構造物の埋設部分直上の地際部の外周面に、水を吸収させた膨潤ゴムからなる保水材を介して鋼よりも腐食電位が卑な犠牲陽極材を設置するとともに、前記保水材の上面に水を溜める貯水部を形成し、さらに前記犠牲陽極材と鋼構造物とを導通可能に接続することを特徴とする鋼構造物の防食構造の形成方法。
[2]前記保水材に水とともに電解質を吸収させる前項1に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法。
[3]前記電解質が塩化ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、硫酸マグネシウムのうちから選ばれる1種以上である前項2に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法。
[4]前記犠牲陽極材が亜鉛合金またはアルミニウム合金である前項1〜3のうちのいずれか1項に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法。
[5]前記犠牲陽極材がZn、Inのうちの少なくとも一方を含有するアルミニウム合金である前項4に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法。
[6]一部が下地中に埋設される鋼構造物の防食構造であって、
前記鋼構造物の埋設部分直上の地際部の外周面に、水を吸収させた膨潤ゴムからなる保水材を介して鋼よりも腐食電位が卑な犠牲陽極材が設置されるとともに、前記保水材の上面に水を溜める貯水部が形成され、さらに前記犠牲陽極材と鋼構造物とが導通可能に接続されていることを特徴とする鋼構造物の防食構造。
上記[1]に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法によれば、鋼構造物と犠牲陽極材との間に介在する保水材が水を吸収させた保水性の高い膨潤ゴムで構成されているから、長期的に導通が維持されて犠牲陽極材による防食が可能である。さらに、前記保水材の上面に形成された貯水部に雨水を溜めることができるので、滞水時は保水材表面からの水の蒸発を防ぐとともに、保水材に水を補給することができる。この蒸発抑制と水の補給により、保水状態が長期に維持されて長期的に防食できる。
[2]に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法によれば、電解質によって保水材の導通性が高くなり、防食効果が向上する。
[3]に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法によれば、特に保水材の導通性を高めることができる。
[4]に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法によれば、亜鉛合金またはアルミニウム合金の犠牲腐食による防食効果が得られる。
[5]に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法によれば、Znおよび/またはInを含むアルミニウム合金が全面腐食することで長期的に安定した犠牲陽極として作用し、特に長期的な防食が可能である。
上記[6]に記載の鋼構造物の防食構造によれば、鋼構造物と犠牲陽極材との間に介在する保水材が水を吸収させた保水性の高い膨潤ゴムで構成されているから、長期的に導通が維持されて犠牲陽極材による防食が可能である。さらに、前期保水材の上面に形成された貯水部に雨水を溜めることができるので、滞水時は保水材表面からの水の蒸発を防ぐとともに、保水材に水を補給することができる。この蒸発抑制と水の補給により、保水状態が長期に維持されて長期的に防食できる。
本発明により形成した防食構造の一実施形態の部分断面図であり、貯水部に滞水している状態を示している。 図1Aの防食構造において、貯水部が空になった乾燥状態を示している。 本発明の他の実施形態の防食構造の部分断面図である。
図1Aおよび図1Bは本発明の方法により形成した鋼構造物の防食構造の一実施形態の部分断面を示している。これらの図において、鋼部材1は、下部がコンクリート2中に埋設され、上部は大気中に露出している。前記鋼部材1およびコンクリート2は、本発明における鋼構造物および下地に対応する。
前記鋼部材1の埋設部分直上の地際部の外周面の全体に、保水材10を介して犠牲陽極材11が配置されている。前記保水材10および犠牲陽極材11は下方部がコンクリート2中に埋設され、コンクリート2によって鋼部材1に押し付けられた状態で鋼部材1の周りに固定されている。
前記犠牲陽極材11は保水材10よりも上下方向に長く、その上側部分11aは保水材10の上面10aから突出している。そして、犠牲陽極材11の上側部分11aが堰となり、上側部分11a、保水材10の上面10aおよび鋼部材1の外周面1aによって形成される空間が貯水部12として利用される。前記貯水部12は保水材10上に形成され、上面が開放された空間である。
前記鋼部材1と犠牲陽極材11とはリード線等の接続部材13によって導通可能に接続されている。接続ははんだ付やリベット止め等の周知の手段で行う。
前記保水材10は水を吸収させた膨潤ゴムで構成されている。ゴムの分子構造は網目構造であり、網目の交差点である架橋点で拘束されているが、網目全体が動くことによって弾性を発現する。ゴムの種類によっては網目内に液体が入り込み、入り込んだ液体が網目を拡げて膨潤するものがある。このような膨潤特性を有するゴムは膨潤ゴムと称され、本発明の防食構造において保水材10として用いることができる。膨潤ゴムの網目構造は分子構造によるものであるから、その網目サイズはスポンジのような発泡樹脂の連続気泡よりも遙かに小さい。従って、膨潤ゴムは発泡樹脂のように急速かつ容易に吸水することはないが、一旦網目内に入り込んだ水は容易に蒸発しないので、スポンジよりも遙かに長期的に保水して導通を維持できる。
保水材10として上述した膨潤ゴムを用い網目内に保水させることにより、保水材10は導体となる。また、ゴムの弾力性により、鋼部材1および犠牲腐食材11に対する密着性が高まることで導通をより確かなものとすることができる。前記膨潤ゴムは、1種のゴムであっても良いし、複数のゴムを混合した複合膨潤ゴムであっても良い。水膨張性ポリウレタンゴムやビニルアルコール/アクリル酸塩共重合体は高い保水性を有しており、これらのゴムは保水材10の材料として好適に使用できる。また、クロロプレンゴムを主成分とし、クロロプレンゴムを膨潤させるために吸水性材料を加えた複合膨潤ゴムを使用することも好ましい。吸水性材料としては、非イオン性親水基のみを含む構造を有し、後述する電解液も吸収可能な吸水性ウレタンゴムが好ましい。吸収した水は親和力のある構造の周囲に水素結合で保持されることが好ましく、これにより高い保水性を有することが可能となる。吸水性材料を加えた複合膨潤ゴムは、吸水性が高く、かつ吸収させた水が水素結合で保持されるので高い保水性を有する。また、主成分のゴムには天然ゴム、液状ゴム、合成ゴム等を用いることも可能である。
膨潤ゴムの保水性は、膨潤ゴムに一定時間吸水させ、その後一定期間大気に曝し、この大気暴露後に防食電流が流れるか否かを目安として評価することができる。本発明においては、20日間吸水させて、60日後に防食電流が流れる膨潤ゴムを保水材10の材料として推奨する。水を補給することなく60日後に防食電流が流れる膨潤ゴムは保水性が高いと評価することができる。
前記膨潤ゴムは高い保水性を有しているといえども、長期間大気に曝されていると網目内の水は僅かずつ蒸発して保水量が減少する。本発明の防食構造は、保水材10の上面10aに貯水部12を設けて水Wを溜める構造である。前記貯水部12に滞水していると、保水材10の上面10aが水Wに覆われているので保水材10表面からの水の蒸発を防ぐことができ、かつ保水材10に水Wを補給することができる。この蒸発抑制と水の補給により、保水状態が長期に維持されて長期的に防食できる。水Wは雨水(雪を含む)を利用することができる。前記貯水部12は鋼部材1の周りに形成されているので、どの方向からの雨水も受け入れることができ、受け入れた雨水を全周に均等に行き渡らせることができる。
図1Aは前記貯水部12に滞水している状態である。水Wは保水材10よりも導通性が高いので、腐食電流Cは優先的に貯水部12内の水W中を流れる。防食回路は、鋼部材1−接続部材13−犠牲陽極材11−貯水部12(水W)−鋼部材1となる。図1Bは前記貯水部12に水の無い乾燥状態である。前記貯水部12内の滞水が蒸発しあるいは保水材10に吸収されて滞水が消費されると、図1Bの乾燥状態となる。前記貯水部12に滞水が無くても保水材10が保水しているので腐食電流Cは保水材10中を流れ、犠牲腐食による防食が行われる。防食回路は、鋼部材1−接続部材13−犠牲陽極材11−保水材10−鋼部材1となる。膨潤ゴムからの水の蒸発は極めて遅いので、時折降雨がある気象下では、図1Aの滞水状態と図1Bの乾燥状態とが繰り返されて、鋼部材1は長期に防食される。
上述したように、保水材10を構成する膨潤ゴムは吸水によって導通性を得ることができるが、電解質を加えた電解液を吸水させることでさらに高い導通性を得て防食効果を向上させることができえる。電解質は、塩化ナトリウム(NaCl)、亜硝酸ナトリウム(NaNO)、硫酸マグネシウム(MgSO)のうちから選ばれる1種が好ましい。これらの電解質のうちでも、鋼部材1を腐食させない亜硝酸ナトリウムが特に好ましい。また、電解液の電解質濃度は0.1〜15%が好ましく、特に0.5〜6%の範囲が好ましい。
前記犠牲陽極材11は鋼部材1よりも腐食電位が卑であることが条件であり、早期に自己腐食し穴が明くことで貯水部12を失わないような材料が好ましい。かかる観点より、亜鉛合金またはアルミニウム合金を好適に用いることができる。特に、Zn、Inのうちの少なくとも一方を含有するアルミニウム合金が好ましい。Znおよび/またはInを含むアルミニウム合金は腐食形態が全面腐食となり、亜鉛合金よりも長期的に安定した犠牲陽極として作用する。アルミニウム合金中のZn濃度は0.5〜20質量%が好ましく、In濃度は0.01〜1質量%が好ましい。両元素ともに、下限値未満では犠牲腐食効果が少なく、上限値を超えると早期に腐食し易くなって長期防食が困難になる。特に好ましいZn濃度は0.5〜10質量%であり、特に好ましいIn濃度は0.05〜0.5質量%である。
本発明において、貯水部は図1Aに示した犠牲陽極材11の上側部分11aを堰として利用した形状に限定されない。他の形状として図2の貯水部22を例示できる。前記貯水部22は保水材20の上面20aが鋼部材1側で低くなるように傾斜しており、鋼部材1の外周面1aと保水材20の上面20aとによって形成されている。図2の犠牲陽極材21は保水材20の外周側と同じ高さであるが、保水材20よりも高くして上部側を堰として利用することもできる。
また、図示例の防食構造は保水材10、20および犠牲陽極材11、21の下方部をコンクリート2中に埋設しているが、本発明はこのような設置形態に限定されない。保水材10、20および犠牲陽極材11、21の全体をコンクリート2上に設置することもできる。
[実施例]
図1Aおよび図1Bに参照される、コンクリート2に埋設された鋼部材1の防食構造を構築した。
鋼部材1は外径500mmの円柱である。保水材10は内径500mm、外径505mmの半円筒体であり、材料の膨潤ゴムは吸水性ウレタンゴムである。前記保水材10は、防食構造の構築に先立って、1%の亜硝酸ナトリウムを含む電解液中に20日間浸漬して膨潤させた。犠牲陽極材11は、厚み1mm、高さ300mmの2個の半円筒体である。防食構造の構築時に保水材10、及び犠牲陽極材は、周方向に連結して円筒体に組み立てた。前記犠牲陽極材11の組み立ては保水材10を鋼部材1に押し付けるようにして行うので、鋼部材1と保水材10、保水材10と犠牲陽極材11は隙間無く接触している。また、前記犠牲陽極材11の上側部分11aが保水材10の上面10aから突出し、保水材10の上面10aに貯水部12が形成されている。前記鋼部材1と犠牲陽極材11とは接続部材13によって接続されている。
上記の防食構造を構築し、貯水部12に給水することなく60日経過した後、保水材10(膨潤ゴム)の防食電流を測定したところ、0.2μAであった。即ち、20日間吸水させた保水材10は水の補給なしで60日後も鋼部材1に対する防食機能を有することを確認した。また、鋼部材1に腐食は発生しなかった。
[比較例]
実施例の防食構造において、保水材10の膨潤ゴムをスポンジ(連続気泡性発泡合成樹脂)に変更したことを除き、実施例と同様にして防食構造を構築した。構築後水を補給することなく60日経過した後にスポンジの防食電流を測定したところ、電流は流れておらず、鋼部材1に腐食が発生した。
本発明の方法により形成した鋼構造物の防食構造は、鋼部材と犠牲陽極材との間に保水性の高い膨潤ゴムで構成された保水材を配置した構造であるから、鋼構造物の長期的な防食に利用できる。
1…鋼部材(鋼構造物)
2…コンクリート(下地)
10、20…保水材
11、21…犠牲陽極材
12、22…貯水部
13…接続部材
W…水

Claims (6)

  1. 一部が下地中に埋設される鋼構造物の防食構造の形成方法であって、
    前記鋼構造物の埋設部分直上の地際部の外周面に、水を吸収させた膨潤ゴムからなる保水材を介して鋼よりも腐食電位が卑な犠牲陽極材を設置するとともに、前記保水材の上面に水を溜める貯水部を形成し、さらに前記犠牲陽極材と鋼構造物とを導通可能に接続することを特徴とする鋼構造物の防食構造の形成方法。
  2. 前記保水材に水とともに電解質を吸収させる請求項1に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法。
  3. 前記電解質が塩化ナトリウム、亜硝酸ナトリウム、硫酸マグネシウムのうちから選ばれる1種以上である請求項2に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法。
  4. 前記犠牲陽極材が亜鉛合金またはアルミニウム合金である請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法。
  5. 前記犠牲陽極材がZn、Inのうちの少なくとも一方を含有するアルミニウム合金である請求項4に記載の鋼構造物の防食構造の形成方法。
  6. 一部が下地中に埋設される鋼構造物の防食構造であって、
    前記鋼構造物の埋設部分直上の地際部の外周面に、水を吸収させた膨潤ゴムからなる保水材を介して鋼よりも腐食電位が卑な犠牲陽極材が設置されるとともに、前記保水材の上面に水を溜める貯水部が形成され、さらに前記犠牲陽極材と鋼構造物とが導通可能に接続されていることを特徴とする鋼構造物の防食構造。
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