JP2016092171A - はんだ付けによる接合方法 - Google Patents

はんだ付けによる接合方法 Download PDF

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潤 武藤
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Abstract

【課題】めっき層を除去せずに、ウィスカの発生を抑制する技術を提供する。
【解決手段】基板10に、樹脂部11と、端子14とを有する電子部品を、はんだ付けによって接合する。樹脂部11は、電子部品の素子等を包含し、端子14は、樹脂部11に包含されている素子等に接続されている。端子14の表面には、Sn系のめっき層16が形成されていて、端子14の表面全体を覆っている。はんだは、端子14の下端部に供給され溶融すると、はんだのSnがめっき層16に拡散することによって、はんだとめっき層16とが接合された接合部22が形成される。なお、接合部22よりも上方は、はんだに接触しておらず、めっき層16が残っている。また、はんだが溶融すると、はんだに含まれるフラックスが、端子14の表面を這い上がる。このため、はんだが凝固した後では、接合部22の上方に位置するめっき層16の表面は、全域に亘ってフラックス18に覆われる。
【選択図】図2

Description

本発明は、めっき層を有する部材をはんだ付けによって接合する方法に関する。
特許文献1に、はんだ付けを利用した電子部品の製造方法が開示されている。この製造方法では、基板と端子とをはんだ付けによって接合する。端子には、Sn(即ちスズ)系のめっき層が形成されている。この製造方法では、はんだ付けによって端子を基板に接合した後、はんだと接触していないめっき層を冷却することによって、めっき層に含まれるβSn相の少なくとも一部をαSn相に相移転させる。そして、αSn相に移転されためっき層を除去する。これにより、ウィスカの発生箇所が除去される。
特開2009−283622号公報
上記の技術では、めっき層を相移転させ、相移転済みのめっき層を除去しなければならない。
本明細書では、めっき層を除去せずに、ウィスカの発生を抑制する技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、第1部材と、めっき層を有する第2部材と、をめっき層の腐食を促進するフラックスを含有するはんだを用いて接合する工程を有し、接合後に、はんだに接触していないめっき層表面の全域がめっき層の腐食を促進するフラックスに覆われる、接合方法である。
発明者は、めっき層が腐食されれば、めっき層に発生するウィスカが抑制されることを発見した。上記の構成によれば、はんだに含まれるフラックスによって、めっき層の腐食が促進される。これにより、めっき層を除去せずに、ウィスカが発生することを抑制することができる。
基板と電子部品との接着箇所にはんだが配置されている状態の概略縦断面図を示す。 基板と電子部品とがはんだ付けによって接合されている状態の概略縦断面図を示す。
図面を参照して、はんだ付けによる接合方法を説明する。本実施形態では、図2に示すように、電子回路の基板10に、素子、コネクタターミナル等の電子部品12を、はんだ付けによって接合する。電子部品12は、樹脂部11と、端子14と、を有する。樹脂部11は、電子部品12の素子等を包含する。端子14は、樹脂部11に包含されている素子等に接続されている。端子14は、銅合金等の導電材料で作製されている。端子14の表面には、鉛フリー材料であるSn(即ちスズ)系のめっき層16が形成されている。めっき層16は、端子14の表面全体を覆っている。めっき層16は、純Snであってもよいし、Sn−Cu、Sn−Bi等の合金であってもよい。めっき層16の厚さは、5〜15μm程度である。
図1に示すように、基板10と電子部品12とを接合する接合方法では、まず、フラックスを含有するはんだ20を、基板10上に供給する。次いで、基板10上に、電子部品12の端子14を配置して加熱し、はんだ20を溶融させる。このとき、端子14を、基板10の表面に当接させる。なお、基板10に孔が形成されており、当該孔に端子14を挿入してもよい。
はんだ20は、Sn系の材料であり、例えば、純Sn、あるいは、Sn−Cu、Sn−Bi等の合金である。はんだ20は、フラックスを含有する。フラックスは、めっき層16及びはんだ20に含有されるSnが腐食して、SnO、あるいは、SnO(即ち酸化スズ)が形成されることを促進する。具体的には、フラックスは、Snの腐食を促進する活性作用を有するハロゲン、有機酸等を含む。はんだ20は、端子14の下端部に供給される。はんだ20が溶融すると、はんだ20のSnがめっき層16に拡散することによって、はんだ20とめっき層16とが接合された接合部22が形成される。なお、接合部22よりも上方は、はんだ20に接触しておらず、めっき層16が残っている。また、はんだ20が溶融すると、はんだ20に含まれるフラックスが、端子14の表面を這い上がる。このため、はんだ20が凝固した後では、接合部22の上方に位置するめっき層16の表面は、全域に亘ってフラックス18に覆われる。フラックス18の厚さは、平均5μm以上である。なお、領域ARのフラックスの残留量が少ない場合には、はんだ付け後に、さらにフラックスを塗布してもよい。
上記の構成では、接合部22の上部に残留しているフラックス18によって、めっき層16の(即ちSn)の腐食が促進される。この結果、めっき層16のSnにウィスカが発生する前に、Snを腐食させることができる。この結果、ウィスカの発生を抑制することができる。特に、Snの厚さが薄いめっき層16では、厚い接合部22と比較して、ウィスカが発生しやすい。上記の構成によれば、はんだ20は、フラックス18がめっき層16の表面全域を覆っているために、フラックス18によって、めっき層16の腐食が促進され、ウィスカの発生が適切に抑制される。この構成によれば、はんだ付け後にめっき層16を除去せずに、ウィスカの発生を抑制することができる。なお、厚い接合部22は、フラックスによって覆われていてもよいし、覆われていなくてよい。
また、Snの腐食を促進させるために、はんだ付け後の基板10を、Snの酸化を促進する雰囲気(例えば高温かつ高湿な雰囲気、結露が発生する雰囲気)に配置してもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:基板、12:電子部品、14:端子、16:めっき層、18:フラックス、22:接合部

Claims (1)

  1. 第1部材と、めっき層を有する第2部材と、を前記めっき層の腐食を促進するフラックスを含有するはんだを用いて接合する工程を有し、
    接合後に、前記はんだに接触していない前記めっき層表面の全域が前記めっき層の腐食を促進するフラックスに覆われる、接合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102017109178A1 (de) 2016-04-29 2017-11-02 Denso Corporation Drehende elektrische Maschine mit eingebautem Steuerungsgerät

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