JP2016092024A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】第1発熱体を冷却器の第1面で冷却するとともに第2発熱体を冷却器の第2面で冷却しつつも、第1基板及び第2基板に対しての入力電源を共通化させること。【解決手段】第1バスバー41は、第1プラス側接続部11bと第2プラス側接続部12bとを電気接続する。第2バスバー42は、第1マイナス側接続部11cと第2マイナス側接続部12cとを電気接続する。第1バスバー41と第2バスバー42とは樹脂部43によって絶縁されている。【選択図】図7
Description
本発明は、電子機器に関する。
ハイブリッド自動車、電気自動車、及び燃料電池を搭載した燃料電池車等は、入力電源からの直流電圧を交流電圧に変換し、変換された交流電圧によりモータを駆動することによって動力を得ている。よって、このような車両においては、直流電圧を交流電圧に変換する電子機器であるインバータ装置(電力変換装置)が搭載されている。インバータ装置は、通電に伴い発熱する半導体素子等の発熱体を含んでいる。発熱体は冷却器によって冷却される。
特許文献1には、冷却器の第1面である上面に電動機用インバータ半導体モジュールと、発電機用インバータモジュールとが発熱体として搭載され、これら半導体モジュールの上部には、これら半導体モジュールを駆動制御するインバータ用制御基板と、さらにその上部には平滑コンデンサが搭載されている。また、冷却器の第2面である下面にコンバータ用半導体モジュールと、リアクトルとが発熱体として搭載され、コンバータ用半導体モジュールの下部にはコンバータ用制御基板と、平滑コンデンサとが搭載されている。このため、2次電圧バスバーによって、冷却器の下面のコンバータ用半導体モジュールの出力端子と冷却器の上面の平滑コンデンサの端子を接続することができる。
しかし、特許文献1の構成では、冷却器の下面にコンバータ用半導体モジュールを搭載しつつ、冷却器の上面に電動機用インバータ半導体モジュールと発電機用インバータモジュールとを搭載する構成であるため、冷却器の上面の半導体モジュールの入力端子と冷却器の下面の半導体モジュールの入力端子とを共通化することができない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、第1発熱体を冷却器の第1面で冷却するとともに第2発熱体を冷却器の第2面で冷却しつつも、第1基板及び第2基板に対しての入力電源を共通化させることができる電子機器を提供することにある。
上記課題を解決する電子機器は、第1発熱体を有する第1基板と、第2発熱体を有する第2基板と、第1基板が搭載されて前記第1発熱体と熱的に結合される第1面、及び前記第1面とは反対側に位置するとともに前記第2基板が搭載されて前記第2発熱体と熱的に結合される第2面を有する冷却器と、を備える電子機器であって、前記第1基板は、入力電源のプラス側に電気接続される第1プラス側接続部と、前記入力電源のマイナス側に電気接続される第1マイナス側接続部とを有し、前記第2基板は、前記入力電源のプラス側に電気接続される第2プラス側接続部と、前記入力電源のマイナス側に電気接続される第2マイナス側接続部とを有し、前記第1面に対する前記第1プラス側接続部及び前記第1マイナス側接続部の相対位置関係と、前記第2面に対する前記第2プラス側接続部及び前記第2マイナス側接続部の相対位置関係とが同じであり、前記第1プラス側接続部と前記第2プラス側接続部とを電気接続する第1バスバーと、前記第1マイナス側接続部と前記第2マイナス側接続部とを電気接続する第2バスバーと、前記第1バスバーと前記第2バスバーとを絶縁する絶縁層とを備えた。
これによれば、入力電源のプラス側から流れる電流が第1バスバーに流れると、第1バスバーを介して第1プラス側接続部及び第2プラス側接続部にそれぞれ流れる。第1プラス側接続部及び第2プラス側接続部に流れた電流は、第1基板及び第2基板からそれぞれの負荷に供給されるとともに、第1マイナス側接続部及び第2マイナス側接続部から第2バスバーに流れ、入力電源のマイナス側に還流する。このとき、第1バスバーと第2バスバーとは絶縁層により絶縁されているため、第1バスバーと第2バスバーとが短絡してしまうことが抑制されている。よって、第1発熱体を冷却器の第1面で冷却するとともに及び第2発熱体を冷却器の第2面で冷却しつつも、第1基板及び第2基板に対しての入力電源を共通化させることができる。
上記電子機器において、前記第1バスバーと前記第2バスバーとは、前記絶縁層である樹脂部によって一体化されていることが好ましい。
これによれば、第1バスバーと第2バスバーとが樹脂部と一体化されておらず、それぞれが別体である場合に比べると、組み付け性を向上させることができる。また、第1バスバーと第2バスバーとが、例えば、空気層によって絶縁されている場合に比べると、第1バスバーと第2バスバーとの絶縁性を確保し易くすることができる。
これによれば、第1バスバーと第2バスバーとが樹脂部と一体化されておらず、それぞれが別体である場合に比べると、組み付け性を向上させることができる。また、第1バスバーと第2バスバーとが、例えば、空気層によって絶縁されている場合に比べると、第1バスバーと第2バスバーとの絶縁性を確保し易くすることができる。
上記電子機器において、前記第1基板を収容する第1収容ケースと、前記第2基板を収容する第2収容ケースと、前記第1収容ケース内に配置され、一端が前記入力電源のプラス側及び前記第1バスバーに接続されるとともに他端が前記第1プラス側接続部に電気接続される第1接続端子と、前記第1収容ケース内に配置され、一端が前記入力電源のマイナス側及び前記第2バスバーに接続されるとともに他端が前記第1マイナス側接続部に電気接続される第2接続端子と、前記第2収容ケース内に配置され、一端が前記第1バスバーに接続されるとともに他端が前記第2プラス側接続部に電気接続される第3接続端子と、前記第2収容ケース内に配置され、一端が前記第2バスバーに接続されるとともに他端が前記第2マイナス側接続部に電気接続される第4接続端子と、を備え、前記第1バスバーは、第1螺子によって前記第1接続端子及び前記第3接続端子に締結されるとともに、前記第2バスバーは、第2螺子によって前記第2接続端子及び前記第4接続端子に締結されており、前記第1接続端子と前記第2接続端子との周囲、及び前記第3接続端子と前記第4接続端子との周囲の少なくとも一方には、前記第1接続端子及び前記第2接続端子、又は前記第3接続端子及び前記第4接続端子を囲む囲繞壁が設けられており、前記第1螺子及び前記第2螺子の少なくとも一方は、前記囲繞壁と前記第1収容ケース又は前記第2収容ケースとで囲まれた螺子配置空間に配置されていることが好ましい。
これによれば、第1螺子又は第2螺子が落下しても、第1螺子又は第2螺子が、螺子配置空間を形成する囲繞壁、第1収容ケース又は第2収容ケースに受け止められる。よって、第1螺子又は第2螺子が第1収容ケースの内部又は第2収容ケースの内部に落下して、第1螺子又は第2螺子が取り出せなくなってしまうことを抑制することができる。
この発明によれば、第1発熱体を冷却器の第1面で冷却するとともに第2発熱体を冷却器の第2面で冷却しつつも、第1基板及び第2基板に対しての入力電源を共通化させることができる。
以下、電子機器を具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。本実施形態の電子機器は、例えば、車載用のインバータ装置である。
図1に示すように、電子機器10は、半導体素子等の第1発熱体11aを複数(図1では6個図示)有する第1基板11と、半導体素子等の第2発熱体12aを複数(図1では6個図示)有する第2基板12とを備える。また、電子機器10は、冷却器13が一体化された金属製(本実施形態ではアルミニウム製)の本体ケース14を有する。本体ケース14は、一面が開口する有底四角箱状の第1収容ケース15及び第2収容ケース16の外底面同士が対面して組み合わされてなる。第1収容ケース15及び第2収容ケース16の開口は、有蓋筒状の第1カバー17及び第2カバー18によってそれぞれ閉鎖される。
図1に示すように、電子機器10は、半導体素子等の第1発熱体11aを複数(図1では6個図示)有する第1基板11と、半導体素子等の第2発熱体12aを複数(図1では6個図示)有する第2基板12とを備える。また、電子機器10は、冷却器13が一体化された金属製(本実施形態ではアルミニウム製)の本体ケース14を有する。本体ケース14は、一面が開口する有底四角箱状の第1収容ケース15及び第2収容ケース16の外底面同士が対面して組み合わされてなる。第1収容ケース15及び第2収容ケース16の開口は、有蓋筒状の第1カバー17及び第2カバー18によってそれぞれ閉鎖される。
第1収容ケース15及び第2収容ケース16の外底面には、それぞれ凹部(図示せず)が形成されている。すなわち、第1収容ケース15及び第2収容ケース16の内部には、冷却器13を形成する膨出部15f,16fが形成されている。冷却器13は、膨出部15f,16fの内部(各凹部)同士が連通して、膨出部15f,16fによって区画される流路を有する。流路には冷却媒体(例えば水)が流れる。膨出部15fにおける第1収容ケース15の開口側の端面である冷却器13の第1面13aは平坦面状に形成されるとともに、膨出部16fにおける第2収容ケース16の開口側の端面である冷却器13の第2面13bは平坦面状に形成されている。
図2に示すように、第1カバー17には、入力電源19のプラス側に電気接続されるプラス入力端子21、及び入力電源19のマイナス側に電気接続されるマイナス入力端子22を有する入力接続部20を有する。第1カバー17の外面には、入力電源19側の外部コネクタが接続される筒状の接続筒部17fが、第1カバー17の外面に対して直交する方向に突設されている。プラス入力端子21及びマイナス入力端子22は平板状に形成されるとともに、一端が第1カバー17の内側に配置されるとともに、他端が接続筒部17fの内側に配置されている。プラス入力端子21及びマイナス入力端子22の一端部には、厚み方向に貫通する螺子挿通孔21h,22hが形成されている。
図3に示すように、第1基板11は、入力電源19のプラス側に電気接続される孔状の第1プラス側接続部11bと、入力電源19のマイナス側に電気接続される孔状の第1マイナス側接続部11cとをそれぞれ二つずつ有する。
図4に示すように、第2基板12は、入力電源19のプラス側に電気接続される孔状の第2プラス側接続部12bと、入力電源19のマイナス側に電気接続される孔状の第2マイナス側接続部12cとをそれぞれ二つずつ有する。
図5(a)に示すように、電子機器10は、バスバー部材40を備える。バスバー部材40は、プラス入力端子21に電気接続されるとともに第1プラス側接続部11bと第2プラス側接続部12bとを電気接続する第1バスバー41と、マイナス入力端子22に電気接続されるとともに第1マイナス側接続部11cと第2マイナス側接続部12cとを電気接続する第2バスバー42とを有する。そして、バスバー部材40は、第1バスバー41と第2バスバー42とが、絶縁層である樹脂部43によって一体化されて構成されている。第1バスバー41と第2バスバー42との間は、樹脂部43によって絶縁が確保されている。
図5(b)に示すように、第1バスバー41は、直線状に延びる第1端部41aと、第1端部41aから第1端部41aの延設方向に対して斜交する方向に屈曲して直線状に延びる屈曲部41bと、屈曲部41bから屈曲部41bの延設方向に対して斜交する方向に屈曲して第1端部41aの延設方向に沿って延びる第2端部41cとを有する。第2バスバー42は、直線状に延びる第1端部42aと、第1端部42aから第1端部42aの延設方向に対して斜交する方向に屈曲して直線状に延びる屈曲部42bと、屈曲部42bから屈曲部42bの延設方向に対して斜交する方向に屈曲して第1端部42aの延設方向に沿って延びる第2端部42cとを有する。
第1バスバー41の第1端部41a及び第2端部41cには螺子挿通孔411a,411cが形成されている。第2バスバー42の第1端部42a及び第2端部42cには螺子挿通孔421a,421cが形成されている。第1バスバー41の屈曲部41bと第2バスバー42の屈曲部42bとは、第1バスバー41及び第2バスバー42の厚み方向において、間隔を空けて重なり合っている。そして、各屈曲部41b,42bを被覆するように樹脂部43によってモールドされることによって、第1バスバー41と第2バスバー42とが樹脂部43を介して一体化されている。
図3に示すように、第1基板11には、略平板状の第1端子台31が組み付けられている。第1端子台31の一方の側縁寄りには、第1プラス側接続部11bに電気接続される第1接続端子31aと、第1マイナス側接続部11cに電気接続される第2接続端子31bとが設けられている。第1接続端子31aは、その一端部が各第1プラス側接続部11bに向かって第1端子台31の厚み方向に沿って延びる棒状であるとともに、他端部が、第1基板11に対して離間する方向に向かって第1端子台31の厚み方向に延びる板状になっている。第2接続端子31bは、その一端部が各第1マイナス側接続部11cに向かって第1端子台31の厚み方向に沿って延びる棒状であるとともに、他端部が、第1基板11に対して離間する方向に向かって第1端子台31の厚み方向に延びる板状になっている。
第1接続端子31aの他端部には、螺子挿通孔311aが形成されている。第2接続端子31bの他端部には、螺子挿通孔311bが形成されている。第1端子台31の一方の側縁には、第1接続端子31aの他端部と第2接続端子31bの他端部とを区画する区画壁31cが第1端子台31の厚み方向に立設されている。区画壁31cにより、第1接続端子31aと第2接続端子31bとの絶縁が確保されている。
図4に示すように、第2基板12には、略平板状の第2端子台32が組み付けられている。第2端子台32の一方の側縁寄りには、第2プラス側接続部12bに電気接続される第3接続端子32aと、第2マイナス側接続部12cに電気接続される第4接続端子32bとが設けられている。第3接続端子32aは、その一端部が各第2プラス側接続部12bに向かって第2端子台32の厚み方向に沿って延びる棒状であるとともに、他端部が、第2基板12に対して離間する方向に向かって第2端子台32の厚み方向に延びる板状になっている。第4接続端子32bは、その一端部が各第2マイナス側接続部12cに向かって第2端子台32の厚み方向に沿って延びる棒状であるとともに、他端部が、第2基板12に対して離間する方向に向かって第2端子台32の厚み方向に延びる板状になっている。
第3接続端子32aの他端部には、螺子挿通孔321aが形成されている。第4接続端子32bの他端部には、螺子挿通孔321bが形成されている。第2端子台32の一方の側縁には、第3接続端子32aの他端部及び第4接続端子32bの他端部を囲む囲繞壁33が立設されている。
囲繞壁33は、第3接続端子32aの他端部と第4接続端子32bの他端部とを区画するとともに第2端子台32の厚み方向に立設された区画壁33aを有する。区画壁33aにより、第3接続端子32aと第4接続端子32bとの絶縁が確保されている。また、囲繞壁33は、区画壁33aと平行に延びるとともに第3接続端子32aの他端部を挟んで区画壁33aとは反対側に立設された第1立設壁33bと、区画壁33aと平行に延びるとともに第4接続端子32bの他端部を挟んで区画壁33aとは反対側に立設された第2立設壁33cとを有する。さらに、囲繞壁33は、区画壁33aにおける螺子挿通孔321aよりも第2基板12寄りと第1立設壁33bにおける螺子挿通孔321aよりも第2基板12寄りとを接続するとともに区画壁33aの立設方向に対して直交する方向に延びる第3立設壁33dを有する。また、囲繞壁33は、区画壁33aにおける螺子挿通孔321bよりも第2基板12側寄りと第2立設壁33cにおける螺子挿通孔321bよりも第2基板12寄りとを接続するとともに区画壁33aの立設方向に対して直交する方向に延びる第4立設壁33eを有する。
図1に示すように、第2収容ケース16の一方の側壁には、組付け作業用穴16aが形成されている。第2端子台32が、第2収容ケース16内に収容された状態では、区画壁33a、第1立設壁33b、第3立設壁33d及び第2収容ケース16の底面とで囲まれる螺子配置空間34が区画形成される。さらに、第2端子台32が、第2収容ケース16内に収容された状態では、区画壁33a、第2立設壁33c、第4立設壁33e及び第2収容ケース16の底面とで囲まれる螺子配置空間35が区画形成される。各螺子配置空間34,35は、組付け作業用穴16aに臨んでおり、各螺子挿通孔321a,321bは、組付け作業用穴16aに臨んでいる。
図6(a)に示すように、第1収容ケース15の底部における第1収容ケース15の一方の側壁寄りには、貫通孔15hが形成されている。図6(b)に示すように、第2収容ケース16の底部における第2収容ケース16の一方の側壁寄りには、貫通孔16hが形成されている。第1収容ケース15と第2収容ケース16とが組み合わされた状態において、各貫通孔15h,16hは互いに連通している。各貫通孔15h,16hは、第1バスバー41及び第2バスバー42が通過可能であるとともに、樹脂部43が内側に配置可能な大きさになっている。
図1に示すように、第1基板11は第1端子台31に組み付けられた状態で、第1収容ケース15内に収容されるとともに、第1端子台31を介して冷却器13の第1面13aに搭載される。第2基板12は第2端子台32に組み付けられた状態で、第2収容ケース16内に収容されるとともに、第2端子台32を介して冷却器13の第2面13bに搭載される。各第1発熱体11aは第1面13aに熱的に結合されるとともに、各第2発熱体12aは第2面13bに熱的に結合されている。
図7に示すように、第1面13aに対する第1プラス側接続部11b及び第1マイナス側接続部11cの相対位置関係と、第2面13bに対する第2プラス側接続部12b及び第2マイナス側接続部12cの相対位置関係とは同じになっている。よって、第1基板11が第1面13aに搭載されるとともに、第2基板12が第2面13bに搭載された状態では、第1プラス側接続部11bと第2プラス側接続部12bとが第1基板11及び第2基板12の厚み方向に対して斜交する位置に配置されている。同様に、第1マイナス側接続部11cと第2マイナス側接続部12cとが第1基板11及び第2基板12の厚み方向に対して斜交する位置に配置されている。
図2に示すように、第1螺子51aは、第1バスバー41の螺子挿通孔411a、プラス入力端子21の螺子挿通孔21h、及び第1接続端子31aの螺子挿通孔311aを通過して第1端子台31にねじ込められる。これにより、第1バスバー41の第1端部41aは、第1接続端子31a及びプラス入力端子21に締結される。また、第2螺子52aは、第2バスバー42の螺子挿通孔421a、マイナス入力端子22の螺子挿通孔22h、及び第2接続端子31bの螺子挿通孔311bを通過して第1端子台31にねじ込められる。これにより、第2バスバー42の第1端部42aは、第2接続端子31b及びマイナス入力端子22に締結される。
そして、第1バスバー41の第2端部41c及び第2バスバー42の第2端部42cが、第1収容ケース15の貫通孔15h及び第2収容ケース16の貫通孔16hを通過するとともに、樹脂部43が各貫通孔15h,16hの内側に配置される。すると、第1バスバー41の第2端部41c及び第2バスバー42の第2端部42cが、各螺子配置空間34,35にそれぞれ配置される。
図8に示すように、第1バスバー41の螺子挿通孔411cと第3接続端子32aの螺子挿通孔321aとが重なっているとともに、第2バスバー42の螺子挿通孔421cと第4接続端子32bの螺子挿通孔321bとが重なっている。そして、第1螺子51bは、組付け作業用穴16a、第1バスバー41の螺子挿通孔411c、及び第3接続端子32aの螺子挿通孔321aを通過して第2端子台32にねじ込められる。これにより、第1バスバー41の第2端部41cは、第3接続端子32aに締結される。また、第2螺子52bは、組付け作業用穴16a、第2バスバー42の螺子挿通孔421c、及び第4接続端子32bの螺子挿通孔321bを通過して第2端子台32にねじ込められる。これにより、第2バスバー42の第2端部42cは、第4接続端子32bに締結される。そして、第1螺子51b及び第2螺子52bは、各螺子配置空間34,35に配置されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
各第1発熱体11aは、冷却器13の第1面13aに熱的に結合されるとともに、各第2発熱体12aは冷却器13の第2面13bに熱的に結合されている。よって、各第1発熱体11a及び各第2発熱体12aは、冷却器13によって冷却される。
各第1発熱体11aは、冷却器13の第1面13aに熱的に結合されるとともに、各第2発熱体12aは冷却器13の第2面13bに熱的に結合されている。よって、各第1発熱体11a及び各第2発熱体12aは、冷却器13によって冷却される。
入力電源19のプラス側から流れる電流は、入力接続部20のプラス入力端子21を介して第1バスバー41に流れる。第1バスバー41に流れた電流は、第1接続端子31aを介して第1プラス側接続部11bに流れるとともに、第3接続端子32aを介して第2プラス側接続部12bに流れる。第1プラス側接続部11b及び第2プラス側接続部12bに流れた電流は、第1基板11及び第2基板12からそれぞれの負荷に供給されるとともに、第1マイナス側接続部11c及び第2マイナス側接続部12cから第2接続端子31b及び第4接続端子32bを介して第2バスバー42に流れる。そして、第2バスバー42に流れた電流は、入力接続部20のマイナス入力端子22を介して入力電源19のマイナス側に還流する。このとき、第1バスバー41と第2バスバー42とは樹脂部43により絶縁されているため、第1バスバー41と第2バスバー42とが短絡してしまうことが抑制されている。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)第1バスバー41は、第1プラス側接続部11bと第2プラス側接続部12bとを電気接続する。第2バスバー42は、第1マイナス側接続部11cと第2マイナス側接続部12cとを電気接続する。第1バスバー41と第2バスバー42とは樹脂部43によって絶縁されている。ここで、冷却器13の第1面13aに対する第1プラス側接続部11b及び第1マイナス側接続部11cの相対位置関係と、冷却器13の第2面13bに対する第2プラス側接続部12b及び第2マイナス側接続部12cの相対位置関係とが同じである。このような場合であっても、第1発熱体11aを冷却器13の第1面13aで冷却するとともに第2発熱体12aを冷却器13の第2面13bで冷却しつつも、第1基板11及び第2基板12に対しての入力電源19を共通化させることができる。
(1)第1バスバー41は、第1プラス側接続部11bと第2プラス側接続部12bとを電気接続する。第2バスバー42は、第1マイナス側接続部11cと第2マイナス側接続部12cとを電気接続する。第1バスバー41と第2バスバー42とは樹脂部43によって絶縁されている。ここで、冷却器13の第1面13aに対する第1プラス側接続部11b及び第1マイナス側接続部11cの相対位置関係と、冷却器13の第2面13bに対する第2プラス側接続部12b及び第2マイナス側接続部12cの相対位置関係とが同じである。このような場合であっても、第1発熱体11aを冷却器13の第1面13aで冷却するとともに第2発熱体12aを冷却器13の第2面13bで冷却しつつも、第1基板11及び第2基板12に対しての入力電源19を共通化させることができる。
(2)第1バスバー41と第2バスバー42とが樹脂部43によって一体化されている。これによれば、第1バスバー41と第2バスバー42とが樹脂部43と一体化されておらず、それぞれが別体である場合に比べると、組み付け性を向上させることができる。また、第1バスバー41と第2バスバー42とが、例えば、空気層によって絶縁されている場合に比べると、第1バスバー41と第2バスバー42との絶縁性を確保し易くすることができる。
(3)第1螺子51b及び第2螺子52bは、囲繞壁33と第2収容ケース16とで囲まれた各螺子配置空間34,35に配置されている。これによれば、第1螺子51b又は第2螺子52bが落下しても、第1螺子51b又は第2螺子52bが、螺子配置空間34,35を形成する囲繞壁33及び第2収容ケース16に受け止められる。よって、第1螺子51b又は第2螺子52bが第2収容ケース16の内部に落下して、第1螺子51b又は第2螺子52bが取り出せなくなってしまうことを抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、第2端子台32に、第3接続端子32aの他端部のみを囲む囲繞壁が立設されていてもよい。
○ 実施形態において、第2端子台32に、第3接続端子32aの他端部のみを囲む囲繞壁が立設されていてもよい。
○ 実施形態において、第2端子台32に、第4接続端子32bの他端部のみを囲む囲繞壁が立設されていてもよい。
○ 実施形態において、第1端子台31に、第1接続端子31aの他端部及び第2接続端子31bの他端部を囲む囲繞壁が立設されていてもよい。
○ 実施形態において、第1端子台31に、第1接続端子31aの他端部及び第2接続端子31bの他端部を囲む囲繞壁が立設されていてもよい。
○ 実施形態において、第1バスバー41と第2バスバー42とが、例えば、絶縁層である空気層によって絶縁されていてもよい。
○ 実施形態において、第1発熱体11a又は第2発熱体12aの数は特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、第1発熱体11a又は第2発熱体12aの数は特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、第1発熱体11aの構造と第2発熱体12aの構造とが同じ構造であってもよい。この場合、例えば、同じインバータを車両に搭載する場合に好適に用いることができ、一方のインバータを燃料電池車のウォーターポンプ用インバータとするとともに他方のインバータを燃料電池車の水素ポンプ用インバータとしてもよい。よって、第1発熱体11aに用いる基板と第2発熱体12aに用いる基板とで同じ基板を使うことができ、製造コストを抑えることができる。
○ 実施形態において、冷却器13は、本体ケース14とは別部材であってもよく、例えば、本体ケース14とは別部材の冷却器13が本体ケース14の内部に収容される構成であってもよい。
○ 実施形態において、冷却媒体は、水以外のもの、例えば、冷却風であってもよい。
○ 実施形態において、電子機器10は、車載用以外のものであってもよい。
○ 実施形態において、電子機器10は、車載用以外のものであってもよい。
10…電子機器、11…第1基板、11a…第1発熱体、11b…第1プラス側接続部、11c…第1マイナス側接続部、12…第2基板、12a…第2発熱体、12b…第2プラス側接続部、12c…第2マイナス側接続部、13…冷却器、13a…第1面、13b…第2面、15…第1収容ケース、16…第2収容ケース、19…入力電源、31a…第1接続端子、31b…第2接続端子、32a…第3接続端子、32b…第4接続端子、33…囲繞壁、34,35…螺子配置空間、41…第1バスバー、42…第2バスバー、43…絶縁層である樹脂部、51a,51b…第1螺子、52a,52b…第2螺子。
Claims (3)
- 第1発熱体を有する第1基板と、第2発熱体を有する第2基板と、第1基板が搭載されて前記第1発熱体と熱的に結合される第1面、及び前記第1面とは反対側に位置するとともに前記第2基板が搭載されて前記第2発熱体と熱的に結合される第2面を有する冷却器と、を備える電子機器であって、
前記第1基板は、入力電源のプラス側に電気接続される第1プラス側接続部と、前記入力電源のマイナス側に電気接続される第1マイナス側接続部とを有し、前記第2基板は、前記入力電源のプラス側に電気接続される第2プラス側接続部と、前記入力電源のマイナス側に電気接続される第2マイナス側接続部とを有し、前記第1面に対する前記第1プラス側接続部及び前記第1マイナス側接続部の相対位置関係と、前記第2面に対する前記第2プラス側接続部及び前記第2マイナス側接続部の相対位置関係とが同じであり、
前記第1プラス側接続部と前記第2プラス側接続部とを電気接続する第1バスバーと、前記第1マイナス側接続部と前記第2マイナス側接続部とを電気接続する第2バスバーと、前記第1バスバーと前記第2バスバーとを絶縁する絶縁層とを備えたことを特徴とする電子機器。 - 前記第1バスバーと前記第2バスバーとは、前記絶縁層である樹脂部によって一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記第1基板を収容する第1収容ケースと、
前記第2基板を収容する第2収容ケースと、
前記第1収容ケース内に配置され、一端が前記入力電源のプラス側及び前記第1バスバーに接続されるとともに他端が前記第1プラス側接続部に電気接続される第1接続端子と、
前記第1収容ケース内に配置され、一端が前記入力電源のマイナス側及び前記第2バスバーに接続されるとともに他端が前記第1マイナス側接続部に電気接続される第2接続端子と、
前記第2収容ケース内に配置され、一端が前記第1バスバーに接続されるとともに他端が前記第2プラス側接続部に電気接続される第3接続端子と、
前記第2収容ケース内に配置され、一端が前記第2バスバーに接続されるとともに他端が前記第2マイナス側接続部に電気接続される第4接続端子と、を備え、
前記第1バスバーは、第1螺子によって前記第1接続端子及び前記第3接続端子に締結されるとともに、前記第2バスバーは、第2螺子によって前記第2接続端子及び前記第4接続端子に締結されており、
前記第1接続端子と前記第2接続端子との周囲、及び前記第3接続端子と前記第4接続端子との周囲の少なくとも一方には、前記第1接続端子及び前記第2接続端子、又は前記第3接続端子及び前記第4接続端子を囲む囲繞壁が設けられており、
前記第1螺子及び前記第2螺子の少なくとも一方は、前記囲繞壁と前記第1収容ケース又は前記第2収容ケースとで囲まれた螺子配置空間に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
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